モバP「ついに765プロとの対決か…」 (34)


赤羽根氏と武内君がコラボしたと聞いて
本人たちは出ません
ミリマス×デレマスは初めて書くので初投稿です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519202940


アイドル戦国時代!!!!!!

インターネットの普及により、アイドルはあらゆる場所に点在するようになった

しかし、その頂点を掴めるのはごく僅か…不毛な争いで共倒れになる展開は避けたい

そこで!!!

アイドル協会は最も優れたアイドルを決めるべく、トーナメント方式の大会を開催

激闘の末、ついに決勝戦へ2つの事務所が駒を進めた

様々な思惑が渦巻く中、試合の日は刻々と近づいていた――――


【346プロダクション】


モバP「…以上が、選考メンバー30人の内訳と選考理由です。詳しい内容はこちらの資料をご覧ください」

美城専務「ご苦労、気になる点があれば明日までに連絡する…勝算は?」

モバP「もちろんあります…が、相手はあの765プロ、油断はできません」

美城「…765AS(※1)か」

モバP「はい、まず間違いなく全員出て来るでしょう」

美城「他のメンバーの予想は?」

モバP「ヒーローズ(※2)参加者から半分以上はおそらく、それ以外は…」

モバP「真壁瑞希、望月杏奈が有力かと、能力・経験から見ても強敵です」

――――――――――――――――――――――――

※1…765PRO ALLSTARSの略、ここでは春香・千早・やよい・雪歩・真・亜美・真美・伊織・あずさ
   律子・美希・貴音・響の13人を指す

※2…ミリオンライブのイベント、アイドルヒーローズのこと。ここでの参加者とはゲーム版・漫画版等
   すべての出演者を含む。アニマス恒例嘘劇場予告PVがある、見たことない方は検索しよう


モバP「ですが、決勝戦のルールはバトルロイヤル…これは我々に有利な内容です」

モバP「個々の能力であれば、こちらの方が優れているでしょう…しかし」

モバP「ユニットやグループ単位だと、765プロに軍配があがると思われます」

美城「複数人でのライブバトルは分が悪いと?」

モバP「はい、なので個々での戦闘に持っていけさえすれば、勝機は十分にあります]


決勝戦のルール…それは、事務所対抗【30vs30】のチームバトルロイヤル

フルダイブ式のVR空間内で行われ、アバターの能力は本人の能力がそのまま反映される

舞台は8km x 8kmの広さの孤島、人はいないが様々な建物やアイテムが存在する

それぞれ別の飛行機で対角に運ばれて行き、ランダムに島のどこかで投下

つまり…


【765プロダクション】


P「狙って同じ場所に降りられない以上、決まったユニットはあまり意味を成しませんね…」

高木社長「ふむ…上手く合流出来ればいいのだが、そう簡単にはいかないだろう」

P「…おそらく、ランキング3位以上(※3)のアイドルは春香達(=765AS)でも苦戦します」

P「特にこの6人…彼女たちと1vs1で勝てるのは、春香と美希だけかもしれません」

小鳥「えぇっと、この【ストリップ】【覚醒魔王】【蒼の剣】って何ですか?」

P「あぁ、能力名です。【九尾】【笑顔の波動に目覚めし者】【氷結】…詳細は動画があるので確認してください」

――――――――――――――――――――――――

※3…ここでのランキングとはモバマス総選挙(全6回)における過去最高順位のこと。前川みくであればランキング2位タイ
   ランキング上位になるほど能力が強い


P「ですが、それはタイマンであればの話…彼女たちが相手でもディオ以上なら勝ち目はあります」

P「特に千早はペアさえ組めればどの子でも相手できますし、亜美真美も2人なら負けないでしょう」

小鳥「それにシアターの子達もユニットやイベントの経験で成長してますから、きっと大丈夫ですよ!」

高木「うんうん、どの子も頑張り屋で良い子達ばかりだからねぇ…となると、問題は」

P「誰を選出するか、ですね。うちは52人しかいませんし、ある程度読まれても仕方ないと思いますが…」

P「まぁその辺は向こうもランキング上位勢を選出するでしょうし、同じですね」


高木「とりあえず、春香君たちは確定とみて良いかね?」

P「はい…律子は裏方に回りたがってましたが、何とか説得します」

小鳥「では、あとの17人をどうするか…ですね」

P「えぇ、既存のユニットメンバーで選出するのは簡単ですが、そのメンバーで行動できるかは分かりませんから…」

小鳥「誰とでもうまく合わせられる子、もしくは経験が豊富な子が望ましいって感じですか?」

P「そうですね、後は本人のやる気を考慮して決めたいと思います」

高木「うむ、ここまで来れたのも君の手腕のおかげだ。頑張ってくれたまえ!」

P「はい!」


【346プロダクション】


<ピッ

モバP「お疲れ様です、どうですか調子は?」

『うん?あー、プロデューサー君?やっぱりなかなか慣れないわね、VR空間って』

モバP「慣れれば楽しいですよ、痛覚はありませんし思った通りに動けますから」

『そうなんだけど、やっぱり現実とのギャップというか…』

『あ、今良くないこと考えたでしょう?』

モバP「考えてません…もう、いじめないでくださいよ」

『ふふ、冗談よ冗談…それより、ひとつ聞きたいんだけど』

モバP「何でしょう?」

『選んでもらってこう言うの何だけど…本当に私もメンバーでいいの?』


モバP「自信がありませんか?」

『まさか、もちろん若い子に負けるつもりはないけど…私より優秀な子はたくさんいるでしょ?』

モバP「確かに、ランキングだけ見るなら上の子はいます…しかし」

モバP「あなたにはこれまでの経験と、誰とでもユニットを組めるコミュ力があります」

『まぁ…そうね、そこは自信があるわ』

モバP「そして何より、その能力…【時の反逆者】、選出しない理由がありません」

『…ふぅ』

『そこまで言われて、かっこ悪い所見せる訳にもいかないわよね』

モバP「えぇ、期待しています」


<ピッ

モバP(…そう、ランキングだけ見るならTOP10入りしたことのあるアイドルは35人)

モバP(順当にいくなら、10位や9位のアイドルを選出から外していくべきだろう)

モバP(しかし、今回の相手はただステータスの高いアイドルを並べてごり押し出来るほど甘い相手じゃない)

モバP(勝つためには、上位勢をサポートでき、彼女達と相性の良いアイドル…)

モバP(そして、出来ないことや足りないものを持っているアイドルも必要だ)

モバP(ソロで戦えることがベストだが、序盤に数で押されて劣勢になることだけは避けなければいけないからな)

モバP(それと…)


<ガチャッ

「…やぁ、君か」

モバP「おぉ、お疲れ。レッスンあがりか?」

「まぁね、決められた道を走るのは好きじゃないが…」

「過去の自分を超えたと思える瞬間は、嫌いじゃない」

モバP「それは何よりだ、ところで…今蘭子は何をしている?」

「……ここにはいないな、下…いや」

「上(空)だね」

モバP「正解だ、蘭子には夢の中で空の世界(※4)に行ってもらってる」

モバP「…順調みたいだな」

――――――――――――――――――――――――

※4…グランブルーファンタジーの世界のこと、何度かコラボしている


「だがそれだけだ、まだ念話は出来ない」

モバP「十分だよ、ニュージェネやあんきらでも出来ないからな…」

「出来るアイドルもいるだろう?」

モバP「まぁ、な…でも裕子は狙った相手と出来ないし、城ヶ崎姉妹は目を合さないと出来ない」

モバP「どちらも実用的ではないからな…765プロの双子がおかしいだけだ」

「…それでも、ボクはやらなければならない」

「選ばれた者としての、責任があるからね」


<バタンッ

モバP(…言い方は軽かったが、かなりプレッシャーを感じているみたいだな)

モバP(まぁ無理もない、自分以外はランキング15位以内…不安にもなるだろう)

モバP(蘭子との相性もそうだが、それ以上に【存在論(オントロジー)】は数少ないルール干渉系の能力)

モバP(今のままでも十分戦力になるし、無茶をしないといいんだが…)

モバP(後でヘレンさんにフォローしてもらおう)


【765プロダクション】


P「………ダメだな、やっぱ相性とかバランスとか、そんなこと考えるだけ無駄だ」

P「何が足りないかよりも、何で勝負するかだ。個性・能力・カリスマ…」

P「うーん…」

「あら?プロデューサーさん、まだ残っていたんですか~?」

P「お疲れ様、ちょっとな…」

「勤勉なのは良いことですけど、無理は良くないですよ?休む時は休んで、元気よく働いてくださいね~♪」

P「…そうだな、うん、…うん?」


P(…個性、能力、カリスマ)

『今日も騎士団の皆さんと子豚ちゃん達は、元気いっぱいですね~♪』

P「…うん、ここはフィーリングでいこう」

「どうしました?良からぬことは考えていませんよね~?」

P「あ、あぁ…もちろん」

「ならいいです、では私はこれで失礼します~」


P「…よし、カリスマ枠はこれでいいとして」

P「未来・静香・翼は確定、まとめ役に千鶴さんと莉緒を入れたいが…」

P「前衛枠に環、海美…中衛は志保とまつり適任か」

P「後は…」


「…プロデューサーさん?」

P「ん?あぁ、ごめん…気づかなかったよ。休憩室にいたのか?」

「うん…ずっと、ゲームをしてて…」

P「そうか、まぁほどほどにな…って、俺も言えたことじゃないか」

「…お仕事?」

P「あぁ、決勝戦のメンバーを考えていてな」

「決勝戦…そっか、あと一ヶ月半くらい…だっけ?」


P「そう、相手はあの346プロダクション…アイドル事務所としてはこっちの方が歴史が長いけど…」

P「事務所の規模としてはあっちが断然上だ、アイドルだけで183人以上…うちの約3.5倍だな」

「…強い?」

P「あぁ、間違いなく今までの中で一番の強敵だ。でも…」

「…勝てるよね?」

P「もちろん。今まで勝てたのは、みんな一人一人の頑張りがあったからだ」

P「きっと勝てる…いや、勝つんだ!」


「うん、そうだね…」

P「そのためにも、しっかり協力してもらうからな?現状一番うまくVR空間で動けるのは、杏奈だし」

「…そう、かな?亜美ちゃんや真美ちゃんの方が…」

P「…あー、いやあいつらは例外だ。亜美と真美は能力でお互いを強化できるからな」

P「百合子や麗花もかなり動きはいいけど、能力の使用込みなら杏奈が一番だ」

「…そっか、それなら…嬉しい」

P「だからさ、慣れない子をサポートして欲しいんだ。どうやって【自分だけの現実】(※5)を展開しているのかを」

――――――――――――――――――――――――

※5…Personal Reality(パーソナルリアリティ)のこと、能力者(スキルホルダー)の力の源
   より強い個性、強靭な精神力や確固たる主義を持つ者ほど強力な力となる
    765は絆、346はランキングによる補正がかかる


莉緒「……ふぅ、今日はこのくらいにしておきましょうか」

莉緒「みんな今日の動きをVRの中でも忘れないようにね」

翼「はーい!分かりましたー」

百合子「………」

莉緒「うん?どうかした?」

百合子「あ、いえ…何でも」

『デストルトウヲツカイナサイ…』

百合子「…何でも、ないんです」

『ツヨクナリタイノダロウ?ツカイナサイ』


そして、戦いの火蓋は切られた―――――


的なゲームを誰か作ってくれませんかね
お願いします、何でもしまむら


もうネタがないんですゆるしてしまむら

あとウリィィィィィィの方ではないです、デュオです
確かにディオ以上とか余裕やろな…mugenかな?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom