【マクロス7】ミレーヌ「ガムリンさんハゲ疑惑?」 (32)

ガバガバ時代考証&もしかしたらキャラ崩壊しているかもしれない

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~例のアパート~

バサラ「♪~」ヨゾラヲーカケルラブハー

ミレーヌ「…」ボーッ

バサラ「♪~…」ムッ

ジャーン…

バサラ「…」ムスー

ミレーヌ「…あ。」ハッ

ビヒーダ「…」ッシャーン!

レイ「どうしたミレーヌ、今日は調子が悪いんじゃないか?」

バサラ「今日『も』だ、レイ」

ミレーヌ「『も』は余計でしょ! 『も』は!」プンスコ

レイ「今日は何があるんだ? デートか?」

ミレーヌ「うん、午後からお仕事から帰ってきたガムリンさんとね!」

バサラ「そうかよ、ファイアーよりもデートの方が大事ってか?」

ミレーヌ「どっちも大事に決まってるじゃない!」ムカー

バサラ「そりゃ結構なことだ」

ミレーヌ「何よその言い方!バサラの分からず屋!分からず屋!分からず屋!」

バサラ「デートのことで頭をいっぱいにさせて練習の邪魔をする奴よりはマシだと思うぜ?」

ミレーヌ「む、むう…そりゃ悪かったわよ!だけど!」

レイ「まあまあ、二人ともそんなにカッカするな、それにミレーヌ」

ミレーヌ「へ?」キョトン

レイ「今から出ないとデートには間に合わないんじゃないか?」

ミレーヌ「…あーっ!いっけなーい!もうこんな時間!?」

レイ「またどっかの誰かに連れ去られたりするんじゃないぞ?」

ミレーヌ「分かってる!それじゃあ!」タタタッ

ビヒーダ「…」カッカッカッカッ

~待ち合わせ場所~

ガムリン「…」トケイチラッ

ガムリン(ミレーヌさん、何かあったのだろうか…)

ガムリン(くっ…こうして待っていると出撃する前よりも緊張するな…)

ガムリン(特に今日のデートは「あの事」についてキチンと言わなければならない…!)

ガムリン(「あの事」を言ってミレーヌさんに変な奴だと思われてしまったら、俺は…!)

フィジカ(愛する相手ならば男女の仲で何事も包み隠さず報告するべきですよ)

ガムリン(フィジカ、いきなり人の思考に入らないでくれ、あと成仏してくれ)

ミレーヌ「あ、いたいた!ガムリンさーん!」フリフリ

ガムリン「ミ、ミレーヌさん!」ドキッ

ミレーヌ「ごめんなさい!ファイアーで練習してたらすっかり遅れちゃって…」

ミレーヌ(…あれ?)

>>4
×フィジカ(愛する相手ならば男女の仲で何事も包み隠さず報告するべきですよ)
〇フィジカ(愛する相手ならば何事も包み隠さず報告するべきですよ)

ガムリン(E.帽子)「」ドキドキドッカー

ミレーヌ「ガムリンさん、その帽子…」

ガムリン「い、いや!惑星調査から戻ってきた折、自分へのご褒美と言いますか、その、はい!」アセアセ

ミレーヌ「…うふふっ」

ガムリン「に、似合ってないでしょうか…?」

ミレーヌ「ううん!とっても似合ってると思うわ!ただ、恥ずかしがってるガムリンさんがなんだか可笑しくて!」

ガムリン「ミ、ミレーヌさん…」ホッ

ミレーヌ「それに帽子被ってるガムリンさんって珍しくて新鮮、パパみたい!」

グババ「キュイー」モソッ

ミレーヌ「グババも似合ってるって!」

ガムリン「!今日もグババと一緒なんですね!」パァ

ミレーヌ「そりゃもう、グババとはいつだって一緒よ!」

ガムリン(よかった…)

グババ「キュイ?」

ミレーヌ「うーん…」

ガムリン「?」

ミレーヌ「もしかしてその中、何か隠してたりして!」

ガムリン「!!!???」ビクビクビクゥッ

ミレーヌ「ガ、ガムリンさん!?」

ガムリン「い、いえ!なんでもありません!」ダラダラダラダラ

ミレーヌ「でも今ガムリンさん」

ガムリン「そ、そうだ!前から気になってたパインケーキのお店があるんです!早速行きましょうミレーヌさん!」ガシッ

ミレーヌ「きゃっ! ガムリンさんそんなに引っ張らないで!」ダダダ

トツゲキラブハァァァト!

モウ、ガムリンサンッテバー!



美穂「…ねえ、今の見た?」

サリー「相変わらずどっちつかずなのね、艦長の娘さん」ハァ

美穂「そうじゃなくて!さっきのガムリン大尉のリアクションの方!」

サリー「分かってるわよ、あれは絶対何かあるに違いないわね」

美穂「これはもう真相解明するっきゃないわ!」

サリー「折角のオフを尾行に費やすつもり?」

美穂「ただショッピングしているよりよっぽど刺激的だと思わない?」

サリー「それは…同感ね」フッ

美穂「そうと決まったら早速作戦開始!」ダッ

サリー「はいはい、あんまり近づきすぎて感づかれないようにね」タタッ

~街中~

ワイワイ ガヤガヤ

ミレーヌ「シティ7もすっかり活気を取り戻したみたい」

ガムリン「え、ええ、この前の戦いが嘘のようです」

ミレーヌ「それもこれもガムリンさんのおかげよね!」

ガムリン「そんなことはありません、ミレーヌさんたちの歌声で勝ち取った平和です」

ミレーヌ「大袈裟!結局バサラ一人が解決しちゃったようなものだし」

ノーモアウェスティンターイ マルデーユメノヨーニー

ミレーヌ「ほら、噂をすれば!」

ミレーヌ「PLANET DANCE、今度のライブでも歌う予定なの!」

ナーニモカモーナーガサレテシマウマーエニー

ガムリン「この曲を聴いていると色々なことを思い出しますよ」フッ

ミレーヌ「私も、色々あったなー」

ヘイエビバーリー

ミレーヌ「ガムリンさん、最初はバサラの曲だいっきらいだったもんね!」

ガムリン「今となってはいい思いd」

ヒカリヲマカセー

ガムリン「デ゛カ゛ル゛チ゛ャ゛ア゛!」ブフォ

ミレーヌ「ガ、ガムリンさん?」

ガムリン「す、すみません。未だに後遺症みたいなものが…」クラリ

ミレーヌ「それって克服できてないんじゃないの?」

ガムリン「い、いえ!先ほどのは不意打ちのようなものd」

マブシークー ハーゲシークー

ガムリン「ぐおおおおおおっ!!」ビクゥッ

ミレーヌ「ほら、やっぱり克服できてn」

ホシクズーヲテラシーテー

ガムリン「うがあああああっ!!」ビクビク

ミレーヌ「えっ私の歌でも!?」

キラッ☆

ガムリン「」ビクンビクン

ルンピカビーム!

ガムリン「」死ーン

ミレーヌ「ガムリンさぁーん!?」



美穂「あ、倒れちゃった。助けに行った方がいいかな?」

サリー「…」

美穂「それにしても付き合ってしばらく経ってるのに未だにどっちとも「さん」付けなのねー」

サリー「…」

美穂「いつまでたっても余所余所しいんじゃこっちの方がもどかしくなっちゃう!」

サリー「…」

美穂「ちょっとサリー、聞いてる?」

サリー「あら、ごめんなさい。ちょっと考え事してただけよ」

サリー(あの帽子にあの反応…まさか…ね)

~近くの公園~

ミレーヌ「落ち着いた、ガムリンさん?」

ガムリン「すみません…お手を煩わせてしまって…」

ミレーヌ「それにしても今日のガムリンさん、なんだか変!」

ガムリン「へ、変」ガーン

ミレーヌ「何かあったの? もしかしてまた誰かに操られてるんじゃ!?」

ガムリン「い、いえ!そうではありません!」

ミレーヌ「それじゃあ…」ジィ

ミレーヌ「やっぱりその帽子に何かあるのね!」ニシシ

ガムリン「ぐっ…」ギクゥ

ミレーヌ「その帽子、今すぐにでも引っぺがしてあげるわ!」グイグイ

ガムリン「や、やめて下さい!帽子は、帽子だけは!」ジタジタ

ミレーヌ「観念しなさーい!」グググググ

ガムリン「ああっ!そんなに寄りかかられたら…!」

ミレーヌ「えっ…きゃあっ!」グラッ

ドンガラガッシャーン キラーン

グババ「!」キュピーン

ガムリン「い、いかん!」カポッ

ミレーヌ「いっつつ…ああん、帽子被られちゃった…」

ガムリン「…すみません」

ミレーヌ「謝るぐらいなら見せて!」

グババ「キュイ!キュイー!」ピョンッピョンッ

ミレーヌ「ほら!グババだって中身が気になって仕方がないって!」

ガムリン「本当は…」

ミレーヌ「え?」

ガムリン「本当は貴女に隠し事をしたくはないんです…」

ミレーヌ「かくし、ごと?」

ガムリン「ですがこのガムリン・木崎。それを伝える勇気がまだありません…」

ミレーヌ「ガムリンさん…(そんなに言えない隠し事って…?)」

ガムリン「…店の方でお話します、行きましょう」スタスタ

ミレーヌ「あ、ちょっと…」タッ



美穂「い、今の見た!? 帽子の中…」

サリー「光っていたわね」

美穂「ねえ、もしかして大尉…」

サリー「ええ、今ので確信したわ」

美穂「確かめに行きましょう!」ダッ

~お店~

ウェイトレス「お待たせいたしました、パインケーキでございます」

ガムリン「お、来ましたよ。今銀河で注目を集めているパインケーキ!」

ミレーヌ「わあ、美味しそう…」

ガムリン「このケーキ、とある船団の軍人が考案したものなんですよ」

ミレーヌ「はあ…そうなんですか…」

ガムリン「なんでもパイロットが食べると戦死しないともっぱら噂になっているんだとか!」

ミレーヌ「…」

ガムリン「…すみません、やっぱり気になりますよね…帽子の中の事」

ミレーヌ「だって、屋内でも帽子外さないなんて、どう考えても変…」

ガムリン「…分かりました、ですが少々時間を頂けますか…」ガタッ

ミレーヌ「ガムリンさん…」

ミレーヌ(ガムリンさん、今まで私に隠し事なんてしたことなかったのに…)

ミレーヌ(どうして…?それだけ話しづらいことなの…)

ミレーヌ(もしかして、仕事に行ってる間に何かつらいことでも…)

美穂「ねえ、ミレーヌちゃん。ちょっといいかしら」

ミレーヌ「えっと…パp、お父さんと一緒に働いてる…美穂さんにサリーさん…でしたっけ?」

サリー「ええ、貴女にどうしても伝えなければいけない事があって…」

ミレーヌ「伝えなきゃいけないこと…?」

美穂「ミレーヌちゃん、落ち着いて聞いて!」ガシッ

ミレーヌ「え?」

美穂「あのね…ガムリン大尉のことなんだけど…」

ミレーヌ「ガムリンさん!?ガムリンさんがどうかしたんですか!?」

サリー「彼にはもう…上の毛がないのよ」

ミレーヌ「…えっ…?」




サリー「今の彼は…円形脱毛症、ハゲよ」


ミレーヌ「…ッ!」

美穂「ちなみに金龍隊長タイプじゃなくてギギルタイプよ」

ミレーヌ「もしかして帽子を被っていたのって…」

美穂「ハゲを気にする人は大抵帽子で隠そうとするものよ」

ミレーヌ「歌を聴いて苦しんでいたのは!?」

美穂「ハゲを気にする人は言葉にも敏感なのよ」

ミレーヌ「グババに反応したのも!?」

美穂「ハゲを気にする人はフサフサした物を恨めしく思うものよ」

サリー(…?グババ?)

ミレーヌ「そんな…そんなのってないわ…」

ガムリン「ミレーヌさん…!?君たちは…?」

美穂・サリー「「ガムリン大尉!」」

ミレーヌ「ガムリン…さん…」

ガムリン「ミレーヌさん、ようやく決心が着きました!やはり貴女に嘘をつくことは出来ません、だから!」

ミレーヌ「ガムリンさん!」

ガムリン「!?」

ミレーヌ「もういいの…もう…」

ガムリン「ミレーヌ…さん?」

ミレーヌ「ごめんなさい、ガムリンさんとの付き合いは長いはずなのに…私、全然気づけなかった…」

ガムリン「…は、はあ。しかし、それは私がはっきりしなかったのが悪かっただけで…」

ミレーヌ「ガムリンさんが…ガムリンさんが…」

ガムリン「?」




ミレーヌ「禿げちゃった事に気づけなかったなんて!」




ガムリン「え?」

ミレーヌ・美穂「「ゑ?」」

サリー(もしかして…)

ガムリン「えっと、確かに昔はよく茶化されましたけど別に自分は禿げてはいませんが…」

ミレーヌ「ええ!?じゃ、じゃあ帽子の中に隠しているのって…」

ガムリン「はい、この子のことです」カポッ

銀色のグババ?「キュイー」

ミレーヌ「グババ!?…じゃ、ない?」

グババ「キュイ!?」

サリー(そういうことだったのね…)アチャー

ガムリン「はい、先の惑星調査の際に保護した突然変異のギャララシです」

ミレーヌ「え、もしかしてガムリンさんが調査しに行った惑星って…」

ガムリン「ええ、プキラセス星系第5惑星です」

ミレーヌ「…な、なんだ。そういうことだったんだー…」ヘナァ

美穂「じゃ、じゃあ「光る」とか「照らす」とかに反応してたのは!?」

ガムリン「な…随分前から後をつけていたんだな…」

サリー「その件に関しては申し訳ありません、あまりにも大尉が不審でしたので…」

美穂「あ、あはは…」

ガムリン「このギャララシ、見ての通り体毛が輝いて見えるでしょう」

ガムリン「ですから、「ヒカル」という名前を付けようと考えていたんです」

ヒカル「キュイー」

美穂「な、なんじゃそりゃあ」ガックシ

ミレーヌ「いくらなんでも過剰に反応しすぎじゃない!?」

サリー(ヒカル、ねえ…大尉、気づかずに名前つけちゃったのかしら…)

ミレーヌ「でも、本当によかった!よく考えたら若い頃から禿げあがっちゃう人なんて見た事なかったわ!」

サリー(それは人によると思うわよ)

ミレーヌ「それに…」

グババ「キュイッキュイー♪」ピョンピョン

ヒカル「キュッキュイー♪」ピョンピョン

ミレーヌ「グババに新しい家族も増えたみたいだし!」

ガムリン「そうみたいですね…いつかはミレーヌさんともこんな風に…(ボソッ)」

ミレーヌ「ガムリンさん、何か言った?」

ガムリン「い、いえ!///」

ミレーヌ「あー、また私に隠し事しようとしてる!」

ガムリン「ええ!?そ、そういうわけでは…///」

ミレーヌ「このー!白状なさーい!」ポカポカ

ガムリン「ミ、ミレーユさん…」タジタジ

>>26
×ガムリン「ミ、ミレーユさん…」タジタジ
〇ガムリン「ミ、ミレーヌさん…」タジタジ

美穂「んもう、見せつけちゃって」

サリー「…」

美穂「でもまあ、雨降って地固まるってところかしらね!」

サリー「…」

美穂「ちょっと、サリー。また黙り込んじゃって。どうしたのよ?」

サリー「いえ、ね。ヒカルと帽子で思い出したんだけど…」

美穂「?」

サリー「そういえば最近、四六時中帽子を被り始めた人が居たなって…」

美穂「…それってまさか…」

~バトル7ブリッジクルー~

ミリア『―それで、シティ7市民からの苦情の件ですけど…』

マックス「…」ボー

ミリア『…艦長、人の話も聞かずにぼーっとするなんていい御身分ですこと』ニッコリ

マックス「あ、ああ。すまない。」

ミリア『それで?何をそんなにボンヤリとしいてた訳?』

マックス「…ミリア」

ミリア『何?』

マックス「歳を取る、というものは酷なことだな…」トオイメ

ミリア『…は?』

おしまい

みんなも激情のワルキューレ、見に行こう!(行ってない)

依頼出してきます

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