神社


モバP「流石に人も少ないな」

美由紀「だね！」

モバP「まぁ……シーズンからは少し外れちゃったからな。ごめんな美由紀」

美由紀「ううん……あ！　ねえねえあれあれ！」

モバP「ん？」

女の人「おしるこいかがですかー」

美由紀「おしるこ！　おしるこだよPさん！」

モバP「はは……わかったわかった、でもお昼食べられなくなるからな。一杯だけだぞ」

美由紀「わーい♪」ﾋﾟｮﾝ

モバP「ほら、汚れちゃうからあんまり跳ねないの」

美由紀「じゃあPさんにくっついてる」ぴとっ

モバP「おお、少し力強くなったか？」

美由紀「成長期だからね！」

モバP「それは結構」

美由紀「おいひいー♪」

モバP「あんま一気に食べないようにな。詰まっちゃうぞ」

美由紀「わふぁっへるよー♪　むぐー」うにょーん

モバP「おお、すごい伸びてる」

美由紀「むー♪」びよーん

モバP「はは……ん？」



洋子「〜〜」

翠「〜〜」

忍「〜〜」


モバP「あれは……そうか、次のお仕事のメンバーだっけな。翠もいる」

美由紀「むぐ」ぷちん もぐもぐ


のあ「〜〜この神社の起源は……とかその御神体にみんなは何を願掛けするのか……と考えていた」

洋子「……ごめんもう一回参拝し直していい？」

忍「アタシもー」


モバP「いやぁ、四人とも似合ってるな……ん？」


翠「」ほわぁ〜


モバP「……」

美由紀「……んむっ！　おいしーい！　Pさん、おしることってもおいしいよ！」

モバP「……はっ！　ああ、そうだな、それならよかった、うん」

美由紀「？」

別の日(劇場1028話)


智香「……」

法子「」

裕子「」

智香「そんなおおげさにリアクションとられるとは……」


モバP(いやまぁビックリはするよな。めちゃ可愛いし)ｶﾀｶﾀ


裕子「当然です！　ポニーテール乙女同盟としては大大大事件ですよ！」

法子「渚部長もひっくり返るよ！　ねえ翠ちゃん！？」

翠「はい……？　私その同盟に参加してましたっけ……？」

裕子「そこはのっかって下さい翠さん！　サイキックアドリブでっ！」

翠「ええっ……！？　そんな……無茶振りという奴ですかこれっ！？」ｱﾀﾌﾀ

法子「ゆかりちゃんみたい」


モバP(焦ってる翠も可愛いな……おっ)ｶﾀｶﾀ


智香「」うず……

智香「大丈夫大丈夫！　翠さんなら無茶振りでもできるよっ！」GoGoMIDORI!


モバP(うむ、やっぱ智香は智香だな。……ん？)


翠「」ほわぁ〜


モバP(ふむ……)

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ーーーー


また別の日の事務所



モバP「翠、最近なんだか緩んでないか？」

翠「そう……でしょうか？　自分ではまったく気づかないのですが」

モバP「まあ普段はしゃきっとしてるけどな、気を抜いたときになんというか……こう……」

翠「こう？」

モバP「ほわぁっとしてる」

翠「ほわぁっと……ですか」

モバP「うん、ほわぁっと」

翠「……どういう感じでしょうか」

モバP「うーん……うまくは説明できんな」

翠「ですが、Pさんが言うならそうなのでしょう……そういえば」

モバP「そういえば？」

翠「両親とこの前お会いしたのですが、おそらく近いことを事を言われました。前よりもさらに柔和に笑うようになった、と」

モバP「おお、良いことじゃないか」

翠「ええ♪」

モバP「それでいてしっかり冷静にしてるんだもんな。いやぁ、翠はやっぱりすごいよ」

翠「ふふっ、そう褒めてもらえると何よりです」

モバP「色んなことに触れて、自分自身の力のみで挑戦する内に……次第に自然と飾らない笑顔ができるようになったんだろうな」

翠「そう……ですね。ですがそれも、Pさんの導きあってのことです。改めてになりますが、本当にありがとうございます」

モバP「おうとも。翠、これからもどんどん躍進していこうな」

翠「勿論です♪」

モバP「……」

翠「……」

モバP「あれ？　話が変わってきている気が……」

翠「奇遇ですね、私も……」

美由紀「翠ちゃんがふわってしてる話でしょ！」

モバP「ああ美由紀、来てたのか。おはよう」

美由紀「おはよー！　ついさっききたの！」

翠「美由紀ちゃん、おはようございます」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

美由紀「おはよー翠ちゃん！　よいしょっ」ﾎﾟｽﾝ

翠「美由紀ちゃん、暖かいですね。外は寒くありませんでしたか？」

美由紀「うーん、すごく寒くはなかったかな？」

モバP「美由紀、カフェオレ買ってきたから飲んでもいいぞー」

美由紀「わーい♪　あとでいただきまーす！」

モバP「それで、えっと……」

翠「そう、ほわぁっとしてる、というお話でしたね」

モバP「そうだそうだ、それでだな翠」

翠「はい？」

モバP「あの顔、もう一回できたりしないか？」

翠「もう一回……ですか」

美由紀「その顔、みゆきも見てみたいかも！」

モバP「ほら、美由紀もこう言っているし」

翠「なるほど……しかし困りました。どうすればその顔になるか、わかりません」

モバP「うーん……どうしたら、か」

美由紀「翠ちゃん、初詣は何のおはなししてたの？」

翠「あの時は……そうですね、のあさんが願掛けしてると思ったらしておらず、私たちはのあさんの願掛けが気になってやはり願掛けしてなかった、という流れでした」

モバP「なるほどな」

翠「それで……なんだかおかしくて、ふふっと」

モバP「うーむ、これだけじゃわからないな」

美由紀「それじゃ、智香ちゃんの時は……」

モバP「あれはそうだな、サイキックアドリブを応援されてたって感じか」

翠「焦りましたが……あの応援を見れば、やはり安心しますね」

モバP「安心……安心か」

美由紀「翠ちゃん、どうやったら安心しそう？」

翠「今この空間が安心できますから、なんとも言えませんね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

美由紀「えへへ〜♪」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

モバP「要するに、だ。そこまで重要ではないけど張り詰めてた状態が一気に緩んだときに出ちゃうってことかな」

翠「でしたら、困りましたね……今は特にそのような、張り詰めるようなことはありませんし」

美由紀「翠ちゃん、チョコ！　あーん！」ｽｯ

翠「あむっ。……んー♪　とても甘いですね♪」

モバP「はは、これじゃ難しそうだな」

翠「ふふっ、なんだか申し訳ありません」

ｶﾞﾁｬ

千秋「おはようございます」

美由紀「あ、千秋ちゃん！　おはよー！」

翠「千秋さん、おはようございます」

千秋「おはよう、二人とも」

モバP「おはようさん、千秋」

千秋「Pさん、おはよう。……ねえ、前言ってたお仕事の事なんだけど」

モバP「ああ、メタルに挑戦だな。どうした？　何か問題発生か？」

翠「メタル……！？」

千秋「いえ、そうではないのだけど……私に本当に合っているのかしら、ってちょっと不安になってね」

美由紀「翠ちゃん、メタルってなんだろ？」

翠「金属、という意味ですね……千秋さん、そんなまさか……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

モバP「はは、合ってるかどうかってのは完全にはやってみるまでわからないもんさ。一度やってみな、千秋」

千秋「そうね……Pさんがそう言うなら、やってみるわ」

翠「千秋さん、まさか……」

美由紀「鉄に挑戦……なにするんだろ。瓦割りみたいなもの？」

翠「ありえますね……千秋さん、流石の挑戦心です……」

千秋「……二人とも？　メタルっていうのは音楽のジャンルのことよ。私でもそれは無理だわ」

美由紀「へぇ〜なるほど！」

翠「良かったです……」ほわぁ〜

モバP「あっ、その顔」ﾊﾟｼｬ

翠「ふぇっ？」

美由紀「えっ、してたの！？　Pさん、見せて見せてー！」

モバP「ほら、これこれ」ｽｯ

美由紀「わー……すっごい、ほわぁってしてるね！」

翠「あ、あの……」

千秋「どれ……あら、翠さん。すっかり緩みきっているわね」ﾌﾌ

翠「も、もう！　恥ずかしいですよ〜！」


終