果南「AZALEAの」花丸「短編集?」ダイヤ「ですわ!」 (30)

【LINEグループ AZALEA(3)】



ダイヤ:緊急事態

果南:どしたの?

ダイヤ:もうすぐここからサヨナラしなければいけない事になりました。

花丸:!?

果南:はぁ!? どういう事!?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517289465

ダイヤ:なんと…!

ダイヤ:なんと……!!

ダイヤ:なんと………!!!

果南:いいから早く

ダイヤ:なんとですね…

ダイヤ:LINEがガラケーで使えなくなるらしいのです!



花丸:え、それだけ?

果南:そんな事よりさ、今度の休日遊びに行こうよ

ダイヤ:そんな事とは何ですか、緊急事態です!

花丸:てっきりどこか遠くに引っ越したりするのかと

果南:まあ卒業後にそんな話はあるけどね

ダイヤ:そんな事はどうだっていいんです、問題はLINEです!

ダイヤ:このままでは皆さんと連絡がとれなくなってしまいますわ…

花丸:そしてそれを切っ掛けに皆ともだんだん疎遠になり…

果南:数年後、「Aqoursのみんなで集まろう」って話になってもダイヤだけ連絡がとれなくなって…

花丸:『ダイヤさん、今頃何してるのかなぁ?』

果南:『心配しなくてもきっと元気に過ごしてるよ』

花丸:…みたいな会話が

ダイヤ:いや、最低でもルビィとは連絡はとれているハズですわよ!?

ダイヤ:お二人は私と連絡がとれなくなっても構わないと言うんですか?

果南:いやいや誰もそんな事は言ってないよ

花丸:勘違いで怒られても困るずら

ダイヤ:ならもう少し気にかけてくださっても構いませんのよ?

花丸:えぇぇぇ

果南:だって…ねぇ?

ダイヤ:なっ…もう怒りました!



ダイヤが退出しました



果南:あらら

花丸:二人になっちゃったずら

果南:これじゃグループというよりただの個別のトークだね

花丸:ダイヤさんなんだか怒ってたね

果南:別にLINEが使えなくなったって連絡がとれなくなるワケじゃないのにね

花丸:普通に電話やメールで連絡できるのに

果南:他にもSkypeとか方法は色々とあるし

花丸:Skype?

果南:あ、知らない?もしかしてダイヤも知らないのかな?

花丸:放置して拗ねてるかもしれないし呼び戻そう

果南:ほーい



果南がダイヤを招待しました



ダイヤが参加しました



ダイヤ:何ですの?

果南:聞きたいんだけどSkypeって知ってる?

ダイヤ:知ってますがそれが何か?

果南:え?知ってるの?

ダイヤ:え?

ダイヤ:あ



ダイヤが退出しました

果南:逃げたwww

花丸:知ってたみたいだし、騒いでたのが恥ずかしくなったのかな?

果南:よし、明日学校でイジり倒そう

花丸:ルビィちゃんに今のダイヤさんの様子をこっそり聞いてみるずら

果南:場合によってはその件でもイジれそうだね

花丸:明日が楽しみ



その後、顔を枕に埋めて足をバタバタさせるダイヤさんの動画がルビィちゃんから送られてきたずら

【DEATH NOTE】



花丸「DEATH NOTEを拾ったずら」

果南「確かそのノートに名前を書かれた人が死んじゃうんだっけ?」

ダイヤ「原作はそうですが、そんな非科学的な事が実際に起こるワケがありませんわ」

花丸「まぁそうだよね」

AZALEA「ハハハハハハハ(笑)」



果南「ダイヤの名前書いていい?」

ダイヤ「お待ちなさい」

果南「だって信じてないんでしょ?」

ダイヤ「確かに信じてはいませんが…」

果南「よし、じゃあいってみようか」

ダイヤ「信じてはいなくても自分の名前が書かれるのは気分が悪いですわね…」

果南「まあ、ね」



花丸「じゃあ…やめる?」

果南「やめない!」

ダイヤ「それは貴女達のネタでは無いでしょう!?」

果南「いやいやネタとか言っちゃダメだよ、当人達は一応本気なんだから」

ダイヤ「それは確かに…お二人には申し訳ないですわ…」

果南「じゃあお詫びの気持ちを込めて…名前、いっとく?」

ダイヤ「何故そこまで私の名前を書かせたいんですの?」

花丸「仲良しさんずら~」

ダイヤ「そう見えるなら一度病院に行く事をおすすめしますわ」

花丸「ん~、じゃあここはマルの名前を書いてもいいよ?」

ダイヤ「え?」

果南「いや、後輩にそんな事はさせられないよ。ダイヤは嫌みたいだしここは私の名前にしよう」

ダイヤ「…その作戦には乗りませんよ?」

花丸「え?」

ダイヤ「ここで私にも自分の名前を書けと言わせて、二人が『どうぞどうぞ』のパターンでしょう?」

果南「そうだけど…」

ダイヤ「やはり! しっかりと先を読む、さすが私ですわ」フフン



かなまる「はぁ~…」タメイキ

ダイヤ「え?」

果南「ダイヤ…本当にノートに書くかどうかは別として、そこはノらないと…」

花丸「これは『どうぞどうぞ』までやってこそでしょ?」

果南「見損なったよ、それでもAZALEAの一員なの?」

ダイヤ「え?」

花丸「ダイヤさんには失望したずら」

ダイヤ「えっ?」

果南「ダイヤはほっといて行こうか」スッ

花丸「そうだね」スッ

ダイヤ「ちょっ、待っ…」

ガチャッ バタン



ダイヤ「…こんな理不尽な失望のされ方あります?」

【イメージ】



果南「ふと思ったんだけど…」

花丸「ずらっ?」

果南「AZALEAのイメージってどんな感じかな?」

花丸「イメージ?」

ダイヤ「…と言いますと?」

果南「例えばCYaRonだったら"元気いっぱい"とか"可愛い系"とかそんなイメージない?」

花丸「なるほど…じゃあGuilty Kissは?」

果南「ん~、クールビューティとか?」

ダイヤ「確かにCDのジャケットだけ見ればそういうイメージはありますわね」

果南「まぁ…実際のところはビューティはともかくクールって感じではないか」

ダイヤ「それで自分たちはどういうイメージを持たれているか気になった、と?」

果南「自分たちの事ってなかなか客観的に見られないし、周りからはどう見えてるのかなって」

花丸「おしとやか、とか?」

ダイヤ「機械のレバーを折ってしまう人がいたりしますけどね」

果南「飛行機で大声出しちゃう人もいたりするね」

ダイヤ「……」

果南「……」

花丸「……無しだね」

花丸「あ、善子ちゃんが言ってたけどいんたーねっとではAZALEAが家族みたいって言われてるんだって」

ダイヤ「家族、ですの?」

花丸「三年生の二人が頼れるお父さんと厳しくも優しいお母さん、そしてマルが二人の子どもずら」

果南「そっか、じゃあ家族を養う為にもお店にお客さんをたくさん呼び込まなきゃ♪」

ダイヤ「それでは私はしっかりと家庭を守りますわ!」

AZALEA「アハハハハ」ホノボノ

ガラッ

鞠莉「果南いるー?」

ダイヤ「鞠莉さん?」

果南「いるよー、どうしたの?」

鞠莉「疲れたから休憩」

ダイヤ「あぁ、理事長の仕事ですか」

鞠莉「そう、疲れたから休憩がてら癒されに来たの」

花丸「癒し?」

鞠莉「そう! こうやって…」

鞠莉「えいっ!」ハグゥ

果南「ちょっと鞠莉、急に抱きついたら危ないって」

花丸「あ、浮気してるずら」

ダイヤ「!」ピクッ

鞠莉「誰かと違って果南のココは立派ね♪」モミモミ

果南「揉むな!/// 訴えるよっ!」

花丸「浮気どころかこれは不倫ずら」

ダイヤ「!!」ピクピクッ

ダイヤ「果南さん…」ユラッ



バチーィン!!



果南「痛ぁぁぁっ! な、何するの!?」

ダイヤ「貴女こそ何をしているんですかっ!」

ダイヤ「私というものがありながら他の女と不倫? 冗談じゃありませんわっ!」

ダイヤ「娘を連れて実家に帰らせていただきます」

ダイヤ「花丸、行きますわよ!」

花丸「ずらっ!?」

ガチャッ バタンッ



鞠莉「…よくわからないけど、謝っといたら?」

果南「」ヒリヒリ

【麻雀】



果南「そういえば私達の誕生日って一ヶ月ごとに毎月あるんだね」

ダイヤ「そう言われてみると…私が一月」

果南「私が二月で」

花丸「マルが三月…ホントだ、毎月誰かの誕生日だね」

果南「だからどうしたと言われると別にどうって事も無いんだけど」

ダイヤ「えぇぇ…」

花丸「他のユニットはどうなんだろう?」

ダイヤ「CYaRonは四月と八月と九月…惜しいけど違いますね」

果南「Guilty Kissは六月と七月と九月…こっちも惜しいけど違う」

花丸「って事は順子なのはAZALEAだけなんだね」

ダイヤ「そうですが、花丸さんからそんな単語が出てくるとは思いませんでしたわ」

果南「順子って何?」

ダイヤ「麻雀の用語ですわ、一二三のように順に並んで揃ったものを指します」

花丸「ちなみに一一一みたいに同じのが揃ったものは刻子と呼ぶずら」

ダイヤ「もう一つ増えると槓子と呼びます」

果南「待って、二人とも何でそんなに詳しいの?」

ダイヤ「まぁ黒澤家は人が集まる事が多く、そんな時には麻雀をやる大人も多いのでそこで教わりましたわ」

花丸「マルも同じようなものかな」

果南「興味を持った事はあったけど、色々と覚えるのが面倒で結局やめちゃったな~」

花丸「確かに点数計算とか役は覚えなくちゃいけないから面倒かもしれないね」

ダイヤ「役はおいおい覚えるとして、あがりの形と鳴きだけ覚えておけば意外となんとかなりますわよ?」

果南「形?」

ダイヤ「自分で引いて十四の牌がありますが、その中で順子や刻子の三つ揃った組を四つとワンペアを作ればいいのです」

花丸「例えば『111 二三四 567 ⑧⑧⑧ 九九』みたいな感じずら」

ダイヤ「例外もありますが、これが基本形ですわね」

花丸「見た目がキレイだと点数が高い役になるよ」

果南「なるほど…」フムフム

ダイヤ「物は試し、とりあえずやってみますか?」

果南「え? 急に言われてもできるかな~…」

ダイヤ「事あるごとに説明していけば大丈夫でしょう」

花丸「細かい事が面倒だし、ルールは四人の時と同じにしようか」

ダイヤ「その方が説明もしやすいですし、役もできやすいのでそうしましょう」

ダイマル(そして私(マル)が一位に…!)ニヤッ





果南「ツモっ! 見てみて、今度は漢字だけでキレイに揃ったよ♪」

ダイヤ「なっ…大四喜!?」

花丸「しかも四暗刻…」

果南「ね、これってすごいの?」ワクワク

花丸(もう二度と…)

ダイヤ(果南さんとは打ちませんわ~!!)

【呼び方】



花丸「そう言えばこの前はありがとう、果南ちゃん」

ダイヤ「え、果南"ちゃん"?」

果南「こちらこそ、また遊ぼうね! マルちゃん」

ダイヤ「マル…"ちゃん"?」

果南「ん?どうかした?」

ダイヤ「いやいや、どうもこうも貴女たちそんなに親密でしたか?」

果南「あぁ、それは…」

花丸「この前の休日に二人で遊んで仲良くなったずら♪」

ダイヤ「はぁぁぁ? 二人で遊んだぁ? ちょっと何で私も誘ってくれなかったんですか!?」

果南「何言ってるの? 誘ったのにダイヤが返事くれなかったんじゃん」

ダイヤ「…へ? いつですの?」

果南「>>2 あたり」

ダイヤ「そんな昔の事!? というかアレは本当のお誘いだったんですの!?」

果南「ダイヤも"ダイヤちゃん"って呼ばれたいの? いつでも呼んだげるよ?」

ダイヤ「や、果南さんには結構です」

果南「冷たっ」

ダイヤ「と言うよりですね、呼ばれたいのでは無くて花丸さんともっと仲良くなりたいというか何というか…」

花丸「…よし、じゃあ今度の休日は二人で遊ぼう!」

果南「うんうん、それがいいよ。私達もそうして距離を縮めたしね」

ダイヤ「花丸さん…果南さん…! では今度の土曜日はいかがですか?」

花丸「いいよ、日曜は用事があるけど土曜は空いてるから大丈夫」

ダイヤ「ありがとうございます! 今から土曜日が楽しみですわ♪」

~時は流れて月曜日~



花丸「おはよう、ダイヤちゃん!」

ダイヤ「おはようございます、マルちゃん」

花丸「一昨日は楽しかったずら、また遊ぼうね」

ダイヤ「えぇ、今度は果南さんかルビィも誘いましょうか」

花丸「うん♪」

ダイヤ(これで私もマルちゃんとの距離が縮まりましたわね)フフッ



ガラッ

果南「おはよー」

ダイヤ「おはようございます、果南さん」

花丸「おはよう、果南お姉ちゃん!」

果南「マルおはよう、昨日は楽しかったね!」

ダイヤ「は?」

書き溜め分は以上ずら

何か浮かべば続きを書くずら(多分浮かばない)

>>18 の続きをちょっとだけ


ダイヤ「ただいま戻りました」

ルビィ「おかえりお姉ちゃん…と花丸ちゃん?

花丸「お邪魔します…アハハ」

ダイヤ「お邪魔しますではなく『ただいま』でしょう? 貴女は私の娘なんですから」

ルビィ「娘? どういう事?」

花丸「いつの間にかダイヤさんの娘の黒澤花丸になってしまったずら」

ルビィ「…?」

花丸「ちょっと前までは松浦花丸だったけど、お父さんが不倫したから離婚して黒澤家に引き取られたずら」

ルビィ「えっと…とりあえずルビィの部屋に来る?」

花丸「うん!」



おわり

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