男「ミイで童貞卒業したい」友人「は?」(24)

友人「自分で童貞卒業したいとかお前ナルシスト過ぎるだろ……」

男「meじゃない、いつから俺の一人称がテリーマンっぽくなったんだよ。ほらあのムーミンに出てくるミイだよ」

友人「ああ、あのチンチクリンの……それにしたって異常だが」

男「良いだろ別に」

友人「良くはないけど」

男「まあ聞けって。昨日の夜眠れなくて自分がなぜ未だに童貞なのかずっと考えてたんだ」

友人「そういう夜もあるな」

男「ほら俺ってちょっと性癖が特殊な所有るじゃん?」

友人「ああそうだな、トイレの女性用マークのピクトグラムで抜いたって自慢してきた時には縁を切ろうかと真剣に考えたよ」

男「で、これはきっと俺の幼少期に原因があるんじゃないかと思い至ったわけですよ」

友人「バーバママで致すような奴は生まれながらに歪んでる可能性も否定できないがな」

男「記憶の奥底まで辿ってみると、どうやら俺の初恋はミイだと言うことを思い出したんだ」

友人「フローレンやムーミンママならまだ分かるのになぜ……」

男「なんだお前ケモナーだったのか気持ちわりぃ」

友人「殺すぞ」

男「あの傲岸不遜な目付き、小さい体ながらたまに見せる生来の姉御肌から来る母性……そへにあの甲高い声で罵倒でもされたらと思うと……ああっ…」

友人「改めてやべえ奴と友達になってしまったもんだぜ」

男「俺もそう思う。だからこそこの呪われた嗜好にけりを付けるために俺の初めてをミイに捧げることで決別しようと思ってるんだ」

友人「だがあれは創作物だぞ?」

男「いやきっとムーミン谷は実在する。そこで今日もミイはムーミン達と元気に暮らしているに違いないんだ」

友人「哀れな、遂に完全にイカれちまったのか……」

男「ここにフィンランド行きの航空券が二枚有る。親友のお前なら俺の禊に付き合ってくれるよな?」

友人「わーい北欧観光楽しみー」

フィンランドの山奥のどっか

男「……クソッ!ここにも無いのか!」

友人「なー、こんな何もない所にいないで早く町で遊ぼうぜ?」

男「馬鹿野郎!目的を忘れたのか!?」

友人「(いい加減狂人に付き合うのも疲れて来たな)……ヘクチッ!何か急に冷え出したな……」ズズッ

男「! まさか!」ダダッ

友人「あっ!おい待てよ!」ダッ

モラン「……」ズリズリ

男「やはり間違いない!あれはモランだ!」ササッ

友人「ふひゃー、まさか本当にいたとは。しっかしデケーな」

男「奴の後をついてけばムーミン谷に突入できるかもしれない。追うぞ!」

友人「なんだか楽しくなってきたねぇ」

男「気を抜くな、奴は謂わばシアーハートアタックとホワイトアルバムの合の子だ。見つかったら凍死は免れないぞ」

友人「そう言えばあいつも確か性別は雌だろ?お前のストライクゾーンには入ってないのか?」

男「流石に俺でもあれは無理だな。目が怖すぎる」

モラン「……」ズリズリ

狂気の沙汰…

ミイかわいいしな仕方ないね

友人「霧が濃くなってきたな……」

男「見ろ!先の方に光が見えるぞ!」

友人「おおっ!」

男「きっとあの先にムーミン谷が有るんだ!急ぐぞ!」ダッ

ムーミン谷

ムーミン「じゃあママ、いってくるね」

ムーミンママ「いってらっしゃいね、あまり遅くならないように」

ミイ「分かってるわママ」

スニフ「じゃあ行ってきまーす」

ムーミンママ「ちゃんと足が付く所で泳ぐんですよー」

ナレーション『今日は絶好の海水浴日和、ムーミン達は三人で海に行くようです』

ムーミン「うーん……いい天気だなぁ。何かとても良いことがありそうだ」

スニフ「お宝が見つかったりしないかな?そしたら僕たちは大金持ちだ」

ミイ「あんたっていつもそんなんね」

ムーミン「こんな日にフローレンが来られないなんて残念だな」

ミイ「あっ、海が見えてきたわよ」

岩陰

男「ハア…!ハア…!ゆ、夢にまで見たミイが遂に……!ううっ!堪らん!」

友人「まさか本当にあのちっこいのに手を出す気か?」

男「据え膳食わぬは男の恥。ここまで来たら何が何でも俺の初めてをミイに捧げてやる……!」

友人(……ま、俺たちの世界の法が通じる世界じゃあ無いみたいだし止める必要もないか)

男「しかしあのカバとカンガルーもどきが邪魔だな。どうにかしなくては……」

友人「……仕様がない。乗り掛かった船だ、俺が手伝ってやるよ」

男「相棒……」

友人「一人前の漢になって帰ってこいよ。そしたらまた酒でも呑もうや」

男「……ああ!さあ、start your engine!」

ミイ「さあ、飛び込むわよ」

ムーミン「待てよミイ。しっかり準備運動してから泳がないと」

ミイ「私には関係ないよ。そーれ!」ザボーン

スニフ「あーあ足つっても知らないぞ。僕たちだけでも体操しようか、ムーミン」

ムーミン「そうだね」

友人「やあ、こんにちは」

スニフ「あれ?見慣れない人だね?」

ムーミン「こんにちは」

友人「泳ぐのかい?今日は暑いからねぇ……おや?君、頭の上に埃が付いてるよ」

スニフ「えっ?」

友人「そらっ!!」グヒャァッ!

ナレーション『そう言って自然にスニフの頭に手を伸ばした男の人は後ろ手に持っていた拳大の石でスニフの脳天を強打しました』

スニフ「ぎゃぐっ!?」

ムーミン「…………えっ?」

スニフ「」ピュッー

ムーミン「ス、スニf…ごがぁっ!?」

友人「悪いなムーミン、しばらく寝てて貰うぜ」ググッ

ナレーション『握っていた石を素早く放り投げると男の人は次にムーミンの首を絞め始めました。自分よりも大きな体格を持つ人間に対して、ムーミンはなすすべもなく押し倒されます』

ムーミン「カッ……!けほっ……!?ごごっ……!?や、止め……!くるしっ……!」

友人「……(こいつにも穴はあるんだよな)」ゴクリッ

ナレーション『ムーミンの唇の端から色っぽく唾が垂れます。高山みなみの声から漏れる苦痛の声とムチムチな掌の感触が男の人はの劣情を誘いました』

友人「……」スッ

ムーミン「ごほっ!ごぼっ…!(放して…くれた……?)」

友人「……」カチャカチャ ボロンッ!

ムーミン「?(な、なに……あれ……)」

ナレーション『ぐったりと倒れているムーミンの目の前に怒張した雄のシンボルが天を突き、己の存在をアピールしています。今までそんな物を見てきたことのないムーミンはただただ困惑するばかりです』

友人「……口に含んで舐めろ。歯を立てたら殺す」

ムーミン「……」フルフルッ

友人「チッ!」ドゴォッ!

ムーミン「あごぉっ……!?」

ナレーション『得たいの知れない物を口に入れるのを拒んだムーミンのボテッとしたお腹に、男の人の拳が叩き込まれました』

友人「もう一度言う。言うことを聞かなければ殺す」

ムーミン「……!!」コクッ コクッ

ナレーション『こうしてムーミンが地獄の様な時間を過ごしている頃、先に海に潜ったミイはと言うと……』

ミイ「っ!!!」ガボボッ

男「ハア…!ハア…!!」ゴボ ゴポポ

ナレーション『自分の数倍もの大きさの変態に水中で同じように首を絞められていました』

ミイ「ッッッ!!…………」 ブクッ

男「ハア…!!ハア…!!ハア…!!ハア…!!!」ザバァッ

ナレーション『完全に気を失ってミイをまるでぬいぐるみを持つように片手で乱暴に持つと変態は陸へと上がってきました』

ナレーション『白目をむいたまま砂浜に横たわるミイ。その股の間では男が己の一物をミイの中に入れんと奮闘していました』

男「ハア…!……ハア……ハア……!」ヌルッ ヌルッ

ナレーション『成人男性の平均的なサイズならまず挿入することは叶わないミイの小さいな秘所。しかし幸か不幸かこの変態のものは平均を遥かに下回るスケールでした』

男「アッ……」ヌポポッ

ミイ「ん゛ん゛う゛ッッッ……!!!」ズルッ

男「ああっ…ああっ………と、とうとう俺とミイが一つに……」ボロボロッ

ナレーション『変態の目から止めどなく泪が溢れます』

男「ンッ! ンッ! ヌフンッ!」ズコッ ズコッ ズコッ

ミイ「ブッ ゴッ! フギィッ!」パンパンパン

ナレーション『しばらくその状態を楽しんだ変態ですが、やがて相手からの反応が無いことに退屈し始めます』

男「(なんか思ってたのと違うな……よし)おい、起きろ」ビビビッ

ミイ「フブゥッ!?……な、何なの!?…いやぁっ!?!?何よこれっ?!?!」

ナレーション『変態のネズミ男もかくやという平手打ちによりミイの意識は無理矢理現実に戻されてしまいました』

男「ヤ,やあお目覚めかイ?僕の眠り姫…フヒッ!」パンパンパン

ミイ「何よあんた!?んくっ……なにしてんのよ!?ぐぅっ……!」ヌチャ ヌチャ

男「はぁ…ひゃ、百年の恋とまではいかないけど僕はずっと君を想ってたんだ……僕らは結ばれる運命の糸を持って生まれたんだよ……」

ミイ「意味不明なこと…ッ!んあっ…言ってんじゃないわよぅ……!この変態……!!」ギロッ

男「あっ、ああああっああアああっ!!!そんな目で睨まれたら僕は……僕は……!!」パパパパパンッ

ミイ「ひゃいいぃぃぃぃっっっっ!!!!???」アヘッ

男「で、出るよ……ミイ!僕の本気の子種汁をそのちんまい身体の全身で受け止めてっ……!ぬふぅっ!」ビュルルルルルゥゥゥゥゥ

ミイ「た、助けてミムラおねえちゃ…はにゃあああぁぁぁぁっ!!??」 ドクッ ドクッドクッ

男「んんっ…!んっ!と、止まらねぇ……!」ドビュゥゥゥゥ

ミイ「」ビクッ ビググッ

数十分後

友人「おらっ!ご主人様へのおねだりはどうした!?」パンパンパン

ムーミン「はひぃっ!い、淫乱なトロールのショタケツマンコに人間様の特濃精液を注ぎ込んでくださいぃぃぃぃっ!!!」

友人「そんなに欲しけりゃくれてやるぜ!おら!!」ブビュゥッ

ムーミン「ん、んくおおおぉぉぉっ!!!……アッ!」ガクッ

友人「……ふぅ……出したぜ」

男「お前、ケモナーでショタコンとか闇が深すぎるだろ」

友人「お前にだけは言われたくない……で、やれなのか?」

男「おう。ばっちり」

類友じゃねーかよ!!!

友人「良かったな、夢が叶って。さあ、早いとこ引き上げようぜ。この世界にも一応警察はいるみたいだし」

男「……気に入ったならムーミンも簀巻きにして俺のリュックに入れるか?潰れない様にミイを上にすればギリギリ入ると思うぞ」

友人「……ごめんな、今までお前のこと馬鹿にしてて。今日気付いたよ、ムーミン相手にあそこまで盛り上がれた俺もお前と同族だわ」

男「気にするなよ、友達だろ?」

友人「……仲間っていいな」

男「ああ…………よし!次はぞくぞく村を探しに行くぞ!」

友人「モンスターか……俺も行くぜ!!」



この作品を今は亡きトーベ・ヤンソン先生に捧げます


ぞくぞく村は行き方判ってるし割とヌルゲーだな

こういうキチガイ作品すき

何てもの捧げてんだwwww

笑ったけどバチが当たれw

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