モバP「中身が」 提督「入れ替わった…」 (23)

モバP「お疲れ様です!かんぱーい!」

提督「乾杯」

モバP「いや、本当に久しぶりですね」

提督「ああ。そっちも元気そうで何よりだよ…仕事はどうだ?アイドルのプロデューサーになったんだよな?」

P「はい。色んな子いて大変ですがやり甲斐がありますよ!」

提督「そうか、ならよかった」

P「先輩こそどうなんですか?」

提督「…大変だよ」

P「そうですか…海軍ですもんね。やっぱ訓練とか…」

提督「いや、そうじゃないんだ。……女の子と接するのがな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515951790

P「あー!そういえば今は新たに開発された艦娘が話題ですもんね!」

提督「ああ」

P「先輩そういうの苦手そうですもんね~」

提督「ついついキツくいってしまってな……この前も1人泣かせてしまったよ」

P「ダメですよ、艦娘と言えど普通の女の子なんでしょ?ちゃんと考えなきゃ」

提督「そういうお前はどうなんだよ。完全に尻に敷かれるタイプだろ」

P「うっ……ま、まあプロデューサーなんて下手に出てなんぼですから」

提督「そんなことないと思うがな……おっと」ガシャン

P「大丈夫ですか」スッ

提督「あ、いいよ。俺が拾うから……」


ゴッチーン


提督「いてっ!」

P「っ…」

提督「す、すみません先輩!」

P「い、いや……大丈夫だ………え?」

提督「あれ…?」

提督・P「あーーーー!!」

提督「なんで僕が目の前に!」

P「それはこっちのセリフだ!」

提督「ま、まさか……入れ替わった?」

P「………かもな」

提督「うわぁ!どうしよう!普通に明日仕事なのに!」

P「俺もだよ!」

提督「…………もう1回ぶつかります?」

P「だな」

提督「行きますよ?せーの…」


ゴーン

提督「いっつー……」

P「……だめだ」

提督「ど、どうしましょうか?」

P「……よし、幸いお互い妻子はいないわけだし入れ替わって生活しよう」

提督「えー!!ぼ、僕に海軍の司令官なんて務まりませんよ!」

P「俺だってアイドルの扱いなんて知らん!しかし入れ替わったなんて言っても誰も信用しないだろうしこうするしかないだろ…もしかしたら時間が経てば治るかもしれない」

提督「ですが…」

P「鎮守府の場所は後でメールで地図送るから。あとは執務室に入って座ってればなんとかなる!」

提督「分かりましたよ……明日は特にイベントもなくレッスンだけなので先輩は普通に事務所に言ってください。ちひろさんって人がいるんで何かあったらその人に聞いてください」

P「分かった。じゃあまた明日の夜な。お疲れ」

提督「はい…お疲れ様です」


提督「…………本当に大丈夫かな」

ー次の日ー

提督「結局全然ねれなかった…」

提督「ここが鎮守府か……おっきいなぁ」

吹雪「あ、おはようございます!司令官!」

提督「うわっ!」ビクン

提督(びっくりした……この子が艦娘?中学生にしか見えないけど…)

吹雪「司令官……?」

提督「あ……えっと、おはよう!朝早くから偉いね!」

吹雪「へっ…?///」

吹雪「い、いや…いつものことですし……」

提督「なら尚更だよ!今の若い子なんてなんにでも文句言うのに」

吹雪「あ、ありがとうございます…」

吹雪(どうしたんだろ今日の司令官……なんか凄い優しい気が…)



P(ああは言ったものの……果たして俺にアイドルの面倒なんて見れるのだろうか…)

P(ふーん……そこそこ人数いるって聞くけど案外事務所は小さいのな…)ガチャ

P「おはよう」

ちひろ「あ、おはようございますプロデューサーさん」

P(この女がちひろさんって奴か?)

P「えっと……君がそのちひろさんとやらか?」

ちひろ「は?」

P(やべ違ったか?)

ちひろ「もちろん私はちひろですが……プロデューサーさん具合でも悪いんですか?」

P(ほっ……てかよく見たら思いっきりちひろって名札貼ってあるじゃねーか)

P「いや、大丈夫だ」

ちひろ「ならいいのですが……口調とかも変ですよ?いつも敬語だったのに」

P「そ、そうだったっけ?」

ちひろ「まぁなんかタメ口のプロデューサーさんも新鮮で素敵ですよ」

P「………」

P(いい人そうでよかった)



提督「あ、そうだ。ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

吹雪「は、はい。なんでしょうか?」

提督「執務室……ってのはどこにあるのかな?」

吹雪「……え?執務室ですか?」

提督「あー…実は昨日頭を打っちゃって……記憶がちょっと飛んじゃったというか…」

吹雪「ええ!?だ、大丈夫ですか!?」

提督「ま、まあ身体的には問題ない……かな?」

吹雪(……もしかしてそれでいつもと雰囲気が違うのかな…)

吹雪「分かりました!とりあえず私が執務室まで案内しますね!」

提督「ありがとう!助かるよ!」

吹雪「いえいえ!じゃあ行きましょう!」

提督(本当にいい子だなぁ…)

吹雪(なんでだろ……いつも寡黙で厳格な司令官に頼られてちょっと嬉しい…)ルンルン



提督「それで、ちひろさん。今日は何をすればいいんだ?」

ちひろ「今日は特に何も無いですね……あ、もうすぐ幸子ちゃんのレッスンがあるので見てあげてください」

提督「幸子ちゃん?」

ちひろ「はい。そろそろ来ると思うんですが……」

ガチャ

幸子「おはようございます!ふふーん!今日もかわいいぼくが来ましたよー!」

提督「………」

ちひろ「噂をすればですね」

提督(こいつが幸子とやらなのか?どうでもいいけどなんというか……)

幸子「あ、プロデューサーさんもおはようございます!今日も可愛いボクのためにお仕事してくださいね!」

提督(…このガキは大人を舐めてんのか?)

提督「おい」

幸子「…っ」ビクッ

ちひろ「…プロデューサーさん?」

提督(……はっ!いかんいかん!俺は今はあくまでアイツであって俺じゃないんだ……ここで怒ってしまったらアイツに…)

ごちゃごちゃになってしまったwwww
提督じゃなくてPですwwww

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom