上条「……」

ｸﾞﾙﾙﾙﾙ

上条「うお！？」

悟空「ん……ふぁぁ……チチ……おはよう」

上条「えっ」

悟空「お？チチ、おめぇ見ねえうちに男になったんか？」

上条「いや誰だよアンタ！？」

悟空「あー、オラ腹減っちまった……おめぇ、名前は？」

上条「上条ですが……」

悟空「上条か！何か食いもんあっか？」

上条「あぁまぁ一応は……」

悟空「くれ！オラ腹ぁ減っちまって死にそうなんだ！」

上条「まずベランダから中に入りましょうか」

———————————————

ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

悟空「かぁー！うめぇな！」

上条「それで悟空さん、何でうちのベランダなんかに？」

悟空「ん？知らねぇ！気付いたら引っ掛かってたんだ」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

上条「へ？」

———————————————

ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

悟空「かぁー！うめぇな！」

上条「それで悟空さん、何でうちのベランダなんかに？」

悟空「ん？知らねぇ！気付いたら引っ掛かってたんだ」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

上条「へ？」

禁書目録「ん……」

悟空「お、目ぇ覚ましたみてぇだな」

禁書目録「ここは……？」

上条「俺の部屋だ」

禁書目録「ありがとう、助かったんだよ」

上条「何でベランダに引っ掛かってたんだ？」

禁書目録「実は……魔術師に追い掛けられてたんだよ」

悟空「マジュツシ？何だそれ、うめぇんか？」

上条「魔術って……ここは科学の街だぜ、そんなの信用出来るかよ」

禁書目録「むー、君達は魔術を信用してないかも！」

上条「なら見せて見ろよ、魔術って奴を」

禁書目録「私の着ている修道服、これは歩く教会って言って云々」

悟空「ひゃー！この服そんなすげぇんか！」

上条「へー……なら俺のイマジンブレイカーで打ち消せるかな」

禁書目録「イマジンブレイカー？」

上条「あぁ、俺の右手にあるイマジンブレイカー……あらゆる神の御加護も……もしかして神の奇跡も打ち消せるかもしれないな」

禁書目録「あははははははは！」

禁書目録「冗談キツいんだよ！」

上条「ならやってやろうか？」

禁書目録「君の能力が本物な・ら・ね！」

上条「よしじゃあ……その幻想をぶち殺す！」ｷﾞｭｯ

上条「……あれ」

禁書目録「ほらやっぱりそんな能力」ﾊﾟｷｰﾝ

悟空「ひゃー！」

———————————————

上条「いってぇ……」

禁書目録「ふん！」

上条「……で？二人はこれからどうするんだ？」

禁書目録「私はもうここには居られない、君に迷惑がかかるからね」

上条「そうか……悟空さんは？」

悟空「強ぇ奴と戦ってくっぞ！」

上条「（この人、能力者と喧嘩にならなければいいけど……）」

禁書目録「じゃあね」ﾀﾀﾀｯ

上条「おい！気をつけろよ！」

悟空「んじゃ、ちょっくら行ってくるぞ」ﾄﾞｩｰﾝ

上条「と、飛んでいった！？」