小松伊吹「世界レベル?」 (18)

勢いで書きました

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伊吹「あっ、奏ーおはよー!」

奏「おはよう、伊吹ちゃん。朝から元気ね」

伊吹「そりゃそうだよ!今日はダンスレッスンだからね。気合いが入るってもんよ」

伊吹「奏は今日はレッスン?」

奏「いえ、今日は午前中にモデルの撮影だけよ」

伊吹「お、私も午前中だけだから午後から私の家で映画でも見ない?」

奏「いいわね。見る映画はいつも通りでいい?」

伊吹「うん!いつも通り私と奏の見たいやつ1つずつね!」

奏「了解、また後で連絡するわね」

伊吹「うん、また後でねー」

ヘレン「伊吹」

伊吹「わっ!ってヘレンさんどうかしました?」

ヘレン「それ、私も参加していいかしら?」

伊吹「それって奏との鑑賞会ですか?」

ヘレン「ええ。いいかしら」

伊吹(正直、あんまり話したことないからヘレンさんのこと、よくわからないんよね……)

伊吹(でもヘレンさんがどんなものを観るのかすっごい気になるし……)

伊吹(ま、これから仲良くなればいいでしょ!)

伊吹「もちろんいいですよ!観たいDVD持ってきてくださいね!」

ヘレン「ええ、とっておきのを持っていくわ!」

ーーーーーーーーーーーー

伊吹宅

奏「それで……」

ヘレン「ヘーイ!」

奏「どうしてこうなったわけ……」ゴニョゴニョ

伊吹「だってしょうがないじゃん!奏と話してたの聞いてたみたいだし、断れないしね……」ゴニョゴニョ

奏「そういえば趣味DVD鑑賞だっけ……」ゴニョゴニョ

奏「こんにちは、ヘレンさん」

ヘレン「ハロー、奏。今日は楽しみましょう」

奏「ええ……」

伊吹「じゃあ、誰のから見る?」

ヘレン「私は最後で構わないわ」

奏「それじゃあ私から」

奏「私が持ってきたのはこれよ」ドン

伊吹「これは……ミステリー?」

奏「そうよ。文香に勧められて読んだ本が映像化されて気になってたの」

伊吹「いつものじゃないんだ」

奏「私だっていろんな映画見るのよ」

ヘレン「へぇ……この選択はナイスよ」

奏「あ、ありがとうございます」

伊吹「それじゃ再生っと」ピッ

ーーーーーーーーーーーー

奏「ふぅ……よかったわね」

伊吹「私も、ミステリーとかはあんまり見ないんだけど引き込まれちゃった!」

ヘレン「世界レベルの作品だったわね……」

奏(世界レベルってなんなの……?)

伊吹「それじゃ、次は私ね!」

伊吹「私からはーこれ!」ドン

奏「これは……世界的に有名になった恋愛映画ね」

ヘレン「私も以前見たことがあるけど……これはナイスな作品であるだったわ」

伊吹「あちゃー2回目でしたか……」

ヘレン「謝る必要はないわ。2回目でも3回目でも楽しめる、それが世界レベルよ!」

奏「はぁ……」

伊吹「……再生っと」ピッ

ーーーーーーーーーーーー

伊吹「うう~よかったねぇ~」グスグス

ヘレン「私も感動しているわ……」

奏(表情変わってないけど……)

奏「伊吹ちゃんと恋愛映画は何回も見たけど……なかなか慣れないわね」

伊吹「まあまあ、いつかクセになるって!」

奏「私も伊吹ちゃんもあんまり長くない作品だったから時間は十分にあるけど……」

ヘレン「ついに私の番ね!」

奏伊吹(なんかすっごい不安!)

奏(世界レベルのDVDってなんなのかしら……)

伊吹(すっごい気になる……)

ヘレン「再生するわよ!」ピッ

伊吹(くるっっ!)

奏「これは……〇〇ーズブートキャンプ……だったかしら」

伊吹「それ私たちが小さいときに流行ったやつだよね!」

ヘレン「そうよ!これを見ながら正しいエクササイズをすれば世界レベルのボディを手に入れられるわ!」

奏「そうですか……」

ヘレン「このエクササイズに私の考案したアイドルとしてのレッスンを組み込んだのがヘレンズブートキャンプよ!!」

奏「はあ……」


伊吹「でもちょっとよくわからないっていうか……」

ヘレン「伊吹!もう1段階上のダンサーになる気はない?」

伊吹「!!」

ヘレン「奏!体を鍛えればダンスだけでなく、歌や演技も良くなるわよ!」

奏「!!」

ヘレン「興味が湧いてきたようね」

伊吹「私、やります!」

奏「私は……」

伊吹「奏もやるよね!ね?」ズイッ

奏「伊吹ちゃんがそういうなら……」

ヘレン「エクセレント!!早速明日から始めるから今日は休みなさい」

伊吹(ここ、私の家なんだけど……)

ーーーーーーーーーーーー

翌日

ヘレン「伊吹!貴方の限界?」

伊吹「はぁはぁ……」

ヘレン「奏!それはお遊びのつもり?」

奏「くっ……」

伊吹(すっごいきつい……けど)

奏(身についてる気がする……)

ーーーーーーーーーーーー

1週間後

ヘレン「今日はここまで!しっかり体を休めて明日に備えなさい」スタスタ

伊吹「あ~やっと終わった~」

奏「相変わらずしんどいわね……」

伊吹「でもでも、すっごい身についてる感じしない?」

奏「ええ。なんだか声が出しやすくなった気がするもの」

伊吹「私も激しいダンスを軽々と踊れるようになったんだー!」

奏「やっぱり効果はあるのね」

伊吹「このまま続けていったらどうなるんだろ……」

ーーーーーーーーーーーー
1ヶ月後

ヘレン「ここまで!」

伊吹「へ?」

ヘレン「もう私に教えられることはないわ……」

奏「ということは……卒業?」

ヘレン「ええ。貴方たちはもう世界レベルの力を手に入れてるわ」

奏「へぇ……」

伊吹「そうなんだ……実感はないけど……」

ヘレン「プロデューサーに頼んで近いうちに2人でミニライブをすることになったわ!そこで世界レベルの力を見せつけてきなさい!」

奏伊吹「はい!」

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そうしてミニライブは行われた
伊吹のプロのダンサー顔負けの世界レベルのダンスと奏の聞く人を魅力する世界レベルの歌声で観客は1日で虜になった。
このミニライブをキッカケに、日本全国、そして世界へと活動範囲を広げていき、2人が世界の頂点に立つことになるが、それはまた別の話

のちに2人はこう語る

ーーーー世界レベルのアイドルとなった2人ですが、何か特別なこととかしたんですか?

伊吹「そりゃあ……」

奏「ヘレンズブートキャンプです」

ーーーーヘレンズブートキャンプとは……?

伊吹「私たちの同僚にヘレンさんっていう世界レベルの人がいまして……その人の考案したレッスンです」

奏「今はもうアイドルを辞めて世界レベルのトレーナーとして働いてるみたいだけどね」

ーーーーヘレンズブートキャンプはどんなものでしたか?

奏「そりゃあもうしんどかったですよ。文字どうり血を吐いてました」

伊吹「でもあのヘレンズブートキャンプがあったからこそ今の私たちがあるんです」

奏「そうね……あの鑑賞会にヘレンさんが来なければ今の私たちはなかったわ」

ーーーー最後に一言お願いします
伊吹「アイドルになりたい人は是非ヘレンズブートキャンプを!っておかしいかな」

奏「一見おかしいように聞こえるけど実際その通りだもの」

奏「辛いのは間違いないけれど、その辛さは必ず強さになるわ」

伊吹「それじゃあ……」

奏伊吹「世界レベルのアイドルになりたい人はヘレンズブートキャンプを!」

おわり

以上で完結です
ご覧いただきありがとうございました
マジで勢いだけで書いたので細かいところは目を瞑って頂けると幸いです

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