沙織「バレンタイン・イブの夜」 (34)

・深夜テンション
・盛大なキャラ崩壊
・レズ

です

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沙織「というわけで、チョコレート作っちゃおう!」

麻子「どういうわけだ」

優花里「急に家に来いっていわれたので何事かと思いましたよ…」

沙織「ごめんごめん。いろいろ準備してたらいいそびれちゃって」

華「てっきり結婚詐欺師に騙くらかされてお風呂屋さんでバイトさせられそうになってるのかと」

沙織「私はどういうイメージなのよ。というかそんなの華たちに相談してどうすんの」

みほ「戦車の砲弾をぶちかませばどんな屈強な人間でも物言わぬ肉塊になります。ひきにく作戦です」

沙織「みぽりんが怖いんだけど」

麻子「沙織が誘ったせいで今日テレビでやる劇場版ボコがリアルタイムで見られないそうだ。録画はしてるらしいが」

沙織「? 録画してるならいいじゃない」

優花里「…武部殿が少し嫌いになりました」

沙織「なぜ」

華「マニア心は複雑なんですよ」

沙織「まあとにかく! チョコよチョコ」

みほ「いいけど…チョコあげる人いないよ? ここ同年代の男性は一人もいないから」

優花里「私も父にあげるだけですね」

華「もしかして沙織さん、あのちん〇ん亭みたいな風貌の用務員のおじさんに…」

沙織「違えよ、失礼なこと言うな。友チョコだから」

麻子「ホモチョコ?」

沙織「友チョコっつってんでしょ」

優花里「言葉の定義的には同性の恋はホモセクシュアルなので女性同士でもホモチョコと呼んで問題はないかと」

みほ「レズチョコは普通にありそうだもんね。レーズンチョコみたいで」

沙織「みぽりん達にあげる分はタバスコとナンプラーどっちをトッピングされたい?」

麻子「そもそも私はチョコなんて作ったことないぞ」

沙織「簡単だって。市販の板チョコを溶かして型に入れて固めるだけだし」

優花里「料理は愛情と言いますが、随分片手間な愛情があったもんですね」

沙織「いいの!そういうもんなの! 私はガトーショコラ作るから、みぽりんたちもなにか作って!それをみんなでシェアして食べるのっ!」

みほ「…まあいいかぁ。面白そうだし」

華「腕によりをかけましょう」

麻子「レシピブックはあるか沙織」

優花里「……せっかくですからアレを…とすると、お父さんのアレをこっそり…」ブツブツ

沙織「あれ、泡立て器が無い…押し入れかなぁ」トコトコ

華「さて、私はチョコを溶かしてしまいましょう」

麻子「型、いろいろあるな。ハートや葉っぱの形や、これは…」

みほ「…板チョコの形に見えるねその型」

優花里「板チョコを溶かしたものを板チョコ型に固め直すということでしょうか。意味あるんですかね」

華「生きている人間を人体錬成するみたいなものでは?」ジュウウウ

みほ「デブのお腹から脱出する予定はないよ…」

優花里「というか、その漫画知ってるんですね五十鈴殿。漫画一切読まないイメージでした」

沙織「お、みんなーなんの話してるの?」

麻子「五十鈴さんも漫画を読むんだなと」

沙織「華は結構読むよ? からくりサーカスとか蒼天航路と…………」

華「?」ジュワアアア

沙織「華、それはいったい何を?」

華「チョコを溶かしているのですが」ブスブスブス…

沙織「」

優花里「焦げ臭いであります」

沙織「うん、ごめん説明しなかった私も悪いわ。いったん火止めて」

華「? はい」カチッ

【説明中】


沙織「……というわけで、チョコを溶かすときはお湯の温度だけで溶かすの。湯銭っていうんだけど」

優花里「ああ、武部殿が戦車道の試合で使ってる」

沙織「それは無線」

麻子「高級な経済指標に成りえる、油の埋まった土地」

沙織「油田」

みほ「こう寒いと恋しくなるよね」

沙織「温泉。もー!真面目に聞いてる?」

華「みほさんのヒントよくわかりましたね」

華「……ところでどうしましょうこれ」

優花里「チョコと同じ黒系統の色なのにどうしてここまで食欲をそそられないのでしょうか」

麻子「ちょっとくれ」パクッ モグモグ

沙織「こら麻子。ペッしなさい」

みほ「…どうですか?味は」

麻子「……強火で熱せられた結果醸し出されるしつこすぎる甘味と気遣いの欠片もない叩きつけるような苦味がマリアージュして口の中で暴れまわってる。一言でいうとマズイ」

華「あらあら」

麻子「あらあらじゃない」

みほ「じゃあ、次は私が作るね」

沙織「みぽりんわかってるね?湯銭だからね」

みほ「大丈夫だよ沙織さん。そこのアホ毛みたいな失敗はしないから」カチッ ボボボボ

華「ディスられました」

麻子「ドンマイ」

沙織「……ところでゆかりんは?なんかいなくなったけど」

麻子「必要なものがあるでありますとかいってどっか消えたぞ。西住さんの手料理が食べられる機会だから間違いなく戻ってくるだろうが」

みほ「沙織さーん、お湯が沸きましたよ」

沙織「オッケーみぽりん。今金属ボウル出すから」

みほ「へ?」ボチャンボチャンボチャンボチャン

沙織「」

麻子「なにしてんだ西住さん」

みほ「いや、お湯でチョコを溶かしてるんだけど…」

沙織「なんでそのまま突っ込むのよー!そりゃ溶かせるけど溶けたのをエスケープできないじゃない!」

華「お湯に金属ボウルを浮かべて、伝導熱でチョコレートを溶かすんですよみほさん。アホ毛からのアドバイスです」

麻子「あ、ちょっと根に持ってる」

沙織「まさかそれやるとは予想つかないじゃない…缶コーヒーにわざわざ缶ごと丸呑みするのはお控えくださいとか書かないのと同じで説明しなかったのも事実だけど…」

華「アメリカの電子レンジには猫を温めるなと書いてあると聞きますが」

麻子「その話ガセらしいぞ。まあ、それにしても西住さんの天然っぷりには驚くが…」

みほ「困ったなぁ…水の底に落ちちゃったよ…掬えないし救えないよ…私はいつもそうなんだ…」

沙織「なんか勝手にトラウマスイッチオンになってんだけど」

みほ「もう全部溶けちゃえばいいんだぁ。あははー」グルグル

麻子「あーあ、もう駄目だ」

沙織「沸騰してたし、チョコは跡形もないだろうなぁ…」

華「よい香りがしますね。お腹がすきました」

みほ「うふふ…うふふ…」グツグツ

麻子「奇遇だな。私もお腹がすいた。めちゃくちゃ食欲がそそられるなこの香り」

沙織「……というかこれ。ねえみぽりん」

みほ「はい?」

沙織「これ、カレーじゃない?」

みほ「えっ。あっ」

みほ「いけない、板チョコとカレールウ間違えました」

沙織「どんな間違いよ!人の台所の戸棚勝手に開けやがって!」

華「みほさん、そのギャグは全国津々浦々でやりつくされてますよ。煎じ過ぎて最早ただのお湯です」

みほ「そうなんです…私から戦車を取ったら何も残らないただのお湯…。そういえばお姉ちゃんはカレーが好きだったなあ。お姉ちゃん…次期家元有力候補様…」

沙織「めんどくせえなもー!」

麻子「沙織が壊れていく」

優花里「あのー、ただいま戻りましたが、なんでカレーの香りがするんです?」

華「いろいろあって」

……………………


沙織「ふう、苦節あったけどなんとかチョコかんせーい!チョコパーティ!」

麻子「なんか色々すっ飛ばされた気がする」

華「めんどくさくなったという電波を拾いました。アホ毛で」ゴクゴク

沙織「うちに毒電波は飛んでないわよ」

優花里「てか、さっきから何飲んでんですか五十鈴殿」

華「カレー」

優花里「何度目の質問か忘れましたが、なんでカレーがあんですか」

華「そこで悶えてるかわいい人が大ポカをやらかしたからです」

みほ「うぅ…恥ずかしいよぉ…穴掘って埋まってますぅ…」

麻子「西住さんそれ違う人。確かに似てるけど」

優花里「あ、おいしいですよ武部殿のガトーショコラ。いいお嫁さんになれます」モグモグ

沙織「えーほんと?すごい嬉しい」

麻子「五十鈴さんのチョコもうまいぞ。明治の板チョコみたいな味がする」

華「まあ溶かして固めただけですから」ゴクゴク

みほ「ねえ華さん、カレー飲むのやめてよ。カレーは飲み物ってジョーク確かにあるけど、本当に飲み物にしていいってわけじゃないし隣で飲まれると落ち着かないよ…」

沙織「後でカレールウ弁償してよねみぽりん」

みほ「とほほだなぁ」モグモグ


麻子「……西住さんが食べてるの、誰が作ったチョコだ?」

優花里「あ、私です。トリュフは簡単なので」

みほ「へぇー、美味しいよこれ。すっごく」

優花里「本当ですか!? えへへー西住殿に褒められちゃいましたぁ」グニャグニャ

沙織「褒められた犬だ犬」

華「わたくしもあの頭わしゃわしゃしたいです。花を生けるのに便利そうですし」

麻子「わしゃわしゃはともかく生け花はやるなよ?」

華「別次元の私がすでにやったそうですよ。ちびまる子だかマルコ・ポーロだか」

麻子「またアホ毛から変な電波拾ってる…」

みほ「優花里しゃーん、ほんろに美味しいチョコらよー? ちょっとこっひおいで、褒めてあげうねー」

優花里「ヒヤッホォォォウ!もっと褒めてもらえるぜぇぇぇぇ!」

華「テンション高いですね」

沙織「馬鹿犬だ馬鹿犬」

麻子「……なんで西住さん、呂律が回ってないんだ」

みほ「えへへー、優花里しゃーん。なでなでー」ナデナデ

優花里「ふわぁぁ…」トロン

麻子「前戯すんなら二人っきりのときやれ」

沙織「麻子、言い方」

華「仲睦まじいのは結構なことです。こう女の子ばかりの環境なら、多少の火傷は致し方ないことです」

沙織「まあ女であることをぶん投げて寸胴鍋抱えながらカレーを飲んでる華よりは健全かなぁ…」

麻子「ちょっとくらい私たちに分けてくれてもよかったのに」

沙織「お米ないよ?それと具も。本当にお湯にルウ溶いただけだよ?」

麻子「やっぱいらな……」


優花里「ミギャアアアアアアアアアア!!!」


一同「!?」

みほ「ええへー、優花里しゃーん」ナデナデナデナデナデナデ

優花里「あ”あ”あ”あ”!!頭の皮が熱いいいいいい!禿げるううううう!!!」

華「うわ、チョコラータとセッコみたいになってます。チョコレートだけに」

麻子「やっぱり漫画の趣味シブいな五十鈴さん」

沙織「いやそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!ちょっとみぽりん!?やめてあげて!」

みほ「えー」ヒョイッ

優花里「」バタン

麻子「うわ、頭から煙が出てる。おーい大丈夫か秋山さん」トコトコ

華「! いけません不用意に近づいては」

麻子「へ? んむっ!」

みほ「うひひー…麻子さんって猫さんっぽくて可愛らしいですよねぇ。ずっと前から撫でたいと思ってたんですよ」ギュウウウ!

麻子「ぐええっ!西住さん力強いし!沙織、助け…」


沙織「ごめんね麻子、禿げたらモテないから…」

バタン


麻子「薄情者ー!」

みほ「えへへー」ヌウ

麻子「ひっ!」ビクッ

ギニャーーーーーー!!!


華「さようなら。骨は拾ってあげます」

沙織「つっかえ棒つっかえ棒」ガタンガタン

華「ふう。これでみほさんが外まで追ってくる危険性はなくなったわけです。が……」

沙織「うん。みぽりんのあの豹変、間違いなくあれだよ、お酒。酔っ払ってるよ」

華「優花里さんのチョコを召し上がってからでしたね。恐らく、途中で取りに行ったのはウイスキーかなにかだったんでしょう。酔わせて持ち帰る算段だったのでは?」

沙織「あの子実家暮らしでしょうに。あのもじゃ毛は脳味噌から直接生えてるのかな」

華「困ったものです」

………………

沙織「三十分たったね。そろそろ頭も冷え始めたかなぁ」

華「そうですね。そろそろ戻りましょうか」モグモグ

沙織「……華、何食べてんの」

華「沙織さんのガトーショコラです。美味しいですね」

沙織「ああ、うんありがとう。ところで、悪魔のチョコボンボンは持ってきた?」

華「置いてきました。未成年飲酒はちょっと…」

沙織「おバカーーー!より強化されたらどうすんのよーーー!そのアホ毛は脳味噌から直接生えてんの!?」

華「その言い回し気に入ったんですか?というか沙織さんが持ってくればよかったじゃないですか!この婚活頭!」

沙織「むぎぎ…と、とにかく!部屋に戻るよ!」ガチャ

華「あ、誤魔化しましたね。今誤魔化しましたね」

沙織「うっせー!」

沙織「お、おじゃましまーす…」

華「沙織さんの家では?」

沙織「今の主は妖怪なでなで女だから…」ソロソロ

沙織「……あ、あれ?」


シーン…


華「うーん……その妖怪なでなで女が見当たりませんね武部さん」

沙織「そうですね五十鈴さん。ところでもう一つ疑問点があるのですが」

華「なんでしょう」

沙織「なぜか秋山さんと冷泉さんが全裸にひん剥かれて、時折ビクンビクン震えてて、挙句の果てにチョコボンボンが一個も残っておりません」

華「安易なレズは害悪だ。近年流行りのサイコレズなど言語道断だと新三郎が熱く語っておりました。ネットで」

沙織「私の部屋がチーズケーキ臭いよぅ…」

華「台所にもいませんね。でもこんなものを見つけましたよ。ラベルに『パパの』って書いてあるワイルドターキーの八年物です。花山薫の愛飲酒ですね」

沙織「なにやってんだよホントに」

ピンポーン!

華沙織「!?」ビクッ


ガチャ


ゴモ代「あの…さっきからすごく騒がしくて…どうかしたの?」

沙織「あっ、ゴモりん…ごめんね騒いじゃって」

華「部屋隣だったんですか。というかゴモりんて」

沙織「いいでしょ別に」

ゴモ代「? なんかチーズケーキとチョコレートとカレーが混ざり合った香りが…」スタスタ

沙織「あっ!こっち来ちゃダメ!」

ゴモ代「えっ、そっちになにかあ
                   る
                       ぅ?」グイッ

ゴモ代「きゃああっ!」ドサッ

沙織「ゴモりん!?」

ズルズル
バタン

沙織「うわっ!ゴモりんが引きずりこまれた!」

チョ、ニシズミサン!ヤメッヤメキャアアア!

華「洗面所に潜んでたんですね。襲われなくて幸運でした」

グチョグチョグチョグチョ
ニチャニチャニチャニチャ
クチュクチュクチュクチュクチュ

ゴモ代「あ”あ”あ”あ”あ”あ”ーーーーッ?!!!」


華「……ハンバーグでも捏ねてるんでしょうか」

沙織「違うと思う」

華「……封神演義」

沙織「もっと違うと思うしグロイし」

ガチャッ

ユラァ…


みほ「…………ヒック」

沙織「ひいっ!顔が真っ赤っかだぁ!」

華「目が据わってますね…どうしましょう」

みほ「…………前から、思ってたんです」

沙織「へ?」

みほ「その豊満な乳をこねくり回してみたいと。そのモデル並みのスタイルを好きにしてみたいと」

沙織「もうレズを隠さなくなってるしー!」

華「女子高育ちは怖いですね」

沙織「私らも同じ穴のムジナじゃん!」

華「穴ですか。この場合は穴姉妹?指姉妹?」

沙織「ちょっと黙ってろ!」

みほ「えへへー…沙織しゃあん!」ドヒュッ!

沙織「うおっ速っ!ぐえ!」

みほ「うへへー」ギリギリギリ

沙織「力強いいいい!具体的には水没した戦車のハッチを外側から開けられるくらい強いいいいい!!」ギギギギギ

華「熊本の女は酒に強いと聞きましたが、ガセだったんですかね」ガッカリ

沙織「どーでもいいよ!いいから何とかしてええええ!みぽりんのことは好きだけどファーストキスが女の子は嫌あああああ!!!!」

みほ「大丈夫ですよぉ…誰だって最初は恐いんです…優しくしますからぁ…」フッ

沙織「ああ…唇が迫って……。ごめんね、未来の旦那様…」

沙織「…………あ、あれ?」

みほ「んん!?もごご」

華「……みほさん、おイタもその辺にしておきましょう?」

沙織「ワ、ワイルドターキーの瓶を口に突っ込んで…」

華「今です!」

沙織「!? え、えいっ!」グイッ

みほ「ふぐっ」ドタン

華「ひっくり返りました!今のうちに!」ドボンドボンドボン

みほ「んーーーー!」ジタバタ

沙織「そっか!いっそのこと、完全に酔い潰してしまえばいいんだ!絵面は最悪以外の何物でもないけど!」

華「みほさんは西住流秘伝の人体実験により全身の細胞がカーボンコーティングされているので大丈夫ですが、それ以外の一般的な皆さまはお酒の一気飲み、未成年飲酒などは大変危険なので決してなさらぬようお願いいたします」

沙織「なにに気ぃ使ってんのよ。というか人体実験が修行の一環とか冗談でしょ?」


みほ「もご…ご…」パタン

みほ「……えへへ、ボコがいっぱい…」ムニャムニャ

華「ミッションコンプリートです」

沙織「た、助かったぁ…。いい気に寝てる…」

華「二体一ですが、勝利は勝利です。いい気分ですね」ゴクゴク

沙織「華ってタイマン張るとか言い出したり結構アレよね……」

沙織「……って、なに飲んでんの」

華「……勝利の美酒です」ヒック

沙織「アホーーーー!」

華「えいっ」ドンッ

沙織「ぐえっ」ドサッ

華「うふふ…私、沙織さんならいいなって思ってたんです」

沙織「私はよくないなって思ってるうううう!嫌ああああ!白馬に乗った石油王でハリウッド俳優な王子様じゃないと嫌あああああ!!!」

華「安心してください。石油王には負けますが、我が五十鈴流は一生遊んで暮らせる程度の貯えがありますので」

沙織「話通じてねええええ!本意を読み取れてねえええ!!」

華「動かないでください。恐いのは最初だけですので」

沙織「なんで華もなのよ!なに、名家の家元の娘は特殊性癖と酒乱を併発する呪いでもかかってんの!?」

華「沙織さん…」ンー

沙織(ああ…今度こそさよなら、私のヴァージン…)

沙織「うう……」プルプル

沙織「……ん?」


華「うう……」プルプル

沙織「…い、五十鈴さーん?お顔がそれはそれは青いんだけど…」


華「…は、吐きそうです」

沙織「」

華「さすがにカレー全部は無茶でした」

沙織「鍋全部食ったの!?」

華「ちょっとでも動いたら決壊します」

沙織「ひいいいい!それならまだキスのがマシ!キスのがマシだからああああ!!」

華「あっ暴れないでくださあっ」

沙織「あっ」

オロロロロロロロ

イヤアアアアアアアアアアア!!!!

……………………

それからのことは、あまり覚えていない。

朝日が差し込んで、一晩ゲロに浅漬けにされた体を血が出るくらい洗いまくって、ゴモりんを抱きかかえて隣の部屋にリリースし、今に至る。

最初に起きた麻子とゆかりんは、記憶を封印したかのように何も覚えていなかった。みぽりんにご執心なはずのゆかりんすら封印する酔っ払いみぽりんのレズ攻撃。どれほどに恐ろしいものだったんだろう。

次に目覚めた華は覚えているのか気まずそうに笑っていた。歯を徹底的に磨かせて綺麗にした後は、もうお互いに忘れることにした。それが一番だと考えたからだ。

最後に目覚めたみぽりんは、それはそれは清々しそうに朝日を浴びて、「いつの間にか寝ちゃってた。えへへ」と小動物のように笑う。

穴掘って埋めてやろうか。本気でそう思ったのだった。

…………………

あや「ママー恋のお話してー?せっかくのバレンタインなんだしー」

沙織「ごめん、今日は休業なの。恋のこの字も見たくない気分なの」

優季「へぇ~、珍しいこともあるんですねぇ」

桂利奈「あいー…」

沙織「愛…おえっ」

あゆみ「え、今のでもダメなの?」

沙織「…傷が癒えるまでもうちょっとかかるかな…」


梓「……じゃあ、あの話はしない方がいいのかな…」

沙織「え、あの話ってなに?いいよ、大丈夫だから大切なことなら話して?」

梓「はい…えっと、実は…」







梓「ゴモ代さんがレズに目覚めちゃったぽくて、パゾ美さんが身の危険を感じてるらしくって」

沙織「おろろろろろろ!!」

あや「うわ、吐いたぁ!」

沙織「もうバレンタインはこりごりだよやだもーーーーーー!!!!!」



おしまい

お付き合いいただきありがとうございました
HTML化依頼出して、寝ます
三連休っていいですよね

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