男「暇だ」
女「何する?」
男「アプリでもしようか」
女「うん」





女「楽しい」ｶﾁ
男「」ﾏｹ
男「いつの間にそんなに強くなったんだ…」
女「特訓しました」ﾄﾞﾔ
男「俺もしようかな」
女「勉強もしなよ?」
女「この前のテスト酷かったじゃん」
男「…頑張ります」
女「あはは、がんばれー」
男「じゃあな」
女「じゃあねー」

女「また来たのか」
男「また来ました」
女「ところで」
女「私達付き合ってるよね?」
男「うん」
女「それっぽいことなにもしてなくね?」
男「嫌?」
女「嫌じゃない」
男「そうか」
女「幼馴染みだし、今更そんな感じもしないしね」
男「確かに」ｳﾝｳﾝ
男「じゃ、そろそろ行くわ」
女「今日は友君と遊ぶんだっけ?」
男「そうそう、またな」
女「うん」

男「楽しかったな」
男「今度は女と一緒にいきたいな」
男「いつになるんだろ」
男「…寝よ」

女「今日は私から呼んだわけですが」
男「話って何ですか」
女「最近病気進んじゃってるみたいで」
男「…」
女「…もう、会えないんだ」
女「だから、もう」
女「恋人同士は止めて」
女「友達になろう?」
そう言った女の顔はすごく寂しそうで、消えてしまいそうな微笑みをしていた。
今のまま、恋人同士のままだったら。
女が最期を迎えたとき、俺も女も、とても辛いんだ。
そんなことになるくらいなら、
女が辛い思いをするなら。
男「…うん」