レミリア「...遅い...」イライラ 咲夜「どうかされましたか、お嬢様」 (20)

レミリア「ねえ咲夜、最近何か荷物でも届かなかったかしら?」

咲夜「荷物ですか?届いてませんね」

レミリア「そう...ったく、一体業者は何をやっているのかしら」イライラ

咲夜「そんなにいらつかれて、一体どうしたというんですか」

レミリア「届かないのよ。五日前に、ジャングルでポチったトマトジュースの箱詰めが」

咲夜「...ジャングル?」

レミリア「あ、アマゾンだったわ」

咲夜「分かりますけど」

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ガチャ

フラン「お姉さまー、トマトジュースまだー?」

レミリア「ごめんなさいねフラン。どうやら業者がサボってるみたいなのよ」

フラン「えー」

咲夜「それにしても不思議ですね。新発売のゲーム機の発送が遅れるのは理解できますが、トマトジュースが中々届かないなんて」

レミリア「今流行ってるのかしら。リコピンパワー!みたいな感じの触れ込みで」

咲夜「さぁ」

レミリア「運命を操る能力で、こっちへの発送が優先されるようにするべきだったかしら」

咲夜「何もそこまでしなくても」

フラン「...あれ」

レミリア「どうしたのフラン」

フラン「アマゾンのサイトに不在通知が来てる」

レミリア「なんですって?」

咲夜「つまり、業者はサボってなかったという事ですね」

レミリア「...だというのなら、考えられるのは」

咲夜「です、ね」

紅魔館門前

美鈴「ZZZ...」

レミリア「こら!起きなさい美鈴!」

美鈴「はっ!す、すみません咲夜さん!...じゃなくて、お嬢様?」

美鈴「私に何か御用ですか?」

レミリア「ここ最近、紅魔館に荷物の配達が来なかったかしら?」

美鈴「ああ...そういえば、おっきめの段ボール箱を持った男の人が数日前に」

レミリア「...それで?」

美鈴「持っていた大きな段ボール箱に描かれた謎のエンブレムが、見るからに怪しそうだったので、帰って貰いました!えっへん!私だってたまには仕事するんですよ!」フフン

レミリア「......」ゴゴゴ

美鈴「お...お嬢...様...?」

レミリア「やっぱりお前かぁぁぁ!!!!余計なことばっかりしやがって!!!!少しは門番として働かんかい!!!!」カッ

美鈴「す、すみません!」ペコッ

レミリア「ふん、まあいいわ。今日の夕食抜きだけで勘弁してあげる」

美鈴「あ、あのー、因みに、あの箱は一体...」

レミリア「私とフランがネットで買った、トマトジュース詰め合わせが入った箱よ」

美鈴「え、えぇ!!そうだったんですか!?!?あ、改めてす、すみません!」ペコッ

レミリア「もういいわ。早く門番の仕事に戻りなさい」

美鈴「ははーっ」


咲夜(私の出る幕無かった)

数日後

フラン「トマトジュース美味しい!」ゴクゴク

レミリア「そうね!」ゴクゴク

咲夜(かわいい)

―――――――

美鈴「いやー、お嬢様に教えて頂いた、アマゾンってサイト、便利ですねー!」

美鈴「門番をしながら色んな物が買えるなんて、なんと素晴らしい事でしょう!」

美鈴「これで暫くは退屈せずにすみます...おっと、そろそろプチプチ詰め合わせが届きそうですね」

美鈴「wktk」

おわり

暇だから続き書く


博麗神社

ザッ ザッ

霊夢「はーあ、やっと雪かき終わったわ」

エウデッデwwwwアッドゥドゥーワドゥワwwww

霊夢「あ、ライン来た」スッ

霊夢「魔翌理沙からか。何だろ」

『今そっちに向かってるぜ!あと五秒位で着くぜ!』

霊夢「は、はぁ!?」

魔翌理沙「危ない霊夢!どいたどいた!」バッ

霊夢「え、ちょ」

ドォォォン

よく分からんがミスったので一応訂正

博麗神社

ザッ ザッ

霊夢「はーあ、やっと雪かき終わったわ」

エウデッデwwwwアッドゥドゥーワドゥワwwww

霊夢「あ、ライン来た」スッ

霊夢「魔翌理沙からか。何だろ」

『今そっちに向かってるぜ!あと五秒位で着くぜ!』

霊夢「は、はぁ!?」

魔翌理沙「危ない霊夢!どいたどいた!」バッ

霊夢「え、ちょ」

ドォォォン

魔翌翌翌理沙になる謎の不具合起こってて草


霊夢、魔翌理沙「いたた...」

魔翌理沙「おい、危ないって言っただろ?何でどかなかったんだ?」

霊夢「あんな猛スピード、しかも至近距離で突っ込まれて、避けられる訳あるか!というか、もっと早くラインしなさい!」

魔翌理沙「はは、ここに来る直前まで忘れてたんだ」

魔翌理沙「まあでも良いだろ?伝えた事は伝えたんだし」

霊夢「こんなギリギリで伝えられても意味ないわよ馬鹿」

魔翌理沙「へへへ」

不具合じゃなくて仕様だ、sagaしないと

魔理沙

霊夢「それはそうと...こんな猛スピードで来たくらいだから、勿論急ぎの用事なのよねぇ?」

魔翌理沙「当たり前だろ?まだ誰にも伝えてないことを親友であるお前に一番最初に伝えに来たんだ」

霊夢「その気遣いは嬉しいけど...それでも、そんなスピードでくる必要あった?」

魔翌理沙「ああ。早くしないと、幻想郷どころかこの世界全体にあっという間に知れ渡るからな」

霊夢「...?」

魔翌理沙「まあまずこれを見てくれよ」スッ

ポチッ

霊夢「...ユーチューブ?」

魔翌理沙「そう」

霊夢「この動画を観ろって事?」

魔翌理沙「そう」

>>13
まじかい

霊夢「......」ジーッ

魔理沙「......」ドキドキ

魔理沙『やあ皆!今日からユーチューブで動画を投稿する事にした霧雨魔理沙だぜ!よろしくな!』

霊夢「ま、魔理沙!?」

魔理沙「そう、正真正銘私だ」

霊夢「ま、まさか...」

魔理沙「そう、私は今日、ユーチューバーデビューしたんだ!」

魔理沙「それで、記念すべきデビュー動画の最初の視聴者として、霊夢を選んだんだ!」

霊夢「そ、そう」(ここからまだまだやらなきゃいけない事があるこっちからしたら、道端に落ちてる石ころ並みにどうでもいいけど、魔理沙も機嫌よさそうだし、一応黙って観てあげよう)

魔理沙『じゃあ記念すべき初動画に相応しいとっておきの洒落いくぜ!」

魔理沙『布団がふっとんだ!あはははは!どうだ皆!面白くて顎外れるだろ!』

霊夢(しょ、しょうもねぇ!チルノの冷気よりも寒っ!)

魔理沙『ま、冗談もここまでにして』

魔理沙『本題入ろうか』

霊夢(あ、今のは本当に洒落だったのね。ちょっとほっとしたわ。大抵のリスナーはもう離れてるだろうけど)

魔理沙『今日は、私の魔法パフォーマンスを皆にお届けしようと思ってるんだ!』

霊夢(お、面白そう。結構いい線行ってるんじゃない?)

魔理沙『じゃあいくぞ...』

霊夢(え、ちょ、まさかこんな近くで始めんの?カメラから十センチ位しか距離ないのに?ここから離れないの?)

魔理沙『3...2...1...』

霊夢(え、ちょ、え)

魔理沙『魔符「スターダストレヴァリエ」!!!!」ピカピカピカピカ

霊夢「ぎゃああああ目がっ、目があああああっ!!!!」

霊夢「ばったんきゅー」バタッ

魔理沙「お、おい霊夢!しっかりしろ!おい!」

―――――――

――――――

―――――

――――

―――

数十分後

霊夢「...う...うぅ」

魔理沙「よ、良かった霊夢、無事だったか!」

霊夢「勿論よ。私だって伊達に博麗の巫女やってる訳じゃないし」

霊夢「...それより」

霊夢「なんちゅうもん見せてくれちゃっとるんじゃいワレェ!!!!眩しすぎるわボケェ!!!!マリサショック起こす気か、アァ!?!?!?!?!?」

魔理沙「はは、ごめん。もうちょっと離れてやるべきだったな」

霊夢「もう遅いわ。...全く、チルノじゃあるまいし」

魔理沙「ははは...」

霊夢「...あっ!そういえばあの動画、早く消さないと!このままじゃ外の世界も巻き込んだ異変の原因に...」

魔理沙「それなら心配ないぜ」

霊夢「?」

魔理沙「実はお前が気を失った後、私もその動画を消そうと思ってな」

魔理沙「で、消去の為にユーチューブを開いたら、既に私のアカウント諸とも消去されてたんだ。どうやら、運営が対処してくれたみたいだな」

霊夢「そ、そう。ユーチューブの運営有能じゃない」

魔理沙「ああ、助かったぜ」

数日後

霊夢「私も稼ぐためにユーチューバー始めようと思ったけど、ヒットするのは不確定すぎるし、儲けるには無謀そうだったから止めたわ」

魔理沙「お前は何をするにしても金、だな」

霊夢「そりゃそうじゃない。お金は大事よ」

魔理沙「まあそうだけど」

霊夢「で、稼ぐのにもっといい方法をネットで探してたら、凄い方法を見つけたのよ」

魔理沙「何なんだ?その凄い方法って」

霊夢「ズバリ...ビットコインよ」

魔理沙「ビットコイン?」

霊夢「そう、ビットコイン!私の勘を使えばボロ儲け間違いなし!ふっふっふっふ!」

魔理沙(...元気だなぁ)

おわり

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