【モバマスSS】美穂「Masque:Rade、お姉ちゃん力選手権?」 (25)

P「そうだ」

P「最近、Masque:Radeに足りないものが何なのか考えていたんだが……」

P「Masque:Radeには、『お姉ちゃん力』が足りないんじゃないか、と思ってな」

美穂「確かに、私たちは『姉』よりも『妹っぽい』って言われることが多いかもしれませんね」

P「そこでだ! Masque:Radeのみんなを事務所に集めて、こんな企画をやってみてほしいんだ! それが……」

美穂「『お姉ちゃん力選手権』ということですか……」




※SS初投稿ですので至らぬ点が多くあると思いますあらかじめご了承ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515595930

P「それで、内容なんだが……これだ」

美穂「わざわざこんなものまで作って……」ペラペラ

美穂「こ、これは…………。…………Pさん、これはどういうことですか?」ジトー

P「どういうこと、って……。そっちの方が可愛いだろ?」

美穂「わたしは止めませんが……。後で李衣菜ちゃんに色々言われても知りませんからね?」

[事務所 とある一室]

美穂「それでは始めます…………

Masque:Rade、お姉ちゃん力選手権!!」


4人「いえーい!」ぱちぱち


美穂「まずは簡単にこの企画の趣旨を説明するね!」

美穂「Masque:Rade、お姉ちゃん力選手権とは!!」

美穂「李衣菜ちゃんに『お姉ちゃん』って呼んでもらって、Masque:Radeみんなのお姉ちゃん力を高めよう、っていう企画です!!」

李衣菜「ちょっと待って事前に聞いてた内容と違うんだけど」

美穂「あれ? プロデューサーさんからいただいた台本には確かにそう書いてあるんだけど……」

李衣菜「もしかして、事前にちゃんと内容伝えられてなかったのって私だけ……? というか、この企画ってプロデューサーさん主導だったんだね……」

美穂「はい、どちらも李衣菜ちゃんの言った通りです! それでは、李衣菜ちゃんも納得してくれましたし、さっそくみなさんの意気込みを聞いてみましょう!」

李衣菜「私まだ納得したわけじゃ……」

美穂「李衣菜ちゃん、何か言いました?」

李衣菜「い、いや、なんでもない……」

美穂「はい♪ それでは今度こそ、みなさんの意気込みです! まずはまゆちゃんから!」

まゆ「あの時の壁ドン以上にドキドキさせてくれるって信じてますから……」

李衣菜「そんなの無理だよー! あと、これ意気込みじゃなくてまゆちゃんの願望だよね!!」

まゆ「そうですよぉ」

李衣菜「やっぱり!」


加蓮「本当は李衣菜より私の方が年下だけど、李衣菜からあふれる妹力を受け止められる良いお姉ちゃんになりたいな」

李衣菜「年下だって自覚してるなら、普段から年上扱いしてほしいんだけど……。いや、それを加蓮ちゃんに望むのは無理か……」

加蓮「李衣菜、何か言った?」

李衣菜「なんでもない……」

智絵里「李衣菜ちゃん……、わたし、応援してますから!」

李衣菜「智絵里ちゃんありがとう……。でもどうせなら智絵里ちゃんもこっち側で参加してほしかったな……」

智絵里「そんなことありませんよ。李衣菜ちゃんの妹力には敵いません」

李衣菜「智絵里ちゃんなら大丈夫だと思うけど……」


美穂「プロデューサーさんが選んだ『妹にしたいアイドル』の実力、見せてくださいね?」

李衣菜(26位)「確かにランクインはしてたけど……。いや、それなら私よりももっと高い順位だった人の方がいいんじゃないかな!」

美穂(21位)「Pさんの指示なので今更変えるのも……」
智絵里(10位)「李衣菜ちゃん、応援してます!」

李衣菜「うん、そこの2人のことだからね。あと、智絵里ちゃんは『応援してます』以外に言う事ないのかな」

美穂「さて、みんなの意気込みも出そろいましたし、さっそく始めていきましょう!」

李衣菜「私はまだ納得してないんだけど!」

美穂「それで、順番ですが……。簡単に、順番を書いた棒をみんなでひいて、その順番で進めることにしましょうか。それではいきますよ……」

4人「「「「妹だーれだ!!」」」」

李衣菜「それ違うゲームだから!! あと、妹は私で決まってたんじゃなかったの?!」

美穂「えっと……。1番目が加蓮ちゃんで……、その後は智絵里ちゃん、まゆちゃん、わたしの順番だね」


美穂「あと、Pさんから李衣菜ちゃんに伝言だって、メモを渡されてたんだけど」

李衣菜「えっと、なになに……? 『お姉ちゃんをキュンキュンさせちゃうようなシチュエーションつきでよろしく』って……。 無理無理! 無理だって!!」

美穂「それでは、エントリーナンバー1番、加蓮ちゃんで……。よーい、アクション!」

李衣菜「進行が無理矢理!!」

李衣菜「か、加蓮ちゃん……? 本当にやらなきゃいけないの……?」

加蓮「当たり前じゃん。ほーら、みんなも待ってるんだから早く早く」

李衣菜「…………」

加蓮「りーなー?」

李衣菜「……じゃあ、行くからね」ボソッ


李衣菜「……へっくち! ……お姉ちゃんごめんね? わたしが風邪ひいちゃったから……。もしかしたら、うつしちゃうかもしれないし。
え、お姉ちゃん、りんごむいてくれるの? やった! じゃあねじゃあね、うさぎさんにしてほしいな! 加蓮お姉ちゃん、ありがとう! だーいすき!!」

加蓮「…………」

加蓮「ほら、剥いてきてあげるから、あたたかくして待ってなさい」

李衣菜「はーい!!」

智絵里「すとーっぷ! すとっぷです!!」

美穂「はい! 加蓮ちゃんはここで終了です! 加蓮ちゃん、どうでしたか?」

加蓮「なにこれ……やばい……李衣菜が可愛すぎて地球がヤバいかも……」

まゆ「これは……すごいですね……。この後まだ3人分もあるなんて、まゆたちは耐えきれるんでしょうか」

美穂「わたしも正直言って耐えられないかもしれません! でも続けなきゃいけないんです!」

智絵里「加蓮ちゃん、今まで見たことがないような顔をしてましたね……」

加蓮「ほんと、今すぐ家に連れて帰ってあたたかいお布団で寝かせてあげたい。りんご食べさせてあげたい」

美穂「加蓮ちゃーん、帰って来てくださいー」

加蓮「……はっ?! 李衣菜は?! りんごは?!」

李衣菜「りんごは知らないけど、私はずっとここにいたよ……?」

加蓮「李衣菜……。これからはうかつに妹オーラ出しちゃ駄目だからね……? 地球がヤバいから」

李衣菜「地球が…………?」

美穂「はーい! それだと企画が進まないので次にいきますね! 次は智絵里ちゃんです!」

智絵里「李衣菜ちゃん、応援してますね……」

李衣菜「だから智絵里ちゃんは『応援してます』以外のコメントを」


美穂「それじゃあ……、アクション!!」

李衣菜「智絵里ちゃ……、智絵里……お姉ちゃん?」

智絵里「はい♪」

李衣菜「…………」


李衣菜「智絵里お姉ちゃんはーやーくー! はやく来ないと置いてっちゃうよー?
ほーら! ここで一緒にクローバー探そ、お姉ちゃん!

えっと……あ、あった! ……はい、四つ葉のクローバー、智絵里お姉ちゃんにあげるね!
……え? わたしの? わたしのは、これ! 智絵里お姉ちゃんがくれたやつだよ! これで智絵里お姉ちゃんとおそろい!」

智絵里「…………」

智絵里「り、李衣菜ちゃんのためですから、わたし、もっとクローバー探さないとですね!」

李衣菜「やったー! 李衣菜も四つ葉さがすー!!」

美穂「はい! おしまいです! ちょっと加蓮ちゃん、外は雨ですから、四つ葉探しに行くのはやめてください!」

加蓮「だって李衣菜が……四つ葉を……」

美穂「それは演技ですから。それに、外は雨が降ってますし……」

まゆ「加蓮ちゃん、またお姉ちゃんモードになってるんですね」

加蓮「……アレを体験してないまゆには、分からないだろうね……」

まゆ「確かに2回ともすごかったですけど、そこまでなんですか……?」

加蓮「そこまでのものだったんだよ……」

智絵里「美穂ちゃん……、今から李衣菜ちゃんとクローバー探しに行ってきたいんですが……」

美穂「だから外は雨が降ってるんですって!! らちが明かないのでそろそろ次いきますよ!」

智絵里「むぅ……」

まゆ「次はまゆですか。よろしくお願いします、李衣菜ちゃん」

李衣菜「あ、あんまり期待はしないでね……?」

美穂「それでは……、まゆちゃん、スタート!!」

李衣菜「まゆお姉ちゃん、今からおでかけ? ……お友だちのところに会いに行くの?
やだやだ! 李衣菜も行きたい! お姉ちゃんとお出かけしたいの!!

……うん。わがまま言わない。グスッ
じゃあ……、こんど、李衣菜と一緒におでかけ、しよ? 李衣菜、まゆお姉ちゃんとおでかけしたいな。……いいの? やったー!!」

まゆ「まゆ、ちょっと今日の予定を延期できないか聞いて来ますから!」

美穂「相手の方の都合もあるからちゃんと行ってきてくださーい」

まゆ「そんなことはどうだっていいんです! 今は李衣菜ちゃんです!!」


美穂「まゆちゃんが予定をすっぽかしそうなので終わりです!」

加蓮「……まゆ、李衣菜すごかったでしょ?」

まゆ「それは……。はい。すっごく」

智絵里「もう。李衣菜ちゃんを泣かせちゃうなんて、まゆちゃんはダメなお姉ちゃんですね」

まゆ「だって……。仕方ないじゃないですか……」

李衣菜「な、なんで3人はこんなテンションに……?」

美穂「ぜーんぶ、李衣菜ちゃんが悪いんですからね?」

李衣菜「???」

美穂「さあ、最後はわたしですね!」

李衣菜「あぁ……、やっと最後だ……」

加蓮「最後も期待してるよー」

まゆ「楽しみにしてますからね」

智絵里「李衣菜ちゃん、応援してますから」

李衣菜「みんなからの期待が重たいなぁ……。あと、智絵里ちゃんはやっぱりそれしか言えないのかな」

美穂「それでは始めちゃいます!! よーい、スタート!!」

李衣菜「美穂おねえ……きゃっ?! 美穂お姉ちゃん、今日は一緒に寝てほしいな……。雷が怖いのか、って……、そんなことないもん!!
ただ、美穂お姉ちゃんが雷怖くて寝られないのは嫌だって思って……わぁっ?! か、雷なんか怖くないけど、怖くないけど、美穂お姉ちゃんと一緒に寝たいの!! お姉ちゃん……だめ?」

美穂「うんうん! 今日は美穂お姉ちゃんとプロデューサーくんと李衣菜の3人で寝ようね!」

李衣菜「やった! お姉ちゃんありがとう!!」


美穂「…………やっぱり李衣菜ちゃんは可愛いです。女子寮に連れて帰ってもいいですか?」

加蓮「ダメに決まってるじゃない」

まゆ「まゆとも一緒にいさせてくれるならいいですよ」

智絵里「わ、わたしも…………」

李衣菜「み、みんなー! 早く戻ってきてぇー!!」

美穂「はっ?! わたしは何を……」

李衣菜「あ、美穂ちゃん帰って来た」

美穂「そ、それじゃあ、この辺りで『第1回 可愛い李衣菜ちゃんをMasque:Radeで愛でよう選手権』はお開きにしましょうか!」

李衣菜「タイトル変わってるし! あと、第1回ってことは第2回もあるの?!」

美穂「それはプロデューサーさんの気分次第ってことで」

李衣菜「もう二度とやりたくないです」

美穂「そういうことを言うのはよくないですよ?」

李衣菜「……ところで、他の3人が静かだけど、どうしたのかな」

美穂「それなら…………」

まゆ「この後女子寮で延長戦をやりませんか?」

加蓮「それいいね! 私も今日は女子寮に泊まろうかなー?」

智絵里「わたしの部屋でよければ泊まっていきますか?」

加蓮「ほんと? ありがとー!」

まゆ「ということですので……」


4人「「「「李衣菜ちゃん、この後もたのしみましょうね?」」」」

李衣菜「もう妹は嫌だよおおおおお」

[後日 事務所]
美穂「Pさん、何みてるんですか?」

P「これか? これはこの間の……」

李衣菜『か、雷なんか怖くないけど、怖くないけど、美穂お姉ちゃんと一緒に寝たいの!! お姉ちゃん……だめ?』

P「ちひろさんに頼んで撮影してもらってたんだ」

美穂「Pさん……。本気で李衣菜ちゃんに怒られても知りませんよ?」

P「何かあったらちひろさんに守ってもらうから大丈夫」


P「ところで、これをみてて思ったんだが」

P「この李衣菜、俺が思っていたより年齢の設定が幼くないか?」

P「俺はもっとこう……、普段の李衣菜からにじみ出ているような妹っぽさをみたかったんだが」

美穂「今回の企画、やっぱり完全にPさんの趣味だったんですね……」

P「自分の趣味で企画をして何が悪い! ということで、次回もよろしくな」

美穂「私たちの精神がもたないのでしばらくの間はやりたくないです!!」

おしまいです。

Masque:Radeのみんなに「お兄ちゃん」って呼んでほしかっただけなのにどうしてこうなってしまったのだろう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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