【ミリマスSS】朋花「私は・・・本当は、男なんです・・・」 (20)

アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
エロでは無いですがタイトルでお察し下さい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517055392


P「それじゃあ今回の演劇の配役を発表するぞ」

P「まず主人公で男装少女エドガー、恵美」

恵美「ウチにできるかなー」

P「ヴァンパイアで物語の鍵を握る女装少年クリスティーナ、朋花」

朋花「・・・」

P「主人公でヴァンパイアハンターのアレクサンドラ、千鶴」

千鶴「セレブヴァンパイアハンターですわね!」

P「アレクサンドラに吸血鬼狩りを命じる辺境伯婦人エレオノーラ、莉緒」

莉緒「悪女・・・いいわね!」

P「よし、それじゃあ劇場で稽古が始まるまで台本を読み込んでおいてくれ、解散!」

ガヤガヤ

朋花「・・・プロデューサーさん」

P「ん?どうした朋花」

朋花「少しそちらの部屋でお話しませんか~?」


P(どうしよう。やはり男の娘役なんてさせて怒っているのだろうか)

パタン

カチッ

朋花「少し扉から離れてお話しましょうか~♪」

P(あ、やばいこれガチで怒ってるやつだ・・・)

朋花「プロデューサーさん?」

P「ハイ」

朋花「どうして私をクリスティーナ役に?」

P「えっ・・・と、それはだな・・・うん、」

P「深い・・・深い理由があって・・・その、」

朋花「・・・」

朋花「バレていたんですね・・・」

P「え?」

朋花「私が、本当は男だと・・・」

P「え?」






P「・・・・・・・え?」





朋花「参りましたね~、誰にも悟られていない自信があったのですが~」

P「と、朋花さん・・・?あの、何を」

朋花「少しの間おとなしくしていてもらいますね~」ギンッ

P「か、体がっ!?」ギチッ

朋花「秘密を知ってしまったプロデューサーさんはどうしてくれましょうか~♪」

P「ま、待ってくれ!冗談、冗談だよな!?」

朋花「ふふっ♪」

朋花「私、少しだけ嬉しいんですよ~?」

P「朋花・・・?」


朋花「生まれたときから、聖母であることを求められ」

朋花「アイドルとしてデビューしてからも何もかも上手くいって」

朋花「子豚ちゃんたちはおろか、誰も私の正体を疑いもしない」

朋花「どこか寂しかったのかもしれませんね~」

P「待ってくれ、朋花!」

朋花「なんですか~?」

P「本当に、冗談じゃないんだな!?」

朋花「・・・私を、アイドル天空橋朋花を、解雇しますか?」

P「・・・」

P「・・・いや」


P「キミが誰であれ、俺は天空橋朋花にアイドルとしての可能性を感じた」

P「実際上手くいってるし、もうキミは劇場の仲間になってしまった」

P「やめられるのは・・・困る。」

朋花「・・・」

P「ただ、更衣室やシャワールームは配慮せざるを得ないが」

朋花「うふふっ♪」スッ

P「ちょ、近・・・」

朋花「プロデューサーさんは優しいんですね~♪」ナデ

P「うっ!?」


P「やめ、離れ・・・」

P(というか、改めて近くで見ても全く男には見えんぞ!?)

P(顔も、肌も、声も・・・体も)

朋花「そんなに私の体が気になりますか~♪」ナデ

P「いや、その・・・」

朋花「お見せしましょうか~?」

P「そ、それはダメだ!」

朋花「どうしてですか~?男同士恥ずかしがることはありませんよ~?」

P「そんなこと言ってもだな、ダメなものはダメだ!」

朋花「うふふ♪動けないプロデューサーさんはそこで大人しく見ていてくださいね~?」スルッ

P「あ、あぁ、あ・・・」


朋花はそう言うといつものワンピースの紐を緩め

勿体ぶるようにゆっくりと、陶器のように白い肩を晒して・・・




そこで俺の意識は途絶えた




P「ん・・・、ん!?」

P「んん!?ここは俺の、デスク!?なんで、」

朋花「業務中に居眠りなんて、結構な御身分ですね~?」

P「朋花っ!?」

朋花「自覚の足りないダメプロデューサーさんには身をもって反省してもらうしかないようですね~♪」

P「朋花!!!!」ガッ

朋花「きゃっ!」

P「朋花!お前、お前は・・・っ!!」

朋花「・・・」

P「・・・」

P「・・・いや、何でもない。寝ぼけてたみたいだ。」

朋花「・・・そのようですね~♪そこに正座して下さい~♪」

P「ハイ・・・」


環「あー!おやぶんがまたともかに怒られてるー!」

育「環ちゃん、あーいうのが『ダメなおとな』っていうんだよ!」

桃子「・・・かっこわる。何やってんのお兄ちゃん」



朋花「今日という今日はた~~っぷり反省してもらいますからね~♪」

P「ハイ、すみませんでした」

P(そうだよな、有り得ないよな。にしてもリアルな夢だったな・・・)

P(夢の中とは言えアイドルのあんな姿を思い浮かべるとは、気を引き締めないとな)

朋花「睡眠時間も確保できないダメプロデューサーさ~ん、聞いてますか~?」

P「ハイ・・・これからも朋花のプロデュース頑張ります・・・」

朋花「ふふっ♪よろしくお願いしますね~♪」


おわり

オチ無しですみませんでした。
ここにきて新たな可能性を創造してくるミリオンライブ怖い。

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