武内P「続・牧場物語」【安価】 (733)


牧場物語とは書いてあるけど

実質ルーンファクトリーというか

前回の牧場要素、じゃがいもだけだった気がする

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518019240


前作

武内P「牧場物語」【安価】
武内P「牧場物語」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516710803/)

の続きからとなります

まぁ、すぐに新スレとして始まるかもしれませんので、前作読むのがだるければそこまでとばして頂ければ


【冬の月 11日目】

ついに第七層…ここまで辿り着けた

以前時間に追われているのは変わらないが、最後までに諦めずに行動しよう

安価:今日の行動

選択肢:スカウト(特定のアイドルのみ)・洞窟7層攻略(戦闘可能な住人2人選択、補正+10)・住人に戦闘要請(住人2人選択)

安価↓2

戦闘可能:有香・李衣菜・裕子・楓

村人:乃々・周子・みく・薫


蘭子「あ、あの…」

「神崎さん…ありがとうございます、またお時間を取って頂いて」

「…今日で、最後とさせて頂きますので」

蘭子「…」

「改めてお聞きします。神崎さんのお力を、貸して頂けないでしょうか?」


蘭子「…私、ずっと一人で生活してきて」

蘭子「誰か友達になってくれる人を探して…いつの間にか召喚術を始めて」

蘭子「…こんな私の力が、役に立つとは…思わないんです」

スカウトコンマ判定

コンマ【35】以上でスカウト成功(村レベル10)

コンマ判定↓


蘭子「…だけど、もし必要としてくれる人がいて、誰かを救えるかもしれないなら…」

蘭子「…この翼、預けても良いか?」

「…えぇ、任せてください」

「私は、プロデューサーですから」

蘭子「…うむ!」

蘭子「魂の、赴くままに!」


神崎さんのスカウトに成功しました

神崎蘭子【親愛度:32→37】

戦闘可能:有香・李衣菜・裕子・楓・蘭子

村人:乃々・周子・みく・薫


【冬の月 12日目】

残り4日…これを過ぎれば、二度とあの洞窟に入れることはないだろう

ここは重要なポイントだ

スカウトに行くべきか…住人を誘うべきか

あるいはとりあえず攻略を進めるべきか

出した結論は…

選択肢:スカウト・洞窟8層攻略(戦闘可能な住人2人選択)・住人に戦闘要請(住人2人選択)

安価↓2


有香「では行きましょう!どんな敵が来ても任せてください!!」

裕子「おお!有香ちゃんやる気十分ですね!」

有香「それはもう!プロデューサーさんのお役に立てるんですから、当然です!」

裕子「むむ…いいですねぇ、サイキック友情パワーですね!」

有香「…そ、そうですね!」

「これから第七層に向かいます、それまでは既に突破していますが…一応気を付けて下さい」

裕子・有香「「分かりました!」」


「…ここが、第七層のはずですが」

裕子「誰もいませんね?」

有香「どこかに隠れているのでしょうか?」

「…いえ、ここにいないのであれば、おそらくいないでしょう」

第七層は城のような外観をした建物の中を進んでいく構造で、今はその玉座と思われる場所にいる

しかし、道中誰にも会わないどころか、この玉座も空席だった

また階段を降りる際に何らかの妨害を受けるかもしれないが…

思った通り、この階層では最後まで誰にも会わなかった


☆☆★「やぁやぁ良く来たね~!あ、これ良かったら食べて?」

「…」

有香「…」

裕子「これはこれは、ご丁寧にどうもありがとうございます!」パクッ

「…あなたが、第8層の?」

☆☆★「うん!いやーでも君たち凄いね、ここまで来た人初めて見たよ」

☆☆★「本当はさらっと通してあげたいところだけど、まぁそれはそれだから」

☆☆★「では、ルールを説明しよう!」


☆☆★「この階層に隠された、3つの星を探してみよ~!」


有香「…他の守護神も、あんな感じなんですか?」

「いえ…彼女が特殊なのだと、思いたいのですが…」

裕子「それじゃあどうしましょう?一緒に探します?」

「…安全を考えるならそうですが、時間がないのも事実です」

「お二人とも無理はせず、何かあればすぐにここに戻ってきてください」

有香「分かりました!」

裕子「宝探しですね、任せてください!」


コンマバトル【P側のコンマが高ければ勝利】

コンマ↓…P・有香・裕子

コンマ↓2…☆☆★


有香「んー………あ!ありました!ありましたよプロデューサーさん!」

裕子「これで二つですね!でも、あと一つはどこにあるのか…?」

有香「もうほとんどの場所は調べたと思うんですけど…」

「…いえ、あと一つの検討はついています。とりあえずあの方のところに行きましょう」

有香「おお、流石はプロデューサーさんです!」

裕子「ムムム…サイキックアイでは見つけられませんでしたが、どこにあるんでしょう?」


☆☆★「おかえり!三ツ星は見つかったかな?」

有香「えっと、一つは宝箱の中にあったこれと」つ☆

裕子「地面に埋められていたものがこれです!」つ☆

☆☆★「ほうほう、それで…あとひとつは?」

「…この階層の天井、その中心から漏れるあの小さな光…あれが3つ目です」

☆☆★「…フフフ、だいせーかーい!!」

☆☆★「正直もう少し自信満々で言われてたら『え?』ってイジろうかと思ったけど、真面目な感じだから止めとくね!」

「…助かります」


☆☆★「おめでと!これでまた次の階層に進めるね」

☆☆★「…それにしても、へー…まだ残ってたんだ」

裕子「…?」

有香「何のことですか?」

☆☆★「いやこっちの話、とにかく頑張ってね~」


第8層をクリアしました

戦闘可能:李衣菜・楓・蘭子

村人:乃々・周子・みく・薫


【冬の月 13日目】

途中どうなることかと思ったが、10層まで到達できる見込みが出来てきた

あとは選択を見誤らない限り、きっとたどり着けるだろう

今日の予定は…

安価:今日の行動

選択肢:スカウト・洞窟9層攻略(戦闘可能な住人2人選択)・住人に戦闘要請(村人2人選択)

安価↓2


蘭子「時は来た!」

楓「ついに9層…ここまでたどり着けるなんて、流石はプロデューサーさんですね」

「皆さんのおかげです…それに、まだ終わりではありませんから」

楓「…そうでしたね」

蘭子「終焉の幕を閉じるとしよう…(頑張りましょう!)」


蘭子「おぉ!ここも素晴らしき世界!」

楓「確かに綺麗ですね…青色の石にたくさんのお花、あちこちに個性が感じられて」

サファイア…なのだろうか、9層に辿り着いてまず目に入るのは、綺麗な鉱物とたくさんの花

この階層の守護神は、きっと花や青い物が好きな…

蒼の剣「…」

そう、彼女のような方だろう


蒼の剣「…ふーん、アンタが今代の…」

蘭子「…?」

蒼の剣「なら手加減は必要ないよね、全力でいくから」

楓「えーっと、ルールとか説明して貰えるのかしら?」

蒼の剣「…普通なら『私を倒せ』って言うところだけど、今日は変えておくよ」

蒼の剣「ルールは『10分間、私に直接触れられないこと』、それだけ」

蒼の剣「その方がやりやすそうだし」

「…」


蘭子「ほう、つまり触れられなければ良いのだな?」

蒼の剣「そう、だから…」

楓「別に、あなたを倒してしまっても構わないということですね?」

蒼の剣「出来るものなら」

「…高垣さん、神崎さん」

蘭子「我が僕よ、指示を」

楓「きっと、まともに戦っても勝機はありません」

楓「お願いしますね」

「…分かりました」


コンマバトル【P側のコンマが高ければ勝利】

コンマ↓…P・楓・蘭子

コンマ↓2…蒼の剣


蒼の剣「………」


蘭子「はぁ…はぁ…はぁ…」

楓「…どうしました?まだ決着はついていませんよ?」


蒼の剣「…そうなんだけど」

蒼の剣「時間切れなんだよね」

蘭子「…え?」


楓「…そういうことですか」


蘭子「えっと、ということは…」

蒼の剣「そっちの勝ち、はぁ…こんなことならもっと時間を増やしとくべきだったかな」

「お二人とも…怪我は?」

楓「大丈夫ですよ、蘭子ちゃんは?」

蘭子「う、うむ!造作もなき…こと(つ、つかれた~)」


蒼の剣「…召喚士の方はともかく、思ったより出来るんだね」

楓「ふふ…色々あったおかげかしら、今はどこにでもいるラップを嗜む村長だけど」

蒼の剣「…どこにでもいるとは思えないけど」


蒼の剣「ともかく、これでこの階層もクリア」

蒼の剣「残るはあと1層…最後の守護神が、アンタ達を待ってる」

蒼の剣「…悔いの残らない選択を、そして…」

蒼の剣「アンタ達に、蒼の加護がありますように」


「…ありがとうございます」


第9層をクリアしました

戦闘可能:李衣菜

村人:乃々・周子・みく・薫


【冬の月 14日目】

ようやくここまで辿り着いた

ついに最後の階層…最後のたたかいだ

ここまで来れたことに、全ての住人の方に感謝し

最後の選択を決めた

安価:最後の行動を決める

選択肢

①李衣菜と二人で向かう(前スレの人数不足で一回休みを適用)

②村人から一人スカウト(一日消費)して洞窟へ(村人の名前も)

③○○をスカウトする(コンマ【80】以上で成功)、二回チャレンジ可(※③→①は不可)

安価指定先:21:00:00:00以降に一番近い安価


李衣菜「…まだ、言うのは早いと思うんですけど」

9層まで到達し、最後の階段を降りていた時だった

それまで緊張した様子だった多田さんが、話しかけてきた

李衣菜「ここまで辿り着いて、最後に私を連れてきてくれて…ありがとうございます」

「お礼を言うのは、私の方です。ここまで本当に多くの方に助けて頂きました」

「私は、それを後ろから見ていただけに過ぎません」

李衣菜「でも、プロデューサーさんが私のことを信じてくれてなければ、ここまで来れませんでした」

李衣菜「…だから」


李衣菜「本当にありがとうございます、最後まで…よろしくお願いしますね」

「…はい、最善を尽くしましょう」

10層の扉が見えてきた

この先に、最後の関門が待ち受けている

あとは…この階層を突破するだけだ


重い扉を開き、中を確認する

そこは…今までのどの部屋よりも広く

どの部屋よりも異質だった

「……っ」

部屋の中には何もなく、奥行きも曖昧な距離しか分からない

ただ薄暗いだけで、危険もないように見えるのだが…

李衣菜「…ここ、何か変な感じがします」

そう、何か…何かが、いるような気がする


視界が一瞬暗くなる

再び見えるようになった時、部屋に変化が起きた

最初からそこにいたのか、中心に誰かいる

きっと彼女が、この階層の守護神だろう

『…けて』

…?

…声が、聞こえるような


『…けて、ください』

「…多田さん、何か聞こえませんか?」

李衣菜「え?いや…何も聞こえませんけど」

「…では、この部屋に誰か他に人はいますか?」

李衣菜「…?、だ、誰もいないような…」

どうやら、この声も目の前の彼女も、私にしか見えないらしい

「分かりました、では…その場を動かず、見ていてください」


制止を振り切り、前へ前へと進む

先ほどから聞こえる声、その主が彼女だとすれば…

会いにいかなければいけない気がする

話を聞いてあげなければいけない気がする

「どうされました?」

『…思い出せないんです』

「何を、ですか?」

『…私が大切にしていたこと、何よりも大事にしていたこと』


「…力に、なれますか?」

『教えてください、私はどうすれば…』

『思い出せますか?』

「…」

考えろ、きっと分かるはずだ

答えは…

コンマバトル【P側のコンマが高ければパフェコミュ】

コンマ↓…P・李衣菜(特定のセリフでコンマ倍化)

コンマ↓2…○○


「…あなたは、思い出せるはずです」

「例えどれだけの時間が経っても、星の輝きと同じように」

「変わらずそこにあるものですから」

『………』

『…そう、でしょうか?』

「はい、必ず」


『……プロデューサーさん』

○○「ありがとうございます」


「…」

「多田さん、お待たせしました…戻りましょう」

李衣菜「え!?でもまだ…」

「魔法は先ほど頂きました…いや」

「もしかすると、最初から…」

李衣菜「…?」


【エピローグ】

それからのことを、簡潔にまとめよう

無事地上に戻って来た私たちは、住民の方に一連の事情を説明

反応は人によって様々だったが、納得して頂いた

あとは…最後の一人に会いに行くだけだ


「失礼します」

加蓮「………」

「…北条さん、起きていますよね?」

加蓮「…」

「…何も話さなかったのは謝ります、ですが…」

加蓮「…ごめんね」


「…?」

加蓮「…本当はさ、少しだけ気づいてたの」

加蓮「いつだったか、プロデューサーと李衣菜が森の奥に行くのを着いて行ったことがあって」

加蓮「その時に、もしかしたらあたしのために危ないことをしようとしてるかも…って」

「…」

加蓮「それから、いくらでも聞く機会はあったのに…聞けなかった」

加蓮「違うかもしれない、という気持ちもあったけど…実際は聞く勇気がなかっただけ」

加蓮「…だから、ごめんね」


「…私も、もっと早くこのことをお伝えするべきでした」

「確実に治せる見込みがない以上、洞窟のことを伝えるべきではないと思っていましたが…」

「今思えば、北条さんを不安にさせるだけでしたね」

加蓮「プロデューサー…」

「ですが、お待たせしました」

「今からあなたの病気を治します」


魔法とは、科学で到達出来ていない未知の領域のことを指す

時間旅行、世界線の移動、生命の回帰、自分だけの現実、そして…

過去の人類はきっと、一度これらの神秘に触れたにも関わらず、忘れてしまったのだろう

何人か覚えている人がいたとしても、それは限りなく少ない

だが、それでいいはずだ

…このような力がなくても、人は前を見て歩けるのだから


「…終わりました、もう目を開けて頂いて大丈夫です」

加蓮「え?も、もう終わり…?」

「はい、しばらくはリハビリが必要ですが…いずれ普通の人と変わらない生活が送れると思います」

加蓮「………」

加蓮「ありがとう、プロデューサー」

「…では、私は少し行くところがあるので」

加蓮「どこへ?」

「…この力を、帰しに行ってきます」


『上手くいきましたか?』

「はい、ありがとうございます」

『そのまま、あなたが持っていてもいいのですが…』

「いえ…目的は達成できたので、もう十分です」

『…そうですか』

「…また来ます、その時は…」

「見せてください、あなたの笑顔を」

『…はい!』


以上です

正直10層まで行けるとは思いませんでした

おめでとうございます

終盤安価スレから逸脱し過ぎてしまい、申し訳ありません

次があればなるべく機械となって書くので、お許しを


では、次があるかどうかの安価出します

明日までに埋まらなかったら終了ということで


安価:このスレの行方

選択肢

①今の村のままもう一周年

②新しい村を作成、主人公は武内P

③新しい村を作成、主人公はモバP

④冒険者のギルドを作ろう、オーナーとなった武内P

⑤あえて牧場物語とアイドル要素を組み合わせてみる


安価対象:先に3票を集めたもの


遅くなりました
1ですね、ではこのまま2週目に突入します

前スレでまとめたようにひと月を10日に
村レベルは継続して【10】、目的は村の発展ですがご自由に


【春の月 1日目】

長い冬が終わり、新しい一年が始まる

昨日は今までの疲労で動けなかったが、今日は大丈夫そうだ

まだまだ村として不十分な部分も多い、これからも頑張っていこう

さて、今日は何をしようか

安価:今日一日の行動

お願い:スカウトなら『○○をスカウト』など、出来るだけ具体的に書いてください
   
安価↓2


…そうだ、北条さんの住む場所を確保しなくては

今はまだ病院でリハビリ生活を送っているが、いずれ退院して普通の生活を送るようになる

既存の住宅でも問題ないのだが、出来ることなら新居で住みやすい場所がいいだろう

まずは、本人の意向を聞いてみよう


加蓮「新しい住居?あーなるほど、そうだよね」

「…もちろん、今後もミシロ村に住んで頂けるならの話ですが…」

加蓮「んー…どうしよっかなぁ」

加蓮「誰かが家でお世話してくれるなら、考えてもいいけど」

「ヘルパーの方であれば、おそらく派遣できると思います」

加蓮「…まぁいいや、うーん…どうしよっかな」


安価:加蓮の住む場所、及び加蓮の前の職業(学生、無職等可)

選択候補:アパートか一軒家など、あとは懐事情も安価で設定として追加可能

安価↓2


把握しました
そうですね…では日にちは40日として、安価を二つ採用にしていきましょうか
次の安価から2個採用ということで、過疎ってきたらまた考えます

それと大変申し訳ありませんが、登場キャラのアニメ組、もしくは声付き縛りは継続させて頂きます
今後スカウト安価が来た場合、自動的に安価↓とさせて頂きます


登場人物

【村人】

千川ちひろ【親愛度:33】 職業:公務員 《備考:Pのサポート役、この村の村役員、このスレでは普通の人》

堀裕子【親愛度:64】   職業:サイキッカー(学生) 《備考:サイキック同好会部長、楓さんも入っている?パルプンテの使い手》

姫川友紀【親愛度:35】  職業:女将 《備考:ミシロ温泉旅館の女将と化した元ホームレス、現在は住み込みで働いている》

北条加蓮【親愛度:46】  職業:学生、入院中 《備考:魔法によって回復に向かっているが、まだ入院中、首都に蒼い友達が二人いて、日課は花畑の世話》

多田李衣菜【親愛度:72】 職業:シンガーソングライター、医者 《備考:安価の力で医者となった売れない歌い手、ギターの師匠がいるらしい》

高垣楓【親愛度:99】   職業:ラッパー、村長 《備考:ラップを嗜む村長、基本なんでも出来る人枠》


【村人】

一ノ瀬志希【親愛度:74】 職業:化学者 《備考:色んな薬を作るやべー枠、今のところ特に被害は出ていない》

中野有香【親愛度:98】  職業:格闘家 《備考:拳を交えて仲良くなった人、裏でアプローチしているらしいが、進展なし》

アナスタシア【親愛度:76】職業:守衛(ロシアンマフィア) 《備考:元北の国の危ないマの人、今はミシロ村の門番》

輿水幸子【親愛度:80】  職業:スタントウーマン 《備考:面白枠、色んな仕事を引き受けているが、けがをしたことがない》

森久保乃々【親愛度:33】 職業:絵本作家 《備考:絵本作家として活動するために、ここで自活している。じわじわと評価されているらしい》


【村人】

塩見周子【親愛度:62】  職業:遊び人 《備考:ミシロ温泉の芸者として活動中、自然体の接客が割とウケている》

前川みく【親愛度:99】  職業:消防士 《備考:救命・救助を行う凄い娘、常に猫耳をつけているとのことだが…?》

龍崎薫【親愛度:71】   職業:小学生 《備考:Pが昔プロデュースしていた村の住人、今はミシロ村で生活している》

大和亜季【親愛度:64】  職業:武器屋兼ガンナー 《備考:銃を特に愛する武器屋、サバゲー大会をたまに行っている》

水本ゆかり【親愛度:71】 職業:吟遊詩人 《備考:つかみどころのない少し天然な詩人、その声はよく澄んで聞こえる》


【村人】

橘ありす【親愛度:15】  職業:蒼の魔道士 《備考:魔術【蒼】を使う魔導士、年は若いが相当な実力の持ち主》

速水奏【親愛度:16】   職業:魔法使い 《備考:現存する魔法使いの一人、もっともその正体は誰も知らない。ミシロ村にはたまに顔を出す程度》

神崎蘭子【親愛度:37】 職業:召喚士 《備考:召喚術を使い、色々な人や魔物と友達になることが目的。墓場に住む少女と仲がいいらしい》


【非村人】

渋谷凛【親愛度:60】   職業:狩人 《備考:首都で狩人をしている少女、未だにミシロ村に行くか悩み中》

浜口あやめ【親愛度:45】 職業:忍者 《備考:西の国のとある屋敷のくノ一、修行の旅にはまだ出ていない模様》

星輝子【親愛度:10】   職業:キノコ学者 《備考:きのこをこよなく愛する学者、ミシロ村の茸を見に来たこともある》

白坂小梅【親愛度:32】  職業:ネクロマンサー 《備考:死人使い、ミシロ村の近くにある墓場に住んでいるらしい》

島村卯月【親愛度:60】  職業:不明、人面犬状態 《備考:魔術で横ステップしていたら犬と合体してしまったらしい、今は首都で元に戻る方法を探している》


「希望はありますか?」

加蓮「…やっぱり、住むなら一軒家だよね」

加蓮「それと、何かあったら困るから…よく知っている人の近くに住みたいな」

「なるほど…では多田さ」

加蓮「プロデューサーって、あたしの体を治したくらいだし…よく知ってるよね?」

「…それは、まぁ」

加蓮「じゃあ、決まりだね」

「…?」


北条さんが私の家の隣に住むことになりました

夏の月の1日目に引っ越しします

北条加蓮【親愛度:46→56】(今までのイベントボーナス、次から+5)


【春の月 2日目】

今日から早速工事が始まっている

この辺りは学校に近いわけでもなく、とくにこれといって利便性も良くはない

…一つあるとすれば、彼女の花畑はこの家の方が近いかもしれない

きっとそれが理由だろう

さて、今日は何をしようか

安価:今日一日の行動×2
  
安価対象:↓2、↓3


いずれ機会を作って伺おうと考えていたことだったが、その機会がやってきた

たまたま神崎さんと村の外で出会い、途中まで行き先が同じということなので、同行することになった

その、行き先というのが…

小梅「あっ…蘭子ちゃん、それに…確か、プロデューサーさん?」

蘭子「なんと、我が友小梅と知り合いだったのか!?」

話を聞くと、神崎さんと白坂さんは前から仲が良く

今日も一緒に遊ぶとのこと

…せっかくの機会だ、以前のことを謝罪しに立ち寄らせてもらおう


小梅「…ここだよ」

「ありがとうございます、白坂さん」

白坂さんに案内して頂き、以前私に憑いていたという方のお墓の前に立つ

用意したお供え物を置き、手を合わせる

時間がなかったとはいえ、悪いことをしてしまったのは事実だ

心を込めて謝り、この方の冥福を祈った

蘭子(…プロデューサー)

小梅「…」


スカウトコンマ判定

コンマ【35】以上でスカウト成功(友情補正コンマ+10)

小梅…↓

   …↓2


小梅「…プロデューサーさんは、優しいね」

蘭子「うむ、我も何度もぞんざいな扱いをしたのにも関わらず、祝福を授けてくれた」

蘭子「時が来れば、我が友の一人になるだろう!」

小梅「…そっか」
  
   『』

小梅「うん、蘭子ちゃんもいるみたいだし…行ってみようかな」

蘭子「…どこへ?」

小梅「蘭子ちゃんとプロデューサーさんの…いる村に」


白坂さんがミシロ村の所属になりました(住む場所は変わらず)

白坂小梅【親愛度:32→37】

      【親愛度:77→87】


寄り道をしてしまったが、元々の目的である北の国へやってきた

今日の目的は、酪農や農業のノウハウを勉強することだ

というのも、ミシロ村には現在それらを主に仕事をしている人物がおらず

このままではまずい、ということで…ここ、及川牧場にアポイントを取った


雫「あれ、もしかしてあなたは…」

「…!、この牧場の関係者の方ですか?」

雫「はい~、そうですけど…もしかして、ミシロ村のプロデューサーさんですか?」

「はい、遅れてしまい申し訳ありません…」

雫「いえいえ、大丈夫ですよ。遠い所お疲れ様です~」

彼女は及川雫という名前で、おいかわ牧場の経営者の娘さんだそうだ

おっとりとしているが、礼儀正しくとても好印象な女性だ


雫「こちらが、うちの業務をまとめた資料になります~」

雫「初めて書いたので、あまり参考にならなかったらごめんなさい」

「…いえ、とても分かりやすい内容です。ありがとうございます」

雫「本当は、実際に体験して頂くのが一番良いのですが…」

「そうですね、もし可能であれば酪農の職業に就きたいという方を職業体験させて頂いてもよろしいですか?」

雫「それは大丈夫だと思いますけど…そうですね~」


スカウトコンマ判定、同時に親愛度判定

コンマ【35】以上でスカウト成功(村レベル10)

コンマ判定↓


>>109 及川牧場×→おいかわ牧場


雫「では、その時はまたご連絡ください」

雫「数か月うちで働いて頂ければ、だいたいのことは分かると思いますのでー」

「ありがとうございます、ではそのように」

雫「あ、父はあちらにいますので…案内しますね」


及川さんと知り合った

及川雫【親愛度:11】《備考:おいかわ牧場を広めていきたいんですけどね…》


【春の月 3日目】

及川さんの資料を一通り見たが、なかなかこの環境を整えるのは難しそうだ

やはり経験者に来て頂けるのが一番良いだろう

白坂さんとは少しずつ打ち解けているが、何か別の視線を感じるのは…

きっと気のせいだろう


安価:今日一日の行動×2
  
安価対象:↓2、↓3

私立探偵 安斎都をスカウト


期待された方々には申し訳ありませんが、前スレより>>89のため安価下とさせて頂きます
学校…は一応ある設定なのですが、現状たぶん人数的に小中高一貫校だと思うので、それぞれ別の学校を作るという流れでいきます


楓「教会と学校を作りましょう!」

村長の一言により、急きょ新しい建物が建設されることになった

学校はすでにあるにはあるが、人数不足で小中高の学生が全て同じ学び舎だった

それだけなら新しく建てる理由にはならないが、近隣の村も少子化の波を受けてか、人数不足に悩む学校が多いらしく、廃校間際だったらしい

そこで、比較的中心にあり学校を新しくしようと考えていたミシロ村に白羽の矢が立ち

現在別々の学校が建設され始めたということだ


さて、学校の方は良いとして…

問題は教会の管理者、神父や僧侶といった人物がいないことだ

流石にそう簡単に見つかる人材ではない、一体どこを当たればいいのか…

芳乃「…」ジー

「…」

芳乃「…」

「…?」

芳乃「ほー」


スカウトコンマ判定、同時に親愛度判定

コンマ【35】以上でスカウト成功(村レベル10)

コンマ判定↓


「…あなたは?」

芳乃「ふむー…」

「…何か、お探しですか?」

芳乃「…人を、探しているのですがー」

「それは、どのような方ですか?」

芳乃「…あー」

芳乃「そなたでしたかー」

「…え?」


芳乃「人をお探しだったのでしょうー?」

「…確かに、私も人を探していますが…なぜそれを」

芳乃「お告げがありましてー、ここでわたくしを求める声が聞こえましたので」

「………」

「私は、ミシロ村でプロデューサーをしているものです」

「詳しい話を、聞かせて頂けませんか?」


依田さんをスカウトしました

依田芳乃【親愛度:62】《備考:良き出会いとなりましてー》

なあなあ
実は謎の占い師よしのんのつもりだったりする?


【春の月 4日目】

学校建設と教会の建設は同時に行われている

北条さんのご自宅も半分くらいは完成してきているようだ

…しかし、もの凄い早さだが一体どうやっているのだろうか


安価:今日一日の行動×2
  
安価対象:↓2、↓3


把握しました
>>132 (*´ω`*)
裕子でも正解だったんですけどね、彼女にも分かりにくい伏線ひいていたので


李衣菜「はい、とても良くなってきていますよ」

「…そうですか、良かった」

変わらず回復に向かっているようで、安心する

定期的にこうして、北条さんの容態を多田さんに聞きに来ているのだが

また何か別の要因で悪くならないか、不安に思うことは今でもある

多田さんを信頼していないわけではないが、こればかりは性分だろう


李衣菜「気持ちは分かりますよ、私も本当に大丈夫かって思う時ありますし」

李衣菜「でも安心してください、加蓮ちゃん自身が治るって信じて、毎日リハビリしてますから」

李衣菜「あとは気力の問題ですからね、その気になればもっと早く回復すると思いますよ」

李衣菜「それに、最近特にやる気になってて、ものすごく回復が早いんですけど…何か知りませんか?」

「…やはり、一人暮らしに向けて頑張っているのではないでしょうか?」

李衣菜「あー、凄いですよね加蓮ちゃんのご両親。加蓮ちゃんの事すごく大切にしているんでしょうね」

「えぇ…私も可能な限りサポートをするつもりです」


北条さんの身体は良くなっているようだ

この調子なら、夏の月には退院できるだろう

…良かった、これで安心して

私も村の業務に励める


<バラバラバラバラバラバラバラ


幸子「…あのー、プロデューサーさん?」

「はい」

幸子「村のPRは分かりました、動画を投稿することも良しとしましょう」

幸子「カワイイボクが動画に写って村を宣伝するだけで、村の知名度はぐんと上がるでしょうし」

幸子「…なのに、なのに…」


幸子「どうしてスカイダイビングしながらPRする必要があるんですか!!!」

「普通にPRするだけでは、誰も見ないと…」

幸子「誰がそんなことを!?」

「高垣さんが…」

幸子「村長さんが!?うぅ…だからって何でこんな…」

「…輿水さんは、高い所が苦手なのですか?」

幸子「え?い、いや…そんなことは、ないですけど…」


「では、大丈夫ですね。高度も十分なのでいきましょう」

<ガシャッ、ビュッオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

幸子「あ、いや…でも…ううううううう………」

「安心してください、もしもの時は私が何とかします」

幸子「………ほ、本当ですね?信じてますからね!?」

「はい、では落ちると同時にカメラを回すので…3、2、1…」

幸子「え?あ、ちょまっtあああああああああああああああああああああああ」


絶叫しながらも、台詞はちゃんと言ってました

多田李衣菜【親愛度:72→77】

輿水幸子【親愛度:80→85】


【春の月 5日目】

桜が綺麗に咲いている

暖かな空気が、春の訪れを感じさせる

今日もいい天気になりそうだ


安価:今日一日の行動×2
  
安価対象:↓2、↓3

スレ主に聞きたいんだけどRPGなんだったらモンハンワールドよろしく痕跡集めて魔物討伐みたいなのもありなの?


>>145 可能です、出来る限り安価に従います…が
単純に私の知識不足で内容がスカスカになる可能性に関してはご了承ください

今までだと、ラップに関する知識が私には0に等しかったので、かなり関連動画や基礎知識を調べたりしましたが…
正直あれを文章で、かつ楓さん要素をだそうと思うと私には到底書けそうもありません。安価して頂いた方ごめんなさい

また、1日2回行動に伴い…連続安価親愛度ボーナスの廃止
及び同一のアイドルや同じ√の選択のお控えをお願いします


それと、>>118さんには申し訳ないことをしました
確かに【アニメ組】の範囲がどこまでなのか私も考えていませんでした
ポスターやチラ見せ、とかならともかく
絡みがあり出番もあった、安斎都のようなアイドルは含むのではないかと思われて当然ですね

1日考えましたが、線引きがかなり難しい以上、【アニメ組】という縛りは取らせて頂き、声付き縛りとさせて頂きます
期待させてしまったことを、重ねてお詫び申し上げます
いずれ全キャラ書けるよう、もっと勉強していきます


ありす「プロデューサーさん、お願いがあります」

「…何でしょうか?」

ありす「私の魔術の研究を、手伝って頂けないでしょうか?」

改まった様子で何を言われるのかひやりとしたが、どうやら杞憂だったようだ

「魔術の研究…ですか、それは構いませんが…私でよろしいのですか?」

残念ながら、私に魔術の素養はない

適任となる人物は他にいると思うが…


ありす「構いません、というより…」

ありす「前の洞窟探検の時に、プロデューサーさんの人を見る目は確かだと思いました」

ありす「だから、ぜひプロデューサーさんに協力して頂きたいんです」

「…そういうことであれば、喜んで協力させて頂きます」

ありす「ありがとうございます…欲を言えば、あと一人くらいいれば良いのですが…」

「それなら、一人心当たりがいます…少しお待ちください」


有香「押忍!プロデューサーさんに呼ばれて来ました!!あたしにも協力させてください!!」

ありす「あ、はい…よろしくお願いします」

前から何度も何かお手伝いできることはないかと言われていた中野さんに声をかけたところ

快く承諾して頂いた、何かお礼を考えなければいけない

ありす「では、お二人に手伝って頂きたいのが…蒼の魔術の一つ、『アイオライト・ブルー』の改変です」


ありす「この魔術は、蒼の魔力で作った剣で敵を穿つ近接用の魔術なのですが…」

ありす「これをより強力に、そして私なりのアレンジを加えたいんです」

「魔術の改良となると…派生させる要因、きっかけを掴むことからですね」

ありす「はい、なのでその模擬戦闘の相手を有香さんにして頂きたいのですが…いいですか?」

有香「いいですよ!ちょうど訓練をしたいと考えていたところです!」

ありす「ありがとうございます。ではプロデューサーさんには、私の魔術を見てもらいます」

「分かりました、出来る限りアドバイス出来るよう見ておきます」

ありす「…それでは、いきます!」


それから20分くらいたっただろうか

橘さんの魔力が尽きたところで一旦特訓は終了し、休憩を行っている

その間に見ていて気付いたことをいくつか伝えたが…やはりそう簡単にはいかなそうだ

ありす「…やはり、私の『想像力』不足ですね。どういう形にしたいのか、それが掴めていないせいです」

有香「うーん…今でも十分強力だと思いますけど、ここから更に強くしようと思うと…確かに難しそうですね」

ありす「一番いいのは、より蒼の力に長けている人物の技を見ることですが…」

橘さんより、蒼の魔術を使える人物が他にいただろうか…?


橘さんの魔術研究と、中野さんの戦闘訓練に貢献した

クエスト:蒼の魔術の研究 が追加されました


橘ありす【親愛度:15→20】

中野有香【親愛度:98→MAX】


【春の月 6日目】

橘さんのことも気になるが、中野さんの様子も少し変だ

何かを言おうとしているのは分かるのだが、いつも挨拶だけで逃げるように去って行く

また手合わせをしたいと話していたこともあったが、そのことだろうか?


安価:今日一日の行動×2
  
安価対象:↓2、↓3

エスパーゆっこのサイキックテレポートで被害被るパティーンだな


>>162 そちらの方が面白そうですね、書き直してきます


【サイキック同好会 定期発表会!!!】

ポストの中を確認すると、このようなチラシが入っていた

誰が書いたものか、名前を見なくても分かる

しかし…定期発表会?これから定期的に行っていくのだろうか

記念すべき第一回ともなれば、是が非でも行くべきだろう


裕子「今日はサイキック同好会の発表会に来ていただき、ありがとうございます!」

裕子「最初に言っておきますが、これから起きることは魔術によるものでもタネがあるわけでもありません」

裕子「超能力は存在するんです!それを今から証明して見せます!!」

自信満々といった様子の堀さんは、指を鳴ら(すような仕草を)して、アシスタントに箱を用意させる

…高垣さん、本当に同好会員になったんですね


裕子「今から行うのは、瞬間移動(テレポート)!この箱の中に入っているものを、一瞬で移動させてみせます!!」

裕子「しかし、物だと疑われる可能性が高いのは百も承知…そこで!」

裕子「この中にどなたか入って頂き、見事こちらの箱から別の場所に移動させてみせましょう!!」

裕子「さて、問題は誰に入って頂くかですが…」

…今、目があった気がする

裕子「ここは村の中心人物、プロデューサーさんに入って頂きましょう!」


返事をする前に、さぁさぁと無理やり箱の中に押し込められる

…見たところ、普通の箱だ

特に仕掛けのようなものがあるとは思えない

裕子「見ての通り地面と箱の間はあいているため、下に落ちるというわけでもありません」

裕子「…しかし、箱の中に細工がされていると思われる方もいるでしょう」

裕子「そこで!さらにもう一人入って頂こうと思います!!」


<ざわ…

なぜか、客席が騒がしくなる

…自分で言うのもあれだが、確かにこのような狭い箱に私と押し込められたい方などいるはずが

楓「あ、それじゃあ私が…」

有香「いえ!私に入らせてください!!」

みく「いやいやいや、みくに任せるにゃ!!!」

…どういうことだろうか、自ら進んで入りたがっている方がいるように聞こえる

裕子「え?えっと…えー…あー、あっ!!じゃあそこの!今入って来た方に決定!!」


幸子「…へ?」


幸子「ど、どうしてボクが…こんなことを?」

「…私に言われましても」

この件に関しては私も被害者だ、むしろこちらが聞きたい

幸子「………も、もう少し離れられないんですか?」

そうしたいのは山々だが、これでも限界まで寄っているつもりだ

幸子「カワイイボクに近づきたいのは分かりますが、お、お触りは駄目ですからね!?」

「…分かっています」

幸子「…」

幸子「…うぅ//」


裕子「ようやく準備が整いました…これより、瞬間移動を行います!!」

裕子「やることは簡単、この大きな布を被せて…箱を一回転させます」

裕子「そして私がサイキックパワーを箱の中に送り…ムムム、ムム!!」

裕子「布を取るとなんとそこには!?」バサッ

「「「!?」」」

裕子「とまぁ今のは冗談で、これからが本番ですよ…真のサイキックパワーはここから」

楓「あのー…裕子ちゃん?」

裕子「…はい、何ですか?」

楓「箱がどこにもないように見えるのだけど…プロデューサーさん達は?」

裕子「………」

裕子「あれ?」


幸子「急に静かになりましたね」

「…そうですね」

幸子「…も、もう終わったんでしょう!さっさと出ましょう!」

「あ…」

<ガチャッ

幸子「…!?」


箱の扉を開けると、そこは見渡す限り白銀の世界

辺りは大きな木に囲まれており、自然豊かであることが分かる

幸子「………」

斜面が続いていることや、遠くに見える山との高さを比較すると…

おそらく、今立っているここは…雪山の中腹より上といったところだろう


幸子「…今、春の月ですよね」

「…半分は超えています」

幸子「ミシロ村…というか、東の国に雪ってまだあります?」

「…おそらくありません、少なくともここまでの雪は」

幸子「…では、ここは?」

「北の国…の、より北の方かと…」

前においかわ牧場に行った時は、ここまでの雪はなかった

となると、この山はあそこよりさらに北の場所…もしくは

最悪、外国である可能性もある


幸子「い、いやいや…おかしいですよ!?さっきまでボク達学校の中にいたんですよ?」

幸子「それがどうしたらこんなところに飛ばされるんですか!?」

「…分かりません、ですが今は下手に動かない方が良いかと」

幸子「ど、どうしてですか?すぐに下山して助けを求めないと…」

「見たところ人の気配が全くないことと、目的もなく動き回るのはかえって危険だからです」

「まずは、ここを拠点に周辺を調べてみましょう」


それから辺りを簡単に探索したが、やはり人が近くにいる様子はない

せめて寒さをしのげる洞窟のようなものを期待したが、残念ながら見当たらなかった

仕方なく集めた木の枝を着火し、火を起こす

幸い天気は良いのと、風がほとんど吹いていないことはありがたいが…

それでも、この寒さは応えるだろう

幸子「…う、うぅ」ガタガタ

少しでもマシになるようにと、箱の中に入りながら火にあたることを勧めたのだが

これだけ寒いとあまり意味はないだろう、輿水さんの恰好は少し薄着であるため尚更だ


<バサッ

幸子「…え?」

「…嫌かもしれませんが、どうか着てください。このままでは風邪を引いてしまいます」

幸子「で、でも…プロデューサーさんだって、寒いでしょう?」

「私は大丈夫です、身体は丈夫な方なので」

幸子「………」


<スッ

幸子「…ここ、座って下さい」

「え?いや…しかし」

幸子「いいから!…座って下さい」

「…分かりました」

言われるまま、箱の中に腰掛ける

…やはり大して寒さは変わらないが、立っているよりはマシだと思うのだが

幸子「…もっと奥に座って下さい、…あと、足も広げて…そうです」


「…輿水さん?」

幸子「……そ、そんな恰好されてたら、見てるこっちが寒いんです」

幸子「だから…と、特別に、ボクのことを温める権利をあげますよ!」

…彼女と出会って、半年くらいになるが

自分にとても自信があって、誰よりも好かれていると思う一方で

他人もそれと同じくらい、大事にしていることがよく分かった

…それゆえに、多くの人から愛されるのだろう


幸子「………」

「輿水さんは」

幸子「ひゃい!?な、ななな何ですか」

「…優しい方ですね」

幸子「………も、もちろんです!ボクはカワイイ上に優しくて完璧なんです。今更気づいたんですか?」

「…そうですね、今更でした」


幸子「………」

幸子「で、でも…褒められて悪い気はしません」

幸子「もっと褒めてください、それと…て、手がとても冷たいので…」

幸子「…温めて、くれませんか?」

<ギュッ

幸子「あ、温かい…でも、思ったより小さな手ですね…って」

芳乃「ほー?」ヌッ

幸子「みぎゃあああああ!?」バタバタッ


「ありがとうございます、依田さん」

芳乃「いえいえー、わたくしは見つけただけですのでー」

芳乃「あとはこの魔法陣にのれば、帰れましてー」

幸子「………」

芳乃「…もう少し後の方が、良かったでしょうかー?」

幸子「うえ!?な、何を言ってるんですか?早い方が良いに決まってるじゃないですか!」

芳乃「ふむー、そうですかー」


幸子「さ、さぁ!早く帰って裕子さんに文句を言いに行きましょう!」

幸子「絶対に許しませんからね、まったくもー!!」

「…輿水さん、帰ってからでいいのですが…上着の方を返して頂いても」

幸子「え?あ、そ…そうですね。あぁいえ、クリーニングに出してから返します!」

「いえ、それは洗えるタイプなので…お気になさらず」

幸子「だ、だったら洗って返しますから!それくらいさせてください!!」

「…は、はい」

幸子「…♪」


堀裕子【親愛度:64→69】

輿水幸子【親愛度:85→90】


【春の月 7日目】

…昨日は大変な目にあったが、何とか無事に帰って来れた

ゆっくり休んだおかげで、体調は問題ないようだ

今日も気合を入れて活動していこう

さて、今日は何をしようか


安価:今日一日の行動×2
  
安価対象:↓2、↓3


「千川さん、少しよろしいでしょうか」

ちひろ「はい、何でしょう?」

…考えてみれば、千川さんと仕事の話以外ほとんどしたことがない気がする

最初の頃は少し距離を感じていたが、一年という期間を経て多少は良くなってきたはずだ

さて…何の話をしようか

安価:コミュニケーションの内容

安価対象↓2


ちひろ「パーティの組み方…ですか?」

「はい、もし今後10層よりさらに下の階層に行くことになった際に…」

「必要となる手順のようなものがあれば教えてください」

ちひろ「そうですね…基本的にはどなたでも誘えば一緒に来て頂けると思いますけど…」

ちひろ「連れて行ける方は2人までなのと、緊急時以外は親愛度が低い方は断られる可能性があります」

ちひろ「なので、プロデューサーさんのことを好きだと思っている方を優先して連れて行ってあげてくださいね」

「…気にいって頂けている方がいればいいのですが、難しい問題ですね」


楓「…」ジー

ちひろ(…そんな目で見られても、ご自分で何とかされてはどうですか?)

楓「………」ショボーン

ちひろ「…だ、大丈夫ですよ!プロデューサーさんは皆さんと常に誠実な態度で接しているじゃないですか」

ちひろ「きっと、個人差はあっても分かってもらえていると思いますよ」

「…ありがとうございます、そうですね…これからも頑張ります」

ちひろ「はい、応援してますからね」


千川ちひろ【親愛度:33→38】


【side有香】

有香(…や、やった!ついにプロデューサーさんをデ…デートに誘えた!)

偶然を装い何度もアプローチをかけ、いったい何度目のことか

ついに、ついに一緒にお出かけする約束をしました!

まだ行く場所は決めていませんが…絶対に、このチャンスを掴んで見せます!!

…問題はどこへ行くかですけど

うーん…どこだったらプロデューサーさんは喜んでくれるでしょうか?

安価:デートの行き先、内容

安価対象↓2


<うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

<やれええええええええええええええええええ


…あれ?ここはどこでしょうか

建物の中に入る前までは、楽しく会話をしていた気がするんですけど

入口に書いてあった文字を見てから、記憶が曖昧な気がします


…整理しましょう、あたしは西の国にあるという有名な観光地に行こうと思い、プロデューサーさんにそれを伝えました

するとプロデューサーさんは、「チケットの方は私が用意します」と言ってくれました

その時は、船のチケットか何かかと思い、遠慮しようと思っていたのですが…

良い入手ルートがあるとのことで、ご厚意に甘えたところ

なぜ、あたしは達は異種格闘技戦を見ているのでしょうか?


「良い試合ですね」

確かにそうですけど…これはどう考えてもデートではないような…

で、でも…これはこれで!プロデューサーさんも喜んで頂けているみたいですし、OKということにしましょう!

もうどうにでもなれー!うああああいけーーーー!!

「…」ニコッ


中野有香【親愛度:MAX】☆


【春の月 8日目】

昨日は千川さんに励ましてもらい

中野さんと楽しく格闘技を見にいった

また一緒に行きたいところだ


安価:今日一日の行動×2

お願い:誰と何をするか、を具体的に書いて頂けると助かります
  
安価対象:↓2、↓3


確か、この辺りだったはずだ

森の中を歩くこと数十分、開けた場所に出ると…そこには

??「ケホッケホッ…うぅ、どうしよう」

謎の銀色の円盤、怪しい人影

…間違いない、宇宙人だ


朝、何気なく空を眺めていると、キラリと光る物体を発見した

それは消えたり現れたりしながら、ゆっくりとミシロ村の近くに落ちていき

この山に着陸したように見えた

最初は勘違いかと思ったが、一応念のため確認に来たところ…

??「ウサミン星と連絡は繋がらないし…ここがどこかも分からないし…」

??「宇宙船は動かないし…一体どうじたら…ううぅぅぅぅぅぅ(´;ω;`)」

しばらくうろうろとしていた彼女は、独り言を呟きながら泣き崩れてしまった

言葉が分かるということは、コミュニケーションは取れると思うが…


…流石に少し不憫になり、警戒する気も失せていく

どういう反応をするか分からないが、一応声をかけてみよう

「…あの、大丈夫ですか?」

??「うっ…ぐすっ、…ふぇ?」

彼女の視界に私の姿が写る、攻撃されなければいいが…


??「………あ、あの…もしかしてこの星の人ですか?」

「…は、はい」

??「………」

親愛度判定

コンマ【35】以上でコミュニケーション成功(村レベル10)

コンマ判定↓


??「ひっ!に、逃げないと!」

「あっ、いえ、私は…」

??「え、えーい!どこでもワームホール!!」

メイド服のような服の中から大きな輪になった紐を取り出したかと思うと

突然姿が消えてしまった

…何か、悪いことをしてしまったのだろうか


謎の人物と出会いました

謎のウサミン星人【親愛度:28】《備考:ひえっ、宇宙人怖いです!》


みく「Pチャン、みくと遊びに行って欲しいにゃ!」

…最近、よく住人からお誘いを受けるようになった

プロデューサーとして喜ばしいことだが、些か普段話をする住人に差があるような気がする

高垣さんは仕事でも会うためそこまで多い気がしないが、中野さんや前川さんとはよく話をしている気がする

…あとは、輿水さんとも会話する機会が増えたのと、謎の視線を感じることもしばしばある

好かれていることは嬉しいのだが、プロデューサーとして特定の人物と仲良くなっても良いのだろうか?


みく「もーPチャン聞いてるの?」

「…すみません、少し考え事をしていて」

みく「…大丈夫?何か大変なことでもあった?」

「いえ、大丈夫です…お出かけですね、いいですよ」

みく「本当?じゃーあー…」


安価:デートの行き先、内容

安価対象↓2


みく「ん~おいしいにゃあ!ハンバーグ寿司!」

「はい…意外と合いますね、これは」

みく「最近のお寿司屋さんはいいにゃあ…何でもおいてあるし!」

「…前川さんは、魚が苦手なんですよね?」

みく「そう!焼いても煮ても揚げてもダメにゃ…」

みく「それよりやっぱりお肉だよね!特にハンバーグは最高にゃ!」

「…そうですね。私も好きです、ハンバーグ」

みく「Pチャンも?むふふ…みく達気が合うにゃあ」


みく「…前からずっと言いたかったんだけど、せっかくだから言うにゃ」

みく「みくね、西の国のちょっと変わったお家に生まれたの」

みく「おまけに貧乏で、毎日の生活がとても苦しくて…」

みく「それで、少しでも家計を助けようと首都に出たのはいいんだけど…なかなか雇ってくれる人はいなかったにゃ」

みく「運良く拾ってくれた人が一人だけいたんだけど…ちょっと、トラブルでクビになっちゃって」

「…」

みく「また路頭に迷ってたところに…Pチャンと出会ったのにゃ」


みく「…あの時、拾ってもらえて嬉しかった」

みく「お給料がとっても良くて、仕送りがたくさん送れることもだけど…」

みく「素性も能力も分からないみくを…信じてくれたことが、何よりも嬉しかった」


みく「ありがとう、Pチャン」


「…こちらこそ、前川さんにはとても助かっています」

「ありがとうございます…これからも、一緒に頑張りましょう」


みく「うん!…って、こんなところでする話じゃなかったよね」

みく(…本当は、言うのは怖いけど、でも…)

みく「次はもっと雰囲気のあるお店に行くにゃ!もちろんみくが奢るから、いいよね?」

「もちろんです。ですが、私の顔を立てて頂けるなら…」

みく(次に2人で会う時には…みくのこと、話さなきゃ)

みく(じゃないと…Pチャンと、もっと仲良くなれないと思うから)

みく(…Pチャン)


前川みく【親愛度:99→MAX】


【春の月 9日目】

謎の宇宙人の行方はまるで分かっておらず、再度宇宙船を確認しに行くと影も形もなくなっていた

無事に帰れたならいいのだが…

前川さんとはより仲良くなれた気がする

未だプロデューサーとしての在り方の答えは見つかっていないが

自分の信じる道を、正しいと思う道を…歩いていこうと思う


安価:今日一日の行動×2

お願い:誰とどこで何をするか、を具体的に書いて頂けると助かります
  
安価対象:↓2、↓3


凛「久しぶりだね、…一年ぶりくらいかな?」

「はい、お元気そうで何よりです」

村のことで首都に用事があり、街の中を歩いていると渋谷さんに呼び止められた

彼女も偶然この辺りを歩いていて、私の姿を見つけたとのこと

こうしてまた話しかけて頂けたことに、喜びを感じる


凛「ミシロ村のこと、よく聞くようになったよ…順調みたいだね」

「まだまだ足りないこともありますが…村の皆さんに助けて頂いているので」

凛「…そっか、なら良かった」

「…渋谷さん、改めてお聞きしますが」

「ミシロ村に来て頂けないでしょうか?」

凛「…また誘ってもらえるのは嬉しいけど、いいの?」

「はい、今でも渋谷さんのことをお迎えできる準備は、出来ていますので」

凛「…」


スカウトコンマ判定

コンマ【35】以上でスカウト成功(村レベル10)

コンマ判定↓


凛「…気持ちは本当にありがたいんだけど、やっぱりまだ決められない」

凛「ここでの生活もそうだけど…ちょっと気になることがあって」

「…そうですか、分かりました」

「私はいつでもお待ちしています、それ以外のことでもいいので…またお会いしましょう」

凛「ありがとう、うん…また話そう」


渋谷凛【親愛度:60→65】


家に帰り、電気をつける

今日は渋谷さんと再開するも、残念ながらスカウトは上手くいかなかった

何か気がかりがあるようだったが…いつか話を聞ければ良いのだが

…少し疲れてしまった、すぐに休もうと寝室に向かうと

杏「zzZ…」

見間違い、もしくは私が部屋を間違えたのだろうか?

いやそんなはずはない、ここは私の家で鍵を開けて入ったはずだ

では、この少女はいったい…


杏「…ん、うん?あぁ…おかえり」

「…た、ただいま?」

杏「あ、晩御飯はまだ食べてないから一緒に作ってね」

「…どちら様ですか?」

杏「えー、自己紹介とかするの?」

「お願いします」

杏「もー仕方ないなぁ、杏は杏、双葉杏…で、働く気はない無職です」


「…双葉さんは、どうして私の家におられるのですか?」

杏「んー…それも説明しなきゃいけないのか、めんど」

杏「…えっと、実家を追い出されちゃって…行く当てもなくさまよっていたらこの村のことを聞いて…」

杏「この村の人に頼れる人を聞いたら、プロデューサーって答えられたから、ここに来た」

杏「以上、終わり」

「…経緯は分かりました、ですが今日はこの時間なので、温泉旅館に泊まって頂けますか?」

杏「えー…」


スカウトコンマ判定、同時に親愛度判定

コンマ【35】以上で住み込み成功、しかし適当な家に放り込まれる(村レベル10)
コンマ【80】以上で居候成功

コンマ判定↓


杏「しょうがないなー明日までに決めておいてね」

「分かりました、早急に手配します」

…その後分かったことだが、彼女のご実家はかなり裕福な家庭らしく

例え彼女が働かなくても問題ないくらいの蓄えはあるとのこと

それで良いのかはともかく、双葉さんの在住が決定した


双葉杏【親愛度:49】《備考:なかなか良さげなところで安心したよ》


【春の月 10日目】

梅雨の時期になってきた

これから夏の月も継続してじめじめとした日が続くだろう

気分も落ち込み嫌なことが起きやすい時期だ、気を付けよう


安価:今日一日の行動×2

お願い:誰と何をするか、を具体的に書いて頂けると助かります
  
安価対象:↓2、↓3


何気なく、いつか見た宇宙人や宇宙船のことを高垣さんに話してしまったところ…

楓「それはおもしろ…気になりますね、探しに行きましょう」

ということになってしまい、その人選として…

裕子「消えた宇宙人の捜索!それはとても重要な任務ですね!!」

裕子「この前の名誉挽回のためにも、サイキック同好会の本気をお見せしましょう!!」

サイキック同好会が選ばれてしまった、人選ミスであろう

そして言葉はあっているが、使うなら汚名返上の方だと思う


裕子「む、むむ…見えます見えます…銀色の円盤のようなUFOが………」

そのまま高垣さんと堀さん、私の3人で例の宇宙船があった場所に来てしまった

堀さんの呟きはあっているが…やはり、そのようなものの痕跡は見当たらない

私の見間違いか、もう帰ってしまったのではないだろうか…


捜索コンマ判定

コンマ【35】以上で捜索成功、同時に村に移住(村レベル10)

コンマ判定↓


裕子「………はっ!!視えました!!!そこに隠れていますね!!!!」

<ガサガサッ!!

…一応補足しておくと、堀さんが指さした方向と真逆の方で音がした

しかし、どうやら誰かがいるのは間違いないようだ…

私が話しかけるとまた警戒されるかもしれない、ここは高垣さんにお任せしよう


楓「そうですか…それは大変でしたね…」ヨシヨシ

菜々「…はい、もう食料も尽き欠けていて…グスッ、おみずもほとんどなくて…」

菜々「もうどうじたらいいのか…ううぅぅぅぅ」

高垣さんに抱きしめられ、謎の宇宙人…安部菜々さんは、泣きながら身の上を話してくれた

ウサミン星という遠い星からやってきた彼女は、宇宙船の故障で私たちの星に不時着したそうだ

何とか墜落だけは避けられたが、いざ見てみるとどこが悪いのか全く分からず…

おまけに助けを呼ぼうにも連絡は繋がらないという状況で、今に至るという


楓「プロデューサーさん、何とか助けてあげられないですか?」

「…そうしたいのは山々ですが、この宇宙船を直せる人がいるかどうか…」

「もしくは、そのウサミン星…のどなたかに助けを求めることが出来るか…」

「とにかく、それらの方法を探してみましょう」

「それまで、ミシロ村に滞在して頂くということで…よろしいですか、高垣さん?」

楓「もちろんです、困った人を助けるのは当然ですから」

菜々「…え゙?いいんでずか?」グスッ

「はい、必ず出来るという保証はありませんが…全力を尽くしましょう」

菜々「あ、あぁ…ありがどうございます…(´;ω;`)」


これもサイキックパワーのおかげですね!

クエスト:届け、ウサミン星!! が追加されました

安部菜々【親愛度:28→33】


「すみません、白坂さん…急に押しかけてしまい」

小梅「ううん…大丈夫だけど、どうしたの?」

「実は…最近妙に視線を感じるので、誰かにつけられている気がしていたのですが…」

「ふと鏡を見ると、何やら白い影が見えてしまい…また、憑かれているのではと思いまして」

『』

小梅「…あぁ」

「…や、やはり憑かれているのですか?」


小梅「ち、違うよ。その…それはあの子だと思う」

「あ、あの子…?」

小梅「うん…私の友達なんだけど、プロデューサーさんのことが気になるみたいで」

小梅「つい後を追って、たまたま姿が写っちゃったんだって」

「そ、そういうことでしたか…恨まれているのではないなら、まぁ…」

「…その、普通に会話することは出来ないでしょうか?」

小梅「う、ううん…死者と会話するのは、ちょっと難しいから…」


「…そうですよね、すみませんご無理を言ってしまい」

小梅「…でも、私を通してなら通訳できるから、たまに顔を出してくれたら…嬉しいと思うよ」

「よろしいのですか?」

小梅「うん…私も、あの子が喜んでくれるなら、嬉しいから」

「…ありがとうございます、白坂さん」

小梅「こちらこそ、あの子のことを気にしてくれて…ありがとう」


白坂小梅【親愛度:37→42】

あの子とのコミュニケーションが可能になりました


春の月終了

小学校、中学校、高校、教会、北条さんの自宅が完成した

北条加蓮が退院しました、明日から学生として一軒家で生活します


【夏の月 1日目】

今日から夏の月だが、まだ夏というより梅雨の季節だ

学校や教会の建設や、北条さんの退院など…見に行きたいところはたくさんあるが

今日は何をしようか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:19:15:00:00以降に一番近い安価(同じ時分に3つ以上あれば2つ採用)


<トントンッ

「…はい、どうぞ?」

<ガチャッ

加蓮「やっほー、プロデューサー…お邪魔するね」

「…北条さん?もう、退院されたのですか?」

加蓮「うん、プロデューサーをびっくりさせようと思ったのと…」

加蓮「早く新築の家を見たかったから」

「…そういうことでしたか、では…少し遅れましたが」

「退院、おめでとうございます」

加蓮「…うん、ありがとうプロデューサー」


「どうぞ、お口に合えばいいのですが」カチャッ

加蓮「ありがとう、後で家にも来てね?おいしい紅茶をもらったからさ」

「…そうですね、では多田さんと行かせて頂きます」

加蓮「…ん?あ、そっか…まだ言ってなかったっけ」

加蓮「実は李衣菜と一緒に暮らすことになったから、その必要はないよ」

「…え?そ、そうなのですか?」


加蓮「うん、最初は一人暮らしをするつもりだったんだけど…」

加蓮「両親が誰か一緒に住ませるっていうから…でも、その人と上手くいくか分からないでしょ?」

加蓮「だから、病院に寝泊まりしてた女の子と暮らすことにしたの」

「…なるほど、確かに多田さんなら他のどの方よりも適任でしょう」

加蓮「うん…李衣菜には面倒をかけるけど、本人もアタシがいいならって同意して貰えたし」

加蓮「…ホント、いろんな人に感謝してもしきれないよ」


加蓮「今はまだ学生だけどさ、これからいっぱい勉強して…人の役に立てる仕事に就きたいな」

加蓮「プロデューサーや、李衣菜みたいに」

「…良い考えですね、私も応援させて頂きます」

加蓮「うん…一生懸命頑張るから」

加蓮「見届けてね、プロデューサー」


北条加蓮【親愛度:56→61】


【夏の月 2日目】

無事北条さんが退院出来たようで、本当に良かった

これから何か困ることがあれば、お隣同士助け合っていこう

さて、今日は何をしようか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:20:20:00:00以降に一番近い安価(同じ時分に3つ以上あれば2つ採用)


何となく、あの子が寂しがっている感じがしたため、白坂さんに会いに来た

白坂さんにそのことを聞いてみると、本当にそうだったらしい

あれから私を驚かせてしまわないよう、近づくことを遠慮していたらしく

会いに来てくれたことをとても喜んでいると、教えてくれた

…さて、何を話そうか


安価:あの子とのコミュニケーションの内容

安価対象↓2


村のことや、その住人のことなど、共通の話題を探して会話をつなげていく

私の知っていることを伝えたり、逆に私の知らない話を教えてもらったりして、楽しい会話は続く

…ただ、こちらの言葉は通じるのに、相手の言葉が分からないのは少しもどかしいが

白坂さんもあの子も、喜んで貰えているのなら些細なことだろう

…会話の途中で、白坂さんが一つの提案をしてくれた

小梅「あの子が私に憑依すれば、触れ合うことは出来るかも」

そのようなことが可能なのか、そう驚いていると…

小梅?「…」

突然、白坂さんの瞳から生気がなくなり、色も変化する

…まさか、もう入れ替わったのだろうか


おそるおそる声をかけてみる

小梅?「…」コクッ

ゆっくりとだが、頷いてくれた

どうやらすでに体の主導権はあの子が握っているらしい

残念ながら声は出せず、身体も少ししか動かせないようだが、確かにそこにいるようだ


私はその後もいくつか質問をして会話を試み、情報を共有していたのだが…

『頭を撫でて欲しい』

…確かに、聞こえた

言葉ではなく、頭の中に直接響くような感覚だった

その内容が本当のものか試しに聞いてみると、顔を赤くしてうつむいてしまった

どうしたものか、あの子の願いではあるが身体は白坂さんのものだ

…いや、悩む必要はないだろう、もともと触れ合えることを前提に始めたことだ

手を伸ばし、少し垂れてしまった頭を優しく撫でる


びくりと一瞬身構えていたが、次第に緊張が解けていくように見えた

何度か繰り返していると、少しずつ頭をあげていき

小梅?「…」

満面とまではいかないが、小さな微笑みを見せてくれた

…その後、あの子は白坂さんの体から離れ、逃げるようにどこかへ行ってしまったという

相当恥ずかしかったようだが、とても喜んでいたと、白坂さんは教えてくれた

また、会いに来るとしよう


白坂小梅【親愛度:42→47】

       【親愛度:87→92】


【夏の月 3日目】

少しずつ夏の始まりを感じさせる天気となってきた

今年も暑い夏が来るようで、体調には気を付けていかなければ

…ふと、北条さんの家を見て思い出したが

あの家を作った大工の方に、増築について勧められていた

もっとも、一人で住む分には問題ないので、必要ないとは思うが


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:22:10:00:00以降に一番近い安価(同じ時分に3つ以上あれば2つ採用)


亜季「いいですか?当たったらヒットと宣言ですぞ!」

つい出来心で、拳銃のことを大和さんに聞いてしまったのが、運のつきか

大和さん主催のサバゲー大会…まさか、それに参加する日が来てしまうとは

私は初心者ということで、大和さんと同じチームにいるのだが…まるで頭を出せる機会が無い

それもそのはず、相手チームにはあのアナスタシアさんを始め歴戦の猛者しかいない

少しでも甘えた攻撃をしようものなら、一瞬で蜂の巣だろう


亜季「私が活路を開きます、その間に前進してください!!」

大和さんが果敢にも敵陣のど真ん中を駆け抜けていく

ゲームである前提の動きだが、一度も当たらないのは流石と言わざる終えない

…仕方ない、ここは彼女の後に続いて

アーニャ「…」


音はなく、気配もまるでなかった

気づけたのは勘と言うしかない

背後に迫った【Lose】は、このゲームに慣れていない私にとって【Dead】でしかないからだ

無意識に左手で銃口を僅かに逸らし、右手を伸ばそうとしたところで…

銃が握られていることに気が付いた

その後、別の対戦相手に撃たれて敗北した


アーニャ「プロデューサー!さっきの動き、教えてください!!」

亜季「私もぜひ見てみたいですな、プロデューサー殿がそこまで体術に長けているとは知りませんでした」

対戦が終わり、アナスタシアさんと大和さんは私に質問攻めを繰り返している

何度も頭を下げて謝罪し、どうにか忘れて頂けないか提案を続けたのだが…

亜季「何を言いますか、プロデューサーほどの実力があれば我らの戦力は倍以上!ぜひスカウトさせてください!」

アーニャ「アーニャ、あの距離で外したことありません…お願いします!もう一度だけ見せてください!!」

この日、銃のことはもう触れないようにしようと誓った


大和亜季【親愛度:64→69】


【夏の月 4日目】

蒸し暑い日が続いている

スーツを着る気持ちが薄れてくるが、どのみち暑いのは変わらない

夏はもうすぐそこまで近づいているようだ


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:00:00:00:00以降に一番近い安価(同じ時分に3つ以上あれば2つ採用)


そうだ、さつまいもとかぼちゃの苗を植えよう

ちょうど梅雨も明けて気温も上がってきたことだし、ちょうどいい

まずはしばらく使ってなかったため荒れ放題の畑を整地

土をひきなおし、直射日光が当たらないようそれぞれ適切な日よけを作り

行商人からさつまいもとかぼちゃの苗を購入、これを帰って植える


加蓮「…あれ、プロデューサー何やってるの?」

「さつまいもとかぼちゃの苗を植えているところです」

加蓮「あっ、前のじゃがいもみたいに野菜作るんだ!…そう言えば、今年のじゃがいもは?」

「…すみません、今年の春は植えていませんでした」

加蓮「そっかー、残念。でも、今度は秋に焼き芋が食べられるんでしょ?アタシも手伝うよ!」

加蓮「えっと、これを植えるんだよね?どうやるの?」

「さつまいもは5cmから10cmの溝を切って、葉を上に出して水平に植えていきます」

「かぼちゃは90cmずつ間隔を開けながら苗を植えていってください」


李衣菜「あれ?二人ともそんなところで何やってるの?」

加蓮「ほら李衣菜、暇なんだったら手伝って」

李衣菜「え?いや今日はギターの練習でもしようかと…」

加蓮「じゃあ大丈夫、ほらそこ植えるの手伝って」

李衣菜「えぇ…ま、まぁいいけど」

北条さんと多田さんに手伝って頂き、さつまいもとかぼちゃを植えた

2人とも慣れないながらも一生懸命やって頂き、無事作業は終了した


北条加蓮【親愛度:61→66】

多田李衣菜【親愛度:77→82】

秋の月の初めに収穫します


【夏の月 5日目】

本格的な夏がやってきた

出歩くのを控えたくなるほどだが、今日もやることはある

しっかりと活動していこう


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:01:30:00:00以降に一番近い安価


同じ時分というのは、例えば1時30分05秒に最初の安価が取られたら
1時30分10秒、1時30分13秒に安価があればそのうち早いものから二つ選択という意味のつもりで書きました
1時31分以降に安価が3つあってもそれは無効となります
分かりにくい安価ですみません、一つ採用に戻します


幸子「お仕事とはいえ、ボクと海に行けるなんて…プ、プロデューサーさんは幸せ者ですねぇ」

村のPR動画撮影の次の舞台は、海となった

今はミシロ村に近い海岸に向かう途中なのだが、最近輿水さんの言動が不安定だ

いつも通り自分に自信がある発言なのは変わらないが、言葉にキレがない気がする

最後まで言い切る前に言い淀んだり、声が震えていたり…

また、基本的に発言に肯定しかしていないのだが

少し前までは誇らしげだったのが、最近はうろたえることが多くなった

何かあったのだろうか


幸子「え?あ…いや、その…そう!友紀さんとかだと全然相手にしてくれないので、動揺してしまっただけです!」

幸子「決して、照れているとかそんなんじゃないですからね!」

だそうだ、本人がそう言うならそうなのだろう

他にもいくつか雑談をしていると、海に近づいてきた

さっそく撮影を開始するとしよう


幸子「え゙!?お、泳ぐんですか…?」

水着に着替えて頂き、撮影を始める

台詞をつけて、海岸や海の紹介をして頂いた後…海の中のシーンに入る予定だったのだが

輿水さんの顔が引きつる、どうしたのだろうか

「輿水さんは泳ぎが得意と聞いていたのですが…難しいですか?」

幸子「…だ、大丈夫に決まっているじゃないですか!素潜りでも遠泳でもドンとこいです!」

安心した、さっそく撮影に入ろう


幸子「………」ズーン

「…申し訳ありません、その…ご無理を言ってしまったようで」

幸子「謝らないでください…ボクが、ボクが悪いんですから…」

体育座りで落ち込んでしまった、悪いことをした

海の中を撮影し、そこに笑顔で輿水さんに入って頂く予定だったのだが…

撮れた映像は、バタバタと水中をもがきながら目を瞑って苦しそうな輿水さんだった

さらに危うく溺れかけていたので、急いで陸へ引き上げた


幸子「…すみません、こんなボク…カワイクないですよね」

あの輿水さんが本気で落ち込んでいる

ダメだ、このまま終わるなど絶対に許されない

例え、今までは自称・水泳が得意だったとしても

これから本当に得意になればいい

「輿水さん、体調は大丈夫ですか?」

幸子「…まぁ、はい」

「では、練習しましょう」

幸子「…え?」


「まずは少しずつ水に慣れていきましょう、泳ぐのはそれからです」

幸子「こ、こんな子供みたいな…う、うぅ」

彼女の手を持ちながら、バタ足と顔を水の中につけることの練習を行う

水に慣れてきたら、どういう姿勢をとれば安定するのか、浮力をしっかりと理解してもらい

泳ぎ方を体に覚えさせていく、恐怖心さえなくなれば泳ぐことは難しく…

幸子「…!、…!」

…必死ではあるが、もがき苦しんでいる様子は無くなった

これなら何とか撮影できそうだ、上手く編集して彼女の頑張りを見てもらおう


帰り道、夕日を眺めながら歩いていると、輿水さんが目を覚ました

幸子「…ん、あ、あれ…?え?」

「…降りられますか?」

幸子「えぇ!?え、えっと…」

幸子「……」

幸子「…いえ、ボクは疲れたので歩きたくないんです」

「…そうですか」

いつもなら「背負えることを感謝してください!」くらいのことを言いそうだが、そのような元気もないようだ


幸子「…プロデューサーさん」

「はい」

幸子「今日は、迷惑をかけてしまって」

幸子「…すみませんでした」

「いえ、そのようなことはありません」

「想定していた内容とは異なりますが、とても良い映像が撮れたと思います」

「ありがとうございました」


幸子「でも、あんなカワイクないところ…いっぱい見せて」

幸子「…」

幸子「…き、今日のことは貸しにしておきます」

幸子「だから…今度、何かお礼させてください」

幸子「それで今日の事はチャラです!いいですね!!」

「…分かりました、今度はどこかに遊びに行きましょう」

幸子「や、約束ですよ!絶対ですからね!」

「はい」

幸子「…なら、いいです」


幸子「…あ、それと今日の事は誰にも言っちゃダメですからね!特に友紀さんには!」

「…」

幸子「ちょっと、何とか言ってくださいよ!プロデューサーさん!」

いずれ動画で明らかになるだろうが、約束は守ろう

…しかし、どこに行くのがいいだろうか


輿水幸子【親愛度:90→95】


【夏の月 6日目】

今日も暑い日が続いている

畑の世話は終わったが、順調に育っているだろうか?

おいしく育つといいのだが


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:18:00:00:00以降に一番近い安価


水やり等は終わっているが、やはり少し畑の様子が気になる

再び作業の準備を始めていると、北条さんが顔を出してくれた

話の流れで一緒に畑に行くことになったので、成長具合を見て貰うことにした

加蓮「うん、順調に育ってるみたいだね…あれから少し調べただけどさ」

加蓮「肥料とかは与えない方がいいみたい、蔓ボケっていう葉だけ育っちゃうことが起きやすくなるんだって」

他にも不定根の処理や、つる返しのことなどの知識を教えて頂きながら、畑の世話をしていく

学校で調べたとのことだが、どれも有益な情報ばかりでとても助かる


加蓮「アタシも花畑をみてるし、こういうお仕事も悪く無いかなーって思い始めたよ」

そう話す北条さんはとても楽しそうだ

病院にいた頃はどこか陰のある笑顔だったが

今は毎日が充実しているようで、良い笑顔をみせてくれる

これからの彼女の将来が、より輝かしいものになることを祈るばかりだ


「…そろそろ休憩しましょうか、お昼もご一緒にいかがですか?」

加蓮「え、プロデューサー作ってくれるの?やった!じゃあ李衣菜も誘っていい?」

「はい、もちろん」

北条さん達が隣に引っ越して来てから、たまに食事を一緒にする機会が増えた

おかげで一人でいる時間が減り、楽しい時間が過ごせている

…いつか、このような日々を毎日過ごす日が、来るのだろうか


北条加蓮【親愛度:66→71】


【夏の月 7日目】

畑の野菜は順調に育っているようだ

いつかもっと本格的な菜園を作るのも、悪く無いかもしれない


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:19:00:00:00以降に近い安価を二つ採用


「どうぞ、今日も夕方には帰られますか?」

文香「はい…いつも、ありがとうございます」

役所の方へ顔を出すと、ちょうど鷺沢さんが本屋の鍵を借りに来ているところだった

あの件から定期的に、鍵を借りてから本屋へ出入りして頂いているようで

たまにこうして顔を合わせることもある…しかし、流石に不便だろう

自由に出入りして頂いても誰も困らないだろうが、書面上は村の所有物である本屋だ

高垣さんや千川さんにお願いしても良いのだが…

…そろそろ、もう一度聞いてみるとしよう


「鷺沢さん、一つお聞きしたいことが」

文香「…はい?」

「以前お話した本屋の所有の件について、考えて頂けましたか?」

文香「…」

文香「…はい、あれから何度か、お話しようと思っていたのですが…」

文香「なかなか、話を切り出す勇気が持てなくて…」

「やはり、経営のことで不安が…?」

文香「…」


スカウトコンマ判定、同時に親愛度判定

コンマ【35】以上でスカウト成功(村レベル10)

コンマ判定↓


文香「…すみません、考えさせてください」

そう言い切る前に、鷺沢さんは役所を去って行った

経営の問題…ではなく、何か別の、大きな理由があるのだろう

…彼女の説得は、難しいかもしれない


鷺沢文香【親愛度:01】《備考:…すみません》


用事を済ませ、役所を出ると意外な人物に出会った

凛「あ、プロデューサー…」

「渋谷さん…?どうして、ここへ?」

凛「えっと、まぁ…ちょっと観光かな」

「…そうですか、歓迎します。お泊りですか?」

凛「いや、日帰りのつもり。温泉に興味がないわけじゃないけど、ちょっと忙しくて」


せっかくなので、村を案内することにした

目玉である温泉旅館、春に完成したアスレチック施設・釣り堀・バーベキュー会場

近くの海や自然豊かな山に川、洞窟ダンジョン…

その他商業施設や学校、教会…新しく建てたものや昔からあるものなどを紹介してまわった

凛「意外とたくさん建物があるんだ…」

「はい…それらをどう利用できるかを考えるのも、私の仕事です」

凛「…そっか、頑張ってるんだね」


凛「そろそろ時間かな…実は、今日会う約束をしている子がいるんだけど」

「そうだったのですか、お名前をお聞きしても?」

凛「うん、北条加蓮って子なんだけど…知ってる?」

「え?北条さんですか…?もちろんです、今は私の隣の家に住んでいます」

凛「え!?そ、そうなの…?一軒家に引っ越したとは聞いてたけど…プロデューサーの隣の家だったんだ」


村の広場で会う予定とのことだったので、そこで北条さんと合流した

前に花畑で話していた、フリージアを送ってくれた首都の友人とは渋谷さんのことだったらしい

今日のように観光目的でゆっくりしたのは初めてとのことだが

実は何度もミシロ村には来ていたらしく、北条さんが退院した際にも少しだけ会いにきていたらしい

…世間とは狭いものだ



北条さんに渋谷さんとは何度かスカウト目的でお会いしたと伝えると

加蓮「いいじゃん!凛もミシロ村に住みなよ、いいところだよ?」

凛「…うん、そうしたいのは山々なんだけど、卯月が…」

加蓮「あぁ…そっか、まだ治せる見込みが見つからないの?」

凛「残念ながら、いろんな人に当たってはいるんだけど…」

どうやら、何か問題があって首都を離れるわけにはいかないようだ

その問題を解決出来れば…来て頂けるということだろうか?


凛「それは…まぁ、でも…確か李衣菜でもダメだったって聞いたけど」

その内容について聞いてみると、前にミシロ村に来ていたあの犬とくっついてしまった少女のことのようだ

彼女の名前は島村卯月、原因は不明だが今も犬の体のまま生活を余儀なくされているらしい

彼女の問題を解決するために、渋谷さんは奮闘しているという…何とかしてあげたいところだ


渋谷凛【親愛度:65→70】

クエスト:島村卯月を救い出せ  が追加されました


【夏の月 8日目】

少しずつ、秋の雰囲気が近づいてきた

まだまだ昼間は暑いが、急に気温が落ちることもある

体調には気を付けていこう


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:23:30:00:00以降に一番近い安価

みくと猫カフェへ


>>334さん採用します しばらくお待ちください


みく「今日は猫チャンカフェに行くにゃあ!」

そう前川さんに告げられ、連れて来られたのは首都にあるとある猫カフェだ

部屋の中にはたくさんの猫たちがゆったりとくつろいでいる

人によく慣れているのだろう、椅子に座ると膝の上に乗ってきて我が物顔でこちらを見てくる

猫はあまり撫でられることを好まないと聞いたが、どうなのだろうか

みく「その猫チャンは大丈夫みたい、でもびっくりするから撫でる時は前からゆっくりね」

前川さんには猫の気持ちが分かるらしい、言葉通り頭を撫でてもじっとしている


みく「気持ちが分かるというか…まぁ、それはいいにゃ」

みく「どう、Pチャン?猫チャンカフェの感想は」

「…良い場所ですね、心が安らぎます」

みく「でしょう?最近は男性だけの入店をお断りする店もあるから、また行く時はみくも誘ってね」

「前川さんが良ければ、ぜひ…ですが、そうなのですか?」

みく「ほら、基本的に女性のお客さんが多いでしょ?だから猫チャンじゃなくて…」

…なるほど、そちらを目的に来る客とのトラブルがあっての措置だろう


みく「だから、みくと一緒ならそんな心配はないにゃ」

みく「…周りから見たら、カップルに見えるのかな?」

「…そ、それは…そう、ですね」

みく「…Pチャンは、みくとそういう風に見られて、嫌じゃない?」

「………は、はい」

言葉に詰まる、前川さんのことはもちろん嫌いではない、むしろ好ましい人物に入る

だが、その質問は難しい


みく「…なんて、ごめんね意地悪な質問して」

みく「でも、みくはPチャンのこと…好きだよ」

「………」

みく「…も、もちろん!友達としてというか…何というか」

みく「と、とにかく…前にも言ったけど、Pチャンにはとても感謝してるにゃ」

みく「…だから」

みく「Pチャンに、伝えたいことがあるの」


<パサッ

みく「この猫耳…前はつけてるって言ったけど」

みく「…本当は、生まれた時からずっとあるにゃ」

「…」

薄々気づいてはいた、普通の人よりかなり優れた身体能力

行動や言動…そして特殊な生まれという発言、それらから考えられる答えは…

みく「みくは、みくは…」


「無理に話す必要はありません」

みく「…ぇ?」

「前川さんがどこの誰であっても、私も…」

「前川さんのことを、大切に思っていますから」

「なので、いつの日か…苦しむことなく話せる時が来たら…」

「教えて頂けますか?」


みく「………」

みく「…うん、分かった」

みく「その時が来たら…きっと」

みく(この気持ちと一緒に、伝えてみせるから)


前川みく【親愛度:MAX】☆


【夏の月 9日目】

気が付けば、もう夏の月も終わりが近づいている

明日は夏祭りが開催され、昨年と同様賑わいを見せるだろう

今年は自由にして構わないとのことなので、屋台を手伝うのも誰かとまわるのも悪く無い

さて、今日は何をしようか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:18:10:00:00以降に一番近い安価


杏「ええー何で杏が働かないといけないのさー」

「いえ、強制ではなくこのような仕事もあるということを、紹介に来ただけです」

「それに、双葉さんのご両親の意向でもあるので」

杏「…はー、杏に何をさせたいわけ?」

「はい、ではまずは…」


安価:杏の仕事

安価対象↓2


杏「土建屋…杏に肉体労働なんて出来ると思うの?」

「作業員ではなく、事務や営業という選択肢もありますが…」

杏「………」

杏「そうだ、社長になろう」

「え?」

杏「うん、いけるいける…もちろん仕事は回してくれるんでしょ?」

その後、本当に双葉建設が設立され、東の国一の建設会社となるのは

この時の私には分からなかった


双葉杏【親愛度:49→54】 職業:土建屋


【夏の月 10日目】

今日は夏祭りだ

特に予定はないが、見て回るのも手伝いをするのもいいだろう

もしくは、通常通り活動するのも悪くないが…どうするか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:19:00:00:00以降に一番近い安価


せっかくの機会だ、誰かと夏祭りをまわろう

しかし、まだ予定を組んでない方はいるだろうか…

幸子「お、おやぁ…?奇遇ですねぇプロデューサーさん」

当てもなく誰かを誘いに行こうと家を出ると、木の陰から輿水さんが飛び出してきた

…偶然とは思えないが、そう言うならそうなのだろう

幸子「え?夏祭りに一緒に行く人を探して行こうと…へ、ヘー!そうですかそうですか!」

幸子「まだ誰とも約束してないんですね!ふーん!」

何やらとても嬉しそうだ


幸子「し、しょうがないですねー!このままプロデューサーさんが誰も誘えなかったら可哀想ですし…」

幸子「優しいボクが!一緒に夏祭りに行ってあげましょう!!」

言い方はあれだが、こちらを気遣ってくれているのだろう

「ありがとうございます、では他にも誰か誘いに行きましょうか」

幸子「は?」

「え?」

幸子「…プロデューサーさん、こんなにもカワイイボクがいて他に誰を誘うんです?」

幸子「い、いいですか?この後誰から誘われても断ってください!いいですね!!」


輿水さんの物凄い剣幕に押し切られ、2人で回る約束をした

まぁ、こちらから声をかけなければ誘われることはないと高をくくっていたところ…

驚いたことに、数名から誘われるということが起きてしまった

輿水さんとの約束があるため、丁重にお断りしたのだが…

悲しい顔をさせてしまったのが心苦しかった、いずれ埋め合わせが出来ればいいのだが


とにかく、今は輿水さんとの時間を大切にしよう

せっかくの夏祭りを少しでも楽しんで頂かなくては

浴衣に着替え、待ち合わせ場所へ向かう

祭りの会場から少し離れた建物の下、そこに…彼女はすでにいた

幸子「遅いですよプロデューサーさん、レディを待たせるなんて!」

集合時間の30分前に来たのだが、遅かったようだ

頭を下げて謝罪する、いつ頃から待っていたのだろうか…?


幸子「…まぁいいです、それで…他に言うことはないんですか?」

何か言うこと…あぁ、他に誰も誘っていないことだろうか

幸子「そうですか、ちゃんと断ったんですね…ってそうじゃなくて!」

では、のどが渇いてしまったのだろうか…持って来たお茶を差し出す

幸子「そうそうちょうどのどが渇いて…ってそうでもなくて!!」

そうだ、その浴衣…とてもよく似合っていますね

輿水さんの可愛さがより引き立っていると思います

幸子「……フ、フフーン!あ、ありがとうございます…」


祭り会場に辿り着く

見たところ、去年よりも多くの人に来て頂けているようだ

温泉旅館やバーベキュー会場は特に多くの人がいるらしく、盛り上がりを見せている

幸子「…プ、プロデューサーさんが逸れたら困りますから、手を繋いであげても…いいですよ?」

確かに、この人混みだと逸れる可能性は十分あり得る

いつもより饒舌な輿水さんの手を握り、会場の中を歩く

何やら知っている人物がジョッキを片手に叫んでいたように見えたが、気のせいだと思いたい

幸子「プロデューサーさん、屋台を見に行きましょう!まずは腹ごしらえです」


定番のものからイチゴパスタなる攻めた商品など、様々なものが並んでいる

適当に購入しながら、口に運ぶ…ふむ、やはりこうして食べる物は何となく加味されておいしく感じる

幸子「そう言えば、今年は何か作ったりしてないんですか?」

「明日、さつまいもやかぼちゃを収穫しようと考えています」

幸子「へー、いいですねぇ!今度食べに行ってあげますよ!」

幸子「少しくらいなら、調理を手伝ってもいいですよ?」


それなりに空腹も満たされた、次はどうするか

幸子「…おや?何でしょうあの行列…占いの館?」

あれは…確か依田さんの指南所だ

最初はもっと難しい名前だったが、分かりにくいとのことで占いの館になったはずだ

幸子「芳乃さんの…なるほど、確かによく当たりそうですね…」

幸子「せっかくです!並んで占ってもらいましょう!!」


芳乃「では次の方ー…おや、そなた達でしたかー」

幸子「こんばんは、盛況みたいですねぇ」

芳乃「迷える人を救うことも、わたくしの仕事ですからー」

芳乃「お二人も、悩みがありましてー?」

幸子「…そ、そうですねぇ、では、ボクが聞いてもいいですか?」

「はい、どうぞ」

幸子「………ボクにチャンスが来るのは、いつですか?」


チャンス…何か、目的のようなものがあるのだろうか

依田さんはその言葉だけで何かを悟ったように、ゆっくりと目を瞑る

長いようで短いような、不思議な時間が流れていく

再び目を開きながら、依田さんは一言

芳乃「…3年後、そこが転機でしてー」

幸子「さ、三年…そんな先なんですか?」


幸子「…逆に言えば、3年守ればボクの勝ち、と…?」

芳乃「おそらく、決着はもっと早く決まりましてー」

芳乃「そこまで辿り着けるかどうかー神様のみ知ることかとー」

幸子「…なら、ボクにもチャンスはありますね」

良く分からないが、輿水さんには見えたものがあるらしい

彼女の瞳から強い力を感じる、何か目標が決まったようだ


祭りのラストを飾る花火が打ち上がる

輿水さんは今日の祭りを楽しんでくれただろうか

幸子「どうですかプロデューサーさん?ボクと一緒で楽しかったでしょう?」

「…えぇ、とても楽しかったです。輿水さんはどうですか?」

幸子「うーん…まぁ及第点ですかねぇ、次はもっと頑張って下さい」

花火の光に照らされる彼女の顔は、とても良い笑顔だ

またこの笑顔が見られればいいと、心から思う


輿水幸子【親愛度:95→MAX】


夏の月終了

さつまいも、かぼちゃを収穫しました

クエスト一覧

・蒼の魔術の研究…蒼の魔術を使える人を探しているとのこと、前に優れた術者を見たことがある気がするが…?

・届け、ウサミン星!!…宇宙船を直せる人物を探す、もしくはウサミン星と交信できることが出来れば…誰かいるだろうか?(成功後安価で分岐)

・島村卯月を救い出せ…魔術で犬と合体してしまったらしいが、誰なら治せるだろうか…(治療成功で卯月と凛が村加入)

それぞれ成功で親愛度+10


建設物:建設物:コンサート会場、ミシロ温泉旅館、アスレチック施設、釣り堀、いかだ体験、バーベキュー会場、
     小中高学校、教会


【村人】

中野有香 【親愛度:MAX】☆ 職業:格闘家

前川みく 【親愛度:MAX】☆ 職業:消防士

輿水幸子 【親愛度:MAX】   職業:スタントウーマン

高垣楓   【親愛度:99】     職業:ラッパー、村長

       【親愛度:92】


☆を3つ集め、条件を満たすことで…?


【村人】

多田李衣菜 【親愛度:82】 職業:シンガーソングライター、医者、加蓮と同居

アナスタシア【親愛度:76】 職業:守衛(ロシアンマフィア)

一ノ瀬志希 【親愛度:74】 職業:化学者

北条加蓮  【親愛度:71】 職業:学生、お隣さん

龍崎薫   【親愛度:71】 職業:小学生


【村人】

水本ゆかり 【親愛度:71】 職業:吟遊詩人

堀裕子   【親愛度:69】 職業:サイキッカー(学生)

大和亜季  【親愛度:69】 職業:武器屋兼ガンナー

塩見周子  【親愛度:62】 職業:遊び人

依田芳乃  【親愛度:62】 職業:僧侶


【村人】

双葉杏   【親愛度:54】 職業:土建屋

白坂小梅  【親愛度:47】 職業:ネクロマンサー

千川ちひろ 【親愛度:38】 職業:公務員

神崎蘭子  【親愛度:37】 職業:召喚士

姫川友紀  【親愛度:35】 職業:女将


【村人】

森久保乃々 【親愛度:33】 職業:絵本作家

安部菜々  【親愛度:33】 職業:不明 宇宙人

橘ありす  【親愛度:20】 職業:蒼の魔道士

速水奏   【親愛度:16】 職業:魔法使い

【非村人】

渋谷凛 【親愛度:70】   職業:狩人

浜口あやめ 【親愛度:45】 職業:忍者

星輝子 【親愛度:10】   職業:キノコ学者

島村卯月 【親愛度:60】  職業:不明、人面犬状態

及川雫 【親愛度:11】  職業:酪農家

鷺沢文香 【親愛度:01】  職業:不明


【秋の月 1日目】

今日から秋の月だ

朝方や日が落ちてからは少し肌寒くなってきた

この時期が一番体調を崩しやすい、気を付けて行動しよう


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:22:20:00:00以降に一番近い安価


ふと、依田さんのことを思い出し、彼女なら島村さんの問題を解決できるのではと考えた

多田さんが解決できなかったのであれば、呪術や霊によるものかもしれないからだ

それに例え違っても、彼女なら何かしら分かる可能性はある…そう思い教会へ向かおうとしたところ

芳乃「お困りごとでしてー?」

探す必要もなく、家を出てすぐそばの河原に立っていた

ちょうど良い、すぐに知っている限りの情報を依田さんに伝えると…

芳乃「ふむー…それは見てみないと分かりませぬー」

時間はあるとのことなので、すぐに首都へ向かい島村さんに会って頂くことにした


渋谷さんに連絡し、島村さんの件で解決策を探したいと伝えると、すぐに来てくれた

合流し依田さんを紹介して、呪術や霊能力の可能性を伝えると

凛「…呪術の可能性は私も考えたけど、首都の聖職者じゃ治せなかったんだよね」

凛「霊…とかそういうオカルトはよく分からないから、あまり考えてなかったな」

渋谷さんに案内され、島村さんと同居しているというご実家に向かう

彼女の家は花屋を経営しているようで、優しそうなお母さまに挨拶をして入らせて頂いた


卯月「あっ、おかえりなさい凛ちゃん!それに…あなたは、ミシロ村で会った方ですよね?」

以前と変わらない姿で、島村さんは渋谷さんの部屋に座っていた

体調は良いみたいだが、やはりその姿でいるのは辛いだろう

何とかならないか…そう願いながら依田さんに目を向ける

芳乃「………」


卯月の救助コンマ判定、コンマ【50】以上で成功

コンマ↓【万能の人】(コンマ+10)


芳乃「…これなら、何とかなるかもしれませんー」

凛「え!?」

卯月「ほ、本当ですか!?」

芳乃「しかし、わたくしだけの力では足りないゆえ…そなたの力も、お借りしますねー」

「…私の、力?」

芳乃「はいー、正確には…ほんの少しだけ残っている、奇跡のちからでして―」

「…!」


芳乃「では、目を瞑って…元の姿を想像してくださいー」

私と島村さんは依田さんを中心に手を繋ぎ、横に並んでいる

先ほど島村さんの元の姿の写真を見せて頂き、その姿を想像する…

笑顔がとてもまぶしい、可愛らしい方だった

…一瞬、洞窟の奥底で会ったあの方を、なぜか思い出した


芳乃「………もう目を開けても大丈夫でしょうー」

ゆっくりと目を開ける、外に待機して頂いていた渋谷さんを呼びながら、横を見ると

そこには…

卯月「…ど、どうですか?元に戻っていますか?」

写真でみた可憐な少女が、おそるおそるこちらを見ていた

凛「う、卯月…」

部屋に入った渋谷さんは、涙ぐみながら近くにあった鏡を差し出す

元に戻った手を確認し、鏡をゆっくりと自分の方に向けながら…

自分が元に戻ったことを、泣きながら喜んでいた


何度も何度も感謝され、多くのお礼をされかけたが

私は何もしていないし、依田さんも人を助けるのが使命だからと、全て断っていた

凛「なら、せめてプロデューサーの村に住ませてよ…たくさん、恩返ししたいし」

卯月「あ、私もぜひ!もともとミシロ村に行くことが目的だったので!」

最終的に、2人ともミシロ村に来て頂けるという話で落ち着き、今回の件は終息した

結局、なぜ島村さんがあの姿になったのかは不明だが、結果が良ければ些細な話だろう

…それよりも、今は渋谷さんの引っ越しについて、お父様に説明させられていることが

何よりも問題だ


渋谷凛 【親愛度:70→80】

島村卯月 【親愛度:60→70】

依田芳乃 【親愛度:62→67】


【秋の月 2日目】

無事、島村さんを助けることができ、さらに渋谷さんとふたりとも移住して頂いた

北条さんも喜んでおり、多くのことが上手くいって本当に良かった

折を見て、依田さんにもお礼をしなくては…


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価↓2


この世界における神様とは、天界に住み実際に存在すると言われている

人の寿命より遥かに長く生き、かなり高等な魔術も使用するが、ほとんど人と同じらしい

らしいというのは、実際に天界に住んでいる神様や天使といった存在に会ったことのある人物は限られており

私も文献で知識としてしか知らないからだ

…今日この日までは


川の水質調査のため、上流に向けて山の中を歩いていた時のことだ

小さな滝のように水が上から落ち、それなりに大きい池を発見した私は

そこで調査を開始しようと荷物をおろしたのだが…

ふと、空を見上げると

何か空から降りてきている

また、宇宙人だろうか


紗枝「はー…ほんまに人使いが荒い人やわぁ」

紗枝「そないな人がそう簡単に見つかるとも思えへんし…どないしまひょ」

紗枝「…うん?」

目が合った

池の水上に立ちながら、小首を傾げている

彼女の事を一言で表すならなら、天女だろうか


いや、おそらくそのままであろう…彼女の恰好、雰囲気

いつか見た天界の住人のそれと全く同じだ、まさか会える日が来るとは思わなかったが

紗枝「………」


親愛度判定

コンマ【35】以上でコミュニケーション成功(村レベル10)

コンマ判定↓


紗枝「ちょうどええとこに人がおったわ、良かったら話を聞いてくれへんやろか?」

イメージとは随分と違った口調だが、彼女が天界の住人であることは間違いないようだ

何やら困っていることがあるらしく、その手助けをして欲しいという

その、内容と言うのが…


安価:天女様の依頼

安価指定先:22:00:00:00以降に一番近い安価


紗枝「実は、天界から一人天使が逃げ出してしもうてなぁ…」

紗枝「もともとうちの部下なんやけど、何が嫌になったんか地上で遊んどるみたいで」

紗枝「もしそれっぽい人がおったら、連れてきてくれへんやろか?」

紗枝「ちゃーんとお礼もするさかい、よろしゅうお頼み申します~」


小早川紗枝【親愛度:42】

クエスト:逃げた天使を追え! が追加されました


【秋の月 3日目】

生きているうちに天界の人物と会えるとは思わなかった

逃げた天使は別人に成りすましている可能性があるとのことで、特徴は何も教えてくれなかった

代わりに、天界の住人に反応するという特殊な石を頂いた。これですぐに分かるという

さて、どうするか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:22:30:00:00以降に一番近い安価


以前橘さんからお願いされていた、蒼の魔術の研究について考えていたのだが…

おそらく、速水さんであれば解決して頂けるのではないだろうか

ほんの少ししか見たことはないが、彼女も蒼の魔術を使っているのを洞窟の中で見たことがある

…問題は、彼女に会うことが難しいことだ

速水さんは一応ミシロ村に家を持ってはいるが、滅多に顔を出すことがない

運よく会えるといいのだが…


奏に遭遇出来るかのコンマ判定

コンマ【50】以上で成功、同時にクエストクリア

コンマ↓(親愛度低 コンマ-5)


…だめだ、見つからない

念のため彼女と出会った遺跡の周辺も見て回ったが、やはり今はミシロ村にいないようだ

彼女なら…と思ったのだが、仕方がない

他に…誰か詳しい人物はいないだろうか?

もしくは、橘さんを連れて行きたい場所があったような…


安価:蒼の魔術を知る者?

安価↓2


凛「蒼の魔術の研究…確かに、少しなら使うことは出来るけど…」

凛「正直そこまで自信があるわけでもないから…あまり期待はしないでね?」

ありす「いえ、問題ありません…蒼の魔術を使う方に会えるだけでも、貴重ですから」

ひとまず、再び研究の機会が設けられて一安心だ

たまたま通りがかった渋谷さんに蒼の魔術について聞いてみたところ…

少しだが使えると教えて頂き、こうして橘さんと会って頂いている

上手くいくかは分からないが、ここは渋谷さんを信じよう


コンマ判定:蒼の魔術の進化

コンマ【50】以上で成功

コンマ↓【蒼の剣】 (コンマ+15)


ありす「………くっ」

あと少しで形になりそうというところで、魔力が空中で分散してしまう

…今日はこの辺りが限界だろう、また後日行うべきだ

ありす「…すみません、私の実力不足です」

凛「いや、ほとんど形にはなっていたから、後は運だと思う」

凛「次はきっと成功する…その時には、私にも見せてね」

ありす「…はい!必ず!!」

2人に友情が芽生えたようだ、それだけでも今回の特訓は無駄ではなかったはずだ

次の研究に期待しよう


橘ありす【親愛度:20→25】

渋谷凛【親愛度:80→85】


【秋の月 4日目】

木々が綺麗に色づき、本格的な秋の到来を告げている

昼間を除き肌寒い時間が増えてきた、今年の冬は少し早いかもしれない

さて、今日は何をしようか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:23:45:00:00以降に一番近い安価


未央「…時は来た!」

私本田未央!職業ダンサー!!

今日はここ、ミシロ村でダンスを披露するべく、隣町から足を運んだのであった!

その理由は…ここがこの辺りで一番栄えているから!!

いきなり首都とかは…ちょっと勇気が足りないというか

とにかく、この曲と一緒に通行人を虜にしちゃうよ!!


…お、さっそく誰か来たね

親子…にしては年が近いし、兄妹っていう感じでもないけど、まぁいいや

相手は男性が一人に私と年の近そうな女の子二人、うん!いい感じにばらけてる

相手にとって不足なーし!ミュージック…スタート!!

【歌:ステップ!】~♪


やった!立ち止まってくれた!

他にも数人の観客がいる、これならきっといい評価がもらえるに違いない!

いつもよくキレ良く、笑顔で!!

届け、私の想い!!


ダンスの評価判定

コンマ【35】以上でコミュ発生(村レベル10)

コンマ判定↓


曲が終わり、辺りが静まり返る

ど、どうだ…?

<うぉおおおおおおおおおおおおおおお

あ、あれ…?何か、思ったよりものすごく盛り上がってる

も、物凄く気持ちいい!やっぱり未央ちゃんは天才だった!

やばい、ちょっと泣きそう…

最初から見てくれていた男性が、前に出て声をかけてきた

「私は、この村でプロデューサーをしている者です…あなたのダンスに感動しました」

「良ければ、話を聞かせて頂けませんか?」

こ、これはもしや…スカウト!?

どどど、どうしよう!


「では、今後はミシロ村を拠点に活動して頂くということで…」

未央「あ、はい」

やばいよやばいよ…何か上手くことが運びすぎて怖くなって来たんですけど

で、でもまぁ…きっとこれは神様が与えてくれたチャンス!

これをモノにしなくて一体どうする!頑張れわたし!!

卯月「未央ちゃん、これよろしくお願いします!」

凛「分からないことがあったら何でも言ってね」

しまむーとしぶりんもいい子だし、これからも頑張っていこー!!


本田未央【みんなからの親愛度:98】 職業:ダンサー


【秋の月 5日目】

昨日はとんでもない人物を掘り起こしてしまったかもしれない

村は本田さんの話題で持ちきりだ、彼女が全国デビューする日も近いかもしれない

さて、今日は何をしようか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:01:10:00:00以降に一番近い安価

ちゃんみおの武内P個人への親愛度は測らないの?
測らない方が幸せってケースもあるけど


…たまには、家で焼き肉などをするのも悪くないだろう

ちょうど畑で取れたさつまいもやかぼちゃもある、これと牛肉やその他の野菜を買って…

さて、誰を誘おうか


安価:焼肉パーティーのメンバー

安価指定先:01:30:00:00以降に近い安価を3つ採用(村人から3人安価、被ったり無効の場合さらに↓)


>>442 安価で攻略√に入るような内容であれば取ります、普通に仲良くする分にはこのままでいいかなと


まぁ、一人とは書かなかった私が悪いので、↑3つを採用します
今日はここまで、また夜に来ます


みく「焼肉!?もちろん行くにゃー!」

加蓮「いいねぇ、どうせなら外でやろーよ!」

李衣菜「あ、お肉半分くらいこっちでも買っときますね」

楓「飲んでもいいですか?」


幸い誘った方々は予定が空いているそうで、無事開催できるようだ

今日は天気も良いため、外で食事をするのも悪くないだろう


みく「ねー李衣菜チャン、この食器はここでいい?」

李衣菜「あ、うん!そこに置いといて」

みく「…ところで、李衣菜チャンやけにPチャン家の物の場所に詳しいけど…よく行ったりしてるの?」

李衣菜「え?あーうん、けっこう遊びに行ったり食事に行ったりしてるね」

みく「…へ、へー…そうなんだ」


李衣菜「あれ、もしかして気になるの?」

みく「…そ、そんなことないにゃ!ちょっと聞いてみただけにゃ」

李衣菜「ほんとぉ?まぁたしかに、プロデューサーさん真面目で紳士だし…」

李衣菜「困ってる人を助けたり、優しくて良い人だから気持ちは分からなくもないけど」

みく「…やけにべた褒めにゃ、そう言う李衣菜チャンこそPチャンのこと気になってるんじゃないの?」

李衣菜「私が?アハハ…」

李衣菜「………」

李衣菜「まさかぁ」

みく「今の間は何にゃ!」


加蓮「あの二人、あんまり一緒にいるところ見ないけど、妙に仲いいよねー」

「良いことだと思います」

加蓮「まぁそうだけどさ、そう言えば楓さんは…?」

「一番良いお酒を買ってくると…隣町まで」

加蓮「流石だねー、アタシも飲んでみたいなぁ…」

「…」

加蓮「冗談だよ、そんな顔しなくても大丈夫だって…もう、プロデューサーも李衣菜もすぐ心配するんだから」


準備が終わり、高垣さんも合流したところで焼肉パーティーを開催した

一杯だけとビールには付き合ったが、お酒がすすむにつれ

楓「ちょっとだけどうですか?このおちょこにちょこっと…」

絡み酒がくどくなってきた、適当にあしらいながら肉を焼いていく

みく「あ、Pチャンみくが焼くから食べていいよ?」

前川さんが気を遣って代わってくれようとする

やんわりと断りながら、その優しさを褒めると少し照れていた

それを見た多田さんと北条さんのからかいで、良い雰囲気は崩れたが


賑やかで楽しい時間は過ぎていく

この時間がずっと続けばと願わずにいられないが、終わりはすぐにやってくる

片づけをして、飲み物を口にしながらさらに雑談し、日が落ちてからも会話を続ける

…そろそろ良い時間だ、前川さんと高垣さんを送ってお開きにしよう

みく「正直助かったにゃ…楓さんを無事に送れるか不安だったし」

楓「えー…大丈夫大丈夫、ちゃんと帰れますよー」

そう言いつつ、右へ行ったり左へ行ったり、足取りが不安だ

…最後まで送り届けよう


みく「みくの家はここだけど…一人で大丈夫?」

いざとなれば背負ってでも送るから問題ないと伝え、前川さんと別れる

心配してくれるのはありがたいが、

みく「送り狼になっちゃダメにゃー」

は言わないで欲しかった

まぁ、この状態の高垣さんとおかしな雰囲気になることはないだろうが

楓「送り狼…食べられちゃうんですか?わたし」

やめてください、本当に


楓「…上がって、いかれないんですか?」

危うく部屋の中にまで連れ込まれそうになったが、何とか回避する

最後の最後に正気になって引き留めるあたり、実は酔ってなかったのではと邪推したくなる

…高垣さんと知り合って二年目が来ようとしているが、あの人のことは未だに掴み切れない

北条さんや多田さん、それに姫川さんや堀さんは言葉に裏がないからいいのだが

高垣さんだけはどこか本音というか…何かを隠している気がする

それがいったい何なのか…分かってはいない

…いや、あるいは


焼肉パーティーをした

前川みく【親愛度:MAX】☆☆

高垣楓 【親愛度:99→MAX】

多田李衣菜 【親愛度:82→87】

北条加蓮  【親愛度:71→76】


【秋の月 6日目】

昨日の焼肉は楽しかった、またやりたいものだ

秋は特にイベントはないが、何らかのイベントを開催するのも良さそうだ

あるいは、何人かと一緒にイベントを見に行くのも一つの手か


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:23:30:00:00以降に一番近い安価


今日は天女様から受けた天使捜索に充てることにした

といっても、当てはまったくないので実質村人との交流になりそうだが

天使と会えばこの石が反応して、教えてくれるとのことなので、虱潰しに探していくしかない

雑談をしながら怪しい人物がいないか聞き込みをしていく

…しかし、残念ながらそのような人物の情報は得られず

石も反応はないままだった、ひとまず村人に逃げた天使はいないようだ


天女様曰く、ミシロ村の近くに逃げたことは分かっているらしく

どこかに隠れているに違いないと言っていた

しかし天使が逃げたという日から4日、徒歩でも相当離れることは可能だろう

もうこの辺りにはいないのでは…そう思い家に帰り始めたその時

彼女と出会った


そこは芝生と草花が生える少し開けた場所だ

もくもくと地面を見つめ、歩き回っている…何か落としたのだろうか?

「…すみません、どうかされましたか?」

智絵里「へ?」

びくりと、まるで小動物のように動きを止め、ゆっくりとこちらを見上げてくる

悪いことをしてしまった…そう思い謝ろうとしたのだが

智絵里「…」


親愛度コンマ判定

コンマ【35】以上でコミュニケーション成功(村レベル10)

コンマ判定↓


言葉を発しようとしたその時だ

リリリリリリリリリリ、けたたましい音が懐から鳴り響く

あの石だ、天使が近くにいると反応するといっていたが、このような音を出すのか

智絵里「ひっ!?」

案の定相手にも気づかれ、彼女を中心に風が巻き上がる

…まずい、風の魔術だ

再び声をかけようとする前に、暴風で姿が見えなくなる

そして、もう一度見えるようになってから確認すると

そこには誰もいなくなっていた


緒方智絵里【親愛度:27】


【秋の月 7日目】

天使の姿を確認することはできたが、残念ながら逃げられてしまった

次に彼女に会おうとした場合、何らかの対策が必要だろう

さて、どうしたものか…


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:01:00:00:00以降に一番近い安価


杏「杏はさ、別に怒ってるわけじゃないんだよ」

杏「ただ、プロデューサーには誠意ってものを見せてもらおうと思ってね」

小さな事務室に案内され、椅子に座らされひと言目がそれだ

机の上には一枚の契約書、そして私のものではないが私の名前が彫られたハンコ

逃げようと思えば逃げられるし、断ることも容易だろうが…

杏「さぁ、この家の改築をする契約書にサインするんだ!」バンッ


双葉さんが土建屋として経営を始めたのは知っていたのだが

あれから特に何も関わっていなかったのが、今回の発端だ

仕事を回すという話をしていながら、確かに誰も紹介出来ていないのは事実…

ここは、責任を取って自宅の改築をお願いするのが筋だろう

特に不自由は感じていないが、これくらいの金額なら問題ないはずだ


杏「…って、そんな簡単に決めていいの?杏かなり悪いことしてるかもよ?」

その時はその時だ

双葉さんがそのような人物ではないことは知っているし、後でじっくりと内容は確認させてもらう

杏「あー…いいならいいんだけど、本当は紹介する話を忘れてないか確認したかっただけなんだけどね」

杏「ま、やるからにはちゃんとやらせてもらうよ。その間どこに住むつもりなの?」

「せっかくなので、旅館にでも泊まろうかと。いつ頃完成しますか?」

杏「冬の月の5日くらいかな、てっきり誰かの家に上がり込むかと思ってたけど」

「流石にそれは…では、よろしくお願いします」


【秋の月 8日目】

今日から工事が始まる

家は変わってしまうがやることは変わらない、今まで通り活動していこう

さて、今日はどうするか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:02:00:00:00以降に一番近い安価


「お世話になります」

友紀「ま、別に他のお客さんと同じ扱いだから、期待はしないでよね」

周子「あれ?その割には結構いい部屋用意したんじゃ…」

友紀「んん!ほ、ほら…早くいくよ!」

こうして中に入るのは久しぶりかもしれない

ミシロ村で温泉が湧き出したことによって建てられた宿泊地、ミシロ温泉旅館

口コミや宣伝のおかげでかなり利用者も増え、夏や冬は予約が埋まることもあるという

数日間利用することで迷惑がかからないか不安だったが、問題ないとあっさりokが出た

塩見さんの話では、姫川さんが便宜を図ってくれたそうなので、何かお礼をしなければならない


部屋に荷物を置き、せっかくなので二人の仕事ぶりを見てみることにした

姫川さんは女将としてお客との応対が板についてきたようで、テキパキと仕事をこなしている

塩見さんも、自身が踊りをみせることもあれば、遊びで賭け事をして場を盛り上げたりしているそうだ

タイプの違う二人だが、意外と良い相性なのかもしれない

友紀「なに見てるのさー…もう、見学料取るよ?」

周子「プロデューサーもやってかない?勝てたら一つだけお願い聞いてあげるよー?」


友紀「…そうだ、前からお願いしようと思ってたんだけど」

友紀「この旅館に、看板娘というか…マスコットキャラみたいな子連れて来れない?」

「…マスコットキャラ、ですか」

周子「えー周子ちゃんじゃダメなの?」

友紀「いや…周子ちゃんはマスコットキャラって感じじゃないでしょ」

友紀「そろそろうちでもグッズ販売みたいなことしようと思ってさ、どうかな?」

「…そうですね」


安価:ミシロ温泉旅館のマスコットキャラ

安価↓2(村人でも新規でも自由)


>>483 周子ちゃん×→シューコちゃん


「連れてきました」

友紀「…たしかに、マスコットキャラみたいなとは言ったけど」

友紀「本当にマスコットキャラ候補連れてきたんだ…」

『ぴにゃ~』

周子「………」

周子「ねぇプロデューサー、あの着ぐるみチャックないけど、中の人どう入ってるの?」

「え?」

周子「え?」


【秋の月 9日目】

ミシロ温泉旅館にマスコットキャラが誕生した

誰が名付けたかは不明だが、名前はぴにゃこら太に決定

独特な鳴き声と何とも言えない魅力でそれなりに愛されているようだ

さて、今日は何をするか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:20:00:00:00以降に一番近い安価


塩見周子  【親愛度:62→67】

姫川友紀  【親愛度:35→40】


裕子「聞いてくださいプロデューサーさん!ついにサイキックリペアーを習得しました!」

突然堀さんに呼び出され、開口一番に言われた言葉がそれだ

隣には安部さんがいるが…もしや、彼女の宇宙船のことだろうか

裕子「その通り!見事エスパーユッコの力で、宇宙船を修理してみせましょう!」

菜々「ほ、本当ですか!」

裕子「はい!私にお任せあれー!!」

…不安だが、とりあえずついて行ってみよう

今回こそうまくいくかもしれない


例の山の開けた場所に移動し、安倍さんに宇宙船を出してもらう

普段はこのワームホールというもので四次元空間に隠しているらしく、いつでも出し入れ可能らしい

宇宙船を前に、堀さんのいつものが開始される

裕子「むむむむ…ムム!!!」

…!

宇宙船がガタガタと動き始めた、まさか…ついに成功するのか

裕子「ムン!」

<ガコンッ

…何か、宇宙船の中から落ちてきた


裕子「………」

堀さんは何も言わない、安倍さんも固まってしまった

仕方ない、とりあえず何が落ちたか確認しよう

「…」

…駄目だ、何の部品か全く分からない

裕子「………」プルプルプル

堀さんの体が震えている、ちょっと涙も出てきた

まずい、何かフォローをしなくては

「あ、あの…堀さんは、この部品が故障の原因だと思い、一旦外したのですよね?」


裕子「……え?」ズズッ

「見てください、この部品の色…半分はピンクですが、半分は白くなっています」

「これは、もともと全ての色がピンクであったのではないかと私は思います。どうでしょうか?」

菜々「そ、そうですね…外の円盤の部分は銀色ですけど、部品は全部ピンク色ですし」

菜々「もしかしたら、この部品が悪くなって落ちちゃったのかも…」

裕子「…ほ、本当ですか?」

正直なところかなり適当に言ったのだが、この場はとりあえずそういうことにしておこう


…しかしこの部品、僅かだが魔力を感じる

燃料不足…ではないと言っていたが、もしやバッテリー上がりのようなものでは?

そしてそれが魔力で動いているのであれば…もしかすると、もしかするかもしれない


堀裕子   【親愛度:69→74】

安部菜々  【親愛度:33→38】


【秋の月 10日目】

安部さんの宇宙船、その部品を今は預かっている

この部品を直せる人物に会う…もしくは、ウサミン星と通信出来れば解決出来そうだが

誰かそのような人物はいるだろうか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:21:00:00:00以降に一番近い安価


幸子「いやぁ…ボクは優しいですねぇ」

幸子「旅館生活で退屈しているだろうプロデューサーさんに、会いに行ってあげるなんて」

幸子「これはもう泣いて喜ぶに違いありません!」


有香「も、もしかしたらそのまま一緒に温泉に入る話になって…」

有香「あわよくば隣の布団で寝ることになったりしたら…」

有香「…よし!」


<バッ


幸子・有香「…あれ?」


有香「…どうしたんですか幸子ちゃん?旅館に用事ですか?」

幸子「そう言う有香さんこそ…どうして旅館へ?」

有香「アタシは…ちょっと会いたい人がいるんで、来ただけですよ」

幸子「奇遇ですねぇ…ボクもここに泊まってる人に会いに来たんです」

有香「へー…そうなんだ」


「…輿水さん、中野さん…ちょうど良いところに」

幸子・有香「「ぷ、プロデューサーさん!?」」

「今、お時間大丈夫でしょうか?少しお付き合い頂きたいのですが」

有香「も、もちろんです!何でも言ってください!」

幸子「し、仕方ないですねぇ…プロデューサーさんのお願いなら、聞いてあげないこともないですよ」

「ありがとうございます、ではこちらに…」


友紀「いやぁー助かるよ、ちょうど二人くらい欲しいと思っててさー」

周子「案外良い絵になりそうやん…ふふっ」


幸子「…おかしいですね、どうしてこんなことに?」

有香「アタシに聞かないでください…まぁ、プロデューサーさんに喜んで貰えるならいいですけど」

ぴにゃこら太「ぴにゃ~」


「…ありですね」


中野有香【親愛度:MAX】☆☆

輿水幸子【親愛度:MAX】☆

姫川友紀  【親愛度:40→45】

塩見周子  【親愛度:67→72】


秋の月 終了

冬の月 5日目に自宅完成

冬の月の間は2回行動を復活させます


予定ですが、冬の月終了でこのスレも終了とします

特に誰の√にも入らなければグッドエンドとしてさらっと終わらせるつもりです

突然安価で告白させることは可能ですが、一発で完結はしないのでそのつもりで

冬の月 8日にクリスマス、10日に年末年越しを予定していますが、ご自由に


【冬の月 1日目】

昨日は良いPR動画撮れた、これでさらに集客が望めるだろう

家の工事も順調なようで、予定通り5日に完成となりそうだ

旅館での生活は快適だが、そろそろ元の生活に戻るよう動かなければ


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:22:00:00:00以降に一番近い安価を、二つ採用


加蓮「あ、いたいた!おーいプロデューサー」

「北条さん…それに多田さんも、どうされました?」

加蓮「ちょっと暇つぶしにね、はいこれお土産」

李衣菜「良かったらお茶でもしませんか?お時間あればですけど…」

「…いいですね、では2階のカフェへ行きましょう」


菜々「ミシロカフェへようこそ~、メニューをどうぞ!」

加蓮「ありがと、菜々ちゃんここでアルバイトしてたんだ」

菜々「はい!宇宙船が直るまではここで働いて、稼がないといけませんから!」

菜々「プロデューサーさんにはその都度良くして貰って…本当に、何とお礼していいか」グスッ

「お気になさらず、当然のことをしたまでですから…またお呼びしますね」

菜々「は、はい…」

李衣菜「菜々ちゃんも大変だね…17歳なのに」


加蓮「それにしても、急に家を改築するなんてびっくりしたよ」

李衣菜「誰かと一緒に住む予定なんですか?」

「いえ、そのようなことは…双葉さんのお願いだったので」

加蓮「なーんだ、てっきり結婚でもするかと思ったのに…」

「…私にはまだ早いかと」

李衣菜「じゃあ、いずれは誰かとするつもりなんですね!」

「…まぁ、出来れば…そうですね」


加蓮「じゃあさ、誰か好きな人とかいないの?」

李衣菜「気になっている人とかいるんですか?」

急にお二人のテンションが上がる、どうして人は他人の恋愛事が気になるのだろうか

「…特には、考えたことがないです」

加蓮「本当に?楓さんは?」

「…素敵な女性だと思いますが、私にはとても」

李衣菜「みくちゃんは?」

「…同じく、年の差もありますし」


その後も村の住人や関係者の名前を挙げて矢継ぎ早に質問され、かなり疲れてしまった

…この年になっても、この手の話題は苦手だ

加蓮「うーん…プロデューサーがこの調子じゃまだ先みたいだね」

李衣菜「でも、つまり誰でもチャンスはあるってことですよね?」

「…そうですね」

そういうことにしておこう、下手に否定し続けるのもあらぬ誤解を生みそうだ

しかし、恋愛…結婚、どちらも縁がない人生だったが

この先、誰かと添い遂げることが…あるのだろうか


結婚など遠い話、そう思っていた矢先

思いのほかすぐ近くで、それは起ころうとしていた

まゆP「た…助けてくれ」

夜分、旅館の私の部屋の扉を叩く人物を中に入れると、彼はいきなりそう言った

彼はこの村のプロデューサーの一人で、担当は確か…

まゆP「まゆと…まゆと結婚しそうなんだ!どうしよう!?」


彼を落ち着かせ、事情を話すよう促した

彼の話では、担当である佐久間まゆさんと、結婚する話になっているらしい

それだけならめでたい話なのだが、彼曰く

まゆP「いや…担当の住人と結婚はまずいだろ…ほら、色々と」

…そうだろうか?担当アイドルと結婚よりは遥かにマシだと思うが

それに、隣町のナムコ村のプロデューサーの方も、担当の住人と結婚したという

本人たちが納得しているなら問題ないのではないだろうか


まゆP「ま、まぁそりゃそうだろうけど…」

「佐久間さんのことは好きなんですよね?」

まゆP「あぁ」

「なら問題ないですね、おめでとうございます」

こうして彼は後日結婚した

まゆ「…うふ♡」


佐久間まゆが攻略対象から外れました

佐久間まゆ【親愛度:60】(固定) 職業:幸せな奥様


多田李衣菜 【親愛度:87→92】

北条加蓮  【親愛度:76→81】


【冬の月 2日目】

住人との結婚、色々と問題があることは事実だろうが…

大切なのは、本人たちが幸せであるかどうかだと思う

私も、いつかそのような関係を築いていきたいと思う


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:23:40:00:00以降に一番近い安価を、二つ採用


ありす「…確かに、微量ですけど魔力を感じますね」

例の宇宙船の部品を、橘さんに見せてみると私と同じ感想を持ったようだ

もしも、この部品に魔力を込めることで宇宙船が動くのであれば…

ありす「ですが、宇宙船を動かすほどの魔力となると…相当強い力が必要ですね」

ありす「…いいでしょう、今こそ特訓の成果、見せる時が来ました!」


舞台は整った

例の山の上まで再び戻り、橘さんに魔方陣を描いてもらう

見守るのは私、渋谷さん、安倍さん、そして一応堀さん

堀さんにはスプーン曲げをしてもらい、成功を祈ってもらっている

橘さんの準備が出来たようだ、詠唱が始まる


ありす「輝ける菫青よ……我が手に集い浄化の力を成せ!」

ここまでがアイオライト・ブルーの詠唱、続けて

ありす「蒼穹の果て、私はここにいる!」

杖を地面に突き刺し、蒼の魔力が光となって辺りを照らす

二重詠唱…それにこの輝き

今度こそ、きっと…


蒼の魔術成功判定

コンマ【50】以上で成功

コンマ判定↓【蒼の剣】【完全詠唱】(コンマ+30)


ありす「ヴォルト・オブ・ヘヴン!」

蒼の魔力が一点に集中し、凄まじい威力を持ちながら部品目掛けて一直線に飛んでいく

さながらレーザーのようなその魔術は、部品の先端に確かに命中した

普通の物質なら粉々になってもおかしくないほどの鋭い魔力が当たっているにも関わらず

その部品は傷が入るどころか、当たった魔力を根こそぎ吸収している

やはり、あの部品は最初はもっとたくさんの魔力を帯びていた

それが何らかの理由で失われ、宇宙船が動かなくなってしまったに違いない


部品の色が全て元のピンク色になっていくのが分かる

おそらく蒼の魔術の魔力だけを吸収しているのだろう、かなり高い技術で作られた物質のようだ

よし、後はこの部品を元の場所に戻すだけだ

…それが、すぐに出来ればいいのだが、流石にそう上手くは…

裕子「へっくし」

<スコーン

「………」


部品を手にとろうとしたその瞬間、どこかでくしゃみが聞こえたと思えば

部品がありえない動きをしながら宇宙船の中に消え、さらに…

菜々「あ、ああ…動いてるううううう!?」

ピコピコと光ながら宇宙船が起動した、そんなことがあるのか

…なにはともあれ、これで一件落着…ということにしておこう


ありす「ありがとうございました、プロデューサーさん、凛さん」

凛「私は何も…でも、良い物が見れて良かったよ。こちらこそありがとう」

ありす「これからも精進します…また、良かったら教えてください」

橘さんと渋谷さんにお礼を言い、別れを告げる

橘さんの研究も上手くいって良かった、次も何かあれば協力したいものだ


それから半日、荷物を整理し、仲良くなった人達に別れを告げて

安部さんはこの地を離れようとしていた

菜々「うぅ…本当に、本当にありがとうございます」

裕子「どうかお元気で!」ブワッ

楓「また、近くに寄った時は会いに来てくださいね」

もう何度目になるか分からないほどの感謝を伝え、安部さんは宇宙船に乗り込む

菜々「必ず、必ず恩返しに来ますから…どうか!その時まで…」

宇宙船が浮上していく、次に彼女がここに来るのがいつになるかは分からないが…

その時には、笑顔で迎えてあげよう






薫「それでそれで!菜々ちゃんは帰って来たの?」

「いえ、まだお会いできていません…ですが」

「いつかきっと、また会えると信じています…約束しましたから」

薫「わーすごーい、薫も会ってみたかったなぁ…」

つい先ほどまであったことだが、こうしてまとめて話してみると童話の世界の話ようだ

思いのほか龍崎さんにも喜んで頂けたようで、安部さんには感謝しなければならない


日も落ちているのに龍崎さんと一緒にいるのは、もちろん理由がある

龍崎さんのご両親が出張で首都に行って帰って来られないため、私が急きょ預かることになったからだ

深夜には戻ってくるとのことなので、こうして旅館の読書コーナーで話をしていたというわけだ

薫「ねぇねぇ、今度は薫の話を聞いてくれる?」

「えぇ、もちろん」

薫「あのね、学校であったことなんだけどー!」

元気よく話をする彼女は、まるで太陽のようだ

近くにいる人を元気にするその姿は、私の理想でもある

私も…龍崎さんのように人を元気にさせられる人物になりたいものだ


薫「…zzZ」

しゃべり疲れて寝てしまったようだ、毛布をかけて頭の下に枕を置く

それからしばらくして、龍崎さんのご両親がお迎えに来て彼女を連れて帰った

背負われて帰る彼女の顔は、とても幸せそうだ

…さて、私も部屋に戻るとしよう


橘ありす  【親愛度:25→35】

安部菜々  【親愛度:38→48】(安価でいつでも戻って来ます)

龍崎薫   【親愛度:71→76】


【冬の月 3日目】

冬の寒さが身に染みるようになってきた

外出する際には上着が必要になるだろう

自宅の完成まであと二日…行動しやすい今のうちに、やれることをしておきたいところだ


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:02:00:00:00以降に一番近い安価を、二つ採用

幸子が熱を出したので看病する

PR動画で村の顔になりつつある幸子をエステやマッサージにつれて行って癒すことにしよう


キャラ被りですが、指定安価にのっとり
>>548 >>549 採用します

今日はここまで、初の☆3が幸子になるとは


ミシロ村の紹介PR動画が、シリーズ累計10万再生を記録したらしい

派手な動きと淡々としたナレーション、無慈悲なテロップが視聴者の心を掴みSNSで流行しているとのこと

今日はそのお祝いとお礼を込めて日々の疲れを癒して貰おうと、輿水さんを誘ったのだが…

幸子「もちろんです!このボクを労おうなんて…プロデューサーさんも分かってますねぇ」

いつも通り自信に満ちた発言だが、どこか様子がおかしい気がする

幸子「え?そ、そんなことないですよ?さぁ、早く行きましょう!」


大丈夫と繰り返す輿水さんを不安に思いながらも、本人の意思を汲み取り目的の場所へ

予約したのはリンパマッサージやリフレクソロジーで有名なマッサージ店だ

幸子「マッサージ…まさか痛いやつじゃないですよね?」

「いえ、どちらかと言えばエステに近い内容です」

整体…というよりリラックスして貰うことがメインの内容となっているらしく

若者にも人気があるお店のようだ

幸子「フフーン、ならいいんです…身も心もリラックスして、一段とカワイクなってきますね!」


約一時間半後、輿水さんはマッサージを受け戻って来た

幸子「どうです?カワイクなってますか?」

「…はい、より可愛くなられたかと」

幸子「そうでしょうそうでしょう………ふぅ」

正直一目では違いが分からないが、それよりも気になったことがある

エステの前よりも、どこか顔色が赤い気がする

「…」

幸子「それで、次はどこに連れて行ってくれるんですか?」

「…では、こちらへ」


幸子「…って、ここって…」

「輿水さん…体調が優れないのではありませんか?」

幸子「だ、大丈夫ですよ!それよりもお昼を…」

「…」

幸子「…」

幸子「…すみません、少しだけ」

「…そうですか、では多田さんに診てもらいましょう」

幸子「…はい」


李衣菜「風邪ですね、薬を飲んで寝れば治ると思います」

やはりそうだったか、幸い初期症状ですぐに治るものらしく、2~3日で完治するようだ

幸子「…」

おそらく大したことはなかったとは思うが、少なからず頭痛や怠さがあっただろう

そこに気づけなかったことを詫びたところ…

幸子「…気にしないでください、ボクが望んだことですから」

「しかし…」

幸子「…でも、どうしてもというなら」

幸子「か、看病してくれても…いいんですよ?」


幸子「ど、どうぞ…」

「…お邪魔します」

ここが輿水さんの住んでいる部屋…当然入るのは今回が始めてだ

綺麗にまとまっているが、所々に彼女のこだわりを感じられる可愛い小物が置いてある

幸子「あ、あんまり見ないでください…恥ずかしいので」

いつかの海の時のように覇気がない、彼女に休むよう伝え部屋の扉を閉める

遅くなったが、昼食を用意しよう…温まるお粥がいいはずだ

食欲はあるとのことなので、栄養を考えた少し凝った物を作ろう


幸子「…ごちそうさまでした、すごく美味しかったです」

それは良かった、後は薬を飲んでゆっくり休めば大丈夫だろう

うどんやインスタント食品も買っておいたので、しばらくはこと足りるはすだ

幸子「…すみません、実は、朝から少し体調が悪かったんです」

幸子「でも、プロデューサーさんからお誘いがあって、嬉しくて…絶対に行かなきゃって思って…」

幸子「…ごめんなさい」


無意識だった、事前に許可なくするべきことではないと思っていたのだが

輿水さんの頭を、撫でてしまった

幸子「…ん」

悲しい顔をしていた彼女の顔が、少し緩む

それでいい、輿水さんに暗い顔は似合わない

幸子「…本当に、優しい人ですね」

幸子「ボクの両親も、ボクのことをとても大切にしてくれましたけど…」

幸子「…プロデューサーさんは、どうしてそこまで優しくしてくれるんですか?」


幸子「ボクがこの村の村人で…担当の住人だからですか?」

幸子「ボクが村に来た時、村人にしてくれたのは…たまたまですか?」

幸子「プロデューサーさんは…ボクのこと…」

「…」

幸子「………」

「…輿水さん?」


どうやら、言い切る前に眠ってしまったようだ

最後の方の言葉も、もしかしたら寝ぼけて言ってしまっただけかもしれない

…しかし、いずれ答えを出さなければならないだろう

彼女の気持ちは、私にも見えるほど純粋でまっすぐだ

…しっかりと考えて、結論を出したい


輿水幸子【親愛度:MAX】☆☆★


【冬の月 4日目】

明日で自宅が完成する

荷物は既にある程度配置済みで、インフラ関係も問題なく使えるようだ

さて、今日はどうしようか


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:01:10:00:00以降に一番近い安価を、二つ採用


個別√攻略として、必要なことは3つです

①家を改築済みであること

②★を入手した住人のことを、誰かに相談すること(成功率は相手の親愛度に依存)

③相談でコンマ判定に成功し、★を入手した住人に想いを告げる(告げられる)こと

以上が安価で選択されることで、エンディングが変化します


加蓮「…まぁ、そうだよね。アタシもついムキになっちゃってたかも」

事の一部始終は>>540の通り、今は私の部屋で話をしている

普段から多田さんが外出について何度も注意していたことが、積み重なった結果だろう

非は北条さんにあるとはいえ、理由が理由のため責めることはできない

2人で落ち着いて話をすれば、きっと和解できるはずだ

加蓮「…ごめん、ちょっと行ってくる!」


李衣菜「プロデューサーさん!加蓮ちゃんここに来ませんでしたか?」

北条さんがこの部屋を飛びだし、数分も経たないうちに多田さんがやってきた

ちょうど入れ違いになってしまったようだ、そのことを伝えると…

李衣菜「そうですか…なら、急いで戻らないと!」

李衣菜「ありがとうございます、プロデューサーさん…私も少し加蓮ちゃんに干渉し過ぎでした」

李衣菜「ちゃんと話し合って、仲直りしようと思います!」

そう言って多田さんも部屋を後にした

私よりもずっと長い時間を過ごしてきた二人だ、彼女達ならきっと大丈夫だろう


紗枝「ええ話やなぁ…これが友情なんやろうね」

…いつから?

紗枝「ほんのちょっと前、プロデューサーはんがこの部屋に来る前くらいやわ」

最初からじゃないですか…


「あの…すみません、まだ天使の方の行方は掴めていなくて」

紗枝「知っとるよ?アラームつけっぱなしやったの忘れとったウチお悪いから気にせんといて」

「…では、今日はどのような要件で?」

紗枝「それがな?その子の友達がお菓子作ってくれてなぁ…これなら智絵里はんも帰ってくるかもしれへん」

「お菓子…ですか」


人気のないベンチにそっとお菓子を入れた袋を置く

そして、離れた場所で様子を伺う…このような手で釣られる方なのだろうか

…とにかく、今は天女様を信じるしかない

待つこと数時間…結果は


お菓子で誘惑作戦、成功判定

コンマ【01~50】で失敗、【51~70】で別の人物が釣られる、【71~99】で成功

コンマ判定↓


…案の定、誰も袋に近づかなかった

袋に人寄せの魔術をかけたと言っていたが、一人も来ないまま日が暮れてしまった

この方法ではダメなようだ、何か別の方法を考えなくては

…そう言えば、彼女は何かを探していたようだった

そこにヒントがあるかもしれない


多田李衣菜 【親愛度:92→97】

北条加蓮  【親愛度:81→86】

小早川紗枝 【親愛度:42→47】


【冬の月 5日目】

ついに自宅の改築が終了した

二階建てとなり、部屋の数も増えて随分と広々とした印象を感じる

確実にファミリータイプの物件として扱われる広さだが、持ち腐れにならないだろうか…


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:18:00:00:00以降に一番近い安価を、二つ採用


「今日は新築祝いということで…集まって頂きありがとうございます」

「これからも、よろしくお願いします」

「…では、乾杯」

加蓮・李衣菜「「かんぱーい!!」」

他の方も誘うかどうか悩んだが、前の件のこともあったので、二人だけを誘った

加蓮「昨日はごめんね、巻き込んじゃって」

李衣菜「たくさん話し合って、お互い納得したんでもう大丈夫です!ご心配おかけしました」

どうやら上手くいったようで安心した、今日はその仲直り記念にもなりそうだ


李衣菜「それにしても、本当に大きくなりましたねぇ…一人だと寂しくないですか?」

「まぁ、そのうち慣れるとは思います」

加蓮「何だったら、李衣菜を貸してあげようか?少しうるさいけど寂しくはないよ」

李衣菜「ちょ、ちょっとぉ…うるさいってどういう意味?」

加蓮「ほら、ギターの練習してるでしょ?歌も歌うし」

李衣菜「そうだけど…そこはほら、私のアイデンティティだし」

加蓮「まぁそれはさておき…どう?今なら安くしとくよ?」

李衣菜「あのねぇ…」


気持ちはありがたいが、北条さんから多田さんをとる訳にはいかないので辞退しておこう

食事もすすみ、楽しい時間を過ごしていたのだが…

<ドスッ

何か、家の外から音がした

様子を見に行くと、地面に何か刺さっている…これは、矢?

さらに矢には紙が巻かれている、どうやら矢文のようだ

中身を確認したところ…それは


…このような日が来るとは、正直想像もしていなかった

目の前に対峙するは阿修羅像のような顔をし、凄まじい闘気を纏わせた人物

神誠道場の師範であり、中野さんの師匠…その人である

私を試したいと、矢文で知らせを送って来た彼は、いったいなぜ私を試すのか

分からない、だが応えなければならない

これほどの強い気を持った方が、全力で私と闘おうとしている

これに応えられなければ、プロデューサーが務まるはずはない


百を超えてから数えることを止めたが、互いに決め手に欠ける打ち合いが続く

どちらも一歩も引かない、接近戦での攻防が続いているため大技が出せないためだ

だが、好機は訪れた

一瞬、ほんの一瞬だが師匠に隙が生まれた

このチャンスを逃す闘士はいない、しかし同時に理解してしまう

これは罠だ、あえて隙を見せてカウンターを狙っているのだと


だが理解したうえで、飛び込まざる負えない

なぜか、それは逃げだからだ

タイミングをずらせば勝てるかもしれない、だがこの闘いにおいて求められていることは勝つことではない

己が全力を以て、その力を試す

ただそれだけのために、彼はここまで来た

ならば、私もそれに応えるのみ

「…フッ!」

師匠「…」


有香「はー…またプロデューサーさんとお話出来なかったなぁ」

有香「うぅ、せっかく道場を飛び出してプロデューサーさんを追いかけたのに…」

有香「何か、きっかけとかあれば…何て、それは甘えですよね」

有香「何とか、自分の力でアプローチをかけないと…!」

師匠「…」

有香「はい!頑張ります師匠!!ってえええええええ!?」


有香「ど、どうしてここに師匠が!?いつ来られたんです?」

師匠「…」

有香「あの若者を試したって…え?プロデューサーさんと会ったんですか!?」

有香「ちょ、待って下さい!説明を!説明をおねがいしますー!!」


多田李衣菜 【親愛度:97→MAX】

北条加蓮  【親愛度:86→91】

中野有香【親愛度:MAX】☆☆★


【冬の月 6日目】

体中が痛い…限界を超えた動きを続けていたため仕方ないが

今日はあまり家から出たくないが、やることはしっかりとこなさなければ

さて、今日の予定は…


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで具体的に書いて頂けると助かります

安価指定先:20:10:00:00以降に一番近い安価を、二つ採用


アーニャ「着きましたね…この村です!」

アナスタシアさんに案内してもらい、辿り着いたのは北の国のとある村だ

今日はここで、ミシロ村とこの村の定期的な交易を記念した交流祭が行われる予定だ

私はその代表して、アナスタシアさんには案内役として同行して貰った


「…ここもすごい雪ですね、今の時期がピークですか?」

アーニャ「んー…もっと多い年もありますね、でも…この時期が一番多いです」

「そうですか…」

後に聞いたことだが、春に輿水さんと堀さんに飛ばされたのは、北の国の端だったという

考えてみれば、ここでもこのくらい降るのは当然なのかもしれない


村長に挨拶し、祭りの展示物を見学させて貰うことにした

氷像や雪の滑り台など、雪を使った芸術品の数々が並び、見る人を楽しませている

日々の生活では厄介な存在である雪を昇華させるその技術から、住人の知性が感じられた

「アナスタシアさんも、このような展示物の作成に携わったことがあるのですか?」

アーニャ「…ニェット、私は小さい頃は別の国に住んでいて…こちらに来てからも、関わったことはありません」


アーニャ「でも、こうして普通の人と同じように…見るものを楽しむことが出来て、今はとても幸せです」

アナスタシアさんは過去に暗い思い出があるようで、あまり話をしようとはしない

もともとそれを無理に聞くつもりはない、大切なのは今だ

「ミシロ村でも、もっと人々が楽しめる企画を作っていこうと思います」

「その時は、アナスタシアさんも参加してください」

彼女の今後の人生が、少しでも楽しい日々になるように、これからも頑張っていこう

アーニャ「…ダー、スパシーバ…プロデューサー」


交流祭を終え、私はまっすぐにミシロ村へ帰ってきた

アナスタシアさんは実家に顔を出すとのことで、明日には戻るそうだ

夜になり、高垣さんからとあるお誘いを受けた

北の国での交流祭の労いとして、飲みに行かないかという話だ

断る理由もないので、そのまま近くの屋台の中へ入っていく

入ったのは昔ながらのおでん屋さんで、椅子に座り肩を並べて注文を言っていく

…こういう場での話題は、身近な人物について話すことが多い気がするが

楓「プロデューサー、最近色んな方との噂を聞きますけど…どうなんですか?」


「…」

最近、この手の話が増えてきた気がする

確かに、この村の女性比率と、私の職業を考えるなら噂にならない方が難しいだろう

当事者でないから好きなように言えるだろうが、本人にとっては気恥ずかしさで辛いだけだ

楓「あら、だったら…当事者なら問題ないんですね?」

「…高垣さん?」


「…っ」

楓「私も…そういう噂の対象なら、からかってもいいんですよね?」

高垣さんとの距離が、さらに縮まる

お酒の匂いで隠れているが、女性を感じさせる雰囲気に、心臓が早まる…

みく「ここ!ちょっっっと、失礼するにゃ」

助かった、危うくおでん屋の主人を気まずくさせるところだった


どこからやってきたのか、前川さんが私と高垣さんの間に入り込み、おでんを注文していく

楓「もう…酷いのね、みくちゃん」

みく「…ごめんなさい、でもみく…もうこそこそしないにゃ」

前川さんの眼が、こちらを向く

まっすぐで、迷いのない…綺麗な目だと思った


李衣菜「あれ、あのしっぽは…みくちゃんかな?それにプロデューサーさんと、楓さん?」

李衣菜「3人でご飯かな?私も混ぜて貰おうかな」

李衣菜「あの~プロ…」


みく「みくはPチャンが好き、誰にも渡したくない」


李衣菜「…!」


みく「Pチャンは…誰が好きなの?」

「………」

みく「…ごめん、やっぱり今は答えないで。でも、いつか答えを出してほしい」

楓「…」


李衣菜(びっくりしたぁ…これはとても近づけないなぁ)

李衣菜(みくちゃん…頑張ってたな、自分の気持ちに正直に)

李衣菜(………)

李衣菜(…あれ、なんで)

李衣菜(何で、こんなに苦しいんだろう…?)


アナスタシア【親愛度:76→81】

高垣楓 【親愛度:MAX】☆

前川みく【親愛度:MAX】☆☆★

多田李衣菜 【親愛度:MAX】☆


【冬の月 7日目】

昨日はアナスタシアさんと北の国に向かい、交流を深めた

その後、高垣さんと飲みに行ったのだが…

今後のことを、しっかりと考える機会が訪れた

保留にしている問題もある、答えを…出さなければならない

…今日の予定を確認しよう


安価:今日一日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで書いて頂けると助かります

安価指定先:01:00:00:00以降に一番近い安価を、二つ採用


8日は一回しか行動出来ないので、ご注意ください
8日の安価は今日の22時00分を予定しています
相談と告白は同時に行うことが出来ますが、告白までいけるかは相談相手次第です
相談できるのは★を入手した住人のみなので、無効の場合安価↓とします


【村人】

 
中野有香   【親愛度:MAX】☆☆★  職業:格闘家

前川みく   【親愛度:MAX】☆☆★  職業:消防士
 
輿水幸子   【親愛度:MAX】☆☆★  職業:スタントウーマン

高垣楓    【親愛度:MAX】☆      職業:ラッパー、村長
 
多田李衣菜 【親愛度:MAX】☆    職業:シンガーソングライター、医者、加蓮と同居


        【親愛度:92】

北条加蓮  【親愛度:91】 職業:学生、お隣さん

渋谷凛   【親愛度:85】 職業:狩人

アナスタシア【親愛度:81】 職業:守衛(ロシアンマフィア)

龍崎薫   【親愛度:76】 職業:小学生


一ノ瀬志希 【親愛度:74】 職業:化学者

堀裕子   【親愛度:74】 職業:サイキッカー(学生)

塩見周子  【親愛度:72】 職業:遊び人

水本ゆかり 【親愛度:71】 職業:吟遊詩人

島村卯月  【親愛度:70】 職業:不明


大和亜季  【親愛度:69】 職業:武器屋兼ガンナー

依田芳乃  【親愛度:67】 職業:僧侶

双葉杏   【親愛度:54】 職業:土建屋

安部菜々  【親愛度:48】 職業:不明 宇宙人 ウサミン星に帰星

白坂小梅  【親愛度:47】 職業:ネクロマンサー


姫川友紀  【親愛度:45】 職業:女将

千川ちひろ 【親愛度:38】 職業:公務員

神崎蘭子  【親愛度:37】 職業:召喚士

橘ありす  【親愛度:35】 職業:蒼の魔道士

森久保乃々 【親愛度:33】 職業:絵本作家

速水奏   【親愛度:16】 職業:魔法使い


【非村人】

浜口あやめ【親愛度:45】 職業:忍者

星輝子 【親愛度:10】   職業:キノコ学者

及川雫 【親愛度:11】  職業:酪農家

鷺沢文香 【親愛度:01】  職業:不明

小早川紗枝【親愛度:47】  職業:天女

緒方智絵里【親愛度:27】  職業:天使


クエスト一覧

・逃げた天使の行方

建設物

コンサート会場、ミシロ温泉旅館、アスレチック施設、釣り堀、いかだ体験場、バーベキュー会場、

小中高学校、教会


【聖域】

本田未央【親愛度:98(村人→未央)】 職業:ダンサー

佐久間まゆ【親愛度:60(固定)】   職業:幸せな奥様


李衣菜「…はぁ」

李衣菜(何か…昨日から落ち着かないな、加蓮ちゃんにも心配されちゃうし)

李衣菜(………)

<コンコンッ

李衣菜「ん、誰だろ…?」

李衣菜「はーい!今開けます」


<ガチャッ

李衣菜「え!?あ…プロデューサーさん」

「こんにちは、北条さんはいらっしゃいますか?」

李衣菜「加蓮ちゃん?いえ…今は出掛けてますけど」

「そうですか…まだ帰られていないんですね」

李衣菜「加蓮ちゃんに用事ですか?」

「はい、少し話があるから家に来てほしいと…まだ戻られていないなら、出直しますね」

李衣菜「え?あ…いえ!すぐ戻ってくると思うので、中で待っててください」

「…よろしいのですか?」

李衣菜「はい、加蓮ちゃんもそのつもりだったのかもしれませんし」


李衣菜(…つい勢いで引き留めちゃったけど、どうしよう)

李衣菜(何か…何か話さないと)

李衣菜「プ、プロデューサーさんは…明日何か予定があるんですか?」

李衣菜(…あれ、この話題も地雷のような気がしてきた)

「…イベントの運営を手伝う予定はあります」

李衣菜「あ、あぁ…プレゼント交換とかのアレですよね。お疲れ様です」

「…ですが、多田さんが聞きたいのはそのことではありませんね」

李衣菜「…!」


「…私自身、自分がどうしたいのか…その答えが見つかっていません」

「答えを出さなければと思うほど、悩みや不安が頭をよぎり…決めかねています」

李衣菜「…」

「…ですが、必ず答えは出します。それが明日になるのかは分かりませんが…」

「信じて、待って頂けますか?」

李衣菜「…」

李衣菜「はい、私はプロデューサーさんを…信頼してますから」

李衣菜「…みんなのこと、お願いしますね」


多田李衣菜【親愛度:MAX】☆☆


その後、北条さんが家に帰ってくる前に電話があり

遅くなるから今日の話はなし…と、告げられた

ひとまず予定はなくなった…であれば

することは一つだ


…自分一人で解決できないなら、誰かに相談するしかない

その相手として選んだのは…

友紀「…で、アタシに相談に来たと…ふーん、何でまた?」

「姫川さんは、輿水さんと仲が良いと聞いていたのと…」

「私が姫川さんに相談したいと思ったからです」

友紀「…ま、乗るくらいならいいけど」

友紀「結局プロデューサーは誰が好きなの?皆平等に好きとかだったら、全員振った方がいいよ」


友紀「ハーレムなんてプロデューサーには絶対無理だし、今後も今と同じように皆と仲良くするのも無理だろうね」

友紀「それはプロデューサーの責任でもあるよ、中途半端に色んな子に優しくして放置するから」

「…」

友紀「…まぁ、アタシもそのプロデューサーの優しさに救われた人間なんだけどさ」

友紀「感謝してる、凄くありがたいと思ってる。だからこそハッキリ言うよ」

「…はい」


友紀「アタシの主観で意見を言うなら、幸子ちゃんを幸せにしてあげて欲しいな」

友紀「いつからだったか覚えてないけど、幸子ちゃん…口を開けばずっとプロデューサーの話をしてたからね」

友紀「雪山の話、海での話、夏祭りの話…それ以外もたくさん、どれも楽しそうに話してた」

友紀「…プロデューサーは、どうだったの?」

「…私は」

「…私も、輿水さんと過ごした日々は、どれもかけがえのない時間です」


友紀「…なら、あとはプロデューサー次第だね」

友紀「他の子との思い出で、それ以上のことがないなら…」

友紀「幸子ちゃん以上に、大切にしたいと思う子がいないなら」

友紀「悩む必要はないんじゃない?」

「………」

友紀「…じゃ、後は任せたよ」

友紀「頑張ってね」


私は…

輿水さんと、どうなりたいのだろう


相談成功判定

コンマ【80】以上で成功

コンマ判定↓【恩人(※+42)】 【大切な友人(+10)】

※親愛度ー初期親愛度


コンマ判定合計【97】 成功

…そうだ、思い返してみれば

彼女と初めて会った時…あの時村人の募集はしていなかった

スタントマンを求めていたのは本当だが、何も住人として雇うつもりは全くなかった

・・・きっと、惹かれていたんだ

恋愛的な感情でなく、あの自信に満ち溢れた笑顔に…憧れを抱いていた

…伝えなくては、この気持ちを…この想いを

そして、考えなければ…これからのことを


輿水幸子 【親愛度:MAX】♥


【冬の月 8日目】

今日はクリスマスイベントの日だ

村全体で冬の祭りを開き、住人それぞれ思い思いの行動をしている

私は夜までイベントの運営に関わるが、時間がないわけではない

もし、他にするとすれば…


安価:今日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで書いて頂けると助かります

安価指定先:22:00:00:00以降に一番近い安価を採用


日が暮れて、村中に飾られたイルミネーションが綺麗に輝いている

外は雪が降っており、村の輝きと合わさり幻想的な景色が見られる

今私がいるのは、村の多目的ホールを改造したコンサート会場だ

そこで様々なイベントを進行しながら、住人の方に食事や会話を楽しんで頂いている

裕子「皆さん盛り上がってますか~!次はサイキック同好会による、サイキック危機一髪を…」

何が起きてもいいように依田さんには注意して頂いているが、この方は本当に何を起こすか分からない

すでにスタッフは厳戒態勢だ、全力で皆さんをお守りしよう


何とか五体満足でショーを終えることが出来た…

後は音楽関係の出し物だけなので、もう大丈夫だろう

警戒を解いて辺りを見渡す…このイベントにはほとんどの方に来て頂いたが、一部欠席の方もいる

仕事中の方、行方が分からない方、遠くの星へ帰ってしまった方…

仕事中の方には差し入れを持っていき、

それ以外の方にはいつかこのようなイベントに参加して貰えるよう、何らかのアプローチをしたいところだ


<クイクイッ

「…白坂さん?」

誰かにスーツを引っ張られ、後ろを振り向く

そこには白坂さんがジュースを持ってこちらを見つめていた

いや、この眼とこの雰囲気は…

「…いえ、あなたでしたか。どうですか、楽しめていますか?」


小梅?「…」

ニコリと笑って返事をしてくれた

まだ言葉は話せないようだが、こうして歩いたり表情を変えたりは容易に出来るようになったらしい

それに言葉がなくても、たまにではあるが何を考えているか分かるときはある

『…し…プロ…ーサーさんが…ンビになれば…もっと…』

今のは聞かなかったことにしよう


その後もあの子と会場内を歩き回り、食事や会話を楽しんだ

白坂さんの中にいれば味覚や触覚も機能するようなので、楽しめるようだ

音楽も霊体化しているときより鮮明に聞こえるので、今の方が良いとのこと

彼女の反応は静かでありながら、どれも幸せそうに楽しんでいるのが分かるので、こちらも嬉しくなる

…会場の方々も、同じように楽しんでくれていればいいのだが


『ありがとう』

一通り会場を回り、しばらくして彼女はそう言った

もう戻るのだろうか

『また…一緒に…』

「はい、またお会いしましょう」

出来ることなら、彼女と直接話が出来ればいいのだが…その手段は今だ手に入れられていない

いつか…そのような日が来ること願って、あの子と別れを告げた


        【親愛度:92→97】

白坂小梅  【親愛度:47→52】


【冬の月 9日目】

昨日のクリスマスイベントはとても盛り上がり、来年も開催を望まれている

…イベントの後、結局誰と会って話すこともなく、すぐに家に戻ってきてしまった

いずれ答えを出さなければならない、だが…それはいつだ?

私が本当に話をしたいのは…誰なのだろうか


安価:今日の行動

お願い:誰とどこで何をするか、まで書いて頂けると助かります

安価指定先:00:00:00:00以降に一番近い安価を採用


「すみません多田さん、お時間を取って頂いて」

李衣菜「いえ、ちょうど今なら休める時間なので…どうしました?」

「…これからの事を、お伝えしたくて」

李衣菜「…」

李衣菜「決められたんですね」

「はい」


李衣菜「プロデューサーさん…あなたは」

李衣菜「どうするつもりですか?」


安価:これからのこと

選択肢

①幸子に告白する

②みくのことを誰かに相談し、告白する

③有香のことを誰かに相談し、告白する

④誰にも告白しない

安価対象:↓~↓5


「私は…誰にも思いを告げません」

李衣菜「…じゃあ、このまま何もしないってことですか?」

「…いえ、一人一人話をするつもりです。ですが…」

李衣菜「………」

これが私の答え、クリスマスに誰とも話をしなかったのはこのためだ

私では彼女たちの想いに応えることはできない、ゆえに

選択しないことを選択した、これで…これでいいはずだ

李衣菜「…失礼します」

多田さんは足早に去って行った、複雑な心境を…隠すように


【冬の月 10日目】


今日の予定を確認しよう


安価:今日の出来事

安価指定先:01:00:00:00以降に一番近い安価を採用


「………」

寒空の下、男がひとり人気のない道を歩いている

その顔の表情は暗い、いや、苦しんでいると見るべきか

ふと、遠くの方からギターの音と共に歌が聞こえてくる

聞きなれた音だ、と男は思った


李衣菜「…こんばんは」

「こんばんは」

自然な様子で、彼女の前のベンチに腰掛けた男は、白い息を吐きながら言った

「話をしてきました」


李衣菜「…そうですか」

李衣菜「怒ってました?」

「…はい」

李衣菜「…」

「…」

李衣菜「…いつか、時間が解決してくれるといいですね」

「…はい」

そこで話は終わり、再び彼女はギターを弾き、歌を歌う

冷たい空気の中、良く澄んだ歌声が、辺りに響き渡った


【エピローグ】

それからの話をしよう

温泉やレジャー施設など、観光地として名を挙げたミシロ村は

その後も様々なイベントを展開しながら知名度を上げていき、東の国一の村とまで言われるようになった

積極的に他の国との交流も重ね、優秀な人材を次々と取り入れることで、その後も止まることなく成長を続けている

その成長の裏には、あるプロデューサーの力があってのものと、誰もが口をそろえて言うという


彼の事を引き抜こうと、様々な国や村が声をかけたそうだが、彼は一度も首を縦に振らないという

理由は、この村でやらなければならないことが、まだまだたくさん残っているため、とのこと

不器用だが真っすぐで、不思議な魅力がある方だと、ある村役員は言っていた

…もっとも、それゆえに抱えている問題も多そうだが

今後の彼の活躍を、これからも期待しよう


以上です
一ヶ月と4日ほど、ほぼ毎日書いていましたが
ここまでお付き合いありがとうございました
またどこかでお会いしましょう

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