【マクロスプラス】ガルド「気合と筋肉で意外と生き残れた」 (28)

激しくネタバレ&キャラ崩壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518781485

~マクロス・シティ上空~

ガルド「…ッイサム!7時の方向!来てるぞ!」

ゴースト『…』ドドドドドド

イサム「ッチィ!」ブゥン

ISAMUISAMUISAMUISAMUISAMUISAMUISAMUGULDISAMUISAMU

ヤン「…!やっぱりだ、あのゴースト、シャロンが操っている!」

ヤン「ゴーストどころじゃない、マクロス・シティ全体がシャロンに支配されているんだ!」

イサム「ハッ!冗談じゃねぇぜ…!」

ガルド「イサム。俺がゴーストの相手を引き受ける。お前はミュンを守れ!」

イサム「ああ!?何言ってんだ、俺がアイツとデートするんだぜ!?」

ヤン「いや、ゴーストとまともに戦うとしたらYF-21の方が向いてる!ここは大人しく引き下がった方がいい!」

ガルド「そういうことだ、それにイサム…ミュンは、お前を待っている!」

イサム「…後で泣きついてくるんじゃねぇぞッ!」ビューン

ガルド「…そっちこそな!」フッ

ゴースト『…』ゴオオオオオ

ガルド(まともに戦える…か)

ガルド(コイツの性能を限界まで引き上げてやっと互角に戦えるかどうか…だろうな)

ガルド(それでも駄目だとしたら…)

ガルド「…さあ来い、お前の相手は俺だ…ッ!」ギュオオオオオッ

ゴースト『…』ズドドドドド

ガルド(くっ…やはりコイツ…速いッ…!)

ガルド(だが…これくらいであれば…ッ!)

ガルド「ぐおおおお…ッ!」ググググ

ゴースト『…』ビュオオオオオオ

ゴースト『…』ズドドドド

ガルド「…!ガアッ…!」ガガッ

ガルド(…やはり、このままではヤツを仕留められない。それどころか…)

ガルド「…よお、イサムッ!調子はどうだ!」

イサム「ガルド…!おうよ、ミュンも見つけたぜ!今んところ無事だッ!」

ガルド「そうか…こっちももうすぐカタがつく!」

イサム「そうかよ、んじゃあ終わったら三人で一杯やるとしますかッ!」

ガルド「7年ぶりの再会を祝してな!先に行ってるぜ…!」

イサム「…!?ガルド、お前何言って…」

ガルド「うおおおおおおおおおッ!!」ゴオオオオオオ

ゴースト『…!』ギュオオオオオ

イサム「ガルドッ!?」

ドカァン ズガァン ドゴオオオオオオオオンッ

イサム「ガルドオオオオオオオオッ!!!」

~シャロンの暴走を阻止した後~

ミュン「…全部、終わってしまったのね」

イサム「…ああ、終わっちまったよ。あのおかしな夢もな」

ミュン「夢?」

イサム「どこまでも続く空を飛ぶんだ、シャロンと一緒に」

イサム「でも、起こされちまった、お前の歌でな」

ミュン「歌…」

イサム「おうよ、お前のヘタッピーな歌声がな、聴こえたんだ」ニコッ

ミュン「…なによそれ」フフッ

イサム「…ガルド」ポツリ

ミュン「…!そうよ、ガルドはどうしたの?あの後…」

イサム「…」

ミュン「…もう、いくらなんでも勝手よ…」

イサム「…飲みの約束も取り付けたってぇのに、あっち側に先に行っちまうなんてよ」

イサム「とんだ約束やぶりのクソッタレだぜ…」

ミュン「…ガルド…」

~ちょっと遠めのところ~

ゴースト『』バラバラ

VF-21「」シーン

VF-21「」

VF-21「」パラパラ

ガラッ

ガルド「うおおおおお目ん玉潰れるかと思ったあああ」ボロッ

ガルド「全身めっちゃ痛いわクッソこれ絶対骨折してる」ドテッ

ガルド「…」ハァハァ

ガルド(やばいな、死ぬかと思ったけど気合と筋肉で意外となんとかなっちまった)

ガルド「まさかゴーストに勝てるとはな…」

ガルド(…)

さっきのガルド『7年ぶりの再会を祝してな!先に行ってるぜ…!』キリリッ

ガルド「うわあああ散々カッコつけておいて普通に生き残っちまったあああ」カァァ


ガルド(いやだってもう死ぬかと思ったもん、実質無理ゲーだと思ってたもん)ゴロゴロ

ガルド(あそこで相討ちになってたらイイ感じにカッコよかったはずだったんだけど生き残っちゃったよンモオオオオ)ゴロゴロ

ガルド「まじかあああ生き残っちまったかあああ…」

いつかのガルド『ほう、悪運だけは強いようだな』ドヤァ

ガルド「うわあああ過去の自分がめっちゃ攻撃してくるううう」ゴロゴロゴロゴロ

ガルド「いっそ殺せえええええ」ゴロゴロゴロゴロ

ヒートーツーメノコートバハユメー

ガルド「…ん?この声は…」ピタッ


ソットトキーハーナツーノーー…

イサム「…」シンミリ

ミュン「…イサム」

イサム「なんだよ」

ミュン「…この歌、ガルドにも届いてるかな」

イサム「…さてな、本人に聞いてみなきゃ分かんねぇもんじゃないか?」

ミュン「どうやって聞くのよ?」

イサム「無理だな、死人に口なし。死んだ人間は生き返らねえんだよ」

ミュン「…そんなこと、言わないでよ」


ガルド(生きてる人間になら幾らでも聞けるがな)コッソリ

ガルド(めっちゃ入りずらいなこの重い雰囲気)

ガルド(気の利いたサプライズで出てやろうと思ってたけどすっかり死人扱いされちまってるし)

ガルド(あとアイツら肩抱き寄せてるし。畜生、分かってても腹立つぞ)

ミュン「…ねえ、ダルメシアンハイスクール時代に3人で映画館に行った時、あったでしょう?」

ガルド(ん?)

イサム「いきなりなんだよ?」

ミュン「あの時イサムの足癖もひどかったけど、ガルドのいびきで映画の内容に集中できなくなっちゃって…」

ガルド(!?)


イサム「あの時のことかよ!?よく覚えてたな!」

ミュン「もう!アンタたちのせいで恥かいたんだからね!」プンプン

ガルド(本当によく覚えていたな!?なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ…!?)

イサム「そういやガルドのいびきはエンジン音よりけたたましかったよな、今でも思い出せるぜ」ププッ

ガルド(悪かったな!?というかさっきまでのしんみりムードはどこいった!?)

ミュン「そうそう、放課後に仮眠してた時なんか隣の吹奏楽部に蹴り入れられてたもん!」

ガルド(どこで聞いたんだそれは!ケイトか!?)


イサム「お、そういえばよ」

ガルド(まだ何かあるのか!?)

イサム「いつか寝てるガルドのヤツに洗濯バサミ挟んだときあってな、どうなったと思う?」クククッ

ガルド(あれはお前の仕業だったのか…!)ワナワナ

ミュン「何々?どうなったの!?」

ガルド(ミュンは何故そこまで興味津々なんだ!?)

イサム「…『ングゥ、ブフゥ、ンゴッ!』」←変顔

ガルド()ブチッ


ミュン「ちょ、ちょっと待って、それ反則…プップフフフ…」

イサム・ミュン「「ブハハハハハ!!!」」

ガルド「貴様あああああああッ!!!」ボコオッ

イサム「ブハァッ!?」ズゴシャアッ

ミュン「!?」ビクゥ

ガルド「黙って傍から聞いていたら人の陰口ばかり言いやがって!」ボコボコ

イサム「ぶべらっ」

ガルド「俺は死んではいないが死人に対して不謹慎だとか微塵も思わないのか!」ボコボコ

イサム「ぐばばっ」

ガルド「まず思い出話で真っ先にいびきが出てくるか普通はああッ!」ボコボコ

イサム「いやそれ話し始めたのミュンだsんぎゃっ」


ミュン「やめて、もうやめてよ!」

ミュン「え、ちょ…ガルド…ガルドなの?」

ガルド「そうだ!あんなこと言っておいてノコノコと生きて帰ってきたガルドだ!」ハァハァ

ミュン「あんなこと?」

イサム「『7年ぶりの再会を祝して先に行ってるぜ』」キリッ

ガルド「フンッ!」バキッ

イサム「あへえ」


ミュン(な、なんでだろう。すごく嬉しいことのはずなのになんか素直に喜べない…)

イサム「ったくよぉ、生きてんだったら連絡ぐらい寄こせっての」ペッ

ガルド「無理に決まってるだろう、こっちはしばらく気絶してたんだぞ」

イサム「そんな簡単に気絶してるようじゃあスーパー・ノヴァの方も無理だったかもな」ニタニタ

ガルド「どうやら殴られたりないようだな?」ニコニコ

イサム「おいおい、これ以上は出血多量で死んじまうぜ」ドウドウ

ミュン「はあ…二人とも、ちょっと大人げないわよ?」ハァ

ガルド「さっきまで馬鹿笑いしてた君が言えたことか?」

ミュン「アノコロトハチガウノヨ」メソラシ

ガルド「自分には関係ないような顔して…全く…」


ガルド「…だが、そうだな」

ガルド「こうして生き残ってこそ言いたいことが言える」

ミュン「言いたいことって?」

ガルド「ミュン、俺は…思い出したんだ」

ミュン「思い出したって…まさか」

ガルド「…そうだ、7年前のことだ」

イサム「…」


ミュン「…思い、出したのね」

ガルド「だからこそ、今ここで言わせてくれ」

ガルド「イサム、ミュン…すまなかった…」

ミュン「ガルド…」

ガルド「俺の勘違いと暴走で俺はイサムを、君を傷つけてしまった」

ガルド「取り返しのつかないことをしたんだ」

イサム「…言っただろ。過ぎた事は忘れようぜ」


ミュン「…そうよ。それなら私にだって二人に言いたいことがあるわ」

ガルド「…俺たちに…?」

ミュン「…生きて帰ってくれて、私を助けてくれて、ありがとう…」

ガルド「ミュン…」

イサム「んまあ、俺はゴーストを大衆の面前でスクラップしに来たついでみたいなもんだけどな」

ミュン「そうだったの!?」

ガルド「お前、そんな理由で勝手にVF-19を…?」アキレガオ

イサム「まあまあ、そんな顔すんなよ」

ミュン「そういう顔のひとつやふたつもしたくなるわよ…」ハァ


イサム「…俺からも一つ、言いたいことがある」

ガルド「長くなるんだったら、続きは酒の席で聞くぞ?」フッ

イサム「今言わせろってーの。言いたいことっつーか、聞きたいことになるんだけどよ」

イサム「ガルド…お前、火事の時、言ってただろ」

ガルド「火事?コンサート会場のか?」

イサム「おう、それでよ…」


イサム「…21本目」

ガルド「…は?」

イサム「21本目はミュンに触れさせたのかよ?」

ミュン「え?21本目って?」

ガルド「もうよせ!あの時のことは忘れるんだ!忘れさせる!」ブンブン

イサム「両手で10本、両足を入れて20本。そんで女の子にはない物をつけ足して21本、さて何でしょう?」

ミュン「女にはないって…やだ、そういうこと?」ジトー

ガルド「俺が言ったんじゃないぞ!?」

イサム「んで、そこらへんどうだったんですか?お二方?」


ガルド「ふっそんなの決まっているだろう。あの夜俺たちh」

ミュン「ああ、ガルドなら緊張しちゃってそのまま床で寝てたわよ」

ガルド「ミュン!?」ガーン

イサム「まあそんなところだろうとは思ってたぜ」ププ

ガルド「貴様ァ…いつになく真面目な声色で話し出したと思えば…!」

イサム「俺はしみったれた雰囲気なんて好みじゃないんでね」

ガルド「これ以上口がきけなくなるほど大人しくなってもらうしかないようだな…」パキポキ

イサム「お?やるか?そのボロボロの身体で俺に勝てるかな?」シュッシュッ

ガルド「さっきまで一方的に殴られてたお前が言えた事かァッ!」グワッ


ドカッ バキッ ボコッ

ミュン「また始まった…あんなに苦戦してた後によく動けるわね…バカみたい」ハァ

ミュン(…それでも、今までみたいに自分が嫌にはならない)

ミュン(この気持ちは…そう、3人で一つの空を見上げていた時と同じ気持ち)

ミュン(…シャロン。あなたはイサム、それにガルドを傷つけた)

ミュン(その事を私は許すことはできない…)

ミュン(…だけど、だけどね…シャロン)

ミュン「今私、とっても幸せよ…」



~どっかの海辺~

ザブーン ザブーン

ヤン「…なんだろう、なんか忘れ去られているような気がする」

ヤン「というかなんで僕はこんなところに放置されてるんだあああ!」ウガー

おしまい


おまけ

~ちょっと前~

シャロン『私はあなたから生まれたのよ、そして違う私として生きているの』

ミュン「…何、何を言っているの?」

シャロン『ガルドが好き』

ミュン「…ッ!」ズキッ

シャロン『でもイサムはもっと好き』

ミュン「やめて…!」

シャロン『もっと言えばイサムとガルドの絡みが好き』

ミュン「やめ…んんっ?」


シャロン『イサムが自慢の操縦♂テクニックでガルドを翻弄するイサガルもいいけどイサムがガルドに無理矢理ドッグファイトさせられるガルイサも好き』

ミュン「え、ちょっと待って」

シャロン『私が求めるのは顔を合わせればすぐ喧嘩をする二人がある日突然越えてはいけないThe BorderlineをINFORMATION HIGHしてA^~ Sai eenja^~ことよ』

ミュン「私はそんなこと一度も求めてないけど!?」

シャロン『命がけでガルドに挑んだ時、精と子の狭間で垣間見える感動、私はイサムにその感動を感じて欲しいだけ』

ミュン「それもうあんたの自己満足なだけよね!?」

シャロン『もう私のイサ×ガル妄想ギャラクシーは誰にも止められないわ』

ミュン「いや絶対止めるわ!」


マージ「素晴らしい、素晴らしいよシャロン…なんか思ってたのと違うけどその性癖で未来を照らしておくれ」サワサワ

もう終わり、解散!(依頼出してきます)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom