【安価コンマ】罪架を背負う者が住む街で (10)


これは遥か遠い未来のお話

人が誰しもが抱える負の感情、罪の意識、迷い、そして殺意…etc.

ある時は形の無い"ソレ"が人の心を侵食し"化け物"へと変え、またある時は形の無い"ソレ"が罪を殺し罰を下す"異能"へと変わる世界

ここは塔京、人が集まり…悪意が溜まる街
四方を高い壁に取り囲まれたその街に、キミはいる

いや、連れてこさせられたというべきか…


とりあえず、まずは君の名前を教えてくれるかな?


下2で主人公の名字、名前、性別を決定(あまり変な名前だと上の安価を採用)

ちょっと建てる時間が悪いかなー、この時間に下2は辛い。

指月 命(しずき みこと) ふたなり

>>2
深夜のノリで建てたからそこまで配慮できてなかった、ごめんね

>>3
申し訳ないですが性別は男か女のどちらかのみになります
正直どっちともとれる名前なので下1で再度男か女かお願いします



電車に揺らされ続けてもう二時間。


馴染みの故郷は地平線すら見えないぐらいに遠く彼方へと消えていった。

なんで自分がこんな目に合わなければ、両親や仲の良い友人と離ればなれにならなければならなくなったのか。

なんてことはない、全てはボクのせい。

ボクの抱えていた罪が"カタチ"になってしまったおかげ。


命「……塔京かぁ、遠いな…」


顔を上げて、車窓に目を向けると多い囲むような巨大な壁が目に映った。

あれが塔京。

あれがこれからボクが住む街。


そしてボクの一生を左右する街。


電車から降りて駅のホームに降り立つ。

長い間座っていたおかげで身体中が疲れきってしまっている。長時間の長旅は思った以上に身体に堪えたみたいだ。

見渡す限りは人、人、人の群れ。
故郷の駅ではこんなに多くの人はいなかった。

思わず感嘆の声を上げそうになるも気を抜いたらこの人の波に押し流されてしまいそうだ。


命「駅を抜けたら人が待ってるって言ってたな…」

ボクはポケットの中でくしゃくしゃになってしまったメモ紙を広げ、書かれてる内容を改めて確認する。



『5月15日の新塔京駅前にて待たれよ、待ち人は見れば分かる!!』


命「……アバウト過ぎるよ、見れば分かるってなに?」

ため息を止める事すら放棄してしまう程にざっくりとした説明文にこれからの新生活に不安を抱いてしまった。


それでも自分に戻る所などもう無いのだ。

先に進む以外にボクの道は残されてない。

そうしなければ未来など、到底掴みとれないから。


命「……で、駅の外に出てみたはいいけど……正直誰が誰なんだか分からないよ」


当然だが駅の外も人の群れでいっぱいだ。
アバウトな内容のメモではあったがやはりアテにならなかった、誰が自分の探してる人なのかさっぱりである。

途方に暮れても仕方がない、こういう時は…(下1)

壱 ここは大人しく待っていよう…
弐 駅の周りぐらいなら見て歩いてもいいよね?
参 あっちの人だかりはなんだろう?
肆 その他

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