比奈「アタシはもうだめっス……」奈緒「比奈さんどうした!?」 (22)

【モバマスSS】です


――――2月28日、夜、比奈自宅

奈緒「ここの所休んでたの心配で来てみたら、なんでそんなに死にそうな顔してるんだ比奈さん!!」

比奈「あれぇ……脳みそダメすぎてとうとう幻覚まで見始めたっスかね……奈緒ちゃんが見える……」フラフラ

奈緒「いやアタシは幻覚じゃないしちゃんと目の前にいるから!? しっかりしろってば!!」

比奈「なんでもいいっス……こんなダメなアタシは、奈緒ちゃんのもふもふに包まれて終わるべきなんス」フラフラ

奈緒「ちょ、比奈さんちか」

比奈「むぎゅー」ギュー

奈緒「どわあああ!!?」バシッ

比奈「きゃん!? ……あれ、突き飛ばされて痛いっス……もしかして、奈緒ちゃん本物……?」

奈緒「さっきそう言っただろ! いきなり抱きついてくるなんて、比奈さんらしくなさすぎてほんとビビった……」

比奈「こ、これは大変申し訳ないことを……」ペコリ

奈緒「あ、いや、ただ驚いただけで別に嫌だったわけじゃ」

比奈「そりゃ良かったっス。ところで、本物の奈緒ちゃんはなんでここに?」


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※荒木比奈
http://i.imgur.com/1kR0DYZ.jpg

※神谷奈緒
http://i.imgur.com/ZxnMxUL.jpg


奈緒「なんでって……ここのとこ比奈さんアイドルの仕事休んでたから、ちょっと心配になって」

比奈「それでわざわざうちに様子を見に来てくれたんっスか? 奈緒ちゃん優しい子っス……」ウルウル

奈緒「大げさだって。で、改めて聞くけど比奈さん仕事休んでたのってもしかして風邪でも引いたから?」

比奈「違うっスけど?」

奈緒「だったら、どうしてそんなに顔色悪いんだ?」

比奈「……理由聞いてくれるっスか? 本当に聞いてくれるっスか!?」ガシッ

奈緒「う、うん。だってアタシ比奈さんの力になりたいし……」

比奈「よく言ってくれたっス!! 実はアタシがこんなに疲弊してる理由は……」

奈緒「理由は?」

比奈「漫画の! ネタが! 全然思い浮かばないからっスー!!」

奈緒「…………なんだ、じゃあ帰る」クルッ


比奈「あぁぁぁあ!? まって、まって! 帰らないで! お願いっス! 助けて奈緒ちゃん!!」ギュム

奈緒「どこか体がヤバイのかと思って心配してたのに損したよもぉ! 漫画描けないくらいで比奈さん絶望しすぎ!」

比奈「描けないくらいで……って、アタシにとってはそれが一大事なんっスよ!?」

奈緒「分かってるよ! でもこれまでだって比奈さんはそんなピンチ切り抜けてきただろ!? アタシは知ってるんだぞ!」

比奈「なにをっスか!」

奈緒「比奈さんはどんな状況になっても素敵な漫画描ける、とっても尊敬出来る人ってことをだ!!」

比奈「……そ、そんなにおだてられると照れちゃうっス///」

奈緒「だって事実だからなぁ」

比奈「奈緒ちゃんほんと時々滅茶苦茶イケメンっスよね……けど今回ばかりは、もうどうにもならないっスよ……」

奈緒「どうにもならないって……そんなはず……そもそも比奈さんは、なんで今回漫画を描こうしてるんだよ」

比奈「ほら、もうすぐ3月3日じゃないスか。ひな祭りのある」

奈緒「そうだけど、それがどうしたんだ?」

比奈「アタシの名前『ひな』って読むじゃないっスか」

奈緒「う、うん可愛くていい名前だとおも……まさか?」


比奈「そうなんス。せっかくの『ひな』繋がりってことで、アタシの新作漫画を3月3日に公開するお仕事が来たんッス」

奈緒「そりゃ良いことじゃないか比奈さん! 言ってくれれば、もっと早くお祝いしたのに!」

比奈「はは……でも、このお仕事には最大の罠があったんっスよ」

奈緒「罠って……まさか滅茶苦茶面倒な題材を言い渡されたとか?」

比奈「それならまだやり方はあったんスけどね……むしろ逆で、なんでもいいから一つ漫画を描いて下さいって」

奈緒「なんでも?」

比奈「そっス。ページ数も題材もアタシの好きなように決めて描いて、最高の作品にしてくださいと」

奈緒「……うわぁ、そりゃ地獄だ」

比奈「そーなんすよぉ……いざなんでもいいって言われたら、逆にアタシ描けないんスよ……」ズーン

比奈「これはネットにあげてもいい内容? これで喜ばれるの? そもそもアタシらしい作品に出来てる?」

比奈「……そういう不安がペンを走らせる度に頭をぐるぐる駆け巡って、気付けば手が止まるのを繰り返してて」ションボリ

比奈「そうやって悩んで悩んで悩んで……結局今日まで何も描けないまま来ちゃった訳っス……」

奈緒「なんてこった……」


比奈「せっかくのチャンス、無駄にはしたくないんス……でも、必死に考えてもいいアイディアが出てこなくて……」

比奈「もうダメっス。アタシに才能なんてなかった……このままメガネケースにでもなって余生を過ごしたいっス……」

奈緒「そ、そんなこと言うなよ比奈さん! アタシは比奈さんの描く物が好きなんだ! 才能は絶対あるって!」

奈緒「だからそんなに落ち込まないでよ! ほら、アイディア出しならアタシも手伝うからさ! なっ!?」

比奈「無理っスよ……アタシが寝ないでずっと作業し続けて、それでダメだったのに今更」

奈緒「……うん?」クビカシゲ

比奈「どうしたっス奈緒ちゃん?」

奈緒「比奈さんさ、いつからひな祭りに向けた漫画の制作に取り掛かったんだ?」

比奈「ええと、お仕事が来たのが3週間くらい前で、これだけに集中するようになったのが一週間くらい前からで……」

奈緒「……その間、ちゃんと休憩取ってたんだよな?」

比奈「取るようにはしてたつもりスけど、ネタを思いつくためには休んでいられないっスから……あんまり?」デヘヘ


奈緒「じゃあ具体的に、毎日どれくらい寝てたか覚えてる?」

比奈「ええと……ちゃんと1時間くらいは……あれ? それは他のお仕事もしてる時だったっような……あれ?」グルグル

比奈「……ねぇ奈緒ちゃん、寝るって、どんな感じのことでしたっけ?」フラフラ

奈緒「…………よーし、よく分かった。比奈さん」ガシッ グイッ

比奈「ひゃ!? は、はいなんスか!?」

奈緒「寝よう」

比奈「ひゃい!?」ビクッ

奈緒「寝よう比奈さん。アイディア出ない理由絶対休んでないからだよ! 徹夜続きで頭働くわけないって!!」

比奈「そ、そんなことないっス! 絵を描くくらい寝てなくても出来るっス!」

奈緒「でもお話考えるなら確実に頭は休ませないとダメだからな! そんなの基本中の基本だろ!」ビシッ

比奈「う……で、でも今休んだら締切りに間に合わなく……」

奈緒「さっきネットがどうこう言ってたけど、今回の比奈さんの漫画はどこかのサイトに上げるのか?」


比奈「そうっス。WEBマンガサイトのほうにアタシの特別寄稿って形で……」

奈緒「なら……最悪2ページくらいまででも十分だな」

比奈「え、そんな、流石にそれは少なすぎるような気がするっス」

奈緒「いいんだって。相手が細かい指定してこなかったんだから、それを比奈さんは存分に利用しようっ!」

奈緒「ほら、Twitterとかでも1、2ページだけの漫画のタイトルに①や②ってつけて、ちまちま更新する人いるだろ」

比奈「あのやり方で行けってことっスか……!? や、いいのかな……」

奈緒「そもそも比奈さんはアイドル活動も大変なんだし、皆分かってくれるよ」

比奈「……うぅん。そう言われると……でも……」

奈緒「第一ここで無理して、比奈さんが本当に体壊したらどうするんだ。アタシは嫌だぞ」

比奈「奈緒ちゃん……?」

奈緒「せっかくまた比奈さんと一緒に仕事が出来る機会が増えてきたと思ったのに、それがダメになったらアタシ……」

奈緒「――はっ!? や、な、なんでもないから! 今のは違う! 寂しいなんて思ってないからな!」カァァ///


比奈「……そっスね、ここで体壊したら元も子もないっス。ここは素直に奈緒ちゃんの言葉に従いまスか!」

――グゥゥゥ!

比奈「あ」

奈緒「……なにか今すごい音したけど、比奈さん?」

比奈「あ、あはは……休もうって決めた瞬間、そういえば最近ほとんどまともにご飯食べてなかったなって思い出して」

奈緒「……最近食べてた物は?」

比奈「カロリーメイトか、じゃがりこ……?」

奈緒「……あんまり聞きたくなかったけど、この際これも聞いとくべきだな。比奈さん、最後にお風呂に入ったのは?」

比奈「え? え、ええと………………あ、あはは、ほら、今ってまだ冬だし汗もそんなかかな」

奈緒「比奈さん」ニッコリ

比奈「は、はい!」ビクッ

奈緒「お風呂入ってご飯食たら寝ような。アタシも手伝うからさ……な?」ニコ

比奈「奈緒ちゃん笑顔が怖――あ、はい、お手柔らかにお願いするっス……」


――――3月1日、昼過ぎ、比奈自宅

――ピリリリ!

比奈「んうう……」

――ピリリリリリッ!!

比奈「う……るさい……っス……」ゴソゴソ

――ピリリリリリリリリッ!!

比奈「…………もぉ!」ガバッ カチッ

比奈「誰っスかこんなうるさい目覚まし設定したの……――あ、奈緒ちゃんか」

比奈(結局昨日は、ずっと奈緒ちゃんにお世話されっぱなしだったスねぇ……)シミジミ

比奈(まさか気が緩んで風呂場で寝落ちしかけてたのを助けてもらったり、晩御飯も作ってもらって……)

比奈(アタシが漫画を描きに行かないよう、隣で監視もしてくれてたんスよね奈緒ちゃん……お陰でよく眠れたっス)


比奈(その奈緒ちゃんは……)キョロキョロ

比奈(学校に行ってるみたいっスね……すでに何度もアタシのとこに泊まってるとはいえ、慣れてるっスね~)

比奈(アタシが奈緒ちゃんと同じ年だったころに、他人の家から学校になんて行けたかな……無理っスね)ハハッ

比奈(やっぱ奈緒ちゃんもクールアイドルなんっスねぇ……いやはや、頼もしい限りっス)

――クゥゥ……

比奈(む、気持ちよく目覚めたからお腹が空いたっス。なにか食べないと……あー、でも昨日奈緒ちゃんが)

比奈(『食べるもの全然ないぞ比奈さーん!?』って仰天するくらいにはもう何も残ってなかったスよね。うーん)

比奈(むしろ奇跡的にインスタントのお茶漬けが残ってたのが凄かったスよねぇ……奈緒ちゃんと食べておいしかったなぁ)

比奈(……ま、それでほんとに食べる物が無くなちゃった訳っスし……仕方ない、ご飯は諦めるっスかね)

比奈(むしろここまでしっかり眠れた以上、ネタを考える力はもう十分回復したはずっス!)ゴソゴソ

比奈(そうと決まれば漫画制作再開っス! ふふふ、奈緒ちゃんに素晴らしい漫画を見せてやるっスよー!!)


――――3月1日、夕方、比奈自宅

ガチャ

奈緒「ただいまー! 比奈さーん、調子はどうだー? 買い出ししてきたぞー。あとこの後なんだけど――」

比奈「アタシはもうだめっス……」グデーン

奈緒「比奈さーん!?」ガーン

奈緒「どうして部屋の床でうつ伏せになってるんだ!? なにがあった!? まさか強盗にでも襲われて……!」

比奈「違うっス……ネタが……アイディアが思い浮かばいんスよぉ……」グスッ

奈緒「えぇ……」

比奈「せっかく昨日奈緒ちゃんに色々してもらって、いざ漫画を! って思ったのにもう全然で……」

奈緒「それで床で寝そべって落ち込んでたのか……でもびっくりするから今後はやめてくれよな」

比奈「気をつけるっス」ムクッ

比奈「でもほんとどうしたらいいっスか……? 休んでも漫画が描けないってことは、やっぱりアタシは……」ショボーン


奈緒「気を落とさないでよ比奈さん! 多分、漫画を描こう描こうって気持ちが先走りすぎてるだけだって!」

比奈「気持ちが……?」

奈緒「今の比奈さんって、漫画を描きたい! じゃなくて、描かなきゃ! って焦ってる感じだろ?」

比奈「……言われてみれば、そんな感じかもっス」

奈緒「それじゃいくら休んでもいい作品は作れないって。だから、こういう時こそ気分転換が必要だと思うんだ」

比奈「気分転換っスか……?」

奈緒「そっ! それでなにかいい方法がないか事務所にいたメンバーに相談したらさ、奏がこれをくれて」スッ 

比奈「映画の広告……っスか?」

奈緒「『今日は映画の日で安く観れるから、気分転換をしたいならこの作品を見に行くべきよ』って勧めてくれたんだ」

比奈「へぇ、奏ちゃんが……タイトルは『グレイテスト・ショーマン』……?」


奈緒「もちろん、比奈さんの漫画の締切りがヤバイことはアタシも理解してるよ」

奈緒「でも、これ以上大好きな漫画のことで苦しむ比奈さんも見たくないしさ……だから、一緒にどう?」

比奈「……そうっスね。このままここで悩んで時間を無駄にするよりは、もっと気分転換したほうが良さそうっス」

奈緒「じゃあ……!」

比奈「ちょっと待っててくださいっス。出かける準備してくるっスから」

奈緒「へへ、そうこなくっちゃな!」ニコニコ

比奈「それにしても、こういうのなんか……」チラッ

奈緒「……? どうした比奈さん?」

比奈「……や、なんでもないっス。映画、楽しみにしときまスか!」


――――3月1日、夜、『グレイテスト・ショーマン』鑑賞後、映画館

比奈「……楽しみとは言ったっスよ? けどあんな、あんな……ほんとに」

奈緒「こりゃ奏が勧めてくるよなぁ……だって」

比奈・奈緒「「凄かった……」」

奈緒「……あ、比奈さんとハモった♪」

比奈「ふふ……いやでも、本当に凄い映画だったっス……画面の切り替わりとか、歌の魅せ方とか……」

奈緒「色んな人が揃ってるって所、事務所をちょっと思い出したなぁ」

比奈「あー分かるっス……よく考えると、うちもかなり個性派揃いっスもんねぇ」

奈緒「主人公の人とプロデューサーさんも、ちょっと雰囲気似てるしな!」

比奈「えー? うーん……どっちかっていうと、途中から出てきた監督さんのほうじゃないっスか?」

奈緒「あれ、そうかな? まぁでもどっちにしてもカッコイイってことで!」

比奈「それってつまり、奈緒ちゃんにとってプロデューサーは、映画スター並にカッコイイってことっスかー?」ニコニコ


奈緒「へ……? いやいやいや違う違う違う!! そういうことじゃなくて……そういことじゃないって!!」カァァ///

比奈「ふふ、分かってるっス。冗談っスよ!」

奈緒「もぉ比奈さん!」///

比奈「でも確かに、プロデューサーが映画の主人公っぽいのも理解出来るっス。見た目とかじゃなくて、行動がスけど」

奈緒「乗り気じゃなかったアタシを、口先だけでほんとにアイドルにしちゃったもんなぁあの人」

比奈「アタシもっスよ。もともと影でひっそり生きてたアタシを、プロデューサーは言葉巧みに連れ出して」

比奈「気付けばあれよあれよという間に、華やかな世界に馴染まされちゃったスからね。もう驚く他ないっス」

奈緒「比奈さんは、今の生活はやっぱり楽しい?」

比奈「そりゃ当然っス! アイドルにならなきゃ奈緒ちゃん達のような大事な仲間にも出会えなかったっス!」

比奈「それにアタシの好きなものを自信を持って好き! って言えるようになれた訳っス……し……」ピタッ

比奈「好きなものに……自信を持って……」

奈緒「比奈さん、どうした?」


比奈「……奈緒ちゃんは、アタシの描く漫画好きっスか?」

奈緒「そりゃもちろん!」

比奈「今回のお仕事が来た理由も、アタシの漫画を読みたいって思う人がいたからだと思いまスか?」

奈緒「それも当然! 比奈さんの漫画だから読みたい人はいる! 少なくともここに1人は確実にな!」

比奈「ふふ……そうっスね。アタシの漫画を待ってくれてる人がいる……楽しみにしてくれてる人がいる」

比奈「だったら変に悩まずに、これがアタシの作品だ! って、好きな物を描けば良かったんスね♪」

奈緒「……うん。そうやって楽しそうにしてる比奈さんのほうが、アタシも良いよ」ニッコリ

比奈「よぉし! なんだか気力が漲って来たっス! 今なら時が加速しても、それより速く漫画が描けそうッスよ!」

奈緒「へへ。それはアタシも作品を読むの楽しみになってきた! で、どんなネタで漫画を描くか聞いてもいい?」

比奈「そうっスね……」ジーッ

奈緒「……な、なに?」

比奈「や、さっきの映画で花嫁学校って単語を見たんスよね」

奈緒「それで?」


比奈「奈緒ちゃん、前に花嫁のお仕事してたっスよね……?」

奈緒「……うん?」

比奈「ということで、奈緒ちゃんをモデルにしたキャラを主人公にして、花嫁修業から始まるラブコメ描いてみるっス!!」

奈緒「ちょっと待って!?」

比奈「待たないっス! それじゃあ奈緒ちゃん今日はこれで! 色々お世話になったっス!」

奈緒「え、ええ!? もう帰るのか!?」

比奈「もう描きたくて描きたくてウズウズしてしょうがないっスからね! ダッシュで帰りまスよ!」

比奈「それと、流石に2日続けてお世話は必要ないスから、奈緒ちゃんは気をつけて家に帰ってくださいっス!」」

奈緒「へ……? アタシいなくても大丈夫なのか比奈さん……?」

比奈「アタシのほうが年上なんスよ? 問題ないっス! じゃあ漫画が出来たらまた事務所で! またねっス~!」ダダダッ

奈緒「ちょ、比奈さんー!?」

奈緒「――……行っちゃたよ……不安だけど……うん、比奈さんを信じて楽しみに待っておくか!」

――その後、比奈が無事1日で完成させた読み切り漫画は、人気の高さから月刊連載になり、
奈緒はその漫画の主人公の人だと、知り合いから弄られる日々を迎えることになるのであった。

〈終〉

グレイテスト・ショーマンを観た後で見かけた二人組の様子から思いついたネタ
比奈先生と奈緒ちゃんになった理由は不明ですが、この二人が仲良くしてるSSや絵は増えて下さい
そしてグレイテスト・ショーマンはとてもいい映画なので、観てない人はぜひともどうぞ
読んでくださった方ありがとうございました

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