【ガルパン】みほ「ボコ型チョコレートです!」 (9)

みほ「(みんなへの日ごろのお礼にチョコレートを作ってみたんだけど……)」

ボコの形(?)のチョコ

みほ「あんまり上手くできなかったけど、輪郭はそれなりかな」

みほ「冷凍便で送ろっと」ツツミツツミ

こうして、傍からみれば"ハート型のチョコ"が完成したのだった。

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prrr prrr

ケイ『ハロー、みほ!』

みほ『こんにちはケイさん!』

ケイ『チョコレートありがとう。とても美味しかったわ!』

みほ『良かったです』

ケイ『ところで、そのチョコの形のことなんだけど』

みほ『はい』

ケイ『(私のことが)好きなの?』ジョウダンハンブン

みほ『(ボコは)大好きですね』

ケイ『っ!///』ソウテイガイ

みほ『いつも目で追っちゃいますし、気が付くといつも(ボコのこと)考えちゃいます。あはは』

ケイ『…………///』

みほ『もしかして、ケイさんも(ボコ)好きだったりしますか?』

ケイ『えっ!?そ、そうね、もともと嫌いではなかったけれど……チョコ貰ってから興味は…わ、わいたわ』

みほ『なら今度遊びに行きましょう!(ボコのこと)色々教えて差し上げます!』

ケイ『(色々教えるってなに!?)そ、それはまだ早いっていうか…その』

みほ『思いたったが吉日です!(ボコのこと)大好きにさせてみせますから!』

ケイ『え、ええ?』

みほ『来週!約束ですよ?』

ケイ『う、うん』

ケイ『(私、どうされちゃうんだろ……)』

カチューシャ『チョコありがとうミホーシャ』

みほ『どういたしまして。お口にあいましたか?』

カチューシャ『ええ、美味しかったわよ。何かノンナが変な顔してたけど』

みほ『ノンナさんが?でも、良かったです』

カチューシャ『ええ。それにチョコの形も結構よくできてたわ。あれでしょ、あの変なクマ』

みほ『へ、へんなクマ……。あ、ありがとうございます』ドヨーン


ノンナ「カチューシャ。あれは恐らくハートです」ヒソヒソ

カチューシャ「そうかしら?ミホーシャが好きっていうあのクマみたいに見えたけど」ヒソヒソ

ノンナ「みほさんがショックを受けてるでしょう?ハートだったんですよ。よく思い出して下さい」ヒソヒソ

カチューシャ「言われればそうだった気もするけど……?(うろ覚え)」ヒソヒソ

ノンナ「みほさんはカチューシャのことが好きなんですよ」ヒソヒソ

カチューシャ『ええっ、そうなの!?』


みほ『どうかしましたかカチューシャさん?』

カチューシャ『い、いえ、何でもないわ』

みほ『じゃあそろそろ失礼しますね。これからもよろしくおねが
カチューシャ『待って!』

カチューシャ『さっきは、へんなクマとか言ってごめんなさい。私も……(あなたのことが)嫌いじゃないわ、むしろ好きよ///』

みほ『本当ですか!?カチューシャさんも(ボコが)好きだなんて嬉しいです!』

カチューシャ『あ、あくまで友達としてよ!?』

みほ『(ボコを友達だと思ってるなんて)とっても好きなんですね!』

カチューシャ『そ、そんなわけないじゃない!?』

みほ『え?好きじゃないんですか?』ドヨ

カチューシャ『す、好きよ!大好きよ!これで満足!?』

みほ『はい!』

ノンナ「(ふふ、恋のキューピッドというのも良いものですね)」ニッコリ

prrr prrr

まほ『みほ、チョコレート届いたよ』

みほ『うん。……お母さんの分は、その』

まほ『ああ、分かってる』

みほ『お願い』

まほ『うん』

みほ『お姉ちゃんはもう食べた?』

まほ『ああ、美味しかったよ。ありがとう。ボコ型なんて難しかったんじゃないか?』

みほ『うん、ちょっと形崩れちゃった。あはは』

まほ『でも、みほの一生懸命な気持ちは伝わるよ』

みほ『そう?それなら良かった』



まほ「(みほは黙っていてくれと言っていたけど)」

まほ「お母様、これを。みほからバレンタインのチョコです」スッ

しほ「みほから……?」

しほ「いいわ。置いておいて」

まほ「……はい」コトッ



しほ「…………」スッ

しほ「ハート型……?」

しほ「…………っ」

prrr prrr

しほ『みほ?』

みほ『わっ、えっ、お母さん!?』

しほ『元気?』

みほ『う、うん』

しほ『そう』

みほ『…………』

しほ『…………』

みほ『……もしかして、チョコのこと?』

しほ『……ええ』

みほ『ごめん』

しほ『別に叱ろうってわけじゃないわ』

みほ『……うん』

しほ『チョコを見て……気づいたわ』

しほ『…………』

みほ『?』

しほ『恋しくなったなら偶には戻ってきなさい』

みほ『え?うん。でも(ボコのぬいぐるみの)代わりは居るから大丈夫だよ』

しほ『はあ!?』

みほ『え?』

しほ『(母親の)代わりってなに!?』

みほ『なにって……その、大洗で買った……。で、でも、そんなに無駄遣いはしてないよ?』

しほ『無駄遣いとかそういう問題じゃないでしょ!?あ、あなた、そこまで……』

しほ『今すぐそっちに行くわ。ちょっと話しましょう』

みほ『え!?そ、そんなに駄目なことかな?』

しほ『ダメに決まってるでしょ!』

後日、誤解が解けたみほは再び勘当されるのだった。

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