【安価】京太郎「白糸台を出る喜び」照「ふぇっ?!」【二スレ目】 (1000)


京太郎「というわけで、転校を視野にようかと……」

照「勝手にすれば?」ツーン

京太郎「俺が……いなくなってもいいんですか?」

照「別に。気にならないけど」チラチラ

京太郎「そっかぁ。それじゃあ、これからはもう照さんの為にお菓子は作ってあげられないなぁ」

照「!!」

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照「べ、別にお菓子なんて……いらないもん」

京太郎「あ、こんなところにプリンが! はい、あーん!」スッ

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:|: : : : :l : : : 从|   、             /   ぱ
从 : : ∧: : :| }'    \       ,ィ-く       く
{ \:.{ \:j     ∧、`: .     イ¨´ゝ \ ,rー---- 、
  | \  \   / ノ }: : /:7´: :/    `\乂_   \
  | ̄ ̄\  --/  ` <:∧:{     ( ̄ ̄`ヽゝ、  `ー--
  |     \ /       `<      `T¨¨¨¨ヽ `
  |      /             >- 、   乂二二フ
  |   , -/       ,. <>´/⌒,ム    乂__フ   __
  |   /      ,. <> ´ イ     マム          ` ̄´
  |_/     ,. <>´> ´:.:.:/     マム
 ィ介ヽー― ´> ´イ:.:.:.:.:.:./        ∨}

照「……おいひぃ」

京太郎「……」

照「んふふ……甘い」ポー

京太郎「照さん」チョンチョン

照「あっ……!」

京太郎「……」ニヤニヤ

照「やるね、京ちゃん」ドヤァ

京太郎「いや、なんで照さんがドヤ顔なんですか!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516719541



 このスレは京太郎が学校毎のキャラの好感度によって、様々な選択を行う物語です
 以下の内容が含まれているので気を付けてください

・キャラ崩壊
・京太郎と女性キャラの恋愛描写
・どっかでみたようなネタの焼き増し
・女子力
・金髪は正義
・わりとお金持ち
・エタらないように短めの周回を繰り返す

《前スレ》
【安価】京太郎「清澄を出る喜び」咲「ふぇっ!?」
【安価】京太郎「清澄を出る喜び」咲「ふぇっ!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516364369/)
(一週目長野県編完~二週目序盤)


《遺影一覧(いつか供養したいと思いつつ……)》

【安価ss】京太郎「えこひいきすることにした」咲「えっ」
【安価ss】京太郎「えこひいきすることにした」咲「えっ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426513168/)
※安価で好感度反転(清澄・風越まで終了)

【安価】咲「やっぱり京咲がナンバーワン!」京太郎「?」
【SS】咲「やっぱり京咲がナンバーワン!」京太郎「?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427983806/)
※短編集(三十一章までは小ネタ投下すみ。メインストーリー未完結)

【SS】京太郎「よかれと思って」咲「ふぇっ」
※京太郎万能ネタSS(話を膨らませすぎて、ネタが思いつけずあぼーん)

【安価】京太郎「彼女が欲しいなぁ」咲「……」チラッ
【安価】京太郎「彼女が欲しいなぁ」咲「……」チラッ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461421620/)
※簡易育成もの(一週目終了。二週目未完結)


【好感度ランク】
・コンマ判定によって数値が決定
・ゾロ目は00、99を除いて100扱い
・00、99はMAX(200扱い)

【数値毎の好感度システム】
MAX(200) ゴールイン
100   アナタ無しじゃ生きられない
90~99 誰よりも愛してる
80~89 大好きなあの人
70~79 異性として意識
60~69 気の合う親友
50~59 友人
40~49 嫌いじゃないけど好きじゃないよ
30~39 興味なし
20~29 嫌い
10~19 大嫌い
00~09 虫ケラ以下

【白糸台】
尭深(100)
淡(57)
誠子(23)
照(24)
菫(10)

【清澄】
咲(100)


【雀力】
100   ゴッド 補正50
90~99 ワールド 補正40
80~89 タイトルホルダー 補正30

~一軍(白糸台)~
70~79 マモノ 補正20
60~69 ゼンコク 補正15

~二軍(白糸台)~
50~59 イケイケ 補正10
40~49 ベリーグッド 補正8
30~39 グッド 補正5

~三軍(白糸台)~
20~29 ノーマル 補正0
10~19 バッド 補正-10
00~09 サイアク 補正-20

【須賀京太郎】
・雀力(44)補正+8
・白糸台高校麻雀部 二軍所属


 向こう埋まったから、こっちで第五週目までやりたいんだけど、まだまだ皆さん余力ある?
 キリよく半分までは終わらせておきたい所存ー


【大会まで残り6週間 白糸台高校】

京太郎「(咲は全国へ来るって約束してくれた)」

 だからきっと、アイツは全国へ出てくるはずだ
 それなのに俺が全国大会に出られないんじゃ、話にならねぇ

京太郎「(なんとか一軍になるんだ!)」メラメラ

淡「お、燃えてるねー」

京太郎「目標が出来たからな」

淡「目標?」

京太郎「ああ。全国大会に出場して、幼馴染と会うんだ」

淡「!」ピクッ

京太郎「楽しみだなー」

淡「ふーん。ま、頑張ってね」

京太郎「おうよ!」


 安価↓2

1 部室で対局する

2 虎姫の元にお使い

3 偵察



【二軍部室】

京太郎「お疲れ様でーす」

男子A「よう、須賀」

男子B「久しぶりー」

京太郎「皆さん、来てたんですか?」

男子A「まあな。たまには顔を出すさ」

京太郎「それは良かった。じゃあ久々に打ちませんか?」

男子C「いいね。打とうか」

京太郎「(いつもの人達はいないのか、ちょっと残念だな)」

男子A「じゃあ親番決めるぞー」

京太郎「あ、はい!」

 安価↓2  ※ちょっと判定厳しかったかもなので修正入れました

00~09 変化無し

10~29 +1 

30~49 +2 

50~89 +3 

90~99 +5 

ゾロ目 +10 

00 マホっちの好感度が100になる



京太郎「ロン! 12000です」

男子A「あちゃー」

男子B「須賀、お前いつのまにそんなに強くなったんだよ!」

京太郎「俺は毎日ちゃんと部室に顔を出してましたからね?」

男子C「そりゃ追い抜かれるわけだよなー」

男子A「この調子じゃ一軍昇格も近いかもな」

京太郎「!」

男子A「さぁ、もう一回打とうぜ」

京太郎「……」

男子B「ん? どうかしたか?」

京太郎「あ、いえ! なんでもないです」


【須賀京太郎】
・雀力(49)補正+8
・白糸台高校麻雀部 二軍所属


 安価↓2  コンマ50以上で連続バトル



京太郎「すみません。今日はもう、この辺でいいですか?」

男子A「なんだよー久々なのにさ」

京太郎「ちょっと、調子悪くて」

男子B「それで調子悪いのかよ!」

男子C「まぁ、ゆっくり休んでおけって」

京太郎「はい」スタスタ

 なんでかな
 これ以上、この人達と打ちたいって思えない
 
 やっぱり、俺が打ちたいのはもっと強い人達

 そう、照さん達のような――

京太郎「あー。早く一軍に上がりてぇなぁ」


【夜 京太郎のアパート】

 ガチャンコ

京太郎「ただいまーっと」

 大会までもう残りすくないな
 あともう一歩で一軍に上がれそうかも

京太郎「一軍になれないと個人戦も出れないからなー」

 そうなったら、咲と全国で会うって約束も果たせない
 照さんと咲の再会の時には、俺も傍にいたいのに

京太郎「……」

 照さん。最近会ってないけど、元気かな?
 あのメール以来、話してないし

京太郎「ああくそ! やらなきゃいけない事が多すぎる!」


 安価↓2

1 自主練

2 メール(相手の名前も可)



京太郎「淡にラインを送るか」

 アイツ、なんだか今日様子がおかしかったしな
 友達として、少しは心配してやろう

京太郎「うしっ」

スガ鹿男『よっす! 淡、お前今日なんか変だったぞ? どうしたんだ?』

京太郎「返事、来るかなー」ソワソワ

 ティロン

京太郎「お、きた!」


 安価↓2  


00~09 変化無し

10~29 +1 

30~49 +2 

50~89 +3 

90~99 +5  チェイン発生

ゾロ目 +10  チェイン発生


00 雅枝さんのの好感度が100になる



【白糸台】
尭深(100)
淡(60)
誠子(23)
照(24)
菫(10)

【清澄】
咲(100)


ばぶるがーる『何が?』

京太郎「うお、いつものテンションじゃない!」

スガ鹿男『ほら、やっぱり変じゃねぇか』

ばぶるがーる『変じゃないもん』

スガ鹿男『どう考えたって変だろ! いい加減にしろ!』

ばぶるがーる『じゃあさ』

スガ鹿男『おう!』

ばぶるがーる『逆に訊きます』

スガ鹿男『なんだ?』

ばぶるがーる『私って、京太郎の何?』

スガ鹿男『何って、そりゃ友達だろ?』

ばぶるがーる『何番目?』

スガ鹿男『は?』

ばぶるがーる『私は何番目の友達なの!?』

スガ鹿男『そう言われてもな』

ばぶるがーる『やっぱり、今日言ってた幼馴染の方が大事?』

スガ鹿男『お前、それを気にしてたのかよ』

ばぶるがーる『うるさい。早く答えろ、ばか』

京太郎「……はぁ」

 アイツ、そんな事で拗ねてたのかよ
 しょうがねぇ奴だな

スガ鹿男『お前は俺の親友だ』

ばぶるがーる『え?』

スガ鹿男『それじゃ駄目かよ? 友情に優劣とか、必要か?』

ばぶるがーる『ちょ、まって! やばい、やばいから今! ちょっとまって!』

京太郎「は??」




【淡の部屋】

淡「親友! あははははははっ! 親友だって! もぅっ、ニヤケが止まらない……」ゴロゴロ





【京太郎のアパート】

ばぶるがーる『ごめん、待たせた』

京太郎「お、おう?」

スガ鹿男『大丈夫か?』

ばぶるがーる『うん。ばっちり』

スガ鹿男『なら、明日からは元通りだな』

ばぶるがーる『そうかもね(*゚▽゚*)』

スガ鹿男『断言しろよ』

ばぶるがーる『やだ><』

スガ鹿男『友情破棄していいか?』

ばぶるがーる『それも、やだ><』

スガ鹿男『うぜええええ!!』

ばぶるがーる『うざ可愛いと言いたまえ・゜・(ノД`)・゜・』

スガ鹿男『まぁ、確かにお前はすげー可愛いけどな』

ばぶるがーる『ちょっ、まっ』

スガ鹿男『はい、m9( ゚Д゚) ドーン!』

ばぶるがーる『hさいjmだおお』



京太郎「勝ったな」ニヤリ




【淡の部屋】


淡「あのやろぉぉぉお!!」プンプン

 マクラモフモフ

淡「……可愛いって、言ってくれた事無いな」

 別に、アイツの事なんて異性として見てないけど
 ただの仲のいい友達ってだけだし

 だから、別に気にしてない

淡「気にして……ないもん」ギュッ



※ 淡が親友になった



 というところでキリも良いので本日は終了
 どうです? この安定感。エタる気配なんて微塵も無いでしょう?(フラグ)

 次回は明後日か、明々後日予定
 もしかすると明日、小ネタを投下するかもしれません

 本日もありがとうございました
 また次回の更新でお会いしましょー  

 

PS
 淡はまだ京太郎の幼馴染が女の子だと知りません


 淡はまだ京太郎の幼馴染が女の子だと知りません


 淡はまだ京太郎の幼馴染が女の子だと知りません


 全国一億人のあわあわファンの方々。この意味……分かりますよね?


作者様に質問です。ここのスレの淡は原作の淡のように巨乳を通り越したバストなんですか?それとも阿知賀編の比較的普通のサイズのバストですか?

>>55
 現在は阿知賀の淡サイズ
 だけど京太郎に冷やかされて、現在おもちマッサージを行ってる
 京太郎への好感度で巨大化、と予定していたけど巨乳淡否定派が多ければ安価とか取るかも

 特に指摘がなければ全国編でビッグバン淡になって、好感度によっては京太郎専用になります


 それとステ貼り忘れ貼っときます


【須賀京太郎】
・雀力(49)補正+8
・白糸台高校麻雀部 二軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(60)
誠子(23)
照(24)
菫(10)

【清澄】
咲(100)

 ちなみに、本編で京ちゃんが言っているように、一軍になれないと大会出られません
 大会に出たい場合は転校するしか道は無くなります

 もし一軍になって都大会に出た場合は、全国との間に少しだけトレーニング(自由活動)が取れます
 こちらは5週間分くらいの活動予定
 
 育成スレ久しぶりなんで、なんか問題あったらその都度おっしゃってくださいませ


一軍なれなかった場合の転校って
リアルで言えば転校後の出場なんて出来ないし、前回と違って転校理由も弁解の余地無い自分勝手さで好感度も悪そうなんだけど

前回同様転校ペナルティの類いは無いってことで大丈夫ですかね?


>>60
 リアルでの転校後の出場停止期間って、確か体育連盟系の部活だけだったような
 もし違っていたら、この世界では大会開催前の転校はオーケーって事にしてくださいませ
 勿論、ペナルティとか無いよ! というか基本的にペナとか無いです


 淡おもち談義はやはり色んな意見があるね
 私の淡評価は顔100 金髪100 言動100 なので、おもちはどちらでも美味しいのですが

 それとコンマ判定見返したらちょっち大変そうなので
 今後は雀力に関わる事にも、追加で雀力補正を入れようかなーと思ったり

・最初の好感度決め(補正付き)

・部活時の成長判定(補正付き)

・自主練時の成長判定(補正付き)

・連続バトル判定(補正無し)

・メール、部活会話判定(補正無し)

 ヌルゲー嫌だ! じっくり上げたい! って人がいたら次回更新時までに意見くらはい
 パロキャラは多分今後も入れるけど、苦手な人もいるようなので薄味になるかもね


【番外編 小ネタ 魔法の笑顔】

 ボクは卑怯者だ

 嫉妬深くて、陰湿で、何より……卑怯だった

 彼は何も悪くないのに
 ボクは彼を、身勝手な理由から拒絶した

 嫌われて当然だと思う
 どんな償いも、意味を成さない

 拒絶されて、罵倒されればいい
 殴られたって構わない
 一生をかけて、謝り続けるしか無い

 ボクは、そうなる事を受け入れた筈なのに

 でも、君はどうして――

京太郎「おはようございます、国広さん」フワァ

一「……お、おはよう」ビクッ

京太郎「久々に泊まりましたけど、やっぱり龍門渕邸は広いですねー」アハハ

一「そりゃ、わりと、じゃなくてちゃんとお金持ちだもん」

 あれだけ毛嫌いされていた相手なのに、懲りずに笑いかけてくれる須賀
 君が叩いた胸の扉の音が、悲しむボクに呼びかけた

 滲んだ記憶を、過去の過ちを……新しい風が包んでくれた

京太郎「透華さんは相変わらず、絵本を読んでくれってせがむし。衣さんも……」

一「透華もしょうがないなぁ。衣はまぁ、分かるけど」

京太郎「ですよね。せがむ姿がそれはもう可愛くて」アハハハハ

一「うん……」クスクス

 君のその瞳に映るボクはどんな顔なのかな
 もし、君がボクに手を差し伸べてくれなければ……

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    ,, ''  ̄,, ̄  \、 ''、\ \ ー-_"_   _''_., - , ':; ' ,.':::::; '
   /     ヽ、  i`   ヽ、 ゛ / ,_ \  ,_ './ヽ,.'::::;''
  ./        i  ,,!-‐――-`、-レ'/_`_  ヽ    ,..'::,.<

 こうして、君と一緒に笑うことも知らないでいた
 男の人を信じることも分からないでいたかな

 そう、君に出会えていなければ――

京太郎「あ、やっと笑ってくれましたね」

一「え?」

京太郎「一さんのその顔。ずっと見たかったから」ニコニコ

一「っ!」


 それはきっと、魔法のような笑顔

 あの日から変わらない真実……ボクの過ちは、この胸にずっと残り続ける
 でも、君の笑顔一つでボクは救われたんだ

 それはまるで光のように眩しく、ボク達の未来を変えていく

京太郎「それじゃあ朝食に……」

一「ねぇ。折角だし、今日はボクと出かけない?」ツンツン

京太郎「え?」

一「いいじゃん。新しい靴、試したかったんだよね」フフ

 履き慣れないブーツも、この足に少し馴染んで

京太郎「んー……そうですね! 俺でよければ、ぜひ」

一「よく言った!」

 きっと、この人と一緒なら遠くまで行ける

一「じゃあ、朝食は外で済ませようか」

京太郎「え? でも、透華さん達に……」

                   -――/:::::::::::::::::::〈: : .      \_/     {
           ...:::´::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::\: .     ⌒^}___}ニ⌒  . . :〉
.        /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 : . ___彡ノ:\ー-    \
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       .:::::::::::::/::::::::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i 乂__彡イ:|  |ハ:::::::|}ト--ト、__人
      /:::::::::/.::::::::::::::′::::::::::::::i :::::::::::::::::::::::|::::/ |: /|:||  || |::::::|}| |::i|::::::: |:ト\
.     /:::::://:::::::::::::::::i:::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::::::|:::′|||:||  |l |::::::|}| |::i|::::::: |:|  }|
    /:::/  ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::::::l::| ̄|::l`|:ト|.、丿/:::::ノリ/:|:::::::/ノ  }|
.  〈/    ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::| ::::::::::::::::::: 八|___乂_lノ___ 厶イ匕__|/|::: /゚|   /
       | :::::::::::::::::::. :::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::|: |{ ̄「///「^    |「「/「|::/::::|

       |::::::::::::::::::::::::、::::::::::/|::::::::::::::::::::::::|八  |つ刈      |刈 /::::: |  あちゃー
       |:::::::::::::::::::::::::::::::::::八|::::::::::::::::::::::::|    乂_ツ      ヒツ{:::::::::卜、
       | :::::/| ::::::::::::i :::\:::::|::::::::::::::::::::::::| u   、、、        ' 、、(|::::::::::| }
       |::::/' | ::::::::::::| :::::::::ヽ|:::::::::::::::::::::::::       r-  ___     人::::::::|
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                  \   / ̄\{\\:::: \\\__,/        |::ノ|/
              / ̄ ̄ ̄ ̄\ : : : : :{\` ー \  }  }=ニ     〈


一「あー、うん。多分大丈夫だから!」グイグイ

一「いいからいいから。ほら、早く早く!」

京太郎「ちょ、わわっ!!」

 大丈夫。もしどんな明日にたどり着いたとしても、君の言葉一つで強くなれるから

京太郎「しょうがないなぁ」アハハ

 種も仕掛けも無い、その魔法のような笑顔が大好き


一「ねぇ、須賀」ボソッ

京太郎「はい?」

一「ボク、君に何度謝っても謝り足りないと思うけど……」モジモジ

京太郎「!」

一「こんなボクでも、君を……好きになってもいいのかな?」ウルウル

京太郎「……誰かが誰かを好きになるのに、理由なんて必要ありませんよ」ポンポン

一「うぇっ!?」ドキン

京太郎「それに、俺も一さんの事……い、いや、なんでもないです!」プイッ

一「んなっ!? なななぁ……///」カァァ

 聴こえる愛の響きの中
 生きる意味さえ、ここにあって

 変わっていく

一「そっか。じゃあ、今日から【京太郎】はボクのものだね!」


                   \⌒ 丿                 _____
                    〔 ̄ ̄ ̄〕                 /∠二二¨⌒
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                     ,r<[} : : : : } /,ノ    ヽ___:::/ ̄ ̄ ̄}::::::\ー―-
                      {{r}}|: : : : /::::〈二ニニ=‐-{__,ノ-‐    く::::::::::::::ヽ:::::::::::::::\
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           厂 ̄}    ,/  乂乂/::::::::::|i |_刈 |:::′ 竓弄ミト、::::::::::::::::::::::::: ハ:ト ::::::::::. }|
           ̄ ̄  ,/        /:::::::::::|乂ツ 乂   ん:::刈 V〉:::/:::::::::::::::/ }| \::::| 丿
                ,/         .:::::::::::::::::l:::::. '       乂Zツ ,厶イ:::::::::::::::〈  丿    :|
          ,/        / .::::::::::::::八   r‐ 、  ..:::::::. /'^)|:i::::::::::::i :i     }ノ
          ,/           厶イ:::::::/|:{__゚\   __丿  ☆ / 彡'|:|::::::::::::|}:|
                      |:::::::{/´  \,>r―‐==≦ ¨´ /Y|:|i:::::::::::|}:|   絶対、離さないんだから!
       /                 |ハ:__乂_,(_厂 ̄ ̄〉___}rー┴{|:|i::::::::: |}:|
.       }{                   >ヘ/.: :| \  /  /|二  ||:|i ::::::::: |:|
      }{                 /:_:_:_:_/|: : ⌒)ノ‐く  //l_r<, |lノ|:::::: ノ lノ
       }{               /:.:.:.:.:.:/ :.:.:.:|:. : :〈(_ノ / //⌒  ノ 厶イ ___
        }{              {:.:.:.:.:.:.:〉.:.:. 人: : : : : : : :{ : 八___ イ     {__}
        }{             \:.:.:/: : : : : : \: : : : : :V乂___{_oノ
       }{                 `/: : : : : : : : : :\_:_:_:_:人__ノ}〕、     厂 ̄ ̄ ̄}
      \、              /: : : : : : : : : : : : : :_:/: : : : : /{{r}}    /      ′
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 世界が七色に――


  カンッ!!


 もはや誰得なミュージック救済シリーズ第四弾
 ころたん編を夜にあげる予定ですが、良い曲が思いつかないのよね

 一週目のその後、許されてこうなったのか。それとも全く違う世界戦の話なのか
 時系列はお好きなように解釈してください


【小ネタ番外編  兎 Venus say 】


 もうこれで何回目の敗北だろうか

 十? 百? 千?
 数え切れない程の放銃、箱割れ
 朝焼けの空は漆黒に染まり、仄かな満月の明かりに照らされている

衣「……弱き雀士よ、引き返すがいい。倒れてしまう前に」

京太郎「…………へへっ、ここまで来て諦めると思いますか?」

 小さな身体
 幼い子供のような見た目だというのに、汗一つかかずに佇む少女

 俺と彼女以外の面子は何度も繰り返し休憩交代を行っている
 だが、この十時間以上にも及ぶ対局で、彼女は一度も卓を離れていない
 それどころか、俺に直撃すら許さず……常にトップをキープしている

京太郎「言いましたよね。俺の取り柄は、この諦めの悪さだけだって」

衣「これ以上はお前の体が持たない。それでもお前は……打つというのか?」

京太郎「ええ、打ちますよ。何度だって……貴方に認めてもらえるまでは」

 理解出来ない。そう言った表情で衣さんは。眉をひそめる
 確かに、誰よりも強かったこの人に……俺の【意地】なんて、分からないだろう

京太郎「衣さん。諸行無常。という言葉を知っていますか?」

衣「衣を蒙昧扱いするな。そのくらい知っている」

京太郎「ですよね。だったら、俺がいつ貴方に勝ってもおかしくないって……思いません?」

衣「!」
 
 物事は常に流れ、変化する。絶えず同じものなんて、存在しないんだ

京太郎「次かもしれない。そのまた次、その十回後かもしれない。そのいつかは、必ず来るんです」

 わずかでも可能性があるのなら、そこにしがみつく
 それが俺のような凡人に残された、最後の方法だから

衣「過去……幾千の雀士が、衣を魔物だと。埒外の化物だと、のたまった」

京太郎「え……?」

衣「衣の力を目の当たりにした時。無謀にも倒れた後に、そう……言う」ジワッ

 俺の横で固唾を飲んで見守っていた人達が、それは違うと言いたげに首を横に振る
 しかし衣さんは、その心情の吐露をやめる事はない

衣「それが衣の運命だ! 衣の強さも! 父君と母君が現世を去ったのも、全て――!」ツゥーッ

京太郎「衣さん……」


衣「だが、お前は違う。なぜ斯様に、衣と正面から戦い合える!?」

 涙を流しながら、胸の内を吐き出し続ける衣さん

衣「咲や華菜とも違う! ただ弱いだけのお前が、なぜ軽佻浮薄に足掻けるのだ!?」ポロポロ

京太郎「別に、俺は特別なんかじゃありませんよ。そりゃ、地に足付いて無いのは認めますけど」

衣「えっ……?」

京太郎「衣さん。この地球上って、何十億という人間がいるんです」

衣「??」キョトン

京太郎「まだ貴方はその中で、たった数千人ぽっちしか知らない」


              \ ゙、   /  /
                   \ヽ_/ ./
           ,..-‐'''' 二ヽV/__`ー-、

         /   ∠......-―--、_ヽ   \
          /   /    | |  ゙、   ゙、     ヽ
        /  i  / ,   | |    ゙、 i ゙、     、 、
      i  | .! |   |__! |     .! |_゙、. i  |. ゙、
        !   ! | ,.+i‐'´|_ハ |    i i_|__ i`iー.|  | l
      |   |  | |.|  |リ_.|ハ   ! ! !__ノ!ハ. |  | |
     i   i.|.  ゙、|,ィf∀:ヾ! |ノ /イrレヽヾ!ノ ./! /
      |   !|   |、b.::::::..|/_..ノ  b:::::..l }' ,イ//
.      i   i |    | 弋-、ン       ゝニノ'イ,ノ.イ
     |   | |   |  |.|,,::,,   '  ,,::,,  イ  |
     .i  i.|   ト、 ||    ,..、    / !| |
    /  | |     i ` |ト 、   `´ ,..イ  | |  ゙、
    /  i.| | i   V \  ` ー'|`i__|  ,..!、|  ゙、
  ./   ! レ| |    ゙、__ \___ノ ヽ ̄ヽ \.  ゙、
  /    |/  | |i    V-‐--<⊥r'´ ̄ ̄`ヽ 丶  ゙、
. /   /   .i i !    !  ,..-┤ ト-、    /  ゙、   ゙、


京太郎「ここじゃないどこかには。今じゃないいつかには、きっと衣さんを受け入れてくれる人がいます」

衣「それは……」ウツムキ

京太郎「というか。もう既に何人かは、知っているくせに」

衣「あっ」

 俺に言われて、バッと左右を見る衣さん
 そこには、微笑みながら彼女を見守る四人の仲間と、執事と、メイドさん

京太郎「神様が衣さんにどんな運命を与えたか、知りませんけどね」

衣「……」

京太郎「そんな運命のもとで、おとなしくしている必要なんて無いんです」

衣「京、太郎……」



 過去に縛られて、辛い現実を運命だって受け入れて諦める

 そんなの、悲しすぎるじゃないか

 救いがなさすぎるじゃないか

京太郎「だから俺は抵抗しますよ。自分自身の力で」ニッ

衣「……光陰矢の如し、か」クスクス

京太郎「え? なんですって?」

衣「ううん、なんでもない! それより京太郎、衣は疲れたぞ!」

京太郎「えっ!? 嘘でしょう? 衣さんが疲れるだなんて、またまたー」

衣「偶々、次が限界だっただけ。然らば休憩を取るしか無い」チョイチョイ

 そう言って、衣さんは俺を手招きする
 俺は何事かと思いつつ、衣さんに導かれるままにその距離を詰める

 そして、俺が近づいたのを見て、衣さんは嬉しそうに両手を広げ――

京太郎「わわっ!」

衣「……」ギュー

 俺を抱きしめてきた
 あ、透華さんの顔が凍りついた。一さんが凄い形相で俺を睨んでる

京太郎「こ、衣さん?」アタフタ

衣「必ず、衣に見せてくれ。京太郎の……いつか、を」ギュ


            /                      \      \ ヽ
          /           /        i  ヽ   ヽ  ヘ    ヽ ゙:,
       /   /  /  / ,′    リ  ! _」⊥..,,_   ',     ゙:, ':,
       ,′  ,′ ,′ ,' i   i    ト、 i´ ii | ' `i   |     ::, ::,
.      ′  ,′ ''  i i i -‐ i   i \i -i |  ', i }│      ::, ::、
.       { i   !  |  /i i _j八   :、 \ ノ _」 ノノノ从       ::, ::、
.      { i   !   |   iハ{\|  \  ヽ   .ィ==ミッ  |       l  ::、
       i, i,  ', ', 、  ト、ヽ _..   `''ー-  '゙         |      |   、
       八  ヽ\\N  ッ==ミ         :.:::::::.: リ  '   |    、
.         \ト、\`ー 〃                /  '    |  \ \
               リハ :.:::::::.:        ノ    / /    |   \ \
                /  j      ー--‐ ''"     / /       人    \ \
.               / ノ八             //¨ ̄ ̄ ̄¨''く  \    丶 \
          /   /  `i‐-   ..__    / ̄ ̄ ー---      \  \     丶 \
          /  ' /    i   │   ̄仄                ヽ   \         \
.         /  /  ,     i   |   /: : :\                  ',   \         \
        /  /   '     _」  -‐''"⌒\ : :/\ \           |      ヽ       ヽ
.       /  /   ム -‐''(            ∨: 〇: 〉   ヽ             |      ヽ


 月の光に浮かぶ、愛らしい笑顔
 俺にはまるで、そんな彼女の姿が――

京太郎「……はい、勿論」

 ちっちゃな女神様のように思えたんだ

 

 カンッ!!
 

 
 ダメだ、勢いのままモモも行こうかと思ったけど曲が思いつかねっす
 とりあえず考えがてら百重の塔登ってきます

 もし思いつけば今日中にモモ小ネタ投下して、これで一週目の不憫組は終わりっすかね
 ワハハさんやむっきーの立ち位置が微妙なとこですが


【小ネタ番外編 君に届いた】


 君にこの声が届きますように


桃子「須賀京太郎!」ピョンピョン

京太郎「……」テクテク

 何度でも

桃子「すーがーきょーたーろー!!」

 何度だって 

京太郎「……」テクテク

桃子「ぐぬぬぬぬぬっ!!」

 私の声が届くように願い続けるっすよ

            ... -――- ...    っ

          ...::´:::::::::::::::::::::::::::::::`:::.、   つ
.          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::|::: : :|

       /:::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::|:::::|:::l:|:::::|::|
.       ′::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::ト:∧:l:|:::::}/
     | ::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::l:イ }ハイ

     |:::::|:::::::::::::::::::::::::::::::」::::::::| | ////乂__

     |:::::l::::::::::::::::::::::::::::/ |::::::::| |//////  }
     |:::::|:::::::::::::::::::::::::八_|::::::::| |U  __, ┐′
     |:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::| | /  //

     |:::::|:::::::::::::::/:::/::::::: |::::::::| |{_   '/
     |:::::|::::::::::::/:::/:::::::::/|::::::::|_| -‐
     |:::::|:::::::::/:::/:::::::::/八:::l:::| |
     |:::::|:: : /:::/::::::/ ̄ \从

     八:/}:::厶厶 イ     _∧
       / ノ'~       /  }      _
.      /        / __   }   / ̄'^ {_
     /       / / /  〉 /\   }


桃子「こっちを向くっす! 須賀京太郎!!」

京太郎「……」テクテク

桃子「……くぅっ」
 
 焦れったい
 こんなに近くにいるのに、声が届かない

 ドキドキと早鐘のように急かす胸の鼓動に、戸惑いを隠せないっす

桃子「須賀、京太郎……」

 この人を思うと、まるで覚めない夢に迷っているような感覚に陥る
 あれからずっと、繰り返す日々に何か物足りなさを感じて
 
 ずっとずっと、居場所を捜していた




桃子「うっ、うぅ……!」ジワッ

 もしかすると、彼に私の呼びかけは聞こえているのかもしれない
 その上で、私を無視しているのだとしたら?

桃子「そんなの、そんなの関係ないっす!!」ゴシゴシ

 彼の行動に何か意味があったとして
 それで私が意味なく荒れていたって、何も変わらない

 答え合わせなんて、必要ないっす
 私はただ、彼に声が届くように願い続けるだけ

桃子「須賀京太郎!! 聞いて欲しい事があるっす!!」

京太郎「……」テクテク

桃子「……っ」ジワァ

 やっぱり、駄目、だったっすか?
 私の声は、もう……

京太郎「……」ピタッ

桃子「えっ……」

京太郎「あのー……」クルッ

桃子「あっ」

京太郎(イヤホン装備)「もしかして、俺に話しかけてます?」ハズシナガラ

          / .::::::::::::/.:::/ .:::.!......i:::: l :: ト、.:::: :::: :::::::::::::ヽ
            .' .::::::::::: /::::/:::::/:|::: i:l:::: | :: | !. :::: ::::ヽ :::::::::::::.
         l ::::::::::::i::|ル/_/ハj:::::l:l:::: |::::リ !::\::::::::i ::::::::::::::i
         | ::::::::::::l::| 〃「:「.!:`Y从::::|ル' ノ「 .「K.ヽi:::::::::::::: |

         | ::::::::::::l::| |{r' ::i j::::i|  )ノ  {:r' :i j:::l| } |:::::::::::::::|
         | ::::::::::::l::| 从 .::.:: ::ソ     从 .:: ::ソ  |:! ::::::::: |
         | ::::::::::::l::|  ´ ̄`        ´ ̄||`  .|:! ::::::::: |
         | ::::::::::::从/j/j/j/j/  '  /j/j/j/j||   リ :::::::::: |
        rく!::i.::: ::: :::ハ                 ||   /.::::::::::::: |.  / 〉
     「.Y ! !:::!∧ .:::::::∧ U  r─ ‐‐へ.   リ / .:::::::::::f´.l / / / 〉
     | | | |从/ 〉!::::::::::i\   ー ──'   . イ::::::::::: :: | | l l / //〉
     | | | |::./ /ノ!.::::::: l:::::i> .      . イ:::::! ::::i:::::i:: | | l l/ // /

  〈\  i lノ  レ ./ .人 :::i: l:::::l::::::|  ー ‐‐< :|:::::::i ::ノ)ノNl .N j // /
.  ヽ ヽノ     .'  /´〉)ルハノ:ノN        |: :: ルく⌒ヽノ        {
    .       i/ /    /ノ       _メル;メ⌒\ \      l
    .       /   / _/⌒\     /⌒\: : :⌒ ∧  ヽ    |
    i        /: : : :く    \  く     >: : :./ ∧       }
    .从       /: : : : : :.\ /⌒「⌒7\  ./: : : /:./.∧     ノ


桃子「……あっ」カァァァァ
 
 ちょ、えっ!? そんな、嘘っ!
 だって、私は、ステルスモモで、あぇっ!?

京太郎「なーんか背後から誰か付いてきている気配がしてさ。それで……」ジロジロ

桃子「っ!」ドキン

京太郎「鶴賀の制服? でも、こんな可愛い知り合いいたっけ?」

桃子「あ、えっと! 聞いて欲しい事が、あるっす……」

  高鳴る胸の鼓動を抑えながら、私は呼吸を整える

京太郎「? うん」

桃子「わ、私は!!」

 ずっとずっと
 言えなかった一言を、彼に伝える為に――



 そうして、私が須賀京太郎と出会ってから数日後

ゆみ「ほう? その顔だと上手くいったのか?」

桃子「いや、その! まさか、本当に……//」モジモジ

佳織「へぇ……良かったね」ニコニコ

智美「さよなら逆転ホームランだなー」

睦月「(ちょっと羨ましい)」

ゆみ「まぁ、私も彼とは話したいと思っていた。もしよければ、今度連れてくるといい」

桃子「はいっす! というか、今日もこれからデートなので!」ビシッ

佳織「は?」

ゆみ「なん……だと?」

桃子「という事で、詳しい話はまた今度っすー!!」タタタタッ


 ねぇ、京太郎君
 私は君と出会えて、本当に良かったと思っているっすよ

 最初はすれ違ってしまった二人の道だけど……今ようやく、重なり合って



京太郎「……ここで待ち合わせの予定だけど……って、おい」

桃子「あっ」コソコソ

     ________
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-八N:イ:::::::/,|_,|:::/`|:::::::: /}:::/ Τ::::::::::リ::::: |
/ ):::l::|l::x竓苧芹ミ::::::/ ノイ ___|:::::::: /:::::::::|

_/):::l::|{i _) l}刈厶イ   x竓芹ミ:::::/::::::::::リ
_ソ : l::| 乂 |_ソ      _)}刈∨::::/:::/
:::::::::l::|   '''' |        乂__,ソ厶イ/
:::::::::l::|    |     '    '''' l::::::::|     じぃー
:::::::::l个 .  /   ` -'     人| : |
:::::::::l::|  ∨≧=‐┬―‐┬=≦!::::::!::::|
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/  ̄| |:i|フ\__/   リ:::/::::|::::::|/

     | |:i:l/⌒  、/ノ}:/:/|::/
     | l:i//    }l { ノ'´  ノ'
‐、  |/°    | }

ヽ)\__|,′     / ′
ソ    ̄二ニ=ニ   /
             /
ニ=--       /

/ /  / ̄ ̄ ̄
O/   /


京太郎「ただでさえ影が薄いのに、隠れるかフツー」

桃子「えへへっ、問題無いっすよ! だって……」ンー

京太郎「ちょわっ?! んっ!?」チュー

桃子「んー……ふふっ! 京太郎には、私の声が届くっすから!」ニカッ

 今の私は、誰よりも幸せになった


 カンッ!!


 これにて小ネタをやる予定の低コンマ組は全部回収かな
 蒲原さんはDriver's Highしか思いつかねぇので、また機会があったらやります
 
 本編は白糸台編中盤から再開
 明日の更新をお楽しみに


 ネタ探しにやっぱり京咲はナンバーワンってスレ読んで来たんだけど、あのイッチ天才かよ
 癒しとポンコツのケミストリーだって、はっきり分かんだね


 というか、 なんであんなキレッキレだったのが今はこうなんですかね
 とりあえずリハビリを重ねて、皆さんを楽しませられるようにならなくちゃ(使命感)


 というわけで、再開するでー



【須賀京太郎】
・雀力(49)補正+8
・白糸台高校麻雀部 二軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(60)
照(24)
誠子(23)
菫(10)

【清澄】
咲(100)


【大会まで残り5週間 白糸台高校】


京太郎「えっと、ここの牌効率はっと……」

男子P「おや、今日も精が出るね」ガチャッ

京太郎「あ、どうも。二軍の部室にまた何か用事っすか?」ペコリ

男子P「もうすぐ大会が近いだろ? だから二軍の実力を確認しにきたんだ」

京太郎「あ、そうか。レギュラー決めは部長と副部長がやるんでしたっけ」

 男子は女子と違って、そこまで実績が無いからな
 監督も顧問もいない俺達を引っ張っているのは、一軍の部長と副部長だ

男子P「もうすぐKも来て、君達の対局を見るよ」

京太郎「それ次第では?」

男子P「一軍昇格もありえるよ」

京太郎「!!」

 これはチャンスだ!
 一軍になる為に、もっとアピールしなくちゃ!

京太郎「……」ドキドキ


 安価↓2

1 部活

2 虎姫のところへ行く

3 偵察に行く



京太郎「なんとかレギュラーにならねぇと」グッ

 咲と再会する為には、それしか道が無い
 それに何より、強くならなきゃ照さんに認めて貰えねぇ!

男子A「一軍の人が見ているなんて、恥ずかしいな」

男子B「ああ。なんかやりづれぇよな」

男子F「とにかく、無難に打とうぜ」

京太郎「(無難だって? 冗談じゃない)」

 俺の強さをアピールするチャンスだ
 みすみす逃してたまるか!

男子P「それじゃあ、打って貰っていいかな?」

京太郎「はい!

 見てろよ! これが俺の、全力だー!!


 安価↓2  補正8


00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 竜華の好感度が100になる


京太郎「ロン!」タンッ

男子A「うぉ!? まじかー」

男子B「すげぇ待ちしてんなぁ」

京太郎「たまたまっすよ。さぁ、次に行きましょう」

男子F「くそー! マジになりやがって!」

京太郎「はい! 俺はいつだって全力ですよ!」

男子A「上等だ。やってやるぜ!」


男子P「(やはり京太郎の成長はピカイチだな。あともうひと押しで一軍になれる)」ジー


京太郎「ツモ! 7700!!」


男子P[(大会まで残り5週間。これはもしかすると……化けるか?)」



【須賀京太郎】
・雀力(51)補正+10
・白糸台高校麻雀部 二軍所属


 安価↓2 連続バトル判定 コンマ50以上で続行


京太郎「ツモ! 4000オール!」

男子ABF「……つ、つよすぎる」バタン

京太郎「あっ……」

男子P「ふむ、彼らでは役者不足のようだね」

京太郎「となれば……」チラッ

男子G「興が乗ったぞ、雑種」

男子E「やれやれ。別に打つのは構わないが……倒してしまっても構わんのだろう?」

男子C「ま、いっちょやりますかぁ!!」

京太郎「やってやるぜ!」メラメラ


男子P「(さぁ、見せてみろ。君の力を!)」


 安価↓2  補正10

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 阿知賀組全員の好感度が100になる



京太郎「ロン! 3900!」

男子C「あちゃー。俺もヤキが回ったか?」

男子E「まだまだ甘いな」

男子C「うるせぇ。これからだっての」

男子G「さぁ、次は我の親だ」

京太郎「(なんとかこの親を流して、次の俺の親に回すんだ!)」

男子G「退屈させてくれるなよ、須賀京太郎!」

京太郎「……」ドクン

 なんだ、この胸が熱くなる感じ
 何かが、俺の中で何かが変わろうとしている

 いや、違う

 俺の頭に流れ込んでくるこのイメージは……

京太郎「っ!」ズキン


【須賀京太郎】
・雀力(54)補正+10
・白糸台高校麻雀部 二軍所属


 安価↓2 連続バトル判定 コンマ50以上で続行



京太郎「(頭の中に流れ込んでくるこのイメージはなんだ?)」

 俺が、咲とファミレスにいる?
 照さんが、トイレの前で……?
 弘世部長の部屋で、話をしている?
 知らない女が、俺を犬と呼んでいる?
 すばらなおもちを持つ可愛い女の子が俺を見ている?

京太郎「うっ、っつぁ」ズキズキ

 分からない
 このイメージはなんなんだ?

京太郎「……」フラフラ

 でも、何かしっくりくる
 俺の指先で掴む牌の感覚が、しっくりと馴染む

京太郎「! これだ!!」カッ


 安価↓2  補正10

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 由暉子の好感度が100になる


京太郎「ツ、ツモ! 1300・2600」

男子G「なに!?」

男子E「ほぅ、まさかここでツモ和了とは」

京太郎「はぁ、はぁ……!」

男子G「おのれ……よくも我の親を!」

京太郎「(あのイメージが浮かんでから、明らかに俺の運気が変わった)」ドクン
 
 幺九牌ばかりが集まってくる
 これって、まさか……何かの、能力、とか?

京太郎「(いやいや、そんなオカルトありえねぇって)」

 だけど、俺の手が少し変わったのは間違いない
 これを利用すれば、俺も……

京太郎「(よし、チャンタメインで攻めるぞ!)」メラメラ


【須賀京太郎】
・雀力(56)補正+10
・白糸台高校麻雀部 二軍所属

 安価↓2 連続バトル判定 コンマ50以上で続行




男子



京太郎「このまま行くぞー!」

男子E「来い!!」

男子P「いや、そこまでだ」

京太郎「え? どうして止めるんですか!?」

男子C「ここからが面白くなってくるってのによー」

男子P「おいおい。もうこんな時間だぞ?」

時計「20時やねん」

京太郎「え?」

男子P「下校時間も過ぎている。続きはまた今度だ」

男子E「そういう事なら仕方ないな」

男子G「……」スタスタ

京太郎「ふぃー……もう少しで逆転だったのになぁ」

男子P「京太郎、何か掴んだようだな」

京太郎「はい。何か、自分のスタイルが分かったような気がするんです」

男子P「それは良かった。あと一歩で一軍だ、頑張れよ」

京太郎「はい!!」



【京太郎のアパート】

京太郎「ただいまーって、誰もいねぇんだけどさ」

 長く打っていたから、帰りもすっかり遅くなっちまった
 腹は減ったし、適当にカップ麺でも食うか

京太郎「その後はどうしようかなー」コポポポ

 ネトマで練習するか。それとも誰かにメールでもしようか

京太郎「……食ってから考えるが」ズルズル

 あー、対局後のラーメンうめぇ


 安価↓2

1 自主練

2 メール


京太郎「腹も膨れたし……照さんにメールを送るか」

 あの日、少し話してからずっと会えていない
 向こうが避けているのもあるだろうけど、このままじゃダメだ

 なんとか照さんと話して、心を開いて貰うんだ

京太郎「照さん……俺は」

 もう一度、アナタに笑って欲しい
 その為なら、なんだってします

 だから、だから……


 安価↓2  

00~09 変化無し
10~29 +1

30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5  チェイン発生

ゾロ目 +10  チェイン発生

00 憩ちゃんの好感度が100になる

 



京太郎『照さん。また少し、話しませんか?』

照『アナタと話す事なんて無い』

京太郎『照さんに無くても、俺にはあるんですよ』

照『しつこい男は嫌われるよ? いい加減にして』

京太郎『無視されるくらいなら。諦めるくらいなら、嫌われた方がマシですよ』

照『筋金入りだね。そういうとこ』

京太郎『照さんこそ、頑固者じゃないですか。いつまでも意地を張ったりして』

照『……そうなのかもね』

京太郎『いい加減、真実を話してくれませんか?』


京太郎「……」

 そのあと、照さんからの返信は来なかった
 やはりまだ、俺に心を開いてくれないようだ

京太郎「照さん。俺、諦めませんからね」

 絶対に、アナタは俺が取り戻す





【照の部屋】

照「……京ちゃん。どうして、そこまでするの?」

 アナタは私を選んだ
 咲を捨てて、この私を

 それがどういう事だか、分かってる?

照「だから私は……アナタが嫌い」

 大嫌い。顔も見たくない



【須賀京太郎】
・雀力(56)補正+10
・白糸台高校麻雀部 二軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(60)
照(26)
誠子(23)
菫(10)

【清澄】
咲(100)


照「見たく、ないの……」ゴシゴシ



※なんか表の位置がズレてたYO!!! ちくしょう!!



京太郎『照さん。また少し、話しませんか?』

照『アナタと話す事なんて無い』

京太郎『照さんに無くても、俺にはあるんですよ』

照『しつこい男は嫌われるよ? いい加減にして』

京太郎『無視されるくらいなら。諦めるくらいなら、嫌われた方がマシですよ』

照『筋金入りだね。そういうとこ』

京太郎『照さんこそ、頑固者じゃないですか。いつまでも意地を張ったりして』

照『……そうなのかもね』

京太郎『いい加減、真実を話してくれませんか?』


京太郎「……」

 そのあと、照さんからの返信は来なかった
 やはりまだ、俺に心を開いてくれないようだ

京太郎「照さん。俺、諦めませんからね」

 絶対に、アナタは俺が取り戻す





【照の部屋】

照「……京ちゃん。どうして、そこまでするの?」

 アナタは私を選んだ
 咲を捨てて、この私を

 それがどういう事だか、分かってる?

照「だから私は……アナタが嫌い」

 大嫌い。顔も見たくない

照「見たく、ないの……」ゴシゴシ


【須賀京太郎】
・雀力(56)補正+10
・白糸台高校麻雀部 二軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(60)
照(26)
誠子(23)
菫(10)

【清澄】
咲(100)


【大会まで残り四週間 白糸台高校】

淡「京太郎! おっはよー!」

尭深「おはよう」

京太郎「おはようございます、渋谷先輩と……おまけの淡」

淡「はー!? この天才淡ちゃんをおまけとは何事じゃー!」

京太郎「ははははは! おもち膨らませて出直しな!」

淡「ぐぬぬっ! そんな事言って、いつか絶対後悔するからね!」

京太郎「ナイナイ」アハハ

尭深「ここ、触りたいの? だったら、はい」フニョン

京太郎「うぇっ!? あ、あぁ~……」ホヘェ

淡「……ちぇー」ジェラッ

京太郎「だ、駄目ですよ、先輩」

尭深「ふふっ、あったかい」

                    ___
                 〃    ´      `丶、 ヾ
               /: : : : : : : : : \: : : :ヽ
              /: :/: :│: : : : :ヽ : : : : : : :.
              : :/:/l: :|: : :|ヽ: : : :│: : : : :.
            {{ |: i: ト匕|\:ト-\|: :ト | : :| :| {
              } |八{{ ̄ `}}_{{ ̄`}|: :「 | : :| :|  }}
                 |汁===介===1|: :|ノ| : :|リ      !?
                 |: |} -〈┼‐ .:}}: :|ノー弌
                 |:个ー‐_ァ==≦l : |_______}、
                 |i人___    _リ: :厂 ̄__}\
                /{ ̄   ‐‐==厶イ__彡⌒ヽ : \
            {   {: :\_______彡 i :|/{{   }\:ハ {
           }}  ∨: 人__∧人__| : i :| {{/  |∨} : } }}
.                |八_/  {   | : i :| /{{  | 〈/
              /l〃l{  o}   \乂/ i{ リ   \
         }   //イ 八   {、    /  }} ,゙|    \
         {{ /〃 |  ヽ oヘ   / /{{/│     \ {
         / 〃 │ -=い  丶/     /}八         \}}
         /   {{.  八    〉 o/´    / {{ }\       \
.         /     .}}/  ∨  }  ,′   /  }} \.\


?「チン!? チンが何故ここに!? 逃げたの!? 自力で脱出を!?」

 ドスッ

?「うぐっ?!」ガクッ

??「彼は、チンじゃないのです……」


京太郎「……なんだろう、あれ?」

淡「さぁ?」


 安価↓2

1 部活

2 虎姫と交流

3 偵察に行く




【二軍部室】

京太郎「今日こそ実力をアピールして、一軍に入るぞー」

男子K「大会まで残り一ヵ月。成果がなければ切り捨てるだけだ」

男子ジュ「なんとしても、お前の実力を俺達に示すんだな」

男子P「まぁ、そういう事だね」

京太郎「え? 今日は皆さんと打つんですか?」

男子P「一軍に入りたいなら、一軍と打つのが近道だと思うよ」

京太郎「確かに!」

 もしもここで俺が連続でトップを取れば、そのままレギュラーになれるって事か
 それなら、意地でも負けられないぜ

京太郎「手加減、しませんからね」

男子P「こちらも同じさ。さぁ、やろう!」

 見せてやるぜ
 俺が手に入れたこの、なんか幺九牌を集めてくれる能力で!!

京太郎「(待ってろよ、咲!)」メラメラ


 安価↓2  補正10

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 霞さんの好感度が100になる

幸先いいな


京太郎「(なんだ、この感覚)」

 卓上に渦巻く、気の流れのようなものを感じる事が出来る
 
男子P「……」チャッ

 あ、あれは有効牌を手に入れたな

男子K「……」チャッ

 こっちはまだ聴牌していない

京太郎「……」

 それは、気配とでも呼ぶのか
 相手がどんな風に動いていて、何を狙っているのかがうっすらと知覚出来てしまう
 
京太郎「(じゃあ、ここは)」スッ

男子P「!」

男子ジュ「すげぇ。よくそれを打てるな」

京太郎「(通る!? となると、あの人の狙いはやっぱりコレか)」

 そして、この流れだと……

男子P「……」タン

京太郎「ロン! 純チャン三色ドラ2……12000っす」

男子P「これは、驚いたな」

男子K「ウィ。まさかこれほどとは」

京太郎「どうです? 俺も結構、やるでしょう?」ニッ

男子P「ああ。まだ正式には言えないが、君はレギュラーだ」

京太郎「!!」 

男子ジュ「へへっ、やったじゃねぇか!」

京太郎「あ、ありがとうございます!!

 遂に、遂に俺は一軍になれたんだ!!

京太郎「っしゃ!」

 咲、俺……お前と、また会えそうだよ


【須賀京太郎】
・雀力(61)補正+15
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

 ※ただし一軍に正式に配属されるのは来週から


 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル




男子ピ「チャオ! 京太郎君が一軍になるんだって?」

男子ター「あちゃー。それじゃあ二軍落ちは俺かなぁ」

男子K「ノンノン。一応リザーバーとして君には残って貰うよ」

男子P「精神的なダメージの女子と違って、男子は肉体的ダメージがあるからな」

京太郎「え、何それは?」ドンビキ

男子ジュ「とにかくお前はドンと構えてりゃいいんだ」

男子P「とりあえず、他のレギュラーと実力比べをしようか」

男子K「それでオーダーを決めよう」

京太郎「分かりました!」

男子ピ「よろしく」

男子ター「負けないからね」

京太郎「(頑張ろう)」

 出来れば大将がいいなー、なんて
 わがままは言えないけど……


 安価↓2  補正15

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 界さんの好感度が100になる

はい



男子ピ「甘い! ロン」

京太郎「うげぇっ!?」

男子ター「チャンタ狙いだから、逆が狙われるねー」

男子P「京太郎。もっとフェイントを織り交ぜないと駄目だぞ」

京太郎「そう言われても、中々難しいですって」

男子K「ふむ。対策を立てられると脆い、か」

男子P「となると、先鋒は向かないか」

男子ジュ「だな。大会はなるべく、副将までに他家を飛ばして勝ち上がる」

男子P「大将設置が安定かな。一応火力と爆発力はあるし」

京太郎「え? え? 俺、大将なんすか!?」

男子P「今のところはね。あ、だからと言ってフェイントや騙しをおろそかにするなよ?」

男子ジュ「ちゃんと練習だぜ」

京太郎「わ、分かりました!」

 なんだかよく分からないけど、俺……いい感じじゃん!
 このままの勢いで、もっと、もっとだ!!

【須賀京太郎】
・雀力(63)補正+15
・白糸台高校麻雀部 一軍所属


 安価↓2  コンマ50以上で連続バトル



京太郎「ふぅ、疲れたぁ」

男子K「駄目だな」

男子P「ええ。何らかの能力だとは思うんですが……」

男子ジュ「拘束力が強くて、中々チャンタ抜きで打てねぇな」

男子ター「どうする? こういうのは女子の専門だと思うんだけど」

男子ピ「それなら、虎姫を頼るってのはどう?」」

京太郎「!!」

男子P「そう、だな。京太郎、お前は明日から女子一軍と練習するんだ」

京太郎「え!? マジっすか!?」

男子P「弘世には俺から言っておく。自分の能力について、しっかり勉強してこい」

京太郎「りょ、了解っす!」

 なんだか知らないけど、大変な事になっちゃったな

京太郎「……女子一軍、か」

 チーム虎姫
 みんな、俺と練習してくれるかな?

 淡や渋谷先輩がいるから……大丈夫だと思うけど

京太郎「うぅ、心配だー」


【そして その頃】


菫「なに? 須賀が一軍に昇格!?」

男子P「ああ。アイツもオカルトに目覚めたらしくてな」

照「!」

尭深「やった!! 京太郎君、おめでとう……」グスッ

誠子「へぇー? アイツがねぇ」

淡「jふんっ、別にどうでもいいけど(やばいやばいやばい!! ちょー嬉しい! やったじゃん京太郎!!)」プルプル


 安価↓2  京太郎が一軍に昇格した事で、虎姫一同の好感度が上がります 補正0

00~09 変化無し

10~29 +3 
30~49 +5 
50~89 +8 
90~99 +10 
ゾロ目 +20 

00 トシさんの好感度が100になる



菫「そうか、アイツも頑張っていたからな」フッ

誠子「まぁ、少しは認めてやってもいいかもしれないですね」

照「京ちゃん……」ギュッ

尭深「最初から私は信じていたから」フフフ

淡「……あれ、なんだろう? アイツの事考えてると、顔が熱い?」

男子P「それで、アイツの能力がかくかくしかじかでな」

菫「! なるほど、私達にトレーニングを頼みたいわけか」

淡「え? 最高じゃん!」

誠子「淡?」

淡「あっ、違う! そういう意味じゃなくて!」

誠子「どういう意味だよ」キョトン

照「……」ソワソワ

菫「私達にメリットは?」

男子P「今のアイツは相当強いぞ。お前達にとってもいい練習相手になるだろうさ」

菫「……分かった、引き受けよう」

尭深「嬉しいなぁ」ニコニコ

淡「っしゃ! これで京太郎と戦える!」

男子P「じゃあ明日から頼むぞ」

菫「ああ。ビシバシ鍛えよう」

照「(遂に、ここまで……)



【須賀京太郎】
・雀力(63)補正+15
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(80)
照(46)
誠子(43)
菫(30)

【清澄】
咲(100)

いよっしゃ!


【京太郎のアパート】

京太郎「あはははは! やったぞー! 一軍だー!!」

 しかも明日からは照さん達と練習出来る!
 もう最高かよ! いや、最高だよ!!

京太郎「へへへ。咲、俺はやったんだ!」

 まだ課題は残っているけど、俺はようやくスタートラインに立てた
 後は照さんの心を開いて、咲と再会させて、そして……大会で優勝

京太郎「今から腕が鳴るぜ!!」

 待ってろよ全国!


 安価↓2

1 自主練

2 メール(名前も可)

2テルー


 そうだ、咲に報告しないとな
 アイツを不安にさせたくねぇし

京太郎「咲へ……っと!」

スガ鹿男『咲! やったぞ! 俺、レギュラーになれたんだ!』

カンちゃん『ほんと!? おめでとう、京ちゃん!!』

スガ鹿男『ああ、これで全国で会えるな!』

カンちゃん『あははっ。まだ予選も始まってないのに』

スガ鹿男『俺達は必ず勝つ。だからお前も、絶対に勝てよ?』

カンちゃん『うん。でも、本当に京ちゃんは凄いなぁ』

スガ鹿男『え? そうか?』

カンちゃん『だって、あの白糸台高校の一軍だよ? しかも一年生で!』

スガ鹿男『いやいや、俺の友達にも同じように一軍がいるぞ?』

カンちゃん『へぇ、そうなんだ。その人とは仲がいいの?』

スガ鹿男『ああ。こっちでの一番の親友って感じ』

カンちゃん『じゃあ、全国大会で紹介してね?』

スガ鹿男『ああ。きっと仲良くなるぞ』

カンちゃん『えー? どうかなぁ?』



【咲の部屋】

咲「京ちゃんが一軍……レギュラー」ギュッ

 おめでとう、京ちゃん
 きっと、すごく頑張ったんだよね?

 ものすごく練習して、強くなったんだよね?

 それもこれも全部……私との約束の為に

咲「もう、いつも無理ばかりしちゃって」

 でも、私はそんな京ちゃんの事が――


     /::.:.:.:.:!:.:.:.|.:.:.:.:.:|: : ::| : : : :|: : | | .i: : | | i:. :.:.:.:.i:.:.:.:.|
.    / : : : :i: : : |: : : | ! : ::| i: : :.:|::|::::::i i::::|::|::|::::::::::::i:::::::|
   / : : : : |: : : :!:.:.:.:ト、ヽ:.;!、i: :.:.:|::|、゙、'i´|:フiナi:|::::::::::::|:::::::|

   / : .:.:.:i:.:|:.:.:.:.:ヾ、:.'i´ヾ.::|!ヾ、:::゙、ヽハハヽハノ |ハ::::::::::|:::::::|
.  /.:.:.:.;ィ'|:.:.:i:.:.:.:.::i ヽ:|  ヽ!  ヽ::ゝ  `'  リ |::::::i:ノヽ:::|
 彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___       ;==─-ソ::::::/ /:::!
      ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄`     ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ

         ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;;  ,     """ /ノ.;:‐'::/
       i.;イ:::;ハ、::゙、 """    ___      /:::::/
       ソ レ  ` ヾヽ    ヽ´  ノ   ィ´::/リ
              ` 、__    ̄  , ' |!;/
                 _"_〕ー--‐'    |__
                /:.::/:|       |:/\


咲「えへへへ……京ちゃん、だぁいすき」

かわいい(かわいい)


 京ちゃん一軍昇格したので、これからは虎姫と練習します
 選ぶメンバーは三人。対局の成果で好感度も変動するようになります

 というところで、ちょいと休憩挟みまする
 しばらくお待ちをー

絶望させたいこの笑顔(かわいい)


 休憩がてら質問なんですけど、これもう二週目は白糸台を出る喜びにならないですよね?
 話しかける判定もおそらく選ばれず、練習になると思うんです

 なのでこの後はスムーズに進める為に、夕方活動は部活固定
 夜は自主練かメール、って感じに変更してもよろしいか? 

 必然的に他校ぐっばいになりかねないんですが、どうでしょう?
 (ぶっちゃけ、偵察選びたい人いるんすかね?)



【大会まで残り三週間 白糸台高校】


京太郎「という事で! この度、男子の一軍になりました! 須賀京太郎です!!」バーン

尭深「おめでとう」パチパチパチ

誠子「ま、よろしくー」

菫「この三週間、みっちり鍛えてやる」

照「……」

京太郎「あっ」

照「……ん。いらっしゃい」

京太郎「!! て、照さん!」ブワッ

菫「ど、どうしたんだ!? 急に泣き出したりして!?」

京太郎「いえ、なんでもないんです。なんでも……」

 そうだ。俺は遂にここまでやってきたんだ
 照さん。俺、もっと頑張りますからね!

菫「あれ、そういえば淡はどうした?」

誠子「あ、淡ならそこで……」

淡(inロッカー)「(京太郎を驚かせようと隠れていたのに、出るタイミング失っちゃった)」ガビン

京太郎「……なにやってんだ、アイツ」

菫「まぁいい。とりあえず、まずは誰と打ちたい?」

京太郎「え? そうですね……」


 安価↓1から3名まで

1 てるてる

2 菫

3 たかみー

4 亦野

5 あわあわあわあわあわあわわあわあわわわわわわあわあわあわわわああわわ? あわー



京太郎「とりあえず弘世部長と、照さんと……渋谷先輩、ですかね」

尭深「っ!」パァァァッ

照「!」ピクッ

菫「ご指名は光栄だが、あっちはいいのか?」

ロッカー「」ガタガタガタガタ

京太郎「いえ。あんな奴、知らないので」

菫「同感だ。おい、亦野! ロッカーを封鎖しておけ」

誠子「分かりましたー」ガムテグルグル

ロッカー「ええっ?! ちょま、まって! まってよぉぉぉ!」ガタガタガタ

京太郎「さ、やりましょう」

菫「ああ。一軍の実力、示してみせろ!」

尭深「頑張ろうね」

      /              \
      / .::::::::..::::::::. ::::::::::::.. ::::::::...  ヽ
.   / / .::::::::::::::::::::::::. :::::::::::::.::::::::::::. :. i

   / /;.:::::::::::;ィi::i:::i  i:.|:::   |::. ::::::..::  |
.  / i |  :.:ハ!_|.|.:|:::::i::|:::::::::::::::::::::::::::::. |
 / ..|.:|::!:::::'|´|_И:!::::i::|::::::::::::|::::::::::::::::: |

./ .:/!:{:ハ:::i:f"|:ヽ|:::::::i::|-、::::::|:::::::::::::::::::.|

i/   |::::::};ハ{. Lン|:::::;ル'^ }::::::|::::::::::::::::::: |
     |:::ノ   "" j/  /::::::|:::::::::::::::: :: |
    |::::.、        '^リ::::::!:::::::::::::::: : | |
    |::::ハ`       !:::::/:::i::::::::::::i: |ノ
    |/   ヽ.__,..::、  /::::/:::/:::::::/:/!: /
           V | /::ノi!:/!:::::ノソ }ノ
          ,..-‐y/‐j/フ‐'" ̄\
     ,...-‐'"            `ー- 、

   r=、´                   `ir、
  /\ヽ、                     ||.ト、
 ハ   | |:|                    ||.| |
. i ゙、  | |:|                   ||.|/!
|  ゙、 !.i:i                   ||.||

照「……」ジー

京太郎「(見ていてください照さん。俺の、全力を!)」

【須賀京太郎】
・雀力(63)補正+15
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(80)
照(46)
誠子(43)
菫(30)

【清澄】
咲(100)


 安価↓2  補正15

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 宮永愛さんの好感度が100になる

kskst

なんでふむかなあ…orz


菫「ロン!」バシュッ

照「ツモ!」ゴッ

尭深「ロン!」パタパタ

照「ツモ!」ゴッ

京太郎「ぐはぁっ!?」ブシャァッ

 なんだ、これ……?!
 まるで暴風雨みたいに、色んな力の奔流が!?

照「……」

菫「ふむ。確かに面白い力があるようだが、コントロールがまだか」

尭深「大丈夫?」ナデナデ

京太郎「はい。でも、やっぱり流石ですね」

 女子は男子とは次元が違う
 話には聞いていたけど、三人を相手にするとそれがよく分かる

 卓上に流れるオーラ、そこから別物とは

菫「どうする? お前がよければ、まだ打つが」

京太郎「俺は……!」


 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル

 安価↓3 連続バトル発生時、判定 補正15

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 ハギヨシさんの好感度が100になる


【須賀京太郎】
・雀力(65)補正+15
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(80)
照(48)
誠子(44)
菫(32)


京太郎「俺は、まだやれます」

菫「しかし……」

照「……」

京太郎「なんて顔、してるんですか?」フラフラ

尭深「だって、だって……」

京太郎「俺は白糸台高校一年、男子麻雀部一軍大将……須賀京太郎です」

誠子「!」

京太郎「こんくらい、なんてことはないんです」

尭深「そんな……」

京太郎「いいから打ちますよ! アイツが、咲が待ってるんです」

照「っ!」

 咲、やっと分かったんだ
 俺達にはたどりつく場所なんていらねぇ

 ただ、進み続けるだけでいい
 止まんねぇかぎり、道は続く……

京太郎「(自分で言っておいてなんだけど、意味わかんねぇなこれ)」ズーン


 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル

 安価↓3 連続バトル発生時、判定 補正15

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 オールマイティガール(オルガ)の好感度が100になる


止まるんじゃないわよ


【須賀京太郎】
・雀力(68)補正+15
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(80)
照(51)
誠子(44)
菫(35)


京太郎「ロン!」

菫「なにっ!?」

京太郎「なんだよ、結構当たんじゃねぇか……」ジャラッ

菫「まさか私が狙い撃ちにされるとはな」

照「少し」

京太郎「え?」

照「少しだけ、力の使い方が上手くなったね……京ちゃん」ニコッ

京太郎「!!」

 今、照さんが少し……笑った?
 それに、俺のことを……!?

誠子「京、ちゃん?」

菫「て、照?」

照「……さ、もっかい打とうよ」

京太郎「……はい!」

 届き始めたのかもしれない
 俺の想いが、とうとう照さんに

 だとすれば、もう少し

 あともう少しで、照さんは――


 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル

 安価↓3 連続バトル発生時、判定 補正15

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 カツ丼プロの好感度が100になる

確変キタコレ



 嬉しかった

照「さぁ、早く打とうよ京ちゃん」

 照さんが昔のように、俺を京ちゃんと呼んでくれる事が

京太郎「ええ、負けませんよ」

照「私だって負けないから」クスッ

 こうして笑ってくれる事が

京太郎「(照さん、アナタは俺にとっていつも憧れで……」

 アナタを取り戻す為に、俺はこれまで生きてきました
 だから、今の俺は凄く幸せ者だ

 すると、どうだろう

 胸の奥が熱くなって……体に力が激って

京太郎「(今の俺は、誰にも負けねぇって気がしてる!!)」ゴッ

照「!」ゾワッ

ロッカー「!?」ゾゾゾゾッ

京太郎「うぉぉぉぉぉおっ!!!」カッ

 目覚める
 俺の中の何かが、産声を上げたのが分かる

          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
       / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | |
.      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |  / ヽ
     /  /     ,,  ||  Ⅵ≧!、,|   | 、 |   _/ム'/¨ ∨/  /  ∧/    l
       / ,,    八   イ  {::しメ∧   l  Ⅵ   イ {::∨  .∨: イ  / /     ,'
.      / /     / \    Vzり \  、 }  /  V{    l/ }/  / イ     /
.       // /イ Ⅵ :.  Ⅵ           \ ∨/    l     '. ,  /  |    /
     /        | 从   |             ` \    }    } ,:_ノ   |.:.   イ __
.               \ハ_,        、        ヘ    { /    |.:.:.:.:.:.:.:レ´ ∨
.              \圦                 _  ナ、  ノ,     l.:.:.:.:.:/    l
                :::|  、           ィ -vノ   i::::::::li:    .ノ::::::::/    |
                ∨\l\   ー=≦__ ,   ´   ,i:::::::::{    l:::::::::{    :|
                ∨/l:. \               /:,}:::::::::::ゝ、  {:::::::::::|    :|
                  斗:::l ヽl.:::.\       /::j:..:,∧:::::::::::::ヾ:.、__}:::::::::}  .:::}
            ,,.;イ/////,|j:::ヘ l ).:.:.:.:.:.:..ヽ     f:./ { 入:::::::::::::::::::::::::::::::::l::::..::::::{、
          ,,イ////////∧::::} ト、   '.      / j/ {/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ /\ \
        ////////////,∧ヽ :ト、ヽ   '.    ./_(_.,イ::::ー、_  ヽ、_::::::::::::;_,У.::...:..ヘ.:.. \
       ///////////////,∧j l  )ヽー゙ /´¨:   :::::::::::::::::::::::::::::ヽ、___ノ.::::::::::::.:.:ノj.:.:.:. \
     .///////////////////,∨\ノ \ヽ    ,..__ ___::::::::::::::::::::::::::::::l:::::.,;;;,,:.ノイノ.::::::::.  \
   . ///////////////////////\:::\  .i ー ¨´ ./\ ヾー´`ヽ____..ヽイノ ̄.:.:.:.:.:.::   __,>
   //////////////////////////j::l. \j   / /////ゝ    ゞ////,¨  ̄- ヘ_____/¨


 今の俺はもう、これまでの俺じゃない


【須賀京太郎】
・雀力(73)補正+20
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(80)
照(56)
誠子(44)
菫(40)

 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル

 安価↓3 連続バトル発生時、判定 補正15

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 すこやんの好感度が100になる

京ちゃんかっこ良かった!


 その産声を聞いたのは、一人では無かった

衣「!! これは……?」

 各地に住まう、東西南北の雀士……とりわけ、魔物と呼ばれる者達

小蒔「……っ」ブルブル

 彼らは絶大な才能を持ち、周りの敵のいない少女達

照「くる!」

ロッカー「……凄い」

 自分を苦しめるのは、同じく魔物と呼ばれる者か
 あるいはプロくらいだろうと、思っていた

 だが、そんな彼女達の住まう世界に足を踏み入れた者がいる

 その扉を、こじあけた者がいたのだ


       ,/  /     |  ハ       |  | i 、 ヽ  \     \_
       i  /     |  | |       |  | |、 i  ゙、 、 \_     _>
       .|  i   | i  |  | |       |  ハ ハ _i!_ i   \ ヽ` ̄ ̄
       .|  |   |+--|、_|! |   | i! ,/.ィ'|"i´ ハ  | i  ヾ 、 ヽ
       .|  |   |.|ヽ |、_|王!ー  |./i .;"´/=、!/ | ! |   \ 、i
       !. r|   i.|、!,,ィ'":::._iミi!  |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_   \
       | |^!.  N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ
.        ! | i、i、 ゙、  ` ̄ ̄   メ(        /^|イ `、|
       .ノi \ヾi:.、、         i!      i ノリ   `
        .|  ヽ__i                 |イ|/
        .ヽ'≡ミ .i    ____....,     |/
      ,ィ´    ム.\   `ー-- ―'´  /、!  ―-イ/> 、
      {        }、 \     ̄´  /!/ /      V///>、
     //|       |>、 、 \      / ./.|y       }//////>、
    ',/{        V/≧=: .`ー---'′ /|V        .{////////}
     /ム        V////≧      .V        !///////:/
て////ヽム        V///////ム   ../       /////////、
////////ム           V///////l{  ./       ///////////≧=: ..
/////////ム        :V//////{ ィ        ///////:V////////>、
//////////:ム        V/////ィ     、_ .メ//////:V////ィ´ ̄  Y
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//////////////j        ≧=′      メ//////////:/       |
//////////////ム          、__ ///////////イ        >:′
//////////////フヽ、=          ̄  /////////イ        /
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///ィ         /                    > ´

//{         :/                   >´
//V        /                 >´
//ム      彡                彡 ´
///≧=-
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  ___________________________  __
 │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │|  |
 │東|東│東│南│南│南│西│西│西│北│北│北│  │|  |


京太郎「ツモ!!」

菫「?!」

尭深「!?」

誠子「」

京太郎「えっと、これ……どうなるんだっけ」ポリポリ

 須賀京太郎
 後の大会において、彼もまた……魔物と呼ばれる事になる

 その、圧倒的な強さによって



菫「須賀、お前も照や淡と同じ……」ゾゾゾ

誠子「」

尭深「凄い! カッコよかったよ」ギュー

京太郎「なんだか今、凄く調子がいい見たいです」

照「(京ちゃんのこの成長速度、まさか……)」

京太郎「? 照さん?」

照「ううん、気にしないで。それより……京ちゃん」

京太郎「えっ!?」ドキン

照「本当に……強く、なった……ね」ジワッ

京太郎「照さん……俺、俺は」

照「いいの。もう、何も言わなくて……ひっく、いいからぁ」ポロポロ

京太郎「……はい」

照「ごめんねっ、ごめんね……! 今まで、ごめんね!」

京太郎「……」ギュッ

照「あっ」

京太郎「今だけ、こうしていてもいいですか……?」

照「……うん。もっと、強く抱きしめて……いいよ?」



尭深「……そっとしておきましょうか」

菫「ああ。そうだな」

誠子「(二人はどんな関係なんだろう?)」

ロッカー「…………」


                  7;;;;7;;;;;;/;;;;;;;;;;;;,;∥イ;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;;;;;;i;;i;;i;;{;;;;;;;;;;;,X:::::ハ;;;;;;;ヘヘ;;;;;;;ハ;;;;;;;;_!

.                  7;;;;;|;;;;;;;仆÷┤什トL;;;7;::::ヘ.,;;;;;;;;;;;'i;;i;i;;{;;;;/::::ヘ:::::};;;;;;;;;;ヘヘ;;;;};;ヘ;;;;;;!
                  .{;;;{;;;;;;;{;;{;;;;;;;;;川;;;ハ;;;;;ヘ、:::ヘ;;;;;;;;;;;;'i;;i;;iY:::::::::::::::j::::}-‐ニ'二冂ニ;;、_!
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                 .{;;;;;;{;;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;{川-‐ヘ::{‐、、;::::::ヘ\;;;;;゛、ヘ"〃フ¨V//´ .,、 `V `ゝ} !

                  .{;;;;;;{;;;;;;;;i;;;{;;;;;;;;;{Ⅵィ ´ ̄_≒ョヽヘ;;;;;;;;;;;;ii;i;:::::"´ / {;{.  { }  .j¶ 从.|
                 {;;;;;;;{;;;;;;;;;{;;{;;;;;;;;;;iii/ / ./´ ,、`ヽ,ゝ`;\;;;;;;;;ヾ::::::::::  ヽ  `′ ノ ' ハ !
                 ,{;;;;;;;;;{;;{;;;;;;{;;`i;;;;;;;V.ヾ {  { }  } ::::::::::::\;;;;;ヾ;::::::::::... ``‐-‐_ニ〃::7;;l.!
                  ノ;;;;;;;;;{;;;{;;;;;;;{;;ト;;;;;;;;`{.ヽ.ヽ `′ノ::::::::::::::::::::ヽ、;`ヽ:::::::::::::::::'' ̄´.::::::/;;イ!
                /;;;;;;;;;;;{;;;;{;;;;;;ヽ{iヽ;;;;;ヘ _ ` ‐‐´.:::::::::::::::::::::::::ヽi`ヽ`ヽ::::::::::::::::::::::::://:};|

                /;;;;;;;;;;;;;;ト;;;ト;;;;;;`、↑ヾ;;ヘ:::`'´´:::::::::::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://::7;|
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              /;;;;;;;;,/ /;}iヘ;ヘ、;;;;;;;;ヘ;゛;;ヘ:``;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://::::/;;彳
            /;;;;;;;ィ´ ノ;;;};;ハ;ヘヽ;;;;;;;ヽ゛;;ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::___:::::::::::::::::::::::::::::;/'::::::/;∥!

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.         //イ  ./;;;;;/∥;;;;;;∧v∧;;;;;;;;ヾ、;;`、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':::::;/イ∥;;;;!
        /〃;;;;/_/;;;;;,/ '∥;;;;;;/∥》!;;;;ヽ;;;;;,ヽヽ;;`;ヾ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;/:::7;;/;;;;;;;;;!

     _ .//∥;;;;;7二ィ  _, ィ〃;;;;;;/∥/;;;〉、;;∧;;;;;;ヘヘ!!;;;;;;;;}`ヽ.、::::::::::::::::::::::::::; イ´:::::::/;;/;;;;;;;ィ !
  , ーニ-‐7/∥;;;;;;;{   , イ;;〃/;;;;;;/∥ィ;/}`ヽ};;;;〉N;;;;;∨;;;;ノ;;;;;7ハ;;;;!`ヽ ‐-;; ':::::::::::::::/;/;;;;x'-‐;|
//´   {;ハ∥;;;;;;;;{. ,ィ;;;〃;ノ;;;;//ィィ ノ;;;;∥`∨/ 入ヾ;\;;;;;;;∥};;;ル´〉::::::::::::::::::::::/;ノ;;;;;;ィ;;;;〉´;;|


淡「…………」

??「………っ!?これって……」
???「はややっ!?」
?「この感じは……わっかんねー、何処の誰だ?」
??「!!」プンスコ
??「…アンビリバボーですね。こりゃとんでもないモンスターですよ」

あわいちゃんがなんか怖い(((((゜Д゜;))))



【京太郎のアパート】

京太郎「照さんと仲直り出来た!!」

 まだ詳しい事情は聞けていないけど、これからは無視される事も無い筈だ
 それに、俺の麻雀の実力も……めちゃくちゃアップした

京太郎「やれるぞ、これは!」

 全国大会への出場は勿論
 照さんと咲の仲直りも、きっと上手くいく

京太郎「……ホッとした」

 後は大会まで、やれる事をやるだけ
 なぁ、咲

京太郎「俺、やったよ……」


 安価↓2

1 自主練

2 メール


京太郎「そういえば、今日は淡と話さなかったな」

 アイツ、結局ロッカーから出てこなかったし
 もしかして、俺の活躍を見てねぇんじゃないか?

京太郎「くそ! それはなんだか悔しいぞ!」

 とりあえず、ラインだけ入れておくか
 そうでもしないとアイツ、なんかいじけてそうだし

京太郎「よし、送信っと」

スガ鹿男『どうだ淡! 俺の実力に恐れ入ったか!?』

 ティロリン

京太郎「!!」


 安価↓2  

00~09 変化無し
10~29 +1

30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5  チェイン発生

ゾロ目 +10  チェイン発生

00 もこっちの好感度が100になる



ばぶるがーる『ねぇ』

京太郎「ねぇって、おいおい。どういうリアクションだよ」

 またご立腹なのか?
 とりあえず、話を聞いてみるか

スガ鹿男『はい。なんでござんしょう?』

ばぶるがーる『テルとはどういう関係なの?』

京太郎「あー、やっぱり気になるよな」

 でも、どうしようか
 隠しても、仕方ないし……

スガ鹿男『実は照さん、俺の幼馴染なんだ』

ばぶるがーる『幼馴染? 前に言っていた人とは違うの?』

スガ鹿男『ああ。そいつのお姉さんが照さんなんだよ』

ばぶるがーる『弟がいるなんて、聞いた事ない!!』

スガ鹿男『色々と事情があるんだよ。長野と東京で、両親が別居してるし』

ばぶるがーる『……そうなの?』

スガ鹿男『ああ。それと、弟じゃなくて妹な』

ばぶるがーる『え?』

スガ鹿男『お前、男だと思ってたのか? 前に話した幼馴染は、女の子だぞ』

ばぶるがーる『……』


 チェイン発生! 安価↓1~4(三倍にする為増量)


 コンマ50を超えた数×5 好感度が上昇



ばぶるがーる『じゃあさ』

スガ鹿男『?』

ばぶるがーる『京太郎はその子に逢いたくて、ずっと頑張ってたの?』

スガ鹿男『ああ。他にも理由はあるけど、大まかには』

ばぶるがーる『……やだ』

スガ鹿男『はい?』

ばぶるがーる『やだやだやだっ!! そんなのやだ!!』

京太郎「!? おいおい、どうしたんだ淡の奴?」

ばぶるがーる『どうしてテルなの? 幼馴染なんて、必要無いよ!』

スガ鹿男『必要とか、そういう問題じゃねぇだろ』

ばぶるがーる『私がいるでしょ? ねぇ、それでいいじゃん』

スガ鹿男『お前は俺の親友だろうが』

ばぶるがーる『やだ』

スガ鹿男『なんでだよ! お前、この間はあんなに喜んでたじゃねぇか!』

ばぶるがーる『やだったらやだなの!! どうして分かってくれないの!?』

京太郎「淡……? コイツ、本当にどうしたんだ?」

ばぶるがーる『ねぇ、私……少しね、おっぱい大きくなったよ?』

京太郎「ぶぅっ!? ま、マジで何を言ってんだ!?」

ばぶるがーる『顔だって可愛いでしょ? 麻雀も強いよ?』

スガ鹿男『だから、なんのアピールだよ!』

ばぶるがーる『……彼女にして』

京太郎「…………は?」

ばぶるがーる『彼女になりたい』

スガ鹿男『お前、それって?』


ばぶるがーる『もう、友達は嫌なの』


京太郎「淡、お前は俺の事を……」ドキン



【淡の部屋】

淡「すぅー……はぁー」

 自分でも、分からなかった
 どうしてこんなわがままを言っているのか

 京太郎に嫌われるだけって、頭では分かっているのに
 体が勝手に、暴走してしまう

淡「……京太郎」

 最初はただ同じクラスってだけの男だった
 でも、部活が一緒だから……少し話すようになった

 私より弱っちくて、情けないから子分にしてやるんだ、って思ってた

 だけどいつからか、アイツは常に私の横で笑っていて
 私も自然に、アイツの横で笑ってた

 アイツに幼馴染がいるって知って、胸がムカムカした
 私が一番の友達でいたいって、思ってしまった

 親友と言われて、喜んで
 それで十分だって、あんなに嬉しかった筈なのに――

淡「やだよぉ……っ! 京太郎、好きなの……一緒に居てよぉ」ポロポロ

 好きに、なっていた
 胸の中を埋め尽くすのは、アイツへの想いだけ

 好き
 大好き
 好き好き好き

 一緒に笑い合いたい
 肌を寄せ合いたい
 キスしたい

 一つになりたい

淡「彼女にしてよぉ……! 私を、京太郎の一番にしてよぉ……!」

 私はきっと過去の自分には戻れない
 アイツを愛してしまったから
 
 もう、友達には戻れない

 ねぇ、京太郎? 私、おかしいかな? 間違ってるのかな?

淡「うぅ……うぁぁぁぁあんっ!

 教えてよ、京太郎――
 


【京太郎のアパート】

京太郎「……」

 分からなかった
 淡の想いに、どう答えるべきなのか

京太郎「俺は」

 俺はこれまでずっと、照さんを取り戻す為だけに頑張ってきた
 咲と、照さんと、三人一緒に笑い合う為に

 でも、それは果たして恋愛感情と言えるのか?

 仮に恋愛感情だとして、俺は照さんと咲、どっちを好きなんだ?

 それに、俺に想いを寄せてくれている渋谷先輩
 俺はまだ、あの人にもきちんと自分の意志を伝えていない

京太郎「……」ギリッ

 咲
 照さん
 渋谷先輩
 淡

 俺は一体、誰を好きなんだ?

京太郎「……ごめん、淡」


 俺には、まだ分からないよ




【須賀京太郎】
・雀力(73)補正+20
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)「宮永先輩と京太郎君。うぅ、気になる……」
淡(95)「…………」
照(56)「京ちゃん。これからは私、頑張るからね」
誠子(44)「魔物が三人……来ますよ、弘世先輩!!」
菫(40)「まさかあれほどの怪物とはな」

【清澄】
咲(100)「京ちゃんに会えるのが楽しみっ! がんばろっと!」

男女間の友情は成立しにくいと言うが……

胸がいたい…;


【大会まで残り二週間 白糸台高校】

京太郎「あっ」

淡「……あっ」

京太郎「……よう」

淡「おはよう」

京太郎「目、腫れてんのな」

淡「誰のせいだと思ってんの?」ムスッ

京太郎「悪い」

淡「……いいよ。京太郎のせいじゃないし」プイッ

京太郎「なぁ、淡。俺は……」

淡「ううん、いいの。返事は……またの機会にもらうから」

京太郎「え?」

淡「全国で、会えるんでしょ? 例の幼馴染と」

京太郎「ああ。アイツが勝ち抜けば、だけど」

淡「じゃあその時に聞かせて。そいつの前で、私を選ぶの」クスクス

京太郎「!」ゾワッ

淡「私が一番だーって。その人、どんな顔するかなぁ」

京太郎「淡、お前……」

淡「渡さないよ? 誰にも、テルにも……」ニコニコ

                               _
                       _,,,          `><

                     >´                ><
                   /                  \  \
                  /                     ∧  .∨
                 ∧       l     |\   ∨    ∧ .∨
                 ∧  │. .从 .ト     .l  \  λ     ∧ .∨
                i    .|   !λ !∨    !   ヽ ∬      ∧ ∨
                 |     |  i l ! ∨   ∧  ―∨ⅳ ∨   i .!
                !   .|从 | >.! i 入    l     Ⅵ∨ i     | |
                l   .| .ト、レ′ ∧ !  \  i    ∨ ∨i   Ⅵ l
                | l  i レ.ⅵ   乂.   .\∧xw≡wェ、,_.l   ! | !
                 | |  .! l レ 、ィw≡wx    ⅵ"´    l .|   l ! l
                ! !   lλ 彡      、    ////| ト  Ⅵ ! l
                .Ⅵ    ト ト ////            レ |   /l/ |
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                 从入 ∧: :\    乂   .ノ   /: / / ∨| |∨
                 i .爪 \ ∧: : : \          イ: : レ  ∨ | !∨
                ./从 ゝ  ト \: : : : : >ト      ト-、: :|  .∧ .! ! \
               ///    /: : : : : : :/::r /      ヽ丁Υ  ∧ Ⅵ 入 ∨
              〃 /  r::┘―< ̄::::::::∧        /::::/  .∧>─‐┐∨\
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           イ ./ / ∧ λ ∨ ̄ ̄つ\:::::::::::∧   /:::::::::::l /辷ニ \    l  ∨ .\\
         .// i /   λ ∨  ̄ ̄_入|:::::: ::::∧  ./:::::::::::::::/) 辷ニニ∨   |  ∨  \\
         //  | ,′  ∧∨ ヽ ノ ̄ \:::::(`ヽ < ∨></ イ::::::辷ニニ∨  \ Ⅵ   \∨
        ./ i  | !  /   ∨      \/  )::::::::::::::::::::::::::|  |::/と_ヶ  !    ∧ .l ∨  ∧∨
        i |  .! l   乂   ∨   \l    /─,::┌┐::< ┤    >イ  /    ノ | i   .∧i
        l !  .ⅵ   ト 、  ∨    !   ∨/::::::l   !:::::∨   /    / 、  /  ! |    ⅴ
       λ !  レ    i ` ′入      //:::::::::∧  |::::::人       ノ    イ |  / /    /

淡「やっぱり京淡がナンバーワン!」

京太郎「ふぇぇぇっ……」


 これ、どうするべきなんだろうか
 教えてくれ、咲


【一軍部室】


淡「今日は私と打とうね!」ペチペチ

京太郎「部長次第だけどな」ウットーシー

菫「ふむ。淡と須賀か」

誠子「魔物同士、お似合いじゃないですか?」

淡「良い事言うねー!」キラキラ

尭深「むっ。私の方がお似合い」ギュッ

 フニョン

京太郎「あわわわ!?」

淡「ほら、京太郎だって私がいいって!」

尭深「がーん」

京太郎「いやいやいや」

誠子「(なんでこんなにモテるんだろうなー)」

照「(淡まで。このままじゃ、咲……)」ウツムキ

菫「よし、今日のオーダーはこうしよう!」


 安価↓1から三名

1 てるてる

2 菫さん

3 たかみー

4 誠子

5 あわあわ


菫「(やはり、魔物同士のぶつかり合いを見たいな)」ウンウン

誠子「どうするんです?」

菫「そうだな。照と淡、お前達二人は決まりだ」

照「分かった」

淡「おっけー! さっすがー!」

菫「残る一人は……」

尭深「……」ニコニコニコニコニコニコニコニコ

菫「……尭深、お前だ」

尭深「はい。分かりました!」ニッコリ

京太郎「淡と打つのも久しぶりだな」

淡「えへへ、負けないかんね?」

京太郎「はんっ、あの頃の俺とは違うぜ」

淡「そう? じゃあ私に勝ったら、おっぱい触らせてあげる!」

京太郎「!?」

菫「ぶぅううううううっ!!」オチャブシャー

誠子「うわぁぁっ!? つめた!?」

照「……おっぱい」ペタペタ

尭深「淡ちゃん、手ごわいライバルの登場かも」バチバチ

淡「ふふふっ」

京太郎「これ、勝った方がいいんだろうか」

淡「ちなみに、私が京太郎に勝ったら……分かるよね?」ニヤリ

京太郎「か、勝つぞ!!」クワッ

照「……無い」ズーン


 安価↓2  補正20

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 すばらの好感度が100になる

このままだと、全国決勝の舞台で花と星が荒れ狂い、山猿と守銭奴が蹂躙される未来しか見えない……



【須賀京太郎】
・雀力(76)補正+20
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(98)
照(59)
誠子(44)
菫(40)


京太郎「どうだ! ロン!」

淡「にゃに!?」

京太郎「ははは!! ダブリー破れたり!!」

淡「すっご……照以外で、初めて負けちゃった」

照「うん。京ちゃんの実力はもう、天元突破しつつある」

京太郎「本当ですか?」

照「今は私より、ちょっと弱いくらい」

淡「私は! 私は!?」

照「その京ちゃんと同じか、それよりちょっと下くらいかな」

淡「ぶー! 私が上がいい!! あ、でも……無理やり組み伏せられてってのも……//」

照「??」

菫「須賀の調子は良いようだな。どうだ、もう一局打つか?」

京太郎「えっと。どうしようかな……」


 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル

 安価↓3 連続バトル発生時、判定 補正15

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 咲が女子力を身に付ける


 補正ミス20なので+5ね
 ちょっとだけ離席

 お待ちの間、次週のテーマ高校はどこがいいか教えてちょ
 参考にしまっする

大阪いいとこおいでおいで


 宮守、永水あたりが人気かねー
 新道寺は……やめてくれよ……(絶望) キャラは好きだけど方言キツスギィ!!


 プロ編も全然ありかも
 この二週目後、プロになった京太郎が他の女子プロと交流したり
 タレントのような事ばっかりしたり、オカルトスレイヤーになったり……

 ほな、偉い人に怒られない内に再開しますん 


 

 

姫松


【須賀京太郎】
・雀力(81)補正+30
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(64)
誠子(44)
菫(40)

京太郎「もう一度やりましょう」

菫「よし、じゃあ淡! 照! 尭深! もう一度だ!」

照「うん」

淡「今度こそかーつ!!」

京太郎「無駄だ、淡」

淡「え?」

京太郎「俺はもう、さっきまでの俺じゃない」ゴゴゴゴゴ

照「!?」ゾゾゾゾ

京太郎「照さん。さっきは、遅れをとりましたけど……」

照「(このオーラ……まさか、淡の力をも、取り込んで!?)」

京太郎「次は、そうはいかない」

照「(成長したんだ! 私を、倒せるレベルまで!)」

京太郎「ThisWay……」ドドドドドドドド

 ボッ

淡「!」

京太郎「First Comes Rock……!!」

尭深「あ、あぁ……!」

京太郎「ハァッ!!!」バーン


 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル

 安価↓3 連続バトル発生時、判定 補正30

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 照が女子力を身に付ける

本当にハードラックと踊りそう


【須賀京太郎】
・雀力(86)補正+30
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(69)
誠子(44)
菫(40)


京太郎「ツモ。大四喜……役満っす」バラバラ

照「(超えられ、ちゃった)」

                     ´            `丶、
                   /                \
                   /     /              ヽ
                            /
              /   /  /  / /     /         ′
       _人_     / /       /  /     / ∧        ″
.         `Y     / /  ,   /| ⌒V    /    | │    |  |
               ゚ /   |  _斗冬ヽ|    / | |⌒ト |    |  |
.              /∨     《 rしい│   │   ノ /      |
    --------=彡 ¦|   八 ! 乂゚ン人   ,斗午冬,/|/
.  `   ー─=/  |人   jハ|//   \| rしい 》'′   /  ゚
        /   人 \ 人     '    乂゚ンア     //  ′
  __      /,/ ̄ ̄ ̄ヽ   、     //_彡'      / /
        -‐  /   /    }\  一    /    / / /
   /    __r<    ,′   } }>‐‐ッ‐ァ=≦-‐ァ /  /
   ⌒ニ ._/        {     ノ 丿 V∧ У /7イ   /| │

淡「京太郎! 凄い凄いすっごーい!!!」キラキラ

尭深「やっぱり、京太郎君は格好良い」ホレボレ

誠子「え? なんすかコイツ」ドンビキ

菫「これが、まだ始めて数ヶ月の新人、だと!?」

京太郎「さぁ、まだやりますか?」ニィ

淡「やるやるやるー!! もっと京太郎の格好良いとこみたーい!」

尭深「うん! やろう!」

照「(もう、本当に。どこまで一直線なの……?)」クスクス

京太郎「おっしゃ! もういっかーい! 来いっ!!」カッ


 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル

 安価↓3 連続バトル発生時、判定 補正30

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 優希が女子力を身に付ける


淡「うっし、もういっか……あれ?」フラッ

 バタン

京太郎「淡!?」

尭深「うっ……」ガクッ

京太郎「渋谷先輩!?」

照「……大丈夫。対局で少し疲れただけみたい」

京太郎「なんだ……それなら良かった」ホッ

菫「お前程の強者が相手では、仕方ないな」

誠子「もう、プロとか行けばいいんじゃないかなー」

京太郎「じゃあ、もしかして俺……」

照「うん。もう、この場の誰よりも強い」

京太郎「!?」

 え? だって、照さんは女子最強のインハイチャンプだよな?
 それで、女子は男子より強いわけで……

京太郎「マジっすか?」

照「マジ」

菫「これからは逆に、私達がお前相手に練習だな」クスクス

京太郎「」

 なぁ、咲
 俺、お前と照さんの為に頑張って、頑張って、頑張って

 気が付けば……いつの間にか

照「京ちゃんが高校生最強の雀士だよ」


 俺、めっちゃ強くなってました


※ 京太郎がタイトルホルダークラスの強さになりました
※ ???の強者を求める本能が、京太郎を捜し始めたようです


【京太郎のアパート】

京太郎「未だに信じられねぇなぁ」

 俺が照さんよりも強くなっちまったなんて

京太郎「相手になるのはプロくらい、か」

 プロって、どれくらい強いのかな?
 照さんが言うくらいだから、きっとすっごく強いんだろうなぁ

京太郎「一度、戦ってみたいな」

 この日本で一番強い人と、打ってみたい
 一体、どんな人なんだろうなぁ

京太郎「……」ゾクッ

 やべぇ、俺……ちょっと、興奮してる
 強い相手との出会いを、求めているのか?

京太郎「……へへ」


 全国大会、強い奴らがいるといいなぁ


 安価↓2

1 自主練

2 メール 名前も可


 ブーッブーッ

京太郎「メール? 誰からだろ?」チラッ


照『京ちゃん、お疲れ様。今日は頑張ったね』


京太郎「照さんからだ!


京太郎『ありがとうございます。照さんのお陰ですよ!』

照『そんな事ない。でも、そう言われると嬉しい』

京太郎『謙遜しないでください。照さんは、俺の目標ですから』

照『……ねぇ、京ちゃん。淡の事、なんだけど』

京太郎『淡がどうかしたんですか?』

照『もしかして、好き……なのかな? かな?』


京太郎「!!」

 照さん
 やっぱり、気づいていたのか

京太郎「……」


 安価↓2  

00~09 変化無し
10~29 +1

30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5  チェイン発生

ゾロ目 +10  チェイン発生

00 健夜 捕食


京太郎『分かりません。まだ、自分の気持ちの整理が付かなくて』

照『それは、咲との間で揺らいでいるって事?』

京太郎『咲、も。ですかね』

照『もしかして、尭深の事?』

京太郎『渋谷先輩、も。です』

照『……菫? それとも誠子?』

京太郎『どうして、誤魔化すんですか?』

照『言ってる意味が、分からない』

京太郎『なら、今はまだいいです。でも俺も、いつか答えを出してみせます』

照『そうなんだ。頑張ってね』

京太郎『はい。もっとも、最後の一人は脈があるか微妙ですけどね。それでは、また明日!』

照『おやすみなさい』



【照の部屋】


照「……脈、あるよ……?」ブルブル

 私だって、京ちゃんの事……好き、かもしれない
 小さい頃はずっとずっと一緒だったんだもん

 京ちゃんのいいところは、なんでも知ってる

 出来る事なら、これからも一緒にいたい

照「でも、ダメなの」

 だって、京ちゃんは咲のものだから
 咲はお母さんを……あの子を失ったから

 だから、京ちゃんは咲の傍にいないとダメなの

照「私を選んじゃ駄目、なんだからね」ポロポロ

 ねぇ、神様
 どうして私と咲を、姉妹に選んだの?

 どうして私達の前に、京ちゃん生んだの?

 どうして――

照「京ちゃん……好き」ボソッ


 どうして二人は、同じ人を好きになっちゃったの?


【次回予告】


 大会まで残り一週間
 最後の仕上げを終えた俺達は、遂に戦いの舞台へと赴く

 初めての公式戦。高鳴る鼓動を胸に、秘めた想いが爆発する


京太郎「わりぃが、手加減できねぇよ」


 圧倒的な力で、勝ち進む俺の前に――一つの影が差し込む


???「あははは! あの選手、すっごーく強いですねー!」ジィー

京太郎「!?」ゾワッ


 初めて目の当たりにするプロ
 その実力を前に、俺は――


???「ねぇねぇ、そこの君!」

                 .. ------- ....     __
          _   /.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_/ )、
          ( .fヽ/.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ) く.:.:.:.:\
        ≦.:ゝ( /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.∧ ):.:.:.:.ヾ\
       /.:.:.:.:ゝ/.:.:.:.:.:.:.:.:iヾ.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ.:.:.:.:.:.:Yヾ,:.:.:.:ハ\ヽ
     /イ.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ∨.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.::}ト、.:.:.:.:i.∧∨:.:∧ \

    ///.:.:.:.:.:.i.:.:.::.:.:.:./|:.:i_二\.:{\:ヾr苧斥ミリ.:.:..:|.:.:.} ∨:.:∧  )
   /:.:/ /.:.:.:.:.:,i.:.:.:.:..:.:.:i .≠芹ハ `ヾ   {し;;:::ハ|.:.:.:.:.|.:.:.| ∨.:.:.ヘ.
.  /:.:/  {.:.:.:.:./ |.:.:∨:.:.:|メ.ん;;;::::}     弋_ツi:.:.:.:.:|:.:.:.!  ∨:.:...}
  {.:.:{   !.:.::..{ |.:.:.:.∨:.| 込_ツ  ,    xxx |.:.:..:.}.:.:::{  |:..:.:.:{
  ヾ!  i.:.:.:.:! |.:.:.:.:.:Y人xxx      _    !:.:..:/.:.::..{  !:.:.:.::i

    :}  |.:.:.:.| |.:.:.:.:.:.∨∧     マ  ノ   /|:./.:.:.:.::.:!  }.:.:.::/
   {  ヾ.:.::| |.:.:.:.:.:.:.:∨:.>;.,,,       /:.:.:ノ/.:.:.:.:.:.∧ }:.:./
.      }.:.:| i:...:.:.:.:.:.:.:ヾミ/⌒ヾ≧=一=≦{:.:彡゙:.:.:.:.:.:.:.:.:∧|.:./

      ハ.::.! !:..:.:.:.:.:.:.:.:../ ヘ;;;;;;\   /;王トミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
.       }.:.! /.:.:.>-ryr| { ヽ\;;;;ヽ Y;;/;;;;;;;;;ヾ;;}乙)-、.:.:.:.:.:.ヽ
.       |.:i/.:./   }冫ヽ  i |;;;;;;| .|;;i;;;;;;;;;;;;;i;;jてヽ ヽ.:.:.::.:.:\
.      ノ.:..:./    ヾミヽ∨´ .|;;;丿 ヾミ;王;彡"いソ  ハ.:.:.:.::.:.:ヽ

      /.:.:.:.:}      (ソi i`ー´<        ≧    |.:.::.:.:.:..:..\
    /.:.:.:.:.:.|     i y夕只、7ry=v=r- ,ィ^ \rv¨ゞ   !..ヾ..:..::..:..:.:.\
   /,1.:.:.:.:.:.ソ    /    ヾ    ,=-二≧, Y/ \ |.:..:.\\.:.:.:.:.:.:\
=彡:' /.:..:.:.:../    /      \  ゞ 、二 , }    ヽ|.:.:.:.:.:.:\\.:..:.:.:.:}
.    {.:.:.:.:.:/    /          \,;;`ゝ、ー ; {       Y:.:.::.:.:.::.:.\}.:.:.:..:i


はやり「私の手作りクッキー☆ 食べてみない?」ニッコリ
 

 次回 【はやりん 来襲】



 というわけで最終週は次回更新に持ち越し
 ラストの一週間をやって、都大会編を行います

 プロとの出会いを少し描写して、そのまま全国前の合宿もどき
 今の京ちゃんめっちゃ強いので、三回行動くらいで十分かも

 それが終われば全国編。咲、照、淡、尭深とのラブハリケーン開催
 そこからEDへ突入ですな

 次週は本当にどうしよ
 進行しながら考えるけど、リクはいつでも募集中なんで、どしどしネタください


 次は土曜日更新予定(早まる可能性もあり)
 という事で、次回またお願いいたしますー


【それも愛でしょう】

実況「健闘虚しく、敗退した鶴賀! 初出場ながらよく戦いました!」

ゆみ「……っぅ」ジワリ

睦月「……」グスッ

桃子「ひっく……うぅっ」ゴシゴシ

佳織「うぁぁぁん……」ポロポロ



智美「っ!」ガバッ

京太郎「あ、やっと置きましたね?」

智美「うわっ!?」

            ィ´ ̄

         __//   -───-
       /´ ̄ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、
      /   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.://:/_:.:.:.:.:.\

      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:./:/:.イ/ }イ:.:.:.:.ハ
     /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:|:.:.:.:/レl/ />、/ |:.:.:.:.:l:.|
 _ ∠;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.!:.イ/ 〃⌒ヽ/ ' l:.:.:.:イ/

 __..ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.|  {{   }} /:.//
 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄lイ:.:.:.:.:l:.::|ヾミゞ==彡_ヾ      て
   \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ⌒' |:.:./:人リ       ̄ ゙̄ 、   ⌒^\
     `ー┐:.:.:.|   Ⅳイ    _       l
       j∧:.:`ー一x     /  `   __  |
        l:.:∧:.:.:./`     {      }ノ /
        レ' _」:.:/      ̄ ̄ `ヽノイ

    ____ / ̄ ̄`  _、  /ー─‐ ´ ̄
  ∠_    \      /| /> 、


智美「……夢?」

京太郎「はい。運転に疲れて、さっきまで後部座席で寝ていらしたんですよ」

智美「ワハハ……そうだったなー」ジワッ

京太郎「蒲原、さん?」キョトン

智美「な、なんでもないぞ。ただ、変な夢を見ただけだから」アセアセ

京太郎「そう、なんですか?」

 例えば、涙がこぼれる日には
 その背中を独り占めしたいけど

京太郎「じゃあ俺、みんなを手伝ってきますね。多分、買い出しの荷物多いでしょうから」ガチャッ

智美「あっ……(気を遣って、くれたんだなー)」ズキン
 
 優しさは時々、全国だから
 求める程、答えを見失ってしまう

智美「まっ、待って!」

京太郎「え?」

智美「あ、いや……その……そうだ!」チラッ

京太郎「??」

智美「虹! 虹が出ているなー!」ユビサシ

京太郎「ああ、さっきまで雨が降ってましたからね」

智美「せ、折角だし、ちょっと外を歩かないかー?」

京太郎「……いいですね。多分、みんなまだ戻ってこないでしょうし」ニッ

智美「うん」ガチャッ

 雨上がりの街 虹が見えるなら
 今歩き出そう  何かが始まる


京太郎「綺麗な虹ですね。こっちからだとよく見えますよ?」テクテク

智美「そうだなー」ワハハ

京太郎「……」テクテク

智美「……」テクテク

京太郎「あの、さっきはどんな夢を見ていたんですか?」

智美「うぇ!?」

京太郎「あ、いや! 話したくないならいいんですけど、ただ……気になって」

智美「……大した夢じゃないぞ。県大会の夢だなー」ワハハ

京太郎「あっ……すみません」

智美「何を謝る必要があるんだー? 須賀は悪くないだろー」ワハハ

京太郎「……蒲原さんって、凄いですよね」ピタッ

智美「え?」ドキン

京太郎「きっと、誰よりも辛かった筈なのに……あの日、涙一つ見せなかった」

智美「……」

京太郎「みんなに心配かけないようにって、逆にみんなを励まして」

智美「そんな事……」

京太郎「俺、初めて蒲原さんに会った時……加治木さんの方が部長っぽく見えるって、言いましたよね?」

智美「あ、うん」ズキン

京太郎「あれ、訂正します。蒲原さんほど……鶴賀の部長に相応しい人はいません」

智美「っ!!」

京太郎「今はもう引退しちゃって、今日みたいに遊ぶ時くらいしか……みんなでは集まらないかもしれないけど」

智美「……うん」

     , ´   /  .' / .'  '        | l  | l |  |
   /    / '   |  | | l|  |    l | ,  } l |  |
 _/    イ /   l|  |_,∧_{  :.   ,-|-}-/、 ,  |  {
  ̄ ´   / /    {  |、{ l∧  {、   | }/イ/},イ /  l_、
      {〃   r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l|  l、

      /    /{ 从{、 Vzリ  \Ⅵ/ Vzり /イ } /
       /   //从 l∧\       ,\        | /イ/
     /  イ'  {/l∧ ∧      、        ,イ/j'
    ̄ ̄        ー∧         _,     从
               ヽ 、    ` ¨  ̄   ィ }/
                 ∧ \       / |/>
                  {(从_|     --  ´ 「/// |
                  |/ ̄}}          |////|
            _,.:<|///||          l/////>..,_
     _,.. -=<///// \//}         ,r-///////////>=-..,_
  <//////////////////∧-- 、    {//////////////////>


京太郎「みんなのリーダーは蒲原さんです。俺は、そう思っていますから」ニッ



智美「ずるいぞ」

 そんな自分の強がり、誰にも知られたくなかったのに
 一人で抱えて、これからもこんな自分を貫いて生きていたかったのに

智美「そんな、事言われたら、泣いちゃう、からなー?」ジワッ

京太郎「泣いてもいいんですよ」

智美「!」

                     ____
               ,. ´ __    `¨¨ヽ

            ,   ̄`  /  ヽ       `ヽ
           /  _     ,:   ∨   、    :.
          / /,´      /    |    ヽ     .
       / //'  ' /  ' /   l| | :  :  ∨   :
       l// / , / ' l| | |     | | |  |   |   |
     _/ ィ / { l |__|_{ |∧   }/ ' / l  |   ∧
      ̄  {〃  Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
          / ,  从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
           / イ从 l ム        Vり ム'  ノ/}'
         ´    \∧  '        ,r ' /
               、  v   ァ    / 从/
                     \ `こ     イ  _|、
                  ` r  ´   //∧
                     /|     /////∧
                「  |   //////////> 、
              , </∧ /   {///////////////> 、
            , </////// ∨__∨//////////////////>、

京太郎「俺だけでも、蒲原さんの素顔を知っていちゃ……駄目ですか?」

智美「わは、は……」ポロポロ

 君がいるから

京太郎「俺でよければいつでも、この胸を貸しますよ」

 君がいる明日があるから

智美「ひっぐ、じゃあ、ぐすっ、お言葉に甘える、ぞー……」ギュッ

 一人きりじゃ生きてゆけなくなったから

京太郎「……」ギュゥ
 
 誰よりも、何よりも
 彼の傍にいて、心が安らぐ

智美「うぅ、ぁぁぁぁ……ごめん! みんな、ごめん!!」ボロボロ

京太郎「……」ナデナデ

 彼の存在を、こんなにも近くに感じる 
 これが愛……なんだなー



京太郎「落ち着きましたか?」

智美「うん」ゴシゴシ

京太郎「いっぱい泣いて、スッキリしたら! 切り替えて笑顔! にぃーっ!」ニカッ

智美「ワハハ。にぃーっ!」ニカッ

 涙の数の痛みを、君は知ってくれているから

京太郎「じゃあ、そろそろ駐車場に戻りましょうか」

 透き通るその目の中に 確かな意味を探して――

智美「ああ、そうだなー!」ギュー

京太郎「ちょ!? まだくっつくんですか!?」

智美「ワハハ。これでみんなに牽制だぞー」クスクス

                     ⌒ヽ   ___
                    __}:^∠⌒`
                 . : :´: : : : : : : : : :`: : .
                    /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
             /: : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : ::\

               / /: : : : : : : /: : : : : : : : : : \: : : : \
.              / /: : : ::/:/ {: /: : : : : : : |: : :.:|: : : : : ::.
          / /::/: :.:/:/-- |:{ : : : : : : : |: l: ∧: : : : : : :.

         /: :.:.|:.:i: : /l/ __八: : : : : : : : 八l/  ':: :.:.|: : : :.
        / : : : : |:.:|: :.|_ァ'^~苧ト\: : : :/l/^苧ト、_|: : :|: : : : :.
.        \: : : : : |八: :`{ __)刈  \:/  __)刈 リ: : /: : : : : :.
.         \:.: : :.:.|: : : 乂__ソ      乂_,ソ 厶イ: : : : : : : 〉
             \: :.:|: : ::        ,         :: ::|: : : : : :/
              \|: : ::. /// _____ /// .:: : |: : :.:/
             八: 人    ∨    ノ    人: 八/
              \个: .   ー‐   . :个: :/

                |八 : : i   -   i: :/l:八/
                 _\ノ     |/ ノ'_
            __ -‐/´⌒く____>'⌒` 、‐- __

          /  |:i:i:i:i:|\           /    ` 、
         /   |:i:i:i:i:|    -------             \
       /     |:i:i:i:i:|                     ___     \
.    ___/      |:i:i:i:i:|                /:i:i:i\ \  \


 いつかきっと……
 彼を振り向かせるような笑顔を見つけたいぞ



 カンッ!!


 はい。という事でリクエストにもあったワハハ救済ルートですよい
 やっぱり曲のチョイスが古い? 古くない? どういうこっ ちゃ
 りくえすとしてもらえれば、その曲でこのキャラ、というのもアリですよい
 んー、とはいえ知らない曲は難しいですが。可能な範囲で答えますっ ちゃ
 
 えっ と、では次回の更新は土曜の夜という事ですのだ
 ちゃんと次回で県大会まで終わらせますので。ではまた、次回お会いしましょうよ


《三週目》

【京太郎スパイルート】
・あらすじ(とある学校で麻雀部に入る京太郎。そこで彼に与えられた役目はスパイだった)
・スタート地点(全国どこからでも ※名門校以外はここでしか選べない)
・攻略対象(名門校&プロのみ ※麻雀弱い学校は偵察の対象にならない為)
・初期好感度(全員コンマ判定)
・パラメーター(忠誠ゲージ。高ければそのまま、低ければ裏切り)
・ゴール(全国大会優勝)

【京太郎NTRルート】
・あらすじ(傍にいる者の麻雀力を高めるという能力持つ京太郎。彼を狙い、各地からスカウトがやってくる)
・スタート地点(清澄固定)
・攻略対象(全咲キャラ ※ただし、清澄以外の各学校は一人ずつしかヒロインになれない)
・初期好感度(全員コンマ判定)
・パラメーター(愛情度 ※京太郎→個別ヒロインへの想い)
・ゴール(京太郎の愛情度がMAXになる ※清澄勢がMAXになってもOK)

【京太郎プロルート】
・あらすじ(外見の良さと麻雀の腕から、男子プロの人気復権を託される京太郎。だが、女子プロ人気は手強く……)
・スタート地点(高校卒業の京太郎。実業団所属 ※オリジナルか既存かは安価 ※チームメイト(女子)も安価)
・攻略対象(全咲キャラ ※プロ入り、芸能界入り、普通の職に就いている。などの判定もアリ)
・初期好感度(全員コンマ判定)
・パラメーター(人気度。京太郎の人気→男子プロ人気に直結)
・ゴール(男子プロの人気度がMAXになる)


 とりあえず、二週目が終わったらこの中から多数決とか取って始める予定
 終わるまでにアイデア閃いたら、また追加するかもです

 とりあえず、15時くらいから二週目を再開する予定ですが、休日とはいえ日中は流石に厳しいかね
 

スパイはどこから派遣されたとかは決めない感じ?


>>406
 スパイ元の高校は最初に決める
 そこでしか無名校(清澄・鶴賀・宮守などなど)は選べない
 
 まぁ、まだ決定したわけじゃないので
 この案が選ばれるとも限りませんし


【須賀京太郎】
・雀力(86)補正+30
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(72)
誠子(44)
菫(40)

【清澄】
咲(100)

 大会前、最終行動 スタートします



【大会まで残り一週間 白糸台高校】

菫「いいか? 都大会は所詮通過点だ! 私達が目指すのは全国優勝のみ!」

誠子「おー!」

淡「やったらー!」

照「いつも通り打つ。それだけ」

尭深「頑張ろうね?」

京太郎「ええ。俺も出来るだけ、皆さんに協力しますから」

 いよいよ間近に差し迫った、都大会
 みんなの気合も十分のようだ 

菫「大会前最後の練習期間だ。全員、須賀との対局で何かを掴むように」

誠子「はい」

淡「負けないからねー!」

京太郎「ああ。俺だって負けねぇぞ」

照「……」ジー

京太郎「照さんも、頑張りましょうね」

照「うん!」

菫「それじゃあ、まずは……」

 
 安価↓1 から 三名まで


1 てるてる

2 菫さん

3 尭深

4 誠子

5 あわあわ




菫「照、淡、誠子! 須賀と卓に入れ!」

誠子「げぇっ!? 私もですか!?」

菫「文句があるのか?」

誠子「いやいやいや! こんな化物達に勝てるわけないでしょう!?」

照「そう?」(雀力79)

淡「そこまで差は無いと思うけどなー」(雀力75)

京太郎「がんばりましょうね」(雀力86)

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

誠子「」

菫「私の予感では、お前は全国大会で戦犯になるような気がする」

誠子「」

菫「ここで己を鍛え、強くなれ!」

誠子「」

京太郎「じゃあ、俺の親からですね」

誠子「あ、うん(死にそう)」

京太郎「良いのくるかなー」ワクワク


 安価↓2  補正30

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 すこやん 捕食



京太郎「ロン! 字一色! 32000」

誠子「ほげっ」

淡「あー。だから京太郎に字牌は駄目だってー」

誠子「SOA」ブルブルブルブル

照「いつからそんなデジタル信仰に陥ったの?」

誠子「いやいやいや。こんな現実認めたくなくて当然ですよ!」

菫「情けないな。対策方法が分かっているなら、ちゃんと立ち回れ」

誠子「はい」

京太郎「じゃあもう一回、行きますか?」

誠子「う、うぅ……」



【須賀京太郎】
・雀力(89)補正+30
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(75)
誠子(47)
菫(40)

 安価↓2 コンマ50以上で連続バトル

 安価↓3 連続バトル発生時、判定 補正30

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 すこやん 捕食



誠子「よ、よし! 次は……これだ!」 つ2s

菫「あっ」

京太郎「ロン。緑一色です」バラバラ

誠子「」

尭深「え? でも、これは……」

淡「あー! 幺九牌じゃない!」

照「まさか、能力のコントロール!?」

京太郎「はい。なんか、オンオフ出来るようになりました」

誠子「」

菫「……」アゼン

京太郎「これで、対策されても大丈夫ですよ!!」

照「京ちゃん、凄い」

淡「さっすが私の京太郎だね!」

尭深「かっこいい」パチパチ

誠子「」

菫「まぁ、その……なんだ。メンタルは鍛えられたな」

誠子「」

京太郎「?」

菫「こほん。いよいよ次からは大会だ! 須賀、男子でも頑張ってくれ」

京太郎「はい! 必ず優勝しますよ!」

 とはいえ、あの人たちは強いからな
 きっと、俺の出番はそうそう回ってこないだろう

京太郎「大会、楽しみだぜ」

淡「うん、楽しみ(全国大会に行って、京太郎を私のものだって、知らしめてやる)」

照「(咲も、今頃は……)」


【京太郎のアパート】

京太郎「えっと、カバンにこれを入れて……準備は完了だ」

 いよいよ、明日は大会
 俺がこれまで鍛え上げてきた実力を、披露する時が来たんだ!

京太郎「とはいえ、あともう一歩で一皮むけそうなんだけどなぁ」

 まぁ、無理をする必要はないか
 とりあえず今は、のんびりとしよう

京太郎「……さて」

 最後の夜
 どう過ごそうかな?


安価↓2

1 自主練

2 メール


京太郎「うーん、眠れないな」

 なんだかスッキリしないし、ここはネトマでも打つか

京太郎「大会前の、最後の肩慣らしだ」カタカタ

 前回はボコボコにされちまったけど、今日は一味違うぞ

京太郎「今の俺は、強いぜ!!」カタカタ


のどっち『よろしくお願いします』

アラサー嬢『よろしくお願いします』

はやりん『よろしくっ♪』


京太郎「お、前にいたのどっちって人もいるな」カタカタ

 でも、今日は負けない!
 俺の力、確かめてみろ!!

 安価↓2  補正30
 
00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 すこやん 捕食




京太郎「……この人達、強いな」カチッカチッ

 のどっちって人はガチガチのデジタル派って感じ
 はやりんの方は、本物の瑞原プロのようにガチガチの守備派

 だけど、俺の敵じゃない

 問題は――

京太郎「このすこやんって奴、やべぇ」ゾクゾク

 おそらく、俺よりも格上

 強い
 ただ圧倒的に、強い

 くそっ、これがネトマじゃなければ……

京太郎「もっともっと面白くなりそうなのによ」ギリッ

 歯がゆかった
 自分の全力を以て、コイツに挑めない事が

 己の実力が、まだまだ届かない事が

京太郎「……いや、違う」

 だったら、壁をぶち破ればいい
 あの時と同じだ

 超えなければならない相手がいるなら――

京太郎「全部、ゴッ倒す!!!」カッ

 


のどっち『こんなの、偶然に決まっています!』

はやりん『うわぁ……』

すこやん『私が……負けた?』



京太郎「……はぁ、はぁっ、はぁっ」

 俺は、やったのか?
 途中から無我夢中で、何も覚えてねぇんだけど……

すこやん『……ねぇ、スガ鹿男さん』 

京太郎「?」

すこやん『もし良かったら、アナタの名前を教えてくれない?』

京太郎「……」

 ネットで本名を明かすなんて、怖いけど
 でも……俺もこの人と、リアルで打ってみたいから

 だから

スガ鹿男『俺は須賀京太郎。明日の都大会、個人戦で優勝する男の名前ですよ」

 ちょっとくらい、格好つけても……いいよな?


【須賀京太郎】
・雀力(92)補正+40
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(75)
誠子(47)
菫(40)

【清澄】
咲(100)

 ※ 京太郎の雀力がワールドクラスになりました(すこやんとほぼ互角レベル)


 大会前の活動が終わったので中断
 続きは夜にやりますので、お待ちをー


【東東京大会 試合会場】

京太郎「ほぇー……ここが試合会場かー」

 待ちに待った俺の初めての大会
 デビューの場に到着したのは良いけど……

京太郎「どうして照さん達と別会場なんですか!!」

男子P「ははは。男子は競技人口が少ないからね」

男子K「ウィ。男子の団体戦、個人戦は東東京の会場で行われるのだよ」

男子ジュ「そんな事も知らねぇのかよ」

男子ピ「強くなったとはいえ、初出場だから仕方ないさ」

男子ター「そうそう。京太郎はどっしり構えておけばいいんだから」

京太郎「はぁ……」

 ちぇっ。淡達に俺の活躍を見て欲しかったのに
 まぁ、でもいっか

 どうせ全国の会場は一緒なんだからな

男子P「ではみんな、もう一度確認だ」

男子K「須賀京太郎は我々の秘密兵器だ」

男子ジュ「分かってる。京太郎を出す前に他家をトバすんだろ?」

男子P「そのとおり。個人戦は仕方ないが、なるべく情報を残さないようにしないとな」

京太郎「……団体戦、出番あるのかな」

男子ター「京太郎はのんびり、そのへんを散歩していていいよ」

京太郎「じゃあお言葉に甘えて、外の空気吸ってきます。試合時間になったらに寄りますから」

 折角、強者が集まる場所に来たんだ
 他の選手達を見てまわろうっと

京太郎「さて、どこに強い選手がいるかなー」ワクワク


【東東京大会 会場前】


モブA「ねぇねぇ、あそこの男子イケてない?」キャッキャッ

モブB「いい感じだね。声かけちゃう?」キャッキャッツ\

京太郎「(27点。34点……)」フワァァ

 ダメだ、てんで強い選手なんていない
 女子の方を見に来れば、少しは歯ごたえのある人がいるかなって思ってたんだけど

京太郎「(昨日のすこやんとの試合から、強者を求めている俺がいる)」

 俺の目標は照さんと咲の仲直りの筈なのに
 どうして、こんなにも……

京太郎「……控え室に戻るか」
 
 ん? 前から凄い美少女達が歩いてくるな

メグ「だから、遅れたのは謝りマス」

智葉「お前はいつもそれだな」ハァ

ネリー「いいじゃん。どうせネリー達に勝てる人なんていないよー」

明華「そういう油断はよくないと思うのですけれど」

ハオ「まぁいいよ。試合に間に合えば」


京太郎「へぇ……全員70点は超えてるな」

 
 淡達なら苦戦しそうだけど……


京太郎「ちょっと、物足りないなぁ」テクテク

 
 スレチガウー
 
メグ「なっ!?」ゾゾゾワッ

智葉「なっ!?」ビクッ

ネリー「うぇっ!?」ビビクッ

明華「まぁ!?」ブルルッ

ハオ「っ!?」ジュンジュワー


京太郎「控え室もどろー」


メグ「い、今のは……? 本当に、人間デスか?」ワナワナ

智葉「……白糸台の制服か?」ブルル

ネリー「……強い」キッ

明華「ええ。世界でも、あれほどの選手は……」ビックリ

ハオ「好像死于恐怖」ブルブルブル



【白糸台 控え室】

京太郎「どうもっすー」

男子P「戻ったか」

男子ジュ「おせぇぞ。もう一回戦は終わったぞ」

京太郎「はやっ!?」

男子ピ「中堅でトンだからね」

男子P「二回戦の相手も大した事無さそうだよ」

男子K「三回戦まではこの調子で行けるだろう」

京太郎「じゃあ俺の出番は明日まで無いかなぁ」

 しょうがない
 今日は出番を待ちながら、先輩達の応援に努めよう

京太郎「(照さん達、勝ってるかな。それに、咲も……)」


 頑張れよ、みんな
 俺達も、頑張るから

京太郎「……っと」ブルッ

 なんか気が抜けたら、トイレに行きたくなってきたな

京太郎「すいません、少しトイレに」

男子P「ああ、廊下の角を曲がった先にあるよ」

京太郎「どうもっす」

 ガチャ バタン

京太郎「うぅートイレ、トイレ」タタタタ

 ドンッ

京太郎「おわっと!? す、すみません!」

??「!」

京太郎「……? あ、アナタは!」


 安価↓2

00~19 うたたん

20~39 良子

40~59 のよりん

60~79 はやりん

80~99 すこやん

ゾロ目 全員  


00  京ちゃんのお友達集合



京太郎「三尋木プロ!?」ガビーン

咏「あいたたた……会場内は走るんじゃねーっての」

京太郎「す、すみません!」ペコリン

咏「ま、反省するならいいけどさー……」ジロジロ

             . . : ´ ̄ ̄ `: : . .
          /: : : : : : : : : : : : : : : \
          '.:.:.:.:.:.:.:::::::::: i::::::ヽ::::::.:.:.:':.:.ヽ
       /.:.:.:::l:::::l:::::::::::::|::ハ:::ト、:::::.:.:..l:.:.::..
       .:./ :l:|: ::|l::::::::::::| -―-::l::::.:.:.:l:.:.l::.
      |: l::::斗-:|l::::::::::::||:l |:ハ::|:::::.:.:.l:.:.l:.:.

      |: l::::| |: ::|L:: -'ィ芹气ト、:::i::::::|::..|: |

      |:{ ::::〈|: ::|ト.     乂ツ /::::i::::::|::::|: |
      |:{i::::ハ|: ::|´     ,,,,, |:::::i::::::|::::|: |
      |:{|:::{: |: ::| ’        |:::/:: : |::::|: |
      |八::圦::::|   _    /::::::::::/:::::|八
.        ヾ::::>:|、   ,....::::::::::::::::::/:::::::j: : \
        /\{/ >- '::::::::::_彡'::::::: :::'::: : : :.\

       /::|:::::::::/`Y丁 ̄/ /::::::::::::/:::::::::: : : : \
    -=≦:/::::|:::::::/:::::{/ }У::*::/::::::::::::/\__:::::: :\⌒
     _彡イ::::: |:::::::{::r⊆⌒ヽ*::/:::::::::/*::::*:::ヽ:::ハ::ト、
      /:::/|:::::::::>⌒ヽ` 厂\::/*::::*:::::*:::::i/ .i:| })
.     /:イ::*:|::://::://::*::::*\::*:::*:/:: *:|  リ
    /::i :|::*://::*〃::*:::*::::*:::*:\::/::*:::*:::|

     {:/::/⌒シ':::*::::{{::::*::::*::::*::::*::::*:\:*:::*:::|
     /*〈 イ'三三三}:::*::::*::::*::::*::::*::::*\:*:::|

京太郎「?」キョトン

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

咏「え? なにこのばけもん?」ビックリ

京太郎「え、ばけもん!?」

咏「あ、いや。ちょっとびっくりしただけ」ペチペチ

京太郎「扇子で叩かないでくださいよ」アイタタ

咏「で? どこのプロ? 男子解説の仕事?」

京太郎「は? いえ、俺は初出場の一年ですけど」

咏「は?」

京太郎「いや、ほら! これ、制服」

咏「一年? お前が?」

京太郎「はい。初めて三ヶ月くらいですけど」

咏「ノーウェイノーウェイ」

京太郎「!?」

咏「……」ジー


  安価↓2  コンマ補正+40



咏「気に入った!」バーン

京太郎「は?」

咏「東東京の会場にいるってことは、関東の選手だよねぃ」

京太郎「ええ、まあ。本当は西日本ですけど」

咏「うんうん。じゃあ卒業したら関東の実業団に入るわけだ」

京太郎「え? 別にプロとかは……」

咏「はいこれ。横浜ロードスターズのスカウトの番号と、私のメルアド」サラサラ

京太郎「!?」

咏「スカウトには私から声を掛けておくからねぃ」

京太郎「ちょ、ちょっと待ってください! 俺は別にプロ入りとかは考えてなくて!」

咏「……なんで?」

京太郎「なんでって言われても、俺なんか……」

咏「……そっか。初出場だから、わっかんなくてもしょうがないか」ペチペチ

京太郎「?」

咏「でも、最初に粉かけられて良かった。とりあえず、考えがまとまったら連絡して」スタスタ

京太郎「あ、三尋木プロ! 待ってください!」

          __........-―-.........__

.         ..:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
       /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
.      /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
.      ,':::::::::::::::i::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
     i::::::::i:::::::i`ト:;::」:::::::::::i i:::::i i:::::::::::::::::i

     |::::::::l:::::::「.「i::::i:::::::::::| |_;;」」::::::::::::::::::!
     i:::::::::!::::平テ'  ` '气テ芹 !:::::::::::::::::i
     l:::::::::i::::::じ’    弋::::ソ |:::::::::::::::::i
     ハ:::::::|i::::|xx____ xxx, |::::::::::::::::;'

.     / i::::::|.!:::!  V   |  ,,;ィ=リ:::::;::::::::::i
    /   i:::::::i::::ト . ` -‐' /;;''イ:::彡イ:::::::i
.   {   i:/i:::i:::i::::;;;;≧≦{:::i彡イ|:::|::::|:::::::ハ
    !  ,リ .!::::i:i,イ::::ヽY´_!::i: . イリ!:::!::::!:::::乂
   _nm /__ハ::::i{ {::::::::iイ: .i::i/ : ..i:リ. : ` < `ヽ
.(( .l |.| !!i´: . :ル': . :.>=ミ≧≠: . : . : . : . : . : . \

.   |   .リ: . : . :..:/: . : /: . : . : . : . : . : . : . : . .',


咏「そんじゃねぃー」フリフリ


京太郎「……言っちゃった」ポツーン

 横浜ロードスターズ?
 俺が、プロ? スカウトされたのか? まだ打ってもいないのに

京太郎「……詐欺、とか?」

 でも、本物のプロだったしなー

京太郎「っと、やべぇ! トイレに行きたいんだった」アセアセ




咏「……はぁ、はぁっ」ドキィーン

 やっべー! マジやっべー! 
 なにこれ、胸がめっちゃドキドキする!

 やばい、死ぬ! もう私、死んじゃう!

咏「そういえば……名前も聞きそびれちゃったねぃ」ドキドキ

 平静を装うのが精一杯だった
 あの顔、あの声、あのオーラ……

 その全てが、私を魅了しやがった

咏「……」ドクン

 懐かしい感じがする
 私に弟子はいないけど、もしいたら……あんな奴、だったのかも

咏「って、私より強い奴に何を言ってんの……」アセアセ

 メール、来るかな
 勝手な事言っちゃったけど、多分大丈夫

咏「この大会で、アイツは……全実業団から注目されるだろうからねぃ」

 そうなる前に声を掛けられて良かった
 アイツをなんとしても、横浜に招きたい

咏「……スカウトには、絶対に逃さないようにって言わないと」

 条件が悪いと、横浜を出る喜びになりかねないからねぃ
 特に、博多の連中には気を付けないと

咏「ふふっ」

 これもまた、運命の出会いなんじゃね?

 しらんけど

よく見たら
ハンドルネームをアラサー嬢にしてるのにすこやんって言ってるな


>>457
 最初からすこやんって事にしといてつかぁさい
 さーせん、ふひひ


【京太郎のアパート】

 ウィィィィィィィッス! どうもぉ、京太郎でぇぇぇっす!
 今日は、大会当日だったんですけどもぉ

 なんと、俺の出番は……

京太郎「……ありませんでした」ズゥーン

 いやいや、先輩達が強いのは知っていたけど、これは酷い
 ちくしょー! 明日こそは活躍してやるからな!!

京太郎「んー……お、淡達からか」メールチェック

 女子も見事に勝ち進んでいるらしい
 淡も俺と同じように、出番が無いと愚痴っている

京太郎「男子女子揃って、全国へ」

 咲、長野の県大会はどうだ?
 お前達も無事に、勝ち上がってきてくれよ……


【その頃 居酒屋】

はやり「えぇー!? そんな男子がいたの?」

咏「そーそー。ありゃ、あのアラフォー並だねぃ」

理沙「あ?」

咏「いえ、アラサーでした」サーセン

理沙「ならよし!」プンスコ

はやり「ふーん? 明日は男子解説の仕事が入ってるし、チェックしよっかなー」エヘヘ

咏「うわきつ」

はやり「あ?」

咏「いえ、ちょーかわいいんじゃねー?」

理沙「ならよし!!」プンスコ

はやり「でも、咏ちゃんがそこまで言うなんてねー」

理沙「珍しい!」

咏「自分でもらしくないって思うけど、でも……」 

はやり「?」

咏「一目惚れって、こういうのを言うのかねぃ」ハァ

理沙「ならよし!」プンスコ!

はやり「理沙ちゃん、それ言いたいだけでしょ?」

店員「お待たせしました! 生ジョッキ三つ!」

はやり「わーい! はやりビール好き! ビールも私を好き」

理沙「……」グビグビグビグビ

咏「あぁ、明日も見に行きたいのに……なんで他所の解説なんだか」




【東東京大会 二日目】

京太郎「今日こそ出番だー!!」

男子P「張り切っているね」

男子K「所詮地方予選など、前座だ」

男子ジュ「ま、サクッと片付けようぜ」

京太郎「そうっすね。そういえば、今日は個人戦もあるんですよね?」

男子P「ああ。個人は今日と明日だね」

京太郎「うし!」

男子ター「あんまりとばしすぎないようにね」

京太郎「善処します!」

 遂に今日こそが俺のデビュー戦だ!
 見てろよ、咲!

 俺が伝説を作ってやる!!


 団体戦 結果 安価↓2 補正+40

00~09 敗退

10~19 京太郎の出番無しで優勝

20~49 京太郎の出番アリで優勝

50~79 京太郎が他家を飛ばし優勝

80~99 京太郎が他家全てを飛ばして優勝

ゾロ目 歴代最多得点獲得

00 京ちゃんのお友達出現



【東東京大会 男子団体戦 試合会場】


実況「なんと、なんという事でしょうか!! 一日目にあれほどの強さを誇っていた白糸台高校が最下位です!」


男子ジュ「嘘……だろ?」

他校H「下克上だぜ!」

他校F「そのツモ……消えるよ」

他校S「白糸台、たるんどる!!」


実況「まさかの大番狂わせ! 一位との点差はなんと10万点!!!」

はやり「あちゃー。これははやりでも、無理だと思いますね」

実況「プロからもキツイとの……」

はやり「あ?」

実況「し、失礼しました。厳しいとの意見が出ております」

はやり「他校が強すぎますね。本当に高校生なんですか?」ビックリ


他校F「悪いけど、優勝はうちがいただくよ」ニッコリ

他校S「そうはいかんぞ」

男子ジュ「……ハッ、分かってねぇなお前ら」

他校H「なんですって?」

男子ジュ「俺は所詮、繋ぎだ。俺達は、大将にさえ回せば勝ちなんだ」ニヤリ



実況「このまま破れてしまうか白糸台高校! 最後の大将に全てが託されます」


他校T「油断せずに行こう」

他校Y「五感を奪う麻雀。体験してみるかい?」

他校A「ああん? 俺様の美技に酔いな」


実況「おや、まだ白糸台の選手がはいってきていないようですが」

はやり「んー、このプレッシャーですから。怖くなっても……っ!?」ゾワッ

 カツーン  カツーン

他校T「!」

?「随分とまぁ、うちの先輩がお世話になったみたいで」

他校Y「これは……」

?「まぁ、そのお礼はちゃんとしますんで」ペコり

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            /イ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.{
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            {从.ハ::::::::::::::::::::::::::::::::ミ`
              ' ;.v   ァ::::::::::::マ_
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    .`i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::了
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京太郎「わりぃが、手加減できねぇよ」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

はやり「(あの子だ!! 間違いない、咏ちゃんが言っていたのは……あの子!!)」




実況「運命を託される白糸台高校の須賀選手。彼はまだ一年生! その上、今大会では初めての対局となります」

はやり「一年生? あの選手が?」


京太郎「さぁ、打ちましょうか」ジャラッ


はやり「世界大会にも、あれほどの選手はいませんよー」

実況「え?」


京太郎「ロン。32000」ジャラッ


実況「え?」


京太郎「ツモ。6000・12000」


実況「こ、これは?」


京太郎「ツモ。12000オール」


実況「わ、僅か三局で……逆転?」ガタガタ

はやり「あははは! あの選手、すっごーく強いですねー!」ジィー


京太郎「さぁ、もう一回行きましょうか」ニィッ

        /     ,     /   /   / /             |   |  :.   .   :.
            /     /   /    '    |   |     |   |  i|   |
          イ        '   /|    /|  l   |   |     |   |  l|   |    |
        // /      |   | {   ' :.     |   |     }   |  l|   |   {
         ' 〃         |   |  | |   ト,  :     /| /| /|    '  ∧|
        / / .'   ,:  ' Ⅵ |_'. |  | |   | l   |    ' }/ }/ :  /  .イ `\
        ../ /   / /  / {  |  Ⅵ≧!、,|   | 、     ./_, 斗<∨ .../  /
        ー ィ  / |l     ______∧   l  Ⅵ   イ ====ァ}〉  / }/|
         / /|l /∨   / ` ̄ ̄ ̄ ̄ .\  、 }  / .{::{i}:::} ´ /! / ./
            /  |l |. V                \ ∨/ . ̄ ̄   イ|l ∧./
                |l {  ∨ |                 {.\        .// l V
                |l ヽ {ヽ!            〈{/           イУ }
                |l ∧\\                          /  /
.              } ′∨ヽ      _______   _____    /
                ′  ∨ `ー     `ヽ=== ___   --≦/   /´
                V 八∧               ̄ ̄ ̄
                 }´ 从ト                    ,イ|
                    |: : \            /| l|
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京太郎「まだまだこれからっすから」


【試合終了 試合会場】

実況「し、試合終了です。途中、波乱はありましたが……その和了の大半は、一年の須賀京太郎選手でした!」

はやり「見事にまくっていきましたねー」パチパチ

実況「信じられません! 僅か一年生が、この点差の中で逆転を果たしました!!」

はやり「(あのルックス。実力……牌のおにいさんになってくれないかなぁ)」ソワソワ

実況「と、とにかく! 優勝は白糸台高校に決まりました!」


他校A「なるほど、SATURDAYじゃねーの」ズーン

他校T「油断せずにいけなかった」ズーン

他校Y「五感が消えた」ズーン



【白糸台 控え室】

京太郎「ただ今戻りましたっす!」

男子P「いやいや……もう、本当にすまん」ドゲザ

男子K「ウィ」ドゲザ

男子ジュ「お前ならやってくれると信じていたぜ」ドゲザ

男子ピ「助かったよ、京太郎」ドゲザ

京太郎「ちょ、皆さんやめてください! みなさんが繋いでくれたおかげっすから!」

男子P「そう言われると、俺達も少しは報われるよ」

男子K「まさか他校にあんな怪物が揃っているなんてな」

京太郎「全国にはもっと怪物がいるんすかね?」

男子P「こんなことなら、須賀を先鋒にするべきだったか」ウーン

京太郎「いえいえ。皆さんならちゃんと繋げてくださるって、信じてますから」

男子ジュ「たくっ、一年に頼りっぱなしってのは恥ずかしいぜ」

男子ピ「こうなったら、個人戦で挽回しないとね」

京太郎「そっか。この後は個人戦ですね」

男子P「京太郎。あまり目立ちすぎるなよ? 多分、記者とか凄いから」

京太郎「あはは、それなりに打ちますよ」

 さて、さっきは五感を奪われたりして楽しめたけど
 個人戦はどうかな?


京太郎「あー、早く打ちたい!」

 安価↓2 補正+40

00~09 県予選敗退
10~19 個人戦二位
20~49 個人戦一位
50~79 今大会最多得点 ※男女合わせて
80~99 歴代最多得点 ※男女合わせて

ゾロ目 対局相手全飛ばし+再起不能

00 対局相手全滅&再起不能+世界ニュース


【男子個人戦 試合会場】


京太郎「ロン」

他校B「」ブシャッ

京太郎「ツモ」

他校C「」グチャッ

他校G「」ミンチ

他校U「」ゲロゲロ

京太郎「ロンロンロン」

他校O「」ゲロッパ

他校P「」ブリブリ

他校J「」ジョバジョバ

京太郎「よし、次ぃ!!」

スタッフ「優勝です」

京太郎「え?」

スタッフ「アナタが優勝です」ブルブル

京太郎「……?」チラッ

死屍累々「「「「「ぜーはーぜーはー」」」」」

京太郎「……やっべ」


実況「ええっと、これは放送事故ではありません。白糸台の須賀京太郎選手、全局トップで個人戦を優勝しました」

はやり「しかもこれ、個人戦の歴代最多得点ですね」

実況「団体戦も踏まえて、間違いなく今大会のMVPでしょう!」



京太郎「無我夢中で打っていたら、いつの間にか優勝していた件」ビックリ

男子P「俺達みたいに、少しは抵抗出来た連中もいたんだけどな」

男子k「耐性の無い連中は駄目だろうな」

男子ジュ「相変わらずの怪物だぜ、お前はよ」

京太郎「で、でもこれで! 個人戦と団体戦! 総なめですよ!! 総なめ!」

男子P「ああ! よくやった! 京太郎!!」

京太郎「うっしゃ! やったぜ!!」

 照さん、淡、渋谷先輩
 そして、咲

 俺……やり遂げたぜ



はやり「……」ニコニコ





京太郎「女子も優勝ですか!?」

男子P「ああ。個人戦も、団体戦も優勝だそうだ」

京太郎「男子も女子も、優勝!」

男子K「帰ったら祝勝会だな」

男子ジュ「つーわけで、さっさと帰ろうぜ」

京太郎「はい!」

男子P「いや、待て京太郎。お前にはインタビューの依頼が来てるぞ」

京太郎「俺にっすか?」

男子ター「当たり前でしょ。ほら、ちゃっちゃと行く!」

男子P「場所はエントランスの方だ」

京太郎「はぁ……」

 正直、早く帰ってみんなと喜びを分かち合いたいんだけどなぁ

京太郎「ま、いっか。サクッと終わらせて帰ろうっと」

 ガチャッ

京太郎「えっと、エントランスはこっちの……」

???「あ、はっけーん!」

京太郎「え?」

はやり「ねぇねぇ、そこの君!」

京太郎「!」ゾワッ


                 .. ------- ....     __
          _   /.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_/ )、
          ( .fヽ/.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ) く.:.:.:.:\
        ≦.:ゝ( /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.∧ ):.:.:.:.ヾ\
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     /イ.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ∨.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.::}ト、.:.:.:.:i.∧∨:.:∧ \

    ///.:.:.:.:.:.i.:.:.::.:.:.:./|:.:i_二\.:{\:ヾr苧斥ミリ.:.:..:|.:.:.} ∨:.:∧  )
   /:.:/ /.:.:.:.:.:,i.:.:.:.:..:.:.:i .≠芹ハ `ヾ   {し;;:::ハ|.:.:.:.:.|.:.:.| ∨.:.:.ヘ.
.  /:.:/  {.:.:.:.:./ |.:.:∨:.:.:|メ.ん;;;::::}     弋_ツi:.:.:.:.:|:.:.:.!  ∨:.:...}
  {.:.:{   !.:.::..{ |.:.:.:.∨:.| 込_ツ  ,    xxx |.:.:..:.}.:.:::{  |:..:.:.:{
  ヾ!  i.:.:.:.:! |.:.:.:.:.:Y人xxx      _    !:.:..:/.:.::..{  !:.:.:.::i

    :}  |.:.:.:.| |.:.:.:.:.:.∨∧     マ  ノ   /|:./.:.:.:.::.:!  }.:.:.::/
   {  ヾ.:.::| |.:.:.:.:.:.:.:∨:.>;.,,,       /:.:.:ノ/.:.:.:.:.:.∧ }:.:./
.      }.:.:| i:...:.:.:.:.:.:.:ヾミ/⌒ヾ≧=一=≦{:.:彡゙:.:.:.:.:.:.:.:.:∧|.:./

      ハ.::.! !:..:.:.:.:.:.:.:.:../ ヘ;;;;;;\   /;王トミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
.       }.:.! /.:.:.>-ryr| { ヽ\;;;;ヽ Y;;/;;;;;;;;;ヾ;;}乙)-、.:.:.:.:.:.ヽ
.       |.:i/.:./   }冫ヽ  i |;;;;;;| .|;;i;;;;;;;;;;;;;i;;jてヽ ヽ.:.:.::.:.:\
.      ノ.:..:./    ヾミヽ∨´ .|;;;丿 ヾミ;王;彡"いソ  ハ.:.:.:.::.:.:ヽ

      /.:.:.:.:}      (ソi i`ー´<        ≧    |.:.::.:.:.:..:..\
    /.:.:.:.:.:.|     i y夕只、7ry=v=r- ,ィ^ \rv¨ゞ   !..ヾ..:..::..:..:.:.\
   /,1.:.:.:.:.:.ソ    /    ヾ    ,=-二≧, Y/ \ |.:..:.\\.:.:.:.:.:.:\
=彡:' /.:..:.:.:../    /      \  ゞ 、二 , }    ヽ|.:.:.:.:.:.:\\.:..:.:.:.:}
.    {.:.:.:.:.:/    /          \,;;`ゝ、ー ; {       Y:.:.::.:.:.::.:.\}.:.:.:..:i


はやり「私の手作りクッキー☆ 食べてみない?」ニッコリ



京太郎「瑞原、プロ?」

 確か、牌のおねえさん、だっけ?
 今回、男子の解説をしていたのは知ってるけど……

 その人が、どうしてここに?

はやり「うん。よろしくね、須賀君」スッ

京太郎「ど、どうも」ギュッ

はやり「あっ……あったかぁい」ギュー

京太郎「へ? ああ、どうも」


                              <チン! チンがなぜここに!?
                                <おねーちゃん、やめるのです!!
                               <チィィィィィィィィィンッ!!!!


京太郎「それで、あの、クッキーって?」

はやり「あ、ごめんね。はい! どうぞ」
 
 そう言って、瑞原プロは俺の前にクッキーを差し出す
 袋に入ったそれは、とても美味しそうだ

京太郎「どうも」
 
 俺はそれを受け取ると、一枚取り出して食べてみる

京太郎「……」サクサク

 甘い。でもどこか……懐かしいというか、変な味もするような?
 いや、美味しいんだけども

はやり「……」ニコニコ

京太郎「ごくん。これ、美味しかったです!」

はやり「ほんと!? それなら嬉しいなぁ」ウフフフ

京太郎「?」

 なんだか瑞原プロ、股の前で両手をもぞもぞさせているけど、どうしたんだろう?

はやり「あ、そうだ! それより本題だよね!」

京太郎「え? これが本題じゃないんですか?」

はやり「うん! これを渡しておきたくてね」

 

  安価↓2  補正40





京太郎「これって……ハートビーツ大宮の、パンフレット?」

はやり「うん。君に見ておいてほしいなって!」

京太郎「(瑞原プロのグラビアがある……これは捗るぞ)」ムクムク

はやり「えへへ。まだまだ先になるかもしれないけど、プロ入りする時にはうちをよろしくね」

京太郎「え? もしかして、これは勧誘ですか?」

はやり「まぁ、そんなところ! 咏ちゃんに負けていられないし」

京太郎「咏ちゃんって……三尋木プロから俺の事を?」

はやり「うん。咏ちゃん、須賀君の事をすっごく気に入ってたみたい!」

京太郎「へぇ……あの三尋木プロが」

 なんだか釈然としないけど、折角のご好意なんだから受け取っておくか

はやり「須賀君がプロになったら、私と一緒に牌のおねえさん、おにいさんコンビを組もうね!」

京太郎「え? でも、俺がプロになるとしても三年後じゃ……」

はやり(28)「何か問題ある?」ニコニコ

京太郎「い、いえ……何も」

はやり「じゃあ、まったねー!」バイバイ

京太郎「……行ってしまった」

 ハートビーツ大宮か
 横浜ロードスターズと、どっちがいいのかな

京太郎「って、別にプロ入りを考えてるわけじゃねぇのに」

 でも、本当にプロの強い人達と戦えるとしたら
 それはそれで……

京太郎「楽しい、のかも」


【長野 県大会 会場】


久「さぁ、みんな! いよいよ決勝よ!」

和「勝ちましょう!」

まこ「ここまで来たんじゃ、必ず勝ち上がってみせるけぇ」

優希「勿論優勝だじぇー!!」

咲「……」ソワソワ

久「あら、咲。テレビの前でどうしたの?」

咲「あ、あの! 東東京の結果が気になって」

和「東東京? お姉さんが出場なさっているのは西東京では?」

咲「ううん。私の幼馴染が出ているの」

まこ「じゃが、東京の結果なんて長野じゃ放送されないけぇ」

優希「そうだじょ! よっぽどの……」


テレビ『ニュースをお伝えします。東東京大会において、信じられない事が起きました!』


咲「え?」


テレビ『白糸台高校一年の須賀京太郎選手が、歴代最多得点を記録しての個人戦優勝を果たしました!』


咲「きょ、京ちゃん!?」

久「え? 嘘っ! この子が咲の幼馴染なの!?」

和「SOA」


テレビ『この記録は、地方予選の中では過去に小鍛治健夜プロが打ち立てたものを超えており……』


優希「咲ちゃんの幼馴染、凄いじぇ」


テレビ『なお、須賀選手の所属する白糸台高校は団体戦でも優勝しており」


まこ「ほー」


テレビ『白糸台高校は男子・女子両方の団体戦、個人戦を制した事になります」


咲「京ちゃん、優勝したんだ……」ジワッ


テレビ『それでは、須賀選手へのインタビューをVTRでお送りします』


咲「!!」


 ちょいと休憩
 折角だから、記者から京太郎へのインタビュー内容を募集


 安価↓1から適当に幾つか
 あまり変な内容でなければ、京ちゃんが質問に答えます




記者「どこの実業団のファンですか?」
京太郎「松山フロティーラの戒能プロのおっぱいのファンです」


沢山のご質問、ありがとナス!
一応、全部回収します


この喜びを誰に一番に伝えたいですか?
誰かメッセージを送りたい人は居ますか?

これ、ヒロイン固定になりそうな気がするんですが、やるなら今しかないですよね


1 ここで安価を取って、最終ヒロイン決定

2 ここで安価は取るが、誰がヒロインかはまだ決めないでおく


↓1 から ↓5の間で多い方



 では、まだヒロインは決定しない方針で
 京ちゃんがメッセージを送りたかったのは誰?
 決まったら再開しまー


 安価↓1から↓5 多い人 同数の場合は安価↓でサドンデス


A 咲(圧倒的正妻感。笑顔を曇らせたい人がチラホラいるとか)

B 照(好感度は唯一100じゃないが、シナリオ上の都合仕方ないね)

C 尭深(初代好感度100。譲れない思いを目指してー)

D 淡(なお、西東京の会場で爆弾発言をしている模様)

E 咏(ダークホース咏ちゃん。ここでかっさらうのか)



【東東京大会 会場 エントランス】


京太郎「ど、どうも」

 パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ

京太郎「おわっ!?」

記者「須賀選手! 団体戦、個人戦の優勝おめでとうございます!」

京太郎「あ、ありがとうございます」

記者「幾つか質問、よろしいですか?」

京太郎「俺に答えられる事なら、なんでも」

記者「ではまず、団体戦の相手のご感想をお願いします。余裕に見えましたが?」

京太郎「余裕? とんでもない! 皆さんすっごく強かったですよ! 俺、視界を奪われかけましたし!」

記者「(なに言ってんだコイツ……?)そうですか、ですが須賀選手。君はまだ一年生ですよね?」

京太郎「はい」

記者「団体戦の活躍に、個人戦の優勝。これだけ強いのに、どうしてインターミドルでの活躍が知られていないのかな?」

京太郎「いんたーみどる?」

記者「中学生の大会ですよ」

京太郎「ああ、そうですか。俺、麻雀始めたの高校からなんで」

記者「えっ?」

 ザワザワザワザワ  オイオイ、ドウイウコトダ?
 コウコウカラッテ、マダサンカゲツクライダゾ! 

京太郎「???」

記者「そ、そうですか。瑞原プロもご注目されているみたいですよ」

京太郎「あ、はい。さっき、パンフレット貰いました」

記者「他にもどこか、声をかけられている場所はありますか?」

京太郎「横浜ロードスターズから。でも、まだプロに行くとは決めてないので」

記者「高校生相手じゃ敵なしみたいだけど、世界ランカーに興味はありますか?」

京太郎「世界ランカー?」

記者「ええ。女子の方にも数人、留学生で世界ランカーがいましたよ」

京太郎「ああ、あの人達かな。強そうだなーって思いました。機会があれば、打ちたいです」


 ザワザワザワザワザワ


明華「まぁ!」ササササ

智葉「喜んでいるのか、逃げようとしているのかどっちなんだ?」

ハオ「国へ帰るんです。私にも家族がいるでしょう?」ドヤッ

ネリー「……わりとお金持ちそう」

メグ「ラーメンは好きデスかね?」



記者「須賀選手、すごくモテそうな顔してるけど、彼女とかはいらっしゃないんですか?」

京太郎「え? そんなの、関係ないでしょう」

記者「おや、その反応だといるのかな?」

京太郎「いや、いませんけど」ズーン

記者「ですが、東東京大会の会場から、こんな速報が届いていますよ?」

京太郎「え?」



【一方その頃】


記者「流石の快勝でしたね、宮永選手!」

                ___
              ...:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : .
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          /:./:.:/ : : : : : : : : : : : : ヽ : : :.
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   ゝ   /.-====ハ . ′ /.:.:.}{:.:.:.:.:.ヽ Υ¨¨¨¨¨ ヽ /
      \{/ 斗―∨    .:.:.:./}{\:.:.:.:.|  }=======/
       ∨ハ   /   /:.:./.〃  }:.:.:.| ‘ァ…‐‐;、/


照「はい。頑張りました」ニコニコ

淡「もっちろん、私のおかげだけどねー!」

記者「インハイチャンプの宮永選手に加え、新一年生の大星選手。磐石ですね?」

照「淡もそうですが、みんなよくやってくれますよ」ニlコニコ

記者「男子と女子。どちらも団体戦・個人戦を制しましたが、やはり合同練習とかされているんですか?」

照「はい。京ちゃんがよく、手伝ってくれて」エヘヘ

淡「京太郎、強いからねー」

記者「京太郎、というのは須賀選手の事ですよね?」

淡「うん! 私の彼氏!!」バーン

 ザワザワザワザワザワザワザワ

記者「す、須賀選手と付き合っていらっしゃるんですか!?」

淡「うん、そだよー」

照「淡! すみません、この子……冗談を」

記者「じょ、冗談?」

淡「嘘じゃないもん、もうじき現実になるもん」プクー






照「……淡」ゴゴゴゴゴゴ

淡「」ビクッ

記者「そ、そうですか。ですが須賀選手、強いですね」

照「はい。入部当初は、そうでもなかったんですけど」

淡「そうそう。いっつもたかみ先輩のおっぱいにデレデレしちゃってさー」

記者「!?」




尭深「……//」カァァァ

菫「あのバカ」ハァ

誠子「あははは……」



記者「つまり、須賀選手は大きな胸に興味があると?」

淡「そうだね。あ、でも! 普通のサイズや小さいのも好きだとおもうよ!」

照「それには同意」

記者「!?」

照「京ちゃんはいつも私を見つめている。だから、私みたいな胸が好き……のはず」

記者「(なんか突然、雰囲気変わったんですがそれは……)

淡「テルずるい! 京太郎はいっつも私を見てるんだからね!」

照「違う。京ちゃんの関心は私にある」ドヤッ

 ギャーギャーワーワー!!

記者「……」





【長野 清澄控え室】

久「」

まこ「」

和「」

優希「」

咲「お、お姉ちゃん……? それに……隣の、金髪の人……」




【東東京大会 会場 エントランス】


京太郎「」

記者「大きいおっぱいは勿論、小さいおっぱいも好きだそうですね?」ニヤニヤ

京太郎「あ、はい。大きいに越した事は、無いですけど」

記者「そうですか。とてもモテモテで羨ましいです」

京太郎「そういうのじゃ、無いんですけどね」アハハ

記者「ところで須賀選手。この短期間での急成長、その原動力はなんなのでしょうか?」

京太郎「! そ、それは……」

記者「何か目指しているものがあるとか? それとも、好きな人の為、などですか?」

京太郎「……好きな人、ではないんですけど。俺には、二人の幼馴染がいて」

記者「?」

京太郎「その二人が、ある事が原因で……離れ離れになってしまったんです」

記者「???」

京太郎「俺は、そんな二人をもう一度再会させる為に……麻雀を始めました。ただ、それだけっす」

記者「では、優勝した今はその目的を果たしたと言えるのでしょうか?」

京太郎「はい。後は、その幼馴染が勝ち進んでくれる事を、期待するだけです」



【長野 清澄 控え室】



久「これって……」

まこ「なんともまぁ」

優希「咲ちゃんの事……だじぇ?」

和「咲さん……」チラッ

                  _........----......._
              ,. : ´: : : : : : : : : : : : :`: : 、

             /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
              :': : :,: : : : : : : : : : : : :、: : : : : : : : ヽ
            /: : :/: : : :/: : : : : : : : : |: |: : : : : : : ∧
             .': : : ' : : : / : /: :,: : イ: : :|: }: : |: : :|: : :∧
            , : : : |: : : / : /l: /: / }: : ,:.イ : /: }: :}: :!: : :.
             | : : : |: : /:{:_/_}ム/ / : /、_|:_/: /: /: :|: : : :.
             {: / : | : ィ´}//イ /}: / / }/`ヽ:イ: : ': : : : :
          〉,: :, {: : | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} : /:|\: : |

          {八:{ \:{とヒこソ       ヒこソっ: イ: :|  \}
          |   乂ム     :.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:  ムイl: /
             从{∧     _   _     人:∧{
              |/ >:../^} /⌒l、` .イ }:./ リ

                ___/-'-'-- 、/〉「-、/ '
          ,.. <:::::::::::::::{======ミ`ヽ|〉::`::::...._
         /⌒\\:::::::/`ヽ:::::::::::∨, {::::::::::::::::::>-、

          {==、 {:\/   〈7 ー、{ ̄|:::::::::::://,ィ^.
            ,   \Ⅵ       /   | ,::::::::/イ:.:./  ∧
         {      `|  、      |_/= ´イ:.:.:,イ  /  }
         |     Ⅳ    \      | ̄´:.:.:.:/= }イ   |
         |    /     }    /-r  ´    |
         ∧   ,       |    /__」        ,    |
        {:::,   /       |   ,:.|:.:|      {
        L∧ /      /   /:.:|:.:..        |    |
          、 '         /:.:.:.|:.:.:|      |    |
           \         }|.:.:.:|:.:.::.,     |    |
            \     /:|:.:.:.Ⅵ:.:.}      ,      |
               | ` ー ´|:.:.:.:|:.:.:.:.マ:.:.|      {
               | /    :,:.:.: |:.:.:.:.:.}:.:.|      |      |
                Ⅳ    ,:.: ∧:.:.:.:.:.:/     ∨     |


咲「京ちゃん……」グスッ



【東東京大会 会場】

記者「では最後に、須賀選手」

京太郎「はい」

記者「この優勝を、最初に誰に伝えたいですか? 誰かにメッセージを送りたいですか?」

京太郎「そうですねぇ……」

 最初に伝えたい相手、か
 それはもう、勿論決まってる

京太郎「俺の幼馴染に、伝えたいです」

記者「そうですか。では、カメラに向かって一言どうぞ!」

京太郎「……はい」スッ

カメラ「……」ジィー

京太郎「よう、咲。俺は先に……全国への切符を手に入れたぜ」

          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
       / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | |
.      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |
     /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{
       /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /        ‘,  ‘, ./、 \       /   /.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.://:.:.:.:.:.:.:.:
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京太郎「全国で待ってる。必ず、勝ち上がって来いよ!」ニッ



【長野 清澄控え室】

咲「も、もう……私の名前なんか出して!」

和「アツアツですね」ジトー

久「アツアツね」ジトー

まこ「アツアツじゃな」ジトー

優希「アツアツだじぇ!」ジトー

咲「うぅ……//」

            _,.......---............_
         ,. : ´: : : : : : : : : : : : : :` : : . 、
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
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    |: : : |: : : : : /: : : ,イ: : ,:|: : : : :ハ: : :l: :|: : : :V: : '.
    |: : : |: : : : 、|__/_}__/Nノ: : N、|_}_,:|: : : : | : : :'.
    |: : :ハ: |: : : ハ: / /:イ  }: :/:/ }: ∧:/: : : : ト、}: :.|
    {: : {-从: : :{/ ̄ テ雫ミ/イ /イ }イ雫}: : /:/:| リ\}

    八:{、:、__ \:lヽ  Vり         ヒり/:イ:/: :|
      `\}、: 、    /:/:/:/:/:/:/:/:/ ム:/:人: :{
     , --r--,\ ,-- 、_____  人: /  \〉
      /  |::| |::::::>  ____ソイ⌒∨
    {   ,::, {::::::::::::∧-,  r/:::::://|   }
    |   \、\::::::::::∨- /:::::://:/

    |     { 、、\:::::::∨/::::://:∧    |
    |     | \__>、_}'__>´/}   |
    |     |    `ー=-r-- ´ ,:   |

咲「京ちゃんのばかぁ」

久「でも、次の相手は強敵よ」

和「油断していたら、優勝は厳しいですね」

まこ「なんとか、全国へ連れていきたいんじゃがなぁ」

優希「みんな! 諦めるな、だじぇ!」

咲「……ありがとうございます。でも、大丈夫」ギュッ


                    /: : : : : : :/: : :/: : : : : : :.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.、
                      ̄ ̄ ̄¨ア : : : /: : ://: : /: : // : : : :.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
  ノ⌒ ー--‐ '⌒^ ー-     -‐…・・/ : : : /: : ://: : /: : /// : : : : , :.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::}
f《: . :   . :/      . : . : . : . : ./ : : : ; : : /{/ヘ/: : /// : : : : / : : |: : :.:.:.::::::::::::::::::::.:.:.:.}

V》       (      \. : . : . : . :/ : : : :j{: :.rf嶺峠い/イ: : : : : :/: :イ:.i|: : :.:i.:::::::::::::::::::::::.:.:,
 ¨⌒ー '"~¨`ヽ \    \: . : . // : : :イリ.:.从 _)開ハ刈i |: : : :/ |i: :|: ||: : :.:|.::::ノ⌒ヽ:.:.:.:.:′ ,,ル'⌒

          ^\  : .   // : ィ仁|i.:/  Vし℃仆|i | : : :  |i: :|: r冖れノ^  ノ⌒廴__ノ^⌒¨´
.               丶  : .  j/{ニニ|iイ    'ー '゙  八| : : |ー─-fソ:. :.  辷?い: :.:.:. ′
                \ : . : ; {ニ二い   :.:.:  ::::::::::八: : |j埖fソ^;. :. :.fら ). : :.:.:.:/
.                   \ : .l {ニニ八       , ::::::ヽ| ヒ^爻_廴 ノノ^. . : :.:./ニニ},
                    ヽ| {ニニニニニ:、   、         ー'⌒)ソ)メ . . : :.:.:/ニニニ}}
                    | k二ニニニ/\     ー    :.:.:   才イ. : /}/ニニニニ}}
                    | |ik.ニニニ{〉  \__        イニニノ/ニニニニニニニ圦
                    | |ikikニニ{入____    ̄¨アニたニニニニニニニニニニニニニハニニ\
                  /|人kikik.ニ{    >-=ニニニニニニニニニニニニニニ=-  ∧ニニニ〉

                    《    :. トミメ{   -=ニニニニニニニニニ=-     . : . / :〉 ̄
                      j}   :.   ≫→ァニニニニニ=-ァア       . : . : . : ., :/:∧⌒L_
                  リ}     :. /ikikikヽ\ikikikikikik/      . : . : . : . : . : . : . : . : /〉


咲「今の私、誰にも負ける気がしませんから!!」ゴゴゴゴゴゴ


【龍門渕 控え室】

衣「っ!!」ビクゥッ!

ハギヨシ「衣様?」

衣「い、嫌な予感が……気のせい、か」ブルブル


 その後
 池田華菜と共に、天江衣は爆発四散したそうな




【西東京大会 白糸台 控え室】


               /:::::::::/::::/::::::::/:i |::::::::::::::ハ:::l丶::::::::::::i:::::::::::::∨::::::::::::::::::::::|
                 /:::::::::/:i::::i:::::::/l::|  |:::::::::::::| .斗‐卞: ̄::i:::::::::::::::∨::::::::::::::::::::|
             /:::::::::::′::::i:::::i__i::|   ::::::::::: | ´ ';i   \::i:::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::|
               /::::::::少::|:::::::斤i i::}`  ∨::::::|  .;イ竿三ミⅥ::::::::::::::i::::::::::::::::::::::|
.             /:::/ i::::i::::::::i彳=三ミ ∧:::::|.   ら:::::::::::i 》i::::::::::i:::i::::::::::::::::::::::|
            //  .i::::i:::::::::i i. ら:::::::i.   \i  乂:::::::::ソ  i::::::::/i:::ト ;::::::::::::::::::|
       _, -───- .i::/i:::::::::i ゙ 从:::::リ          ̄  /:::/ i/  ∨::::::::::::|
      '´           Ⅵノ:::::::::'    ̄              //       i:::::::::::::::|
   /            ゞ:::::::::ゞ     '            し  ´       / ::::::::::::::|
 ,     _           Ⅴ:::::::∧                   _ _/ :::::::::::::::::|
/    ´            \::::::::ゝ     ゝ= 、        /::::::i::::::::::::::::::::::::|
 /                ゝ::::::::\                   イ::::i::::::|::::::::::::::::::::::::|
/                   ∧::::::::::ト             < .i:::::i:::::イ:::::::イ ::::::::::::|
            /         i:::::::::i   > _  -=     i::::i:::/::::/::|::::::::::::::|
       /    i i        ∧:::::/  i:::::::::::::i        .i ̄//ヾ::::|::::::::::::::|

照「……京ちゃん、咲にコメントを残してたね」

淡「…………」ギュッ

照「淡?」

淡「悔しくないもん」ポロポロ

照「!」

淡「ぜ、ぜったい……私だもん! 選ばれるのは私なの! 他の誰でもない!!!」グスッ

尭深「淡ちゃん……」

淡「たかみ先輩はいいの!? 京太郎が取られても!!」

尭深「私は……選ばれなくても、傍にいられればそれでいいから」

照「……」

淡「私は、いや。京太郎の全部が欲しい、私だけのものにする!」

尭深「そんなの、駄目だよ」

淡「駄目じゃない!!!! サキなんか、私がやっつけてやる!!」


菫「愛ゆえに戦う、か」

誠子「燃え尽きなければいいんですがね」

菫「……そうだな。少なくとも淡は大丈夫だと思うが、問題は……」



照「……サキ。やっぱり、私は」



菫「私には、照の方が心配だ」



【次回予告】

 遂に手に入れた全国大会への切符
 だが、俺達に気を休める暇は無い

 最後の仕上げの為、俺達は合宿へと赴く

咏「うぃーっす! 指導に来てやったぞー」

              .   -‐…‐-  .
              ´               `  、
       /                  \
       /      .. .. .. .. .. ..  .. .. ..      丶
          . .: .: .: .: .: .: .: \:. :. :. :. :. :. .   、

    /    . .:| .: .: .: .: .: ¦:. :. \:. :. \:. :.    `
       . . . .:.| .: .: .: .: .: | i :. , :. :. :. :. :. :. :.   ,
   ;   . . .: .: .:.|  .: .: .: 、_|__j_|ノ|ハ:. :. |i :. :.
   l i. ..: ..:|. .:.| i :. :. :. :. :..| i  | 人 ⅰ:. |i :. :. i |

   | | .: i.: |. .:.|八 :. :. :. :. ∨i,x圻幵竹,:. |i :. :. | |
   | | .: i.: |/l ∧ :. ___ノ 〃 トィ/f心| :. |i :. :. | |
   | | .: i.: | :. ァヒ扞ト′      _)ツ| :. |i :. :. | |

   | i .: .:i.:| 爪 トィ心       ,,,  | :. l/ :. :.. |:八
   | | .: i.: | :. |i'  )ツ           | ; ′:. :. | : :\ /㍊i
   | i ’.: ,.: | :. ||:、 ,,,   ′   ィ   / .: .: .:  ノ|: :/  ㍊i
   |/ V/, |i :. 〈癶     ーく  ノ / .: .: .:  /: : |/   ㍊i
        V 八:. :. V:.ゝ      / .: .: .:  ィ/: : :/    ァ㌻¨:\
       \:. \i:. \:. ≧=ー/ .: .: ≠≪'/: :/   ,ァ㌻¨。 ゚xヘ: \
        }≧=\------辷r< //。※゚l/  ァ㌻¨ ※/。※ハ: `

        /  ;冖冖冖冖/ i/ `X升ォt/ ァ㌻¨ 。※゚/。※゚。※゚| : |
       / / /。※゚.。※゚/: :{※゚/ ゚| | ァ㌻¨: :/。※゚〃※。※゚。※゚| : |
.    / イ/ /※|。/。※/ : : {/。※゚| |¨l : : : /※/゚/゚。※゚。※゚。※゚| ノ


 山奥の旅館で俺達を待ち受ける、プロの洗礼
 そして――

照「私は!! やっぱり京ちゃんを諦めたくないの!!」

 告げられる、照さんの本音

淡「私ね、京太郎の為ならなんだって出来るよ」シュルッ……パサッ

 俺は、彼女達の想いにどう応えればいいのだろうか

尭深「私はね。そんな君が大好きだよ」ニッコリ

 それぞれの思惑が交差する中、全国大会が幕を開ける


【次回  サイカイ】


京太郎「お前は、生きていたのか!?」

宮崎大輔「待っていたぞ!! 京太郎ぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」


  それはきっと、最後の戦いになるだろう



 という事で次回に続きます
 合宿(三回行動)を終えて、ED(全国大会でのヒロイン決め)の流れとなります

 ちなみに、誰が選ばれても、別世界線を回収するとかやりません
 ガチンコで一人、ヒロインを多数決で決めますのでご了承くださいませ

 現状、好感度でラストヒロインに選べるのは咲・淡・尭深・咏だけです
 テルーは次回で100に行ければ選べるという事で

 それでは次回の更新でお会いしましょー

 
 なんかネットの回線がおかしいんで、携帯の回線から再開しまー
 Googleの検索とかは出来るんだけど、サイトにアクセスとかできねぇんすよね
 これもう分かんねぇな

【最終確認】
・ステータス上げはこの合宿でラスト
・合宿終了後に好感度100に満たないキャラは最終ヒロインになれない
・行動数は日中、夜の二回×三日分
・最終ヒロインに選ばれたヒロイン以外のルート回収はナッシング 


【須賀京太郎】
・雀力(92)補正+40
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(75)
誠子(47)
菫(40)

【清澄】
咲(100)

【その他】
咏(100)
はやり(57)


【都内某所 山中の旅館】


京太郎「うぉぉっ! 旅館だー!」

淡「いぇーいっ!」

誠子「温泉だー!」

尭深「ゆっくりできそうですね」

菫「ああ。わりと良い場所を選んだからな」

照「綺麗な場所……」

 地方予選から一週間後
 俺達、白糸台高校麻雀部の一軍メンバーは山奥の旅館で合宿を行う事になっていた

 期間は三泊四日
 旅費は全額、部費で賄われているんだけど……

京太郎「先輩達、残念ですね」

菫「仕方ないさ。アイツ等は麻雀の他に、アイドル活動も忙しいからな」

淡「いーなー。PKジュピターのライブ、ちょっと見たかったかも」

誠子「そうか? 私はあまり好きじゃないが」

京太郎「(男子は俺一人、か)」モンモン

 というか、俺が同行するのは誰か反対すると思いきや、誰も文句言わないんだもんな
 うぅー、緊張してきたぁ

菫「とにかくチェックインだ。全員荷物を……」

?「お、いたいた」

照「! アナタは!?」

?「いやー、遅れちゃって悪いねぃ」テクテク

                 ...-:::::: ̄ ̄::::::::ー......
              ,.ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::...
            ,..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::ハ:::::::::、::\
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          !::j:::::::::レ':::ト=ュ、 `ー‐' 匕z彡'´ リ:::::::::::::! イ::::::!
          l::ハ::::::::メヘム jハ           ノ:::::::::::::j´:::::::iハ
             マ:::ヽ::个.マム_リ         /::ノ::::::::::i::::::::::ト、:\
            ヾ::::::`ト `¨マ、 ヽ  _   ィ:_イ:::::::::::::j:::::::::::l ヾ::`
          _ 、::::ハ   マ、 r ゚  ! /´ ノ:::::::::::::/:::::::::::::トー
         r人 ム マ::::ヽ.  マ、 ヽ ノ {! /::::::::::::/:::::_:::::::ヽ、     |
         マ ム.ム \:::::≧ュキ__  j:V:::::::::::::/イ z⌒{:::::::::ゝ、_
          マ ムム  >:::::::`ーゝ/_jイ::::::::::::::/      マトー-
           マ.ムム /イ>-=イ⌒ヽ )_:イ/⌒ ヾ _  ー、::ミー
              マムム    /:;:::::::::ノ´   イ     \   `ヾ::::
                マ.ムム   /イ::::::::/ ヽ /_   ヽ    \   `
             マムム   {:::::::{ / { 、ヾ    }     ヽ
             / マ jヽr/ )ヽ:::i   ヽ \ヽ /

              /.  ' ! リ /  `ー   人 ヽj/        \
            ;   j j ム≧=ァーr=-ミ /

            j   イ / /-〈 ./_j_    /
           /  ハ ゝ. ィァ`Yニニニニニ'
            j   l  ヽ ミィ_ノ ニニニニ/
          ノ  /   ≧=ュ、 マ、ニニ7

          /  イ        ミマヾニ′
        / ィ´             j7
         /´                /
      /                   {


咏「うぃーっす。指導に来てやったぞー」

京太郎「三尋木プロ!!」


 


菫「三尋木プロ!? どうしてここへ? それに指導というのは……」

咏「いやー。私が用があるのはコイツだけなんだけどねぃ」ペチペチ

京太郎「あいたたた」

咏「まぁ、折角だし? お前達も揃って見てあげようかなって、ところじゃね?」

誠子「は、はぁ?」

淡「こらー! 私の京太郎に馴れ馴れしくするなー!」ウガー

照「淡。この人は、強いよ」

咏「よく見てるねぃ。うんうん、粒ぞろいでよろしい」

菫「指導はありがたいのですが、この事を誰から?」

咏「ま、ちょっとしたツテってところかねぇ」フフフ

菫「???」

咏「ま、子供にはまだ早い」

京太郎「(三尋木プロが言うと説得力が無いな)」ズーン


【数日前】


???「はやりんじるしぃのぉ! と~ちょ~きぃ~!!」テケテケン

咏「わーお」


【現在 旅館 虎の間 残り行動6回】


咏「ほれほれ~ロードスターズに入るって言いな~」グリグリ

京太郎「あいだだだっ! いや、だから俺はプロになるかどうかは決めてなくて!」

淡「京太郎がロードスターズに入るなら、私も入るよ?」

照「私も」

咏「おー、入れ入れ。ちゃんとコイツも連れて来いよ」ペチペチ

淡「はーい!」

京太郎「」

菫「ごほん。それでは三尋木プロ、我々に指導をお願いします」

誠子「プロの指導か。楽しみだ」ワクワク

尭深「うん。でも、あまり京太郎君を苛めないで欲しいなぁ」

咏「じゃあ早速、私が選んだメンバーに打ってもらうかねぃ」

京太郎「(三尋木プロか。そういえば俺、まだプロとは打った事がないんだっけ)」

咏「んー。じゃあこの四人で行こう!」


 安価↓1 から三名

1 てるてる

2 菫

3 たかみー

4 誠子

5 あわあわ

6 うたたん



咏「じゃあ、この三人と私で打とうかねぃ」

京太郎「! お、俺ですか!?」

咏「うん、お前の実力を生で感じさせて」ウワメヅカイ

京太郎「生で……」ゴクッ

照「……尭深」ゴゴゴゴゴ

尭深「はい。先輩、任せてください」ゴゴゴゴゴゴ


菫「なんという殺気!? アイツ等、マジだな」

淡「やってやれー! プロなんて吹っ飛ばせー!」

誠子「あんなのに巻き込まれないで助かった」ホッ


咏「そんじゃま、打つとすっか」

京太郎「負けませんよ」

咏「こちとらプロの意地があるからねぃ」ジャラジャラ

京太郎「(日本代表に選ばれるほどの実力、見せてもらいますよ!)」ゴゴゴゴ


 安価↓2  補正40

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 ハーレムED解禁



京太郎「ロン!」ゴッ

咏「!? っちぃ……やっぱり、簡単にはいかないねぃ」

照「ぐぅっ……私達じゃ、縋り付く事すら出来ない」

尭深「京太郎君……もう、私達の手の届かないところへ」

咏「……京太郎。お前のその能力?」

京太郎「ああ、これはリバースっす」

咏「リバース?」

京太郎「はい! 自分の能力を反転させて、逆に幺九牌以外の牌が手元に来るように出来るんです!」

咏「出来るんですって、お前な」ハァ

淡「対策もクソもないじゃん!」

菫「彼に勝つには、至ってシンプルに、彼より早く和了ればいい。だが、それは無理な相談だろう」


京太郎「あ、ツモ!」


菫「並に乗った彼は、三巡も待ってくれないからな」

誠子「ひぇっ」


【須賀京太郎】
・雀力(97)補正+40
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(80)
誠子(47)
菫(40)

【清澄】
咲(100)

【その他】
咏(100)
はやり(57)


 安価↓2  コンマ50以上で連続バトル
 安価↓3 補正+40


00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 ハーレムED解禁



咏「……参ったねぃ」

京太郎「え?」

咏「お前、良くて【あの人】と同じくらいだろうと思っていたけど……」

 あの、人? それって、誰の事だろうか

咏「お前は間違いなく、小鍛治健夜よりも強い」

京太郎「!」

照「なっ」

淡「うそっ!?」

尭深「すごい……」

菫「は、はは……聞いたか? 国内無敗のプロより強いそうだ」 

誠子「いやー。ヤムチャの前で魔人ブウと悟空が殴り合うようなもんですねー」アハハハ


咏「私でも歯が立たないとは、自分で自分が恥ずかしいねぃ」

京太郎「いや! そんな事は! 三尋木プロは強いですって!」

咏「当たり前だっての。でも、お前は更にその上……の上を行ってる」

京太郎「そんな……」

咏「ふふっ、私がお前に弟子入りしなきゃなんないかもねぃ」

京太郎「三尋木プロ……」

咏「さぁ、続きを打とっか」

京太郎「はい!」


【須賀京太郎】
・雀力(99)補正+40
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(82)
誠子(47)
菫(40)

【清澄】
咲(100)

【その他】
咏(100)
はやり(57)

 安価↓2  コンマ50以上で連続バトル

 成功時のみ安価↓3 補正+40


00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 ハーレムED解禁



京太郎「……」

 気が付けばそこに、立っているのは三尋木プロだけ

咏「ふぅー。つっかれたぁ」コキコキ

京太郎「さすが、ですね」

咏「まぁねぃ。こちとらこれでもプロだから」ケラケラ

照「うぅぅぅ」

菫「うぐぐぐ」

淡「あわわわわ」

尭深「ふきゅぅ」

誠子「けぺぺぺ」

咏「今日はここまで、続きはまた明日! 後はゆっくり休んでおけばいいんじゃね?」

京太郎「分かりました。三尋木プロも、お疲れ様でした」ペコリ

咏「いーっていーって。とにかく、進路はロードスターズって事でよろしくー」スタコラ

京太郎「……困ったもんだな」

 プロ入りを考えてないって、何度も言っているのに
 
京太郎「……んー。それに、みんなもどうしようかな」

 疲れて寝ているみたいだし、寝かせてあげてもいいけど
 お風呂にはいってさっぱりした方がいいだろうし……


 安価↓2

1 みんなが寝ている間に自主練

2 誰か一人を起こす(名前でも可)

3 メールをする(咲・はやりのみ)



淡「すぅすぅ……きょうたろぉ、きす、しちゃったね」スヤスヤ

照「きょう、ちゃん……なぁ、すけべぇ……しようやぁ……」ムニャムニャ

菫「きわめて……べんりな……」スピー

尭深「きょうたろうくん、これも……おいしく、やけたよぉ」グッスリ

誠子「主役回が無かった。白糸台で私だけ。これはおかしい」ブツブツブツ


 みんなぐっすり眠すぎだな
 良い夢も見ているみたいだし

京太郎「しょうがない。みんなは起こさないでおこうかな」

 と、なってここで一人残されても寂しい
 折角だし、三尋木プロの部屋に行ってみようか

京太郎「まだまだ元気そうだったし、大丈夫だよな」

 俺は意を決すると、三尋木プロの部屋へと向かった


【旅館 咏の部屋】

京太郎「三尋木プロ? ちょっといいですかー?コンコン

 あれ? 返事が無いな
 もしかして、三尋木プロも寝ちゃったとか?

京太郎「しょうがない。出直し……」

 ッス、ウゥッ……クッ

京太郎「うめき声? まさか!?」

 何か嫌な予感がして、俺は三尋木プロの部屋へと入る
 すると、そこにいたのは――


咏「あっ……」グスッ

京太郎「あっ」ピタッ


 赤く泣き腫らした目を擦る、三尋木プロの姿だった



咏「ば、ばっか! 女の部屋に、無理やり入るなって!」アセアセ

京太郎「すみません! でも、三尋木プロ……?」

咏「……泣いてなんかねーし」

京太郎「でも、それ……」

咏「……」ギュッ

京太郎「もしかして、さっきの……」

咏「ああ、そうだよ。プロなのに高校生に負けて、悔しくて泣いてたんだよ」ウルウル

京太郎「そ、そんな!? さっきも言いましたけど、三尋木プロは……」

咏「気遣いなんていらないねぃ。私は負けた、それだけが真実だから」

京太郎「……」

 俺はバカか?
 悔しくないわけ、ないじゃないか

 相手が誰とか関係ない。負ければ悔しい
 ましてや、プロとしてこれまで努力を続けてきた三尋木プロならなおさらだ

 それなのに、俺はぬけぬけとこんな場所に押しかけて……

咏「……なんか言えよ」

京太郎「あ、え? えっと……俺、強くてすみません」

咏「ぷっ、あっはっはははは! なんだそれ?」ケラケラ

京太郎「いや、今のは無いですよね」ズーン

咏「まぁ、事実だからいいんじゃね? しらんけど」ペチペチ

京太郎「あいたたたた」

 俺の頬を扇子で叩きながら、三尋木プロは微笑む

咏「……負けて悔しかったってのもあるけど、本当はちょっと違う」

京太郎「え?」

咏「お前に私の格好良いところを見せたら、チームに入ってくれるかなって期待してた」

京太郎「!」

咏「でも、結果はこのザマ。お前に醜態を晒してしまったと考えると、なんだか悲しくなってねぃ」ポカポカ

京太郎「……俺は」

咏「?」

京太郎「三尋木プロを格好良いと思いました」

咏「はぁ? 高校生に負けるプロを?」

京太郎「だって、これまでの相手で一番苦戦したし……俺の想定では、飛ばして勝つつもりだったのにできなくて!」

咏「……」

京太郎「それに、対局中の真剣な顔が……その、普段の幼い風貌と違って、キリッとしていて、綺麗で」カァァ

咏「なっ、んなぁっ……//」カァァァ

京太郎「だから、その。俺、ロードスターズに……ちょっと、入りたいって、思いました」

咏「……」ドキドキ





咏「そっか。それなら、負けた甲斐もあるかもねぃ」クスクス

京太郎「そうかもしれません。まだ、約束は出来ませんけど」

咏「いいっていいって。まだまだ三年先の話だし」ドン

京太郎「わっ!?」

 そう言って三尋木プロは俺を畳の上に押し倒す
 そしてそのまま、馬乗りになるようにして俺に体重を預けて……

京太郎「な、なっ!?」ドキドキ

咏「悪い。ちょっと、胸を貸して」ギュッ

京太郎「……三尋木、プロ?」

咏「少しで、いいから……っく、ひっく」ポロポロ

京太郎「……はい。今晩は、気の済むまでこうしていてください」ナデナデ

咏「……ありがとう」ギュ-


 夜は更けていく
 空には綺麗な月が浮かび、部屋の窓から淡い光を放つ

 そんな幻想的な世界の中
 俺と三尋木プロの体は、一晩中……離れる事は無かった


【合宿 旅館 残り行動4回】


淡「寝過ごしたー! 京太郎と枕投げしたかったのにー!」

照「不覚」ガーン

尭深「ごめんなさい」

京太郎「いえいえ、いいんですよ。起こさなかった俺も悪いですし」

菫「あいたたた。まだ体が筋肉痛だ」

誠子「麻雀で筋肉痛って、筋肉痛って……」

咏「はいはい。朝飯を食べ終えたら練習すっからねぃ」

淡「ちぇー。京太郎と温泉に入りたかったのにー!」

京太郎「混浴時間は夜だぞ」

淡「ちくしょー! じゃあまた後でね!」

京太郎「いや、入らねぇけど」

淡「なんだと!? この淡ちゃんのビッグバンボディに興味ないの?」

京太郎「どこが? ビックバン?」

淡「ぐぬぬぬぬっ! 脱いだらすごいんだから!」

照「私も!(緊急儀式術)」

菫「やれやれ」ハァ

咏「そんじゃま。やりますかねぃ」


 安価↓1 から三名

1 てるてる

2 菫

3 たかみー

4 誠子

5 あわあわ

6 うたたん



 


京太郎「今日はこの四人でスタートか」

照「よろしくね、京ちゃん」

淡「昨日の借りは100倍にしてかえーす!」

咏「プロの意地をみせっかねぃ」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


誠子「あれぇ、なんか空間が歪んでる」ゴシゴシ

尭深「雀力(オーラ)が具現化している、すごい!」

菫「知っているのか尭深!?」



咏「手加減したら許さないからねぃ?」

京太郎「勿論。いい勝負をしましょう」ズォォッ

咏「(やっばいわ、これ。面と向かっているだけで、心臓を鷲掴みにされているみたいだ)」ゾゾゾ

照「京ちゃんの能力で圧迫されるこの感じ……不思議と、気持ちいい」ゾクゾク

淡「私も私もー!」キャッキャ

京太郎「……なんかやる気が削がれるなぁ」ハァ


 安価↓2  補正40

00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 

00 ハーレムED解禁

 


 ジャラジャラ

京太郎「うーん」

咏「? どうした?」

淡「早く打ってよー。親なんだからさー」

照「京ちゃん?」

京太郎「いえ、その……始まったばかりで申し訳ないんですけど」バラバラ


  天和 四暗刻


京太郎「これ、どうしましょう?」アセダラダラ

淡「」プシャー

照「」ジョバジョバ

咏「……どこまで行く気だっつぅの」ハァ

誠子「」ブリブリ

菫「」ブッチッパッ

尭深「」アヘェ

咏「お前のプレッシャーでみんなヤベェ事になってるし」

京太郎「とはいっても、これ以上弱くもできないし」ウーン

 でもこのままじゃ、みんながすごい事になっちまう
 なんとか解決策は……

京太郎「あ、そうだ!」


【須賀京太郎】
・雀力(100)補正+50
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(83)
誠子(47)
菫(40)

【清澄】
咲(100)

【その他】
咏(100)
はやり(57)

 安価↓2  コンマ50以上で連続バトル
 安価↓3 補正+40


00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 


※ 雀力カンストしたので、上がるのは照の好感度だけです



00 ハーレムED解禁




京太郎「……ぬぬぬっ!」ゴッ

咏「!?」ブワッ

京太郎「どうです?」

照「あ、れ?」

淡「あわっ!?」

尭深「え?」

菫「体が、楽になった?」

誠子「」ブクブク


京太郎「良かったー」ホッ

咏「ま、まさかお前……!?」アセダラダラ

淡「?? どういう事?」

照「なんで、京ちゃんのオーラを感じられないの?」

咏「……それは、簡単な話だねぃ」

京太郎「あ、やっぱりわかります?」

菫「三尋木プロ? どういう事ですか?」

咏「……麻雀の打てない一般人は、お前達の強さを理解出来ない」

淡「うん。こっちがオーラ出しても、しれっとしてるよね」

咏「そうだ。文字通り次元が違う強さを、感知出来ないからそうなる」

照「……!? じゃあ、まさか!?」

尭深「私達と、京太郎君の間に……?」

咏「それだけの次元の差があるって事だねぃ」

京太郎「加減出来ないので、突き抜けてみました」ポリポリ

淡「」

照「」


【須賀京太郎】
・雀力(100)補正+50
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

照(88)

 安価↓2  コンマ50以上で連続バトル
 安価↓3 補正+50


00~09 変化無し

10~29 +1 
30~49 +2 
50~89 +3 
90~99 +5 
ゾロ目 +10 


※ 雀力カンストしたので、上がるのは照の好感度だけです




京太郎「……」ホケー

               __  /⌒ヽ
                 ⌒\ ∨   ヽ___
              _, ----`      ∨   `ヽ、
           /´               |     \
          / ____    /  l|     | :.     \
            ///    /   |     |l |  :       ヽ
              /  /   //  ,∧    / ,イ  l| :.  .  .
          / イ / // : l  |    ' / !  从 |  :   :.
         .'/  ' ' /-|-{ {  |  /}/  | / } }  |    .
         }'  / |Ⅵ { 从  '  ,     }/ /イ   }     .
           / イ | l{   { ∨/      '    }   ∧ :   :.
          ´  | {|从三三 /   三三三 /  /--、| ∧{
                {从 |     ,            ムイ r 、 }} /} \
               |                ノ ' }/イ/
                {               _,ノ
                   人       _,..::ァ       r }/
                     `     ゝ - '   イ   |/
                        `  ーr  ´  ___|_
                     ___|     |//////|
                   {|___ノ  __|[_]//∧_
                 /// |____|///////////> 、

                     ///// |   /////////////////> 、
               /////// { //////////////////////}
             //////////∨///////////////////////|


淡「こう見ると、なんの力も無いように見えるのに」

咏「いざ打ってみると、私達がボコられる」

照「次元が違う強さ……」

菫「アイツを初心者だと思っていた頃が懐かしいよ」

尭深「私は最初から出来る子だって信じていました」

誠子「」ブクブク

咏「ま、京太郎はもう生涯誰にも負けねぇんじゃね? しらんけど」

京太郎「マジっすか!?」

咏「相手になるのは神域とか雀聖とか人鬼くらいかねぃ」

京太郎「おおお」

咏「(全ての雀士にとって目指すべき場所に、コイツはもう到達している。こりゃ、世界中のチームが放っておかないだろうねぃ)」

菫「じゃあ、今日の練習はここまでという事で」




京太郎「それじゃあ、夕食も食べましたし……休みますか」

菫「ああ、そうだな。各自、自分の部屋に戻っていいぞ」


 ハーイ  ワカリマシター ウッウー!

京太郎「俺も部屋に戻るかな」ヨッコイショ

照「あっ、京ちゃん。ちょっと、いいかな?」

京太郎「はい? なんですか?」

照「あの、その、ね? さっき、旅館の人から聞いたんだけど……」モジモジ

京太郎「??」

照「近くの村で、お祭り……やってるみたいなの」

京太郎「へぇ! じゃあみんなで……」

照「わ、私は!!」

京太郎「!」ドキン

照「二人で、行きたいな」ドキドキ

京太郎「照、さん……」

照「もし、良かったら……旅館の玄関まで、来てね!」タタタタ

京太郎「あ……行っちゃった」


 照さんと祭り、か
 二人きり……これって、まさか


淡「……むっ」キラーン


淡「京太郎!」

京太郎「わっ!? どうしたよ?」

淡「どうしたも何も~! 今は夜! 混浴の時間だよぉ」ニヤリ

京太郎「いや、だから。俺は……」

淡「……照と、祭りに行くから?」

京太郎「なっ!?」ドキ

淡「……私は、京太郎になら全てを見せられるよ? なんでも、シテあげるよ?」

京太郎「淡……」

淡「照よりおっぱいもあるし、えっちな事だっていくらでも頑張るから」グスッ

京太郎「……」

淡「必ず、来てね? 私、入浴場の前で待ってるから!!」タタタ

京太郎「淡、お前は……」



尭深「……」チラ



尭深「京太郎君!」

京太郎「渋谷先輩?」

尭深「モテモテだね」クスクス

京太郎「! 聞いていたんですね」

尭深「ごめんね。盗み聞きするつもりは無かったんだけど……」

京太郎「いえ。こんな場所で話していたら、聞こえて当然ですし」

尭深「……ねぇ」ツンツン

京太郎「?」

尭深「京太郎君は、私の事を好き?」

京太郎「なっ!?」カァァ

尭深「あはっ、満更でもないのかな? なら、良かった」

京太郎「渋谷先輩……」

尭深「私ね、淡ちゃんに言われたの。悔しくないのかって」

京太郎「!」

尭深「それに私は、京太郎君と一緒にいられるだけでいいって答えたの」

京太郎「……」

尭深「だけどやっぱり、私も女なんだよね。考えれば考えるほど、君を独占したくなっちゃう」

京太郎「渋谷先輩、俺は!」

尭深「だーめ。答えは、また後で聞かせて」

 そう言って、尭深先輩は手を後ろに組んで歩いていく

尭深「私は、中庭で待ってるね。今日は、星が綺麗なんだって」

京太郎「……」

尭深「必ず、一緒に見ようね」タタタタ

京太郎「……っ!」ギリッ



咏「……」ニヤニヤ


咏「うぃーっす、迷える少年よー」

京太郎「み、三尋木プロまで!?」

咏「そりゃあんな声で騒いでいたら聞こえるっての」ペチペチ

京太郎「……俺、どうすればいいんでしょうか」

咏「さぁてねぃ。恋愛ごとってのは、人がとやかく言うもんじゃねぇし」クスクス

京太郎「……そうですよね」

 照さんも、淡も、渋谷先輩も
 勇気を出してくれたんだ

 だから、俺もちゃんとその想いに答えないと

咏「……私も」

京太郎「え?」

咏「私もさ、参戦……しちゃおっかな」スッ

京太郎「え? わっ!?」

 チュッ

京太郎「ほ、ほっぺたに……き、きき、キス!?」ドキドキ

咏「……ふふっ、続きが欲しかったら、私の部屋に来ればいいんじゃね?」ニヤニヤ

京太郎「そんな、三尋木プロまで!」

咏「じゃ、そういう事でー」スタスタ

京太郎「……行っちゃった」

 ブーッブーッ

京太郎「? 携帯……ラインか?」チラッ



カンちゃん『京ちゃん、もし良かったら……今から電話出来ない?』



京太郎「……咲」


 祭りに誘ってくれた照さん
 混浴に誘ってきた淡
 星を見ようと言った渋谷先輩
 キスの続きをしようと言った三尋木プロ

 そして、電話をしたいという咲

京太郎「……こんな残酷な選択、そうそうねぇっての」

 俺は一体、誰を選べばいいんだ?
 こんな俺なんかが、誰を選んでいいって言うんだよ!

京太郎「ああ、くそっ! 俺は、俺は!!」




 俺は……




 


 という事で、合宿最大のイベント安価
 ちなみに出遅れているてるてるですが、これを取れば100余裕でいけまーす

 ただ、カンスト組もこれで選べば、一気にヒロイン力が高まる事間違いなし

 
 照、淡、尭深、咏、咲で多数決安価を出します
 安価指定は21時30分になったら、投下

 その指定レスから安価↓1~5で行きましょうかね。同数は勿論サドンデス
 早い者勝ちですが、 推しが選ばれなくてもご容赦オナシャス!

 じゃあ、30分までお待ちをー



 京太郎が選んだ少女の名前は?


 安価↓1~5  多いキャラで決定 同数はサドンデス


1 照「私と一緒に、祭りに行こうね」

2 淡「背中、流してあげるっ!」

3 尭深「君と、星を見たいなぁ」

4 咏「キス、しちゃった……」

5 咲「京ちゃん。話したいよぉ」


【旅館 玄関前】

女将「あんれまぁ、よく似合っていること」

照「どうも、ありがとうございます」ペコリ

女将「いいのいいの。この浴衣、娘のなんだけど……長いこと、帰ってきてなくてね」

照「そうなんですか」

女将「ふふっ、お祭りデート。頑張ってきてね」

照「……はい」

 私は、何を期待しているんだろう?
 旅館の人にお祭りがあるって聞いて、こんな浴衣まで用意してもらって

 もしも、京ちゃんが来てくれなかったら?

 私は……ただの惨めなピエロだ

照「……っ」ジワッ

 京ちゃん
 私ね、ずっとずっと……京ちゃんの事、好きだった

 私の前で瞳を煌めかせて、いつも傍にいてくれるアナタが好きだった

 でも、私の妹も、アナタを好きになっちゃった
 だから私は、自分の心を封じた

 アナタを好きだった私を隠して、生きてきた

 それなのに、アナタは私を追って東京に来てくれた

 だから私は――

照「……」

 ザッ

照「っ! 京ちゃ……」

モブK「おっ、可愛い子いんじゃ~ん!」

モブB「いいねぇ~! やっちゃいますか!」

モブS「やっちゃいましょうよ!」

照「あっ……」

モブK「ねぇねぇ、お姉さん! 俺達と一緒に祭り行こうよ!」

モブB「その為のお小遣い? あと、その為の貯金!?」

モブS「たこ焼き! 焼きそば! いか焼き! って感じで……」

照「私は、あの……」

モブK「相手待ってんの? でも、こんな可愛い子を待たせる奴なんてロクな奴じゃないって!」

モブB「俺達と楽しく遊ぼうぜ!」

モブS「わーい!」ガシッ

照「いやっ……! 京ちゃん!!」

 私は、京ちゃんの事が――








 ガシッ ギリギリギリ

モブS「いだ、いだだだだだだっ!?」

京太郎「おい、そいつは俺の女だ。手を離せよ」ギリギリギリ

照「きょ、京、ちゃん……?」



モブK「おい、てめぇ! 俺らが誰だか知ってんのか!?」

モブB「泣く子も黙る! ハソドボール三兄弟とは俺達のことよ!!」

京太郎「あ?」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


モブK「やべぇよやべぇよ……」ブルブルブル

モブB「朝飯食ったから……」ブルブル

モブS「す、すんませんでした!!」ビクビク

 ダダダダダダダッ


京太郎「……たくっ、どこにでもああいうのはいるな」

照「京ちゃん、来て……くれたの?」

京太郎「はい。祭り、一緒に行きましょうか」

照「……っ」ジワッ

 ポロポロポロポロ

京太郎「て、照さん!? どうして泣いてるんですか?!」アセアセ

照「ごめん、違うの……私、嬉しくて」グスッ

京太郎「照さん……」

照「選んでくれた事も、それに……俺の女だって、言ってくれた事も」

京太郎「そ、それは! アイツ等を追っ払う為に!」カァァァ

照「分かってる。でも、それでも嬉しいの」

 カラコロン カラッ

照「ありがとう、京ちゃん」ギュウゥ

京太郎「……下駄で走っちゃ、転びますよ?」

照「えへへ……その時は受け止めてくれるでしょ?」ギュッ

京太郎「はい。俺でよければ」


【入浴場前】

淡「……」

菫「ん? 淡、まだこんな場所にいたのか?」

淡「……なんだ、弘世先輩か」

菫「なんだとはなんだ」

淡「別に」プイッ

菫「……泣いてるのか?」

淡「泣いて、なんか、ないっ……」

菫「そうか、ところで……私はこれから風呂に入るんだが」

淡「あっそ」

菫「混浴の露天には行きたくないので、普通の女湯だ」

淡「……」

菫「背中くらい、流してやる」

淡「うん……」



【中庭】


尭深「……」

誠子「こんな場所にいたんだ」

尭深「あっ」

誠子「そう露骨に残念そうな顔する?」

尭深「ごめん」

誠子「……空、綺麗」

尭深「うん。綺麗、だよ……ひっく、ね、ぐすっ」ポロポロ

誠子「……そんな泣いてちゃ、見れるものも見えないでしょ」

尭深「そうだよね。そうだよね……」ポロポロ

誠子「……須賀の奴。本当に、罪作りな奴だよ」ハァ


【咏の部屋】

咏「……」フゥ

 ま、期待してはいたけど……分かっていた結果かな

咏「……あー、くそっ」

 こんな事なら、口にキスしておくべきだったか?
 でも、そんなの……

咏「はぁ……憎い男だよ、全く」

 どうしてあんな、一回り知覚年下の男を好きになっちゃったんだか
 こんな風にドキドキして
 やきもきして

 恋知らぬ乙女じゃあるまいし……

咏「あ、そっか」

 これ、初恋じゃん
 
咏「ハードル高い初恋も、あったもんだねぃ」クスクス

 なぁ、こんなおばさんでも――
 お前は、良いと言ってくれるかな?


【長野 咲の部屋】

咲「……返信、来ない」

 京ちゃん、もう寝ちゃった?
 この前のメッセージのお礼、言いたかったのに

咲「……京ちゃん」

 もうすぐ、会えるね
 そうしたら私……やっと、自分の想いを伝えられる

 アナタが好きです
 私をお嫁さんにしてくださいって……言うんだ

咲「お嫁さんは、流石に焦りすぎかな」クスクス

 ねぇ、京ちゃん
 今頃は京ちゃんも、私の事を……考えてくれているよね?

 お姉ちゃんやあの金髪の子と一緒にいたり……しないよね?

咲「京ちゃん……好き。大好き」

 早く、会いたいな



【山奥の村 祭り会場】

 ピーヒャラピーヒャラ パッパパラパ

京太郎「盛り上がっていますね」

照「うん。人がそれなりにいっぱい」キョロキョロ

京太郎「懐かしいですね。昔はよく、咲と三人で行きましたっけ」

照「っ! そうだね」

京太郎「愛おばさんが、お小遣い欲しければ肩を揉めって、よくこき使われたなぁ」

照「……合宿前に、お母さん言ってたよ」

京太郎「?」

照「京ちゃんの試合のビデオ、見たみたいでね」

京太郎「へぇ、それで? なんて言ったんです?」

照「京ちゃんの遺伝子が必ず残す必要がある。だから、京ちゃんに抱かれなさいって」

京太郎「」ブゥゥゥゥッ!

照「……ごめん」

京太郎「い、いや! そういう人だって事は、分かっているので」

照「いつも麻雀ばっかりだからね。ほんと、嫌になっちゃう」クスクス

京太郎「……(可愛い)」

照「あっ、わたあめ!」

京太郎「本当だ。照さん、買いますか?」

照「うんっ!! あ……やっぱり、いい」フルフル

京太郎「? どうしてですか? あんなに好きだったのに」

照「だって……わたあめ食べると、唇が」ソワソワ

京太郎「? まぁとにかく、俺も食べたいんで買いますよ」

照「ええ!?」

京太郎「おじさん、一つください!」

わし(53)「やったぜ」

京太郎「ありがとうございます」

わし(53)「京照! あぁ~たまらないぜ!」

京太郎「よしっと。ほら、わたあめですよ?」

照「……むすー」

京太郎「? 食べないんですか?」

照「分かった! 食べる!」パシッ

京太郎「??」

照「甘い……」ホヘェ

京太郎「ふふっ、結局喜ぶんですね」


 


照「おいひぃ……」ムグムグ

京太郎「……ふふっ」

照「? なに、さっきからニヤニヤして」ジトー

京太郎「え? ああ、いや」


         . : : : : : : : : : : : : : : : : : `
       . :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
     . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ : : : : :.`ト、

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      |:八: :i|庁示、\| 斗芹示、|:/⌒i : リ i}: :

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    .: ´.: .:        ヽ    ,ィ'/:/
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〔.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:      〕i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:\


京太郎「浴衣姿の照さんが、すごく綺麗で……可愛いなって」

照「!」ドキッ

京太郎「やっぱり、いいですね。こういうの」

照「うん……//」ドキドキドキ

京太郎「あ、金魚すくいありますよ!」

照「本当だ。でも、合宿所じゃもって帰れないし」

京太郎「それもそうですね。じゃあ、射的でもしましょうか」

照「射的? あれ、やったことない」

京太郎「俺が教えますよ。おじさん、一回ね!」

店主R「オッケー。これを使いな」ゴトッ

 コルト357マグナム デーン

京太郎「」

照「」

京太郎「他の場所に行きますか」

照「じゃ、じゃああっちの……」


店主C「サイコガンは心で打つのさ」ズキュゥーン!

モブJ「ヒューッ!」


京太郎「」

照「」

京太郎「……チョコバナナ、食べます?」

照「いいね!」パァァ



 そうして俺は、照さんと楽しい時間を過ごした
 人混みが多くて、移動は大変だったけど……

京太郎「照さん、ほら。掴まってください」

照「ありがとう」ギュッ

 繋いだ二人の手は解かれない
 ずっと一緒
 
 一度離れ離れになって、もう二度と結ばれる事はないように思えた二人の手が……
 今は重なっている

照「……京ちゃん」

京太郎「少し、疲れましたね」

 祭りの広場から少し離れた神社の境内で、俺と照さんは石段に腰掛けている

照「今夜は楽しかった」

京太郎「俺もです。照さんといられて……」

照「……ねぇ、京ちゃん」

 横に座る俺を、照さんは上目遣いで見上げる

照「私ね、ずっと……自分の気持ちを隠していたの」

京太郎「自分の気持ち、ですか?」

照「うん。その理由は、今となってはもう……どうでもいいの」

京太郎「そう、ですか」

照「ごめんね。京ちゃんを何度も傷つけて、私……酷い女だよね」

京太郎「照、さん」

照「だけどね、それでも私! 気付いちゃった」

京太郎「気付いた?」

照「うん。私は、京ちゃんの事が大好きなんだーって」フフフ

京太郎「っ!」ドキィン

照「何度も自分にダメだって、言い聞かせた。諦めなさいって、強く思った」

 近づく、照さんの顔
 閉じられた瞳
 
 薄い桃色の唇は、吸い込まれるように俺の顔へと距離を詰めて

照「……んっ」チュッ


 やがて、二人の唇は重なり合った



京太郎「照さん……!?」

照「えへへ、私のファーストキス。あげちゃった」モジモジ

京太郎「俺も……そうですよ」

照「そうなの? じゃあ、初めて同士だね」パァァ

 そう言って、照さんは石段の上で立ち上がる
 そして、祭りの広場に向かって顔をを向けると……大きく息を吸い込んだ

照「私は!! やっぱり京ちゃんを諦めたくないの!!」

 それは、誰に向けられた叫びなのか
 俺には分からない

照「京ちゃんが好き! 大好き! 大好きなのー!!」

 でも、照さんの気持ちが本物だという事は分かる
 この人は本気で、俺を好きだと言ってくれている

京太郎「照さん、恥ずかしいですよ」ポリポリ

照「うん! 私もすっごく恥ずかしい!」

 どこか晴れ晴れとした装いで、照さんは俺の傍に駆けてくる
 
照「でもね! これで私、正々堂々京ちゃんの傍にいられるもん!」

 俺の腕に回される、照さんの細い腕
 
照「今度は、私が追いかける番だから」クスクス

京太郎「……俺は、まだ」

照「今はいいの。答えはまた……咲と再会した時に、聞かせて」

京太郎「はい、必ず」

照「ならよし。ほら、かえろ?」


 俺の手を引いて、照さんは微笑む
 その顔はとても綺麗で、眩しくて

 なぁ、咲
 俺はやっぱり、この人の事を――




 夏祭り編 カンッ

 という事で、照も好感度カンストしました
 そこで相談なのですが、この合宿で上げられるのが菫さんと誠子の好感度しかありません

 この二人はもうヒロインレース間に合わないので、合宿最終日をカットして大会直行してよろしいでしょうか?

  
 

【須賀京太郎】
・雀力(100)補正+50
・白糸台高校麻雀部 一軍所属

【白糸台】
尭深(100)
淡(100)
照(100)
誠子(47)
菫(40)

【清澄】
咲(100)

【その他】
咏(100)
はやり(57)



【祭り編 エピローグ】

照「じゃあね、京ちゃん! 私、浴衣を返してくる!」フリフリ

京太郎「はい。それじゃあまた明日」フリフリ

 笑顔で去っていく照さんを見送り、俺も自室へと戻る
 今晩は楽しかった

 でも、その裏で何人もの人を傷つけてしまった

 それだけは、変わらない事実だった

京太郎「ふぅ……」

 ガラッ

菫「……戻ったか」

誠子「よっ」

京太郎「あっ、弘世部長! 亦野先輩! なんで俺の部屋に!?」

菫「すまないな。こんなところで待ち伏せしていて」

京太郎「いえ。それで、俺に何か用ですか?」

菫「なに。お前の尻拭いを、労ってもらおうかと思ってな」フフ

京太郎「尻拭い……?」

誠子「尭深」

菫「淡」

京太郎「あっ」ズキン

菫「酷く泣いていたぞ。今は自室で眠っているが」

誠子「右に同じ」

京太郎「……すみません」

菫「そこれはごめんじゃないだろう?」

京太郎「え?」

誠子「ありがとう、だね」

京太郎「え? え? 逆じゃないんですか?」

菫「バカを言うな。浮気したわけでない、お前は照を選んだだけだろう?」

誠子「礼を言われるのは当然だけど、謝られる筋合いはないってこと」

京太郎「……ありがとう、ございます」ペコリ



菫「……決めたのか?」

京太郎「いえ。正直、まだ自分でもわからなくて」

菫「そうか。まぁ、まだ時間はある」スタスタ

 ガラッ

誠子「大丈夫、誰を選んだって、私達がちゃんとフォローしてやるから」

京太郎「弘世部長、亦野先輩!」パァァァ

菫「ただ、まぁ」

誠子「……一つ聞きたい」

京太郎「???」

菫「私も結構、美人だと思うんだが」

誠子「私も(緊急同調)」

京太郎「あ、え?」

菫「……どうして、選ばれなかったんだろうなぁ」ジト-

                  ---、...--<¨\-...、
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                八:::::::´:::l八|   ̄ =苧芹|::::::::::|:::::::
               |`¨Τ=苧芹     V_ノ |::::::::::|:::::::|
               |::::::::::. V_ノ        l:::::/|:::::::|
               |::::::::∧    '       イ::::::|:::::::|
.              八/i:::::::.、    rっ   /|:::::::|:::::::|
               |::::::::个::....    /|::::|:::::::|:::::::|
               |::::::::::|::::::::::Τ    ∨|:::::::|:::::::|
               |::l:::::::|:::/У     り:::::: l―┴ 、
               |::|:: 斗{/-、 , -/|::::::::::|   /-、
            ┌‐  ̄    |´ ̄ ̄/  :|::::::::::|--//
               ∧  \    |  /    .::::::::::///    |
              { `ト  \   l /   . -=/:::::::/´ /     {
           ノ |二ニ=- {  -=ニ二/:::::::::{  /      \
          /  /\二二ニ、∠二ニ= i::::|::::::|         }

            /  /   >‐〈ニニ/ニニ\ |::∧::::|    \__/  /
.          ∨ {  /二ニ/¨¨゙\ニニニl/、∨|  l「 ̄ ̄ ̄ `く
           ∨--/二ニ/  }  `¨¨¨¨¨   /{ニニニニニニニ |
              } 厶=イ    〉          /::|_ ┬―‐┬v'
          /__}     {         /::::::`¨|   :|¨′


誠子「だろうなぁ」ジトー


      >      \
     /  _ 八、 、   \
    / / }ノ'  \l、

   .厶:/__   _,ノ \   |
    | |           | . |
    八_| ┃    ┃  レ')ノ  (AAの扱いからしてなんか違う!!)
         '     __/

      人   rっ u ,.イ /
       >    イ |/

京太郎「あ、あはは……まぁ、その。本当にありがとうございました」

菫「そこはありがとうじゃないだろう?」

京太郎「ごめん、ですね」ペコリ

 それでも俺は、お二人に感謝していますよ
 いつも、ありがとうございます


 カンッ!




【全国大会 会場】

 いよいよ、この日がやってきた
 全国各地から、選りすぐりの雀士達が集う大会

 俺達、白糸台高校は男子女子ともに西東京の代表として

 そして、俺の大切な幼馴染……宮永咲も、長野代表としてやってくる


京太郎「遂に、再会出来るんだ」

 
 長野からやってくるバスが、もうじきここに止まる
 そうしたら、俺は真っ先に……アイツに声を掛けたい


京太郎「……咲」


 ブロロロロ


京太郎「!!」

 キキィーッ

京太郎「……」ドキドキ

 咲、遂にきたか!


 ガチャッ

??「くっくっくっ。俺を出迎えるとは、やはりこれこそ愛だ!」

京太郎「は?」

??「久しぶりだなぁ、京太郎!」バッ

京太郎「お前は、生きていたのか!?」

宮崎大輔「待っていたぞ!! 京太郎ぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

京太郎「……お前は後!!」

宮崎大輔「」ピシッ

京太郎「だって、咲と会いたいんだもん」

宮崎大輔「ふ、ふふっ……やはり、アイツとは噛み合わん」ドキドキ


京太郎「咲、まだかなー」ソワソワ



?「ちょっと、早く降りなさいって」

??「だって、タコスが!」

??「だから先に食べておけって言ったじゃろうが」

?「いけませんよ。ほら、前が降りないと私達も降りられないんですから」


京太郎「!」

 大輔の後、バスの中から聞こえてくる女子達の声
 これが、咲達の清澄高校のメンバーか?

京太郎「……」ドクンドクン

 
久「ふぅ、やっと着いたわね」

優希「バスは疲れたじぇ」

まこ「これが全国の会場か……」

和「久しぶりに来ました……あっ!」ビシッ


京太郎「(おわ、すげぇ美人が俺を指さしたぞ!?」


和「咲さんの幼馴染の方がいますよ!」

久「え? うそ!?」

まこ「なに!?」

優希「どれどれ。おー、実物は中々のイケメンだじょ」


京太郎「あ、あはは……どうも、清澄の皆さん」

 どうやら咲から俺の事は聞いているらしいな
 それなら話が早くて助かる

京太郎「俺は須賀京太郎。ご存知の通り、咲の幼馴染っす」

和「はぅあ」キュン

久「和?」

和「あ、いえ! ちょっと、好みの声だったもので」アセアセ

京太郎「(おっぱいでっか! つうかすげぇタイプなんですけど)」ジィー

優希「私も中々気に入ったじぇ」

久「そうね。清澄になじみそうな顔をしているわ」

まこ「ワカランでもないが」ウーン

京太郎「あはは、光栄です」


和「あ、あの! もしよろしければその声を録音……」ハァハァ

優希「特別にこの優希様のサーヴァントにしてやるじょ」

久「ねぇ、アナタ強いんでしょ? 来年は清澄に来ない? 私はいないけど」

まこ「うちは雀荘兼喫茶店をやっちょるけぇ、もしよければ」

 ワイノワイノワイノ

京太郎「ちょ、ちょっと!」

 なんだなんだ!? 清澄の人達、グイグイ来すぎだろ!
 俺が会いたいのは――

?「みんな、だめー!!!」バッ

清澄一行「「「「!?」」」」

?「京ちゃんは、私のなんです!」タタタ

京太郎「……よぉ、久しぶりだな」

                     _....................._
                ,. : ´: : : : : : : : : : `: : .、

                , :´: ,. : : : : : : : : : : : : : : : :\
               /: :/: : : :,: : ´: : : : : : : : : : : : :ヽ
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    '      ∧         /:.:∧    ,
   /      / }       /:.:.〈:.∧  {  |
   ,       /  |      /:.:.:.:.∧:.:|   |  |

咲「……えへへっ、うん。ずっと、会いたかったよ!」


京太郎「大きく、なったな」

咲「うん。京ちゃんも、少し大きくなった?」

京太郎「ああ。それに、強くもなったぞ?」

咲「分かるよ。文字通り、次元が違うんだね」アハハハ

京太郎「……ちょっとやりすぎちまったらしい」クスクス

咲「ねぇ、京ちゃん」

京太郎「うん?」

咲「私ね、京ちゃんに再会したらずっと言いたい事があったの」ドキドキ



久「きゃー」

まこ「ほー」

和「……」ジェラッ

優希「じぇじぇじぇ」



京太郎「お、おう」ドキドキ

咲「わ、私! 私はずっと!」ドクン

 ドクン ドクン

咲「京ちゃんの事がす――」

?「京太郎ー!! どこ行ってたのー!!」ダキッ

京太郎「おわっ!?」

咲「!?」

?「もー。ミーティング中だってのにさー」ギュウウ

京太郎「こ、こら淡! 抱きつくな!?」

淡「えへへへっ」

        /   /  //  . :〃  . :iト、|:. |             ヽ    ヽ  ヽ
      乂 .′ / ,イ .:/ !   . :i| |:. |\: .                  ハ
      .′ i`ーァ′/ ! .:i |   . : | |:. |  \: .  ヽ: .  ____ i-‐ ´   .
     .′  !/ . : ′| .:| |   . : | |:. |   \: .        ̄| ̄ ̄ `ヽ:
        /i|  :|. :|  | .:| |   . : ! |:. |_,,-‐====‐\   . : :|   . :|: . i
    j〃 . :i|  :|. :|‐===┼-  | : j   -‐     \: .    . : |   . :|: . |
    /  . :i|  :{. :!  \八  . : | jノ   , -‐ __,,.⊥   . : }   . :|: . 人
   ′ . : 八  Ⅵ ≫=ミ、 . : !     ≫≦Y⌒'マハ:、  . : .′ . :|: . : .\
   i . :i    . :\{ハ 《  )i:::::::ハ\{     ″{ .)::i::::::::::}::} 》 . : /  . :/!: . \: .\
   | . :|   . :i   '. ヾ い;::::::jj         八∨乂 _;ノ:ノ  . :/  . :  |: .    : .`ー-
   | . :|   . :| . :| . :l'.   V辷ク            ゞ゚-‐ '  . :/   . :/ . :|: .  .
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   | . :|   . :| . :| . :| :.       ,        /  . . : .′ . / . : :|: .     : : . .
   | . :|   . :| . :| . :|  :.             /  ,. : ,イ  . :/  . : 人: .       : : : . . .
   |..:i:|   . :| . :| . :|   ゝ.     、   ノ .′ // / . : : /  . :.:/  \: .\: .
   l :从  . : :| . :| . :{   / > .        { /'   / . : / . : : .:′    \: .\: .
   乂{: \. : :!\〉、:\_/   . : .:〕jッ。.     . ィV`ヽ /. :/ . . : :/       \: .\: . .
    `\ \{   \;/  . : .://{{   ` ´ | |│ ,// . : .:/             \: .\: . .


淡「ごめんね。あ、そこの【関係ない人】も……驚かせてごめんね?」

咲「っ!」ズキン



咲「あ、あなたこそ……誰、ですか?」

淡「私? 私は京太郎の彼女だけど?」

咲「!?」

京太郎「おい、適当な事言うなって!」

淡「いいじゃん。どうせ現実になるんだからー」ギュウウ

 ムニムニ

咲「……」

淡「ほら、照も待ってるよ?」

咲「え? お姉ちゃん……?」

淡「じゃあね、バイバイ。また、後で会おうね」クスクス

京太郎「お、おい! 淡、引っ張るな! 咲、ごめん! 後で連絡する!!」


久「ちょ、ちょっと!!」

まこ「なんなんじゃ、あいつは!?」

優希「失礼な奴だじぇ!」

和「ひどいですね。咲さん、だいじょ……ひっ!?」ビクッ

       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
 ∠:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
    ̄/::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::l
    !:::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::l
    |::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::l
    N::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ}::リ
    !',::::ヽ}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j/::イ

      ヽ!ゞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ::/ i
         ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::イ
           \::w:::::w::/

          r、j___jr 、
      _,,,ィ////////////////// ュ、
    /!i i//////////////////////! !iゝ
   / ji i///////////////////////! i!ハ

   / .ji! !///////////////////////! i! i
  /  !! !///////////////////////! i! ヽ
 ./  ii !///////////////////////! i!

_/   ji! /////////////////////// .j!!  ヽ
〈   `ー-===ー---‐ー----‐ー===-''"  _,,ゝ

. \ `''ーー!     \;;;;;/     i ー- ''"  j
   ゝー-t-!      `"       ト-t-- ィ'''"
   j  .j i              .j .i   i


咲「……」



 安価↓1


 奇数 ぽんこつ

 偶数 魔王覚醒

 ゾロ目 ヤンヤンヤンヤンヤンヤンヤンヤンヤンヤンデレ



咲「ヴェアアアアアアアア!! 京ちゃん盗られちゃうぅぅぅ!!」ビエエエン

久「!?」


                 ~~    ~~
                   -―――-    ~
              ~ .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  }

            } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {
           { /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
           .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }
         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }    
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|

       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
.          { レヘ::八     _.. ‐~‐-、   イ ::::::::::::/  {
           }   ∨个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ:::/|/∨
                 \|  _≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス
                r=Ti:i:i:i:i:i:7____/i:i:i:i:i:i:i/ ∧  }
               {  ∧i:i:i:i:i:i:i:i:|   /i:i:i:i:i:i:i/   / ∧ {
                } / {\/⌒)_∠二二/|    / ∧
              /  ゙T{  二(__ `ヽ        _ヽ
            /   ∨ハ.  {_  /     \/  _〉
.            { /\ _ |  ノ   _) 人._     |_/|/ }
              } \_____,|/  /i:i\     ̄ ̄`ヽ  j  {
             ∨ /   /|i:i:i:i:i|\            |
              /     /´|i:i:i:i:i|  丶 ... ______丿
               〈         Ⅵ:i:i|       |    }
              、___/    Ⅵ:i|       |   {

咲「どど、どうしよう! 京ちゃんに、あんな、あんな可愛い子が」ブルブルブル

和「お、落ち着いてください!」

咲「やだやだやだぁ! 京ちゃん! わあああああん!」ビエーン

優希「これは酷いじぇ」

まこ「そこまで好きじゃったとはなぁ」



和「だ、大丈夫です! 可愛さなら咲さんも負けていません!」

まこ「そうじゃ。咲は可愛いぞ?」

咲「ほ、本当ですか?」グスッ

               __,. : : : ¨¨¨¨: : : . 、
             ,. :´: : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
           /: ,: : : : : : : : : : /: : : : : : : : :\

            .': : :/: : :,: : /: :/: /: : : : : :.|: : 、: : :ヽ
          /: : :/: : :/: : ': : :': :i: : : |: ! : |: : : ,: : : : :.
         .': : : ': : :.:|:{: :|: : :|: :{: : : |、|:_/: :|: :|: |: : : ::.

         |: : : |: : :|:|_l,.ムイ}:/从: { }/ }`ヽ: : ,: \: :.
         |: : : {: : :^{从ィ笊ミ、 ∨ ,ィ笊ミ/}: /: : | \}
         |: : :∧: : | { ん::刈     ん:刈ムイ : : |
         |: : :{ \:、 r弋こソ    弋zソcl:.|、: :|

            从: : 、 '  乂ノ:.:.:.    '   :.:.: |/ \:}
          Ⅵ、: ー: .、    ___     人  `
            乢: : :|  . (__,.---- 、_) イ
             从 :|  >  __.  ´
                  Ⅵ      |、
             /::::::\     ,::::\
            /:::::::::::::::::\___{::::::::::\


咲「京ちゃん、盗られませんか?」

久「当たり前よ。アナタと須賀君、とてもお似合いに見えたわ」

優希「ベストカップルだじぇ!」

和「はい。まるで嫁さんみたいでしたよ!」

咲「ええっ!? それは流石に言い過ぎだよぉ!」デレデレ

               ,..-‐:.':.´ ̄:.`:.ー.、
               /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::、.....:.、::::、:.:.、::..:.\
             /:.:.:...:;:.:.::::::i :i:::: i::......i::...i......i...   \
          i:.:.::::::i :i..::;i_;:!-、ハ:::::i:::}-トi、::i:::::i:... ヽ

            | ...:::i:::::|/ハ:|!|;ノ |::::|:::|、ハ|`i:::::i:::::..:.:゙、
             |.::::::::|::::::|/;xf'‐-、 |;ノiノf==、イi:::ハ:i::::::.:.゙、
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.           |:::!::::fヽ::i::゙、 `ー'::::::::::::::、`ー' ,!ノ::::::|
             ヾ!、::ヽ ヽ!ヾ ""::::::::::::::::::::"" i:::,、::::|
            ヽ、:`:ー:::、   ! ̄ヽフ   /,ノ \i         ,、
               ヽiヽi、` , 、 ` ̄´ /             /./ /フ
       r、            ヽ|  ` ーイー-――ァー,-、    _   /./// ,.-,
.   ヾヽ.  | i     _,....-‐:.:'〔'   _/:.:.:.:.:.://  ヾi  |i ノ ´ ∠- '/
   ,...__ヽ丶 | .!  ,イ、、:.:.:.:.:.:.:.ト._´/:.:.:.:.:://   r-、|  | ´ 、    ∠.._
   `ー-、`ヽ`  Vヽ.,、 、\:.:.:.:.:i   /:.:.:,;.:."イ  | /  ゙、  ヽ   ヽ  ,ィ―ー‐'
   ⊂二     ー' ,イ >ー`ー-ヽ./-‐"-‐'ノ==  レ'     ヽ√i    ,ノ
      ヽ /   / .V `ー-┬'`i'ー―'´  ヽヘ      ;ヘ,メ、   /〉

咲「私なんて、京ちゃんの彼女くらいが関の山だよぉ」デレデレ

久「……そう」

 


久「なんにしても、あの子は強力なライバルね」

和「ええ。おそらく、他のチームメイトにも彼の事を好きな人がいるのでは?」

咲「ええ? 困るよ! 京ちゃんだけは好きになっちゃ駄目だよ!」

優希「もしかすると、咲ちゃんのお姉ちゃんも?」

咲「お姉ちゃんはますます困るよぉ」

まこ「姉妹で争いあいたくないんか?」

咲「それもありますけど、お姉ちゃんって格好良くて優しくて……女子力に満ち溢れているし」ウジウジ

久「確かに、インタビューの時の彼女は凛々しいわね」

咲「うぅ、胃が痛いよぉ。京ちゃんにぽんぽん摩ってほしいよぉ」キリキリ

和「……これ、決勝までいけますかね?」

久「なんとか頑張ってもらうしかないわ。白糸台と当たる為にもね」




【会場 廊下】



京太郎「淡! お前、どういうつもりだ!!」

淡「……邪魔したの」

京太郎「!」

淡「悪い? 恋敵がいい感じになってるの、黙って見ていられるほど馬鹿じゃないよ、私」

京太郎「それでも! 俺と咲は、久しぶりに……」

淡「それで? 恋心が芽生えたらどうするの? 私を、置いてあの子を選ぶの?」

京太郎「!」

淡「あの時、照を選んだように……」ポロポロ

京太郎「淡……」

淡「京太郎は私を選ぶ。そう決まってるの、だから、私……負けない」キッ

.                             /         ヽ.             ヽ ヽ
                                 /  j  ハ \ ',   }ハ            } }
                  _          '     | }厂ヽ∨ 八.             / /
                   ⌒ヽ       {   ソ⌒ヽ{  ィ匁リ  ': : \  ___  </
                     }}       ;  {マ匁    ¨ ; :/: : : :\.: : : :. :. :.<__ __
                      --‐==ニニニ.      八 从∧  ' _ ノ  / ,: : :.',: : : :ヽ: : __ __ ニニ  ≧、
               //  ̄ ̄乂 `ヽーー<ヽ:ヽ込、 _ イ{  {: : : : : : : : : : : \       ⌒¨ヽ ㍉
                 / /        >、 ⌒ミ     /≧=}  !  厂≧===‐: :、: : : :\          ノノ}!
                  { '         `≦_ 彡イ 彡オ /⌒/ヽ ヽ  \: : : : \ : : >===‐‐=<イ
              ヽ           イ   八^㍉ { /彡イ \ \  ⌒} ̄ ̄.: : : :. :.r‐‐‐<
                           r≦:::::::::::ヽ/  }〕iト、{ィi〔    厂⌒ヽ===ミ : : : : : : : 八
                          //7: ̄¨ヽ::≧三≠只::::::::〕iト、 {,へ__《/⌒寸: : :ヽ\: : : :\
                   / '  ,:::: : : : : }=ミ{    i  ̄ ̄`ヽ::\:::::::∧_{'⌒ヽ:: : :}  、: : : : :、
                    ,:'.    /: : :/⌒}\八   }      》:::::}:::::ト、::::::ヽ  ヽ:リ   ヽ: : : }
.                 /    ': : :/  / /ヽ }   ;      /厂::::::リ ヽ:::::',   \  ノ: : :/
                  {!    {: : ' /  ,: : : ノ   {.       ∨::::::::::'   }:::八.   ∨: : ::イ
                   ‘,   ',::{/   /: : : :》iニニニニ@ニiiニニ}:::::::::/   /:'レ ' \   ∨´
                       ヽ   /   '  乂: f _厂 : : : : : : : : :]: ::イ  /     ヽ   。
                      / ,,.<> : : : /: : : : : : : : : : : : : : :\.            ヽ   、
                   ,,.<: : : : : : :/¨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\          ',   \___
                 ,,.<.       : : :/: : : : : : : : :: : : : : : : : : :    : :\         ヽ   ニニ ミ、
.             /.         /     : : : : : : : : '       : : : >、        } r' ⌒¨寸

                /              {                    : : : : : :ミ=========レ'‐‐--、 

淡「京太郎の全ては、私が奪うんだから」



尭深「……あんなこと、言っていますよ」

                         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                   -‐…≠::/:::::::/:::/::::::::::::::::::::::∧:::::::::::\
                        /:/:::/::/:::/::/::/::::/:::: / ‘:::::::::::::::::.
                   //:::/:::::/:::/::/ |:i::::::::::::/‐- _|:::|::::l::::|:::.

                    // {/::/:::::l:::l:|:::l__」:|::::::::l::′__|:::|::::l::::|:::::.
                 /  /:::::/:::l::::l:::l八{_ 从:::::::l:| ___ }从:人リ::::::|
                   /  /:::::: / ::::l::::l斗苧芹` \从芹苧≧v'::/ ::::: |
                     /:/::::/::l:::八::| 乂)炒   ==、 乂)炒/::/:::::::::::|
                 |::{::::/:::il:::::∧{、_'_'_'_'/ '  \'_'_'_/::/:::::/::::/
                 |八{:::::i|::::{:∧      __    厶イ:://::::/
                    \:八:{::::::::.、    ‘='  ー=≠彡仏イ
                    \[\:::::个ト .      . イ/

                        \{⌒_}  --   {__
                        /~\__ノ     乂_ `丶
      _         __  -‐      ‘,        }
     ⌒ヽ: : : :.―――<\\         ‘ー- __   _,|      \
        ∨: : : : : : : : : : \\\        { ̄    `丶 /       //〉
        ∨: : : : : : : : : : : :\\\       { ̄ ̄〉  __,/       //∧
.        _人: : : : : \: : : : : : :\\\      ‘, /´ /        // ∧
    /: : : : : \: : : : : \: : : : : : :\\\     ∨   ,/      /// / ,∧
   /´ ̄ ̄\: : :.\: : : : : : ---: : }: :.\\\    ∨ ∠ニニニニニ /:/ ∨ / ∧
          ̄ ̄{\:_:_:_:_:_彡ヘ:.{: : : : \\  ̄ ̄ ∨  . . -‐=彡: : / ̄ ∨
            ∨   /    \: : : : : :≧===‐ ┼‐==≦:_:_:_:_/    ∨
              \__{     \: : : : : : : : : :}/\: : : :\         }
              {-- 八      \: : : : : : /7:l: : }: : : : : }       八

尭深「いいんですか?」

照「私は……京ちゃんを信じてるから」

尭深「そうですか。だったら私も、信じる事にします」

照「……」

                   _. : : : : : ̄: : : : : . _
                ,. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
              ,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :、 : \

             /: : /: : /: : : : : : : : : : : : : ヽ: :ヽ: : :ヽ
            ,:': : : :/: : /: :,: : : : : : : : : |: : : :.∨: :∨: : :.
             /: : : :/: : : ! : :|: : !: : : :{: : :{\ : : |: |: :|: : : :|
              .′|: : :|:l : : ||:_∧: |: : : : 、: :ヽ__Y: :|: |: :|: : : :|
          ,: : : |: : :|:l : : |{/ }从: : : :{ \:} 从:|:/: ': : : : |
          /: : :イ: : |∧: :|ィ汽雫 \: :| ィ汽雫、|: :/: : : : :|
           //  |: : :{: :从{ 乂::ソ   \ 乂::ソノ,':イ: : : : : :|
             |: : :|: : :∧      ,      /| : : : : : |
             |: : :|: : :{:∧            /: | : : : : : |
                从: :!: : :|: :个    ‘ ’    イ: : j: : :/: : ,
             ∨: : :|: :.:|: : :>,  -  <: ,: : / : イ: : /
                、∧:|: 从: :, -ノ     乂ヽ、,':/:j: :/
                _}- \¨¨´ 「       / /  /イ-、
             /ハ、      |-   ̄ -/     / / 、
              { マム      |       ,′   //  }
              /  ,V \    |    /     // ,:   |
            ,:  / }:.:\\  、   /__, イ/:.〃   |
           /   , 乂:.:.:\`ヽ\,//¨¨´:.:.:./{    ∧
            {   /   ` ー=≧r介r=≦==- ´  |   '  }
            乂__,{      /:.乂ノ:.:\       ,    ,イ
             |八    /:.:.:./ { 乂:.:. \    r ---イ」
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             l{   l:.:/    /   |:.:,:′  _/   }
             | 〉r、Ⅵ___乂___Ⅳ_,.::r 「:::::{   |
              /乂::: ̄::::::::::::::::::::::::{ l::::::::| {:::ノ`ヽ |
            {     `¨¨¨¨ 「¨¨¨¨´  ̄      { |

照「咲、ごめんね。私、もう……自分から戦いを降りたりしないから」



【会場前】

咏「……」

えり「あれ? 三尋木プロ?」

咏「あ、どもどもー」

えり「どうしたんですか? こんな場所で」

咏「んー。ちょっと、面白いやり取りがあってねぃ」

えり「??」

咏「こりゃ、私もここいらで覚悟を決めっかなー」クスクス

                  -‐-

              ''"´. : . : . : . : . : . : `ヽ
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  〉三三二ニ==‐-i{: : :! / / イ_): ̄\::. .(_乂_)|`ヽi )
   >‐――‐-=ニ二>'つ/i 〃乂_)::. .: .:(_\:. .: .::..i
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   !: ..:.. .. . .: く)O(フ. :::::::..\::.. . ..: .:.. ..<)(>}ニコ!/////|
   | :. . .::...: (人):. .::人 ::: .ヾrt?.. : <)(> .`i/ | /////!
   l く)ノ)::.. . :. :..::. . . ⌒::. .:. .:Y⌒ :.. .:. .:. .///!/////」
   | (フ〈) .::. ,ノ)::.. . . .:. ..::.. . .. .::. . .:... . .:: .l// | ///
   `!:.. . . .:.⌒′: .. .(乂):. .. .: .::... .:. .:x≦\/!l/\

咏「こちとら、火力で押すのが売りなんでねぃ」

えり「は、はぁ……?」


【次回予告】
 
 色々な人達の思惑が交錯する全国大会が始まる

 友達との再会の為
 約束の為
 名誉の為

 理由はなんだっていい
 ここに集った以上、ただ戦う事しか出来ないのだから


 それは、恋愛も同じ


京太郎「俺は、選びます」

 もうこれ以上逃げない

 俺は、戦ってみせる

淡「京太郎!」

照「京ちゃん!」

尭深「京太郎君!」

咏「京太郎!」

咲「京ちゃん!」

京太郎「俺が選ぶのは――」

                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ
                         ∧   `
                        、
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
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                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///
                     ///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
                       /// {///∨/ ∨{  r,/ ///////
                     {///|////////V__/ ////////
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                     .'//////|/////乂__ノ'////////////
                    ////////}///// ////////////////
             //////////|////r=ミ、/////////////


京太郎「アナタです」


【次回  全て遠き理想郷】



咲「私ね。ずっと、信じてたの――」ポロポロ




 という事で、次回で二週目は最終回
 最後の咲の涙の意味は、どっちなんでしょうかねぃ?
 私、信じてたのに……NTRちゃった、かもしれませぬ

 再度繰り返しますが、選べるのは一人だけです
 次回の更新は火曜日の夜予定ですが、参加できねぇって人いたらすみません

 合宿イベント判定の時、すげぇ埋まるの早かったので
 最終決定判定は↓1~10くらいでやると思います
 それと、次週ルートの安価も次回やるかもですので、ご了承ください


 泣いても笑っても、京太郎最後の決断
 次回もよろしくお願いします


 20時くらいから再開予定
 多分、大会の内容とかはあっさりになりそう

 ヒロイン選びとEDがメインですかねー
 はてさて、誰が選ばれますやら


【二週目のあらすじ】

 母親と共に東京へと去っていった幼馴染、宮永照を取り戻す為
 一人、東京の学校へと進学した須賀京太郎

 中学時代はなんの手がかりも掴めなかった彼だが、偶然にも彼女の進学した高校を突き止める
 女子麻雀においてインターハイチャンプとなった宮永照と再会するべく同じ白糸台高校へ進学した京太郎

 だが、麻雀の名門校である白糸台には一軍から三軍までが存在し、京太郎は照に近づこうと麻雀に励む
 そして来る再会の日。照と会えた事を喜ぶ京太郎だが、

京太郎「そんな! 幼馴染の顔を忘れたんですか!!」

照「私に……幼馴染は、いない」

 帰ってきた言葉は冷たいものだった

 なんとか照の心を取り戻そうと奮闘する京太郎
 そんな彼の姿に、心を惹かれていく先輩の渋谷尭深。そして、友人でクラスメイトの大星淡。

咲「京ちゃん……会いたいよ」

 そして、京太郎のもう一人の幼馴染
 宮永照の妹、宮永咲もまた京太郎に対する想いを募らせていた

 京太郎は努力の末、念願の麻雀部一軍の座を掴む

照「ごめんねっ、ごめんね……! 今まで、ごめんね!」

 そしてとうとう、照の心を開く事に成功する


 しかし、照との急接近によって……彼を取り巻く恋の渦は激しさを増していく

淡「やだよぉ……っ! 京太郎、好きなの……一緒に居てよぉ」ポロポロ

 友情から恋心への変化に戸惑う淡

照「私を選んじゃ駄目、なんだからね」ポロポロ

 妹への罪悪感から素直になれない照

尭深「私は、京太郎君の傍にいられるだけで幸せだから」

 自分の想いよりも、京太郎の気持ちを優先する尭深

京太郎「俺は……」

 三人からの好意に悩み、更には咲に対する想いからも自分を苦しめていく京太郎
 未だ心が定まらないまま、地区予選へと挑む事となる

咏「気に入った!」バーン

 そこで出会ったのは、現役プロの三尋木咏
 彼女は京太郎の強さ、性格に惹かれて彼を自分のチームにスカウト

京太郎「俺が、プロ……?」

 自分の目の前に広がる新たなる可能性
 幼馴染の為に始めた麻雀が、彼に新たな道を示す

 そんな彼は圧倒的な実力で地区予選を制覇
 テレビのインタビューにおいて、咲へのエールを送る

京太郎「全国で待ってる。必ず、勝ち上がって来いよ!」ニッ

咲「京ちゃん……」

 京太郎への想いを爆発させる咲
 彼女の想いは力となり、県大会をあっという間に制する


尭深「私は……選ばれなくても、傍にいられればそれでいいから」

淡「私は、いや。京太郎の全部が欲しい、私だけのものにする!」

照「……咲。やっぱり、私は」

 京太郎を手に入れたい気持ちが溢れ出す一同
 そして、そんな彼女達は京太郎と共に三泊の合宿へと赴く

咏「うぃーっす」

 合宿にまで押しかけてきた咏
 彼女との対局に快勝する京太郎は、その後に彼女の部屋を訪れる
 
 そこで涙を流す咏を見てしまった京太郎

咏「悪い。ちょっと、胸を貸して」ギュッ

京太郎「……三尋木、プロ?」

咏「少しで、いいから……っく、ひっく」ポロポロ

京太郎「……はい。今晩は、気の済むまでこうしていてください」ナデナデ

 彼は優しく、咏を励ます


 その後、合宿において京太郎の争奪戦は白熱していく

照「近くの村で、お祭り……やってるみたいなの」

京太郎「へぇ! じゃあみんなで……」

照「わ、私は!!」

京太郎「!」ドキン

照「二人で、行きたいな」ドキドキ

京太郎「照、さん……」

照「もし、良かったら……旅館の玄関まで、来てね!」タタタタ

 祭りへと誘う照

淡「……私は、京太郎になら全てを見せられるよ? なんでも、シテあげるよ?」

京太郎「淡……」

淡「照よりおっぱいもあるし、えっちな事だっていくらでも頑張るから」グスッ

京太郎「……」

淡「必ず、来てね? 私、入浴場の前で待ってるから!!」タタタ

 混浴へと誘う淡

尭深「だけどやっぱり、私も女なんだよね。考えれば考えるほど、君を独占したくなっちゃう」

京太郎「渋谷先輩、俺は!」

尭深「私は、中庭で待ってるね。今日は、星が綺麗なんだって」

 星を見ようと誘う尭深

京太郎「ほ、ほっぺたに……き、きき、キス!?」ドキドキ

咏「……ふふっ、続きが欲しかったら、私の部屋に来ればいいんじゃね?」ニヤニヤ

京太郎「そんな、三尋木プロまで!」

咏「じゃ、そういう事でー」スタスタ
 
 自室へと誘う咏

京太郎「? 携帯……ラインか?」チラッ



カンちゃん『京ちゃん、もし良かったら……今から電話出来ない?』



京太郎「……咲」

 会いたさから、電話を望む咲


京太郎「ああ、くそっ! 俺は、俺は!!」

 葛藤する京太郎
 彼が選んだのは、たった一人との約束

照「京ちゃん、来て……くれたの?」

京太郎「はい。祭り、一緒に行きましょうか」

照「……っ」ジワッ

京太郎「て、照さん!? どうして泣いてるんですか?!」アセアセ

照「ごめん、違うの……私、嬉しくて」グスッ

 その相手は宮永照
 京太郎は彼女と共に、夏祭りへと赴く

照「だけどね、それでも私! 気付いちゃった」

京太郎「気付いた?」

照「うん。私は、京ちゃんの事が大好きなんだーって」フフフ

京太郎「っ!」ドキィン

照「何度も自分にダメだって、言い聞かせた。諦めなさいって、強く思った」

 自分の隠してきた想いを、照はとうとう打ち明ける 

照「……んっ」チュッ

京太郎「照さん……!?」

照「えへへ、私のファーストキス。あげちゃった」モジモジ

京太郎「俺も……そうですよ」

照「そうなの? じゃあ、初めて同士だね」パァァ

 口付けも交わし、照はもう自分を偽らないと誓った

照「私は!! やっぱり京ちゃんを諦めたくないの!! 京ちゃんが好き! 大好き! 大好きなのー!!」


 そして来る運命の日
 全国大会会場において、京太郎は咲との再会を果たす

京太郎「……よぉ、久しぶりだな」

咲「……えへへっ、うん。ずっと、会いたかったよ!」

 再会を喜び合う二人

咲「わ、私! 私はずっと! 京ちゃんの事がす――」

 長く胸に秘めた京太郎への想いを、咲が打ち明けようとした矢先

淡「京太郎ー!! どこ行ってたのー!!」ダキッ

京太郎「おわっ!?」

咲「!?」

?「もー。ミーティング中だってのにさー」ギュウウ

京太郎「こ、こら淡! 抱きつくな!?」

淡「えへへへっ」

 淡が京太郎に抱き着き、咲へと牽制を掛ける

淡「ごめんね。あ、そこの【関係ない人】も……驚かせてごめんね?」

咲「っ!」ズキン

 少女達は、愛する男を手にする為に戦う

淡「京太郎は私を選ぶ。そう決まってるの、だから、私……負けない」キッ

照「私は……京ちゃんを信じてるから」

尭深「そうですか。だったら私も、信じる事にします」

咏「こりゃ、私もここいらで覚悟を決めっかなー」クスクス

 彼女達の瞳に迷いは無い
 自分こそが選ばれると、誰一人として疑わない

京太郎「……」ギュッ

 その恋の結末を知るのは――彼のみ

京太郎「俺は、選びます」

 須賀京太郎が選ぶ少女

?「……!」


 その名は――


 
 というわけで最終回前の総集編アバン終了
 ここから最終回スタートです

 その前に、全国大会の京太郎の成績カモン!

 安価↓2 補正+50

00~09 県予選敗退
10~19 個人戦二位
20~49 個人戦一位
50~79 今大会最多得点 ※男女合わせて
80~99 歴代最多得点 ※男女合わせて

ゾロ目 対局相手全飛ばし+再起不能

00 対局相手全滅&再起不能+世界ニュース (ハーレム解禁)


【白糸台高校 控え室】

 始まりを告げた全国大会
 男子の日程は女子よりも前倒しの為、俺達の方が照さん達よりも先に決勝となる

 競技人口が少ないから仕方ないといえば仕方ないのだが、
 こうもあっさり決まってしまうのは、なんだかなぁと思う

京太郎「御無礼。ジジイ、その牌だ」

モブ男子W「ワシの、ワシのイーピンが……」ガクッ

モブ総理J「私のライジングサンが……!?」

宮崎大輔「俺の愛が……届か、なかった」


恒子「き、決まったー!! 白糸台高校、圧倒的な勝利! 全国大会を制しました!!」

健夜「……は、はは。これ、私でも無理……だね」

恒子「今大会最多得点! 凄まじい稼ぎ! まさに悪鬼羅刹! 今大会は須賀京太郎の為にあるのか!!」

 ワーワー! パチパチパチ!!

京太郎「ふぅ……勝ったけど」

 思っていた以上にダメージが大きい
 誰だよ、男子は女子よりもレベルが低いなんて言ったの

 こんな化物連中が、うようよいるじゃねぇか

恒子「鬼気迫る闘牌。いかかでしたか? 小鍛治プロ!!」

健夜「うん。あの子、私よりずっとずっと強いですね」

恒子「なんと?! 婚期を犠牲にして鍛え上げた小鍛治プロよりも強いんですか!?」

健夜「べ、別に犠牲になんてしてないよ! 私だって、その気になれば……」ゴニョゴニョ

恒子「えーそれはともかく。凄まじい試合でした! 須賀京太郎、一年にしてこの実力! 誰が止められる者はいないのかァー!!」

健夜「」



京太郎「……後は、女子達の試合か」


 


【白糸台 控え室】

男子P「京太郎! 団体、個人戦の二冠とは流石だな」

男子K「ウィ。褒めてやろう」

男子ジュ「全部お前に持って行かれちまったぜ」

男子ピ「ちょっと妬けちゃうね」

男子ター「全くだよ。あーあー、僕も出たかったなー」

京太郎「ありがとうございます。でも、団体戦はみんなの力っすから」

 俺として、個人戦の優勝よりも団体戦の優勝の方が嬉しい
 だって、こっちはみんなで協力して掴み取った勝利だから

男子P「さて、取材がまた山のように来ているぞ」

男子K「そちらは私達で対応しよう」

京太郎「え? いいんですか?」

男子ジュ「どうせお前は女子の方が気になるんだろ?」

京太郎「……はい」

 まだ準決勝だから、照さん達と咲が戦うわけじゃない
 だけど、出来ることならみんなの試合を見ていたい

男子ター「行ってきなよ。後は任せて」

京太郎「ありがとうございます! じゃあ俺、行きます!」

 ガチャッ バタン

男子P「……本当に、大した奴だよ、お前は」

男子K「ウィ。アイドルでも始めれば、私自らプロデュースしてやるというのに」

男子ジュ「そいつは無理だろ。アイツにふさわしいプロデューサーなんて、そうはいないさ」

男子ピ「ふーん? 例えばどんな?」

男子ター「関西弁、とか?」

男子ジュ「わりとおかねもち、とか」

男子P「ふふっ。それもまた、面白くなりそうだな」クスクス


【白糸台 控え室】

 ガチャッ

京太郎「皆さん! どうですか!」バーン

菫「ん? なんだ、須賀か」

誠子「え? まだ男子の試合中じゃ?」

京太郎「そっちはもう終わりました。それより、女子の結果は?」

淡「慌てなくてもいいってー」

尭深「うん、大丈夫」

京太郎「あれ? どうして照さんだけがいないんですか?」

 もう先鋒戦は終わっていてもいい頃なのに
 これは、どうして……!?

菫「ああ。それは、このモニターを見てみろ

京太郎「!」

 そう言って菫さんが指さしたその先に映るのは――



玄「」ガタガタガタガタガタガタ

煌「」ブルブルブルブルブルブル

怜「」チーン


                __
         ,、、、: :: :: :: :: :: :: :: :: ::⌒~、

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     >''"\ \>ミ、_::::::::::::::::::7 ̄¨\  \__       r‐、                /
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   /     /  -‐=…ミ、、 \     /   ∥   〉    / Lノヘ/ /ヘ         /
    {{   '"´   -=‐、、 ノミx  \  ///へへ\,,,,,, ノ  >しイしィ        ///
   八     / ,、==ミヘ:::::::\   //  //  ,,:::'''// ,,,,,...::::''''ヽ\      ///
    ∨   / /  /⌒\〉:::::///  / /,,:::''' /,,,,,...::::''''     }})     //
.    / / /.∥ /     \//,' // /  ,,: '' /  /-、      ,,,:://     //
    {V/ / ∥ /       //  ,'  / ,,:::''    / /  〉 ,,,,,...:: ''''' // ///
    / \{.∥/       ///  ,'   / ,,:::''   / / /   /―---、 //////
   {   乂 {\   ∥/     ,,::::''   / /,/ /   /     \―--、        〈 \
    \   `¨¨ \ ∥∥   ,,:::'' /  //    ノ   {          \    /  /
     「 \        /{ {  :::  {  ///  /  Λ           ,、-…、   `ー-  ,、r-、
    {   \     / {  {     {  ///  /  / \       //   /   γ 冖, / { /
    ∨      /  |!  {      ///  /  /…''" \      / `  /   //  //   /
.     ∨    //  {  乂、          {:::::::::::::::/ヘ  /   /   / `¨/イ   /
      ∨/イニ{   {   \\   { { {  乂::::::/://Λ、    /_ /   /   _/


照「邪魔」ゴッ


京太郎「おー、いい回転だ」パチパチ



 相手高校三人を同時にトバす……照さんの姿だった

 

すばらが飛んだだと


>>746
 流石に残そうかと思ったけど、そうなると阿知賀敗退だから
 京ちゃんへの愛が強すぎたって事で


誠子「うわっ、えぐっ」

淡「あはははっ! 本当に一人で終わらせちゃった!」

京太郎「これ、どうなるんですかね?」

菫「照が起家で八連荘だからな。二位以下は全員同点だ」

尭深「初めて見ました」

誠子「じゃんけんとかで決めるのかな?」

淡「どうせ上がってきても二の舞だし、誰でも一緒だよー」ケラケラ

京太郎「おいおい、油断するなよ淡。足元すくわれるぞ」

淡「はーい。大丈夫、京太郎との練習で鍛えた私達は無敵だから」

京太郎「そうか? わりと付け入る隙はあるけどな」

淡「京太郎から見たら誰だってそうでしょー!」プンプン

尭深「それより、京太郎君の結果は!?」

京太郎「あ、俺っすか? 優勝でしたよ」

菫「まぁ、だろうな」

誠子「知ってた」

尭深「おめでとう! お祝いしなきゃ!」

淡「夫婦で個人戦制覇するんだ!」メラメラ

京太郎「夫婦じゃねぇっての」


京太郎「あ、そうだ。俺、照さんを迎えに行ってきます」

菫「そうだな。頼めるか?」

京太郎「お安いご用っすよ」

淡「私も行くー!」

菫「ダメだ。お前は少し気が緩んでいるようだからな」

淡「ぶー」

菫「ぶーじゃないまったく、初日に他校の生徒に絡んだりして……」クドクドクド

淡「ひゃー」

京太郎「なにやってんだよ」ハァ

【その頃 試合会場前】

照「……」テクテク

               __
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      |:::::::::i::::::i:::::/-/_i::/  |:::::::::/ i:::/i:::i::::i:::::ゝ
      |:::::::::i::::::i::::i i/ i/ ` i:::::::/ _斗‐ |::从:i:::::::::::.
       i:::::::´ ゞi:::i‘小'::下 i::/ 午示ハi/:::::/⌒ マ丶
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.   /≧        \.__ y     >、
.  / ⌒ 、> _.     \   ヘ      ヘ


照「……」キョロキョロ

 ……

照「……」テクテクテク

 ……

照「……」キョロキョロキョロ


                 ~~    ~~
                   -―――-    ~
              ~ .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶
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            } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {
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           .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }
         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|

       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
.          { |:::::::::八     _.. ‐~‐-、   イ:::::::::::::::|  {   ここどこぉ……?
.          } |::::::::::::个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ::::::::::::::::::|
           レヘ::::::::::::::::::::::_≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス::::/
            ∨\::/r ̄ ̄ ̄7____/    / ∧/  }
               {  ∧    |   /    /   / ∧ {
                } / {\/⌒)_∠__/|    / ∧
              /  ゙T{  二(__ `ヽ        _ヽ
            /   ∨ハ.  {_  /     \/  _〉
.            { /\ _ |  ノ   _) 人._     |_/|/ }
              } \_____,|/  /i:i\     ̄ ̄`ヽ  j  {
             ∨ /   /|i: ハ:i:\            |
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               〈      i:i:i:i/   :i:i:i:i:i|    |    }
              、___/:i:i:i:i/    Ⅵ:i/    |   {


【その頃】

咲「……」テクテク


玄「」ブクブクブク

宥「玄ちゃん!! しっかりして!!」

穏乃「こんなの絶対、おかしいよ……」

憧「いや! 死なないで!!」

灼「うぇぇぇんっ……!!」

晴絵「怖い……宮永照も、あの須賀京太郎も……」ガクガクガク


咲「???」テクテク

 ……

咲「……」キョロキョロ

 ……

咲「……」テクテクテク

 ……

咲「……」キョロキョロキョロ

                 ~~    ~~
                   -―――-    ~
              ~ .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  }

            } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {
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           .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }
         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }    ココどこぉ……?
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|

       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
.          { レヘ::八     _.. ‐~‐-、   イ ::::::::::::/  {
           }   ∨个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ:::/|/∨
                 \|  _≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス
                r=Ti:i:i:i:i:i:7____/i:i:i:i:i:i:i/ ∧  }
               {  ∧i:i:i:i:i:i:i:i:|   /i:i:i:i:i:i:i/   / ∧ {
                } / {\/⌒)_∠二二/|    / ∧
              /  ゙T{  二(__ `ヽ        _ヽ
            /   ∨ハ.  {_  /     \/  _〉
.            { /\ _ |  ノ   _) 人._     |_/|/ }
              } \_____,|/  /i:i\     ̄ ̄`ヽ  j  {
             ∨ /   /|i:i:i:i:i|\            |
              /     /´|i:i:i:i:i|  丶 ... ______丿
               〈         Ⅵ:i:i|       |    }
              、___/    Ⅵ:i|       |   {


照「ここどこぉ……?」ブルブル

咲「……あっ」

照「あっ」


咲・照「……」



照「……」ブルブル

咲「……」ブルブル

 ……

照「咲」

咲「!」

         /.::/.: :,'.: :: ;:;イ:: :: ::i:: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
.        /.::/.: :: i:: :: ::i/i:: :: ::i!iハ:: :: ::i:: :: :: :: ::::.
.       /.: /.: :: :/.: :: :i.:::i!:: :: :i i:ハ:: :: i!:: :: :: :: ::::.
       /.: /.: :: ::i!:: :: ::!::::i!:: :: iィ!厂ヽ:: :ii:::i:: :: i:: :::.
     .:::.: ::!i:: :: i:i:!:: :i::!::::.ハ:: ::i:::ヽ茫弐::ゝ:!:: :: :i:: :i::.

    .:::::.: :::i!i:: ::イ:i:i:: ii::!::::::: ヽ::!゛゛:::.-・゙'ヽ!i!ヾ:: ::!:: :. :.

.   .:::: ::: イ !:: :/i:!ハ:: ハi::   ' ヽ      i/i:!:: :!:: :::. :.
   .:::::/  !/!:::!::i:ハヽヽ            /'i::!:i:::i:i:: ::. :.
       /.::ヽi:: !':: ::ヽ     , ‐ -    /.: :i:: ::!ハ:!:: :::. :.
     /.: :: :: .: :: :: :: ::>    ´     ,イ:: /.: :::i:: :!i:: :::  :.
    / .: :: /.: :: /.: :/.: ::>     / !:/.: :: ::i:: ::i!:: ::   ::
  / .: ::イ.: :: ::/.: :: :/.: :/ ヤ  `     / ヽ:: :: :i:: :::i:: ::  .:
 /   .::: /.: :: :/.: :: ::/.::ノ 乂 }     /iヽ } `ヽ:: :: }:: .: .::
/  .::  /イ:: :/.::;; -゙ ニ  ヘ } ヽ   .: :: :::}   ヽ;;_ノ.::

  .::  { !ィ 二         ヘ   ヽ  .: :: :;;}      ニー._
  .::   / ヽ ヤ:.         ヘー-、  .: ::':: :}     〃/ ヽ
     /   ヽヤ:.         ヘ _ - ‐ 、::}     〃/  .ハ
.    /    ィ  ヽヤ::.        ヘ    :: }     〃/     ヽ


照「久しぶりだね」

咲「(無かった事にしたー!!)」ガビーン

照「決勝。一足先に上がらせてもらったから」キリッ

咲「(どうしよう、私も、かっこつけなくちゃ!!)」

              /:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
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   /:.:.::::::::. '´ /:.: :::∧:.:.:.:.:.:::.:.:.:.::::.:. :::.:: |.:.:.::::∧:.;.::′:::|:.:. /:: |':.:.x豕刋: 芍⌒マⅥ:.:::∧ V:.'i:.:. |
  ./:.::::. '´  ' :.:.:::/:∧:.:.:.:.:::.:.:.:::::.:.:::::: /|.:.:.::::':::V::;|::::::::|:.:/:::.:.:.:,狄i[_ o -i| :.:. }! |:::/ i i:. |:.: ′
 / . '´    .i:.:::::/i/ ∧:.:.::::::.:.:.::::.:.::: /:::|:.:.:.:.':::::∨|::::::::|:/:::::.:.:.:.:.:.汽,.  、汐:.:.: リ .|イ / /:.:.:|:.:′
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         .|  |:/:.:/:∧:.::::.:.:. Ⅳ::::::|':::::::::::::::::::::::::: -‐--- '´           '::::/i/
             .|:/:.:/:/i:.:\:::.:.:.|:iム:::::::::::::::::::::::::/      、          イ:::/|
             .|:.:./:/ .|:.:.:.:.\:.从_ムー---‐ ´                 .イ '!:/
             .|:/:./ .|:.:.:.:. 厂:´ト、. ヽ            _..     /:/ |′
             .|':./  |:.:.:.:∧:. /|:.:`¨¨へ          '´      ./ iル′
             .|/'  |: / ∨: !、:.::/ |>o。_          /  .!-ー--  .._
           {.     |:./   ∨{. Y/ |:.:.:.:./i:.:¨7 T¨¨¨¨¨¨´    ^ー 、     ` ̄


咲「別に? それくらいで威張らないでほしいなぁ」ゴゴゴゴ

照「(なんか咲、こわっ! しばらく見ない間に不良になっちゃったの!?)」ビクッ

咲「(かっこよく、かっこよく、くーるに)」


咲「……」ジィー

照「……」ジィー

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
 ズズズズズズズズズ

咲「(空気が重いよぉ)」ギラギラ

照「(胃が痛くなってきた)」ギラギラ

 タタタタッ

京太郎「おーい、照さーん! って、咲!?」


咲・照「「あっ、京ちゃん!」」パァァァ


京太郎「どうして二人で? まさか、喧嘩していたんですか?」

照「!」

咲「!」

                           _
                          ´ノ
                ______     つ

              ´         `丶、
          /
                               \
.          /                 \    \ \
          ′        /              \
       |:   │    │        |  |   |   ヽ
       |:.:..   |     '⌒|      │|⌒∧   |  ̄ ̄ ` / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |:.:.:.:.:.:.|i   |  |八/l /|  人|/ ハ  |       |
.        '.:.:.:.:. 八   |八|  -  |/ x.=ミ { :. リ       | 普通に
.        '.:.:. : r‐\ |  x.‐=ミ    . 、、、Ⅵ:/ |    /  話していた
           '.:.: 人て ⌒    、、、         J}/:.: |     ̄|   だけだよ~
          、:.:个:ー:-、    _  ‐~ァ  イ\:│      |
          \|\:\_{>   `ー -=≦|ノ_ ∨      \_____
          r≪⌒¨¨  \  ̄[\   》 |\
          //⌒≧==-   マ⌒¨¨¨〉 // | ノ\



         / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
        /  ....:.:.:.:|.:.:.:.:/|:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.
.       / .:.:/ .:.:斗─- l{:.:.:.:.:/|:./|:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.  r-、   / /7 :.:./ |:./  Ⅳ / ―- 、 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
 八 ヽ     .:.:r- .rテ≠ミ ∨    |/  \/:.:./⌒):.:.:.:
   ヽ ‘, /^l|:/| i{ ん,ハ         j/}/:{  ⌒)::  私達、仲良しだもんげ!!
    〉⌒ヽ、| |/圦.._}弋うン     __  /:/ ̄ ̄:./
    ノ  ⌒ヽ'.  lN i//)  '    ´ ̄ ̄`    ノ:.:.:.:|/
   〈  ⌒ヽ| i  .八     _   (//) rイ:.:.:./|
   {  々ノ     \  マ  ノ    /|:./j/
   ‘,   |   __≧...   _   イ  /ニニ\
    ,〉   从 /|ニニニニニニ7ヽ    /ニ二二\

   /7   ,')]/  :|ニニニニニ7__    /ニニニニニ二>、



京太郎「そ、そうなのか? いつの間にか仲直りしていたなら、それはそれでいいけど」ガッカリ

照「(やべぇ)」

咲「(あちゃー)」


咲「あ、そうだ! 京ちゃん、優勝おめでとう!」

照「! 京ちゃん、もう優勝したの!?」

京太郎「はい。結構、激戦でした」

照「そんな、京ちゃんの試合を見る為に先鋒戦を頑張ったのに」

京太郎「頑張りすぎて相手全員を飛ばすなんて、流石ですね」クスクス

照「京ちゃんへの愛があれば、これくらい余裕だよぉ」テレテレ


       ,. : : :¨¨¨¨: : .、
      /: :,: : : : : : : : : :ヽ
     .': /:/:.,: {: :|: |:|: : !: :

     /:イ: {:-{、从{ ィ七、|: : |
       {从l芯ォ   芯ォ}-:/
    ム  八"     "人'
      :     > _^ _イ
          /:{_,/::`\
       ∧::::| /::::::イ∧

       { / ー^'- ´  { l

咲「わ、私だって出来るもん!!」

京太郎「でもお前は大将だろ?」

咲「!!」

照「咲には無理。私は全員10万点の状態から全員を飛ばした」ドヤァ

咲「……」クヤシイ

京太郎「咲は咲の仕事をすればいいんだ。そうすれば、決勝で会える」ヨシヨシ

咲「……うんっ」

照「……ぐぬぬぬっ」

京太郎「あ、それと咲。もし準決勝が終わったら……ちょっといいか?」

咲「え?」

京太郎「照さん達も含めて、みんなに話したい事があるんだ」

照「!」

咲「それって……」

京太郎「……いいか?」

咲「……勿論。じゃあ、早く準決勝を終わらせないとね」

京太郎「無理はするなよ?」

咲「うん! じゃあ、また後でね!」タタタタ

京太郎「……」

照「京ちゃん?」

京太郎「どうしても、決勝の前にハッキリさせておきたいんです」

照「そっか。じゃあ、淡達にも教えておかないとね」

京太郎「お願いします」ペコリ

照「いいよ。私も、楽しみだから」フフ

京太郎「……それじゃあ、みんなのところへ戻りましょうか」

照「あ、待って。その前に……トイレ」ユビサシ

女子トイレ「」

京太郎「あ、すみません。って、あれ? 咲の奴……?」





咲「トイレ、行きそびれちゃったよぉ」ブルブルブル


【白糸台 控え室】

京太郎「戻りました!」

照「戻った」

菫「お疲れ様」

誠子「お見事でしたね」

淡「私が先鋒だったら、同じ事やったのにー!」

尭深「お茶とお菓子、ありますよ」

照「ありがとう。それで、もう片方の準決勝はどう?」

淡「清澄の方? そこそこ苦戦してるみたいだけど?」

京太郎「そうなのか? 咲、大丈夫かな」

照「勝つよ」

京太郎「え?」

照「私の妹だから」

京太郎「……そうですよね」ハハハ

淡「……来てもらわなくちゃ、困るからね」

尭深「うん」


京太郎「咲、頑張れよ」



【試合会場 Bブロック準決勝 大将戦】


恭子「なんとしても決勝に上がったる!」メラメラ

ネリー「負けないよ。色々かかってるからね」ニヤリ

爽「さて、いっちょ決めますかー」ハハハ

恭子「(あれ、そういえば清澄の宮永がまだ来てな……)」

 カツーン カツーン

咲「最下位からかぁ……ふふっ、ちょうど良かったかも」ユラユラ

恭子「!?」ゾゾゾ

ネリー「ひっ!?」ビクッ

爽「え? なにあれ!?」ビビクン

咲「だって、これから全員をトバせば……」ギラン

                   -=ニ二ニ          ニ二二二二二二二
                 二二二二  二二        二二ニ  ニ二二二

                     ニ二二二   ニ二  ニ二二ニ           ニ二二
                 ̄    ____       ̄ニ二二ニ  ニニ       二二
             ニ二ニ   ニ二二二二二ニ     二二ニ ニニ      二二
              ニ二         ┐  ̄ニ二二二二ニ=  ニ二 二ニ     二二
                    /::::/       ̄ニ二二二ニ  ニ   ニ    ニ二二
               /  /::::::::/...-―≠ニア{    ̄ニ二ニ  ニ二ニ     ニ二
                   /{ /::::::::::::::::::::::::::::::::-=<.. 二ニ  二ニ ニニニ ニ   ニ二
             二{::∨::::::::::::::::::::::::::::::::::-=く:::::\二ニ ニ二  二二二二  二ニニ
               二二〉::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\⌒    ニ   ニ二二ニ  二ニニ=
               二/:/:::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::\二ニ ニ   二二ニ   ニニ=
               /:::/::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.⌒丶ニ __二二二二ニ   ニ=
           ⌒i::|:::|:::::|::|:::::::::|:::|::::::::|::::::::: |::::::|乂__ /: :.:|二二ニニ   =
ニ             ニ二|::|:::|:::l:|::|::::l:l::|:::|::::::l:|::::l:::: |:l::l:| ̄/: : : : |二二ニニ     ニ
二.            二|::|:::|:::l:|::l::::l:l::|:::l\从:::l:::: |:l::l:l/: : : : : :/二二ニ  二二二
ニニ            二|从:|::从八从乂{´廴}乂::::从劜: : : : : :./二二二二二ニ 二ニ=-
 ニニ.          二二)イ::圦     ,     ∧/----: : :__:_/二二二二二ニ  二二ニ=
   二ニ= =ニ二 ニ=  二}//> . - . イ:::::: : : : :/´ ̄∨ ̄ ̄\二ニニ    二二ニニ
=ニ二二ニ  二二二 ___∠{: : : : : :| ̄ _」::: : : : :./    l|     | |__     二二二ニ
  ニニニ   ニニニ //   ∧: : : : :.ー―.:: : : :/} ___ }   リ リ    =ニ二二二ニニ
   二ニ=  =ニニニ ノノ   \{ {\: : : :.  .: : :/ニ/ l/ ̄\__彡'--  、  \ニニニ=
=ニ二二ニ 二二 { {      ̄ハニ、:_:_,:.//ニニ/   |ニニニニニニニニニニニ二\   \ニニニ
二ニ  ニ二 二=/\   ___/二|`ー ‐┼┼≦___} -=ニ三三三三ニ=-  \   \二
ニニ   二二ニ/   / ̄ ̄ 二八   ,{三三三三三三三≫  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`   \
ニニ  二  ´   /二ニ  =ニ二二}    \三ニ=- ̄{ ̄ ̄    =ニ二二ニ==   \
ニニ:/   /  二ニ ニニニニ|     \三三三ニ=- __    -=ニ二二二ニ
二/    /二ニ= =二 二二ニ _|     /≧=====┬=ニ三三三ニ=- ニニニニニニニ
. /   =ニニ二二  二二二ニニ/ {廴___/´  / ̄ ‘,     ___ .... . -――-
/ /ニニニ二二二二____. .: ::|  \     ___/  --- ‘,  /: : : : : : : :./::}:_:_:_/::
,/ニニニ:/ ̄ ̄/: : : : : /: : :人    ̄ ̄   /: :|: :\: : ̄: : : : : : : : : :/::/: : /::::::


咲「お姉ちゃんよりもずっとずっと、京ちゃんに褒めて貰える!!!」ゴォォォッ

ネリー「」

咲「褒めて貰える!!!」ゴゴゴゴゴ 四暗刻

爽「」

咲「ナデナデして貰える!!」ドドドドドドド 四槓子

恭子「」

咲「ちゅ、ちゅーも……してくれるかなぁ……//」ドキドキ 四暗刻四槓子

 チャッ

咲「嶺上開花!!」ゴッ


 チュドォーン!!!



【白糸台控え室】

菫「」

誠子「」

京太郎「咲の奴、腕を上げたなぁ」シミジミ

照「むー」

尭深「やっぱり、宮永先輩の妹さんですね」

淡「むぎぃー! 悔しぃー! 私にも出番があれば、あれくらい出来るもん!!」

京太郎「お前のタイプとは違うだろ、あれは」

菫「いずれにせよ、やはり要注意だな」フム

咏「大星は耐えられても、他が飛ぶ可能性もあっからねぃ」

京太郎「はい……って、なんでいるんですか!?」

咏「んー? そろそろ出番かなーって思ってさ」グリグリ

京太郎「あいたたたっ!」

咏「で? 実際は?」

京太郎「……俺の方から呼ぼうと思っていました」

照「……例の話、だよね」

淡「え? なにそれ?」

尭深「?」

京太郎「俺、そろそろ答えを出そうと思うんです」

淡「!!」

尭深「そっか。決めたんだね」

京太郎「はい。ですから、咲も合わせて……みんなで話そうと」

菫「なるほどな。では、私と亦野は去るとしよう」

誠子「えええ!? 気になるのに!」

菫「空気を読め、亦野。私達は男子とともに、祝勝会の用意だ」

誠子「……はーい」

菫「須賀」

京太郎「はい」

菫「……決めてこい」フッ

京太郎「ええ、勿論!」


 ごめん、あともうちょっとなんだけど腹痛でちょい離脱
 もうすぐヒロイン安価ですが、皆さん待機していらっしゃいます?

 それによって↓5か↓10にしようか悩むのですが
 人いないのに↓10しちゃうと色々な手が使えちゃうので


 とりあえず、トイレに行かせてください


 めっちゃ人いる! じゃあ↓10で、咲、照、淡、尭深 咏の五人安価を後で出します

 その前に前哨戦として、ラストパートの構成について安価出します


 安価↓1~5


1 五人全員の京太郎への告白→ヒロイン安価→京太郎の返事→ED
(住人に対する最終好感度稼ぎ場。ただし、選ばれなかったヒロインへのダメージがでかい)

2 ヒロイン安価→京太郎からヒロインへの告白→ED
(現状までの印象で決定。告白が無い分、振られた側のダメージが少ない)


【全国大会 試合会場 広場】


 全国大会場の傍にある、大きな広場
 そこに今、五人の少女と……俺が並んで立っている

咲「……」

照「……」

淡「……」

尭深「……」

咏「……」

京太郎「……わざわざ集まって貰って、すみません」

 俺はまず、五人に向かって頭を下げる

咲「そんな、頭なんて下げないでよ!」

淡「京太郎は悪くないよ!」

京太郎「いや、俺がいつまでも答えをだせなかったから……俺が悪い」

照「……京ちゃん」

京太郎「でも、俺はもう迷わない。ここでハッキリと、一人を選びます」

咏「はんっ、ちょっと待った」

京太郎「え?」

咏「なんで私まで呼ばれているのか、わっかんねー」プイッ

京太郎「はぇ!? だ、だってその……てっきり、三尋木プロは、俺の事を、その」アセアセ

照「(京ちゃんかわいい)」

咲「(ちゅっちゅしたい)」

淡「(えっちなことで焦らせたい)」

尭深「(ナデナデしたい)」

咏「……はぁ。まぁ、否定はしねーけどさ」

京太郎「!」

咏「まだこっちはそれをお前に、伝えてないんだ」

京太郎「そういえば、そうですね」

咏「だからさ。折角だし、ここにいる全員で……告白大会を開くっての、面白くね?」ニヤリ

京太郎「!?」

四人「!?!?」

咏「最後の悪あがきってやつかもねぃ」クスクス


咏「誰も否定しないって事は、イエスって事で」

京太郎「……はい」

咏「じゃ、まぁ言いだしっぺの私から行くかねぃ」テクテク

 そう言って、三尋木プロは俺の前に歩いてくる

 重なる視線
 他の四人が見守る中、三尋木プロが口火を切った

咏「ん……まぁ、その。なんだ。私は、おばさんだ」

京太郎「え? どこが?」

咏「発育が悪いって意味だとしたら殺す」

京太郎「」

咏「……あー、まぁ。なんにしてもお前とは年が10近くも離れてる」

京太郎「そうですね」

咏「だから、こういう事を言うのは……ぶっちゃけ犯罪だ」

京太郎「(でも、外見的には俺の方が犯罪臭がやばいんだよなぁ)」

咏「それでも私は、お前がいい」

京太郎「!」

咏「お前のどこを好きになったかなんて、私には分からない。強さか、見た目か、或いは内面か」

京太郎「……」

咏「でも、お前を見ていると胸がすっげードキドキする。これが恋だって、私は信じてる。だから……」

    / .:.:::::::|:::::::|::::::::::::::::::ト、:::::::::::\:::::::::l:::::::::::::.:.:.:.:l.:.:.:.:

    / .:.:.:::::::|:::::lハ:::::::::::::::::|  ;::斗匕::ヽ::::l:::::::i:::.:.:.:.:.:.l.:.:.:.
.    ′.:.:::::::::|:::::| 乂:::::::::::::|/ヾ::| \:::/Ⅵ:::::: l:::::::::.:.::l.:.:.:
   ..i|.:.:..:::::-|-一  >- "   孑斧气メ 〉.|::::::::l::::::::::.:.:l.:.:.
.   |.ハ.:.:::::::|::|::::::|二.        `込 ソ / |::::::::l::::::::::::.:l.:.:.
.   |:{ |.:.::::::|::l/ ::|气メ `       `””’   | ::::::l:::::::::::::.l.:.:::
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..  乂 l:::::::::V::マ::`”’            /:/:::::::::::::::.:l.:.:.:
.      l.::::::::乂入::|〃 ′       /:::::::::::::::::::::::::/::::.:
      l.::::::::::::}::::}:|    - ‐ '′/::::::::::::::::::::::::::/:::::::::
      乂::::::::乂:人./ ̄/〉   ./::::::::::::::::::::> '::|::::::::::::::
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          >:/  // :::/::> ' /  /:(@)}/::::::::::::
        /::::/  //::::::こ7:::ヽ ∨ /:..:.:.:.:..::/:::::::::::::::
      /:::::::/  //:::::/::/.(@)У/.:(@).:.:.:/::::::::::::::::::

咏「私はお前が大好きだ。私を、彼女にして欲しい」

京太郎「!」ドキン

咏「じゃ、そういう事でー」スタスタ

 
 告白を終えて、列に戻っていく三尋木プロ
 今のは、結構……やばい、胸にクるな




淡「はいはーい! じゃあ次は私がいっくよー!」

京太郎「お前か」

淡「何その反応!? こんなかわいい子に告白されるってのに!」ムキー

京太郎「お前からはもう何度もされてるし」

淡「ちぇっ。でもでも、安心して!」

京太郎「?」

淡「私はね。今この瞬間も、これからもずっと……もっともっと可愛くなるから」

京太郎「え?」

淡「京太郎を想うとね、私……綺麗になれるの」

京太郎「淡……」

淡「こんな気持ち、初めて。京太郎が私を、どんどん変えてくれるんだよ?」

 そういえば、今の淡は初めて会った頃よりも綺麗になった
 あれだけ俺が馬鹿にしていた胸も、今はあんなにも立派になっている

淡「私をこれだけ京太郎好みに変えておいて、今更逃げるなんて許さないんだから」

京太郎「ご、語弊のある言い方だな」

淡「ふふっ、だから責任取ってよね? 私はもう、京太郎専用なの!」

京太郎「……」ドクン

淡「私、変われて良かった! 京太郎に出会えて幸せだった! だから!」ドキドキドキ

                _, -──-  .,_
               '´         `丶、
            /              \

           ,          /         \
.           /     .   /            ヽ
           ′     / /              `、
.          .' /   /,     // /|   |       `
         i     . /    」_ ′/  |   | i|  . i
.         i |   j/,    /イ`メ、   |  小 ||   ト.!
          j .|  ∨/    / |/ ヽ  |  ァT丁l   | |
         ノ i|  V    j 抖竿ミ    ノ ノ ,ノイjノ   | i
___ ____彡' , i|  i| j   八|:x:x:    /ィ竿ミ 刈    | }
 ̄¨ え≠  / 八 i|/l   |  |        :x:x:/ ノ    | ′
 /  -‐ '    ハ  八  ト、  ヘ.__ `  厶 イ   ノ
/    __,.斗‐=≠衣  ヽ八\ 丶.__ソ  . イ(⌒ソ  イく
     jア¨¨^\   \   \ >-=≦廴_  ア /ノヘ\
  斗ァ'′     \   \   ヾ. \___ ⌒ヾく<,_ `ヽ )ノ
/圦 |       、\   ヽ   、∨tl  `ヽ . ∨ V\ i
 { `|           Vi:\  ハ  i } |    } i }  ∨,} }
≧=- |         辻_V\`i}  i } |  /} iハ}   辻ノ
   ノ          ¨〕V//リ  iノ ////V〔    ¨〕


淡「私はこの幸せを、ずっとずっと守り抜いてみせるんだ!」ドキドキ

京太郎「……」ドクンドクン

淡「大好きだよ、京太郎。この世界中の誰よりも、何よりも……アナタが好き」

 そう言って、下がっていく淡
 なんだよ、くそ。いつもみたいな調子できてくれれば、こっちも気が楽なのに


尭深「じゃあ、次は私かな?」

京太郎「渋谷先輩!」

尭深「えへへ。ハッキリ言っちゃうとね、私……選ばれると思ってないの」

京太郎「なっ!?」

尭深「だって私、宮永先輩のように京太郎君と深い絆があるわけでもない」

京太郎「……」

尭深「淡ちゃんのように、君に対する想いを声高に叫ぶ勇気も無い」

京太郎「渋谷、先輩」

尭深「三尋木プロのように実力も無い。君には、不釣り合いだもん」

京太郎「そんな事ありません! 渋谷先輩は……!」

尭深「京太郎君」

京太郎「!」

尭深「一つ……約束、してね」

京太郎「……はい」

尭深「誰を選んでも、後悔だけは、しないで」

京太郎「っ」

尭深「君の決断は間違ってない。だから、選んだ人だけをまっすぐに見続けて欲しいの」

京太郎「約束、します」ギリッ

尭深「良かった。安心した――」ニコッ

 テクテク

京太郎「あっ」

尭深「それでこそ、私が大好きな京太郎君。不器用だけど、前に向かって走り続ける……強い男の子」クスクス

         ´             ` 、
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   {.:i.:.:.:.|_::〉': : : : : : :`ヽ〉     ,イ.: .:/|.: .;/ '′
    乂/ ─_う: : : : : `ヽ/  .    |.: / :}/
   / /´ニつ: : : : : : : :/r<     };/ヘ、
   .′ ´ ̄.ノ ̄:``ヽ: : /ノ       /    ̄ ̄ `>x、
   | イ´八: r'⌒ヽ: :∨(` 、   /      '"´   '⌒ヽ
   |     ヽ\`ヽ ノ  }    /       ´::/  /
   |       八 ヽ `ー '   ∨   /.:::::::/  /        |
   |    /  \ `     \/:::::::::/  /       |


尭深「このお茶のように、味わい深い男になってね」ゴクゴク

京太郎「は、はは……いつの間に、そんなもの用意してたんですか?」

尭深「ふふっ。ひ・み・つ」クスクス

 変わらないなぁ、先輩は
 俺が入部した頃からずっと、ずっと……アナタだけは、変わらないでいてくれた


照「……次は私」

咲「!」

照「咲。今の内に、よく考えておくといいよ」

咲「お姉、ちゃん……」

 スタスタ

照「お待たせ。京ちゃん」

京太郎「照さん」

照「私はもう、京ちゃんに全てを伝えている」

京太郎「ええ」

照「だから、多くは語らない。余計な言葉なんて必要無い」

京太郎「……はい」

     /    .:: : .:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::: : : i
   /          / .   /::.:::::    .:::;:イ :/:.::::::::::::::::!   !
  // ..::::_ /: .::::::::/::::::::::::;:イ::;ィ:::::::::::::::::://::/:::::::::::::::::/:: . : :!
 /;/´ ̄ /: .::::::/:;:-‐/T77i ̄:::; -‐' /::7ナー-、_:::/:::レ::!: |

 ´    /: :.:::∠:::イ   ___!:::/   /ノ!ナ|::::::://::::::::::::: :!
      /.:::::::::::::::::;ヘ! ァ"7::::::::iヾ     '´,;-ァ=!::;ィ、 /::::::::/::: : !
     /;:イ::::::::::::::::{ヽ|.'{  b::::::::!      h::::レ:::i>'::::::::/イ:: : !、
    // /:::::::::::::/::|  ! ` ゝ:::ン_        ,!'_::::;ン/:::::::/ i::: : 、ヽ、
   .!/ !/:::::::::/:::::ヽ i   , , ,   ,     , , , i:::::::/ /:::::: : : iヽヽ
   / /::::::::::/:::::::::::゙、_|              |:|:::/_ノ:::::::::. : : ゙、 \ヽ
    /:::::://::::::::::::::;ハ     _  _     !:i:::、::::::、::::::::. : : :i  ヽ!
  ∠./‐' /:::::::::::/   > 、      ̄    /v、::ヽ:::丶:::::::.. : :!
       /::/::::/ _,ノ:::::::::` r 、     ,  イ、/  ' !::::/\::::.、: :!
     /::/;/  `ヽ、__;ィ:|:ー-`〒´-‐:':´::|    レ'  ヽ;ハノ
    //        _,..-'´:|::::::::::::||:::::::::::::::::!丶,、
        _,... -―'::´:::| :::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::|:`ー-、

照「ずっと好きでした。アナタの事が、大好き」

京太郎「……ありがとうございます」

照「お礼よりも、良い返事を期待してる」スタスタ

京太郎「あ、照さん!」

照「なに?」

京太郎「いや、あの……」

照「あっさりしすぎだった?」

京太郎「うっ……その、ちょっと思いました」

照「ん、安心して」

京太郎「?」

照「もっと甘い言葉は、二人きりの時だけ」

京太郎「!」

照「私を選んだら、お菓子よりも甘いひと時を……アナタにあげる」ニコッ

京太郎「っ!」ドキィーン

照「ふふっ。じゃあ、待ってるね!」タタタッ

 照さん。アナタは間違いなく、俺にとって初恋でした
 そして、東京に来る為の……原動力だった

 そのおかげで俺は、これだけの出会いに恵まれた

 それらは全部……アナタの



咲「……それじゃあ、最後は私だね」テクテク

京太郎「咲」

咲「えへへ、みんな凄いね。京ちゃんの事、本気で好きだって伝わってきたよ」

京太郎「……ああ。みんな、俺にはもったいないくらいの人達だ」

咲「ううん、そんな事無いよ。それだけ、京ちゃんが魅力的だって事だよ」

京太郎「……照れるな」

咲「照れていいんだよ。本当の事だから」

京太郎「そうか」ポリポリ

咲「ねぇ、京ちゃん」

京太郎「おう」

咲「……私、ね」ジワッ

京太郎「!」

咲「私ね。ずっと、信じてたの――」ポロポロ

京太郎「……」

咲「京ちゃんは私だけを見てくれる。私の為に、お姉ちゃんを連れ戻してくれるんだってゴシゴシ

京太郎「……そうか」

咲「でもね、今はそれが間違いだったって分かるの。私はただ、幼馴染という関係に甘えていたんだって」

京太郎「そんな事は!」

咲「ねぇ、京ちゃん。今更、遅いかもしれないけど……」

                         ______
                   ,. : : : :´: : : : : : : : : : : : : `: :.、
               , . : ´: : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
              /: : : : : ://: : : : /: : : : : : : : : : : : : : ヽ: ヽ
              ̄ ̄ ̄/': ': : : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : ∨:.、

                 //: /: : :--/-|、 : |: : : : : |: : : : : : : : : :.
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                      /: : :|: : : :/_ l: |: : : |: : : :`ヽ、: : : : : |: : :|
                 |: : /|: |ィ´斧ミ从: : ∧:{、 : : |:|\: : : :': : :.'
                 |: /イⅥ:{ 比::(_,   、{ ィ斧ミ:/:|:|: ヽ: /: : /
                 |'  |:/|、|弋zソ     ん::::(_ ∨:}: : :/: : /
                  |Ⅵ :.:.:.:  ,  弋こソ l/|: :イ: : ,

                    人   、     :.:.:. /: j' ,ノ/:/
                      、    ´    ム:イ-' /:イ
                      / ::`:::-,--==≦「イ:/:イ
                    { {:::::::::∧  , -┴::::ヽ
                    | ∧:::::/ ノ /:::::::::::::::::::::\
                    | {:.:.、/¨/:::::::::::::::::_::::::::::\
                    | Ⅵ:{/::::::/´>----、\::::::
                    ∨、ー'-<:.:.:/     ヽ\\|
                    { /、ノ、:.:.// __  . \}

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                      /:./:.|     |         |  |
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                   /:.:.{:.:.:.| :.   |     /:   |  |
                     {:.:.∧:.:.| 、  |   ,.:   |  |
                    |:./ \〉 }  ,   /     { ∧

咲「私をアナタのお嫁さんにしてください」

京太郎「よ、嫁!?」ビックリ

咲「うん。ずっとずっと、京ちゃんの為に料理を作って、朝は起こしてあげて……」

京太郎「……」ドキッ

咲「京ちゃんの傍から離れない。一人の女として、京ちゃんに愛して欲しいの」

京太郎「……咲」ドキドキ

咲「それが私の望み! 京ちゃん、大好きっ!」

 咲の告白はそれで終わった

 言い終えてすぐに、咲は列の中へと戻っていく 
 



咏「……じゃ、まぁこれで全員が終わりかねぃ」

照「……」コクッ

尭深「……」ギュッ

淡「……」ソワソワ

咲「……」プルプル

京太郎「みんな、本当にありがとう。マジで、嬉しいです」グスッ

照「京ちゃん……」

京太郎「だから、だからちゃんと俺は……」

 ここにいる全員が、勇気を出して俺に告白してくれた
 だからもう、俺は自分をごまかすわけにはいかない

京太郎「俺は、選びます」

 もうこれ以上逃げない

 俺は、戦ってみせる

淡「京太郎!」

照「京ちゃん!」

尭深「京太郎君!」

咏「京太郎!」

咲「京ちゃん!」

京太郎「俺が選ぶのは――」

 長かったこれまでの日々
 俺が最愛の人として選んだのは――


京太郎「アナタです」

?「っ!!」


 この人だった


 はいはいはい
 どの子の告白が好みでしたか? どの子を選ぼうと思いましたか?

 どう足掻いても、一人しか選ばれないヒロイン決定安価

 22時30分に安価指定レスを投下します

咲 





尭深




 の五人の中から
 数字はダメです。必ず名前で指定してください(てるてる、たかみーなど、特定できればOK)
 数字での投票は後から申告しても、無効票扱いします


 それでは皆さん、しばしお待ちくださいまで

 
 



 京太郎が選んだたった一人の女性
 
 それは一体、誰?


 安価↓1~10 同数はサドンデス 無効票も同様







尭深



 戦うのですボク達!!!



【ED 全て遠き理想郷】


淡「……」ドクンドクン

 心臓がまるで、爆弾になったみたい
 このままずっと京太郎が答えを出さなければ、きっと私は爆発してしまうと思う

 ねぇ、京太郎
 私、信じているからね

 私をアナタだけのモノにしてくれるって……

京太郎「俺が選ぶのは――」スタスタ

 近付いてくる
 京太郎が、私達の前に

 もし、これで私以外の人の前に止まったら――

淡「(いやっ!!)」ギュッ

 あれだけ自信があったのに
 京太郎を信じていると言ったのに

 私は怖くなって、目を瞑ってしまう

 怖いよ
 嫌だよ、私以外を選ぶなんて

 お願いだよ、京太郎

 私を選んで、お願い

 神様――

京太郎「アナタです」

淡「っ!!」

 暗い闇の世界に、京太郎の声が響く

 アナタ、です?
 
 京太郎がアナタと呼ぶとしたら、照か、たかみ先輩か、三尋木プロだ

 じゃあ、私じゃない?

 選ばれのたのは、私じゃないの?

 いや、だよ

淡「ふぐぅっ、ふぇっ、嫌だよぉ……」ポロポロ

 見たくない
 京太郎が私以外の人と結ばれるところなんて、絶対に……

京太郎「おいおい、何を勘違いしてるんだ?」

淡「……ふぇっ?」パチッ

 涙で滲む視界
 恐る恐る開いたその先には――

京太郎「だから、俺はアナタを選んだんですよ? わがままなお姫様」

淡「あっ」

 私の前で跪いて、手を取る京太郎の姿

淡「え? ええ? じゃ、じゃあ……」

京太郎「さっきから何度も言ってるだろ?」

 そう言って、京太郎は立ちあがり……私を強く抱きしめる

京太郎「大星淡。俺は、お前が好きだ」ギュッ

淡「ふっ、ふぇぇ……ふぁいっ、わたしも、だいずきぃっ……」

 夢が叶った――瞬間だった 



京太郎「……」ギュッ

 胸に抱きしめた淡の鼓動を、こんなにも感じる事が出来る
 もしかすると俺も、同じように心臓がドキドキしているのかもしれない

淡「京太郎っ! 京太郎……!!」ギュゥゥ

 泣きじゃくりながら、俺にしがみつく淡
 そしてそんな彼女の後ろでは……

尭深「顔を上げないっ!!」

京太郎「っ!」

 照さん達の様子を確認しようと、俺が顔を上げようとした途端
 渋谷先輩の怒号が、俺を引き止める

尭深「……言ったよね? 誰を選んでも後悔しないでって」

京太郎「……」

 俺は淡を胸に抱いたまま、俯く
 そうだ。俺はもう淡を選んだんだ

 他の子よりも、誰よりも

 淡を優先しなければならないんだ

尭深「そう、良い子。大丈夫、私達は……大丈夫、だから」

 渋谷先輩以外に、声を発する者はいない
 その理由が何か、なんて

 俺には知る必要も無いし、もう……関係ない事なんだ

京太郎「……行こうか、淡」

淡「うんっ!」

 俺は淡の手を握り、引いていく
 その瞬間、背後から聞こえる嗚咽と鳴き声が勢いを増した

 それでも、俺は振り向かない

 ただ強く、二度と離さないといわんばかりに強く――

京太郎「淡。これからはずっと、一緒だ」

淡「それはこっちのセリフだもん」

 淡の手を、握り締めていた


 俺が淡を選んだ翌日
 始まりを告げる、女子団体戦の決勝


誠子「くそー! こんなに点を取られるなんて!」

照「淡、後は頑張って」

淡「オッケー! サキなんかやっつけちゃうもんねー!」

菫「……照は、強いな」

尭深「そうですね」

菫「馬鹿。お前もだ」

尭深「私は大丈夫です」

菫「……私の家の近くに、焼肉屋があってな」

尭深「え?」

菫「歩いて百二十四歩の、きわめて便利な焼肉屋だ。今度、照と一緒に行こう」

尭深「私、お肉の焼き方、うるさいですよ?」

菫「構わん。ケーキバイキングもあるらしいから、みんなでやけ食いしよう」

尭深「……はい」

誠子「(あれ、私誘われてないような)」

照「ケーキバイキング……」ゴクリ

淡「いーなーいーなー!」

京太郎「お前はダメ。俺と一緒にどっか行くぞ」

淡「えへへっ! それなら文句なーし!!」ダキッ

菫「淡っ!!! 早く行け!!!」

淡「あわわわわわっ! じゃあねみんな! いってきまーす!!」

京太郎「おう。頑張れよ」

 照さんも渋谷先輩も、一晩経って会った時には……以前と同じような態度になっていた
 だから俺も何も言わない

 今までと変わらない態度で、二人と接し続ける

咏「おー、白熱の勝負だねぃ」

京太郎「いたんですか?」

咏「ああ、ずっとね。お前の恋人は諦めたけど、スカウトは別問題だっつーの」ケラケラ

京太郎「敵いませんよ、全く」クスクス

 そうそう。この人も全く、以前と変わらないでいてくれる
 それどころか、俺へのスカウト活動が活発になった気がするほどだ


【試合会場 前】

淡「淡ちゃんは~! 今日も~! 絶好調~!」イェーイ

 トテトテトテ

咲「……あっ」

淡「うっ?」

咲「……大星さん」

淡「……サキ」

咲「おめでとう」

淡「うん。おめでたい」

咲「ふふっ。なんだか、そういうところは京ちゃんにそっくり」クスクス

淡「似たもの夫婦って言われるのが夢だもんねー」フフフ

咲「……ねぇ、大星さん」

淡「うん?」

咲「京ちゃんの事、お願いします」ペコリ

淡「サキに言われなくても、分かってるよー!」ムスッ

咲「ごめんなさい。でも、どうしても言いたくて」

淡「真面目だなぁ。そこはほら、泥棒猫! って言ってくれた方が気が楽になれるよー」

咲「泥棒猫」ゴゴゴゴ

淡「ひぇっ!?」

咲「うーん、これはしっくりこないなぁ。どっちかというと、和ちゃんと争う感じかも」

淡「???」ドユコト

咲「あはははっ! なんでもないよ。ほら、急ごう!」

淡「えへへっ! 麻雀でも負けないからね!」

咲「むっ、麻雀くらいは譲ってよ!」

淡「嫌だよー! 京太郎とカップル制覇するんだから!」



穏乃「私達、なんの為にいるんだろう?」

ネリー「……指輪、もらったのに」ボソッ

穏乃「それを言うなら、私だって……毎日監視してたのに」ボソッ



【白糸台 控え室】

京太郎「お、全員出てきましたね」

菫「なんだ淡の奴、清澄の宮永と楽しそうに話しているが」

照「雨降って」

尭深「地固まる、ですか?」

照「多分」ムシャムシャ

誠子「お菓子ばかり食べてると太りますよ?」

照「問題無い。これで胸を手に入れる」

菫「先に腹にくると思うがな」ハァ

京太郎「あははははっ……」

 モニター越しに向かい合う淡と咲
 二人の間に、禍根は無いように見える

 お互いに楽しみあって、麻雀を打ち合う

 それができるのであれば、もう何も心配はいらない

京太郎「勝てよ、淡」


 俺は、俺の選んだ相手の名前を呼ぶ

 これから先、何度も、何十回も、何百回も

 何千回も、何万回も、何億回だって呼んでやる名前を


京太郎「俺が応援しているのに負けたりしたら、許さねぇからな」クスクス



【数日後】

京太郎「で? いつになったら機嫌を直すんだ?」ハァ

淡「むぅぅぅぅっ」ムスー

                       ´              \__

                         /                    マ三三三三三三ニ=-
                  /     /           \     ∨ /⌒> 三三三ニ=-
                         ,′          ヽ           \三三三ニ=-
                   /     _/ │  ∧          .     | ニ二  -=ニ\三三三ニ=-
.                /    / /│ '|  |\  :.       :. i   |\        ̄`丶三三三
           __/      / /  │/│  |   :. |\       :.   |             \三三
         _/´/ /    /| \| | |  |  |│ ::.     |   八   ー―‐=ニマ三\  マ三
       厂| |∨//    人 レl   | ト-|  |  |│ ::.     │ \ \       `マ三)  }三
__,,...  -┤│レ/゙∨   /\l |_|斤テ外八 ^ト--|/--│              ー=ニ二 `マ  /_三
       ││|{ {.  /  ∧ンリ 乂ツ   \|斗テ外、.|       卜、        丶、______ く_三三
       | ∨\八  {  /  Y::/::/  ,    乂)ツ 》│    | /\       \≫==≪\ マニ三
__,,,... -‐ヘ_ \,,>\∨廴_,人          ::/::/ / リ│  │  >ー──=ミ〃    `ヽ∨ニ三
          ̄    \__,))       ヽ      ∠/_7  イ /⌒)丿    \_ノ{ -‐~‐- }ノ三三
                      ≧=‐   -=≦ / ∧|/ / ,.二二二二∨|\___/| ̄ -=

                                 / /  厂∨ / -――=マ 〉|      |
                               ((⌒´     ∨ 〈       ∨/l.     │
                                           `ーヘ      ∨|     │
                                         `、      ヽ、____丿
                                               \     \

京太郎「お前は頑張ったんだ。拗ねる事ないだろ?」

淡「……勝つ流れだったんじゃん」

京太郎「は?」

淡「私が勝つ流れだったんじゃん!!!!」

京太郎「いやまぁ、そうだけどさ。俺もなんか、恥ずかしい感じのモノローグ流しちゃったし」

淡「くーやーしーいー!! 阿知賀のアイツ、なんで邪魔したのさー!!!!」

京太郎「お前が慢心してたからだろ。俺から見ても隙だらけだったし」

淡「そういう事言う!? デリカシー無いなー!!」プンプン

京太郎「お前が言うなっての。折角の慰安旅行なのに、海で泳がずに部屋で不貞腐れやがって」ハァ

 そう。
 今は俺達白糸台高校のみんなで、慰安を兼ねた旅行に来ている

 夏の海! 白いビーチ!
 お楽しみな光景が目の前に広がっているのに、淡は部屋に篭ってばかりなのだ


京太郎「せっかく水着も買ってきたのに」ハァ

淡「……だって」

京太郎「?」

淡「京太郎が、他の女に肌を見せるなんて嫌だもん」

京太郎「は?」

淡「こうして篭っていれば、京太郎は私の傍にいてくれるでしょ?」

京太郎「……そんな理由で引きこもってたのかよ!」

淡「悪い!?」 

京太郎「悪いっつーか。お前が愛しく思う」ギュー

淡「えへへへっ……そうこなくっちゃ」ギュー

 せっかくの慰安旅行も、こうなってしまっては普段と変わらない
 淡とくっついて、じゃれて、駄弁って

淡「ちゅー」チュッ

京太郎「んっ……お前、すっかりキス魔だな」

淡「だって、こうしていると幸せなんだもん」チュッチュ

京太郎「こ、こら! やめろっての」

淡「むー、少しマンネリ気味かなぁ」

京太郎「そんな事ねぇけど。ただまぁ……残念ではある」

淡「? 何が?」

京太郎「水着」

淡「着たかったの?」

京太郎「違う。お前の水着姿、楽しみに……してたから」カァァ

淡「! ほほう、ほほー! ほう?」ニヤニヤ

京太郎「なんだよ」

淡「んふふふ、いやいや。京太郎もやっぱりスケベだなーって」

京太郎「男だからしょうがないだろ!」

淡「少し前は、私の胸を馬鹿にしていたくせにー」ユッサユッサ

京太郎「うっ……! それは、お前が成長させすぎなんだよ!」

淡「京太郎の為に頑張ったんだって」ケラケラ



淡「……もう、しょうがないなぁ」シュルッ

京太郎「あ、淡? どうしたんだ、急に」

淡「こんな事もあろうかと、制服の下に水着を着ている淡ちゃんなのだー!」バーン

京太郎「な、なぁにぃー!!?」

淡「……見たい?」

京太郎「見たい」

淡「私の事、好き?」

京太郎「好き」

淡「誰よりも」

京太郎「何よりも」

淡「世界で1番?」

京太郎「宇宙で1番?」

淡「やっぱり京淡は?」

京太郎「ナンバーワン!」

淡「じゃあ脱いだけるー♪」バッ

 そうして、制服を脱ぎ捨てて顕になった――淡の水着姿
 それは、とても綺麗で、えっちくて、辛抱たまらなくて

                       _  =-‐= ,_
                  ,ィ≦. . ._.,. . .‐- 、. .≧s、  r、    ,、
                   /. . . . //. . .ヽ. .. \. . . `ヽ! Y  / .}
                 ,.:'. . . . . ./. . i. . . . .ヽ. . . .ヽ. . . . ! .l.、/ /
             /. . ., . . ./. . . { . . . . . V. . . . ' . . . l .V {_,,、

               /. . . i. . . {. . . . |. . . . . . .V . . 。=、. . }   〈ィ .jヘ
            ム . . l. . ./i.j. . . .}、. . . . . . :. . .ゝ、 `ヾ、.‐γ'ノ,イ

                ,'. . . .i. .‐t 、{. . . l ヽ_. . .i. ,.. . . `.、  `ヽ~´i
            { . . . i: :i/  !',. . .l ´ヽ. . `.}、i. . . . . .ゝ,__  r"
                i . . . i 7ィ=x ',. .j   _ヽ_.ノ V . . } . . ム.   マ
              マ. . .',j{ んi. ∨ ,イ 斧弐x } . . i. . . . ム    マ
.              ∨i. .'i vソ     んハ::リ / . . ,'. . . . /..',    ',
                i! V {.  ,     ゞ-=" / . . /. . . . /.....i',   ヽ
                 〉,.ヽ  、 __    /イ . /. . . /.......;' V   ヽ
               /., . . .}ヽ      , /. ./ . /.............ト V    ヽ
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             // .,'.,'.,.ィ 、_,.イ   / . /    ヽ,........i.....ヽ V
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               マ    i}             _ヽ
                 i     ゜          .,。r≦-‐ヘ
                }、_        ,' ,ィ_彡"       ',
                i~`ミ≧ー- ==-‐'"´/        ム
                   /.   \ , , , , , , /              ',
                 /       ヽ, , , ,7                ,
                 /          ゞ、_/              }
               /            .i              ’
.             ,'               .i               ’
           ,'            {                  ’
            /               イ               ,’
.           /                / i              /

淡「んふふ……じゃーん」


京太郎「でかい」パチパチパチ

淡「どうもどうもどうも」

京太郎「素晴らしい」

淡「じゃあさ、京太郎も脱いじゃおうよ!」

京太郎「!?」

淡「水着、着てないの?」

京太郎「いや、着てるっつうか、履いてるけど」ヌギヌギ

淡「そうこなくっちゃ!!」
 
 正直かなり恥ずかしいが、淡が見せてくれた以上
 俺も、この体をさらけ出そう!!



                         /\-――‐- 、
                     , --=7   丶       `ヽ
                    /,            ヽ:  ヽ
                  ∠/     /      、 、  丶  i
                   /      :i     ! l.  l i:   i |
.               /  ,/ :! ! l ||   ! |、 ll !   |  ヽ、
           /_ -7 , :| lト、| |ヽ!  N , 斗 r: ,'_  ト--`
               ̄  //! ! Nィ笊 \|,/ィ笊_ヽN ,ハ !|
              ´ / ,i丶 { Vり  .l/  Vり l/' ノ リ
                    // l i `i          _/,、/
                   ´   {ハ!ヽ{   ′      ./!}/ ′
                         丶  ー ― '  / |′
                         \    /   |
                           ´ . i ー '     \
                  __ ´   }  /        \__
      __        , ´   , _ ` ー-、'/ -‐一 '' ゙ ´       \
    /^、 \      /    〃   丶r‐       r     ヽ ヽ
   /f 、 ヽ l、    /   /      y      \ {           ',
.  / r 、 ヽ. }ノノ  , '  ―彳      /         ゙、           j
.  ! -ヘ. ヽ ノ゙‐'  /      /      ′         \       {
.  i     「.  /      , {        ,              , i -、    ∧
  }     v‐ <          ゝ      {            /  'l   、   ゙、
  !   |  ヽ, --   / ト _,,. -- `'- 、_     /    l       l
  '、   ′  ノ /_/.   l     __    `  ゙゙´     ハ        l
   ヽ     /"´.      l   /    、        ヽ  , '  l      ! l
    ゝ_,.  '´           l   ′ !   \       /   、   l 、!
                 v   〈      \     ′     、  ノ ヾ
                      {  `‐ 个 、__,   丶     l         ヽ    ゙、
                 j     ,          i       /      ヽ
                  ,'   ゝ-个 、__,    :   ,′      /     イ
                   }      ;      ::   {       {      .l
                j   'ー个 、__,   .:i   {       |      .::/
                 i     :}     .::/   '、      l    .:::/
                     !    ::     ::: ,r'   ヽ       ノ   ,. ′
                 ハ             /  ,.-―‐i     /   /
               j::\};.        ,;';;.イ`ヽ,.-‐ヘ   /    /
                 j^ヽ:::`¨¨¨¨¨¨¨¨¨´:::::::;;r''゙´  __⊥ _ /   /
                  /  ヽ::::::::::::::::::::::::::::::/    f -一     /
                ′   ゙;:::::::::::::::::::::::/    ノ゙v        /
             l     '、:::::::::::::::::/      ヽ、ノ      /
                l      \___;/       〈__t  ノ   ノ
             l          ,j          `¨「 ̄
                l  |      ハ  |       |
            l    !      l  l   l       |
             l   |        l  l           |
               l         l   'l          l
           |           l    i           |
            |         ,'     l          l
            |           /     、       |
            |       /      ヽ      {
             j        /          '.     |

京太郎「どうだ!!」バーン

淡「うはっ!」ハナジブー

京太郎「あ、淡ぃぃぃ!?」

淡「あ、ごめん。ちょっと刺激が強すぎたかも」ボタボタ



京太郎「ほら、上を向け」

淡「んー」

京太郎「よし、ティッシュを詰めて」キュポン

淡「色気が無くなっちゃうよー!!」

京太郎「大丈夫大丈夫。俺は面白いから」

淡「もう!」スポン

 鼻栓を抜いて、放り投げる淡
 鼻血はちゃんと止まったようだ

淡「……二人きり、水着だね」

京太郎「ああ、そうだな」

淡「……テル達って、どれくらいで戻るの?」

京太郎「お昼は外で食べるって言っていたから……最低でも二時間以上かな」

淡「そっか」

京太郎「うん」

淡「……」

京太郎「……」

淡「あの、さ」

京太郎「おう」

淡「……私、持ってきたんだよね」

京太郎「奇遇だな、俺もだ」

淡「伸びるやつ」

京太郎「嵌めるやつ」

淡「……りんご」

京太郎「さくらんぼ」

淡「そっちがいい」

京太郎「おっけー」


 どくんどくん


 半裸の二人が向き合い、心臓の音が高鳴り合う


淡「……ねぇ、京太郎」オシリフリフリ

京太郎「なんだ?」

淡「優しく、してね?」ウルウル

京太郎「」プッツーン







 



【数年後 とある喫茶店】


淡「と。そういう勢いで生まれたのがアナタ達よ」

少女「はぇ~」

少年「ほぇ~」

淡「お父さん、それはもう張り切っちゃってねぇ」イヤイヤ

少女「お父さん凄い!」

少年「お父さん強い!」

淡「そうだねぇ。お父さんは世界一格好良いもんねー!」キャッキャ



照「滅したい」

菫「撃ち殺したい」

誠子「釣りしてぇ」

尭深「ま、まぁまぁ。久しぶりに集まったんですから」



淡「あはは、ごめんね。子供達、あずけられる場所がなくて」

照「いいよ。京ちゃんの子供、かわいいから」

菫「確かに、須賀の子供は可愛いな」

誠子「まったくもって」

尭深「はい、遊んであげるねー」

少年少女「「わーい」」


淡「うぇーん! 先輩達がいじめる!!」


菫「それで? お前の旦那は来られなかったのか?」

淡「いやー、今日は無理ですって」

照「あ、そういえば今日だっけ?」

誠子「今日って……あ、そうか。世界大会の決勝!」

淡「そうそう。残念だーって、泣いてましたよ」

尭深「日程、ずらせばよかったね」

誠子「いやいや、それはダメでしょ」

淡「この子達の誕生日はずらせないもんねー?」

少年少女「「うん!」」

菫「しかし、誕生日に父親が不在というのは」

淡「んー。でも、京太郎ならなんとかするんじゃないかなぁ」

誠子「なんとかって?」

淡「たとえば……うーん」

 ザザッ

テレビ「ニュースをお伝えします」

照「ん?」

テレビ「本日行われている麻雀世界大会ですが、日本代表が圧倒的な点差で優勝しました」

菫「おお!」

淡「パパ、勝ったってー」

少年少女「「わーい!!」」キャッキャ

テレビ「それでは、日本代表の主将を務める須賀選手に……あれ、須賀選手!?」

誠子「んん?」

テレビ「え? いない!? ジェット機で……? 龍門渕グループが? はぁぁ!?」

尭深「もしかして、これって……」





テレビ「え、えーっと……須賀選手は、その、あの、スタジオに戻します!」


淡「あー、パパにも困ったねー」

少年「困った困った!」

少女「困っちゃう困っちゃう!」


照「この後の展開、読めるよね」

尭深「うん。読めますね」

菫「……さて、外に出るか」

誠子「はい」


 カランカラーン


淡「んー……快晴! いい天気!」


 ヒュゴォォォォォォ


照「亜音速を超える音がする」

菫「というか、空に黒い影が……」

誠子「いやいや、黒い影もなにも!」


 ヒュルルルルルルッ


 ズドォーン!!


京太郎「あ、皆さん! お久しぶりっす!!」バーン


淡「あ、おかえり」

照「ですよねー」

尭深「知ってた」

菫「もはや驚かん」

誠子「わははは」


京太郎「あ、そうだ。ほら、誕生日プレゼントだ。個人戦だと団体戦の金メダル」ジャーン

少年「うめぇ」バリバリ

少女「うめぇ」バリバリ

京太郎「よしよし」

淡「チョコじゃん」

京太郎「そりゃ途中で入れ替えるだろ」

淡「私にはー?」

京太郎「はい。本物の金メダル」スッ

淡「ならよし。はい。おかえりなさいのチュー」チュッ



照「咲を連れてこなくて良かったと思う」

菫「英断だな」

誠子「というか、現地には三尋木プロもいるんだろうなぁ」

尭深「さっきテレビの隅に映ってたよ」

照「……でも、本当に良かった」クスクス

菫「? 何がだ?」

照「京ちゃん。とっても幸せそうだから」

 きっと、京ちゃんは誰を選んでも幸せになれたんだと思う
 私も、咲も、尭深も、三尋木プロも

 京ちゃんなら、誰とだって上手く行く

 そう、それは……実現しなかったけど、きっとどこかでは有り得た世界

 今となっては、もう手の届かない

照「おめでとう、京ちゃん」

 全ては遠い――理想郷なんだね



淡「京太郎! あと100年は愛してるからねー!!」ダキッ

京太郎「じゃあ俺は1000年愛してやるからな!」


 
~~~ 京太郎「白糸台を出る喜び」照「ふぇっ?!」~~~ 


 カンッ



ぬわ疲


 ということで二週目(全国編という名の白糸台編)しゅーりょー
 淡が見事にゴールイン。つうか安価多すぎィ!!
 そんなに人がいるとは知らなんだ、知らなんだ……ありがてぇ


 そんじゃまぁ、次週をどうするか決めようかと思うんだけど
 安価取る前にもう一度、現状予定してるルートの説明タイムに入ります


 何か質問とかリクエストあったら答えますんで、おっすお願いしまーす




《三週目》

【京太郎スパイルート】
・あらすじ(とある学校で麻雀部に入る京太郎。そこで彼に与えられた役目はスパイだった)
・スタート地点(全国どこからでも ※名門校以外はここでしか選べない)
・攻略対象(名門校&プロのみ ※麻雀弱い学校は偵察の対象にならない為)
・初期好感度(全員コンマ判定)
・パラメーター(忠誠ゲージ。高ければそのまま、低ければ裏切り)
・ゴール(全国大会優勝)

【京太郎NTRルート】
・あらすじ(傍にいる者の麻雀力を高めるという能力持つ京太郎。彼を狙い、各地からスカウトがやってくる)
・スタート地点(清澄固定)
・攻略対象(全咲キャラ ※ただし、清澄以外の各学校は一人ずつしかヒロインになれない)
・初期好感度(全員コンマ判定)
・パラメーター(愛情度 ※京太郎→個別ヒロインへの想い)
・ゴール(京太郎の愛情度がMAXになる ※清澄勢がMAXになってもOK)

【京太郎プロルート】
・あらすじ(外見の良さと麻雀の腕から、男子プロの人気復権を託される京太郎。だが、女子プロ人気は手強く……)
・スタート地点(高校卒業の京太郎。実業団所属 ※オリジナルか既存かは安価 ※チームメイト(女子)も安価)
・攻略対象(全咲キャラ ※プロ入り、芸能界入り、普通の職に就いている。などの判定もアリ)
・初期好感度(全員コンマ判定)
・パラメーター(人気度。京太郎の人気→男子プロ人気に直結)
・ゴール(男子プロの人気度がMAXになる)


NTRの各校のヒロイン決めはどの辺りで決めるの?


>>878
 安価ですよい
 学校が選ばれた時点で、メンバーの中から選択式


 リクとか無いならそろそろ締切ますねー
 それじゃあ0時ちょうどに指定安価出します
 ↓1~10の範囲で、多数決


 0時ちょうど、 三つのルートからお選びくださいませ

 

京太郎に選ばれなかったヒロインの話をリクエストしたいです


>>884
 振られたアフターも、Ifルートもしないと言っていたので無し
 安価の意味が無くなっちゃいますし、そこは妄想で補ってくだせぇ
 本当に、申し訳ない


 三週目 京太郎の選ぶ道は ↓1~10 同数サドンデス 無効票も同様

1 京太郎スパイルート
(外道か、或いは聖人か……)

2 京太郎NTRルート
(信じていた京ちゃんが調教されて……)

3 京太郎プロルート
(掲示板ネタとかやりたいなぁ)

ところで京太郎がプロって高校卒業後だよね
プロ勢の年齢……


>>907 
 気にするな!! まぁ、プロの方がスレタイに忠実だし、多少はね?


 スパイ 3
 NTR 2
 プロ 5

 プロルートですねー
 それじゃあ京太郎の所属チームを決めましょうか


1 ハートビーツ大宮(はやりん所属)

2 横浜ロードスターズ(うたたん所属)

3 松山フロティーラ(のーうぇい所属)

4 つくばプリージングチキンズ(すこやん所属)

5 佐久フェレッターズ(藤田プロ所属)

6 エミネンシア神戸(のよりん所属)


 安価↓1 から三票獲得したチームがドラフトで京太郎を指名します



 第一巡選択希望選手――





 次スレのスレタイが決まりましたね

京太郎「横浜を出る喜び」咏「ふぇっ!?!」【三スレ目】

 これになります。
 では、京太郎のチームメイト(横浜所属のヒロイン)を三人募集します

 全国どこの学校の生徒でも構いませんが、ある程度キャラ立ちしてる人だと嬉しいです
 名前だけのキャラとかは除外するかもなので、ご了承ください
 ちなみに、中学生組は選べません。
 淡や照、咲などの今週ヒロインもオーケーですよ


 これは0時15分に 安価出します



 京太郎の同僚となるプロ入り三人


 安価↓1から決まり切るまで


 争うのですボク達!!!



同僚1 憧(盗撮魔の可能性が微レ存?)

同僚2 ネリー(外国人助っ人。前世では聖人)

同僚3 姫子(可愛いばってん、博多の方言難しかよー)

 ※頑張りますが、姫子の扱い悪かったら許してください


 これに加えて咏が初期ヒロインとなります
 もっとも、京太郎は安価次第で他のチームに移籍したり出来ます

 人気度や年俸と相談して、今後のライフを満喫しましょう


 そんじゃ初期好感度をぽちっとな

憧 ↓2

ネリー ↓3

姫子 ↓4

咏 ↓5

  



 ルーキー一年目に辛辣な先輩がいるらしい
 これには畜生チックも苦笑いですわ


【横浜ロードスターズ】
姫子(87)
憧(74)
ネリー(69)
咏(09)


 それじゃあ次スレ立ててきます

 もしよければ、一週目、二週目で気になったところ
 良かったところなんかを教えていただけると嬉しかったり 


はい、新スレ立てました
 【安価】京太郎「横浜を出る喜び」咏「ふぇっ!?!」【三スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1517326131/)

 次回から三週目、と言いたいのですが、まずはこっちのスレを埋めてからにします
 次更新までに埋まってなければ小ネタを投下します

 明日はちょいと夜に仕事があるので、次の更新は恐らく木、金辺り
 それでは二週目もお疲れ様でした

 また三週目に、お付き合いくださいませ


ぼちぼち更新しようかねー
小ネタの希望を取ろうかねぃ


・のどか様は告られたい
(のどちゃんは京太郎に告られたいようだけど……?)

・めめめめめめめめめんへらぁ……
(キャップメンヘラもの。わりとエグい)

> ・のどか様は告られたい
> (のどちゃんは京太郎に告られたいようだけど……?)
みてえ


【のどか様は告られたい】

 人を好きになり、告白し、結ばれる
 それはとても素晴らしい事だと、誰もが言う


 だが、それは間違いである

 
 
 恋人達の間にも明確な力関係が存在する

 搾取する側とされる側
 尽くす側 尽くされる側!

 勝者と敗者

 もしもアナタが気高く生きようと云うのなら
 決して敗者になってはならない!

 恋愛は戦!

京太郎「……」ホケー

和「……」ジィー



                       _ -───- _
                    .               、
                    /:>                     \  __
            ___j/                 __ Y´::::ノ:ヽ
              |::::::::::/     . : : : :! :. . : : . : : : . : . .  {::::::::ヾ.イ::::〈
             !:::::::/ / /. : / /: : .:| ::|: : :;: : : :|: . : : :. ヽ::::::::::};}:::::::|
              l:::::/ / / . :/ /: : /| ::| : : :|: : : :ト、:|:|: : }´:::::::|ト__:/
           {:::/ /.: ; . :/ /: : ::{: :| ::|: : :!、: : | |: j、:|: : l:::::::ィ´ヾ:::ヽ、

           l_:l イ: : :|: :|: :ト{、: :ハ|: :| : : :|: ヽ :| }厶イ、 |丁/::::::::}:::::::〉、
           /:| ハ: :| |: :l | `ト、}lヽ: :'、: :ト、斗匕/ l | ||| l::r‐く|ヽ/{´

            ヽl |_l: : |: :|: :|rテ干示ト'\lヽl´::rf苡圷¨} |/-|:  ̄:|: :l |
            レ \ト、 \ヽ 弋:ツ : : ::. ::.   ゞ夕 ノ/ ´|: : : :|: :|  |
                    イl| |\}l`.:xwx:. ,     .:xwx::.  _ノ;  ::| |  |
                / j|! ハ             // |  : :|:l: : :|
                  / .イ j|l介 、             /´   !  : :!:l: : : |
              / /| ||l|{  、 ´ `   イ_    |  : :l l: : 八
                / / l| |l|||  __」 ̄    {、:::::ヽ、  |  : :| !: : : ∧
            / // l| ||厶斗‐::´:r‐!     /::::::::::::`::|  : :ト、: : : : ハ
              l /   /| |::::::::::::::::::/-、   ァ´:::::::::::::::::::::八 . : }>、\: : :ヘ
              | 〃 ∧!  ト、::::::::::::::::l ̄ ̄ 7::::::::::::::::::::::::/  . :j   ヽ }: : :ヘ
             l//  }/'| 八::\::::::::::|    /:::::::::,.-‐::´:::// . ::/ /´∨: : : :ヘ
             // ∨ / ハ:.:.\::\::::l  /-‐::´:_,..:.: ̄// . ∨〃   }ヾ: : : :ヘ
          {イ  / / / l ヽ:.:.:}>-::!./-‐<:.:.:.:.:.:.:.:.:イ/   ∨イ     Vヽ 、: : }{
          |ハ  }ァ'./ {   `ー-ゝ、レ_∠≠=- ´ /   . :/ l|     ト:l | l: :ハ|
          | ∨} j |l|      {_j} /    / イ  Y ヾjl;     |::|Ⅳ}/ }|
              / / イ 八l      /:/:::Y    // l |/    Y      |::l / リ|
               l〃/l|   \   {::八::::}    /    |ハ|    }   ;/ |::|  /|


 好きになった方が負けなのである!!


※ すでに敗者が決定しておりますが、引き続きお楽しみください



期待


【清澄高校】

 清澄高校!
 かつてはさして有名でもない学校であったが、今は違う

 全国高校生麻雀大会……すなわち、インターハイでの団体戦優勝
 それは清澄高校の名を、一躍有名なものへと変えた

 そして、その清澄高校に通う者達の中でも
 特に名声を一身に受ける者達がいた

女子A「わぁ、見て! 麻雀部の二人よ!」

女子B「素敵だわー」

京太郎「……」テクテク

和「……」テクテク

 そう、清澄高校麻雀部の一同である

女子C「やはり、原村さんは綺麗よねぇ」

女子D「スタイルもいいし」

女子K「お可愛いこと」

和「……」

 原村和。清澄高校三年
 麻雀部の部長を務める
 
 弁護士の父と検事の母を持つ、まさに箱入りのお嬢様
 その血筋の優秀さを語るが如く、運動を除くあらゆる分野で秀でた才を見せる……天才
 さらには容姿端麗スタイル抜群とくれば、それはもはや完璧なのである。

男子A[でもやっぱり、須賀の奴も凄いよな」

男子C「ああ。あんなに立派な男は見た事がねぇ」

京太郎「……」

 そして、そんな原村和を支えるのがこの男こそ
 須賀京太郎。清澄高校三年
 麻雀部の副部長を務める男である

 彼は原村和に比べ、特別な才能があるわけでもない
 家柄もわりとお金持ちな程度で、自慢はペットのカピバラくらいなもの

 だが彼は、その平凡な人生を努力で補った
 努力の天才。彼をよく知るものほど、その言葉を口にする

 一年生の頃は県予選初戦敗退
 しかし二年時にはめざましい成長を見せて、全国大会出場
 現在では頂点を競い、全国の天才達と互角に渡り合う猛者である

男子A「いつ見てもお似合いな二人だよな」

男子B「ああ。まるで嫁さんと旦那さんみたいだぁ」

モブS「嫁さん違いますから!」

女子D「素敵……」ポッ

モブS「違いますから! 違いますから!!」

 


【清澄高校 麻雀部部室】


和「……なんだか、噂されているみたいですね」コポポポポ

 カチャッ

和「私達が、交際しているとか……」チラッ

京太郎「お茶ありがとう。ま、そういうネタに飢えてるんじゃないか?」ズズッ

和「ふふっ……そういうものですか」

京太郎「悪いな、なんか」

和「いえ。私は、そういった事柄に疎くて……」

京太郎「(俺と和が付き合ってる? そうだったらどんなに良かったか)」ハァ

和「恋人、ですか……」ズズッ

京太郎「(これまでずっとアプローチしてきたつもりだけど、効果無かったしな)」チラリ

和「興味は……ありますけれども」マエガミイジリ

京太郎「そっか。和ならいい人が見つかるよ(今更告白したって、どうせ振られてギクシャクしちまう。やめておこう)」ズズー

和「(……んん?)」ソワソワ

京太郎「さて、次の試合のオーダーはっと……」
 
和「(何をしているのですか、須賀君は?)」チラリ

京太郎「んー。男子も数が増えたからなぁ」

和「(ほら、今がチャンスですよ? 特別に、オーケーしてあげますから)」

 そう。賢明な読者はすでにお気づきであろうと思うが、
 この二人、実はもう――

和「(ここは、じゃあ噂通り付き合おうか、と持ってくる場面でしょう!!)」


 両思いなのである



> 女子K「お可愛いこと」
> モブS「嫁さん違いますから!」



 原村和
 彼女はこれまでの人生において、ただの一度も恋愛を経験した事がない

 厳しい父親によって恋愛漫画の一つも買い与えられず
 テレビもニュース番組ばかりで、ドラマもまともに視聴していない

 そんな彼女の中では、頭の中に古いイメージだけが先行している
 そう、告白とは男から女にするもの
 ロマンティックに、ドラマチックに想い人から告白されたい……と

和「(須賀君が私をいつも見ていた事を知っています。ですから、きっと私の事が好きな筈)」ジー

 それに加えて、花よ蝶よと育てられてきた事により
 なぜか無駄な自信とプライドを併せ持つ和
 前述のイメージも手伝い、彼女の中では京太郎が自分に告白するのが当然だと思い込んでいる

京太郎「(なんだか今日は、和が静かだな)」

 一方でこちら、須賀京太郎もまた厄介な男である
 彼はこれまでの人生において、ただの一度も告白を経験した事がない

 おっぱいが好き。それを臆面もなく口に出し、
 そういった女性のみを好きになる彼が潰してきたフラグの数は片手で数え切れないだろう

 貧乳の幼馴染。その姉などなど……彼の人柄を知る者でさえ、諦めて彼の元を去っていく
 逆に胸の大きな女性は、その部分しか見られていないと勘違いし、彼を拒絶する

 そんな状況下に置いて、告白まで漕ぎ着けるわけもなく

 彼は恋こそ多いが、告白する前に諦めるという……ヘタレ野郎に育っていた

和「……恋人、欲しいですね」

京太郎「ああ、そうだな」

 まさに、水と油
 お互いに想い合っているのに、二人揃って無駄な考えが邪魔をする

 相手から告られたい
 どうせ告っても無駄だから


 第三者の目線から見れば歯がゆいこの状況
 当事者達が動けないのであれば、引っ掻き回す存在が必要不可欠

 そしてそんな存在は、彼らのすぐ身近に存在していた


優希「じぇー! お待たせだじょー!」バーン


 そう。この女、片岡優希こそが――彼らにとっての劇薬なのである

違和感ないww



京太郎「遅かったな。自分から呼んでおいて」

和「みんなでご飯を食べようって、誘ったのはゆーきですよ?」

優希「悪かったじょ。ちょっと後輩に頼まれて」デヘヘ

 片岡優希
 和の親友にして、彼女もまた少なからず京太郎に想いを寄せる少女
 
 ちょっぴりアホっぽいが、本人は心優しい少女であり
 たまにこうして京太郎を交えて食事を取ろうと誘うのも、彼女なりの和への好意であった

優希「反省のぎゅーっ! だじぇ!」ダキッ

京太郎「い・ら・ねー! ていうか二年経っても変わらねぇな」

 だが、そんな事情を知らない和

和「(……ゆーき。またですか? またアナタはそうやって私に見せつけるんですね)」ゴゴゴゴ

 親友の好意を勘違いし、なぜか憎悪の炎を燃やしている

京太郎「で? 後輩に何を頼まれたんだ?」

優希「えへへ。彼氏と一緒に、ご飯を食べる場所はどこがいいかーって」

京太郎「はぁ?」

優希「それで、ほら。ここから見える場所を教えてやったじょ」

 そう言って優希が指差すのは部室の窓
 京太郎と和が揃って、その窓から外を見ると

男子I「えー、いーじゃん。一口くれよー」

女子I「いいけどー。もー」

男子I「食べさせて?」

女子I「しょうがないなぁ」アーン

 イチャイチャイチャイチャ
 馬鹿ップルが並んで、お弁当をつまんでいる

和「……はしたないっ!!!」クワッ

京太郎「そこまで怒る事か?」

和「はい! 学生の身でありながら、あのように公衆の面前で……はしたない!!」

優希「あれくらい普通だじょ」

和「そ、それに! 人のお弁当のおかずを……物乞いじゃないんですから!!」

京太郎「酷い言いようだな」

和「(わ、私だって須賀君が頼むなら……あれくらい)」ドキドキドキ

 恋愛に全く免疫の無い和にとっては、あーん、でもこれだけの破壊力
 他人の光景を見ただけでこれでは、到底自分には出来そうになかった



京太郎「まぁいいや。俺もなんだか腹が減ってきたし、早く食おうぜ」ガサコソ

優希「あれ? 京太郎、今日はパンじゃないのか?」

和「?」

京太郎「ああ。母さんと父さんが実家に帰っていてさ、今は俺一人なんだ」

優希「ふーん?」

京太郎「それで折角だし、自分でお弁当を作ってみようと思ってさ」スッ

 そう言って、京太郎は取り出したお弁当箱を開く

京太郎「これでも結構料理には自信があるんだぞ」

和「……!」

 その弁当は、和にとって初めて見る光景であった

 彼女の母親は少々個性的であり、あまりお弁当を作るタイプではない
 だから和は幼い頃より自分で料理を行ってきた

 見栄え、栄養バランス、味
 どれをとっても、高水準の……綺麗な料理

 本日持ってきたお弁当も、そんな綺麗な弁当だった

京太郎「じゃーん! どうだー!」

 だが、京太郎のお弁当はそんな綺麗なものとは違う

優希「おぉ! 男の子って感じだじぇ」

 緑など殆どない。白と茶色のお弁当
 半分を占める白米にはふりかけ。残る半分にはおかずがぎっしり

 肉厚なからあげがゴロゴロ。つまようじにささったミートボール
 ケチャップの付いたミニハンバーグ。それらに挟まれる卵焼き

和「……」ゴクッ

 食欲をガツンと刺激する、そそる弁当
 栄養バランス? 見た目? そんなの関係ねぇ!

 まさに、質量の暴力がそこには存在していた



京太郎「じゃあ食べようぜー」

 和洋のジャンルを問わず、ただ食べたいものをとにかく詰め込んだような献立!
 まるで子供の宝物入れのような自由さ

和「(で、でも別に……これ、くらい)」

 揺れる和の感情
 だが、なんとかギリギリで踏みとどまる彼女の前に――

京太郎「あれ? 卵焼きの下に隠れているな」ヒョコッ

 プリンッと、姿を現したのは

タコさんウィンナー「おっすおっす」バーン

和「」キューン

 タコさんウィンナーであった

和「(食べたい。特に、あの可愛いウィンナー)」ドキドキ

優希「いいなー。美味しそうだじぇ」

京太郎「ハハハハ。なにせ、俺の手作りだからな」フフフ

和「(言いたい。一口くださいって、言いたい!)」

 胸の奥を締め付ける感情に揺さぶられる和
 だが、先程の発言の手前、おかずをくださいなんて言い出せない

和「(なんとか……)」

優希「いいなーいいなー。一口分けて欲しいじょ」

和「!?」

京太郎「ああ、いいぞ」

和「!?!?!?!!?!?!?!?!?(ちょっ、ゆーき!?)」

京太郎「じゃあこのハンバーグをやろう。これも手作りだぞ?」

優希「やったじぇ! わーい!」パクッ

和「あ、あぁ……」

優希「あっ、これうまいやつー♪」

和「」

優希「ハンバーグって、アツアツの肉汁が出るのも美味しいけど、常温でも味が凝縮されていて美味しいじぇ」

京太郎「よし。じゃあこのからあげも」

優希「じぇー!」ワイワイ

和「……(ゆーき。友達だと、親友だと思っていたんですけど)」ジッ
            ,. . . ---. . . .,

        _,,,,.  '.: : : : : : : : : : : : :`゙'. ,   _
       i/              ._,./::iヽ,
     i'"~::/ . .; .i: : ; : : : : : : : : : : : ィ´::::`v":::ィ
     i: :./: :.i : l: :l: : il: : : : i: : :.li: : ; i: ヽ::::;;:::i::i:::::|
    冫/:./i: : li: i: : i:.|: : : |: : :|: |: :|i: i: :冫:::::/iヽ,l
    !,::i: :i:.|: : |:| |: :.i|:.|: : :|i: :.|: :.|: |:|: |; iゝイ:::i;::::\
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    く;;;|:|'|:.l: :.||'ャii;;;;;;;i \! l/ヤi;;;;;;i;'ヤl|_,.! '´:|: :l: |
     l! l!,\l !:ヽ辷ソ    ヽ==ソ .! |: : :.|: :|: |

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    / ./:|:l: : |: || |  _,`,iー "´ ィ冫、.|i  : |:| |: :.i';
    ;´ /:.i|i : :l_,..-‐'''´:/:イ   /:::::::::::|:| . i|.,| |: : ハ
   ; /: :i:|: : :|:::::::::::::::iニ-ー,/::::::::::::::::|:| . :.l|;´ヽ,: : ハ

    i /: :.l/|: : |::\::::::::|   /:::::::::::_,.‐'_;i ; : : l; /`il: :i: :',
   ,': : :/.l: : |i.\;;:`ヽl /;;;.:-::':;´‐''~/;': : //   :|i: :l: : i
.   iil: :.i .l: : i .'._ .゙''.‐.,y,._≠'' ´,,..‐//: : / i    |:l: :i :i: l
    l!i :i; lil! l  `゙''ー;-'‐;:-‐ ''´  //: : .;'`;.|.    |::|i:|: .i |
   ', / l:!l:l l     トーィ;"    ;'/i:.i .i   i|     |::||:l: | l!
    ;' li l:l i    / .i ,!    ;' l:li :l  ';  i   |::|: i:| !

和「(アナタが明日死ぬとしても、私はもう助けてあげません)」


和「……」ブルブル

京太郎「(!? なんだ? あの和の軽蔑するよいうな視線は!?)」

優希「わーい。美味しいじぇー」

京太郎「(俺の弁当を馬鹿にしてるのか? よし、ならば目にもの見せてやる!)」キュポン コポポポ

優希「? その水筒、なんだじぇ?」

京太郎「アツアツの味噌汁だ。弁当の米は冷えて固まるが、味噌汁と一緒に食べると……最高の一品に化けるのさ」ニヤリ

 ズズッ モグモグ

京太郎「あぁ~! たまらねぇぜ!」

優希「おー!」

京太郎「優希、お前も試してみるか?」

優希「やった!!」

和「なっ!?」

優希「いっただきまーす」スッ パクッ

和「(ちょ、なんでそんな食べかけのところから!? それだと、間接キスに……!)」

優希「それで、水筒を……」ズズッ

和「(水筒の飲み口までー!!!)」ガーン

優希「ああ、お米が! 口の中でホロホロほどけて……美味しい!!」ポワー

京太郎「そうだろうそうだろう。古来より茶漬けには冷や飯と決まっているように、温かい汁物と冷や飯は合うんだよ」

優希「京太郎は天才だじぇ!」パチパチ

京太郎「ははははっ!! (どうだ和! これで俺の弁当を認めてくれるか!?)」チラッ

和「……」ジィー


~~~回想~~~

優希「のどちゃーん! いっしょに帰るじぇー!!」

優希「のどちゃんとお泊りなんて嬉しいじょ!!」

 のどちゃーん のどちゃーん

 のどちゃーん

 のどちゃ……


~~~現在~~~


和「(さようならゆーき。絶交です)」ギロリ

京太郎「(!? なっ、またそんな冷たい瞳を!?)」ビクッ



京太郎「お、お前達も早く食べれば?」ブルブル

優希「それもそうだじぇ。じゃじゃーん! タコスー!」

和「……」スッ

 パクパク

和「(美味しく、感じない)」ズーン

 知らなければ、夢に見なければ
 彼女が彼の弁当を求める事も無かったのに

 だが、もう遅い

 芽生えた欲望は、満たされなければ消える事は無いのだから

京太郎「もぐもぐ。じゃあ、次はこのタコさんウインナーを……」

和「あっ」ドクン

 それが欲しい
 何よりも、今この瞬間食べたいもの

 だけど、どうしても言えない

 和は苦しみながらも、なんとかその一言を絞り出そうとしたが――

優希「タコと名のつくものはこの優希様が頂くじぇー!!」パシッ

京太郎「あ、おい!!」

 目の前で優希が、そのタコさんウインナーを強奪する

和「……」メキッ

京太郎「返せよ!」

優希「やーだ!」

和「……」ゴゴゴゴゴゴゴ

京太郎「!?」ビクッ

和「(人の姿をした家畜。プライドが無く、他人に依存する事にばかり長けた寄生虫……)」ゴゴゴゴゴ

京太郎「(な、なんか部屋の温度が寒くなったような?)」ビクビク

和「(頭や胸に栄養の行っていない脳カラ……なんておぞましい生き物)」

 溢れ出す殺意 壊れる友情

和「(私はアナタを絶対に許しません。ゆーき)」ゴゴゴゴゴ

京太郎「(和が暗殺者のような瞳をしている!?)」

優希「それじゃあ、このウィンナーは……」アーン

和「!?」



優希「んあー」

 広げられる優希の口
 だんだんせまっていくタコサンウィンナー

和「あっ、あぁっ……だめ」

 もう全ておしまいだと、和が目を瞑りかけた――その瞬間

優希「……のどちゃんにあげるじょ!」スッ

和「……え?」

京太郎「?」

優希「私のタコスパワーはすでにMAX。これ以上は不必要だじょ」

和「あ、あの? えっ……?」

優希「いらない?」ニコッ

和「い、いります! ぱくっ」

 そうして、差し出されたタコさんウィンナーに食らいつく和
 プリッと、口の中で肉汁をほとばしらせるその肉感に――

和「(はぅあ~♪)」ビビクンッ

 和は絶頂を覚えた

京太郎「(エロい)」

優希「(エロいじょ)」

和「……須賀君」

京太郎「な、なんだ?」ドキッ

和「お弁当、お上手ですね。でも、栄養バランスも考えなくちゃダメですよ?」ニッコリ

京太郎「ああ、そうだな」

和「それとゆーき」クルッ

優希「じょ?」

和「アナタはちゃんと人です。自信を持ってください」ニコニコ

優希「(今までなんだと思っていたんだじょ)」ズーン

京太郎「よく分からんが、休憩時間終わっちまう。ほら、早く食べ終わろうぜ」

和「はい。そうですね」

 こうして、和の欲望は満たされる事となった
 もしも優希に一欠片の優しさがなければ、この日……一人の少女が滅せられていたのかもしれない


【翌日 清澄高校麻雀部部室】


京太郎「なぁ、和。これ、食べてくれ」スッ

和「へ?」

 昨日と同じように、また三人でご飯を食べる流れになった一同
 毎度の事ながら優希は遅刻で、今は和と京太郎が二人きりである

和「これって?」

京太郎「俺が作った弁当。昨日よりは、ちゃんと栄養とか考えたつもり」ポリポリ

和「!!! ど、どうしてこれを私に?」ドキィン

京太郎「なんつうか。和が昨日、俺の弁当を食べて喜んでくれたのが……嬉しくて」

和「っ」カァァァ

京太郎「これからちょっと、料理の練習。もしよかったら、付き合ってくれないか?」

和「は、はい! 私でよければ!」


 そうして、原村和は須賀京太郎の手作り弁当にありつける日々を過ごす事となる
 だが、原村和は知らない

優希「全く、世話がやけるじょ」ヒョコッ
 
モブS「ちょっと! なんでいつも閉じ込めるの!? 私もお昼食べたいよ!!」ジタバタ

 手ごわい恋敵を排除しつつ、的確なサポートをしてくれる親友の存在を

 そしてもう一つ
 彼女はまるで気付いていない

京太郎「でも、俺の弁当なんてすぐに飽きちゃうかな?」

和「ふふっ、大丈夫です。須賀君のお弁当なら……」

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     |:..:|∧ ',: : . .: : . : i.     ..ノ|: | リ
     |:../ ヾ.\__, : : :人: : : : :,.イ〃.ノ/
     ゝ |  `ーイ:: ::::/:|:::::::::/゙_.∠.ィ゙/
      |  ::\.|_ :::/ ::! ::,ィ゙    {"
      ∧  ::::\ } : ::::: ::/    ∧

和「毎日だって、食べたいくらいです」

京太郎「っ」ドキィーン

 無自覚に自分が、告白し始めていることに


 カンッ!



 久々にこういう系統書いたけど、どうだろうね
 あんまりアドリブ力ないんで、ほとんど元ネタなぞりだけども

 昔のキレが戻ってこねぇーかなーと思う毎日
 そうすればきっと、京咲ナンバーワンスレを復活させられると思う

 とりあえず、こちらのスレを埋めてくださると嬉しいですー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年03月06日 (火) 04:22:34   ID: yGlJ_RG-

キャラのやり取り好きだけど京太郎がなろう主人公並にチートになるのはいかがなものか
あと最初から好感度マックスな尭深が不憫

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