スイレン「からかい上手のスイレンちゃん」 (49)

ポケモンスクール

ワイワイガヤガヤ

ククイ「えー…で、あるからして…」


スイレン「………うーん…」ググ

サトシ「どうしたんだスイレン?」

ピカチュウ「ピッカー?」

スイレン「あ、サトシ」

スイレン「実は…筆箱が開かないの」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516102590

サトシ「え?筆箱が?」

スイレン「うん、すごく固くって」

サトシ「筆箱が開かないって、スイレン意外と力無いんだな」

スイレン「……開けてもらっていい?」スッ

サトシ「おう、任せとけ!」ヒョイッ

ピカチュウ「ピッカー!」

サトシ「……こんなの俺にかかれば簡単に……」ググ

スイレン「…………………」

パカッ

ビリリダマ「」ビョイーン

サトシ「うわぁ!?」

ピカチュウ「ピッカー!?」


ドシャン

スイレン「プププ…」

サトシ「いつつ、何でビリリダマが筆箱から……」

ピカチュウ「ピッカー!」

スイレン「サトシ、よく見て」

サトシ「え?」

ビリリダマ「」ビョイーン

スイレン「それ、オモチャ」プププ

サトシ「………なんだよ~びっくりしたなぁ…」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「プププ」

サトシ「スイレン、何でこんな事…」

ククイ「こら、サトシ、ピカチュウ」ビシッ

サトシ「いっ?」

ピカチュウ「ピ?」

ククイ「今は授業中だぞ?静かにしろ」

サトシ「………ごめんなさい…」

ピカチュウ「ピカー」

スイレン「プププ」

サトシ「………スイレンのせいで怒られちゃったじゃん…」

ピカチュウ「ピー!」

スイレン「ごめん、サトシって騙されやすいから面白くって」

アシマリ「アウー」

サトシ「なんだよそれ…」ブスッ

ピカチュウ「ピー」

スイレン「あ」

サトシ「………………」カリカリ

ピカチュウ「ピー」

スイレン「サトシ、サトシ」チョイチョイ

サトシ「………今度はなに?」

スイレン「消しゴム忘れちゃったから貸して」

サトシ「………そうやってまた俺をからかうんだろ?」

スイレン「違うよ、本当に忘れたの!ほらっ、早く!黒板消されちゃう!」グイグイ

アシマリ「アウアウ」パシパシ

サトシ「わ、わかったよ!」スッ

スイレン「どうも」


サトシ「……………」カリカリ

スイレン「…………ねぇねぇサトシ」

サトシ「………なんだよ」

スイレン「アローラのおまじない知ってる?」

サトシ「………おまじない?」

スイレン「うん、おまじない」

スイレン「消しゴムに好きな人の名前を書いて使いきったらその人と両思いになれるんだって」

サトシ「へぇー」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「………サトシは消しゴムのおまじないしてるかな?」スッ

サトシ「そのおまじない今知ったんだし、やってるわけないだろ?」

スイレン「………ふーん……」ジロー

スイレン「あ」

サトシ「………なに?」

スイレン「名前が書いてある」

サトシ「!?」

ピカチュウ「ピ?」

サトシ(な、何で消しゴムに名前が書いてあんだ!?俺、そのおまじない今日知ったよな?)ドキドキ

スイレン「えーと…薄くて読みにくいねアシマリ?」ジー

アシマリ「アウー」ジー

サトシ(ま、まさか無意識に……)ドキドキ

ピカチュウ「ピカピ」

スイレン「えーと………ス……?」ジー

アシマリ「アウー」

サトシ「!?」ビクッ

スイレン「………次の字は"イ"かな?」

アシマリ「アウー?」

サトシ「ま、待ってスイレン!本当に覚えが無いんだ!」

スイレン「………………」

サトシ「き、きっとカキかマーマネあたりがイタズラで……!」

ピカチュウ「ピー!」

スイレン「………………」

アシマリ「アウー」

ククイ「サートーシ」ポンッ

サトシ「あ…」

ピカチュウ「ピ」

スイレン「プププ」

アシマリ「アウアウ」

サトシ「………………」

サトシ「なぁスイレ……」

サトシ「!」

スイレン「どうしたの?」

サトシ「スイレン、自分の消しゴム持ってるんじゃん……」

スイレン「うん、そうだね」

サトシ「いや、そうだねって…」

スイレン「あ、これ返すね」ポイッ

サトシ「……………」スッ

サトシ「って、俺の消しゴムに何も書いてないじゃん…」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「うーそです♪」テヘッ

アシマリ「アウ」テヘッ

サトシ「……………」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「……博士!」スッ

博士「どうしたスイレン?」

スイレン「トイレ、行ってきていいですか?」

アシマリ「アウアウ」

サトシ「………………」

廊下

スイレン(きっと今頃サトシは私の消しゴムを見てる頃だね)

アシマリ「アウ」

スイレン(消しゴムの中を開けたらなんとびっくり…)フフフ

アシマリ「アウアウ」

スイレン(えーと、サトシは……)コソ

アシマリ「アウー?」コソ


サトシ「………………」ホリホリ

ピカチュウ「ピー」


スイレン(え?私の消しゴムを見てない…?)

スイレン(………てゆーか…自分の消しゴムに何か書いてる?)


サトシ「……………」ホリホリ

ピカチュウ「ピッカー」


スイレン「…………」ガラッ

アシマリ「アウ」

ククイ「ん?戻ってきたかスイレン。早く席につけ」

スイレン「は、はい…」スッ

アシマリ「アウ 」

サトシ「……………」

スイレン「あ、あの…サトシ…」チラッ

サトシ「なに?」

スイレン「……今、消しゴムに何か書いてなかった?」

サトシ「」ギクッ

サトシ「……な、何も書いてないけど?」

スイレン「………嘘…」

スイレン「消しゴム貸して」グイッ

サトシ「や、やだよ!自分のあんじゃん!」

スイレン「いいから!」

サトシ「や、やめろよ!」


ギャーギャー

ピカチュウ「ピカ……」アセアセ

アシマリ「アウ…」アセアセ

リーリエ「あの…」

サトシ、スイレン「!」

リーリエ「消しゴムなら、私が貸しましょうか?」

スイレン「いい!」

リーリエ「えぇー……」

ククイ「お前ら!授業中だぞ!」

スイレン「消しゴム!」グイッ

サトシ「や、やめろよ!」グイッ

マーマネ「あの二人なんでケンカしてるの?」

マオ「よくわかんないけど消しゴムを取り合ってるね」

カキ「まったく意味がわからないな」

スイレン「うぅぅ……!」ググ

サトシ「あぁぁー…」グイッ

ピカチュウ「ピカピー!」

アシマリ「アウア!」

スイレン「ていっ!」スポッ

サトシ「あっ!」

スイレン「名前、名前」スッ

サトシ「か、返せよ!」

スイレン「…………名前……」イソイソ

スイレン「……………ピカチュウ…」

サトシ「うぅ…」ガクッ

ピカチュウ「ピッカ////」ポッ


ククイ「二人共廊下に立ってろ」

『プール』

ワイワイガヤガヤ

カキ「サトシ!次の授業はプールだぞ!」

サトシ「おう!……イツツ…」

カキ「ん?その腕どうしたんだんだ?」

サトシ「へへへ、ちょっと…」

ロトム図鑑「サトシは昨日野生のコラッタに……」

サトシ「お、おい!言うなよ!」

ロトム図鑑「ロ…」

ピカチュウ「ピカピ…」

カキ「……そのケガじゃあ今日のプールは無理じゃないか?」

ロトム図鑑「溺れたら大変ロト」

サトシ「………そっかなぁ……」ショボン


スイレン「………………」

マオ「スイレン!次の授業プールだし早く着替えようよ!」

リーリエ「私、今日の為に新しい水着を買ってきちゃいました」キャッ

シロン「コーン!」

スイレン「……………」

マオ「…………スイレン?」

リーリエ「体調でも悪いのですか…?」

スイレン「………………」

アシマリ「アウッ」

プール

ワイワイガヤガヤ

サトシ「……あー…俺も泳ぎたっかったなー…」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「………………」

スイレン「サトシ」

サトシ「ん?」

スイレン「その腕のケガ」

サトシ「えーと…これは……」

ロトム図鑑「サトシは昨日…」

サトシ「言うなよ!」

ピカチュウ「ピッカー」

ロトム図鑑「ロー」

スイレン「当ててあげる」

サトシ「え?」

スイレン「その腕は野生のコラッタに噛みつかれてケガした」

サトシ、ピカチュウ、ロトム「!」

スイレン「………当たり?」ニコッ

アシマリ「アウ」

サトシ「……そ、そんな訳……」ダラダラ

ロトム図鑑「すごいロトスイレン!当たりロト!」

サトシ「お、おい!ロトム!」

ピカチュウ「ピカピ…」

スイレン「ふふっ、サトシらしい」クスッ

サトシ「………わ、笑うなよ!」

サトシ「……………スイレンは何で見学なの?」

スイレン「………当ててみて」

サトシ「え?」

スイレン「…………私はサトシの見学の理由、当てたんだから…」

スイレン「サトシも当ててみて?」ニコッ

アシマリ「アウ!」

サトシ「……えー、そんな事言われても…」

ピカチュウ「ピー」

スイレン「……………」ナデナデ

サトシ(………お腹を撫でてる…?)

ピカチュウ「ピ?」

サトシ「………ひょっとしてお腹痛いの?」

スイレン「違う」

アシマリ「アウ」

サトシ(違う……か…)ガクッ

ロトム図鑑「サトシ」ヒソッ

サトシ「!」

ロトム図鑑「………ボクは…スイレンが見学している理由がわかってしまったロト」ヒソッ

サトシ「………え?」

ロトム図鑑「………スイレンのあの様子…」チラッ

スイレン「………………」ナデナデ

アシマリ「アウー…」オロオロ

ロトム図鑑「………そして年頃…プールを休むと言う理由……アレしか無いロト」

サトシ「アレ?」

ピカチュウ「ピ?」

ロトム図鑑「サトシも最近習ったハズロト」

サトシ「………だからなんだよ?もったいぶんなよ…」

ピカチュウ「ピー……」

ロトム図鑑「………ボクの名推理によるとスイレンがプールを休んだ理由…それは…」

サトシ「それは?」ゴクリ

ピカチュウ「ピ?」

スイレン「…………」ナデナデ

アシマリ「アウ」

ロトム図鑑「女の子の日ロト」

サトシ「なにそれ?お雛様?」

ロトム図鑑「だーかーらー……」

ヒソヒソ

スイレン「……………」ナデナデ

アシマリ「アウー」

ロトム図鑑「………って事ロト」ヒソヒソ

サトシ「いっ!?」

ピカチュウ「ピ?」

スイレン「どうしたの?」

サトシ「い、いや…ハハ……」

スイレン「サトシ、早く当ててよ」ナデナデ

サトシ「えと……」

ロトム図鑑「サトシ、こういうのはデリケートな問題で……」

サトシ「わ、わかってるよ!」

ピカチュウ「ピッカ」

サトシ「えーとその……」

スイレン「……………」ナデナデ

サトシ「や、やっぱわかんな……」

スイレン「………降参する?」

サトシ「え?」

スイレン「ならこのバトル、私の勝ち」ニコッ

アシマリ「アウ!」

サトシ「………………」

ピカチュウ「ピカピー……」

スイレン「……10、9……」

アシマリ「アウアウ」

サトシ「!」

サトシ「か、カウントなんて聞いてな…」

スイレン「じゃあ早く答えて」

サトシ「えっと……」

スイレン「……8、7、6…」

サトシ「わ、わかったよ!その……」

スイレン「なに?」

サトシ「………あ、アノヒダカラ…?」ボソボソ

スイレン「………………」

ロトム図鑑「サトシ……」

ピカチュウ「ピカピ……」

アシマリ「ウアー」

サトシ「えっと………あ、合ってる?」ハハッ

スイレン「………………」

スイレン「違う」

サトシ「!?」

スイレン「サトシ」

サトシ「………え?」

スイレン「へんたい」

アシマリ「アウ」ペッ

サトシ「」ガクッ

ピカチュウ「ピカピ……」ポンッ

ロトム図鑑「ロー」

スイレン「なーんて、嘘です」テヘッ

サトシ「…………え?」

スイレン「………よし、私も泳ごっ」

サトシ「え?え?」

ピカチュウ「ピカー?」

ロトム図鑑「スイレン、まさかサトシをからかう為だけに見学を……」

サトシ「どういう事??」

スイレン「………サトシ!」

サトシ「!」

スイレン「………ケガ、治ったら一緒に泳ごうね?」ニコッ

スイレン「いこっ、アシマリ」

アシマリ「アウ!」

サトシ「スイレン………」キュン

…………………

…………

……


スイレン「ふふっ、ふふふ」ニヤニヤ

アシマリ「アウー……」

マオ「ね、ねえ…スイレンなんでニヤニヤしてんの?」ヒソヒソ

リーリエ「さぁ……」

リーリエ「あ、あのスイレン…そろそろプールの授業が始まりますし、着替えた方が……」

スイレン「あ、私今日のプール休むね」

アシマリ「アウ」

リーリエ「そ、そうですか…」

マオ「……その方がいいかもね…」

プール

ワイワイ キャッキャ

スイレン「………………」ポツーン

マーマネ「…………」ポツーン

アシマリ「アウ!」


サトシ「よっしゃー!いくぜピカチュウー!」バシャッバシャッ

ピカチュウ「ピカー!」バシャッ

カキ「おいサトシ!腕は大丈夫なのか?」

サトシ「うん!へーき!」バシャッ

マオ「化物か」

リーリエ「ちょ、ちょっとサトシ!何処触ってるんですか!/////」

サトシ「あっ、ごめんリーリエ」

シロン「コン!」グルル

ピカチュウ「ピカピ……」


ワイワイ キャッキャ


マーマネ「みんな楽しそうだね」

トゲデマル「マルゥ」

スイレン「………………」

マーマネ「スイレンは今日なんで見学……」

スイレン「風邪」

マーマネ「え?」

スイレン「風邪!」ムスッ

マーマネ「そ、そう………」

アシマリ「アウア……」

『掃除』

サトシ「………」サッサッ

スイレン「…………」サッサッ

ピカチュウ「ピカピカ♪」フキフキ

アシマリ「アウアウ♪」フキフキ

サトシ「……あーあ、スイレンのせいで教室掃除かよ……」サッサッ

スイレン「サトシのせいだよ」サッサッ

サトシ「はぁ?元はと言えばスイレンが俺の消しゴムを……」

スイレン「サトシ、口ばっかり動かしても掃除は終わらないよ?」サッサッ

サトシ「わ、わかってるよ…」サッサッ

スイレン「♪」サッサッ

サトシ(つーか、何で掃除させられてんのにあんな機嫌良さそうなんだ?)サッサッ

ピカチュウ「ピカピカ♪」フキフキ

アシマリ「アウアウ♪」フキフキ

ロトム図鑑「サトシー!あっちにもまだゴミが……」

サトシ「……あーはいはい…」

カキ「サトシ!スイレン!掃除ご苦労」ニヤニヤ

サトシ「カキ……」

スイレン「……………」

ピカチュウ「ピカピカ♪」フキフキ

アシマリ「アウアウ」フキフキ

サトシ「なんだよカキー!わざわざ笑いにきたのかー?」ブー

カキ「ま、そんなとこかな?」

サトシ「そんな暇あるなら掃除手伝ってくれよー!」

カキ「お前らの罰だろ?ちゃんと自分らでやれ」

サトシ「ちぇっ」

カキ「それに、これから用事があるんでな?」

サトシ「用事?」

カキー

サトシ、スイレン「!」

マオ「カキ!早く行こうよ!時間ないよ?」グイッ

アママイコ「アマ!」

カキ「わ、悪い悪い」

スイレン「マオちゃん…」

マオ「あっ、スイレン、サトシ!」

サトシ「カキの用事って…マオとこれからどっか行くのか?」

スイレン「………………」

カキ「ま、まぁな…」

マオ「ほらっ!カキ!」グイッ

アママイコ「アマ!」

カキ「お、おう!」

カキ「まぁ、そういう事だから…」

マオ「二人共!掃除頑張ってね!」

アママイコ「アマ!」グッ

サトシ「おう!楽しんでこいよー」

スイレン「………………」

タッタッタ


サトシ「ふぅ、じゃあ俺達も掃除を…」

スイレン「………付き合ってる」

サトシ「え?」

スイレン「……あの二人、付き合ってるよ」

サトシ「どういうこと??」

スイレン「つ、つまりその……ふ、二人は恋人同士!/////」カァー

サトシ「え?そうなの?」

スイレン「………………」

スイレン「ねぇサトシ」

サトシ「なに?」

スイレン「こ、ここ恋人同士の二人はこ、これから何処行くとお、思う?///」プシュー

サトシ「…………?」

サトシ(つーかスイレン顔が真っ赤だな…)

スイレン「あっ」

サトシ「?」

スイレン「サトシ、今、やらしー事考えた!」

サトシ「は?」

スイレン「ちゅ、ちゅちゅちゅーとか…て、ててててとか繋いだり……うわぁぁ////」プシュー

サトシ「…………………」

ロトム図鑑「スイレンがオーバーヒートしてるロト」

ピカチュウ「ピカピカ♪」フキフキ

アシマリ「アシマリ♪」フキフキ

スイレン「あ、当ててあげる!」

サトシ「………………」

スイレン「だ、誰とそ、そういうの想像したか当てて……」

サトシ「わかった」ポンッ

スイレン「………え?」

サトシ「ポケモンバトルだ!」

スイレン「ぇ………あ?」

サトシ「カキとマオはこれからポケモンバトルするんだな!」

サトシ「急ぐって言ってたしそうだよなきっと!バトルの時間が惜しいって事だよな!」

スイレン「…………………」

ロトム図鑑「何故その結論にたどり着いたロト?」

サトシ「なぁスイレン!」

スイレン「な、なに?」ドキッ

サトシ「カキとマオ、どっちが勝つと思う?」キラキラ

スイレン「……え………………?」

サトシ「へへへ」キラキラ

スイレン「…………………」

スイレン「…………マオちゃん?」

ピカチュウ「ピカピカ♪」フキフキ

アシマリ「アウアウ♪」フキフキ

『下校』

サトシ「やっと掃除終わったなぁ!」

ピカチュウ「ピッカー!」

スイレン「…………………」

アシマリ「アウ」

ロトム図鑑「サトシとスイレンは手より口を動かしてる回数の方が多かったロト」

サトシ「う、うるさいなぁ!」

サトシ「スイレンも何とか言ってや…」チラッ

スイレン「/////」ハワワワ

サトシ「? どうしたんだスイレン?」

ピカチュウ「ピ?」

スイレン「さ、サトシ…その////」ハワワワ

サトシ「?」

スイレン「ず、ズボン……!////」ハワワワ

サトシ「ズボン?」

スイレン「チャック……あいてる////」ハワワワ

アシマリ「アウウ////」キャッ

サトシ「えーー!!?」

ピカチュウ「アッチャー」

サトシ「マジ!?いつから?」アセアセ

スイレン「あ、朝から…////」ポッ

アシマリ「アウ////」

サトシ「な、何で言ってくれなかったんだよー!」

スイレン「……恥ずかしくて…///」ポッ

サトシ「うぅ~早くチャックあげ……て、ん?」イソイソ

スイレン「プププ」

アシマリ「アウウ」プププ

サトシ「チャックしまってるじゃん!」

スイレン「うーそです♪」テヘッ

アシマリ「アーウア♪」テヘッ

サトシ「うぅ~~」

サトシ「何でそんな嘘ばっかつくんだよ~!」

スイレン「だって、サトシ毎回釣られてくれるから面白くって」クスクス

アシマリ「アウ!」

サトシ「くっそ~~!」

スイレン「ふふっ」クスクス

ロトム図鑑「毎度毎度釣られるサトシもどうかと思うロト」

ピカチュウ「ピッカー」

サトシ(お、俺だってたまに仕返し………)

サトシ「……………ん?」

スイレン、ピカチュウ、アシマリ「?」

サトシ「ぁ、あの…スイレン?////」カァー

スイレン「なに?」

サトシ「そ、その////」

スイレン「?」

サトシ「………お尻のところ…ズボン破けてるよ?////」カァー

スイレン「え?」

サトシ「し、しかも水着も貫通してお尻見えちゃってるよ…////」

ピカチュウ「ピッカー////」キャッ

ロトム図鑑「シャッターチャンスロト!」パシャッパシャッ

スイレン「…………………」

スイレン「ふーん……」ニヤニヤ

サトシ「え?」

スイレン「どうしよー、このまま帰るの恥ずかしい……」

アシマリ「アウア」ムゥ

サトシ「じゃ、じゃあ…とりあえず荷物で隠して……」

スイレン「! あっそうだ!」ポンッ

サトシ「?」

スイレン「サトシが私のお尻、手で隠して!」

アシマリ「アウ!」

サトシ「はぁ!?」

ピカチュウ「ピッカー!?」

サトシ「じ、自分の手で隠せばいいだろ!」

スイレン「……アシマリ、おいで」

アシマリ「アウ」ピョン

スイレン「よっと」ダッコ

スイレン「………今、両手塞がってる」ギュッ

アシマリ「アウ!」

サトシ「意味わかんないよ!」

スイレン「ほらっ、サトシ!早くして」プリン

スイレン「サトシはレディに恥をかかせるの?」ニヤニヤ

サトシ「うぅ~////」

ピカチュウ「ピカピー」

ロトム図鑑「」パシャッパシャッ

スイレン「サトシ、早く」

サトシ「うぅ……」

スイレン(………もう勘弁してあげてもいいかな?)

スイレン「………サトシ、サトシって嘘下手だね?」

サトシ「え?」

スイレン「だって、さっきの仕返しに私のズボンが破けてるなんて嘘ついて」

スイレン「そんなに私のお尻が触りたかったの?やらしー」ニヤニヤ

アシマリ「アウー」ニヤニヤ

サトシ「???」



リーリエ(ふぅ…少し帰りが遅くなってしまいました)スタスタ

シロン「コーン」クイッ

リーリエ「! あそこにいるのはサトシとスイレン」

リーリエ「サトシー!スイレーン!」タッタッタ

シロン「コーン!」タッタッタ

スイレン「あっ、リーリエ」

アシマリ「アウ!」

リーリエ「サトシ!スイレン!私も一緒に帰って………」

リーリエ「!?」ビクッ

スイレン「? どうしたの?」

リーリエ「あ、ぁのスイレン…その…////」カァー

スイレン「?」

リーリエ「ず、ズボンが破けて…////」

リーリエ「お尻……まる見えです////」ポッ

シロン「コン/////」キャッ

スイレン「!!!!???」

アシマリ「アウア!?」

リーリエ「す、スイレン!女の子なんですから早く隠してください!///」

シロン「コン」

スイレン「え?は??」

スイレン「へ、変な冗談はやめてよリー………」

ピタッ

スイレン「………え?」クルッ

サトシ「………こ、これでいいかスイレン?////」サワサワ

ピカチュウ「ピ////」ポッ

ロトム図鑑「"サトシ、スイレンの生尻を揉み一つ大人になる"記録ロト!」

スイレン「………………」

サトシ「……………」サワサワ

ピカチュウ「ピカピー」

リーリエ「ぁわわわわ/////」

シロン「コン/////」

アシマリ「アワー……」

スイレン「ぅ…へ…/////」プシュー

サトシ「……思ったより肉付きいいなスイレン」サワサワ

ピカチュウ「ピカピ……」

スイレン「へんたい!!////」ブンッ

サトシ「!?」

バキッ

サトシ「ぐへっ!」ドサッ

ピカチュウ「ピカピ!」

リーリエ(あっ、グーで殴りましたね)

スイレン「うぅぅ////」グスッ

スイレン「うわぁぁぁーん!!」ビエーン

ダダダダ

アシマリ「ア、アウー!」ダッ

リーリエ「スイレン!アシマリ!」

シロン「コーン!」

サトシ「」ピクピク

ピカチュウ「ピカピー!」ユサユサ

リーリエ(………スイレン、泣きながらお尻まる見えで走っていってしまいましたね…)

リーリエ「……………」チラッ

サトシ「」ピクピク

リーリエ「………大丈夫ですかサトシ?」

シロン「コン?」

サトシ「…………奥歯折れた……」

リーリエ「あらら」

ピカチュウ「ピカピ!」

ロトム図鑑「今日はいいデータがたくさん取れたロト」ヒューイ

『下校』

スイレン「うぅ…ぐすっ……」

アシマリ「アウ」ナデナデ

サトシ「も、もう泣くなよスイレン?」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「だって……サトシが私のお尻を…」グスッ

サトシ(スイレンがお尻触れって言ったんじゃなかったっけ?)

スイレン「うぅ…」シクシク

サトシ「……何か一つスイレンの言うこと聞くからさ?」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「ホント?」ケロッ

アシマリ「アウ?」

サトシ「え?うん……(あれ?)」

スイレン「じゃあー…」ウーン

サトシ「???」

ロトム図鑑「サトシ"女の涙は武器となる"覚えておくロト」ポンッ

サトシ「え?」

ピカチュウ「ピカピ……」

スイレン「うん、よし!あれにしよう!」ポン

アシマリ「アウ!」

サトシ「……あんまり無茶な事はダメだからな~?」

スイレン「サトシ!週末に釣り行こうよ!」

サトシ「釣り?」

スイレン「うん!釣り!」

サトシ「あー、いいかもなー!」

ピカチュウ「ピッカー!」

スイレン「この間、赤いギャラドスが釣れる釣りスポット見つけたの!」

サトシ「マジ!?」キラキラ

スイレン「うん、マジ!」

サトシ「すっげー!!ワクワクしてきたー!」ワクワク

スイレン「ふふっ」ニコニコ

ロトム図鑑「サトシの将来が心配ロト」

ピカチュウ「ピカピカ」ウンウン

サトシ「じゃあさ!早速明日みんなにも声かけようぜ!」

ピカチュウ「ピッカピッカ!」

スイレン「え!?なんで?」

サトシ「え?」

ピカチュウ「ピ?」

スイレン「い、いや!その!」アセアセ

サトシ「え?みんなも誘わないのか?」

スイレン「そ、その場所!ボートで行かなきゃなんないんだけど……」

サトシ「そうなの?」

スイレン「う、うん!で、でもたまたま……ボートが私とサトシとピカチュウとアシマリの分しか無くて……」

サトシ「そっかー…しょうがないな、二人で行くか?」

スイレン「うん!そうだね!しょうがない!しょうがない!」コクコク

サトシ「にしてもボートで釣りかぁ…アーカラ島を思い出すなぁ…」

スイレン「うん、あの時は楽しかったね!」

サトシ「スイレンがヨワシの群れを……」

スイレン「………………」

スイレン(アーカラ島……釣り……)ホワーン

スイレン(…………デート……)

スイレン「/////」ボフン

スイレン「/////」ブンブンブン

サトシ「スイレン?」

アシマリ「アウー」ハァ

スイレン「あ、あのさ!そういえば…」

サトシ「?」

スイレン「二人目!」

サトシ「なにが?」

スイレン「私、男の人と二人っきりでボートに乗るの、サトシで二人目なの!」

サトシ「へ~」

スイレン(あ、あれ?全然食いついてこない?)

スイレン「………………」コホン

スイレン「さぁ、私が初めて二人っきりでボートに乗った事のある男の人は誰でしょう?」

スイレン「当ててみて?」ニコッ

サトシ「やっぱそれかぁ……」

スイレン「ふふふ、さぁ、シンキングタイムです!」ビシッ

サトシ「う~ん、誰かなぁ?ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピー?」

ロトム図鑑「えー、ボクの名推理によるとー…」

アシマリ「アウ!」バッ

ロトム図鑑「モガ」

サトシ「う~ん……」

ピカチュウ「ピッカー」ウーン

スイレン(サトシ、真剣に悩んでるね)

スイレン(やっぱり気になるんだ…私がサトシ以外の男の人とボートに乗った事…)ウキウキ

サトシ「……う~ん…」

スイレン「さぁ、誰だろうね?カキかな?マーマネかな?」ニコニコ

サトシ「……う~ん……わかった!」ポン

サトシ「スイレンのパパだろ!」

スイレン「え?」

サトシ「違った?」

スイレン「ぁ、いや…………」

スイレン「…………正解…」

サトシ「やっぱなー!正解か!やったぜピカチュウ!」パシン

ピカチュウ「ピッカー!」パシン

スイレン「………………」

アシマリ「アウ」ポン

スイレン(……なんだろう)フッ

サトシ「へへへ」

ピカチュウ「ピッカー♪」

スイレン(………思ってたのと違ってすっごくモヤモヤする……!!)

ロトム図鑑「スイレン!そんな時は"きりばらい"ロト!」ヒュー

スイレン「心よまないで!」

ロトム図鑑「ロ」

アシマリ「アウ」ハァ

『帰り道』

サトシ「にしても今日はあっついなぁ」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「………………」ゴソゴソ

スイレン「」スッ

サトシ「!」

サトシ「スイレン、それおいしい水じゃん!ちょっと分け……」

スイレン「」ゴクゴク

スイレン「ぷはぁ」キュポン

サトシ「…………………」

ピカチュウ「ピィ」

スイレン「ん?何か言った?」

サトシ「えっと……」

スイレン「………そういえば…さっきサトシあっついとか言ってたね」

サトシ「え?あ、うん…」

スイレン「はい」スッ

サトシ「!」

スイレン「私の飲みかけでよかったら」ニコッ

サトシ「………………」

アシマリ「アウ~////」キャッ

サトシ「サンキュー」スッ

スイレン「あっ!」

サトシ「?」

スイレン「でも、それ飲んだら……」

スイレン「わ、わわわわ私とか、かんしぇっちゅ!ききききすだね!////」

サトシ(噛みすぎて何言ってるかわかんない……)

ピカチュウ「ピッカー」

サトシ「……………」スッ

スイレン(ふふっ、サトシ、照れてるね。かわいー)クスクス

スイレン「……どうしたのサトシ?照れて……」

サトシ「?」ゴクゴク

スイレン「えぇ!?」

サトシ「」ビクッ

スイレン「な、なななななんで何の躊躇も無く……」

サトシ「ん?あっ、そっか!」

スイレン「?」

サトシ「はい、スイレンの分も残しておいたから返すよ」スッ

スイレン「………え?」

サトシ「お陰で生き返ったー!!サンキュー!」ニッ

スイレン「………………」

スイレン(い、いや…これって……)タラッ

サトシ「どうしたスイレン?飲まないのか?」

ピカチュウ「ピッカー?」

スイレン「…………」ドキドキ

スイレン(私が口をつけて飲んだペットボトルのおいしい水をサトシが飲んだから……)ゴクリ

サトシ「?」

ピカチュウ「ピカピカ?」

スイレン(す、既に私とサトシはキス済み………/////)カァー

ロトム図鑑「スイレンの顔面の体温が上昇中、このままでは熱中症になるロトよ?」

サトシ「え!?」

ピカチュウ「ビカッ!?」

スイレン(そ、そして……私の手の中にはサトシが口をつけたおいしい水の入ったペットボトル…)ゴクリ

アシマリ「ウアー」

サトシ「なぁスイレン。飲まないんなら残りも貰っていい?」スッ

スイレン「だ、ダメ!!」バッ

サトシ「」ビクッ

スイレン「こ、これは…その……」ドキドキ

スイレン「………カエッテカラジックリノム…」ボソッ

サトシ「…………………」

スイレン「………カエッテカラ………」ボソボソ

ピカチュウ「………………」

アシマリ「………………」

ロトム図鑑「…………………」

スイレン「…………ノムノ…」ボソッ

サトシ「…………そっか…」

ピカチュウ「ピカー」

アシマリ「アウー……」

ロトム図鑑「ロー…」

『寄り道』

スイレン「あっ、ゴミが落ちてる」

サトシ「こうやってそこら辺にゴミ捨てるのってよくないよな~」

ピカチュウ「ピカピカ!」

サトシ「………ゴミ箱はあそこかぁ…よーし!」ヒョイ

サトシ「よっ!」ポイッ


ヒュー

ガシャン

サトシ「やった!」

ピカチュウ「ピッカピー!」

スイレン「すごいサトシ…この距離から…」

アシマリ「アウー」

ロトム図鑑「ナイスシュートロトー!」

サトシ「へへへ、だろ?」ニッ

スイレン「………よーし、私も…」ヒョイ

スイレン「ていっ!」ポイッ


ポト

スイレン「あ、あれ?」

アシマリ「アウ?」

ロトム図鑑「スイレン、全然届いてないロト」

スイレン「おっかしいなぁ…」

サトシ「ははは、こういうのはコツがあるんだよスイレン!」

スイレン「…………………」プクー

サトシ「さ、ゴミも捨てたし帰ろうぜ」

ピカチュウ「ピッカピー」

スイレン「………待って」グイッ

サトシ「ん?」

スイレン「勝負しよ」

サトシ「………?勝負?」

ピカチュウ「ピッカ?」

スイレン「うん、勝負」ゴソゴソ

スイレン「二人でここからこの空き缶をあのゴミ箱に投げるの」

スイレン「当然空き缶をゴミ箱に入れた方が勝ち。どう?」

サトシ「なぁスイレン。その空き缶、俺が昼に飲んでたジュースの空き缶に似てない?」

スイレン「それ、今は関係ないよね?」

サトシ「う、うん…そうだな…」

ピカチュウ「ピカピ……」

スイレン「負けた方は勝った方の言うことを一つだけ聞く、どう?」

サトシ「………………」

サトシ「あのさぁ、スイレン。ちょっと笑っちゃったのは謝るからさ?そんなムキになんなよ」ハハッ

ピカチュウ「ピーカー!」

スイレン「やるの?やらないの?」プクー

サトシ「いっ?」

ロトム図鑑「スイレンも負けず嫌いロトねー」

スイレン「どうするの?バトルから逃げるの?サトシ!」ズイッ

アシマリ「アウ!」

サトシ「わ、わかったよ……」



スイレン「じゃ、最初はサトシからね」

サトシ「………おう」ポンポン

ロトム図鑑「さっきのを見る限りサトシが負ける確率は0%ロト」

ピカチュウ「ピカピー…」

サトシ(ま、やるからには負けるつもりはないけどな…負けたら言うこと聞かなきゃなんないし……)

サトシ「………いくぜ!」スッ

スイレン「……………………」

サトシ「いっけー!空きカー……」スッ

スイレン「あっ、野生のホウオウ」

サトシ「え!?」ビクッ

ポロッ

ボト

サトシ「!!!あーーー!!!」

ロトム図鑑「サトシの記録、足下ロト」

サトシ「な、なにすんだよスイレン!」

スイレン「ごめん、見間違いだったみたい」テヘッ

サトシ「な………!?」

サトシ「ま、待って!今のやり直し!」

スイレン「サトシ、ルールは守って、男らしくない」

サトシ「!?」

ロトム図鑑「サトシ、スイレンが外せばドローロト」

サトシ「そ、そっか……」

スイレン「…………じゃあ」

スイレン「次は私だね?」ニヤッ

サトシ「…………………」

スイレン「……………」スッ

サトシ(さっきと雰囲気が違う?)

ロトム図鑑「……サトシ、そういえば大変な事を思い出したロト……」

サトシ「え?」

ロトム図鑑「………いや、むしろおかしいのはさっきのスイレンのだったロト…どうやらボクまで釣られてしまったみたいロト……」

サトシ「ど、どういう事だ?」

ロトム図鑑「サトシ、思い出してみるロト……」

ロトム図鑑「ポケベースをやった時のスイレンを」

サトシ、ピカチュウ「!?」

スイレン「………………」ギラン

ゴゴゴゴ

サトシ「な、なんだこのオーラは…」ゴクリ

ピカチュウ「ピッカー…」ゴクリ

ロトム図鑑「………どうやら本気モードみたいロト……」

スイレン「………たぁーーっ!!」オトメナスタイルー

ポイッ

サトシ「し、下からの救い投げ!?」

ピカチュウ「ピッカ!」

ヒュー

ガシャン

サトシ「!?」

ロトム図鑑「ナイスシュートロトスイレンー!」

スイレン「やった!」パシン

アシマリ「アウ!」パシン

サトシ「うぅ…」ガクッ

ピカチュウ「ピカピ……」

スイレン「サトシ、私の勝ちだね!」

アシマリ「アウ!」

サトシ「下手くそなふりなんて…そりゃないぜスイレン?」

スイレン「ポケモンバトルとおんなじ、これも戦術だよ?」

スイレン「……それに…普段から私の事見てたらそれくらい簡単に見抜けると思うけど?」

サトシ「うっ…」グサッ

ロトム図鑑「サトシ、スイレンの言う通りロトね」

サトシ「………だな…」ガクッ

ピカチュウ「ピカピ……」ポンッ

スイレン「…………………」

スイレン(私は普段からサトシの事ちゃんと見てるのに)プクー

サトシ「………スイレン?」

スイレン「なんでもない」プイッ

アシマリ「アウ」

サトシ「?」

スイレン「えーと…じゃあ罰ゲームなににしよっかな?」ウーン

アシマリ「アウ~」ウーン

サトシ「なるべく無茶なのはやめてくれよ?」

ロトム図鑑「サトシ!敗者は勝者に潔く従うのがー……」

サトシ「うるさいよ!」

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「ロー」

スイレン「………よし、あれにしよう!」ポン

サトシ「!」

スイレン「サトシ!」キッ

サトシ「な、なに……?」ビクビク

スイレン「家まで送ってって」ニコッ

サトシ「…………へ?」

サトシ「そ、そんなんでいいの?」

スイレン「うん、それで勘弁してあげる!」ニコッ

アシマリ「アウー!」

サトシ「………そんな事ならお安いご用だぜ?」ニッ

ピカチュウ「ピ!」

スイレン「ふふっ、じゃあ帰ろっか?」

サトシ「おう!」

ピカチュウ「ピカ!」

アシマリ「アウ!」

ロトム図鑑「スイレンは気まぐれロマンティックロトね~」


ワイワイ

サトシ「でさー!昨日博士がさー!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

アシマリ「アウアウ!」

スイレン「ふふっ」クスッ

スイレン「……………」スッ

スイレン「あ、あのサトシ……手……」モジモジ

サトシ「ん?」

スイレン「………………」

スイレン「なんでもない」ニコッ

翌日

『本屋』

アリガトーゴザイマシター

サトシ「………………」キョロキョロ

サトシ「だ、誰もいないよな?ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピ!」グッ

サトシ(つーかなんだよこのミルタンク天国とかいう本……博士も自分で買いにいけよなー…)

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「なに買ったの?」ヒョコッ

アシマリ「アウ」ヒョコッ

サトシ「」ビクッ

ピカチュウ「」ビクッ

サトシ「す、スイレン……!?な、なんで……」ドキドキ

スイレン「たまたまこの辺歩いてたらサトシが見えたから…」

スイレン「で、なんの本買ったの?」

サトシ「な、なんでもいいだろ?」ドキドキ

スイレン「言えないような本なんだ」ジトー

サトシ「…………バトルの本だよ…」

スイレン「ふーん………」

サトシ「も、もういいだろ?俺、帰るから……」コソコソ

ピカチュウ「ピー」コソコソ

スイレン「………サトシ」

サトシ「な、なに?」

スイレン「おっぱ○なんてただの脂肪の固まりだよ?」

サトシ「」ビクッ

サトシ「な、なんの話し?」ドキドキ

ピカチュウ「ピ、ピッカー…」ドキドキ

スイレン「……サトシっておっぱ○が好きだったんだやらしー」ジトー

サトシ「ち、違うよ!」

スイレン「ま、まさか……私のおっ○いもいつもやらしー目で……」ウワー

アシマリ「アウー」サーッ

サトシ「スイレンおっ○い無いじゃん!」

スイレン「はぁ?」

サトシ「い、いや…何でもない……」

サトシ「つ、つーか!おっ○いおっぱ○ってなんだよ!今おっ○いの話しは関係ないだろ!」

スイレン「サトシ、あんまりおっ○いおっ○い大声で言わないで恥ずかしい」

サトシ「なんなんだよもう!」

サトシ「と、とにかく俺はもう帰るからな!」クルッ

ピカチュウ「ピカ!」クルッ

スイレン「ふーん…帰って早くそのおっ○いの本を読みたい…そういう事なんだね?」ジトー

サトシ「だ、だからこれはバトルの本で………」

スイレン「サトシは"こんなヒンバス女より早く帰ってミルタンクとバトルだぜ!"そう言いたいんだね?サイテー」ケッ

アシマリ「ウアー……」

サトシ「なんなんだよもぅ……」シクシク

ピカチュウ「ピカピ……」

サトシ「お、俺は博士にお使いを頼まれただけで……」

スイレン「サトシ、人のせいにするの良くない!」ビシッ

アシマリ「アウ!」

サトシ「いや、本当なんだって!」

スイレン「……わかった。じゃあテストします」

サトシ「テスト?」

ピカチュウ「ピカ?」

スイレン「サトシはヒンバスとミルタンクどっちが好きですか?」

サトシ「な、なんだよそれ……」

スイレン「答えなきゃサトシがミルタンク好きの変態だって明日スクールでみんなに言うから」

サトシ「はぁ?」

スイレン「……10、9……」

サトシ「お、おい!俺はどっちでも…」

スイレン「私、はっきりしない男の人嫌い」

サトシ「な……」

スイレン「………8、7、6………」

サトシ「うぅ………」

ピカチュウ「ピカピ……」

スイレン「5、4、3…………」

サトシ「………ヒンバス」ボソッ

スイレン「………聞こえない…もっと大きなっこえーで!」

サトシ「…………ヒンバスだよ!!」

スイレン「……サトシ……」

ピカチュウ「ピカピ……」

アシマリ「アウ…」

サトシ「………もう満足しただろ?俺は帰……」

スイレン「サトシ!」クイッ

サトシ「え?」

スイレン「あ、あの……さ、サトシ…」ドキドキ

サトシ「な、なんだよ………」ドキドキ

スイレン「さ、サトシの……」ドキドキ

サトシ「…………………」ドキドキ

スイレン「ロリコン」ニコッ

サトシ「」

ピカチュウ「ピカー……」

アシマリ「アウ……」

サトシ「ロリコンってなんだよ!」

スイレン「え?だってサトシ、ヒンバスが好きなんでしょ?」

サトシ「スイレンがどっちか選べって言ったんだろ!」

スイレン「サトシ、怒らないでよ。短気は損気だよ?」

サトシ「あ~~!もう!俺は帰るからな!」プンプン

スイレン「ま、待って!ロリ……サトシ!」

サトシ「そのいい間違え明日スクールで絶対にすんなよ!」

ピカチュウ「ピカー……」

スイレン「サトシは……」

サトシ「?」

スイレン「私が将来ミルタンクになったらどうする?」

アシマリ「アウ?」

サトシ「…………………」

サトシ「そんなの決まってんだろ?」

…………………

…………

……

時はたち………

『アルバム』

スイレン娘「ふーん」ペラッ

スイレン娘「これがママがスクールに通ってた頃の写真なんだ~」

スイレン「うん、そうだよ?」ニコッ

アシレーヌ「アシ」

スイレン娘「あっ!ママだ!ちっちゃーい!」ケラケラ

スイレン「ふふっ」クスッ

スイレン娘「ねぇ!パパはいるの?」

スイレン「いるかなー?どうかなー?当ててみて?」ニコッ

スイレン娘「えーと…」フムフム

スイレン「……………」

スイレン(ポケモンスクール……懐かしいな…あの頃は本当に楽しかった……)

スイレン娘「うんーと……」ペラッ

スイレン「……………」

スイレン(サトシ………)

アシレーヌ「アシー………」

スイレン娘「あっ!」

スイレン「見つけた?」ニコニコ

スイレン娘「ママのお尻丸出しの写真」プププ

スイレン「!?」バッ

スイレン(な、なんでこんな写真あるの!?//////)ワナワナ

アシレーヌ「アシー……」

スイレン娘「お尻丸出し♪」ケラケラ

スイレン「忘れて」

スイレン娘「はい」

スイレン娘「………でもいーなぁ…」

スイレン「?」

スイレン娘「私も行ってみたいな……」

スイレン娘「アローラちほー」

スイレン「……………」

スイレン「今度の連休、アローラ旅行に行けるかパパと相談してみよっか?」

スイレン娘「ほんと!?」キラキラ

スイレン「嘘です♪」テヘッ

スイレン娘「なんだ…嘘か…」ガクッ

スイレン「それも嘘です♪」

スイレン娘「もぅ!どっちなの!」プクー

スイレン「ごめん、すぐに釣られるから可愛くって」クスッ

スイレン娘「ふんっ」プイッ

アシレーヌ「アシー」

スイレン「……………」

スイレン(このアルバムを見てると……本当に懐かしい…あの頃の気分になる…)

スイレン(だって……)ペラッ

スイレン「………もうあれから25年もたったんだもんね…」クスッ

アシレーヌ「アシー!」

ガチャッ

スイレン娘「!」

スイレン娘「きっとパパだ!いこっ!ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン娘「パパー!」タッタッタ

ピカチュウ「ピー!」タッタッタ

スイレン「こらっ!家の中で走った危ない!」

パパー ピカー

スイレン「……まったく…」

バリヤード「バリ」ポン

スイレン「ありがと、バリちゃん…」

アシレーヌ「アシー」ニコニコ

スイレン娘「ママー!」

スイレン「!」

スイレン娘「やっぱりパパだった!」ニコニコ

ピカチュウ「ピカー!」

「ただいまー」

スイレン「……うん」

スイレン「おかえりなさい」ニコッ





おわり

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