櫻井桃華「想定外」 (54)

モバマスssです
キャラ崩壊注意、無理な方はUターンをお願いします
10年後の妄想です

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桃華宅

櫻井桃華(22)「大掃除、残っているのは...床の拭き掃除かしら?」


桃華「あした~ま~た~あえる~よね~♪」フキフキ

桃華(こうしていると、昔の合宿を思い出しますわね...お寺、雑巾がけ...そして志希さん、響子さん...)

桃華(...思い出はこのくらいにしておきましょう、あんなに怖い響子さんはもう思い出したくありませんもの)ブルブル

ピンポーン

桃華「...こんな時間にどちら様かしら」

ピンポーン

桃華「はーい、今出ま
ドンドンドン!ピンポーン!ドンドンドンピンポーンドンドンピンポーンドンドンピンドンピンドンドン
な、何ですの!?」ビクッ

「私です。ありすです」

桃華「...ありすさん?」

ガチャッ

橘ありす(22)「...」フラフラ

桃華「ありすさん、急にどうs...ってお酒臭い!!」

ありす「...桃華さん」

桃華「はい?」

ありす「名前で呼ばないでください、橘です!」フンス

桃華「...」イラッ

ありす「ではお邪魔します」ズカズカ

桃華「何が『では』なんですの!?ってその前にせめて靴をお脱ぎなさい!せっかく掃除したのに!!」

ありす「とうっ」ベッドニダイブ-

桃華「ああもう、シーツも今日洗ったばかりなのに...!」

ありす「...この枕、すごく桃華さんの匂いがします」クンカクンカ

桃華「ま、枕カバーはまだ替えてませんの!嗅がないで!」

ありす「あっ、そういえば桃華さんにお土産があるんでした」ガバッ ガサガサ ポイッ

桃華「もう、今度は何を...ってお酒じゃありませんの!」

ありす「それでは桃華さん、かんぱーい!」カシュッ

桃華「しかも今飲むんですの!?」

ありす「何ですか、桃華お嬢様は私の買ってきた安酒は飲めないって言うんですかぁ!?」グイグイ

桃華「な、なんてめんどくさい...!」グラグラ

桃華(こんなのの相手はわたくし1人ではどうにもなりません、救援を...!)ポチポチ

ピンポーン

桃華「...開いてますわ」

ガチャッ

千枝(21)「ハァ、ハァ...お邪魔します...」

桃華「千枝さん、そんなに急いで...よく来てくださいましたわね」

千枝「だって、二人が心配で...」

千枝「それに、今日はもう用事もないしね...そんなことより、鍵開けっ放しなんて不用心だよ?」

桃華「」チョイチョイ

千枝「...うわあ、これは」

ありす「Zzz...」ガッチリ

桃華「...急に抱きついてきたと思ったら、そのまま寝落ちしましたの」

千枝「だから動けなかったんだ、お疲れ様...」

ありす「んん...?」ムクリ

千枝「あ、起きた」

ありす「...千枝、さん?」

千枝「うん、久しぶりだねありすちゃん」

ありす「ええ、本当に久しぶりです」

ありす「...なので、再会を祝して飲みましょう!今日は私の奢りです!」トクトク

千枝「ええ~...?」

桃華「まだ酔いは抜けてませんのね...」ハァ

桃華「...では、目も覚めたところで」

桃華「ありすさん」

ありす「はい?」

桃華「何が、ありましたの?」

ありす「.........な

桃華「『なんでもない』なんて言わせませんわよ?」

ありす「うっ...」

千枝「うん、私もそれはないと思うな」

ありす「...どうしてそう言いきれるんですか」

千枝「だって、ありすちゃんは昔からしっかり者だもん」

千枝「だから、ちゃんと自制できるはずだし」

千枝「何の理由もないのにここまで酔うなんておかしいよ」

千枝「...確かに、酔うとめんどくさいけどね」

桃華「千枝さんの言う通りですわ」

桃華「わたくし達、もう何年の付き合いだと思ってますの?」

桃華「あなたが本来真面目で貞淑な女性であることは、よーく知ってますもの」

桃華「...まぁ、酔うとめんどくさいのですが」

ありす「酔った私はそんなに面倒ですかそうですか」

ありす「...実は、私」

ありす「今日、モバPさんに告白してきたんです」

桃華「...」

千枝「...」



桃華「まぁ、そんなところでしょうね…」

千枝「それで、またフラれちゃったんだね...」

ありす「なんで!そんなに!物分かりがいいんですか!?」バンバン

千枝「だって...ね?」

桃華「この流れ、もう何回目ですの?」

ありす「告白ですか?今回で72回目になりました!」ドヤァ

千枝(どうして自慢げなんだろ...)

桃華(それは連敗記録ですのよ...?)

桃華「で、今回はどうして告白を?」

ありす「よく聞いてくれました!!!」ツメヨリー

桃華「うるさい!近い!お酒臭い!」オシモドシー

ありす「今日はPさんと二人でお仕事だったんですが、衣装が薄手だったので肌寒くて...」

ありす「そうしたらですね、自分の寒さも顧みず上着を貸してくれたんです!」

ももちえ「ああ~...」

千枝(いかにもあの人がやりそうな話だけど...)

桃華(PちゃまもPちゃまですわ、相変わらず平気でそんなことをするんですもの...)

ありす「そして私は想いを抑えられず」

ありす「『愛してます、結婚してください!幸せにしますから!!』と告白を...」

千枝「段階飛ばしすぎじゃないかな?」

桃華「なんてチョロい女なんでしょう...」

千枝「ありすちゃん、いつからこんなキャラになったんだっけ?」

桃華「...6年前、ありすさんの16歳の誕生日以来ずっとこの調子ですわ」

千枝「あっ、あのときの...思い出したよ」

桃華「ええ、いきなり『Pさん、4年間お待たせしました!』ってウエディングドレス着て婚姻届持って事務所に来たときは正気を疑いましたわ…」

ありす「そう!そこなんですよ!!」バンバン

ありす「10年前の!ウエディングドレスの撮影のとき!『待てますか?』って聞いたら!『待ってる』って答えたくせに!!」バンバンバンバン

千枝「主語も何もないそんな曖昧な約束を...」

桃華「ちゃんと(その仕事の後ありすさんが着替えるのを)待っててくれたではありませんの...」

桃華「それにしても、よく諦めませんわね?」

ありす「諦められるわけないじゃないですか!」

桃華「でも、もうわたくし達も大人ですし...現実を受け入れることも必要ですわ」


桃華「だって、Pちゃまは」


桃華「もう、たった一人の女性のモノになったんですから...」

ありす「.........それは」

桃華「ね?そろそろ素直に祝福して差し上げませんこと?」

ありす「でも...でも!」

桃華「...いい加減にしないと、わたくしも怒りますわよ?」

桃華「だって、今のあなたのその態度はあまりにもPちゃまと...その奥様に失礼ですもの」

桃華「そう...」


桃華「こんな夜中に、あなたを心配して駆けつけてくれた『彼女』に、ね?」チラッ

千枝「...」

ありす「...確かに、その通りです」

ありす「千枝さん、すみません...そして、心配してくれてありがとうございます」ペコリ

千枝「ううん、そんな、私が勝手に走ってきただk

ありす「ああ、『旧姓・佐々木』さんとお呼びしたほうがよかったですか?」ニコニコ

千枝「...」ピキッ

桃華「素直に感謝するつもりありませんわねあなた!!」

ありす「いやいやいや、まったくあのときは驚きましたよ」

ありす「あれは記念すべき40回目の告白のとき...」


ありす(19)『さぁPさん!受け取ってください!』ケッコンユビワー

P『あーすまん橘、実は俺の指はもう埋まっててな』キラリ

ありす『.........はい?』


P『...てなわけで、千枝と結婚しました』

千枝(18)『...///』

マジデ!? エー! ウ、ウソ... オメデトー! イツノマニソンナ...!

P『ああ、千枝は引退だけど俺はまだいるから安心してくれ』

ありす『.....................はい??』


ありす「...ってね」

桃華「あのときは本気で事務所の崩壊を覚悟しましたわ...」

千枝「あ、あのときは急な話でほんとにごめんね...」

桃華「いえ、仕方ないことだと思いますわよ」

ももちえ(だって、グダグダしてたらぜったいゴネる人達が出てくるから...)

ありす「仕方ないとはなんですか!私はまだ納得してませんよ!」バンバン

ももちえ(そう、ありすさん(ちゃん)みたいな...)

桃華「で、少し...いえ、だいぶ揉めてなんとか騒ぎは沈静化したわけですが」

千枝「...表面上はね、でも実際には」チラッ

ありす「なんですか」グビグビ

千枝「まだまだ敵は多いのが現状だよ…」

桃華「心中お察ししますわ...」

ありす「...そんなこと言って、ねぇ桃華さん?」プハー

桃華「?」ゴクゴク

ありす「もうネタはあがってるんですよ」

ありす「そんな『自分は安全です』みたいな顔して...実は未だにPさんを狙ってるってことは」

桃華「!?」ブフォッ

千枝「」ピクッ


桃華「な、なんのこt「ありすちゃん、詳しく」あ、あの...」ダラダラ

ありす「そうですね、桃華さんもこの手の話は『いくつも』ありますが...」ニヤニヤ

ありす「これは桃華さんが成人してすぐ、la RoseraieがPさんも呼んでお祝いの会を開いたときの話です」

桃華「ちょっ!?なぜありすさんがそれを「うん、続けて?」そ、そんな...」


ありす「桃華さんはそのとき初めてお酒を飲んだそうで、かなり酔ってしまったそうですね?」

ありす「まぁそれはいいんですよ、問題はそこではなく...」ポチポチ

ありす「...そのときの映像です、フレデリカさんがくれました」スッ


桃華(20)『Pちゃまぁ...どうして結婚してしまいましたの...?わたくしはこんなにもPちゃまを想っているのに...』ギュウウ

P『そ、そんな衝撃の事実を今言うのか...?』

一ノ瀬志希(26)『あーっ、Pが桃華ちゃん泣かせてるー!』ケラケラ

宮本フレデリカ(27)『いーけないんだ!センセーに言ってやるー♪』●REC

P『うるせえ酔っ払い共!あと先生は知らんけどちひろさんはマジでやめてな!?』

きょうゆか『Zzz...』

P『こっちは潰れて頼りにならねぇし!』

桃華『...?』ギュウウ


ありす「...どうですか?」

桃華「...」ダラダラ

桃華「...」チラッ

千枝「...ふーん」

桃華(ひ、表情がない...!)ブルブル

ありす「それだけじゃありませんよ」

ありす「千枝さん、ここにどうやって来ましたか?」

千枝「二人が心配で、走って来たけど...」

ありす「時間、どのくらいかかりました?」

千枝「3分くらいだよ、桃華ちゃんのお部屋近いもんね」

ありす「そこです!」ビシッ

千枝「...えーと?」

ありす「近すぎるとは思いませんか?」

ありす「今の千枝さんの家から...つまり、Pさんの家から!桃華さんの家まで!」

桃華「」ギクッ

千枝「そういえば、桃華ちゃんがここに引っ越してきたのってわりと最近だけど...まさか」

ありす「そう、そのまさかです!わざわざ近くに引っ越して来たんですよこの人!」ビシッ

桃華「も、もう許して...」チーン

ありす(まぁ実は私と...他にも何人か近くに引っ越して来てますけどね)

千枝「...まあいいよ、どっちももう済んだ話だし...それに桃華ちゃんには昔からお世話になってるから、ね?」

桃華「ち、千枝さん...!」ジーン

ありす「チッ、つまらないですね...」グビグビ

千枝「んー?」ニッコリ

ありす「はい、なんでもないです!」ブルブル

ありす「...というか、千枝さんまだ全然飲んでないじゃないですか!」

千枝「あ、それは...」

桃華「本当に一口も飲んでませんわね...もしかして体調が優れませんの?」

千枝「そ、そうじゃなくて...実は...」

ももあり「「実は?」」

千枝「...で、できちゃって///」

ももあり「「...はい?」」

千枝「だから!赤ちゃんができたの!だからお酒はもう飲めないの!///」

ももあり「「.........」」




ももあり「「ええええええ!?!?!?」」

千枝「ちょうど今日病院に行って...Pさんには言ったんだけど、明日にはみんなにも報告しようかなって...///」

桃華「そ、そんな...」ボーゼン

ありす「」マッシロ

千枝「あ、ありすちゃんが息してないよ!?」

桃華「ありすさん!しっかりしてくださいまし!気持ちはよくわかりますけど!」ユサユサ

ピンポーン

桃華「もう!こんなてんやわんやなときにどちら様ですの!?」ガチャッ

P「よう」

桃華「えっ!?Pちゃま!?」

P「悪いなこんな時間に...千枝と橘を迎えに来たんだよ、もうすぐ日付も変わるし女の子だけじゃ心配でな」

桃華「それはわざわざ...でも、ありすさんが「Pさん!!!」って、蘇生した!?」

千枝「あなt...Pさん!」

桃華(うわぁ、今ぜったい「あなた」って言いかけましたわ...)

P「てなわけで帰るぞ二人とも...ありがとな桃華、二人が世話になった」ポンポン

桃華「も、もう...また子供扱いして...」カァァ

千枝(またこの人はそうやって...)ハァ

ありす(この人よく嫁の前でよその女にそんなことできますね、まぁ私が言えた義理じゃありませんが)


千枝「...じゃあ桃華ちゃん、お邪魔しました」ペコリ

桃華「いえいえ、またいつでも遊びにいらして♪」

ありす「では私も

桃華「ありすさんは今日泊まって行かれるので大丈夫ですわ」

ありす「えっ」

桃華「ねぇありすさん?」ニッコリ

ありす「アッハイ」

ガチャッ バタン

ありす「何をしてくれてるんですか!せっかくPさんと一緒に帰れるチャンスを!」

桃華「あなたを思ってのことですのよ!」

ありす「どういう意味です?」

桃華「...あなたはあの二人と一緒に帰って平穏でいられますの?」

桃華「きっと、子供につける名前でも決めながら帰るんですわ」

桃華「『橘はどんな名前がいい?』なんて聞かれたり...」

ありす「...言われてみれば、確かに」

桃華「少なくともわたくしはそんなのゴメンですわ...」

桃華「...さて、気を遣う必要もなくなったことですし」ゴソゴソ

桃華「飲み直しましょうか、ありすさん?」ドンッ

ありす「ちょっと!?これテキーラじゃないですか!?」

桃華「飲まなきゃ...酔わなきゃやってられませんわ!」グイーッ

ありす「しかも瓶から!?ロシア人ですかあなた!」

桃華「わたくしを差し置いて結婚...!しかもいつの間にか子供まで...!!」ギリギリ

ありす「...私、もう飲めないのd

桃華「ありすさん」トクトク

ありす「...はい?」

桃華「わたくしの奢り、ですわよ?」トンッ

ありす「...はい」

モウコンヤハトコトンツキアイマスヨ!
スバラシイノミップリデスワ!!

千枝「...」テクテク

P「...どうだった、あいつらと久しぶりに会って」テクテク

千枝「変わってなくて安心しました...良くも悪くも、ですけど」

P「みんないい加減諦めてくれねぇかなぁ、俺もう嫁も子供もいるんだぞ?」

千枝「いいんですよ、私があなたを独り占めしてしまったのは事実ですから...」

千枝「...それに」ギュッ

千枝「ぜったいに、誰にも渡しませんから?」ニコッ

おしまい

おまけ

チュンチュン...

桃華「...うう」ムクリ

桃華「いつの間にか朝に...ああっ、頭が痛いですわ...!」ズキズキ

桃華「って、あっ...」

ゴチャア...

桃華「せ、せっかく大掃除しましたのに...」ガクリ

ありす「...」ムクリ

桃華「ありすさん、おはようございm「きもちわるい...」...ちょっとお待ちになって!」バタバタ

モウムリ...オエエエエエエエ...
イヤァァァァァァァ!!!

今度こそおしまい

以上になります
ガバガバ駄文でしたがありがとうございました

えーと、今見返して来たんですが、

・25の酔い桃華と最後の千枝の?はハートマークのつもりだった

・酔った橘さんのシリーズがあるんですかね...?しかし私はこれが2作目ですのでそのシリーズとは無関係です、勘違いさせるような文章で申し訳ありません

の2点をよろしくお願いします。

千枝ちゃん大勝利

とりあえず11歳の段階で作る話でなくてよかった


……こずえと作ったり、。由愛とやろうとしているのを書いているんで、参考になります

連投すまん

みんながいってる「めんどくさい橘さん」シリーズは
ありす「待ってくれてもよかったのに…」 晴「いつまで言ってんだよ」
ありす「待ってくれてもよかったのに…」 晴「いつまで言ってんだよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501428646/)
かと

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