【モバマスSS】志希「苺の美味しい食べ方。そして雪美と食べることによるその効果」 (13)

一ノ瀬志希ちゃんと佐城雪美ちゃんが一緒にイチゴを食べる3000文字ぐらいの短いお話です。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520256845

一ノ瀬志希のウワサ:美味しいイチゴについて研究しているらしい

――――――――――

志希「ふんふーん♪実験結果はいちごいちえ~♪」

雪美「志希………何してる……?」

志希「ん~、雪美ちゃんは本当にいつの間にかそばに居るねー」

雪美「さっきから……いたよ……」

志希「気づかなかったー、もしかして忍者の末裔かにゃ?」

雪美「忍者……違う………。違う…よ………」

志希「知ってるよ。雪美ちゃんはアイドルだもんねー」

雪美「そう……。なんて…たって……アイドル……」

志希「そういえば雪美ちゃんはいつの良い匂いがするね~。ゆきみ(形容詞)があるよ~」

雪美「…………?」

志希「って、千秋ちゃんが言ってたかも!にゃはは~」

雪美「志希……いちご………。お料理…途中……?」

志希「違うよ、美味しいイチゴの研究ちゅ~」

雪美「楽しそう………!」

志希「雪美ちゃんもやってみる?」

雪美「いいの……………?」

志希「じゃぁ準備するからちょっと待っててね」

雪美「…………………ここで………待ってる………………」

志希「雪美ちゃん?」

雪美「………………………?」

志希「膝からどいてもらわないと準備できないよ?」

雪美「志希…………わがまま……ね……………」

志希「にゃはは、雪美ちゃんもなかなか手ごわいな~」

雪美「………」ドヤッ

志希「褒めてないよ?」

――――――――――

志希「雪美ちゃん、この5つのイチゴを食べてそれぞれの味の感想を聞かせて!」

雪美「わかった…………………」

志希「まずはAのお皿から~」

雪美「いただきます……………」

雪美「………………………おいしい」

志希「他には?」

雪美「ちょっと…………酸っぱい………」

志希「うんうん、いい感じ♪次いってみよー」

雪美「いただきます………………」

雪美「……………!」

志希「おっ、手応えありかにゃ?」

雪美「Bのお皿………一粒…500円の…いちご……。だから……Bの部屋……する……」

志希「格付けされちゃったか~。でもいい線行ってるよ!Aはスーパーのおつとめ品」

雪美「おつとめ………ごくろうさん…です………」ペコッ

志希「君は本当に興味が尽きないな~。どこで覚えたの?」

雪美「巴……おともだち……。巴に…言ってた………。おっきな……黒い……おともだち……。ペロ…みたい……」

志希「それは本当にお友達かな?」

雪美「おともだち…って………。おともだち……言ってた……」

志希「まぁいいや♪ちなみにBはおとりよせのいちごだからたぶんそれぐらいだよ!」

雪美「食べて……よかった………?」

志希「いいのいいの、これも研究のためだから」

雪美「そう…………」

志希「というわけで雪美ちゃんは一流アイドル~」

雪美「やった………メダル…リセット……」ガッツポ

志希「それじゃぁここからはエクストラステージね!」

雪美「うん…………」

志希「残りのいちごの産地を当ててみよー!」

雪美「任せて……。私…パパ………海原雄山…………」

志希「わお、山岡士郎かな?」

雪美「いただきます………………」

雪美「……………このいちご作ったの…だれ…じゃ…………」

志希「父親譲りの大迫力~♪」

雪美「Cは………冒険と……爆発の味………。だから……トチオトメ……」

志希「むつみちゃんと茜ちゃんが作ったわけじゃないよ?でも正解♪」

雪美「Dは……かぶりもの……こずえ……美容……軍隊………………あまおう」

志希「途中でめんどくさくなってないかにゃ?でもでもせいかーい!」

雪美「Eは……京都……」

志希「わかる、そーいうのすぐ飽きちゃうよね」

志希「あたしもお腹すいちゃったし食べちゃお♪」パクッ

志希(あれ、なんかさっき食べたのよりおいしーような気がする)

志希(なぁんてね、まぁ人間の味覚なんて曖昧だもんね)

雪美「おなか……いっぱい………。志希………ありがとう…………」

志希「どーいたしまして」

雪美「実験……役に…立った……?」

志希「んー、あんま立ってないけど雪美ちゃんが全問正解したからおっけー!」

雪美「…………」ドヤッ

志希「おっ、佐城ドヤ美ちゃんだね」

―――――数日後

志希「あーあ、なんか苺の実験も飽きちゃったな~」

志希「いただきまーす」

志希「うーん、あんま美味しくないかも」

志希「雪美ちゃんと食べた時ははけっこーいけてると思ったんだけどなー」

志希「もったいないから食べちゃおっと」

雪美「おいしそう…………いいな………」

志希「雪美ちゃん本当に気配消すのうまいよねー。やっぱ忍者の末裔?」

雪美「この部屋に……忍者は……何人…じゃ……?ふふっ…………」

志希「流石クールアイドル!ダジャレもかんぺき~♪」

雪美「いちご……………食べたい…………」

志希「いいよ、そのかわりに……」

雪美「何……?」

志希「なんか今無性にハスハスしたい気分なんだよねー。ハスハスさせてー」

雪美「えっ……」

志希「雪美ちゃんの髪は本当に良い匂いするねー。トリップしちゃうかも♪」ハスハス

雪美「髪……乱れちゃう…………………」

志希「あとで直してあげるから」

雪美「………………うん」

志希「ハスハス………ハスハス……はー、堪能したー。いちご食べていーよ」

雪美「ありがとう…………」

志希(……あたしにも雪美ちゃんみたいな妹がいればなー)ジーッ

雪美「…………?」

志希「ううん、なんでもないよ」

雪美「……………………………………?」

志希「んもう、雪美ちゃんにはかなわないにゃー」

雪美「どうしたの………………?」

志希「雪美ちゃんみたいな妹がいたらなーと思っただけだよ」

雪美「居たら…………どうする……………?」

志希「もちろん、ハスハスするー!」

雪美「わっ………………」

志希「冗談だよ、さっきやったからもうやらなーい」

雪美「うん……………」

志希「イチゴ、えんりょせず食べていーよ」

雪美「ありがとう………。この机……食べにくい…………志希…………。膝……載せて……………」

志希「いいよー」

雪美「志希………あーん…………」

志希「ありがと」パクッ

志希(あれ?この苺こんなに美味しかったっけ?)

雪美「………………………………おいしい………………?」

志希「うん。おいしいよ~。雪美ちゃんがあーんしてくれたからかな?」

雪美「私も……………」

志希「いいよー、はいあーん」

雪美「………………おいしい………………」

志希「いちご好きだねー」

雪美「うん………ペロ…イチゴ…モバP……好きなもの…ベスト3……」

志希「志希ちゃんは?」

雪美「……………4番目」

志希「そっかー」

雪美「でも……イチゴ………。志希と食べると…おいしい………」

志希「そうかなー、誰と食べてもいちごはいちごだと思うよ?」

雪美「イチゴ…一緒………。でも……気持ち………違う………」

志希「にゃはは、これは一本取られちゃったにゃ」

雪美「いぇい………」ブイ

志希「やっぱりあたしは雪美ちゃんと一緒に食べるいちごが好きかな」

雪美「私も……志希と食べるイチゴ………好き…………」



一ノ瀬志希のウワサ

 苺の美味しい食べ方。そして雪美と食べることによるその効果を研究するため、たまに雪美ちゃんとイチゴを食べているらしい。

以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!


前作です!
【モバマス】ペロ「佐城の話をするとしましょう」
【モバマス】ペロ「佐城の話をするとしましょう」 - SSまとめ速報
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