モバP「絶叫するビーバーvs龍崎薫」 (16)

車内

薫「ピクニック~♪ピクニック~♪」

P「はっはっは、上機嫌だな、薫」

薫「だってせんせぇ、久しぶりのお休みでしょー?薫、ずーっと楽しみにしてたんだ!」

P「そうかぁ、よーし、今日は思いっきり遊ぼうな!」

薫「あそびまー!ねぇねぇ、あとどれくらいで湖畔に着くの?」

P「うーん、そうさなぁ…大体……ん?」

ブオオオオオン

P「うおっ!?」

キキイィィィッ

P「っぶねーっ……なんだあのトラック、信号無視かよ……薫、大丈夫か?」

薫「うん、大丈夫……こわかった~」

P「スマホ片手に運転でもしてたんだろうなぁ。しっかり前見ろっての」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521372527

湖畔

P「着いたぞ!」

薫「着きま!」

P「よーし、じゃあ早速遊ぶか。まずはボートでも借りて……」グゥゥ

P「あっ」

薫「せんせぇ、お腹空いちゃった?」

P「ちょっとなー……時間もいい頃だし、遊ぶ前にお昼ご飯にするか?」

薫「うん!薫ねぇ、せんせぇのためにお弁当作ってきたんだ!」

P「おっ!うれしいなあ」

薫「えっとねぇ、唐揚げでしょー?卵焼きでしょー?それからー……」

P「ちょい待ちちょい待ち……よし、シートをしいて……よーし、薫の手作り弁当、見せてもらおうかな!」

薫「うん!はい、これ!」

P「うおー!うまそー!」

薫「えへへっ!せんせぇ、いーっぱい食べてね!」

ジャプッ

P「ん?湖からなんか聞こえて……」

薫「あっ!せんせぇ、あれ!」

P「あれは……」

ビーバー「…………」

薫「ビーバーだ!」

P「な、なんでこんなところにビーバーが……?」

薫「かわいー!」

ビーバー「…………」

薫「ビーバーさん、こんにちはー!」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「ひゃあっ!?」

P「うおっ!?」

薫「な、なに……?」

P「ビーバーが…叫んだ……!?」

薫「あー!!?」

P「ど、どうした!?」

薫「お、お弁当が……」

P「え…あ、驚いた拍子に落としちゃったな……」

薫「むー……せんせぇに食べてもらおうと思って、頑張って作ったのに……」

P「薫……」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「うるさーーーーーい!」

P「おい、もう行こう……」

薫「もー!なんで叫ぶのー!やめなさーい!」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「そっちがその気なら……!」

薫「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

P「か、薫!?」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

P「薫、やめなさい!」

薫「だって!薫、せんせぇのために一生懸命作ったんだもん!それなのに……」

P「気持ちは嬉しいけど……」

薫「だから薫、ビーバーを懲らしめてやるんだもん!薫…薫…」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「頑張りマ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

P「やめなさい!もうやめるんだ!」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「ぜぇ……ぜぇ……!」

薫(このビーバー、強い……!)

ビーバー「…………」

薫「むぅ~!絶対…負けないんだから!」

P「薫……」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「すぅー……」

ダンッ!

ビーバー「ア゛ッ!!?」バターン

薫「ひゃあっ!?」

P「ビ、ビーバーが倒れた!?」

薫「ち、血が……」

P「なに!?薫、怪我はないか!?」

薫「う、うん……薫は大丈夫……」

ビーバー「…………」

P「これは……頭を銃かなにかで撃ち抜かれている……」

おじさん「おい」

P「!?」

薫「だ、だれ……」

おじさん「そのビーバーに噛まれてないか?」

P「その銃……あんたがビーバーを撃ったのか?うちの薫に当たったらどうするんだ!」

おじさん「落ち着け……そのビーバーはな、ゾンビーバーなんだよ」

薫「ぞんびーばー?ゾンビなの?」

おじさん「ゾンビのビーバーだ。噛まれた動物は、傷口から侵入した寄生虫に脳を浸食され、自我を失い、発狂する」

P「あのビーバー、そんな危険だったのか……」

おじさん「この辺りはゾンビーバーの目撃情報が多い。まだ他にも潜んでいる可能性があるから、早くどこかに……」

ザパァッ

一同「!!?」

ビーバーの群れ「「「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」」」

薫「わーーーっ!?」

P「なんだあの数!?」

おじさん「ここは俺が食い止める!お前らは早く…」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」ガブゥッ

おじさん「ぐあぁっ!!」

薫「おじさん!!?」

おじさん「俺にかまわず行けぇ!!!」

P「薫、行くぞ!」

おじさん「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「お、おじさん……」

P「なにやってる!早く行くぞ!おじさんの犠牲を無駄には…」

ビーバー「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」ガブゥッ

P「ぐわああああああああ!!?」

薫「せんせぇ!!!」

P「走れ薫!!!生き延びろ!!!生き延びるん……だア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「うわぁーん!せんせぇ~!!!」ダダッ

───────
─────
───

───
─────
───────


薫「ハァ……ハァ……ここ、来るときに通った道路だ……こんなとこまで走ってきたんだ…」

薫「うう……せんせぇ……どうして……こんなことに……」

ブオオオオオン

薫「あっ、トラック!おーい!助けてくださ!」

ブオオオオオン

薫「止まってくださ!止まってくださ!……あれ、あの運転手さん…」

運転手「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!」

薫「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!??」

 ドンッ


終劇

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom