モバP「事務所の財政状況がヤバイ」 (18)

朝、自分の絶叫で目を覚ます。
ここ数日ずっとこんな調子だ。

なぜこうなってしまったのか。
この2年間必死になって仕事してきたはずなのに。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519530568

まったり上げてきます。

俺TUEEEE的な表現があります。
苦手なかたはブラウザバック推奨です。

自身3作目になります

今日は決算発表の日だ。
社長はお飾りだ。
こういった外部向けの発表は、事務所を実質取り仕切ってる俺が担当することになっている。

足取りが重い。
大きすぎる重圧に目が眩む。
一歩踏みしめるごとに胃がキリキリと締め付けられる。
不安を噛み殺すように、迎えの車に自分の体をねじ込んだ。

アイドルを輝かせたい。
その輝きで多くの人を笑顔にしたい。
それが夢だった。

所属アイドルが5人しかいない事務所ながら、それぞれが独自の個性を発揮し今では全員売れっ子だ。
最初は3人で始めた事務所も50人のスタッフを雇うまでに成長した。

全ては順調のはずだった。


車の中で目を閉じて「自分はできると」繰り返すが全く効果はない。
窓にうつる自分を見てギョッとする。
酷い顔だ。
こんな顔をアイドル達に見せて心配させるわけにはいかない。

そうアイドル達だ。
彼女達だけが今の俺の唯一の希望だ。
あの子達のためにも俺がこんなんでどうする。
そう思うと、気持ちが楽になる

気を引き締めるように自分の顔を叩く。
事務所に着く頃に少しはマシな顔に戻せていた。

重い扉を開けると紅茶のいい匂いがする。
見るとアイドル4人がお茶会を開いているようだ。

P「おはよう」

俺が挨拶すると、その中の1人が即座に俺に駆け寄ってきた。

琴歌「おはようございます!P様!」

西園寺琴歌
俺の1人目の担当アイドルだ。
いつも元気で前向きで、見てるとこっちまで元気になれる。

ニコニコしながら何かいいだけな上目遣いでこっちを見ている。
どうしたのかと戸惑っていると、少しムスッとした顔をして言った。

琴歌「P様!先日のライブの時の約束、お忘れになりましたの?」

そうだ。
思い出した。
あの約束の期日は今日からだったな。

琴歌の頭に手を伸ばし、上質な絹ような髪を手櫛でとくようにして撫でた。

P「もちろん覚えているよ。でも本当にこんなのでいいのか?」

琴歌「ええもちろんです…幸せです//」

うっとりとした顔で撫でられるがままの琴歌。
しばらくそのままでいると他の3人も不満顔で寄ってきた。

桃華「Pちゃま、あまり軽々しく女性に触れるのは感心しませんわ!私以外の女性に!」

巴「後半部分は納得いかんが、前半は賛成じゃ。P!ウチというものがらどういう了見じゃ!」

ライラ「P殿ーそれが終わったらライラさんも撫でてくださいですよー。」

静かだった事務所が一気騒がしくなる。
最近ではこの騒がしさが愛おしくてたまらない。


言い忘れてましたがハーレムものです。

また、お読みの方の中に広島弁警察がいらっしゃいましたら、申し訳ないですがブラウザバックをお願いします

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