俺「安価で雪道を切り抜ける」 (28)

俺「朝起きたら雪がすごいよお」

俺「こんな雪じゃ歩くのも大変だなあ」

俺「とりあえず>>2しなきゃ」

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春になるまで冬眠

時は過ぎ春


俺「うーん、よく寝た」

俺「暖かくなったしこれで出かけられるぞ」

俺「とりあえず>>4しとこうか」

春眠

俺「ポカポカして気持ちいいなあ」

俺「なんか眠くなってきた……」

俺「zzz」

母「コラー!いい加減>>7なさい!」

働き

俺「えっ、でも」

母「いつまでも穀潰しを養う余裕はないのよ!」

俺「うう……うう」

母「働かないなら出て行きなさい!」

俺「そんな……」


俺「そんな経緯があり、とうとう俺は>>9することにした」

ナンパ

俺「ヒモ生活したかったんだ」

俺「よし、あの女がターゲットだ」

女「……」

俺「ねえねえそこの彼女、一緒に飯でもどう?」

女「>>11

俺「えっ、なんで?」

女「>>12

げっへっへ旨そうな人間だわい

私は吸血鬼なのだ!

吸血鬼の館


俺「うう……変な部屋に閉じ込められてしまった」

俺「このままではあの女に殺されてしまう」

俺「どうにかして脱出しないと……」

俺「お、>>14があるぞ。これを使えば部屋から脱出できる」

三八式歩兵銃

バキュウン

俺「よし、ドアが開いた」ガチャ

俺「あとは吸血鬼に見つからずに館から出られれば……」

俺「ハア……ハア……」

>>16「貴様!どうやって抜け出した!?」

俺「!?」

ハゲ

俺「こうやってだよ!」バキュウン

ハゲ「ぐわああ」バタッ

俺「へっ、脳天にぶち込んでやったら髪が生えたように見えるぜ」

俺「む?誰か来る。今の銃声でバレてしまったか」

俺「この部屋に隠れよう」ガチャ

俺「こ、この部屋は>>18だ!」

俺の部屋

女「やっと来たのね」

俺「な、なんで?」

女「ここはあなたの精神世界。あなたの部屋に見えるだけ」

俺「俺の精神世界だと?」

女「そう。私は少しお邪魔しているの」

俺「あんたは何者だ?吸血鬼じゃないのか」

女「私は吸血鬼……でもあなたの味方」

俺「どういうことだ。なんであんなことを」

女「>>20

俺「訳わかんねえよ!どういうことだよ」

女「>>21

私を抱いて

私を助けてくれるのはあなただけだから

チュンチュン

女「……昨晩は良かったわ」

俺「帰るのか?」

女「いつまでもあなたの世界にいられない」

俺「また、会えるか?」

女「覚えていてくれたらね」

俺「忘れる……もんか」グスッ

女「あなたは覚えていてくれる。そして私を助けてくれるって信じてる」

俺「助けるって何したらいいんだ」

女「>>23

私を見つけて。お願い。

俺「うーん、ムニャムニャ」

俺「はっ」

俺「……夢か」

俺「寒いな」ガラッ

俺「……積もってらあ」

俺「……」

俺「道に雪が残るように、俺の記憶も残る」

俺「踏みつけられ、汚れ、色褪せる」

俺「そして、やがて溶けて消える……」

俺「……嫌だ」

俺「消える前に……」

ザッザッ

俺「俺は進む。まだ残っているうちに」ザッザッ

俺「約束したんだ。絶対助けてやる」ザッザッ

俺「お前を見つけてやる」ザッザッ

俺「こんな雪道くらい……」ザッザッ

俺「切り抜けてやる!」



おわり

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