マーマネ「やっぱりアイナ食堂のアローラシチューは最高だよ!」 (42)

アイナ食堂


マオ「やまぶきのみつは今切らしてるから幻のアローラシチューじゃないけどね」

マーマネ「いいのいいの!トゲデマルのびりびりちくちくで代用するから」

マーマネ「じゃあトゲデマルお願い!」

トゲデマル「マキュー!」ビリビリ

マーマネ「できたできた!それじゃあいただきまーす!」パクパク

マーマネ「うーん……うまい!ビリビリくる刺激がスパイシーでたまらないよ!」ビリビリ

マオ「そ、そう……喜んでもらえてよかったわ」アハハ……

マオ「(台無しにしてるとしか思えないけどね……)」

マオ「(でも美味しそうに食べてくれてるし……まあいっか)」



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カキ「注文のモーモーミルク持ってきたぞ」

カキ「……って、マーマネもいたのか」

マーマネ「ま、まあね」

マオ「カキありがとう!」

カキ「珍しいな、モーモーミルク切らすなんて」

マオ「そうなの、シチューとかグラタンの注文が続いちゃってさ」

カキ「ん?マーマネが食べてるのって……」

マーマネ「幻のアローラシチューだよ。トゲデマルのびりびりちくちくバージョンだけどね」

カキ「わからん、全くわからん!ホワイ?なぜびりびりちくちく……理解に苦しむ」

マーマネ「美味しいからに決まってるじゃん」ムッ

カキ「とにかくうちのモーモーミルクを使った料理に訳のわからん味付けをするのはやめてくれ」

マーマネ「カキもまた食べてみればわかるよ。くせがあるからだんだん美味しくなってくるんだ」

マオ「まだまだいっぱいあるから……カキも食べていく?」

カキ「いらん!俺はまだ配達が残ってるんだ……帰る!」バタン

マオ「行っちゃった……」

マーマネ「…………」ショボン

マーマネ「僕もそろそろ……あと5杯だけ食べたら帰るよ」

マオ「カキの言ったことなんて気にしないでね」

マオ「マーマネが美味しそうに食べてくれるの、私嬉しいから!」ニコッ

マーマネ「マオ……」

マーマネ「食った食った……余は満足じゃ」

マーマネ「もうすぐ夕方だし、お店も忙しくなりそうだから僕は帰るよ」

マオ「ありがとねマーマネ……また来てね!」

アママイコ「アマーイ!」

マーマネ「またねー」

トゲデマル「マキュキュー」


バタン


マーマネ「…………」

マーマネ「ふぅ……帰ろうかトゲデマル」

マーマネ「あれ?サトシにスイレン」

サトシ「マーマネ!」

スイレン「こんなところで何してるの?マオちゃんに用事?」

マーマネ「あ、いや、その……あはは……!」アセアセ

マーマネ「サトシとスイレンは何してたの?」

サトシ「釣りに行ってたんだ!」

サトシ「スイレンすげーんだぜ!こーんなでっかいミロカロスを釣ってさー」

スイレン「サトシはコイキングばっかり釣ってたね」

サトシ「あ……」ガーン

スイレン「ふふふ……」クスクス

アシマリ「アウアウ」

トゲデマル「マキュキュー」イチャイチャ

ピカチュウ「ピカーン」イチャイチャ

マーマネ「…………」

マーマネ「……楽しそうだねぇ」ハァ

サトシ「マーマネ?」

マーマネ「あ、あはは……僕もう帰らなきゃ!」

マーマネ「テレビでオーキド博士のポケモン川柳ゲットじゃよがやるんだ。行くよトゲデマル!」タッタッタッ

トゲデマル「マキュー」

サトシ「どうしたんだろうマーマネ……なんか元気ないような感じがしたけど」

スイレン「怪しい」ヌッ

次の日

ポケモンスクール



マオ「アローラ!」

サトシ「アローラ!」

他「アローラ!」

アママイコ「アマーイ!」

スイレン「……マオちゃんマオちゃん」コソコソ

マオ「どうしたのスイレン、そんなコソコソして」

スイレン「…………」キョロキョロ

スイレン「昨日マーマネと何かあった?」

マオ「えっ?何かって……!」ドキッ

マオ「昨日はマーマネがアローラシチュー食べにきてくれただけだけど……」

マオ「さ、最近よく来るんだよね!うちのアローラシチューがよっぽど気に入ったみたいでさ!」アセアセ

スイレン「ふーん……」

リーリエ「何をコソコソ話しているんですか?」

スイレン「リーリエ実は……」カクカクメブキジカ

マオ「ちょ、ちょっとスイレン……!」アセアセ

リーリエ「はぁ……それは単にマーマネがアイナ食堂のアローラシチューを気に入って食べにきただけなのでは?」

スイレン「そうかなぁ……」

リーリエ「考えすぎですよスイレン」

マオ「そうそう!そうだよ!」

サトシ「何話してるんだ?」

カキ「どうした?女子だけ固まってコソコソと」

マーマネ「何してるの?」

マオ「わーっ!男子は聞いちゃダメ!」バタバタ

マオ「女の子の話に割り込んでくるなんて無粋だよ!」

サトシ「わ、わかったよー……」

カキ「何なんだまったく」

マーマネ「変なの」

スイレン「…………」チッ

ネッコアラ「…………」グーグー


カーンカーンカカカーン


サトシ「よーしピカチュウ!家に帰ったら特訓だぜ!」

ピカチュウ「ピカチュウ!」

ロトム図鑑「サトシもピカチュウも気合い入ってるロト!」

スイレン「……サトシ」ヌッ

サトシ「おわっ!」

サトシ「……いきなり何だよスイレン」

スイレン「ちょっと付き合って」

サトシ「えっ?俺これから特訓を……」

スイレン「いいから来て!」ガシッ

サトシ「何なんだよー」ズルズル

ロトム図鑑「サトシが連れていかれたロト!」

ロトム図鑑「ピカチュウ後を追うロト!」

ピカチュウ「ピカ!」

アシマリ「アウアウッ!」バルーンプクー

ロトム図鑑「うわー!バルーンに閉じ込められたロト!アシマリ何をするロトー!」

ピカチュウ「ピカピー!」

アシマリ「アウアウッ!」

スイレン「…………」

スイレン「…………」

サトシ「何コソコソとマーマネの後をつけてるんだ?」

サトシ「おーい!マーマ……」ガッ

サトシ「んーんー」モガモガ

スイレン「(静かに!)」シーッ


トコトコ……

マーマネ「なんかサトシの声が聞こえたような……気のせいかな?」


コソコソ……

スイレン「……黙ってて。マーマネに気づかれちゃうよ」

サトシ「何で気づかれたらいけないんだよー……」

スイレン「いいから黙っててっ!」クワッ

サトシ「(しーっ!)」シーッ

スイレン「(あっ……!)」


トコトコ……

マーマネ「今度はスイレンの声が聞こえたような……気のせいかな?」


コソコソ……

スイレン「(バレてない)」ホッ

サトシ「……スイレン、静かにしろって言ったくせに」

スイレン「あ、あはは……」ギクシャク

スイレン「ほら……マーマネアイナ食堂に入ってくよ」

サトシ「あれ?今日はお店休みだったような……」

マオ「今日はお店休みなんだけど……」

マオ「常連さんは特別だよ!」

マーマネ「いつものちょーだい!」

マオ「はいはい」


コソコソ……

スイレン「マーマネ毎日来てるみたい……マオちゃんの言うとおり」

サトシ「それを確かめるためにマーマネをつけたのか?」

スイレン「そうだよ」

サトシ「盗み聞きなんてよくないと思うけどなぁ……」

スイレン「直接聞けないこともあるの」

スイレン「それに……」

サトシ「それに……?」

スイレン「サトシも同罪だから」ニコッ

サトシ「俺は道連れかよ……」ガクッ

スイレン「しーっ……サトシうるさい」

マオ「そうだ!そんなにアローラシチューが好きなら大量に作ってマーマネの家に送ってあげようか?」

マオ「レシピを教えてあげてもいいよ。それでマーマネのお母さんに作ってもらうとか!」

マーマネ「それもいいかもしれないね」

マーマネ「でも僕はアイナ食堂が好きだからさ、ここで食べるアローラシチューがいちばんだし……」

マーマネ「それにマオが作ってくれないとこの味は出せないよ」

マオ「隠し味はトゲデマルのびりびりちくちくだけどね」ウフフ

マーマネ「あはは……そうだったね」

トゲデマル「マキュキュ!」

アママイコ「アマーイ」

サトシ「あー俺も腹減ってきたなぁ」グゥゥ

サトシ「こんなところでコソコソしてないで俺たちも入って何か食べようぜ?」

スイレン「ダメ!今いいところなんだから」



マキュキュ

アマーイ

マーマネ「ねえ、マオの好きな……」



スイレン「…………!」ゴクリ

サトシ「…………」グゥゥ



マーマネ「料理って何?」



スイレン「」ズコー

サトシ「何してんだスイレン」

サトシ「物音たてたらバレちゃうだろ」

スイレン「ごめんなさい」テヘッ

ロトム図鑑「おーいサトシー!スイレン!」

サトシ・スイレン「ぎくっ!!」

ロトム図鑑「やっと見つけたロト!」

ロトム図鑑「二人でさっさと行っちゃうからさんざん探し回ったロト!」

ピカチュウ「ピカピー!」

サトシ「ロトム、ピカチュウ、しーっ!」シーッ

アシマリ「アウーン……」

スイレン「あわわわわ……!」ガクブル

サトシ「どうしたスイレ……!」ギクッ

マオ・マーマネ「…………」ドーン

マオ・マーマネ「何やってるの二人とも」

スイレン「あ、いや、その……」

サトシ「お店やってないかなーと思って……」

ロトム図鑑「サトシとスイレンなんか変ロト」

ピカチュウ「ピカ?」

マーマネ「遠慮しないで入りなよ。僕みたいに幻のアローラシチュー食べにきたんでしょ?」

マオ「サトシとスイレンには普通のアローラシチューだから!ほら、入って入って!」

スイレン「へっ……?」

サトシ「やったー!アローラシチュー!」イエーイ

スイレン「…………」ポカーン

サトシ「いただきまーす!」パクパク

マオ「ピカチュウとアシマリにはポケモンフーズね!」

ピカチュウ「ピカピカー!」モグモグ

アシマリ「アウアウ!」モグモグ

サトシ「やっぱりアイナ食堂のアローラシチューは最高だぜ!」

ロトム図鑑「やまぶきのみつなしでもじゅうぶん美味しそうロト!」

マーマネ「でしょでしょ?」

マーマネ「でもピカチュウの10まんボルトを加えるともっと美味しくなると思うけどね」

サトシ「それはやめとくよ」ハハハ

スイレン「なんか違う……」ボー

マオ「スイレンどうしたの?ボーっと考えこんだりして」

マーマネ「食べないならもらってあげようか?」

スイレン「……はっ!じ、自分で食べる!」パクパク

マオ「ところでサトシとスイレン、外で何してたの?」

サトシ・スイレン「ぎくっ!!」

サトシ・スイレン「う゛っ……!」ジタバタ

マオ「あー急いで食べるから……ほら水飲んで!」

ロトム図鑑「はい水ロト!」スッ

サトシ・スイレン「ん゛ー!」ゴクゴク

サトシ・スイレン「ぷはぁ……」フー

マオ「すごい……二人とも息ぴったりだよ!」

サトシ・スイレン「へっ……?」

マーマネ「喉につっかえてから水を飲み終えるタイミングまで全く一緒だったよ」

ロトム図鑑「サトシとスイレンのシンクロ率99.7パーセントロト!」

マーマネ「昨日も一緒に釣りしてたし、二人ともよっぽど仲が良いんだね!」

サトシ「そうかなあ」ハハハ

スイレン「サトシと息ぴったり……///」ポー

アシマリ「アウアウ」

アママイコ「アマーイ」

スイレン「……はっ!」

スイレン「(そうじゃなくて!)」ブンブン

スイレン「(これじゃ何のためにここまで来たのかわかんないよ!)」ヨシ

スイレン「マオちゃんとマーマネは?」

マオ・マーマネ「え?」

スイレン「マオちゃんとマーマネは仲良いのかな、なんて……」

マオ「そりゃそうだよ、だってクラスメイトだもん!」

マーマネ「そ、そうそう!別にマオとだけ特別仲良しって訳じゃあ……」

スイレン「でもマーマネ、毎日ここ来てる」

マーマネ「そ、それは……」ドキドキ

スイレン「(それは……?)」ゴクリ

マオ「(それは……?)」アワワワ

サトシ「来たくもなるよ!だってアローラシチューこんなにうまいんだぜ!」

マーマネ・マオ・スイレン「!!?」

マーマネ「そ、そうそう!そういうこと」ヒヤヒヤ

マーマネ「じゃあ僕そろそろ帰るよ!ロイヤルマスクの試合中継見ないと!」

マーマネ「ごちそうさま!トゲデマル行くよ!」スタコラサッサ

トゲデマル「マキュキュ」

マオ「もう!スイレンが余計なこと言うからマーマネ帰っちゃったじゃん!」

スイレン「ごめん……」

サトシ「マーマネが帰ったのはロイヤルマスクの試合を見るためだよな?」

ロトム図鑑「そうロト」

スイレン「でもマーマネだって私とサトシのこと……」

マオ「それはただ単に息が合ってるって言いたかっただけで、そういう意味じゃないと思うけど」

サトシ「そういう意味って?」

ロトム図鑑「僕がわかるわけないロト」

スイレン「マオちゃんやけにマーマネの肩を持つね……」

スイレン「マオちゃんはどう思ってるの?マーマネのこと」

マオ「それは……」




コソコソ……

マーマネ「はぁ……」

マーマネ「なんだかここに来づらくなっちゃったよ……トゲデマル……」

トゲデマル「マキュ?」

スイレン「マーマネのこと好きなの?嫌いなの?」

マオ「そういう極端な決め方はできないよ」

スイレン「じゃあサトシとカキとマーマネ……ボーイフレンドにするなら誰?」

マオ「だから違うって……」ハァ……

ロトム図鑑「サトシの確率33.3333333333333333……」ボン!

サトシ「おいおい誰が誰を好きとか嫌いとか……」

サトシ「よくわかんないけどさ……みんなスクールの仲間だろ?」

スイレン「サトシは黙ってて!」

サトシ「はい……」シュン

ロトム図鑑「ロト……」シュン

マオ「じゃあスイレンは誰なの?」

マオ「スイレンが言い出したんだから先に答えてよ」

マオ「まあとっくにわかってるけどねー」ヘラヘラ

スイレン「むっ……!」ムッ

マオ「フンフフーン」ニヤニヤ

スイレン「私はサトシ!」グイッ

サトシ「お、おいスイレン……」

マオ「やっぱりねー普段の反応でバレバレだよ!」ニヤニヤ

スイレン「……///」カァァ

スイレン「マ、マオちゃんはどうなの!?」ムカァァ

マオ「そうだねーそういうのあんまり意識したことないけど……」

マオ「強いて言うならカキかな」

マオ「見た目も悪くないし頼りになるし……シスコンさえどうにかなれば割といい線いくんじゃない?」


タッタッタッ

マキュキュー


マオ「!!」

スイレン「えっ……マーマネ?」

サトシ「マーマネいるのか?」ガチャ

サトシ「誰もいない……」

マオ「…………」

ロトム図鑑「マーマネ確かに外にいたロト!」

スイレン「さっきの話聞いてたんだよ……マオちゃん追いかけないと!」

マオ「ダメだよ……私が行っても逆効果だよ……」

マオ「どうしよう……マーマネのこと傷つけちゃった……」

マオ「気持ちわかってたのに……」

サトシ「マオ……」

マオ「お願いサトシ……行ってきて!」

サトシ「よくわかんないけど……わかった!」タッタッタッ

ピカチュウ「ピカピー!」

ロトム図鑑「僕も行くロト!」

アママイコ「アマーイ?」

アシマリ「アウ?」

マオ「…………」ヘナヘナ

マオ「…………」ペタン

スイレン「マオちゃん……ごめん」

マオ「…………」

スイレン「マーマネの気持ち……わかってたの?」

マオ「……スイレンも行ってあげて」

スイレン「うん……!」タッ……

マオパパ「ただいまー!」

マオ・スイレン「わわっ!!」

マオパパ「わわっ!?びっくりした!」

マオパパ「マオ、床に座り込んだりして何かあったのかい?」

マオ「な、何でもない!」ドキドキ

アママイコ「アママーイ!」クスクス

スイレン「じゃ、じゃあ私はこれで……行こうアシマリ!」

アシマリ「アウアウッ!」

マオパパ「?」




ザザーン


マーマネ「え?マオが僕を傷つけた?」

サトシ「マオはそう言ってたけど……」

マーマネ「何かの勘違いじゃないの?」

サトシ「でもマオとスイレンの話聞いてたんだろ?」

マーマネ「な、何のこと?」ギクシャク

マーマネ「ぼ、僕はロイヤルマスクが負けちゃったショックで、海でたそがれの姿になってただけだよ」アセアセ

サトシ「じゃあさっきまでアイナ食堂の外にはいなかったのか?」

マーマネ「あ、あたりまえじゃないか」

マーマネ「帰ってすぐテレビ見てたんだからさ」アハハハ……

トゲデマル「マキュ?」

サトシ「そっか」

ロトム図鑑「でもおかしいロト。たしかにあのとき全員が、何者かが駆けていく足音とトゲデマルの声を聞いたはずロト」

ロトム図鑑「これは事件の匂いロト!アローラ探偵ロトムの出番ロト!」トゥルルットゥー

サトシ「そのセリフ言いたいだけだろ」ハハハ

ピカチュウ「ピカピカ」

マーマネ「新しいカツラ買ってもらったんだね!似合ってるよロトム」ハハハ

トゲデマル「マキュキュー!」


ワイワイ


スイレン「いた!マーマネとサトシ」タッタッタッ

スイレン「…………?」コソコソ


ザザーン


トゲデマル「マキュ!」イチャイチャ

ピカチュウ「ピカーン」イチャイチャ

マーマネ「サトシはさ、スイレンのことどう思ってるの?」

サトシ「えっ?何だよ急に」

マーマネ「だって一緒にいること多いじゃん。好きなの?」

サトシ「ああ、俺スイレンのこと好きだぜ」


スイレン「(えっ……///)」ドキッ


サトシ「マオやリーリエ、カキ、マーマネも好きだし……」

サトシ「俺やみんなのポケモンたち、アローラに来て出会った人やポケモンたちも大好きだ!」


スイレン「(なんだ……)」ガクッ


サトシ「これから出会うかもしれない人やポケモンも好きになりたい!」

サトシ「そう考えると毎日楽しいよな!俺はアローラが大好きだー!」

マーマネ「なんか質問からずれてるような気がするけど……サトシらしくていいや!」

マーマネ「そうだサトシ、僕とバトルしようよ」

サトシ「バトル?」

マーマネ「どうしたの?僕が怖いのかい?」ニヤリ

サトシ「臨むところだ!いけっピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

マーマネ「いけっトゲデマル!」

トゲデマル「マキュキュ!」

ロトム図鑑「いきなりバトルとは……マーマネもサトシも何考えてるかわからないロト」

サトシ「ピカチュウでんこうせっか!」

ピカチュウ「ピカ!」シュバッ

マーマネ「トゲデマルびりびりちくちく!」

トゲデマル「マキュ!」ビリビリ


ザザーン


次の日

ポケモンスクール


マーマネ「アローラ!」

サトシ「アローラ!」

カキ「アローラ!」

リーリエ「アローラ!」

スイレン「アローラ……」

マオ「あ、アローラ……」

マーマネ「どうしたのスイレンとマオ、元気ないね」

マオ「マーマネ……昨日はごめんね!」

スイレン「私も……ごめんなさい」

マーマネ「え?僕謝られなきゃいけないようなことされたっけ?」

マオ「昨日、店の外で聞いてたでしょ……私たちの話」

スイレン「私も余計なこと言ってマーマネのこと困らせた……」

スイレン「それでマーマネあの場に居づらくなって……」

スイレン「冗談言って帰ったふりしてお店の外にいたんだよね?」

マーマネ「僕はあの後ロイヤルマスクの試合を見るために帰ったけど?」

マオ・スイレン「えっ?」

マーマネ「えっ?」

サトシ「マーマネの言うとおりだぜ!」

サトシ「ロイヤルマスクが負けちゃって海でたそがれの姿になってたんだもんな」

マーマネ「そうなんだよね。まさかロイヤルマスクが負けちゃうなんてさ……」

トゲデマル「マキュ?」

スイレン「でもマーマネ……」ガッ

マオ「いいんだよスイレン、マーマネがそう言うんだからそれが本当なんだよ!」

スイレン「んーんー」モガモガ


ワイワイ


ロトム図鑑「ロイヤルマスクの連勝記録はいまだ更新中ロト」

ピカチュウ「ピカ?」

ロトム図鑑「真実はいつもひとつだけど、事実が真実とは限らない……ときには嘘が真実になることもあるロト」

ロトム図鑑「こうしてアローラ探偵ロトムは、またひとつ事件を解決したのであったロト!」

マーマネ「君は何もしてないけどね」

ロトム図鑑「うっ……新たな事件が僕を呼んでるロトー!」ピュー

マーマネ「そういうわけだからさ……マオ、今日もアローラシチュー楽しみにしてるよ!」

マーマネ「用事が済んだらすぐ行くから」

マオ「わかった!いっぱい作って待ってるよ!」

ネッコアラ「…………」グーグー


カーンカーンカカカーン


マオ「じゃあねマーマネ!待ってるよ!」タッタッタッ

マーマネ「また後でね!」

マーマネ「…………」

マーマネ「さてと……」

サトシ「マーマネ!今日もマオの店に行くのか?」

マーマネ「もちろんだよ!でもその前にカキにお願いがあるんだ」

カキ「俺に?何だ……電気技を代用した幻のアローラシチューを食えというなら遠慮するぞ」

マーマネ「違うよ、僕とポケモンバトルしてほしいんだよ」

カキ「わからん、全くわからん!ホワイ?なぜポケモンバトル?理解に苦し……」

カキ「……ってポケモンバトル……だと?」

スイレン「クラスメイトのマーマネが勝負を仕掛けてきた……!」

リーリエ「珍しいですね!マーマネがバトルを申し込むなんて」

リーリエ「マーマネとカキのバトル、拝見してもよろしいでしょうか?」

リーリエ「なんだか二人のバトルを見届けないといけないような気がするので……」ソワソワ

スイレン「私も見たい……!」

マーマネ「もちろん構わないよ」

カキ「勝負をするからにはゼンリョクでいくぞ、マーマネ!」

サトシ「うおおー!燃えてきたぜ!」

ロトム図鑑「サトシがバトルするわけじゃないロト」

サトシ「いいじゃん!こういう展開が俺を熱くさせるんだよ!」

ロトム図鑑「理解不能理解不能」

ロトム図鑑「……それより理解不能なのはマーマネがカキにバトルを挑む理由ロト」

ロトム図鑑「これまでの経験と相性からいってマーマネのほうが不利ロト」

ロトム図鑑「しかもカキはZリングを持っているロト。マーマネに勝算はあるロトか?」

サトシ「そんなの気合いと根性で何とかなるさ!」

ロトム図鑑「サトシじゃあるまいし無理ロト」

カキ「いけっバクガメス!」

バクガメス「ガメー!」

マーマネ「いけっトゲデマル!」

トゲデマル「マキュキュ!」

カキ「手加減なしでいくぞマーマネ!」

マーマネ「こっちも本気でいくよ!」


ガメー

マキュ


サトシ「おおっ始まったぜ!」

ロトム図鑑「記録開始ロト」

リーリエ「二人とも気合いが入ってますね」

ピカチュウ「ピカピカ」

シロン「コーン」

アシマリ「アウアウ」

スイレン「マオちゃん……来ないのかな」


そのころアイナ食堂


マオ「遅いなぁマーマネ……」

マオ「楽しみにしてるって言ってたのに……」

マオ「でもちゃんと約束したし……来てくれるよ」

マオ「ね!アママイコ!」

アママイコ「アマーイ」

カキ「バクガメスかえんほうしゃ!」

バクガメス「ガメー!」ゴォォォ

マーマネ「避けてトゲデマル!」

トゲデマル「マキュ!」コロコロ

ゴォォォ……

ロトム図鑑「トゲデマルは避けるので精一杯ロト!攻撃に転じる隙がないロト」

リーリエ「論理的結論として、この調子ではかえんほうしゃを受けるのは時間の問題です」

サトシ「くっ……何かいい手はないのか?」

スイレン「サトシ、リーリエ……マオちゃん知らない?」

サトシ「え?マオ?」

リーリエ「マオなら真っ先に帰りましたけど」

サトシ「今ごろマーマネのためにアローラシチューでも作ってるんじゃないかな?」

スイレン「じゃあカキとバトルしてるの知らないってこと……?」

ロトム図鑑「マーマネがカキにバトルを挑んだのはマオが帰った後だったロト」

リーリエ「そうでしたね。ではバトルが終わったらみんなでマオに知らせに行きましょう」

サトシ「そうだな、すっげーバトルだったって話して……」

スイレン「そんなのダメだよ!」

リーリエ「え?」

サトシ「何で?」

スイレン「だってマーマネ、マオちゃんのために戦ってるから」

リーリエ「!!」

サトシ「え?どういうこと?」

スイレン「あのときマオちゃんはマーマネじゃなくてカキを選んだでしょ?」

サトシ「それがどうかしたの?」

リーリエ「……やっぱりスイレンの予感は当たってたんですね」

サトシ「予感って?」

リーリエ「実は……」カクカクメブキジカ

サトシ「それはマーマネがアローラシチューを……ってそれが何か関係あるの?」

リーリエ「私もマーマネがバトルを申し込んだときからそうじゃないかと感じてました……なんとなくですが」

サトシ「そうじゃないかって、どうじゃないかと思ってたの?」

ロトム図鑑「サトシは黙ってたほうがよさそうロト」

サトシ「はい……」シュン

リーリエ「私のお兄様も今まで私のために戦ってきましたからわかります」

リーリエ「本当はつらい思いをしているくせに誰にも話さず」

リーリエ「自分の胸の内だけにしまい込んでしまう不器用さが、なんだか今のマーマネとそっくりで……」

リーリエ「ましてやその原因が自分だとしたら、親しい人だからこそ何もかも話してほしい」

リーリエ「それが叶わないのなら、せめて戦っている姿だけでも見届けたい……マオもきっとそう思うはずです!」

スイレン「そうだよ……マオちゃんがいないとこんなバトル意味ないよ!」

リーリエ「行きましょうスイレン……マオを呼びに!」

スイレン「うん!」

サトシ「俺も……!」

スイレン「サトシたちは私たちが戻るまで二人を見守ってて!」

サトシ「お、おう!」

ロトム図鑑「任せるロト!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

アシマリ「アウアウ!」

シロン「コーン!」

アイナ食堂


マオパパ「マオ、今日はもう店じまいしよう」

マオ「えっもう?」

アママイコ「アマーイ?」

マオパパ「お客さんも来ないし……そのくせ材料もいつもより足りないし」

マオ「(アローラシチュー作るのでほとんど使っちゃったんだ!)」
ガチャ カランカラン

マオパパ「……いらっしゃい!」

マオパパ「……マオ、お友達が来たよ」

スイレン「マオちゃん……」

リーリエ「マオ……」

マオ「スイレン、リーリエ!二人そろって来るなんて珍しいね!」

マオ「それにそんなに怖い顔して……何かあったの?」

スイレン「マオちゃん、来て!」ガシッ

マオ「ちょっとスイレン……痛いよ」

リーリエ「マーマネとカキがバトルしてるんです!来てください」

マオ「マーマネとカキが……?」

スイレン「マーマネ、マオちゃんのために戦ってる……あのときマオちゃんがカキを選んだから」

マオ「そっか……」

マオ「やっぱりマーマネ、あのとき聞いてたんだね」

アママイコ「アマーイ?」

マオ「でも私のためって……勝手なことしないでほしいよね」

マオ「カキを選んだのだってただの冗談なのに……二人とも大事な友達なんだから選べるわけないじゃん!」

リーリエ「冗談だったとしてもマーマネにとっては真実なんです」

リーリエ「マオだってマーマネの冗談を一度は真実として受け取ったではないですか」

スイレン「リーリエ……?」

リーリエ「私もシルヴァディに助けてもらったにも関わらず誤解してポケモンに触れなくなってしまい……」

リーリエ「そのことでお兄様を苦しめてしまいました」

リーリエ「ひとつの真実の上ですれ違ったままでいるのはお互いに悲しいだけです」

リーリエ「それにマーマネの冗談は親切なのにマオの冗談は残酷……それではマーマネがあまりにかわいそうですよ」

マオ「…………」

マオ「……そうだね」

マオ「マーマネってさ、変なところで素直になれなくてときどきひねくれたりするけど……」

マオ「ここまできたら放っておけないっていうかさ……これ以上何かされたらこっちが困るっていうか……」

マオ「冗談を真に受けてバトルで決着をつけようとするなんて……本当にバカなんだから」グスッ

スイレン「マオちゃん……」

マオパパ「事情はよくわからないけど行ってきなさい」

マオパパ「今行かないときっと後悔するよ」

アママイコ「アマーイ!」

マーマネ「トゲデマルびりびりちくちく!」

トゲデマル「マキュキュー!」ビリビリ

カキ「バクガメス!」

バクガメス「ガメー!」サッ

ドカーン

トゲデマル「マキュー!」バタッ

ロトム図鑑「トラップシェルに阻まれたロト!」

ロトム図鑑「これじゃあマーマネ打つ手がないロト!」

トゲデマル「マキュキュ……」グググ

マーマネ「頑張れトゲデマル……!」

マーマネ「うーん……こういうときどうすれば……」

マーマネ「電気タイプの対策ならバッチリなのに……」ウワァァン

サトシ「頑張れマーマネ!」

リーリエ「サトシー!」タッタッタッ

サトシ「リーリエ、スイレン……」

サトシ「マオ!よかった来てくれたんだ!」

マオ「マーマネは?」

サトシ「かなりピンチだけど……まだ諦めてない!」

マオ「マーマネ……」

カキ「そろそろ決めるぞバクガメス!」

バクガメス「ガメス!」

カキ「俺の全身全霊ゼンリョク……!」

カキ「全てのZよ、アーカラの山の如く……!」

カキ「熱き炎となって燃えよ!」

ゴゴゴゴゴ……

スイレン「ダイナミックフルフレイムが来る……!」

リーリエ「これが決まってしまったらマーマネに勝機はもう……」

サトシ「諦めるなマーマネ!」

マオ「マーマネ……頑張って!」


ピカピカー

アウアウー

コーン

アマーイ


トゲデマル「マキュ……」グググ

マーマネ「(トゲデマルはもう立ってるのがやっとだ)」

マーマネ「(ありがとうトゲデマル……)」

マーマネ「(あとは僕が……!)」ダッ

カキ「なん……だと……!?」

ロトム図鑑「マーマネ何をする気ロト!?」

マオ「マーマネ!!」


ドカーン


それから



マーマネ「…………」

マーマネ「…………」

マーマネ「うーん……」

マーマネ「ここは……?」

スイレン「マーマネ目が覚めた!」

トゲデマル「マキュキュー!」スリスリ

マーマネ「トゲデマル……いたた」チクチク

リーリエ「これでひと安心ですね!」

シロン「コーン」


ワイワイ


マーマネ「」ポカーン

サトシ「すごかったぜマーマネ!」

マーマネ「え?何がどうなってるの?」

マーマネ「バトルはどうなったの?なんで僕たちアイナ食堂にいるの?」

カキ「落ち着けマーマネ」

カキ「……バトルは俺の敗けだ」

マーマネ「え?じゃあ僕カキに勝ったの?」

カキ「そうだ」

マオ「まさかマーマネがあんな無茶なことするなんてね!」

リーリエ「今でも信じられません」

スイレン「まるでサトシみたい!」

サトシ「あはは……」

マーマネ「僕あのときどうしたんだっけ?」

カキ「覚えてないのか?」

マーマネ「うん」

サトシ「マーマネ、トゲデマルをかばおうとしてダイナミックフルフレイムの前に立ちふさがったんだぜ!」

カキ「まあ、ダイナミックフルフレイムは失敗してただのかえんほうしゃになっちまったが……」

カキ「かえんほうしゃからお前を守りたいというトゲデマルの気持ちが」

カキ「最大のびりびりちくちくになってバクガメスを倒したんだ」

ロトム図鑑「あのときのトゲデマルのびりびりちくちくは基準値を遥かに超えた威力だったロト」

ロトム図鑑「マーマネはその放電に巻き込まれて気絶してしまったロト」

マーマネ「そうだったんだね……ありがとうトゲデマル!」

トゲデマル「マキュキュー!」

カキ「トラップシェルで防ぐ余裕なんてなかったぜ……」

バクガメス「ガメス……」

ロトム図鑑「でもどうしてダイナミックフルフレイムは失敗したロト?」

カキ「Z技は神聖なものだ。心に僅かでも迷いやためらいがあっては使うことはできない」

カキ「俺はマーマネが立ちふさがったとき一瞬だけ躊躇してしまった……」

カキ「だからダイナミックフルフレイムは発動されなかったのさ」

ロトム図鑑「でもマーマネがとった行為は、審判をつけた公式バトルでは妨害とみなされかねないロト」

ロトム図鑑「そうなればマーマネは失格負け。仮に妨害行為をとらなかったとしても」

ロトム図鑑「ダイナミックフルフレイムが発動していた……マーマネの勝ちという判定は非論理的ロト」

カキ「俺はマーマネの気迫に負けたんだ。俺が躊躇した時点で勝負は決まっていたのさ」

サトシ「そういうこと!すごいバトルだったぜマーマネ!」

リーリエ「まさかここまでやるとは思ってもいませんでした!」

スイレン「私もマーマネのこと見直した!」キラキラ

マオ「かっこよかったよマーマネ!」ニコッ

マーマネ「ま、まあね///」エヘヘ

マオ「それからさ……もう一回聞くけど……」

マオ「マーマネあのとき外で私たちの話聞いてたよね?」

マーマネ「あ、いや、それは……」ギクシャク

マオ「もう……隠すことないよ!」

マオ「だってみんな仲間なんだから!」

サトシ「そうだぜ!」

カキ「ああ!」

リーリエ「その通りです!」

スイレン「うん!」

マオ「マーマネの気持ちはじゅうぶん伝わったから……これからも友達でいようね!」

マーマネ「う、うん……」

ロトム図鑑「だいたいロイヤルマスクが負けるわけないロト」

マオ「みんな揃ってることだしマーマネ勝利のお祝いパーティーしようよ!」

サトシ「いいねいいね!」

リーリエ「賛成です!」

スイレン「うん、やろう!」

カキ「よし、やるか!」

ロトム図鑑「やるロト!」

ピッカー

アウアウッ

コーン

アマーイ

ガメー

マキュキュ

マーマネ「み、みんな……ありがとう!」ウルウル

サトシ「泣くなよマーマネ」ハハハ

マーマネ「泣いてなんか……」ウルウル

マーマネ「」グゥゥゥ

マーマネ「あ……」

サトシ「…………」

カキ「…………」

スイレン「…………」

リーリエ「…………」

マオ「……そうだ!マーマネのためにたくさんアローラシチュー作っておいたんだった!」

マオ「じゃあトゲデマル、仕上げお願い!」

サトシ「え?」

リーリエ「え?」

スイレン「え?」

カキ「ま、まさか……」

マーマネ「トゲデマルびりびりちくちく!」

トゲデマル「マキュキュー!」ビリビリ

シチューの鍋「」ビリビリ

マオ「お待たせ!幻のアローラシチューびりびりちくちくバージョンの完成だよ!」

サトシ・カキ・リーリエ・スイレン「…………」チーン

マーマネ「いただきまーす!」パクパク

マーマネ「うーん!何度食べても美味しいね!」

サトシ「こうなったら……俺も!」パクパク

サトシ「!!」ビリビリ

カキ「大丈夫かサトシ!」

サトシ「ピリッとくる刺激がたまらないぜ!」パクパク

カキ「本当か!?」パクパク

カキ「!!」ビリビリ

カキ「こ、これは……まるでヴェラ火山の地熱発電で回るタービンのような……」パクパク

マオ「おかわりたくさんあるからね!」

リーリエ「三人とも大丈夫でしょうか……?」

スイレン「マーマネもサトシもカキもすごい!」キラキラ

マオ「……ところでスイレン」

マオ「三人の中でサトシを選んだのは冗談だったの?それとも……」ニヤニヤ

スイレン「///」カァァァ

リーリエ「え?スイレンはサトシを選んだのですか?」

シロン「コーン?」

マオ「私はちゃんとみんなの前で真実を打ち明けたんだから……次はスイレンの番だよ!」

アママイコ「アマーイ!」

スイレン「うぅぅ……///」モジモジ

ロトム図鑑「ロト?スイレンいつもなら『嘘です』と言うはずロト」

スイレン「あ゛?」ギロッ

ロトム図鑑「ひえー!ごめんなさいロト!サトシ助けてロトー!」ピュー

アシマリ「アウアウ!」

サトシ「え?俺がどうかしたって?」

ピカチュウ「ピカ?」

カキ「幻のアローラシチューびりびりちくちくバージョン……なんてうまいんだ!」ビリビリ

カキ「うおおー!俺は今、猛烈に感動している!」ドカーン

バクガメス「ガメース!」

マーマネ「でしょでしょ?」

トゲデマル「マキュキュ!」


マーマネ「やっぱりアイナ食堂のアローラシチューは最高だよ!」





おわり

前作改めて読み返したらひどかった
なまじコメディのノリで書くもんじゃないな

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