マスオ「事件だね・・・これは・・・」 (31)

サザエ「カツオー起きなさい!遅刻するわよ!」

この声とともに僕の今日が始まった

サザエ「ほら起きなさいカツオ!」

カツオ「うぅん・・・もう少しだけ」ムニャムニャ

サザエ「ご飯冷めちゃうわよ」


カツオ「うーん・・・」フラフラ

またいつもの一日が始まると思っていたんだ・・・


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~~
カツオ「う~んおはよう、みんな・・・」フラフラ

タラオ「カツオお兄ちゃん顔洗ってきたですかぁー?」

マスオ「やぁカツオ君」

タマ「ニャ~」モグモグ

マスオ「いや~やはり2日目のカレーは野菜のうまみが効いておいしいですねぇ」パクパク

波平「まさに絶品だな」

フネ「さぁさカツオ。遅刻しますよ」

カレーのそばにあるスプーンで取り、口に運ぶ

「・・・・さて、次のニュースです昨日の六時ごろ東京都世田谷区桜新町あさひがで誘拐事件が発生しました」

サザエ「やぁね~・・・ここらへんじゃない」

フネ「子供たちは外に遊びに行く時は気を付けること。いいね。」

三人「はーい」

面白そうじゃないか

こないだ花沢さんの書いてた人かな?

~~~学校~~~
キ~ン コ~ン カ~ン コ~ン

ガラッ

先生「よし、みんな着席しろ。重大な話がある」

中島「なんだろうなあ磯野?」

カツオ「・・・あれ、カオリちゃんは?」

花沢「それが昨日から帰ってないらしいのよ・・・」

先生「そこ、静かに」

三人「はい・・・」

先生「知ってる者もいると思うが、昨日の夕方から大空(カオリ)が帰っていないらしい・・・」

カツオ「・・・」

先生「・・・最近では小学生や幼児が誘拐される事件が多発しているそうだ」

中島「・・・」

先生「なにか知っているものがいたら些細なことでも絶対に隠さずに言うこと」

先生「いいな?」

全員「はーい」



早川さんは花沢さん以上のブスだけどかおりちゃんは可愛いからな

結局、その日の授業は午前中だけということになった
寄り道をするな、まっすぐ家に帰れと念を押されて

中島「大丈夫かなぁ・・カオリちゃん」

花沢「・・・」

花沢「そ、それは親友がいなくなったんですもの・・・あたりまえよ・・・」

いつもはきはきと喋る花沢が声を詰まらせるように喋った

カツオ「花沢さん・・・」

花沢「じゃ・・・わたしはここで・・・」

カツオ「うん・・・」

しばらくして

中島「じゃあな、磯野」

カツオ「うん・・・」

この角を曲がれば僕の家
家に帰ったら何をしよう・・・

そう考えながら角を曲がったその時

???「・・・」スタスタ

全身を黒い服にマスクとサングラスをした男が反対側の曲がり角にいた

カツオ「!?」

いったんここまで

続き楽しみにしてるぜ

???「!?」ビクッ サッ

黒い服の男はこちらをみるなり「さっ」と曲がり角を曲がってしまった

カツオ「あっ!」ダッ

「待て!!」そう叫ぶ寸前、家の前を通り過ぎた所で・・・

ガシッ

カツオ「うわあ!」

サザエ「こら待ちなさいカツオ!」

カツオ「放してよ姉さん!誘拐犯を見たんだよ!」

サザエ「嘘おっしゃい放しません!」

カツオ「放してくれ姉さん!」ダッ

サザエ「待ちなさいカツオ!」

姉さんを無理やり放してあの曲がり角を曲がった

カツオ「まて!・・・」

既に黒い男は消えていた

カツオ「・・・」

サザエ「あんたまたワルサしたんでしょ!白状なさい!」

カツオ「してないよ!」

サザエ「じゃあなんで逃げたのよ!」

カツオ「本当にいたからだよ!」

サザエ「え・・・じゃあ私の早とちりで・・・」

カツオ「・・・」

サザエ「ご、ごめんなさいカツオ。あはは。てっきり・・・」

カツオ「この海鮮盛りヘアーがぁぶち○すぞゴラァ!!」

サザエ「なんですって!?」

~~~自室~~~
ワカメ「ええ~お兄ちゃんの勘違いじゃないの?」

タラオ「カツオお兄ちゃんおバカさんです~」

カツオ「なんだったんだろうな~」

   みんなーご飯よー

三人「はーい」

~~~食卓~~~
タラオ「ワ~イ今日は、コロッケです」

サザエ「たまたまスーパーでお肉が安売りしてたのよ~」

また姉さんの悪い癖が出たらしい

カツオ「なら今日はごちそうだね」ニヤリ

サザエ「まぁまぁカツオったらもう晩御飯の事考えてる」

ワカメ「もう、くいしん坊なんだから」


サザエ「あ、そろそろ回覧板の時間かしら」

フネがたとうとしたがサザエがそれを止めた

サザエ「いいわ、あたしが取ってくる」

フネ「やれやれ、サザエの癖にも困ったもんだね」

カツオ「ぼくはご馳走が食べられるならいいんだけどね」



キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!


カツオ「!?」

フネ「どうしたんだいサザエ!!??」

カツオ「ねえさん!!」ダッ

ふすまを開けると腰を抜かしたサザエが・・・

サザエ「あ・・・あ・・・」

サザエの指さす方向には・・・・



   もがれた片腕


カツオ「うわあああああああああ!」

片腕には内臓がプチプチと切られた跡があり、既に白くなっていて、黒い斑点がある
石の段に血が伝っている

よく目を凝らすと中からは骨が見えた

カツオ「ウッ・・・オエエエエ」

僕は吐いたゲロの中に今朝のカレーのニンジンがあることを知った

~~~マスオin会社~~~

カチカチポチポチ
マスオ「あ、そこだ!ソレッ!」カチカチ

アナゴ「いや~ふぐ田くぅんの大剣は実にィすばらしぃ~」ポチポチ

マスオ「君のハンマーもすごくいいじゃないかぁ」

アナゴ「・・・ブルァ!?」

社長「ああすまんね私の太刀がまた当たってしまったようだ」

アナゴ「・・・」

マスオ(こらえるんだアナゴ君・・・)

ドカッ

社長「じゃまだよアナゴ君!キャンプに戻っていたまえ!」

アナゴ「す、すみません」

社長「気を付けたまえまったく」

アナゴ「・・・」イライラ

バコッ

社長「邪魔だっつってんだろうがウナギがぁ!!」

ばきっ!

アナゴ「ちがあああああああああう!」

社長「なぐったな・・」

マスオ「あ、アナゴ君!」


アナゴ「アナゴだ」

ちょっと用事で何日か書き込めなくなりました。二、三日後また来ます

待ってる

マスオ「よ、よしたまえ!」

アナゴ「ぶるあああああああああああああああああああ」

社長「く、首だクビ!明日から来なくて構わん!」

アナゴ「え」

ジリリリリリリリリリリリリ

社員「もしもし、こちら~~・・・・フグ田さんお電話です」

マスオ「わ、わかったよ」

~~~~磯野家~~~~

カツオ(状況を整理しよう・・・)

黒い男・・・カツオが下校時家の近所で見かけた男

片腕・・・磯野家の目の前に置かれた片腕

頻発している誘拐事件・・・最近このあたりで頻発している誘拐事件。犯人未逮捕

カツオ「どうにもなぁ・・・・」

ガラ

「サザエ~大丈夫かいいっ!?」

カツオ「マスオ兄さん!」

マスオ「カツオくん警察は・・・」

カツオ「もうかえったよ・・・しばらくはこの辺の見回りを強化するそうだよ・・・」

マスオ「そうか・・・みんなけがはないかい?」

カツオ「僕は平気だけど・・・姉さんショック受けちゃって・・・」

~~晩飯~~

波平「じつに許せん!!なぜ我が家に・・・」

フネ「お父さん落ち着いて」

波平「ん、あ、ああすまん・・・」





タラオ「おまわりさんいっぱいきたです~」

サザエ「思い出すだけでゾッとするわ・・・」ビクビク

マスオ「サザエ・・・」

波平「とにかくこれからしばらくは必要最低限の外出は慎むように!」

~~~
次の日、学校が休みになった。なんでも犯人の特定ができない今はこれ以上の犠牲が出ないように外出を控えるのが今後の方針らしい

カツオ「なにも・・・することないな・・・」

ワカメ「うん・・・」

休みとはいえ心身的なものを癒す休みじゃなく命を守るための休みなのだから・・・
外出も固く禁じられている

そういえばあの黒い服の人物は誰だったのだろう・・・
あいつを見たその日に片腕事件は起こっていたし、黒い服の男を疑いたいところだが
犯人だと決まったわけじゃない

カツオ「だけどどうして僕を見た途端に逃げ出したんだろう・・・」

なにか引っかかるようで気がかりなんだ・・・

なにかが

なにかが・・・・・

・・・・
・・・・

カツオ「そうか!!」

すみませんいったんここまで
ちゃんと考えてからたてるべきだった1

了解、応援してる

僕は急いで襖を開け、電話の飛びかかるように食らいついた

カツオ(もしかしたら・・)

ジリリリリリリリリリ

中島『はいもしもし中島ですが』

カツオ「なぁ中島相談したいことがある!」

中島『でも今日は外出しちゃ・・・』

カツオ「ここじゃ言えない重大なことなんだ!」

中島『う、うん』

カツオ「すぐ行くから!」

いまさらだけど>>7で抜けてる会話があった
花沢「・・・」の次に適当に「元気ないね花沢さん」的な会話を脳内保管しといて下さい
~~~中島家~~~
中島「で、話って何だよ磯野~」

カツオ「・・・昨日の花沢さんとの会話覚えてるか」

中島「うん・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~花沢「それが昨日から帰ってないらしいのよ・・・」

~花沢「・・・」

~花沢「そ、それは親友がいなくなったんですもの・・・あたりまえよ・・・」

~花沢「じゃ・・・わたしはここで・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

中島「別におかしいところなんてないぞ磯野ぉ」

カツオ「3っ目の言葉を見てほしい」


~花沢『そ、それは親友がいなくなったんですもの・・・あたりまえよ・・・』

中島「別に普通だろ、これだけで花沢さんが犯人だって疑うのか?」

カツオ「いやそうじゃない。いつも馬鹿みたいにハキハキとしゃべる花沢さんが妙に詰まった言い方しなかったか?」

中島「そうだけど・・・」


カツオ「花沢さんが犯人だって言いたいわけじゃない」

カツオ「ただ、何か知ってたから・・・なにか引っかかったことがあったからあんな喋り方になったんじゃないかって思うんだ」

中島「だとしてもどうして犯人捜しなんかするんだよ」

カツオ「・・・僕さ、みたんだよ」

中島「?」


サザエ一族は何十年経っても歳を取らない……しかし中の人や俺達は……あああああああああああああああああああああ!!!!!

カツオは昨日のことを話した
黒い服の男の子と片腕のこと

カツオ「~ってことなんだ・・・」

中島の顔は青ざめていた

中島「じゃ、じゃあもしかしたら・・・」

カツオ「」コクリ

中島「・・・」

中島「なぁ磯野・・・」

カツオ「?」

中島「もし花沢さんが、犯人だったら磯野はどうするんだ?」

カツオ「わからない、わからないけどこんなことやめさせなきゃ」

中島「そうだよな・・・よし行こうぜ磯野!全部終わらせて野球しようぜ!」

カツオ「ああ!」

~~~花沢家~~~ 
ごめんくださーい!花沢さーん!
ガラララッ
花沢父「いいやぁよくきてくれたね。さぁあがって」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月30日 (水) 16:44:33   ID: xxJzlHqE

続きわあるんですか!?

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