NARUTOに異物が紛れ込みました (1000)

安価&コンマでオリキャラを操りNARUTOの世界を生き抜いていきます

0や00は特殊判定(特に良い結果のみ)
ゾロ目(00除く)も数値に関わらず0や00よりも弱い特殊判定(良い結果のみ)
多数決で同数結果の場合更に多数決で決定

漫画を読みながらなので遅いと思いますがお許しください

まずは性別下2
1男
2女

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520950847

男で決定しました

所属里はイベントの多さから手の平返しの里にさせて頂きます

生まれてについてのコンマ
下2
80~  どんな血筋でも選べる
50~79 木の葉の有名な家を選べる
10~49 サクラのような一般家庭
~9   ナルトよりも悲惨な暮らし

44 ゾロ目

男は木の葉の有名な名家に生まれ、更に別の特殊な血も継いでいます

下1、下2、下3までに出てきた木の葉の名家が多数決候補になります

うずまき? うずまきが選ばれたらクシナ以外にもうずまきが木の葉に来たことになります(もしくは……)

下5まで多数決
1 秋道
2 はたけ
3 うずまき

男はデ……ぽっちゃり系のようです
肉弾戦車とかできる感じのデ……ぽっちゃり系です

男は秋道一族ですがどこかでそんな血が混じったのか、秋道では扱えないはずの血継限界が扱えるようです

とりあえずこの候補決めをし多数決が終われば物語が始まります

下1、下2、下3で秋道以外の血族

下5まで多数決
1 うちは(写輪眼の習得フラグや火遁才能がデフォルトでついてくる)
2 爆遁(禁術で無理やり習得するはずのデイダラのあれ)
3 雪(風と水の才能を持っていて白のように氷遁が使える)

5までと書きましたがある程度出揃いましたので氷遁で行きます 爆遁を秋道と合わせられる未来が見えなかったのですまん

最初は地の文が入ります
名前安価したほうがいいのだろうか



秋道チョウザの嫁が子供を産んだ
なんと二卵性の双子だった

一人は秋道チョウジ
父チョウザの特徴をよく継いだ子だ

だがもう一人が問題だった

父チョウザにも秋道一族のような容姿である母親とも全く似ない美形に育ち始めたのだ

その子の名は秋道○○
安価下2

秋道チョウズメという名前が付けられた

息子のチョウジはチョウザと似ているため可愛がられたがチョウズメは3歳にもなると秋道とは思えないほどの美形であり、デブではなくぽっちゃり系で収まってしまった

母親は腹を痛めて産んだ子なので差別なく育てたがチョウザはどうしてもチョウジと比べてしまった

秋道は奈良と山中と組むことで猪鹿蝶と呼ばれる伝統的なコンビネーションを行う木の葉の名家である

チョウジは奈良と山中に説明し、秋道の伝統忍術の継承者はチョウジであるとして三家の会合にはチョウジのみ連れていかれるようになった

補足として
チョウザはナルトの事情を知っていたのにも関わらず最初の巻物を盗んじゃった時に
見つけ次第殺すぞ!の声に同調していました
化け狐を恐れていたのもあるでしょうがそういう差別意識がある人間だという点を考慮し、自分に似ている息子を可愛がってしまった

母親「修行に行くんでしょ? お弁当持っていってらっしゃい」
チョウズメ「行ってきます」


チョウズメは褒められたい一心でチョウジから肉弾戦車の術の前段階、肉体を肉弾にする術を教えてもらいました
対価は夜飯のおかず数品

ですがチョウズメはチョウジに比べて肉体が秋道の伝統忍術を使うのに不向きなため肉弾戦車を諦めました
代わりとして部分倍加の術をチョウザの書斎に潜り込んでやり方を暗記し、一人で特訓という名の練習をしています


チョウズメは特訓の合間にチョウジでいうシカマルやシノのような友達が欲しいので公園に遊びに行きました

下2 誰がいる?

紅「あら?」

チョウズメ「……誰もいない」

紅「そこのあなた、ちょっといいかしら」

チョウズメ「えっと?」

紅「私は夕日紅。君はもしかして秋道家の子かしら?」

普通ならば一目見ただけでは秋道の人間とは分からないのだが、秋道家は服に○にの中に食という模様がついたものを着用しているため紅はわかった

そして秋道チョウザがあまり話したがらない秋道チョウジの双子の兄が居ることも風の噂……アスマや他のくノ一から聞いていた


チョウズメ「はい。秋道チョウズメです」

紅「そう、やっぱりあなたがそうなのね」

紅「【セリフ安価下1】」

紅「私と少しお話をしましょう……そうね、お団子を食べながらなんてどう?」

チョウズメ「分かりました」

同い年の子達と友達を作りたかったチョウズメでしたが、まだアカデミーにも入っていない子供ですが綺麗なお姉さんの誘いで、更にお菓子が食べられるのなら断るはずがありません
体型はチョウジに比べて太ってませんが食欲は旺盛です

チョウズメ「頂きます!」

紅「はい、どうぞ」


家でチョウザの顔色を伺って過ごしているチョウズメなので、他人の奢りでドカ食いできるようなメンタルはまだ持ち合わせていません
それでも多めの団子を食べながら紅の質問や会話に答えていきます

紅「【セリフ安価下1、下2】」

チョウズメはまだ他人の顔色ばかり伺う子なので紅のセリフ安価となります
質問などは基本的にチョウズメはこたえるはずです

紅「あそこで何をしていたの?」

チョウズメ「えっと、チョウジのシカマル達みたいに仲のいい友達を……」

チョウズメはうちはのように隔離されている訳では無いので、仲の良い友達がいない事が普通じゃないことを言っている間に気がついて黙り込みました

紅(秋道に双子が生まれたのに、猪鹿蝶の初顔合わせに来たのは秋道チョウジだけだってことは本当だったのね)

くノ一の噂という名の情報網によって得ていた情報でチョウズメの状況を紅は理解した


紅「あなたの事情は聞いているわ、寂しかったのでしょう」

紅はチョウズメを優しく抱きしめた

チョウズメ「え?」

紅「まだアカデミーにすら入っていない子供がそんな泣きそうな顔で我慢するものじゃないわ。大丈夫。あなたは一人じゃないし、あなたを理解してくれる人はきっと沢山いるわ」

チョウズメ「……うぐっ」

チョウズメはこの日初めて他人の前で泣いた


紅と交流ができるようになった
くノ一情報網にチョウザのやってた事が流された
紅は少しポッチャりした美形の子供を抱きしめていたというショタ疑惑が少しの間流れる

ところでこの時系列っていつなん?
まだうちは一族は滅んでない?

>>69アカデミー入学前なのでまだうちははいますね


(アカデミー入学まで2/3)

チョウズメ「行ってきます!」

母親「なにかあったの?」

チョウズメ「な、なんでもない! 行ってきます!!」

母親「やっと友達が出来たのかしら? よかったわ」


チョウズメは紅のおかげで溜め込んでいたものを色々吐き出せた
母親の弁当を持って空き地で部分倍加の術の特訓をした

チョウズメ「今日はどうしよう?」


安価下2
1 公園で誰かと遭遇(人物によってはコンマ判定あり)
2 紅に会いにいく(遭遇に低難度のコンマ判定あり)

うちはは隔離区画で生活していますが普通に区画外で食材の調達などはするはず

コンマ下2
90~  珍しくミコトとイタチとサスケ
60~89 ミコトとサスケ
20~59 ミコト
~20  会えず(公園内で会える人で再安価(再安価ラスト))

食材の調達も区間内でできるだろ
そのための隔離なんだら

遊びでイタチ入れなきゃよかった
>>92
ミコトはクシナと友人だったとか言われているので用事で外に出るくらいは大丈夫なはずなので……



紅によって気分が上向きになっているチョウズメはお腹もいっぱい元気いっぱいになり公園へと走った

その途中街角から出てきた人にぶつかりそうになったが

イタチ「おっと危ない」

チョウズメ「あっ、ごめんなさい!」

イタチ「別に構わないさ……サスケも悪い事をしたら彼くらいすぐに謝れればいいんだが」

サスケ「僕?だって悪い事をしたらすぐに謝れるよ!」

ミコト「ごめんなさいね。君は大丈夫だった?」

チョウズメ「はい、大丈夫です」

イタチ(あの紋様は秋道……だが、秋道のような容姿ではないな。イズミが言っていた秋道チョウズメか。秋道という木の葉名家に生まれたのにも関わらず、容姿が似ていないからという理由で差別されている子供……)

サスケ「お前も危ないだろ!」

チョウズメ「ごめんなさい」

サスケ「……なんだよこいつ。すぐに謝っちゃってさ」

ミコト「サスケ、そこまでにしておきなさい。イタチも人の前で考え込まないの」

イタチ「すまない母さん。こんにちは、うちはイタチという。こいつはサスケだ」

イタチはそう言いながらサスケの頭を強く撫でた

サスケ「や、やめてって兄さん!」

そんな二人のやり取りをチョウズメを羨ましそうに見ていた

ミコト「……そうね。サスケはこの子、えーと」

チョウズメ「秋道チョウズメです。よろしくお願いします!」

ミコト「元気があっていいわね。サスケはこの子と遊んできなさい」

サスケ「え? やだよ。このあと兄さんに手裏剣術を教えてもらう約束なんだから!」

チョウズメ「あ、あの」

イタチ「…………そうだな、サスケはチョウズメくんと遊んでおいで」

サスケ「えぇ!? 兄さんとの約束はどうするのさ!」

イタチ「許せサスケ。手裏剣術の指導は明日と明後日やってやるから遊んでこい」

イタチは許せと言いながらサスケのデコを指で小突いた

サスケ「もう……わかったよ!」

ミコト「クタクタになるまで遊んでこないとイタチとの約束はなしよ?」

サスケ「えー! お前、チョウズメだっけ? 行くぞ!」

チョウズメ「ちょっと、え? 引っ張らないで!」


少々強引にではあるが、サスケはチョウズメを連れてアスレチックな公園に向かって全力ダッシュしていった

ミコト「……」

イタチ「なんですか母さん」

ミコト「イタチがサスケ以外にお世話を焼くのは珍しかったもの」

イタチ「彼は木の葉の歪さが産んだ悲しい子ですから。母さんこそ今日はサスケと沢山話をすると言っていたではないですか」

ミコト「あなた達を見て悲しそうに羨ましそうな顔をしてたもの。それにサスケはあなたにベッタリだから丁度いいわ」

イタチ「そうですか……荷物もう1つ持ちます」

ミコト「あら、ありがとう」


ミコトと交流出来るようになった
サスケと交流出来るようになった
イタチと【顔見知り】になった
イタチが木の葉の歪さを垣間見た

チョウズメに初めての友達が出来た

チョウザ「……ご馳走様でした!」

チョウジ「ごちそうさまでした!」

チョウザ「よし、今日は奈良と山中との会合があるからチョウジも来い」

チョウジ「えー……わかったよ」

チョウジとチョウザがちゃぶ台から離れたあと、チョウズメはちゃぶ台の前に座り、母親に朝ごはんをよそってもらっている


チョウズメ「それでね! そのサスケって奴凄いんだよ! まだアカデミーに入ってないのに手裏剣で的に当てられて、しかも真ん中に当たることもあるんだ!」

母親「それならチョウズメも手裏剣術を覚えてみる? チョウザさんは手裏剣術を使わないけど私は少し教えるくらいはできるわよ」

チョウズメ「ほんと!? 教えて!」

母親「でも危ないから最初は木製の手裏剣で練習よ?」

チョウズメ「サスケは」

母親「サスケくんも初めはそうやって上手くなっていったのよ」

チョウズメ「……はーい」

カウント忘れてた
(アカデミーまで1/3)
みなさんもお気づきかと思いますが、チョウズメはまだ氷遁の才能に気がついていません
もちろんほかの誰も気がついていません


秋道チョウザは遠距離忍具をあまり使わないのでアカデミー前に教えないようだ
だがサスケに刺激されたチョウズメが興奮気味に母親に話した結果手裏剣術の初歩の初歩を教えてもらうことになった

母親に正しいフォームを教えて貰ってそのフォームで木製手裏剣を投げる練習をしたあといつものように部分倍加の練習をした

少しだけ腕が大きくなるようになったが、まだまだ先は長そうだ

チョウズメ「今日は誰かと会えるかな?」

安価下2
1 公園or道端で誰かと遭遇(人物によってはコンマ判定あり)
2 紅に会いにいく(遭遇に低難度のコンマ判定あり)
3 サスケに会いにいく(遭遇には超低難度のコンマ判定あり)
4 ミコトに会いにいく(遭遇に中難度のコンマ判定あり)

登場時は上忍の中でも新米だったみたいなのできっと今は中忍


コンマ下1
90~  紅が会いに来た
51~89 紅が一人の所で鉢合わせる
11~50 誰かといる
 ~10 中忍上位がそんなに簡単に会えるわけないです

67 紅が一人の所で鉢合わせる


チョウズメ「あっ、夕日さん!」

紅「あら、チョウズメくん。こんにちは」

チョウズメ「こんにちは!」

紅は忍具の補充をしていたのか忍具屋から出てきたところにばったり出くわした

紅「せっかく会えたのだし、またお茶しましょう?」

チョウズメ「はい!」

これスリーマンセル組む時に既存のキャラ追い出して入る事になるのかな
それとも残り二人もオリキャラ作るの?

>>109
マンセルは会話が多いですし1はオリキャラ複数とか無理なので追い出しになってしまいますね
期待に添えなかったらすみません
現状では第七班と猪鹿蝶は変更禁止とするつもりです このあとの流れによっては変わるかもしれませんが




前回に比べて数本注文数が増えた団子と格闘中のチョウズメが一段落すると紅は話し始めた

紅「まず子供がそんなに畏まるべきじゃないわ。紅でいいわよ」

チョウズメ「……えっと、はい。紅さん!」

紅「よろしい……それにしても前に比べて元気があるわね。何かあったの?」


チョウズメはうちはミコト、うちはイタチ、うちはサスケと出会い、サスケとはアスレチック公園で忍者ごっこをして遊んだことを楽しそうに話した

紅(あのうちはイタチと顔を合わせたのね……でもよかったわ。同世代のお友達が出来たようで)

話を聞いた限り何故か年上の女性が二人と半数を占めているが、別段気にすることはないだろう

紅は話してもいい部分だけを抽出して、行ってきた任務についてを軽く話した

紅「……ってこともあったのよ。もう日も傾き始めたからお話も終わりにしましょうか」

チョウズメ「あの!」

チョウズメは決意をして紅にお願いをすることにした

安価下2
1 また抱きしめて欲しい
2 手裏剣術を教えて欲しい
3 部分倍加の術について
4 うちはの火遁はかっこいい
5 自由安価

チョウズメ「手裏剣術を教えて下さい。お願いします!」

紅「そうねぇ……」


安価下2 特殊は出さないで?
90~  なんか気になる可愛い子供のお願いなら(毎回判定なしで会えるようになる)
60~89 手裏剣術はメインじゃないけど(遭遇判定が緩くなる)
20~59 手が空いてる時なら(遭遇判定普通)
~19  もうすぐ上忍試験だからごめんなさい

00なら紅はベッドで悶絶することになってた

紅「ごめんなさい。もうすぐ上忍試験だから手が空いてないのよ」

チョウズメ「……そうですか」

雪一族は美形

紅は先程まで元気に笑顔だったチョウズメの顔がとても沈んでいるのがとても気になってしまう
顔か? やっぱり美形ショタだからなのか?

安価下1 
71【以下】なら?

やべ特殊考えてなかった

コンマ下1(特殊00と0のみ適用)

95~  なんで儂?アスマが教えればよかろう教えろ!
75~94 なんで俺?この本読むのに忙しいんだけど
1~74  成功報酬の俺がハズレ扱いとか辛いわ 猿飛なのにハズレ扱いとか

劇場版とかは時系列分からぬ
雪の国だが氷の国は見たけどうる覚えだから借りてこないといけなくなる

とりまアカデミー終わるまでそこら辺は待って

アカデミー前のくせに口調がしっかりしすぎだと思ったがまあ許して


紅「うーん、そんな悲しい顔されちゃうのは……あっ、いたわ教えられる人」

チョウズメ「紅さんは難しいんですよね?」

紅「チョウズメくんがアカデミーに入ってちょっとしたら私の手も開くからそうしたら教えてあげるわ。それまでは代理の人を付けてあげる」

チョウズメ「……それでも嬉しいです! お母さん以外にも教えて貰ったことないので」

秋道一族なのに母親からした教えて貰っていないという言葉で紅の顔が一瞬暗くなるがチョウズメに気が付かれる前に笑顔に戻した

紅「それでチョウズメくんに聞いておきたいことがあるんだけど」

チョウズメ「なんですか?」

紅「タバコの匂いとか大丈夫?」

チョウズメ「?」

3代目に反抗→里を出る→守護人十二支入り→何やかんやして戻ってくる→3代目死んで猿飛を誇りに
と大雑把にしか時系列を理解してないです
まあそこら辺はね?

(アカデミーまで-1/3)【派生】


チョウズメは紅に言われた場所に母親にすら秘密できた

紅曰く「猿飛だから大丈夫なはずだけど、秋道的には別の名家に教えを受けに行くのはあまりいい顔されないだろうから……えっと、お母さんやお父さんには秘密ね?」

とのことだった

チョウズメは紅に言われた広場に足を踏み入れて、奥に立っている人を見た瞬間足が止まった

黒い髪を後ろに流し、黒い髭を蓄え、不機嫌そうな顔で突っ立っている男がいた

タバコを吹かせていかにも不機嫌だといった格好を取っている男がいた

チョウズメはうまく同年代の子とは混じって遊ぶことはまだしたことが無い
サスケが2日連続イタチの訓練を受けるために遊び倒したが、それもサスケが引っ張ってくれたことだ

イタチは受け止めてくれて優しげであったしミコトはサスケの母親といった感じ
紅は綺麗なお姉さん

チョウズメは割と人見知りがあったようだ
厳つい顔をしたその男性にビビってしまった

そんな厳つい男がチョウズメに気がついてよってきた

アスマ「お前がチョウズメか……秋道に見えねえな」

チョウズメ「だ、誰ですか?!」

アスマ「あ? 紅から聞いてないのかよ」

紅という知り合いの名前が出てきたことによってゆっくりチョウズメは落ち着きを取り戻していった

アスマ「もしかして紅は俺のこと言ってないのか?」

チョウズメ「はい……えっとあなたが先生ですか?」

アスマ「じゃねえの? 貸しの消化が子守りか……まあいいか。たしかになんも知らないならこんな髭でタバコの【お兄さん】が近づいてきたら怖いわな」

紅はあえて言わないで人見知りを解消させようとしたのだが、その相手が厳ついアスマでは流石に無理があったようだ


アスマ「それでチョウズメだったな。お前はなんで手裏剣術を知りたいんだ? 秋道なら、うおっ危ねぇ!」

アスマに向けて石のつぶてが飛んできたがアスマはチャクラ刀で叩き斬り、そちらを睨んでいる
チョウズメもアスマが向いている方を見てみたが誰もいなかった

アスマ「理由とかはまあいいか。アカデミー前に積極的に学びたいなんて思うのはいいんじゃない? 俺はこんなんだが守護人だったし上忍だから忙しい。朝に時間を作るからお前が俺に合わせろ。忍者として強くなりたいならこの位はできるな?」

チョウズメ「はい!」


アスマの真面目な雰囲気に息を呑むが、すぐに元気に返事をした
無視をされないなら多少怖いくらいチョウズメには問題にはならない



早朝トレーニングでアスマに手裏剣術を習うことになった(忘れなければ時間を置いてトレーニングが派生)
アスマと交流出来るようになった(中難易度のコンマ判定あり)

アスマはデリケート部分に土足で踏み込もうとしたため紅に怒られた

眠いからここまで
学期終わってるし昼やるかもしれない
夜しか無理って人はすみません

まとめ
コミュ
紅2、ミコト、サスケ、アスマ
顔見知り
イタチ
アスマは早朝トレーニング(手裏剣術)
紅はこれから上忍試験

イタチ真伝見てるからもう少し待って
洗濯物取り込んで昼飯食ったら更新始めます

始めます

チョウズメがアスマと出会ってから数ヶ月が経った

アスマは上忍ゆえに毎日の朝に訓練をつけてくれるわけではなかったが、それでもチョウズメの母親と比べるまでもないほどうまく教えた

しかしチョウズメが覚えたかったのはうちはの様な遠距離忍具の使い方だが、初めに覚えたのはクナイによる近接戦闘だったが……


チョウズメは朝にアスマから教えて貰い、昼まではチョウジがやりたがらない母親との勉強や独学で部分倍加の術を訓練

昼からは紅と会えば会話に花を咲かせ、サスケと会えば忍者ごっこをした

母親「……アカデミーに入ればもっと友達も出来るから大丈夫よね?」

チョウズメの母親は友達がサスケ以外増えなかったことに少しだけ心配しているが、アカデミーに入りさえすれば問題もないだろうと判断した

???に対するコンマ下1
70以上で……

一部本来とは違うかもしれないところがあります


(アカデミー入学式当日)

チョウジもチョウズメも一張羅に身を包み、アカデミーの入学式へと両親と共に向かった

入学式にはたくさんの人が来賓していた

あのイタチの弟のうちはサスケ、猪鹿蝶の三人、日向に油女に犬塚などが入学する式典なのでそれを見に来る人は多かったようだ

チョウズメは父親の目線が自分に向かないことに少しだけ気を落としたが、母親やサスケの母親ミコト、紅などがこちらに手を振ってくれたので、その顔は暗くなかった

どうやらサスケの父親は入学式に来てくれたようなので、サスケの顔にもぶっきらぼうな顔をしているが笑顔が隠しきれていない

式典も終わり、アカデミー生になった新たなる卵達は友達と合流したり、新しい友達に作るために走り回っている

(入学式の顔合わせ2/2)

チョウズメ「僕はどうしよう?」

安価下2
1 サスケに会いにいく
2 紅に会いにいく
3 ミコトに会いにいく
4 自由安価(同年代なら確定、大人や別の歳の子達ならコンマ判定あり)

なおアスマとイタチはこの場にはいません
そしてナルトは見つけることが出来ません

調べたら上忍試験とかなかった
上忍に推薦されて指定の任務をいくつかやる事でみたいな事だと思っておいてください


チョウズメは両親……母親に報告を終えたあと、真っ先に紅の元へ向かった

チョウズメ「紅さんこんにちは!」

紅「こんにちは。チョウズメくん、アカデミー入学おめでとう」

チョウズメ「ありがとうございます!」

母親はチョウズメが紅に良くしてもらっていることを知っていたが、チョウザは知らなかったので驚いているがチョウズメの後ろで行われていることなので気が付かない

紅「チョウズメなら大丈夫だと思うけど、アカデミー生の心得言えるかしら?」

チョウズメ「里を愛し、その平和と繁栄に尽力する者であること!
不撓不屈の精神を有し、たゆまぬ努力と鍛錬を行う者であること!
心身ともに健全であることです!」

紅「そうよ。忍びになるには大変なことだらけだと思う。自分だけじゃ解決出来ないことは溜め込まず友達やお母さん、それに私なんかに相談しなさい」

チョウズメ「わかりました!」

チョウズメは紅に人だかりの中だが軽く抱きしめられてから、次の人の元へと向かった



安価下2
1 サスケとミコトに会いにいく
2 自由安価(同年代なら確定、大人や別の歳の子達ならコンマ判定あり)

なおアスマとイタチはこの場にはいません
そしてナルトは見つけることが出来ません

チョウズメはグループを形成していない一人でキョロキョロしている子を見つけた


チョウズメ「こんにちは」

ヒナタ「こ、こんにちは」

その少女は真っ白な目をしていて普通の人とは違ったが、【見た目】で差別をチョウズメがするわけがないので、そのまま話しかけた

チョウズメ「……」

ヒナタ「……」

紅には日々の報告や紅が色々教えてくれる
サスケとはとにかく体を動かしてサスケのイタチ自慢を聞く
アスマとは訓練で必要な話とちょっとした世間話くらいしかしない

チョウズメは話さない子と話を進める術を知らなかった
ヒナタも同じように自分から話すタイプではないので無言が場を支配した


チョウズメ「え、えっと【セリフ安価下2】」

チョウズメ「一人だったから声をかけてみたんだ。よかったら友達になろう」

ヒナタ「え? あの、私の目は……」

チョウズメ「少し変わってるね」

ヒナタ「そ、それだけ?」

チョウズメ「……もしかして見えないとか?」

ヒナタ「ち、違う。ちゃんと見えてるよ。怖くないのかなって。みんな……ほとんどの子は怖がるから」

チョウズメ「…………見た目だけで判断されるのは嫌だから。白くて綺麗だよ?」

チョウズメは父親と容姿が似ていないから好かれないのだともう既に何となく理解している

それと同じような差別をこの子は他の人からもされてきたのだろうとすぐにわかった

ヒナタ「き、綺麗?」

もし初対面で友達になろうとしてだけど、友達になれなくてどうすればいいかわからない時は相手のいい所を見つけて伝えてみればいいという紅の教え

それに女はとりあえず褒めておけというアスマの教えに従って普通とは違う真っ白な目をチョウズメは褒めた

チョウズメ「うん……あっ! 僕の名前は秋道チョウズメって言うんだ!」

ヒナタ「き……私は日向ヒナタ。よろしくお願いします」

チョウズメ「よろしくお願いします!」

こうしてチョウズメに初の異性の友達が出来た


ヒナタと交流が出来るようになった

チョウズメはアカデミーに入学したがさほどやることは変わらない

午前の母親との勉強や独学がアカデミーでの勉強に変わるだけだ

学問習熟度
コンマ下1
81~  優
51~80 良
21~50 普通
~20  最低限

アスマの気まぐれ
コンマ下2
70以上で……

チョウズメはチョウザに褒められたい、認めて欲しい一心で学問勉強は物凄く頑張っているようだ
きっとこの勤勉さは当分続くだろう

学問系に関する判定に+補正


アスマ「うーん」

チョウズメ「どうしたんですかアスマ先生」

アスマ「いや、やっぱり面倒だしいいや」

チョウズメ「??」

(???まで5/5)

チョウズメにとってアカデミーの学問授業は難しいものではなかった
頑張ったかいがあったようで、学問成績も上位に位置している

普段の学問の授業はアカデミーに入ってからぶっきらぼうなサスケの隣に座り、もう片方にはヒナタがいる

サスケとは体を動かすことはあれどイタチ自慢以外の話をしないのであまり会話がない

逆にヒナタは日向という名家故か少し物を知らないので、チョウズメの話にもよく反応してくれていた

そんなヒナタがちょくちょくサスケの奥に座っている人を気にしていて
チョウズメは【安価下1】
1 気になった
2 気にならない

チョウズメは奥にいるツンツンの金髪の子が気になった

チョウズメ「こんにちは」

ナルト「サスケ、いいから勝負しろ!」

サスケ「断る」

チョウズメ「こんにちは」

ナルト「何でだよ! 負けるのがこええのか?」

サスケ「一度も勝ったことがない奴が騒ぐな」

チョウズメ「こんにちは」

ナルト「次はぜってえ勝つ!」

サスケ「……おい、反応してやれよ」

どうやら少しずつ縮こまっていくチョウズメが見てられなくなったのかサスケが助け舟を出した


ナルト「なんだよお前」

チョウズメ「こんにちは、僕は秋道チョウズメといいます」

ナルト「おお! 俺はうずまきナルトだってばよ! 将来は火影になる男だ!」

チョウズメ「【セリフ安価下1】」

チョウズメは単純な疑問として口に出した

チョウズメ「火影ってどうやってなるの?」

ナルト「そ、そりゃ! いっぱい特訓して強くなって! みんなに認められれば火影にだってなれるってばよ!」

チョウズメ「……今の僕じゃ当分無理かな」

ナルト「なんか言ったか!?」

チョウズメ「ううん。サスケはどう思う?」

サスケ「なぜ俺に振る」

チョウズメ「いいじゃん」

サスケ「……まずは兄さんに背中を預けてもらえるくらいに強くなる」

ナルト「……チッ」

ナルトは何かが気に入らなかったのかサスケの言葉に悪態をついた

チョウズメ「ヒナタはどう思う?」

ヒナタ「わ、私!?」

チョウズメの体の後ろから覗き込んでいたヒナタにもチョウズメは聞いてみた

ナルト「えーとヒナタだっけか?」

チョウズメ「そう、日向ヒナタ。ヒナタはどう思う?」

ヒナタ「わ、わた、私は……目の前のことを精一杯頑張ること……かな?」

ヒナタはナルトに目を合わせないでチョウズメの後ろから答えた


イルカ「たくさん特訓をしてみんなに認めてもらう。イタチさんに背中を預けてもらえるくらいに強くなる。目の前のことを精一杯やる。どれも火影様になるには大切なことだな!」

いつの間にかナルトの後ろにイルカが立っていた

ナルト「げっ! イルカ先生!」

イルカ「お前達がここの目標に向けて頑張ってるのはわかった。チョウズメは火影様になるには何をしたらいいと思う?」

チョウズメ「父さんに……ナルトとかヒナタと同じことを思ってました!」

イルカ「……そうか。さて、話は変わるが学問の勉強を頑張ってない奴がここにいるはずだ。サボった結果テストで0点を取った馬鹿が!!」

ナルト「先生やお前達さいなら!」

イルカ「待たんかナルト!!」

ナルトはイルカが話しているうちから逃げ出したが、数秒後ナルトの悲鳴がこだました

サスケ「ふん……じゃあな」

チョウズメ「うん、また明日!」

ヒナタ「チョウズメくん、また明日」

チョウズメ「ヒナタもバイバイ!」

チョウズメ「これからどうしよう?」

イベント???まで自由行動が5回できます
これからの行動によって???が若干変わったりします
安価下2
1 紅に会いにいく(【高難易度】コンマ判定)
2 サスケに会いにいく(低難易度コンマ判定)
3 ヒナタに会いにいく(低難度コンマ判定)
4 自由安価(人物によってはコンマ判定)

ヒナタ遭遇判定
コンマ下1
10以下で日向の屋敷に帰ってしまった(会えない)

チョウズメ「ヒナタとお話をしよう! サスケみたいに戦うのは好きじゃないみたいだしね!」

数分後

チョウズメ「もうヒナタ家に帰っちゃった……どうしよう? ヒナタの家に行くか、別の人に逢いに行くか」



安価下2
1 紅に会いにいく(【高難易度】コンマ判定)
2 サスケに会いにいく(低難易度コンマ判定)
3 それでもヒナタに会いにいく!(【高難易度】コンマ判定)
4 自由安価(人物によってはコンマ判定)

自来也は今木の葉にいる?
コンマ下1
90以上でいる

どうやら自来也はいないようです


再安価ラスト
下1
1 紅に会いにいく(【高難易度】コンマ判定)
2 サスケに会いにいく(低難易度コンマ判定)
3 それでもヒナタに会いにいく!(【高難易度】コンマ判定)
4 自由安価(人物によってはコンマ判定)

連投は5分くらい安価コンマがなかったら適用するけど今回はあったからすまん



猪鹿蝶で集まっている場合チョウズメは行っても追い出されます

コンマ下1
20以下で集まっているため会うことが出来ない

チョウズメはある花屋の前を通った

別に弟チョウジの仲の良い友人を取ろうとかそういう訳では無い

だがチョウジがどんな子と仲良くなっているのかが気になったので山中家の前まで来ていた


いの「花にお水あげたよー……あんた確か」

ちょうど花屋の手伝いをしていたのか、いのは店先にいた

チョウズメ「こんにちは」

いの「こんにちは。あんたって秋道チョウズメよね?」

チョウズメ「そうです」

いの「ふーん、チョウジやチョウザさんに似ないで割とイケメンじゃない」

チョウズメ「え? あっ、ありがとうございます?」

いの「チョウジに比べて素直だし……やっぱりチョウザさんが言っていたことは嘘だったのね」

いのがボソリと何かを呟いたが、チョウズメには聞こえなかった


いの「それでどうしたの? 花を買いに来たわけじゃないでしょ?」

チョウズメ「チョウジがいのさんとシカマルさんと組んで特訓をしてると聞いたので、どんな人かと見に来ただけです」

いの「あんたは会合に来れないだろうしねぇ。まあ頑張りなさい」

チョウズメ「?……はい!」

チョウズメ「あと【セリフ安価下1】」

チョウズメ「会合には出れないけど、アカデミーではお話してもいいですか?」

いの「いいわよ。むしろそんな許可を取らないで話しかければいいのに」

いの(それに基本的に一人でいるサスケくんと普通に話が出来るチョウズメと仲良くなれば、サスケくんとの会話にも混ざれるだろうし!)

チョウズメ「ありがとう!」

いのの考えなどつゆ知らず、チョウズメは話が出来る人がまた増えたことを喜ぶのであった


いのと交流出来るようになった
時限式で起きるチョウジの変化が早まりました


山中と交流をしたので、山中及び奈良の思いを公開
山中奈良「双子を差別とかやめた方がいいと思うんだけどなぁ」

あとナルトが出てきた時のまとめを書き忘れました

ナルトと交流が出来るようになりました
イルカと交流が出来るようになりました

面白い
NARUTOを読み込んでるんだな

>>232
記憶曖昧だし連合戦争編のキャラは全然把握してませんけどね



(???まであと4/5)

チョウズメ「ナルトがまたサスケに挑んで負けてた。その場面をヒナタがじっと見ていて少しだけ気になった。あとサスケとご飯を食べてた時にいのさんが来たけどサスケが断ってた……あっ! 紅さんが次からは放課後は忙しくないって言ってたっけ?」

そして放課後

イルカ「それじゃあ今日の授業はこれで終わりだ! 宿題をやってこなかったバカどもは居残りだぞ!」

シカマル「逃げるぞバカ」

ナルト「おめえだってやって来てねえだろ!」

チョウジ「早く逃げないと」


チョウズメ「……放課後どうしようかな?」


安価下2
1 紅に会いにいく(【高難易度】コンマ判定)
2 サスケに会いにいく(超低難易度コンマ判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難度コンマ判定)
4 ナルトに会いにいく(判定なし)
5 いのに会いにいく(中難易度判定あり)
6 ミコトに会いにいく(中難易度判定あり)
7 自由安価(人物によってはコンマ判定)

チョウズメ「この前はヒナタと話せなかったし、今日こそは話そう! ヒナタは今さっきいたし」

コンマ下1
5以下でヒナタは本気ダッシュで帰ったので会えなかった

なおヒナタが本気ダッシュで帰る場合はシリアスになってしまう模様 日向関係だし


チョウズメ「ヒナタ!」

ヒナタ「は、はい!? どうしたの?チョウズメくん」

チョウズメ「このあと遊ぼう! お話するだけでもいいんだけど」

ヒナタ「今日はお父様もいないから少しなら大丈夫……かな?」

チョウズメ「やった! 何処で話す?」

ヒナタ「なら公園とか、どうですか?」

チョウズメ「わかった! 行こう!!」

ヒナタ「ちょっと待って、引っ張らなくてもついて行くから」

友達とどこかに遊びに行く(忍者ごっこなど)というのはサスケとくらいしかなく、そのサスケは大抵チョウズメを引っ張るのでそういうものだとチョウズメは思っている

いきなり手を握られたヒナタはびっくり物だがチョウズメは気が付かない

紅の助言はちゃんと活用出来ているか?
コンマ下1
50以上で出来た

前回話せなかったヒナタと話せることが嬉しくて公園に直行した

いつも紅と話す時、チョウズメが好きな食べ物のひとつである団子の店に行くことが多いがそれを教訓としては活かせなかった
なお紅はケーキ類の甘いものがそこまで好きじゃない


ヒナタ「はぁ……はぁ……んっ。それでチョウズメくんはどんなお話がしたかったの?」

チョウズメ「え? あー、えっと、それは【セリフ安価下1、下2】」

チョウズメ「こんど一緒に遊びに行こうよ」

ヒナタ「えっ……うーん。お稽古があの日とあの日は入ってて」

アカデミーの休みの日に日向が訓練入れてないわけないけど既に期待されてない状況のはず


コンマ下1
40以上で休日に遊びに行けるよ

ヒナタ「ご、ごめんなさい。来週も再来週も日向で稽古が入ってるから……」

チョウズメ「そっか……それならしょうがないね」

次回以降にヒナタを誘う時判定緩和



チョウズメ「あとなんでいつもナルトを遠くから見てるの?」

ヒナタ「な、ナルトくんのこと!? それはその……ナルトくんが前に私がい、虐められてた時助けてくれたから……かな? その時のナルトくんは私を虐めてた人に負けちゃったけど、年上の子達に囲まれてたのに助けようと、年上で何人もいたのに諦めないで向かって行ってたのが……その……」

チョウズメ「そんな事があったんだ」


初めての異性の友人(執着心)+>>202での選択により
コンマ下1
30以上なら負けん気発言による発展
29以下なら発展なし

チョウズメ「もし次にそんな事があったら……僕が守る。ナルトじゃなくて僕が」

ヒナタ「あっ、え? その」

チョウズメ「あっ! そういう事じゃないからね? そういう事じゃないよね? あれ? ごめんまた明日!」

チョウズメは何故か口から出てきた言葉に自らが疑問を浮かべながら、逃げるようその場を後にした




まだアカデミー生くらいの幼子なので恋愛系の感情が育ってないのでヒナタ確定とかじゃ全然ないです
好感度だけで言ったら紅が突出してますからね
サスケにも負けるレベルですし

(う??まで3/5)


アスマ「今日で俺が付き添ってやってた朝特訓は終わりだ」

チョウズメ「えー!」

アスマ「お前人見知り激しい割に、俺にはズケズケとそういう文句言うよな」

チョウズメ「アスマ先生は分かりやすいからやめて欲しくないです」

アスマ「そういう素直なところがあるから紅は俺に頼んだんだろうな。だが元々お前は紅に教えてもらう約束だっただろ。そうだな」

アスマ先生による特別講習
コンマ下1
10以下でやっぱりやらない

アスマ「火とか風なら俺の方がうまく教えられるし、一応確認しておくか。基本忍術はもう会得してたよな?」

チョウズメ「隠れ身の術、金縛りの術、変わり身の術、幻術返し、縄抜けの術、分身の術、変化の術ですよね? アスマ先生が見てくれたじゃないですか」

アスマ「木登りは?」

チョウズメ「まだ安定しません」


アスマは取り憑かれたように勉強に励み、忍術修行や手裏剣術などに取り組むチョウズメに少しだけ危ぶんでいるが、そういうことのフォローは紅がやるべきなので、アスマは教えることを教える

アスマ「多少のチャクラコントロールは出来てるようだし、判断くらいはできるだろ」


アスマはそう言いながら懐から数枚の小さな紙を取り出した

秋道一族は何の性質変化なんだろうな?

チョウズメ「それはなんですか?」

アスマ「難しい……いや、お前はアカデミー卒業レベル以上の学問を修めていたな。チャクラの性質変化は分かるよな?」

チョウズメ「うちはの火遁とかの事ですよね?」

アスマ「お前はすぐにうちは、イタチの事を出すよな」

チョウズメ「違いますよ! サスケが火遁豪火球の術を使えるようになったってこの前言ってたから」

アスマ「あの年でもう業火球か……うちはサスケも才能に溢れているんだな。うちはは代々火遁を使う家系だから検査しなくていいが、普通の人はわかんないんだわ」

チョウズメ「三代目様が五行使えるからってアスマ先生は五行使えないのと同じで、痛っ!」

アスマ「お前な、もし俺が木の葉を出る前の俺だったら殺されてたぞ」

チョウズメ「ご、ごめんなさい」

アスマ「まあいいさ」

アスマはチョウズメが少しだけ調子に乗りすぎていたので、窘めるために強めにグーで殴った
チョウズメはすぐに顔を真っ青にして謝ってきたので、アスマは苦笑いしながら頭を撫でる

>>255
秋道一族は分からないですね
まあチョウズメは系統が決まってるようなものですが

雪一族の風と水の変化はわかるけどチョウズメの場合、秋道とのハイブリッドだから3つはあるのかなと

>>258
なるほど
術の傾向からして土遁ですかね
まあコンマで決めます



アスマ「話を戻すが、分からないなら調べなきゃならない。それで調べるにはこの紙をこうやって使う」

アスマは身振りで紙にチャクラを流しますよというのを見せてからチャクラを流し込んだ

すると紙の一枚は鋭い切れ味で切り裂かれた

アスマ「俺は場合はもう一属性だな」

次にアスマが別の紙にチャクラを流すと紙が盛大に焦げた

チョウズメ「おお! ということは、サスケが紙にチャクラを流すと焦げるんですよね?」

アスマ「ここまで盛大には焦げないけどな」

チョウズメ「……あれ?でもなんでお父さんはチョウジの検査をしないんだ?」

チョウジがもし属性が分かったら悪気なく自慢をしてくるはずだ
属性系統が分かれば肉弾系の術に上乗せして強力な術になるはずだ


アスマ「……今から俺の推測を言うが、一々落ち込むなよ?」

チョウズメ「はい」

アスマ「元々秋道の肉体操作系の術は猪鹿蝶で連携を組むことを想定されて作られた術のはずだ。秋道だけでも駄目。山中だけでも駄目。奈良だけでも駄目。三家揃って猪鹿蝶であり、連携重視でその連携させる術を極めんとするのが猪鹿蝶だ」

チョウズメ「はい」

アスマ「日向がわかりやすいな。あの家は属性を調べない。ただひたすら柔拳やその派生と白眼を鍛えた結果、木の葉最強の家のひとつになったんだ」

チョウズメ「ヒナタですね」

アスマ「あー、まあそうだな」

ヒナタが主家だがあまりいい扱いを受けていないことを風の噂で聞いていたので曖昧に答えておく
チョウズメはヒナタがそういった事を言わないので知らない


アスマ「……まだるっこいのはなしだ。はっきり言うぞ。お前が倍加の術を独学で頑張ってるのはわかる。だが秋道の術の適正はお前の体の体型を見ればわかる。チョウズメ、お前が忍者として強く逞しく、そして仲間を守れるだけの強さを手に入れるには、お前の体型で使える秋道だけの術ではだめだ」

チョウズメ「はい……」

アスマ「チョウザさんはチョウジには秋道の術を極めらせるためにあえて調べてないんだろうな。だが、お前は強さを手に入れるにはそれだけじゃ駄目だ。だからこそ、お前は属性を調べてそれを有効活用しないといけない」

チョウズメ「はい……はい、お願いします!」

アスマ「よし、覚悟が出来たならこのチャクラ紙にチャクラを流せ」

チョウズメ「はい!」

???判定
コンマ下1

67-50=常温から-17


チョウズメが少しだけ気合を入れてチャクラを流した

そうするとチャクラ紙は濡れて、更に紙が切り裂かれた


アスマ(チャクラコントロールが未熟で複数属性の才能があると試験紙が複数の反応を示すことはある……にしても風と水か。秋道は術的に土遁系統だと思っていたが)


アスマ「なるほどな。チョウズメは水と風か。風なら俺の得意分野だから教えられるな」

チョウズメ「そうなんですか! それなら今後もアスマ先生にも教えて貰えるんですか?」

アスマ「紅じゃ風を教えら……冷っ?」

アスマは何となく流れでチョウズメが使ったチャクラ紙を受け取った

アスマが受け取ったチョウズメが使ったチャクラ紙はとてつもなく冷えていた
ほぼ0度に届くほど湿った紙が冷えていた

アスマ(……今まで何人ものチャクラ紙を使った生徒や下忍は見てきたし、水属性の反応を示したチャクラ紙に触れてきた。だが、チャクラ紙が濡れて切り裂かれて更に冷える? 風と水を同時に流しただけじゃ冷たくはならない。切り裂かれて濡れるだけだ。なぜ冷えた?……これはじじいに聞いた方がいいかもな)

チョウズメ「どうかしました?」

アスマ「……いや何でもない。紅と交互に俺が教えてやるよ。紅が嫌がるかもしれないが、多分説得できる」

チョウズメ「あっ、紅さんとの時間が減っちゃうんだ」

アスマ「なんだ? 紅が好みなのか?あっ?」

チョウズメ「紅さんは綺麗じゃないですか。タバコをふかしてるアスマ先生よりは近づきやすいですし」

アスマ「はは、いいよる。じゃあ今日はここまで。準備をしておくからお前は早く帰ってアカデミーに行け」

そこら辺はまだ決めてないです
そっちの方が安価やコンマがぶっ飛んだ時にやりやすいので




アスマは火影の部屋に来ていた

この時間なら火影としての職務をしているはずであり、予想通りそこにいた

アスマ「じじい」

ヒルゼン「火影と呼ばんか馬鹿息子。帰ってきたと思ったら上忍として任務の受ける頻度を下げる申請をしおって」

アスマ「弟子のような奴を育成しないといけないからしょうがねえだろ」

ヒルゼン「弟子? お前が弟子? アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ! ゲホッゴホゲホゴフ。はー久しぶりに大笑いしたわい」

アスマ「ぶっ飛ばすぞじじい」

ヒルゼン「出来もしないことを言うべきではないのう」

アスマとヒルゼンのやり取りが一段落するとアスマは少しだけ真面目な顔をした

アスマ「確認したいことがあるから、チャクラ紙に水と風を流してみてくれ」

ヒルゼン「は?いきなり何を言い出すかと思えば」 

呆れたような言葉を言いながらヒルゼンは嬉しそうにアスマが手渡したチャクラ紙にチャクラを流した

それをアスマはすぐに受け取ったが、常温の水で濡れた程度の温度しかない 決して0度近くまで冷えた紙ではなかった

アスマ「じじい、秋道チョウズメって子供を知ってるか?」

そのあと十数分の間、ヒルゼンの火影の仕事は進まず、アスマの言葉に耳を傾けた


ヒルゼンがチョウズメをしっかり認識した
アスマとヒルゼンはチョウズメのチャクラ属性を血継限界かもしれないと予測を立てた
ヒルゼンはチョウズメの家庭環境の話を聞いて、仕事を早くに切り上げてナルトの家に夜飯を食べに行った

夜飯その他なので更新は一度終了

また夜に開始します
寝てなければ

あと次はアスマが残していった紙にチョウズメがまたチャクラを流す話から
秋道?のチャクラ属性をコンマで決めます

交流の所にチョウジ追加しておいた方がいいのかな?
確かにチョウジと交流しないと色々問題起きる可能性あるけど
てか既に出ている

45分までには始めると思います

これも全部チョウザってやつのせいなんだ!



チョウズメ「……あれ?まだ時間はあるみたいだけど、アスマ先生忙しかったのかな?」

いつもに比べて相当早く終わってしまったため、チョウズメはまだ広場にいた


チョウズメ「アスマ先生は二回やって二回とも違う結果になってたのに、僕は一回で二つの結果が出ちゃったってことは操作ができてないってことだよね?」

チョウズメのポケットにはまだアスマに渡されたチャクラ紙が入っている


チョウズメ「アスマ先生みたいに精密なチャクラコントロールが出来るようになった方がいいよね!」

チョウズメは先程とは違う感じにチャクラ紙へとチャクラを注いだ


コンマ判定下2
90~  どうにでもなーれ
61~89 五行とかやめてくれ1が死ぬ(血継限界なし)
41~60 土遁+何か(血継限界なし)
~40  土遁のみ(秋道の術的にこの属性だと推測)

それでも4行か……しかも雪一族ということは千手一族、うちは一族、日向一族、かぐや一族の遠縁なんですよね
ここら辺は特殊じゃない限りたどり着かない場所だからへーきへーき


現時点
水と風 血継限界氷
確定


多数決 下5まで
1 火
2 雷

下5までですので【火】ですね

チョウズメ「……あれ? 崩れて焦げた。崩れるのは土で焦げるのは火? さっきのと合わせて水、火、土、風? アスマ先生チャクラ紙じゃないものを持ってきたのかな?」

チョウズメは認めてほしい父親に認められないため、自己評価がとてつもなく低くなっている
そのため自分が4行の素質があるということを否定しました


チョウズメ「サスケ……は僕の方が頭がいいし、ヒナタとかいのさんとか紅さんとかに聞こう……イルカ先生でもいいな」

(う??まで3/5)

チョウズメ「……むむむ!」

いの「どうしたのさチョウズメ」

チョウズメ「いのさん……イルカ先生に質問があって聞きに行ったんですけど、その質問に答えるのは上忍のアスマさんと火影様に止められてるからって教えてくれなくて。しかも他の忍者の人に聞いちゃいけないって」

アスマとヒルゼンはもしチョウズメが氷の素質を持っていたら、下手したら霧隠れからちょっかいをかけられる

霧隠れが関与してこなくても、ダンゾウ辺りが血継限界を増やすための道具としないため、チョウズメに知識を増やすこと、そして聞き込みで情報を広めないように忠告が降った

ナルトのような反骨精神の持ち主ならば、それでも調べるだろうが、もし上忍という言葉を出して止めているアスマや火影様に迷惑をかけたら、それは父親への責任問題になってしまう

これ以上嫌われたくないので大人しくせざるをえなかった

いの「忍のひとには聞いちゃ駄目なのよね?」

チョウズメ「うん」

いの「なら私に聞きなさい。サクラほど頭でっかちにはなれないけど、私だってクラス上位よ?……いや、チョウズメの方が成績優秀なのは確かだけどね」

チョウズメ「……? あー。でも忍び見習いに聞くのはどうなの?」

いの「そこまで禁止してなかった火影様が悪いのよ。忍びは騙し合い、情報戦なんだから」

チョウズメ「そうだね。えっと今朝アスマさんからチャクラ紙を貰ったんだけど」

忍びに聞くのは禁じられたが、友達や見習いに話してはいけないと口止めされていなかったため、チョウズメはいのに話した


いの「水と風に火と土の反応が出たと……あと一属性あれば火影様と同じ五行使いじゃない!」

チョウズメ「僕がそれってありえないよね?」

いの「は? 何言ってんの? たまたま運が良く才能があったんでしょ? それなのになんで自分でそれを否定してるわけ」

チョウズメ「そうだけど」

いの「否定する時は上忍のアスマさんとかの上の人たちが違うって言った時にしなさい。希望を持って何が悪いのよ」

チョウズメ「……だよね! これを使いこなせるようになったらきっとおと……何でもない! ありがとういのさん!」

いの「あとそれ! サスケくんもヒナタも呼び捨てなのにさん付けとかなに?いじめ?」

チョウズメ「あ、いやその、いの?」

いの「それでよし! なんか昔のサクラみたいね」

サスケは最初のインパクトでずっと呼び捨てだったし、ヒナタとはこれでも数ヶ月以上話している友達歴の(チョウズメの中では)長い友達だったので呼び捨てにしていた

こう言われてしまってはチョウズメもすぐになんとかいのを呼び捨てに出来るようになった
時々戻るようだが

(う??)はイベントカウンターですね
(アカデミーまで)とかみたいに
この時期に起きるう○○のイベント……




チョウズメ「いのさん……いのさ、いの、いの。うーん、ヒナタの時は慣れだったからなー。あれ?ナルトは初めからナルトだった気がするけど、まあいいか」


安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度コンマ判定)
2 サスケに会いにいく(超低難易度コンマ判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難度コンマ判定)
4 ナルトに会いにいく(超低難易度コンマ判定)
5 いのに会いにいく(中難易度判定あり)
6 ミコトに会いにいく(中難易度判定あり)
7 チョウジに会いにいく(低難易度)
8 自由安価(人物によってはコンマ判定)

パパガードがあるため
コンマ下1
15以下でチョウジとは話せない

チョウジ「お前の部屋は向こうだろ? ポテチをやるから戻りなさい」

チョウズメ「……はい。ごめんなさい」



再安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度コンマ判定)
2 サスケに会いにいく(超低難易度コンマ判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難度コンマ判定)
4 ナルトに会いにいく(超低難易度コンマ判定)
5 いのに会いにいく(中難易度判定あり)
6 ミコトに会いにいく(中難易度判定あり)
8 自由安価(人物によってはコンマ判定)

チョウジじゃなくてチョウザですね

サスケェ!が全力ダッシュで帰った可能性があるので
コンマ下1
5以下でサスケェ!が帰ってる

サスケ「……なんだよ」

チョウズメ「いや、その、最近あんまり元気が無さそうだから」

サスケ「そんな事は無い」

チョウズメ「そんなことはある!」

チョウズメにとってサスケはアカデミー以前からも含めて同年代で1番顔を合わせてきて、1番遊んで、1番忍者(ごっこ)をしてきた相手だ

そんな相手が最近あまり気分が良くなさそうにしていたのが気になっていた

サスケ「……はぁ。その強引さを他のやつにもっと出せれば友達なんていくらでも作れるだろうに」

チョウズメ「え、これはちょっと」

サスケ「少しだけ付き合ってやる。いくぞ」

大抵はサスケが折れることが多く、今回もサスケが折れて、うちはの居住区の近くの湖へと向かった

サスケ「俺がアカデミーに入る前に何故お前と遊んでやってたかわかるか?」

チョウズメ「サスケも楽しそうにしてたのにその言い方はずるいと思う」

サスケ「……俺がアカデミーに入る前に何故お前と遊んでやってたかわかるか? イタチ兄さんとの約束とは別だ」

チョウズメ「うーん? サスケには僕以外の友達がいないから?」

チョウズメが言えたことではないが、サスケは友達を増やす気がないのか、アカデミーでも全然他の人と話しているのを見たことがない

サスケ「違う。俺はお前と遊んでいた時はまあ、楽しかったと思う。遊びも訓練も同レベル同士じゃないとつまらない。お前だって多少なりとも思っているだろ? アカデミーの訓練はぬるい」

チョウズメ「……物足りないかなとは思ってるよ」

サスケ「俺の夢はイタチ兄さんに背中を預けてもらえるくらいに強くなることだってことはお前もわかってるだろ。兄さんの時は戦時中だったから、アカデミーももっと厳しかったはずだ。もっともっと。今でも兄さんは強くなっているんだ。それなのに俺はやっと豪火球が使えるようになった程度……」

チョウズメ「凄いじゃん。僕はまだ属性変化なんて出来ないよ」

サスケ「……お前が部分倍加が出来るようになっているのは分かっている。俺は父さんに教えて貰って、お前は独学でだ」

チョウズメ「……」

サスケ「俺はこのままじゃ兄さんに追いつけない。何故か思うんだ。兄さんが遠いところに言ってしまう気がするって」

チョウズメ「イタチさんはサスケの事が好きだからそんなことは無いよ」

サスケ「お前は俺が心配だって言ってたよな? 俺は今強さが伸び悩んでいることに悩んでいる。俺の知らないところでうちはが動いている気がする……それが分からなくて不安だ」

チョウズメ「うん」

だがチョウズメにはうちはのことなんてどうにも出来ない
それにサスケを強くすることだって、出来ないと思っている

サスケ「アカデミー入学前やアカデミー入学後でも見ていたが、チョウズメ、術を考慮すれば豪火球が使える俺の方が上だが、術無しならお前は俺と同等だ。同等の奴と競えばそれだけ成長が早くなる……はずだ」

チョウズメ「……ん?」

サスケ「チョウズメは忍者ごっこが好きだったよな?」

チョウズメ「いや、それはサスケの方だと思うよ? 正義のイタチさんと下手人で忍者ごっこしてたじゃん。毎回サスケがイタチさん役で。ちょっと待って、なんでクナイを構えるの?!」

サスケはアカデミーに持って行ってるバッグを地面に放り投げ、クナイを構え始めた

チョウズメはなぜ?と口にはしているが、アスマに習っている通りに自分も荷物を置いて、クナイを片手で構えた 利き手は開けてある

アスマ「洗脳されて仲間が殺しにくることだって忍者にはある。だから仲間が敵意を持って武器や印を向けてきたら応戦できるように構えておけ」

アスマはまだアカデミーに入る前の子供に対しても、下忍と同等に扱い、こう言った闇も教えていた

紅はチョウズメを可愛がっているので言わないだろうからこそ、自分が先生をしている間に教えておこうと色々やっている


サスケ「ただ本物のクナイを使って忍者ごっこをするだけだ。前は木製クナイだったが、鉄製に変わった程度だよ」

チョウズメ「当たったら」

サスケ「当てないくらいの実力はもうあるだろ……いくぞ」

今回はこんな感じでやりますが、整理できなかったらコンマだけでやると思います
補正後の数値がゾロ目になってもゾロ目特殊にはなりません(0や00を除く)


サスケ
写輪眼なし +0
手裏剣術  +10

チョウズメ
手裏剣術  +5
未熟なチャクラコントロール +10

手裏剣術はサスケの方が有利
未熟だがチョウズメは既に木登りを安定しないが登れるようになっている

補正
チョウズメ +10

ミス
補正+5

サスケ「俺の友達で居たいなら本気で来い!」

サスケはチョウズメにとって大切な要素に触れてから、チョウズメに向かって走り出す


チョウズメ「……これはごっこだからね!」

チョウズメはアスマというまだ絶対に勝てない人とならクナイで演習をしたことがあるが、本気でやってギリギリの人とは未だない
本物の刃を1番親しい友達に向けるのに怯むが、サスケの言葉に覚悟を決めて、同じようにサスケに向かって走り出す


コンマ下1
チョウズメ+5補正
80~  優勢
60~79 有利
41~59 拮抗
21~40 不利
~20  劣勢

コンマの所に書き忘れました
今回の忍者ごっこは5ターン経っても戦いが終わらなければ二人の体力切れでドローになります

(1ターン目)

チョウズメはチョウジに比べて相当鍛えているが未だ肉体はガッチリせず、微妙にぽっちゃりしている

それでも鍛えてきただけはあり、サスケ以上の力を持っていることはチョウズメにはわかっている

サスケに速さで勝負したら負ける
なら自分は待ち構えよう

チョウズメは走り出してすぐに立ち止まり、その場でどっしりと構えた


サスケ「来ないならこっちから行くぞ!」

サスケからふっかけた戦いだ

サスケも速さで勝負したいが相手が構えているのならそれごと乗り越えるまで


サスケは手裏剣を手の中でいくつか広げ

サスケ「ハッ!」

足を止めずにチョウズメの急所ではないが当たれば痛いでは済まされない上半身に向けて何枚か放った

チョウズメ「手裏剣は打ち損じたらどうするよ!」

チョウズメは文句を言いつつもサスケが放った手裏剣を全て弾いた

上半身に向けて放った手裏剣を全て弾き終えた時にはサスケはすぐ近くまで来ていて、チョウズメの腕は手裏剣迎撃のために動いていたため顔を開けていた

サスケ「そこだ!」

サスケはチョウズメの頭を刈るように蹴りを放った……が

チョウズメ「フンっ!」

初めから体勢を据えて待ち構え、チョウズメはサスケの蹴りに頭突きで対応しながら

チョウズメ「まずは一発!」

サスケ「ゲホッ!」

頭を蹴られながらも、クナイを構えていない利き手でクロスカウンターのようにサスケの顔面に拳をぶち込んだ

顔面を殴られた痛みに顔を歪めるサスケだったが、そのままチョウズメの前にいるのは不味いので、バックステップで距離を取ろうとした

チョウズメ「逃がさない!」

サスケ「チッ!」

コンマ下2
チョウズメ+5補正
80~  優勢
60~79 優勢
41~59 拮抗
21~40 不利
~20  劣勢

コンマ28 不利


チョウズメは追っているが速度では尚もサスケ有利
にもかかわらず追いつけてしまっているので、サスケが次の行動を移す前の硬直でサスケを更に追い込もうと考えた

サスケがバックステップをして下がっている後方に大きめの木があるのがチョウズメには見える

チョウズメ(これはチャンス……じゃないよね。サスケだって木があるのがわかって下がってるはずだし)

だが、ここでこのチャンスを見逃せばサスケが回復しきってしまう

サスケ「しつけえな!」

チョウズメ「なら止まりなよ!」


チョウズメの言葉が届いたの、サスケは木の目の前で止まり、チョウズメに向けて裏拳を放ってきた

それをチョウズメはクナイのある腕で受け止めて、避けられてもすぐに体勢を立て直せるくらいの威力で、だが確実にサスケの動きを鈍くできるはずの拳をみぞおちに放った

サスケ「フッ」

チョウズメはサスケの一瞬浮かべた笑みに嫌な予感がして、その場を飛び退いた

もし飛び退いていなければ横っ腹に刺さっていたであろうルートをクナイが通り過ぎていた

サスケが今まではなったいくつかの忍具の中のひとつにワイヤーを仕掛けていて、裏拳のモーションに合わせて引っ張ったのだろう


チョウズメ「やばっ」

サスケ「避けてくれると思ってたぜチョウズメ!」

チョウズメ「ゲホッ! ゴホッゴホ」

チョウズメはある程度力を込めた拳を無理やり中断した影響で、体勢が崩れていた

そこにサスケのみぞおちキックが炸裂した


コンマ下1
チョウズメ+5補正
80~  優勢
60~79 有利
41~59 拮抗
21~40 不利
~20  劣勢

(3ターン目)コンマ85優勢


みぞおちを思いっきり蹴り上げられてチョウズメは地面に手をついてえづきそうになった


チョウズメ(痛い痛い痛い痛い……でも、ここで負けたらサスケが友達じゃなくなるかもしれない!)

チョウズメにとってサスケは母親と出会いが特殊だった紅を除き、一番心を許せて、一番信用信頼している相手だ

そんな人と友達ではなくなる、昔の友達はいなくて、母親としか話せず、父親には冷たい目でしか見てもらえないあんな生活には戻りたくない

チョウズメ「うがあああああ!!」

サスケ「はぁ!?」

チョウズメはクナイを捨て、みぞおちにめり込んでいるサスケの足を掴み、倒れかけてる体をそのまま倒しながら

サスケを思いっきり地面に叩きつけた

サスケ「グッ……ゲホッゴホゲホゴフ」


コンマ下1
チョウズメ+5補正
80~  勝利
60~79 優勢
41~59 有利
21~40 不利
~20  劣勢

(4ターン目)コンマ84 勝利


サスケもチョウズメもすぐには立ち上がれないほどのダメージを受けた

もし本当の戦いならば先に立ち上がった方が生き残るだろう


サスケ「ゴホッ……俺はもう立てるぞ」

チョウズメ「僕だって立てる!」

口は立てど体は立たず

それでも二人は少しずつ動くようになってきた体でなんとか立ち上がろうと足掻く



そして最初に立ち、相手の首元にクナイを立てたのは

チョウズメ「うっぷ……僕の勝ちだ!」

サスケ「クソッ! なんであそこから動けたんだよ!」

チョウズメは勝利宣言だけしてすぐにサスケの横に倒れ込んだ


チョウズメ「サスケと友達で居たかったから」

サスケ「……そうか」

二人の戦いは終わり、気が緩んだせいで体の痛みに意識が追いつき、悶絶することになった

ミコト「サスケにチョウズメくんも何をやっているの!」

まだ二人で体の痛みに悲鳴を上げあっていた時、うちはの生活区域の方からサスケの母親ミコトが走ってきた

チョウズメ「こ、こんにちはたたたた。凄く痛い! サスケの蹴りで骨折れたかも!」

サスケ「お前だって最後の投げは全く手加減してなかったじゃねえか! 叫んだら背中がああああ!」

ミコト「……しょうがないわね。にしても、報告するだけしてイタチは行っちゃうし、手伝ってくれてもいいのに」 

ミコトはぶつくさ言いながら、子供二人を持ち上げて家に連れて行った

そのあと軽く触診して問題なかったので二人を風呂に投げてから、チョウズメの分の着替えも用意しておいた

サスケ「……今日の詳しいことは兄さんにも母さんにも内緒だからな」

チョウズメ「わかった。僕のお母さんにも……あとは紅さんとかにも秘密ね?」

サスケ「分かってる」

チョウズメはこのあとミコトに用意してもらった甚平を着て家に帰ったのだった


サスケとの友情が深まった
サスケととても仲良くしている所をイタチと???に見られた

これから起きるイベントから考えれば何となくわかるかも知れません
(うち?まで2/5)


ヒナタ「その怪我どうしたの!?」

いの「あははははっ。首にギブス付けてると何となくチョウジに見えなくもないわね」

チョウズメ「ちょっと訓練してたらミスっちゃって」


ナルト「お前だっせえ! 腕にギブスを付けて、顔半分が包帯とか栄養足りてねえんじゃねえの!! 俺なんて怪我は速攻で治っちまうからな!」

サスケ「うっせえ黙ってろ。強敵と戦った証だ、悪いか!」

ナルト「声を荒らげちゃってだせぇ!!」

チョウズメは自覚がないが学問は学年トップクラス、体術などの忍者要素に関してはサスケの次の成績だ

そんな成績の良いサスケとチョウズメが同じ日にギブスなどを付けてきたら騒ぎにもなる


ちなみにいのやサクラなどは既にサスケの元へ行った
いつもよりも少しだけ丁寧な対応をされてすげなくあしらわれたが、その少しの丁寧さに女性陣は湧いていた


イルカ「成績優秀な二人でもああいった事故は起きるんだ。お前達も気をつけて下校するように。それじゃあ本日はここまで!」




安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度コンマ判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】コンマ判定)
3 ヒナタに会いにいく(判定なし)
4 ナルトに会いにいく(判定なし)
5 いのに会いにいく(判定なし)
6 ミコトに会いにいく(中難易度判定あり)
7 チョウジに会いにいく(低難易度)
8 自由安価(人物によってはコンマ判定)

サスケは前回の戦いで満足しているので判定が厳しいです

パパディーフェンス
コンマ下1
25以下で会えない
なぜ15から増えたか? 前回チョウジに近づこうとして失敗してるから逆に増えてます

チョウズメ「……チョウジと話すのはお父さんが止めちゃうからなぁ」

いの「話は聞かせてもらったわ!」

チョウズメ「いのさん!」


チョウズメはいのに言われた公園に来ていた
その手にはポテチの袋がいくつか吊るされている

チョウジ「……チョウズメ?」

チョウズメ「久しぶりチョウジ」

チョウジ「うーん? あー、話したのは確かに久しぶりだね」

チョウズメはポテチをチョウジに渡して、チョウジが食べているが話を始めた

チョウズメ「チョ」

チョウジ「チョウズメはいいよね」

チョウズメ「え?」

だがチョウジが話し始めたことによって遮られた



チョウジは育児環境が変わり、原作とは少しだけ性格が変わっています

チョウジ「だってそうでしょ? 僕は父ちゃんとほぼ毎日修行しないといけないけどチョウズメはそんなことないでしょ?」

チョウズメ「いや、そんなことはないけど」

チョウジ「それにチョウズメの方がお小遣い多いよね?」

チョウズメ「そんなことは」

チョウジ「僕よりもぽっちゃりしてないからモテてるし……猪鹿蝶で集まる時にいのが僕とチョウズメを比べるんだよ、酷くない?」

チョウズメ「…………」

チョウジ「チョウズメは頭もいいし、運動神経もいいからうやらましいよ」

チョウジ「だってそうでしょ? 僕は父ちゃんとほぼ毎日修行しないといけないけどチョウズメはそんなことないでしょ?」

チョウズメ(父さんにほぼ毎日構ってもらって、しかも秋道の術を父さん直伝で教えて貰ってるじゃないか! 何が不満なんだよ!)

チョウジ「それにチョウズメの方がお小遣い多いよね?」

チョウズメ(僕のお小遣いは文房具とか、色んなもの込みであって、チョウジはそういうの全て買ってもらえるじゃん! 母さんに買って貰ったら怒られるんだよ僕は!)

チョウジ「僕よりもぽっちゃりしてないからモテてるし……猪鹿蝶で集まる時にいのが僕とチョウズメを比べるんだよ、酷くない?」

チョウズメ(ぽっちゃりじゃなかったから、父さんに似てなかったから僕は父さんに見てもらえないんだ!! 最後の一口に執着したり、面倒くさそうにしてるから比べられちゃうんだろ!)

チョウジ「チョウズメは頭もいいし、運動神経もいいからうやらましいよ」

チョウズメ(母さんに教えて貰って、楽しくないけど必死になって勉強してるんだよ! 運動だって家でテレビ見ながら横になってポテチをチョウジが食べている間、僕は訓練してたんだ! 差ができて当たり前だろ! ふざけるな!!)

サスケと戦った時よりも、アスマにぼこぼこにされた時よりも激しい感情がチョウズメの中で揺らめいた

だが、チョウジに嫌われるということは、嫌われた出来事を父チョウザに報告されてしまうということ
そしてチョウズメから出た言葉は



チョウズメ「…………その、ごめん」

これだった

父チョウザはチョウジにとても甘い
もしチョウジが一人っ子だったとしても、その時の甘やかしの数倍は甘いだろう

チョウズメという比較対象がいるからこそ、尚のことチョウジを甘やかしているチョウザに、チョウジが泣き寝入りしたら

チョウズメ(家を追い出さ……秋道の名前を捨てさせられるかもしれない。それだけは嫌だ嫌だ嫌だ…………)

どこの誰かが繋がりがあるからこそ孤独を恐ると言った

だがチョウズメはそれもぬるいと思う

繋がることによる温かさが目の前にチラついているのに、その温かさに手が届かずに孤独を押し付けられる事こそが一番の恐怖だとチョウズメは理解している

チョウジ「え? 別にチョウズメが謝ることじゃないよ」

チョウズメ「……そうだね。コンソメ以外にも買っておいたからこれ食べていいよ。家に持って帰ったらお母さんに怒られるかもしれないから、外で食べて行ってね」

チョウジ「チョウズメはいいの?」

チョウズメ「今、あんまり食欲ないから」

チョウジ「僕は食欲ない時なんてないけどね」


チョウズメはチョウジの前から逃げ出した



チョウズメの成長がまだ足りないため、この問題に立ち向かう勇気が足りなかった

(???)

???「その目を里のために役立ててくれ」

イタチ「シスィィィィィ!!」

チョウジとのコミュイベントは疾風伝レベルの成長がない限り、第一回目は失敗すると決めていました
チョウジとの意識の違いを理解していない限り関係は進まないので無駄ではない……はず?

チョウズメにとって秋道問題はナルトの認めてもらうと同じくらいのものなので


(うちは)→(うちは壊滅まで1/5)


チョウズメはアスマの朝練も紅の復帰朝練もアカデミーも全て、数日のあいだ体調不良ということで休んだ

そして数日後何事も無かったかのようにアカデミーに出てきた


イルカ「本当に大丈夫なのか? 怪我をした次の日から病気で休んでいたが」

チョウズメ「はい! もう大丈夫です」

化け狐並みに重い問題なん?どんだけ拗らせてんだよ秋道一族は

>>376
チョウズメ本人にとってはですね



チョウズメは心配してくれる人達に丁寧にもう大丈夫である事を告げた

チョウズメ「大丈夫、大丈夫」



安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度コンマ判定)
2 サスケに会いにいく(低難易度コンマ判定)
3 ヒナタに会いにいく(低難度コンマ判定)
4 ナルトに会いにいく(低難易度コンマ判定)
5 いのに会いにいく(中難易度判定)
6 ミコトに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(【高難易度】判定)
8 自由安価(人物によってはコンマ判定)



9 (うちは1/5)限定 イタチに会いにいく(判定なし)

チョウズメは⚫⚫とお話をしようと考え、その人も元に向かって歩いているといつの間にか全く人気のない場所に来ていた

こんな場所まで来る気はなかった
まず誰と会おうとしていたのかすら覚えていない

チョウズメ「もしかして、解!」

チョウズメは何らかの幻術をかけられたのかもしれないと思い、必死に幻術返しを行ったが景色は変わらない


イタチ「この場所までくる意識誘導に幻術を使ったが、この場所自体は幻術ではないよ」

チョウズメ「イタチさん?」

イタチの声をした暗部の仮面をつけた人が木の影から現れた

イタチ「久しぶりだね。サスケと君と三人で団子を食べに行った時以来かな?」

チョウズメが団子が好きだという話をした時、イタチがサスケと共に団子屋にアカデミーに入る前に連れていってもらった時のことだろう

その時はチョウズメよりもイタチは団子を食べていた気がするが、その記憶は曖昧だ

チョウズメ「イタチさんが僕をここに連れてきたんですよね?」

イタチ「ああ、そうだ」

チョウズメ「話したいだけなら街中でもよかったんじゃないすか?」

イタチ「それはあまり良くないかな」

声のトーンが全く変わらないイタチの声に、少しずつチョウズメは怖くなってきた

イタチ「これからサスケには多大な試練が待ち受けている。それに俺は付き添ってあげられないんだ」

チョウズメ「イタチさんはどこかに行くんですか?」

イタチ「絶対にサスケには嫌われてしまうし、写輪眼を開眼する悲しみを背負わせてしまう」

チョウズメ「イタチさ……ん」

チョウズメはイタチが反応もせず、少しずつ話すのが早くなっていることから、あまりじかんがないのかもしれないと思い、黙ることにした

イタチ「万華鏡は自分よりも大切だと思える相手が死ぬ事によって昇華する。今のサスケが至るには君と殺し合いをすることになるだろう。現に君はサスケに勝った……うちはに巻き込んでしまってすまない」

チョウズメ「わけが分かりません! なんで僕にそんなことを言うんですか! サスケに言ってあげて下さい!」

イタチ「そう出来たらどれだけ良かったことか」

イタチが被っている仮面の下から水滴、涙が垂れてくる

イタチ「サスケは君を巻き込む。俺も君を巻き込んでしまう。うちはも君を巻き込んでしまう……チョウズメくん、君には君の問題があるにも関わらず、うちはの業深き力のために苦難が訪れるだろう」

チョウズメはスケールの大きさに何も言えなかった

チョウズメ自身もイタチに強さを何度もサスケやほかの人から聞いたことがある
そんな人がどうにも出来ないことをチョウズメに語られている

イタチ「チョウズメくん。君は友達を守る力が欲しいかい? 今の君では友達を守ることも、友達を止めることも出来ない。君は力が欲しいかい?」

チョウズメ「【安価】」

下3までの多数決
1 欲しい
2 いらない

チョウズメ「欲しい。前みたいにサスケが戦いを挑んできても止められるような力が欲しいです!」

イタチ「君へのこの行為は後々サスケの為にもなる。ならばこの術の対価を払ってでも教えよう」

イタチの目が切り替わった

チョウズメはその目がサスケがよく話している写輪眼だとわかった
そしてまだサスケも見たことの無い目をチョウズメは先に見た

イタチ「万華鏡写輪眼」

その紋様をチョウズメは見た

イタチ「頑張って耐えるんだよチョウズメくん……月読」




チョウズメは空気や時間、何もかもがおかしいように感じる空間にいた


イタチ「これから数日の間のうちに君が強くなるための情報を見せよう。ただ普通の方法でそれを見せるのには時間もかかるし、俺自身が再現できない……その身に受けて覚えてくれ」

月読教室【条件イタチと遭遇、サスケとの戦いに勝利】

コンマ下2
イタチの月読教室に耐えられた授業数
81~  6つ
61~80 5つ
41~60 4つ
21~40 3つ
 ~20 2つ

そういえば、前回ゾロ目で学習補正みたいなのが付くとかあったけどそれは加算されてないの?

>>393
忘れてた……
判定ひとつ繰り上げします




月読終了

イタチ「3つ……いや最後に根性だけで4つの事柄までは耐えられたか……まだアカデミーを卒業していない子供なのを考えると異常な精神力だ」

イタチの足元にはチョウズメが気絶している
月読による精神摩耗とその中で行われた授業によって精神が疲弊してしまったのだろう


イタチ「暗部の方々が見張っている分身もそろそろ怪しまれそうだ。霧隠れの忍びの雪一族の操る血継限界、氷遁が秋道に生まれて目覚めしまうなど、さらなる差別のこの子に襲うはずだ。更に雪一族は千住やうちはの遠縁かもしれないとも言われている」

イタチは戦時でもないのに、戦時以上の戦いに巻き込まれるかもしれない少年の頭を軽く撫でる

イタチ「もしそれが本当なら、それらの血継限界にも目覚めるかもしれない。木遁は水と土と聞く。チョウズメくんがもし土に適正を持っていたら……なんてらしくもない妄想をしてしまった」

イタチがこれから行うことはイタチの心を殺し尽くしてしまうことだ
親を殺し恋人が死に、親戚や血筋のほぼ全てを殺すことになるだろう

だからだろうか、イタチは現実味のない妄想をしてしまったのは

イタチ「三代目にもサスケの件も含めて念押ししておこう。ダンゾウは既にチョウズメくんが雪一族の力が目覚めるかも知らないということを知っていることを」


サスケがこの場所に近づいてきたので、イタチは姿を消して様子を伺った

サスケが最近修行に使っている場所の通り道で、今日も修行をすると言っていたのでこの場所を選んだのだ

サスケ「……? チョウズメ? チョウズメ!! 大丈夫か! 今家に運ぶから!」


自分よりも体格が大きいチョウズメを無理やり担いで走るサスケを見送ったイタチは空を仰ぐ

イタチ「月読の中で会得した事柄は覚えているだろうが、現実で話した事は来るべき時まで忘れているはずだ。どうかサスケがチョウズメくんによって万華鏡写輪眼に至らない事を願うばかりだ」

月読教室で覚えたこと

安価下から 期限は朝にイチが書き込むまで(8時くらいになるはず)

書かれた候補で多数決を行い、上位4つのものをチョウズメは覚えます


なおチョウズメに写輪眼の感覚を教えても覚えませんし、イタチが知らないであろう事は無効となります
イタチが樹海降臨などのガチ木遁など知るわけがありませんし、尾獣についての詳しい内容もなども知らないはずです
現時点で暁のことも知らないでしょう

イタチの知っているであろう事なら大雑把に4つ教えられます
氷遁の術を教えたりなんかは戦時中に術を体験したかもしれないのでできます

うちはの事変までやりたかったけど進行が遅くなってしまったので今回の更新はここまでです

候補安価来てればいいな

候補募集を打ち切ります

午前は予定があるので更新はないです
夕方くらいから始めたいなと思っています

5つの候補がありますので多数決で票が入ったor多かったものから抜かしていく方式で行くと思います
書いてくださったのに選ぶことになってしまってすみません


候補
1 体術及び体さばきについて(イタチの体術の基礎を学ぶ)
2 術の複合技についてのレクチャー(色んなフラグ)
3 氷遁の術(氷牢の術や動物の姿を真似た氷遁の術 燕や虎や一角などを見せた 龍はわからん)
4 チャクラコントロール(中忍以降レベルに馬鹿力とかもコントロールだし、習得フラグ?)
5 水遁をメインに殺しの術(無印の割に殺傷力高い術などをメイン)

更新できそうな時に多数決を取らせていただきます
多分夕方です

寝落ちてました
8時半くらいには始めたいです

自分語りになって申し訳ないのですが
ちょっとお酒が入ってて誤字連打とかするかもしれないのでご注意ください

35分より多数決をしたいと思います


候補
1 体術及び体さばきについて(イタチの体術の基礎を学ぶ)
2 術の複合技についてのレクチャー(色んなフラグ)
3 氷遁の術(氷牢の術や動物の姿を真似た氷遁の術 燕や虎や一角などを見せた 龍はわからん)
4 チャクラコントロール(中忍以降レベルに馬鹿力とかもコントロールだし、習得フラグ?)
5 水遁をメインに殺しの術(無印の割に殺傷力高い術などをメイン)

35分以降の下7で多く入ったものから取得していきます
もし4つ決まらないor同数だった場合余ってしまった候補で再度します

ここにいる方が4票入れてくださった場合今の体調で集計したらミスりそうだったので


5242134
1 1
2 2
3 1
4 2
5 1

2の複合技についてのレクチャー(色んなフラグ)と
4のチャクラコントロール(中忍以降レベル? あれ?俺なんでこんなこと書いたんだ?……と馬鹿力(綱手系)の習得フラグ)
の習得が確定ですね




安価20時50分より下5まで

1 体術及び体さばきについて(イタチの体術の基礎を学ぶ)
2 氷遁の術(氷牢の術や動物の姿を真似た氷遁の術 燕や虎や一角などを見せた 龍はわからん)
3 チャクラコントロール(中忍以降レベルに馬鹿力とかもコントロールだし、習得フラグ?)

上記の3つから【2つ選んでください】
【20時50分】からの多数決がカウントされます

21122
1 2
2 3

範囲内は皆さん1つでしたがこれで集計します


複合技についてのレクチャー(色んなフラグ)と

チャクラコントロール(中忍以降レベル? あれ?俺なんでこんなこと書いたんだ?……と馬鹿力(綱手系)の習得フラグ)と

体術及び体さばきについて(イタチの体術の基礎を学ぶ)と

氷遁の術(氷牢の術や動物の姿を真似た氷遁の術 燕や虎や一角などを見せた 龍はわからん)
を習得することになりました

【月読教室】
(1時限目)

イタチ「俺は火と水のチャクラ属性の才がある。これらは基本組み合わせてもさほど効果が上がらない。だが、その素質を持っていなくても、補助程度ならば使える。火なら風、水なら雷といった感じだ。だがあえて俺が見た火と水を扱ってみよう。水遁・ガマ油と火遁・炎弾」

通常の水とは違う、ガマの油がチョウズメに向けて噴出され

チョウズメ「え?」

炎弾が空中でガマ油に触れ、一気に炎上した

チョウズメ「ぎゃあああああああ!」

イタチ「言ったはずだ。痛みを持って知れと。時間が無い。戦いの中でチョウズメ、君は強くなってくれ……うちはに巻き込む俺が言えた義理ではないが、耐えてくれ。構えろ! 次は火と風による術、火遁・爆風乱舞」

チョウズメ「ぐああああああ!!」

チョウズメは死にたくない一心でイタチに食らいつく

友を、仲間を失わないための力を得るために


(2時限目)

イタチ「次は休憩として先程に比べて痛みを伴わない鍛錬にしよう」

チョウズメ「……はぃ」

チョウズメはボロボロにされたはずだが、いつの間にか見た目はいつもの服装に戻っている

月読空間は術者の思うがままになる

チョウズメは受けた攻撃の分を精神にダメージとして負っているが、四肢を損失している状態ではまともに動けないからとイタチは消し飛ぶ度に治していた

何故か黒板の前の教卓に立ち、チョウズメはいつの間にか机に座っていたが、この空間で起きたことに一々驚いていては精神が持たないとチョウズメは先程の無茶振りで理解したので考えない

イタチ「一流と言われる忍びはチャクラコントロールがどれだけ激しく動いていても緻密に操作しているものだ。緻密なチャクラコントロールの最たる例が医療忍術。あの技術がなければ一体どれだけの仲間が更に死んでいたか」

チョウズメ「イタチさんは戦争を経験しているんですよね?」

イタチ「……ああ。あんなもの絶対に起こさせてはいけない。例え里内の内乱であっても」

イタチがチョウズメに聞こえない声でボソリと呟く

イタチ「それはいい。チャクラコントロールが稚拙だと中忍以上の戦いでよく使用される瞬身による高速戦闘でミスを起こし結果死ぬ。今から教えるのは俺に媚びへつらい教えをこいてきた奴らに教えた方法を最適化させたものだ。しっかりと覚え、鍛錬するように」

チョウズメ「はい!」

イタチの言葉はチョウズメの心に強く残っている
何故たった一度しか言われていない言葉が綺麗に覚えられるのか分からない

イタチはチョウズメの心にトラウマとして授けている知識を埋め込んでいたりするがチョウズメには分からない

イタチ「これは今すぐできるようになる事ではないが、部分倍加の術を使おうとしているチョウズメには良い術だ。術というよりも使用方法だな。そのまま怪力と言われている。あの三忍の一人が使っている強化方法だ」

部分倍加は重量と増大した筋力によるパワープレイだが、高次元の戦いになれば火力不足になる

だからイタチは昔に見た木の葉の姫の怪力について、実戦を交えて教えた

(3時限目)

イタチ「どれだけ術を豊富に覚え、たくさんの組み合わせがあったとしても、印が結べず近接戦闘で押されたら負けてしまう。忍びは忍術に体術、出来るのであれば幻術などを適材適所に扱い戦う方が強くなれる」

チョウズメ「……」

イタチはこう言っているが秋道の戦い方をバカにしている雰囲気でもないので口を挟まない

イタチ「木の葉で三代目に続き、豊富な術を扱うコピー忍者もある体術を極めようとしている人物と本気で戦えば苦戦するだろう。一度でも体術戦に持ち込まれたらあとはそこから押されるだけになる」

チョウズメ「でもバランスは大事なんですよね?」

イタチ「極められるのであれば体術だけでもいいかもしれないが、あの人の域に行くにはチョウズメくんは多彩な術を覚えようとしすぎている。あの人の継承者になるには……そうだね、忍術が扱えないくらいじゃないと駄目だろう」

イタチは激眉を頭から消し去り

ガイ【青春だあああああ! うおおおおおおおお!!】

イタチはガイを頭から消去し話を戻す


イタチ「俺はこれでもある大切な親友の次にうちはで体術がうまい。チョウズメくんには俺の体術を覚えてもらう」

チョウズメ「もしかして体で覚えるという奴ですか?」

イタチ「サスケにすらこんなに教えていないんだ。チョウズメくん、君はきっと強くなれる」

イタチの体術教室が始まった

コテ消えてた


(4限目)

イタチ「……」

チョウズメ「……まだ、大丈、夫です」

イタチもチョウズメの家庭環境については知っている

ただ両親という繋がりを強めたいから、その繋がりからくる飢えで友人という繋がりを失いたくないという思いが、月読のきつい授業を耐えきる原動力にしているのだろう

サスケは近い将来、復讐のためにこんな風になってしまうのかもしれないと思うと……

イタチ「最後にチョウズメくんはまだ知らない事柄を教えるけど、俺に教えて貰ったとは言わないように」

チョウズメ「……は、い」

イタチ「君には血継限界、特殊な血族であるうちはや日向などのように血によって特殊な力を授けられた者達と同じ力を持っている」

イタチ「……それがあったから」

イタチ「そう、それがあったからその血族の容姿が君に反映され、秋道とは離れてしまったのかもしれない」

チョウズメはその言葉に暗い怒りを覚えそうになるが、その感情発生自体を月読の主たるイタチは止めた

イタチ「君のその力を今更恨んだところでどうにもならない。ならば、チョウズメくんがいつも言っているように、強くなって認めてもらうためにその力を利用するべきだ!」

チョウズメ「……利用?」

イタチ「力を捨てて友を、親を、一族を、全てを失いたくないだろ? それならその力を嫌ってもいいが利用し、君の大切なものを全て守るくらいは思ってみろ!」

イタチは自分に言い聞かせるようにそう叫んだ

イタチの腹黒さが透けて見えて怖いなあ
うちは一族の中にもクーデターに反対していた者やそもそもクーデター計画の存在すら知らない者も沢山いたろうに、
サスケ可愛さのあまりダンゾウの思惑通りに事を運んで、一族を皆殺しにした奴が人格者のわけないんだよな…

イタチ「君の持つ特殊な血継限界は氷、水と風のチャクラによって使用される氷遁だ。雪一族といううちはと遠縁かもしれない一族の力」

チョウズメ「氷遁……」

イタチ「もうギリギリだろう。だが今回も今までと同じ方法でチョウズメくんには覚えてもらう」

体は全く怪我ひとつないが、チョウズメの瞳にはほとんど力が入っていない

気力だけでイタチの話を聞いているのだろう

現にチョウズメは立ち上がり、クナイを持ち、イタチが教えた体術の構えを取っている

イタチ「いくぞ、氷遁・ツバメ吹雪!」

イタチは戦争中に見た氷遁の術を月読による力でチョウズメに向けた


イタチ「そして今のチョウズメくんではできないけど、使えるようになれば決めに使える技、氷遁・黒龍暴風雪」

チョウズメ「グハッ!……ごめんなさい、もう、無理」

チョウズメが倒れる前にイタチはチョウズメを受け止めた

イタチ「十分すぎるほど耐えたよ。月読の前に教えた真実は、俺が死ぬかサスケが木の葉を抜けようとした時に思い出せるようにしておく。すまないが頑張ってくれ」

>>437
ダンゾウが示した選択肢は

うちは(イタチやサスケも含めて)を全て殺される
or
自らの意思でうちはを全て殺す代わりにサスケだけは残す

という選択肢のみだったはずなので、実質一択ではありませんでしたっけ?

チョウズメは何故かサスケの家で目が覚めて、そのまますぐにお暇した

チョウズメ「……誰かに稽古をつけてもらった気がするけど、誰だったか覚えてない。それに森の近くでなんで倒れてたんだろう?」

チョウズメはイタチに関することは一欠片も覚えていない

その記憶があればダンゾウなどに更に執着して狙われて、???にも興味を持たれてしまうため記憶を封印されている


チョウズメ「早く帰って寝よう」

何故か分からないがうちはの生活区画にいるのが怖い

何故こんな風に思うのかは分からないがすぐに帰った

この日は好きを見て母に甘えるチョウズメがいた

(うちは壊滅)

チョウズメにイタチが稽古をつけて数日後の夜、うちはの生活区画の端の電柱の上で、涙を流し終えた暗部の仮面を付けた男がいた

仮面「もういいのだな」

イタチ「よろしく頼む」

仮面「万華鏡写輪眼は深い悲しみによって開眼し、その感情が更なる高みへと登らせる。うちはイズミは自分でやってはどうだ?」

イタチ「やれと言っている。俺を怒らせるな」

仮面「……どうやら暁で使っているキャラが出てしまったようだ。さてゆくとしよう」

謎の渦巻き仮面と暗部の仮面を被ったイタチは頷きあってから、うちはの生活区画へと入っていった


その日、うちはの生活区画から戦時中だと錯覚するほどの悲鳴が響き渡った

のちに判明することだが、うちはの生活区画の3割以上が炎上し、たくさんのうちはの死体が焼死体として発見された
1番多かったのは暗部がよく用いる刀による裂傷による出血多量だったそうだ

>>439
そもそもサスケ云々に関しては元々ダンゾウは全く言及してなかったはず
(イタチにサスケ含むうちは一族皆殺し&抜け忍となり暁所属からの里にとって危険な組織の監視)
でも恋人や両親を殺してもなお結局サスケだけは殺せず里抜けする前に3代目にサスケの今後を託し
ダンゾウを脅した(サスケに手を出したら木の葉の暗部の情報外部に漏らす)って感じの事を
イタチ死亡直後にオビトが言ってた 記憶違いだったらスマン

>>443
イタチ真伝と本編は時系列に矛盾があったり話が若干変わっているみたいです
イタチ真伝ではダンゾウが言っていますね
本編は戦争編はごちゃってて覚えてないですすまん

ヒルゼン「…………里の平和は守られた」

イタチはうちはをサスケを除いて秘密の協力者と共に皆殺しにした

ダンゾウが口約束でサスケには手を出さないと言っていたが、もちろんイタチはダンゾウだけの約束では信じるに値しない

故にこの真実を知っている三代目ヒルゼンに念押しに来ていた


ヒルゼン「だが、ほかの手段…………いや、よそう」

ヒルゼンが強硬派のダンゾウ達を止められなかったから強硬手段をイタチに取らせてしまったのだ

これ以上言っても意味が無い

そのあとサスケは暁という組織に身を置いて、ある人物を監視するという事を伝えた

イタチ「サスケを頼みます」

ヒルゼン「ああ、分かっている」

イタチ「……それと彼、秋道チョウズメが雪一族としての血継限界が使えることはダンゾウは既に知ってしまっています」

ヒルゼン「……なんだと!? いや、あやつの根は木の葉の深くまで浸透している。気が付かれるのも時間の問題とは思っていたが。いや、それよりも何故今それを?」

イタチ「彼は俺の弟、サスケの一番仲のいい友達ですから、心配して当然です」



この会話のあと、イタチはうちは殺しとしてビンゴブック(指名手配書集)に乗ることになった

うちはによるクーデターを未然に防ぎ、クーデター再発の芽をほぼ潰し、罪に塗れた里のための行動をしたイタチの真実

その真実は当然木の葉に広まらず、同族殺しのうちはイタチという指名手配の情報のみが流れてきた

もちろん名家である秋道にもその情報はすぐに伝わってきた

チョウズメにも伝わってきた


チョウズメ「え?」

だが理解出来なかった
サスケがただ一人の生存者だというのも聞いた

なら

チョウズメ(サスケの母親のミコトさんは? サスケのお父さんのフガクさんは? イタチさんの恋人らしきイズミさんは? サスケが好んで食べてたうちは煎餅を焼いていたおじさんは? 全滅ってなに?)

アカデミー生の中でも抜群に聡明なチョウズメだったが、その事実を言葉通りに受け止められなかった

チョウズメは【安価下2】

1 家を飛び出す
2 ベッドに逃げ込む

チョウザ「チョウズメ、今は大人しくしていなさい!」

里自体も今大混乱の状況であり、チョウザは息子憎しなどの感情が出てくる前に常識的な言葉でチョウズメを止めたが、チョウズメは止まらない

チョウズメは走る

うちはの生活区画に到着したが当然現場を抑えるための忍びたちが区画の規制をしていた

だがチョウズメはうちは生活区画の正規の入口以外も知っている

裏口からうちはの生活区画に入り、真っ直ぐにうちはサスケ、うちはイタチ、うちはミコト、うちはフガクの住む家へと向かった

チョウズメ「なんで……なんで!!」

サスケ達が住んでいた家は全焼していた

忍び「……ん? 君! 何入り込んでいるんだ! 今は立ち入り禁止だぞ!」

チョウズメは隠密していないといけないのに叫んでしまったため現場を見回っていた暗部の仮面を付けた忍びに見つかってしまった

チョウズメ「ごめんなさ……そうだよ、サスケは生きてるって! サスケと同じように生きてるかも。お兄さん! サスケは! うちはの生き残りのサスケはどこですか!」

チョウズメ「……なんで」

チョウズメはうちはの生活区画外にある病院の一室に来ていた

サスケはうちはの医療施設は木の葉一と自慢するくらいには腕がいい人が多かったらしい

だが、その人たちも含めて全て殺されたのか、サスケは木の葉の一番大きな病院にいた


サスケは面会謝絶されていて、本来なら病室に入ることは出来なかったのだが、病院側の上の方からチョウズメを通して良いというお達しが出たとかで入ることが出来た

サスケは眠っていた

涙を流して眠っていた

サスケはうわ言のように「イタチッ!」と大好きだったはずの兄の名前を怨みを込めながら寝言で呟いている

チョウズメ「……サスケ、また来るね。今度はおかかのおむすびとかを持ってくるから。甘いものよりもそっちの方がいいよね?」

チョウズメはサスケの額の汗を拭いてから部屋を出た


チョウズメ「……」

安価下2

1 もう帰る(この日は終わり)
2 情報を集める

チョウズメは考えた
どうすればこの事件の情報を得られるのか

チョウザは何かを知ったとしても漏らさないだろう
流石にチョウジにも話さないから無理

イルカ先生は言い方は悪いが所詮中忍、情報が来たとしても選別されている可能性がある

チョウズメ「紅さんとアスマ先生、イタ……この二人なら、守護人だったアスマ先生の方が権限が多いよね?」

紅は最近上忍になったばかり、アスマは上忍であり火の国の十二支の一人でもあったのだった

そして三代目ヒルゼンの息子でもある

チョウズメ「アスマ先生のところに!」

今日はうちは壊滅という事件があったためアカデミーは休講だった

だがアカデミーは学校があるだけではなく、上忍の待機詰所もそこにはある

有事の時こそ上忍は何があってもすぐに指示があったら動けるようにそこに行くらしい

アカデミーに入ること自体は簡単だった

そして詰所に行くこと自体も簡単だ

コンマ下1
30以上でアスマはいる

紅「……チョウズメくん? 今日は自宅待機よ」

チョウズメ「紅さんこんにちは」 

紅「はい、こんにちは。それで誰かを探していたけど」

チョウズメ「アスマ先生を探してました」

紅「……アスマは今はいないわね。チョウズメくん、今日はもう帰りなさい」

チョウズメ「嫌です」

紅「もしアスマに会えても、うちはについては分からないわよ」

カカシ「ちょっと待った。その子はアカデミー生でしょ年齢的に。不味いんじゃない? それに触れるのは」

紅「この子は生き残りの子ととても親しかったんですよ……うちはイタチとも」

最後の名前はカカシにだけ聞こえるように話した

カカシ「なるほど。坊主、もう帰った方がいい」

チョウズメ「嫌です」

カカシ「君が動けばうちはサスケに迷惑がかかる。君の両親にも迷惑がかかる。忍びを目指しているのなら、ルールを守れ。まあ、守るべきタイミングにも例外はあるけどね」

カカシは睨みをきかせてチョウズメに言い放つが、最後はおちゃらけながら例外もあると言った

チョウズメ「今が」 

カカシ「子供が一人走り回ってもどうにもならないのが今回だ。今回を例外にすべきではないよ」

チョウズメ「……わかりました。エロ本読んでる人と紅さん、さようなら」

カカシ「ちょ、」

紅「アカデミーには来るのよ」

チョウズメはカカシの言う通り、自分が動いてもどうにもならないと逸る気持ちの中でも理解出来たのでそのまま家に帰った


木の葉にいたうちははイタチとサスケを除いて全滅しました
イタチは抜け忍になりました
サスケは昏睡状態です

イルカ「……今では高難易度任務には確実に一人は医療忍者がつくようになったが、これは三忍の一人である綱手様が考案されたものだ……」

うちはが壊滅してから次の日、何事も無かったかのようにアカデミーの授業が進行している

他の生徒はうちはが死んだ事を遠くの出来事のように噂話をしていたりする

チョウズメの周りでその話をしようとした人がいたが、心配して近くにいたいのが注意してチョウズメがいるクラスではその話はしなくなった

少しは話すようななったいのや色んなことを話しているヒナタはチョウズメがサスケの家族と親しかった事を知っている

うちはを殺したイタチの話もチョウズメは何度もしたことがある
だからこその気遣いだったのだろう

そして二人は「大丈夫?」などの励ましの言葉を掛けず、あえて何も言わないでいた

ナルト「チェッ……」

サスケに反骨精神バリバリのナルトであったが、今回ばかりは何も言わずに騒ぎも起こさずつまらなさそうにしている

チョウズメ「ヒナタにいの、それにナルトもまた明日」

ヒナタ「チョウズメくん……また明日」

いの「明日も学校に来なさいよ」

ナルト「うーす」


チョウズメはアカデミーが終わったあとすぐに家に帰って真っ黒の服、喪服に着替えた

夕方からうちはの葬儀が行われる

チョウズメはチョウザに行く事を禁じられたが、母親は喪服を用意しておいてくれた


「うちは○○
 うちは  
 うちは……


 うちはイズミ


 うちはミコト
 うちはフガク、ここに眠る」

死せるうちはの名前が全員読み上げられた

唯一の生き残りであるサスケがいないのにも関わらず、葬儀は行われ、淡々と進行していく

それでもたくさんの人が集まっているのが救いだろう


チョウズメ「ミコトさん、サスケのお父さん、イタ……イズミさん。さようなら」

チョウズメは父親にバレる前に献花をして、挨拶をして帰った

数日後、サスケは目を覚ました

その日まで放課後毎日サスケの元に向かっていたが、目覚めてからはサスケ自信が面会を謝絶したのでチョウズメはまだ会っていない


少し戻るが葬式の次の日、朝の訓練でアスマが来たのだが

アスマ「俺はうちはに関することは何も知らない。じじいならなにか掴んでいるかもしれないが、これ以上探ろうとするな。死ぬことになる」

と言われたためうちはに関することは手詰まりしてしまった

サスケがアカデミーに復帰すると聞いた日の朝、チョウズメはアスマに頼んでその日の訓練は中止してもらい、早めの朝食を取ってアカデミーに来ていた

いつも朝早くに来ているらしきヒナタよりも早く教室に着いたチョウズメはいつもの席に座ってサスケを待った

遅くも早くもない時間にサスケが教室に入ってきた

チョウズメ(あれ?)

チョウズメは一目見てサスケが何かおかしい気がすると思った

チョウズメ「サスケおはよう」

サスケ「……チョウズメか」

それだけ言ってサスケはチョウズメに見抜きもせず、いつもの席、チョウズメの隣に座った

そのあとゲンドウポーズを取ってチョウズメが声を掛けても反応しなくなった


イルカ「それでは今日の授業は終わり。すぐに下校するように」


チョウズメ「サスケ!」

ナルト「サスケ! 勝負だ!」

サスケ「……」

チョウズメ「……」

ナルト「てめえ! カッコつけて無視してんじゃねえ!」


チョウズメはサスケはまだ整理ができていないのかもしれないととりあえず落ち着くことにした

チョウズメ(今日はどうしよう)


安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 サスケに会いにいく(判定なし)
3 ヒナタに会いにいく(超低難度判定)
4 ナルトに会いにいく(判定なし)
5 いのに会いにいく(中難易度判定)
6 チョウジに会いにいく(【高難易度】判定)
7 アスマに会いにいく(【高難易度】判定)
8 自由安価(人物によってはコンマ判定)

ヒナタが超絶ダッシュで帰ってしまった可能性
コンマ下1
5以下で帰った

チョウズメ「ねえ、ヒナタ」

ヒナタ「チョウズメくん、なに?」

チョウズメ「今日話せる?」

ヒナタ「……うん、今日もお父様には色々あるから大丈夫だよ」

うちは関係である事は一々言わなくてもいいだろうとヒナタは黙る

チョウズメ「じゃあ行こう」

ヒナタ「う、うん」

チョウズメは前回みたいなテンションでヒナタを引っ張っていく訳ではなく、歩いて前回行った公園へと向かった

テンションの無駄に上がっていないチョウズメは話をする時、紅はいつも団子屋などに連れていってくれることを思い出し、シナモンロールを買って公園に行く前に買った

サスケとイタチのことが頭をちらつくが、サスケが話せるようになるまではどうにもならない

アスマも真面目にする時とだらける時のメリハリをつけないといつか自殺することになると言っていたこともあった

今はヒナタとの会話を楽しもうとチョウズメは気持ちをなんとか切り替えようとする

チョウズメ「今日は来てくれてありがとう」

ヒナタ「うん。チョウズメくん、その、サスケくんとは」

チョウズメ「ヒナタも見てたと思うけど、全然話してくれなかったよ。なんか気を使わせちゃってごめんね」

ヒナタ「そんな事は気にしなくていいよ。その……」

ヒナタはいのやチョウズメとならゆっくりとなら話せるようになったが、今のヒナタは逆に気を使いすぎて何を話せばいいのか分からなくなっていた

チョウズメ「【セリフ安価下2】」

前回ヒナタを休日に誘うのに失敗しています
今回も誘いますか?(チョウズメのメンタルによってテンションや会話とかが変わります。今回のように)
安価下4
1 誘う
2 誘わない

そういえばナルトはうちはで起きたこと知っているのかな?

>>472
それはセリフ安価のセリフですよね?

ヒナタは遠慮していたが最終的に好物のシナモンロールを遠慮しながら食べていた
二人はお菓子を食べ終わると、チョウズメが声を上げた

チョウズメ「そういえばナルトはうちはで起きたこと知っているのかな?」

ヒナタ「ナ、ナルトくん?」

チョウズメ「うん。サスケが居なかった時のナルトはつまらなさそうにしてたんだけど、あれはサスケがいないからつまらなさそうにしてたのか、それともサスケの家族がみんな居なくなっちゃったなら心配してたのかな?」

ヒナタ「な、ナルトくんはいつもはあんなだけど、困ってたら助けてくれるし、きっと心配してたと……思う」

チョウズメは一番仲が良かったはずのサスケに素っ気なくされ、ヒナタがナルトのことであたふたしているのを見て、少しだけモヤッとする

チョウズメ「ヒナタはそうだと確信出来たみたいだけど、僕は分からなかった。まず僕はサスケの事をあのアカデミーの中では一番色々知ってると思ってたけど、今のサスケが何を考えてるのか分からない」

ヒナタ「チョウズメくん……」

チョウズメ「そう思ったら、その時のナルトはどう思ってるのかな?って。そんなことを考えてたら、僕はナルトのことを何も知らないなって。ナルトがなんで大人に嫌われてるのか、化け狐というのは何なのか」

ヒナタ「わ、私もそれについて分からなかったから、お父様に聞いたけど教えてもらえなかった……」

チョウズメ「そんな風に考えて考えて色んなことを考えてたら、サスケのことも分からない。ナルトのことも分からない。いののことだって、山中の忍術を学んでいて、ミニトマトが好きでお刺身が嫌い。サスケが好きで……軽いことしか分からなかった」

サスケ以上に前から知ってる紅の事なんてサスケよりもわからない
甘いものが好きじゃなくてあたりめを齧ってるのが好きなのは知っているが

チョウズメは彼の言葉を聞いて自分はどうなのか?と考えているヒナタの目をまっすぐ見た

チョウズメ「僕の2番目に出来た友達。異性では初めての友達なヒナタ。僕はヒナタの好物は知ってる。甲殻類が苦手なことは知ってる。でも、たまにヒナタが腕に包帯を巻いてたり、胸を抑えて痛がっている理由は分からないし、日向のことなんて全くわからない」

ヒナタ「私は、そういう事を話さないから」

チョウズメ「でも僕はヒナタに聞くことも出来たけど、嫌われたくないから聞かなかった」

サスケに更に踏み込みたい

もっと友達のことを知りたい

しかしもしそれで嫌われたらと思うとチョウズメは足を踏み出せなかった

ヒナタ「……私もチョウズメくん、ナルトくん、いのちゃん……兄さん。家族のことも全然分からない。で、でも! 分からない事がわかったから、これからは、その」

チョウズメ「うん、そうだね。知ればいいんだ。父さんのこともチョウジのことももっと知ればきっと……」

チョウズメは今まである一線以上は踏み込んでいかなかった

だがそれではいつかきっと後悔する……いや、現時点でサスケが何を考えているのか分からないので後悔している

ヒナタ「チョウズメくん! イルカ先生が言ってたよね? 無理をし過ぎるとどこかで空回りしちゃうって。最近のチョウズメくんはサスケくん以上に力が入っているように見えたから、えっとね、一度力を抜いてから、もう一度頑張り始めればいいと……思います」

チョウズメはそこで初めてうちはの事件が起きてから、ずっとそのことばかりを考えていたことに気がついた

そしてヒナタやいの、あのナルトも心配していたのにぞんざいに扱っていたことにも気がついた

チョウズメ「……すー、はー。そうだね、よく考えたら最近食べたご飯の味も思い出せないな」

ヒナタ「いのちゃんも心配してたから、その」

チョウズメ「うん、謝っておくよ」

チョウズメはうちはの事件の日、正確に言えばその前の日くらいから自分が知らないはずの知識を有していることに気がついていた

その知識は属性の術の組み合わせによって、足し算以上の力が発揮されることや、体術や体さばき、チャクラコントロール

そして何より自分が氷遁が使えることを理解していた

そんなたくさんの知らなかったこと知識がてにはいっていたのに、最近の訓練は身が入っていなかった

チョウズメは今週は訓練をやめて、ゆっくりすごすことにした……そう、例えば友達と

チョウズメ「ヒナタと週末遊びたい」

ヒナタ「前は予定入ってたけど……」



コンマ下1
20以下でごめんなさい

ヒナタはこの流れでは流石に断るのは失礼だと思ったので受けようとした……が

ヒナタ「………………」

チョウズメ「あれ? もしかして」

ヒナタ「ご、ごめんなさい! 今週は日向で大切な集まりがあるから、ごめんなさい」

ヒナタが必死になって謝ってきたので、チョウズメはなんとかそれをやめさせた

チョウズメ「家族の集まりならしょうがないよ。家族は大切だもん」



そのあとヒナタが気まずそうにしていたからすぐに解散になった

チョウズメ「もしかして……いやいや、ヒナタは嘘をついて断る人じゃないよ」

休日の朝、嫌な考えがチョウズメの頭をよぎったがすぐにそれを振り払った

チョウズメ「今日は修行はおやすみにするとして、どうしようかな」


安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 サスケ【が会いに来る】(【高難易度】判定)
3 ヒナタに会いにいく(【超高難易度】判定)
4 ナルトに会いにいく(低難易度判定)
5 いのに会いにいく(中難易度判定)
6 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
7 アスマに会いにいく(中難易度判定)
8 自由安価(人物によってはコンマ判定)

紅が任務でいない可能性
コンマ下1
15以下で任務に出てて会えない

チョウズメは紅に会うために何ヶ所か居そうな場所を探したらある場所にいた

チョウズメ「紅さんこんにちは!」

紅「こんにちは。もしかして探してた?」

チョウズメ「はい! 紅さんなら酒屋にいるかもと思って」

酒屋からお酒とあたりめを買って出てきた紅と遭遇した

紅「変なところで信頼されてるのが女性としてどうなのかしらね。まあいいか。好きなものは好きなのだから。今日もお話する?」

チョウズメ「お願いします!」

チョウズメ「……」

紅「おつまみは適当にお願い。チョウズメくんはジュースなにか飲む?」

チョウズメ「オレンジをお願いします」

紅「以上よ」

チョウズメも紅があまり甘いものが好きじゃないことを知っている

なので今回は「紅さんが好きなお店に行きたいです!」と行った結果、居酒屋に来ていた


品物が来て紅と乾杯(一人はジュース)をしたあと、チョウズメはいつものようにうちは以外のあったことを話した

紅は上忍になってからいろいろ苦労が絶えないようでその愚痴をチョウズメは聞いた
最近はいつもだが、それだけ大変なのだろうと思った


紅「……サスケくんはどう?」

チョウズメ「全然顔を見てくれないし、話してくれません」

紅「ふっー、そう。チョウズメくんはイタチさんが好きだったみたいだけど言うわね。うちはイタチがうちは殺しをしたことによっていろんなバランスが崩れたわ。その影響で不利益を被った人もいるの」

チョウズメ「はい」

紅「だけど火影様も暗部の長もサスケくんに対して危害を加えようとする事を固く禁じさせて、火影様の庇護下に入るらしいわ」

チョウズメ「とりあえずサスケは木の葉で普通に暮らせるってことですか?」

紅「そ、まああんまり広めないでね? アカデミーの子に教えたなんてあんまり良くないことだから」

チョウズメ「ありがとうございます!」

紅「しー、私は何も言ってないわよ?」


チョウズメは少しだけ方から力が抜けた

そのあとヒナタともした、自分は親しいと思っている人のことを全然知らないと言うことを話してから

チョウズメ「だから、僕はもっと紅さんのことが知りたいです」

とアカデミー生の純粋な思いから紅にそんなことを言った

なおこの言葉をたまたま聞いた居酒屋に居合わせていた他のくノ一によって広められることになるがそれは別のお話

紅「うーん、答えられないこともあるわよ?」

チョウズメ「わかってます!【セリフ安価下1下2】」

セリフ安価下1と下2
紅への質問
なお紅が答えずらそうな質問の場合、そのレスのコンマが50以上なら答えます
ただしあからさまに答えられないものは黙秘してしまいます

チョウズメ「僕はもっと家族や友達のことを知りたいです。でも嫌われる事が怖くて前に進めない……僕はどうしたらいいですか?」

紅「そうね」

チョウズメ「あと! 目の前に心から欲しいと思っている物があるのに、どうしても手に入らない時、どうすればいいのでしょう」

紅「一気に質問なんて欲張りねえ」

紅(前者は言葉の通り家族……チョウザさん、いいえ鹿蝶の方々は何をやっているのかしら。友達はサスケくんとか、前に言ってたいのちゃん、それに日向のヒナタちゃんかしら? 私も含まれてたら嬉しいわね)

紅(後者は……多分チョウズメくんだから物では無いわね。サスケくんが何を考えているのか、なぜうちはイタチがうちはを皆殺しにしたのか、あとは家族関係よね……良くひねくれずに成長したわね)

紅はただ自分の考えを言うだけなら簡単だ

だがチョウズメはアカデミー前の小さい時から知っているし可愛がってきた
これはある意味彼にとって分岐点にもなり得ると紅は思った

紅「ある体術使いの方ならこう答えるわ『当たって砕けろ! それもまた青春だあああ!』」

チョウズメ「え?」

紅「ある口を隠している方なら『人とのコミュニケーションをとる前に、待ち合わせに遅れないことが重要だよ』」

紅「あるタバコの髭なら『相手が自分のことを思ってくれていると思うなら、素直に話してみた方がいい』」

紅「私なら、挑戦してみなさい。もし駄目で泣きそうな時はまた抱きしめてあげる……と言うわね。人によって人との付き合い方、その考え方は違うわ」 

チョウズメ「はい」

紅「そうね、私だってチョウズメくんに嫌われるのは嫌よ? 何年も親しくしていたのに急に話しかけるななんて言われたら……それは多分反抗期ね」

チョウズメ「僕はそんなこと言いません!」

紅がくすりと笑ったのでチョウズメはキッパリとそんなことは無いと切り捨てた


紅「チョウズメくんはなさそうね。でもその時の気分によって人の対応は変わるわ。その時は一瞬その人が嫌いだと思ったけど、次の日には別にそんなことは無いなんてこともざらよ」

チョウズメ「それはイマイチわからない」

紅「いずれ分かっちゃうことよ。わからない方がきっといい事なのかもね。最初の質問はさっき言った通り、正解なんてないけど、チョウズメくんが泣きたいなら私の元に来れば慰めてあげるわ」

チョウズメ「……も、もうそんなに子供じゃないです」

紅「いいえ子供よ。子供の方がいいことだってあるわ」

紅はコホンと咳払いをして仕切り直す

紅「次に欲しいけど手に入らないものね。現実的な答えを言うと、そんなもの沢山あるわ」

チョウズメ「それはわかってます」

紅「多分まだ分かってないわよ。チョウズメくんが欲しいものはチョウザさん関係、うちはイタチのこと、サスケくん辺りのことよね?」

チョウズメ「な、なんで分かるんですか?!」

紅「大人だからよ」

チョウズメ「ぐぬぬ」

紅「でも嬉しいのよ? こういう事はチョウズメくんが泣いた時以降相談として話してくれなかったじゃない? チョウズメが話してもいいと思ってくれたってことよね?」

チョウズメ「……紅さんになら言えました。僕の勇気がもう少しあれば」

紅「それでも嬉しいわ。さて話を戻すわね? まずうちはイタチについてはアスマやはたけカカシレベルの上忍でもわからない事だわ。もし何かを知っていても三代目様や暗部のトップとかね、これに関しては私からのお願い、追わないで」

紅は真剣な顔でチョウズメを見つめながら軽く頭を下げた

チョウズメ「……紅さんが言うなら今は追いません。でもいつかは」

紅「それならまだいいわ。大人になった時の行動は自分の責任だからね」

紅「今まではチョウズメくんが相談しなかったから、変に探らない方がいいと思って聞き回らなかったけど、チョウズメくんが相談してくれたから、チョウザの事は色々聞いてみるわ」

チョウズメ「ありがとうございます!」

紅「そしてサスケ君の事ね……うん、ぶん殴っちゃいなさい」

チョウズメ「……へぇ?」

紅が真横に向けて鋭い拳を突きつけてそんなことを言い出した

紅「サスケに何度も話しかけなさい。それでも駄目なら『僕が勝ったら今サスケが何を考えてるか教えて! 無視しないで!』とか言ってみなさい」

チョウズメ「殴ったら嫌われちゃいますよ!」

紅「前にサスケくんから殴りかかってきたことがあったのよね? そのあとサスケくんと更に仲良くなったって言ってたわよね?」

チョウズメ「そうですけど」

紅「これはもう少し日を置いてからだけど、仲がいいなら有効な手段だと思うわ。話を聞いてくれないなら体に聞くしかないからね?」

チョウズメ「……わかりました?」

紅「うーん、でもそうね。チョウズメくんはまだ踏み込むことに苦手意識とか怖いという思いがあるわよね?」

チョウズメ「はい」

紅「それならまず私で練習してみましょう。私のこともあまりわからないって言ってたわよね? 苦手な食べ物とか好物、趣味なんかも知ってるけど」

チョウズメ「晩酌は女性としてって言ってましたもんね」

紅「楽しいからいいのよ。何かない? 知りたいこと。任務や忍びの禁則事項に関わること以外ならだいたい教えてあげるわよ?」

チョウズメ「……それなら【安価下2】」



紅に関することの質問安価
話の流れのおかげで緩くなっています
よっぽどやばい個人的なことじゃなければコンマなし
よっぽどやべえ個人的なことならコンマ判定

チョウズメ「僕のことどう思ってますか?」

紅「え? そうね」



コンマ下2

90~  愛ですよ(開き直り)
70~89 ……え?そんなまさか
50~69 好きよ、親戚の子供的な感じで
 ~49 そういう質問はもっと大人になってから好きな人にね……くどくど

紅「……あのね、そういう質問はもっと大きくなってからにしなさい? まず忍びにとっての男性の敵は金、女、酒って言われるの。それだけ注意しろってことだし、まずそういうのは同年代の子に…………年上の人に憧れるのはわかるわ?でもね………………」

紅は酒を煽りながらひたすらダメ男にはなってはいけないからと注意し続けた

そして何だかんだ信用しているチョウズメとの席だったため飲みすぎて倒れ、紅の家に子供が担いで運ぶことになったのだった

なお交流回数でどんどん好感度の高い選択肢のみが残っていきます
交流4+その他諸々プラマイでこれですね

本日の更新はここまでです
明日は昼は無理で夕方から、寝ちゃったら夜からですね


次回からは(アカデミー卒業式まで?/?)になります

アカデミー卒業までどのくらいのターン数をかけた方がいいですかね?
特にないなら5ターン、5/5にする気なのですが

その間にもいくつかイベント挟みますが、例えばアスマの属性関係とかですね



>>509
マジか
じゃあ、今回の紅先生みたいに安価次第では人間関係が拗れ易くなるってこと?
だとしたらヒナタとか紅先生のコミュは地雷原じゃねーか

>>512
今回みたいな露骨に相手の好意を尋ねる時に極端なコンマ判定が発生しますね
交流重ねるだけなら親密度的なのは上がって何かあった時に色々助けてくれます

露骨に好意を尋ねる=告るみたいなものなのでそういう時はこんな判定がされます


今回の紅先生は1番上でも色々やりようはあるので今回はどのコンマでも大丈夫です
90~とかだったら紅先生の反応が次回以降少しだけ変わってましたけど

8時半くらいから始めると思います

(アカデミー卒業まで5/5)


アカデミーの基本在籍期間が半分を過ぎ、前半よりも実践的な授業が増えた

チョウズメは相も変わらず話せる友達が数人しかいないが、ナルトとはアカデミーでなら話すくらいにはなっていた

チョウズメは話して始めてナルトには親がいないということがわかった

それでもヒナタ、いの、ナルトくらいとしか話していないからやはり人と知り合うというのが苦手なのかもしれない

チョウズメの1番の友達のはずのサスケとは、アカデミーでは隣に座っているがあの日から話すことはなくなった

サスケ「お前には言っておいてやる。俺はうちはイタチを殺す。俺やイタチを知っているからこそ伝えておいてやる。イタチは自らの糧とするためにうちはを滅ぼした。俺はあの日より復讐者となった」

チョウズメ「……本当にそうだと思ってるの?」

チョウズメは無意識のうちにこんな言葉が出た
なぜこんなことを言ったのかわからない

でもこれが正しいのかもしれないとチョウズメは無意識で思った

サスケ「……なに?」

チョウズメ「イタチさんはサスケも言ってたよね? 家族思いで優しいお兄さんだって。それなのに本当にイタチさんは、ぐはっ!」

サスケの不意打ちの拳でチョウズメは吹き飛んだ

サスケ「お前は友であることに執着していたから、友である事は辞めないでやる。だが、イタチ側に回るなら、チョウズメ、お前でも殺す」

チョウズメ「……それならなんでサスケは生きてるのさ! 糧にするなら殺されてるでしょ」

サスケ「俺を復讐者にして、俺がイタチに迫るほどになった時に摘み取りに来るそうだ」

チョウズメ「忍者ですらないうちはの人達を殺してるのに? そんな戦いが強さの糧になるの? あとサスケを強くするなら元々強い人たちの身内を殺して復讐者にした方が早いじゃないか!」

サスケ「同族を皆殺す奴の考えを完全に理解出来ると思うか?」

チョウズメは何を言ってもサスケには届いていないのではないか? と会話中に思ったならば

チョウズメ「それにさ、僕よりも弱いサスケがイタチさんに勝てるようになるの?」

チョウズメはこの時初めて友人から本気の殺意を受けた

だが、何故かこの殺意よりも怖い殺意を知っているような気がして、全然怖くなかった

サスケ「……チョウズメ、いつかお前を殺してやる」

チョウズメ「僕はサスケにだけは殺されない」

この日よりチョウズメとサスケはどうしても必要なこと以外では話さなくなった

アカデミー卒業まで数えた方が早くなったがチョウズメの日課は変わらない

朝の訓練はアスマと紅が交互に見ていた

うちは事件があったあと初めてアスマと演習をした時、チョウズメは初めて手加減したアスマから一本取ったりなんかをした

その後からはアスマが更に力を入れてボコボコにされる具合は酷くなったが

そんないつもの朝訓練のある日、アスマがいつもやりも更に早く呼び出した

アスマ「お前が急にチャクラコントロールをマスターしたり、体術が急にうまい動きが増えたり、部分倍加の速度が飛躍的にアップしたりした日から少し経ったが」

チョウズメ「先生から一本取れた日からも少し経ちましたね! 痛っ!」

アスマ「手加減に手加減を重ねた相手に勝ったくらいで誇るな! さて、忍びの基礎である体術とそれと並行したチャクラコントロールも上手くできるようになってきた……おかしくないか? 俺はアカデミー生に教えてるはずなのに、なんでやってる事が中忍前の忍びみたいなことやってんだ?」

チョウズメ「先生がうまいから? あっ、紅先生がうまいからだ!」

アスマ「俺がうまいんだよ。そろそろ忍術に取り組んでもいいと思う。チャクラコントロールが上手くできているし、無駄なく訓練できるしな」

チョウズメは何体維持出来る?(意味はのちのち分かります)
安価下2

コンマが上限で指定された数値がコンマよりも高ければコンマで止まります

チャクラ量でチョウザに迫害される可能性は減りました(ナルト比)

アスマ「チョウズメ、分身の術をやってみろ」

チョウズメ「はい? 分身の術」

チョウズメは言われた通り自分の分身をいくつかその場で作った

アスマ「うん、アカデミーで卒業の試験が分身の術でも余裕で合格だな。お前が落ちたらほかも皆落ちる気がするが」

チョウズメ「ありがとうございます。それでこれは?」

アスマ「とりあえずこれを読め」

アスマが投げ渡した巻物を分身を解除しながら受け取り、中身を見ると

チョウズメ「影分身の術?」

アスマ「ああ、本来ならアカデミー生になんて教えないんだけどな。ちょっと気になることがあるから、それを今すぐ覚えて使ってみろ」

チョウズメ「はい、基本の考え方は分身と……チャクラが等分にされると書いてあるんですけど」

アスマ「いいからやれ」

なお50以上だったらダンゾウがアカデミー卒業前から絡んでくることになってました




チョウズメは最近は父親に認められるためだけではなく、サスケに絶対に負けないために必死さが増している

母親や紅が勉強をしなくてもいいと言うレベルなのだが、サスケがサスケに聞いていたイタチの強さのレベルまで強くなった場合を考えると足踏みなどできない


チョウズメ「影分身の術」

何度か読み直してからチョウズメは見ながら影分身の術を行使した

分身の術と同じように寸分違わぬチョウズメの分身、今回は影分身が出来た


アスマ「どうだ? 辛いか?」

チョウズメ「ん? 特には何も」

アスマの頬が若干引き攣っているが、タバコの煙でチョウズメが見えなかった

アスマ「なら戦闘時に使うであろうチャクラを各個体に残しつつ、影分身の量を増やしていけ。多めに取っておけよ? あと影分身の術は消されたら等分にしたチャクラも消える。自分の意思で消さないとチャクラは還元されないから気をつけること」

チョウズメ「はい!」

チョウズメはアスマに言われた通り、影分身を一体ずつ増やしては消して増やしては消してを繰り返した

00とかゾロで1000とか出たら大変そうな

>>535
唐突にうずまきの血が流れていたことになっていました




本来は幼少期はチャクラ量が少なく青年くらいが最大量っぽいですがそこら辺は見逃してください



チョウズメ「アスマ先生、これくらいが限界です」

アスマ「……マジかよ」

アスマは何とか小声で抑えることが出来た

影分身の術とはチャクラを等分にしてしまう影響上、数を増やせば増やすほど辛くなる

チャクラが完全に枯渇するということは死を意味するので、影分身は本体のチャクラの総量を減らして行く行為であり、増やせば増やすほど辛くなる

本体のチャクラが枯渇状態で戦えるわけがなく、戦闘時にもし影分身の術を使うのだとしたらアスマでも数体くらいだ

あのコピー忍者はたけカカシは4体くらいなら余裕を持てるくらいだといえば異常さが分かるだろう

アスマがもしチョウズメを教え始めた時にこの事実を知ったら化け物を見る目で見てしまっただろう

だがアスマにとって、チョウズメはもう(言ってはいないが)弟子であり、驚きはするが何とか受け入れられた

アスマ「あははは。よし、それならこれからの特訓は何倍もの効率でできるぞ!」

チョウズメ「「「「「本当ですか!?」」」」」

アスマ「近いし多い! 影分身の術を解除しろ」


チョウズメは影分身の術の経験還元についてアスマより教えて貰い、朝の訓練は影分身の術を何体か出してやる事になった

ナルト「なんで朝からへばってんだ?」

チョウズメ「ちょっと無茶し過ぎて」

ナルト「そんなもんラーメン食えば速攻で治るってばよ!」

チョウズメ「ナルトは元気だな」

ナルト「当たり前だ! 俺は……サスケは俺と勝負しろ!」

サスケが来たことによりナルトがサスケに詰め寄っていくのを横目にチョウズメは机で項垂れていた

アスマが手加減の手加減の手加減から手加減の手加減に変えてからボコボコにされる具合が増えていたので、影分身の術を戦闘時限界許容まで使って戦ったが結果は敗北

そしてチョウズメは初めて大量(18体)影分身による疲労の還元を体験していた

いのやヒナタに心配されたが、ただ朝練で頑張りすぎただけだったのでそのことを素直に言って、いのには笑われ、ヒナタには応援されてその日の授業に望んだ

サスケがほんの一瞬だけ心配げな視線を向けていたのに気がつけて、チョウズメはとても嬉しかった

(アカデミー卒業まで5/5)

イルカ「お前達が忍者になる日も刻一刻と近づいてきているが、体調管理が出来ない忍者は即死ぬぞ。例え成績優秀者であってもそれは変わらない。チョウズメ! 気をつけるように。そして皆も体調管理には気をつけてまた明日も学校に来るように! それでは今日は終わりだ!」

チョウズメはイルカの言葉に強く頷いて最後の挨拶を口にした

チョウズメ「今日は放課後は誰かと遊んだり話したりしてから、あれ(氷遁)の訓練をしよう」


安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難易度判定)
4 ナルトに会いにいく(超低難易度判定)
5 いのに会いにいく(中難易度判定)
6 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
7 アスマに会いにいく(中難易度判定)
8 自由安価(人物によってはコンマ判定)

ナルトが超ダッシュで帰ったかもしれない可能性
コンマ下1
5以下で会えない

卒業まで4/5じゃないか?

>>543
放課後の行動選択時に減ります
アスマの朝練などは選んでいない自動イベントなので消費しません


ナルトはイルカ先生などに追われない限りそそくさといつも帰ってしまう

チョウズメが誰と話そうか考えているうちにナルトは学校の校門にいるのを教室から見えた


チョウズメ「やば」

チョウズメは急いでナルトを追った


チョウズメはナルトが里で化け狐と言われているのを何度か耳にしたことがある

だがその場面を見たことは無かった、今までは


モブ「売ってやるから早く出てけぇ! お前がいると客が入れねえだろ!」

ナルト「へへ、売ってくれてありがとうだってばよ」

チョウズメ「……」

牛乳や大量のカップ麺、缶詰などが入った袋を店主がナルトに投げつけ、袋から零れた商品をナルトはすぐに拾って店の前から走って出ていった

即消化できるものと日持ちがするものばかりに見えたのは気のせいではないだろう

チョウズメは店主に敵意を覚えるが

アスマ「忍者は常に冷静でいろ。感情的になったら死ぬぞ」

チョウズメが朝練でアスマと演習をする時、感情的になってしまった時はいつもこう教えこんでいたのですぐに冷静さを無理やり取り戻した

チョウズメはその場で影分身の術をして、影分身にはナルトを追わせ、本体はその店である食材達を買ってからナルトを追った


ナルトは少しボロいワンルームくらいの大きさのアパートに入っていった

影分身の術が解除されてナルトの居場所、住んでいる場所がわかったチョウズメはその家に向かいノックした

ナルト「……誰だってばよ!」

チョウズメ「チョウズメ」

ナルト「…………チョウズメ? チョウズメってあのチョウズメ?」

チョウズメ「僕以外にチョウズメっているの?」

ドアの向こうでバタバタと激しい音がなってすぐにドアが開いた

ナルトは一瞬嬉しそうな顔をしてから、住所を知らないはずのチョウズメがいるということは、先程のことが見られていたのだと気が付き暗い顔になった

ナルト「何だってばよ……」

チョウズメ「遊びに来たんだけど。入れて欲しいな」

ナルト「はぁ!? 俺のところに、俺の家に遊びに来た?」

チョウズメ「……帰る?」

ナルト「入っていけってばよ! あっ! 最近掃除してねえから汚いけど許して欲しいんだけど!」

チョウズメ「大丈夫、失礼します」

ナルトは大げさに喜びながらチョウズメを部屋に入れた

ナルトが今綺麗に洗ったコップに買ってきたばかりの牛乳を入れてくれた

二人は一気飲みしてから話し始めた

ナルト「それで、それで何をするってばよ!」

チョウズメ「汚い……想像以上に」

ナルト「い、いつもはもっと綺麗だかんな! じっちゃんが来る時はもっと綺麗だぞ!」

チョウズメ「じっちゃん?」

ナルトの両親は死んでいるはずだ

だが親族がいるなら今のナルトの状況を放置しておくわけがないとチョウズメは思って口にした

ナルト「三代目のじっちゃんだってばよ!」

チョウズメ「……は?」

チョウズメ(待って、なんで? え? アスマ先生が言うには里の人達を己の子というくらいには里の人達を愛している人だって言ってたよね? なのになんでナルトにじっちゃんと言われるくらい親しいのにこんな状況なの?)

チョウズメ「この家を借りてるのは?」

ナルト「じっちゃん」

チョウズメ「ナルトの生活費を出してるのは?」

ナルト「じっちゃん」

チョウズメ「うーん?」

チョウズメはアスマの語るアスマの父親であり三代目火影であるヒルゼンとナルトの現状を放置している可能性が高いヒルゼンが同じ人とは思えなかった

チョウズメ(アスマ先生に聞いてもいいものか……うーん?)

ナルト「そういえばさ! チョウズメは何の袋を持ってるんだってばよ!」

チョウズメ「これ? ナルトは夜飯食べた?」

ナルト「今アカデミーから帰ってきたばっかりだぞ!」

チョウズメ「うん、そうだよね。じゃあ、作りますか!」

チョウズメは腕を巻くって、ナルトの許可を得てからキッチンを使い始めた……その前に洗い物を始めた


チョウズメの料理スキル(学問系に含まず)
コンマ下1
80~  うまいものを食べるには己で作るべし
60~79 普通にうまい
40~59 家事手伝いで軽く作れる程度
20~39 まずい
~20  ポイズンクッキング

チョウズメ「出来た! 特製一楽風ラーメン!!」

豚骨から出汁を取ったりするはずだが何故か数十分で出来上がったラーメンをナルトの前にチョウズメは出した
決して描写がかけないとか面倒とかではない


ナルト「一楽ってばイルカ先生にたまに連れて行ってもらえる、すっげえ! うまいラーメンの店じゃねえか!」

チョウズメ「僕のお父さんとかが好きだから研究したんだ」

なおチョウズメの作ったラーメンはチョウザに食べてもらえなかった模様

チョウジと母親が美味しく全て頂きました


チョウズメ「これを作るには長い時間が」

ナルト「いっただきまーす!」

チョウズメ「……聞いてよ」

ナルトは一気に麺を掴み思いっきり啜った

もしチョウジやチョウザがいたらラーメンはスープから頂くものであり……と長いうんちくがあっただろうがチョウズメはそこまでこだわりがない


ナルト「うまい!……けど一楽に比べたら微妙だってばよ」

チョウズメ「当たり前でしょ。僕はプロじゃないんだから」

チョウズメも席についてラーメンをすすり始めた

ナルト「いやー食ったってばよ。家で一楽に似たラーメンが食べられるなんて最高だな!」

チョウズメ「それならよかったよ。僕も久しぶりに作ったけど美味くできてよかった」

チョウズメは余った食材で適当に料理を作って冷蔵庫に保存したのだが、冷蔵庫の中にあった牛乳は期限がすぎていたり、何かわからないものまで色々入っていた

それよりもゴミ袋には缶詰やインスタントラーメンなどの残骸がたくさんあった


チョウズメは父親に嫌われているが、母親には好かれている

チョウザには好かれていないため母親には嫌われたくない一心で手伝いなどをしていたおかげで料理の腕が上がったりしている

父親に嫌われている環境を悲惨に思っていた
チョウズメの比較がうちはサスケの家だったので、何だかんだ母親は優しいし父親も「流石俺の息子だ」なんて言ってくれる家庭なので羨ましかった

だけど下には下がいることを初めて理解した

ナルト「……なあ、俺のあとを着いてきたんだよな?」

チョウズメ「うん」

ナルト「そうだよな……俺は大丈夫だから心配なんてすんなよな! 俺はみんなに認められて火影になる男なんだから、これくらいでへばってられねえってばよ!」

ナルトはスープを飲み干して笑顔でそう言った

チョウズメ「いやそれは無理だよ」

ナルト「へ?」

チョウズメ「心配するななんて無理。ナルトって食材があって買えれば料理出来る?」

ナルト「い、いや無理だってばよ。料理なんて全然やった事ねえからな」

チョウズメ「なら料理のやり方が書いてある巻物渡すから覚えて。ナルトはチビだ」

ナルト「は!?」

チョウズメ「お母さんが言ってたんだ。野菜や肉とかバランスよく食べないと大きくならないって」

ナルト「でも俺ってばそんなに毎回買い物に行ったら、店の人に殺されちゃうってばよ!」

チョウズメは殺されるという言葉を聞いた瞬間、頭に赤い目(万華鏡写輪眼)が認識するよりも早く一瞬通り過ぎた

チョウズメ「僕って分身の術が得意なんだよ。だから僕が忙しくてもナルトの代わりに数日に一回くらい買い物に行くことは出来るよ?」

チョウズメが何を言っているのか分からなかったナルトだったが、少ししてやっと理解でしたようだ

ナルト「……な、なんでそんなに俺に色々しようとしてるんだってばよ! 俺が街中でなんて言われてるか分かってんのか!」

チョウズメ「化け狐でしょ? 知ってるよ」

ナルト「化け狐だから近づいちゃダメって言われてるのは知ってるってばよ」

チョウズメ「いや、知らないけど」

ナルト「え?」

チョウズメの母親はそういうマイナスな事をチョウズメには言ってなかった
そしてチョウザは教育などするわけがないので知らない

チョウズメ「ナルトは化け狐として僕を攻撃する?」

ナルト「俺はまずそんな化け狐なんかじゃねえ!」

チョウズメ「ならどうでもいいよ……僕がなんでナルトにお節介を焼こうとするか。それはね、ナルトには両親がいないから自慢みたいになっちゃうと思うけど、僕はお父さんとちゃんと話したこともないし、嫌われてるし、無視されてるし、いない者とされてるんだよ」

ナルト「え? 父ちゃんなんだろ?」

チョウズメ「そうだよ。僕はチョウジとは似てないだろ? 双子なのに……」

チョウズメはサスケにすら直接言ったことの無い家庭事情について嘘偽りなく全てをナルトに教えた

チョウジは愛されているのに自分は容姿と体型が違く、その結果嫌われているということを

チョウズメ「ごめんね? 不幸自慢みたいなこと……」

チョウズメは感情が高ぶらないように抑えながら話すのに必死だったためナルトを見てなかった

ナルト「んだよそれ、なんで、なんでそんなひでえことが出来んだよ!」

ナルトは泣いていた

チョウズメはそのナルトを見て、やっとヒナタの言っていたナルトの優しさを理解出来た

チョウズメ「……ナルトが泣くことじゃないよ」

ナルト「でもよ!」

チョウズメ「ナルトが火影を目指しているように、僕は父さんに認めてもらえるように目指して頑張ってるから、ナルトが心配することじゃないよ。ナルトに泣かれると僕が困る」

ナルト「……そうか、そうだよな! 俺が泣いたって意味ねえもんな! それよりも楽しい事を話すってばよ! この前イルカ先生に……」


その後ナルトとチョウズメは夜遅くまでいろんな話をして盛り上がった


チョウズメはナルトと友達になった
チョウズメが数日おきにナルトに食材購入代行をするようになった
ナルトがヒルゼンに生活費の増額を頼んだ

ある噂 コンマ下1
50以上で……

彼は動いている? コンマ下3
20以下で動いた


(アカデミー卒業まで4/5)
紅「本当に氷遁が使えるのね」

紅との朝練は幻術に対する対策講座や術の制御などがメインになっている

そして今日アスマがやっと何かができたというのでアカデミーの地下の一室に来ていた

チョウズメは知らないがそこは結界が張られていて、ドアから侵入してくる以外中の様子が分からないようになっている

チョウズメは今まで氷遁の使用や練習をアスマに禁止されていたのだが、やっと術の練習ができるようになった

チョウズメ「氷遁・つばめ吹雪」

本来ならつばめを飛ばして空中で針に変える術なのだが、紅にたくさん出て制御するように言われているので今は部屋の上の部分で氷のつばめが飛び交っている

紅「……結構制御が大変そうね」

チョウズメ「部屋が小さいから難しいです」

紅「はい、今の1.2倍ほど飛行速度をあげて」

チョウズメ「「「「ええ!?」」」」

紅「まだ少し余裕があるのはわかってるわよ」


こんな感じで体を動かすのはアスマが担当し、幻術や制御、学問は紅が担当するという上忍二人が教えてくれるという幸運が続いていた

紅との朝練はアスマと比べて30分ほど早く始まり30分ほど早く終わる

その後は最近放課後が忙しくて会えない紅とのお話タイムになっている

紅「……チョウズメくんはうずまきナルトと親しくしてる?」

チョウズメ「それを今日は言おうとしてたんです!」

紅「やっぱりあの噂は真実なのね」

チョウズメ「噂?」

チョウズメは紅からその噂というものを聞いた

アカデミーではナルトはシカマルやチョウジやキバと悪ガキとして名を馳せていて、遊んだりしている

本来なら化け狐であるナルトと交流することは推奨されていないのだが、アカデミーにおいてはそういう差別なく運営すると批判を跳ね除けていた

だがアカデミー外で行われていたことまではアカデミーもどうすることは出来ない

曰く、秋道の紋様を付けたチョウザに似ていない子供がナルトの家に出入りしている

チョウズメ「駄目なんですか?」

紅「以前までの私なら駄目というわ」

チョウズメ「今は?」

紅「チョウズメくんがナルトくんと交流をしたいなら止めないわ。あの事件は子供たちに引き継がせるものじゃないもの」

チョウズメ「あの事件ですか?」

紅「そう、ナルトくんが何故化け狐と呼ばれて、忌み嫌われているか、それを知ればわかるのよ」

チョウズメ「なら教えてください」

紅「駄目。この詳細はアカデミー生や下忍になりたての子達には教えないことになってるの」

チョウズメは紅の目を見てもう一度言った

チョウズメ「僕は知りたいです。友達の事を」

紅「……」

コンマ下2(特殊なし)
30以上で教えてくれる

紅「駄目ね。忍びはそういった約束事は守らないといけないのよ。でもチョウズメくんに強く言われちゃうと黙ってられないわ」

チョウズメ「エロ本を読んでた上忍の人が言ってしまた。ルールを守るのは当たり前だけど、例外もあるって。きっと仲間のためとかならいいんじゃないかって僕は思うんです」

紅「マセたこと言わないの。九尾襲撃事件、まず教科書にも乗ってないある兵器があるのよ。尾獣と呼ばれていて……」

それからチョウズメは尾獣という存在、九尾がナルトの母親から引き継いだこと、そして九尾事件のせいで九尾に恐怖を覚える人達が多く、ナルトは何も知らないで封印されているだけなのにあんな扱いを受けていることを教えられた

だが、ナルトの父親が四代目火影であることだけは伏せられた

紅はチョウズメがもしナルトにこの事を話してしまったら、火影という存在、そして木の葉を恨んでしまう可能性を危惧して、最低限教えてはいけないことだけは教えなかった

チョウズメ「……三代目火影様はナルトを兵器として管理しているんですか?」

紅「え?」

チョウズメ「ナルトに聞きました。ナルトの今の生活を支えているのは三代目様らしいです。でも、ナルトが火影様に貰っている生活費を知っていますか? 節約に節約を重ねてやっと毎食栄養が偏らずに何とか食べていけるくらいでした!」

紅「いえ、知らなかったわ」

チョウズメ「ナルトは買い物も出来ませんから、最近が僕が代わりに行っていますし、ナルトに料理を覚えてもらっています。料理が出来れば節約できますから」

紅「……」

紅とそうだが、今の木の葉にいるほとんどの忍びはナルトのことなんて考えたことなかった

チョウズメ「ナルトを人柱力にして、迫害して、ナルトが……ごめんなさい。紅先生、紅さんに言うことじゃないですよね」

紅「いいのよ。友達がそんな状況なら怒って当然。チョウズメくんが言いたいことはわかるわ。でも私にはどうにも出来ない」

チョウズメ「分かってます。火影様が黙認してるなら、きっと……そう、きっと何かしらの考えがあるはずですから」

紅「あなたにはこういう汚いことはまだ覚えて欲しくなかったのだけど」

紅は軽くチョウズメを抱きしめてから、耳元で囁いた

紅「チョウザさんもナルトくんとチョウズメくんが交流していることを知ってしまった可能性があるわ」

チョウズメ「ありがとうございます。お母さんとは違う温かさがあって、紅さんのことはやっぱり好きです」

紅「あら、ありがとう」


チョウズメは木の葉の闇の一部を知った

アスマ「まだチョウズメには暗部がついていなかったぜ」

ヒルゼン「さようか。それにしてもこの報告書は本当であるのか?」

アスマ「嘘を書くわけがないだろ。チョウズメは戦闘時の余力を残した影分身の術で18体まで出せていた。俺と演習した時に本気で倒しに来た時に俺自身が戦ったからわかる。影分身の術だけに集中したらもっと出せるだろうさ」

ヒルゼン「秋道はそこまで魔力が高い一族ではなかった気がするのだがな。もちろん低くはないが……」

アスマ「遥か昔の血筋からの隔世遺伝かと思ったが、それだけじゃないかもな」

ヒルゼン「突然チャクラコントロールを完全にマスターし、体術がうまくなったというのも気になるところじゃ」

アスマ「それは完全に謎だな。ホント急に強くなったからな」

ヒルゼン「1本取られたと聞いたぞ」

アスマ「うっせ……アカデミー生に教えるにはあまりにも酷すぎる訓練だが、このままさらに難易度をあげていくがいいか?」

ヒルゼン「良い。ダンゾウやほかの勢力が手を出してきた時に、儂らがたどり着くまで耐えてもらわねばならぬ」

アスマ「そうだな……じゃあまた」

アスマが出ていったのを確認して、ヒルゼンはため息をつく

ヒルゼン「イタチよ。秋道チョウズメとは何者なのだ? チョウズメの体術を見たが、あれはうちはを思わせる体術のスタイルであった。とすれば教えこんだのはイタチ。それも短時間に体が覚えるほどに」

ヒルゼンは報告書の一つに秋道チョウズメがうずまきナルトと交流をしているという報告があった

ヒルゼン「ナルトが作ってくれたおにぎりは美味しかったのう……暗部や周りの衆などに気を使わず、もっと早くから頻繁に会っておけばよかったのぅ」

ヒルゼンは批難書の返答に「アカデミー生に差別的な思想を持たせないため、当分は保留されたし」という一文を書いて次の書類に映るのだった

ナルト「それでよ! それでよ! じっちゃんが美味いって! 泣きながら食ってくれてよ! すげえ嬉しかったってばよ!」

チョウズメ「なら次は味噌汁だね」

ナルト「おう! 目標は一楽のラーメンだってばよ!」

チョウズメ「それは無理かな」

ナルト「なんだと!? って、サスケ! 今日こそ勝負だ!」

ナルトは物凄いテンションでチョウズメにまくし立てたあと、サスケが来たのでそちらに飛んでいった

サスケ「……黙れ馬鹿が!」

いつものサスケなら無視するのだが、ナルトが近づいてきた勢いを利用して、教室の外にぶん投げた

チョウズメ「今日は一段とイライラしてるな」

ヒナタ「チョウズメくんとナルトくんを見て、驚いてたような?」

チョウズメ「ヒナタなんか言った?」

ヒナタ「ううん。それでね、ここの問題なんだけどね」

チョウズメ「これは紅さんに聞いてきたよ」

その日のサスケはイライラ5割増だった

イルカ「それでは終わりとする! サスケ! 今日の立ち会いはやり過ぎだ。止めたのに更に殴っただろ! このあと教員室に来るように!」

サスケ「ふんっ」

イルカ「来るんだぞ!」


サスケはそのまま窓から外に出てアカデミーを出ていった

いの「なんか今日のサスケくんは一段とクールだったわね」

チョウズメ「え? あれをクールって言うの?」

いの「……チョウズメにはクールは似合わないわね。なんか子供っぽいし」

チョウズメ「僕って子供っぽいの?」

いの「そういうキャラだからいいのよ」

チョウズメ「子供っぽい……サスケは火遁が得意だし、火遁をもっと練習して不機嫌な感じにすればクールになる?」

ヒナタ「……ならないと思うな」


チョウズメ(今日はナルトは一人で料理の練習をするから遊べないし、サスケはあんなんだし……あれ? もしかして僕って男友達少なすぎ? いや、そういう差別は良くないよね。ヒナタもいのもいるんだし!)

なお四人しか友達がいない模様


安価下2
1 紅に会いにいく(【高難易度】判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難易度判定)
4 ナルトに会いにいく(【高難易度】判定)
5 いのに会いにいく(中難易度判定)
6 チョウジに会いにいく(【高難易度】判定)
7 アスマに会いにいく(中難易度判定)
8 自由安価(人物によってはコンマ判定)

猪鹿蝶の集まりがある可能性があるので
コンマ下1
20以下で会えない(一度会えばいのの様に判定が緩和されます)

シカマル「なんで俺に白羽の矢が立つのかねぇ……あーめんどくせえ」

チョウズメ「えっと、シカマルくん」

シカマル「ん? お前はチョウズメだったか? 話すのは初めてだったな……とりあえず手伝ってくれ」

シカマルはイルカに提出物を教員室に運ぶように頼まれてしまったのだ
サスケが逃げたからイルカは追っているのだ

チョウジは秋道で用事があり、いのは華麗にスルー

大量の紙をシカマルはチョウズメに押し付けて、開放されたからか体を大きく伸ばしている

シカマル「やっぱりチョウジと同じように力には自信があるんだな。授業で分かってたが」

チョウズメ「あのさ」

シカマル「まずはそのめんどくせえイルカ先生の頼み事を終わらせてからにしようぜ」

チョウズメ「うん」

シカマルはふあーと欠伸をしてからチョウズメの前を歩き出した

アカデミーの屋上の一角にシカマルはチョウズメを連れてきた


シカマル「ここでチョウジとかナルト、キバなんかと授業をサボったりするんだよ。ここだと入口から見えねえし、昼から夕方までは日が当たって気持ちがいいんだ。寝てみろよ」

チョウズメ「わかった」

チョウズメは言われた通り寝っ転がり目を瞑ってみた

確かに暖かい陽の光が降り注ぎ、横を見てみると屋上入口から綺麗に隠れている

チョウズメ「あのさ」

シカマル「言わなくてもわかってる。いのがチョウズメが来るかも知らないって言ってたからな」

チョウズメ「そうなの?」

シカマル「ああ。友達だろ? 別にいいぜ」

チョウズメ「ほんと!?」

チョウズメは起き上がってシカマルの方を見る

シカマル「友達なんて少し話して遊べばそれだけでなれるもんだぞ。親が変な風に手回しをしてない限りはな」

チョウズメはその言葉に何も答えない

チョウズメは子供の頃に友達を作るために家の近くで遊んでいる子供の所に行ったことがある

だが、その子供たちはチョウズメとは遊んでくれなかったのだ

今思えばチョウザがなにかしていたかもしれないが、チョウズメはそんな考えを切り捨てた

シカマル「もし家に居づらくなったらうちに来い。めんどくせえけど奈良家なら何とかできるからな」

チョウズメ「なんか用意してたみたいに話がトントン拍子に進むんだけど」

シカマル「奈良も山中もチョウザさんに色々言われてるからな。だから俺たちは俺たちからお前には絡まなかった。猪鹿蝶っていう大事な繋がりだからな。まあいのは速攻でお前の側に着いちまったけどな」

チョウズメ「サスケが好きだからね」

シカマル「女は好きな男のためなら家だって簡単に捨てるからな。俺にはそんなめんどくせえ事はわかんねえし、分かりたくねえわ」

シカマルは母親と父親の関係を思い出してため息をつく

アカデミーに隠しているがシカマルの頭は回る
だがその回転力において父親にはまだ勝てたことがない

だがその父親の上に君臨するのが母親であり、家では父親がぺこぺこしているのを見て面倒だと思っている

シカマル「お前はチョウジと話して……いや、話せるわけねえか。あいつはチョウズメの状況を知っていても、それが悪い事だと言う認識がない」

チョウズメ「あははは」

シカマル「その笑い方はあまり気に入らねえ。いのにやったらぶん殴られるんじゃねえか?」

チョウズメ「既に何度か殴られてるよ。それも全部僕のためだから嬉しいし」

シカマル「……マゾ?」

チョウズメ「サスケをぶっ飛ばしたことが僕はあります。本気の喧嘩なら1勝0敗です」

シカマル「マジかよ……」

チョウズメ「大マジです」


その後、影分身の術にお茶とお茶つけを買ってきてもらい、シカマルとダラダラと色んなことを話したのだった



シカマルが友達になりました

奈良と山中と交流が出来たため各家のスタンス

シカク「……そうだな、なんかあった時は助けてやれよシカマル」

シカマル「めんどくせえ」

シカク「チョウザは一度決めるとテコでも変えねえから、逃げ場所として教えておくんだぞ」

シカマル「分かってるよ」

なお
シカマル(やべえ、忘れてたわ)


いのいち「チョウザさんはああ言ってたが、いの自身が彼と付き合うか決めなさい」

いの「いいの?」

いのいち「私はたくさんの忍びの頭の中を見てきた。外見が極悪人だけど、心はとても良い人なんてことも良くある」

いの「外見だけじゃ分からないってことね」

いのいち「そういう事だ」

なお
いの(サスケくんと話してるじゃない! 私からは話しかけられないし!! 早く声をかけて早く!)

(アカデミー卒業まで3/5)

チョウズメ「うーん?」

チョウズメがアスマや紅と外で訓練する時は里の端の広場で行う

そこに行くには街中を突っ切る必要があるのだが

チョウズメ「気のせいか」

最近チョウズメはこの時間に見られている気がしているのだが、その所在を掴むことが出来ない

始めに見られて以降はその視線は物体を貫通して見る目によって見られているのだが、チョウズメはそれに気がつけない

チョウズメ「あそこの近くで見られてる気がするんだよね」

ナルト「お化けなんていねえから! 今日は待ち伏せするからまたな!」

ヒナタ「それってどこどこの近くだよね?」

チョウズメ「そうなんだよ。朝にそこを通ると見られてる気がするんだよね」

ヒナタ「どこからか分からない視線に見られてる……」

チョウズメ「気のせいだと思うけどね」

ナルト「ぎああああ!」

最近のサスケの朝の日課はナルトの迎撃になりつつあるようだ

イルカ「今日は終わる前に教員室に連行するメンバーを紹介する。俺の授業を分身の術で抜け出した馬鹿四人組は授業が終わったらすぐに前に来るように!」

ナルト「なんでバレたんだってばよ!」

シカマル「……はぁ。ナルトの分身だろどう考えても」

ナルトとチョウジとシカマルとキバは教員室にドナドナされていった


安価下2
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難易度判定)
4 ナルトに会いにいく(判定なし)
5 いのに会いにいく(中難易度判定)
6 チョウジに会いにいく(【高難易度】判定)
7 シカマルに会いにいく(判定なし)
8 アスマに会いにいく(中難易度判定)
9 自由安価(人物によってはコンマ判定)

サスケは今はまだアカデミー以外ではチョウズメと会う気がない
コンマ下1
90以上でチョウズメはサスケを見つけた

サスケ「まだその時ではない」

チョウズメ「サスケはやっぱりいないから」


再安価下1
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難易度判定)
4 ナルトに会いにいく(判定なし)
5 いのに会いにいく(中難易度判定)
6 チョウジに会いにいく(【高難易度】判定)
7 シカマルに会いにいく(判定なし)
8 アスマに会いにいく(中難易度判定)
9 自由安価(人物によってはコンマ判定)

ナルト「今日は生姜焼きを教えてくれるんだよな!」

チョウズメ「うん。あと野菜はもっと食べないとダメだよ」

ナルト「……」

チョウズメ「生野菜のサラダも食べれるようにならないともう教えないからね?」

ナルト「そりゃねえってばよ!!」

ナルトには趣味というものがなかった
あるとすればイタズラが趣味なのかもしれない

人の気を引くには人の嫌がることをして注目を集める そんな不器用な方法しか知らなかった

だがじっちゃんと呼んでいる三代目火影ヒルゼンが美味しいと涙を流しながらボロボロのおにぎりを食べてから、ナルトはナルト流の特訓はもちろん料理も勉強するようになった

食べ物ひとつで人の気を引けるというのはナルトも一楽のラーメンで知っていたが、自分がそれが出来ることがわかったのだ

人が嫌がることよりも人が喜ぶことで気を引く

ほんの少しだがナルトは成長していた


ナルト「ほんとにいいのか?」

チョウズメ「うん。友達と夜ご飯を食べるって言ったらお母さんが笑顔で送ってくれたよ」

ナルト「そっしゃ! 今日は洗い物をしなくて済むってばよ!」

チョウズメ「初めから押し付ける気満々だね」

ナルトは包丁さばき自体はクナイを使っているらある程度は出来ていたが、野菜によってたくさんの切り方がある

それをナルトは必死に覚えている最中だった

チョウズメ「安い肉でも叩いたり、フォークで指したりして繊維をあえて痛めつけて柔らかくするんだよ」

ナルト「そんな事したら肉がぐちゃぐちゃにならないのか?」

チョウズメ「力加減はちゃんとしてね? ぐちゃぐちゃに潰れた肉は別の料理にも使えるけど……さてそれはなに?」

ナルト「……えっとな、えーと。あっ、巻物に書いてあったハンバーグだってばよ!」

チョウズメ「そう。それはまた今度な」

ナルト「おっす!」

うおおお!
サスケ消したの忘れてた上から数えてたぜ

上の無し
大切な場面書いてないからセーフ!

ヒナタが変な妄想をするためにガチダッシュして帰った可能性があるため
コンマ下1
5以下でヒナタには会えない

チョウズメ「ねえヒナタ」

ヒナタ「いいよ」

チョウズメ「……え?」

放課後になり帰りそうになっていたヒナタに声をかけたチョウズメにヒナタはすぐに了承した

ヒナタ「チョウズメくんが放課後になってすぐに声をかけてくる時はお話のお誘いだよね?」

チョウズメ「うん! 行こう!」

ヒナタ「うん」

この日はチョウズメの好きな紅が教えてくれた団子屋の団子と
ヒナタの好物なシナモンロールを途中で買っていつもの公園に向かった

団子屋で団子を買う時にヒナタはぜんざいに視線を向けていたが、アカデミー生が放課後に茶屋などのお店に入って話すのはあまり良くないと分かっているようで何も言わなかった


チョウズメ「それでね! つばめを十数匹こう、隊列を組ませて8の字を書きながら飛ばして」

ヒナタ「……凄いねチョウズメくんは。新しい忍術をどんどん覚えて、どんどん強くなって言ってるよね」

ヒナタはアカデミーの入学式の時からチョウズメと友達をやっている

ヒナタは親の言うとおりに、それ以上に必死になって訓練しているけど妹には勝てない
チョウズメは上忍の夕日紅だけでなく猿飛アスマなどというビックネームにまで訓練をつけてもらって着々と強くなっている

その差に思ってはいけないが劣等感が煽られる

チョウズメ「……ヒナタも頑張ってるよね?」

ヒナタ「うん、でも」

チョウズメ「ヒナタは最近は怪我をしている箇所が増えたよね?」

ヒナタ「え?」

チョウズメ「いつもは胸とか腕に怪我があったらそれだけだったけど、最近はたくさんの怪我がある。多分演習形式の戦いで参ったをせずに戦い続けているんだと思う」

数少ない友人のことをできるだけ知るためによく観察しているチョウズメはそんなところまで見ていた

もしこれがいのなら確実にグーパンが飛んでくるだろう

しかしチョウズメと同じように物凄い無垢なヒナタはそっち方面には考えない

ヒナタ「でも結果は出てないよ?」

チョウズメ「僕だって結果は出てないよ? 未だにお父さんに嫌われてるもん」

ヒナタ「え、あっ……いはい」

ヒナタは父親に見限られつつあるが、それ以前にチョウズメは父親に居ないものとして扱われているのを知っている

暗い顔をし始めたヒナタの頬をチョウズメはつねって無理やり笑を作る

チョウズメ「ナルトみたいにいつかは認めてもらうから今は焦らないことにしてるから大丈夫だよ。サスケのこともそうだしね」

今サスケの所に行ってぶん殴ってもサスケは更にぶうたれる

チョウズメは客観的に見て今の自分の実力ならサスケの反撃を喰らわずに倒せると思っている

サスケはいつか殺すと言った

そのいつかがいつ来てもいい様にチョウズメは準備をし続けると決めている

ヒナタ「……まずは私はハナビに勝てるように頑張る!」

チョウズメ「……うん! なら僕はアスマ先生の手加減の手加減に勝つ!」

ヒナタ「あれ? でもチョウズメくんが本気で戦っても全く歯が立たなかったんだよね?」

チョウズメ「あっ! それを言うのは酷い!」

そのあとチョウズメはヒナタと軽く演習をしたり楽しくお話をしたりして楽しんだ


チョウズメ(どうしよう?)

チョウズメはヒナタを休日に誘いますか?(3回目)
安価下2
1 誘う
2 誘わない

ヒナタ「また、来週」

チョウズメ「あのさヒナタ、休みの日に遊べる?」

ヒナタ「……」

ヒナタは休日空いているか?
コンマ下1
10以下で本当に本当にごめんなさい

ヒナタ「何度も断っちゃってごめんね。明日ならだ、大丈夫だよ?」

チョウズメ「やったあ!」



カウント外イベント【ヒナタとの休日】が確定しました

あとイチがミスって書いてしまったナルトとの夕食は見ますか?
忘れちゃうかもしれないので要望があればミスの補填として書きます

(アカデミー卒業まで2.5/5)
補填 放課後選択 ナルト



ナルト「今日は生姜焼きを教えてくれるんだよな!」

チョウズメ「うん。あと野菜はもっと食べないとダメだよ」

ナルト「……」

チョウズメ「生野菜のサラダも食べれるようにならないともう教えないからね?」

ナルト「そりゃねえってばよ!!」

ナルトには趣味というものがなかった
あるとすればイタズラが趣味なのかもしれない

人の気を引くには人の嫌がることをして注目を集める そんな不器用な方法しか知らなかった

だがじっちゃんと呼んでいる三代目火影ヒルゼンが美味しいと涙を流しながらボロボロのおにぎりを食べてから、ナルトはナルト流の特訓はもちろん料理も勉強するようになった

食べ物ひとつで人の気を引けるというのはナルトも一楽のラーメンで知っていたが、自分がそれが出来ることがわかったのだ

人が嫌がることよりも人が喜ぶことで気を引く

ほんの少しだがナルトは成長していた


ナルト「ほんとにいいのか?」

チョウズメ「うん。友達と夜ご飯を食べるって言ったらお母さんが笑顔で送ってくれたよ」

ナルト「そっしゃ! 今日は洗い物をしなくて済むってばよ!」

チョウズメ「初めから押し付ける気満々だね」

ナルトは包丁さばき自体はクナイを使っているらある程度は出来ていたが、野菜によってたくさんの切り方がある

それをナルトは必死に覚えている最中だった

チョウズメ「安い肉でも叩いたり、フォークで指したりして繊維をあえて痛めつけて柔らかくするんだよ」

ナルト「そんな事したら肉がぐちゃぐちゃにならないのか?」

チョウズメ「力加減はちゃんとしてね? ぐちゃぐちゃに潰れた肉は別の料理にも使えるけど……さてそれはなに?」

ナルト「……えっとな、えーと。あっ、巻物に書いてあったハンバーグだってばよ!」

チョウズメ「そう。それはまた今度な」

ナルト「おっす!」

ナルトはまだ火の調整がうまく出来ないがそれでもチョウズメが口を挟むことでなんとか完成した

ナルト「早く食べるってばよ! お腹が減ってお腹と背中が中身のない時のがま口みたいになっちゃうってばよ」

チョウズメ「僕もお腹減ったよ」

食べ盛りの二人は一食分で済むはずもなく、キッチンに焼けばすぐに食えるように付けてある生姜焼きの肉に多めに炊いておいたご飯、少し残っている味噌汁なんかもまだある

チョウズメ「それでは」

チョウズメナルト「「いただ、」」

ご飯の挨拶を言い終わる前に、ナルトの家のドアがいきなり開いた

ヒルゼン「ナルトおるか? じいちゃんが来たぞぅ」

ナルト「じいちゃん!」

チョウズメ「三代目火影様……」

三代目火影である猿飛ヒルゼンが鍵を開けて入ってきたのだった

ヒルゼン「おや?君は確か」

ナルト「俺の友達のチョウズメだってばよ! 今日は一緒に生姜焼きを作って今食べるところだってばよ! あっ、じいちゃんも食べるよな!!」

ヒルゼン「おお、頂こうかのう」

ヒルゼンはお土産の甘いものをナルトに渡して、ナルトはそれを閉まってからコンロの前に立った

チョウズメ「……ナルト、焼き方は覚えたよね?」

ナルト「ばっちりだ!」

チョウズメ「それなら火影様にはナルトだけでやってみようか。大丈夫、失敗しても僕達の肉が減るだけだから」

ナルト「おう!」


ナルトは意気揚々と、だが慎重に肉をフライパンに乗せてやき始めた

その後からのぞき込むようにヒルゼンは見ている


そのヒルゼンをチョウズメは見ている

コソコソ見てもどうせバレるのだから、ナルトとヒルゼンのふたりを思い切りガン見することにした


チョウズメ(……よく聞く普通のおじいちゃんだよなぁ)

ナルトの一挙手一投足に反応して、ナルトがやらかしそうな時はあわあわしたり、ナルトがうまく行った時は声を上げて褒めている

チョウズメ(ナルトが好きなことは伝わってくる。でも、なら何故ナルトが迫害されているのを黙って見ているのだろう?)

チョウズメはまだ木の葉の闇をほとんど知らないため、憶測ですら原因には届かなかった

ヒルゼン「ナルトもなかなかやるようになったのう。この前まではおにぎりですらボロボロだったというのに」

ナルト「そん時だってじいちゃんは美味しいって言ってたってばよ!」

ヒルゼン「美味かったが、満点ではなかったからのう。だが今回は習いたてというのを考慮すれば満点じゃな」

ナルト「よっし!よし!」

チョウズメ「よかったね」

ナルト「おう!」

チョウズメ「次はもう少し難しい料理に挑戦しようね」

ナルト「おう!」

チョウズメ「生野菜のサラダも食べようね」

ナルト「おう!……それはずるいってばよ!」

ヒルゼン「ははははは。仲がとても良い」


ナルトの初めての友人との夕食、それに初めてヒルゼンに満点の料理と言われて、ナルトは物凄いテンションで喋り続け

ナルト「ごごごごごご……すぅぅぅぅぅ……ごごごごがごごご……すぅぅぅぅぅ……」

友人がいるのにも関わらず寝てしまった

ヒルゼン「よい、儂がやる」

チョウズメがナルトをベッドに運ぼうとしたが、ヒルゼンはその老体でナルトを軽々と持ち上げてベッドに運んだ

ヒルゼン「……チョウズメくん。君のおかげで最近のナルトは特に笑顔に満ちておる。前のようなイタズラもなくなった。改めて例を言わせてほしい」

チョウズメ「別にいいです。僕はナルトの友達からやってるだけですから」

ヒルゼン「むう……そうかのう?」

チョウズメが洗い物が終わったあと、お茶を2つ入れてヒルゼンと自分の前に置いた

ヒルゼン「うむ、前に入れてくれたナルトのお茶よりも美味しい」

チョウズメ「ナルトは蒸らすのを疎かにしますからね」

ヒルゼン「…………さて、今まではナルトのじいちゃんとして君と話していた。これからは三代目火影として話そう。君もその方がよかろう」

チョウズメ「ありがとうございます」

ヒルゼン「まだアカデミー生なのによく出来た子じゃ」

ヒルゼンは先程まで脱いでいた火影のマントを羽織った

ヒルゼン「少し出るとしよう」

チョウズメ「はい」

チョウズメとヒルゼンは別々の置き書きをして、ナルトの部屋を後にした

ナルトの部屋を出てすぐ隣の部屋にヒルゼンは入っていった

チョウズメ「このアパートには人がいないんですか?」

ヒルゼン「ワシの部下が入ることはあれど、普通の人は入らぬ。別に締め出している訳では無いぞ」

チョウズメ「ナルトですか」

ヒルゼン「……お主は何処まで知っておる?」

チョウズメ「人柱力、九尾、九尾事件、ナルトを化け狐という理由まで全て知ってます。何故火影様が止めないのかは分かりませんが」

ヒルゼン「アスマ……いや、夕日紅かのう」

ヒルゼンはいきなりアスマ、そして紅の名前を出した
チョウズメはその言葉に少しだけ反応してしまった

チョウズメ「紅さんに僕が無理を言って教えて貰ったんです!」

ヒルゼン「焦るでない。すまぬのう。癖で脅すようなことをしてしまった。その事を知ってもなおナルトと居てくれると思うと……すまぬ」

ヒルゼンは目からこぼれる涙を拭ってからチョウズメを見た

ヒルゼン「君は怖くないのか? ナルトの真実を知ってなおそばに居るが」

チョウズメ「もしナルトが僕の友達殺したり悪意を持って怪我をさせたら恨みます。九尾の力が暴走して同じことをしてもきっと恨んじゃいます」

ヒルゼン「ふむ」

チョウズメ「でも今の僕が今のナルトを怖がることも嫌うこともないですよ。見た目や持ってる力で嫌いになったら、僕は僕を認めてもらおうとは思えなくなってしまいます」

ヒルゼン(やはり秋道チョウザは……だが、家庭の事情に火影が突っ込むことも出来ぬ。奈良と山中に頼むとするかのう)

ヒルゼンとしては差別を止めたいが、ヒルゼンは火影であり、その影響力で別家庭にまで力を行使したら木の葉が歪む

チョウザのナルト捜索の印象が酷すぎたからねしょうがないね
そしてこの作品の初期でこうなってからはずっとその流れで来ているので今更チョウザが勝手に心変わりは変なので

公表したのはナルトを思ってとか言ってた気がするんですけど覚えてないですね





ヒルゼン「君が思っていることを教えよう」

チョウズメ「言わなくてもわかるんですか?」

ヒルゼン「このくらいはわかるわい。ナルトの父にワシはナルトを任された。だが、九尾が……」

ヒルゼンは九尾の残した爪痕は深く、故に火影が九尾の人柱力であるナルトに接することが出来なかった

もし頻繁に接していたら過激派に火影という地位を奪われ、ナルトを完全に兵器として管理されてしまう可能性が高かったとヒルゼンは語った

チョウズメ「今はいいんですか?」

ヒルゼン「アカデミー生の君によって変わったナルトに教わってな。ワシはナルトのジジイであることも火影であることもどちらも譲らん! どちらも諦めずにやりきると決めたのじゃよ」

チョウズメ「無茶苦茶ですね」

ヒルゼン「無茶苦茶でもうまく行けばいいんじゃよ」

チョウズメはヒルゼンが一瞬すごく若く見えた気がしたがきっと気のせいではないだろう

ヒルゼン「……君がナルトを助けたのは友達だから。ならワシはナルトのじいちゃんとして君になにかお礼がしたい。何かないかのう?」

チョウズメ「え?」

ヒルゼン「ほれ、子供が遠慮しない。言ってみ。駄目ならダメというからのう」

チョウズメ「えっとそれじゃあ【セリフ安価下1】」

チョウズメの欲しいものを安価下1

>>363
月読教室の前にイタチは全部じゃないですけどチョウズメに言っちゃってますからね
イタチの嘆きは記憶封印で忘れていますけど記憶を失った訳でも無いので

ちなみにイタチが修行をつけたという事実も忘れています
何故かその知識があると思っています



チョウズメ「……火影様はうちは事件の真相を知っていますか?」

チョウズメのその言葉にヒルゼンは表情を変えず答えた

ヒルゼン「分からぬ。何故あのような事をうちはイタチがしたのか」

チョウズメ「僕は思うんです。イタチさんはやりたくてやってないって」

ヒルゼン「……なぜそう思うのじゃ?」

ヒルゼンは表情を自然な感じにして、だがその目はチョウズメの一切を見逃さないように眼力を強める

チョウズメ「それが分からないんです。でも確信を持って僕はイタチさんは自らの意思で、殺したいから殺した。サスケが言うとおり、自分の糧にする為にしたとは思えないんです。きっとイタチさんは泣いてる……と思います」

ヒルゼン「ふむ」

チョウズメ「もし、もし真相が判明して、イタチさんが無実……とはならないでしょうけど、イタチさんがいやいややった事だったとして、その罪を償ったら……イタチさんの木の葉への帰還をどうにか出来ませんか?」

ヒルゼン「現状では無理じゃ」

チョウズメ「……現状では?」

ヒルゼン「そうじゃ。だがイタチがこちらに協力し様々な課題をクリアすればきっと……そう、きっとどうにかして見せよう」

ヒルゼンはイタチ一人に科してしまった罪を自ら、そしてダンゾウとご意見番の二人と償えるのなら償おうと心に決めた

だがヒルゼンはチョウズメの知り合い以上の関係になった場合の重さ、言い方を変えれば情の深さを見誤った

チョウズメ(そしてもしイタチさんに皆殺しの選択肢を強制した人がいたのなら、絶対に見つけ出す)

月読教室の前の会話は全部記憶の封印をされています
月読の中で学んだことは覚えていますが、イタチがやったという事は覚えていません

>>394ちなみにここですね
イタチがチョウズメ聞いてないのに説明口調で言っちゃってるし

派生イベント【日向ヒナタとの休日】

チョウズメ「あれ?女の子と休日に会うなんて初めて。どうすればいいの?待って何をすればいいんの? いつも通り公園で話す? いやいや、待って待ってうーん」


チョウズメのこの日の朝練はバックれた

アスマ「いいか、男は女に引っかかったらその時点で死ぬ。これはハニートラップのことだけじゃない。人生の墓場ってやつだ。いいかよく見極めろよ? 俺の同僚はな……」

紅「いい? 女に気をつけなさい。チョウズメくんは簡単に手駒に取られそうだから言っておくわね?……」


チョウズメは役に立たない二人の前に聞いた言葉を頭から吹き飛ばして、何も考えないことにした

ヒナタのある判定
コンマ下1
50以上で

忘れてた
チョウズメのある判定
下1
50以上で

チョウズメは分からないことは素直に母親に聞くことにした

すると普段は全く着ることの無い運動に適していない私服を無理やり着させられ、多めのお金を渡されて家を追い出された

チョウズメ「……これじゃあ、ヒナタと打ち合ったり出来ないんだけど」

チョウズメの遊びといえば、お話をするか、忍者ごっこをするくらいしか分からない

最近は遊びではないがナルトと料理をしたりしているがそれくらいだ

そして休日くらいの大きな時間を消費するには忍者ごっこ、ヒナタは強くなるのを望んでいるから一緒にトレーニングをしようとかを考えていた

チョウズメ「ヒナタがやりたがったら着替えに戻ればいいか」

チョウズメは待ち合わせ場所のいつもの公園に向かった

なんかヒナタの好感度がナルトと同レベル以上になってる気がするけど付き合い長いからいいか



母親に凄く早い時間に追い出されたため待ち合わせの時間よりだいぶ早く来てしまった

チョウズメ「動きづらい」

チョウズメは手持ち無沙汰なままヒナタを待った

待ち合わせ時間のギリギリになってヒナタはやっと来た

ヒナタ「ご、ごめんなさい!」

チョウズメ「時間には間に合ってるから大丈夫だよ」

チョウズメはヒナタが現れた時からまた見られている感覚に陥るが、ヒナタが見ているのでその視線かな?と1人納得した

ヒナタ「あっ、チョウズメくんも私服なんだ……よかったぁ」

チョウズメ「ヒナタもいつも着ている服じゃないね」

ヒナタはいつもの肌色の忍者装束ではなく、体のラインが出ない私服を着ていた

ヒナタの子供時代の私服が思い浮かばなかったので確実の想像でお願いします 描写できない

ヒナタ「うん。お手伝いさんとハナビにいつものじゃダメって言われたから」

チョウズメ「似合ってると思うよ」

紅が教えた処世術、女性に対して褒める言葉なら思ったままに口にしろをチョウズメは実行した

ヒナタ「に、似合……あ、ありがとう」

チョウズメ「それじゃあ行こうか」

ヒナタ「う、うん」

チョウズメはヒナタの前を歩いて公園から動き出した

紅がよく連れていく団子屋にチョウズメはヒナタを連れてきた

チョウズメ「ここはぜんざいも美味しいんだよ。ヒナタは何がいい?」

ヒナタ「な、ならぜんざいをお願い」

チョウズメ「ならぜんざいふたつだね」


ヒナタは好物のぜんざいを美味しそうに食べながら、朝妹に出ていくのがバレて、全てを白状したら、嬉嬉としてお手伝いさんを連れてきてその事を話しもみくちゃにされた事などを話した

チョウズメも同じように自分は母親にもみくちゃにされたことを話した

そのあとはナルトと生姜焼きを作った話やヒナタも料理を割とできると言うのが分かり、料理の話で花が咲いた

その時の話でヒナタはチョウズメ以上に木の葉の街を知らないことが分かったので、色々見て回ることになった

ヒナタ「映画って大きなスクリーンで映像を見るんだよね?」

チョウズメ「って聞いたけど僕も見たことないな。確かいのが映画を見て感動したって言ってたから次のアカデミーで聞こうか」

ヒナタ「いのちゃんは色々知ってるよね」

普通なら別の女の名前を出すのは良くないとされるが、二人はそういう事を気にしないのでそのまま話が進んでいく

チョウズメが家を出る前にあたふたしたのは紅やアスマが色々あることないこと吹き込んできるからだ

イベントコンマ
下1
81~  日向は木の葉にて最強
51~80 視線の正体とばったり
31~50 誰かと遭遇(更に安価)
~30  厄介系イベント(更に安価)

チョウズメ「ねえヒナタ。視線を感じるんだけど気のせいかな?」

ヒナタ「……はぁ。ご、ごめんなさい。正体がわかったかもしれないです」

チョウズメ「ヒナタが分かったということは、そういう事だよね?」

ヒナタ「うん」

チョウズメ「ならさ……」

ヒナタ「うん、チョウズメくんがいいなら」

チョウズメとヒナタは裏路地に入り、行ったり来たりして人気がない所まできた

ヒナタ「白眼は障害物も何もかも全てを透過して見ることが出来る」

チョウズメ「うん、でも僕達を見るために常に見る視界を合わせ続けないといけないんだよね?」

ヒナタ「そう……ここら辺で大丈夫だと思うよ」

チョウズメ「わかった。ならいくよ」

ヒナタは見ている相手が体の内部を見ているわけじゃなく覗き見のために白眼を使っていると言っていた

しかも何故か追ってきているとも

二人は人気がない場所から一気に表通りまで走り出した

だが

ヒナタ「あっ」

チョウズメ「ほいっと」

ヒナタ「えっ、あっあのその、この持ち方は」

ヒナタは着慣れていない服だったため、足がもつれて倒れそうになった

そのヒナタをチョウズメがキャッチして、お姫様抱っこ……などというものをするわけがなく、脇に抱えてチャクラコントロールで一気に大通りまで駆けた

チョウズメ「影分身の術」

チョウズメ/ヒナタ「「「変化の術」」」



大通りに出て道を少し駆けたあと、チョウズメは影分身を2体出した

そしてチョウズメ本体とヒナタと影分身の1体が変化の術を使った

ヒナタとチョウズメは先程見た街を歩いていた二人組に変化した 咄嗟の変化だったため少し雑だが見た目はある程度変わっている

そしてチョウズメの影分身とヒナタに変化した影分身は前に向かって歩いている

チョウズメ「白眼って変化の術は見破れるんだよね?」

ヒナタ「うん。でも多分今追ってきてる人はチャクラを見るために透視してないからわからないと思う。裸眼で見た時と同じ視野でのぞき見をしてるはずだから。じゃあ、見つけるね。白眼」

ヒナタは白眼をする前に心配げにチョウズメを見たが、チョウズメは首を傾げるだけだった

ヒナタ「……見つけたよ」

ヒナタが見つけた尾行の犯人に二人はゆっくりと近づいていった

ここら辺の時系列でハナビがどうやって日向を呼んでいたか覚えてないので覚えている時の呼び方をさせます




ヒナタ「……ハナビ」

ハナビ「ッ! ヒナタお姉様!? あれ?……あっ! 二人ともこの人の影分身の術だ!」

路地に入っていった日向の特徴のある少女に対して、ヒナタは名前を呼んで止めた

その少女は白眼で尾行していた相手のチャクラを見たようでやっと気がついたようだ

チョウズメ「とりあえず路地裏にいると変な人たちもくるし公園に行こう」

ハナビ「……二人が入ってたお団子屋がいい!」

チョウズメ「……お団子屋に行こうか」

ハナビ「日向ハナビといいます。お姉様がいつもお世話になってます」

チョウズメ「こちらこそ。秋道チョウズメです」

まだ五歳程度の見た目の少女だが日向が教育しているためかとても礼儀正しかった

ヒナタ「なんでハナビは覗き見てたの?」

ハナビ「だって気になるでしょ? お姉様ってナル……えっとなんでもないです」

ハナビが話している途中、ヒナタが白眼になりものすごい圧力をかけていたが、チョウズメは姉妹ならこういうこともあるのかな?と納得した

ヒナタ「私も分からなくなってるから言わないで」

ハナビ「ふーん」

ハナビはヒナタの発言の何かが面白かったようで笑顔のままヒナタを見つめている

ヒナタ「……」

ハナビ「そうだ。私が付けてた理由の一つは気になるからだけど、もう一つはチョウズメという人が気になってたから覗いてたんだ」

チョウズメ「僕?」

ハナビ「そうですよ。上忍二人に指導を受けているアカデミー生がいると噂されていますからね。お父様が言ってました。しかもその人は火影様と密談したとか」

ヒナタ「そうなの?」

チョウズメ「火影様とは話したけど密談じゃないよ」

チョウズメは初めて明確な嘘を友人についたが、イタチ関係のことに巻き込むのだけは駄目だと直感的に理解した

ハナビ「少しぽっちゃりしてますけど普通に動けてますし、顔もいい部類ですし、上忍が二人も師匠についてるなんて恵まれてますね」

チョウズメ「……え?」

ハナビ「え?……あー、そういう事ですか。今はいいです。お姉様が教えてあげてください。お団子美味しかったです。ご馳走様でした」

チョウズメ「はぁ」

ハナビは言うことだけ言うとそそくさとその場をあとにした


そのあとはまた街を回って色々な感想を言いながら夕方になる前に二人は別れたのだった

ヒナタ(たしかにチョウズメくんの今の環境は恵まれているけど、チョウズメくん自身はお父さんに認めてほしいと思ってる……それなのに恵まれているなんて言えないよ)

チョウズメはハナビが離脱したあとからヒナタが何かの考え事をしているのが気になっていた

本日の更新はこれまでです

ハナビは多分そこまで対人会話技能がこの時点では高くないはずですし、ヒルゼンのようにどこかでかかっている訳でもないので、子供の無邪気さも絡めて言っていただきました

あと白眼の解釈はあれで合っているのでしょうか? ネジが鬼童丸の第三の糸を見逃していたのでこんな感じなのかなと

フウ……? アニオリ様頼りにしないとキャラわかんねえ
今からでも更新できるんですけどキャラ把握のためにアニメ見ているのでもう少しあとから更新になります

戦争編のキャラ把握は無理ですねこれ
うん無理

ということでボチボチやっていきます

(アカデミー卒業まで2/5)

チョウズメ「ぐっ!」

アスマ「読みが浅い! もっと五感を使え!」

チョウズメ「土遁・つぶての術」

アスマ「早いだけじゃ意味が無い!」

体術メインの演習でチョウズメはボコボコにされていた

チョウズメの攻勢は全ていなされ、アスマに吹き飛ばされた

チョウズメ(経験と何よりリーチが足りない。リーチ……)

アスマ「……今日はもうやめだ」

チョウズメ「え、なんで!」

アスマ「お前はなんか考え事してるだろ? 集中しきれてない。さっきの術だって、チョウズメのチャクラなら水を作って水遁にして、あとからソレを利用した方がいいこといつものお前なら分かってた」

チョウズメ「……アスマ先生に質問があります」

アスマ「なんだ言ってみろ」

チョウズメ「僕は客観的に見れば相当恵まれていると思います」

アスマ「はぁ?」

チョウズメは話した

チョウジにチョウズメの色んなものが羨ましいと言われたことがあること

そしてヒナタの妹であるハナビに言われた言葉

チョウズメ「僕は得意な戦い方が違う上忍二人に稽古をつけてもらっています。五大属性のうち4行の才能もあることが最近になって理解出来てきました。氷遁だって使えます」

アスマ「そうだな」

チョウズメ「そして太ろうとしなければもっと痩せられますし、顔もいいってハナビって子に褒められました」

アスマ「あ?なに?自慢がしたいのか?」

チョウズメ「それに何故か分かりませんが、知らないはずの氷遁の術を理解していますし、体術やチャクラコントロールなどがもう身についています。まるで体に刻み込まれているかのように」

アスマ「……」

チョウズメ「僕は僕自身を客観的に見たら恵まれていると思います。でも僕はこんな才能や……ひどい言い方しますけどアスマ先生や紅さんに教えを乞うよりもお父さんに好かれたかった」

アスマ「お前の願いはわかってるよ」

アスマはタバコを大きく吹かせてから、そのタバコを地面に投げて踏みつけた

アスマ「お前は恵まれているよ。チョウズメはうずまきナルトを知っているな?」

チョウズメ「はい」

アスマ「あいつは生まれた時から人柱力として仕立て上げられた。里を襲った化け物を封印する柱になってくれたのに、里のヤツらはナルトを迫害する。こんなことを言っている俺もそれを止めない」

チョウズメ「先生が止めても意味が無いからですか?」

アスマ「ああ。それだけ多くの恨みを残していったんだよ、あの狐は。だがナルト自身にとっては全く身に覚えのない恨みを向けられて、最近まで孤独に生きてきた。そんな奴と比べれば……いや、アカデミー生のどんなやつと比べてもお前は恵まれている」

チョウズメ「はい」

アスマ「だがな、他人から見て、自分で客観的に見て恵まれていたとしても、そいつが幸せかどうかなんてわかんねえわけだ。俺は誰の息子だ?」

チョウズメ「三代目火影様」

アスマ「そう、俺は三代目火影ヒルゼンの息子だし、猿飛という名家の生まれだ。だがな、数年前までは俺は里が、そしてじじいが嫌いだった。俺自身恵まれていてもそんなもんいらねえと思ってた」

チョウズメ「……」

アスマ「俺を通してじじいを見る奴ばかりだったしな。『火影様のように立派になるのですよ』『火影様ならもっと上手くできた』『何故火影様の息子なのにその程度もできないのか』いやー、昔の俺は荒んでた荒んでた」

アスマがタバコを新たに加えようとしたが、箱は空になっていてそれをアスマは握りつぶした

アスマ「俺は結局そのあと木の葉を出て、火の国所属の守護人になってなったがな。その時になってやっとありがたみってもんがわかったんだよ。そしてじじいが本当に凄かったってこともな」

アスマ「チョウズメ、お前は周りに色んなことを言われるようになるだろう。ぶっちゃけるが、お前はいつ実験材料にされてもおかしくないほどの才能を持っている。俺が今鍛えてるのもお前がそういう奴らに抗うため、お前が連れ去られて木の葉の不利益にならないためだ」

チョウズメ「……はい」

アスマ「まあそんなこと抜きにしても何年も先生やってりゃ、弟子が可愛く思えてくるわな」

チョウズメ「……弟子?」

アスマ「当たり前だろ。弟子じゃねえ奴に一族秘伝の忍術なんて教えると思ってるのか?」

チョウズメ「秘伝の術?」

チョウズメは特にそういったことを教えてもらわずにいろんなものを覚えていっていた

アスマ「火遁・豪炎の術。これは猿飛の秘伝だからな? あっ、軽々しくほかのやつに教えんなよ? 猿飛家に怒られちまうから」

チョウズメ「は、はい!」

アスマ「話を戻すが、お前が恵まれていることは大人、もしくはもう少し大きくならない限り理解出来ることじゃない。他人と比べて恵まれているとかじゃなく、客観的に見ずに自分自身が恵まれていたか否かは分かるようになる」

チョウズメ「それが大人になるってことですか?」

アスマ「そうだな、多分そうだ。俺はそれに気がつくまでは騒いでるだけの坊主だったんだろう」

アスマ「だからな、そんなことを考えず、ただひたすらいろんな目標に向けて鍛えておけ。もし力が必要、知識が必要、技術が必要な時になかった結果、仲間を……友を失ったら後悔するぞ」

チョウズメ「はい! アスマ先生、これからもよろしくお願いします!」

アスマ「わかったわかった。まあ、ボチボチな」

チョウズメはいつかきっとチョウザの事も理解出来るようになるのだろうか?と疑問に思ったが、アスマが言うことなのだから多分きっと、わかる日が来るのだろうとアスマに再度攻撃を仕掛けるのだった

なおボコボコにされた

ヒナタ「この前はハナビがごめんね」

チョウズメ「ううん。ハナビさん?ちゃん?のおかげで色々と解消できたから逆にお礼が言いたいくらいだよ!」

ヒナタ「え? えっと……わかった、伝えておくね」

チョウズメ「うん!」

ヒナタはハナビが無礼なことをしたはずなのに、何故かお礼を言われて頭を傾げるのだった


イルカ「えー、やる気があるのはいいんだが、チョウズメはもう少しだけ大人しくするように」

チョウズメ「やる気に満ちてたから授業でも全部答えただけです!」

イルカ「いや、やる気があるのはいい。だが、全部答えたら授業にならないってことも理解するように」

チョウズメ「はい!」

イルカ「わかってるのかなぁ? 今日はここまで、課題はしっかりやってくるように」

イルカはチョウズメが絶対に理解してないなと思いながらと教室を出ていった

チョウズメ(今日はそうだな)



安価下2
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難易度判定)
4 ナルトに会いにいく(超低難易度判定)
5 いのに会いにいく(中難易度判定)
6 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
7 シカマルに会いにいく(超低難易度判定)
8 アスマに会いにいく(中難易度判定)
9 ハナビに会いにいく(【高難易度】判定)
10 ヒルゼンに会いにいく(【超高難易度】判定)
11 自由安価(人物によってはコンマ判定)

ガッツリ寝落ちてました

ナルトが既に帰ってしまった可能性
コンマ下1
5以下で帰ってた

いの「本当に大丈夫なわけ? 死んだりしない?」

ナルト「大丈夫だって! 火影のじっちゃんも美味しいって言ってたんだってばよ!」

ヒナタ「私も手伝った方がいいかな?」

チョウズメ「みんなでやればいいよ。ナルトの家のキッチンは小さいけど」

この日はお昼前に授業が終わることが何日か前から分かっていた

それが分かるとナルトはチョウズメに今度はハンバーグを教えて欲しいと催促し、チョウズメはそれを了承

なおその時ナルトはサスケにうるさいからという理由で吹き飛ばされていた


ナルトがチョウズメに話しかけた時、いのがチョウズメとヒナタに映画館で見る映画の素晴らしさについて語っていたところだった

ナルトとチョウズメが料理をする、男が料理をすることを楽しそうに話しているのに興味が出たいのが話に加わり、料理が得意なヒナタも話に加わった結果、いつの間にか二人も昼飯を一緒に作って食べることになった

ナルトは化け狐であり関わってはいけない

日向のヒナタも山中のいのもそう教わって育った

だがヒナタはナルトに助けられてから憧れ、そして色んな感情がありその言葉を間に受けなかった

いのはアカデミー入学時はその言葉を間に受けていたが、同じく秋道から関わらないようにと言われていたチョウズメは関わってみれば面白く全然酷い人ではなかった

そんな彼がナルトと話しているのを見てなんだかバカバカしくなり今回の話に乗ったのだった

ナルトは部屋の片付けの最終確認をすると言って先に帰った

ナルトがいると店で買い物がしづらいからナルトは先に帰ったのだとチョウズメはわかったがこのあと楽しませればいいと思い何も言わなかった

残った三人で材料を買って、なるとの家に向かった

いの「ナルト来たわよ! あんた微妙にボロっちいところに住んでるのね」

ヒナタ「も、もうちょっと言い方を考えた方が……いいと思う、よ?」

いの「いいのよ。ナルトも直接言われた方がいいでしょ?」

ナルト「出来れば言わないでくれた方が俺ってば良かったんだけどなー」

チョウズメ「中は別段汚く……汚かったよねそういえば」

ナルト「料理を始めてから消費期限とかゴミとかもちゃんとするようになったってばよ!」

そんな風にいったナルトだったが、奥のベッドのある部屋に荷物を押し込んでいることが後に判明した

いの「ナルト! 切るのが雑! それじゃあ細かくしすぎて玉ねぎがみじん切りじゃなくてペーストになっちゃうでしょ!」

ナルト「一気に言わないてくれってばよ!」


ヒナタ「こ、こうやって空中でキャッチボールをするようにして、優しくハンバーグを丸くするんだよ?」

ナルト「ぎゅってやっちゃ駄目なのか?」

チョウズメ「ならあえてギュッとやった奴も作ってみるか?」

ナルト「おう!」

そうして出来上がったのがおろしポン酢のハンバーグ

ナルトは生野菜を嫌うため大根おろしをハンバーグに乗っけた時に悲鳴をあげていたが

ナルト「うめえええ! こっちは、うーん、強くこねた方はなんかふわっとしてなくて微妙だってばよ」

いの「なんでも力を入れればいいってもんじゃないのよ」

ヒナタ「これで次からは、力を入れないで作った方が美味しいってわかったよね?」

ナルト「おう! じっちゃんに作ってやる時は優しくこねてキャッチボールで作るってばよ!」

ナルトが一気に食べてむせたり、ヒナタがチョウズメやナルトよりもたくさんのハンバーグをぺろりと食べてしまったことにいのがびっくりし

いの「胸に行ってるのね胸に!」

とヒナタの1部を睨んだりしたが平和に昼食が終わった

いの「ナルトそれダウト」
ナルト「うそーん!」

ヒナタ「ナルトくん、それダウト」
ナルト「またかよってばよ!」

チョウズメ「ナルト、それ嘘ついたね」
ナルト「なんで俺の時ばっかり!?」

食後のあとにナルトが友達とやったことないというトランプ遊びをすることになった

ダウトは相手の真意を見抜き、嘘を見破るゲームなためアカデミーの入学当初に授業でやったりするため、ナルトもルール自体は知っていた

アカデミーでやった時はナルトはあぶれてイルカ先生とやっていたそうだ


チョウズメはナルトの嘘を見破って、置かれたカードをナルトに手渡しした時にナルトと手が触れた


コンマ判定
下1
80以上で……
30以下で気絶する

チョウズメ「……あれ? え? ちょっとえ? ここどこ?」

チョウズメは天井の見えない一本道の赤い雰囲気のする廊下に立っていた

??「チャクラの使用によって封印が緩まっている訳でもないのに、何故小僧が迷い込んできた?」

先の見えない暗がりから物凄い圧力のある声が響いてきた

その声を聞いた瞬間、チョウズメは恐怖によって足がすくみそうになったが、幻術世界でイタチが本気で殺しに来たあの時に比べたらまだぎりぎり耐えられる

この時の謎の存在はただ声をかけてしただけであり、本当に殺意を向けられたらチョウズメはその時点で気絶していただろう

まずこの場所ではない現実ではイタチが修行を付けてくれたことや何度も幻術世界で殺されかけたことなどは覚えていないことに違和感を持つべきなのだが、その声の主が気になったためそこまできが回らなかった

チョウズメはその声のする方へと歩いていく

チョウズメは少し歩いていくと巨大な檻が見えた

そしてその中には巨大な狐、九本の尾を持つ九尾が封印されていた

九尾「……なるほど、貴様は大筒木の直系だな」

チョウズメ「……?誰ですかそれ? 僕は秋道チョウズメです。秋道の血と雪一族の血を引いているらしいです」

九尾「……ん?小僧、貴様俺を見ても怖くはないのか? あ!?」

先程の声だけの時は漏らしそうなほど怖かった

チョウズメ「声だけの時は怖かったです。でも目を見て話したら、なんか怖くなくなりました」

九尾「……調子に乗るなよ小僧! 食ってやろうか!! 貴様なぞ檻の中から一呑みにするくらいなら容易にできるのだぞ!」

九尾の憎悪に染まったチャクラの放流がチョウズメを吹き飛ばし、九尾の熱気でチョウズメの体を焼いた

チョウズメ「ゲホッゴホゴホッ。痛いじゃないですか!」

九尾「……は?」

九尾は本気の威嚇をしたのに帰ってきたのがそんな言葉だったことに、さすがの九尾も訳が分からなかった

チョウズメ「イタチさんに火あぶりにされながら、刺された時よりも痛い!」

九尾「小僧、まさか本当に怖くないとでも思っているのか?」

チョウズメ「だからそう言ってるじゃないですか!それに僕は小僧じゃ、いや小僧ですけど名前があります! チョウズメって言うんです!」


九尾はチョウズメを一度無視して目を瞑った

チョウズメがナルトに触れた時、チョウズメの精神や精神エネルギーが何故かこの封印の間に流れ込んできた

九尾はその時たまたまナルトを通して外の世界を見ようとしていた時であり、確かに回路的なものは出来ていたが、他人が入り込んでこれるようなものではないはずだ


ただし九尾と何かしらの繋がりがあれば入り込んでしまうかもしれない

九尾は元々十尾から六道仙人の力によってわけられた存在であり、十尾の1/9の要素と六道仙人大筒木ハゴロモのチャクラによって形作られている

この小僧からは尾獣のチャクラは感じないから、残りの大筒木ハゴロモ要素を持っていたから入ってきたのだと推測した

だがまずおかしいのだ

大筒木の要素を持っていたとしても九尾の本気の威嚇に対して反発するなどこの年の子供ができるようなことではない

まずそんなことが出来る存在は最強の千手と最強のうちはくらいだろう

いくら素質や血筋が優れていても、尾獣の威嚇に怯えない子供なぞいない
精神が壊れているわけでもないのにこれはありえない事だ

九尾「小、秋道チョウズメ、貴様は俺をどう思う」

チョウズメ「えーと、イタチさんみたい?」

九尾「イタチ?誰だそいつは」

チョウズメ「イタチさんはとっても強いのに戦いが嫌いな人な気がするんです。イタチさんは平和になれるはずなのに自ら争いを始めようとしていたうちはの人達に失望していました。それと同じ感じ? あれ? こんなこといつ思ったっけ?」

九尾「……」

チョウズメ「それと同じ感じだから、九尾さんはナルトの周りの人……うーん? 違うかな? あっ! 人間自体に失望してるんですね!」

九尾「それ以上はやめろ!」

チョウズメは相手の気持ちも考えないでズケズケと踏み込んで言った結果、また吹き飛ばされた

今度は構えてもいなかったため、打ちどころが悪く、頭を打ってそのまま気絶した

チョウザが迫害しているのも
イタチがチョウズメを鍛えることにしたのも
チョウズメが九尾の何かを感じ取ったのも
ある1つの設定故です

便利だから入れた何でもできそうで制御できてないですが

ちなみに誰の転生体でもなければハゴロモが特別何かをしている訳でもないです

成長したら勝手にわかるような設定ですかね?

チョウズメ「……ナルト近い」

ナルト「チョウズメが起きたってばよ!」


チョウズメはいつの間にか寝ていたようで目が覚めるとナルトがキスをする2秒前くらいの近さにいた

どうやらダウトをやっている時にいきなり気絶したらしい

チョウズメ「大丈夫、大丈夫何ともないから」

ヒナタ「白眼!……チャクラは問題ないかな?」

いの「本当に大丈夫なんでしょうね? 病院いく?」

チョウズメ「いや大丈夫だって」


チョウズメからした今さっきまでダウトをしていて、目が覚めたらナルトがキスをしようとしていただけなのだ

チョウズメは九尾と話したこともイタチに関する詳細も記憶の封印がされたようにまた忘れたようだ

その日はナルトがものすごく心配していたのでお開きとなり、いのとヒナタがチョウズメを家に送って解散となった

>>701
疾風伝まで行けば分かるはずです

ダンゾウ「やはり秋道チョウズメには氷遁以外にもなにかあるやもしれん」

根の忍「三代目ヒルゼンに気が付かれない距離での監視だったため、中でどのような密談があったかは分かりかねますが、アカデミー生と二人で場所を変えて話すというのはいささか」

ダンゾウ「だろうな。うずまきナルトに付けている暗部の者を一人、秋道チョウズメに付けることとする。当分は監視のみで良いがもし他里の干渉があった場合、力ずくでも良い、かの者を回収し、他里の者に渡すな」

根の忍「はっ!」

(アカデミー卒業まで1/5)

イルカ「今年ももう少ししたら卒業試験になる。大体のみんなが卒業試験を突破できる術の熟練度となっている」

イルカがナルトを見た

イルカ「ナルトは未だに分身の術が成功していない! 故に今日の放課後から補講を行う! ナルトは強制参加とし、他にも不安のあるものはこぞって参加するように!」

ナルト「……やってやる!俺は今回こそ忍びになるんだ!」

前までのナルトならここで弱音や逃げ出しなどをするだろう

だがナルトにも少ないながらに人との繋がりが出来たためその人達に置いてかれたくないという思いから、補講に積極的に参加する意思を示した

イルカ「いい意気込みだ! ほかの者をやる気を持って積極的に参加するように。それでは本日は解散!」


本日の授業が終わり、みんなは補講に出るかどうかを周りの人と話し合っている

チョウズメ「ナルト頑張れよ」

ヒナタ「ナルトくん応援してるね」 

いの「分身の術なんてぱぱっと合格しちゃいなさい! まあ、変化の術だったらあんななら一発合格なんでしょうけど」

ナルト「前もその前も何故か試験は変化の術じゃなかったんだってばよ! 変化の術なら変化お色気の術!」

ナルトはナイスバディーのお姉さんの姿に変化した

チョウズメ「……」

チョウズメの反応はどんな反応?
下2

チョウズメ「え?なにそれ」

ヒナタ「な、ナルトくん……」

いの「変なもん見せてんじゃないわよ!」

ナルト「ぐへっ!」

お色気の術を使ったナルトをいのが思いっきりぶん殴り、変化は解除されて吹き飛んでいった

いの「……うん、やっぱりチョウズメはまだ子供ね」

チョウズメ「えぇ! なんで?」

いの「わからなくていいわよ。どうせ男はいつかはなるんだから」

サスケ「フッ」

チョウズメ「サスケ! 今笑ったでしょ!」

サスケはそのまま教室を出ていった

チョウズメ「なぜ子供扱いされないといけないのか……」


安価下2
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】判定)
3 ヒナタに会いにいく(超低難易度判定)
4 ナルトに会いにいく(【高難易度】判定)
5 いのに会いにいく(超低難易度判定)
6 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
7 シカマルに会いにいく(超低難易度判定)
8 アスマに会いにいく(中難易度判定)
9 ハナビに会いにいく(中難易度判定)
10 ヒルゼンに会いにいく(【超高難易度】判定)
11 自由安価(人物によってはコンマ判定)

紅が担当上忍の準備で会えない可能性
20以下で会えない

下1
既にレスがある場合は>>715の直下

ヒナタもいのもナルトも用があるとの事で今日は放課後もずっと勉強することにした

遊んでいるのは週に一度くらいで大抵は訓練や勉強だが、人がいないならしょうがないとアカデミーの図書室に来た

勉強していると図書室の入口が開いた音がしたが当然集中しているから聞こえない

紅「……チョウズメくん」

チョウズメ「え? 紅さん?」

紅「少し用があるのだけどいいかしら?」

チョウズメ「紅さんのいつでもいいですよ!」

紅「そう、それじゃあ図書室は出ましょうか。うるさくしちゃうと怒られちゃうわ」

チョウズメは紅と会う時は街中でばったりやチョウズメからしかなく、紅から来たのは初めてだったので嬉しくなって叫んでしまった

チョウズメ「……そうですね」

紅がチョウズメを引き連れて図書室をあとにした


紅はなんとシカマルが前に教えてくれた日向ぼっこをすると気持ちよく、入口からは見えないから授業をサボるのに良い場所に来た

紅「アカデミーのこの場所は陽の光がとても良く届いて、私がアカデミー生の時はよく来ていたのよ」

チョウズメ「この前友達にこの場所を教えてもらいました!」

紅「そう、ここは気持ちがいいものね」

紅はコホンと咳払いをして話し始めた


紅「チョウズメにお願いがあるのよ」

チョウズメ「なんですか?」

紅「【セリフ安価下1】」

紅の頼み事
ゾロ目だから割と色んなことができます
チョウズメを鍛えたりしたら時間をおかずにすぐに反映

紅「しばらく私の家で付きっ切りの修行を受けてみない?」

チョウズメ「……え? えぇぇぇぇ!!」

紅「駄目かしら?」

チョウズメ「やったあああ! 紅さんの家でお泊まりだ!!」

同じくらいの歳の子であればエロ方面に思考が行くだろうが

このチョウズメナルトのお色気の術という最終的には忍びの祖にすら利くエロ忍術を見ても「え?なにそれ」程度の反応しかしないほどの子供である

そして紅も別にそういう意図は全くない……多分。
もうずっとくノ一の噂というネットワークでショタコン扱いや光源氏計画とか言われているがそんなことは無い

アスマ「チョウズメに暗部が忍びをつけた」

紅やアスマが恐れていたことが起きてしまったのだ

チョウズメがアカデミーを卒業し、忍びになるであろうこのタイミングでのこの行為

きっとなにか裏があるに違いないと思ったふたりはとりあえず急ぎでチョウズメを教育することにした

おいろけのあれで性の目覚めが来てたらそっちに傾いてしまう話でしたが……



実際はまだ全然情報が出てないから、とりあえず氷遁の素質がある子供が日向ヒナタ誘拐事件のようなことが起きないように予防しているだけなのだが、暗部がやることなので勘ぐりされてしまった

そのあとすぐに紅とチョウズメは秋道の家に行き、チョウザと交渉したら決裂する可能性があるので、チョウズメの母親に許可をもらい、紅の部屋に連れてきた


チョウズメ「……アスマ先生の部屋みたいですね、痛っ!」

紅「趣味が晩酌で可愛いものとかを特に好んでないから、どうしてもね?」

紅の部屋の忍者系統以外の私物はお酒やおつまみ、その他晩酌に関するものばかりだった

紅「さて、男の忍び……いいえ、男全般に言えることだけど、三禁、警戒しなければならない3つのことがあります。さてそれは?」

チョウズメ「はい! 女、金、酒です!」

紅「よろしい。まずお酒はまだ当分は誘われても断るように。子供……体がまだ大きくなり切ってない時に飲むと成長に悪影響が出るわ」

チョウズメ「アスマ先生が1口くらい体験した方がいいって言ってたんですけど」

紅「火影様に報告しておきます」

紅が一瞬怒気を放ったのでチョウズメはアスマのフォローをするのをやめた

紅「次にお金です。チョウズメくんが忍びになればランクの低い任務であっても、ある程度のまとまったお金が入ってきます。チョウズメくんは初のお給金が貰えたらどう使う?」

チョウズメ「えっと、まずお母さんが新しい包丁が欲しいって言ってたからそれを買って、お父さんとチョウジに美味しいお肉。紅さんに美味しいお酒とアスマ先生にもお酒?タバコ?……くらいです!」

紅「えっとそうね。今のチョウズメくんなら金も大丈夫ね」

ギャンブルも金みたいなもんだから……


紅「あとは女ね。授業でこれに関して習った?」

チョウズメ「いえ」

紅「そう。まず男女の成り立ちについてから話していきましょうか」

そうしてチョウズメの性教育の再確認から始まり

紅「それで男性はその行為中は最も無防備になると言われているわ」

チョウズメ「あわわわわわわわ」

チョウズメは紅の書くイラストや説明によって聞いてもわからなかった色々を知っていった

紅「他里との忍びと結婚するのが推奨されていないのはそのせいね。結婚した場合どちらかの里で暮らすでしょ? そうした場合は誘拐できるチャンスが増えるし、もしその人がやってなくてもその人の近くで誘拐や怪奇なことが起きたら疑われちゃうや」

チョウズメ「あわわわわわわ」

紅「このようにして女は三禁の一つになっているわ。他にもギャンブルや適正使用方法外の薬物使用なんかもあるけど……」

チョウズメ「あわわわわわわわ、痛っ!」

紅「ちゃんと聞いていたわよね?」

チョウズメ「は、はい! ギャンブルや薬物の使用などもあると」

紅「よろしい。さて夕食の時間も迫っていることですし、夕食にしましょうか」

チョウズメ「手伝います!」

紅「ええお願いするわ」

紅は何度かチョウズメの料理を食べているので、チョウズメの腕は信頼している

この時点の紅って料理出来るの?
コンマ下1
高ければ高いほど料理ができる

紅「くっ!」

チョウズメ「どうしたんですか?」

紅「なんでもないのよ」

紅は一人暮らしも長いので当然料理ができる

だがまだアカデミーも出ていない子供に料理の腕前が負けているのを目のあたりにすると少しだけショックだった

夕食を食べ終わり、趣味の晩酌を始めた

チョウズメにも美味しいジュースを用意していたので共にお話をしながら楽しく飲んでいた

だがチョウズメは紅にとって仲間や友人よりも気を置ける相手だったため飲みすぎた
子供だからこそ安心して飲みすぎた

紅「うーん、チョウズメくんお風呂入るわよ」

チョウズメ「一緒に入ってもいいんですか?」

紅「なに当たり前の事言ってんの。まだ毛も生えてない子供でしょうに」

紅は酔っています

そうして紅は割と酔っ払っている状態で風呂に入ったが当たり前だがセーブしない飲み方をしたら足元をおぼつかない

チョウズメ「紅さん危ないですよ。僕が洗ってあげますから座っててください」

紅「チョウズメくんは優しいわね」

性教育から女についての講義ではあわあわしていたのに、チョウズメは平然と紅の体をすみずみまで洗った
その手は相手を思いやる優しい手であり、邪な思いなど一切なかった

その日はチョウズメに体を拭かれ、チョウズメの手伝いを受けながら寝巻きに着替え、紅はチョウズメを抱き枕にして寝た

紅「ああ!! ああああああ!!」

本来なら休日前の日だったため次の日も続けて色々教えるはずだったが紅が耐えきれなかっため急用ということで帰ってもらった

紅は昨日の夜は酔っていた

同僚や友人の女性と飲む時は相手のペースに合わせ、潰れるほどは飲まない
飲めるようになった時は色々加減がわからなかったが、もう大人になって結構経つためそういう配分はできる

同僚や友人の男と飲む時は送り狼とかは勘弁なので、程々にしている

チョウズメはまだ子供であり、5歳くらいの頃からずっと面識があり、まだ性の目覚めも起きていないし、何より……

なんて色々な要素が重なり、紅は飲みすぎた

紅「あああああ!! あああああああああ!!」

全身をくまなく洗われ、化粧を落としてもらい、体を拭かれ、髪を乾かしてもらい、服を着るのを介護してもらい、ベッドに連れていってもらって、抱き枕にして寝た

紅「どっちが大人か分からないじゃない!! あああああああ!! 分かっていたけど、チョウズメくんは私の体に一切興味示さないし! なんか色々複雑だわ……ああああああ!」

この日紅は一日中家の中で騒いでいた



紅のチョウズメへの信頼度?友好度?みたいなものがカンストしました(恋愛系のパラメータではない)

いえただ信頼度は最高になっただけです
ヒロインこそ安価の流れで決まると思いますし、きっとたくさんフラグを立てて管理が大変になるんだろうなと思ってますけど

(アカデミー卒業試験)

チョウズメ「おはよう」

ヒナタ「チョウズメくんおはよう」

シカマル「おう……余裕そうだな」

チョウズメ「基本的な忍術だからね」

シカマル「まあな、問題はあいつだな」

アカデミー卒業試験を前にクラスはいつもとは違う微妙な緊張が漂っていた

だがチョウズメは別段緊張していない

シカマルもヒナタもそこまで緊張していない

この場で一番緊張しているのは彼だろう

ナルト「分身の術とは実態のない残像のことであり、チャクラを使う忍術の中では最も簡単な術である……ブツブツブツブツ」

ナルトは巻物を広げて、試験に来たら1番辛い分身の術の項目を何度も何度も読んでいる

チョウズメはアスマに渡された各里の暗部の忍びが刃を向けてきた場合の対処法その1000というのを読みながら試験の時間を待った

イルカ「……で、卒業試験は分身の術にする。呼ばれた者は一人ずつ隣の教室に来るように」

ナルト「いっ!」

チョウズメ「ナルト……」

チョウズメはナルトの方をチラリと見て、なにか声をかけようかと考えているとすぐに呼ばれた

イルカ「次は秋道チョウズメ!」

チョウズメ「はい!」

結果は普通に合格だった

チョウジ「父さん僕やったよ!」

チョウザ「おお! さすが俺の息子だ」

母親「チョウズメもよくやったわね」

チョウズメ「うん」

アスマや紅、ほかのいろんな人のおかげで露骨にチョウジが褒められていてもそこまでチョウズメは落ち込まなくなった

いや今頭の中を占めているのは別のことだ

チョウズメ「ナルト」

ナルト「へへっ。すまん、落ちちまった。分身が一体は出せたんだけどさ、そいつも作り方が雑だって言われちゃってよ」

チョウズメ「でもヘナヘナな真っ白な分身じゃなかったんだろ?」

ナルト「でもあれじゃあ足でまといだから評価出来ないって」

チョウズメ「そうか」

ナルト「ぐっす……また今度な!」

ナルトは涙を流さないように我慢して、すぐにその場から走り去っていった

紅「ほらアスマの奢りなんだから食べなさい」

アスマ「それを言うのは俺の方だろ?」

チョウズメ「……うん」

アスマ「友達が落ちたのはわかるが、お前はこれから忍びとして色々頑張っていかなきゃならないんだ! ならまずは食え! この店の焼肉なんて下忍や中忍ではまず来れないくらい高いんだぞ。いくらでも食っていいからさあ!」

チョウズメの母親はチョウズメをもっと祝ってやりたかったが、チョウザの方針があるので自宅でやるお祝い会ではまともに祝ってあげられない

ならばと母親は紅に相談し、紅はアスマを巻き込んでチョウズメを連れ出していた


アスマ「そうそう、子供はいっぱい食わないとな」

紅(チョウズメくんは食べようと思えば秋道の食べっぷりが出来ることをアスマは知らないのね。よかったわ、支払いを俺が持つとかカッコつけてくれて)

アスマは自重を今日は捨てたチョウズメが食べ始めて一時間後、顔が真っ白になっていた

なお女としての愛よりも母性の目覚めの方が強かったため、まだアスマは攻略に難航しています 誰とか言わなくてもわかりますよね?



中忍「失礼します。上忍猿飛アスマさん、上忍夕日紅さん、至急火影様の部屋にお集まり下さい」

アスマが財布を覗き込んで真っ白になっていた頃、店に火影の伝言役がきた
伝言役は伝えてすぐに店を出ていった

アスマ「わかった、今行く」

紅「チョウズメくん」

チョウズメ「ゴクッ、ご馳走様でした! お祝い会を開いてくれてありがとうございます! とっても嬉しかったし、美味しかったです」

紅「ごめんね。一人で帰れるわね?」

チョウズメ「当たり前じゃないですか! 僕だってもう忍者ですよ!」

チョウズメは新品の額当てをくいっと紅に見せた

アスマ「そうだな。忍者になった記念のプレゼントは最後に渡す気だったのに、こんな中途半端になっちまった」

チョウズメ「なんかあるんですか!」

アスマ「俺はモノで紅はココロだ。まず俺はお前用に調整したチャクラ刀。戦闘に使わなかったとしても、風チャクラを纏わせれば刃こぼれ知らずの包丁にだってなる。俺にもまた今度料理を食べさせてくれ」

チョウズメ「はい!」

アスマはチョウズメが近接武器をあまり使わないことは知っているが、それでも自分の象徴のチャクラ刀をプレゼントしたかった

紅「私は、チョウズメくんのそれと私のこれを交換ね」

紅はチョウズメと自分の額当てを外して、自分の額当てをチョウズメに付け、チョウズメの額当てを自分の額につけた

紅「その額当ては私が忍者になった時に貰ったもので結構傷とかがついちゃってるけど、どんな時も私は、私達はあなたを思っていると感じて欲しかったからこういうものにしたわ」

紅はチョウズメの額当てに軽くキスをした

チョウズメ「すっごい嬉しいです!」

アスマ「それなら俺も」

チョウズメ「タバコ臭いアスマ先生はちょっと」

アスマ「おい!」

紅「ふふ……それじゃあ行ってくるわね」

アスマ「行ってくる」

チョウズメ「いってらっしゃい!」

上忍二人をチョウズメは見送った

焼肉屋「アスマさん、お会計してからいってちゃうだいね」

アスマ「やっぱり?」

本来ならここでついて行く、何かあったのか探索する、家に帰るの三択をする気だったのですが、チョウズメの性格からして仕事の邪魔をしませんし、この場面は帰ると思います

ですので安価を出さずに進行します

【どの道現場目撃せず 第一闇堕ちポイント回避】

チョウズメ「うーん、はぁ」

チョウジは忍びになった日から数日、アスマも紅も上忍としての仕事が忙しいらしく朝練ができなかった

チョウズメ「紅さんがいれば忍術の訓練ができるし、アスマ先生がいれば体術の訓練ができるのに」

チョウズメはとりあえず忍びになるまでは一人で忍術の訓練をするなと言われている
なんでもチャクラが多すぎるため、もし加減をミスった場合大惨事になるからだと

チョウズメは比較対象が紅やアスマであるためチャクラ量が多いのかわからないのだ

アスマや紅であっても戦闘中に影分身を18体も出せないが、二人が影分身をする場面を見たことがないからわからないでいる

チョウズメ「知り合いとマンセル組めればいいな……知らない奴で嫌な奴だったらどうしよう」

今日は下忍のスリーマンセルが発表される日だ

スリーマンセルが発表される教室では

サスケはチョウズメの隣、チョウズメの隣にはヒナタ、その隣にはナルトというある歴史とは違う席順だった

サクラも流石にナルトではなくチョウズメとかいう成績優良者には席をどけとは言えず引いていった

そしてナルトは

ナルト「ホントに良かったってばよ」

チョウズメ「本当に額当て貰ってる」

ヒナタ「どうやったの?」

ナルト「いやー、俺の才能を見抜いた火影様のおかげだってばよ」

チョウズメ「ふーん」

ヒナタ「頑張ったね」

ナルト「おう!」

報告するのに忙しくてサスケにガン飛ばしには行かなかったので、サスケとナルトのファーストキスは守られた

さて班わけです

以前第7班は変えないと宣言していましたが、第7班の過半数と交流を深めたためその縛りは解除します

なら第8班の猪鹿蝶はどうなの?となると思います いのとは仲が良くシカマルとも出会っていますし


まず班わけはイルカが言っていた成績などの実力順……ではないです

担当上忍との相性などで決まります
第7班なら
写輪眼を開眼する可能性のあるうちはサスケは写輪眼のカカシの班に
四代目火影の息子であるうずまきナルトは四代目の班だったカカシの班に(人柱力を守るのにもアスマやガイよりもカカシの方が適任)
そして二人が高め合うために女の子として春野サクラ

こんな感じです

8班に関しては猪鹿蝶として幼少期より準備をされているので成績や相性で崩すことは無いと思いますのでこれは強制です

まずチョウズメは
7班(カカシ)か10班(紅)

どちらに適正があるか

チョウズメはイタチの口添えや氷遁素質、そしてダンゾウも木の葉から手放す気がないので実力が最も高いはたけカカシになる可能性もあります
同じように紅は相性なんてものはこの場にいる下忍の中で一番です

よって上忍はほかのメンバーで変わります

アスマを変えてしまうと猪鹿蝶が更に変化してイッチが死ぬので勘弁

まず白状しておきますとシノとキバはキャラ把握が微妙です
それだけは先に伝えたかった

そしてここは安価スレ
多数決で決めたいと思います

まず
1 7班すらも変えてごちゃごちゃの中から選ぶ
2 10班のうち原作三人の誰かを抜いて入れる

47分より多数決
48分より下5まで

48分から下5までです

下5まで来てないけど過半数を超えたので進まさせていただきます

10班をいじることになりました

さて交流でもヒナタは回数も多いので確定とさせていただきます
安価なのでもしもがありますし



チョウズメと【同じ班にしたい】のは
1 油女シノ
2 犬塚キバ

下5までの多数決でお願いします

キバ「俺だって索敵出来るのによ」 

第10班
上忍
夕日紅

下忍
秋道チョウズメ
日向ヒナタ
油女シノ

に決定しました

キバくん?1部では多分出番は……

イルカ「班は力のバランスが均等になるようにこちらで決めた」

イルカはたんたんと発表していった

7班はナルト、サスケ、サクラという組み合わせになった

サスケ「チッ……」

サスケは舌打ちしていたので気に入らなかったようだ

第8班は猪鹿蝶となり

イルカ「秋道チョウズメ、油女シノ、日向ヒナタ」

ヒナタ「チョウズメくん、一緒の班だね!」

チョウズメ「これから長い間よろしくね」

ヒナタ「うん!」

ナルト「サクラちゃんと一緒なのは嬉しいけどよ、俺はシノ……?の代わりにそっちが良かったってばよ」

チョウズメ「でもサスケと一緒なのはいいじゃん」

ナルト「良くねえよ! そ、そのよ? 班が別れたらあんまし会えないと思うけどさ、暇だったら会いにいってもいいよな?」

チョウズメ「もちろんだよ」

ヒナタ「うん、また一緒に料理しようね」

ナルト「おう!」

ナルトはサスケを縛って変化……なんてことはせず、ヒルゼンと夕食を食べるために、チョウズメに頼んで買い物をしてもらっていた

ヒルゼン「ナルトはのう。当たり前に教育されるはずのことがすっぽり抜けてしまっておる」

カカシ「はい」

ヒルゼン「故にあやつは馬鹿であるが、クズに育つことなく真っ直ぐに育った。儂は何もしてないと言うのにのう」

カカシ「先生の息子さんなのに、俺も何もしませんでしたから」

ヒルゼン「うちはサスケもいる大変な班になるであろうが、我らが木の葉の子供たちをよろしく頼のむ」

カカシ「了解」

班が決まった次の日、チーム分けがされた忍びの卵たちは教室に集められていた

イルカ「今からここに担当上忍の方々がくるから、呼ばれたらその方々についていくように」

イルカがそう言って部屋を出ていくとすぐに上忍が入ってきた

紅「10班に所属する人は私についてきてください」

隣同士に座っていたヒナタと頷きあい、知り合いに手を振ってから紅の元に向かった

紅はどうやら日向ぼっこに適したアカデミーの屋上に行くようだ

その道中、もう一人のチームメイトな油女シノをチョウズメ見た

蟲を操るのが得意な油女一族の人間
常にサングラスをしていて口も隠しているためどんな容姿かあまり分からない

あまり話すほうではなく、いのやヒナタ、ナルトなんかは何も知らなかった

シカマルだけは
シカマル「アカデミーの成績の付け方では油女一族の実力は測れねえ。蟲を使った動きの評価はされないからな。まあ強いんじゃないの?」

との評価を下していた

紅「じゃあまずは自己紹介からしましょうか。名前や好き嫌い、趣味と……将来の夢を言ってみましょうか。まずはチョウズメくん……チョウズメから」

チョウズメは紅に始めて呼び捨てにされたが、逆に忍びとしての線引きをされたのだと少し嬉しくなった

チョウズメ「秋道チョウズメです。趣味は訓練と勉強と料理です。好きな物は団子? たくさんあります。嫌いなものは特にありません。将来の夢は……」

チョウズメはここで父親のことを言おうとしたが、それは夢ではなくやるべき事だ

それなら

チョウズメ「将来の夢はある事件の隠された真実を知り、出来れば帰ってきてほしいです」

紅は父親のことを言わないのはなんとなく分かっていたが、イタチの事をそんなにも気にしていたのかと頷いた

紅「次はシノ」

シノ「俺は油女シノ。好きな物は野菜サラダととうがん。嫌いなものは匂いの強いモノ、蟲が嫌がるからな。趣味は生物観察で、夢は今は言わない。なぜなら夢とは自らの胸に秘め、ひたすらそれに向けて慢心するものだからだ」

シノの自己紹介を聞いたチョウズメの感想は
チョウズメ(友達になったらまずはとうがんを使ったサラダに匂いの弱い料理を振舞おう)
だった

紅「最後はヒナタ」

ヒナタ「はい。私は日向ヒナタです。好きな食べ物はシナモンロールとぜんざい。カニやエビなどの甲殻類は苦手です。趣味は押し花で、将来の夢は……ひ、秘密です!」

ヒナタはユメの部分で顔を真っ赤にして黙り込んでしまった

紅「よろしい。それでは最後に私は夕日紅。好きなものはお酒、嫌いなものは甘いもの。趣味はば……」

チョウズメ「ん?」

紅は一瞬やってしまったあの時を思い出して言葉が止まるが、すぐにまた話し始めた

紅「ば、晩酌よ。一人でする晩酌。そう、一人で。将来の夢は、なんでしょう? 決まったら教えてあげるわ」

紅はそそくさと終わらせてから、プリントを配り出した

紅「明日はサバイバル演習をやるわ。あとチョウズメは黙っているように」

紅はチョウズメに口封じをした

シノ「いいですか?」

紅「はい」

シノ「プリントにミスがある。なぜなら失敗するとアカデミーに戻されるという記述があるからだ」

紅「その通りよ。このサバイバル演習を突破出来ないのなら、忍びになっても待っているのは死のみ。忍びになったからこそ、行える演習というものもあるの」

シノ「……分かりました」

シノが下がったら次はヒナタが手を挙げた

ヒナタ「サバイバル演習を行うのに、朝食を食べてはいけないのでしょうか? 失敗したら終わりの演習に万全の状況で挑んではいけない……そういう事ですか?」

紅「ええ。忍びは常に万全な状態で戦える訳では無いもの。さて、あとはプリントに細かいことが書いてあるから今日はこれで終わりね。チョウズメは私と一緒に来るように。それでは解散!」

チョウズメはヒナタとシノと交流をする前に、紅に引っ張られてその場をあとにした

紅は空き教室に入り、扉の鍵を閉めた

紅「ふう、とりあえずお疲れ様チョウズメくん」

チョウズメ「紅さんもお疲れ様です」

紅「私がなぜ黙っているようにと言ったかわかる?」

チョウズメ「サバイバル演習で見る点を喋らせないためですよね?」

紅「やっぱり調べてたのね」

チョウズメ「はい!」

紅は朝練で勉強会をする度に口が酸っぱくなるほど言っていることがあった

紅「できるだけたくさんの知識をつけて、初めて遭遇したという事を減らしておきなさい。情報はあなたの命を助けてくれるの。私は幻術を使うけど、戦いだけが使い方の全てじゃないわ。相手に情報を誤認させる使い方の方が多いわね」

紅がこう言っているし、アスマも同じようなことを言っていたので、チョウズメは卒業前から色々調べていた

そしたら今回のサバイバル演習では何を見るのかを理解したのだ

チョウズメ「空腹時に食べ物で仲間割れを誘っている状況で、仲間と連携して事に当たれるかの試験、これが本当のアカデミー卒業試験ですよね」

紅「そうよ。さて、私が何を言いたいかわかる?」

チョウズメ「朝食はしっかり抜くように、僕から率先してチームワークを呼びかけてはいけない……これくらいですか?」

紅「あとは氷遁は使用禁止よ」

チョウズメ「え?」

紅「ヒナタは氷遁のことを知っているわよね?」

チョウズメ「はい」

紅「同じようにシノにも教えてもいい。でも今回のサバイバル演習では使わないで。チョウズメの氷遁は強力だからこそ、下手したら私はそれだけで押されちゃう可能性があるわ。それでは試験にならないでしょ?」

チョウズメ「……わかりました」

チョウズメは忍びになれば忍術の中で一番好きな氷遁がたくさん使えると思った先からこれだったので落ち込んでしまった

紅「……はぁ。つばめ吹雪だけならいいわ。虎と狼は使わないで。もちろんまだ完成してない龍はだめ」

チョウズメ「はい!紅さん大好き!」

最後の声は比較的大きかったため、盗み聞きをしようとしていたくノ一たちに聞こえてしまい

「密室でアカデミー前から育てていた男の子に愛の告白をされる夕日紅という噂がまた流れたのだった」

本日はここまでにしておきます
まだ出来そうですが明日寝落ちとかしたくないので

チョウズメは氷遁以外にも四行があるので紅もアスマも切り札にしたいんでしょうね
ヒルゼンもダンゾウもこの点では意見もあってるでしょう

あと猿飛VS大蛇丸の時に二代目に向けて「水のないところでこれほどの水遁を!」とか言われてましたが、忍連合大戦の時に水がなくても割と大規模水遁使われてたりしたのでそこら辺のチャクラに関する柵は考えないことにしてます

あれ?もしかして紅は正面からの戦闘ではクソザコ?


チョウズメが今回メインで使う術属性
下1
火遁、水遁、土遁、風遁の4つから選んでください(氷遁はつばめしか使えないためなし)

写輪眼開眼してるうちはに幻術をかけようとするのはNG


チョウズメは紅との約束通り、朝食を食べないで10班の割り振られた空き地に来ていた
そこはアスマや紅と朝練をしている場所でもあった

ヒナタ「チョウズメくんおはよう」

シノ「おはよう。お前が最後だとあえて言っておこう。なぜならこの場所でサバイバル演習をするのに事前に地形把握をする時間がもうないからだ。待ち合わせの時間まであと5分しかない」

チョウズメ「うん、まあわかるよ」

ヒナタは夜飯をちゃんと食べていたのかまだお腹が減ってないようだ
シノはこんなことが言えるのだからまだ大丈夫だろう

今回のチョウズメは忍具一式とチャクラ刀、口寄せの術が書かれた小さな巻物がいくつかといくつかの解毒薬を持ってきた

流石に紅が下忍になりたての奴らに毒を使うとは思えないが、念には念を重ねた結果だ

待ち合わせの時間の7時になった

シノ「……来ない。上忍である紅先生が遅れるとは思えない。何か急用でも入ったのか?」

チョウズメ「シノ、先生が来る前に得意な忍術とかを紹介し合わないか?」

シノ「それはいい。なぜなら仲間の戦い方を知らずに演習などをしたら、足を引っ張りあってしまうかもしれないからだ。貴様ら二人は既に知っているようだが」

ヒナタ「チョウズメくんとは、そのアカデミー入学から友達だから」


こうして紅はまだ当分来ないことが分かっているので、この時間にチョウズメは互いがどんなことが出来るのか紹介し合う

シノ「俺は油女という苗字から分かる通り、蟲を使う。俺は俺の体内に寄壊蟲を寄生させて、チャクラを与える代わりに力を借りている。蟲が苦手だとしても安心してくれ。なぜなら仲間に向けて蟲を放つことなどほとんどないからだ」

その後シノは寄壊蟲はチャクラを感知するため索敵などにも活用出来ること、単純に敵に寄生させてチャクラを阻害したり物理的に喰わせたりできることなどを話した

チョウズメ「近接格闘は出来る?」

シノ「チョウズメやヒナタのような熟練度「」と言われれば否だ。これは俺の課題だと思っている」

ヒナタ「私達はまだ話してないと思うんだけど」

シノ「二人はアカデミーでは有名だから知っている。ヒナタは日向であり、ある時期から体術の成績が伸びていた。チョウズメは教師達も何故アカデミーにいるのかが分からないと言われているほどだ」

ヒナタ「そうだったんだ」

チョウズメ「知らなかった……えっとわかった。なら今日の演習で戦うことがあったらシノは索敵と蟲による援護、そして余裕がある相手なら近接格闘を挑んでみて。余裕が無い相手ならごめんね」

シノ「いや、その判断は正しい。俺はその指示に従おう」

ヒナタ「私は白眼で張り巡らされた経絡系と深く絡み付く器官系統を見て、掌底や突きで損傷を与える戦い方をします。殴ったりするような傷は出来ないけど、相手のチャクラの練るのを阻害したりして、カスっただけでもダメージを与えられるのが特徴です」

ヒナタも同じように索敵に使えること、その他の利用法を教えた

シノ「ヒナタは遠距離攻撃手段は有しているのか? 柔拳には遠距離もあったと思うが」

ヒナタ「空掌はまだ会得してなくて、忍具による援護くらいになっちゃいます」

シノ「理解した。ならばヒナタは近接がメインで白眼による遠距離索敵が妥当か」

チョウズメ「そうだね。近場はシノくんの」

シノ「くん付けは不要だ。これから任務をするにあたり、それを省いた方が生存率も変わるだろう」

チョウズメ「わかった。シノの寄壊蟲の方が人間では気が付かないこともあるだろうから、近場の索敵を担当でヒナタは中遠距離が良さそうだね」

ヒナタ「わかった」

チョウズメ「最後に僕だね。僕は近接格闘は得意だと思う。アスマ先生が言うにはチャクラコントロールと合わせて中忍くらいって言ってたけど、多分大げさに言ってるんだと思う。近接格闘で部分倍加でリーチを伸ばしたりして戦う。手裏剣術は一通り習ってるから使えるよ」

シノ「忍術はどうなんだ?」

チョウズメ「火遁、水遁、風遁、土遁が使えて……これから言うのは秘密にして欲しいんだけと」

シノ「ヒナタは知っていて、俺は知らないことか。わかった、秘密は死ぬまで守ろう。あと四属性が使えるという時点で俺は驚きを禁じ得ない。なぜなら五行使える火影様に近いことを意味しているからだ」

チョウズメ「僕は氷遁、氷の忍術も使える」

シノ「…………血継限界ということか?」

シノはサングラスで分かりづらいが、一瞬ぽかーんとしていたのはわかった

チョウズメ「うん。隔世遺伝らしいよ」

シノ「わかった。チョウズメは近接メインの遊撃を担当して欲しい。言葉で言われただけではチョウズメの戦い方はイマイチ分からない」

チョウズメ「うん、わかったよ」

そのあともチョウズメは自分の戦い方やチャクラコントロールについてなどを話した

話し終えたのが8時だった

9時

ヒナタ「お腹空いた……」

シノ「……」

チョウズメ「ふっ! はっ! そいや!」

シノ「今鍛錬するのは推奨しない。なぜならエネルギーを使うだけだからだ」

チョウズメ「食べ物が食べられない時にも戦う可能性はあるから、その訓練になると思って」

10時

シノ「は、腹が……減った」

ヒナタ「……ち、違うよ!」グ~

チョウズメ「ヒナタは授業中も鳴らしてたりするけど可愛い音を、ぐへっ!」

ヒナタ「八卦掌!」

11時

紅「お待たせ」

シノ「……これはもしかして、わざと遅刻したのですか?」

紅「そうよ。チョウズメはこのことを分かっていたから昨日は黙らせたの。その後すぐに連行したのも話させないため」

ヒナタ「……もしかしてチョウズメくんは朝ごはん食べたの?」

ヒナタがとても珍しく拗ねたように怒っている

チョウズメ「ううん。それはするなって紅先生が」

紅「そう、さてこれからやる演習のルールを説明するわね」

これから行われる演習は2つの鈴を紅が持っているのでそれを昼までに奪い取るというものだ

鈴は一人一つであり、奪えなかった人は昼飯抜き
更に鈴を持っていない人はアカデミーに戻されると言う話だった

シノ「それはあまりにも不公平なのではないでしょうか」

紅「いいえ、任務では情報と仲間を選ばないといけないタイミングが来るかもしれないのよ。忍びとはそういうもの」

シノ「……わかりました」

紅「それじゃあ、三分数えるから三分後にスタートね」

チョウズメは黙っていないといけないので話さないで、紅が数え始めたらすぐに草むらへと向かった

チョウズメが飛んだ方向にヒナタもシノも来た

シノ「チョウズメはもしかして、この演習の意図も分かっているのではないか?」

チョウズメ「わからないよ」

ヒナタ「チョウズメくん今嘘ついた。ずっと一緒にいるから適当についた嘘ならわかるよ」

チョウズメ「……これ言っていいのかな? まあしょうがないよね。知ってるよ、だから言うなって言われた」

シノ「よし、それなら俺はもうこの演習の意図を理解した。ヒナタはどうだ?」

ヒナタ「え?……この演習はおかしい。上忍の先生から物を取るのなんて下忍が仲違いしながらでは絶対に無理……だと思う」

シノ「だが仲間割れを推奨している。なぜなら席は2つしかないのだから」

ヒナタ「それだと思う。多分この演習の意図は、そんな状況でも協力出来るか……じゃないかな?」

シノ「俺もその考えに行き着いた。俺はチョウズメ程ではないが、色々調べたが、前の学年もその前の学年も、スリーマンセルの班しかなかった」

ヒナタ「えっと、再編成された可能性はどうだろう?」

シノ「それも俺は考えたが、例えば8班の猪鹿蝶、あの組み合わせを解散させるのはありえない」

ヒナタ「あっ、そうだよね。猪鹿蝶の三人は昔から一緒に訓練してきたっていのちゃんも言ってた」

シノ「故にこの演習は協力して鈴を取りに行くのが答えだろう」

チョウズメはそっぽ向いていたが、流石にここまで来たのなら話に加わっても紅は怒らないだろう

チョウズメ「協力すると決まったなら、もう少し紅先生から離れようか」 

シノ「? わかった。なにか考えがあるのだろう」

チョウズメはシノとヒナタを連れて、紅から相当離れた場所まで来た

チョウズメ「アスマ先生に習ったんだけど、長距離移動任務で道中は特に危険がない時、重くてかさばる忍具を持っていては疲れちゃうよね? だから中忍以上の人は巻物に口寄せの陣を書いて入れておくんだって」

チョウズメは口寄せの描かれた巻物をひとつ取り出して、チョウズメは発動した

ヒナタ「あっ! 食べ物!」

シノ「ああ、意図を理解していたが、朝食を食べることは禁止されている。だが、間食は禁止されていないな」

チョウズメはシナモンロールや野菜サンドなどの軽くつまめる食べ物と水の入った水筒3つを口寄せした

チョウズメ「持ち込んじゃ駄目とは言われてないからね。そのまま持ってたら没収されちゃうかもしれないからこんなふうに持ち込んでみた。それじゃあ、これを食べて作戦を立てよう!」

紅「気配が私の感知外まで言ったわ。これはチョウズメが何かしらやってるわね。大方食べ物を持ち込んでいるのでしょうけど」

アスマが道具の口寄せの仕方を教えていたのでそれで持ち込んだのだろうと紅はすぐに見破った

紅「寄壊蟲に白眼と柔拳、それに四行につばめ吹雪、アスマの手加減レベルにまでになっているうちはイタチに似た体術に膨大なチャクラ……私は直接戦闘タイプじゃないんだけどなぁ。来たわね」

紅は身体中に力を入れ直した

チョウズメ「水遁・霧隠れの術」

チョウズメは紅のいる広場に向けて至近距離でしか見えないくらいの濃霧を発生させた

チョウズメ自身も至近距離までしか見えなくなるが、ヒナタには白眼があり、シノは寄壊蟲のチャクラ誘導で紅の場所がわかるため紅の視界を奪うことを優先した

この三人が速攻で負けるパターンは幻術に三人とも嵌ることなので、それを警戒してのことだ

チョウズメ「次は風つばめ吹雪」

風チャクラを纏った大量の氷のつばめが紅の上空を飛び回り、いつでも急降下して襲いかかれるようにする
つばめ吹雪が落とされる前にヒナタとチョウズメは頷きあって紅のもとへと駆けた

紅「白眼と寄壊蟲で有利に立とうということね」

ヒナタ「……」

チョウズメ「……」

紅「……」

紅は相手が話してくれることを期待して話しかけたが当然二人は話さない

朝の戦い方の話し合いではヒナタが近接メインでチョウズメがフォローという話だった

しかし今回は良く見えるヒナタがチョウズメの攻撃で紅に出来た隙を突く戦い方に変わっている

チョウズメ(風遁・真空玉)

チョウズメが印を結び出すとヒナタが積極的に攻勢に出て、術が完成するとヒナタは射線からズレる

チョウズメは圧縮された空気玉を口から紅に向けて放つが、チャクラを感じ取ったのか紅は避けた

その隙にヒナタは攻撃に出るが、うまく腕を弾かたようだ

紅(接触は一瞬。幻術をかけられないようにしている。しかもヒナタがチョウズメの隙をカバーして攻撃。ヒナタの攻撃は腕を弾かないとダメージを受けるから慎重になる。するとチョウズメの術が来る。しかもたまにつばめ吹雪が落ちてきてそれを避けないと)

チョウズメ「ヒナタ、もっと早く動ける?」

ヒナタ「行けます!」

チョウズメはつばめ吹雪を追加して、更に攻撃の手を早めていく

チョウズメは紅を信じて避けないと危険な術の行使を増やしていく傍ら、チャクラコントロールでの瞬身や影分身の術なんかも使い、更に攻撃の手を早めていく

紅に疑問を浮かばせないほどの攻勢をチョウズメとヒナタは数十分行った

仮に疑問に思っても対処をする隙を与えないために攻撃を続けた


シノ「…………寄壊蟲たちよ、やれ」

シノは霧から出たところで寄壊蟲に命令していた

極小数、チャクラを感じ取れないほどの少数を紅の腰の鈴に送り続けていた

そして鈴を奪えるだけの蟲が鈴に集結したので、チョウズメにくっつけた蟲にチョウズメを軽く噛み付かせて合図を出した

チョウズメ「つばめ吹雪、全弾発射! 風遁・突破!」

ヒナタは同じく寄壊蟲の合図によってその場を離れた

チョウズメは上空を舞っている全てのつばめを紅の周辺に突き刺しながら、チャクラで増幅した吐息を紅に向けて発射する

紅はチョウズメが張り付いていたせいで、途中で寄壊蟲で鈴を取るのでは?という考えを確認出来なかった

紅「……やっぱりこうなるわよね」

シノ「任務完了だ」

シノの手元には蟲が詰まった鈴が2つ輝いていた

紅が殺しにくる訳ではなく、連携を見るための戦い方で

霧によって視界が遮られた状態で柔拳とイタチ体術を対処しながらつばめを避けつつ戦っていたのでコンマするまでもなくこんな感じかなと

シノとヒナタがいる状態で霧隠れの術はやばいですね

この試験はカカシの下忍最初の試験と漫画には書かれていますが、猪鹿蝶のように元々連携しているチーム以外もやった方がいいと思ったので、てかネタ的にやった方がいいのでやりました




紅「チョウズメは教えてないのよね?」

チョウズメ「はい。シノとヒナタは自分で気がついたので、もういいかなって」 

紅「気がついたのなら問題ないわね。さて、今回見ようと思っていたことは何?」

シノ「あの状況でもチームとして連携できるか」

ヒナタ「チームワーク?」

チョウズメ「あとは事前の情報収集かな?」

紅「まあそこら辺ね。これが出来ずに仲間割れした班はネタバレをしたあと、救済処置を施してそれでもダメならアカデミーに戻ってもらっていた。あなた達は問題なかったみたいだけど」

シノ「ということは?」

紅「今回の演習は合格よ。晴れてあなた達は本当の下忍になれたのね」

このあと紅は昼飯を食べるために三人を連れて外食店に連れていったのだった
もちろんチョウズメに自重を無くしていいとは口がされても言わないが

演習の意図を理解しちゃったら鈴を取れなくても合格ですからねあの演習

現時点ではいないと思います
サスケが千鳥と写輪眼があれば分かりませんが
勝ち目があるとしたらやっぱりシノですかね 寄壊蟲がえぐい



えっとこのあとはDランク任務を軽く描写してから自由行動安価(2/2)をやるつもりなんですが

そのあとが問題で原作ではタズナ任務のあと我愛羅との遭遇イベントからの中忍試験になってしまいます

そしてイチはタズナの任務にこの班が参加させる方法があると思っています
タズナ任務に行かない場合自由安価を5/5にでもしてから中忍試験に行くことになります

長々と書きましたが、タズナ任務(途中参戦)を行うかそのまま自由安価で進行するか

どちらがよろしいでしょうか?

既にレスがあればそれも多数決に含めて
下5まで
1 タズナ任務に関わる
2 自由安価

行かないで半数が埋まりましたので関わらないとなります

関わらない恩恵として中忍試験の情報収集量が増えます
そしてDランク任務の完了数が増えます

あと中忍試験まで2/5くらいから出会ってないキャラでこちらが用意しているキャラと遭遇出来るようになります
タズナに行っていた場合は1回だけでした

追加キャラはキャラ把握の関係と時期の関係上一チームのみなのであしからず



農家「それじゃあお願いしますね。腰を痛めてなければおじいさんと一緒に収穫したんですけどねぇ」

紅「了解しました。ではこれよりこの畑の芋を全て掘るわよ」

シノ「了解した」

ヒナタ「頑張ろうね二人とも」

チョウズメ「戦闘じゃないし、芋掘りくらいなら疲れないから、本気でやろう! 影分身の術!」

紅「え?」

チョウズメたちは芋掘りという一般人でも出来そうな依頼をこなしていた

まだ下忍になりたてのチョウズメたちだが、実力ならばCランクくらいなら受けられるだろう

だが何事も下積みが大切であり、ランクの低い任務も疎かにしてはいけない

もしナルトやサスケがいたら騒いだかもしれないが

チョウズメ(これが終わったら訓練をやって、明日はヒナタかシノか紅さんとお話しよう!)

シノ(何事もコツコツと。それに俺は近接格闘をもっと鍛えなくては足でまといになるかもしれない)

ヒナタ(もっと柔拳の精度を高めて、出来れば八卦空掌を覚えたいな)

文句を言う人間がこの班にはいなかった

チョウズメ「影分身の術もチャクラ配分ギリギリなら結構たくさん出せるみたいだし、Dランクの任務なら使い道ありそうだな」


安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】判定)
3 ナルトに会いにいく(中難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(中難易度判定)
9 アスマに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(中難易度判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(【高難易度】判定)
12 自由安価(人物によってはコンマ判定)

シカマルが任務でいない可能性があるので
下1
20以下で会えなかった

シカマルとの友情(ゾロ目)は考えてなかったから危なかった

(中忍試験試験まで5/5)

シカマル「おっ、チョウズメじゃねえか。親父すまねえな、チョウズメとやる約束してたからこの手番は終わりだ」

シカク「おい! あーあ……君がチョウズメくんか、シカマルから聞いてるよ、ささ上がりなさい」

チョウズメは久しぶりにシカマルと話そうと思い、シカマルの家の近くに来た

縁側で父親と将棋を打っているシカマルがチョウズメを見つけて、父親との将棋を終わらせたようだ

シカクはチョウズメを縁側に上がらせて奥に下がっていった

チョウズメ「良かったの?」

シカマル「どっちにしろあと10手くらいで俺が投了だったからいいんだよ。さて、やるか」

チョウズメ「待って、ルールくらいしか知らない」

シカマル「めんどくせえ事はいいんだよ。遊びなんだから」

そう言いながらシカマルは飛車角落ちでチョウズメとの将棋を始めた

シカマル「……おい、知らないってのは嘘だっただろ」

チョウズメ「え?ルールをアスマ先生に覚えろって言われて、ルール書と定石書を貰ったから全部覚えたけど」

シカマル「それを早く言え。流石に抜いた状態で定石をガチガチに理解してる奴とやったら勝てねえわ」

チョウズメ「そういうものなの?」

シカマル「相手が忍術を知らないと思って手加減してたら、忍術も幻術も使われたらたまったもんじゃないだろ?」

チョウズメ「なるほど」

シカク「シカマルが負けたのか。あははははは」

シカマル「うっせえな。次は手加減ぬきでやるからチョウズメのやり方じゃ勝てねえよ」

シカクが持ってきてくれたお茶と羊羹を食べながらシカマルとの二局目が始まった

チョウズメ「気がついたら完全包囲されてた。なんで?」

結果はチョウズメの完敗だった

シカマル「定石ばっかしだからこそ、簡単に読めちまうんだよ。もっと遊べって」

チョウズメ「わかった。そういえばシカマルはめんどくさいとかよく言うのに、将棋はめんどくさくないの?」

シカマル「親父とはちょくちょくやってたけど、戦略の勉強になるからアスマがやれってな」

チョウズメの長考にも何も言わずシカマルはチョウズメと話を続ける

チョウズメ「アスマ先生はやっぱり厳しい?」

シカマル「ああ。だが、ちゃんと理論的に説明要求すればしてくれるし、めんどくせえけど為にはなってるな」

チョウズメ「……そのさ、チョウジはどう?」

シカマル「は? どうって言ってもな。飯で釣ればやる気が漲るけどよ、まあわかるだろ?」

チョウズメ「あー、うん」

シカマル「やっぱりまだまだ無理そうなのか?親父さんとは」

シカマルはめんどくさそうにしつつも、何だかんだ世話を焼くので色んな人に好かれている
ただしアカデミーでは先生達にその頭の良さがバレないように隠していたが

チョウズメ「うん。でも焦らないことにしたから。アスマ先生が焦る必要が無いことを教えてくれたし」

シカマル「へぇー、そういやアスマの弟子だったなチョウズメは」

チョウズメ「うん」

シカマル「あのよ、アスマがめんどくせえこと言った時ってどうやって切り抜けてたんだ?なんかいい方法あるだろ?」

チョウズメ「例えば?」

シカマル「この前よ」

シカマルの誘導がうまいのか、チョウズメは何も考えず気楽にシカマルとダラダラと話し続けた

チョウズメ「あれ?ナルト!」

ナルト「久しぶりだってばよ! チョウズメはこれから任務?」

チョウズメ「今日は何も無い日だよ」

ナルト「ガーン! 任務の日が最近うまく合わないから全然料理を教えて貰えてないってばよ」

サスケ「チッ」

チョウズメ「サスケもサクラさんもこんにちは。あとエロ本読んでる上忍の人もこんにちは」

サスケ「ふんっ」

サクラ「こんにちは」

カカシ「え、これはそういうものではなくてだな!」

チョウズメはナルトたち7班と街中で会った

タズナ「おいガキ。こいつらは俺の護衛なんだから、邪魔してんじゃねえ」

チョウズメ「あっ! 護衛任務中でしたか、すみません」

タズナ「……そこのあほ面のチビよりは礼儀が出来てるじゃねえか。俺はタズナってんだ。お前の名前は覚えてやるから言ってみ」

チョウズメ「ぼ、私の名前は秋道チョウズメといいます。最近下忍になりました。よろしくお願いします」

タズナ「覚えておいてやろう。それじゃあ行くぞ」

カカシ「依頼人のじいさんが言ってる事だし行くぞ」

チョウズメ「みんな頑張ってねー」

ナルト「おう! Cランク任務頑張るってばよ!」

カカシ「そういうのは言うもんじゃないの!」

ナルト「痛てっ!」

チョウズメは7班を見送った

チョウズメ「Cランクの護衛ってことは他里への護衛かな? エロ本の人ははたけカカシっていうアスマ先生曰く、絶対に相手をしたくない忍びらしいし、大丈夫だね」

チョウズメは依頼を誤魔化すという可能性を一切考慮していないため特段気にせず歩き出した


安価下2
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(中難易度判定)
9 アスマに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(中難易度判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(【高難易度】判定)
12 自由安価(人物によってはコンマ判定)

シノは休暇を満喫している可能性
下1
10以下で会えない

チームメイトになったばかりのシノだったが、サスケやナルトといった濃ゆい人達とは別の意味で濃かった

チョウズメ「なぜならって言葉を使うのが好きみたいだしね。えっと、シノの家はここら辺だよね?」

八百屋に頼んでおいた新鮮なとうがんをお土産にして、チョウズメはシノの家の近くに来ていた

あとすこしでシノの家に着くという所でシノが家から出て、演習場が多い方へと走っていった

当然チョウズメはシノを追った

チョウズメが演習場につくと、シノは一人で打木に向かって拳を打ち込んでいた

そしてチョウズメが演習場にゆっくりと足を踏み入れた瞬間

シノ「……先程から尾行している奴、出てこい。さもなくば寄壊蟲の群れに食い殺されることになるだろう」

チョウズメ「……シノこんにちは」

シノ「うーむ、チョウズメだったか。あまり見られたくなかったのだがな。なぜなら修行している姿はあまりカッコよくない」

チョウズメ「そんな事ないよ」

シノ「美的感覚の違いだな……それはとうがんか?」

チョウズメ「そうだよ。シノとお話しようと思って家に行ったんだけど、その時ちょうど出ていくシノが見えたから追ってきた」

シノ「なるほど、ならば話そう」

チョウズメ「修行はいいの?」

シノ「チームメイトと話す方が結果的に良いはずだ」

シノ「……俺は弱い」

チョウズメ「そんなことないよ! 同期のアカデミー生で一番戦いたくないのはシノだし」

シノ「それは寄壊蟲が強いのであって、俺が強い訳では無い」

チョウズメ「それも含めてシノの実力じゃないの?」

チョウズメはアスマに貰ったチャクラ刀に風チャクラを纏わせて、衛生面に気をつけられた最高の包丁として、とうがんを切った

シノ「とても新鮮だ……俺も前まではそう思っていた。だが、この前の演習でやはりそれではダメだと思った」

チョウズメ「そうなの?」

シノ「……チョウズメはあの時本当に本気を出していたか?」

チョウズメはその言葉の返事に困って反応が出来なかった

シノ「つばめ吹雪だったか。あれの制御を苦もなく行っていた。しかも俺やヒナタを立てるために自分の視界が狭まる霧隠れの術という戦い方を選んだ。もし俺がいないでヒナタとチョウズメだけで戦ったのなら、きっと霧隠れを使わない別の方法を取っていただろう」

チョウズメ「まあそうだけど」

シノ「俺はこれでも噂好きだ。なぜなら俺自身の噂を聞いたことがないから、聞いてみたいと思って聞いていた」

チョウズメ「えー、そうなの?」

チョウズメはシノを見ても表情が全然わからないので反応にとても困った

糞眠い、朝から仕事でさっき帰ってきたよ、昨日も最後まで追いかけてたからヤバいwイッチの所為だぞこんな面白いスレを立てるからどうしてくれるんだよ(いいぞ!もっとやれ)

サスケ「は? 俺は?」
>>860
追っていただきありがとうございます
それも全て柱間サイコラブのあの方のせいです




シノ「そうなのだ。その噂ではヒナタは元々日向の主家に生まれたが、実力が伴わないため妹が繰り上がりになることがほぼ決まっていたそうだ」

チョウズメ「ほぼ?」

シノ「ある時期からヒナタは強くなったらしい。同流派以外の近接戦闘訓練をするようになったのだろう。きっとチョウズメの事だろう」

チョウズメはたしかにヒナタが目を見て話せるようになったあとから、忍者ごっこをしていた

その前までは目を見て話せない、面と向かって顔を合わせられないと色々と大変だったとチョウズメは思い出していた

シノ「お前達は何年も共に切磋琢磨していたからか、この前の演習での連携はとても美しかったと思う。俺は蟲でなんとなくしか分からなかったが、動きに淀みはなかったはずだ」

チョウズメ「確かにアスマ先生と紅さんを除けば、一番一緒に戦いやすいのは……ヒナタだね」

少し前まではきっとサスケの方が連携が組みやすかっただろう
だがうちは事件のあとからは全然手合わせもしていないし、会話をしていないからわからない

シノ「あの戦いにおいて、俺はいらなかった」

チョウズメ「……」

シノは話を冒頭まで戻す

シノ「俺はあの時はいらなかった。だがお前達の連携を見て、俺もおまえたちと肩を並べて戦ってみたいと思った。故に俺は蟲を使った近接戦闘や素の近接格闘を鍛えねばならない。なぜならこのままでは後方支援である俺が真っ先に狙われて足を引っ張る」

チョウズメ「うん、シノとも一緒に戦えるようになったらきっと楽しいよ!」

チョウズメは戦闘狂の楽しいではなく、仲間と友達と何かをするのは楽しいという意味で笑顔でそうシノに言った


シノ「……戦いの話をしているのに楽しいというのか。だが、俺もその楽しみを共有したい。うちの家はあまり近接戦闘が得意ではない。俺に少しでいい、近接戦闘のやり方を教えてくれないか?」

チョウズメ「僕のこれはなんか色々変らしいし、木の葉の近接戦闘とは微妙に違うらしいけど、それでもいいなら! あっ、あとはヒナタの柔拳も少しは習わないとね」

シノ「俺は白眼がないから柔拳を扱えないぞ?」

チョウズメ「連携を組むには予備動作からどんな動きができるか理解しないと」

シノ「……これは結構大変かもしれんな」

チョウズメ「とりあえず影分身の術をして、打ち込み千回ね?」

シノ「待て、俺は影分身の術を使ってチャクラバランスが崩れたら、蟲に食われてしまう。故に出来ない」

チョウズメ「……え? そういうことはちゃんと言っておいてくれないと、戦闘の時に」


チョウズメはこの日やっとシノの心の底からの本音が聞け、真の仲間になった

問題が起きる前にシノとの関係が盤石になりました
こいつコミュ障のくせに問題が起きる前にあらかた地慣らししてしまう

あと上のは(中忍試験まで4/5)です
記述してないと思ったので追記

マダラが出てくるにはまだまだ……いや【マダラ】自体はもう出てますね


何か問題があったようでナルトたちは未だに里に帰ってきていない

チョウズメはその事が心配だが、それとは別に色々と調べ物をしている

シカマル「これが木の葉で行われた中忍試験の情報の書留だな」

チョウズメ「ありがとう。シカマルはもう見たの?」

シカマル「ああ。猪鹿蝶では俺がブレイン張らないと行けねえからな。あーめんどくせえ」

今回はチョウジが家にいたため、シカマルも里にいることが分かっていたので、シカマルと協力して情報を集めた

シカマル「お前らの班は中忍試験出るんだもんな」

チョウズメ「え? シカマルのところは出ないの?」

第十班は紅から開催の情報を聞いた時に出るか否かを問われて、三人とも出たいという話でまとまっていた

それに紅も特に文句を言わなかった

シカマル「俺のところはどうなんだろうな? まあもし出なきゃいけなくなったら、だるいから事前に色々やっとくわ」

チョウズメ(出なかったら無駄になるから、そっちの方がだるいんじゃないのかな?)

チョウズメ「なになに、中忍試験……第一試験は毎年絶対に内容を変えている。試験官の方が同じでも同じ試験内容はやらないから情報を集める必要ないと。第二は大抵サバイバル演習らしいから、その準備は事前にしておかないとね。第一から即第二なんだ」

チョウズメはシカマルにお礼を言ってその場をあとにした

チョウズメ「それにしても、中忍試験の同意書を書いてもらえてよかった」

チョウズメはチョウザに捺印をしてもらえない可能性も考えていたが、そんなことは無かった



安価下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(低難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(低難易度判定)
9 アスマに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(中難易度判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(【高難易度】判定)
12 自由安価(人物によってはコンマ判定)

ヒナタがお稽古の可能性があるので
下1
2~10で会えない 

なお1だと会えるけどヒアシも出てきた模様




チョウズメはヒナタの家に向かっていた

中忍試験の情報をまとめた巻物をヒナタにも共有しておこうと思ったからだ

シノには朝飯を食べてから近接戦闘の鍛錬を一緒にやった時に渡してある

ヒナタ「チョウズメ!」

チョウズメ「あれ? ヒナタ、どこかにお出かけ?」

ヒナタ「え? あっ、ううん。なんでもないよ? たまたま外の空気を吸うために出てきた時にばったりあっただけだよ」

遊びの誘いに日向の家に行って連れ出すのはチョウズメはできるがヒナタが出てくることは出来ない
だが中忍試験の情報共有なら会えるだろうと思って日向家に近づいたらヒナタが出てきた

ヒナタ「チョウズメくんはどうしたの?」

チョウズメ「中忍試験受けることになったでしょ? 中忍試験についての情報を集めたからヒナタにも渡しておこうと思って。知ってる情報もあるかもしれないけど」

ヒナタ「いつもチョウズメくんやシノくんばかり調べ物をやって貰っちゃってごめんなさい」

チョウズメ「僕もシノも好きでやってるから。それにヒナタはあまり自由に家を出れないでしょ?」

ヒナタ「うん。中忍試験に出るなら日向として恥ずかしくないくらいには腕を上げろって、今集中特訓中だよ」

チョウズメ「それならこんな風に話してても大丈夫なの?」

ヒナタ「今、お父様はちょうど呼び出しがあって」

ハナビ「ヒナタお姉様! お父様が建物から出てきたからもう戻らないと!」

ヒナタとチョウズメが話していると、家の門からハナビが白眼をやりながら出てきた

チョウズメ「ハナビちゃんこんにちは」

ハナビ「チョウズメさんもこんにちは、何しに来たの?」

チョウズメ「中忍試験についての情報を私に来たんだ。それとこの前の僕に色々怒ってくれてありがとう」

ハナビ「え? あー、お姉様がそんなこと言ってたけど、なんでお礼されてるんだろう私?」

ヒナタ「チョウズメくん、情報ありがとう。ハナビも戻ろう」

ハナビ「うん。私にもまた今度甘いもの奢ってくださいねー!」

チョウズメ「わかった!」

ヒナタとハナビは逃げるように家の中に戻っていった

(中忍試験まで2/5)

チョウズメ「まだ帰ってこないのか」

未だに帰ってこないのナルトたちが流石に心配になって紅に聞いてみたが

紅「どうやらランク詐欺があったようで、Bランク任務以上の護衛任務を継続しているらしいわ」

チョウズメ「……そんなことってあるんですか?」

紅「普通はないわね。そんな嘘をついたら、それ以降信用してもらえず、仕事を受けなくなってしまうもの」

チョウズメ「今のところは無事なんですよね?」

紅「向こうで修行もしているらしいわよ」

チョウズメ「分かりました」

チョウズメはサスケとナルトが心配だが、きっと二人なら帰ってくるだろうと紅の元をあとにした

なおカカシとサクラ

チョウズメ「……やっぱり門に立っててもサスケたちは帰ってこないよね」

少し気になって木の葉の「あん」の門まで来ていたが、そんな都合よく帰ってくるわけもなく、チョウズメは家に帰ろうとしていた

??「ねえねえ! ここならたくさん人もいるし、あっしに友が100人できるっすのね?」

護衛「準備が済むまでは落ち着いて、私たちの指示に従ってくださいね」

??「ええ!? あっしは友を作るために来たのに、お前達一緒にいたら作れないじゃないっすか!」

チョウズメは友を100人作るというワードが気になった

チョウズメ「友達100人か……あれ?10人もいない。それが普通だよね? ね?」



安価下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(低難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(低難易度判定)
9 アスマに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(中難易度判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(【高難易度】判定)
12 自由安価(人物によってはコンマ判定)

13 友100人女を探す(低難易度判定)

あっあっあっ

すみません少し時間がかかります
ゾロ目とか考えてなかったんで

あと先にいっておきますが、友100女は滝隠れのくノ一フウ
昆虫の見た目の七尾の人柱力であり、無印と疾風伝との移行期間に行われた中忍試験に来るはずの子です

要望があって調べたら面白い子だったので来てもらいました
そしてこの子の戦闘がほぼ毎回尾獣の力を借りちゃってるので、こちらでそこら辺は勝手に考えようと思います

初見でゾロ目でしかも友達作りたい子で積極性があり友達作りたいマンのチョウズメ……

あとググって出てくるフウは移行期のフウなので大体3歳くらいロリに近づいていると思います

マダラは自分のシナリオを崩されて喜ぶとかもうね

主人公の前に言った一つの設定がNARUTO本編では使われてないけどぶっ飛んでる(詳細不明)なのでそこら辺でなんとか?

チョウズメ「……やっぱり気になる」

友達を作ろうとする人はチョウズメも含めて、友達が自然にできない人や何かしらの原因で外にあまり出れない人だろう

だが先程見た友100人作りたいと言っていた女の子はとても元気で、ヒナタのような余裕が無い環境で友達ができないわけでもなく、ナルトのような環境で友達ができないようには見えなかった

チョウズメ「探して友達になってもらおう。雰囲気ではナルトの女の子版って感じだったけど、どうなんだろう?」

チョウズメはさっき女の子達が向かった方向へ走った

己生転生は死者ではない者に対してならチャクラ調整できるみたいですけど、死者を蘇らせる場合は術者の全てのチャクラを使いますね

まああの場面でチャクラが足りていれば死ななくて済むって事になると、チャクラタンクのナルトがいるのでなんとかなっちゃいますし

主人公は人柱力以下上忍以上のチャクラを既に持っていて、フウが死ぬ時はさらに伸びている可能性があるのでチャクラが必要数あれば死なないって感じなら何とかなるかもしれません
まあチヨバアから聞き出す難易度や時期の問題できついでしょうが




護衛「いいですか! 絶対にこの宿から出てはいけませんからね!」

フウ「別にいいじゃないっすか! 暴れたりしないから」

護衛「いいですか、木の葉で暴れたらシブキ様がとても困ってしまいます」

フウ「シブキが? 困る?……わかった。今日は大人しくしてればいいんだよね?」

護衛「はい。明日になったら街中を巡ろうと思いますので、その時にやってください」

フウ「……わかった」


他里向けの高級な宿屋の前でその女の子は護衛に色々言われていた

その護衛が木の葉で色んな事務処理をしている、火影の部屋がある建物へと向かっていった

その女の子は護衛の男二人を見送って宿に大人しく戻ろうとしていた

チョウズメ「ねえ」

フウ「せっかくシブキに」

チョウズメ「ねえ! そこの大きな巻物を背負ってる女の子!」

フウ「……もしかして私?」

フウが宿の中に入ってしまう前に、チョウズメの声がなんとか聞こえたようで、ドアから顔をこちらに覗かしている

チョウズメ「僕と友達になってほしいです」

フウ「……え?」

チョウズメ「あれ? 君だよね? 門のところで100人の友を作るっす! みたいに言ってたの」

フウ「そうっすけど、もしかしてあっしに言ってるっすか!?」

チョウズメ「そうだよ! 駄目かな?」

フウ「いえいえいえいえ! 友になるっす! いやっふうううう! 木の葉に来てそうそう友が出来たっす! そうだ! せっかく友になったんだから、なにかしようっす!」

チョウズメ「うん!いいよ!」

チョウズメはここまでさっぱりしていて楽しげな女の子とは友達になったことないので、チョウズメも軽いノリで答えた

ヒナタは言わずもがな、流石にいのはここまでテンションが高くないし、友になって5秒で腕に抱きついてくることもない

フウ「トランプ?すごろく?椅子取りゲーム?」

チョウズメ「それはもっとたくさんの人がないとあんまり面白くないと思うよ?」

フウ「そうっすよね……あっ! 確か木の葉って湯の里からお湯を引っ張った温泉があるっすよね?」

チョウズメ「え? あるけど」

木の葉の温泉キチガイが湯の里の温泉を完璧に再現した水を水遁で出して運営されている風呂屋があったはずだ
男湯と女湯とファミリー湯、その他にも足湯なんかもあるが、チョウズメは行ったことがない

フウ「一緒に風呂に入るっすよ!」

チョウズメ「え?」

フウ「有言実行、即断即決、護衛のあの二人が来る前に行くっすよ!」

チョウズメ「え?」

チョウズメは腕を抱かれて、そのまま引きずられながらフウと共に温泉に向かった

湯の里? 自来也がナルトと初遭遇した温泉街のことです

ベターはタコ足分身とか?でもあれは牛鬼の専用技っぽいしなぁ

紅「それ以上はいけない」




フウ「二人分いくらっすか! これで足りるっすよね!」

受付「はい」

チョウズメは引きずられながらその温泉に来ていた

チョウズメ「ちょっとま、」

フウ「ファミリー風呂って空いてるっすか?」

受付「○○掛かりますが、如何しますか?」

フウ「それでいいっす」

チョウズメ「あの」

受付「2時間が制限時間です。ラスト10分になったらインターホンを鳴らしますので、あとこれ鍵です」

フウ「ありがとうっす! チョウズメ行くっすよ!」

チョウズメ「フウさん」

フウ「呼び捨てじゃないと悲しいっすよ! 友っすよ!」

チョウズメ「フウ、あのさ」

フウ「行くっすよーー!」

チョウズメ「ちょっとま、げふっ!」


チョウズメはこの時初めて話が通じない人間もいるんだなと理解した

>>909
狩りに来たのが角都と飛段とかいう呪って確殺コンビじゃなかったら、昆虫系の尾獣ですし、なんか鎧被ってるからそれを囮にって出来るんですけどね

チョウズメは女性の全裸に全く持って興味が無いわけじゃない

気になりはするが性的な考えとイコールにならないだけで少しは気になったりする

小学生がスカートめくりをしてその奥を見たいと思う感覚の希薄版だと思えばわかるだろう

なら紅は?と思うかもしれないが、紅の場合は出会いからそのあとの流れでチョウズメの認識では第二の母親であり、大人の女性の見本(酔いつぶれ時は除く)なのだ

母親の体に興味がある人類はほとんどいないだろう

チョウズメ「待って、待って!」

チョウズメが巻物だと思っていたそれはバッグだったようでそれをフウはぶん投げた

そのあとチョウズメを腕でがっちり抑えながらフウはアームウォーマーを外してスカートを脱ぎ、胸元を控えめに隠している短いシャツを脱いだ

フウはそれだけで鎖帷子の上下だけの格好になった

もちろんくノ一が鎖帷子の下に下着を着ているわけがない……あれなんで?

そのままの流れでフウはぽいぽいっと鎖帷子も含めて脱ぎ捨て、全裸になった

その間もチョウズメは本気で抵抗したがビクともせず、チャクラコントロールで腕にチャクラをまとわせてからの本気での抵抗も片手で抑えられてしまった

フウ「さあ、一緒に入るっすよ!」

チョウズメ「ちょっと待って!」

フウ「なんすか?」

チョウズメ「僕は男の子だよ! 友達で一緒に入るのは同性だと思うんだ! 僕は体験したことないけど!」

フウ「……そうっすか?」

チョウズメ「そう」

チョウズメはやっとフウが話を聞いて、納得してくれたと安心して、フウに下ろされていたズボンをあげようとした

フウ「でも初めての友と全てをさらけ出して風呂に入るって良くないっすか? よって、入るっすよ!」

チョウズメ「いやあああああ。待って、本当に。え? おかしいって。あれ? 僕がおかしいの? 僕とヒナタがおかしいだけで、いのはシカマルとかチョウジと入ってるの?」

フウ「その三人が親友同士なら入ってるんじゃないっすか?」

チョウズメ「え、まじ?」

フウ「マジっすよ。滝隠れの里では友情を確認し合ういい方法として知られてるっす」

なお知られている(フウのみ)

いの(んなわけないでしょ!)

フウ「見た感じ私の方が年上っすね。年上の言葉を信じるっすよ」

年上の女性と言われて紅が思い浮かびそうになるが、この場面で思い出したらあとで紅に折檻される気がしたので、そこで思考を止めた

チョウズメ「ほんとにほんと?」

フウ「ほんとにほんとっすよ。大丈夫っす、酷いことはしないっすから。酷いことにもならないっすよ」

チョウズメ「…………友達を疑いすぎるのは良くないか」

チョウズメはフウは全く悪意がなく、本当に友達と仲良くしたいのだとわかる

フウの言う通りにしようと、チョウズメも全てを脱いで風呂場に向かった

チョウズメ「いやああああああ!!」

フウ「流しあいっこっすよ!」

チョウズメ「それは知ってる。親子でも流しあいっこは背中だけだって、僕は知ってる!」

フウ「滝隠れでは」

チョウズメ「ダウト!」

フウ「……初めての友なんすよ。せっかくだから洗ってあげたいんすよ……流石にやりすぎっすかね。ごめんなさい」

フウが友達が悲しげな顔をしているのを見るとチョウズメも悲しくなる

そしてチョウズメは思った


シカマルの父親シカクはとても優秀で、木の葉を頭脳で引っ張っているらしい

だが家では奥さんに尻に敷かれっぱなしで、女や恋やなんやは当分いいやとシカマルは言っていた

チョウズメ(僕はこの子に勝てない)

チョウズメはなすがままに身を任せ、

フウ「洗ってあげたんだから洗うのは当たり前っすよ。友との間に貸し借りは良くないっす」 

チョウズメは本当に初めて全く持って勝ち筋が浮かばない女という生物を体験した

飯休憩してきます
1時間くらいで帰ってきます

チョウズメに付与した設定は直接的に強さを得られるものではありません
うちはで言う情の深さ
ガイ先生でいう情熱根性青春
みたいなもんだと思っておいてください

あとキャラ把握でしか見てないのでちゃんとは分からないんですけどアニメの最初の友はネジだった気がする
こんなにやばい感じではないですね
みんなで風呂入ろうは言ってましたけど

特別な理由はちゃんと考えてあるのでへーきです



チョウズメ「やーめーて!」

フウ「いやっす!」

チョウズメ「抱きしめないで!」

フウ「無理っす!」

チョウズメ「当たってるから! 柔らかいから!」

チョウズメは後ろからフウに抱きしめられていて、体格ではチョウズメの方が少し大きいのに、全く力で勝てないでいる


フウ「気にしないっす……それに他人とここまで、違うっすね。ちゃんと人と触れ合ったのは今回が初めてなんすよ。親みたいなシブキでもこんなに接してくれないっすから」

チョウズメ「……ずるいぞ! 僕がそういえば大人しくなると思って!」

フウ「でももう離せとは言わないっすよね?」

チョウズメ「ずるだ!」

フウ「あっしも不思議なんすよ? なんでチョウズメは全くあっしのことで怯えない。絶対に大丈夫だと思えるのか」

フウ「……僕もなんとなくわかったから許してるだけだからね! それにフウはなんか泣いてる気がするし」

フウ「……」

チョウズメ「……」

そのあと少しの間無言で入浴が続く

フウ「他里の人間と仲良くなってはいけない。何故だかわかるっすか?」

チョウズメ「他里だとその人の意思に関係なく殺し合いをするかもしれないから。だからこそ、仲良くなるのは推奨しない、控えるようにって」

フウ「そうっす。だからこのままではいつかあっし達も殺し合いをすることになるかもしれないっす」

チョウズメ「……嫌だね」

チョウズメはフウが抱きしめている手を軽く握った

フウ「だから! あっし達の絶対に話しちゃいけない秘密を教え合うというのはどうっすか? 秘密を共有した仲は簡単には解消出来ないらしいっすよ」 

チョウズメ「でもそれってさ、フウには話しちゃいけない秘密があるみたいだけど、僕になかったらどうするの?」

フウ「あるっすよね?」

チョウズメ「なんでそう思うの?」

フウ「勘っす」

紅ともいのともヒナタとも違うフウの考え方はやはりチョウズメには理解できない

チョウズメ「あるよ」

フウ「……共有、駄目っすか?」

フウがチョウズメに回している腕に力が入る

チョウズメ「……僕は火遁、水遁、風遁、土遁が使える」

フウ「優秀っすね」

チョウズメ「そして霧隠れにいる血族の血継限界である氷遁、氷を操れる」

フウ「……ほう。もしあっしが悪意を持ってチョウズメに近づいてたら、攫われちゃうっすね」

チョウズメ「心臓バクバクなのによくそんなこと言えるね」

チョウズメの背中から感じるフウの鼓動はうるさいくらいに鳴り響いている

フウ「……うぐっ」

チョウズメ「フウは絶対にそんなことをしないって、僕は何故か確信できてるから言ってるんだから、そういう茶々はやめて欲しいな」

フウ「すまないっす」

チョウズメはこれではまだフウの秘密に足りない、そんな気がする

チョウズメ「猿飛の秘伝忍術に秋道の秘伝忍術、うちはの火遁術なんかも知ってるよ」

フウ「待った、待った! 友の間で貸し借りはなし! もういいっすから!」

フウはそう言うと、深呼吸をしてから一言呟いた

フウ「あっしは人柱力っす」

チョウズメ「……」

フウ「あれ? 反応はないっすか?」

チョウズメ「うん、それで?」

フウ「以上っす」

チョウズメ「わかった。秘密にするね」

フウ「…………いやいやいやいや、おかしいっすよ! 人柱力っすよ? 自分の里ですら、行動範囲を決められて、一般の人には会わないようにして、常に上忍が二人以上ついてるんすよ!」

チョウズメ「うん」

フウ「里に抜け出して行っても、人柱力と話したがる奴なんていないっすよ? 兵器なんすよあっしは! このままチョウズメを絞め殺すことだって出来るんすよ!」

チョウズメ「フウはそんなことしないでしょ?」

フウ「そういう事じゃなくて!」

フウは背中から抱いていたチョウズメを反対にひっくり返して、チョウズメの両腕を腕で掴みながら言う

フウ「あっしの腰を見るっす」

チョウズメ「流石にそれは」

フウ「見る!」

チョウズメ「……はぁ」

チョウズメがフウの腰を見た瞬間、フウの背中から六枚の昆虫の羽が現れた

それをチョウズメが見た瞬間、チョウズメの意識は落ちた

チョウズメ「……なんかデジャビュを感じるな」

赤と黄色の一本道の道があり、天井は高く、奥から羽の音が聞こえる

チョウズメ「行くしかないよね」


チョウズメが歩いて音のする方へとか歩いていくと、尾に三対の羽を持つ巨大なカブトムシの形をした尾獣がいた

九尾は檻に入っていたが、この尾獣は地面から鎖が伸びて、角に巻かれているだけの簡素な封印だった

七尾「ラッキーセブンの、七尾だ。お前は何ものだ? 何故ここに入ってこれる?」

チョウズメ「わからないです。九尾の時も勝手に入って怒られたので」

七尾「九尾の場所にも行ったのか。それは可哀想に。あやつは今は憎悪にまみれている」

チョウズメ(なんか九尾に比べてフレンドリーだなぁ)

チョウズメの七尾に対する最初の感想はこれだった

御意とか言ってたし一人称は




チョウズメ「なんで僕がここに入ってきたか分かりますか? 九尾は大筒木がとか言ってたんですけど……あっ! 僕は秋道チョウズメです! フウの初めての友になりました!」

七尾「なるほど、そういう……いや、君は大筒木ではないな。フウの友……」

巨大な七尾は地面に着地して、チョウズメの目の前までやってきた

七尾「拙者を見て君は怖くないのか?」

チョウズメ「九尾にも同じことを言われました。九尾ほど失望している感じはないんですね」

チョウズメの言葉に七尾は大きく反応した
顔がイマイチ分かりづらいのでどんな反応かはわからなかった

七尾「……君が何故ここに入ってこれたのか、なんとなくわかった。だが、君のためにあえて黙秘させて頂く」

チョウズメ「本当は教えて欲しいんですけど」

七尾「それを知ればきっと君は友達を失くすけどいいのかな?」

チョウズメ「ならいいです」

七尾「それがいい。人とは不相応な力には畏怖を抱き、その持ち主すらも狂わせる」

チョウズメ「なんで七尾さん?」

七尾「敬称はいらぬ」

チョウズメ「七尾はなんで封印されてないんですか? 九尾は巨大な檻に入ってましたよ?」

七尾「今のあやつを人間が制御しようとするとそれくらい必要というだけのこと。フウは人柱力にしては拙者を怖がらず、友となろうとした」

チョウズメ「ならなかったんですか?」

七尾「人間の初めての友くらいは人間がなってやるべきであろう」

チョウズメ「七尾のおかげで僕がフウの初めての友になれたんですね」

七尾はチョウズメのことを角の先で軽く吹き飛ばした

七尾「あっ、すまぬ……君は九尾のようだ。だからこそ悪意に憎悪に染まる可能性を秘めている」

チョウズメ「……」

その悪意や憎悪によってイタチはきっとうちはを全滅させないといけなかったのだろう

自分がそんなものに染まるかとチョウズメは思った

七尾「フウを頼む。彼女と真に心を通わせられる友になり得る人間は少ない。大切にしてやって欲しい」

チョウズメ「はい!」

七尾「目を閉じ拙者に身を任せよ。さすれば意識は体に戻るはず。君の体はようやく蘇生が完了した。いつ戻っても大丈夫だろう」

チョウズメ「わかりま……いえ、え? 僕死んでたの? え? 死んじゃったの?」

七尾「ただお湯に溺れただけだ。フウが目覚めさせたから安心して身をゆだねよ」

チョウズメ「……分かりました。じゃあまたね?」

七尾の角に寄っかかってるチョウズメは目を閉じて身を委ねた

すると寝落ちする時のような感覚で意識が落ちていった

普通にビーレベルで人柱力の力を使っていましたし、これくらい仲良くなってるのかなと




チョウズメ「……頭痛い」

フウ「大丈夫っすか?!」

チョウズメはまた原因不明の気絶があった事が、流石に前回と今回の状況を比較すればわかる

人柱力であるナルトとフウにあるタイミングで触ると気絶するようだ

脱衣室の椅子に寝ていることからフウがここまで運んでくれたようだ

チョウズメ「ここまで運んでくれたんだ、ありがとう」

フウ「と、友っすから当然っすよ」

何故かフウがそっぽを向いたが、また頭を打ったのか頭痛がするのでチョウズメは特に気にしない

チョウズメ「フウは中忍試験の間は木の葉にいるんだよね?」

フウは顔を何度か自分で叩いてから、吹っ切れたのかこちらをふたつに見ている

フウ「そうっすよ。これからもどんどん友を作るっすよ!」

チョウズメ「……もしかして中忍試験を理由に里を出ただけだったり?」

フウ「そうでもしないと里から出れないっすからね。シブキ、里長の事っすよ? シブキに許可を取る前に木の葉に参加状を送り付けて、無理やり参加をもぎ取ったんすよ」

チョウズメ「そのおかげでフウと友達に慣れなたんだし、ありがとう」

フウ「いいっこなしっすよ!」


そのあと二人で温泉施設を出てから、再び中忍試験の間に会おうと約束をしてその場をあとにした

フウは友とかみんなと風呂に入ろうとする↓
チョウズメが信用出来ることがわかったから勢いで風呂へ↓
人肌恋しい人柱力故に色々はっちゃける↓
人柱力とチョウズメが接触するとあんなことが起きる↓
肉体は魂が抜けたように気絶する↓
溺れたチョウズメをフウが助ける

ゾロ目で出会いイベントと風呂イベと人柱力暴露イベントが同時進行した結果色々大変なことになりました

あと悪意がある相手には絶対にこんな対応をチョウズメはしないのでご安心ください

チョウズメ「なんだかんだ温泉は気持ちよかったな……でも、紅さんやアスマ先生と約束した氷遁のこと言っちゃったな……はぁ」

もし自分だけが話してしまったのなら紅とアスマにそのことを打ち明ければいい

だがフウは人柱力であり、そんなことをフウの所属里以外に知られるのは不味い

下手したら木の葉が……なんて事も忍者の里なのだから考えられる

チョウズメ「……黙ってよ」

チョウズメは嘘をつき続けることにした

離している安価は常設されない選択肢です
イタチの時みたいにそのターンだけの時は記載します



母親「チョウズメ」

チョウズメ「なに?お母さん」

母親「今さっき紅先生の分身が来て、第7班はもう帰ってきてるらしいわよ」

チョウズメ「ほんと!?」

母親「紅先生がこんなことで嘘をつくと思うの?」

チョウズメ「思わない! 行ってきます」

母親「行ってらっしゃい」



チョウズメ(あっ、でも中忍試験前にシノともヒナタとも会っておきたいな。フウもきっとこの前抜け出しちゃったから宿に軟禁だろうし……うーん)


安価下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】判定)
3 ナルトに会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(低難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(低難易度判定)
9 アスマに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(中難易度判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(【高難易度】判定)
12 自由安価(人物によってはコンマ判定)

13 フウに会いにいく(低難易度判定)

いのに用事がある可能性
下1
10以下でなにか用事があるみたい

チョウズメはある確認しておきたいことがあったので、いのの家の前に来ていた

チョウズメ「いーのーちゃん、遊びましょう。いーのーちゃん、遊びま」

いの「普通に店の中に入ってきて呼んでもらえばいいでしょ! ちょっと待って!」

花屋の上の居住空間からシノが顔を出し、それだけ言って窓を閉めた

チョウズメ「やっぱりこの誘い方は駄目なんじゃん。それとも滝隠れなら許されるのかな?」


チョウズメは大人しく花屋の前でいのを待つことにした

コンマ判定
下1
50以下でやらかす

いの「チョウズメのせいで恥かいたじゃない。話がしたいんでしょ? パフェ奢りなさいよ。任務の給金使い果たしてないわよね?」

チョウズメ「うん。ならいのちゃん、痛っ」

いの「……」

チョウズメ「いののおすすめの店に連れていって」

いの「それでいいのよ」

いのはルンルン気分で最新パフェが食べられる店へと向かった


いの「うーん! このロイヤルプリンパフェは絶品ね! はぁ~、口の中で優しくとろけて美味しいわ」

チョウズメ「それなら良かったよ。いちごパフェも美味しい」

いの「……ふー、ロイヤルプリンパフェお代わり! それでなんか話したいことがあったからきたんでしょ?」

いのがお団子にぜんざいのセットでも何個も買えるパフェをお代わりしてしまったが、いのは割と常識人に近い女の子のため、いの以外に聞いても意味が無い

ヒナタ(箱入り娘)、紅(ベロベロ介護)、フウ(勝てない)

答えがわかれば安いだろうと心を落ち着かせた

チョウズメ「いのってチョウジとシカマルと親友っていってもいい仲だよね?」

いの「また友達に関する話なのね。そうね、友と書いてライバルと読む相手なら他にもいるけど、親友と言えるのはその二人ね。チョウズメとも仲はいいけど、親友という括りじゃないわよね? その二人を親友にしちゃうと友達としての期間が短いもの」

それでもその二人の下らへんな付けているっぽいのでチョウズメは嬉しくなった

チョウズメ「親友なら異性でもこの歳だとしてもお風呂に一緒に入るのは当たり前なんでしょ?」

いの「……は?」

チョウズメ「だから、いのはチョウジとシカマル、ぐへっ!!」

いのの拳は綺麗にチョウズメの顔面に突き刺さり、お店の迷惑にならない絶妙な角度で飛んでいって、店の壁に激突した

いの「店員さんすみません。ちょっとどうしても殴らなくちゃいけなくて」

店員「よくありますからいいですよ。器物破損もありませんし」

チョウズメ「……痛い」

チョウズメは殴られてすぐに起き上がり、いのの前の席に座り直した

どうやらフウよりも常識人力があるはずのいのからしたら、反射で殴ってしまうほどありえない事のようだ

いの「さて、友達の期間があの二人に比べて短いけど、チョウズメのことは分かってるつもりよ? イタズラでこんなことを言わないのは分かってるわ。誰にそんなことを言われたの?」

まるで子を窘める母の如く、いのは店側が渡してきた濡れタオルをチョウズメに渡しながら聞いた

チョウズメ(なんだよ。滝隠れじゃなくて、この年代でも親友なら入るのが普通って言ってたのに、フウは僕に嘘をつきすぎだと思う)

チョウズメは珍しく目の前の相手のことを見ず、考え事にふけってしまっていた

チョウズメはいつも話す人も全力で話すのに、今回はフウのことを同時に考えてしまった

だからやらかした

いの「ちょっと聞いてる? それを誰に言われたの?」

チョウズメ「フウだよ」

いの「……? フウ? 誰それ?」

チョウズメ「滝隠れの女の子……あっ」

いの「……」

チョウズメ「……」

いの「……」

チョウズメ「友達になりました……他里の人と」

チョウズメは初めて冷や汗をダラダラかくことになった

チョウズメはいのに連れられてシカマルのところに行った

シカマル「なるほどな……うーん」

シカマルがあぐらを組み、手で三角をつくり考え込み始めた

チョウズメ「……」

シカマル「チョウズメはナルトのことを知ってるよな?」

チョウズメ「うん、九尾の事だよね?」

シカマル「ああ。喋ったか?」

チョウズメ「里のこともナルトの事もうちはのことだって喋ってないよ」

シカマル「本当か?」

チョウズメ「本当だよ!」

シカマルはチョウズメの目を見てゆっくりと質問していった

シカマル「まあ大丈夫だろ? チョウズメはアスマと紅先生の弟子なんだから、いくら友達だからって機密事項を話さねえよ」

いの「私もそう思ったけど一応ね」

シカマル「うちはとナルトの事を話してないなら、俺たちが知り得る知られたらやばい事な?てないしな」

シカマルがいつも通りの優しい顔に戻ったので、チョウズメはやっと息を吐けた

シカマル「できるだけそいつとは会うな。まあチョウズメが一度友達になったのなら多分無理な注文だろうな……情報だけは漏らすな」

チョウズメ「はい!」

いの「もう、なんで休日に疲れないといけないのよ。チョウズメ、また店に戻ってパフェ食べるわよ」

チョウズメ「え?まだ食べるの?」

まだいのにもシカマルにも言っていない氷遁について話したことを隠し通した

チョウズメは嘘をついて心が痛くなるというのを体験した

さて次からは中忍試験ですが

特に第一を受けるまでは変更がなくサスケはカブトの情報カードを見ます

この作品のサスケなら
リー、我愛羅、そしてチョウズメのことも聞くと思います


Dランク任務をいくつ受けているかの安価です(特に数値によって分岐はない)

ちなみに
リーはD20回C11回
我愛羅はC8回B1回

下忍になってから中忍試験まで1ヶ月か2ヶ月と言ったところです
10班はDしか受けていません

Dランク任務を受けた回数の安価
下1と2のコンマが高い方

説明が不足してしまいました

安価にて10班が受けたであろう回数を書き込んでください
コンマが高い方を採用させていただきます
下2まで

ゾロ目……あ、あとでなにか補正をつけますね

D36回
ほかの班の仕事を奪うレベルでやっていたようです いのが奢らせたのも分かりますね

elonaの井戸の願いレベルでもいいですよ

いきなり○○に告るとか書かれても困りますが
アイテムだったり、思い……出した!?でもいいですし

とりあえず立ててきます
名前はpart2を付けるだけで

NARUTOに異物が紛れ込みました Part.2
NARUTOに異物が紛れ込みました Part.2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521377543/)

次スレです
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シノ「まさか下忍になって間もない俺たちが中忍試験を受けられるとは」

ヒナタ「頑張ろうね、シノくん、チョウズメくん」

チョウズメ「頑張ろう!」

チョウズメ達はアカデミーの校門から中に入り、志願書提出場所である301に向かって歩き出した

建物を入ってすぐの階段を登っていたら、階段の踊り場で人集りが出来ていた

ヒナタ「どうしたんだろう? 白眼!……あれ?」

シノ「ヒナタどうした?」

ヒナタ「シノくんは寄壊蟲で周りの空間を索敵してみて。チョウズメくんは」

チョウズメ「僕はもう分かってるから大丈夫だよヒナタ」

チョウズメは階段を登り始めてすぐに幻術の結界が貼られていることに気がついた

最近は頻度が下がっているが、木の葉一の幻術使いと言われている紅の幻術を何度も体験しているのだ

それよりもお粗末な幻術を見破れないわけがない

チョウズメ(紅さんの幻術もなんか物足りないというか、もっと怖い幻術を受けたことがある気がするんだけど……わかんないや)

シノ「なるほど、結界、それも幻術か」

ヒナタ「うん。建物の端の階段なら正常に行けそうだから、そっちならきっと」

ヒナタは人集りを覗こうと白眼を使った結果、シノは寄壊蟲に周囲を探索させた結果、幻術が張られていることがわかったようだ

チョウズメ「なら、そっちから行こうか」

三人は別ルートで301に向かった

301の部屋に三人は入ると、たくさんの下忍がこちらを眺めてきた

あるものは睨み、あるものは笑い、あるものは友を見つけたのかこちらに歩いてきている

ヒナタ「凄そうな人が沢山いるね」

シノ「ヒナタは安心するといい。なぜなら能ある鷹は爪を隠す。まだ戦いが始まってもないのに敵意を向けるのは愚の骨頂だからだ」

それでもシノは多少緊張しているようだ

チョウズメ「そだねー」

チョウズメは二人を誘導するように窓際へと移動する

確実に騒いでしまうから、少しでもほかの受験者と距離を離そうという配慮だ

チョウズメ「驚いて大声あげないでね」

ヒナタ「え?」

シノ「? ああ、わかった」

チョウズメはどうやってこの二人に説明しようか頭の中で考えながら、どんな風に来られてもいいように力を抜いておく

フウ「チョウズメ!! 酷いっすよ! あの日以降ちゃんと遊んでくれなかったっすよね?」

チョウズメ「中忍試験があるんだから準備をするのは普通だと思うんだけど。あと抱きつかないで」

フウはチョウズメにダイビングしてきて、首に腕を回して、そこで何週かしてから着地した

だが手を握って何が楽しいのかブンブン振り回している

フウ「ほんと酷いっすよ! 全てをさらけ出した仲じゃないっすか」

チョウズメ「ぶっふー!」

ヒナタ「……」

シノ「俺は空気になっている。終わったら呼んでくれ」

チョウズメ「待ってシノ!」

フウ「あれ? サングラスの子とも友になろうとしたのに」

ヒナタが何故かチョウズメの腕を思いっきり掴んでいた

ちなみにヒナタは現時点ではナルトとチョウズメのどちらが好きかイマイチ分からなくなっています
ヒナタはいのという同年代の友達も出来たので、色々相談して、逆に混乱していると思います

ヒナタ「チョウズメくん、その方は他里の人だよ? あんまり仲良くしすぎるのは良くないよ?」

フウ「そうっすか? えっとあなたは? あっしはフウって言うっす」

ケゴン(護衛)「フウ! 他里の人に迷惑をかけるのはやめてください」

ヨウロウ(護衛)「シブキ様がお嘆きになりますよ」

フウ「チョウズメのことならきっとシブキも納得してくれるよ。だって、平和への第一歩なんすよ!」

フウの友達100人というのは

人と人が繋がればこの世に争いなどなくなる

という滝隠れの長、シブキの言葉に感化されたものである

ヒナタ「え?」

フウ「だから名前っすよ、おっぱい大きい白眼の君のことっすよ?」

ヒナタ「え、あの、日向ヒナタですけど」

フウ「なるほど、ヒナタっすね! あっしのことはフウと呼んでくれていいっすよ。チョウズメの友達なんすよね? それならきっとあっし達もいい友になれると思うっす!」

ヒナタ「そうですけど、あの」

フウ「それにしても胸大きいっすね? 触ってもいいっすか?」

チョウズメ「そこまでにして? ヒナタはあんまりそういう会話は好まないから」

チョウズメがやっと首絞めから抜け出せたので、自分と同じように負けてしまっているヒナタを助けることにした

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1000があまりにも無茶でなければorヒロイン確定のようなことでなければ叶えます

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