アライさんトラップ研究所 専用チャンネル 2時間目 (601)

アライさんトラップ研究所 専用チャンネル
アライさんトラップ研究所 専用チャンネル - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520694738/)

タイトル「タイプBの観察報告」

みなさん、こんにちわ。
アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、タイプBの観察内容について、公開しようと思います。
とある1日の行動記録となります。

>>2

まだ就寝中のようですね。

アライさん「すぅー... すぅー...」

アライしゃん「すぅー... すぅー...」

ですが、一般的なアライさん一家と違い、ある程度の距離を置いて眠っていますね。
一般的なアライさん一家ですと、母アライさんの傍に子アライさんが寝ています。
まぁ、この理由は後ほど分かると思います。

アライさん「ふわぁ~...」

おや、母アライさんが起きたようです。

アライさん「今日もツライ一日が始まったのだ...」ハァー

起きて早々に、ため息をついてますね。

アライさん「よいしょ、なのだ...」ハァー

立ち上がると、壁の方へ向かいましたね。
そして、腰を下ろしましたね。

壁にもたれ、足を投げ出す格好になっていますね。

アライさん「チビはお寝坊さんなのだ...」ハァー

子アライさんを見て、またため息をついていますね。
そして、お寝坊さん、と言っている割には起こしに行かないんですね。

アライしゃん「ふわぁ~...」

アライさん「ようやく、チビが起きたのだ...」ハァー

子アライさんも起きたようですね。

アライさん「チビ、おはよう、なのだ。」

アライしゃん「あ、おかーさん。 おはようなのら。」

子アライさんは起き上がり、足を広げて座りましたね。

アライしゃん「んしょ、んしょ...」コスリコスリ

尻尾の手入れを始めましたね。
それをただ眺めている、母アライさん。

アライしゃん「んしょ、んしょ...」コスリコスリ

アライしゃん「ようやく、きれいになったのら。」

カメラ越しでは違いは判りませんが、おそらく毛並みが整ったのでしょう。

>>3

『ゴハンノジカンデス』

ガコン

食料の供給口から、二人分の食事が出てきましたね。

アライさん「今日のご飯なのだ。」ペタペタ

アライしゃん「たべるのら。」ペタペタ

アライさん一家が食事の方へ歩いていきますね。
ちなみに水については、画面奥の蛇口をひねればいつでも出るようになっています。

ただし、悪戯がひどい場合には排出制限を設けています。

アライさん「...」クチャクチャ

アライしゃん「...」クチャクチャ

アライさん一家は無言で食事をしていますね。

>>4

さて、もうすでに、視聴者の方の中には違和感を覚えた方がいるかと思います。
そう、お互いが干渉しあっていないんです。

一般的なアライさん一家であれば、母アライさんが起きるのが遅い子アライさんを叩き起こす、子アライさんが食事を母アライさんにせがむ、など色々挙げられますが、そのような行動をとっていませんよね。

実は、このアライさん一家、血が繋がっていないのです。

タイプBは、生まれつきのパターンと、周りから迫害されてなってしまうパターンと、二通りあります。

母アライさんは過去に家族から迫害されて、別のアライさんの元で育てられました。
ですが、その親代わりのアライさんは衰弱死してしまったため、一人になってしまいました。

そこで、生まれつきからタイプBであった子アライさんを、このアライさんに預けた、というわけです。

タイプBは、他人から迫害されることを恐れて、不必要に干渉しようとしません。
そのため、一定の距離を取るようになっているわけです。
ですが、他人から拒絶されることも恐れているため、最低限のコミュニケーションは取るようになります。
そのため、生活がある程度出来ているというわけです。

迫害や拒絶を恐れている、というのであれば、一人で生きればいい、と思う方もいるかもしれません。
ですが、タイプBはそこまで神経が太いわけではありません。
それが、最低限のコミュニケーションに繋がるわけです。

過去に、実験としてタイプBを一匹だけにして観察したことがありましたが、大抵の場合、一日で精神を病んでしまい、死んでしまいました。
そのことを教訓に、タイプB同士を同じ部屋で生活させているわけです。

他にもタイプBのアライさん一家は存在しますが、全員がこのような家族構成をしており、血の繋がりはありません。

>>5

さて、アライさん一家が食事を終えたようですね。

二匹揃って水飲み場に向かって、水を飲むようですね。

アライさん「どうぞ、なのだ。」

アライしゃん「ありがとう、なのら。」

コップに組んだ水を子アライさんに渡していますね。

アライさん「...」グビグビ

アライしゃん「...」グビグビ

アライさん「...」キュッキュッ

アライしゃん「...」キュッキュッ

無言で飲み、無言で洗う。
何となく虚しいものがあるかと思いますが、これがタイプBの日常です。

そして、食事前と同じ場所に戻り、時間を消費するのです。

アライさん「...」ハァー

アライしゃん「んしょ、んしょ...」コスリコスリ

>>6

話は変わりますが、タイプCの部屋をご覧いただきましょう。

アライさんC「今日もご飯がおいしいのだ!」クチャクチャ

アライしゃんC1「いっぱいたべるのら!」クチャクチャ

アライしゃんC2「きょうもおいしいのら!」クチャクチャ

アライちゃんC1「ごはんがおいちいのりゃ!」クチャクチャ

アライちゃんC2「のりゃ... あらいしゃんも、たべたいのりゃ...」ブルブル

アライさんC「お前は水でも飲んでろ、なのだ!」クチャクチャ

アライちゃんC2「ピギィ!」ブルブル

アライしゃんC1「おまえみたいなよわむしはくるな、なのら!」クチャクチャ

アライしゃんC2「まけいぬがたべるごはんはないのら!」クチャクチャ

アライちゃんC1「いもーとはまけいにゅなのりゃ!」クチャクチャ

アライちゃんC2「...」ヨチヨチ

はい、見ていただいて分かるように、この母アライさんはネグレストです。
タイプCは、生き残りのために競争が激しいです。
そのため、競争に負けた弱者は容赦なく蹴落とします。
すると、蹴落とされた側はタイプ変貌を遂げてしまうのです。

アライちゃんC2「...」プルプル

水飲み場に来た子アライさんですが、蛇口に届かないようですね。

アライさんC「退くのだ!」ドン

アライちゃんC2「きゅるるぁ!」ゴロゴロ

母アライさんに突き飛ばされて、転がってしまう子アライさん。

アライちゃんC2「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライさんC「うるさいのだ!」

アライちゃんC2「ピギィ!」ビクン

このように迫害される毎日を送るのです。
よって、この子アライさんはタイプCからタイプBになってしまったのです。

アライちゃんC2「...」ヨチヨチ

アライちゃんC2「うぅ...」ギュッ

いつしかこの子アライさんは部屋の角で体を丸めて、1日を過ごす生活をしているのです。

>>7

ですが、我々も鬼ではありません。
実験対象を保護し、より長く観察する義務があります。

そのため、この子アライさんを先ほどの家族の元へ合流させます。

プシュー

アライちゃんC2「のりゃ!」ビクッ

子アライさんがいたすぐ後ろの壁が開きましたね。

職員「アライちゃんを回収しに来ました。」

アライさんC「そんなやつ、さっさと連れて行くのだ!」コスリコスリ

アライしゃんC1「いなくなって、せいせいするのら!」キャッキャッ

アライしゃんC2「まけいぬは、さっさといなくなるのら!」キャッキャッ

アライちゃんC1「いにゃくにゃれ、なのりゃ!」キャッキャッ

家族からのバッシングがひどいですね。

職員「アライちゃん、新しいお家に行こ?」

アライちゃんC2「ひとしゃん、あたらちいおうちって、どこなのりゃ?」ブルブル

職員「大丈夫、怖がることなんてないよ。 さ、入って。」

アライちゃんC2「...」ヨチヨチ

プシュー

子アライさんが移動式の檻に入ったところで、冒頭で紹介したアライさん一家の元へ運搬します。

職員「さぁ、アライちゃん、移動するね。」

アライちゃんC2「...」ブルブル

>>8

職員「さぁ、着いたよ。」

アライちゃんC2「...」ブルブル

子アライさんは移動中、終始無言で震えていました。

プシュー

アライちゃんC2「のりゃ!」ビクッ

子アライさんは扉に驚いたものの、中に入ろうとしますね。

アライさん「...」ジーッ

アライしゃん「...」ジーッ

アライちゃんC2「のりゃ!」ビクッ

部屋の中に先客がいたことで、歩みを止めてしまいましたね。

アライちゃんC2「ひとしゃん...」ブルブル

職員「大丈夫、君を受け入れてくれるはずだよ。」

アライちゃんC2「ほんと、なのりゃ?」ブルブル

職員は、子アライさんの問い掛けにただ微笑みかけるだけですね。

アライちゃんC2「...」ヨチヨチ

職員「アライちゃん、頑張ってね。」

プシュー

入り口が閉じられましたね。

>>9

アライちゃんC2「...」ブルブル

部屋の隅で震えている、子アライさん。
すると、アライさん一家が近づいてきましたね。

アライちゃんC2「ごめんなしゃいなのりゃ!いじめないでほちいのりゃ!」ブルブル

アライさん「のだ!」ビクッ

アライしゃん「のら!」ビクッ

アライちゃんC2「のりゃ!」ビクッ

突然、子アライさんが大きな声を出したため、全員が驚いていますね。

アライさん「落ち着くのだ。別に虐めたりしないのだ。」

アライしゃん「そうなのら。」

アライちゃんC2「ほんと、なのりゃ?」ブルブル

母アライさんは、子アライさんの姿を観察していますね。
顔や腕の痣を見て、優しく撫で始めましたね。

アライさん「今まで、ツライことがあったかもしれないのだ。」ナデナデ

アライさん「でも、今日からのんびり暮らすのだ。」ギュ

アライちゃんC2「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライしゃん「いもーとはなきむしなのら。」ナデナデ

母アライさんに抱き抱えられて、子アライさんは泣きじゃくっていますね。
今まで、優しくされたことがないのでしょう。
血は繋がっていないとはいえ、まるで家族のようですね。

では、時間を進めて、12時間後の様子を見てみましょう。

>>10

『ゴハンノジカンデス』

ガコン

食料の供給口から、三人分の食事が出てきましたね。

アライさん「ご飯なのだ。」ペタペタ

アライしゃん「たべるのら。」ペタペタ

アライちゃんC2「あ、あらいしゃんも、たべりゅのりゃ。」ヨチヨチ

アライさん一家が食事の方へ歩いていきますね。

アライさん「どうぞ、なのだ。」スッ

アライちゃんC2「あ、ありがとう、なのりゃ。」

歩みが遅い子アライさんのために、ご飯を手渡す母アライさん。

アライさん「...」クチャクチャ

アライしゃん「...」クチャクチャ

アライちゃんC2「...」クチャクチャ

当然のごとく、無言の食事です。

アライさん「...」スッ

おや?
母アライさんが立ち上がって水飲み場へ向かいましたね。
早々に食事を終えたようです。

ですが、子アライさんは二匹とも食事を終えていません。

母アライさんが戻ってきましたね。

アライさん「どうぞ、なのだ。」

アライしゃん「ありがとう、なのら。」クチャクチャ

アライちゃんC2「あ、ありがとう、なのりゃ。」クチャクチャ

わざわざ子アライさんのために、水を持ってきてくれたようですね。

>>11

さて、食事も終わり、就寝の時間です。

アライさん「おやすみ、なのだ。」

アライしゃん「おやすみ、なのら。」

アライちゃんC2「おやちゅみ、なのりゃ。」

各々が自分の寝床で寝始めましたね。

アライさん「すぅー... すぅー...」

アライしゃん「すぅー... すぅー...」

アライちゃんC2「しゅぅー... しゅぅー...」

>>12

如何だったでしょうか?

以上がタイプBの観察報告となります。
以前も話したように、このタイプは実験対象にしていないため、日々生活の記録を観察する目的で飼育しています。

そのため、このタイプは衰弱死がほとんどで、病死、怪我による死はあまりありません。

タイプBを観察することで新たに見えてくるものもあるため、我々は引き続き観察を続けてまいります。

では、今回はこのあたりで、失礼いたします。

所々、名前の設定忘れてる...

おつ

乙です
タイプ B、タイプCと来たら次は…

乙です
待ってました

乙です。SS専用スレだから引用はなくても支障はないと思う

乙。次回も楽しみです

タイトル「採用状況」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

本日は、我が研究所の採用風景についてお見せしようと思います。

プライバシーのため、顔にはモザイク、声は変えています。

----------

<ケース①>

-我が研究所を志望した動機を教えてください。

面接希望者A「アライさんの苦しむ姿を間近で見ることができるからです。」

<ケース②>

-我が研究所を志望した動機を教えてください。

面接希望者B「アライさんが社会で共存できる場を作りたいからです。」

<ケース③>

-我が研究所を志望した動機を教えてください。

面接希望者C「薬品の扱いに興味があり、人体実験では出来ないことが出来ると聞き、志望しました。」

----------

我が研究所へ面接に訪れる人は、上記の3パターンに分けられます。

我が研究所で採用するとしたら、パターン③になります。
パターン①、パターン②は論外です。

我々は日夜、急激に増えてしまったアライさんの数をどう減らすのか、研究しているのです。
そのため、アライさんにどのようなことをしたらどんな反応をするのか、こうしたらこうなるのではないか、という知的好奇心を研究という形でぶつけてくれる方、研究意欲のある方を募集しています。

パターン①は世間一般で言うところの「アラ虐」、パターン②は「アラ信」になるでしょうか。
このような方は、受け付けていません。

「アラ虐」をしたいのであれば、資格を取得してハンターになればいいでしょう。

「アラ信」であれば、保護団体を作り、そこで活動すればいいのです。
実際に、保護団体はいくつもあり、共存案を提案しているところもあります。

----------

短いですが、以上が採用状況となります。
今まで、面接内容があまりにもひどいため、警告の動画を作るにあたった次第でございます。

この内容を踏まえて、我こそは、という方は【人事部】までご連絡ください。

以上、よろしくお願いします。

乙です
確かな知識と冷静沈着さか
現代社会を生き抜くのに必要な力ですな

私としても色々考えていますが、皆さんからアイディア募集したいと思います。

ま、望む展開になるかどうかは別ですけど。

乙です
人間がなるであろう病気や怪我をしたアライさん達がどういう感じに死ぬのか見てみたいです

よく同じ種類の罠が近くに複数並べられてて
アライさんが一匹引っ掛かって、その様を他のアライさんに見られて対策される、なんてシチュ見たことあるから
異なる種類の罠を同じ場所に仕掛ける、みたいなパターン気にならない?

いくつか書き溜めてるのがあるので、1日1個書き込みます。

今後は、そんな感じで。

ツライさん・・・Bタイプの生態が興味深い

一番拷問したいのはBだな

「NameD」になんでタイプBを実験対象にしないのか、説明してもらった方がいいのかな?

>>28
今の、作者の発言です。

タイプBから後天的にそれ以外に変化することってないのかな?

>>30
学習性無力感が関係している、という考え方ですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%80%A7%E7%84%A1%E5%8A%9B%E6%84%9F

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、アライさんの成長について、ご紹介したいと思います。

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アライさんは、生後1年ほどで成獣になります。
平均身長は150cmほど、平均体重は45kgほどとなっています。

こちらをご覧ください。

https://i.imgur.com/6jyAgJL.png

生まれたときは、手の平に乗るくらいとても小さいです。
当然、話すことはできません。

しかし、生後3か月ともなれば、約30cmまで成長します。
呂律が回っていませんが、話すことが出来るようになります。

その後、生後6か月では、約50cmまで成長します。
大体、このくらいに成長するまでに2足歩行をするようになります。
そして、語尾が「のら」になるという不安が残っていますが、呂律が回るようになります。

生後9か月では、約100cmまで成長します。
大体、このくらいまで成長すると、個体差はありますが、初潮を迎えます。
話し方としては、語尾も一般的な「のだ」と話すことが出来るようになります。

そして、生後1年で成獣となるわけです。

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我が研究所では、世間一般で言うところのアライさんの区分を、以下の位置付けとしています。

「アライちゃん」は、4足歩行のアライさん。
「アライしゃん」は、2足歩行、かつ、成獣前のアライさん。
「アライさん」は、成獣のアライさん。

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如何でしょうか。

アライさんの成長は早いのです。
生まれたときから爪も出すことが出来ます。
そのため、知識が無いまま、駆除しないようにお願いします。
アライウイルスにかかってしまったら、元も子もありませんからね。

では、今回はこれで失礼します。

乙乙150センチ45キロってことは女性の美容体重くらいか

タイトル「アライさんの製造過程」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、研究用のアライさんをどのように生産しているか、お見せしましょう。

お見せする前に、注意事項です。

アライさんを許可なく繁殖させる行為は、犯罪です。
我々は、研究目的で国から許可を取って、繁殖しています。

この点をご留意ください。

また、性的な映像が含まれているため、未成年の方は視聴をご遠慮願います。

まず、アライさん一家の作り方です。

コンピュータが精査したデータを元に、親とするアライさんを研究部が回収します。
回収方法は至って簡単です。

まず、睡眠中のアライさんをアームで回収します。
アームとは、一つの飼育部屋に一つ存在する機械式の腕のことです。
飼育部屋の中に職員は入らないため、何かあるときにはこのアームを操作してアライさんを回収します。

そして、回収したアライさんを部屋の入り口まで運び、移動式の檻に入れます。
その後、妊娠部屋へと運びます。

ガラガラ

妊娠部屋へ運ばれたアライさんは台の上に並べられて、膣に膣鏡を差し込まれます。
そして、注射で精子を子宮に注入します。

アライさん「あぁん!」ピクピク

このように喘ぐことがありますが、気にせずに全員分、注入していきます。
この時に注射する精子は、アライグマのものと、人間のものがあります。

アライグマの精子は説明を省くとして、人間の精子は我が研究所に勤めている職員のものです。
ただし、だれの精子がどのアライさんに注入されたかは分かりません。
その方が精神的に安心でしょう?

その後、アライさんたちは新しい飼育部屋に運ばれます。
そして、無事妊娠が確認されればそれでいいのですが、妊娠できていない場合には、再度同じ作業をします。

このようにして、アライさん一家を生産しているのです。

では、実際に妊娠を控えたアライさんの様子を見てみましょう。

アライさん「お腹がパンパンなのだ...」サスリサスリ

部屋の中央で、アライさんがお腹をさすっていますね。
このアライさんは正産期に入っているため、いつ産まれてもおかしくはありません。

アライさん「あ、あぁ! 産まれる、のだ!」ピクピク

足を大きく広げて、M字開脚のような格好になっていますね。

アライさん「産まれる、産まれるのだ!」ピクピク

では、股間にカメラを向けて、生まれる瞬間をご覧いただきましょう。

ヌルン

アライちゃん「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライさん「まだ産まれるのだ!」ピクピク

ヌルン ヌルン

アライちゃん1「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライちゃん2「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライさん「まだ、お腹の中にいるのだ!」ピクピク

アライさん「のだー!」ピクピク

ヌルン ヌルン

アライちゃん3「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライちゃん4「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライさん「ハァ、ハァ... これで、全部なのだ...」ピクピク

すごいですね。
子アライさんが五匹も産まれましたよ。

アライさんが産まれたばかりの子アライさんを抱き抱えると、胸の辺りに持っていきましたね。

アライさん「さぁ、チビ達、いっぱい飲んで、大きくなるのだ。」

アライちゃん「...」チュパチュパ

アライちゃん1「...」チュパチュパ

早速、授乳をしていますね。

アライちゃん2「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライちゃん3「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライちゃん4「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライさん「お姉ちゃんが飲み終わるまで、待つのだ。」

ですが、授乳してもらえない他の子アライさんが泣いていますね。
流石に、胸の関係上、二匹までしか授乳できないため、仕方ありません。

その間、母となったアライさんは、子アライさんの体を舐めて、綺麗にしていますね。

アライちゃん「のりゃ!のりゃりゃ!」ピカピカガイジガオ

アライちゃん1「のりゃ!のりゃりゃ!」ピカピカガイジガオ

アライさん「さぁ、次はお前たちの番なのだ。」

アライちゃん2「...」チュパチュパ

アライちゃん3「...」チュパチュパ

アライちゃん4「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライさん「あと少しの辛抱なのだ。」

母アライさんも大変です。
今後の子育てが楽しみですね。

では、次の現場を見てみましょう。

え?
今のが全てではないのか、という声が聞こえてきそうですね。

実は、まだ妊娠部屋が存在するんです。
それがこちら。

【アライちゃんライン】

ここは特別公開のエリアとなっています。

早速、中を覗いてみましょう。

アライさんA「産まれそうのだ!」ピクピク

アライさんB「人間、アライさんを解放するのだ!」ピクピク

アライさんC「チビ達を連れて行かないでほしいのだ!」ピクピク

アライさんD「あ、あはは...」ピクピク

アライさんE「あぁん! あーっ!」ピクピク

アライさんF「もう産みたくないのだ!」ピクピク

アライさんG「チビー! チビ―!」ピクピク

アライさんH「おかーさん、アライさんを助けるのだ!」ピクピク

アライさんI「もう、疲れたのだ...」ピクピク

アライさんJ「のだー!」ピクピク

如何ですか?
この異様な光景だとお思いでしょう。

このラインには、アライさんが十匹になるように連れてこられます。
アライさん一家の製造同様、寝た状態で運ばれます。

ここに来たアライさんは、分娩台に手足を固定されます。
そして、尿道と肛門にチューブを刺します。
これで、糞尿の対策は完了します。

ほとんどのアライさんはこの段階で、痛みによって目を覚まします。
抗議の声は無視をして、膣に膣鏡を差し込み、精子を注入するのです。

あとは、定期的に液状の栄養を与えてあげれば、アライちゃん製造ラインの完成です。

産まれたアライちゃんはどうなるのか、気になりますよね。
実際に見てみましょう。
このアライさんの股間に注目してください。

アライさんA「産まれるのだ!」ピクピク

ヌルン ヌルン

アライちゃんA1「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」

アライちゃんA2「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」

ガコンガコン

アライさんA「チビ―!」ピクピク

ヌルン ヌルン

アライちゃんA3「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」

アライちゃんA4「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」

ガコンガコン

そう、産まれたばかりの子アライさんは、股間すぐに設置されているベルトコンベアで流れていきます。

アライさんA「チビ―! 戻ってくるのだ!」ピクピク

ブス

アライさんA「あぁん!」ピクピク

クパァ

アライさんA「や、やめるのだ!」ピクピク

チューッ

アライさんA「あぁー!」ビクビク

このように、出産を終えたアライさんはすぐに精子を入れられて、出産を繰り返すのです。
大体、アライさんの出産の周期は三ヵ月ほどで、一回の出産で四匹ほど産まれます。
つまり、アライさん一匹で年間、子アライさんが十六匹ほど産まれる計算なのです。

さて、製造ラインはこのくらいにして、子アライさんの行方を追いましょう。

まず、子アライさんは血液検査を受け、タイプ判断をします。

「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

この時、タイプD判定の子アライさんは回収されて、別部屋で丁重に育てられます。
今回は、いなかったようですね。

「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

それ以外は、そのままベルトコンベアに流れていきます。

「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

子アライさんのお腹の辺りに、付箋が貼られているのが分かりますか?
青がタイプA、黄がタイプB、赤がタイプCとなっています。

「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

ベルトコンベアの先で、職員が子アライさんを籠に詰めて、アライちゃん専用の部屋に移送します。

「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

タイプAとタイプCの子アライさんは、それぞれのタイプの部屋で飼育されます。

「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

タイプBの子アライさんは、同じタイプBのアライさん一家に預けられます。
タイプBのアライさんの様子は、別動画をご覧ください。

アライちゃんでないと出来ない実験もあるため、このような製造ラインが出来ているわけです。

如何でしょうか?

これが、我が研究所の生産状況です。

またいつか、子アライさんを使った実験も公開できたら、と考えています。

では、今回はこれで失礼します。

ヨチラー以上に成体のアライさんがキモすぎる
死ぬまで顔面を殴打したいけど、職員はよく我慢できるな

渋のほうにはやく追いついてほしい

薬剤実験に使えそうかなと思ったけど、サンドスターの影響でそこらへんどうなんだろう?
ほんとめんどくさいゴミパンダだな

>>41
職員、耳栓必須

それでも無理かな?

タイトル「アライさんキャッチ Ver.2.0」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は「アライさんキャッチ」の改良版について、お話ししようと思います。

以前のものは埋め込み式で工事費が高かったのですが、今回は多少抑えることが出来たかと思います。
では、ご覧いただきましょう。

イメージはこのような感じです。

https://i.imgur.com/kSoyNlh.png

トラップ自体は、金網で囲われた立方体です。
網目は5.25mmになります。

6枚の面をトラックで運び、立方体になるように組み合わせます。
その後、入り口となる筒をはめ込めば完成です。
ですが、制御ボックスの関係上、頑丈な土台を作る必要があります。

入り口については、いくつか仕組みがあります。
これについては、後ほど説明しましょう。

今回のトラップについて要約するなら、電流によって逃がさない、ということです。
では、ご覧いただきましょう。

ここは、とある山奥。
地主に許可を頂き、「アライさんキャッチ」を設置しました。

では、カメラで見てみましょう。

アライグマ♂「きゅるるるるる!」

野生のアライグマがトラップの中にいますね。
これが今回のエサです。

このアライグマは、我が研究所で管理している内の一匹になります。
眠っている間に、この中へ運び入れました。
今回の実験の犠牲になってもらいましょう。

入り口に近づかないよう、用心深い個体を選んでいます。

アライさん「オスのいい匂いがするのだ!」

アライさんがやってきましたね。

アライさん「最近、交尾相手がいなくなってしまったから、ちょうどいいのだ!」

アライさん「でも、どうやって連れ帰ればいいのだ?」

アライグマ♂「きゅるるるるる!」

アライグマは、中からアライさんを警戒していますね。

アライさん「この下は、日が当たらなくて快適そうなのだ。」

アライさん「そうなのだ! 引っ越してくればいいのだ!」

アライさんが山奥に消えていきましたね。

アライグマ♂「きゅるるるるる!」

アライグマは、アライさんが立ち去った方を見て、警戒したままですね。

アライさんが戻ってきましたよ。

アライしゃん1「ここになにがあるのら?」

アライちゃん1「おなかしゅいたのりゃ!」

アライさん「もっと良いのが見つかったのだ!」

アライしゃん2「たのしみなのら!」

アライちゃん2「ごはんたべたいのりゃ!」

アライちゃんを腕に抱えて、後ろにはアライしゃんが追ってきていますね。

...失礼。
今後は、世間一般の表現を出来るだけ使って、進めていこうと思います。

アライさん「ここを新しいお家にするのだ!」

アライグマ♂「きゅるるるるる!」

アライちゃん1「のりゃ! あのこわいのはなんなのりゃ?」ブルブル

アライさん「あれは、チビを作るための相棒なのだ。 大事にするのだ。」

アライしゃん1「わかったのら!」

アライしゃん2「どうやってつくるのら?」

アライさん「あとで教えるのだ。」

アライちゃん1「どうやって、はいりゅのりゃ?」

アライさん「あそこに入り口があるのだ。」

アライさん一家は、筒の前まで来ましたね。

アライさん「チビ達は先に入ってるのだ。アライさんは、ご飯を探してくるのだ。」

アライしゃん1「わかったのら!」

アライしゃん2「このかなでまってるのら!」

アライちゃん1「きをちゅけるのりゃ!」シッポフリフリ

アライちゃん2「のりゃ!」シッポフリフリ

さて、母アライさんは食料調達に行きましたね。

アライしゃん1「よし、なかにはいるのら!」

アライしゃん2「とつげきなのら!」

アライちゃん1「のりゃ!」ヨチヨチ

アライちゃん2「のりゃ!」ヨチヨチ

筒の大きさの関係上、四つん這いでなければ通れません。

アライしゃん1「ここはくらいのら。」ヨチヨチ

アライしゃん2「はやくすすむのら!」ヨチヨチ

アライちゃん1「こわいのりゃ...」ヨチヨチ

アライちゃん2「のりゃ...」ヨチヨチ

そして、トラップの中に入りましたね。

アライしゃん1「ここからそとがみえるのら。」キョロキョロ

アライしゃん2「このおおきいのはなんなのら?」バンバン

アライちゃん1「すごくひろいのりゃ!」コスリコスリ

アライちゃん2「いっぱいあしょべるのりゃ!」コスリコスリ

アライグマ♂「きゅるるるるる!」

そんな子アライさんを警戒心剥き出しで出迎えるアライグマ。

アライしゃん1「なんなのら、おまえは!」フーッフーッ

アライしゃん2「おかーしゃんが、あいぼうっていってたのら。」

アライちゃん1「こわいのりゃ!」ブルブル

アライグマはトラップの隅で警戒したままです。
子アライさんと睨み合いが続きます。

アライさん「戻ってきたのだ。」

母アライさんが、両手一杯に食料を抱えて戻ってきましたよ。

アライさん「今から、そっちに行くのだ。」

筒を通り、母アライさんが合流しました。

アライしゃん1「すごいごうかなのら!」コスリコスリ

アライしゃん2「はやくたべるのら!」コスリコスリ

アライちゃん1「おなかペコペコなのりゃ!」コスリコスリ

アライちゃん2「いっぱいたべるのりゃ!」コスリコスリ

そんなアライさん一家の姿をジーっと見つめるアライグマ。

アライさん「お前もこっちに来て、一緒に食べるのだ。」

アライグマ♂「きゅる?」

お、アライグマが近づいていきますね。

アライグマ♂「はぐはぐ」ガツガツ

アライさん「こいつもお腹すいていたのだ。」

アライさん一家は、アライグマと打ち解けたようですね。

アライさん「さて、交尾を始めるのだ。」

アライさん「チビ達、見ているのだ。」

そういうと、自分の手を股間に持っていきましたね。

アライさん「ん、ん、あぅ、ん。」クチュクチュ

母アライさんが自慰を始めましたね。

アライしゃん1「そこはおしっこするところなのら。」

アライしゃん2「きたないのら。」

アライちゃん1「おかーしゃん、くりゅしそうなのりゃ。」

アライちゃん2「どうしたのりゃ?」

アライグマ♂「きゅるるる、ふぅー!」

母アライさんの行為にアライグマが興奮しているようです。

アライグマ♂「きゅるるああぁー!」

アライグマが母アライさんに飛びかかりましたね。

アライさん「あぁん、入ってくるのだぁ。」

性行為が始まりましたね。
しばらく、お見苦しいものが流れますが、ご容赦ください。

アライさん「あぁん、あっ、あっ、んっ、あっ、いい、あっ!」ビクンビクン

アライグマ♂「きゅるるああぁー!」

アライしゃん1「おかーさん、きのちよさそうなのら。」クチュクチュ

アライしゃん2「おもわず、さわってしまうのら。」クチュクチュ

アライちゃん1「てがとまらないのりゃ。」クチュクチュ

アライちゃん2「のりゃ!」クチュクチュ

母アライさんの性行為を見て、子アライさんも自慰を始めてしまいましたね。
この様子は、だいぶ混沌としていますね。

あまり長く見たくないので、カットして性行為後まで進めましょう。

アライさん「気持ちよかったのだ。」ウットリ

アライグマ♂「きゅるるる!」

アライしゃん1「あらいしゃんともしたいのら?」クチュクチュ

アライグマ♂「きゅるるああぁー!」

アライしゃん1「あぁーん!」ビクンビクン

アライしゃん2「アライしゃんにもほしいのら。」クチュクチュ

アライグマが盛った猿のようになってしまいましたね。

アライちゃん1「おしっこにいきたくなったのりゃ。」

アライさん「外に行って、やってくるのだ。」

アライちゃん1「いってくるのりゃ。」ヨチヨチ

アライさん「これで、また新しいチビが産まれるのだ。」

愛おしそうに、お腹をさすっていますね。

アライちゃん2「いもーとができるのりゃ?」

アライさん「まだ先だけど、楽しみにするのだ。」

母アライさんがアライちゃんの頭を撫でていますね。

アライしゃん1「あぁーーーーー!」ビクンビクン

アライグマ♂「きゅるるああぁー!」ビクンビクン

アライちゃん1「のりゃーーーーー!」ビクンビクン

三匹の叫び声が聞こえましたね。
二匹は性行為のためだと思われますが、残りの一匹は外に向かっていたアライちゃんのようですね。

アライさん「チビ?」

母アライさんが叫んだアライちゃんの方を見ましたね。
アライちゃんは倒れこみ、失禁しています。

アライさん「チビー!」

母アライさんが急いで駆け寄り、筒から体を引き出しましたね。

アライさん「しっかりするのだ、チビ!」ユサユサ

アライちゃんは、目が虚ろ、泡を吹き、脱糞もしていますね。

アライさん「どうしてこんなことになってしまったのだ...」

ここでイメージを出しましょう。

https://i.imgur.com/kSoyNlh.png

筒に、センサーと電流帯、そして、外に制御ボックスがあるのが分かりますか?

仕組みはこうです。

センサーBが反応したとき、電流帯に電流が流れ、触れたら感電死、というものです。
「アライさんホール」から技術転用しました。

ですが、これでは始めに入った個体は助かりますが、後の個体が死んでしまいます。
そこでセンサーAです。

センサーAが反応している間、もしくは、センサーAの反応が途切れてから5分間は、例え、センサーBが反応しても電流は流れません。
このように、入るときは問題なく、出るときは感電死という仕様となっています。

では、電流はどのように溜めるのか。
そう、屋根のソーラーパネルです。
そして、制御ボックス内に、燃料電池とセンサーの制御盤が入っています。
ソーラーパネルで充電し、燃料電池に溜める。

ソーラーパネルの件も「アライさんホール」の転用です。

こうして、アライさん一家は閉じ込められたのです。

ですが、一つ疑問がありませんか?

なぜ母アライさんはアライちゃんを掴むことが出来たのでしょうか?

答えは、電流の流れる時間です。
電流は10秒程度しか流れません。

そのため、駆け寄った時には電流は流れていないため、無事だった、というわけです。

話は戻りまして、アライさん一家の様子です。

アライさん「チビ、どうして...」ポロポロ

アライちゃん2「おねーちゃ」ヨチヨチ

アライちゃん2「うっ、おもらししてきたにゃいのりゃ!」ブンブン

母アライさんに近づいてきたアライちゃんは辛辣な言葉をかけていますね。

アライグマ♂「きゅるるああぁー!」

アライしゃん2「あぁーん!」ビクンビクン

アライしゃん1「もっとしてほしいのら!」ビクンビクン

そして、そんなことも構わずに性行為を続けるアライしゃんとアライグマ。

おや?
母アライさんがアライちゃんを地面に置いて立ち上がりましたね。

アライさん「こんなところから出なくても、これを引き千切ればいいのだ!」キラッ

母アライさんが金網に向かって腕を振り下ろしましたよ。

ガリ

ブチ ブチ ブチ ブチ

アライさん「のだーーーーー!」ゴロゴロ

アライしゃん2「おかーしゃん!」ビクッ

どうですか?
この金網の強度は。

アライさんの爪は非常に硬いため、その強度を上回る鋼材の研究をしてまいりました。
何を使用しているかは秘密ですが、ご覧の通り、アライさんの爪が金網に引っ掛かってしまい、爪が剥がれてしまったのです。
右手の爪で残っているのは親指だけのようですね。

アライさん「アライさんの爪でも、ビクともしないのだ...」

アライさん「もう駄目なのだ...」

アライしゃん2「おかーしゃん、しっかりしゅるのりゃ!」

これで、母アライさんの心は折れてしまったようですね。

アライグマ♂「きゅるるああぁー!」

アライしゃん2「あぁーん!」ビクンビクン

アライしゃん1「はやくほしいのら!」ビクンビクン

...後ろの声が耳障りですね。

一日後の様子を見てみましょう。

アライさん「あぁん、あっ、あっ、んっ、あっ、いい、あっ!」ビクンビクン

アライグマ♂「きゅるるああぁー!」

アライしゃん1「つぎは、アライしゃんにいれてほしいのら!」クチュクチュ

アライしゃん2「おねーちゃんはさっきいれてもらったのら!」クチュクチュ

性行為に耽ってますね。
母アライさんは色々と忘れるため、アライしゃんは性に目覚めたためでしょう。

いやぁ、一日経っても酷いですね。

アライちゃん2「しっぽをきれいにするのりゃ!」コスリコスリ

アライちゃんに至っては、独自で行動していますね。

そして、死体になったアライちゃんはと言いますと、食料になりました。
制御ボックスの前にある骨が分かりますか?

あれが、アライちゃんだったものです。

食料がつき、出ることが出来ないと悟ったためか、狂ったように性行為をし続けています。
餓死するのも時間の問題でしょう。

映像は途中ですが、ここまでにしたいと思います。
これ以上、精神的にキツイので。

...如何でしたか?

「アライさんキャッチ」はバージョンアップし、以前より性能が向上したと思われます。
これを元に、さらなる開発を進めていきます。

では、これで失礼します。

能動的に手を加えず、アライさん自身に諦めさせるのは新鮮

タイトル「アライさんキャッチ Ver.2.0 番外編」

どうも、ATLの「NameD」です。
私が進行する動画は、これが2回目ですね。

さて今回は、「アライさんキャッチ」の番外編ということで、失敗作について見ていただきましょう。

まずは、イメージ紹介から。

https://i.imgur.com/G2yYJOt.png

どうです?
基本は変わっていませんが、入り口が違うの、分かりますか?
これが、失敗作になってしまった原因です。

百聞は一見に如かず。

動画を見ていただきましょうか。

ここは、とある山奥です。
成功作を設置したときと同じ地主の山です。

これは制御ボックスなんて物はなく、天井も金網になっているため、場所を選ばないのが特徴です。

では、カメラで見てみましょう。

この時のエサは、大量の食べ物。

アライさん「いい匂いがするのだ!」

アライさんがやってきました。
念のために言っておきますが、成功作の動画とは別のアライさん一家です。

アライさん「食べ物がたくさんあるのだ!」

アライさん「でも、どうやって入ればいいのだ?」

アライさんがトラップの周りを確認していますね。

アライさん「お、ここから入れそうなのだ!」

アライさんが筒を見つけて入っていきましたね。

アライさん「アライさんにかかれば楽勝なのだ!」ピカピカガイジガオ

アライさん「早速持って帰るのだ!」

アライさんが食べ物の方へ歩いていきましたよ。
でも、そうは問屋が卸さないんです。

ガシャン

アライさん「なんか変な音がしたのだ?」

アライさんが筒に戻っていきましたね。

アライさん「この中からしたのだ。」

筒の中を覗きましたよ。

アライさん「おかしいのだ! さっきまで向こうが見えていたのに、見えないのだ!」

理解できましたか?

今回のトラップは、センサーが反応しなくなってしばらくすると、仕切り板が上がる仕組みになっています。

さて、何がいけないんでしょう?
分かった方はいますか?

答え合わせを兼ねて、続きをご覧ください。

アライさん「どうして真っ暗なのだ!?」

バンバン

アライさん「何かあるのだ。」

アライさん「これを壊せばいいのだ!」

バンバン

一応、強度検査とかはしているので、そう簡単に壊れないんですよね。

アライさん「おかしいのだ... 壊れないのだ...」

おっと、筒から出てきましたね。

アライさん「なら、この網を破ればいいのだ!」キラッ

ちなみに、この金網は成功作と同じものです。
ということは...

アライさん「のだ!」ブン

ガリ

ブチ ブチ ブチ ブチ

アライさん「のだーーーーー!」ゴロゴロ

まぁ、爪が剥がれるんですよね。

アライさん「痛いのだ! 可哀そうなのだ!」ゴロゴロ

アライさん「誰か、アライさんを助けるのだ!」

アライさんが騒ぎ立ててしばらくした後、山の奥から何かが来ましたね。

アライしゃん1「こっちから、おかーさんのこえがしたのら。」

アライしゃん2「おかーさん、おそすぎなのら!」プンプン

アライちゃん1「おかーしゃーん! どこにいるのりゃー!」ヨチヨチ

アライちゃん2「おにゃかしゅいたのりゃ...」ヨチヨチ

アライちゃん3「のりゃ、のりゃりゃ!」ヨチヨチ

アライさん「チビ達! アライさんはここなのだ!」ガシャガシャ

どうやら、捕まったアライさんの子供たちみたいですね。

アライしゃん1「おかーさん、こんなとこでどうしたのら?」

アライさん「捕まってしまったのだ。」ガシャガシャ

アライちゃん2「おかーしゃんがいるところ、いいにおいがしゅるのりゃ!」ヨチヨチ

アライしゃん1「どこからはいったのら?」

アライさん「あそこの筒から入ったら出られなくなってしまったのだ。」ガシャガシャ

アライしゃん2「ちょっとみてくるのら。」

ガサガサヨチヨチ

アライしゃん1「ここなのら?」

アライしゃん2「のぞいてみるのら?」

アライちゃん1「なにもみえないのりゃ。」

子供たちが筒を確認していますね。

アライちゃん3「のりゃ、のりゃりゃ!」ヨチヨチ

一匹のアライちゃんが気にせずに中に入っていきますね。

ガシャン

アライちゃん3「のりゃ!」ビクッ

アライちゃん3「のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライちゃんがセンサーに引っ掛かったため、仕切り板が下りたようですね。
しかも、そのことでビックリして泣いちゃうなんて、やっぱり子供ですね。

アライしゃん1「あかるくなったのら!」

アライちゃん1「はいってみりゅのりゃ!」ヨチヨチ

アライしゃん2「ないてないで、さっさといくのら!」コツン

アライちゃん3「のりゃーーーーーん!」ビエーン

子供たちがどんどん入っていきますね。

アライしゃん1「おかーしゃん、とおれたのら!」

アライさん「どうやったのだ!?」

アライちゃん1「いきなり、あかるくなったのりゃ!」

ゾロゾロと入ってくる子供たちに驚きを隠せないみたいですね。

アライしゃん2「まったく、でられなくなるなんて、うそだったのら!」プンプン

アライちゃん2「おねーしゃんたち、まってほちいのりゃ。」ヨチヨチ

アライちゃん3「のりゃ。」ヨチヨチ

ガシャン

アライちゃん2「のりゃ?」

アライちゃん3「のりゃ!」グシャ

コロコロ

アライさん「チビ!」

アライちゃん2「そのまりゅいの、なんなのりゃ?」キョトン

アライしゃん2「いもーとが、あたまだけになっちゃったのら!」

分かりましたか?
二匹のアライちゃんが通っているときに仕切り板が上がる条件を満たしてしまったのです。
アライちゃんは歩みが遅いですからね。

そのため、前を行く一匹は無事でしたが、後ろの一匹が仕切り板に引っ掛かってしまったのです。
しかも、運悪く首の辺りだったので、頭と体が分離する形で。

アライちゃん3「の...りゃ...」

首だけになっても、多少意識はあるんですよね。
まぁ、状況はギロチンと同じなんですけど。

アライしゃん1「また、みえなくなってしまったのら!」

アライちゃん1「どうゆうことなのりゃ!」

アライちゃん2「こっちにしゅしゅめば、またあかるくなるはじゅなのりゃ!」ヨチヨチ

いやぁ、パニくってますねぇ。

アライさんA「こっちからいい匂いがするのだ!」

おや?
奥から、別のアライさんが見えましたね。

アライさんA「誰かいるのだ!」

アライさん「お前は誰なのだ?」

アライさんA「アライさんは、アライさんなのだ!」ドヤァ

アライさん「アライさんもアライさんなのだ。捕まってしまったのだ。」

アライさんA「お前は間抜けなアライさんなのだ!」

アライさん「うるさいのだ!」

金網越しに喧嘩ですか。
面白いことになってきましたね。

アライさんA「どうして、そうなったのだ?」

アライさん「あっちにある筒から入ったら、出られなくなってしまったのだ。」

すると、外のアライさんが筒の方へ移動しましたね。

ガサガサ

アライさんA「ここに何があるのだ?」

おっと、いきなり筒に入ろうとしてますね。

ガシャン

アライちゃん2「のりゃ!」グシャ

バキ

ボン

アライさんA「のだーーーーー!」ゴロゴロ

分かりました?
分からなかったですよね?

つまりはこういうことです。

外のアライさんがセンサーに引っ掛かり、仕切り板が下りました。
その仕切り板の下にはアライちゃんがいたため、その勢いで潰れてしまったのです。
ですが、潰すにしても骨をすべて砕けるわけではないため、完全に開かなかったのです。
プログラム上、全開になるように設定していたため、無理な力をかけて、軸が破損。
その結果、回路に異常が出て、爆発、炎上。

そのため、外のアライさんが火だるまになっているわけです。

アライさんA「熱いのだ!」

アライさん「燃えてるのだ!」

そして、ここは山です。
はい、山火事ですね。

幸い、小規模火災で済みましたが、アライさん一家、及び、外のアライさんは焼死しました。

どうでしたか?

仕切り板周りで異常が多々見られたため、修正することになったわけです。

前回所長が紹介したのは、モデルチェンジではなく、マイナーチェンジだったわけなんですよ。
まぁ、内部事情なんてどうでもいいですよね。

皆さんには、こういう失敗の積み重ねがあって技術は進歩するんだ、という事を知っていただけたらいいかと思います。

では、またいつかお会いしましょう。

仕切り板が上がった時のイメージ

https://i.imgur.com/wNvk3Du.png

おつ
アライさんはいくら焼け死んでもいいけど、アライさんの駆除のために火事が起こるのは洒落にならんなあ

おつ
山火事はこわいからなあ

タイトル「アライウイルス」

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、アライウイルスについてお話ししようと思います。

今まで何回か単語は出ていましたが、お気付きだったでしょうか?
アライさんに不用意に関わってはいけない、というところの本質はこのウイルスにあるのです。

アライウイルスの感染方法としては、アライさんから攻撃されて傷口から媒介する、というものです。

アライウイルスの症状としては、いくつかのステージがあります。

ステージ1は、風邪に似た症状が出ます。
咳、鼻水、のどの痛み、発熱などです。

ステージ2は、さらに進行します。
吐き気や下痢、息切れなど、体の内部から襲い掛かってきます。

ステージ3では、なんとウイルスが脳に進行してしまいます。
その影響によって、手を擦ったり、語尾が「のだ」となってしまいます。
そして、人格も変わってしまい、自分勝手になってしまうのです。

ただ、ステージ3まで進んでしまうと、体の自由が利かないため、ほぼ寝たきりになってしまいます。

大体の人はステージ3になるまで、風邪と思って明確な治療をしません。

ですが、アライウイルスは明確な治療薬がまだ完成していません。
これについては、最重要課題として研究中です。

原因については調査中でありますが、我が研究所の見解としてはこうです。

突如として出現した「サンドスター」の影響で、アライグマがアライさんとしてフレンズ化したことは周知の事実かと思います。
このとき、アライグマの体内にいたアライグマ回虫にも「サンドスター」の影響があったと思われますが、フレンズ化できずにウイルス化してしまった。

これが、我が研究所の見解です。

アライグマ回虫の時は糞から感染しますが、アライウイルスは糞から感染した、という報告はありません。

もし、アライさんから攻撃されてしまった時には、患部を流水で洗ってください。

この対応をして、ステージ3まで進行してしまった患者は今までいません。
応急処置として、覚えておいてください。

アライさんを見かけても、不用意に近づかない、挑発しない、を心掛け、駆除専門の会社に連絡してください。
自分たちでどうにかできる、思わないことです。

以上、警告の動画となります。

ウイルス怖い

おつ

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回の報告内容は、公開に関して気が進まなかったのですが、職員から要望されたため、公開に踏み切りました。

前置きは無しで、見ていただきましょう。
では、ご覧ください。

ここは研究所内のジム施設です。

鏡の前に、アライさんがいますね。

アライさんA「フハハハハ! アライさんの筋肉を見るのだ!」フン

アライさんが鏡に向かって、フロント・ダブル・バイセップスをしていますね。

アライさんB「なかなか、切れているのだ。 だが、アライさんも負けていないのだ!」フン

別のアライさんは、サイド・チェストをしていますね。

アライさんC「すごくデカいのだ! さぁ、アライさんも負けていないのだ!」フン

また別のアライさんは、アブドミナル・アンド・サイをしていますね。

アライさんA「ナイスバルクなのだ!」

鏡の前のアライさんはひとまず置いておいて、ジムの中に目を向けてみましょう。

アライさんD「のだーーー!」

このアライさんはレッグプレスマシンで下半身を鍛えているようですね。

アライさんE「のだーーー!」

こちらのアライさんはベンチプレスでバーベル上げをしていますね。
すると、男性が近づいてきましたね。

コーチ「アライさん、脇の締めが甘い! もっと締めて!」

アライさんE「分かったのだ、コーチ!」

アライさんE「のだーーー!」

コーチ「いいよ、すごくいいよ!」

如何ですか?
このボディビルダーのようにムキムキになったアライさんたちは。

アライさんB「アライさんの筋肉はまだまだ成長するのだ!」

なぜこのようになってしまったのでしょうか?

それは、ある職員からの提案から始まりました。

職員A「アライさんの身体能力を極めたら、どこまで向上するのでしょうか?」

この発言がきっかけでした。
もちろん、反対する声もありました。

職員B「それをきっかけに暴動に発展したら、どうするんだ!」

職員C「職員から死者が出るかもしれないぞ!」

このような反対の声は、当然ありました。
ですが、提案した職員も負けてはいませんでした。

職員A「私たちは平均的なアライさんしか知りません。」

職員A「だからこそ、今後来るかもしれない脅威のための研究をしなくてはならないのです。」

そして、様々な議論を重ね、対策を講じることで計画を進めるようにしました。
それについては、後ほどお話ししたいと思います。

その後、コーチとなる人物を探しました。
ですが、ほとんどの人が否定的でした。

インストラクターA「アライさん? いや、無理でしょ。」

インストラクターB「感染症の影響がありますよね? 嫌ですよ。」

インストラクターC「ゴミに教えることって、あるんですか? 覚えないでしょ。」

そんなことを言われ続けて、計画が頓挫してしまうのかと思われた時、唯一引き受けていただける方が現れたのです。

インストラクターZ「面白そうですね。 感染症の対策をしていただけるのであれば、お引き受けします。」

このインストラクターZこそ、のちのコーチとなる人なのです。

その後は彼と綿密に計画を立てていきました。
ですが、そこでようやく気付いたのです。

彼が、ボディビルダーであることに。
我々も急ぎすぎるあまり、見落としてしまっていました。

そこから、いつしかアライさん改造計画は、今に至るというわけです。

では、コーチとアライさんたちの出会いを紹介しましょう。

ここは研究所内のジム施設です。

何も事情を知らないアライさんが五匹集められています。
ちなみに、全員タイプAです。

アライさんA「何なのだ、ここは。」

アライさんB「お母さんがいないのだ。」

アライさんC「変なものがたくさんあるのだ。」

アライさんD「おい、人間! 早くアライさんを元の場所に返すのだ!」

アライさんE「何をやらせるのだ?」

職員A「皆さん静かにしてください! 今から説明しますよ!」パンパン

職員の声に合わせて、アライさんが職員に目を向けましたね。

職員A「皆さんには、今日からコーチの指示に従っていただき、共同生活をしていただきます。」

コーチ「皆さん、初めまして。」

アライさんD「何で、人間の言うことを聞かないといけないのだ!」

ポチ

アライさんD「のだだだだだだ!」ビリビリ

職員A「皆さんに拒否権はありません。」

職員A「今のように、反抗的な態度や、危害を加えるような行為に及んだ場合には、このように...」

ポチ

アライさんD「のだだだだだだ!」ビリビリ

職員A「電流を流します。かなり痛いです。」

これが、対策になります。
学習性無力感とはご存知でしょうか?
知らない方は、ご自身で検索してみてください。

これの応用で、アライさんの首には首輪が取り付けてあります。

はい、例の如く、寝ている間にここに連れてきて、首輪を付けたのです。

職員が持っている装置の指令を受けて、首輪のICが反応し、電流が流れる仕組みです。
もちろん、強度に問題はありませんよ。

アライさんE「アライさんに、何をさせるつもりなのだ。」

職員がコーチに手を差し出しましたね。

コーチ「皆さん、キレイになりたいですか?」

アライさんA「アライさんはすでにキレイなのだ!」

アライさんB「アライさんの方がキレイなのだ!」

アライさんA「何を言っているのだ!」

ポチ

アライさんA「のだだだだだだ!」ビリビリ

アライさんB「のだだだだだだ!」ビリビリ

職員A「喧嘩はしないでください。」

職員がコーチに目を向けると、コーチが頷きましたね。

コーチ「皆さんは、まだまだキレイになれます。」

すると、サイド・チェストをしましたね。

コーチ「このような美しい筋肉を身に纏うことで、さらにキレイになれるのです。」

アライさんC「すごい筋肉なのだ!」

コーチ「どうですか?」

すると、フロント・ダブル・バイセップスをしましたね。

アライさんE「人間の言うことを聞いたら、こうなるのか?」

職員A「この方は、コーチ、と呼ぶようにしてください。」

アライさんC「こーち?」

職員A「はい。 皆さんのキレイな体作りを手伝ってくれる方です。」

アライさんA「まだまだキレイなれるなら、聞いてやるのだ。」

アライさんB「誰よりもキレイになってやるのだ。」

アライさんC「コーチ、アライさんは頑張るのだ!」

アライさんD「仕方ないのだ...」

アライさんE「楽しみなのだ!」

こうして、アライさんの共同生活が始まり、食事も管理栄養士を招いて、徹底管理をしました。
ジムの隣に、トイレ、食堂、寝室を設けて、コーチの指導の下、筋肉作りに励みました。

六ヵ月後の成果が冒頭の映像となるわけです。

始めは反抗的な態度のアライさんも、今ではコーチを信頼しています。

この六ヵ月間、電流を受けた回数は以下の通りです。

アライさんA 12回
アライさんB 12回
アライさんC 0回
アライさんD 61回
アライさんE 2回

また、この共同生活の中で、ある変化が出てきました。

職員A「爪を切りたい、ですか?」

アライさんC「力を入れると、出てきてしまうのだ。邪魔なのだ。」

これは、共同生活を始めて二ヵ月ほど経った時でした。

職員A「すぐには用意できませんよ?」

アライさんC「出来るだけ早くお願いするのだ。」

こうして、アライさん専用の爪切りを開発しました。
その後、アライさんの間で爪切りが流行しました。

また、今ではコーチの知り合いのボディビル関係者にも来ていただき、お披露目会を実施しています。
やはり、褒めてもらうと嬉しいようで、今もトレーニングに励んでいます。

如何でしょうか?
我々の当初の思惑とは離れてしまったプロジェクトは?

ですが、今後はこの映像を元に、各インストラクターへプレゼンをし、当初の計画を達成したいと考えています。
希望する方がいましたら、是非【営業部】までご連絡ください。

以上、よろしくお願いします。

今回の作品、タイトル載せてなかったですね。

タイトル「アライさん改造計画」

乙。CとEは優秀みたいですね。Dは多すぎww月に平均10回も電流食らってたのかいwwww

乙。Dがマゾで、あえて電流を受けているとしたら一番ボディービルの才能あるな

タイトル「アライさんキャッチ Ver.2.0 都市型」

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は「アライさんキャッチ Ver.2.0」を都市型に転用したトラップを見ていただこうと思います。

「アライさんホール」の時は、廃屋と謳っておきながら地下を作るなど、工事費が高くなってしまいました。
そのため、「アライさんキャッチ Ver.2.0」を転用することにしました。

では、早速見ていただきましょう。

今回の舞台となる廃屋です。

築五十年の平屋です。
数年前に住人が亡くなり、息子夫婦が相続したそうです。
持ち主の方に許可を頂き、改造しました。

まず、窓などの出入りできるところは、固定して開けられないようにしています。
また、ガラスには特殊フィルムを貼って、割られないようにしています。
そして、入り口となる筒と、その隣に制御ボックスを設置します。
屋根には、ソーラーパネルを載せて、電力を確保します。
あとは、「アライフレグランス+」を振り撒けば、完成です。

今回の「アライフレグランス+」は、この廃屋がある敷地にしか撒いていません。
そして、「アライフレグランス-」も街に散布していません。

工事費は、「アライさんホール」の時に比べて、だいぶ抑えることが出来ました。

この工事にあたり、前回はアライさん一家を事前に間引きしましたが、今回はしていません。
ですが、被害は多数確認されているようです。

さて、どのようなデータが取れるのか楽しみですね。

アライさんが現れる所まで、映像を進めました。
観察を始めて、二日ほど経過した辺りです。

アライさん「今日は、この辺りからいい匂いがするのだ。」

アライさん「チビのために、たくさん持ち帰るのだ!」

どうやら、子持ちのようです。
ここからでは分かりませんが、どこかに巣を作っているようですね。

アライさん「ここからいい匂いがするのだ。」クンクン

敷地内に入っていきましたね。

アライさん「どうやって、中に入ればいいのだ?」

アライさんが廃屋の周りを探索していますね。

アライさん「お、ここから入れそうなのだ。」

アライさん「んしょ、んしょ。」

アライさんが中に入っていきましたね。

では、内部カメラに切り替えて

アライしゃん1「こっちからいいにおいがするのら。」

アライしゃん2「アライしゃんもきょうからいちにんまえなのら。」

アライしゃん3「おかーしゃんのためにがんばるのら。」

アライしゃん4「たくさんもってかえるのら。」

おや?
アライしゃんたちがやってきましたね。

発言からすると、母アライさんが動けないため、代わりに食料を探しているようですね。

アライしゃん1「ここにはいってみるのら。」

アライしゃん2「アライしゃんがさきにめをつけていたのら!」

アライしゃん3「はやくはいるのら。」

アライしゃんたちが敷地内に入っていきましたね。

アライしゃん1「みんなでいりぐちをさがすのら。」

分散して、入り口を探すようですね。

アライしゃん4「おねーしゃんたち! みつけたのら!」

アライしゃんの声に反応して、他のアライしゃんが集まってきましたね。

アライしゃん4「ここからはいれそうなのら。」

アライしゃん1「さすがなのら。」

アライしゃん2「さっそくはいるのら。」

アライしゃん3「なにがあるのかたのしみなのら。」

次々と、アライしゃんが入っていきますね。

さて、内部カメラに切り替えてみましょう。

アライさん「おぉ、中々広いのだ!」

先に入ったアライさんのところから、再生しています。

アライさん「早速、食べ物を探すのだ!」

バタバタ

当然、中には食べ物はありません。
「アライフレグランス+」の効果で、感覚が若干麻痺しているのでしょう。

アライしゃん1「なかはひろいのら!」

アライしゃん2「おねーしゃん、じゃまなのら!」

アライしゃん3「はやくなかにはいるのら!」

アライしゃん4「うしろがつまってるのら!」

アライしゃんたちも中に入ってきましたね。

アライしゃん1「みんなでさがすのら!」

アライしゃん2「いっぱいもちかえるのら!」

アライしゃん3「いもーとたちもまってるのら!」

アライしゃん4「がんばるのら!」

発言からすると、アライちゃんが巣にいるようですね。

バタバタ

アライさん「なんだかうるさいのだ。」

奥から、アライさんが現れましたね。

アライしゃん1「おまえはだれなのら!?」

アライしゃん2「ここはアライしゃんがさきにみつけたのら!」

アライしゃん3「ドロボーはいけないのら!」

アライしゃん4「おかーしゃんじゃないのら!」

アライさん「好き勝手言って! アライさんが先に見つけたのだ!」

一触即発ですね。

アライさん「邪魔者は倒すのだ!」

アライしゃん1「かえりうちにしてやるのら!」

アライしゃん2「おまえをたおして、すにもちかえるのら!」

アライしゃん3「おねーしゃん、さすがなのら!」

アライしゃん4「しまいのちからをみせてやるのら!」

体格差では勝てないにしても、数の暴力でどうにかなるのでしょうか?

アライしゃん1「たぁ!」タッ

アライさん「分かりやすいのだ!」スッ

アライしゃん1「のら!?」

ドカッ

アライしゃん2「たぁ!」タッ

アライさん「甘いのだ!」スッ

アライしゃん2「のら!?」

ドカッ

アライしゃん2「じゃまなのら!」

アライしゃん1「いたいのら!」

アライしゃん3「たぁ!」タッ

アライさん「同じなのだ!」スッ

アライしゃん3「のら!?」

ドカッ

アライしゃん3「あたらないのら...」

アライしゃん2「いたいのら!」

アライしゃん1「アライしゃんがかわいそうなのら...」

アライしゃん4「おねーしゃん!?」

連携は出来ていないですね。
一匹ずつ攻撃してましたね。

アライさん「その程度で勝とうなんて、甘いのだ!」

アライしゃん4「ア、アライしゃんはつよいのら!」ガクガク

唯一攻撃していないアライしゃんの膝が笑っていますね。

アライさん「フン!」ブン

アライしゃん4「うげっ!」

ドカッ

アライさんの蹴りがお腹に入りましたね。

アライしゃん4「ゴホッ!ゴホッ!」

血を吐きながら、咳き込んでいますね。

アライしゃん3「いもーとのかたきなのら!」タッ

アライさん「単純なのだ!」スッ

アライしゃん3「のら!?」

ドカッ

このままでは、アライしゃんがアライさんに倒されてしまうのは時間の問題かもしれませんね。

アライしゃん2「こうなったら...」

アライしゃん2「そいつが、いもーとのあいてをしているあいだに、おくをさがすのら!」

アライしゃんが、奥へ消えましたね。

アライしゃん1「それはめいあんなのら!」

もう一匹も、奥へ消えましたね。

アライしゃん3「おねーしゃん!?」

残されたのは、アライしゃんが二匹とアライさんです。

アライしゃん3「いもーと!」

アライしゃん4「ゴホッ!ゴホッ!」

しかも、アライしゃんの内、一匹は血を吐いていますね。

アライさん「お前だけで、勝てると思っているのだ?」

アライしゃん3「アライしゃんがいきのこるためには、おまえをたおすしかないのら!」

アライさん「やってみるのだ!」

アライしゃん3「たぁ!」タッ

アライさん「フン!」ブン

アライしゃん3「のりゃ!?」

ドカッ

アライさんの蹴りが飛びかかってきたアライしゃんの顔に入りましたね。

アライしゃん3「いたいのら! あらいしゃんのかおがいたいのら!」

アライさん「まずは、お前から黙らせるのだ!」

ゲシッ ゲシッ ゲシッ ゲシッ

アライしゃん3「の...ば...」ピクピク

アライさん「中々しぶといのだ...」ハァハァ

ガブッ

アライさん「痛いのだ!」ブンブン

アライしゃんの顔を執拗に踏みつけていたアライさんの尻尾に、先にダウンしていたアライしゃんが噛みついたようですね。

アライさん「こいつ、離すのだ!」ブンブン

アライしゃん4「うーっ、うーっ!」キラ

ブス

アライさん「のだー!!」ゴロゴロ

尻尾に噛みついたアライしゃんが爪をアライさんの足に突き立てましたね。
その痛みで、アライさんが転がっていますね。

アライさん「痛いのだ!」

アライしゃん4「まじゅは、しょのあしを、ズタズタに、ちてやるのら!」ゴホゴホ

ザッ ザッ ザッ ザッ

アライさん「あーっ!」

アライしゃんは顔へのダメージが大きいのか、呂律が回っていませんね。
ですが、動けないアライさんの足を執拗に攻撃してますね。

アライしゃん4「これきゅらい、きょうげき、しゅれば」

バタッ

アライしゃんが倒れてしまいましたね。
どうやら、限界を迎えたようです。

一方、顔を攻撃されていたアライさんはというと、

アライしゃん3「...」シーン

死んでいますね。

アライさん「足が動かないのだ!」

アライさんが腕の力で起き上がろうとしていますが、上半身を上げるだけで、床に倒れてしまいましたね。

アライしゃん1「なにもなかったのら...」

アライしゃん2「べつのところをさがすのら...」

奥から、争いから逃げ出したアライしゃんがやってきましたね。

アライしゃん1「いもーと!? どうしたのら!?」

アライしゃん2「しっかりするのら!?」

慌てて、妹のアライしゃんに駆け寄っていますが、すでに死んでいるんですよね。

アライしゃん1「おきるのら!」ユサユサ

アライしゃん2「ねてちゃダメのら!」ユサユサ

アライさん「そんなことより、アライさんを助けるのだ!」

ビクッ

アライしゃん1「おまえがやったのら?」

アライしゃん2「ゆるさないのら!」

そもそも、この二匹が逃げ出してなければ、死んでなかったかもしれませんがね。

アライしゃん1「のらのらのらのらのらのら!」ザッ

アライしゃん2「のらのらのらのらのらのら!」ザッ

アライさん「のだーーーーーっ! やめるのだーーーーーっ!」

一匹が馬乗りになり、アライさんの背中を攻撃していますね。
もう一匹は、手を攻撃していますね。

アライさん「手が動かないのだ... 体も痛いのだ...」

アライしゃん1「これくらいにしてやるのら...」ハァハァ

アライしゃん2「いもーとのかたきはとったのら...」ハァハァ

アライしゃんからの攻撃で、アライさんの体はボロボロですね。

アライしゃん1「こんなところに、ようはないのら...」ハァハァ

アライしゃん2「さっさと、でるのら...」ハァハァ

アライしゃんが筒に向かっていますね。

アライしゃん1「んしょ」

ビリビリ

アライしゃん1「のらーーーーー!」ビクンビクン

センサーにかかったようですね。
アライしゃんの体が痙攣していますよ。

アライしゃん2「おねーしゃん!?」

突然の光景に、後ろにいたアライしゃんが驚いていますね。

アライしゃん2「んしょ、んしょ...」ズルズル

アライしゃん1「...」シーン

アライしゃん2「おねーしゃんがいきしてないのら!?」

電流によって、アライしゃんは死んだようですね。
口からは泡を吹き、舌を出して、これは間抜け面ですね。

アライしゃん2「ここからでられないのら!」

アライしゃん2「ほかにでぐちがないのか、さがすのら!」

最後のアライしゃんが奥に消えましたね。

アライしゃんが戻ってきましたね。

アライしゃん2「ガラスがわれないのら... でられないのら...」

ペタッ

アライしゃん2「ここからでたいのら!」ジタバタ

アライしゃんが駄々をこね始めましたね。
さて、アライしゃん一匹だけで生き残ることが出来るでしょうか?

アライさん「アライさんも動けなくてツラいのだ...」

こちらの映像は、三日後のものです。

アライしゃん2「おなか...へった、のら...」

唯一生き残ったアライしゃんの周りには骨が散乱していますね。
死んでしまった姉妹や、アライさんを食べて生き残っていたようですね。

ですが、それも尽きてしまって、空腹のようですね。

もう残っているのは、自分の糞しかありません。
まぁ、アライさんであれば、食べるでしょうけど。

この後、新しいアライさんがトラップに入っていき、一週間で十三匹ものアライさん、アライしゃんがかかりました。

一先ず、街中を徘徊するアライさんの駆除はこれで出来るかと思います。
これからも、検証を重ねてデータを確実なものにしたいと考えています。

そのため、次の課題として、巣に残されたアライちゃんをどうするか、というのが出ています。

我々はこの課題の解決に向けて動いています。
また、結果が出ましたら、ご報告いたします。

では、今回はこれで失礼いたします。

>>87>>88

Dは反抗的なため、電流をたくさん食らっていました。
決して、マゾではありません。

虐待欲もアライさんへの敵意も見えない
>>1はいったいどういうモチベーションでアラ虐書いてるんだろうな

乙。面白かったです
>>102タイトルの通り研究するためのものだと思うけど
そこに善悪もなく、ただ単に好奇心とかで実験台にする描写は好き

アライさんなのによく一匹死んだだけでそこから出ようとすると死ぬって分かったな
2匹くらい死んでからよくわからないけどここは通れないってなるかと
あと諦め悪く壁に体当たりし続けるとか
もっと無駄な抵抗をする生物という認識だったからちょっと意外

>>104
たしかに、諦めの悪いアライさんは全然書いてないですね。
今度書いてみます。

>>20で触れられているけどあくまでも研究所だからなあ・・・
そのうち研究所から商品化された罠や道具を猟師が使う話とかあるのかな?
あと、ムキムキになったアライさんのその後が気になる・・・

>>102
アラ虐をしようとしたときに、ただアライさんを痛めつけるのは他とあまり変わりないな、と思って行き着いた先が今の形です。
それに、この方式なら、ストーリー性はほとんど関係ないので、話が書きやすいですね。

>>106
マッチョアライさんは何か書きたいんですけど、まだまとまっていないため、続編は未定です。

タイトル「変わったアライちゃんたち」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、一風変わったアライさんをご紹介しましょう。

まずは、こちら。

『ゴハンノジカンデス』

ガコン

アライちゃん1「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん2「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん3「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん4「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん5「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん6「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん7「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん8「のりゃ!のりゃ!」ノソノソ
アライちゃん9「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ

分かりましたか?
一匹だけ、動きの鈍い個体がいることに。

見てもらうと分かりますが、尻尾が通常の二倍もあるのです。
このような個体を、大きい尻尾ということから「Large Tail」を略して、LTと呼ぶようにしています。

大体、1/500の確率で見つかっています。

アライちゃん1「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃん2「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃん3「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃん4「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃん5「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃん6「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃん7「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃん9「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ

アライちゃんLT「のりゃ!のりゃ!」ノソノソ

動きが鈍いため、通常の個体が辿り着く距離でも、まだ辿り着くことが出来ないんですね。

次に、こちらです。

『ゴハンノジカンデス』

ガコン

アライちゃんA1「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃんA2「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃんA3「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃんA4「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃんA5「のりゃ!のりゃ!」コケッ
アライちゃんA6「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃんA7「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃんA8「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃんA9「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ

分かりましたか?
一匹だけ、上手く歩けていない個体がいることに。

見てもらうと分かりますが、尻尾が通常よりも一回り小さいです。
このような個体を、小さい尻尾ということから「Small tail」を略して、STと呼ぶようにしています。

大体、1/1200の確率で見つかっています。

アライちゃんA1「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃんA2「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃんA3「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃんA4「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃんA6「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃんA7「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃんA8「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ
アライちゃんA9「のりゃ!のりゃ! (≧'ω(≦ )」クチャクチャ

アライちゃんST「のりゃーん!!」ジタバタ

まともに歩けないため、通常の個体が辿り着く距離でも、その場で足掻いていますね。

このように、アライさんの尻尾は歩くために重要な器官として働きます。
成獣であるアライさんには関係ありませんが、四足歩行のアライちゃんにとっては重要なのです。

産まれたばかりは三頭身くらいのため、尻尾が無ければ、前に傾いてしまいます。
そのため、四足方向が出来ません。
それを解消するため、頭が重い分を尻尾で補って、バランサーの役割として活用していると考えられています。
そのため、尻尾の大きさが適切でないと、まともに歩けなくなってしまうのです。

特異な尻尾を持つ個体は、野生で成獣まで育っている状態を確認できていません。

稀なケースも紹介しましょう。

アライちゃんB1「のりゃ!」コケッ

このアライちゃんは片腕が産まれつきありません。

アライちゃんB2「のりゃ!」コケッ

このアライちゃんは片足が産まれつきありません。

アライちゃんB3「のりゃりゃ!」ジタバタ

このアライちゃんは両腕が産まれつきありません。

アライちゃんB4「のりゃりゃ!」ジタバタ

このアライちゃんは両足が産まれつきありません。

アライちゃんB5「のりゃ...」ボーッ

このアライちゃんは四肢が産まれつきありません。

このように、体の一部が欠損して産まれる例もあります。
ただ、このように産まれる原因については判明していません。

このような欠損個体については、個別管理して育てるようにしています。

欠損個体についても、野生で成獣まで育っている状態を確認できていません。

これまで紹介した個体が野生で成獣まで育たないのは、人間という敵がいるためでしょう。
身を守るため、このような個体は切り捨てられてしまうのかもしれません。

他にも何匹か特異個体は存在するため、様々な環境で観察をしたいと考えています。

観察の報告資料が完成しましたら、またご報告いたします。

それでは失礼いたします。

乙。いわゆる奇形な個体がどう成長していくかかなり興味深いですね

タイトル「アライさんダンゴ」

どうも、ATLの「NameD」です。

私が進行する動画、3回目です。

今回は、ハンディカムで実況中継してお送りします。
ていっても、これ録画だな。

ま、気にしないで行きましょう!

今回は、アライさんの目撃情報が多いこの街でアライさんを探して、駆除しようと思います。
あ、一応ハンターの資格は持ってるんで。

名前と顔写真隠してますけど、こんな感じ。
OK?

えー、この街でアライさんダンゴのフィールドワークをしてみようと思います。

アライさんダンゴはこちら。
大体、3cmくらいかな?
見た目は普通のダンゴだと思うでしょ?
でも、中には毒物が入ってます。

ウォーターメロントラップ、覚えてる?
あの時に使った毒物と同じものが練りこんであるんですね。

ただ、見た目がこんなんだから、他の動物が食べる可能性があって、外に放置できない、と。
なので、私が自らフィールドワークに来ました。

まぁ、研究所で結構な数を相手に試したけど、野良はまだなんで、楽しみですね!

早速、探してみましょう。

確か、こっちのほうで目撃情報があったんだよなぁ。

あった。
確か、この公園だったかな。

ガサガサ

お?
あの茂みが怪しいな。

ゆっくり近づいてみよう、っと。

ガサガサ

やっぱりアライさんだ。

アライさん「ん?」クルッ

アライさん「お前は人間なのだ!?」

アライさん、こんな所でどうしたの?

アライさん「うるさい! 人間に話す筋合いはないのだ!」

まぁまぁ、これでも食べて落ち着きなよ。

アライさん「嘘なのだ! 絶対に何か仕込んでるのだ!」

しょうがないな。

パク

おいしいねぇ。
あ、半分残ってるけど、いる?

アライさん「毒は入ってなさそうなのだ。」

大丈夫だって。

パク

アライさん「お、おいしいのだ!」

でしょ?
まだあるけど、いる?

アライさん「欲しいのだ!」

そういえば、アライさんはこんなところで何してたの?

アライさん「そうだったのだ!」

アライさん「アライさんはチビ達のご飯を探してたのだ。」

子供たちがいるの?

アライさん「そうなのだ。山に住んでいたけど、いられなくなったのだ。」

事情は聴かないけど、山からここに来たんだね。

アライさん「ここは山と違って、食べるものが少ないのだ。」

そっかー。
じゃあ、さっきのダンゴ、子供にも分けてあげるよ。

アライさん「ホントなのだ!?」

巣まで案内してくれる?

アライさん「分かったのだ!」

廃工場ねぇ。
こりゃ、分かんねぇな。

アライさん「何か言ったのだ?」

いやぁ、いいところだな、って。

アライさん「当たり前なのだ! アライさんのために用意されたところなのだ!」

立て壊すにも金が要る。
で、立地上、使い道が無いから放置、ってか。

こういうところを虱潰しに見てけ、ってーの。

アライさん「こっちなのだー!」

今行くよー!

さぁて、実験開始、てね。

アライさん「チビ達、戻ってきたのだ!」

アライしゃん1「おかえりなのら!」コスリコスリ
アライしゃん2「ごはんがないのら?」コスリコスリ
アライしゃん3「ひ、ひとしゃんなのら!?」ビクッ
アライしゃん4「おなか、すいたのら...」コスリコスリ
アライしゃん5「なんで、ひとしゃんがいるのら?」コスリコスリ

アライちゃん1「おかーしゃん、おきゃえりなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「おしょかったのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「おにゃか、くーくーなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん4「のりゃ!のりゃりゃ!」シッポフリフリ

たくさんいるねぇ。

アライさん「自慢のチビ達なのだ!」ピカピカガイジガオ

アライしゃん1「なんで、ここにひとしゃんがいるのら!」プンプン
アライしゃん3「いますぐでてくのりゃ!」プンプン

うわぁ、嫌われてるなぁ。

アライさん「仕方ないのだ。お父さんが人間に殺されてしまったのだ。」

山に住んでた時に、アライグマが?

アライさん「そうなのだ。大きなお腹で、チビ達を連れてここまで来たのだ。」

ということは、このヨチヨチのアライさんはここで産んで、そこの大きいアライさんは山で産んだ、と。

アライさん「そうなのだ。大変だったのだ。」

そっか。

アライしゃん2「はやくでてくのら!」プンプン
アライしゃん3「ひとしゃんは、いなくなればいいのら!」プンプン

アライさん「静かにするのだ!」

シーン

アライさん「この人がアライさんたちにご飯をくれるのだ。」

みんな、手を出してね。
はい、アライさんたちにプレゼント。
ヨチヨチのチビちゃんは、二匹で一つを仲良く食べてね。

アライしゃん1「ほんとにくれるのら?」
アライしゃん2「たべていいのら?」
アライしゃん3「ひとしゃんが、かいしんするなんて...」
アライしゃん4「ありがとうなのら!」
アライしゃん5「おいしそうなのら!」

どうぞ、食べてね。

クチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャ

良い食べっぷり。
これは、撮り甲斐があるぞ。

アライさん「小さいけど、お腹いっぱいになったのだ!」

まだチビ達は、食べてるねぇ。

ゴホッ

アライちゃん1「くりゅちいのりゃ...」ピクピク
アライちゃん2「なんなのりゃ...」ピクピク
アライちゃん3「いたいのりゃ...」ピクピク
アライちゃん4「のりゃ...」ピクピク

アライさん「チビ、しっかりするのだ!」

あぁ、ヨチヨチのチビちゃんが血を吐いちゃったねぇ。
二匹で一つのダンゴを食べ終わる前に、か。
大体、五分の一くらい残ってるか。

アライさん「おい、人間! 何かしたのだ!?」

いんや、何にもしてないよ。
ほら、さっき渡したダンゴ。

パク

おいしいよ?
食べかけだけど、確認してみる?

アライさん「確かめるのだ。」

パク

アライさん「おいしいのだ!」

でしょ?
早く、チビちゃんの手当てをしないと。

アライさん「そうだったのだ。 チビ!」クルッ

アライちゃん1「...」シーン
アライちゃん2「の...りゃ...」ピクピク
アライちゃん3「...」シーン
アライちゃん4「...」シーン

アライさん「チビ!」

ゴホッ

アライしゃん1「くるしいのら...」ピクピク
アライしゃん2「おなかが、いたいのら...」ピクピク
アライしゃん3「おかーしゃん、たすけるのら...」ピクピク
アライしゃん4「いきが、できない、のら...」ピクピク
アライしゃん5「からだが、あついのら...」ピクピク

アライさん「お前たちまで!」

ゴホッ

アライさん「なん...で...」ピクピク

バタッ

遅効性にしては、長かったかな。
アライちゃんに合わせて作ってるからかなぁ?
もしかしたら、山育ちと都会育ちで差が出るとか?

ま、何にしろ、これは貴重なデータだな。

アライさん「人間、騙したのだ!?」ゴホッ

騙してないよ?

左のポーチのダンゴには毒が無くて、右のポーチのダンゴには毒があるんだ。
確認してなかったアライさんの負けかな?

アライさん「信じ、なければ...」ゴホッ

アライしゃん1「の...ら...」ピクピク
アライしゃん2「...」シーン
アライしゃん3「...」シーン
アライしゃん4「ひ、と...しゃ...」ピクピク
アライしゃん5「...」シーン

アライちゃん2「...」シーン

ま、子供の食べ残しも食べときなよ。

ガッ

アライさん「~~~~~!!」ジタバタ

さて、この一家はこんなもんかな?
回収会社に連絡をして、っと。

じゃあね、アライさん。

アライさん「~~~~~!!」ジタバタ

次のターゲットに行ってみよう!

と、さっきのことを踏まえると、おっきい方には効きが悪いみたいだな。
襲われないように気を付けないと。

次は、この住宅だっけ?

ピンポーン

『はーい』

ガチャ

どうも、連絡を受けた、アライさん駆除のものです。

住人「ようこそ、って、カメラ回してるんですか?」

すみません。
一連の作業を参考動画として撮らせていただけないかなって。

住人「嫌ですよ。」

モザイク処理と音声処理するんで。
お願いします。

住人「仕方ないですね。」

ありがとうございます。
では、アライさんの巣はどこでしょうか?

住人「こちらです。」

家の裏ですか?

コツコツ

住人「あの、上の方に穴が見えますか?」

あぁー、屋根と壁との微妙な隙間ですか?

住人「最近、家の中が臭いな、って主人と話していまして。」

それで、家の周辺を確認したら、見つけたわけですね。

住人「はい。」

あそこって、家のどこらへんになりますか?

住人「和室の上だと思います。」

屋根裏みたいなのはありますか?

住人「一応、ありますけど。」

一先ず、はしごを使ってあの隙間から、このダンゴを投入します。

住人「それは?」

試作品の毒ダンゴです。

よっと。

カッカッ

先ずは、音を聞いて、って、臭っ!
マジかよ。

えーっと、音は?

『すぅー...すぅー...』

何匹か聞こえるけど、数が分からんな。
しかも暗いから、よく見えん。

仕方ない。
ダンゴを適当に三個入れとくか。

で、この隙間にこれを塗って、っと。

カッカッ

住人「終わりましたか?」

終わりました。

一先ず、罠を設置しました。
和室で待機させていただいてもよろしいですか?

住人「分かりました。」

お茶も出していただき、ありがとうございます。

住人「ハンターの方にしては珍しく、乗り込まないんですね。」

まぁ、寝ているとはいえ、屋根裏は暗いですからね。
それに、試作品のテストも兼ねているので。

私、ハンターの資格を持つ、アライさん研究所の人間なんです。

住人「研究所の?」

はい

住人「その研究所は、ハンターの方は入れないのでは?」

厳密には、アラ虐派は入れない、ですね。
私は、アライさんに興味はありますが、アラ虐をしたいとは思っていないので。

矛盾してますね。

やっぱり、アライさんがどんな反応をするのか、研究テーマがたくさんあるんですよ。
それと向き合うのが楽しいんです。

研究員で、フィールドテストを出来る人間が限られてるので、こうして動いているんです。

住人「それって、内部情報に当たるのでは?」

別にこれは、そうでもないですよ。
薬の成分とかは、守秘義務になりますけど。

住人「そうですか。」

そろそろアライさんが動き出すころですが。

ドタドタ

はっきり聞こえるんですね。

住人「いつも昼間は家を空けてしまうもので。」

共働きですか?

住人「そうなんです。」

それで、これほどの物音にも気づかないんですね。

バタバタ

住人「何ですか?」

エサにかかったみたいです。
もうしばらくしてから突入します。

あと、これをしといてください。

住人「何ですか?」

防毒マスクです。
匂いがきついんで、素人の方は耐えられないと思います。

住人「では、お借りします。」

ブルーシートを引いて、っと。

さて、突入!

ライトで照らして、っと。

『ぴぃー!』

ん?

アライちゃん「...」プルプル

アライちゃん、どうしたの?

アライちゃん「ひ、ひとしゃん...」プルプル

怖くないよ。
どうしたの?

アライちゃん「アライしゃんの、おかーしゃんが、いきちてないのりゃ。」ヨチヨチ

どれ?

アライちゃん「あれなのりゃ。」プルプル

お母さんの周りにも倒れてるけど?

アライちゃん「おねーしゃんたちなのりゃ。」プルプル

お姉さんは何匹いたの?

アライちゃん「よにんいたのりゃ。」プルプル

アライちゃん「でも、しろいのたべたりゃ、たおれちゃったのりゃ。」グスグス

お母さんも?

コクン

妹はいなかったの?

アライちゃん「あしょこなのりゃ。」プルプル

あそこは、隙間のところか。

『でりゃれないのりゃ!』
『たかいのりゃ!』
『おかーしゃん、たしゅけて!』

あの三匹で全部?

コクン

色々教えてくれてありがとね。

ナデナデ

アライちゃん「のりゃ~ん!」シッポフリフリ

アライちゃん、目を閉じて、口を開けてくれる?
ご褒美を上げるよ。

アライちゃん「ありがとうなのりゃ!」シッポフリフリ

アーッ

シュッ

アライちゃん「ぎびゃー!」ジタバタ

毒物を薄めたスプレーだけど、どうかな?
濃度1%なんだけど。

アライちゃん「の...」ゴホッ

体が小さいと、吸収も早いね。
アライちゃんは最後に回収してあげるよ。

ドサ ドサ ドサ ドサ ドサ

住人『こんなにいたんですか!?』

まだいますよ。

ドサ

住人『こんな小さいのまで?』

そうですよ。
産まれたばかりでしょうね。

一部、糞害で腐りかけてたところがあったので、一度回収会社に清掃を依頼しておいてください。
連絡はしておいたので。

住人『ありがとうございます。』

それは、回収会社が到着するまで、着けていてください。

住人『はい。』

自分は後処理があるので、一旦外に行ってきます。

住人『分かりました。下のリビングで待ってます。』

よっと。

カッカッ

アライちゃん1「あ、ひとしゃんなのりゃ!」プンプン
アライちゃん2「アライしゃんのピンチなのりゃ!」プンプン
アライちゃん3「はやくたしゅけるのりゃ!」プンプン

おいしいごはん、欲しくない?

アライちゃん1「ほちいのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん2「おなか、くーくーなのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん3「はやくよこしゅのりゃ!」コスリコスリ

はい、おダンゴ。

アライちゃん1「そ、それはいらないのりゃ!」プルプル
アライちゃん2「それをたべたおかーしゃんが、たおれたのりゃ!」プルプル
アライちゃん3「こわいのりゃ!」プルプル

そっかー。

なら、目を閉じて、口を開けて?
良いものをあげるよ。

アライちゃん1「やさちいのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん2「ありがとうなのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん3「はやくよこしゅのりゃ!」コスリコスリ

アーッ

シュッ シュッ シュッ

アライちゃん1~3「「「ぴにゃ~!」」」ジタバタ

コスリコスリ

顔を擦ってるね。
カプサイシンスプレーも至近距離だと、こうなるんだね。

アライちゃん1「めがいたいのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん2「かおがいたいのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん3「うしょちゅき!」コスリコスリ

こいつらの処理も、回収会社に任せるかね。

はい、さっきのお宅のアライさん一家は回収会社に引き取ってもらいまいた。
隙間に埋まってたアライちゃんも、ちゃんと処理して回収されました。

ちなみに、隙間に塗っていたのは、特殊な接着剤なんです。
これもトラップ化できたらいいなぁ、なんて考えてます。

まだ、この後も駆除しないといけないんだけど、テープを一本しか持ってきてないから、ここまでなんだ。
ごめんね。

また、どこかでお会いしましょう。
バイバイ。

タイトル「アライさんの生態」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、アライさんの生態について、お話ししようと思います。

皆さんは、フレンズ生態研究所から発表されている論文はご覧になったことがありますか?

まずは、その論文について掻い摘んで、お話ししましょう。

「サンドスター」が動物と反応してフレンズ化したときに、副産物として「けものプラズム」が生まれた。
その「けものプラズム」によって、元の動物のような耳や尻尾を形成している。
また、フレンズ化した影響により、DNAが元の動物と異なるものになっている。
そして、フレンズ同士でDNAのパターンが似ていることから、「フレンズゲノム」なるものが存在している可能性がある。

元の論文は学術的なことが大量に書かれていますが、要約するとこんな感じです。

興味のある方は、フレンズ生態研究所のサイトへ行き、読んでみてください。

その論文を受けて、我が研究所ではアライさんに特化した研究を進めてまいりました。
その中で分かったことがいくつかあります。

アライさんが死亡してそのまま放置したとき、人間と同じように腐敗していきます。
その過程で、スカートに当たるものは消えてしまうのです。

また、腐敗が進んで白骨化するとき、服だと思われていたものが残っていません。
そう、骨だけになってしまうのです。

ですが、それは研究所の個体の話です。
野生化しているアライさんは、白骨化しても服だと思われていたものは残っています。
ただし、その場合でも条件があります。

そして、様々な研究を重ねていき、我が研究所ではこのような結論に至りました。

服のように見えるものは、皮膚に描かれている模様である。

人との接触機会の多い個体に限り、その模様が服として具現化する。

これも「けものプラズム」の影響ではないか、と考えていますが、未だ研究中です。

推論ではありますが、人と接触する機会が増えることによって、アライさんが「衣服」というものを理解します。
それが「けものプラズム」に影響を与えて、模様が具現化し、服に変化する、というものです。

他にも、服の有無に限らず、アライさんの「フレンズゲノム」に当たるものは変化していません。
また、タイプによっても、「フレンズゲノム」や「けものプラズム」に違いはありませんでした。

現在、アライさんの毛皮として、服だと思われていたものが出回っている製品がいくつかあります。

一度、解析することをお勧めします。
もしかしたら、模造品だった、なんてことがあるかもしれません。

本物であれば、アライさんの「けものプラズム」反応が残っていますからね。

未だ多くの謎を残す「けものプラズム」や「フレンズゲノム」を解き明かすときはいつ来るのでしょうか?

フレンズ生態研究所の動向を伺いつつ、我が研究所は独自の観点で研究を進めていきます。

では、今回はこれで失礼いたします。

おつー

どうも、ATLの「NameD」です。

今回も、ハンディカム片手に研究成果の実況をしますよ。
そう、フィールドテストの第二弾です。

今回はどんな映像が撮れるかな?
楽しみですね。

今回使用するのは、こちら。
一見するとただのスプレーですね。

でも、これはただのスプレーじゃないんです。

「アライちゃんホイホイ」はご存知ですか?

そう、あの「アライちゃんが驚くほど捕れる!」って謳い文句の商品です。
あそこの会社に協力を持ち掛けて、共同開発したのがこのスプレー。

このスプレーを吹きかけると、あら不思議。
一帯が、ねばねばエリアに大変身。

このスプレーは、持ち運び可能な「アライちゃんホイホイ」なんです。
しかも、アライちゃんだけでなく、アライさんまで捕ることが出来る優れもの。

ちなみに、「関係のない動物も捕まえちゃうんじゃないの?」と思った皆さん。
ご安心ください。
それも踏まえて、効果についてこれからお見せしようと思います。

はい、現場到着です。

ここは裏路地のゴミ捨て場のコンテナ。
とあるレストランが使用しています。

何でも、アライさんに荒らされてしまって、カラスなどの被害も出始めているそうで。
駆除と称して、実験タイムを開始しよう、という魂胆です。

例の如く、研究所内の個体には試験済み。
野生がどんな反応をするのか、楽しみですね。

で、使い方。

アライさんが来そうなところに、スプレーを吹きかけるだけ。

シュー

大体、コンテナから3m辺りまで吹きかけておきます。
もちろん反対側もね。

シュー

はい、後は待つだけ。

コンテナの前に残った理由、知りたい?
ここにいれば、アライさんが来た時に、「泥棒がいるのだ」って反応して、突っ込んでくれそうだから。
そうしてくれれば、手っ取り早いでしょ?

さて、いつ来ますかね?

あれから、二時間が経過しました。
なかなか来ませんねぇ。

ここにいるのが裏目に出たのかな?

『あー!』

ん?

アライさん「チビ達の言う通りなのだ!」

アライさんがようやく来ました。
さて、実験開始。

アライさん「そこは、アライさんの場所なのだ!」

それで?

アライさん「そこを退くのだ!」

アライさん「チビ達!」クル

アライしゃん1「あらいしゃんもかせいするのら!」
アライしゃん2「おかーしゃんはつよいのら!」
アライしゃん3「こてんぱんにしてやるのら!」

一家総出で、ご苦労様。

アライさん「突撃なのだ!」タッ

アライしゃん1~3「「「のらー!」」」タッ

アライさん「これでもくら」キラ

バタン

アライさん「な、なんなろら!」ジタバタ

アライしゃん1「おかーしゃんがたおれたのら!」
アライしゃん2「ひとしゃんがなにかしたのら!」
アライしゃん3「はやくおきあがるのら!」

アライさんホイホイに足を取られて、派手に転んじゃって。
顔までくっついてるねぇ。
おまけに、チビ達がアワアワしてるよ。

アライさん「ひ、ひいはひ、ああいしゃんをはしゅえうのあ!」ジタバタ

アライしゃん1「どうやって、たすければいいのら!?」オロオロ
アライしゃん2「わかんないのら!」オロオロ
アライしゃん3「おかーしゃん、ねてるばあいじゃないのら!」ペシペシ

しょうがないな。

タッタッ

チビちゃんたち。

アライしゃん1「チビじゃないのら!」
アライしゃん2「ヒトしゃんなのら!」ビクッ
アライしゃん3「ばかにするな、なのら!」

まぁまぁ。
お母さんを助けたいんだよね。

手助けしてあげるよ。

シュー

アライしゃん1「それはなんなのら?」

君たちがお母さんの尻尾を持ちやすいようにしてあげたんだ。
さぁ、尻尾を引っ張って、お母さんを助けるんだ。

アライしゃん1「おかあしゃんをたすけるのら!」
アライしゃん2「しっぽをひっぱればいいのら?」
アライしゃん3「がんばるのら!」

アライさん「ひ、ひいはひ、なにしゅうのあ?」

せーの!

アライしゃん1~3「「「のらー!」」」グッ

アライさん「いあいのあー!」ジタバタ

もっと引っ張らないと、助からないよ。

アライしゃん1~3「「「のらー! のらー!」」」グッグッ

アライさん「ひ、ひいはひ、やえうのあ!」ジタバタ

ま、アライさんの顔半分が地面にくっついてるから、何言ってるのか分からないのが、せめてもの救いかな。

尻尾綱引きの途中ですが、気になったことありません?

ちょっと、解説タイムに入りましょうか。
こっちが長引きそうなんで。

スプレーを吹きかけたところにアライさんが足を踏み入れたら、くっついて転んじゃいましたよね。
しかも、最終的には体全体が。
一方、私は一切影響がなかったですよね?

この差は、アライさんの「けものプラズム」に関係があります。

粘着成分の研究を進めた結果、アライさんの「けものプラズム」にのみ反応する粘着成分の開発に成功したんです。
そのため、アライさんが踏み入れると、粘着成分が反応してくっついてしまう、と。
一方、私は人間なんで、粘着成分が反応することなく通れる、というわけなんです。

一応、このスプレーは一度吹きかけると、約一週間は持続します。

説明が終わったところで、もう一度見てみましょうか。

アライしゃん1~3「「「のらー! のらー!」」」グッグッ

アライさん「いあい、いあいのあ!」ジタバタ

まだ終わってませんね。
仕方ない。

チビちゃんたち、もっと頑張らないとお母さんは助からないよ。

アライしゃん1「う、うるさいのら!」ハァハァ
アライしゃん2「しまいのきずな、みせてやるのら!」ハァハァ
アライしゃん3「ちからをもっといれるのら!」ハァハァ

アライしゃん1~3「「「せーの...、のらー!」」」グッ

アライさん「あぁーーー!」ジタバタ

ブチッ

ゴロゴロ

まぁ、案の定、尻尾が引き千切れるわな。

アライさん「あぁ、いあい、いあいのあ...」シクシク

尻から血を流して泣いてるよ。
ちなみに、水に塗れても粘着成分は劣化しません。
雨も問題なし、みたいな。

さて、チビちゃんたちは、っと。

アライしゃん1「しっぽからはなれられないのら!」ジタバタ
アライしゃん2「んーーー!んーーー!」ジタバタ
アライしゃん3「なにもみえないのら!」ジタバタ

三匹まとめて尻尾に絡んでるね。
ま、これを狙ってたんだけど。

ヒョイ

アライしゃん1「アライしゃんをどうするきなのら」ジタバタ

ポイ

アライしゃん1「のぎゃ!」ガン
アライしゃん2「んっ!」ガン
アライしゃん3「ぺぎ!」ガン

アライさん「ひ、ひいはひ!」

感動の親子の再開だな。
そういえば、まだ家族っているのかな?

アライしゃん1「すにいもーとたちがいるのら!」

アライさん「そえいほうは、あえなおあ!」

巣ってどこかな?

アライしゃん1「あんないしたら、たすけてくれるのら?」

まぁね。

アライしゃん1「そこをひだりにまがると、こうえんがあるのら。」

あぁ、あの大きな公園?

アライしゃん1「そうなのら。そこのおくのきにいもーとたちがいるのら。」

何匹いるの?

アライしゃん1「まってるいもーとは、ろくにんなのら。」

情報、ありがと。

アライしゃん1「さぁ、たすけるのら!」

僕は助けないよ。

アライしゃん1「うそをついたのら!?」

助けるのは、僕じゃなくて回収会社の人。
その人が来るまで、そこで待っててねぇ。

アライしゃん1「まつのら、ひとしゃん!」

アライしゃん1「あらいしゃんをたすけるのらぁ!」ビエーン

さて、この公園だったかな?
奥の木は、っと。

ん?
あそこのデカい木かな?

タッタッ

この木の...、あった。
上側に、穴があるね。
あそこかな?

踏み台を使って、よっ、と。

アライちゃん1~6「「「「「「すぅー...すぅー...」」」」」」

寝てますね。

木に、ホイホイスプレーはマズいかなぁ?
カプサイシンスプレーを吹きかけて、入り口に袋をかぶせて、飛び込んできたのをキャッチ、かな?

ゴソゴソ

とりあえず、やってみるか?

シュー

バッ

『『『『『『のじゃーーーーーー!!!』』』』』』

『めがいたいのりゃ!』
『かおがいちゃいのりゃ!』
『なにがおきたのりゃ!?』
『しょとにでるのりゃ!』
『ここはきけんなのりゃ!』
『のりゃりゃ!』

ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ

ヒューッ

『『『『『『のりゃーーーーー!!』』』』』』

ボフボフボフボフボフボフ

はい、見事にゲット。

袋を開けて、っと。

アライちゃん1「いたいのりゃ!」
アライちゃん2「たしゅけて、なのりゃ!」
アライちゃん3「おかーしゃん、どこなのりゃ!」
アライちゃん4「ここはどこなのりゃ!」
アライちゃん5「みえないのりゃ!」
アライちゃん6「のりゃーん!」

ここに、ホイホイスプレーをかけてみましょう。

シュー

で、口を閉じて、シェイク!

『『『『『『のりゃーーーーー!!』』』』』』

ガンガンブチッガンガンガンブチッブチッガンブチッガンガンガンガン

さて、こんなもんかな?
オープン!

アライちゃん1「のりゃ...」ピクピク
アライちゃん2「...」シーン
アライちゃん3「めが...」ピクピク
アライちゃん4「のりゃ...」ピクピク
アライちゃん5「いたい、のりゃ...」ピクピク
アライちゃん6「のりゃ...」ピクピク

粘着成分の効果で、変な形に体が曲がったり、手足が取れたりしてますね。
体が絡みあったりしてるのもいますね。
何匹か、尻尾取れてるし。

ホントは観察したかったんだけど、あの状況はねぇ。
役所から許可もらってないから、公園の木に使うには、ちょっと。
痛めるかもしれないからね。

しょうがないから、こんな形で処分させてもらいました。
一応、ハンターだし、いいよね?

さっきの一家のところにおいて、一緒に回収してもらいますかね。

次は、こっちの山の麓だっけな。

街からちょっと離れると、雰囲気変わるね。
この感じが、自分は好きだな。

っと、個人的な感想は置いておいて。

情報だと、この道を外れた先にあるはず。

『フハハハハ!今日も大量なのだ!』

この声は...

音を立てないように、っと。

アライさん「一杯取れたのだ!」

アライしゃん1「これでおなかいっぱいたべれるのら!」
アライしゃん2「はやくおおきくなるのら!」
アライしゃん3「いもーとたちもよろこぶのら!」
アライしゃん4「いそいでかえるのら!」

アライさん一家の帰りか。
ちょうどよかった。
巣の在処が分かって無かったんだよな。

そーっと。

アライさん「帰ったのだ!」

あの穴に入っていったな。
あそこが巣、ってわけだ。

さて、寝静まった時に行動しますか。

アライさんは、元のアライグマ同様、夜行性です。
昼のこの時間帯なら、寝てるでしょ。

巣穴に耳を当てて...

『すぅー...すぅー...』

相変わらずくせぇな。
とりあえず寝静まってるから、巣穴の入り口にホイホイスプレーをかけてみるか。

事前確認では、土壌汚染の心配は無い、ってなってるけど、実際はどうか、なんだよな。

シュー

これくらいかな?

あとは、動き出す時間まで見張ってればいいか。

日も傾いてきたし、そろそろかな?

『今日も食べ物を取りに行くのだ!』

盗りに、の間違いじゃないかね?

アライさん「あれ?」グイグイ

アライさん「通れないのだ!」グイグイ

まぁ、通り道の上下左右、360度に吹き付けたからね。

アライしゃん1「あそんでないではやくでるのら!」プンプン
アライしゃん2「うしろがつまってるのら!」プンプン
アライしゃん3「おかーさん、ふとったのら?」
アライしゃん4「おかーさん、まぬけなのら! (≧∀≦)」キャッキャッ

アライさん「うるさいのだ!」グイグイ

良い感じに、混乱してるね。

アライしゃん1「もういいのら!」プンプン

アライしゃん1「おかーさんのしたをとおるのら!」ヨチヨチ

これは、ダメなやつだ。

アライしゃん1「おかしいのら!」グイグイ

アライしゃん1「おててがうごかないのら!」グイグイ

やっぱりね。

アライしゃん2「おかーしゃんもおねーちゃんも、むのうのら!」プンプン
アライしゃん3「だらしないのら!」プンプン
アライしゃん4「むのう!むのう! (≧∀≦)」キャッキャッ

これ、通り道を新しく開拓する、って選択肢は無いのかね?

アライさん「誰か、助けるのだ!」グイグイ

アライしゃん1「アライしゃんのききなのら!」グイグイ

もうしばらく、死角から観察してますかね。

ザッザッ

ん?

クルッ

男「何だ、お前は?」

銃に籠、ってことはハンターの方ですか?

男「そうだが、あんたはこんなところで何してる?」

アライさんトラップ研究所の職員です。
一応、ハンターの資格持ちです。

えーっと、今は実験の観察中です。

男「害獣のか?」

はい。

男「そのカメラも関係してるのか?」

一応、記録を持ち帰って、議論するように。
映しちゃ、ダメでした?

男「構わねぇよ。それで、害獣は?」

あ、そこの木の根元で詰まってますよ。

男「どういうことだ?」

ザッザッ

スッ

アライさん「あ、人間なのだ!」グイグイ

アライしゃん1「アライしゃんをはやくたすけるのりゃ!」グイグイ

アライしゃん2「いいかげん、そこをどくのら!」プンプン
アライしゃん3「おなかすいたのら!」プンプン
アライしゃん4「むのう!むのう! (≧∀≦)」キャッキャッ

ザッザッ

アライさん「人間、待つのだ!」グイグイ

ザッザッ

男「なんだありゃ?」

まぁ、アライちゃんホイホイみたいに、アライさんを捕まえるトラップを開発して、そのテストですね。
スプレー式で、通り道に吹きかけておいたんです。

そのせいで、地面に足がくっついちゃって動けないみたいな感じです。
で、スプレーの土壌汚染の観点も踏まえて、長期観察の構えでここにいるんです。

男「ご苦労なこった。」

ザッザッ

あ、もう行かれます?

男「害獣は他にもいるんだ。さっさと片付けないとな。」

男「あんたらみたいにチンタラやってて、片づけれないといけないからな。」

ザッザッ

ま、その言い分も分かるんだけどね。
こうやって、観察してる間にもアライさんたちは増え続けてるんだよね。

それは確か。

でも、トラップが普及したら、効率は良くなるとは思うんだけどね。
ただ、開発まで今は泣き寝入りしろ、って被害者にいうつもりはないんだけど。

技術進歩って難しいよね。

さて、くっついてから一日経ったわけだけど、穴はどうなってますかね?

アライさん「あ、人間なのだ...」グイグイ

アライしゃん1「たすけてほしいのら...」グイグイ

元気が無いな。

アライさん「何も食べてないのだ...」グイグイ

アライしゃん1「ツライのら...」グイグイ

他のチビ達は?

アライさん「巣穴に戻っていったのだ...」グイグイ

アライしゃん1「ツライのら...」グイグイ

そっか。
これでも、食べてな。

アライさん「ありがとうなのだ!」クチャクチャ

アライしゃん1「やさしいのら!」クチャクチャ

あ、このダンゴは毒なしの方です。

アライさん、すぐ戻ってくるから、待っててね。

アライさん「わかったのだ!」クチャクチャ

アライしゃん1「...」クチャクチャ

ザッザッ

アライさんの巣穴って、大体の大きさって決まってるんだよねぇ。

バンバン

バンバン

バンバン

『ぴぃ!』

巣穴から声が聞こえた、ってことは、この下に住処があるのかな?

取り出したるは、このハンマー!

せーの、よいしょ!

ドン

『ぴぃ!』

ドン

『のりゃ!』

ドン

『こわいのら!』

ドン

ボコッ

おっと、ようやく崩れたか。
さて、周りも叩いて、っと。

ドン ドン ドン ドン

ボコン

いやぁ、地形がへこんじゃったね。
周りに木が無くて、よかった。

ま、事前に地主には許可取ってあるけど。

これで、住処にいた奴らは無事に生き埋め、っと。

さて、入り口はどうなってるかな?

アライさん「チビ、返事をするのだ!」グイグイ

アライしゃん1「いもーと、だいじょうぶなのか!?」グイグイ

おまたせ、アライさん。

アライさん「人間、チビ達の声が聞こえなくなったのだ!」グイグイ

アライしゃん1「いもーとたちをたすけてほしいのだ!」グイグイ

残念だけど、もう手遅れかな?

アライさん「へっ?」グイグイ

バサッ バサッ バサッ バサッ

アライさん「やめるのだ!」グイグイ

アライしゃん1「アライしゃんたちがうまっちゃうのら!」グイグイ

ま、頑張って。

バサッ バサッ バサッ バサッ

さて、こんなもんかな。

バンバン

あとは、立て看板を立てて、っと。

『アライさん一家、生き埋め中』

回収会社の人に連絡して、っと。

後は、土壌汚染の件があるから、サンプルで土を持ち帰りますかね。

というわけで、今回は「アライさんホイホイスプレー」をご紹介しました。
お手軽でしょ?

さらに研究を重ねて、これも年内の商品化を目指していきます。
朗報、待っててね。

さて、今回はここまでとなります。

また会いましょう。
バイバイ。

また、タイトルを書き忘れました。
今回のタイトルは、「アライさんホイホイスプレー」

おつー

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前、「アライさんの製造過程」でご覧いただいた【アライちゃんライン】を覚えていますか?
そこで産まれたアライちゃんについて、今回はご覧いただきましょう。

【アライちゃんライン】から運ばれたアライちゃんは、飼育部屋に運ばれてきます。
そして、一部屋十匹程度入れられて管理されます。

この部屋は広いですが、高さがありません。
高さは1mとなっています。

これが二段になっているため、我々は【アライちゃんアパート】と呼んでいます。

アライちゃんは産まれてから一ヵ月ほどは母乳で育ちます。
そのため、ここではミルクを与えます。

その様子をご覧いただきましょう。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん5「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん6「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん7「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん8「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん9「のりゃーーーーーん! のりゃーーーーーん!」ビエーン

『ゴハンノジカンデス』

ウィーン

アライちゃん1「のりゃ!」パクッ
アライちゃん2「のりゃ!」パクッ
アライちゃん3「のりゃ!」パクッ
アライちゃん4「のりゃ!」パクッ
アライちゃん5「のりゃ!」パクッ
アライちゃん6「のりゃ!」パクッ
アライちゃん7「のりゃ!」パクッ
アライちゃん8「のりゃ!」パクッ
アライちゃん9「のりゃ!」パクッ

天井からおしゃぶりの付いたチューブが下りてきて、一斉に加えましたね。

アライちゃん1「...」チュパチュパ
アライちゃん2「...」チュパチュパ
アライちゃん3「...」チュパチュパ
アライちゃん4「...」チュパチュパ
アライちゃん5「...」チュパチュパ
アライちゃん6「...」チュパチュパ
アライちゃん7「...」チュパチュパ
アライちゃん8「...」チュパチュパ
アライちゃん9「...」チュパチュパ

無我夢中で吸っています。
ミルクは、一定の時間になったら機械で与えるようにしています。

可愛らしいでしょう?

『ゴハンシュウリョウデス』

ウィーン

アライちゃん1「のりゃりゃ! (≧∀≦)」キャッキャッ
アライちゃん2「のりゃ! ε=(≧'ε(≦ )」ケプー
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん4「のりゃ! ε=(≧'ε(≦ )」ケプー
アライちゃん5「のりゃりゃ! (≧∀≦)」キャッキャッ
アライちゃん6「のりゃりゃ! (≧∀≦)」キャッキャッ
アライちゃん7「のりゃーーーーーん!」ビエーン
アライちゃん8「のりゃりゃ! (≧∀≦)」キャッキャッ
アライちゃん9「のりゃ! ε=(≧'ε(≦ )」ケプー

ミルクを与える時間は決まっています。
そのため、アライちゃんが満足してなくても、強制的に終了します。

このような生活を一ヵ月続けます。
その間、排泄物の清掃については、機械で行います。

そして、生後一ヵ月を迎えますと、【アライちゃんアパート】から巣立っていただきます。
巣立つ、と言っても、今度は【アライちゃん大部屋】に移って、約百匹ほどで共同生活をしてもらうだけですけどね。

ちなみに、巣立つ頃にはヨチヨチ歩きが出来るようになります。
仮に出来なくても、強制移動になります。

部屋のイメージとしては、このようなものです。

https://i.imgur.com/9x15CsB.png

本当でしたら、四角錐のところは漏斗のようになっています。
また、アライちゃんが漏斗に入るように、周りは壁で囲まれています。
そして、アライさんホールのときのように、螺旋状の筒を抜けて排出口から【アライちゃん大部屋】に移るようになっています。
【アライちゃん大部屋】の広さは、十坪ほどとなっています。

イメージ図については担当者曰く、面倒になったから手抜きにした、とのこと。

お見苦しいイメージ図になってしまい、大変申し訳ございません。

では、実際に巣立つ様子を見ていただきましょう。

この部屋には、生後一か月を迎えたアライちゃんたちがいます。
見てみましょう。

アライちゃんA1「のりゃー!」ヨチヨチ
アライちゃんA2「のりゃ...」コスリコスリ
アライちゃんA3「のりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃんA4「のりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃんA5「のりゃ?」ペシペシ
アライちゃんA6「のりゃーん!」ビエーン
アライちゃんA7「のりゃー!」ヨチヨチ
アライちゃんA8「のりゃーん!」ジタバタ
アライちゃんA9「のりゃ...」コスリコスリ

ウィーン

おっと、壁が開きましたね。

アライちゃんA1~A9「「「「「「「「「のりゃ!?」」」」」」」」」ビクッ

何が起きているのか、分からない様子のアライちゃんたち。
さて、このままでは埒があきませんね。

この場合には、床を傾けます。

ウィーン

アライちゃんA1~A9「「「「「「「「「のりゃ!?」」」」」」」」」ビクッ

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

アライちゃんA1~A9「「「「「「「「「のりゃーーーーー!?」」」」」」」」」

ヒューッ

ウィーン

こうして、部屋が空いた後には新しいアライちゃんたちが補充されるのです。

さて、大部屋はどうなっているのでしょうか?

「「「「「「「「「「のりゃ!のりゃ!のりゃ!のりゃ!」」」」」」」」」」

ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ

どうですか?
この大部屋を埋め尽くすほどのアライちゃんは?

流石に気持ち悪いですよね?

この中には、様々な個性のアライちゃんが存在します。
当然、争いも起きますが、我らは監視をするのみで干渉はしません。

定時間ごとに食事を与える以外は、アライちゃんに任せています。
食事については、この大部屋から固形物に変わります。

乳離れしていないアライちゃんは、駄々をこねてしまい、終いには衰弱死してしまいます。
また、歩けないアライちゃんも同様です。

野生では親が面倒を見てくれるため、問題ないかと思いますが、ここは野生ではありません。
そのため、死んでしまったアライちゃんはそのまま放置し、食べられてもらいます。
たまに、回収して解剖材料になってもらうこともありますけどね。

そして育成していく中で、アライしゃんとしてさらに育成するもの、アライちゃんとして実験に使うものを選別するのです。

このような、【アライちゃん大部屋】は複数存在します。
また、一つの大部屋に【アライちゃんアパート】は、ニ十部屋以上は繋がっているでしょう。

あと、【アライちゃんライン】についてですが、前回の動画の時に話していないことがありました。
それは、【アライちゃんライン】が複数あるということです。

そのため、このような大量生産が出来るのです。

如何でしたか?

アライちゃんを使用した実験内容、アライしゃんの育成方法については、今後展開していきたいと考えています。

では、今回はこれで失礼いたします。

おつー

おつです
この雑に扱われているようで雑に扱われてない、雑に扱われてる風なのすき(桃屋並感)

また、タイトル書くの忘れてた...

もうまとめられてしまったし、知ーらない、っと。

タイトル「アライウイルス 中間報告 その①」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

アライウイルスについて、多少進展があったため、ご報告いたします。
ただし、今回はワクチンの話ではありません。

アライさんについては、死んだ仲間を食べる行為、いわゆる、共食いというものが確認されていました。

そこで、我が研究所では共食いをしたときに、「アライウイルス」が増減するのか検証してみました。

まず、下記の条件を提示します。

① アライさん丸々一匹を食す
② アライさんの五臓六腑のみを食す
③ アライさんの脳のみを食す
④ アライさんの肉のみを食す

そして、各条件につき、ニ十組のアライさん一家を用意し、一ヵ月間、その食事をしてもらいました。
ちなみにタイプは、すべてタイプAとなります。

アライウイルスの増減は、血液から測定することが可能です。
そのため、すべてのアライさん一家から血液を採取し、平均値をとりました。

実験結果としては、このようなものとなります。

https://i.imgur.com/RY5DZ09.png

如何ですか?

脳や五臓六腑を食べたアライさんは、「アライウイルス」の数が増えています。
一方、肉しか食べていないアライさんは、「アライウイルス」の数はそこまで増えていません。

このことから、「アライウイルス」は脳や五臓六腑を食べることでも感染する可能性があるかもしれない、という結論に至りました。

なぜ、このような実験をおこなったかといいますと、アライさんをアライグマのようにジビエとして食べてみよう、という活動が密かにあることを耳にしたからです。
その活動をおこなった方の中から、アライウイルスに感染した、との報告があったため、調査するに至りました。

そのため、アライさんを食べようとしている人に警告です。

絶対に、脳や五臓六腑は食べてはいけません。
食べるにしても、肉のみにしてください。

加熱した場合の増減の研究はまだ実施していないため、今後調査しようと思います。
ですが、目先の課題はワクチンの開発であるため、出来る限り食べないでいただきたいと思います。

今のところ、「アライウイルス」が空気感染した、という報告は受けていません。
もし、空気感染するのであれば、今頃私たちは感染していますからね。

ですが、ワクチンがまだ作られていない以上、今この時にも「アライウイルス」の脅威があることを忘れないでください。

以上、報告内容となります。

おつー

おつ

タイトル「アライさんトラップの実用性」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

トラップの成果報告をご覧いただこうと思いますが、今回は今までと違った点があります。
それは、実用性のあるトラップを集めて使っている点です。

とあるスポンサーの方からこのような意見を頂きました。

「アライさんが一匹引っ掛かり、その様を他のアライさんに見られ、トラップが対策されてしまうことがあるらしい。」

「ならば、複数のトラップを同じ場所に仕掛けたらどのような行動をとるのだろうか?」

この申し入れは、実に興味深いと思い、着手しました。

とある山奥が舞台となります。
例の如く、今までとは別の地主さんに協力していただきました。

では、トラップを紹介しましょう。

まずは、ウォーターメロントラップ。
毒物の配合を調整し、表皮には毒性がなく、中だけ毒性がある改良品です。

次に、アライさんキャッチ Ver.2.0。
こちらは前回紹介したものとさほど変わっていません。

他には、市販されているものを使用します。

まずは、アライさん用にサイズ改良されているエッグトラップ。

あとは、犬小屋にはアライちゃんホイホイのシートを全面に使っています。

配置はこのような感じです。

https://i.imgur.com/ZXgvt9A.png

アライさんキャッチには、アライグマがいます。
そして、アライさんダンゴも備えられています。
ですが、毒入りが半分、毒無しが半分、計四十個用意しました。
ちなみに、アライグマはアライさんダンゴを警戒するように調教した個体を入れています。

次に犬小屋ですが、入り口はアライさんキャッチと同じ方角にしています。

また、それぞれの木にはエッグトラップを四つずつ仕掛けてあります。

あと、畑にはウォーターメロントラップのみを仕掛けてあります。
畝の数としては、四つあり、一つの畝には十個ほどのトラップが実っています。

さて、これでどうなるのでしょうか?

こちらは、観察を開始して二日目の様子です。

ガサガサ

奥から、何かがやってきましたね。

アライさん「こっちからいい匂いがするのだ。」

アライさんが一匹だけですね。

アライさん「何なのだ、ここは!?」

アライさん「アライさんのパラダイスなのだ!」

興奮していますね。
さて、どのトラップに向かうのでしょうか?

アライさん「この筒からいい匂いがするのだ。」

筒の中を覗き込んでいますね。

アライさん「取ってみるのだ!」スッ

ガシャン

アライさん「のだーーーーー!!」ジタバタ

はい、アウト。
あっさり、捕まっちゃいましたね。

アライさん「痛いのだ! 右手が痛いのだ!」ジタバタ

これでは、拍子抜けですね。
他のアライさんもどんどん来てほしいところですね。

アライさん「誰か、アライさんを助けるのだー!」ジタバタ

翌日は、アライさんが一切来ませんでした。

そのため、エッグトラップにかかったアライさんは丸一日半、食事をしていません。

アライさん「お腹、すいたのだ... だれか...」

気力も奪われて、ひたすら土を食べています。
食べるものが無いとはいえ、まさかの行動ですね。

ガサガサ

アライさんA「今日はこっちを探索してみるのだ。」

アライしゃんA1「なにがあるのら?」
アライしゃんA2「たのしみなのら!」
アライしゃんA3「おなかすいたのら...」
アライしゃんA4「いいにおいがするのら!」

アライちゃんA1「わくわくなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃんA2「アライしゃんもたのちみなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃんA3「アライしゃんも、おにゃかしゅいたのりゃ...」
アライちゃんA4「のりゃ!のりゃりゃ!」シッポフリフリ

アライさん一家が来ましたね。
アライしゃんがアライちゃんを抱えて歩いてますね。

アライさんA「何かあるのだ!」

アライさん一家がトラップエリアに来ましたよ。

アライしゃんA1「すごいのら!」シッポフリフリ
アライしゃんA2「なんなのら!?」シッポフリフリ
アライしゃんA3「おいしそうなたべものがあるのら!」シッポフリフリ
アライしゃんA4「いいにおいなのら!」シッポフリフリ

アライちゃんA1「すごいのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃんA2「たのちしょうなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃんA3「はやく、たべりゅのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃんA4「のりゃ!のりゃりゃ!」ヨチヨチ

興奮した様子のアライさん一家ですね。
なんだか自然解散みたいになっていますよ。

アライさん「おい、そこのお前!」

忘れていました。
先客のアライさんがいましたね。

アライさんA「ひっ! 何かいるのだ!」ビクッ

アライさん「アライさんの右手が引っ掛かって動けないのだ。」ジタバタ

アライさん「助けるのだ!」ジタバタ

アライしゃんA2「まぬけなあらいさんなのら! (≧∀≦)」キャッキャッ
アライしゃんA1「まぬけ!まぬけ! (≧∀≦)」キャッキャッ

アライさん「うるさいのだ!」ジタバタ

アライしゃんから馬鹿にされて、苛立ってますね。
そもそも、右手の痛みはどうなったのでしょうか?

アライしゃんA3「このなかに、なにがあるのら?」スッ

ガシャン

アライしゃんA3「いたいのらーーーーー!」ジタバタ

アライさんA「どうしたのだ!?」クルッ

まさかの関係のないアライしゃんがかかりましたね。

アライしゃんA3「みぎてがいたいのら!」ジタバタ

アライさんA「まさか、この中に手を入れると抜けなくなるのだ?」

アライさん「その通りなのだ!助けるのだ!」ジタバタ

『のりゃーーーーーん!!』

アライさんA「今度は何なのだ!?」ダッ

あの叫び声は、アライちゃんのものでしょう。
母アライさんはそちらの方へ向かいましたね。

アライしゃんA3「おかーしゃん!?」ビクッ

アライしゃんA3「あらいしゃんをみすてないでー!」ジタバタ

アライさん「アライさんも助けるのだ!」ジタバタ

アライしゃんA2「どうするのら?」
アライしゃんA1「おかーさんにまかせるのら!」

アライしゃんたちは、見捨てることにしたようですね。

アライしゃんA3「おねーしゃん、たすけてー!」ジタバタ

アライさん「早く助けるのだ!」ジタバタ

エッグトラップには二匹がかかりました。
さて、先ほどの叫び声を追ってみましょう。

犬小屋のようですね。

アライさんA「チビ!」

アライちゃんA1「とれないのりゃ!」ジタバタ
アライちゃんA4「のりゃーん!」ジタバタ

アライちゃんが犬小屋に入ろうとして、アライちゃんホイホイに捕まっていますね。

アライさんA「すぐに助けるのだ!」

母アライさんは、アライちゃんの体を掴み、引っ張り出しましたね。

アライさんA「のだー!」グッ

アライちゃんA1「いたい! いたいのりゃ!」ジタバタ
アライちゃんA4「のりゃ!のりゃ!」ジタバタ

アライさんの力でもビクともしませんね。

アライさんA「チビ達が動かないのだ。」

アライちゃんA1「いたい、のりゃ...」ゴホゴホ
アライちゃんA4「のりゃ...」ゴホゴホ

母アライさんの握力で体を潰されかけて、アライちゃんは苦しんでいますね。

アライさんA「そうなのだ! 尻尾を掴んで引っ張れば、どうにかなるかもしれないのだ!」

アライさんA「のだー!」グッ

アライちゃんA1「いたい! いたいのりゃ!」ジタバタ
アライちゃんA4「のりゃ!のりゃ!」ジタバタ

ブチッ ブチッ

アライさんA「のだ!?」バタン

アライちゃんA1「ぎびゃ!!」ジタバタ
アライちゃんA4「のりゃ!!」ジタバタ

あぁ、アライちゃんの尻尾が根元から千切れてしまいましたね。
可哀そうに、お尻から血を出していますよ。

アライさんA「これでチビが...、これは尻尾だけなのだ!」

アライちゃんA1「おかーしゃんのばか!」ビエーン
アライちゃんA4「のりゃーん!」ビエーン

アライさんA「ど、どうすればいいのだ?」オロオロ

『おねーちゃん!?』

アライさんA「次は何なのだ!?」

ガシャン

アライさんキャッチの中からのようですね。

アライさんA「どうしたのだ、チビ!」ガシャガシャ

アライしゃんA2「おねーちゃんが、ちをはいてたおれたのら!」オロオロ
アライしゃんA1「の...ら...」ピクピク

どうやら、毒入りのダンゴを食べてしまったようですね。

アライさんA「チビ、すぐに戻ってくるのだ!」ダッ

アライちゃんA1「おかーしゃん!」ビエーン
アライちゃんA4「のりゃーん!」ビエーン

いやはや、大混乱ですね。

アライさんA「ここから入ればいいのだ?」

アライさんが入り口を通っていきますよ。

アライさん「なぜ助けないのだ!」ジタバタ

アライしゃんA3「おかーしゃーん!」ジタバタ

どうやら、この二匹の声は聞こえていないようですね。

アライさんA「はぁ! チビ!」

アライしゃんA2「おかーしゃん!」

アライさんA「チビは!?」

アライしゃんA1「...」シーン

アライさんA「息をしてないのだ...」

どうやら、アライしゃんは死んでしまったようですね。

アライしゃんA2「おねーちゃんといっしょにおダンゴをたべていたのら。」

アライしゃんA2「そしてら、きゅうにくるしみだしてたおれたのら。」オロオロ

アライさんA「お前は無事だったのだ?」

アライしゃんA2「アライしゃんのおダンゴは、なんにもなかったのだ。」オロオロ

アライさんA「こうなったら、一旦外に出て」

アライグマ「きゅるるるるる!」

突然の鳴き声に、アライさんが振り向きましたね。

アライさんA「アライグマなのだ。」

アライしゃんA2「なんなのら?」

アライさんA「こいつと交尾をすると、赤ちゃんが出来るのだ!」

アライしゃんA2「そうなのら!?」

アライさんA「早速、交尾を」

『のりゃーーーーーん!!』

アライさんA「そういえば、チビのことを忘れていたのだ」タッ

アライしゃんA2「まつのら、おかーしゃん!」トテトテ

忙しい母アライさんですね。
そんな母アライさんを追って出ようとするアライしゃん。

ですが、出られないんですよね。

ビリビリ

アライさんA「のだーーーーー!」ビクンビクン

アライしゃんA2「おかーしゃん!」ビクッ

はい、電流の餌食になりましたね。
ここからでは顔は見えませんが、失禁、脱糞はしているみたいですね。

アライしゃんA2「おかーしゃん、きたないのりゃ!」ブンブン

アライしゃんA2「でも、おかーしゃんがじゃまででられないのりゃ。」

アライしゃんは、アライさんを引きずり出す作戦のようです。

アライしゃんA2「んしょ!んしょ!」グイグイ

ですが、体格差があるため、中々引きずり出せていませんね。

時間をかけて、何とか引きずり出しましたね。

アライしゃんA2「おかーしゃん、どうしたのりゃ?」

アライしゃんが見たものは、白目をむき、泡を吹いたアライさんの顔でした。

アライしゃんA2「ぴぃぃ!」ブルブル

アライしゃんA2「こんなとこ、もういやなのら! おうちにかえるのら!」ヨチヨチ

ビリビリ

アライしゃんA2「のらーーーーー!」ビクンビクン

はい、めでたくアライしゃんも電流の餌食になりましたね。

さて、三匹ほど足りていないことに気づきませんか?

では、畑に目を向けてみましょう。

アライしゃんA4「...」シーン

アライちゃんA2「...」シーン
アライちゃんA3「...」シーン

スイカが一つ、食い荒らされていますね。
これを食べて、毒物が回ったようです。

誰にも気づかれずに死んでしまうとは、情けないですね。

さて、現状残っている個体を確認してみましょう。

まず、エッグトラップ。

アライさん「ツラいのだ...」

アライしゃんA3「おかーしゃーん!」ジタバタ

この二匹が捕まっています。

次に、アライちゃんホイホイ。

アライちゃんA1「おしりがいたいのりゃ...」ピクピク
アライちゃんA4「のりゃ...」ピクピク

この二匹が捕まっています。

他の個体は、みんな死んでいます。

翌日ですが、アライさんは来ていないようです。

ですが、犬小屋の方が騒がしいですね。

カラス1「カー!カー!」ツンツン
カラス2「カー!カー!」ツンツン

アライちゃんA1「あらいしゃんをつっついたら、だめなのりゃ!」ジタバタ
アライちゃんA4「のあぁ! のりゃりゃ!」ビタバタ

カラスに襲われていますね。

カラス1「カー!カー!」ツンツン
カラス2「カー!カー!」ツンツン

アライちゃんA1「ぎびっ! たべちゃダメなのりゃ!」ジタバタ
アライちゃんA4「のりゃりゃ!」ジタバタ

カラスがアライちゃんを食べ始めましたね。
どうやら、尻尾があったと思われるところから、食べていますね。

カラス1「カー!カー!」ツンツン
カラス2「カー!カー!」ツンツン

アライちゃんA1「やめ、やべるのりゃ! ぎにゃーーーーー!」ジタバタビエーン
アライちゃんA4「のりゃ! のりゃーーーーーん!」ジタバタビエーン

体内の腸や内臓を食べられていますね。

カラス1「カー!カー!」
カラス2「カー!カー!」

アライちゃんA1「...」シーン
アライちゃんA4「...」シーン

カラスに食べられて死んでしまうとは、意外でしたね。
餓死かな、と思っていたんですが。

おや?
カラスが犬小屋の中に入っていきますね。

パク

中にあった団子を食べましたよ。

ビクンビクン

カラス2「!?」

あぁー、団子を食べたカラスが死んでしまいましたね。
それを見たカラスは、飛び出っていきましたよ。

アライさんダンゴの毒性は、まだまだ研究が必要のようですね。

おや?
先ほど、畑も騒がしかったのですが、どうなっているのでしょうか?

カラス3「...」シーン
カラス4「...」シーン
カラス5「...」シーン

どうやら、子アライさんの死体を食べて、毒が移ったようですね。
つまり、分解されずに残った毒性によって、死体を食べた他の個体を殺してしまう、と。

これは、遅効性の研究を進めれば、アライさんダンゴを食べたアライさんが巣に帰り、死ぬ。
それを共食いしたアライさんたちも死ぬ、というゴキブリ駆除のようなことが出来そうですね。

では、アライさんキャッチの中はどうなっているでしょうか?

アライグマ「きゅるるるるる!」

どうやら、アライグマがアライさんの死体を食べたようですね。
食い散らかされた死体が、二匹分あります。

一匹手つかずのようですが、おそらくアライさんダンゴで死んだ個体でしょう。
警戒して、手を出していないみたいですね。

アライさん「ツラいのだ...」

アライしゃんA3「たすけてほしいのら...」

忘れていました。
エッグトラップにかかったアライさんは、衰弱はしているものの、まだ生きているようですね。

翌日の様子を見てみましょう。

アライさん「...」シーン

アライしゃんA3「...」シーン

結局、死んでしまいましたね。
カラスは...、いないようですね。

では、アライさんキャッチの中はどうなっているでしょうか?

アライグマ「きゅるるるるる!」

アライグマは元気ですね。
ですが、アライさんの死骸についた肉も心許ないため、そろそろ新しいエサが欲しいところですかね。

ガサガサ

アライしゃんB1「きょうから、アライさんたちもいちにんまえなのだ!」
アライしゃんB2「いちにんまえのあかしをもってかえるのだ!」
アライしゃんB3「アライさんがいちばんなのだ!」
アライしゃんB4「フハハハハ!」

アライしゃんが来ましたけど、語尾がしっかりしてますね。
ですが、普通のアライさんより小ぶりのため、まだ生後一年も経っていないでしょうね。

アライしゃんB1「おいしそうなにおいなのだ!」
アライしゃんB2「いっぱいもってかえるのだ!」
アライしゃんB3「おかーさんにほめられるのだ!」
アライしゃんB4「かりをはじめるのだ!」

発言から、母アライさんから一人前の試練を与えられているみたいですね。
おそらく、食べ物を持って帰る、といったところでしょうか?

アライしゃんB4「ここからいいにおいがするのだ!」

おや、エッグトラップに向かっていきましたね。

ガシャン

アライしゃんB4「のだーーーーー!!」ジタバタ

あっさりかかってしまいましたね。

アライしゃんB1「どうしたのだ!?」
アライしゃんB4「てがぬけないのだ!」ジタバタ
アライしゃんB2「このしろいのは、あぶないのだ!」
アライしゃんB3「あっちをみるのだ!」

アライさん「...」シーン

アライしゃんA3「...」シーン

先にトラップに捕まってしまった、アライさんたちを見ていますね。

アライしゃんB1「あれはなんなのだ!?」
アライしゃんB2「このしろいのにつかまった、まぬけどもなのだ?」
アライしゃんB3「なら、いもーとは...」
アライしゃんB4「おねーちゃんたち、はやくたすけるのだ!」ジタバタ

アライしゃんB1「いもーとには、みぬくちからがなかったのだ!」
アライしゃんB2「まぬけなのだ!」
アライしゃんB3「さて、たべものをさがすのだ!」
アライしゃんB4「おねーちゃんたち!?」ジタバタ

妹を助けることなく、他を探すみたいですね。
それだけ、野生を生き抜くのは大変のようですね。

アライしゃんB4「アライさんをたすけるのだ!」ジタバタ

残ったアライさんたちは、犬小屋のところに来たみたいですね。

アライしゃんB1「ここからいいにおいがするのだ!」
アライしゃんB2「まつのだ! なにかあるのだ!」
アライしゃんB3「ホントなのだ!」

アライちゃんA1「...」シーン
アライちゃんA4「...」シーン

カラス1「...」シーン

食べ散らかされたアライちゃんと団子を食べて死んでいるカラスの死骸ですね。

アライしゃんB1「なんなのだ!?」
アライしゃんB2「ここもあぶないのだ!」
アライしゃんB3「でも、ほかのところはなんともなっていないのだ。」

さて、どうするのでしょうか?

アライしゃんB1「ほかをみてみるのだ!」
アライしゃんB2「そうするのだ!」
アライしゃんB3「まつのだ!」

ここでは、掛からなかったですね。

アライしゃんB1「ここはなんなのだ?」
アライしゃんB2「なかになにかいるのだ。」
アライしゃんB3「おとーさんがいるのだ!」

アライグマ「きゅるるるるる!」

アライさんキャッチですね。

アライしゃんB1「なかにはいってみるのだ!」
アライしゃんB2「おとーさんにあいにいくのだ!」
アライしゃんB3「まっているのだ!」

三匹で中に入っていきましたね。

アライしゃんB1「なかにはいったのだ!」
アライしゃんB2「おとーさん!」
アライしゃんB3「ひさしぶりなのだ!」

アライグマ「きゅるるるるる!」

アライしゃんB1「よくみたら、おとーさんじゃないのだ!」
アライしゃんB2「ホントなのだ!」
アライしゃんB3「だまされたのだ!」

自分たちの確認不足なわけですが、酷い言いがかりですね。

アライしゃんB1「こんなところにはようはないのだ!」
アライしゃんB2「はやくでるのだ!」
アライしゃんB3「そうするのだ!」

ビリビリ

アライしゃんB3「のだーーーーー!」ビクンビクン

はい、一匹犠牲になりましたね。

アライしゃんB1「いもーと!?」ビクッ
アライしゃんB2「しっかりするのだ!」グイグイ

急いで引っ張り出していますが、無駄ですよね。

アライしゃんB3「...」シーン

アライしゃんB1「いもーとがいきをしてないのだ...」
アライしゃんB2「どうしてこうなったのだ!?」

アライグマ「きゅるるるるる!」

アライグマの方をじっと見て、何か考えているみたいですね。

アライしゃんB1「こいつのせいなのだ!」
アライしゃんB2「かたきうちなのだ!」

アライグマ「きゅるるるるる!」

まさかの八つ当たりですか。

成獣のアライグマとはいえ、アライしゃん二匹を相手に闘うのは酷でしょう。

アライグマ「きゅる...」ピクピク

アライしゃんB1「や、やったのだ...」ハァハァ
アライしゃんB2「きょあくをやっつけたのだ...」ハァハァ

アライグマは殺されてしまいましたね。

アライしゃんB1「おなかすいたのだ...」ハァハァ
アライしゃんB2「あそこに、しろいのがあるのだ...」ハァハァ

トテトテ

アライしゃんB1「たべるのだ...」ハァハァ
アライしゃんB2「おいしそうなのだ...」ハァハァ

クチャクチャ

傍らに死んでいるアライしゃんがいるのですが、疲れて見えていないようですね。
さて、このアライしゃんが食べたのは、毒有りか、毒無しか。
楽しみですね。

アライしゃんB1「おいしかったのだ。」
アライしゃんB2「のどがかわいたのだ。」

ゴホッ

アライしゃんB1「く、くるしいのだ...」ピクピク
アライしゃんB2「なにが、おきたのだ?」ピクピク

二匹とも、血を吐いてしまいましたね。

アライしゃんB1「ア、アライさんは、いちにんまえに、なるのだ...」ピクピク
アライしゃんB2「いきが、くるしいのだ...」ピクピク

このアライしゃんたちは、一人前になることなく、命を終えるようですね。

今回の観察で、スポンサーが話していた通り、他の個体が掛かっているところを見ることによって、罠を回避してしまうことが確認されました。
ですが、複数の罠を仕掛けることによって、何らかの効果は見込めるかもしれませんね。

我が研究所では、もう少し観察を続けるとともに、新たな課題の取り掛かりをしていこうと思います。

では、これで失礼いたします。

乙。カラスさんが可哀想だたよ。生きたままカラスに食われる描写は好き
毒が死体に残留しなければ野生動物の餌にできていいかもね

このスレに投下されているのが完全版でいいの?

>>198
はい。

>>199
名前、忘れてた。

>>24 の発言を元に書きました。

罠をたくさん出すまでは書けなかったのが、つらかったです。
でも、何とか書けてよかった。

乙です
久しぶりに見たら、結構虐要素多くなってて楽しかった
これからは読ませていただきます

タイトル「アライさんの最終処分方法」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前、殺処分についてお話ししていたのは覚えていますか?

タイプ分類の時に少しだけ話は出していましたが、今回は殺処分方法についてお見せしようと思います。

アライさん「いい加減、ここから出すのだ!」ドンドン

アライしゃん1「ここからだすのだ!」ドンドン
アライしゃん2「きいているのだ!?」ドンドン
アライしゃん3「たすけるのだ!」ドンドン

こちら、タイプCのアライさん一家です。

たまに、「管理されている」ことに勘付くものがいます。
このメカニズムについては、まだ解明できていません。

一先ず、催眠ガスを部屋に投入します。

プシューッ

アライさん「急に眠く...」ドサッ

アライしゃん1「何、なの...」ドサッ
アライしゃん2「変な、けむ...」ドサッ
アライしゃん3「やめ、るの...」ドサッ

アライさんが眠ったことを確認したら、アームを使い、入り口まで持ってきて、移動式の檻である場所まで運びます。
この時、起きてしまう前に迅速な行動が求められます。

まず、最終処分エリアの投入口まで、移動式の檻を持ってきます。

ゴウン ゴウン

下にベルトコンベアがあるのが見えますか?
ベルトコンベアの幅は、2mあります。
また、両サイドは壁で遮られています。

投入口からの高さは3mほどありますので、跳んでも届きませんよ。

早速入れてみたいと思います。

ポチ

バシュン

アライさん「のだ!」ドサッ

アライしゃん1「ぴぎぃ!」ドサッ
アライしゃん2「ぎゃぶ!」ドサッ
アライしゃん3「きゅら!」ドサッ

大体のアライさんは、落とされたときの痛みで目を覚まします。

アライさん「ここはどこなのだ!?」

アライしゃん1「ゆかがうごいているのだ!」
アライしゃん2「ゆかのさきがみえないのだ。」
アライしゃん3「いつのまにか、しらないところにいるのだ!」

ベルトコンベアは全長5mで、先にはシュレッダーのような粉砕機がついています。
つまり、ここでアライさんを潰して処分してしまおう、ということです。

アライしゃん2「なにかへんなものがあるのだ。」

スルッ

アライしゃん2「のだーーーーー! いたいのだ!!」ジタバタ

好奇心で覗き込んだアライしゃんが落ちてしまい、足が絡まってしまったようですね。

アライしゃん2「アライさんのあしをはなすのだ!! たすけるのだ!!」

少しづつ飲み込まれていますね。

アライさん「落ちたら、ヤバいのだ!」

アライしゃん1「あんなふうになりたくないのだ!」
アライしゃん3「はしるのだ!」

それを見て、他のアライさんたちはベルトコンベアを逆走していますね。

アライしゃん2「いたいのだ! あ、こしまで、のだーーーーー!」ジタバタ

アライしゃん2「だれ、たすけ! ぶぎぎぃぃ!!」ジタバタ

無残に潰されていますね。

アライしゃん1「ア、アライさんはつかれたのだ...」
アライしゃん3「もう、はしれないのだ...」

アライしゃんたちは、力尽きたようですね。

ガシッ

ですが、母アライさんの尻尾を掴む、という荒業に出ましたよ。

アライさん「何をするのだ! 離すのだ!」

アライしゃん1「おかーさんには、アライさんをたすけるぎむがあるのだ!」
アライしゃん3「アライさんのぶんまではしるのだ!」

実に自分勝手ですね。
ですが、これこそが「らしい」ですね。

尻尾にアライしゃん二匹分の重さが加わってしまったら、まともに走ることはできません。
そして、振りほどこうと抵抗することによって、足が止まります。

結果、どうなるかわかりますよね?

スルッ

アライしゃん1「いたいのだ!! たすけるのだ!」ジタバタ
アライしゃん3「~~~~~!!」ビクンビクン

アライさん「今のうちに、登るのだ!」

アライしゃんの内、一匹は運悪く、頭から落ちたようですね。

アライしゃん1「ぴぎゃああああああーーーーー!!」ジタバタ
アライしゃん3「...!」ビクンビクン

アライさん「登れないのだ!」

さて、アライしゃんも全身飲み込まれようとしていますね。
そして、アライさんは粘っていますね。

アライさん「もう駄目なのだ...」ハァハァ

アライさん「死にたくないの、ぎゃばばばあぁぁぁーーーーー!!」ジタバタ

こうして、潰されたアライさんたちを加工し、食料として他のアライさんたちに提供しています。

アライさん「誰か! たすけ、グボッ! のあぁぁぁーーーーー!」ジタバタ

ですが、この前のアライウイルスの報告にもあったように、これでは食べたアライさんの体内のアライウイルスが増えてしまいます。
そのため、潰したアライさんは焼却処分するように方針を変えました。

焼却後は、自治体のゴミ処理場へ持っていき、処分しています。

今もこうして報告しているときにも、アライさんの処分は行われています。
そして、何の糧にもならずに、死んでいくのです。

今回は、アライさんの処分法についてお話ししました。
如何でしたか?

では、今回はこれで失礼いたします。

乙。逆にアライウイルスがどこまで増殖可能なのか気になるところ。ウイルスの限界値とかあるのかな?

各ssごとでアライさんの免疫力の設定が違うのが面白い
サンドスターで守られて体内には一切ないとか、アライさん自身には害はないけどキャリアーにはなってるとか
アライウィルスはこれまでに見たことない設定で斬新だな

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、「アライフレグランス」の改良品の実験の模様をご覧いただこうと思います。

以前、職員から「アライフレグランス」の粘膜摂取による死亡案件を伺いました。
そのため、粘膜摂取しても問題のないよう、成分研究を行い、新薬の実験に取り掛かりました。

まず、アライさんを四十匹用意します。
そして、二十四時間「アライフレグランス」を嗅がせ続けます。
ですが、十匹には「アライフレグランス+」を、残りは「アライフレグランス-」を嗅がせます。
嗅がせる期間は一週間で、別々の部屋で嗅がせます。

このとき、【アライちゃんライン】の個体のように分娩台に手足を固定し、尿道と肛門にチューブを刺します。
そして、酸素マスクから「アライフレグランス」を嗅がせ続けるのです。
食事は、酸素マスクに穴をあけて、そこから液状の栄養剤を管で注入する形を取ります。

実験体は例の如く、睡眠中に移動させます。

実験開始初日の様子です。
「アライフレグランス」を注入して、二時間辺りです。

<「アライフレグランス+」の場合>
アライさんA1「あぁ、気持ちいいのだぁ...」トローン
アライさんA2「気持ちが落ち着くのだぁ...」トローン
アライさんA3「極楽なのだぁ...」トローン
アライさんA4「お腹が満たされるのだぁ...」トローン
アライさんA5「温かい気持ちになるのだぁ...」トローン
アライさんA6「気持ちいいのだぁ...」トローン
アライさんA7「チビ達も連れてきたいのだぁ...」トローン
アライさんA8「おぉ!すごいのだ!」
アライさんA9「いい匂いなのだぁ...」トローン
アライさんA10「まだまだ頑張れそうなのだぁ...」トローン

<「アライフレグランス-」の場合>
アライさんB1「気持ち悪いのだ!」ジタバタ
アライさんB2「アライさんを離すのだ!」ジタバタ
アライさんB3「臭いのだ!」ジタバタ
アライさんB4「アライさんの危機なのだ!」ジタバタ
アライさんB5「止め! 止めるのだ!」ジタバタ
アライさんB6「苦しいのだ!」ジタバタ
アライさんB7「誰か、助けるのだ!」ジタバタ
アライさんB8「アライさんが可哀そうなのだ!」ジタバタ
アライさんB9「どうして、こんな目に合わなければいけないのだ!」ジタバタ
アライさんB10「体が、動かないのだ!」ジタバタ

如何ですか?

「アライフレグランス+」は、まるで夢見心地のようですね。
一方、「アライフレグランス-」は、まるで悪臭に悶え苦しんでいるかのようですね。
嗅覚に訴えかける事は有効のようです。

では、折り返しとなる四日後の様子を見てみましょう。

<「アライフレグランス+」の場合>
アライさんA1「あぁ、気持ちいいのだぁ!」ビクンビクン
アライさんA2「お股を触りたいのだぁ!」ビクンビクン
アライさんA3「突っ込んでほしいのだぁ!」ビクンビクン
アライさんA4「お股を満たしてほしいのだぁ!」ビクンビクン
アライさんA5「あん! あぁん!」ビクンビクン
アライさんA6「気持ちいいのだぁ!」ビクンビクン
アライさんA7「チビィ! チビィ!」ビクンビクン
アライさんA8「気持ち良すぎて、すごいのだぁ!」ビクンビクン
アライさんA9「この匂い、堪らないのだぁ!」ビクンビクン
アライさんA10「ふぉ! ふあぁー!」ビクンビクン

<「アライフレグランス-」の場合>
アライさんB1「気持ち、悪い、のだ...」ピクピク
アライさんB2「苦しい、のだ...」ピクピク
アライさんB3「臭い、のだ...」ピクピク
アライさんB4「助けて、なのだ...」ピクピク
アライさんB5「どうして、こんな...」ピクピク
アライさんB6「アライさんを、離し、て...」ピクピク
アライさんB7「危機、なのだ...」ピクピク
アライさんB8「可哀そう、なのだ...」ピクピク
アライさんB9「ゴホッ! ゲハッ!」ピクピク
アライさんB10「体が、動かな...」ピクピク

効き目が利きすぎると、このような反応になるんですね。

「アライフレグランス+」は、まるで媚薬を嗅いでいるかのような反応です。
一方、「アライフレグランス-」は、体調不良で顔色の悪くなっています。

それでは、一週間後の様子はどうなっているのでしょうか?

アライさんA1「あは! あぁぁん!」ビクンビクン
アライさんA2「んん! あん!」ビクンビクン
アライさんA3「...」シーン
アライさんA4「はぁん! いあ! いぃ!」ビクンビクン
アライさんA5「ふあぁ! あっ!」ビクンビクン
アライさんA6「ほぁ! ふあぁん!」ビクンビクン
アライさんA7「のあ... あぁん!」ビクンビクン
アライさんA8「...」シーン
アライさんA9「いぃあぁーーーーー!」ビクンビクン
アライさんA10「のあ...」ビクンビクン

<「アライフレグランス-」の場合>
アライさんB1「う...」ピクピク
アライさんB2「の...」ピクピク
アライさんB3「...」シーン
アライさんB4「げ...」ピクピク
アライさんB5「...」シーン
アライさんB6「あ...」ピクピク
アライさんB7「は...」ピクピク
アライさんB8「...」シーン
アライさんB9「...」シーン
アライさんB10「へ...」ピクピク

結果としては、興味深いものでした。

「アライフレグランス+」を嗅ぎ続けたアライさんの中には、イキすぎて昇天してしまい、口から泡を吹いて死んでしまう個体がいましたね。
一方、「アライフレグランス-」は、吐き気を催したことによって、嘔吐物が喉に詰まってしまい、窒息してしまう個体がいましたね。

ですが、「アライフレグランス」の粘膜摂取で直接死んだ個体はいなかったため、改良には成功と言えるでしょう。

引き続き、研究を重ね、製品化実現に向けて作り上げていこうと思います。

それでは、今回はこれで失礼いたします。

タイトルをまた忘れてた...

アライフレグランスの改良実験

おつー

おつ

タイトル「ミラーテスト アライちゃん編」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

皆さんは、ミラーテストをご存知でしょうか?
これは、視覚的な自己認知の能力を持っているかどうかを確かめるための手段として用いられているテストです。

テスト方法を簡単に説明しますと、対象が普段見ることが出来ないところに印をつけておきます。
そして、鏡を見ることが出来る環境に移し、その印を触ったりしたら、鏡に映った像を自分以外の動物ではなく、自分自身であると受け取った証拠であると見なすことが出来る、というものです。

詳細については、各自で調べていただけると幸いです。

本日の議題は、アライさんはミラーテストを合格できるか、というものです。
世代別に、アライちゃん、アライしゃん、アライさんに受けていただきます。

初回は、アライちゃんでテストします。

まず、【アライちゃん大部屋】から就寝中のアライちゃんを十匹取り出します。
そして、起きないように、耳を緑色に染めます。
その後、一匹ずつテストをします。

部屋は、壁一面が鏡になった特設室で行います。

十匹の結果をすべてお見せするのは大変なため、一匹だけ紹介します。

アライちゃん「しゅぅー... しゅぅー...」

アライちゃんがまだ寝ていますね。
起きるまで、しばらく観察しましょう。

アライちゃん「ん、んー!」

お、アライちゃんが起きたようですね。

アライちゃん「よく、ねたのりゃ...」ネムネム

アライちゃん「あれ!? なかまがいないのりゃ!」

慌てて辺りを見回していますね。
今まで、百匹近くと共同生活していたのに、起きたら誰もいないと不安になりますよね。

アライちゃん「? なにか、いるのりゃ。」

おっと、鏡を見つけたみたいですね。

アライちゃん「ぴぃ! みみがへんないりょのやつがいりゅのりゃ!」

アライちゃんが見ているのは、鏡越しの自分なんですが、気付くでしょうか?

アライちゃん「こっちをみりゅな! なのりゃ!」フゥー

ブンブン

四つん這いになって、頭を下げて腰を上げて、尻尾をブンブン振っていますね。
所謂、威嚇のポーズですね。

アライちゃん「こいつ! アリャイしゃんのいぢゃいさが、わかりゃないのりゃ!」フゥー

ブンブン

一生懸命、威嚇してますね。
健気で可愛らしいですね。

ですが、体力はあまり無いため、そろそろ疲れてくるのではないでしょうか?

アライちゃん「のりゃ! のりゃ!」フゥー

ブンブン

アライちゃん「のりゃ! のりゃ...」フゥー

ブン ブン

アライちゃん「のりゃ... のりゃ...」フゥー

ヘター

アライちゃん「つ、つかれたのりゃ...」

大の字になって、休んでいますね。

おや?
鏡の方を見ましたよ。

アライちゃん「のりゃりゃりゃ! あいつ、つかれてりゅのりゃ!」ケラケラ

自分を見て、笑っていますね。

アライちゃん「のりゃりゃりゃ... って、なにをわりゃてりゅのりゃ!」フゥー

ブンブン

笑っている自分を鏡越しに見て、笑われている、と判断しているみたいですね。

アライちゃん「こいつ、ゆりゅさないのりゃ!」フゥー

ブンブン

エンドレスですね。
ある意味、これはこれで面白いですがね。

さて、ここで食事を与えてみましょう。

『ゴハンノジカンデス』

ガコン

アライちゃん「そういえば、おなかクークーなのりゃ...」

おや?
前に向かって、歩き出しましたよ?

そっちは鏡がある方ですが...

アライちゃん「ん? おまえ、じゃますりゅな、なのりゃ!」フゥー

ブンブン

もしかして、鏡に映った投入口を目指して歩いていた、とか?
投入時の音は、後ろから聞こえていたはずですが、どういうことでしょうか?

興味深いですね。

アライちゃん「このへんなやつ、アリャイしゃんのじゃまばかりすりゅのりゃ!」フゥー

ブンブン

アライちゃん「さっさと、どくのりゃ!」フゥー

ブンブン

んー...
これは、視覚的な自己認知の能力を持っていないようですね。

如何だったでしょうか?

十匹中、全てのアライちゃんが視覚的な自己認知の能力を持っていない事が分かりました。
全てのアライちゃんは、今見ていただいたように、威嚇をし、疲れ果て、鏡越しに馬鹿にして、それに怒って威嚇をする、というサイクルを繰り返していました。

そして、最後は食事をすることなく、衰弱死をする、というものでした。

今回はアライちゃんで実験しました。
果たして、成長すると視覚的な自己認知の能力は備わるのでしょうか?

楽しみですね。

では、今回はこれで失礼します。

臭いもしなければ音も出さない鏡相手に死ぬまで威嚇し続けるってはっきりいって不自然だ

アライちゃんの存在そのものは自然なのか…(困惑)

サンドスター以外の要因でフレンズが誕生してるのも不自然だな

これは興味深い。無制限の監獄実験や感覚遮断実験、ロボトミー処置によるより精巧な脳地図作成とか、やりたい放題じゃないか

自己認識テストってこういう研究所ネタだとめちゃくちゃ面倒くさいんだよな
一回アライちゃんが視覚で自己認識できないって設定しちゃうと当然今後はそういう行動をしないとおかしいわけで
↑のアライさんキャッチ Ver.2.0の廃屋だとアライしゃんは鏡像認知している
アライしゃん2「ガラスがわれないのら... でられないのら...」
これ鏡像認知してないとアライしゃんは窓に映った自分の顔を他のアライしゃんだと思うぞ?
嗅覚と体感の自己認識テストもアライちゃんはクリア出来てないから今後このSSのアライちゃんは嗅覚、体感、視覚の自己認識ができない行動を取ってないとおかしいってわけだな?

>233
ご指摘、ありがとうございます。

齟齬が出ないように気を付けていましたが、ガラスは見落としていました。
出ることに必死で気付いていなかった呈でお願いします。

自分がどうやっても体験できない状況のキャラはつい自分の感覚に釣られてミスしやすいが、うまく動かせれば面白いネタになるから頑張ってほしい

おつ

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前、「アライちゃんの育成方法」について、お話ししたかと思います。
今回は、【アライちゃん大部屋】からアライしゃんとして育てられる個体のその後をお見せしようと思います。

ネーミングはそのままですが、【アライしゃん大部屋】をご覧いただきましょう。

まずは、イメージ図を見ていただきましょう。

https://i.imgur.com/XESptwz.png

【アライしゃん大部屋】の大きさは、【アライちゃん大部屋】の時と同じ、十坪ほどの広さとなっています。

移動方法として、まず【アライちゃん大部屋】からアライちゃんを、四本爪のクレーンで包むように、捕まえます。
その後、ベルトコンベアに移動させて【アライしゃん大部屋】へ送り込みます。
もちろん、寝ている間に作業をします。

このとき、選び出す基準としては、そろそろ二足歩行をしそうな個体を選びます。
その見極めは、ベテラン職員の経験に基づいています。

中々、すごいんですよ?
見極め率は、九割を超えていますからね。

では、作業の様子を見ていただきましょう。

「「「「「「「「「「しゅぅー... しゅぅー...」」」」」」」」」」

現在、就寝中のアライちゃんの中から、クレーンを使って運びましょう。

ウィーン

アライちゃん26「しゅぅー... しゅぅー...」

ガシッ

ウィーン

ガコン

アライちゃん26「のりゃ!?」ビクッ

ウィーン

アライちゃん26「おしょりゃをとんでりゅのりゃ!?」ビクッ

部屋の上部に、クレーンが通れそうな穴が空いていますよね?
これが、ベルトコンベアの入り口です。

ガッシャン

ポテ

アライちゃん26「いたいのりゃ!」ビエーン

ゴウン ゴウン

アライちゃん26「? じめんがうごいてるのりゃ。」

アライちゃん26「おもしろいのりゃ!」キャッキャッ

フッ

アライちゃん26「のりゃ!?」

アライちゃん26「おちりゅのりゃー!」ジタバタ

今、坂を落ちていきましたが、この先にアライしゃん部屋が待っています。

このように、どんどん捕まえていきますが、中には不測の事態もあります。

ウィーン

アライちゃん49「しゅぅー... しゅぅー...」

ガシッ

ウィーン

ガコン

アライちゃん49「のりゃ!?」ビクッ

ウィーン

アライちゃん49「アリャイしゃんを、はなしゅのりゃ!」ジタバタ

スルッ

アライちゃん49「のりゃ!?」ビクッ

ヒュー

グシャ

アライちゃん49「...!」ビクンビクン
アライちゃん83「...!」ビクンビクン

このように、落下による巻き込み事故が起きてしまうのです。
貴重な実験材料を二匹失うことになります。
最悪の場合、もっと失ってしまうケースもあります。

そして、アライちゃんはこの異常な音で目を覚ますのです。

アライちゃん3「!? なにが、おきたのりゃ!」
アライちゃん74「ぴぃ! ちまみれのなかまがいりゅのりゃ!」
アライちゃん58「こわいのりゃ!」

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ

こうなってしまったら、この日の運搬作業は中止になり、後日に回されます。

このような作業を繰り返し、アライしゃんになる個体を選別しています。

では、【アライしゃん大部屋】に運ばれたアライちゃんはどうなるのでしょうか?

こちらでも、【アライちゃん大部屋】のときと同じように、基本的なルールは変わりません。
争いが起きても監視をするのみで干渉はしない、定時間ごとに食事を与える以外はアライしゃんに任せる、などです。

最終的には【アライしゃん大部屋】で育てられた個体から、アライさんとしてさらに育成するもの、アライしゃんとして実験に使うものを選別します。

【アライしゃん大部屋】では、今まで以上に競争が激しくなります。

まず、二足歩行が出来ないものは、徹底的に虐められます。

また、食事でもパワーバランスが顕著に現れます。
食事は人数分用意して投入していますが、早い者勝ちになってしまうため、強者が指定数以上を食べてしまいます。
そうなると、敗者は食べ物にありつくことが出来ません。

このような弱肉強食の世界で生きていく厳しさを味わうことになるのです。

この競争で負けたアライしゃんは、衰弱死、暴行死で死ぬことが多いです。

如何でしたか?

アライしゃんを使用した実験内容、アライさんの活用方法については、今後展開していきたいと考えています。

では、今回はこれで失礼いたします。


これで書き溜め分全部か


>アライちゃん26「おしょりゃをとんでりゅのりゃ!?」ビクッ
アライちゃんはとってもゆっくりしてるんだぜ
まるでまりさのおちびみたいなんだぜ

>>244
少しだけ、書き溜め分は残ってます。

あそこまでゆ虐比較厨に荒らされながら、
ゆ虐のゆっくり特有のお空飛んでるネタをかましてくる辺り、
なかなか根性があるのか、ただたんに無知のなせる業なのか、作者が怖いわ。

>>247
それ、クレーンで捕まっているのを飛んでいると勘違いしてるだけです。

この様子だとマジで知らないみたいだな

アライさんがクレーンに抵抗しないのは子猫や子犬みたいに首を掴むと大人しくなるみたいなもんじゃないの?

>>248
ゆっくりを投げ飛ばす、蹴り上げる、摘み上げるなどなど、どんな方法でも空中にゆっくりを持ち上げると、
条件反射でゆっくりはお空飛んでるみたいって台詞を吐くのが、ゆっくりのお空飛んでるネタなんですよ?

>>251
高いところに持ち上げられたら空を飛んでるみたいってありきたりな表現だと思うけど…
蹴りあげられたりはともかくとして

もしアラ許みたいな大物作者が同じようなこと書いても、こいつらこんな風に噛みついてマウント取ろうとするのかな

つうか空飛び勘違いなら、トーナメントの>>117でもやってるだろ
なんでそっちにはツッコミ入れないの?

>>253
長編を書ければ大物なのか、何をとって大物とするかは人それぞれだろうけど、
読んだとしても古過ぎる部分にはいちいち突っ込みは入れませんし、
読んでいない作品には突っ込みようがありません。

>>254
トーナメントってなに?このスレの117にそんな表現ないけど、
もし他の作品の事なら、読んでいるのを前提で語られても困ります、
上で言ったように、読んでない作品には突っ込めないよ。

何はともあれ、ゆ虐の定番ネタって事を言いたかっただけ、
また荒しに狙われたくなかったら、今後は使わない方がいいと思うんだけどね。

少し忠告しただけで、ここまで食って掛かられるとは正直思いませんでした。

そういえば、この街の住人の人たちはどんな生活を送っているのだろうか?

家を乗っ取ろうとしたり、畑の野菜荒らしたり、うんこ出しまくるのもゆっくりの定番ネタだから
荒らしに狙われないためには止めといた方がいい

>>257
それ3つとも普通に現実のアライグマによる害に該当するだけですよ(乗っ取りは侵入行為て事にはなるのだろうけど)

アンチスレにいた荒らしがID変えて暴れてるだけじゃね?

気にしなくていいだろ
作者が描きたいのを書くだけだよ

気に食わないことがあれば、何でもかんでも荒し扱いとかさ、
あれから何一つ学んでないし進歩がないのな。

少し忠告しただけでネタ使うなと言ってるわけじゃないし、
荒らす意図は毛頭ございません。
荒しに間違われるって、普通に傷つきますから。

荒らしがあれだけ利用した例のものを持ち出すんだったら、もっと丁寧な言葉遣いにするべきだったな
相手を半分馬鹿にしておきながら忠告も何もない

まさか、クレーンの話がこんな事になるとは...

とりあえず、皆さんの議論も落ち着いてきたみたいなので、夜に新しいのを書き込みます。

続きを読ませてくれーン

なんちゃって^^

>>264
山田くん、座布団1枚持ってって
(回収

タイトル「ミラーテスト アライしゃん編」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回はミラーテスト第二弾として、アライしゃんの実験の様子をご覧いただきます。

条件は、アライちゃんの時と同じです。

【アライしゃん大部屋】から睡眠中のアライしゃんを十匹取り出します。
そして、起きない間に、耳を緑色に染めます。
その後、一匹ずつテストをします。

部屋は、壁一面が鏡になった特設室で行います。

今回も十匹の結果をすべてお見せするのは大変なため、一匹だけ紹介します。

アライしゃん「すぅー... すぅー...」

アライしゃんがまだ寝ていますね。
起きるまで、しばらく観察しましょう。

アライしゃん「ん、んー!」

お、アライしゃんが起きたようですね。

アライしゃん「よく、ねたのら...」ネムネム

アライしゃん「あれ!? あいつらがいないのら!」

慌てて辺りを見回していますね。
ここまで、アライちゃんの時と同じ動作ですね。

アライしゃん「フ、フハハハハ!」

突然、笑い出しましたね。

アライしゃん「とうとう、アライしゃんのてんかなのら!」

競争が激しかった環境から一人になったため、気が大きくなったようですね。

アライしゃん「ん? なんかいるのら?」

おっと、鏡を見つけたみたいですね。

アライしゃん「みみがおかしなやつなのら!」ケラケラ

アライしゃん「おまえみたいに、きもちわるいやつとかかわりたくないのら。」

鏡を見た反応も、アライちゃんと違いますね。
関わりを持たないようにしているようです。

アライしゃん「んしょ、んしょ...」コスリコスリ

尻尾の手入れを始めましたね。

アライしゃん「アライしゃんのしっぽは、いつもキレイなのら!」ピカピカガイジガオ

アライしゃん「よいしょ...」

テトテト

おや、鏡の前に向かっていきましたね。

アライしゃん「おまえにも、アライしゃんのキレイなしっぽをみせてやるのら!」シッポフリフリ

鏡の前で尻尾を振っていますね。

アライしゃん「のら! のら! (≧∀≦)」シッポフリフリ

どうやら、気付いていないようですね。

さて、そろそろ食事を与えてみましょう。

『ゴハンノジカンデス』

ガコン

アライしゃん「ごはんのじかんなのら。」

テトテト

アライしゃんは、投入口へ歩いていきますね。

アライしゃん「あれ? ひとつしかないのら。」

アライしゃんは、鏡に映る自分を含めて二匹いると思っているようですね。

アライしゃん「あいつはどうするのら?」クルッ

アライしゃんが振り向きましたよ。

アライしゃん「そっちにもあるのら。」

鏡に近づいていきましたね。

アライしゃん「おまえ、じゃまするとはいいどきょうなのら!」フゥー

アライしゃん「そこをどくのら!」ブン

バン

鏡を殴りましたね。

アライしゃん「アライしゃんのこうげきをとめるとは、なかなかやるのら!」

アライしゃん「だけど、にどもとめられないのら!」ブン

バン

アライしゃん「なかなかするどいのら!」

アライしゃん「だけど、さんどめはないのら!」ブン

バン

アライしゃん「あ、ありえないのら!」

アライしゃん「こいつ、ズルしてるのら!」フゥー

鏡の感触と手の感触を間違えるものですかね?
今度、触覚に関する実験として、議題に上げてみますか。

それにしても、鏡の中のエサを求める辺り、イソップ寓話の「犬と肉」のようですね。

アライしゃん「も、もういいのら...」ハァハァ

おや、アライしゃんが鏡から離れていきますね。

アライしゃん「おまえにかまっていられないのら...」ハァハァ

ペタ

アライしゃん「これをたべるのら...」ハァハァ

クチャクチャ

食べ始めましたね。
大方、鏡越しのご飯は諦めた、といったところでしょうか。

アライしゃん「おいしいのら!」クチャクチャ

この程度で機嫌が直るとは、アライしゃんも単純ですね。

如何だったでしょうか?

十匹中、全てのアライしゃんが視覚的な自己認知の能力を持っていない事が分かりました。
アライちゃんの時と同じですね。

違った点としては、衰弱死しないで生き続けたことでしょうか。
その代わり、何度も鏡越しの自分に威嚇していましたが。

ちなみに、今回の実験で使用したアライしゃんは一週間のテスト終了後、元の【アライしゃん大部屋】に戻されました。
耳は染められたままでね。

アライしゃん「すぅー... すぅー...」

アライしゃん「ん、んー!」

アライしゃん「よく、ねたのら...」ネムネム

アライしゃん26「ぴぃ! へんなやつがいるのら!」ビクッ
アライしゃん89「きもちわるいのら!」
アライしゃん54「ちかづいてはダメなのら!」

アライしゃん「なんか、たくさんいるのら!」ビクッ

アライしゃん68「ちかづくな! なのら!」フゥー
アライしゃん74「のら! のら!」フゥー
アライしゃん11「へんなびょうきがうつるのら!」フゥー

アライしゃん「おまえら、どうしたのら!?」

アライしゃん23「みみがみどりのアライしゃんなんて、おかしいのら!」フゥー
アライしゃん36「きもちわるいのら!」フゥー
アライしゃん61「のら! のら!」フゥー

アライしゃん「ア、アライしゃんはおかしくないのら!」

「きもちわるいのら!」
「「きもちわるいのら!」」
「「「きもちわるいのら!」」」
「「「「きもちわるいのら!」」」」
「「「「「きもちわるいのら!」」」」」

「「「「「きもちわるいのら!」」」」」

「「「「「きもちわるいのら!」」」」」

アライしゃん「ぴぃ! アライしゃんはきもちわるくないのら!」ビエーン

「「「「「きもちわるいのら!」」」」」

「「「「「きもちわるいのら!」」」」」

今回はアライしゃんで実験しました。
果たして、アライさんまで成長すると視覚的な自己認知の能力は備わるのでしょうか?

楽しみですね。

では、今回はこれで失礼します。

乙。
アライさんは備わってるだろうな

乙。成体であるアライさんでの実験も楽しみです

タイトル「アライさんの状況判断能力」

どもー、ATLの「NameD」でーす。

おなじみ、ハンディカム片手にお送りするこのコーナー。
今回は、アライさんの状況判断能力のテストをしてみましょう。

雑だけど、簡単なイメージ図。

https://i.imgur.com/9WowBQo.png

畑の四方全部に掘りを作ります。
これで、アライさんがどうなるのか観察してみよう、ということです。

あ、自分は畑の中で待機します。

日が陰ってきました。

今回の畑ですけど、とある方が、被害に遭っているから是非使ってくれ、と申し出がありました。
まぁ、大体の依頼って、そんな感じですけどね。

ハンターではなく、私たちに声を掛ける辺り、変わってますよね。

あ、批判じゃないんですよ。
ただ、実害を今すぐに無くしたいんだったら、ハンターの方が確実だなぁ、って思っただけで。

『あー、人がいるのだ!』

この声は...

アライさん「そこは、アライさんのものなのだ!」

タッタッタッ

おぉ、走ってきますねぇ。

アライさん「アライさんに恐れをなして動けないのだ!」

タッタッタッ

そろそろ、例の場所かな。

アライさん「何か、反応する」

スッ

ドシン

アライさん「痛いのだぁ!」

見事に落ちたね。
足元見てなかったのかな?

アライさん「早く、立ち上がって... あれ?」

堀の底に、「アライさんホイホイスプレー」を撒いてあります。
地面も入念に固めているため、すぐには立ち上がれないんじゃないかな?

まぁ、背中が全部くっついてるから、無理か。

アライさん「おい、そこのヒト! アライさんを助けるのだ!」グイグイ

アライさん、助ける前に一つ聞きたいことがあるんだけど、いいかな?

アライさん「何なのだ!?」グイグイ

アライさんは足元、見てなかったの?

アライさん「お前を見ていたせいで、落ちたのだ!」グイグイ

あれかな?
一つのことに集中すると、視界が狭くなる、みたいな?

なら、ここにいない方が違う面が見れるかも。

アライさん「アライさんは答えたのだ! さぁ、助けるのだ!」グイグイ

さて、一旦物陰に隠れますか。

アライさん「おい! 助けるのだ!」グイグイ

ちなみに、「アライさんホイホイスプレー」は土壌汚染の懸念があったため、改良しました。
懸念といっても、微弱ですが。

今回は、その改良品のテストも兼ねています。

へー。

さて、近くの物陰に隠れて、大体二時間ぐらいですか。
あれから何も来ませんね。

『誰か、アライさんを助けるのだ!』

まぁ、堀でうるさいのがいるせいかも。

暗くなってきて、視界も悪くなってきましたね。
ハンディカムで続けるの無理かも。

『こっちからいいにおいがするのら!』

お?
あっちから、威勢のいい声が!

アライしゃん1「こんなところに、はたけがあるのら!」
アライしゃん2「てわけして、もちかえるのら!」
アライしゃん3「おかーしゃんにほめてもらうのら!」
アライしゃん4「はやくたべたいのら!」

アライしゃんが来ましたね。

『そこに誰かいるのだ!?』

アライしゃん1「へんなこえがするのら!」
アライしゃん2「うるさいのら!」
アライしゃん3「だれのこえなのら?」キョトン
アライしゃん4「みてみるのら!」

アライしゃんが声のする方へ行きましたね。

『お前たち、アライさんを助けるのだ!』

アライしゃん1「ねてるのら。」
アライしゃん2「これくらいなら、じぶんでどうにかなるのら。」
アライしゃん3「だれなのら?」キョトン
アライしゃん4「こんなのどうでもいいのら。」

あぁ、アライしゃんが離れていきますね。

『お前ら、無視するな!』

アライしゃんたちは、アライさんが落ちた堀の反対から攻めるみたいですね。

アライしゃん1「ここもくぼんでるのら。」
アライしゃん2「どうするのら?」
アライしゃん3「おりて、のぼればいいのら!」
アライしゃん4「そうするのら!」

アライしゃんが二匹、穴に飛び込みましたね。

『あしがうごかないのら!』
『てもうごかないのら!』

どうやら、下りた時に手を付いたみたいですね。

アライしゃん1「いもーとたち、あそんでないではやくするのら!」
アライしゃん2「さっさとのぼるのら!」

『うごけないのら!』
『おねーしゃん、たすけてほしいのら!』

アライしゃん1「こうなったら...」
アライしゃん2「おねーちゃん、どこへいくのら!」

あのアライしゃん、森に帰るのか?

いや、振り返った。

アライしゃん1「はしって、とびこえればいいのらぁ!」

バッ

バン

アライしゃん2「おねーちゃん!」

畑に何も反応が無いから、ありゃ、堀の側面に思いっきりぶつかったんじゃね?

『おねーしゃん、しっかりするのら!』
『おねーしゃんのやくたたず!』

さて、残されたアライしゃんはどうするのか。

アライしゃん2「ア、アライさんは、べつのところをさがすのら!」

あ、森へ帰っていった。

『おねーしゃんのばかー!』
『だれかたすけるのら!』

さて、見に行ってみるか。

おー、こんな感じか。

アライしゃん1「んー!んー」シッポブンブン
アライしゃん3「うごけないのら!」グイグイ
アライしゃん4「つらいのら...」

飛び越えれなかったやつ、某フレンドパークのウォールクラッシュみたいに、大の字になってるよ。

アライしゃん3「ひとしゃんなのら!?」
アライしゃん4「ひとしゃん、アライしゃんをたすけるのら!」グイグイ

無視して、っと。
さて、畑を明かりで照らしますかね。

アライしゃん3「むししないでほしいのら!」グイグイ
アライしゃん4「たすけるのらー!」グイグイ

あれから、さらに二時間が経過しました。

えー、現状、アライさんが三匹、アライしゃんが十三匹、アライちゃんは無し、となっています。
全員、堀でうるさく鳴いています。

『アライさんを助けるのだ!』
『おかーしゃーん!』
『痛いのだぁ!』
『どうしてこんなめにあわなきゃいけないのら!』
『ツライのらー!』

この状況、カオスですね。
今、畑のど真ん中でアライさんのクレームに囲まれると、頭がおかしくなりそうですね。

というより、現状畑のど真ん中にいるんですけどね。

アライさんF「フハハハハ!」

何か、笑いながら出てきたアライさんがいるぞ。

アライさんF「間抜けなアライさん共を観察して、畑に辿り着く方法を見つけたのだ!」

お、面白いことをいうアライさんが現れたな。

アライさんF「行くのだ!」

走ってきてるねぇ。

あれ?
あそこって、確か...

アライさんF「ハァッ!」タッ

『げぶぅ!』

何っ、アライさんを踏み台にしただと!

アライさんF「フハハハハ!」ピカピカガイジガオ

えい!

アライさんF「げぶっ!」

ウザかったから、思わず蹴り飛ばしてしまった。

あんなところで、高笑いしてないで、さっさと畑を荒らせばよかったのに。
隙だらけ過ぎですね。

アライさんF「う、動けないのだ!」グイグイ

まぁ、畑を守ったし、とりあえずは、ね。

とりあえず、人を見るとアライさんは視野が狭くなるため、状況によっては堀は有効である、っと。
ただし、仲間を踏み台にするアライさんがいるため、過信は禁物。

アライしゃんは、身体能力低めのため、堀で対処可能。

こんな所かな?

まぁ、広い土地ならこの方法もありかもだけど、狭い土地だと無理だよねぇ。
いや、状況によるか。

今回、捕まえたアライさんたちは全部、回収会社に引き取ってもらいました。

あとは、土のサンプルを持ち帰って、土壌汚染の確認をするくらいかな?

どうだったかな?

今回の映像はこれでおしまい。
じゃ、またね。

乙です。これだけのアライさんやアライしゃんがかかるとは・・・
周辺の巣がどういう状況になっているのかも気になりますね

中学生ぐらいの体格なのに走り幅跳びで1メートルの堀も飛び越せないって違和感ありますね
6ヶ月の筋トレでビルダーのようになる異常に筋肉のつきやすい生き物なんでしょアライさんって

>>288
あんまりアラ虐詳しくないみたいだから説明すると、
アライしゃんっていうのはやっと二足歩行できるようになった程度の小さい子供のアライさんのことを指すんだよ

大人のアライさんは中学生くらいの体格だけど、
アライしゃんは大抵それよりずっと小さいものが多い

>>288
走り幅跳びって、平均どれくらいなんでしょう?
どこか見れば書いてありますかね?

失礼アライしゃんだったか
これはすまんな

アライちゃん、アライしゃん、アライさんの強さにも作品ごとにばらつきがあるからね

近年の体力測定は立ち幅跳びらしいので、走り幅跳びの測定記録はなかったものの、
小学1年生女子ですら立ち幅跳びで平均1mくらいの飛距離なので、
走り幅跳びだとそれ以上の飛距離になるというわけです。

アライしゃんが幼稚園児並みの身体能力だとしても、
1mすらの距離を跳び越えられないのには確かに違和感がありますね。

幼稚園児並の身体能力があっても
幼稚園未満の知能では無理でしょ

穴の底に落ちたら抜け出せないと理解できて、
罠を理解して跳び越えようとしたり、姉妹を踏み台にしようとしたり、
流石に幼稚園児以下の知能って事はないでしょう?

言葉には気を付けていましたが、実データの調査は足りてなかったですね。
以後、気を付けます。

ドンマイです
正直データがどうとか気にせず読んでるし、単純に実験が面白いので今後も楽しみにさせてもらいます

データの正確さって研究所ネタにはつきものの苦労だよな。わかるのだ

タイトル「アライウイルス 中間報告 その②」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、アライウイルスのワクチンについて多少進展があったため、ご報告いたします。

ワクチンの臨床試験を実施し、ステージ3からステージ2へと症状が回復するワクチンが完成しました。

名付けて、「アライワクチンα」。

このワクチンを使用すると、被験者の十人中九人はステージ2への回復が確認できました。
回復しなかった一人との因果関係については、現在調査中です。

そして、ワクチンを接種して回復した方々には、ある共通現象が見られました。
それは、ステージ3だった頃の記憶が無い、というものです。
ある人は時間の流れに驚き、またある人は身体の変化に驚いていました。

アライウイルスが脳へどのような影響を及ぼすことで意識を奪い取るのか、そのメカニズムについては並行して調査中です。

では、この「アライワクチンα」をアライさんに打った場合、どのような反応をするのでしょうか?
我々は実験してみました。

ここに、分娩台に手足を固定したアライさんを用意しています。

アライさん「おい! アライさんを解放するのだ!」ガタガタ

では、ワクチンを注射してみましょう。

アライさん「何なのだ、それは!?」ビクッ

アライさん「それを近づけないでほしいのだ!」ガタガタ

プスッ

アライさん「い、痛いのだ!」ビクッ

チューッ

アライさん「変なのが入ってくるのだ!!」ガタガタ

被験者たちに「アライワクチンα」を打って効果が現れたのが、約二十四時間後のことでした。
そのため、このまま定点カメラで観察しましょう。

投薬してから、約六時間後の様子です。

アライさん「体が、熱いのだ...」ハァハァ

呼吸が早くなっていますね。
ワクチンの影響だと思いますが。

アライさん「あ、あぁ! 熱い! あぁー!」ガタガタ

アライさん「のだー! 熱いのだー!」ガタガタ

かなり呻いていますね。
熱い、とのことですので、冷房を入れてあげましょう。

ブウォーン

アライさん「のだ?」

ブウォーン

アライさん「少し涼しくなってきたのだ。」

では、このまま様子を見てみましょう。

あれから、一時間後の様子です。

アライさん「また、熱くなってきたのだ...」

アライさん「あ、あぁ! 熱い! 熱いのだー!」ガタガタ

現在、冷房は二十度の設定になっています。
かなり寒いとは思いますが、体にかなりの熱を持っているようですね。

これ以上は温度を下げずに、このまま観察を続行してみましょう。

アライさん「熱いのだー!」ガタガタ

あれから、二時間後の様子です。

アライさん「...」シーン

白目をむいて、意識が無くなっているようです。

この後、検査をしてみましたら、通常の生活が困難であるほどの障害を負ってしまったようです。
念のため、他にも九匹を被検体として用意してテストしてみましたが、すべて同じ結果となりました。

今回開発した「アライワクチンα」は完治とまで行っていないため、改良の余地があります。
しかし、現時点の応急処置としては効果が見込めるでしょう。

我々は、今後もワクチン開発に力を入れてまいります。

では、今回はこれで失礼いたします。

乙です
ワクチンを駆除用に利用できればいいね

タイトル「変わったアライちゃんたち その後①」

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前、一風変わったアライちゃんたちをご紹介しました。
我々は、それらを保護してアライしゃんになるまで育て上げました。

今回は、そんなアライしゃん達をご覧いただきましょう。

ちなみに部屋の広さは、アライさん一家に割り当てられる部屋と同等で、そこにまとめて管理しています。

まずは、アライしゃんLTです。

ここには、四匹のアライしゃんLTと三匹のアライちゃんLTがいます。
では、様子を見てみましょう。

アライしゃんLT1「おそいのら!」ヨチヨチ
アライしゃんLT2「はやくつかまえるのら!」ヨチヨチ
アライしゃんLT3「まつのら!」ヨチヨチ
アライしゃんLT4「こっちなのら!」ヨチヨチ

アライしゃん達は、鬼ごっこをしているみたいですね。

アライちゃんLT1「のりゃ...」コスリコスリ
アライちゃんLT2「のりゃ...」コスリコスリ
アライちゃんLT3「のりゃ...」コスリコスリ

アライちゃん達は、尻尾の手入れをしているみたいですね。
大きい分、手入れは大変そうですね。

さて、この部屋の様子を見てお気付きになったこと、ありませんか?

そう、アライしゃんなのに、二足歩行していないのです。

これについては推論になりますが、尻尾が大きいため、次のことが考えられます。

まず、アライちゃんの時は前後のバランスが取れていなかったため、動きは鈍くなってしまっていました。
しかし、アライしゃんに成長することで、前後のバランスが取れるようになり、まともなヨチヨチ歩きが出来るようになったという点。

次に、大きい尻尾を引きずることにより、腕力が優れたため、ヨチヨチ歩きの方が早いという点。

この二点が考えられます。

実際、アライしゃん達は二足歩行は出来ますが、歩こうとするとタイヤ引きをしているかのように、動きが鈍くなります。

アライちゃんLT1「のりゃ...」コスリコスリ
アライちゃんLT2「のりゃ...」コスリコスリ
アライちゃんLT3「のりゃ...」コスリコスリ

では、尻尾の手入れについてみてみましょう。

アライさんは、尻尾の手入れを定期的にしています。
尻尾はアライさんにとって、トレードマークともいえる象徴であるため、当然と言えるでしょう。
ですが、LTの手入れの場合、通常のアライさんの倍以上の時間が掛かってしまうのです。

最悪の場合、食事、排泄、睡眠以外は、尻尾の手入れしかしていない、ということは当たり前だったりします。

今後、LTの腕力に関する調査をしてもいいかもしれないですね。

次に、アライしゃんSTです。

ここには、三匹のアライしゃんSTと一匹のアライちゃんSTがいます。
では、様子を見てみましょう。

アライしゃんST1「やることがなにもないのら...」ゴロゴロ
アライしゃんST2「ひまなのら...」ゴロゴロ
アライしゃんST3「つまらないのら...」ゴロゴロ

アライしゃん達は、ゴロゴロしてるだけですね。

アライちゃんST1「のりゃ!」コケッ

アライちゃんST1「のりゃーーーーーん!」ビエーン

アライちゃんは、やはりヨチヨチ歩きが困難なようです。

この部屋の場合、アライしゃんになってもヨチヨチ歩きが出来ません。

尻尾が小さいのがネックになってしまい、アライしゃんでもヨチヨチ歩きをすると前のめりになって、顔をぶつけてしまいます。
そのため、アライしゃんになる頃には、このようにゴロゴロするだけで、歩こうとする気力が削がれてしまうのです。

たまに、職員が歩行練習をしてみますが、立つことすらしません。

こちらについても、推論として以下のものが考えられます。

アライちゃんの時にヨチヨチ歩きで体の重心の捉え方を学び、そこから二足歩行もスムーズにこなしているのではないか、と。
つまり、ヨチヨチ歩きが出来ずに、体の重心の捉え方が分かっていないため、二足歩行が出来ていない、ということですね。

我々は、この部屋に台を設置し、掴み立ちの練習が出来る環境を作りましたが、それさえもやってくれません。
しばらくは職員の手を借りて歩行練習ということになりそうです。

私たちの推論が正しければ、尻尾が小さくても重心の捉え方を理解さえすれば、歩けると考えています。

ちなみに、STは尻尾の手入れを全く行いません。
そのため、尻尾はボサボサになってしまい、トレードマークとは程遠いものになっています。

自分の尻尾が見えていないのか、必要性を感じていないのか分かりませんが、その点についても調査観点として重要かもしれないですね。

さて、最後に体の一部が欠損している個体ですが、管理が難しく、現状お見せすることが出来ません。

こちらについては、また報告できる環境が整い次第、公開いたします。

如何だったでしょうか?

今回は、LTとSTのみでしたが、面白い結果を見ることが出来たかと思います。
これらの個体が、アライさんにどう成長するのか楽しみですね。

では、これで失礼いたします。

おつー

乙なのだ
これからの更新はピクシブと両方なのかな?

1週間以上、更新が止まってしまいました。

明日か、明後日には、話を公開しようと思います。

思いつきの質問を作者さんに1つ、答えられたらでかまいませんが、
このシリーズは明確な終わりを考えて書かれているのでしょうか?
それとも、アライさん研究所の日常みたいな感じで、
ネタを思いつくたびに更新って感じなのでしょうか?

>>315

> このシリーズは明確な終わりを考えて書かれているのでしょうか?

明確ではありませんが、ざっくりとした終わり方は考えています。
色んなテーマを書いていく中で、少しづつそれをまとめているような感じです。

研究報告書って、長い期間を観察・調査したものをまとめてると思いますけど、そんな感じで書いたら、一つが今以上に長くなってしまいますし、少しづつ判明していくスタイルの方がいいのかな、って感じです。
あと、複数のプロジェクトが動いていれば、報告タイミングもズレるため、いろんな話が交互に書かれているようになっています。
そのため、見にくくなってしまい、申し訳ないな、とは思っています。

本当に、まとめwikiの管理人さんには感謝しています。

タイトル「アライさんの育成方法」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前、「アライしゃんの育成方法」について、お話ししたかと思います。
今回は、【アライしゃん大部屋】からアライさんとして育てられる個体のその後をお見せしようと思います。

今までの流れであれば、【アライさん大部屋】がある、と思う方もいるかと思いますが、そうではありません。
ここから巣立って、新たなステップへと向かうのです。

では実際に見ていただきましょう。

まず、【アライしゃん大部屋】を卒業する条件として、初潮を迎えていることが挙げられます。
それさえクリアしていれば、体長差は関係なく選ばれます。

そして、作業時には【アライしゃん大部屋】に睡眠ガスを投入します。
これは、作業中に起きてしまうのを防ぐためです。

ガチャ

ウィーン

部屋の上部から梯子が下りてきましたね。

カッ カッ カッ カッ カッ カッ

職員が下りてきましたね。

ウィーン

そして、別の場所からは、柵に囲まれたものが下りてきましたね。

そう、仕分け作業は職員の手でおこなっています。
【アライちゃん大部屋】のときのようなクレーンを使ったやり方では、密集したアライしゃんの中から的確に取り出す、といった作業が出来ません。
また、重さもネックになってしまいます。
そのため、職員の手でおこなうしかないのです。

では、職員の移動はどうするのか。

初潮を迎えたアライしゃんは、周りから異常者として見られ、孤立してしまいます。
つまり、寝ているときは集団が分かれているため、移動も回収もおこないやすいのです。

こうして、対象のアライしゃんを柵の中に入れていきます。

ですが、たまに集団に紛れている個体もいます。
その場合は、寝ているアライしゃんを少しづつズラしながら、目的のアライしゃんのところまで向かいます。
睡眠ガスによって深い眠りについているため、そう簡単に目を覚ますことはありません。

このような作業を繰り返すことによって、残されたアライしゃん達の中で、
「股から血が出たアライさんは、次の日にはいなくなる。」
という、情報を植え付けることが出来るのです。

こうすることで、積極的に自ら差別化を図っていくのです。

では、【アライちゃん大部屋】を卒業した個体はどこへ向かうのでしょうか?

これは、タイプによって行き先が変わります。
ここで、タイプ別に用途を説明していきましょう。

タイプAの場合、妊娠用と実験用の二種類の使い道があります。

【アライちゃん大部屋】で比較的優秀だった個体は、妊娠用、しかも個別部屋にて家族を作り、観察対象となります。
これが、一番優遇された道でしょう。

【アライちゃん大部屋】でそれなりの個体は、【アライちゃんライン】送りになります。
要するに、【アライちゃんライン】の補欠選手として待機するわけです。

最後に、素行が悪かった個体は実験用に回されます。
これは、最悪の道でしょう。
実験内容によっては死んでしまうこともあるため、残念としか言いようがありません。

タイプCの場合は素行に関わらず、すべての個体が実験用に回されます。

凶暴な遺伝子の子供は必要としていません。
長年の観察の結果、結果が分かっているためです。

要するに、経費削減、というものですね。

如何だったでしょうか?

以前、「アライワクチンα」を接種したアライさんをお見せしましたが、あれは【アライちゃん大部屋】を卒業した個体を使っていました。

これで、我が研究所でのアライさんの一通りの育て方をお見せしたことになるかと思います。
今後は、研究内容やトラップの開発状況の報告になるかと思います。

それでは、今回はこれで失礼します。

おつー

タイトル「喫煙するアライさん」

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

匿名希望ということで、ある方から情報を頂きました。
それは、喫煙をするアライさんがいる、という話でした。

我々としては信じがたい情報ではありましたが、目撃情報周辺にカメラを設置し、観察することにしました。
そして、そこには面白いものが収められていました。

では、ご覧いただきましょう。

目撃があったのは、某所の駅に設置されている喫煙スペースです。
深夜、終電が無くなった時間帯です。

街灯に時々入り込む影がありますよね。
そう、奥から近づいてくる影のことです。

アライさん「さて、今日もここを漁るのだ。」

アライさんです。
どうやら一匹のようですね。
体長としては、おそらく成獣でしょうか。

ガチャガチャ

器用に灰皿の蓋を外していますよ。

アライさん「よし、外れたのだ。」

ゴソゴソ

灰皿の中を漁っていますね。
アライさんがゴミステーションを漁って周辺を汚す被害は、よく確認されています。
このように、灰皿を漁る姿は珍しいですね。

アライさん「あ、あったのだ。」

何かを見つけたみたいですね。
映像を拡大してみましょうか。

これは、吸いかけのタバコですね。

アライさん「あとは...」

ゴソゴソ

ポケットのようなところから何かを取り出しましたね。

シュポ

アライさん「あぁー、おいしいのだぁ。」フゥー

取り出したライターだったようですね。
それで火をつけると、タバコを吸い始めましたね。

アライさん「やっぱり、この白いのは止められないのだぁ。」フゥー

普通ですと、野生の本能で火を嫌がるはずなんですが、このアライさんは怖がっている様子がありませんね。

アライさん「人は羨ましいのだぁ。」フゥー

何気に吸い方が様になってますね。

この後、一週間ほど観察を続けましたが、大体同じ時間帯にアライさんがタバコを漁っている様子が確認できました。

なぜ火を怖がらないのか。
そして、なぜこのような行動をとるのか。

我々の疑問は深まるばかりでした。

そんな時、とある職員がこのアライさんに突撃取材をする、という提案をしてきました。
もちろん、危険が無いとは言い切れないため、我々はGOサインをすぐに出すことが出来ませんでした。
ですが、彼の熱意に押されてしまい、彼を信じることにしました。
そして、彼が謎を解いてくれることを願い、送り出しました。

その時の映像がこちらです。

さて、喫煙するアライさんがいる、という現場に来ています。
この時間帯に出没する、ということなので、早速行ってみようと思います。

タッ タッ タッ タッ タッ

あ、いましたよ。
座り込んで、タバコを吸っていますね。

タッ タッ タッ タッ タッ

すみませーん。

アライさん「おぁ? なんなのだぁ?」フゥー

ちょっとアライさんに聞きたいことがあるんだけど、いいかな?

アライさん「アライさんは今、忙しいのだぁ。」フゥー

協力してくれたら、それの新品をあげるよ。

アライさん「ホントなのだ!? いくらでも協力するのだ!」

それを吸いながらでいいから、答えてね。

アライさん「任せるのだ!」

アライさんは、それをどうやって知ったのかな?

アライさん「いつも、この時間にご飯を探していたのだぁ。 そしたら、ヒトがこれを吸っているのを見たのだぁ。」フゥー

ふんふん、それで?

アライさん「アライさんは食べ物だと思って、ヒトにそれが何かを聞いたのだぁ。」フゥー

アライさん「何とか、って名前を言っていたけど、忘れたのだぁ。」フゥー

アライさん「そしてら、ヒトがこの白いのの使い方を教えてくれたのだぁ。」フゥー

どうだった?

アライさん「始めは苦しかったけど、ヒトが吸い方を教えてくれたのだぁ。」フゥー

アライさん「何度かやっていたら、慣れたのだぁ。」フゥー

その教えてくれた人たちはどうしたの?

アライさん「分からないのだぁ。 あれから合ってないのだぁ。」フゥー

そういえば、アライさんはそれに火をつけていたけど、怖くないの?

アライさん「始めは怖かったのだぁ。」フゥー

アライさん「でも、吸いたい気持ちが強くなって気づいたら怖くなくなっていたのだぁ。」フゥー

あれ?
それ、もう無くなりそうだね。

アライさん「ホントなのだぁ。 でも、まだここにたくさんあるから問題ないのだぁ。」

ゴソゴソ

アライさん「この通りなのだぁ。」

ゴソゴソ

シュポ

アライさん「で、何の話だったのだぁ?」フゥー

火が怖くないか、って話だよ。
その火を付ける道具は、どうやって手に入れたの?

アライさん「アライさんに吸い方を教えてくれたヒトがくれたのだぁ。」フゥー

そうなんだ。
そういえば、アライさんは子供はいるの?

アライさん「チビのことなのだぁ?」キョトン

アライさん「チビはモチロンいるのだぁ。 全部で5人いるのだぁ。」フゥー

標準的な数だね。
その白いのから出る煙って、なかなか匂いが落ちないんだよね。

子供は何か言ってないの?

アライさん「いつも、臭い、って言ってくるのだぁ。 ひどいのだぁ。」フゥー

アライさん「アライさんはチビのために毎日頑張ってるのに、労ってくれないのだぁ。」フゥー

ご飯は、これを吸った後に探してるのかな?

アライさん「そうなのだぁ。 これを吸って、元気を付けて、チビのために頑張ってるのだぁ。」フゥー

そっか。
色々教えてくれてありがとうね。

アライさん「大したことはしてないのだぁ。」フゥー

はい、約束通りのものだよ。

アライさん「!? すごいのだ! こんな綺麗な白いのは見たことが無いのだ!」

僕はもうここには来れないと思うけど、それは大事に吸ってね。

アライさん「ありがとうなのだぁ。 ヒトでも優しいのもいるのだぁ。」フゥー

じゃあね、アライさん。

アライさん「バイバイなのだぁ。」フゥー

アライさんのインタビュー、如何だったでしょうか?

おそらく、アライさんにタバコを教えた人は、面白半分でやってしまったのかもしれません。
その結果がこれです。

タバコ目当てに通行人を襲うという被害は現状ありませんが、気を付けた方がいいかもしれませんね。

この調査の中で、我が研究所ではある疑問を抱きました。

アライさんの喫煙リスクはどうなっているのか?

人間であれば、肺がんを始めとした呼吸器、消化器系のがんとの間に因果関係があるとされています。
そのため、アライさんもがんに侵されるのか、という疑問を抱きました。

そこで我が研究所では、アライさんの喫煙リスクの調査を実施しています。
こちらの研究結果は、資料がまとまり次第、公開しようと思います。

また今回の情報を元に、タバコに関したトラップ開発というものも考えており、現在計画段階です。
こちらに関しても、ある程度の情報が集まり次第、公開しようと思います。

以上が、喫煙するアライさんの内容となります。

我が研究所は、トラップの開発に限らず、アライさんの生態研究も行っています。
変わった行動をするアライさんを見かけましたら、我が研究所までご連絡ください。
我が研究所が責任をもって調査いたします。

では、今回はこれで失礼します。


駆除せず見逃すのは悪手では?

>>333

駆除はハンターの領分なのでそちらに任せてた、って裏設定です。
職員がタバコを与えたのも、ヒトは危害を加えない、というイメージを植え付ける意味合いがあります。
そうすれば、ハンターが接触しても警戒心が薄くなっているので駆除しやすくなる、って感じで。

最近、困ったら「NameD」に任せていたので流石にそれもいけないな、って思ってこうしました。

まぁ、そのような意見は出るのは予想してましたけどね。

おつー

乙です
成体のアライさんだけでなく、アライしゃんやアライちゃんにも吸わせて反応や経過を見てみたいですね

妊娠中に吸ってたら胎児にも悪影響あるのかな、アライさんにも

更新頻度が遅くなってしまい、申し訳ございません。

最近、生態観察ネタが多くなっています。
原因としては、トラップ系のネタが切れていることです。
何かアイディアを頂ければ、それをテーマに書くことはできると思います。

とりあえず、出来る限り自分の力で出すことにしてみますが、ご協力いただけませんか?

んー、罠かー。
鳥じゃないから霞網は効かんしなー。
なんか出てない罠有ったかねー。

テレビか何かで罠を知ったアライさんが、人間を倒そうと罠を仕掛ける
アライさんの知能でも作れる原始的なものか、簡単に使えるトラップツール的なものを盗んで使うか
他のアライさんや、不注意で仕掛けた本人が罠に引っかかってくたばる、とか?

生態観察も楽しいからそれでも良かったけど、新しい罠かぁ・・・

罠は思いつかないけど、毒性あったり獰猛な生き物による革新的な駆除は見てみたかったりするかな

製品化した商品が家庭でどんな風に使われているのかを描くのはどうだろうか?
もしくは、研究都市の住人のアライさんとのふれあいとか・・・

様々な意見をありがとうございます。

これらの意見を取り入れながら、また作品作りを頑張っていきます。

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は「アライさんダンゴ」について見て頂こうと思います。

「アライさんダンゴ」については以前公開してます。
その時の毒物を即効性のものでしたが、今回は遅効性のものを使用して実験をしています。

また、毒物については他の動物にも影響を与えることが確認されました。
そのため、手先の器用なアライさんしか食べることが出来ないような工夫をすることにしました。
そちらも併せて見て頂こうと思います。

工夫というのは、このようなものです。

まず、麻の袋を用意して、その中に「アライさんダンゴ」を入れます。
麻の袋には「アライフレグランス+」を吹きかけてあります。

麻の袋に「アライさん駆除用ダンゴ入り」と明記しておけば、人間が間違って中身を食べるということもないでしょう。

これを透明なケースの中に入れておきます。
ケース自体の開閉は、そんなに難しくはありません。

ちなみに、ケースの設置場所にはカメラを設置しますが、袋の中にまでカメラを仕込むと重くなってしまいます。
そのため、袋の底にGPS発信機と小型の盗聴器を入れておきます。

ここまでが事前準備となります。

では、実際にどのような結果となったのか見ていただきましょう。

まずは、都市で生きるアライさんの場合です。

アライさんは人目を避けて行動する傾向があります。
それは自分の身を守るためであると考えられています。
そのため、設置場所は路地裏にしています。

何ヵ所か設置をしましたが、そのうちの一つを見ていただきましょう。

では、カメラの様子から見てみましょう。

時間は深夜ですね。

おや、路地の奥から何かが近づいてくるみたいですよ。

アライさん「この辺りからいい匂いがするのだ。」キョロキョロ

アライさん「ん? この箱みたいのが怪しいのだ。」

アライさんは、ケースの存在に気付いたみたいですね。

アライさん「これはどうやって開けるのだ?」バンバン

上の蓋を開けるだけで中身が取り出せるようになっています。
ゴミステーションの要領と同じですね。
そのため、生ゴミを漁ることが普通のアライさんであれば、問題ないはずなのですが。

アライさん「これは何なのだ?」

お、ようやく取っ手の存在に気付いたみたいですね。

アライさん「これを持ち上げれば、開くのだ?」

カチャ

アライさん「おぉ、開いたのだ!」

ゴソゴソ

アライさん「フハハハハ! アライさんの手にかかればこんなの、どうってことないのだ!」ピカピカガイジガオ

始めに苦戦していたとは思えない言葉ですね。

アライさん「この中に何が入っているのだ?」

ゴソゴソ

アライさん「これは、おダンゴなのだ! ...ちょっと味見なのだ。」

パクッ クチャクチャ

アライさん「こ、これは、おいしいのだ! どんどん食べちゃうのだ!」

パクッ クチャクチャ
パクッ クチャクチャ

アライさん「はっ!? このままでは、チビ達の分が無くなってしまうのだ...」

ゴソゴソ

アライさん「早速、お家に帰るのだ。」

こうして、アライさんは再び路地の闇へと消えていきました。
ここからは、カメラから切り替えて追跡することにしましょう。

まずは、GPSですね。

入り組んだ路地をどんどん進んでいますね。

おや、大通りに出ましたよ。
大通りを進んでいますが、所々で止まりながら進んでいますね。

音声を交えながら、GPSの動きを見てみましょう。

「この道は、危ないヒトが多いのだ。」

タッタッタッ ザッ
ブオーン

「ヒトが乗っている変な乗り物は危険なのだ。」

タッタッタッ

お、道路を横切って再び路地に入っていきましたね。

「何とかここまで戻ってきたのだ。」

このまま路地を抜けるのでしょうか?

路地を抜けましたね。

さて、また道なりに進んで行きますね。
おや、ある場所に入っていきましたね。

「ようやく帰ってきたのだ。」

ここは、公園のようですね。
奥の木の辺りでGPSが止まりましたね。

ここには木に穴が空いている、という報告は無いため、おそらく根元に穴を掘って、巣としているのでしょう。

「チビ、戻ってきたのだ。」

「おかーしゃん、おかえりなのりゃー!」ヨチヨチ
「おそかったのりゃー!」ヨチヨチ
「おなかすいたのりゃー!」ヨチヨチ
「はやくたえるのりゃー!」ヨチヨチ
「のりゃー!」ヨチヨチ

声的に5匹ぐらいのアライちゃんがいるようですね。

「今日はごちそうなのだ!」

ゴソゴソ

「これを見るのだ!」

「これはなんなのりゃ?」
「おいしそうにみえないのりゃ!」
「おいしいのりゃ?」
「なんれもいいから、たえるのりゃー!」
「のりゃー!」

「これは『おダンゴ』というもので、とってもおいしいのだ。」

「このままでは食べにくいから、小さくしてあげるのだ。」

ゴソゴソ

「おダンゴ、おダンゴ...」
「ほんとうに、おいしいのりゃ?」
「おかーしゃんがゆうから、おいしいとはおもうのりゃ。」
「はやくたえたいのりゃ!」
「のりゃ、のりゃりゃ!」

「さぁ、準備できたのだ。 いっぱい食べるのだ。」

「「「「「のりゃーーーーー!!」」」」」

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

粗食音だけ聞かされるのはかなりの苦痛ですね。

「チビ達も夢中になって食べてるのだ。」クチャクチャ

「おダンゴ、おいしいのりゃ!」クッチャクッチャ
「これ、おいしいのりゃ!」クッチャクッチャ
「おかーしゃんのゆうとーりだったのりゃ!」クッチャクッチャ
「おいちいのりゃ!」クッチャクッチャ
「のりゃりゃ!」クッチャクッチャ

「このままチビ達が大きくなって、アライさんのて、」

バターン

「ア、ア、ア... くるしい、のだ...」

「ぴぃ!! おかーしゃんがおかしくなったのりゃ!」
「のりゃ、のりゃ...」バタン
「いもーともおかしくなったのりゃ!」
「なにがおきたのりゃ!?」
「もっとたえたいのりゃ!」

どうやら、毒が回ってきたようですね。
母親と思われるアライさんは、ここに来るまでにダンゴを複数個食べているため、その分毒の効きが早かったようですね。

「チビ...、チ、ビ...」

「おかーしゃんがまっかになって、こわいのりゃ!」
「のりゃ...」
「いもーとのうごきがよわくなったのりゃ!」
「いもーと、がんば、りゅ!!」バタン
「もっとたえた、い!!」バタン

さぁ、どんどん毒が回ってきたようですね。
会話から察するに、何匹かのアライちゃんも毒が回っているようですね。

「あ、あぁ... チ、チビ... ここは、危ない、のだ...」

「からあ、うおか...」
「もっと、たえた、い...」

「おかーしゃん!! あぶない、っていって、ぐもぉ!!」バタン
「あぁ、どうすればいいのかわから、ぬぁぁ!!」バタン

んー、声だけなので分かりにくいですが、今のが最後のアライちゃんになるのでしょうか?

「チ、チビ... ど、し、こんな...」

「あぁ...、からだが、うごかな...」
「きっと、これは、ゆ、め...」

この後しばらく待っていましたが、音声は聞こえてきませんでした。

我々はGPSの情報をハンター協会へ伝えました。
その後の話では、GPSのポイントに血塗れのアライさんが1匹、アライちゃんが5匹いたそうです。

観察結果としては上々の出来と言えるのではないでしょうか?

では次に、自然の中で生きるアライさんの場合です。

不自然ではありますが、何ヵ所かにケースをそのまま設置をします。
我々であれば不自然に思いますが、アライさんの思考では不自然に思うことは無いでしょう。

今回も、設置したうちの一つを見ていただきましょう。

こちらもカメラの様子から見て頂きましょう。

時間帯は夕方、まだ暗くなっていない時間帯ですね。

アライさんA1「こっちからいい匂いがするのだ!」ガサガサ

アライしゃんA1「たしかにこっちから、いいにおいがするのら!」ガサガサ
アライしゃんA2「いままでこっちには、なにもなかったのら。」ガサガサ
アライしゃんA3「それは、アライしゃんたちのひごろのおこないがいいにきまっているのら!」ガサガサ
アライしゃんA4「おねーちゃんのゆうとーりなのら!」ガサガサ

アライさん一家がやってきましたね。
どうやら、アライしゃんを引き連れているようですね。

アライしゃんA1「あ! あそこになにかあるのら!」

アライさんA1「ホントなのだ! さすが、チビなのだ!」

アライしゃんA2「ますますあやしいのら...」ジーッ
アライしゃんA3「おねーちゃんは、うたがいぶかいのら!」
アライしゃんA4「これはアライしゃんたちへのごほうびなのら!」ピカピカガイジガオ

一匹のアライしゃんを除いて、一目散にケースへと駆け寄りましたね。

アライしゃんA1「これはどうやってあけるのだ?」キョトン
アライしゃんA3「はやくあけるのら!」バンバン
アライしゃんA4「そこにあるのにさわれないのら!」バンバン

アライさんA1「フハハハハ! アライさんにお任せなのだ!」

アライしゃんA2「たしかにいい匂いなのら... でも、あやしいのら...」

疑っているアライしゃんは離れたところで観察していますね。

アライさんA1「ここを開ければいいと思うのだ。」

カチャ

アライさんA1「思った通りなのだ!」

ゴソゴソ

アライさんA1「この袋からいい匂いがするのだ!」

アライしゃんA1「はやくなかがみたいのら!」シッポブンブン
アライしゃんA3「はやくするのら!」シッポブンブン
アライしゃんA4「のら、のらら!」シッポブンブン

ゴソゴソ

アライさんA1「この白いのは、何なのだ?」キョトン

アライしゃんA1「おかーさんでもわからないのら?」キョトン
アライしゃんA3「なんでもいいから、たべたいのら!」シッポブンブン
アライしゃんA4「おなかすいたのら!」シッポブンブン

このアライさん一家は、ダンゴというものを知らないようですね。

アライさんA1「とりあえず、食べてみるのだ!」

アライしゃんA1「ごはんなのら!」
アライしゃんA3「いっぱいたべて、はやくおおきくなるのら!」
アライしゃんA4「アライしゃんは、まだまだせいちょうするのら!」

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

アライさん一家はその場で食事を始めてしまいましたね。

アライしゃんA2「あれがなにかわからないのにたべはじめたのら...」

グゥー

アライしゃんA2「おなかすいたのら... でも、あやしいのだ...」

疑い深いアライしゃんは涎を垂らしながら、アライさん一家の食事風景を見ていますよ。

アライさん一家はというと、おいしそうにダンゴをドンドン食べていますね。

アライさんA1「これはおいしいのだ!」クチャクチャ

アライしゃんA1「はたけのまんまるくらい、おいしいのら!」クッチャクッチャ
アライしゃんA3「こっちのほうが、すごくおいしいのら!」クッチャクッチャ
アライしゃんA4「もっとたべるの、ぐはっ!」バタン

どうやら、一匹が血を吐いて倒れたみたいですね。

アライしゃんA2「ぴぃー!! やっぱり、あぶないものだったのら!!」

アライさんA1「チビ、急にどうしたのだ!」ユサユサ

アライしゃんA1「いもーとがたおれたのら!」ビクッ
アライしゃんA3「そんなのどうでもいいの、ばっ!」バタン
アライしゃんA4「あ、あぁ... しおいお...」ピクピク

次々に、アライしゃんが倒れていきますね。

アライしゃんA2「お、お...、おうちにかえるのらー!!」

遠巻きに見ていたアライしゃんは恐怖のあまり、逃げ出してしまったようですね。

アライさんA1「チビたち、しっかりするのだ!」ユサユサ

アライしゃんA1「しっかりするのら!」ビクッ
アライしゃんA3「な、で、アラ、しゃ、は...、ないも、わる...」ピクピク
アライしゃんA4「お、か...」ピクピク

逃げ出したアライしゃんには気付いていないみたいですね。

アライさんA1「あわわわ! どうすればいい、のぼぉ!!」バターン

アライしゃんA1「おかーしゃ、んぐっ!」バタン
アライしゃんA3「ぐぇ!!」ビクン
アライしゃんA4「ぎゃ!!」ビクン

あぁ、先に血を吐いて倒れたアライしゃんの上にアライさんが倒れこんでしまったみたいですね。

アライさんA1「チ、チビ... ど、こな、のだ...」ピクピク

アライしゃんA1「おか、しゃ...」ピクピク
アライしゃんA3「...」シーン
アライしゃんA4「...」シーン

潰されたアライしゃんは、白目をむいてだらしなく舌を出していますね。

このアライさん一家が息絶えるのも時間の問題でしょう。

この後も観察を続けましたが、生き残ったアライしゃんが戻ってくることはありませんでした。

ですが、匂いに釣られて別のアライさん一家が来たみたいです。

その映像を見て頂きましょう。

アライさんB1「こっちからいい匂いがするのだ。」ガサガサ

どうやら、アライさんが一匹だけのようですね。

アライさんB1「ん? 何か落ちているのだ。」

アライさんが近づいてきていますね。

アライさんB1「のだぁぁぁぁ!! ア、アライさんたちが死んでいるのだ!!」

アライさんB1「ここは危険なのだ!!」

こうしてアライさんも逃げていき、その後、ここに来ることはありませんでした。

如何だったでしょうか。

遅効性のダンゴによって、巣に持ち帰ったところで死んでもらう。
これが本来の目的になります。

その場で死んでしまうと、カラスが寄ってくる、など面倒なことが確認されているため、このようなものを開発しました。

ここだけの話をするなら、ゴキブリ駆除の宣伝で、毒餌を食べた個体が巣で死んで共食いした個体が死ぬ、というものを見たことがありませんか?
それからヒントを得て、開発しました。

こちらもまだ改良の余地がありそうなため、商品化はしばらくかかってしまうかもしれません。

今回は、久しぶりに罠らしい話が出来たのではないでしょうか?

まだ、トラップの商品化の話は時間がかかりそうですが、もう少し待っていただければ、朗報をお届けすることが出来るかもしれません。
それまで、お待ちください。

では、これで失礼します。

タイトル忘れてました...

「アライさんダンゴ 遅効性の確認」

乙。

乙です。食べて翌日に効果を発揮できればちょうどいいかも?でも調整が難しそう

トラップの時もだったけど、死体の近くにあるものを死因と学習させてしまうのは問題ね
一か所に置く毒餌の量を少なくすれば、それを食べきるのにかかるだろう時間より遅くにさえできれば大丈夫かな?
少なくしても子持ちならあるもの全部を味見で食べきらずに多少は持ち帰るはず

このくらい学習能力はあっても
鏡像認識はできないんだよなぁ…

>>363
その点については、自分で自分の首を絞めてる感はありますね。
アライさんVer.を書きたくても、どうすれば整合性が取れるかいろいろ検討中のため、中々書けない...

いっそ鏡像認識できないことを利用した罠を作ってみては?
聖なるバリア的な

アライさんの不妊化とかやりました?
害虫だと不妊化放飼なる手段があるし、不妊化を誘発するガスを撒いたり不妊因子を持つ遺伝子の開発とか気になる
最近は「他の個体を見て罠を回避する」って問題が課題だし、即効性はハンターに任せて長期戦に対応する体制も必要だと思う

トラップなら水を用いた仕掛けなんてどうでしょう、マインクラフトの水流トラップが元ネタです
死体も水洗トイレよろしく流せば警戒されないかも

>>366
不妊化は忘れてましたね。
確かにそれは必要ですね。

水のネタも思いつかなかったので、ぜひ活用しようと思います。

ありがとうございます。

いっそダンゴを複数用意したら?
ダンゴ甲を食べて一定期間内にダンゴ乙を食べると中毒になるとかそういうの
それかアナフィラキシーを応用した定期的な摂取が条件のダンゴとか

好評休載中の某漫画には被毒者が感染源になる兵器があったけど、アライさんの場合は土壌汚染や臭害が課題だよな

現実にはドックゴーンなるプレーリードッグ用の掃除機があるし掃除機タイプのトラップとか希望

サンドスターを排出させる薬品をえさに混ぜるとか?

案を出していただき、ありがとうございます。
私が思いつかなかった内容がほとんどで、これを元に話を作っていこうと思います。

ご協力ありがとうございます。

私の想像力が足りないのか、頂いたアイディアを話にするのがうまくいっていません。
もうしばらく、時間がかかってしまうかもしれません。

焦らずごゆっくりー、楽しみにして待ってます

失礼を承知で言わせてもらうけど、アライさんのセリフの読点が多い気がする。

整合性とかトラップの図解とかボリューム満点のスレなのに読点なんて気にするかね?
文法まで気にするならお堅い本でも読んでればいいのに

鏡像認識がどうとか難癖をつける毒者様が少なくないし>>1の更新を遅らせる行為はどうかと思うぞ?
まぁゆ虐厨をも受け流すスルースキルのあるスレだし気長に待ってれば更新されるさ

>>373
わざわざ同じこと他スレに書き込まなくていいから

作者宛の書き込みなんだし、その件をどう判断するかは作者次第だしさ、

問いかけ → 作者の返答

だけで簡潔に済むんだからさ、関係ないところに口出しするとややこしくなったり、
荒れる原因になるだけだと思うよ?

文句を放置すると読者様が注文厨や性格地雷になるから自治厨にならない程度に文句は防いでいくべきだと思う

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

我が研究所が某メーカーと共同で開発したトラップが初めて商品化されます。

今回はそれをご覧いただきましょう。

「アライフレグランス 無香料タイプ」

こちらは「アライフレグランス-」を用いた商品になります。
スプレータイプと置き型タイプの2種類となっています。

まず、スプレータイプの紹介をしましょう。

こちらは、門や塀、さらには玄関や窓といった、侵入されやすい場所に吹きつけて下さい。
最大で、1ヵ月は持続します。

ただ、雨などの影響で効果が薄れてしまうことが確認されているため、梅雨や雪の時期には注意が必要でしょう。

ちなみに、スプレータイプだからといって虫よけスプレーのように体に吹き付けないでください。
人体への影響はありませんが、感触がベタッとしています。

内容量は500mlで、お値段は1200円(税抜)となっています。

次に置き型タイプの紹介です。

こちらは、8畳用の1種類のみになります。
持続期間は、3ヵ月です。

仮に侵入されても、置き型があれば匂いですぐに追い出すことが出来ます。
また、屋根裏がある部屋に置いておけば、隙間からの匂いで追い出すことが出来ます。

どちらの場合も実験をおこなっており、90%近くの成功例があります。

内容量は500mlで、お値段は900円(税抜)となっています。

聞いていただいて分かるように、お値段が少々高くなっています。

これは、商品化のための生産ラインをようやく確保することには成功しましたが、まだ安定に供給するための量が確保できていないためです。
こちらは販売元に頑張っていただくしかないですね。

また、持続期間が短い、という問題点もあるため、これからの研究で努力していきます。

今後は、テレビCM等のメディア展開もしていただけるとのことで、販売元にも取材のお話があるそうです。
近日中に放映される、とのお話は頂いていますが、具体的な日時は決まっていないそうです。

ちなみに、我が研究所は一切のメディアの取材を受け付けていないため、全て販売元にお願いしています。
その点に関しては、ご迷惑をおかけして申し訳なく思っています。

ここで一つお気付きになった方もいるのではないでしょうか?

そう、「アライフレグランス+」はどうなったのか?

こちらについての商品化は見送らせていただきました。
それは何故か?

一部の愛好家に悪用される可能性がある、との反対意見から「アライフレグランス+」は研究用のみとして所内運用していく方向となりました。

そのため、「アライフレグランス+」の商品化は今後もすることはありません。

如何だったでしょうか?

我が研究所の研究結果が実を結んだ商品ではありますが、課題も多いです。
持続効果の延長、質感の向上などが挙げられるでしょう。
ですが、近日中にグレードアップした商品を提供できるように、職員ともども研究を重ねていきます。
そして今後も、トラップ開発や研究を通して社会に貢献できるように邁進していきます。

では、今回はこれで失礼します。

また、タイトル忘れてた...


【商品情報】 アライフレグランス 無香料タイプ

乙ー
こういう身近な対処法があるとやっぱり安心感が増しますね
テレビCMがどうなるかも楽しみ

おつー

更新まってました、
それにしても財源とか大変そうだな
有効性の確立と同じくらいにコストダウンが大切な気がする

タイトル「アライさんネットランチャー」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、街中に潜むアライさんを捕獲するための道具を開発したため、それを紹介しようと思います。

モノはこちらです。

名付けて、「アライさんネットランチャー」です。

一般的なネットランチャーと形状が似ているため、このように見た目の違いは分からないかと思います。

https://i.imgur.com/26nKsPY.jpg

しかしながら、違いはネットにあります。
ネットに「アライさんホイホイスプレー」の成分を染み込ませています。
そのため、このネットに包まれたアライさんはネットにくっついて絡んでしまう、という仕組みです。

何故、一般のネットランチャーではダメなのか?

それは、アライさんの爪にあります。

一般的なネットランチャーでは、絡んでしまっても多少手足を動かすことが出来てしまいます。
そのため、爪でネットを引き裂いてしまい、抜け出してしまう、という事例がありました。

これを改善するため、「アライさんホイホイスプレー」をネットに染み込ませる、という方法になっているのです。

では、これを使用するメリットは何でしょうか?

山などに生息するアライさんは、猟銃で射殺することが出来ます。
しかし、街中では流れ弾の影響などから、銃の使用禁止となっている自治体がほとんどです。
そのため、住民への被害が無く、アライさんを安全に捕まえる方法として、このネットランチャーが使われていた経緯があります。

さて、前置きはこれくらいにして、街中に潜むアライさんを捕獲している映像をご覧いただきましょう。

今回、ハンターの資格を持っている職員に依頼し、フィールドテストへ出かけてもらいました。
場所は、とある空き家です。

映像は職員の頭に取り付けた、ウェアラブルカメラ用ヘッドマウントでお送りします。

映像は、空き家の前からです。

職員「空き家の前に来ました。」

職員「窓から中の様子を見てみましょう。」

職員「見えますか?」

窓ガラスの反射で見えにくいですが、アライさんが1匹とアライちゃんが4匹います。
後の映像で分かることですけど。

職員「入り口は別のところにあるため、そちらから回り込みたいと思います。」

ザッ ザッ ザッ

ザッ ザッ ザッ

職員「さて、入り口に回り込んできました。」

職員「突入まで、3、2、1...」

バッ

職員「GO!」

タッタッタッ

アライさん「な、何なのだ!?」ビクッ

アライちゃん1「みたことないやつなのりゃ。」
アライちゃん2「おまえは、なんなのりゃ?」キョトン
アライちゃん3「アライしゃんのおうちにかってにはいってくるな、なのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん4「ピィ! こわいのりゃ!」ビクビク

職員「アライさん、お前を捕まえに来た。」

職員は「アライさんネットランチャー」をアライさんのへ向けていますね。

アライさん「そんな変な筒でどうするつもりなのだ?」

アライさん「アライさんはな、賢いんだぞ!」

アライちゃん1「おかーしゃん、あんなやつ、やっつけりゅのりゃ。」
アライちゃん2「それで、あれはなんなのりゃ?」キョトン
アライちゃん3「そんなこといいから、おねーちゃんもおかーしゃんをおーえんするのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん4「お、おかーしゃん...、がんばるのりゃ!」

職員「アライさん、それでどうする?」

職員は「アライさんネットランチャー」を構えたまま、話しかけていますね。

アライさん「そんなの簡単なのだ。」

アライさん「お前を倒して、今晩のご飯にしてやるのだ!」タッ

アライさんが職員に向かってきましたね。

アライさん「ターーーーー!」

バシュ

アライさん「のだーーーーー!」ドッタン

見事、アライさんを包み込むようにネットが被さりましたね。

アライさん「あ、あれ? 何なのだ?」

アライさん「この白いの、アライさんにくっついて離れないのだ!」ビクンビクン

どうやら、ネットの「アライさんホイホイスプレー」の効果で完全に絡めとられたようですね。

アライさん「手が自由に動かせないのだ!」ビクンビクン

アライちゃん1「おかーしゃん!?」ビクッ
アライちゃん2「おかーしゃんがへんなやつにやられちゃったのりゃ!」ビクッ
アライちゃん3「おねーちゃんたちはうるさいのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん4「...ア、アライしゃんたちが、おかーしゃんをたすけるのりゃ!」
アライちゃん3「いもーとのゆうとーりなのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん1「わかったのりゃ!」
アライちゃん2「おかーしゃん、まってるのりゃ!」

アライちゃん's「のりゃーーーーー!!」

ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ

アライさん「チ、チビ達! り、立派になって、アライさんは、嬉しいのだ!」ウルウル

アライさんたちは職員の動きに気付いていないようですが、流石ですね。
アライちゃんたちの様子が分かりやすいように立ち位置を移動していますね。

アライちゃん1「ちいさくても、りっぱなつめがあるのりゃ!」キラッ
アライちゃん2「ちいさくても、りっぱなきばがあるのりゃ!」キラッ
アライちゃん3「これでおかーしゃんをたすけうのりゃ!」キラッ
アライちゃん4「がんばるのりゃ!」キラッ

アライちゃん達がネットに触れましたね。
さぁ、どうなるのか。

アライちゃん1「のりゃ!? てがくっついたのりゃ!」グイグイ
アライちゃん2「ほあ!? ああいあんお、おういあああえあいおあ!」グイグイ
アライちゃん3「なんでなのりゃ!? とれないのりゃ!」グイグイ
アライちゃん4「ビエーーーーーン!! おかーしゃん、たしゅけてぇ!!」ビエーン

やはりこうなるんですね。
美しい親子愛ではありましたが、所詮は害獣ですね。

考えが足りなかったようです。

職員「さてと、あとは回収業者に連絡して、っと。」

アライさん「おい、そこのヒト! アライさんに一体何をしたのだ!?」

職員「答える義務は無い。」

アライさん「じゃあ、アライさんはどうなってもいいのだ! チビ達だけでも助けてほしいのだ!」

アライちゃん1「おかーしゃん!?」グイグイ
アライちゃん2「おあーあん、おおあえいえああいあんあいおおおお!」グイグイ
アライちゃん3「そうなのりゃ! はやくこれをとるのりゃ!」グイグイ
アライちゃん4「おかーしゃーん!」ビエーン

職員「何言ってんだ? 一家まとめて殺処分に決まってるだろ?」

タッ タッ タッ

職員「もうすぐ訪れる一家の最後まで、暫しのご歓談を。」

アライさん「待ーつーのーだ―! アライさん達を、助けるのだーーーーー!!」

映像は以上になります。
アライさん一家は、無事に回収業者に引き取られました。

如何だったでしょうか?

まだデータ取りが不十分なため、様々なデータから改良の余地が無いか調査をしていきます。
楽しみに待っていてください。

では、これで失礼します。

おつ!

現実でもカラスやネズミと闘ってる人がいるんだよな、農家や畜産家が死活問題ってのは盲点だった

おつ

今、アラ日で書かれているような「殺アライスプレー」みたいなのは考えていました
ですが、人体の影響を考えると安全性が保たれないような気がしたため、「アライフレグランス」の方向に落ち着きました。

アラ日の方ではどのような形に落ち着くのか、楽しみです。

安全面を考えると途端に難易度が上がりますよね

>>400
その通りなんですよね。
安全面をしっかり固めるのが出来そうになかったので「アライフレグランス」に逃げたのかもしれないですね。

どちらも方向性は似てても対策は違っていて両方とも楽しめる幸せ

タイトル「変わったアライちゃんたち その後②」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前、一風変わったアライちゃんたちのその後をご紹介しました。
データの関係上、LTとSTのみでしたが、今回は欠損個体の成長について紹介しようと思います。

欠損個体には、毎日健常アライさんの様子を見てもらい、歩き方について学ばせています。

そのため、各欠損個体がどのような受け止め方をしているか、という点についても併せて見て頂きたいと思います。

まずは、片腕欠損から見て頂きましょう。

便宜上、腕欠損ということから「Arm Deficit」を略して、ADと呼ぶようにしています。

アライしゃんAD「ア、アライしゃんは、やれば、できるこ、なの、ら...!」

ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ

アライしゃんAD「い、いつか、にほんあしで、あるいて、みせる、のら...!」

ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ

肩腕が無いため、重心移動を慎重に行いながら歩いていますね。

アライしゃんであれば二足歩行をしていてもおかしくありませんが、ADはヨチヨチ歩きなのが分かりますか?

これは、LTの時と同じと考えられます。
アライちゃんの時には重心の取り方、手足の出し方が分かっていませんでしたが、成長するにつれて理解できた証拠です。

両足がしっかりしているため、順調に成長すれば二足歩行もできるようになるでしょう。

では、両腕欠損はどうでしょうか?

こちらは、両腕欠損ということから「Both Arm Deficit」を略して、BADと呼ぶようにしています。

アライしゃんBAD「きょうこそは!」

アライしゃんが座っていますね。

アライしゃんBAD「せーの!」

おーっと、立ち上がりましたね。

アライしゃんBAD「わ、わ!」

ドテーン

あー、バランスを崩してしまいましたね。

アライしゃんBAD「いたいのらーーー!!」ビエーン

思いっきり顔から転倒したため、仕方がないですね。

このようにBADは両腕が無いため、ヨチヨチ歩きが出来ません。
そのため、重心の捉え方を分からないままに立とうと試みます。
ですが、当然転んでしまうわけですね。

諦めずに続けていれば、いつかは立ち上がることも夢ではないでしょう。
いつまでかかるか、分かりませんが、ね。

次に、片足欠損の個体を見てみましょう。

こちらは、足欠損ということから「Leg Deficit」を略して、LDと呼ぶようにしています。

アライしゃんLD「よいしょ。」

アライしゃんが四つん這いになっていますね。
いや、この場合は三つん這いですかね?

アライしゃんLD「フンーーーーー!!」

気合の入った声は聞こえますが、一歩も前に進んでいませんね。

アライしゃんLD「ど、どうすればいいか、わからないのらーーーーー!!」ビエーン

三つん這いのまま、泣き出してしまいましたね。

これは、歩くための推進力が足りていないためです。
四つん這いにしろ、歩くためには両足が必要になります。

そのため、片足が欠損しているだけで歩けなくなります。
しかしながら、この状態でも歩く方法が一つだけあります。

それは、下半身を引きずりながら両腕で前に進む、ということです。

歩く、という表現が正しいか分かりませんが、一先ず前に進む、という点ではクリアしているでしょう。

アライしゃんLD「だれか、あるきかたをおしえてほしいのらーーーーー!!」ビエーン

果たしてこの個体はどのように成長するか、楽しみですね。

次に、両足欠損の個体を見てみましょう。

こちらは、両足欠損ということから「Both Leg Deficit」を略して、BLDと呼ぶようにしています。

アライしゃんBLD「アライしゃんは、あきらめないのら!」

ズルズルズルズル

当然足が無いため、腕だけで前に進もうとすると腰を引きずる形になります。

アライしゃんBLD「ぎにゃーーーーー!! いたいのらーーーーー!」ゴロゴロ

よく見ていただくと分かりますが、このようなことを何度も繰り返しているため、腰のあたりが真っ赤になっています。

アライしゃんBLD「なんで、アライしゃんにはあんよがないのら!! おかしいのら!!」ゴロゴロ

そのような体で産まれてしまったから仕方ない、と一言で片づけることが出来てしまうのが辛いですね。

そんな一言を浴びせてしまったら生きることを放棄してしまいかねません。
研究材料として、最後まで足掻いていただきましょう。

アライしゃんBLD「おかーしゃーーーーーん!!」ゴロゴロ

この個体も、どのように成長するかが楽しみですね。

では、最後に四肢欠損の個体を見て頂きましょう。

こちらは、四肢欠損ということから「Limb Deficit」になります。
ですが、略称が片足欠損の個体と被ってしまいます。
そこで、この個体はダルマモードと名付けることにしました。

略称もそれに合わせて「Dharma Mode」から、DMと呼ぶようにしています。

アライしゃんDM「はやく、アライしゃんのためにごはんをもってくるのら!!」

四肢が無いため、歩行訓練のしようがありません。
そのため、ご飯も満足に自分で食べれません。

両腕欠損、BADもモノを掴む手段はありませんが、足があります。
そのため、あちらに関しては這ってでも食べ物のところに辿り着き、食事をします。

つまり、DMはすべての世話をしてもらわないと生きていけないのです。
そのため、性格は通常のアライさん以上にふてぶてしくなります。
そう、世界が自分を中心に回っているかの如くです。

そして、運動をしないため、ふっくらとしています。
いや、デブ、と直接的に言ってあげた方がいいかもしれませんね。

この個体はこれ以上観察しても成果はなさそうなので、初潮を迎え次第、【アライちゃんライン】送りになるでしょう。

アライしゃんDM「どうしたのら!? はやくごはんをもってくるのら!!」

如何だったでしょうか?

欠損個体でも欠損した場所によっては、このような考え方の差が産まれる、というわけですね。
この後の成長も楽しみですね。

...ここだけの話ですが、アライちゃんについて体毛が通常と異なる個体が産まれています。
通常の個体は灰色と紫色といった薄汚いカラーリングでしたが、今回の個体は少々異なります。

こちらについては映像の準備が出来次第、公開したいと思います。

お楽しみに。

では、今回はこれで失礼します。

>>404

7行目に誤字

× 肩腕
○ 片腕

久々にミスった...

乙ー
アライしゃん達(ダルマ除く)結構努力してて驚いた
両手両足以外でも目とか耳とかが機能してなくても訓練次第では順応しそう

乙です
四肢欠損にバリエーションあって面白かったです
視覚や聴覚といった五感が欠損したパティーンとかも気になってきました

乙乙ー
反応のパターンが多いとやっぱりいいですね
ここのアライしゃん達みたいに産まれた時からじゃなくて
アライさんに成長した後に意図的に欠損するとどういう
反応するのかも気になります


今の所は欠損が主流だけど逆に強化個体とかも出てくんのかな?

>>414
想像してる方向とは違うかもしれないけどボディビルダーアライさんとかもその一種かな?

アライさん強化個体って需要あるのかな?
ターミネーターやメタルギアみたいな軍事産業くらいじゃない?
最悪アンブレラ社のT-ウイルスみたいな生物兵器になりかねないかもよ

流石に強化個体は出す予定はないですけど、話の流れではどうなるか分かりませんね。

そもそも、マッスルアライさんに関しては、夢でムキムキのアライさんに追いかけられる、ってのを見たところから勢いで作ってしまったので。

タイトル「アライさん流し」


みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、スポンサーからの声を形にしたトラップを開発しました。

頂いた意見としては、

「水を用いた仕掛けを作ることはできないか。」

「引っ掛かった個体を水洗トイレのように流してしまえば、警戒されないのでは。」

というものでした。

トラップを紹介する前に、名前を教えておきましょう。
名付けて、「アライさん流し」です。

...別に、アライさんが流れてくるわけではないですよ。
これから説明しますからね。

ですが、その前にアライさんの習性についておさらいしましょう。

アライさんが手を擦る習性は、元となったアライグマの習性から進化したと考えられています。

元々アライグマは視覚が良くないため、前足を水中に入れて獲物を探る姿が手を洗っているように見えることからその名がついています。
そして、乾燥したものでも手を擦り合わせて確認することもあります。
そのため、フレンズ化してアライさんになってもその習性は残っており、アライさんは何故か水に執着する習性が確認されています。

では、アライさんがよく目撃されている場所はご存知でしょうか?

それには、水が大きく係わってくるのです。

アライさんは食料確保のため、ゴミ漁りや畑からの窃盗をしていますが、他にも川や湖でモノを洗っている姿が確認されています。

では、市街地に暮らすアライさんはどこで洗っているのでしょうか?

それは、公園です。
水飲み場やトイレといった水資源が多いため、公園で張っていれば大体遭遇できるでしょう。

というわけで、そろそろ本題に入っていこうと思います。

今回の「アライさん流し」は、公園にある公衆トイレの見た目になっています。
おそらく、パッと見ただけでは区別はつかないでしょう。

そのため、公衆トイレに入ってすぐの壁に警告文が書かれています。


 ここはアライさん専用トイレです。
 人間は使用禁止です。


まず、アライさんは文字が読めません。
読めるとしたらそれなりの教育を受けてないといけませんが、野生のアライさんではまずありえないでしょう。

そして、誘導を確実なものにするために「アライフレグランス」を活用します。

人間用の公衆トイレには「アライフレグランス-」を、「アライさん流し」には「アライフレグランス+」を振りかけておきます。
念のため、人間用の公衆トイレには「アライフレグランス 無香料タイプ」の置き型を用意すれば完璧でしょう。

以上が下準備になります。
では、そろそろトラップの説明に入っていきましょう。

まず、アライさんが個室に入ってきます。

https://i.imgur.com/uxSgyJs.png

トイレで何かしらの行動をした後、レバーハンドルを回します。
すると、個室の床が全て開いてアライさんは落とされる、というものです。

https://i.imgur.com/kHF04Mo.png

ここを利用するアライさんは、大体レバーハンドルを回すと水が流れることを知っています。
そこを利用したトラップとなっています。

ちなみに、落下先は下水道の一歩手前、公共ますです。
アライさんとしても、同種と一緒の空間に入れて喜ばしいことでしょう。

説明が長くなってしまいましたね。
そろそろ、デモを見て頂きましょう。

今回も、とある街をテストケースにして協力していただいています。

住民の皆様には回覧板などですでに通告されているため、特に問題は無いでしょう。

では、公園周辺の映像を見て頂きましょう。

アライさん「今日も大量なのだ!」

アライさんが来ましたね。
両手に抱えているのは、ゴミ袋でしょうか?

アライさん「フハハハハハ! アライさんの手にかかれば簡単なのだ!」ピカピカガイジガオ

ゴミとは言え、窃盗なんですがね。

アライさん「お、うるさいのが終わってるのだ。」

このアライさんは、公園の工事の様子を知っているようですね。
近くに巣があるのでしょうか?

アライさん「久しぶりに洗っていくのだ!」

ゴミ袋を抱えたまま、公園に入っていきましたね。
そのまま、昔からこの公園にある公衆トイレの方に向かっていますね。

おや? 歩みが止まりましたね。

アライさん「何だか臭いのだ。今までこんな匂いしなかったのだ。」スンスン

鼻をスンスンさせて、周囲の匂いを嗅いでいますね。

アライさん「あっちの新しいところから、いい匂いがするのだ。」

アライさんは、早速トラップの方に興味を示したようですね。

アライさん「あっちを見てみるのだ。」

アライさんが方向転換しましたね。
うまくトラップの方へ誘導が出来たようです。

では、カメラを切り替えてみましょう。

アライさん「おぉ~、すごくキレイなのだ!」

アライさんが感動してくれてますね。
それもそのはず、まだ使用者がいないからですね。

アライさん「これだけキレイなら、いつも以上にピカピカになるはずなのだ!」

さっそく、個室に入っていきましたね。

アライさん「あれ? 入らないのだ。」

ゴミ袋ごと入ろうとしていますね。
ですが、入り口が狭くてゴミ袋がつっかえているみたいですね。

アライさん「仕方ないのだ。 これは入らないから、ここに置いておくのだ。」

どうやら諦めて、個室の入り口前に置いておくようですね。

アライさん「早速洗うのだ!」ビリビリ

袋を引き裂いて、中から取り出していますね。

アライさん「ジャブジャブなのだ!」チャプチャプ

アライさん、楽しそうですね。
顔にトイレの水が撥ねていますが、気にしていないようですね。

アライさん「ふぅー。次のを洗うのだ。」

アライさん、ゴミの中から食べれそうなものを取り出して洗っているようですね。
ですが、それでは水が少しづつ濁ってきてしまうんですよね。

アライさん「水が汚れてしまったのだ。」

アライさん「でも、アライさんはそうめいなのだ。これを動かすと水がきれいになるのだ。」

ようやく、レバーハンドルに手を掛けましたね。

クイッ

パカッ

アライさん「のだ!?」

アライさん「落ちるのだーーーーー!!」ヒュー

キィー パタン

ジャー

こうして、公衆トイレ内にビリビリになったゴミ袋と散乱する中身が残されてしまいましたね。

このトラップはこれだけでは終わりません。

このまま公共ますに落ちるだけでは、そこのマンホールから出てこられる可能性もあります。
そのため、公共ますにも工夫をしています。

まず、下水道に繋がる穴には、アライさんが通れない程度の網目の荒い金網を設置しています。
つまり、アライさんは公共ますに閉じ込められるというわけです。
網目が荒い理由としては、えーっと、その...、あれですね。
汚物が...、はい、流れなくなってしまうからですね。

また、マンホールの裏面と梯子には「アライさんホイホイスプレー」を吹きかけています。
登ろうと思っても、くっついてしまってそれが出来ません。

そして、公共ますの中には一定の間隔で「アライフレグランス-」を散布する装置を取り付けます。
これで、精神的な攻撃でアライさんを追い詰めるのです。

では、公共ますに入り込んでしまったアライさんの行方を見てみましょう。

先に言っておきますが、汚い表現があるためモザイク処理をしていますが、それでもダメだ、という人は飛ばしてくださいね。

アライさん「のだーーーーー!!」ボチャン

アライさんが公共ますに落ちてきましたね。

アライさん「一体、ここはどこなのだ!」

アライさんが周りを見回していますね。

アライさん「!? 臭いのだー! ここにいてはおかしくなってしまうのだ!」

バシャバシャ

アライさんが下水道の方へ向かいましたね。

ガシャガシャ

アライさん「あっちに行きたいのに、これが外れないのだ!」

ガシャガシャ

アライさん「あーーーーー!! 臭いのだーーーーー!」

アライさん、だいぶ混乱していますね。

アライさん「ほ、他に出れそうな場所は!?」キョロキョロ

おや? 上を見上げましたね。

アライさん「あそこから出れそうなのだ!」

バシャバシャ

アライさんが梯子の方へ向かいましたね。

アライさん「これで上がっていけば、出れるのだ!」

ガシッ

アライさん「あ、あれ? 手が動かないのだ!」グイグイ

今回の「アライさんホイホイスプレー」は、水に濡れても大丈夫な新型を使用しています。
こちらのテストも兼ねていたりしますがね。

アライさん「マズいのだ!! アライさんの危機なのだ!!」グイグイ

アライさん「誰か、アライさんを助けるのだーーーーー!!」グイグイ

如何だったでしょうか?

あのアライさんは「アライフレグランス-」にやられたみたいで、気をおかしくして死んでいきましたよ。
他にも何匹か捕まえれましたが、時間の関係上、カットいたしました。

課題については、色々考えられます。
人間の誤落下、公共ますからの音漏れ、などですね。

まだまだ検証は必要ですが、データ結果からより良いものを作っていこうと思います。

では今回はこれで失礼します。

久しぶりに、スポンサーネタです。

アイディアは、>>366 から。

乙乙ー
スプレー散布装置は他にも色々使えて便利そう
下水道とかで暮らしてるアライさんも居そうだし追い出しにも今回みたいに移動制限出来るし良いですよね

乙です
いいですねこれ
あとはゴミが残されるので怪しまれそうなのと、大規模な工事が必要で金が掛かりそうなのをなんとかできないかなーなんて

けもフレ未視聴なんだけどアライさんとやらって害悪なの?
というか食べるなり毛皮を刈るなり牧場経営すればいいんじゃね?

>>429
ゴミが落ちてても、アライさんなら、

「いいものが落ちてるのだ。アライさんの日ごろのおかげなのだ。」

とかいって、疑わなさそうですね。

>>431
確かにそうですね
となると、残されたゴミがさらにハエを呼ぶのか…
使えば使うほど効率が良くなるとは凄い施設です

>>432
その代わり、公共ますがうるさくなりますけどね。

アライさん流しの補足

https://i.imgur.com/BAvmb7b.png

全体図を作ってみました。

扉の開き方がおかしい、って指摘は無しでお願いします。
「個室」って言葉を入れたかったから、外開きになっちゃっいました...

タイトル「アライちゃんクロン」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回はスポンサーからの声を形にしたモノを作成しました。
そのデモの様子を見て頂きましょう。

スポンサーの方から頂いた意見としては、

「プレーリードッグ専用の掃除機があるらしい。」

「ならば、アライさん専用の掃除機を開発してはどうか?」

といったものです。

この申し入れは、実に面白いと思い、着手しました。

まず、プレーリードッグ専用の掃除機について簡単に説明しましょう。

名前を「ドッグゴーン」といい、プレーリードッグ専用の掃除機です。

プレーリードッグは北米を中心に生息しており、土の下に巣を形成します。
ですが、巣を作ることによって、土地が荒れてしまう被害が出ているそうです。

そのため、清掃車を改造してプレーリードッグを吸い込む設備が「ドッグゴーン」というものです。

興味のある方は調べてみるといいかもしれません。

さて、前置きはこれくらいにして本題に進みましょうか。

今回開発した、アライさん専用の掃除機はこちら!

「アライちゃんクロン」です。

概要はこちらです。

https://i.imgur.com/uYmAm9a.png

背負う形の掃除機、といったところです。

右肩から吸い込み口を伸ばし、右手をトリガーに、左手を持ち手に添えます。
トリガーを引くと「アライちゃんクロン」の排気口から空気を出しながら、吸引します。

概要にある緑色の矢印は、ざっくりとした空気の流れを表しています。

サイクロン方式を採用しており、アライちゃんを吸い込むと、遠心力と重力からアライちゃんは下に落ちて、空気は外に出ていく仕組みです。

「サイクロン」と「アライちゃんクロン」の「ちゃんクロン」をかけているんですよ。
面白いでしょ?
...あれ? 意外に面白くない?

んん! 気を取り直して、説明に戻りましょうか。

アライちゃんの吸引するためにモーターの出力がネックでしたが、モーターを三個使用することによって強力な吸引力を確保しました。
ですが、ホースの関係上、アライちゃんしか吸い込めません。
また、タンクの関係上、アライちゃんは二十匹前後しか詰めることが出来ません。

仮にアライちゃんがよじ登ってきても、排気口への道には頑丈な金網が用意されています。
「アライさんキャッチ Ver.2.0」でも使用していた金網です。
また、吸い込み口への経路にはウナギテボの原理を利用した返しを付けています。

トリガーからタンクまでは蛇腹式のホースを使用しているため、可動域は十分と言えるでしょう。

本来ですと、「ドッグゴーン」のような車を計画していました。
しかし、アライさんが巣として利用する場所はプレーリードッグとは違い、屋根裏、樹の上、など、車では行きづらい場所ばかりであることから、人が活動しやすい今の形に収まりました。

さて、説明はこれくらいにして、デモを見て頂きましょう。

「アライさんネットランチャー」の時と同様に、ハンターの資格を持っている職員に依頼し、フィールドテストへ出かけてもらいました。
場所は、とある山の中です。

映像は職員の頭に取り付けた、ウェアラブルカメラ用ヘッドマウントでお送りします。

映像は、入山前ですね。

職員「これからアライちゃんを探しに山を探索します。」

ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ

職員「目撃ポイントに到着。周囲の警戒に当たります。」

さて、目撃ポイントに到着したとのことです。
この周辺にアライさんの巣があるはずですね。

アライさん「あ、ヒトがいるのだ!」

アライさんの声がしましたね。

職員「そっちか。」

職員が向いた方向にアライさんがいましたね。

アライさん「また、アライさんの邪魔をしに来たのだ! 許せないのだ!」キラッ

どうやら、有無を言わさずに戦闘態勢のようですね。

アライさん「のだーーーーー!」ブンッ

アライさんが腕を振りかぶってきましたね。

ブンッ

ピチャッ

職員「遅いな。」

アライさん「あ?」キョトン

アライさんが自分の右手『があった場所』を見ていますね。

ポタッ ポタッ

アライさん「あ...、あーーーーー!!」ゴロゴロ

映像では分かりにくかったですが、職員は鉈を常備していました。
そのため、それで切り落としたしたようですね。

職員「おい、アライさん。お前の巣へ案内しろ。子供がいるはずだ。」

アライさん「あ...? なんで、アライさんが人の言うことを聞かないといけないのだ!?」ビクビク

職員「死にたくなければ、教えろ。」

鉈を向けて、アライさんを恐喝していますね。

アライさん「ひぃ!? お、教えるのだ! チビ達はやるから、助けてほしいのだ!」

アライさんが右肩の辺りを押さえながら歩いていますね。

職員「せっかくだし、こいつを吸い取っていくか。」

ヒュッ

グシャ

切り落とした腕を肘の辺りから二つに切断したようですね。

カチッ

ゴーーーーーッ

スポン

確かに、あのままでは長すぎますからね。
いい判断です。

職員は腕の処理後、アライさんを追っていきましたね。

職員「お前の子供は産まれたばかりか?」

アライさん「そ、そうなのだ... アライさんに似て、とてもかわいいのだ...」ハァハァ

職員「産むのは何回目なんだ?」

アライさん「これで、3回目なのだ...」ハァハァ

職員「今までの子供たちはどうした?」

アライさん「生き残ったチビ達は、巣立っていったのだ...」ハァハァ

移動しながら情報を引き出していますね。
流石です。

アライさん「つ、着いたのだ...」ハァハァ

職員「巣はどこだ?」

アライさん「樹の上なのだ...」ハァハァ

職員のカメラが樹の上に向きましたね。
確かに、穴が空いています。
おそらくあのことでしょう。

職員「ここに連れてこい。」

アライさん「え? む、無理なのだ... 右手が無いから、登れないのだ...」ハァハァ

職員が再度樹の上に視線を向けてますね。
うーん、それほど高くはなさそうですかね。
脚立があれば十分かと。

職員「仕方ない。」

アライさん「なら、アライさんはこれで」

ヒュッ

グシャ

アライさん「ぐぇ!」

背を向けたアライさんに鉈を振りかざしましたね。

職員「巣の在処が分かれば、用済みだ。」

ヒュッ グシャ ヒュッ グシャ ヒュッ グシャ

アライさん「そ、ぐふっ! アラ、さ、たす、げっ!」ゴホッ

ヒュッ グシャ ヒュッ グシャ ヒュッ グシャ

職員「ふぅ、大体こんなものか?」

アライさん「...」ピクピク

アライさんはもう死にかけのようですね。
長くはないでしょう。

職員「さて、と。」

職員が腰にぶら下げていた小さめの脚立をセットしましたね。

職員「届くかな?」

カッ カッ カッ カッ

職員「ギリギリ届きそうだな。」

職員が巣を覗き込んでいますね。
さて、巣の様子を見てましょう。

アライちゃん1「すぅー... すぅー...」
アライちゃん2「むにゃむにゃ...」
アライちゃん3「おかー、しゃ...」
アライちゃん4「すぅー... すぅー...」
アライちゃん5「むにゃむにゃ...」
アライちゃん6「すぅー... すぅー...」

気持ちよさそうにアライちゃんたちが寝ていますね。

職員「フィールドテスト開始。」

ホースを巣の中に入れましたね。

カチッ

ゴーーーーーッ

アライちゃん3「だい」

スポン

アライちゃん1「!? なんのおとなのりゃ!?」ビクッ
アライちゃん2「うるさ...、ぴぃ!? へんなのがいるのりゃ!」ビクッ
アライちゃん4「どうしたの...、あれ? おねーしゃんがいないのりゃ?」キョロキョロ
アライちゃん5「むにゃむにゃ...」
アライちゃん6「すぅー... すぅー...」

まだ寝ているアライちゃんにターゲットを絞ったようですね。

ゴーーーーーッ

アライちゃん6「す」

スポン

アライちゃん1「いもーとがきえちゃったのりゃ!」ビクッ
アライちゃん2「いもーと、おきるのりゃ!」ユサユサ
アライちゃん4「いもーともいなくなったったのりゃ!」ビクッ
アライちゃん5「まだ、ねむいのりゃ...」

ゴーーーーーッ

アライちゃん2「こっちにき」
アライちゃん5「おやす」

スポン スポン

アライちゃん1「いやなのりゃーーーーー!」ヨチヨチ
アライちゃん4「おかーしゃん、たすけてーーーーー!」ヨチヨチ

残されたアライちゃんがヨチヨチ歩きで逃げ出しましたね。
とはいっても、巣の入り口は職員がいるので、ただの鬼ごっこですね。

ゴーーーーーッ

アライちゃん4「たすけ」

スポン

アライちゃん1「いもーとーーーーー!」ビクッ

職員「足が止まった今がチャンス。」

ゴーーーーーッ

アライちゃん1「いやな」

スポン

ゴーーーーーッ

職員「これで、六匹回収完了。」

カッ カッ カッ カッ

職員「さて、アライさんの死体は回収業者に依頼しますか。」

この後も、アライちゃんの回収作業を実施してもらうため、アライさんの死体に関しては業者にお願いするように指示しています。

この後、追加で三家族分、計十六匹のアライちゃんを確保しました。
タンクの中はアライちゃんでごった返していて、ヤバい状況だったとか。

始めに吸引したと思われるアライちゃんは押しつぶされる形で、息絶え絶えだったようです。

ですが、今回「アライちゃんクロン」で捕獲したアライちゃんは回収業者が使用している専用トラックに移し替えて、回収されていきました。
性能を試す意味では、成功だったといえるでしょう。

如何だったでしょうか?

まだまだ課題が多いですが、素早い回収作業は実現できるかと思います。
課題については、タンクの軽量化及び頑丈性の向上、モーターの静音化、などが挙げられるでしょうか。

改良品の開発が完了しましたら、またご報告させていただきます。

では、今回はこれで失礼します。

おつ。パークの続きも楽しみにしてます。

アライさんの成長具合で反応が違う仕組みとか出来ないですか?
フレグランスは分からないですが、モスキート音とかを応用すれば可能な気がします

今回の掃除機はアライちゃん限定との事なのでふと思いました
アライちゃんだけをを呼び寄せたり、逆にアライさんのみを遠ざけたりできれば今後のトラップにも使えそうな気がします


職員さんの鉈捌きすごい

今回の「アライちゃんクロン」は、>>368 の意見を参考にしました。

タイトル「アライさんダンゴ アルコールver.」

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は「アライさんダンゴ」についてお話しします。

今までの「アライさんダンゴ」とは違ったアプローチで開発しているため、その点についても説明しながら見て頂きましょう。

今回、ダンゴに混ぜたのは毒物ではありません。
代わりに混ぜたのは、アルコールです。

「アライさんダンゴ」の大きさは3cmほどで、今までとほとんど変わっていません。
ですが、この大きさにウイスキーをたっぷり染み込ませています。

つまり、アライさんに新型の「アライさんダンゴ」を食べてもらい、急性アルコール中毒になってもらおう、というものです。

仕掛けに関しては、前回と同じ状態にしています。
知らない、という人は前回の動画を見て頂ければ幸いです。

では、映像を見て頂きましょう。

さて、山の中に設置したトラップの映像です。

アライさん「こっちの方からいい匂いがするのだ。」

アライちゃん1「スンスン... たしかにこっちからいいにおいがするのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「きょうはなにがたべれるかたのしみなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「おかーしゃーん! まってほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん4「おかーしゃーん! あるくのがはやいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん5「おねーしゃんばかり、じゅりゅいのりゃ!」ヨチヨチビエーン

アライさん一家がやってきたようですね。
アライさんがアライちゃんを二匹抱えて歩いてきますね。
残りは、必死なヨチヨチ歩きでついてきてますね。

アライちゃん1「あ! あそこになにかあるのりゃ!」シッポフリフリ

アライさん「お、ホントなのだ。 流石、アライさんのチビなのだ!」

アライちゃん1「のりゃ~ん!」シッポフリフリフリフリ

アライさん「急いで向かうのだ!」タッタッタッ

アライちゃん1「おかーしゃん、さすがなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「わー! はやいのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「まつのりゃーーーーー!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん4「おかーしゃーん! おいてかないでほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん5「アライしゃんたちにもやさしくしてほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン

ヨチヨチ歩きをさせられているアライちゃんとの距離が離れている気がしますが、大丈夫でしょうか?

アライさん「これなのだ。」

アライさんは抱えていたアライちゃんを下ろして、ケースを確認しているようですね。

アライちゃん1「なにがあるか、かくにんするのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「のりゃ? おかーしゃん、いもーとたちがいないのりゃ。」シッポフリフリ

どうやら、アライちゃんの言葉でようやく他のアライちゃんたちがいないことに気付いたようですね。

キョロキョロ

アライさん「ホントなのだ。 でも、すぐに追いついてくるのだ!」

放任主義というか、だいぶ適当な育児をしているみたいですね。

バンバン

アライさん「これはどうやって中身を取り出せばいいのだ?」

バンバン

アライさん、開け方が分からなくてケースを叩いていますね。

アライちゃん1「はやくするのりゃ!」ウーッ
アライちゃん2「のりゃ? うえにへんなれっぱりがあるのりゃ。」ユビサシ

アライちゃんが取っ手の存在に気付いたみたいですね。

アライさん「ホントなのだ。 これをどうすればいいのだ?」

カチャ

アライさん「おぉ、開いたのだ!」

ゴソゴソ

アライさん「これからいい匂いがするのだ!」

アライちゃん1「でもたべれそうにないのりゃ。」ウーッ
アライちゃん2「うゆ? どうするのりゃ?」クビカシゲ

アライさん「中に何かありそうなのだ。」

さて、アライさんたちが巾着袋を開くまで眺めていましょう。

五分が経過しました。

アライさん「よ、ようやく開いたのだ...」ハァハァ

巾着袋を開けるだけで、時間がかかりましたね。

アライちゃん1「なにがはいっているのりゃ?」シッポフリフリ
アライちゃん2「はやくたべたいのりゃ!」シッポフリフリ

アライさん「少し待つのだ。」ハァハァ

ゴソゴソ

アライさんが袋の中からダンゴを取り出しましたね。

アライさん「見たことないのだ。」ハァハァ

アライちゃん1「それはなんなのりゃ?」クビカシゲ
アライちゃん2「それはたべれるのりゃ?」クビカシゲ

アライさん「アライさんが見つけたのだ。 食べれるはずなのだ。」ハァハァ

パクッ クチャクチャ

アライちゃん1「おかーしゃんがたべたのりゃ!」
アライちゃん2「どうなのりゃ?」クビカシゲ

アライさん「お、おいしいのだ!」ピカピカガイジガオ

アライさんの顔が輝いてますね。

アライちゃん1「ほんとなのりゃ!?」シッポフリフリ
アライちゃん2「はやく、アライしゃんもたべたいのりゃ!」シッポフリフリ

アライさん「チビ達、落ち着くのだ。」

ゴソゴソ

アライさん「いっぱい食べて早く大きくなるのだ。」

アライちゃん1「どんなあじかきになるのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「さっそくたべるのりゃ!」シッポフリフリ

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

やはり、アライちゃんのサイズでは一気に食べることはできないようですね。

アライちゃん1「おいしいのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん2「ひさしぶりのごちそうのりゃ!」ピカピカガイジガオ

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

アライちゃんたちは夢中で食べていますね。

アライちゃん3「よ、ようやく、おいついたのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃんたち、なにかたべてるのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「ズ、ズルいのりゃ...」ヨチヨチハァハァ

置いて行かれたアライちゃんたちが弱弱しい歩みで、ようやく追いついたみたいですね。

アライさん「お、ようやくチビ達が来たのだ。 こっちなのだー!」ブンブン

アライさんはアライちゃんたちの存在に気付いたようで、手を振ってますね。

アライちゃん3「つかれたのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あんなのおかーしゃんじゃないのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「しょ、しょのとおりなのりゃ...」ヨチヨチハァハァ

アライちゃん達は恨み節を言いながら、少しづつ距離を縮めていますね。

アライさん「チビ達遅いのだ。」

アライちゃん3「こ、これでも、いっしょーけんめーあるいたのりゃ...」ハァハァハァハァ
アライちゃん4「あんなの、おいつけないのりゃ...」ハァハァハァハァ
アライちゃん5「おねーしゃんばかりじゅりゅいのりゃ...」ハァハァハァハァ

アライさん「悪かったのだ。」

表情からはあんまり反省してないように見えますね。

アライちゃん3「あれ? おねーちゃんたちがしじゅかなのりゃ...」ハァハァ

アライさん「本当なのだ。」

アライさんとアライちゃんたちは、食事をしていたはずのアライちゃんに目を向けたようです。

アライちゃん1「...」シーン
アライちゃん2「...」シーン

アライちゃん4「しじゅかなのりゃ...」ハァハァ

アライさん「きっとお腹いっぱいになったから、寝ちゃったのだ。」

ヒョイ

アライさんは食べかけのダンゴを遅れてやってきたアライちゃんの前に差し出しましたね。

アライさん「これはおいしい食べ物なのだ。きっと驚くのだ。」

アライちゃん3「こんなのみたことないのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「とりあえずたべてみるのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん5「のりゃ...」ハァハァ

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

アライちゃん3「ん!? これはおいちいのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん4「はじめてのあじなのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん5「おいちいのりゃ!」ピカピカガイジガオ

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

アライちゃんたちは夢中でダンゴを食べていますね。

アライさん「良かったのだ。 さて、アライさんも食べるのだ。」

パクッ クチャクチャ

アライさん「うん、やっぱりおいしいのだ。」

さて、先に食べていたアライちゃんが静かになっていたことにお気付きかと思います。

やはりアライちゃんサイズではアルコールの分解能力が十分に備わっていません。
しかも、一気に食べてしまえば血中アルコール濃度が高くなるのは当たり前でしょう。

これが、今回のダンゴの特徴です。

アライさんA1「こっちからいい匂いがするのだ。」

おや、別のアライさんが嗅ぎつけたようですね。
どうやら、アライさんだけのようです。

アライさんA1「ん? 誰かの声がするのだ。」

ザッ ザッ ザッ

アライさんが先ほどの一家の所に向かっていますね。

アライさんA1「誰かいるのだ?」

アライさん「ほにゃ? ありぇ~? アリャイしゃんがいるのだぁ~。」ヒック ヒック

先ほどのアライさんはだいぶ酔っているのか、顔が真っ赤になって呂律が怪しくなっていますね。
目も虚ろですね。

アライさんA1「ど、どうしたのだ?」

異様な雰囲気に、後から来たアライさんは戸惑っていますね。

アライさん「おかしなことをきくのだぁ~。 アリャイしゃんはおかしくないのだぁ~。」ヒック ヒック

後から来たアライさんは周りを見ていますね。

アライさんA1「この子たちはどうしたのだ?」

アライちゃん3「...」シーン
アライちゃん4「...」シーン
アライちゃん5「...」シーン

アライさん「おなかがいっぱいになったかりゃ、ねちゃったのだぁ~。」ヒック ヒック

酔っぱらって、自分の子供の状態が正常に判断できなくなってしまっているようですね。

アライさん「おまえもこれをたえりゅのだぁ~。」ヒック ヒック

ゴソゴソ

アライさんがダンゴを取り出して、後から来たアライさんにあげましたね。

アライさんA1「どうも...、なのだ。」

スンスン

アライさんA1「特に変な匂いはしないなのだ。」

匂いを嗅いで、警戒してますね。

パクッ クチャクチャ

アライさんA1「んんっ!? おいしいのだ!」ピカピカガイジガオ

アライさん「アライさんはなぁ~、これをたえていたりゃぁ~、きうんがよくなってきたのだぁ~。」ヒック ヒック

アライさんA1「こ、これを分けてほしいのだ!」

アライさん「おまえもかそくがいるのだぁ~?」ヒック ヒック

アライさんA1「そうなのだ!」

アライさん「だったらぁ~、ここにつれてきていっしょにたえりぇばいいのだぁ~。」ヒック ヒック

アライさん「そうすればぁ~、たのしいしかんをすおせりゅのだぁ~。」ヒック ヒック

アライさんA1「わ、分かったのだ!」

こうして、後から来たアライさんは子供たちを連れに戻ったのでした。

如何だったでしょうか?

尺の関係上、続きをお見せ出来なくて非常に残念です。

あの後、芋づる式に他の家族を巻き込みながらどんちゃん騒ぎをしつつ、息絶えていきましたよ。
死因は、急性アルコール中毒と思われます。

死体はこちらで回収して、血中アルコール濃度などの様々な観点から調べています。

本来でしたら、危機管理能力が高い個体の警戒状況など確認したいこともありましたが、それは今後の実験で確認すればよいでしょう。

「アライさんダンゴ」の改良は、奥が深いですね。
これからも、「アライさんダンゴ」を使ったチャレンジを進めていきます。

では、今回はこれで失礼します。

乙です
幼体が苦しむ様子もなく死ぬのは警戒されなくて良いですね
成体、幼体も含めて死後の表情が苦しそうでなければ寝てるだけと同類に判断されるのかな?

乙ー
酔って判断力が鈍ったのも有るかもしれないですが
文字通り死ぬまで食べ続けるとはこのアライさん達は食い意地はってますね

おつ

アルコールを密封できて飲み込んだら溶けるカプセルみたいなものに封入しないと、
団子に酒を染み込ませただけだと、時間と共にアルコールが蒸散してしまうのでは?

それと、急性アルコール中毒はめまいや頭痛、嘔吐などの症状が出るので、
眠るように倒れるどころか、頭痛でうめき叫び、嘔吐し嗚咽する、
かなり悲惨な状況になると思うんですけどね。

>>459
死ぬ前には全身の力が抜けてしまうからか、糞尿が垂れ流しになるそうな。

暮らしに役立つ情報 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201804/2.html

>>459>>460
ご指摘ありがとうございます。
裏付けが足りていなかったですね。

今後の作品作りでは、今以上にきちんと調べて取り組んでいこうと思います。

ウイスキーの代わりにメタノールに香料を混ぜたのを使うべきだろう
視神経がやられて失明するから、例えアライさんが急性中毒で死ななくても確実にダメージが加わる
何よりアライさん駆除にウイスキーだなんて、凛やトリスを使ったって勿体無いからね

ローコストで仕留めるってのは賛成だけど確実に無力化しないと
失明だけしても恐らく騒音で周囲への迷惑は減らない

神話の時代から猛獣は泥酔させてしまえばいいって発想は存在するし悪くないと思うトラップだと思う。
ネコにマタタビみたいにアライグマは酔う成分があればそれがいいのだろうけど
…ネコにユリ科みたいな作物があればイチコロなんだろうけど…

>>462>>463

ご意見、ありがとうございます。
アライさんダンゴのアルコールverに関しては、もう少し勉強してから次の展開を書いていきます。

猫や犬には玉ねぎが毒であるように
アライグマにも毒となるものってあるのか気になるなぁ

捕獲したアライさんをアライさん駆除に協力するように調教するのはどうだろうか?
逃亡防止用に爆弾付き首輪やGPSを埋め込むとか

私は多少整合性取れてなくても作者さんの思うように書いてほしいです
考え過ぎのせいで面白いアイデアが消えてしまうのはもったいない

タイトル「トラッシュキャッチャー」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回はアライちゃんに限定した捕獲トラップを開発したので、そちらを見て頂こうと思います。

開発の経緯としては、親のアライさんが何かしらの原因によって巣に帰ってこなくなってしまった時、取り残されたアライちゃんをどのように確保するか、という問題がありました。

アライちゃんは動きが鈍いですが体が小さいため、人間では届かないようなところに入り込んでしまうことがあります。

また、アライちゃんは成長期であるため、食欲旺盛です。
そのため、早急に対策を取らないと糞害などの異臭被害も考えられるのです。

以上のことは別にアライちゃんに限った話ではありませんが、手軽な捕獲トラップを作る、という目的をもって開発しました。

前置きはこれぐらいにして、実際のトラップを見て頂きましょう。

全体図としてはこのようなものです。

https://i.imgur.com/0y5vRYW.png

本体は左手の二段重ねの装置になります。
右手の坂はオプションパーツです。

まず、アライちゃんは坂を上って装置のステージに辿り着きます。
アライちゃんが登りやすいように、坂には凹凸を作っています。

ステージに辿り着くと、匂いに引き寄せられたアライちゃんは上部の部屋に入ります。
誘導には「アライフレグランス+」を使用します。

これが今回のトラップの概要です。

...これで終わりか、って?

いえ、終わりではありませんよ。
装置の下部の鍵付きの扉が気になりませんか?

では、部屋に入った後のことについてお話ししましょう。

装置の中身は透過するとこのような感じになります。

https://i.imgur.com/earHSkL.png

紫になっている床は説明のために塗っているだけで、実際は他の床と同じ色になっており、簡単に区別がつかないようになっています。
また、上部の部屋の一部は、「アライフレグランス+」発生装置、及び、エサの排出装置になります。
そう、上部の部屋の右側ですね。

では、捕獲のメカニズムを説明しましょう。

まず、少量のエサを排出し、「アライフレグランス+」で誘き寄せます。

そして、アライちゃんが部屋の中に入り、エサを食べているときに床が開きます。
それが、紫で示した場所です。

センサーには重力センサーを採用し、一定時間重みが加わると開く仕組みになっています。

では、下部の装置はどうなっているのでしょうか?
それは、冷蔵庫になっています。

センサーに引っ掛かったアライちゃんは冷蔵庫に落とされます。
灰色に見えるのは金網で、その下は猫砂を敷いておきます。

アライちゃんが出した糞尿は金網をすり抜けて、猫砂にたまります。
猫砂は匂い問題を解決してくれます。
何より、匂いは空気より重いため、上から下に流れる傾向があることから上部の部屋に匂いが漏れることはありません。

また、アライさんは一般的に低温では半冬眠状態になりやすく、無駄なカロリーを消費しまいと静かになります。
これは多くの観察記録で確認されています。

つまり、匂いも音も両方解決してくれる夢のトラップなのです!

ちなみに、冷蔵庫の電源は野外コンセントを利用します。

https://i.imgur.com/bhhuOYV.jpg

また、上部の部屋に誘導するために坂を用意しましたが、棒を用意して登り棒の要領でアライちゃんを登らせる方法もアリだと思います。
その方が野生に近いかもしれません。

さて、説明が長くなってしまいましたが、実際のトラップのデモを見て頂きましょう。

今回はとある街の路地裏に設置しました。
果たして、どのような映像が撮れるのか、楽しみですね。

アライちゃん1「いもーとたち、しっかりついてくるのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん5「かってにすをはなれちゃったけりょ、りゃいじょうぶなのりゃ?」ヨチヨチ
アライちゃん2「かえってこないおかーしゃんがわるいのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん3「そうなのりゃ! アライしゃんたちはしまいりゃけれいきていくのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん4「うつくしいきずななのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん6「あたらしいすがみつかるといいのりゃ!」ヨチヨチ

奥の方からアライちゃん姉妹がやってきたようですね。
いい実験材料です。

アライちゃん3「スンスン... むこうからいいにおいがしてるのりゃ。」ヨチヨチ
アライちゃん1「スンスン... ほんとなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「いそぐのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「おねーちゃん!?」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5「おいてかないでほしいのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん6「あたらしいすにするのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ

どうやら匂いに引き寄せられてアライちゃんたちがトラップに向かっているようですね。

アライちゃん1「あそこにのぼれるところがあるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「いってみるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「アライしゃんをほめるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「おねーちゃん、まってほしいのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5「はやいのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん6「アライしゃんもおねーちゃんみたい、ぎぃ!?」ヨチヨチヨチヨチ グシャ

アライちゃん1「うしろからへんなこえがきこえたのりゃ。」ピタッ クルッ
アライちゃん2「いもーと、どうしたのりゃ?」ピタッ クルッ
アライちゃん3「アライしゃんはさきにいってるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「いもーとのへんなこえがきこえたのりゃ?」ピタッ クルッ
アライちゃん5「どうしたのりゃ?」ピタッ クルッ

アライちゃん6「いぃぃたいぃぃーーーーー!! ぴぃーーーーー!!」ジタバタ

野良猫「ニャー...」グチャグチャ

カメラをズームにしてみましょう。

あぁー...、これはどうやら姉妹の内の一匹が、野良猫に足をやられたみたいですね。
で、野良猫はそのアライちゃんの肉を貪っていますね。

何気に、一匹抜け駆けしているアライちゃんがいたような気がしますが。

アライちゃん1「のりゃ!! に、にげるのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5「はやく、あたらしいおうちにいくのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「いもーとがぬけがけしてるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん6「おねーちゃーーーーーん!! たすけてーーーーー!!」ジタバタ

アライちゃん4「しまいのために、ぎせいになるのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん1「いもーとのことはわすれないのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん6「おねーちゃんのばかーーーーー!! ぎにゃーーーーー!!」ジタバタ

野良猫「ニャー...」グチャグチャ

果たして、「美しい絆」とは何だったのでしょうか。

こちらは置いておいて、抜け駆けしたアライちゃんの様子を見てみましょう。

アライちゃん3「けっこうしんどかったのりゃ...」ヨチヨチハァハァ

お、このアライちゃんは難なく坂を上ってきましたね。

アライちゃん3「こっちからいいにおいがするのりゃ。」ヨチヨチハァハァ

ステージを歩いて部屋の前まで来ましたね。

アライちゃん3「なかにはいってみるのりゃ。」ヨチヨチハァハァ

アライちゃん3「おぉ!! きれいなのりゃ!」ハァハァ

キレイといっても、何もないんですけどね。

キョロ キョロ

アライちゃん3「あ、たべものがあるのりゃ!」ハァハァヨチヨチ

順調に誘導されていますね。

アライちゃん3「いただくのりゃ!」パクッ

さて、落とし穴の上で止まりましたね。

アライちゃん3「おいしいのりゃ! でも、ひとくちしかないからものたりな」

パカッ

アライちゃん3「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

これで、捕獲完了です。

ポロッ

そして、新しいエサの補充です。

どうですか?
エサが一口サイズなのは、食べこぼし防止のためです。
食べこぼしから警戒されてしまうかもしれませんからね。

下の冷蔵庫の様子は後でまとめて見ることにしましょう。

まずは、野良猫から逃げ惑う姉妹の続きに戻りましょう。

アライちゃん1「こ、このさかをのぼるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん2「いそぐのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「アライしゃん、そろそろつかれたのりゃ。」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あとちょっとなのりゃ! がんばるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ

姉妹は坂を上り始めたところですね。

アライちゃん6「...」シーン

野良猫「ニャーン。」クシクシ

捕まったアライちゃんは食べられて、野良猫は前足で顔を擦っているようですね。

野良猫「...」ジーッ

おや、野良猫が姉妹の方を見ていますね。

ノソ ノソ ノソ ノソ

野良猫がアライちゃんに近づいていますね。

アライちゃん1「い、いもーとのようになりたくないのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん2「あとちょっとなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「これをのぼりきれば、あたらしいおうちなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「アライしゃんはもうあるけ、にゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ グシャ

あ、野良猫が新しいアライちゃんを捕らえましたね。

アライちゃん2「なんなのりゃ!」ハァハァ ピタッ ハァハァ クルッ ハァハァ
アライちゃん1「い、いもーとのひめいがひこえたのりゃ!」ハァハァ ピタッ ハァハァ クルッ ハァハァ
アライちゃん4「のりゃ?」ハァハァ ピタッ ハァハァ クルッ ハァハァ

アライちゃん5「のりゃーーーーーん!! いちゃいのりゃーーーーー!!」ジタバタ

野良猫「ニャー!」

アライちゃん1「いもーとたち、さきにいくのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん2「おねーちゃん!?」ハァハァ
アライちゃん4「どうするのりゃ!?」ハァハァ
アライちゃん1「さっきはおもわずにげちゃったけど、アライしゃんがいもーとをまもるのりゃ!」ハァハァ

妹のために自分の体を張るとは...、アライさんの行動原理では考えられませんね。
やはり、研究は奥が深いですね。

アライちゃん2「おねーちゃん...」ハァハァ
アライちゃん1「はやくするのりゃ!!」ハァハァ
アライちゃん2「さきにいってるのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「おねーちゃんのことはわすれないのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ

勝手に足止め役が死んだ事になっている気がしますが、それは置いておきましょう。

アライちゃん1「おい、おまえ! それはアライしゃんのたいせつないもーとなのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん5「お、おねーちゃん...」ハァハァ

野良猫「...」ジーッ

野良猫が手を止めて、アライちゃんの方を見ていますね。
襲撃されたアライちゃんは足がズタズタで、歩けそうにありませんね。

アライちゃん1「さっさと、はなすのりゃ!」ハァハァ

野良猫「...」アム

アライちゃん5「ぴぃーーーーー!」ジタバタ

おや、野良猫がアライちゃんを咥えましたね。

タッ タッ タッ タッ タッ

アライちゃん1「い、いもーとーーーーー!!」ハァハァ

アライちゃん5「おねーちゃーーーーーん!!」ジタバタ

アライちゃんは野良猫と一緒に消えてしまいましたね。
おそらく、巣に持ち帰ってゆっくり食べるのでしょう。
真相は分かりませんがね。

アライちゃん1「い、いもーと...」ペタァ

アライちゃん1「うぅ、のりゃーーーーーん!!」ビエーン

おやおや、泣き出してしまいましたね。
妹を殺されて悲しいのか、恐怖から解放されて泣いているのか。
興味深いですね。

さて、こちらのアライちゃんが泣き止むまで、先に向かわせた二匹がどうなったか見てみましょう。

アライちゃん2「こ、ここまでくればいいはずなのりゃ。」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あ、あそこからなかにはいれそうなのりゃ。」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん2「いそぐのりゃ。」ヨチヨチヨチヨチハァハァ

二匹はステージを歩いて、部屋の入り口まで来ましたね。

アライちゃん2「なかはそれなりにひろいのりゃ。」ハァハァ
アライちゃん4「あれ? おねーちゃんがいないのりゃ。」ハァハァ

二匹は中に入っていきましたね。

アライちゃん2「ホントのりゃ。 いもーとがいないのりゃ。」ハァハァ
アライちゃん4「どこにいっちゃったのりゃ?」ハァハァ

キョロ キョロ キョロ キョロ

部屋の中を見回していますが、当然いるはずもありません。
なぜなら、この下にいるのですから。

アライちゃん2「あれ? あそこにごはんがあるのりゃ。」ハァハァヨチヨチ
アライちゃん4「のりゃ? ホントなのりゃ。」ハァハァヨチヨチ

エサの方に向かいましたね。

アライちゃん2「少ししかないのりゃ。」ハァハァ
アライちゃん4「どうするのりゃ?」ハァハァ
アライちゃん2「アライしゃんがたべるのりゃ。」ハァハァ
アライちゃん4「ズルいのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん2「おねーちゃんであるアライしゃんにゆずるべきなのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん4「だったら、かわいいいもーとにゆずるべきなのりゃ!」ハァハァ

あぁ、喧嘩を始めてしまいましたね。

アライちゃん2「かわいげのないいもーとなのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん4「こころのせまいおねーしゃんなのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん2「のりゃ!」フシャー
アライちゃん4「のりゃ!」フシャー

パカッ

アライちゃん2「のりゃ!?」ヒュー
アライちゃん4「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

姉妹揃って捕獲完了ですね。

ポロッ

さて、最後の一匹の動向を見てみましょうか。

アライちゃん1「うぅ...、いもーと...」グシュグシュ

鼻声になりながら、すすり泣いていましたね。

アライちゃん1「いもーとのぶんまでせいいっぱいいきるのりゃ。」

ようやく、歩き出しましたね。

アライちゃん1「いいにおいはこっちからするのりゃ。」ヨチヨチ

追われるものが無くなったためか、歩みがゆっくりですね。
さて、ステージまで来ましたよ。

アライちゃん1「あそこからはいれそうなのりゃ。」ヨチヨチ

さて、入り口に来ましたが、どんな反応をするのでしょうか?

アライちゃん1「うゆ? いもーとたちがいないのりゃ。」キョトン

中に入ってきましたね。

アライちゃん1「おーい、いもーとたちー! ...へんじがないのりゃ。」

中を見回してますね。

アライちゃん1「おかしいのりゃ。 においをおってここまできたから、ここにいるはずなのりゃ。」

キョロ キョロ

アライちゃん1「ん? あれはなんなのりゃ?」

アライちゃんがエサの方に向かってきてますね。

アライちゃん1「スンスン... とりあえずたべれそうのりゃ。」パクッ

他の姉妹とは違い、警戒しながら食べましたね。

キョロ キョロ

アライちゃん1「さて、いもーとをさがさな」

パカッ

アライちゃん1「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

これで、このアライちゃんも捕獲完了です。

ポロッ

エサの補充を忘れなく、ね。

さて、ここまでとある姉妹の捕獲までの過程を見て頂きました。
次は、下部の冷蔵庫の様子を見て頂きましょう。

冷蔵庫内は撮影のためにごくわずかな明かりを灯しています。

まずは、始めのアライちゃんが落ちてくるところから見て頂きましょう。

パカッ

アライちゃん3「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

アライちゃん3「のりゃ!?」ギシッ

金網は、アライちゃんが落下してきても壊れないように設計されています。
ご安心を。

アライちゃん3「うぅー。 しゃ、しゃむいのりゃ...」ブルブル

流石のアライちゃんも寒さで震えていますね。

アライちゃん3「あんまりうこきたくないのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライさんが良く見せる、空中手擦りをしていますね。

アライちゃん3「このままりゃと、ねちゃうのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃん3「おかーしゃん... しゃむいのりゃ...」コスリコスリブルブル

パカッ

アライちゃん2「のりゃ!?」ヒュー
アライちゃん4「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

おっと、他の姉妹も落ちてきましたね。
エサは、金網をすり抜けて下に落ちたようですね。

アライちゃん2「さむいのりゃ!」ブルブル
アライちゃん4「どこなのりゃ!」ブルブル

アライちゃん3「しずかにするのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃん2「いもーと!」ブルブル
アライちゃん4「おねーしゃん!」ブルブル

アライちゃん3「ここはさむいのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃん2「た、たしかに、おおきなこえをりゃしてるばあいじゃないのりゃ...」ブルブル
アライちゃん4「とりあえず、かたまるのりゃ...」ブルブル

お、三匹のアライちゃんが固まりましたね。

アライちゃん3「しゃむいのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん2「からだをうごかさないとあったかくならないのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「でも、ここはさむいのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん3「うごきたくないのりゃ...」コスリコスリブルブル

さて、このアライちゃんダンゴがどこまで大きくなるのでしょうか?
少なくとも、あと一匹は落ちてくるのは確定してますよね。

パカッ

アライちゃん1「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

アライちゃん1「さ、さむいのりゃ...」ブルブル

アライちゃん2「おねーしゃんなのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん3「おねーしゃんもおちてきたのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「いきていたのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃん1「ア、アライしゃんもそこにいれてほしいのりゃ...」ブルブル

さて、これでアライちゃんダンゴは四匹ですね。

アライちゃん1「いもーとたち、こんなところにいたのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん2「おねーしゃんもぶじでよかったのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん3「のりゃ? ほかのいもーとはどうしたのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「のらねこにたべられたのりゃ...」コスリコスリブルブル

さて、この後沈黙が続くんですよね。
寒い中、思考が停止していますからね。

アライちゃん3「ん、んーーー...」ブリュブリュブリュ
アライちゃん1「いもーと、こんなところでうんちしちゃダメのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん2「へやのすみでしてくるのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「きたないのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん3「うごきたくなかったのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃんが大を催したようですね。
食事中にこの動画を見ていた方は、大変申し訳ございませんでした。

アライちゃん3「うゆ? うんち、のこってないのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん1「ホントなのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん2「このすきまからおちたのりゃ?」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「それならそれでいいのりゃ...」コスリコスリブルブル

そして、沈黙。
無駄なカロリーを消費しないためとはいえ、これは面白いですね。

寒さを凌げそうな場所があれば、多少は動き回るのでしょうけどね。

如何だったでしょうか?

この後、二組のアライちゃん姉妹がやってきて...、九匹ですかね?
追加で捕獲できました。

このトラップは、「アライフレグランス+」発生装置、及び、エサの排出装置、猫砂の交換など、一ヵ月に一回は補充、交換が必要です。
また、冷蔵庫の扉を鍵付きにしているのは、アライさんが開けられないようにするためです。
アライちゃんは扉を開ければ捕獲できますし、しばらくなら静かなため、持ち運びも問題ないでしょう。

まだ改良の余地がありそうですが、データを収集してうまくフィードバックできたら、と考えています。

それでは、今回はこれで失礼します。

SS速報Rの「アライちゃんのいる日常4」に出てきた『ゴミパンドラの箱』をATL風に書きました。

作者から使用許可は頂いています。

おつー!

乙乙ー
身を寄せあって寒さに耐えてるの好き

乙でした
落ちたアライちゃん同士が頭ぶつけて脳震盪起こしたり、金網がめり込んで無様な顔になる様子が目に浮かびますねぇ
餌はヨチヨチでは届かない高さに吊るせば、重力センサーの上に留まる可能性が上がって補充の頻度も落とせるかと
それに互いに踏み台にしようとする姉妹の醜い争いも見れそう

乙でした
向こうはインターンシップで街に成体が基本的にいない設定ですが
もし親もいたらどういう結果になるかが気になりますね

>>485
エサのところは、アラ日を読んだ時に自分が書いた内容だと思い込んでました。
後で、作者さんに確認したら >>485 と同じ仕組みを言われました。

自分が勘違いした方向で書いたらどうなるか試したかったので、このような形にしました。

面白かった

乙でした

ふと思った事、元ネタでもなんだけど、これアライちゃんだけじゃなく、
普通に野ネズミとか野良猫とかその他の動物も罠にかかっちゃうよね?
野良ならいいけど、飼い猫とか飼い犬だったら大問題よね。

>>490

そうなんですよね。
そこのところも含めて改良版を書いていこうと思います。

>>490
フレグランスもろもろで対策してるだろ
ペットなら飼い主がトラップに近付けさせないし

>>492
フレグランスはあくまでも匂いだけで、他の動物には有効ではないんですよね。
なので、指摘の通り、飼い猫が入り込む可能性は考えられます。

そう考えると、私の書き上げたトラップは大抵、他の動物もかかる可能性があるものばかりですね。

改良、頑張ります。

アライさんを引き付ける匂いはありますし、
動物が近寄らない匂いとかで遠ざければ、
今までのトラップの改良になるかな?
他にも改良案を考えれば一つお話が書けますね。
改良応援してます、頑張ってください。

音声認識とモーションセンサーで「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチシッポフリフリを検知した時だけが開く…とか
顔認証でアライさんの顔を検知したら開く…とか?

>>495
サンドスターで検知すればどうだろう?

サンドスターでセンサー作れるならアライさん探知機とかも作れそう

サンドスターに放射線を当てたらどうなるのかとアライちゃんたちに放射線を当てると悪影響があるを見てみたいですね

放射線障害に苦しむアライちゃんですか、いいですね
きっとこう、髪の毛や尻尾の毛なんかかが抜けて「ハゲガイジなのりゃ!」って仲間に罵倒されたりして…

>>499
是非とも放射線被害に苦しむ人への治療法を発見するためのモルモットとして役立ってほしい

意見をいただきまして、ありがとうございます。

作品の感想以外に、こんなのがあったらいいな、という意見をくだされば、スポンサーからいただいた意見として書かせていただきます。
ですが、すぐに取り掛かれるものではないので、長い目で見て頂けたらな、と思います。

ここの閲覧者は、読者であり、スポンサーでもあると思っています。

>>495
アライさんってどの個体も服装も顔もほぼ同じだし、画像認識による識別はすごく有効かもしれないですね
ただソフト開発や罠一つ一つに付けるカメラやコンピュータでコストが嵩みそうです

>>502
勃起した雄アライグマの剥製(匂い付き)を置くとかどうでしょ
猫やネズミは怖がって近寄らないけど、アライさんだけは近づいてくる

顔認識は生産ライン保有のラボならサンプルに困らなそう
それとソフト開発の求人として一話できそうだし

ただ曲がりなりにもアラ虐が原点のスレだったのに
顔認識のネタっていろんな意味ですげーな…

トラップ系じゃないけどアライさんを徹底駆除したいときとかにドローンとかでアライさんだけに有効なガスを撒いて駆除するとか。
(元ネタは某特撮から)

アライさんって農薬にあたらないのかな?
野菜生で食べてるけどアライちゃんだったら農薬で苦しんで死んでることってないんですかね?

>>505
そんなのが作れるんだったら、
世界からアライさんだけが消滅するスイッチも作れそう

>>507
独裁○イッチかな?
実際どれぐらい現実的的な案ならいいんだろう?

逆にローコストを突き詰めた原始的なトラップとかどうですか?
川口浩探検隊ばりのワイルドな方向で

防音の部屋でアライさんを認識すると入り口が閉まった後天井が降りてきて
ミンチに変えてそれを次の撒き餌に使えるトラップとか

既存のトラップに犬猫の嫌がる臭いをつけるだけでも改良になりそう。
アライさんを誘き寄せるのは、例のアライフレグランス+でいいものね。

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は我が研究所のお話をさせて頂こうと思います。
尺稼ぎ、という意味もありますが、少々お付き合いください。

我が研究所の設立は今年で八年目を迎えます。

思えば、十二年前のフレンズパニックから一年ほど経った時に「フレンズ生態研究所」が設立されました。
そこで活動していた五人がアライさんに特化した研究をするために退社し、立ち上げたのがこの研究所でした。

「フレンズ生態研究所」ではフレンズの生態のみが研究されており、個々のフレンズを研究することはありませんでした。
理由はよくわかりませんでしたけどね。

フレンズと我々は始めこそ打ち解けることはできませんでしたが、徐々に手を取り合うことが出来ました。
しかし、創設メンバーが抜ける直前ぐらい前まで打ち解けることが出来ないフレンズがいました。

それがアライさんです。
他のフレンズでもうまく打ち解けていない者はいましたが、完全に打ち解けていなかったのはアライさんだけでしょう。

アライさんだけ打ち解けることが出来ない。
その思考に疑問を抱いたメンバーが独自の研究をさせてほしい、と懇願しましたが上に取り合ってもらえませんでした。

そのため、専用の研究所を設立したのです。

ちなみに「NameD」こと、堂本も創設メンバーの一人ですよ。
動画ではふざけているような喋り方をしていますが、仕事はしっかりやっていますよ。

しかしながら、設立一年目は研究環境の整備で時間を使ってしまいました。
その時は当然のことながら、まともな研究は出来ていないんですよね。

設立以前からアライさんによる被害も確認され始め、そのデータを元に、省庁に呼びかける日々が続きました。
データに関しては、創設メンバーが秘密裏にかき集めていました。

二年目の半ばか終わりぐらい...だったと思います。
その頃にようやく我々が動けそうな法整備がされましたが、幾分資金が足りない。
そこからは地獄のような日々でしたね。

ですが職員一同、被害を減らしたい思いで研究に邁進してまいりました。
我々の熱意が伝わったのか、今我々に賛同してくださる企業、個人スポンサーがいるのです。

彼らの支援無くして我々はここまでやってはこれなかったでしょう。

大変感謝しています。

今話した内容を、簡単に年表を作ってみました。

十二年前:
 フレンズパニック 発生

十一年前:
 フレンズ法 制定
 フレンズ生態研究所 設立

七年前:
 創設メンバー 退社
 アライさんトラップ研究所 設立

六年前:
 フレンズ特別法 制定

今年:
 研究所の成果が初の商品化 「アライフレグランス 無香料タイプ」

如何だったでしょうか?

もし興味を示していただける人が多くいれば、この話に関して詳しくお話ししてもいいかもしれませんね。

今回は息抜きがてらのお話をさせていただきました。
次回の更新では、何かしらの研究成果を報告できるかと思います。

短いですが、これで失礼します。

またタイトル忘れてた

「研究所の歴史」

ダメだなぁ...

乙です

おなじみのNameDが堂本だってはじめて知った

ついでにハンター資格まわりの設定もあれば書いて下さい
研究員が資格を後から取得したのか取得者をラボに勧誘したのか、とか気になります

アライさんホイホイスプレーの粘着成分が他の生物に影響を与えなければ、粘着成分を配合したアライさんダンゴでアライさんだけを駆除できるかも?

>>519

自分の中で設定は考えていますし、終わり方も考えてはいます。
そのための伏線を回収していくために、こうして名前を出しました。

タイトル「避妊化に向けた取り組み」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

スポンサーの方から、とある提案を頂きました。

「野生のアライさんを避妊化してみてはどうか。」

アライさんの数を減らす取り組みとしては面白いだろう、と思い、構想してみました。

まずは、避妊化をする上でのメリットは何か。

それは、アライさんの増殖を抑えることです。

アライさんは多産であるため、出産時には四~六匹ほど産んでいます。
妊娠をして大体三ヶ月後には出産をするため、数の増え方が問題です。

さすがに、野生の個体は産んだらすぐに交尾して妊娠する、といった節操のないことはしていないみたいですがね。
まぁ、例外はあったりしますが。

それでも毎年産んでいたら、マズいことは分かると思います。

つまり、避妊化をすることでその個体から先の繁殖を抑えることができるのです。

一方で、デメリットもあります。

まず一つ目に、数の問題です。

昨年度のアライさん、アライしゃん、アライちゃんの駆除数をご存知でしょうか?
推定になりますが、合わせて二万匹を超えていたそうです。

それだけ駆除されていても被害報告が減らないことを考えると、相当数のアライさん達が生息していることになります。
つまり、それだけの数を対処しなければいけない、ということです。

それに付随して、費用の問題も出てきます。
まぁ、それに関して、ここでは割愛させていただきます。

二つ目の問題として、手術に関してです。

避妊化については、下腹部を切開して子宮と卵巣を取り除くことになるでしょう。
しかし、手術をする場所をどうするのか、と考えなければいけません。

我が研究所に連れてくる場合、麻酔の時間の問題があります。
遠方になれば不可能といっていいでしょう。

また、我が研究所は実験や観察で使用するアライさんを自らの生産ラインで賄っているので、外から受け付ける入り口、というものですかね?
そう言ったものがありません。
仮に研究所内に手術スペースを作るのであれば、受け入れ態勢を作る手間が出てきます。

では、受け入れが出来ないなら専用車両を作って山の麓などで作業をするのはどうか、という方法も考えました。
しかし、その場合は他のアライさんに目撃されてしまう危険性が考えられます。

そこから噂で広がって警戒されては元も子もありませんからね。

これまでの情報を整理するに、メリットよりデメリットの方が大きいのです。
そのため、我が研究所では避妊化に対する取り組みは一時中断することにしました。

もし、デメリットを改善できそうなアイディアをお持ちの方がいましたら、是非ご提案ください。
我が研究所で精査いたします。

では、今回はこれで失礼致します。

読者が不妊化オスを放つとか不妊化ガスを撒くとか様々な選択肢を用意してくれてるのになぜか子宮・卵巣の全摘に拘るのなんで?
>>366のネタ出しを受けて書いたのがこれ?ってのが正直な感想だな

乙乙ー
これだけ増えてると一度大規模な駆除が必要かもしれませんね。

>>526

確かに、>>366の話を受けて書きました。
不妊化放飼と聞いて、メスのことしか頭になかったので、私の想像力不足ですかね。

また後日、ガスも含めて私なりに考えたものを書いてみます。

検索するひと手間を惜しんだのがアレなんであって、想像力は関係ないかな
ttp://column.odokon.org/2013/1223_100700.php
不妊化放飼(不妊虫放飼)についてはこのページとかwikiに詳しく書いてるから読んでみると面白いかも

不妊化といえば何と言っても放射線だよ
手術と違って明確になんかするわけじゃないからアライさんに勘づかれることも無いだろう
揚げパンでもあげれば「美味しいご飯が食えるらしいのだ!」と噂が広まって向こうから来るようになるかも
まずはアラ体実験で致死線量を確かめよう

http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/tokuteinohonyuuruiwohyouteki.htm
こんなのがありました。しかしサンドスター効果でウィルスは消滅してしまうのかもしれません。

>>530 放射線路線は面白そうですね。
ついでに放射線障害に関する研究も出来るので一石二鳥ですね。

不妊化に詳しい方々が意外と多いんだな

設定上スポンサーからの提言みたいだし、あっちの世界にはインテリな資金源が少なくないんだろう
ラボも予算が一杯でウハウハだな


生殖機能を不全にする他にも、性欲を消失させたりとかはいかがでしょうか
人間でもネトゲ廃人とか食事も放棄して衰弱死とかあるし、アライさんの本能や欲求を代替行為で上書きしてしまえば
食事も生殖も行わず数が減っていくと思います

色々と意見を出していただきまして、ありがとうございます。

不妊化放飼や放射線などの不妊化については、調べたのちに改めて書こうと思います。

今後もご指摘など、よろしくお願いします。

蚊と同じように雄アライグマの精子を無力化して発情期に放つのがいいと思う
アライさんの性欲を発散させれば子供が生まれなくとも問題なさそう
あとは大人のおもちゃを配布して自慰を覚えさせるとか
人間用ならアライグマより快楽を得られそう

あと思いついたんだけど、摂取すると糞と一緒にサンドスターを強制的に排出させる餌をまくのはどう?

研究所の本領はアライさんの捕獲や排除だかんね、遺伝子工学に疎いのはしょうがないでしょ。

生産ラインがあるんだし研究サンプルには困らないだろうけど、開発費用は厳しいだろうな。
放射線でもガスでも新規分野の機材や人材の確保でシャレにならない位の出費になると思われるし。

というか、放射線方式は都市で使っても大丈夫なのだろうか?
健康上問題ないとしても、試験協力を了承してくれるかどうか…

タイトル「変わったアライちゃんたち 番外編」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

前回の動画で、通常とは異なる体毛のアライさんについてお話したかと思います。
今回はそれについてお見せしようかと思います。

白アライしゃん「あいつはあいかわらずきたないからだなのら。」ケラケラ

白アライちゃん1「アライしゃんたちみたいにきれいじゃないのりゃ!」ケラケラ
白アライちゃん2「きたないのりゃ!」ケラケラ

アライちゃん「アライしゃんはきたなくないのりゃ!」ビエーン

如何ですか?
この全身が白いアライさん。

体毛や「けものプラズム」で形成されている服やスカートに見えるものなど、全てが白くなっています。
我が研究所ではアルビノのアライさん、ということで「アラビノ」と命名することにしました。

アラビノしゃん「でも、おまえはアライしゃんみたいにしろくないのら。」ケラケラ

アラビノちゃん1「そうなのりゃ!」ケラケラ
アラビノちゃん2「おかちなやつなのりゃ!」ケラケラ

アライちゃん「ア、アライしゃんはおかしくないのりゃ!」ビエーン

このアラビノは、大体1/5000で産まれています。
野生でも目撃情報は存在します。
やはり、白い体は目立つみたいですね。

アラビノは産まれた時から白く、その一生を終えるまで色が変わることはありません。

我が研究所では「アラビノ」のタイプ関係なく、三~五匹ほどをまとめて一部屋で管理しています。
血の繋がりは無いことがほとんどですが、まるで家族のように振舞っています。
物心が付く前から共同で生活をさせるとそうなるのでしょうか?
こればかりはもう少し研究が必要ですね。

ちなみに、今では四部屋がアラビノ観察室となっています。

先ほど見ていただいたように、それぞれの観察室には一匹だけ通常のアライちゃんを混ぜることにしています。

それは何故か。

比率的に「アラビノ」の数が多ければ、自分たちが普通であると思い込んでしまいます。
そのため、そのような思い込みをした場合、アライちゃんに対してどのような行動をとるのか。
そして、真実を知ったときにどのような反応をするのか。

こういった検証のために特殊な集団生活をさせているのです。

結果としては今見ていただいたように、集団生活の中では通常個体を虐げる場合がほとんどですけどね。

アラビノしゃん「さて、きょうもけるくろいをするのら。」

アラビノちゃん1「みんなでけりゅくろいをするのりゃ!(≧∀≦)」キャッキャッ
アラビノちゃん2「まずはおねーしゃんをのけりゅくろいをてつらりゃのりゃ!(≧∀≦)」キャッキャッ

アライちゃん「アライしゃんもまじぇてほしいのりゃ...」グジュグジュ

アラビノしゃん「おまえはひとりでやってるのら!」フゥー

アラビノちゃん1「おまえとやると、きたないいろがうつるのりゃ!」フゥー
アラビノちゃん2「まじぇてほちいなら、そのよごれたからりゃをきれいにしてからにするのりゃ!」フゥー

アライちゃん「なんれ、そんなのつめたいのりゃ! アライしゃんはわるくないのりゃ!」ビエーン

アラビノしゃん「こっちによってくるな、なのら!」フゥー

アラビノちゃん1「へんなきんがうつるのりゃ!」フゥー
アラビノちゃん2「ちかよるな、なのりゃ!」フゥー

アライちゃん「アライしゃんはわるくないのりゃーーーーー!」ビエーン

如何でしたか?
見た目の色が違うだけで、ここまで虐げられてしまうんですね。

さて、「アラビノ」の話はここまでにしておきましょう。
何故なら、「アラビノ」以外にも通常とは異なる体毛のアライさんがいるので、そちらも見ていただきましょう。

それではどうぞ。

ピンクアライしゃん「ごはんおいしいのら!」クチャクチャ

ピンクアライちゃん1「おいしいのりゃ!」クッチャクッチャ
ピンクアライちゃん2「おいちいのりゃ!」クッチャクッチャ

アライちゃん「...」クッチャクッチャ

如何ですか?

通常のアライさんに比べて、全体的にピンク色になっているのが特徴です。
ピンクというよりも桜色に近いでしょうか。
そのため、我が研究所では桜色のアライさん、ということで「サクライ」と命名することにしました。

このサクライは、大体1/8000で産まれています。
ただ、野生での目撃情報は存在しないみたいですね。
もしかしたら、我が研究所に話が来ていないだけで、目撃者はいるのかもしれませんね。

一応、念のために言っておきますが、我が研究所で無理やり染めたわけではありませんよ。
ミラーテストのあれは、あくまでもテスト用で染めているだけですからね。

サクライしゃん「あいつがいなければもっとおいしいのら。」クチャクチャ チラッ

サクライちゃん1「きたないやつがいるときぶんがわるいのりゃ。」クッチャクッチャ チラッ
サクライちゃん2「なんであんなやつがいっしょなのりゃ。」クッチャクッチャ チラッ

アライちゃん「う...」クッチャクッチャ

サクライしゃん達は輪になって食事をしているようですね。
通常のアライちゃんはそこから離れて俯きがちに食事をしていますね。

ここでも例に漏れず、虐げられているみたいですね。

アライちゃん「ア、アライしゃんは、なにもわるいことしてないのりゃ...」クッチャクッチャ

サクライしゃん「そんざいがいけないのら。」クチャクチャ

サクライちゃん1「アライしゃんみたいにきれいなからだになるのりゃ。」クッチャクッチャ
サクライちゃん2「なれないなら、さっさといなくなればいいのりゃ。」クッチャクッチャ

アライちゃん「ア、アライしゃんはわるくないのりゃ!」ビエーン

サクライしゃん「うるさいのら!」

サクライちゃん1「しずかにたべるのりゃ!」
サクライちゃん2「まったく、れきそこないはこまるのりゃ。」クッチャクッチャ

アライちゃん「のりゃーーーーーん!」ビエーン

あぁ、アライちゃんは周りから責められて泣き出してしまいましたね。

サクライしゃん「あんなのほっとくのら。」クチャクチャ

サクライちゃん1「あとで、きょういくしないといけないのりゃ。」クッチャクッチャ
サクライちゃん2「たのしみなのりゃ。」クッチャクッチャ

アライちゃん「!?」ビクッ

おや?
泣き止みましたね。

サクライちゃんが話していた「教育」というのは簡単に言うと、「いじめ」ですね。
暴力で相手を従わせよう、という考えのようです。

怖いですね。

アライちゃん「も、もう、いやなのりゃ...」ビクビク

如何だったでしょうか?

最後にお見せした、暴力行為による服従行為はあまり好ましいものではありません。
そのため、「アラビノ」や「サクライ」のみで育成する計画も考えています。

数が揃い次第、計画に移したいですね。

さて、今回のように体毛が変化して産まれてくる例もあることが分かったかと思います。
今後は体毛の遺伝について研究してみるのもいいかもしれませんね。

では、今回はこれで失礼します。

「アラビノ」 → パルコアライさん
「サクライ」 → バレンタインのときのアライさん

これをイメージして書きました。

乙です
アラビノ軍団とサクライ軍団を同数会わせてみたらどうなるか気になりますね


体色以外は通常個体と変化ないのかな?

乙です
今度はアラビノちゃんとサクライちゃんを通常のアライちゃん部屋に移した時の反応を見てみたいですね。

乙ー
アラビノの1匹の毛皮の色を落ちにくい塗料で塗り替えて
また巣に戻したらちゃんと同種と見抜けるかな?

乙です
それぞれ体毛の色を強制的に変えたらどんな反応するのかも気になっちゃいますね

乙です
通常部屋に移したverが是非みたいですね
続きはあるんですか?

>>546
無理だろうなあ
ミラーテストの時耳をちょっと染めただけで雲霞の如く虐められたし

様々な意見を頂き、ありがとうございます。

アラビノやサクライの実験については、続きを書く意思はあります。
すぐに、とはいかないと思いますが。

お待ちください。

あと、アライさんってコラボで体色が変わるようなもの、ありましたかね?

異色アライちゃん案
コバルトブルーのアライちゃん
脳下垂体の一部が欠落して生まれた個体
10万匹に1匹の割合で生まれる超激レア個体
免疫力は乏しく繁殖ができない不妊個体

コバルトマスをモデルにしています(というよりそのまま)

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今まで数々のトラップや観察報告をしてきましたが、アライさんの詳しい身体能力をご存知でしょうか。

これについては、知っているようで意外に知られていないことが多いかもしれませんね。

今一度、アライさんの身体能力について把握しておき、遭遇してしまったときの参考としていただければ幸いです。

まずは陸上での活動です。

手先が大変器用で、木登りも難なくこなすことは周知の事実かと思います。

では、木登りが出来るのはいつぐらいからか、ご存知ですか?

それは、ヨチヨチ歩きが出来始めてから一月ほどです。
個体差はありますが、大体それくらいでしょう。

ヨチヨチ歩きが出来始めたころはまだ腕や手の力が弱いため、上手く登れません。
しかし、一月もすればコツを掴み始めて木登りが出来るようになります。
まぁ、親から教えてもらえない場合は、さらに時間がかかるデータもありますがね。

では次に、走ることはどうでしょうか?

こちらは二足歩行が出来始めてから二月ほどです。
こちらも個体差があるため、注意が必要です。

ヨチヨチ歩きで腕は鍛えられていますが、足は腕ほど鍛えられていません。
そのため、歩くことが出来てから馴染ませなければいけないため、時間がかかるのです。

アライさんを捕まえるなら足を狙え、と言われるのはそういう意味もあったりします。

さて、巣についてもお話ししておきましょう。

アライさんは天敵から身を守るために高い所に巣を作りたがる習性があります。
そのため、山などの自然では高い樹の上に、都会では家屋の屋根裏を巣にします。

また、元のアライグマと同じように自ら巣を作ろうとしません。
他の動物が作った巣を再利用しようとします。
そのため、山などの自然では他の動物が地中に掘った巣穴、都会では空き家を巣にします。

ただ、どうしても巣が無い場合は渋々地面を掘る光景が見られますけどね。

このため、どこでも巣にしてしまう傾向がある、ということが言えるでしょう。

次に水上での活動です。

元のアライグマと変わらずに、難なく泳ぐことが出来ます。
しかし、それは親から教えてもらっている場合です。

体の構造はヒトと変わらないため、水中での力の使い方が分からなければ、浮くことも泳ぐこともできないのです。

そのため、自然の中で育ったアライさんは泳ぐことが出来る場合が多いです。
一方で、都会のアライさんは泳げないことが多いです。

では、アライさんはどのような泳ぎ方をするか、ご存知ですか?

それは犬かきです。

クロールや平泳ぎなど、スマートな泳ぎ方は出来ません。
何故なら、元のアライグマ自身が犬かきでしか泳げないからです。
その辺りは元の動物から遺伝しているようですね。
そもそも、アライさんはテレビなど見ないため、犬かき以外の泳ぎ方を知らないでしょう。

今までの話を整理するに、都会のアライさんはいきなり水の中に落ちてしまうと体の浮き方を知らないため、パニックになってしまいます。
そのため、河川に落ちた場合は溺死します。

まぁ、自然に住んでいても、急に落ちてしまえばパニックになって溺死してしまう例はありますけどね。
それでも、都会に住んでいる個体に比べれば、確率は少ないでしょう。

次に知能です。

皆さんご存知のとおり、世界が自分中心に回っていると勘違いしているような思考をしています。
一方で、生存本能が高く、一度でも食べたり見たりしたモノの情報を忘れない、という驚異的な記憶力も持っています。

そのため、一度食べておいしいと思ったモノを何度も食べに来たり、他の個体がかかってしまったトラップについて警戒して以後は回避するようになります。
しかしながら、細かいところまで覚えていないことが多く、ヒトから危害を加えられたら特定のヒトを警戒するのではなく、ヒト全体を警戒するようになります。
逆も然りで、ヒトから優しくされたら特定のヒトに媚びるのではなく、ヒトを見かけたら構わず媚びるようになります。

簡単に言ってしまえば、大まかに理解した物事をずっと覚えている、といったところでしょうか。

ですが、気を付けて下さい。
このような情報は伝言ゲームの如く、親から子へと引き継がれていきます。
そうやって、知識を蓄えて生存率を上げていくのです。

しかし、聞いただけではしっかりと理解はできないのがアライさんです。
実際に伝聞されたモノに遭遇したときには、百聞は一見に如かず、といった具合に行動に起こしてみます。

その結果、トラップにかかったり、おいしくない食べ物を口にしたりするわけです。

賢いのかバカなのか、よく分かりませんね。

要するに、「馬鹿な奴だ」と侮ってはいけない、ということだけ伝えておきましょう。

如何だったでしょうか?

アライさんのスペックについて一通りお話しできたかと思います。

もし気になることがあれば、気軽に我が研究所のホームページのお問い合わせから質問をお願いします。
また、様々な疑問を載せたQ&Aのページもあるのでそちらも良かったらご覧ください。

では、今回はこれで失礼します。

タイトル、また忘れてた...


アライさんの身体能力

乙でしたー
こうしてみるとアライさんの(残念な)習性って一杯ありますね

おつ

かつての光彦を彷彿とさせる雑な扱い

今回、長いです

タイトル「トラッシュキャッチャー 大型版 <導入>」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前ご紹介した「トラッシュキャッチャー」を覚えていますか?
アライちゃんを捕獲することに特化させたトラップです。

あちらを改良して、アライさん一家丸ごと捕獲してしまおう、というトラップを開発しました。
例の如く、大型化しています。

では、ご覧頂きましょう。

まずは外観です。

https://i.imgur.com/2UMMYhj.png

このような2階建ての一軒家のような外観をしています。

一般的なものと異なる点としては、一階に当たる場所に扉が無いこと。
そして、二階に当たる場所にしか出入りする場所がないこと。

アライさんの身体能力についてお話ししたときに、アライさんの巣についてお話ししましたよね?
そう、外敵から身を守るために高いところを巣にしようとする。
つまり、習性を利用して誘導しようというわけです。

次に内部の説明をしましょう。

https://i.imgur.com/IdgTffR.png

透過するとこんな感じですね。

建物の中央に立っている柱は大黒柱であり、重要な役割を持っています。
それについては後で説明いたします。

それでは、それぞれの階層について順番に説明していきましょう。

まずは二階部分です。

https://i.imgur.com/esQDEMQ.png

見て頂いて分かるように、全部で四部屋あります。

四方のどこからでも入れる仕組みになっています。
入り口は灰色で示したところですね。

次は、一つの部屋をピックアップして細かな説明をしてきましょう。

部屋の大きさとしては結構広めで、十五畳ほどの大きさがあります

https://i.imgur.com/Y5jScKB.png

アライさん一家がゆったりと過ごせる空間になるでしょう。
ただし、床はコンクリートです。
寝るときは辛いでしょう。

そこについては我慢して頂く形で、ね。

次に、落とし方について説明しましょう。

落とし穴はバッテンで示している場所です。

https://i.imgur.com/iMSrCzz.png

柱寄りの四分の一の広さが落とし穴になっているわけです。

広すぎ、と思われるかもしれませんが、これには理由があります。

アライさん一家は親子一緒になって寝ています。
寒さを凌いだり、外敵から身を守ったりするためですね。

落とし穴を奥に作った理由は、先ほど話したように外敵から身を守るために巣の奥で生活する習性を利用しています。
そして、落とすタイミングは一家が寝ているときにおこないます。

こうして、一家まとめて落とし穴に嵌めてしまおう、というわけです。

ただ、無防備な状態で落下するので、アライしゃんやアライちゃんが無事かどうかまでは保証できませんがね。

では次に、落ちた後にアライさん一家を待っている冷凍室の話をしましょう。

https://i.imgur.com/vplnSC1.png

こちらは業者用の冷凍設備を採用しています。
では電力はどこからきているのか。

はい、今回もソーラーパネルを利用します。
この建物の屋根部分、全てがソーラーパネルになっているわけです。
そして、中央の柱の中には電力系のケーブルが仕込んであります。
外観からケーブルが見えないようにスマートな形にしました。

ちなみに、ソーラーパネルだけでは必要な電力が賄えないので、ある程度は電力会社から供給していただかないといけないところが難点です。
こちらのケーブルは地下を通して、これまた中央の柱を通しています。

大型にすればするほど、費用が嵩んでしまうんですよね。
まぁ、何事も挑戦することが大事だと考えています。

それだけにスポンサーを説得するのには時間がかかってしまいましたが。

ちなみに、外壁には防音対策を施しています。
万が一、アライさんが騒いでも外に音は漏れ出ないようになっています。

最後に、糞尿の対策です。

https://i.imgur.com/8RajF7D.png

冷凍室の床に当たる場所は、糞尿を通過させるために金網にしています。
ここら辺は、元のトラップと変わりませんね。

こちらの糞尿を貯めておく場所は地面を掘って対処することで、場所を確保しました。

今回のトラップはアライさんたちを取り出すことを考えていないため、匂い対策は皆無です。
まぁ、大丈夫でしょう。

大まかな説明は以上になります。

では実際に、この大型装置が稼働している様子を見て頂きましょう。

今回の実験場所は、今までの実験で協力していただいた街とは違う所でおこなっています。

アライさん「あぁ、ツラいのだ...」

アライしゃん1「おかーさん、げんきらすのら。」
アライしゃん2「そうなのら、おかーさんにはアライさんたちがいるのら。」

深夜の時間帯ですね。
街灯のおかげで時々映るアライさんとアライしゃんが二匹分かりますね。
それぞれの腕に、ひー、ふー、みー...、四匹のアライちゃんの姿も見えますね。
アライさんが二匹、アライしゃんがそれぞれ一匹ずつ抱えてますね。

アライちゃん1「あのヒトしゃん、いじわるなのりゃ!」
アライちゃん2「あれはおかーしゃんたちがさきにみつけたばしょなのりゃ!」
アライちゃん3「いつかしかえししてやるのりゃ!」
アライちゃん4「ぜーーーーーったいにゆるさないのりゃ!!」

アライしゃん1「いもーとたち、しずかにするのら。」
アライしゃん2「ヒトにみつからないようにしないといけないのら。」

アライさん「早く新しいお家を見つけないといけないのだ...」

どうやら、自分たちの巣から追い出されたようですね。
この会話だけでは、公園の樹なのか、民家の屋根裏なのか分かりませんね。

アライさんが夜行性ということもあって、暗いうちに新しい場所を探しているようですね。

アライさん「どこかいい場所はないのだ?」キョロキョロ

そろそろ、トラップに辿り着くのではないでしょうか。

アライさん「何やらいい匂いがするのだ。」スンスン

アライしゃん1「このさきからするのら。」スンスン
アライしゃん2「とりあえずいってみるのら?」スンスン

トラップの周辺には「アライフレグランス+」を散布してあります。
有効活用できるものはどんどん使っていかないといけませんよね。

アライさん「おぉ、立派な家があるのだ。」

アライしゃん1「まえすんれたところとぜんぜんちがうのら。」
アライしゃん2「まろがみあたらないのら。」キョロキョロ

アライちゃん1「おっきなところなのりゃ!」
アライちゃん2「はやくはいるのりゃ!」
アライちゃん3「たのしみなのりゃ!」
アライちゃん4「はやくするのりゃ!!」

アライしゃん1「らから、うるさいのら。」
アライしゃん2「しずかにするのら。」

アライさん「念のため、周囲を確認してくるのだ。」

アライさん「お前たちはここで待ってるのだ。」

アライさんは抱えていたアライちゃんたちを地面に下ろして、歩いて行ってしまいましたね。

アライしゃん1「とりあえず、すわってまってるのら。」
アライしゃん2「ひさしぶりにあるいてつかれたのら。」

アライちゃん1「おかーしゃん、りょこえいくのりゃ!?」ヨチヨチ
アライちゃん2「あらいしゃんたちをおいていかないれほしいのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん3「おねーちゃん、りょこえいくのりゃ?」ヨチヨチ
アライちゃん4「アライしゃんもつれてくのりゃ!」ヨチヨチ

アライしゃん1「いもーとたち、いっちゃらめなのら。」ガシッ
アライしゃん2「おかーさんのゆーことをきかないといけないのら。」ガシッ

アライちゃん1「おねーしゃん!?」ジタバタ
アライちゃん2「あらいしゃんのしっぽをつかんじゃらめなのりゃ!」ジタバタ
アライちゃん3「はーなーすーのーりゃー!」ジタバタ
アライちゃん4「おかーしゃーん! おねーちゃんがいじめるのりゃ!」ジタバタ

アライしゃん1「いもーとたち、いいかげんにしずかにするのら。」フンッ
アライしゃん2「いもーとのせわもらくじゃないのら。」フンッ

アライしゃんたち、大変そうですね。
それぞれの両手にアライちゃんの尻尾を握って、妹たちの動きを必死に食い止めたりして。

ご愁傷様です。

さて、アライさんの様子を見てみましょうか。

アライさん「特に変なものはなさそうなのだ。」

トラップの裏手まで来ましたね。

アライさんA「おい、そこのお前!」

アライさんの後ろから別のアライさんが声を掛けましたね。

アライさん「?」キョロキョロ

アライさんA「お前しかいないのだ。」

アライさん「えーっと、アライさんに何か用なのだ?」

声を掛けたアライさんは両手に何か抱えてますね。
何かの袋でしょうか?

アライさんA「あっちで騒いでる奴を知っているのだ?」クイッ

両手が塞がっているためか、顎で何かを指し示したようですね。
どうやら、置いてきた子供たちのことを言っているのでしょうか?

アライさん「あっちには、アライさんのチビ達がいるのだ。」

アライさんA「うるさいから、黙らしてくるのだ!」

このアライさんも十分うるさいですけどね。

アライさん「それは悪かったのだ。」

アライさん「アライさんたちは住んでいた場所を追い出されてしまったのだ。」

アライさん「良い場所が無いか探していたらここを見つけたのだ。」

アライさんA「ここはアライさんたちが住んでいる場所なのだ。」

そうなんです。
この両手の塞がったアライさんはこのトラップに住んでいます。

え?
何で冷凍室に落ちていないのか、ですって?

それは後で説明しましょう。

アライさん「もう先に住んでいるのがいたのだ...」ショボン

アライさんは肩を落として、声を掛けたアライさんの横を通り過ぎていきましたね。

アライさんA「ちょっと待つのだ。」

アライさん「? どうしたのだ。」

アライさんA「この上に穴が空いてるのは見えるのだ?」

アライさんが上を見上げて、何か確認していますね。

アライさん「うーん、開いているようにも見えるのだ。」

アライさんA「そこの穴がアライさんのお家なのだ。」

アライさん「もう住んでいるのがいるなら、ここに用は無いのだ。」

アライさんの目尻が下がっていますね。

アライさんA「最後まで話を聞くのだ。」

アライさんA「ここには、四つの穴が開いているのだ。」

アライさんA「つまり、残りの三つの場所は空いているはずなのだ。」

アライさん「そうなのだ?」

アライさんA「一度、それらを確認してみるのだ。」

アライさん「教えてくれるなんて、お前は親切な奴なのだ。」

アライさんA「あっちのがうるさいからサッサとするのだ!」

アライさん「わ、分かったのだ!」

アライさんは走って去ってしまいましたね。

アライさんA「まったく...」

残されたアライさんが溜め息をついているみたいですね。

アライさんA「おーい、チビ達!」

上に向かって声を掛けていますね。

アライしゃんA1「おかーさんなのら!」
アライしゃんA2「おはなし、おわったのら?」
アライしゃんA3「おかえりなのら!」

アライさんA「いつものを寄こすのだ!」

アライさんが合図を送ると、上から何か垂れ下がってきましたね。
これは、ロープのようですね。

アライさんがそのロープに持っていた袋を結んでいますね。

アライさんA「よしっ、準備良いのだ!」

アライさんが合図を送ると、袋が上がっていきますね。

各部屋に内部カメラを仕込んでいるため、様子を見ることもできますが、あえてそこはカットします。
大体想像できるでしょうからね。

アライさんA「さて、アライさんもお家に戻るのだ。」

袋はまだ上がりきっていませんが、アライさんは壁を登り始めましたね。

アライさん「まったく、チビ達は非力で困るのだ。」

アライさんが袋に追いついたと思ったら、頭で袋を押し上げてますね。

しばらくすると、袋と一緒にアライさんの姿が消えましたね。

今回のメインはこのアライさん一家ではないので、一旦置いておきましょう。
では、戻ったアライさんの様子も含めて、観察に戻りましょうか。

アライさん「あ、確かにこっちにもあるのだ。」

アライさんが別の側面に開いた穴を見上げながら歩いてますね。

アライちゃん1「おかーしゃん! おかーしゃーん!」ジタバタ
アライちゃん2「おかーしゃん! おねーちゃんがいじめるのりゃ!」ジタバタ
アライちゃん3「たすけてなのりゃ!」ジタバタ
アライちゃん4「のりゃーーーーー!! おかーしゃーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライしゃん1「いいかげんつかれたのら。」フンッ
アライしゃん2「アライしゃんもつかれたのら。」フンッ

今までアライちゃんたちは騒ぎ倒していたみたいですね。
アライしゃんたちがげんなりしてますよ。

アライさん「静かにするのだ!」

アライちゃん1~4「「「「!?」」」」ビクッ

アライさんの一喝でアライちゃんたちが静かになりましたね。

アライさん「アライさんは今から上の様子を見てくるのだ。」

アライさんが穴に向かって指差してますね。

アライさん「もうしばらくそこで待ってるのだ。」

そう言うとアライさんは壁を伝って穴の中に入っていきましたよ。

アライしゃん1「おかーさん、ひさしぶりにおこったのら。」ポカーン
アライしゃん2「いつもやさしいおかーさんもおこるとこわいのら。」ポカーン

アライしゃんたちは怒られたわけではありませんが、アライちゃんたちの尻尾を握ったまま呆然としてますね。
一方のアライちゃんたちはというと、

アライちゃん1~4「「「「...!」」」」プルプル

あー、涙目になりながらプルプル震えてますね。
これはマズいですね。

アライちゃん1「おかーしゃんのばかーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「アライしゃんはなにもわるくないのりゃ! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「おかーさんのわからずやーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライちゃんたちが爆発してしまいましたね。

アライちゃんの内は愛に飢えています。
そのため、すごい甘えたがりなんです。

親とはぐれてしまったアライちゃんがヒトに媚を売ってくることがあるのはご存知ですか?
その行動は、親の代わりにヒトに対して愛を求めているからです。
何故そのような行動をするのか、と問われるとまだそこまで研究が進んでいないため、発言は控えさせていただきます。

では、アライしゃんになったらどうなのか。
それは愛よりも別の感情が生まれることが分かっています。
その感情とは、自立心です。

母親の姿を見て、憧れ、母親のように振舞おうと努力し始めます。
そして外の世界に触れ、独り立ちのための知識を得ていくのです。

まぁ、そのような行動はこちらとしたら、はた迷惑な話なんですけどね。

とにかく、アライちゃんは甘えたがりで愛に飢えた獣、ということですね。

おっと、アライさんが穴から出てきましたね。
器用に壁を伝って降りてきましたね。
そして、子供たちの元へ近づいていきましたね。

ペシ ペシ ペシ ペシ

あ。

アライしゃん1「おかーさんが...」ポカーン
アライしゃん2「たたいたのら。」ポカーン

あー...

アライさん「いい加減にするのだ!」

アライちゃん1「おかーしゃんがたたいたーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「なんで!? なんでーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「あらいしゃんはわるくないのりゃーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

ペシ ペシ ペシ ペシ

また叩きましたね。

アライさん「何で言うことが聞けないのだ!」

アライさん「お姉ちゃんたちを見習うのだ!」

アライさん「お姉ちゃんは静かにアライさんの帰りを待っていたのだ!」

アライさん「お姉ちゃんたちを見習うのだ!」

『外の奴ら、いい加減うるさいのだー!』

どうやら、先ほど注意していたアライさんが部屋の中から叫んだようですね。

アライさん「とにかく、続きは後にしてあの中に入るのだ。」

アライしゃん1「えーっと...、おかーさん。」ポカーン
アライしゃん2「さっきのこえはなんなのら?」ポカーン

アライさん「気にしなくていいのだ。」

アライちゃん1~4「「「「...!」」」」プルプル

アライさんは立ち上がると、トラップに近づいていきましたね。

おや?
壁に手を掛けたところで、子供たちの方を見ましたよ。

アライさん「いい機会なのだ。」

アライさん「チビ達は自分たちの力で登ってみるのだ。」

アライしゃん1「おかーさん、あらいさんたちはいいとして、いもーとたちはどうするのら?」

アライさん「登り方を確認する、いい勉強のときなのだ。」

アライさんはそう言うと壁を登って行きましたね。

アライしゃん1「あらいさんたちもいくのら。」
アライしゃん2「いもーとたち、いっしょにいくのら。」

尻尾を掴んでいたアライしゃんたちが立ち上がり、アライちゃんたちに声を掛けていますね。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライしゃん1「ほ、ほら、なきやむのら。」
アライしゃん2「おかーさんもわるぎがあったわけじゃないのら。」

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

あーぁ、叩かれたことが相当ショックだったようですね。

アライさんの教育方針は二つに分かれます。
自分のために暴力で黙らせるパターンと丁寧に育てるパターンです。

後者の場合、親が叱ると泣き出したら止まらなくなります。
甘やかされていた分、驚きの反動も大きいために悲しみの感情が爆発しやすいのだと考えられています。

このアライさん一家は後者のようですね。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライしゃん1「どうするのら?」
アライしゃん2「ほっとくわけにもいかないのら。」

アライしゃんたちがアライちゃんを見つめながら途方に暮れていますね。

アライさん「お前たち!」

アライさんが穴から顔を出しましたね。

アライしゃん1「おかーさん!」
アライしゃん2「どうすればいいのら?」

アライさん「放っておいて中に入るのだ!」

アライしゃん1「でも!」

アライさん「いいから!」

アライしゃんたちは顔を見合わせると、言う通りに穴に向かって歩いていきましたね。

アライさん「チビ達!」

アライさんは泣いているアライちゃんたちに向かって叫んでいますね。

アライさん「その程度で泣き出すなんて情けないのだ!」

アライちゃん1「あらいしゃんはわるくないのりゃーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「おかーしゃんのばかーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「おかしいのりゃ!! こんなのおかしいのりゃーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライさん「そんなところで泣いていると危ないから早く中に入るのだ!」

アライさんはそう言うと中に引っ込んでしまいましたね。

アライしゃん1「わっちぇ。わっちぇ。」
アライしゃん2「わっちぇ。わっちぇ。」

一方、アライしゃんたちは壁を登っていますね。
あと少しで穴に入れそうですね。

アライしゃん1「つ、つかれたのら...」ハァハァ
アライしゃん2「うんろうしないといけないのら...」ハァハァ

あまり登り慣れていないのか、アライしゃんたちは疲れていますね。

アライしゃん1「いもーとたち、はやくこっちにくるのら...」ハァハァ
アライしゃん2「なきやんれほしいのら...」ハァハァ

疲れているせいで、声が出ていませんね。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

まぁ、アライちゃんたちは大声で泣いているため、届いていないと思いますが。

アライしゃんたちは顔を見合わせた後、中に引っ込んでしまいましたね。

アライちゃんたちは一旦置いておいて、新しい家を確保したアライさんたちの様子を見てみましょうか。

アライしゃんたちが来る少し前から映像を再生しましょう。

アライさん「下は...、硬いのだ。」

アライさんが手で床を確認していますね。

アライさん「どっかから柔かい物を持ってこないと、寝るときに痛いのだ。」

アライしゃん1「わっちぇ。わっちぇ。」
アライしゃん2「わっちぇ。わっちぇ。」

アライしゃんたちがやって来ましたね。

アライしゃん1「つ、つかれたのら...」ハァハァ
アライしゃん2「うんろうしないといけないのら...」ハァハァ

入り口の所で疲れ切っていますね。
そして、穴から顔を出しましたね。

アライしゃん1「いもーとたち、はやくこっちにくるのら...」ハァハァ
アライしゃん2「なきやんれほしいのら...」ハァハァ

疲れているせいで、声が出ていませんね。

アライさん「チビ達は放っておいて、今日はもう休むのだ。」

アライさんがアライしゃんたちに声を掛けましたね。

あ、顔を見合わせましたよ。
先ほどのあれは、アライさんから声を掛けられたためのようですね。

アライしゃん1「あ、あれは、あのままでいいのら?」ハァハァ
アライしゃん2「すこしかわいそうなのら...」ハァハァ

アライさん「今までチビ達を甘やかしすぎたと思っていたのだ。」

アライさん「外のことを知るいい機会なのだ。」

アライしゃんの話では丁寧に育てている様子かと思いましたが、ちゃんと考えながら育てているようですね。

アライしゃん1「ねこさんがやってきたらろうするのら?」ハァハァ
アライしゃん2「ねこさんに、おねーちゃんもいもーともやられたのら...」ハァハァ

アライさん「あれは、アライさんの言いつけを守らずに外に出たチビ達が悪いのだ。」

アライしゃん1「たしかにそうらったのら...」ハァハァ
アライしゃん2「あのときはこわかったのら...」ハァハァ

アライさん「アライさんの言うことが絶対、とは言わないのだ。」

アライさん「でも、アライさんはお前たちより長く生きてるから、ある程度の危険は分かるのだ。」

アライしゃん1「やっぱり、おかーさんはさすがなのら...」ハァハァ
アライしゃん2「はやく、おかーさんみたいになりたいのら...」ハァハァ

アライしゃんたちはアライさんの所まで来ると、膝枕をしましたね。

アライしゃん1「あらいさんたち、つかれたのら...」ハァハァ
アライしゃん2「おかーさんのひざ、かしてほしいのら...」ハァハァ

アライさん「仕方ないのだ。今はしっかり休むのだ。」ナデナデ

胡坐を掻いたアライさんがアライしゃんの頭を撫でていますね。

このまま入り口から誰が来るか見るのも面白いですが、表も面白いことになっているみたいですよ。
というわけで、アライちゃんたちがどうなったか、戻ってみてみましょうか。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

まだ泣いていますね。
あの体力はどこから来るのか、興味がありますね。

猫「ニャー...」

おや、道路を挟んだ家の塀の上に猫がいますね。
ちょっと、首元をズームしてみましょう。

これは...、首輪がありませんね。
野良猫でしょうか?

猫「ニャー...」

あの猫、アライちゃんたちをジッと見ていますね。
もしかして、襲うつもりでしょうか?

お、塀から降りましたね。
そして、一気に

アライちゃん3「ぴぎぃ! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

間合いを詰めるのが早かったですね。
一瞬でしたよ。

アライちゃん1「のりゃ!!」ビクッ
アライちゃん2「のりゃ!!」ビクッ
アライちゃん4「のりゃ!!」ビクッ

他のアライちゃんは驚いていますね。

アライちゃん1「おまえはなんなのりゃ!!」フゥー
アライちゃん2「いもーとからはなれるのりゃ!!」フゥー
アライちゃん4「おねーちゃんをいじめるなぁ!!」フゥー

襲われたアライちゃんを守ろうと威嚇しているのでしょうか?

猫「ニャー!」

アライちゃん4「いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

近くにいたアライちゃんの顔を引っ掻きましたね。
思わず、顔を押さえて転げ回ってますね。

アライちゃん1「に、にげるのりゃ!!」ヨチヨチ
アライちゃん2「まつのりゃ!!」ヨチヨチ

どうやら、無傷の二匹は抵抗を諦めて逃げることを選んだようですね。

そして、猫はその逃げる二匹の方を見てますね。

アライちゃん3「せなかがいたい!! いたいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「おかおがいちゃいーーーーー!! なにもみえないのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

奇襲を受けたアライちゃんは逃げるどころの騒ぎではありませんね。

おっと、猫が動くみたいですね。

猫「ニャー!」

アライちゃん1「じびぃ!!」ビクン
アライちゃん2「おねーちゃん!?」クルッ

猫が逃げていたアライちゃんのお尻を引っ掻きましたね。

アライちゃん1「おちりがいたいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「いまのうちににげるのりゃ!」ヨチヨチ

無傷のアライちゃんは他を見捨てて逃走を続けるようですね。

猫「...」アム

アライちゃん1「ぎにゃーーーーー!! アライしゃんのかわいいかわいいしっぽをかんじゃりゃめなのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

猫がアライちゃんの尻尾を噛んでいるようですね。
そして、後ろに引っ張っていきますね。

アライちゃん1「やめるのりゃ!! しっぽをかんりゃままズルズルしちゃりゃめなのりゃ!!」ジタバタ

この猫、意外に顎が丈夫ですね。
専門外ではありますが、興味深いですね。

猫「...」フンッ

アライちゃん1「ぎにゃーーーーー!!」ゴロゴロ

猫は引っ張ったアライちゃんを怪我を負ったアライちゃんのところに転がしましたね。

アライちゃん1「しっぽ!! しっぽがいたいのりゃ!!」コスリコスリ
アライちゃん3「せなかがいたいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

傷を負ったアライちゃん三匹が集まってますね。

さて、何とか逃げることが出来たアライちゃんはどうなっているでしょうか。

アライちゃん2「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」

先ほどのアライしゃんたちより登り方がたどたどしいですが、何とか登れてますね。

猫「ニャー!」

おっと、猫がアライちゃんに襲い掛かりましたね。

アライちゃん1「なんでなのりゃーーーーー!! おかおもいちゃいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

先ほど引っ張ってきたアライちゃんの顔に攻撃したようですね。

猫「ニャー!」ガブッ

アライちゃん1「アライしゃんのあんよをかんじゃりゃめなのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

猫がアライちゃんに対して追撃してますね。
全体的にアグレッシブですね。
もしかしたら、ご飯にしようとしているのでしょうか。

ピカッ

猫「ニャッ!」

アライちゃん1「いちゃいーーーーー!! あんよもおかおもいちゃいのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ
アライちゃん3「せなかがいたいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「おかおがいちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

警官「うるさい、と通報があったから来てみたら、野良のアライちゃんか。」

どうやら、近所の住民が警察に通報したようですね。

え?
警官の声がおかしい?
これには諸事情がありまして、ご覧の通り、モザイクと変声加工をしています。

警官「またここか。研究所の試験運用とは言え、毎回出動する身にもなってくれよ。」

警官への負担があるみたいですね。
今後はトラップの周囲の防音についても考えないといけませんね。

猫「フシャ―!」

警官「ほら、どっかに行きな。シッシ。」

警官が猫に向けて手を払う動作をしていますね。

猫「ニャー。」クルッ

おや、猫が方向を変えて去っていきましたね。
潔いですね。

警官「まったく...」

アライちゃん1「いちゃい!! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ
アライちゃん3「いちゃい!! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「いちゃい!! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

警官が泣き叫ぶアライちゃんたちを見下ろしていますね。

警官「おい、お前ら。」

アライちゃん1「どこからこえがきこえるのりゃ!?」ビクッ
アライちゃん3「ヒ、ヒトしゃん!?」ビクッ
アライちゃん4「ヒトしゃんがいるのりゃ!?」ビクッ

顔を攻撃されたアライちゃんたちは顔を擦っているため、警官のことをうまくとらえれていないようですね。

警官「うるさいから、さっさと巣に帰れ。」

アライちゃん3「ヒトしゃん、でも、アライしゃんのせなか、いたいのりゃ! うごけないのりゃ!!」グスッグスッ
アライちゃん4「アライしゃんはおかおがいちゃいのりゃ!!」グスッグスッ
アライちゃん1「おまえたちはいいのりゃ!! アライしゃんはおかおとちっぽ、おちりもいちゃいのりゃ!!」グスッグスッ

警官「お前らの都合なんてどうでもいいんだよ。もしかして、親とはぐれたのか?」

アライちゃん1、3、4「「「...!」」」プルプル

アライちゃん3「おかーしゃん、アライちゃんたちのことをみすてたのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ビエーン
アライちゃん4「おかーしゃんのばかーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ビエーン
アライちゃん1「もういやなのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ビエーン

どうやら「お母さん」という単語に反応して先ほどのことを思い出してしまったようですね。

警官「ったく、研究所の施設の近くじゃなかったら、これでぶん殴って黙らせるんだけどな。」

腰にある警棒を触りながら呟いていますね。

いつものように周辺住民に対して、アライさんを刺激しないように、と通達しています。
そのため、警官も無暗に攻撃しないようですね。

警官「ま、一匹ぐらいならバレないか。」

この警官、意外に物騒ですね。

アライちゃん1「ぴぎぃ!!」ビクン
アライちゃん3「ヒ、ヒトしゃん!?」ビクッ
アライちゃん4「おねーちゃん!?」ビクッ

警官「静かにしろ。そして、巣に帰れ。」

この警官、アライちゃんの足を踏んでいますね。

アライちゃん1「あんよが、あんよがーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「おねーちゃんをいじめるなぁ!!」フゥー
アライちゃん4「どうしたのりゃ!? なにがあったのりゃ!?」ビクッ

警官「もう一度言うぞ。静かにして、巣に帰れ。そうしないと、もっとひどい目に合わせるぞ。」

警官が脅迫とは、これ如何に。
まぁ、市民に対してやってはいませんから問題ないでしょうが、これはちょっといただけませんね。

アライちゃん3「ぴぃ!!」
アライちゃん4「それはいやなのりゃ!!」
アライちゃん1「いろんなところがいちゃいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

警官「いい加減、黙れ。」

ボキボキ

アライちゃん1「ぴぎゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

骨の折れた音がしましたね。
あれではもう片足は使えないでしょうね。

残されたアライちゃんたちは驚いた顔をしてますね。
ようやく状況が飲み込めた、というところでしょうか。

アライちゃん3「わかったのりゃ! せなかがいたいけりょ、おうちにいくのりゃ。」ヨチヨチ
アライちゃん4「アライしゃんはおめめがうまくみえないけりょ、おねーちゃんについてくのりゃ。」ヨチヨチ
アライちゃん1「あんよが、あんよがーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

足を踏みつぶされなかったアライちゃんたちはトラップの方へ向かっていきましたね。
足取りはかなりゆっくりのようですね。
まぁ、怪我を負っているのですから、仕方ないでしょう。

警官「さてと。」

警官がようやく足をどけましたね。

警官「で、お前はどうするんだ?」

アライちゃん1「ヒトしゃんがあんよをふんりゃせいれ、あるけないのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

足の痛みから警官の話を聞ける状況ではないようですね。

警官「仕方ないな。」

アライちゃん1「うぐっ!!」ビクッ

警官がアライちゃんを踏みましたね。
首、いや、背中辺りでしょうか?

警官「いいか。俺が足を離したら静かにしてろよ。」

アライちゃん1「うぐっ! きゅるるる!」ビクビク

警官「少しでもうるさくしたら、二度と話せなくしてやるからな。」

アライちゃん1「きゅるるる!」ビクンビクン

警官「分かったか?」

アライちゃん1「は、はかった、おりゃ...」ビクンビクン

警官が足をどけましたね。

アライちゃん1「きゅるるるる...」ハァハァ

アライちゃんが喉を鳴らして、息を整えていますね。

アライちゃん1「ヒ、ヒトしゃん。アライしゃんのあんよ、うごかないのりゃ...」ハァハァ

アライちゃん1「りょーやって、おうちまれいけばいいのりゃ?」ハァハァ

警官「知らねぇよ。這ってでも帰れ。」

アライちゃん1「...!」プルプル

あ、アライちゃんが涙目になってますね。
これはまずいですね。

警官「泣くんじゃねぇぞ。泣いたら、どうなるか分かってるよな?」

アライちゃん1「...!」プルプル

アライちゃん、泣くのを必死でこらえているようですね。

警官「早く行け。」

アライちゃん1「わ、わかったのりゃ...」プルプル

アライちゃん1「うんしょ、うんしょ」ズルズル

アライちゃんが匍匐前進で進んでいきますね。

警官「しばらく監視してやるか。」

うーん。
無駄だとは思いますが、警察の方に抗議の連絡でも入れておきましょうか。
せっかくの観察対象を減らされてしまうと、こちらとしては困ってしまいますからね。

さて、残りのアライちゃんがどうなったのか、順番に見ていきましょうか。

まずは、無傷のアライちゃんから見てみましょう。

アライちゃん2「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

アライちゃん2「よ、ようやく、のぼりきったのりゃ...」ハァハァ

どうやら、登り切ったようですね。

アライちゃん2「つ、つかれたのりゃ...」ハァハァ

入り口のところで息を整えているようですね。

アライちゃん2「あ、おかーしゃんとおねーちゃん...」ハァハァ

部屋の奥にいる家族に気付いたようですね。

アライちゃん2「うんしょ...」ヨチヨチハァハァ

疲れた体で必死に前に進んでいますね。

アライさん「ようやく、チビが来たのだ。」

アライしゃん1「んー、ほんとうなのらぁ...」ネムネム
アライしゃん2「あれぇ? ひとりしかいないのらぁ...」ネムネム

頭を撫でられながらゆっくりしていたアライしゃんたちは眠たいようですね。

アライちゃん2「うんしょ...」ヨチヨチハァハァ

アライちゃん2「ようやく、おかーしゃんたちのところまれきたのりゃ...」ハァハァ

アライちゃんがうつ伏せ、しかも大の字になって疲れていますね。

アライさん「お前たち、一回膝からどくのだ。」

アライしゃん1「わかったのらぁ...」フアー
アライしゃん2「よいしょ、っと...」フアー

アライさん「さてと。」

アライさんがアライちゃんのところに近づきましたね。

そして、持ち上げると自分の太ももの上に置きましたよ。

アライちゃん2「お、おかーしゃん...」ハァハァ

アライさんが手を上げましたね。

パァン

アライさんがアライちゃんのお尻を叩きましたね。

アライしゃん1「!?」ビクッ
アライしゃん2「おかーさん!?」ビクッ

いきなりのことで、アライしゃんたちの目も覚めたようですね。

アライちゃん2「い、いちゃい!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

パァン パァン

アライさんはアライちゃんが逃げないように、左手でしっかり掴まえていますね。

アライさん「散々駄々をこねてお姉ちゃんたちを困らせた罰なのだ!」

パァン パァン

アライちゃん2「いちゃい!! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

パァン パァン

アライさん「反省するまで続けるのだ!」

パァン パァン

突然始まったお尻叩きに対して、アライしゃんはというと...

アライしゃん1「...」ポカーン
アライしゃん2「...」ポカーン

あぁー、口をあんぐりとして、茫然としてますね。
時折顔を合わせていますが成す術もないため、見守るしかありませんね。

パァン パァン パァン パァン

アライちゃん2「いちゃい!! はんせい、はんせいしたのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

お、アライさんの手が止まりましたね。

アライさん「チビ、何を反省したのか行ってみるのだ。」

アライちゃん2「おねーしゃんたちにめいわくかけたことをはんせいしたのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライさん「どんな迷惑をかけたか分かっているのだ?」

アライちゃん2「そんなのしらないのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライさん「迷惑を掛けないためにどうすれば良かったと思うのだ?」

アライちゃん2「そんなのわからないのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライちゃん2「アライしゃんは、もうはんせいしたからペンペンはやめるのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

パァン

アライちゃん2「いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライさん「ちゃんと理解してない内は反省したとは言わないのだ!!」

パァン パァン パァン パァン

アライちゃん2「やべで!! やべでーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

これはお仕置きは終わりそうにありませんね。
見ている分には楽しいとは思いますが、他のアライちゃんの様子も確認したいですよね?

というわけで、手負いのアライちゃん二匹の様子を見てみましょう。

アライちゃん3「あるくたびにせなかがいたいのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃん、こっちであってるのりゃ?」ヨチヨチ

背中を怪我したアライちゃんが先導役となって進んでいますね。
顔を怪我したアライちゃんはまだ視界が回復してないようですね。

ではどうして、顔を怪我したアライちゃんはピッタリと後ろを歩けるのでしょうか?

それは「匂い」です。
嗅いだことがある人は少ないとは思いますが、アライさんが放つあの独特の匂いがポイントになっています。

私たちにとっては、アライさんは同じ顔、同じ匂いだと思っています。
ですが、それは違うようなのです。

ヒトがそれぞれ違う顔、違う匂いであるように、アライさんも違っているのです。
そのため、優れた嗅覚を駆使して家族のアライさんと、別のアライさんを区別しているようです。

さて、話を戻しましょう。

アライちゃん3「こ、ここなのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃん、ここになにがあるのりゃ?」

スンスン

アライちゃん3「おかーしゃんがいっていたおうちがこのうえにあるのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「あらいしゃんはうまくみえないから、おねーしゃんのあとについていくのりゃ。」

背中を怪我したアライちゃんが、周囲の匂いを嗅いでいましたね。
アライさんたちがトラップに入って時間もあまり経っていないことから、家族の匂いが残っていることを確認していたんでしょう。

先ほどいたところからそれほど離れていませんが、どうやら背中を怪我したアライちゃんはだいぶ疲れていますね。
これ、登れるのでしょうか?

アライちゃん3「ふぅー...、よし、のぼるのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あらいしゃん、のぼれるかふあんなのりゃ。」ヨチヨチ

背中を怪我したアライちゃんは登り始めましたね。
ですが、背中の痛みからか進みが遅いですね。

ゴン

アライちゃん4「ぴぃ!! いたいのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ビエーン

顔を怪我したアライちゃんはうまく見えてないため、壁にぶつかってしまいましたね。
モロ直撃でしたね。

アライちゃん3「いもーと、しずかにするのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「いたいのはいたいのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

先に上っているアライちゃんは壁に捕まりながら、下に向かって声を掛けていますね。
大変でしょうに。

アライちゃん3「うるさくしたら、さっきのヒトしゃんがいたいめにあわせにくるのりゃ...」ハァハァ

ピタッ

アライちゃん4「うぅー!! それはいやなのりゃ...!」プルプル

おぉ、泣き止みましたね。
やはり、他のアライちゃんの足が折られる、という体罰を見ているせいか、ちょっと名前を出しただけで泣き止むんですね。
この内容は実験としていつかやってみたいですね。

アライちゃん3「においをたどりながらゆっくりのぼるのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「うぅー...、わかったのりゃ...!」プルプル

先に登っていたアライちゃんは、登るのを再開しましたね。
そして、顔を怪我したアライちゃんはというと、地面に顔を擦りつけながらヨチヨチ歩きをしていますね。

コン

アライちゃん4「ぶつかったのりゃ。」

ようやく二匹目のアライちゃんも登り始めましたね。

では、しばらくアライちゃんが登る様子でも眺めましょうか。

アライちゃん3「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ
アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

アライちゃん3「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ
アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

アライちゃん3「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ
アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

この二匹、登るのが遅いですね。
手負いだとこんな感じなんですかね?

アライちゃん3「ア、アライしゃんは、もう、ちゅかれたのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃん、りょーしたのりゃ?」ハァハァ

一方のアライちゃんが先に登り始めたので二匹の間に差があったはずですが、今はほぼ差がない感じですね。

アライちゃん3「いもーと、よくきくのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃん?」ハァハァ

先に登り始めたアライちゃんの手が止まりましたね。

アライちゃん3「このままのぼれば、もんりゃいないのりゃ...」ハァハァ

アライちゃん3「おかーしゃんたちによろしくなのりゃ...」ハァハァ

あ、アライちゃんの手が離れて

グシャ

背中から落ちましたね。

バタバタビクンビクンバタバタビクンビクン

頭を打ち付けたのか、激しく痙攣してますね。

アライちゃん4「おねーしゃん? けはいがなくなったのりゃ...」ハァハァ

アライちゃん4「おねーしゃんのゆーとーりにのぼるのりゃ...」ハァハァ

アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

後から登り始めたアライちゃんはうまく見えてないのか、姉が落ちたことに気付いていないみたいですね。

アライちゃん4「おねーしゃんの、よろしく、ってりょーゆーいみなのりゃ?」ハァハァ

アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

こっちは登り終えるまでまだ時間がかかりそうなので、足を潰されたアライちゃんの様子を見てみましょうか。

アライちゃん1「ようやく、みえるようになったのりゃ...」ズルズル

お尻に尻尾、それに顔と片足。
ボロボロになったアライちゃんの体で匍匐前進するにはかなり長い距離だったのではないでしょうか。
ですが、もうすぐでトラップの建物ですかね。

アライちゃん1「ながかったのりゃ...」ズルズル

グシャ

アライちゃん1「のりゃ!?」ビクッ

バタバタビクンビクンバタバタビクンビクン

アライちゃん1「なにがふってきたのりゃ!?」

アライちゃん、恐る恐る近づいていますね。
目に見えて進行速度が下がってますね。

アライちゃん1「こ、こわいのりゃ...」

目の前に謎の物体が降ってきたんです。
怯えるのも仕方ありませんよね。

ようやく、落下物のところまで来ましたね。

アライちゃん1「これは、いもーと!?」

先ほど落下したアライちゃんのようですね。

アライちゃん1「いもーと、しっかりするのりゃ!?」

アライちゃんが揺さぶっても、反応がありませんね。
どうやら、死んでいるようですね。

アライちゃん1「う、うぅ、いもーと...」プルプル

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

あぁー、大声で泣き出してしまいましたね。
家族を失って悲しんでいるのでしょう。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

え?
もう録画容量が無い?

まだ話したいことが話せてないですよ。

映像を編集した方が良かった?

ノーカットでお送りした方がいいじゃないですか。

コロコロと視点を変えすぎ?

その場その場の状況をちゃんと伝えた方がいいでしょう。

はぁ...、仕方ありません。

手短に結論だけ言っておきますか。

登っていたアライちゃんは無事に部屋に入ることが出来て、母親からのお尻ペンペンを受けてました。
先に受けていたアライちゃんと合わせて、自分の非を認めていませんでしたが。

足を砕かれたアライちゃんは結局登ることが出来ずに、死んだアライちゃんの傍で夜を明かしていました。
ちなみに、襲った猫が戻ってきて一悶着ありましたが。

こんな感じですかね?

すぐに落とさない理由について話せていませんが、それはまた次回ということで。

最後は急ぎ足になりましたが、これで失礼します。


コロコロと視点変えすぎ

乙ー
アライちゃん1はまた猫に襲われちゃったのかな
猫はここら辺いい狩り場として認識してそう

乙です。次回も楽しみです

おかしい・・・
立ってるものは親でも使うゴキブリ生命体アライさんが自ら死を選ぶだなんて・・・

>>594
ご指摘の通りだと思います。
今回は構成がまずかったかなって思ってます。

>>597
アライちゃん3のことですかね?
面倒だったんで、退場してもらいました。

>コロコロと視点を変えすぎ?

その場その場の状況をちゃんと伝えた方がいいでしょう。

こういう言い訳がましいことを書くから良くない
自信満々で何も言わずにお出しすれば、みんなそういう演出なのね……って納得すると思うぞ

じゃあハプニング無しで全員に同じ動きさせるか?と言われるとそれはそれで退屈だと思う
トラップからは脱線してるけど家族の仲違いと野良猫や人による純粋な暴力と満身創痍からの力尽きが見られてよかったわ

復活age

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