提督「艦娘に殺されたい」 (907)

?ハッピーエンドなんてないのでシリアスが嫌いな方はブラウザバック推奨

提督「(そんな事を考え始めてもう1年...)」

提督「(私は皆のことが大好きだ。愛している。だからこそ、そんな大好きな彼女達が苦痛に歪む顔が見たい)」

提督「(けど彼女達を傷つけたいとは思わない。その結果ある作戦を考えた)」

コンコン

提督「来たか。どうぞ」

明石「失礼します」

提督「例の物は出来たか?」

明石「はい...けど提督、本当にこれを使うんですか?」

提督「あぁ。明石だって皆がどんな反応をするのかみたいだろ?」

明石「それはそうですけど、提督も死んじゃうんですよ?」

提督「目的のためなら手段は選ばないぞ」ニッコリ

明石「うわー爽やかな笑顔が禍々しく見えます」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514470615

提督「それで、このスイッチを押すと明石以外の全艦娘が俺に対して敵意を抱くんだな?」

明石「はい。そして提督のこのスイッチに関する記憶も一時的に失われます」

提督「俺が引き起こした事態だってわかってると自然な反応ができないからな」

明石「そして、提督が瀕死状態、すなわちもう死ぬ寸前だというところまで行ったら、全てのエフェクトが解除されます」

提督「皆が元に戻った時には、死にかけの俺がいて、俺の意識が戻った時には皆の絶望的な表情が見られるわけだ」ククク

明石「因みに、もちろん全ての記憶は失われません」

提督「素晴らしいな。それじゃあ早速...」

明石「待ってください。どうせなら押す前に皆と思い出作りましょうよ。何か楽しいことがあってからの方がダメージがありますよ!」

提督「なるほど、それはいい考えだな。なら↓1をするか」

なるべく鎮守府全体で楽しめそうなもので(忘年会とか)

人狼

>>3
すまん、人狼はよく分かってない...
↓1

人狼好きすぎでしょ(白目)
2年くらい前にめっちゃ流行ってた記憶はあるけどまだ人気なのね...
すまんがマジでわからんからさらに↓1で

リアルカイジ

みんなにクリスマスプレゼント配り

明石「リアルカイジ?誰も借金してないのに誰が参加するんですか?」

提督「なら>>9だな!!うん!!そうしよう!!>>1が艦娘達のリアルカイジ全く想像出来なかったとかじゃないぞ!!ほんとだぞ!!」

>>8すまねぇ...

提督「というわけでクリスマスプレゼントを用意した」

明石「うわ、どっから出したんですかこれ」

提督「こんな事もあろうかと用意しておいたんだよ」フフフ

提督「さて、早速みんなに配っていくか」

明石「途中まで私も付いて行っていいですか?どんな反応するか私も見てみたいですし!」

提督「あぁ。とりあえず↓5に配っていくか」

↓5までの5人の艦娘を今後もメインに書いていきます

狙ったように自分の推しが指名されてめっちゃありがたい

空母寮

コンコンコン

天城「はーい?」ガチャッ

提督「メリークリスマス!」

天城「あら、どうしたんですか提督?」

提督「いや実はみんなにクリスマスプレゼントを配り歩いててな。といっても天城が最初なんだけど...はいこれ」

天城「まぁ!ありがとうございます!開けてもいいですか?」

提督「どうぞどうぞ。そういや他の子達はどうしたんだ?」

天城「皆さん今はお風呂へ行かれてます...。まぁ!こんな綺麗なネックレス、頂いていいんですか!?ありがとうございます!」

提督「年に一度のクリスマスだからな!今年は大盤振る舞いだぞー!」ハハハ

提督「(これから死ぬ人間が遺産なんて残しても仕方ないからな)」

提督「あとこれ、他の子にも渡しておいてくれ」

天城「分かりました!もう次のところへ行かれるんですか?」

提督「鎮守府の皆に配る予定だからあまり時間がなくてな!それじゃ!」

天城「あっ、プレゼントありがとうございました!」フリフリ

天城「(うふふ、提督からのプレゼント♪大切にしなくっちゃ...)」

天城のプレゼントは自分で考えて書いちゃったんだけど、よかったら霞、潮、鹿島、榛名のプレゼントも指定してほしい
貰って喜びそうなものあるいは思い出に残りそうなもので

>>19
>>20
>>21 鹿島
>>22 榛名

今日は寝ます

すまねぇ自分で安価ずらしちまった...
このレスでさらにずれるから
>>21~24で


安価ならシュトレン(ドイツのお菓子)

まーた提督が殺されんのか(良いぞもっとやれ)
安価ならブラウン系色のロングコートで

提督「おっ、霞!丁度いいところに」

霞「あら司令官。サンタのコスプレなんかしてどうしたの?」

提督「実は今皆にプレゼントを配り歩いててな!はい、これ霞に」

霞「えっ、いいの?ありがとう...」

霞「ここで開けてみてもいい?」

提督「あぁ」

霞「これは...食べ物?」

提督「そう、シュトレンっていうお菓子でな、ドイツやオランダではクリスマスにこれを食べるんだよ」

霞「へぇ~。早速皆と食べるわ!ありがとう司令官!」ニコッ

提督「うん、それとこっちのプレゼントも朝潮たちに渡しておいてくれ」

霞「分かったわ!」

提督「それじゃ次のとこに行くから」フリフリ

霞「はーい」フリフリ

提督「(うちの霞は他の鎮守府の提督が見たら飛び上がるほど素直で優しい。まぁ霞の期待に常に応え続けたらこうなっただけなんだが...)」


姉妹艦は全員都合よくその場にはいませんがご了承ください。

七駆部屋

コンコン

潮「はい?」ガチャッ

提督「よっ」

潮「提督、こんばんは」ペコリ

提督「今皆にプレゼントを配り歩いててな、これ潮と七駆の皆に」ハイッ

潮「わぁ、ありがとうございます!」

提督「(実は潮のプレゼントが一番奮発したんだよな)」

潮「バ◯バリー海外のお店ですか?開けて見ますね...」ガサガサ

潮「これは...!素敵なコートですね!早速着てみてもいいですか??」ゴソゴソ

提督「あぁ。ぜひ着てみてくれ」

潮「ど、どうですか?///」

提督「よく似合ってるよ...本当に綺麗だ」

潮「綺麗だなんてそんな///ありがとうございます///」

提督「それじゃ曙たちにも渡しといてくれ!じゃあな!」

潮「あっ、はい!ありがとうございました!」

コレナニー エップレゼント? ッテウシオソレブランドモンジャン!!

提督「(フフフ、因みに潮のコートは30万ほどした)」

明石が付いて行ってるって設定を忘れてたぞい

司令室

提督「鹿島ー?いるかー?」ガチャッ

鹿島「あら提督さん、お帰りなさい!」

鹿島「もうプレゼントは配り終えたんですか?」

提督「いや、まだ終わってないんだけど、秘書艦として頑張ってくれてる鹿島にも早く渡してあげようと思ってな。はいこれ」

鹿島「ありがとうございます!早速開けてみますね...」ガサガサ

鹿島「わぁ!システム手帳じゃないですか!」

提督「秘書艦をお願いすることが多いからさ、書類の整理とか少しでも楽になるかなって」

鹿島「すごく嬉しいです!ありがとうございます!」

提督「喜んでくれてよかったよ。それじゃ最後のプレゼント配りに行ってくるから」

鹿島「はーい!」

戦艦寮

提督「ようやく最後だ...疲れた...」

コンコン

榛名「どちら様でしょうか?」ガチャッ

榛名「あっ、提督!こんばんは!」

提督「やぁ榛名。はいこれ」

榛名「まぁ、クリスマスプレゼントですか!?ありがとうございます!」

榛名「これは...懐中時計?」

提督「あぁ。実は私が提督になった時に、元教官に頂いた物でね」

榛名「そんな大切なもの!頂けません!」アセアセ

提督「まぁまぁ、聞いてくれ榛名」

提督「その懐中時計を持っているものは武運に恵まれると言われていてね、実際にその懐中時計を持っていた私も、元の持ち主...今の元帥殿も武運に恵まれ続けた」

提督「君たち戦艦、特に榛名は危険海域に行くことも多いだろう?だからここで指揮をとる私より、実際に戦う君に持っていて欲しいんだ」

榛名「提督...ありがとうございます...」

提督「うん、大切に使ってくれ」ニコッ

榛名「はい///」

提督「それとこれ、金剛達にも渡しておいてくれ」

榛名「分かりました!」

提督「それじゃ、俺は部屋に戻るから」

榛名「提督、本当にありがとうございました!」

提督「うん、それじゃ」ニコッ

ーーーーーーーー

司令室

提督「終わったー!鹿島も流石に帰ったか...もうこんな時間だしな」

明石「お帰りなさーい」ヒョコッ

提督「うぉっ!?いたのか明石!」ビクッ

明石「提督!私のこと忘れて行きましたよね!?」ムスッ

提督「いやぁ...完全に忘れてた。すまん...」

明石「まぁ過ぎたことを言っても仕方ありませんから、もういいです。それよりもう押すんですか?」

提督「あぁ。この瞬間を楽しみに今まで生きてきたんだ...」

明石「ほんとにいいんですね...?もう二度と普通の生活には戻れませんよ...?」

提督「絶望のためなら構わないさ」ハハハ

明石「分かりました...提督、今までありがとうございました」ペコリ

提督「うん、それじゃあな」ポチッ

明石「...」

提督「...?明石、どうしたんだ?悲しそうな顔して」

明石「いえ、なんでもありません...」

提督「ん?なんだこのスイッチ」

明石「あっ、それ私が作った失敗作です!回収しますね!」

提督「え?あ、あぁ...」

明石「それじゃ!おやすみなさい!」タタタッ

提督「お、おやすみー」

提督「どうしたんだ?明石のやつ」

提督「(寝るか...)」



天龍「おい起きろ!」バシャッ

提督「うわっ!?み、水?なんだいきなり!」ボタボタ

天龍「黙れ。今から俺たちはお前を拘束する」

提督「待ってくれ、話が全く見えないぞ」

天龍「ごちゃごちゃ抜かすな!」バキッ

提督「グッ!て、天龍!?」

天龍「おら、早くいくぞ」ズルズル

提督「まて、こんな事をしてタダで済むと思ってるのか!?今なら上にも報告しない!一体どうしたんだ!?」

龍田「あら天龍ちゃ~ん、早速そのゴミを捕まえたのね~」

提督「龍田!助けてくれ!天龍の様子がおかし...!」

龍田「天龍ちゃんがおかしい?冗談もほどほどにしないとこの首切り落としますよ?」ピトッ

天龍「まぁ待て龍田。こいつの処分はまだ決まってねぇ。とりあえずは営倉にぶち込んどく」

提督「営倉!?俺が一体何をしたんだ?」

天龍「うるせぇなぁ...」

天龍「次喋ったら殺すぞ?」

提督「ひっ...」コクコク

ーーーーーーーー

すまん出かけてた

営倉

提督「クソッ!皆様子がおかしい!一体どうしたんだ?」

コツッコツッ

提督「(誰か来た...?)」

霞「...」

提督「霞!助けてくれ!」

霞「餌の時間よ、ゴミ」

提督「え...?」

ベチャッ

霞「食べなさいよ」

提督「こ、これは?生ゴミにしか見えないんだが...」

霞「はぁ!?間宮さんが作ってくれた料理をゴミ呼ばわり!?許せないわ!そっち行くから待ってなさい!」ガチャガチャ

提督「うわっ!何するんだ!やめっ!」

霞「ほら、早く食べなさいよ」ガシッ

提督「やめてくれ!こんなもの食べたらお腹壊しちゃうだろ!」バタバタ

霞「暴れんじゃないわよ!」バキッ

提督「グッ!?」

提督「(ダメだ!このままだと殺される!けど、こんなもの食べたら...)」

霞「そんなに嫌なら特別に食べさせてあげるわ」ヒョイッ

霞「はい、魚のワタとキャベツの芯。ちょっと洗剤ついてるけど丁度いいアクセントでしょ?」

提督「流石にやばいって!ほんとに勘弁してくれ!」

霞「はい、あーん!」グイッ

提督「~~~!!!」

霞「吐いたら殺すわよ?飲み込みなさい」

提督「(生臭い!噛んだら絶対に吐くから丸呑みにしないと...!)」ゴクッ

提督「オエエエェェェェ!」ゲホッゲホッ

霞「なんとか吐かなかったわね。じゃあ次よ」ヒョイッ

提督「虫...?」

霞「ゴキブリの羽の成分はエビと一緒らしいから大丈夫よ。朝からエビが食べられるなんて贅沢ね」

提督「霞!いくらなんでもそれは食べ物じゃ...!?ムグッ!!」

霞「よく噛んで食べなさい」

提督「むひらよ(無理だよ)...」

霞「なら噛ませてあげるわ」グッ

霞「ほら?こうすれば嫌でも噛めるでしょ?」グイッ グイッ

提督「(こいつ無理やり顎を...!)~~!!」グッチャグッチャ

霞「飲み込みなさい」

提督「グッ...」ゴクッ

霞「今日の食事はこれで終わりよ」

提督「...」

霞「あんた食後の挨拶もできないの?」

提督「...」

霞「チッ」ドゴッ

提督「うわっ!」ドサッ

霞「ご馳走様でしたは?」

提督「ご馳走...様でした...」

霞「あら、あんなゴミがご馳走だなんてちょっと贅沢させ過ぎたわね。次からは贅沢させないわよ」

提督「...」

霞「フフ、情けないったらありゃしないわ」ガチャッ

霞「それじゃあね」バタン

提督「...」

提督「オエッ!」ビチャビチャ

提督「ハァハァ、寄生虫とか大丈夫だよな...?吐いたし問題はないはずだよな?」

提督「クソッ!なんで俺がこんな目に!」

コツッコツッ
提督「(ヒッ!また誰か来た!)」

天龍「てめーの処分が決まった」

提督「しょ、処分!?待ってくれ!そもそも俺が何したってんだ!」

天龍「黙れ!俺が何したダァ?お前の存在自体が迷惑なんだよ!」

天龍「けどな、ようやく俺たちの役に立てる時が来たぞ?」

提督「え...?」

天龍「てめーの処分は俺らの道具になることだ。何でもしてもらうぜ」ガチャッ

提督「ま、まて!」

天龍「へへへ、俺も結構ストレスが溜まっててな」

天龍「立て!広場に行くぞ」

提督「一体何をする気だ!?」

天龍「さぁ?てめーに何をするかは人によるだろ」

ーーーーーーーー

広場

ザワザワ

天龍「連れてきたぜー」

オー ワイワイ

鹿島「天龍さん、わざわざありがとうございます」

天龍「おう、礼には及ばねぇよ」

提督「鹿島!助けてくれ!どうもみんな様子がおかしいんだ!」

鹿島「...」

提督「鹿島...?」

鹿島「私の名前を呼ばないでください。穢らわしい」

提督「!?」

鹿島「謝ってください」

ソウダー アヤマレー

提督「す、すまなかった」

鹿島「あなたは謝り方も知らないんですか?」

鹿島「謝るっていうのは...!こうやるんですよ!」グイッ

提督「うっ!」ドゲザ

天龍「やるね~鹿島~」

鹿島「提督さん、私だけじゃなく皆にも謝ってください。今まで上官ヅラしてすみませんでしたって」

提督「鹿島、お前はそんな子じゃないだろ?考え直してくれ...」ポロポロ

鹿島「私が本当はどんな子かなんてあなたは知りませんよね?早く謝ってください。次余計なこと言ったら死ぬより辛い目に合わせてから殺します」

提督「...」

提督「今まで...上官ヅラしてすみませんでした...」

ソウダー ナグラセロー

鹿島「次はぁ、私は無能で役立たずのゴミです、って言いましょうか♪」

提督「私は...無能で役立たずのゴミです...」

シッテルゾー イマサラカヨー

鹿島「このゴミの事を、皆さんのお好きなようにしてください」

提督「このゴミの事を...皆さんのお好きなようにしてください...」

鹿島「だそうですよ!皆さん!」

ワーワー イイゾー

鹿島「それじゃあ順番にこのサンドバッグの貸し出しをして行くので、ひとまず↓1から順番に回していきますね!」

①空母から
②戦艦から
③駆逐艦から
④間宮さんから
貸出先は順次増やします

鹿島「まずは間宮さんからで!」

間宮「ありがとうございます!新しい包丁の切れ味を試したくって!」シャキッ

提督「嘘だろ!?間宮さん!待ってくれ!」

間宮「うーん、でも普通に切っても面白くないですよね...」

天龍「文字型に肉切り取っちまえよ!切れ味も試せるし跡も残って面白いだろ!」

間宮「いいですね!でもなんて書きましょう...」

提督「やめてください...お願いします...」ブルブル

霞「クソなんていいんじゃない?書きやすいしこいつの代名詞じゃない!」

天龍「いいなそれ!」

間宮「そうしましょうか!それじゃ早速...」スッ

天龍「暴れねーように抑えといてやるよ」グッ

提督「やめてください!やめてください!」

間宮「それでは...」スーッ

提督「うわぁぁぁぁぁ!!」

霞「煩いわね。黙りなさい」

天龍「口に布詰め込んでやりゃいいんだけどな...服は営倉で脱がせちまったし...」

鹿島「あっ、それって紙でもいけますか?」

天龍「いけんじゃねーか?」

鹿島「それならちょうど手帳があるので...」ビリビリ

鹿島「はいっ、提督、口開けてください」グイッ

提督「ムグッ!?」

間宮「これで少しはマシになるからしら...それじゃ次行くわね」スーッ

提督「~~~!?!?」ビクビク

天龍「おー、静かになった」

霞「最初からこうすればよかったわね」

間宮「それじゃあ次...」スーッ

ーーーーーーーー

間宮「ふぅ...この包丁、すごくよく切れます!」

提督「...」

天龍「こいつ途中で気絶しちまったな」

霞「つまんない男ね。まぁ間宮さんは満足してるみたいだし、次の貸し出ししちゃってもいいかしら?」

間宮「はい!ありがとうございました♪」

鹿島「にしても綺麗な『クソ』ですね...もっと雑にしてもよかったのに」クスクス

霞「間宮さんはプロだから仕方ないわよ!けどあんたには上等すぎるわね!」キズグチバチン

提督「~~!?!?」

天龍「あ、起きた」ケラケラ

鹿島「それじゃあ次は↓1の番ですよ!」

① 空母(何航戦かの指定も)
②戦艦(上同様型の指定を)
③駆逐艦(とりあえず七駆で)

空母は軽空母でも大丈夫です
今日は寝ます...

鹿島「それじゃあ次は七駆の皆さんの番ですよ!」

曙「やっときたわね」ニヤッ

漣「鹿島さん、マイク貸してください!」

鹿島「?どうぞ」

漣「皆さん盛り上がってますかー!」

オー ナンダナンダ?

漣「うちはなんと、皆さんにも楽しんでもらえるようにゲームを用意しました!」

漣「その名も!」

漣「ガ ソ リ ン 徒 競 走 !」

ザワザワ ナンダソレ

提督「ガソリン...?」

漣「はい!あなたには今から50mの徒競争を一人でしてもらいます!」

曙「もしクリアできたら解放するわ」

提督「ほ、ほんとなのか!?」

提督「や、やる!やらせてくれ!」

漣「ありゃりゃ、最初から拒否権なんかないのに。なんかムカつくなー」

漣「まぁいいや、じゃあスタート地点に立ってよ」

提督「わ、分かった」

漣「潮っちー?準備できたー?」

潮「う、うん!ちょっと準備に手間取っちゃって!」

潮「あ、あの、これ着てください」ビチャ

提督「これ...俺があげたコート...」

提督「なんで濡れて...クンクン...これガソリンか!?」

曙「ご名答。あんたにはそのコートを着た上で障害物競走をしてもらうわ。そしてあんたがスタートした時点でその服に火を付けるから」

提督「へ...?」

潮「火だるまになった状態で50m先のゴールまでいけたらクリアです」ニコッ

提督「そ、そんなの無理だ!」

曙「やる前から諦めてどーすんのよ!」

漣「万が一ゴールにたどり着けなかったら、向こうにいる朧っちが消化してくれるから大丈夫!」

ナガイゾー アクシロー

漣「はいはーい!それじゃあ早速やっちまいますかー!」

提督「ま、待ってくれ!まだ心の準備が!」

潮「スタート♪」カチッ

ボワッ

なかなか愉悦パートが来ないな…

提督「!?へ!?火!!!火が!!!」ジタバタ

漣「あのー、早くスタートしないと死にますよ?」

提督「うわぁぁぁぁぁ!!」ダダダ

コケロー シネー

提督「(ゴールが遠すぎる!身体中が痛くて走るのが辛い...!)」ダダダ

シンジマウゾー オッセェナー

提督「あ、あれ?身体が動かなくなって...」バタッ

オイタオレタゾ ツマンネーナ

漣「ありゃりゃ、煙吸いすぎて倒れちゃったか」

漣「朧っち、消化器お願い」

朧「はいよー」プシャァァァ

提督「...」

潮「フフ、黒焦げってこういうこと言うんだ」

曙「あんたのコートもう着られないわね。よかったの?」

潮「うん。あれこの人から渡された奴だし」

曙「うわー、あんたそんなもの受け取って大丈夫だったの?何もされなかった?」

潮「うん。大丈夫だったけど、なんで私こんな物受け取ったんだろう?」

潮「朝起きてクローゼットを開けたらね、私が一番気に入ってるコートの場所にこれがあったの」

漣「あー、朝からクローゼット開けるなり青ざめてたのはそう言うことだったのねー」

曙「あんたがいきなりゴミ箱にコート突っ込むから何事かと思ったわよ」ケラケラ

潮「本当にびっくりしちゃって...ごめんね?」

漣「取り乱す潮っちも新鮮だったからいいのだ!」

潮「やめてよ漣ちゃ~ん!」

ハハハ

提督「...」

朧「消化終わったけどこれどーすんの?」

漣「あ、おけおけ!」

漣「えー皆さん、ガソリン競走、お楽しみ頂けたでしょうか?」

マァナンダカンダ オモシロカッター

漣「鹿島さん、じゃあうちはこれで大丈夫です!」

鹿島「あら、もういいの?」

漣「はい!結構楽しめましたし!」

潮「ゴミの処分もできましたから...」

鹿島「分かったわ。それじゃあ次は↓1の番でーす」

①空母(航戦も)
②戦艦(型も)

>>55 提督が死なない事にはね...

殺されたいけど死にたくないのか、斬新だな

>>59
明石「なるほど...確かにスイッチの記憶が消えても殺されたいという願望は変わらないはず...」

明石「この様子を見るとスイッチの記憶と一緒に被虐願望も消えたようですね...」

ダンロンスレの嫌われスイッチと同じような感情を抱いてるんだ!
わっくわくのドッキドキだよね

>>65 あのssは俺も好き 三航戦の話はたえちゃんが苗木くんにやった事みたいな話になるかも
ーーーーーーーー

鳳翔「はーい♪」

提督「...」

鹿島「気絶しちゃってますけど、起こしましょうか?」

瑞鳳「大丈夫よ!私たちは一回部屋に連れて帰るから!」

鹿島「あらそうですか...こんな薄汚れてるのに大丈夫なんですか?」

鳳翔「えぇ。それじゃあ連れて行くわね」

瑞鳳「鳳翔さん、私足持つからそっちお願いしていい?」ヒョイッ

鳳翔「はーい」ヒョイッ

漣「うわー、よくあんなばっちいの触れるね...」

潮「私もあのコート触ったし手洗っとかなくちゃ...」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

“消化”になってたからてっきり爆弾か何かの爆風で炎(と提督)を吹っ飛ばすのかと思ったぜ…(震え声

>>67 ほんとだ...消火に脳内変換頼む
ーーーーーーーー
三航戦room

提督「う...」パチッ

鳳翔「お目覚めですか?」

提督「ヒッ!こ、殺さないで!」ビクビク

鳳翔「落ち着いてください。そんな事しませんから」

提督「ほ、ほんとか...?」

鳳翔「ほんとです。それより提督、お風呂へ行きましょう。ある程度は拭きましたけど、ガソリンがなかなか落ちなくて」

提督「あ、あぁ...」

提督「(鳳翔はおかしくなってないのか...よかった...)」ホッ

ーーーーーーーー

風呂

提督「イテテ...肌まで火がいかなかったのが救いだな...」

提督「...」ポロポロ

提督「背中の傷、こんなんじゃ一生治らないんだろうなぁ」

提督「死にたいな...」ボソッ

ーーーーーーーー

提督「あがったよ」

瑞鳳「提督ー!今日ご飯食べた?」

提督「瑞鳳じゃないか!お前もおかしくなってないのか...」

瑞鳳「?瑞鳳は瑞鳳だよ?」

提督「よかった...よかった...」

瑞鳳「それよりご飯は食べた?もしかして食べさせてもらえなかったんじゃないかなーと思って作ってきたの!」

瑞鳳「たべりゅ?」

提督「ウッ...うん!」

瑞鳳「へへ、よかった。はいこれ。簡単な料理だけど」

提督「ご飯に味噌汁に卵焼き!十分だよ!頂きます!」ガツガツ

ーーーーーーーー

提督「ごちそうさま!」

鳳翔「フフ、沢山食べましたね」ニコッ

提督「すみません//朝から何も食べれなくて...」

鳳翔「そうでしたか...。それじゃあ腹ごしらえも済んだところで、付いてきていただいてよろしいですか?」

提督「え?あぁ...」

瑞鳳「フフ」ニヤッ

弓道場

提督「弓道場か...久々に来たなぁ」

提督「それで、俺は何をしたらいいんだ?」

瑞鳳「的になって!」

提督「...え?」

鳳翔「的になって下さい」

提督「ま、待ってくれ」

鳳翔「待ちません。別に死ぬわけじゃないんですからそれくらいいいじゃないですか?」

提督「でも...!」

瑞鳳「提督に拒否権とかないから」ガシッ

鳳翔「手錠つけますね」ガチャッ

提督「痛い!もう少し緩めてくれ!」

鳳翔「緩めたら逃げるかもしれないじゃないですか...一番きつくしときますね」ギチチ

提督「うぅぅ...」

瑞鳳「それじゃあ括り付けるから付いて来てね」

ーーーーーーーー

瑞鳳「よし、人型の的の完成!」

鳳翔「人型というか、人ですけどね」フフッ

提督「どうして君たちまでこんな事を...」ポロポロ

鳳翔「どうして?練度向上のために決まってるじゃないですか」

瑞鳳「提督は私達のための道具なんだよ?的として使って何が悪いの?」

提督「君たちは...こんなことをする子じゃない...絶対にだ」

瑞鳳「あっ!もしかしてお風呂入れてご飯あげたから勘違いしちゃった?」

瑞鳳「お風呂に入れたのは神聖な道場に汚い物を持ち込んだらダメだからだよ?」

鳳翔「食事は的として立ち続けるのには体力が必要だから与えただけです」

提督「そんな...」

瑞鳳「鳳翔さん、食事って言うから勘違いさせちゃったんだよ。提督、あれはあなたを延命させるための『餌』なの。分かる?」

瑞鳳「あなたはもう食事なんて人並みのことをできる身分じゃないの」

提督「...」

鳳翔「瑞鳳ちゃん、それじゃあ練習しましょう」

瑞鳳「はーい!」

鳳翔「ん...?あなた、そこで何してるの?」

青葉「あぁ!バレちゃいましたか...」

鳳翔「ここは撮影禁止よ?」

青葉「すみませぇん...実は今朝から司令官の様子をカメラに収めてるんです」

瑞鳳「へぇ~!じゃあガソリン徒競走も!?」

青葉「もちろんです!後でDVDにして販売予定ですよ」フフフ

鳳翔「あら、私も一枚頂こうかしら?」

青葉「ぜひぜひ!あっ、鳳翔さん!もしよろしければ今回だけ撮影許可をお願いできませんか!?もし撮映を許して頂けるならDVDは無料で差し上げますから!」

瑞鳳「ほんと!?鳳翔さん、今日くらいいいでしょ?」

鳳翔「う~ん...まぁ、見られて困ることはないし...特別ですよ?」

青葉「やったー!ありがとうございます!」

瑞鳳「青葉さん、練習中は静かにね」ヒソヒソ

青葉「分かりました!」ヒソヒソ

青葉「鳳翔さんから的まで結構距離ありませんか?」ヒソヒソ

瑞鳳「28mだよ」ボソッ

青葉「へぇ~。あ、矢先は丸いんですね。狙いはどこなんですか?」ヒソヒソ

瑞鳳「実戦の練習だから、狙いは頭部とか心臓、それから局部も。とにかく一撃で殺れる所だよ」ヒソヒソ

青葉「あ、射った」

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ タスケテクレェェェ

瑞鳳「流石は鳳翔さん。左胸にヒットしたね」

青葉「矢先が丸いから当たっても落ちちゃいますね。どうやって成果を確認するんですか?」

瑞鳳「内出血を見れば分かるよ」

青葉「なるほど。当たった場所は色で分かるってことですね」

瑞鳳「そういうこと」

青葉「あ、鳳翔さん、司令官の口になんか詰め込んでる」

瑞鳳「煩いからじゃないかな。気が散るし」

青葉「あはは、よく見たら衝撃でおしっこ漏らしてますよ」

瑞鳳「神聖な道場を穢すなんて...」

青葉「お、二射目...」

パァン

青葉「おデコに当たったのかな?結構エグい音なりましたね...」

瑞鳳「矢先はゴムだからね。肌に触れたからあんな音が出たのかな...」

青葉「うわー、額が割れて血が出てる」パシャッ

瑞鳳「録画もしてるのに写真まで撮るの?」

青葉「はい!映像は皆さんに販売する分で、写真は私だけのコレクションです!」

瑞鳳「ふぅん...結構撮ったの?」

青葉「そうですねぇ...司令官がゴミ食べさせられてる所とか間宮さんに切られてる所とかは面白すぎて何枚も撮りましたよ」

瑞鳳「それ私も見たい!後で見せて!」

青葉「も~特別ですよ?」

鳳翔「シッ」

青葉 瑞鳳「!」ビクッ

瑞鳳「青葉さんのせいですよ!」ヒソヒソ

青葉「すみません!けど瑞鳳さんもノリノリだったじゃないですか!」ヒソヒソ

青葉「あ、三射目」

ドンッ

瑞鳳「鎖骨のあたりかな...折れたねあれは」

青葉「司令官白目向いてますよ」ケラケラ

鳳翔「ふぅ、瑞鳳、代わる?」

瑞鳳「もういいんですか?」

鳳翔「賑やかな声と面白そうな話が聞こえてくるせいで集中できなくって」ニコニコ

青葉「す、すみません...」

瑞鳳「それじゃ射ってくるね!」

今日はこのくらいで寝ます
この艦娘にこんなことされたいとかってリクエスト書いてくれてもいいんだよ?
面白かったら使わせてもらうかも

乙ー
提督の願望も歪んでいるが敵意を抱いたからといって明確な理由なく拷問する艦娘さんサイドもそうとう歪んでるのではないだろうか

>>86

明石「敵意というより殺意といった方が良かったかもしれませんね」

明石「そうなるとすぐに提督を殺さないあたり、スイッチで感情を支配しきれていないんでしょうか...」

ーーーーーーーー

青葉「瑞鳳さんが弓道してるの、初めて見ます...」

鳳翔「瑞鳳ちゃんは軽空母の中でも一二を争う実力ですよ。とても上手なんです」

青葉「へぇ~。あ、射った」

鳳翔「少しズレましたね」

青葉「どこを狙ってたんでしょうか?」

鳳翔「急所じゃないでしょうか」

青葉「ひえー!結構エグいとこ狙いますね!」

鳳翔「確実にやりに行くのが瑞鳳ちゃんですから...」

青葉「あれ?また外しましたね」

鳳翔「おかしいですね...」

ーーーーーーーー

瑞鳳「(どうしてだろう...狙いが定まらない...)」

瑞鳳「(いくら当てようとしても手が震えて...)」シュパッ

瑞鳳「(また外した!?ありえない!!)」ムカッ

瑞鳳「次こそは...!」グググ

瑞鳳「ッ!」シュパッ

瑞鳳「~~~!!!」

ーーーーーーーー

後ちょっとで新年かぁ
皆さん良いお年を
ーーーーーーーー
青葉「全て外しちゃいましたね...」

鳳翔「様子がおかしいです。どうしたのかしら」

鳳翔「瑞鳳ちゃん、どうかしたの?」

瑞鳳「おかしいんです...いくら狙っても当たらなくて...手が震えるんです...」

鳳翔「...瑞鳳ちゃんもだったのね」

瑞鳳「『も』って、鳳翔さんもだったんですか?」

鳳翔「実はね...」

青葉「どういうことですか?」

鳳翔「なんていうか、上手く言えないんですけど...」

瑞鳳「ここだ!って思って弦を離したら、その瞬間に手がズレるっていうか...」

鳳翔「とにかく狙いが定まらないんです...」

青葉「不思議なこともあるんですね...」

瑞鳳「なんだか興醒めしちゃったし返そっか!」

鳳翔「そうね。集中できない的なんていらないし...」

青葉「それじゃあ私が返しておきますね!」

鳳翔「あら、いいんですか?」

青葉「はい!丁度司令官に取材したいことがあったので!」

瑞鳳「じゃあよろしくね!」

青葉「はーい」

ーーーーーーーー

青葉「手錠外しますよー」カチャカチャ

提督「ムグゥ!」

青葉「あぁ、口のも外しますよ。はいっ」

提督「プハッ!青葉!折れてる!骨折れてるから治療を!」

青葉「別に骨くらい折れてたって死にませんから!はい行きますよ!」グイッ

青葉「あっ」ティン

提督「ど、どうしたんだ」ビクビク

青葉「もし青葉の取材を受けてくれるなら応急処置くらいはしてあげてもいいですよ?」

提督「取材...?分かった...痛くてたまらないんだ...早く頼む...」

青葉「よーし!じゃあ営倉へ行きましょうか!」

提督「な!?なんで営倉に行くんだ!」

青葉「え?司令官の部屋は営倉に代わったんですよ?今は貸し出し中だから外に出れてますけど、普段は営倉に住んでもらう手はずです」

提督「そ、そんな...」

ーーーーーーーー

営倉

霞「あら、もうここへ戻すの?」

青葉「あっ!霞ちゃん。門番やってるんですか?」

霞「えぇ。そのゴミが逃げ出さないように見張ることになってね。手間かけさせんじゃないわよ」キッ

提督「ッ!」ビクッ

青葉「それじゃ今から取材をするので開けて頂いていいですか?」

霞「はいはい」カチャカチャ

ギーッ

青葉「ありがとうございます!」

ガチャン

ーーーーーーーー

あけおめー

ーーーーーーーー
提督「あ、青葉!早速治療を頼む!」

青葉「それは取材が終わってからですよ?」

提督「え!?」

青葉「嫌なら帰りますけど...」

提督「い、嫌じゃない!大丈夫だ!」

青葉「ですよね」ニコッ

青葉「それじゃカメラ回していきますね」

提督「あ、あぁ」

青葉「3...2...1...」ヒョイッ

プラカード「配属地と階級をどうぞ」

提督「ト、トラック泊地勤務で、階級は少将です」

プラカード「家族構成は?」

提督「家族...家族はいません」

プラカード「どうして?」

提督「言いたくありません...」

青葉「は?」

提督「!?」ビクッ

プラカード「治療しないでいいんですね」

提督「わ、分かった!言うから...」

提督「俺の家族は...深海棲艦と戦う艦娘の誤射で死にました...」

青葉「ほう...」

プラカード「誤射とは?」

提督「誤射をした艦娘はまだ練度の低い新米だったらしくて...初の実戦にパニックを起こして単装砲を乱射したと聞いています...」

提督「その乱射された弾の一発が、海岸沿いで暮らしていた実家へ直撃して...」

プラカード「何故あなただけ生き残ったんですか?」

提督「その日はたまたま出かけていたからです...帰ったら警察や消防が家を取り囲んでいて...」

プラカード「恋人は?」

提督「恋人は...↓1です...いや、『でした』かな...」

今までに話に出てきた艦娘でオナシャス

提督「恋人は...榛名です...いや、『でした』かな...」

プラカード「でした?」

提督「そりゃそうだろ!皆いきなり様子がおかしくなって、何度も殺されかけて...!榛名だってきっと...」

プラカード「実は今榛名さんがここにいます!」

提督「えっ!?」

榛名「こんにちは♪」

提督「は、榛名ぁ!」

榛名「あ、触らないでください」

提督「え...?」

榛名「今日はお話があってきただけですから♪」

榛名「まずこの指輪」スッ

榛名「青葉さん、これゴミ箱に捨てといてください」ニコッ

提督「う、嘘だろ...」

榛名「次に提督の左手人差し指から指輪を外して...」スッ

提督「え?」

ボキッ

提督「~~~!!!」

榛名「指が一本折れたくらいで大げさなんですよ!」ドカッ

提督「ぐぁぁぁぁ!!だ、誰か!助け!」ジタバタ

榛名「このっ!」ドカッ

榛名「イライラするから提督を蹴ればけるほどッ!」ゲシッ

榛名「もっとイライラします!」バキッ

青葉「榛名さん!ストップストップ!それ以上やったら死んじゃいますよ!」

榛名「こんな粗大ゴミみたいな男、死んでも問題ありません」フンッ

榛名「それじゃあ私は部屋に戻りますね♪」

青葉「あ、撮影のご協力ありがとうございました!」

榛名「礼には及びません♪」

提督「あ、青葉ぁ...」フルフル

青葉「あ、治療するって言ったの嘘ですから。それじゃ」

提督「そんな!待ってくれ!せめて鎮痛剤だけでも渡してくれないか!青葉!青葉!」

ーーーーーーーー



提督「うぅ...痛すぎて眠れない...腹も減った...食事も瑞鳳の料理を食べたきりだし...」

霞「さっきからブツブツブツブツ煩いわね!」

提督「少なくとも2箇所も骨折してるんだから当たり前だろ!」

霞「はぁ?あんた何やその態度」

提督「(しまった!)」

提督「す、すまない。もう喋らないから許してくれ...」

霞「いいわ、そんなに痛いなら私が直してあげるから待ってなさい」

ーーーーーーーー

霞「戻ったわよ」

提督「そ、それは?」ガクガク

霞「冷水と焼きごて。それに包丁よ。今日間宮さんが使ってたのを借りたの」

提督「へ?何をするつもりだ!?霞!やめてくれ!」

霞「あんたが痛い痛いって喚くから治してやんなよ!ほら指出しなさい!」グイッ

提督「やめてくれ!助けて!誰か助けてくれ!」バタバタ

霞「暴れんじゃないわよ!」バキッ

霞「暴れて刃がズレたらもっと痛いわよ?」

提督「...」

霞「よし。じゃあその水に指を漬けなさい」

提督「分かった...」

10分後

提督「痛みが引いてきた...感覚がなくなったのかな...」

霞「あらそう。じゃあやるわよ」

提督「も、もう痛みは引いたから大丈夫だ!やめてくれ!」

霞「どうせまた痛くなるわよ。そこに指置きなさい」

提督「ほんとにやるのか...?」

霞「当たり前じゃない」

霞「行くわよ。右手でしっかり押さえときなさい」

ザクッ ゴリッ

提督「はぁっ!?ぐっ...意外と痛くは...」クタッ

ジュゥゥゥゥ

提督「アアァァァァァァァ!!!!!!」

霞「うっさいわね!」

提督「なっ何をぉ!?あっあづい!あづいぃ!」

霞「止血には血管を焼くのが一番手っ取り早いのよ」

提督「血、血は止まった...」ハァハァ

霞「もう大丈夫でしょ。次騒いだら殺すから」

ガチャン

提督「(火傷の痛みが酷すぎて寝れないのは変わらないが...あのままじゃ治らない骨折の痛みに比べたらマシなんだろうな...ハハハ...)」ポロポロ

ーーーーーーーー

バキッ

提督「ッ!?」

天龍「起きろ、朝だ」

提督「いきなり蹴り起こさなくても...」

天龍「へへ、水のがお好みだったか?」

提督「...」

天龍「まぁいいや。今日だけだよ、まだまだてめーの事を借りたいってやつがゴロゴロいんだ。まず↓1のとこ行ってこい」

①戦艦(型も)
②天龍
③間宮

今回から新ルールを追加します。
①提督は同じ艦娘に3度貸し出されると、3度目は殺されます。
②次回安価からは自由に艦娘を選択できますが、対象はこの話に出てきた子のみでお願いします(1自身がとりあえず早く提督に死んでほしいので1度目はサクッといきたい感isある)。
③艦娘と一緒に拷問(提督遊び)あるいは殺害方法も安価可能にします。

天龍「間宮さんのとこ行ってこい」

提督「ま、間宮さん!?」

天龍「へへ、昨日のことがあるから相当びびってんな」ケラケラ

天龍「ま、お前に拒否権なんかねーからさっさと行け。遅れたりしたら大変だぞー?」ガチャッ

提督「わ、分かった...」

ーーーーーーーー

寝ます。また明日ノシ

>>98 寝る前にふと「俺ちゃんと薬指って書いたっけ?」って嫌な予感がしてみたらやっぱり間違ってた(´・_・`)
人差し指じゃなくて薬指です...

ぶっちゃけ艦娘の絶望が見たいんであって提督いじめはどうでもいいんだよな
早く進めてほしい

>>114 わかる
ーーーーーーーー

間宮「やっと来た...」ハァ

提督「お、遅れてすまない!」

間宮「朝食の準備があるので奥の部屋で待っててください」スタスタ

提督「分かった...」

提督「...」チョコン

提督「(今度は何をされるんだろうか...いっそ包丁を奪って潔く自決するか?)」

提督「(いや、彼女達がおかしくなったのは一時的なものかもしれない。まだ早まっちゃダメだ)」

パタパタ

提督「(来たか...)」

間宮「それじゃ洗い場に来てください」

提督「あぁ...」

ーーーーーーーー

間宮「これ、提督の血ですよね?今朝起きたらベトベトの包丁がここに置かれてて...」

提督「(これ、昨日霞が使った...!)」ブルッ

間宮「お気に入りの包丁だったのに。錆びて使い物にならなくなったらどうするんですか?」

提督「ど、どうするって...洗うから許してくれないか...」

間宮「洗うのは当然です。早く洗ってください」

提督「分かった...」

ジャーッ

提督「(クッ!血の匂いを嗅ぐと昨日の夜を思い出す...)」プルプル

間宮「...」ジーッ

キュッ

提督「綺麗になったよ...錆びも付いてない」

間宮「切れ味は変わってないかしら...」スッ

提督「ヒッ!」ビクッ

ストン

間宮「うん、こんなに大きいかぼちゃでもスッと切れちゃいますね!」

提督「(よかった...)」ホッ

間宮「でも」

提督「!?」ビクッ

間宮「お肉がちゃんと切れるかは分かりませんし...」

間宮「かといって手頃なお肉が周りにありませんし...」

提督「やめてくれ」

間宮「あっ」ポン

提督「やめてくれ...」

間宮「丁度いいのがここにありましたね」ニコッ

提督「やめてくれぇぇぇ!!」

ガシッ

提督「へ!?」ジタバタ

間宮「あら伊良子ちゃん、ありがとう♪」

伊良子「抜け駆けはダメですよ!私も混ぜてください!」

間宮「フフ、ごめんなさい」

間宮「それじゃあ...どこを切られたいですか?」

提督「お願いします!それだけは勘弁してください!」

間宮「ここなんてどうかしら」スッ

提督「何でもします!だからどうか...どうか...」

伊良子「ん?」

間宮「今何でもするっていいましたよね?」

提督「い、痛い事じゃなければ何でもします!」ビクビク

伊良子「ふーん...じゃあ私の料理の試作品食べてくれませんか?」

提督「(料理...瑞鳳の時みたいに意外とまともな飯が出る可能性もある...昨日1食食べたきりだし、ここは賭けるしか...)」

提督「分かった」

伊良子「それじゃあ持ってくるので奥の部屋で待っててください」ニヤッ

ーーーーーーーー
提督「(一体どんなものを食わされるんだろう...)」

伊良子「はい、お待たせしました」コトッ

提督「これは、きのこ料理...?」ホッ

伊良子「はい。ご飯とお味噌汁も付けてますから。どうぞ召し上がってください」

提督「美味そうだ...頂きます」

伊良子「食堂の新メニューに加えるかどうか間宮さんと協議中なんです」

提督「(皆にも出すつもりのメニューなら安心だな...)」

伊良子「ただ、それこの島に生えてたキノコで毒があるかもしれないんですよね」

提督「!?」

間宮「何しろ図鑑にも載っていない新種のようで...」

伊良子「何か体に異常はありませんか?」

提督「~~!!」

間宮「もしかして喋れなくなってます?」

提督「カヒュッ...喉が...」ゼーゼー

提督「苦し...」パタッ

伊良子「ありゃりゃ、一応医務室に連れて行きましょうか」

ーーーーーーーー

医務室

間宮「明石ちゃん、どう?」

明石「一応胃の洗浄は終わらせました。麻痺の症状は続いているようですが、命に別状はないかと」

伊良子「よかった~!まだまだ食べて欲しい材料がありますから!」

明石「あはは...」

間宮「それじゃあ明石ちゃん、それの目が覚めたら次の予約を確認して行くように伝えてもらえる?」

明石「分かりました」

ーーーーーーーー

明石「(提督...どうして私、提督を止めなかったんだろ...)」

明石「(私はずっと提督のことが大好きで、少しでも距離を縮められたらと思ってとにかく話を合わせた)」

明石「(そしたら提督の歪んだ願望を目の当たりにすることになって...それでも提督のそばに居たいから、遂に提督の夢を叶える手助けをしてしまった...)」

明石「(提督、これがあなたの望んだ状況なんですか...?私には分かりません...たった2日で全身打撲に火傷、骨折に指の欠損...毒による麻痺まで...)」

明石「このままじゃほんとに死んじゃいますよ...」ボソッ

提督「ぅ...」

明石「提督!?」

明石「提督!起きてください!」

提督「あ...かし...?」

明石「はい、明石です!」

提督「ごめん...なんだか意識がボーッとしてよくわからないんだ...」

明石「きっと毒のせいです...」

提督「次のとこ...行かなくちゃ...殺されちゃう...」フラッ

明石「...次は↓1さんのところです...」

①戦艦(型も)
②空母(航戦も)
③間宮
④七駆

それと提督の死を望む声が多いので、以下のルールを付け加えます

①の場合コンマ50以上で提督死亡
②コンマ60以上
③提督死亡確定激アツゾーン
④コンマ80以上で死亡

明石「七駆の皆さんのところです...」

提督「七駆だな。分かった」フラフラ

明石「(提督...)」

ーーーーーーーー
部屋の前

提督「...」

曙「そんなとこでなに突っ立ってんのよ」

提督「曙か...なんて声かけて入ったらいいのかわからなくて...」

曙「フン、ほんと無能ね」ガチャッ

曙「入りなさい」スッ

提督「お邪魔します...」

漣「おー、やっと来たー」

潮「...」

曙「今日呼んだ理由だけど、あんた潮の事いやらしい目で見てたでしょ?」

提督「え?」

朧「潮は大人しい子だからずっと言えなかったけど、この前勇気を出して相談してくれたの」

漣「そーゆーわけで、お仕置きの時間でーす!」

朧「提督のそういうところ、嫌いなので」ガシッ

提督「フフ」

曙「は?なに笑ってんのよ」

提督「アハハ!もうどうでもいいよ!どうにでもしてくれ!」

潮「ッ!」バキッ

提督「ぐっ...」

潮「今、あなたのことが憎くてたまらないのに、どうして一昨日までの私はあなたと仲良くしていたのか理解できません」

潮「きっと私のことを洗脳してたんですよね?」

提督「そんな事してないよ...」

潮「じゃあ私のこの感情の変化はなんなんですか!」バキッ

潮「あなたのことを考えるとイライラして!」バキッ

潮「それでいてあなたを傷つけたらもっとイライラする!」バキッ

潮「今も!」バキッ

潮「今もぉぉぉ!」バキッ

曙「潮、ストップ」

漣「完全に飛んじゃってるよ。もう聞こえてない」

潮「うぅ...」ポロポロ

漣「あちゃー、鼻血で床が...」

曙「潮の手も汚れちゃったね。手貸しなさい。拭いてあげる」フキフキ

潮「あ、ありがとう」

朧「これどうする?」

漣「廊下に捨てとけば?」ガチャッ

朧「そうしよっか」ポイッ

ドサッ

ーーーーーーーー

伊良子て誰だ伊良湖だろ

>>127 すまん
ーーーーーーーー
提督「う...」パチッ

明石「お目覚めですか?」

提督「あぁ...」

明石「鼻と頬が骨折してますから、触らないようにしてくださいね...」

提督「まさか治療してくれたのか?」

明石「えぇ...まぁ...」

提督「あ、明石!頼む、助けてくれ!」

提督「大本営へ連絡を入れてくれるだけでもいいんだ!」

明石「それはできません...」

提督「な、なんでだ...?」

明石「それは...」

明石「(あなたが望んだことだからですよ...)」

明石「それより次の場所へ急いでください。次は↓1さんの所です」

①戦艦(型も)コンマ40以上で提督死亡
②空母(航戦も)コンマ50以上
③間宮 激アツ
④七駆 激アツ

ちなみに生存(ハッピーエンドにはならない)がよければ生存で書くので安価と一緒にお願いします

2
出来るなら両方お願いしたい
できないなら安価した

>>130別に大丈夫ですよ
②だから二航戦で書きます(適当)

明石「蒼龍さん達のところです」

提督「蒼龍か...拒否権は...ないんだよな...」

ーーーーーーーー
工廠

提督「明石に言われて工廠へ来たが、あの二人はどこにいるんだろう」スタスタ

蒼龍「あっ!いたいた!」

飛龍「久しぶりだね!提督!」

提督「あ、あぁ」

蒼龍「今日なんだけどね?提督って私達の所有物でしょ?」

飛龍「だから名前書いといた方がいいかなーって思って」

提督「拒否権はないんだろ?どうぞ」スッ

蒼龍「...」ムッ

飛龍「なんかそんなにあっさり承諾されるとなぁ~」

提督「もう散々傷だらけにされたんだ。慣れたよ」

蒼龍「ふーん、慣れたんだ」

提督「え?ま、まぁ...」

蒼龍「じゃあ多少の事じゃ動じないよねっ...!」ガシッ

蒼龍「飛龍!予定変更!」

飛龍「ガッテン!」

飛龍「さーて、なにしちゃおっかなぁ~」ワキワキ

飛龍「やるならまだ何もされてない所がいいよねぇ...」

蒼龍「割と満遍なくされてる感はあるよねぇ。足折っちゃうと移動させるの大変になるし...」

提督「お、俺が悪かった!もう二度と生意気な態度はとらないから!」

提督「そ、そうだ!爪剥がしなんてどうだ!?まだされてないぞ!?」

飛龍「指切られてる人にそんなことやってもなぁ...」

飛龍「あ」

蒼龍「どうしたの?」

飛龍「ここは盲点だったかも...」

提督「お、俺の顔になんか付いてるのか?」

飛龍「顔っていうかさ」

飛龍「目」

提督「めめめ目!?」

蒼龍「言われてみれば誰も潰してなかったね!」

飛龍「でも普通に潰すんじゃ面白くないよねぇ...」

提督「」ガタガタ

飛龍「うーん、↓1なんてどうだろう」

ーーーーーーーー
潰さずに失明させるだけでもokです。
目は片目両目も安価可
普通に潰すでももちろんOK

飛龍「そうだ!くり抜いて保存しとこう!」

蒼龍「いいねぇ!そのあとどっかに飾っちゃう!?」

飛龍「↓1なんてどうかな!」

飛龍「じゃーん!」

提督「あ...」

飛龍「へへ、覚えてる?これ、蒼龍がまだ着任してなかった頃、一人じゃ寂しいだろって提督がくれたやつ!」

提督「はは、懐かしいな...去年のクリスマスだっけ...」ポロポロ

蒼龍「飛龍~早くしてよ~!手が疲れちゃうからぁ!」

飛龍「あぁごめんごめん!それじゃあいくよ?」

提督「ッ!」グッ

飛龍「こらこら!目瞑ったらダメだって!これじゃあ取れないから!」グググ

飛龍「なーんてね。こういうこともあろうかとスプーンを持ってきてたのだ!」スッ

蒼龍「さっすが飛龍!準備がいいね!」

飛龍「へへへ、それじゃ今度こそ」グリッ

提督「うわぁぁぁぁぁ!!」

飛龍「まだスプーン入れただけだから!そんな怖がらないで!それ!」

グリッ

提督「い゙だい゙!い゙だい゙!だずげでぐれ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙!」

飛龍「そぉれ!」グリュッ

提督「あぁぁ!?!?見えない!!!右目が見えない!!!」

蒼龍「右目抜かれたんだから当たり前じゃん」ケラケラ

提督「~~~!?」バタッ

飛龍「まーた気絶した。まぁいいや!」

蒼龍「このトナカイの鼻に付けるんだっけ?」

飛龍「うん」ブチッ

飛龍「ここに縫い付けてと...」

蒼龍「アハハ!やめてよ飛龍!似合ってなさすぎだから!」ゲラゲラ

飛龍「どうせだから食堂に飾っちゃうね!」

蒼龍「いいねそれ!絶対皆笑っちゃうよ」ケラケラ

明石「あのー」

飛龍「あ、明石さん。どうしたの?」

明石「もう提督回収しちゃってもいいですか?次の予約もあるので...」

蒼龍「うん!すっごく楽しかったよ!ありがとね!」

明石「いえいえ...」ドンビキ

ーーーーーーーー

医務室

明石「(流石に目をくり抜かれた時の処置なんてわからないよぉ...)」

明石「(これを使うしかないのかな...)」スッ

ーーーーーーーー

1的にもそろそろ死んで欲しいのでここを分岐点にします。ifルートの再スタートもここからです。

>>150までの安価で死を望むか生存を望むか教えてください。多数決で多かった方によってこの後の明石の対応が変わります。
それではよろしくお願いします。

タヒぬ

明石「(いや、これを使うのは最後の手段...提督はまだ死ぬって決まったわけじゃないもの...)」スッ

提督「ッ!?」

明石「て、提督!大丈夫ですか!?」

提督「大丈夫なわけないだろう...痛みがひどいと気絶してても意識が戻るんだな...」

明石「す、すみません...」

提督「謝るくらいなら治療をして欲しいんだけどな...」

明石「流石にそんな傷の治療は分からなくて...」

提督「まぁいいさ。この調子だともうすぐにでも殺されそうだ。今更治療した所で...」

明石「そ、そんなことありません!提督はまだ死ぬって決まったわけじゃ...!」

提督「もういいんだ...それより明石、次は誰なんだ?」

明石「次は...↓1です...」

①戦艦(略)
②空母(ry)
③間宮()
④七駆(
もう天井到達したからどれ選んでも殺害ラッシュ確定だゾ

折角の初死にだし型も頼む(長門型とか扶桑型とか)
↓1

明石「金剛姉妹です...」

提督「榛名も一緒なのかな...分かった...」フラフラ

明石「ッ!」ポロポロ

明石「(提督、すみません。例え命令に背いたとしても、やっぱりあなたを死なせたくありません...!)」

明石「(今ならまだ間に合う...)」ガチャッ

明石「もしもし、大本営でしょうか。実は...」

ーーーーーーーー

参考までに、皆どんな死に方を考えてるのかなと思ったり

あ、ちゃんと死ぬので安心してくださいね
ーーーーーーーー

金剛「やっと来マシタカ」

榛名「本当にあなたはノロマですね」ジトッ

比叡「ひえー、その目どうしたんですか!」

霧島「まぁまぁ、折角のティータイムなんですから今はいいじゃないですか」

霧島「あっ、提督もどうぞ」

提督「いや、俺は...」

金剛「霧島の誘いを断るんデスカ?」

提督「そ、そんなことは...じゃあスコーンを一つ...」

ザシュッ

提督「え...!?」

榛名「誰もスコーンを食べていいなんて言ってませんよね?」

比叡「あーあ、フォークをそんなことに使ったらダメでしょ!」

榛名「ご、ごめんなさいお姉様!つい...」

金剛「もー、提督の手を突き刺すなんて乱暴デスヨ?」

霧島「テーブル下まで貫通してますし...」

提督「ぬ、抜いてくれ!頼む!」ガタガタ

金剛「うーん。抜いたら血が止まらなくなりマスヨ?」

比叡「落ち着いて紅茶でも飲みましょうよ。はいこれ」コトッ

提督「そんな...」

霧島「折角ですから飲んでください」

提督「うぅ...頂きます...」

比叡「アハハ!右手が塞がってる上に左手も指が欠けてるから不格好ですね!」

金剛「絵面が間抜けデス!」ケラケラ

霧島「榛名お姉様がこんな男と結婚してたなんて...」ニヤニヤ

ガタン

比叡「き、霧島!」

金剛「それはタブーデス!」シーッ

榛名「...」スタスタ

提督殺害時のみ地の文入ります
ーーーーーーーー

榛名は勢いよく立ち上がると、提督の右手に刺さったフォークを勢いよく抜き、言った。

「金剛お姉様、この男、少し連れて行きますね」

これまでの温厚な榛名から想像できないほど冷酷な顔をした妹に、金剛は首を縦に振ることしかできなかった。

ーーーーーーーー

突如司令室から流された臨時放送によって、広場には大勢の艦娘が集まっていた。
提督が皆の憩いの場になればと私費で増設した広場は、思いもよらぬ方法で使われようとしていた。

「提督、覚悟はいいですか?」

広場中央、本来であればライブを行ったり、レクリエーションを行うステージに提督はいた。

「なんだあれ?」

「フフ、魔女狩りみたいね~」

艦娘の好奇の視線の先にいたのは、太い丸太に括り付けられた提督だった。提督の足元には沢山の木材が敷き詰められ、ほのかにガソリンの香りが辺りを漂っていた。

「司令官!最後に言い残したいことはありますか!?」

これまでの扱いとは違う。今回行われるのは処刑なんだと気づいた青葉は、カメラを回しながら矢継ぎ早に最後の言葉を求める。

「青葉...」

目に涙を溜めた提督は、最後の言葉をカメラに向かって伝えた。

「もしこの映像を見る人がいたら、伝えて欲しいことがあります...」

「どうかこの映像を元帥殿へ届けてください...」

「元帥殿、見ておられますか?私は今、艦娘に殺されようとしています」

「しかし、これだけは伝えておきたい」

「彼女達は正気じゃない。誰かに操られているんです。一昨日まで仲良く飯を食っていた彼女達が、いきなり豹変するのは何かあるとしか思えない...」

「だからどうか...」

「彼女達を処罰しないでください...」

最後の言葉を言い終えるとほぼ同時に、ガソリンで作られた導火線に火がともされた。

火は10m、5mと提督に近づいてゆき、提督の元まであと数mとなろうとした時...

全てが元に戻った。

提督サイド

提督が元の意識を取り戻した時、素晴らしい光景が目に飛び込んだ。

目の前に集まった沢山の艦娘が大きく目を見開き、悲鳴を上げている。

冷静に水を持ってくるよう指示する者もいるが、中にはこちらの足元に突っ込まんばかりに駆け寄ってくる者もいる。

提督は少しばかり身体を動かして見たところ、全身に激痛が走った。

「(ほう、思ってた通り遠慮なくやってくれたようだな...右目も潰れているのか?左目しか見えないぞ...)」

「あぁ、素晴らしい人生だった...」

提督がそう呟くと、足元に到達した炎が一気に燃え上がり、提督を包み込んだ。途端に呼吸が苦しくなり、咳が止まらなくなる。

木材が燃え、弾ける音をかき消すような艦娘の悲鳴を聴きながら、提督は安らかな眠りについた。

艦娘サイド 供述調書より抜粋

何故あんなことをしたのかは、今でも分かりません。
長い夢を見ていたようで、突然目が覚めたら、私たちの目の前には木に括り付けられた、ガソリン塗れの提督がいました。

その瞬間には、これまでの記憶が一気になだれ込んでくるような感覚があって、気絶しそうになりました。けど、目の前に今にも殺されそうな婚約者を見たら、とにかく助けなきゃって思って...

その後のことは...よく覚えていません...突然憲兵隊が広場に突入してきて、全員が拘束された事だけは覚えています...

ーーーーーーーー

平成XX年X月X日 備考

トラック泊地提督殺害事件において、提督が死の直前に笑っていたという証言有り。
しかしこれは艦娘の精神異常による妄想であると判断す。

次のサイド書き終わったらちゃんと細かいのも書く

憲兵サイド

トラック泊地調査チームメンバーに対する聞き取り調査報告書より抜粋

この報告書は、トラック泊地提督殺害事件の調査を行なった憲兵全員にPTSDの症状が確認された事を踏まえ、原因を究明、特定するものである。

憲兵Aの証言

私たちの目的は、トラック泊地所属の工作艦、明石より寄せられた情報を調査する事でした。
我々は丁度付近の島に輸送機で向かっており、大本営より緊急性が高いとの旨を受け、すぐに調査へ向かいました。

憲兵Bの証言

上空からトラック泊地を見た時、既に違和感がありました。
異常事態にあるはずの鎮守府で、何事もないかのように広場に多くの人が集まっている。それ自体が我々には異常事態に思えました。

憲兵Cの証言

トラック泊地へ着陸した我々は、すぐに広場へ急行しました。そこには沢山の艦娘がいて...

備考:これ以上の聞き取りは得られず。

憲兵D

現場へ到着した我々は、提督を探しました。丁度目の前にいた「潮」という艦娘に居場所を聞いたところ、広場中央にいるとのことでしたので、人混みをかき分け、すぐに向かいました。

憲兵長

はい。私が全ての艦娘の拘束を命じました。
広場中央へ着いた我々が目にしたのは、燃え盛る木と...ヒトでした...。
先程まで笑顔で盛り上がっていた艦娘共が突然叫び始め、取り乱すものですから、ただ事ではないと思い、奴らに銃口を突きつけて投降を呼びかけました。

最終報告

憲兵隊のPTSDの原因には、殺害現場を目視したこと、艦娘の悲鳴による聴覚の記憶、及び提督の遺体確認による精神的負担が考えられる。

以上

マジで申し訳ないが今日はここまでで寝る。
次からは導火線に火をつけたあたりの場面を地の文抜きで書いていきます。

実は寝れなくてシコシコ書いてたりする
ーーーーーーーー
「だからどうか...」 ??「彼女達を処罰しないでください...」

榛名「点火!」シュッ

オー スゲー

曙「ようやくあのゴミの顔を見ずに済むのね...」

潮「よかった...よかったよぉ...」ポロポロ

漣「もー、潮っちったら泣かないのー」ギュッ

鹿島「ふふふ、素敵なキャンプファイアですね」ニコニコ

霞「どこが素敵なのよ。あいつの灰でも吸い込んだら最悪よ」

瑞鳳「あーあ、もう燃やしちゃうならもう少し的として使ってもよかったなぁ」

天城「えーっ!瑞鳳さんアレを的にしてたんですか!?」

鳳翔「...」

瑞鳳「鳳翔さん、どうしたの?」

鳳翔「いえ、なんだかすごく嫌な感じがするんです...」

天龍「なーにシケた面してんだよ!せっかくいいツマミがあるんだから飲もうぜ!」

龍田「うふふ、天龍ちゃんったら嬉しそうねぇ」

曙「後ちょっとであのゴミに火がつくわ!」ワクワク

漣「wktk」

憲兵「あの、失礼」

潮「あっ、はい!憲兵さん!?」

憲兵「皆楽しそうにしているところ悪いんだが、提督殿はどこにおられるかな?」

潮「それならあのステージの上に...」

憲兵「ステージ...?」

憲兵長「ま、マズイ!すぐに向かうぞ!」

ーーーーーーーー

金剛「後10秒くらいで火が届きそうデス!」

比叡「きゅーう!」

霧島「はーち!」

榛名「なな...!って」

榛名「え?」

ーーーーーーーー

曙「う、嘘!何!?何がどうなってるの!?」

潮「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!提督!!」

漣「そ、そんなことより水を!!」

朧「すぐ持ってくる!」

潮「オエッ!」ビチャビチャ

曙「嘘よ...私があんなことするはずがないわ...」

漣「ぼのたん気を確かに持って!今はご主人様を助けることが先なの!!」

曙「ブツブツ...」

漣「あぁもう!!!」

ーーーーーーーー

瑞鳳「え...?わ、私...何を...?え...?」

鳳翔「て、提督!!!」ダッ

天城「鳳翔さん、ダメです!」ガシッ

鳳翔「離して!離してください!!」ジタバタ

天城「今行ったら鳳翔さんも死んじゃいますからぁ!!!」

天城「瑞鳳ちゃんも抑えるの手伝ってください!!!」

瑞鳳「ワタシガテイトクニアンナコトスルハズナイ コレハユメ ユメダヨ ハハハ」

天城「(提督...助けて...)」

ーーーーーーーー

天龍「提督!」ダッ

龍田「ダメよ天龍ちゃん!!!」ガシッ

天龍「離せ龍田!!!提督が死んじまう!!!」

龍田「水もないのに飛び込んだら死んじゃうよ!!!」

天龍「俺はどうなっても構わない!!だから提督を!!」

トスッ

天龍「ッ!?」クラッ

龍田「ごめんね天龍ちゃん...提督も失って天龍ちゃんも居なくなるのは嫌なの...」

ーーーーーーーー

鹿島「」ポカーン

霞「み、みんな!ボサッとしてないで水を!!!」

霞「ダメだわ!皆混乱して言葉が通じない!!」

鹿島「へへ」チャキッ

霞「!?あんた何しようとしてるの!?」

鹿島「見てわからないんですか?死にます」

霞「バカじゃないの!?貸しなさい!!!」グイッ

鹿島「離しなさい!」

霞「提督はまだ死んでないわ!!まだ助かるわよ!!!」」

霞「今はこんなことしてる時間も惜しいの!!!早く水持ってきなさい!!!」キッ

鹿島「わ、分かりました」タタタッ

ーーーーーーーー

青葉「...え?」

青葉「(私は今まで何をして居たんでしょう?)」

青葉「(司令官が暴行される様子をずっとカメラに収めて...今日は処刑の日で...)」

青葉「(最後の言葉を収めて...あれ...?)」フラッ

ドサッ

ーーーーーーーー

憲兵「ダメだ!もう燃え移ってる!!!」

憲兵長「消火弾を投げろ!!!」

憲兵B「は、はい!」

ボンッ プシュゥゥゥゥ

憲兵長「炎は弱まった!!水だ!水をかけろ!!!」

憲兵C「持ってきました!!」

憲兵長「早くかけろ!!!」

バシャッ バシャッ...

シュゥゥゥゥ

憲兵「酷い匂いだ...」

憲兵B「安否確認を...」

憲兵長「まて、もう間に合わん。それよりこいつらを拘束しろ!何をしでかすか分からん!」

憲兵「は、はい!」

ーーーーーーーー

榛名「て、提督!!!」ダッ

憲兵長「止まれ!!!」チャキッ

榛名「!?」

比叡「なんですかあなた達!」

憲兵「憲兵だ。貴様らを提督殺害の容疑で全員拘束する!」

金剛「な!?」

霧島「待ってください!」

憲兵B「黙れ!」バキッ

憲兵B「貴様らよくも提督殿をぉぉぉ!」

憲兵長「やめろ!無抵抗の人間に対する暴力は認めん!」

憲兵B「は、はい」チッ

憲兵長「(もっとも、こいつらを人間だとは思えなくなったがな...)」

ーーーーーーーー

憲兵長「全員輸送機に乗り込め!妙な真似をすればその場で射殺する!」

ゾロゾロ

鳳翔「これから私たち...どうなるんですか...?」

憲兵「内地の留置施設へ移送する。取り調べはそこで行う」

...

ーーーーーーーー
大本営会議

元帥「この度の提督君の殺害事件についてだが...」

大将「...」

大将B「死刑だ...」

元帥「む...」

大将B「死刑がふさわしい!!あの様な猟奇的な犯行...許せるものか...」ポロポロ

中将「大将B殿...」

大将「私も...トラック泊地の艦娘は全て死刑に処することに賛成します...」

元帥「むぅ...」

中将「げ、元帥殿はどのようにお考えで?」

元帥「私は...」

元帥「まず、このビデオを見てくれないかね。これは重巡洋艦青葉が撮影したものだ...」

大将「やめてください!!それならもう見ました!!!」

大将B「まるでスプラッター映画の様で恐ろしいものだった...」

元帥「違うんだ。これは彼の遺言とも取れるメッセージで...」

大将「遺言...?」

元帥「あぁ。どうやら彼は死の直前にカメラにメッセージを残したんだ。それを見てから、彼の処分を決めたい...」

ーーーーーーーー

ここからは安価で指名があった順に留置所での艦娘の様子を書いていきます
ちなみに留置所は4人1部屋なので、例えば「潮」と指名があった場合は七駆全員を書きます。
何人か出てない艦娘がいるけど忘れてるわけじゃないから(震え声)
話に出た全艦娘指名可能です。
下1~

そんな解説いらねーよ!と思うかもしれませんが...
留置所は金属類や紐、ゴムなんかも一切持ち込めないので絶対に自殺なんてできません ニッコリ
6畳1間に十何日も閉じ込められるなんて相当なストレスだろうなぁ...とそんな環境をイメージしながら読んでもらえると助かります

とりあえず七駆→金剛型→間宮、霞、青葉→天龍型→三航戦→二航戦の順で書いていきます。
何号室とかってのは艦娘が収容されてる部屋番で、特に意味はないので気にしないでください。

1号室

漣「あー、死にたいなぁ」

朧「...」

漣「なーんであんなことしちゃったんだろうね」

潮「...」

漣「早くご主人様の所に行きたいな...」

曙「さっきからうるさいわね!!」キッ

漣「何?文句でもあるの?」

曙「大ありよ!!!」

漣「へぇー。私こう見えても今すっごく機嫌悪いんだ。やるなら来なよ」スクッ

曙「上等よ!覚悟しなさい!!」

潮「二人ともやめてよっ!」

朧「潮、ほっとこう」

曙「はぁ?ほっとく?自分だけ冷静アピール?ムカつくんだけど」ガシッ

朧「離してくれる?髪引っ張らないでよ」

潮「やめてって言ってるでしょ!」パンッ

漣「おー、綺麗なビンタ」パチパチ

曙「あんた...やってくれたわね...!」バキッ

潮「いたっ...」ドサッ

朧「あんた潮に何すんのよ!!」タックル

曙「ったいわね!」

ドタドタ

漣「やばっ、騒ぎすぎた」

ガチャガチャ

憲兵「おい貴様ら何してる!!」

憲兵B「全員手を後ろに回せ!部屋替えだ!貴様らは独房へ入ってもらう」

曙「フン、これであんた達の顔を見ずに済むわけね」

漣「二度と漣の前に現れないでね」

曙「なんですって!」

朧「もうやめなよ...」

潮「...」

ーーーーーーーー

2号室

霧島「お姉様、元気出してください...」

金剛「無理もないデス。婚約者を殺したんデスカラ」

比叡「こ、金剛お姉様!」

榛名「いいんです...事実ですから...」

金剛「開き直る気デスカ?」

榛名「言い訳はしません...」

霧島「金剛お姉様、そんな言い方ないと思います!おかしくなったのは私達も同じじゃないですか!」

金剛「ッ!煩いデス!」

比叡「そうですよ...榛名を責める権利なんて誰にもありません...」

金剛「比叡まで榛名の味方をするんデスカ!?」

比叡「み、味方とかそんなことでは...」

榛名「(提督...あなたが居ないだけで、あれだけ仲の良かった金剛姉妹もこの有様です...)」

榛名「(提督...助けてください...)」ポロポロ

3号室

憲兵「食事だぞ」

青葉「ありがとうございます...」

憲兵「はい、お茶。零すなよ」

青葉「はい。間宮さん、霞ちゃん、どうぞ」

憲兵「また空箱とコップは後で回収するからな」

青葉「はい。ありがとうございました」

霞「ふーん、意外と普通の食事なのね」

青葉「でも冷たいですね...」モグモグ

霞「仕方ないわよ。食中毒予防に冷やしてあるんだから」

青葉「お二人とも食べないんですか...?」

霞「...」

「はい、魚のワタとキャベツの芯。ちょっと洗剤ついてるけど丁度いいアクセントでしょ?」

「あら、あんなゴミがご馳走だなんてちょっと贅沢させ過ぎたわね。次からは贅沢させないわよ」

霞「こんな豪華な食事、司令官に申し訳なくて食べられないわ...」

青葉「ま、間宮さんは?」

間宮「正気を取り戻してからね...何も持てないの...」

青葉「それってどういう...」

間宮「例えば...ほら...」カタカタ

ポトッ

間宮「手が震えてお箸も持てなくて...」

間宮「提督を傷つけたこの手で何かを掴むのが怖いの...」ポロポロ

青葉「で、でも食べなきゃ死んじゃいますよ!」

間宮「そうね...料理人としてお食事を残すなんてできませんし...」グチャッ

青葉「(間宮さん、手で...)」

モグモグ

間宮「美味しいですね...」ポロポロ

間宮「私ももっと...提督に美味しいご飯を食べさせてあげたかった...」グスッ

青葉「霞ちゃんも食べないと...」

霞「こんな贅沢なもの食べられないって言ってるでしょ。二人で食べていいわよ」

青葉「そういう訳には...」

霞「もういいの!ほっといて!」

青葉「は、はい...」ビクッ

ーーーーーーーー

4号室

龍田「天龍ちゃん...まだ怒ってるの?」

天龍「...」

龍田「ごめんなさい...」

天龍「謝ったところで提督は帰って来ねえよ」

龍田「...」

天龍「お前があの時止めてなけりゃ、提督は助かったかもしれない」

龍田「でも天龍ちゃんが!」

天龍「バカやろう!俺の命なんかどうだっていいんだ!提督の...提督の命に比べたら俺の命なんか...」ポロポロ

天龍「提督うぅぅぅ!許してくれぇ!俺は...俺はぁぁ...!」ボロボロ

龍田「ごめんなさい...ごめんなさい...」ポロポロ

ーーーーーーーー

5号室

憲兵「瑞鳳、取り調べだ」

瑞鳳「あっ!提督!」

憲兵「開けるからな」ガチャッ

瑞鳳「えへへ、提督ぅ」ギュッ

憲兵「何をする!離せ!」

憲兵B「取り押さえるぞ!」ガシッ

瑞鳳「痛いっ!あなた誰!?私と提督の時間を邪魔しないで!!」グググ

憲兵B「クソッ!なんて力だ!応援を呼んでくれ!」

トスッ

瑞鳳「~!?」クラッ

憲兵「ほ、鳳翔...助かった」

鳳翔「瑞鳳ちゃんがご迷惑をおかけしてすみませんでした」ペコリ

憲兵B「助かったが...同室者への暴力は感心しないな」

憲兵「今回は大ごとにならなかったから不問にするが、次はないぞ。瑞鳳にも伝えておけ」

鳳翔「はい」ペコリ

憲兵B「それじゃ連れてくぞ。足持ってくれ」

憲兵「あぁ」グイッ

鳳翔「(提督、私も瑞鳳ちゃんの様に狂ってしまった方が楽なんだと思います...)」

鳳翔「(けど、私なりのケジメをつけるまで、私はあなたにした事を忘れずに生き続けます...)」

ーーーーーーーー

明石はあんなもん作れるんだったら強制絶望させる装置でも作れるんじゃ?

提督タヒんだら救いが無いままこれ以上広がらないのがなぁ
償うために死ぬことも狂うことも出来ずに生きるしかない日増しの絶望が見たかった

>>217
生存ルートも書くから大丈夫やで(ニッコリ)

6号室

「い゙だい゙!い゙だい゙!だずげでぐれ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙!」

飛龍「!?」ガバッ

蒼龍「飛龍...また起きたの?もう夜中だよ...」

飛龍「寝たら提督のあの声が聞こえるの...」ガタガタ

蒼龍「私も...眠くてたまらないのに、提督の声が耳に焼き付いて...」

飛龍「それに、手にあの感覚が残ってるの...」

飛龍「提督の目をえぐり出すあの感覚が...ウッ!?」ビチャビチャ

蒼龍「飛龍!考えたらダメ!私が掃除しとくから、飛龍は私の布団で寝て?」

飛龍「ごめんね...ありがとう...」

ーーーーーーーー

確かに呼称表みたら霧島は榛名って呼び捨てになってた...すまん
末っ子だから全員にお姉様呼びかと思ってた(白目)

大本営会議

「司令官!最後に言い残したいことはありますか!?」

大将「これは...?」

元帥「彼が殺される直前に撮られたものだ。まぁ静かにみて欲しい」

大将「...」

「元帥殿、見ておられますか?私は今、艦娘に殺されようとしています」

「しかし、これだけは伝えておきたい」

「彼女達は正気じゃない。誰かに操られているんです。一昨日まで仲良く飯を食っていた彼女達が、いきなり豹変するのは何かあるとしか思えない...」

「だからどうか...」

「彼女達を処罰しないでください...」

中将「クッ...」ポロポロ

大将B「あいつめ...最後の最後まで部下の心配なぞ...」ツーッ

元帥「私としても、彼の気持ちを尊重したい」

大将「し、しかし!奴らは実際に反乱行為をしているのですよ!?」

元帥「ここに、彼女達の診断書がある」

中将「これは...」

元帥「そう。度重なる検査の結果、彼女達には何の異常も見られなかった。むしろ、今回の件で精神に異常をきたした子が多かった位だ」

大将B「つまり、提督君の言う通り一時的な何らかの...上手く言葉に言い表せませんが、何かあったと言う事ですか?」

元帥「私はそう考えている」

元帥「私は彼の遺言を尊重して、処罰は無しにしようと思っている...」

中将「さ、流石に上官殺しを処罰しないのは軍紀に関わると思うのですが」

元帥「だから今回はごく少人数で会議を開いたんだ」

大将「と言いますと...?」

元帥「今回の件は表沙汰にはしない。憲兵隊にも連絡済みだ」

元帥「もし外部に漏らすことがあれば...私達は運命共同体だ。その時は全員終わりだと思いなさい...」

ーーーーーーーー

飛行場

憲兵長「全員荷物は持ったな?それじゃあ輸送機に乗り込め」

鳳翔「あ、あの!私達はどうなるんですか!?」

憲兵長「貴様らは全員釈放だ。今からトラック泊地に再び戻ってもらう。新たな提督が着任するまでそこで待機せよとのことだ」

鳳翔「わ、分かりました」

ーーーーーーーー

輸送機

瑞鳳「鳳翔さん、今から提督がいるところに帰るんですか!?」

鳳翔「...そうよ。提督がいるところに帰るの」ニコッ

瑞鳳「わーい!提督、元気かなぁ。そろそろ私の卵焼きが食べたくてウズウズしてるんじゃないかなぁ」ワクワク

鳳翔「ふふふ」ポロポロ

瑞鳳「鳳翔さん!?どうして泣いてるんですか!?」

鳳翔「ううん、何でもないの。瑞鳳ちゃんは幸せそうだなぁって思って」

瑞鳳「はい!私はいっつも幸せです。提督が付いてますから」ギラギラ

鳳翔「それより瑞鳳ちゃん、そろそろ寝ましょう?ここに来てからもう何日も寝てないでしょ?」

瑞鳳「寝たら提督に会えますか?」

鳳翔「えぇ。それにそんな酷いクマがあったら提督が心配しますよ?」

瑞鳳「...分かりました。お休みなさい」

鳳翔「はい、おやすみなさい...」ナデナデ

瑞鳳「...zzz」

鳳翔「(瑞鳳ちゃん、提督が亡くなってから一睡も出来なくなって...それからというもの幻覚を見るようになってしまったけど、これで良くなるかしら...)」

鳳翔「提督...」ボソッ

ここからは最終パートで鎮守府に戻った艦娘達を描きますが、話の順番はまた安価で決めます。今回は個人か姉妹艦込みかも指定してください。
安価時コンマ30以上の艦娘は自殺します。

すまん安価指定は特にない
>>244以下にでた艦娘全部が対象です
続きは夜に書きます

トラック泊地

憲兵長「さぁ到着だ。モタモタせずに早く降りろ!」

ゾロゾロ

憲兵「フン、海軍の連中は甘い。上官殺しの連中を無罪放免なんて...」

憲兵長「いくらなんでもこれだけの人数を処分すれば、この海域は深海棲艦に瞬く間に制圧される。仕方ないさ」

憲兵「運のいい奴らめ...」

憲兵長「さぁ、我々は撤収するぞ」

憲兵「はっ!」

ーーーーーーーー

司令室

霞「せっかく戻って来たのに何の用があって呼び出したのよ?」

鹿島「今後の艦隊運営について、元秘書艦組で話し合わなければと思いまして...」

鳳翔「提督不在で艦隊運営ですか...」

霞「ふふ、あんな優秀な司令官の代わりなんて出来るはずないじゃない...」ポロポロ

鹿島「けど、このままでは士気が持ちません!自殺者だって出かねない状況なのに...」

鳳翔「そう...ですよね。確かにこのままじゃいけません!私達が罪を償うためにも、今は次の提督が着任するまでやれることはやるべきです!」

霞「鳳翔さん...。流石ね。あなたの言う通りだわ」

鹿島「霞さん...」

鳳翔「それで、具体的には何をしていきますか?」

鹿島「流石に新海域の解放は無謀ですから、最小限の警戒にとどめ、手の空いている人間は鎮守府の清掃に取り掛かりましょう」

霞「分かったわ。私は艦隊を編成するわ」

鹿島「私は清掃スケジュールとシフトを作ってきます!」

鳳翔「私は...瑞鳳ちゃんが心配なので様子を見てきてもいいでしょうか...」

霞「あぁ...そうね。鳳翔さんは瑞鳳さんのそばに居てあげて」

鹿島「私もそれがいいと思います」

鳳翔「二人とも...ありがとう...」

自殺組も人によってはすぐには死なせない
希望が見えてきたところで死んでもらうんだ

ーーーーーーーー
会議室

霞「というわけで...近隣海域の警戒には龍田さん、漣、そして私の3人で当たるわ」

龍田「分かったわ~。次の提督が来るまで深海棲艦を一歩も近づけさせなければいいのね~」ニコニコ

漣「ガッテン!お安い御用でさぁ!」

霞「二人とも...ありがとう...」

漣「霞っちどうしたのさ!お礼言うなんてらしくないよ!」

霞「わ、私だってお礼くらい言うわよ!」

龍田「私は、提督への罪滅ぼしが終わるまで、この命に代えてでもみんなを守るって決めたの。だからクヨクヨなんてしてられないわ~」

霞「龍田さん...」

漣「それじゃあたった3人の艦隊ですが、精鋭部隊ってことで!頑張りましょー!」

龍田「おー」

霞「お、おー...」

ーーーーーーーー

弓道場

鳳翔「瑞鳳ちゃん、いる?」

瑞鳳「...」

鳳翔「瑞鳳ちゃん...」スッ

瑞鳳「あっ、鳳翔さん!」ビクッ

鳳翔「どうしたの?ボーッとして...」

瑞鳳「ここで、提督を殺そうとしたんだなぁって...」

瑞鳳「思い出したら、死にたくなっちゃって...」

鳳翔「あ、あれは弓道の練習の為であって殺意なんて無かったんでしょ?」

瑞鳳「ううん。本当は殺そうと思ってました...」

鳳翔「...」

瑞鳳「提督、痛そうだったなぁ...。手錠をかけられ、骨が折れて、額が割れて...」

瑞鳳「鳳翔さん、どうやったら償えるんでしょうか?」

鳳翔「たとえ死にたいと思っても、提督の為に生き続ける事が最大の償いよ...」

瑞鳳「鳳翔さんは、そうやって言い訳をして生きていくつもりなんですか?」

鳳翔「い、言い訳だなんて!」

瑞鳳「言い訳ですよね?提督を散々痛めつけて、終いには生き続けることが償い?」

瑞鳳「冗談もほどほどにしてください」

鳳翔「瑞鳳ちゃん、落ち着いて...」

瑞鳳「だって、生き続ける事が償いになる根拠って何ですか?私達にリンチされた提督のことを思えば、私達が一刻も早くこの世から消えることが償いなんじゃないんですか?」

鳳翔「生き続ければいつか償いのチャンスが来るかもしれない!その可能性は、死んだら0になるのよ!?」

瑞鳳「死んだ本人に償うチャンスは最初から0じゃないですか」

鳳翔「ッ!...」

瑞鳳「もういいです。鳳翔さんじゃ話にならないので。私は私のやり方で償います」スタスタ

鳳翔「ま、待ちなさい!」

瑞鳳「ちょっと散歩するだけです。夜には帰ります」

鳳翔「わ、分かったわ...」

ーーーーーーーー



鳳翔「(瑞鳳ちゃん、いつになったら帰って来るのかしら...)」ソワソワ

コンコン

鳳翔「(来たっ!?)は、はい!」ガチャッ

鳳翔「あら、霞ちゃん」

霞「今、念のために全員揃ってるか点呼を取ってるの。この部屋が最後よ」

鳳翔「この部屋にいるのは私だけです。それより瑞鳳ちゃんどこかで見ませんでしたか!?」

霞「ここに来るまで一切見かけてないわ...嫌な予感がするわね...」

鳳翔「私、探して来ます!」ダッ

霞「わ、私も行くわ!」ダッ

霞「私は外を見て来る!」タタタッ

鳳翔「私は中を探します!」

鳳翔「(瑞鳳ちゃん...早まらないで...)」

瑞鳳「あれ、鳳翔さん」

鳳翔「ッ!?」クルッ

瑞鳳「ど、どうしたんですか?何で泣いてるの!?」

鳳翔「何でもないの...よかった...よかった...」ギュッ

瑞鳳「鳳翔さん...ちょっと買い物してただけだから...」ギュッ

霞「よかった...ここにいたのね...」

鳳翔「霞ちゃん!」

霞「さっき医務室にいたって聞いたから、戻って来たの」

鳳翔「一緒に探してくれてありがとうね...」ペコリ

霞「見つかったならよかったわ。それじゃ私部屋に戻るから。おやすみなさい」

鳳翔「おやすみなさい」フリフリ

瑞鳳「私達も戻りましょうか」

鳳翔「ふふ、そうね」

ーーーーーーーー



チュンチュン

鳳翔「ん...」クンクン

鳳翔「お酒の匂い...?」パチッ

鳳翔「あら、瑞鳳ちゃんお酒飲んで寝たのね...」

鳳翔「(そうだ、司令室で今日の予定を聞かないと...起こさないように...)」ソーッ

パタン

ーーーーーーーー

司令室

コンコン

鹿島「どうぞ」

ガチャッ

鳳翔「おはようございます」

霞「おはよう。瑞鳳さんの様子はどう?」

鹿島「何かあったんですか?」

鳳翔「いえ、昨日少し帰りが遅くて。今はグッスリ眠ってますよ。お酒も飲んでたみたいで」クスッ

霞「...お酒?」

鹿島「瑞鳳さんってお酒飲みましたっけ?」

鳳翔「いえ、普段は全く飲みませんけど...」

霞「嫌な予感がするわ!」ダッ

鹿島「私も少し心配です!」

鳳翔「え?それってどういう...!」

ーーーーーーーー

霞「瑞鳳さん!」バンッ

瑞鳳「...」

鹿島「うっ...確かにかなりお酒の匂いが...」

霞「瑞鳳さん、ちょっと触るわよ...」

ピトッ

鳳翔「あっ、あの...」オロオロ

霞「ッ...」ポロポロ

鹿島「霞さん...?」

霞「亡くなってるわ。冷たくなってる...」

鹿島「そ、そんな!」

鳳翔「こ、これ...」スッ

霞「睡眠薬の空箱...お酒と一緒に全部飲んだのね...」

鹿島「あ...これって...」

鳳翔「い...しょ...?」

霞「開くのは後でいいわ。今は瑞鳳さんの遺体をどこかに安置しましょう...」

鹿島「は、はい」

鳳翔「...」

ーーーーーーーー

すまぬちょっと忙しかった
ーーーーーーーー
司令室

鹿島「遺体の保管室に入れて来ました...」

霞「保管室?そんなものがあったの?」

鹿島「はい。今まで死者が誰一人出ていないから皆さん知らないんです。今は戦時中なんですから、本当ならあそこに入る人が溢れかえってもおかしくないんですよ?」

霞「そう...今まで誰一人犠牲にすることなくこれたのは、やっぱり司令官のおかげだったのね...」

鳳翔「...」

鹿島「遺書...読みましょうか...」

鳳翔「は、はぃ...」フルフル

ーーーーーーーー

遺書

鳳翔さん、突然逝くことをお許しください。
昨日、償いについてお話ししましたよね。私は、提督をあれだけ傷つけて、殺してしまったにもかかわらず、これからものうのうと生きながらえることは許されないと思いました。
本当は、提督を傷つけた分だけ傷ついて死のうと思いました。けど、私は臆病者です。
結局はお酒と薬に頼って楽に逝く事を選びました。
ですが鳳翔さん。提督を傷つけておきながら死んで償わずして生きていこうとする鳳翔さんは、もっと臆病者なのではありませんか?
鳳翔さん、今からでも遅くありません。一緒に提督に謝りに行きましょう。
今までありがとうございました。そして、今後もよろしくお願いします。

瑞鳳

ーーーーーーーー

鹿島「こ、これは...」

霞「なんてこと書いてんのよ...」ワナワナ

鳳翔「ッ...」ポロポロ

霞「鳳翔さん、早まっちゃダメよ?生きてこそ償える事があるんだから」

鳳翔「はぃ...」コクッ

鹿島「でも...瑞鳳さんの言うことにも一理ある気がしますね...」

霞「は、はぁ!?何言ってんのよあんた!」

鹿島「だって...償うとかなんだって、それを決めるのは提督じゃないんですか...?」

霞「そ、それは...」

鹿島「生きて償うって、私達が都合よく解釈してるだけじゃないんですか...」

鳳翔「...」

霞「あ、あんたねぇ!」

鹿島「じゃあ、何かそれらしい反論をしてください。私を説得してください」

鹿島「私達は死んで償うしかないんですよ!!!」

霞「ッ!!」

鳳翔「そう...ですね...」フラッ

ガチャッ パタン

霞「ちょ!鳳翔さん!」ガチャッ

バタン!

鹿島「提督さん、やっぱり私達はあなたがいないとダメみたいです...」ポロポロ

ーーーーーーーー

波止場

霞「鳳翔さん!」ハァハァ

鳳翔「...」

霞「早まっちゃ...ダメだってば...!」

鳳翔「霞ちゃん...私ね、瑞鳳ちゃんや鹿島さんの言う通りなんじゃないかって思うの」

霞「そんなことないってば!!」

鳳翔「霞ちゃんは、提督にゴミを食べさせたこと、なんとも思わないの?」

霞「ッ!そ、それは...」

鳳翔「提督、私が用意した食事をとっても嬉しそうに食べてくれて...もう一度あの顔が見たいわ...」

霞「...」

鳳翔「そういえば、提督が包丁で文字を掘られているときも、楽しそうに見てましたよね」

霞「...さい」

鳳翔「え?」

霞「うるさいのよ!!自分だけはまともな食事を与えたからって調子に乗らないで!!自分だって提督の事骨折させたんでしょ!?自分がやったことだけ棚に上げんじゃないわよ!」

鳳翔「ッ!黙りなさい!」パンッ

霞「...ぶったわね」

鳳翔「...何か問題でも?」

霞「あんたの顔なんか二度と見たくないわ。さようなら」スタスタ

鳳翔「それはこちらのセリフです」クルッ

鳳翔「グスッ...提督ぅ...もうどうしたらいいのか分かりません...」ポロポロ

ーーーーーーーー

食堂

霞「...」

(「霞ちゃんは、提督にゴミを食べさせたこと、なんとも思わないの?」 )

霞「...ごちそうさま」ボソッ

漣「おろ?全然食べてないのにもういいの?」

霞「あの一件から食事が喉を通らなくてね...」

潮「あ、あの...怒らないでね...?顔、すごくやつれてるよ...?」

漣「だいぶ痩せちゃったよね...本当に心配なんですけど...」

霞「はは、大丈夫大丈夫...水分は摂ってるから...」

潮「ちゃんと食事もとらないと死んじゃいますよ!」

霞「死ぬ...?まぁ、それは仕方ないんじゃないの...」フラフラ

漣「ちょっとマズイですな...」

潮「すごく心配だよ...どうしよう...」

漣「どうしようって言われても...」

潮「な、なにか出来る事ないかな?」

漣「今夜部屋に乗り込んじゃおっか」

潮「えぇ!?」

漣「そんで、無理矢理食べさせる!そうでもしなきゃ流石に死んじゃうし...」

潮「そ、そうだよね!そうしよう!」

ーーーーーーーー



漣「霞っちー起きてるー?」コンコン

シーン

潮「ど、どうしたのかな...」

漣「入るよ?」ガチャッ

霞「...zzz」スーッ

潮「もう寝ちゃってたのか」ホッ

漣「うーん、わざわざ起こすのも可哀想だしなぁ...」

潮「また明日の朝でもいいんじゃないかな?」

漣「うーん、そうしよっか」

漣「お邪魔しましたー」ソーッ

パタン

ーーーーーーーー

申し訳ないがネタばらしはするつもりはない
そうすると艦娘に提督が悪いっていう逃げ道を与えてしまうからね
ーーーーーーーー


ガチャッ

漣「おはよー!起きろー霞っちー!!」

霞「...」

漣「おーい」ソーッ

ツン

霞「ん...」

漣「(よかった...生きてる...)」

潮「霞ちゃん、起きて」ユサユサ

霞「...」

潮「霞ちゃん?」

漣「ちょ、ちょっと。起きてるでしょ?流石に心配するから」スッ

漣「(嘘、すごく冷たい!?けど息はあるから...ええと、どうしたらいいの!?)」アセアセ

潮「さ、漣ちゃん、どうした?」

漣「ちょっと身体が冷たすぎて心配だから医務室連れて行こう!!」ダキッ

潮「う、うん!」ダキッ

ーーーーーーーー

ダメだ
眠すぎるから今日は全然書いてないけど寝る
ペースが落ちてるけど建て逃げはしないから安心してくれ
リアルが落ち着いたら一気に更新していく

別に珍しいテーマではないけどこれは
金剛「ッ結婚カッコカリ!!?」
を相当真似た奴だぞ
鬱は貴重だから嬉しいがパクるならもっとキャラの人間性を出してほしい
まあ上のssは後半バトル展開からクソだが

>>320なんだそれ
と思って確認したら確かに見たことあった
ーーーーーーーー
医務室

霞「...」

潮「明石さん、霞ちゃんは...」

明石「かなりマズイです...完全に栄養失調ですよこれ...」

明石「とにかく、無理矢理にでも食事を与えないと」

漣「そ、そうだね。霞っちこれ食べて!」アーン

霞「ん...」フルフル

潮「た、食べないと死んじゃうよ!?」

霞「それで...いい...」

漣「~!霞っちのバカ!!明石さん、点滴とかないの!?」

明石「す、すみません...点滴は今この島にはないんです...」

潮「そ、そんな!霞ちゃん!食べて!食べてよ!!」グイッ

霞「...」

明石「ど、どうしよう...」オロオロ

漣「無理矢理口に入れるからね!」グッ

霞「...」ペッ

漣「ちょ!吐かないでよ!」

明石「は、鼻つまみますから、次口に入れたら口も塞いでください、」

漣「分かった!」グッ

キュッ

霞「...」

潮「早く飲み込まないと死んじゃうよ!?」

霞「...」

漣「あぁもう!」

明石「このままじゃ窒息しちゃいますから、離しますよ...」

漣「うん...」

霞「...」

潮「意地でも食べないんだね...」

霞「...」コクッ

漣「もう無理...見てるのも辛いから帰る...」ポロッ

潮「身、見捨てるの!?」

漣「しょうがないじゃん!!仲間が餓死するとこなんか見たくないよ!!!」

潮「そ、それは...」

漣「私いくから」スタスタ

潮「...」チラッ

潮「ま、待って!」ダッ

明石「...」ポツン

霞「明石さんも...もういいわ...」

明石「食事、ここに置いときます。絶対食べてくださいね」

霞「...」

明石「それじゃ...」

ーーーーーーーー

戦艦寮

金剛「ティータイムの時間ダヨー!」

金剛「はい、これが比叡。これが霧島の分デス」

比叡「あ、ありがとうございます...」

霧島「ありがとうございます...」

榛名「...」

金剛「ハァー」

榛名「ッ!」ビクッ

金剛「折角のティータイムなのに、空気が悪いデス」

金剛「なんでデショウ?」

比叡「...」

霧島「...」

金剛「もっとはっきり言った方がいいデスカ?」

金剛「Get out. murder fucking bitch」

榛名「...失礼します」ガチャッ

パタン

金剛「あー、やっとティータイムが楽しめるネ!」

比叡「そ、そうですね」ハハハ

霧島「お姉様が淹れたお茶、美味しいです...」

金剛「それはよかったデス!」

ーーーーーーーー

工廠

榛名「明石さん、居ますか?」

シーン

榛名「誰もませんね...」

榛名「これが、溶鉱炉...」

グラグラ

榛名「ここにいるだけで暑いです...でも提督は、もっと熱い思いをしたんですよね...」

榛名「提督...今あなたのところへ向かいます。そちらでも私を愛してくれますか...?」

ドボッ

明石「...おかしいな。誰かの声がした気がしたんだけど」

明石「って何これ!?めちゃくちゃ溢れた跡が残ってる...規定量しか入れてないのになぁ...」

ーーーーーーーー

金剛さんのが一番キツイ。トラウマ的な意味で

てか榛名がプレゼントにもらったやつってどうなったん?

>>328

比叡「あれ...?お姉様、そんな時計お持ちでしたっけ?」

金剛「これデスカ?榛名から貰いマシタ」

霧島「も、貰ったって...それは榛名のクリスマスプレゼントじゃ...」

金剛「そんなの知らないデス。でも榛名もあっさり渡してくれマシタヨ?」

ーーーーーーーー
帰還後

金剛『あれ?何デスカ?その時計』

榛名『こ、これは...提督に頂いた懐中時計です...』ビクビク

金剛『ふぅん...』

榛名『あ、あの...もうよろしいでしょうか...』

金剛『それ、下サイ』

榛名『...え?』

金剛『えじゃないデス。提督を殺した人間がそんな大切なものを持ってたらダメデスヨ』

榛名『い、いくらお姉様でもその頼みは聞けません!』

金剛『提督も自分を殺した人間には持ってて貰いたくないと思いマス』

榛名『ッ!』ポロッ

金剛『泣いたら許されると思ってるんデスカ?』

榛名『いえ...決して許されることではありません...」ポロポロ

金剛『まぁいいデス。その時計は私が貰いマス』グイッ

榛名『あっ...』

ーーーーーーーー

比叡「へ、へぇ...あっさり...」

金剛「はい、あっさりデス」

残りの話の順番はこうなってます。ちょっと分かりにくいけど金剛姉妹の話はここで終わりです。
残り
間宮生存
鳳翔自殺
鹿島自殺
二航戦自殺
青葉自殺
天龍自殺
天城自殺
潮自殺

明石は?

>>335
うわ、リストに書き忘れてた
間宮さんの次くらいに書きます

調理場

伊良湖「間宮さん、どうですか...?」

間宮「ごめんなさい...まだ包丁が持てないの...」

伊良湖「そうですか...まぁ、食事は私が作るので大丈夫ですよ」

間宮「ありがとうね...私に何か手伝えることはあるかしら...」

伊良湖「そうですね...あっ、サラダに使うレタスをちぎって頂けますか?」

間宮「それなら素手でも出来るわね。ありがとう...」

伊良湖「いえいえ。早く良くなるといいですね...」

間宮「どうかしら...私の罪は消えないもの。一生治らないと思ってるわ...」

ーーーーーーーー

夜 食堂

伊良湖「ふう、やっと終わりましたね」

間宮「私たちも一息つきましょうか」

伊良湖「はい。あっ、食事はお持ちするので間宮さんは席について待っててください!」

間宮「ありがとうね、伊良湖ちゃん...」

伊良湖「いえいえ!はい、どうぞ」コトッ

伊良湖 間宮「頂きます」

伊良湖「そういえば、提督はまだ帰ってこないんでしょうか?」

間宮「...」

間宮「そうね。少し忙しいらしくて...」

伊良湖「あれ?間宮さん、食べないんですか?」

間宮「え、えぇ。ちょっとね...伊良湖ちゃん、本当に申し訳ないんだけど、部屋まで運んで貰ってもいい?」

伊良湖「分かりました。ほんとに大丈夫ですか?」

間宮「大丈夫よ。ありがとう...」

ーーーーーーーー

部屋

間宮「(私も伊良湖ちゃんみたいに記憶がなくなれば楽になれたのかしら...)」

間宮「頂きます」

グチャッ

間宮「ん...」モグモグ

間宮「(あれ以来相変わらず何も持てない...)」

間宮「(食事は手づかみでしかできない。だから他の人の前じゃ食べられない。おまけに料理の味も分からない...)」

間宮「(あれだけ大好きだった料理が、今じゃ苦痛でしかない...)」ポロポロ

間宮「あ...伊良湖ちゃん、汁物はいらないって言ったのに...」

間宮「(お味噌汁、どうやって飲もうかしら...)」

間宮「(そうだ、犬食いみたいに飲めば...)」ズズッ

バシャッ

間宮「熱っ!服にこぼしちゃったわ...」

間宮「(もう...自分がどうしようもなく惨めで仕方ないわ...)」ポロポロ

間宮「(仕事もできない。食事もまともに食べられない。私は何のためにここにいのかしら...)」

間宮「提督ぅ...提督ぅ...」グスッ
ーーーーーーーー

もっと惨めな間宮さんを描きたいけどネタが思い浮かばない

(ハッピーエンドが)夢オチパターンいいね
採用させてもらいました
ーーーーーーーー
「み...さん!」

「まみ...さん!」

「間宮さん!」

間宮「ッ!?はっ、はい!」ガバッ

提督「間宮さん、おはようございます。もうお昼ですよ?」

間宮「え...て、提督!?」

提督「え?えぇ」

間宮「嘘...提督!」ギュッ

提督「わわ!どうしたんですか間宮さん!」

間宮「ほ、本物ですよね!?」

提督「偽物の俺なんか見たことないですよ」

間宮「ちょ、ちょっと失礼します」スッ

提督「な、なんですか背中なんか触って」

間宮「スベスベの綺麗な肌...」

提督「ありがとうございます...?」

提督「あぁ、それより早く調理場に行ってあげてください。伊良湖が一人で頑張ってますから」

間宮「そ、そうでした!私ったら寝坊なんてしちゃって...」

ーーーーーーーー

調理場

間宮「(包丁が持てる...!)」トントントントン

伊良湖「間宮さん、いつになく張り切ってますね!」

間宮「えぇ。さっきとってもいいことがあってね」ニコニコ

伊良湖「提督が起こしに来てくれたからですか?」ニヤニヤ

間宮「そっそんなんじゃ...いえ、そうね...とっても嬉しかったわ...」

伊良湖「おぉ~、あの間宮さんが頬を染めてる...」

間宮「やだ、からかわないで頂戴」ニコニコ

伊良湖「ご馳走様です...」

ーーーーーーーー



提督「間宮さん、お疲れ様」

間宮「あら提督!どうされたんですか?」

提督「いやぁ、間宮さんの顔が見たくなっちゃって」テレテレ

間宮「そ、そんな///」

提督「間宮さん、よかったら私の部屋に来てくれませんか?」

間宮「提督のお部屋に...?」

提督「その、嫌じゃなければ...」

間宮「い、行きます!行かせてください!」

提督「フフ、よかったです」ニコッ

ーーーーーーーー

私室

間宮「お邪魔します...」

提督「飾りっ気がなくてごめんね」

間宮「いえ、なんていうか、想像通りの部屋でした///」

提督「それはそれで恥ずかしいな...」

間宮「こっそり私の写真が飾ってあったりなんかして///」

提督「ば、ばれちゃいましたか...」

間宮「えぇ!?ほんとに私の写真が!?」

提督「実は青葉に頼んで...」

間宮「なんか私の思った通りの事ばかり起きて怖いです」フフッ

提督「ハハ、ほんとだね」

間宮「でも幸せだからいいんです。私、本当に幸せです...」

提督「それはよかった」

間宮「それで、どんな話が聞けるんでしょう」

提督「ん?」

間宮「私を招いたってことは、何かお話があるんですよね?」

提督「あぁ、そうだね...」

提督「色々伝えたいことがあるんだ」

間宮「(愛の告白だったらどうしましょう///)」

提督「間宮さん、愛してます」ギュッ

間宮「え!?えぇ~!?」

提督「間宮さんと結婚したいです」ギュゥゥ

間宮「う、嘘!?ほほほ本気ですか!?」

提督「本気です」

間宮「そんな...」

提督「ダメですか?」

間宮「全然!全然ダメじゃないです!結婚してください!」

提督「よかった...。一生幸せにしてみせますから」

間宮「よろしくお願いします...」ギュッ

ーーーーーーーー

間宮「ん...」パチッ

間宮「て、提督!」ガバッ

間宮「(ゆ、夢?いやそんな事ないわ!あれは現実に決まってる...司令室に行けば提督が必ず...)」

間宮「提督...」フラフラ

ーーーーーーーー

司令室

間宮「失礼します!!!」ガチャッ

鹿島「わわ!間宮さん、そんなに急いでどうされたんですか!?」

間宮「あ、あの!て...提督は...」

鹿島「...」

鹿島「提督さんは...」

鹿島「~」

間宮「...?」

鹿島「~~」

間宮「あ、あの。ちょっと聞こえなくて...」

鹿島「提督さんは!~~」

間宮「...?ごめんなさい、どうしても提督の後が聞き取れなくて...」

鹿島「間宮さん...」

間宮「とにかく、提督は今どちらへ!?」

鹿島「だから、提督さんは...」

鹿島「提督さんは...」

間宮「提督は...?」

鹿島「今は遠い所にいるんです。鹿島たちでは会いに行けない遠い所に...」ツーッ

間宮「あ、会えないの!?」

鹿島「はい...でも、いつかはまた会えますよ...」グスッ

間宮「そう...なら、提督のお帰りを待って頑張らなきゃ!」

鹿島「はい。また提督に美味しいご飯を食べさせてあげてください!」ポロポロ

間宮「ありがとうね、鹿島さん!」

鹿島「いえ...」

間宮「(提督ったら、突然いなくなるなんて!けど、帰ってきたらとびきりのご馳走を作ってびっくりさせちゃうわ!)」フフッ

間宮「(提督、早く帰ってこないかしら...)」

間宮さんまで記憶を失って逃道を作るなんてさせない
必ず追い詰めるぞ~
という事で今日はここまでで寝ます。おやすみなさい

調理場

間宮「おはよう伊良湖ちゃん」ニコニコ

伊良湖「あっ、間宮さん!おはようございます」

間宮「さて、張り切っていきましょう!」

伊良湖「あれ?間宮さん、包丁持てるようになったんですね!」

間宮「えっ?」ドキッ

間宮「(包丁が持てなかったのは夢の世界の話のはず...どうして伊良湖ちゃんが?)」

間宮「...」

伊良湖「す、すみません...なんでもないです...」

間宮「そうね...それより早く仕込みましょう」

伊良湖「は、はい」

キャァァァァァァァ

間宮「な、何!?」

伊良湖「食堂から悲鳴が!」

間宮「行きましょう!」ダッ

伊良湖「は、はい!」タタタッ

ーーーーーーーー

くそっ 書き溜めてた分がミスで消えた
続きはまた夜くらいに

マジですまん
毎晩毎晩続き書こうとしたら電話かかってくるんだ そして寝落ち
ーーーーーーーー
食堂

飛龍「あぁぁぁぁ!!!」

蒼龍「ひ、飛龍!落ち着いて!」

間宮「ど、どうしたの!?」

蒼龍「あ、間宮さん...な、何でもありませんから!」

伊良湖「何でもないって...え?それなんですか...?」

間宮「え...?目...?」

飛龍「私がやったんです...」

蒼龍「ち、違うんです!」

間宮「ま、待って!そ、その目は誰のものなの!?」

伊良湖「明らかに作り物ではないですよね...」ガクガク

飛龍「それは...て、提督の...」

蒼龍「飛龍は黙ってて!!」キッ

間宮「て、提督?提督なら今遠くにいるんじゃ...」

伊良湖「そうですよ!そんな冗談やめてください!不快です!」

飛龍「二人とも...覚えてないの...?」

間宮「...え?」

飛龍「間宮さんだって、提督を切りつけたりしたじゃないですか」

飛龍「伊良湖さんも、間宮さんと作った毒キノコの料理を食べさせたり...」

伊良湖「ッ!」ガタガタ

間宮「あ、あれは夢...」

飛龍「夢だったら良かったのにね...でもそれが間宮さんの夢なら私が知ってるはずないですよね?」

蒼龍「飛龍は黙ってってば!」パシッ

飛龍「いったいなぁ...」

蒼龍「ご、ごめん」

飛龍「もういいよ。どうでも。間宮さん、伊良湖さん。現実から目を背けたらダメだよ」フラフラ

蒼龍「ま、待って飛龍!」

間宮「...」

伊良湖「ま、間宮さん...嘘ですよね?あれは夢ですよね...?」

伊良湖「私本当は覚えてたんです...けど、夢に決まってるって...そう思って...」

間宮「そう...でも、夢じゃなかったみたいね...」スタスタ

伊良湖「ま、間宮さん?どこへ行くんですか!?」

間宮「思い出した以上、私はもう給糧艦としては働けないから...」

伊良湖「それってどういう...」

間宮「じゃあね。伊良湖ちゃん」

伊良湖「ま、待ってください!私も行きます!」タタタッ

ーーーーーーーー

医務室

伊良湖「こ、ここで何を...?」

間宮「ちょっと待ってね...」ゴソゴソ

間宮「あった...」

伊良湖「それは...?」

間宮「ヒロポンよ」

伊良湖「そ、それって薬物じゃ...」

間宮「大丈夫。本土じゃ皆使ってるらしいし...」

伊良湖「でも!副作用とか...」

間宮「伊良湖ちゃん、私はね?もう死んでしまいたいの」

伊良湖「そ、そんな...」

間宮「けど実際に死ぬ勇気なんてない。だったら、体がボロボロになったって幸せになれるコレを使った方がいいじゃない」

伊良湖「幸せに...?」

間宮「えぇ。また提督に会えるのよ」

伊良湖「提督に...」

間宮「自分に注射なんて初めてだから緊張するわね...」

伊良湖「(間宮さん、手の震えが止まってる...)」

プスッ

間宮「...ふぅ」

すまんが今日はここまで
間宮さんには薬物に手を出してもらうことにした

伊良湖「ど、どうですか?」

間宮「まだ何ともないわ...ほら、次は伊良湖ちゃんの番」スッ

伊良湖「...はい。新しい注射針を用意して...」

プスッ

間宮「あれ...?」

伊良湖「ど、どうしたんですか?」

間宮「ふふ、何だかんだ凄く楽しくなってきたの!」

伊良湖「あ...たしかに頭がボーッとして気持ちいいかも...」

間宮「伊良湖ちゃん!クヨクヨしてちゃダメよ!すぐに戻って昼の準備をしなくちゃ!」ヘラヘラ

伊良湖「そうですね!」フフフ

ガラッ

明石「あれ?お二人ともどうし...って!ヒロポン!!」

間宮「あっ!明石ちゃーん!」ギュッ

明石「ま、待ってください!ヒロポン使ったんですか!?」

伊良湖「何?明石ちゃんの分使っちゃったから怒ってるんですかぁ?」ケラケラ

明石「あ、あれは私のじゃ...って気を確かに持ってください!」

間宮「私はいつも通りよ?」

伊良湖「そうですよ!」

明石「言動がおかしいし、目が血走ってます...!」

間宮「目...?」

伊良湖「あはは!本当だ!間宮さんったら目が真っ赤ですよ!」

間宮「い、伊良湖ちゃんこそ!」ブフッ

伊良湖 間宮「アハハハ!」

明石「(まずい...在庫には限りがあるし、薬の効果が切れたら大変だ...)」

間宮「じゃあ私たち行くから!バイバイ明石ちゃん!」

伊良湖「待ってください間宮さ~ん」タタタッ

明石「あぁ...はい...」

ーーーーーーーー

廊下

間宮「あれ...?」

提督『やぁ間宮さん』

間宮「提督!!!やっぱり生きてたんですね!!」

伊良湖「間宮さぁん?」

間宮「伊良湖ちゃん、先に行ってて!私は提督とお話があるから」ニコッ

伊良湖「???はぁい?」クビカシゲ

提督『間宮さん、やけに機嫌がいいね』ニコニコ

間宮「提督に会えたんだから嬉しいに決まってるじゃないですか!」

提督『ふふ、ありがとうございます。よかったら部屋に来ませんか?」

間宮「え...それって///」

提督『ささ、どうぞ』

ーーーーーーーー

司令室

ガチャッ

鹿島「あれ?間宮さん...」

提督『間宮さん...愛してる...』チュッ

間宮「て、提督!いきなりそんなことされたらぁ...」ガクガク

間宮「イ、イキます!イク!イク!」プシャァァァ

鹿島「ま、間宮さん!?」

提督『間宮さん、キスだけでイッちゃったんですか?』ナデナデ

間宮「ふわぁぁ...頭ナデナデダメですぅ...」ガクガク

鹿島「間宮さん!間宮さん!気を確かに!!」スッ

間宮「うるさい!!」バシッ

鹿島「キャッ!?」ドサッ

提督『間宮さん、奥の私室へ行きましょう...邪魔が入らないようにして、ね』ニコッ

間宮「は、はい///」タタタッ

鹿島「間宮...さん...」

ーーーーーーーー

提督私室

提督『間宮さん、どうぞベッドへ』

間宮「い、いきなりですね///」

ポフッ

間宮「んっ...提督の匂い...」

間宮「かっ、嗅いでるだけでぇぇ」プルプル

間宮「あっ!またイッちゃう!ダメ!ダメぇぇ!!」クチュクチュ

間宮「~~~!?」ガクガク

提督『間宮さん、先にオナニーなんてしたらダメじゃないですか』

間宮「あぁ...提督...見ないでくださいぃ」クチュクチュ

提督『間宮さん...』ギュッ

間宮「あひぃぃぃ!?」プシャァァァ

提督『また潮吹いちゃったんですか?』

間宮「はいぃ...またイッちゃいましたぁぁ...」ガクガク

提督『そんなんでコレ挿れたりしたらどうなっちゃうんですか?』

間宮「ぁ...」

ズブッ

間宮「いっ!?」プシャァァァ

提督『挿れただけで潮吹いちゃうなんて...間宮さんは淫乱ですね...』

間宮「頭おがじぐなるぅ...」ギュゥゥ

提督『おかしくなって大丈夫ですよ。もっと気持ちよくなりましょう...』ヌププ

間宮「いぃっ!?」ガクガク

提督『またイキそうなんですか?』

間宮「イギます!イギますぅ!またイッちゃいます!」

提督『じゃあクリを虐めてあげますね』グリグリ

間宮「ダメっ!?グリグリしたららめぇ!!」プシャァァァ

間宮「ぁ...」プツン

ーーーーーーーー

間宮「ぅ...」パチッ

間宮「酷い倦怠感...」

間宮「あ、あら!?提督は!?」キョロキョロ

間宮「て、提督!?」

提督『おはよう間宮さん』

間宮「あ...提督...」ホッ

提督『どうしてあんな事をしたんですか?』

間宮「...え?」

提督『見てください。この背中の傷』グチャッ

間宮「ヒッ...」

提督『目だって...』ドロッ

間宮「あ...あぁ...」ガクガク

提督『痛くて...怖くて...けど誰にも頼れなくて...辛かったです...』グイッ

間宮「い、いや!来ないでください!!」

間宮「だ、誰か助けて!!」ダッ

ガチャッ バタン

ーーーーーーーー

医務室

バンッ

明石「わっ!?何ですか急に!!」

間宮「あ、明石ちゃん!て、提督が!」ブルブル

明石「間宮さん、落ち着いてください!提督なんていませんから!」

間宮「こ、殺されちゃう」ガクガク

明石「(間宮さん、酷い隈...完全に離脱症状だ...)」

間宮「あ、明石ちゃん、新しいお薬頂戴?」

明石「だ、ダメです!あれは乱用するものじゃないんです!」

間宮「どうして!?あれさえあればまた幸せになれるの!!!」グイッ

明石「ダメったらダメなんです!」

間宮「もういいわ!どいて!」グッ

明石「や、やめてくださいってば!!」

間宮「うるさい!私の邪魔しないで!」パシッ

明石「...」ジンジン

間宮「ど、どこに...」ガサガサ

明石「...もういいです。勝手にしてください」

間宮「あったぁ...」

プスッ

間宮「はぁぁぁ...」トローン

明石「さようなら、間宮さん...」

ガチャッ パタン

ーーーーーーーー

そういえば伊良湖は安価出てなかったな
↓1コンマ1以上で自殺

廊下

明石「(みんな私のせいだ...私があの時提督の頼みを聞いたから、こんな事に...)」グスッ

コナイデクダサイ!

明石「(...?)」

伊良湖「やめてください!放してください!!」ジタバタ

明石「い、伊良湖ちゃん!?」

伊良湖「ひぃぃぃぃ!こ、来ないでぇ!!」

明石「(そういえば伊良湖ちゃんもヒロポンを...)」

明石「伊良湖ちゃん!気を確かに持って!!」

伊良湖「逃げないと殺される!!提督が私を殺そうとしてるんです!!!」

明石「違うの伊良湖ちゃん!それは幻覚だから!!」

伊良湖「こ、ここから逃げれば...!」ガチャッ

明石「待って!ここは2階...!」

伊良湖「えっ...?」ズルッ

ドサッ ゴキッ

明石「う...そ...」

伊良湖「だ...カヒュッすけで...」ガクガク

伊良湖「...」パタッ

明石「あぁぁぁ...全部私のせいだ...」ポロポロ

ーーーーーーーー

他にもこんなSS書いたことある?

>>414 2~3年前に一個書いたけど艦これじゃないよ
ーーーーーーーー
工廠

明石「ヒッグ...グスッ...」ポロポロ

明石「(提督...どうしてあなたは私をこんな目に合わせたんですか...?)」

明石「(あなたを好きになった昔の自分と、今もあなたを嫌いになれない今の自分が憎いです...)」

明石「(そういえばあなたは私達の苦しむ姿が見たかったんですよね...?)」

明石「ならお望み通りに...」スタスタ

明石「よいしょ...」ポチッ

ウィーーーン

明石「ハハ、最後はプレス機で圧死か...」ポロポロ

明石「提督、見てますか?あなたを愛した女は、今から型をも留めずにペチャンコに潰されますよ?」

明石「そっちにいったら絶対許してあげないんだから」ニコッ

バキバキッ
グチャッ

ーーーーーーーー

司令室

鹿島「もうダメ...こちらで把握している死者の他にも行方不明が多数...これ以上隠しきれない...」

鳳翔「鹿島さん...」

鹿島「うわっ!鳳翔いたんですか!?」

鳳翔「はい...」

鹿島「鳳翔さん...凄くやつれましたね...」

鳳翔「食事も喉を通らない上に、眠れなくて...そういう鹿島ちゃんもすごい隈...ちゃんと眠れてるの?」

鹿島「実は私も眠れなくて...」

鹿島「これ、見てください...」パサッ

鳳翔「ッ!?」

鹿島「帽子をしてるから分からないんですけど、こんな大きいハゲができちゃって...」

鹿島「こんな頭、提督さんに見られたら嫌われちゃいますね」ポロポロ

鳳翔「そ、そんな事は...」オロオロ

鹿島「はぁ...何だか吹っ切れました。鳳翔さん、ありがとうございます」チャキッ

鳳翔「え...?」

バンッ

鹿島「...」ドクドク

鳳翔「う...そ...」

鳳翔「そ、そんな!私だけみんなに置いていかれて!どうしたらいいの!!」

鳳翔「ねえ!!答えてください!!めユサユサ

鹿島「...」

鳳翔「そ、そうだ...こ、これを使えば私も...」チャキッ

鳳翔「...」

鳳翔「いいえ。死ぬにしても私にふさわしい死に方があるはずだわ」スッ

鳳翔「さようなら。鹿島ちゃん。また会いましょうね...」ポロポロ

鹿島「...」

ーーーーーーーー

鳳翔の死に方はもう考えてあるんだけど、皆が思う鳳翔さんらしい死に方があれば聞いて見たい
そっちの方が面白ければ参考にさせてもらいたいです

確かに保身と現実に対する拒絶で喧嘩してから死んでも遅くないから少し艦娘を追加します
↓1~3までの「海外艦」を追加します。ただしウォースパイト、アイオワ、リシュリュー、ガングート、アクィラ、アークロイヤルは持ってないのでパスで...

あとR云々の話、今更ガイド見直して気づきました...去年からルール変わったのね
今後エロ要素なんか全くないので許してくださいなんでも島風

司令室

コンコン

シーン

ローマ「提督?入るわよ?」

ガチャッ

ローマ「ローマ、帰還したわ」

オイゲン「プリンツオイゲン、同じく帰還しました!」

ポーラ「ポーラも...って、なんですか?この匂い...」

ローマ「提督もいない。様子がおかしいわ...」

オイゲン「あの、まさかとは思うんですけどこれって血の匂い...」

ポーラ「あ、あそこ...」プルプル

ローマ「な、何よ急に震えだして」

ポーラ「あ、あれ...綺麗に拭き取ってありますけど、血の跡じゃ...」

オイゲン「...」スタスタ

ローマ「ど、どう?」

オイゲン「確かに血溜まりがあったように思えます...」

ローマ「ど、どういうこと!?提督は殺されたの!?」

ポーラ「そんな訳ありません!!」

オイゲン「とにかく、他の人達は事情を知っているはずです!すぐに聞き出しましょう!!」

ローマ「わ、分かったわ!」

ポーラ「う、嘘だ...提督が殺されるなんてぇ...」ガクガク

ーーーーーーーー

思ったんだけど鳳翔さんはあれで死なせていい気がするんだ(甘え)
折角だから他の艦娘に自殺のきっかけとして海外勢をぶつけようと思う
安価は二航戦、青葉、天龍、天城、潮からお願いします
ーーーーーーーー
廊下

オイゲン「だ、誰かいないかな」キョロキョロ

ローマ「あっ!あそこに↓1が!」

ローマ「潮ちゃん!」

潮「は、はいっ」ビクッ

オイゲン「あ、あの!提督はどこに!?」スタスタ

ポーラ「司令室の血の跡はなんなんですかぁ!?」

潮「え、えっと...あの...」

ローマ「ちょっと!一斉に聞いたら潮ちゃんが困るじゃない」

オイゲン「す、すみません...あの、とにかく提督はどこに!?」

潮「提督は...」

ポーラ「て、提督は...?」

潮「うぅ...」ポロポロ

ローマ「な、なに?何なのよ...」

潮「ヒグッ...グスッ...」

ポーラ「早く答えてください!」グイッ

潮「ヒッ!て、提督は...」

潮「こ、殺されました...」ポロポロ

ローマ「は...?」

オイゲン「に、日本のジョークはキツイんですね...」ハハ

ポーラ「ジョークですよね...?」

潮「私たちがリンチして...火を付けて焼き殺しましたぁ...」ポロポロ

ローマ「...」

オイゲン「...」

ポーラ「もう一度聞きます。ジョークじゃないんですね?」

潮「うぅ...」コクッ

オイゲン「Verdammtes jap...(忌々しい日本人め...)」

ローマ「You said jap now??Admiral is also a Japanese!(あなた今ジャップって言った?提督だって日本人よ!)」

オイゲン「He is the only Japanese I approved.I think other Japanese are monkeys.(私が唯一認めている日本人は彼だけ。他の日本人なんて猿ですよ)」

潮「...?」

オイゲン「Look at this stupid face!You are a fucking monkey that cant understand English!(見てこのマヌケヅラ!あなたは英語も理解できないクソ猿ね!)」

念のため言っとくが日本人がクソだとか猿だとか言いたいんじゃないぞ
ただ提督っていう防波堤を失った海外勢が急に差別感情剥き出しになったらいいよねって...
()内は英語だと思ってください

ポーラ「(いい加減にしてください!今はこの子を罵るより先にやることがあります!)」

ローマ「(そうね...)潮ちゃん、提督は本当に亡くなったのね...?だったら提督の遺体はどこへ?」

潮「提督の遺体は海軍が引き取ったと聞いています...提督は身寄りもなかったので...」

ポーラ「そうですか...」

ローマ「今の指揮官は誰なの?これから私たちはどうなるの?」

潮「次の提督が着任するまで待機せよとの命令で、今の指揮官が誰なのかは分かりません...」

オイゲン「(ハハ、無能な猿に指揮なんて出来るわけがないですもんね)」

ローマ「オイゲン!」

オイゲン「(何か悪いこと言いましたか?提督より優秀な人間なんているわけないじゃないですか)」

ポーラ「(それは...)」

オイゲン「(それよりこのメス猿、どうしますか?提督を殺したんですよね?)」

ローマ「(ど、どうするって...)」

オイゲン「(私の愛するアドミラルを殺した罪は償って欲しいです)」

潮「あ、あの...」

ポーラ「は、はい?」

潮「もう下がってもよろしいでしょうか...」

オイゲン「は?」

潮「ッ!?」ビクッ

オイゲン「提督を殺しておいて、よくそんな事が言えたね」

潮「...」ビクッ

ローマ「ちょ、ちょっと...」

オイゲン「こっちきて」グイッ

潮「きゃっ!?」

ポーラ「ど、どうするつもりですか!?」

ローマ「ポーラ、放っておきましょう」

ポーラ「!?」

ローマ「正直言って私も今、ここの艦娘が憎くて仕方ないわ。今すぐにでも殺してまわりたいくらいよ」

ポーラ「...」

ローマ「けど、私はしない。そういうのは感情的になりやすいオイゲンみたいな子の仕事。私たちは高みの見物といきましょう」

ポーラ「...はい」

ーーーーーーーー

今日はここまで
勢い余って潮を殺しそうだけどちゃんと自殺させます
おやすみ

寝れなくて3レス分だけ書いた
https://youtu.be/gQ5Jl4wGNG4
これ流しながらどうぞ
ドイツ語訳は探しても見つからなかった
ーーーーーーーー
廊下

オイゲン「On a wagon bound for market
There's a calf with a mournful eye.
High above him there's a swallow
Winging swiftly through the sky♪」

潮「...?」

オイゲン「How the winds are laughing
They laugh with all their might
Laugh and laugh the whole day through
And half the summer's night♪」

潮「あ、あの...」

オイゲン「Donna donna donna donna
Donna donna donna don
Donna donna donna donna
Donna donna donna don...」

潮「(ドナドナ...?)」ゾクッ

オイゲン「着いたよ。入って」

潮「は、はい...」ビクビク

ーーーーーーーー


undefined

広場中央

曙「潮の奴、急に呼び出したりしてなんなのよ...」

漣「あ...」

曙「チッ...」

漣「へー、あからさまに嫌そうな顔するね」

曙「...」

漣「シカトとかマジウケるんですけど」ププ

朧「漣、ほっときな」

曙「朧、アンタだけは本当にイラつくわね...相変わらず冷静アピール?」

朧「...」

曙「このっ...!?」

漣「え...」

朧「う、潮!?」

潮「...」

曙「あ、アンタそんな所で何してんの!?」

漣「何その格好...」

朧「その濡れたコート...ま、まさかまたガソリンを...」ゾクッ

潮「えへへ、急に呼び出したりしてごめんね...」

曙「そ、そうだ!何の用なのよ!?」

潮「曙ちゃん、曙ちゃんはいつも七駆の皆に気を配って、まとめ上げてくれたよね...凄く感謝してるんだ...」

曙「な、なによ...」

潮「漣ちゃんはいつも私たちのムードメーカーで、その場を盛り上げてくれて...凄く楽しかった」

漣「ちょ、ちょっと!さっきから薄気味悪いよ!?」

潮「朧ちゃんはいつも私達が安全でいられるように気をつけてくれて...凄く頼もしかったよ」

朧「...」

潮「けど私は全然ダメ。みんなと違って内気でトロくて...提督に対してしたあの事だって、私のコートが原因だし...」

曙「そ、そんなこと!」

潮「だからね...これ以上皆に迷惑かけたくないの。提督にも償えるし、私にはこれしか残されてないの...」

漣「ライター!?な、何を!」

カチッ

潮「皆、今までありがとう...」ニコッ

朧「潮!やめなさい!」

シュボッ ボワッ

潮「うぁ!?あ、熱い!!!熱いよぉ!!」

「あづい!だすげで!!あづいぃぃ!!」

曙「う、潮!」ダッ

オイゲン「おっと!近づいちゃダメですよ!」

曙「はぁ!?何よ急に!どけっ!」グッ

漣「そ、そうです!どいてください!」

朧「う、潮...」ガクガク

潮「あ...つ...」ドサッ

曙「うしおーーーーっ!!!」

漣「嘘だ!潮ちゃん!潮ちゃん!」

オイゲン「ふふ、それじゃあ私はここで」スタスタ

ーーーーーーーー

うわマジか>>457の分が消えてる...
気付かなかったからメモも消しちまったしまた明日にでも書き直します...
内容は潮に提督にやった事を自分にもして償うべきだって脅迫風説得をしたものなので、今のところはそんな感じで脳内補完お願いします

undefined

復元できた(ニッコリ)長すぎたみたいやね
>>457

海外艦寮

オイゲン「潮ちゃん、さっきは酷いこと言ってごめんね...?」

潮「え...?」

オイゲン「私もカッとなって、つい心にもないこと言っちゃって...」

潮「い、いえ...」

オイゲン「でもね、私たちは何が起きたのかまだよく分かってないの。だから詳しく説明してくれないかな?」

潮「詳しく...ですか...」

オイゲン「そう...詳しく、ね」

潮「さ、最初は...朝起きたら、今までにない強烈な不快感を感じて...」

オイゲン「へぇ」

潮「最初はそれが何なのか分からなくて...でも衣装ケースを開けたら、その...」

オイゲン「その?」

undefined

>>457 続き

潮「提督に頂いたコートがあって...私、凄く嬉しかったんです!貰った時は凄く嬉しくて!一生の宝物にしようって!それなのに...!」

潮「それなのに...その日はそのコートが物凄く穢らわしいように感じて、すぐに捨てたんです...その瞬間に、この不快感は提督に対する物だって理解して...」

潮「それからすぐでした。天龍さん達が提督を捕まえてサンドバッグとして私たちに提供したんです...」

オイゲン「...それで?」

潮「一番乗りは間宮さんで、包丁で提督を斬りつけてました...」

オイゲン「ッ...」ギリッ

潮「それで...二番目は私たちの番で...」

潮「うぅ...」

オイゲン「それで?どうしたの?」

潮「お、思い出したくありません...」

オイゲン「は?」

潮「ッ」ビクッ

オイゲン「思い出してよ」ニコッ

>>464の続き
潮「...う」

潮「オエッ!」ビチャビチャ

オイゲン「(うわ!吐かないでよ汚いなぁ!変な病原菌とか持ってないよね!?)」

潮「す、すみません!思い出したら気分が悪くなるんです...」

オイゲン「大丈夫だから。続けて」

潮「つ、続けるんですか...」

オイゲン「うん。あなた達が提督に何をしたのか。どうなったのか。私たちはそれを聞き届ける義務があるから」

潮「そ、それから...私が朝捨てたコートにガソリンを染み込ませて提督に着せて...」

オイゲン「...うん」

潮「ひ、火を...」

オイゲン「ッ...」クラッ

オイゲン「(ダ、ダメ...やっぱりこいつらは猿、いえそれ以下の動物だ。人間のやる事じゃない...)」ブツブツ

潮「わ、私たちがやった事はそれだけです!」

オイゲン「それだけ...?」

潮「ッ...」

オイゲン「じゃあ潮ちゃん。『それだけ』のこと、やってみてよ」

潮「え...」

オイゲン「ガソリンとコートだっけ?ちょっと待っててね」ゴソゴソ

潮「あ、あの!私帰ります!」

オイゲン「(あったあった。ストーブ用の灯油でも大丈夫かな?)」

潮「それじゃ...」

ガシッ

オイゲン「潮ちゃんさ」

潮「は、はい...」

オイゲン「提督に償いたいっていう気持ちはないのかな...?」

潮「あ、あります!」

オイゲン「よかった」ギュッ

潮「ふぇ!?」

オイゲン「潮ちゃんが人の心をまだ持ってて安心したよ...?償おう?そうすればやり直せるから...」

潮「(オイゲンさん、あったかいなぁ...最近人の温もりに触れてなかったから、これからどうなるのか怖くて仕方ないのに、安心してる自分がいる...)」

潮「はい...」

ーーーーーーーー
>>458

潮やら明石やら順番が前後して申し訳ない
鳳翔さんが終わったら次は天城なんだけど、練度70くらいまでしか育ててなくてあんまりどんな子か分かってないから、天城らしい?死に方のリクエストを募集させて欲しい
意見見ながら他の子の話を先にシコシコ書いときます

弓道場

ローマ「こんな所にいたのね。探したわ」

鳳翔「ローマさん...」

ポーラ「鳳翔さん、随分とやつれましたね...」

鳳翔「提督を失ってから、何をしても身が入らなくて...」

ローマ「その短刀...セップクするの?」

鳳翔「日本の文化をよくご存知なんですね...そうです。私も軍人の端くれですから、潔く切腹しようと思ってます」

ポーラ「でもぉ、セップクはカイシャクニンが必要なんじゃ」

ローマ「苦痛を少しでも和らげるってやつね...」

鳳翔「そうなんです...切腹自体、すぐに死ねるものではありませんから...そこが少し怖くて...」

ローマ「...」

ローマ「手伝ってあげましょうか?」

鳳翔「え?」

ローマ「どのみち、鳳翔さんの覚悟は変わらないでしょう?それなら少しでも鳳翔さんを楽に逝かせてあげたいんです...」

ポーラ「ローマさん...」

鳳翔「...お願いします」

ローマ「分かったわ」

ーーーーーーーー

司令室

ポーラ「こ、ここでするんですかぁ...?」

鳳翔「はい。最後は提督と一緒がいいですから...」

ローマ「その白い服には何か意味があるの?わざわざ着替えてたけど...」

鳳翔「これは白装束と言って、日本では白はケガレを払うと言われてるの。そうする事によって、魂が清められる。今の私は穢れきってますから...」

ポーラ「へぇ...」

ローマ「それじゃ...準備はいい?」チャキッ

鳳翔「...はい」

ポーラ「あ、あの!」

ローマ 鳳翔「?」

ポーラ「カイシャクニン...私にやらせてくれませんか?」

ローマ「あら、どういう風の吹き回し?」

鳳翔「私はポーラさんでも構いませんが...」

ポーラ「Penso che quello che eugen ha detto sia corretto...(オイゲンさんが言ったことは正しいと思います...)」

ポーラ「Non perdoner? questa scimmia...(私はこの猿を許しません...)」

ローマ「Capisco...(分かったわ...)」スッ

ポーラ「鳳翔さん、準備はいいですか?」チャキッ

鳳翔「は、はい...」スッ

ズブッ

鳳翔「く...ぅ...」

ザシュッ

鳳翔「は...やく...」ボタボタ

ポーラ「ふんっ」ポイッ

ポーラ「そう簡単に死んで貰ったら困りますから」ニコッ

鳳翔「え...?」

ローマ「うわぁ...腸が飛び出してて気持ち悪いわね...」

ポーラ「その服、穢れを落とすとか清められるとか言ってましたっけ?」

ポーラ「提督を殺した罪がそんなことで許されてたまりますか...」スタスタ

鳳翔「殺したのは...私じゃ...」

ポーラ「提督への暴行を止めなかった時点で殺したも同然です」グイッ

ローマ「ポーラ?何をするつもり?」

ポーラ「この服を脱がせます。死んだ時に白い服を着ていなければ穢れたまんまなんですよね?」

ローマ「面白いこと考えるわね...」ニヤッ

鳳翔「や、やめ...」ドクドク

ポーラ「出血量が多すぎて早くしないと死にそうですね...それっ!」

ドサッ

鳳翔「く...」

ローマ「フフ、裸で死ぬなんていかにも猿らしくていいんじゃない?」

ポーラ「それじゃあ私達は帰るので。さようなら~」

鳳翔「や...だ...こんな死に方...い...や...」ガクッ

鳳翔「...」

ローマ「いい気味ね...地獄で永遠に罪を償いなさい...」

ーーーーーーーー

廊下

ローマ「それにしても...あなたがあんな事をするなんて意外だったわ」

ポーラ「やっと...現実を受け入れ始めたんです...」

ポーラ「今までは、なんとなく提督がまだ生きてるんじゃないかって気がしてて...けど、ここの狂った連中を見てると、やっぱり提督は殺されたんだ...もう戻らないんだって...」ポロポロ

ポーラ「私、実はオイゲンさんと同じ事をずっと思ってたんです...」

ローマ「...」

ポーラ「たかがマグレで戦争に勝っていただけの島国とイタリアが、ドイツの影響で同盟を結ぶ事になって...なんで私がこんな劣等生物の国へ来る羽目になったんだろうって...」

ポーラ「最初はここでの任務なんて全くやる気がありませんでした。提督だってどうせメガネをかけた出っ歯のチビだろうし、イタリア人と比べる価値もないようなやつだと思ってました...」

ポーラ「けど、提督は違いました...彼は心の底では舌を出していた舐め腐っていた私に、流暢なイタリア語で挨拶してくれたんです...」

ローマ「そうだったわね...」

ポーラ「けど、別にイタリア語が堪能なわけじゃなかったんですよね。私達がイタリアから来るって知って、挨拶だけでもって一生懸命練習してくれて...」

ローマ「そうね...提督は素晴らしい人だったわ...私も提督に出会って、この国の人への差別感情なんてすぐに消えたもの...人種なんて関係ないんだって...」

ポーラ「けど、違いました」

ローマ「...」

ポーラ「素晴らしかったのは、提督だけです。所詮それ以外の奴らなんて、やっぱり猿です...」

ローマ「ポーラ、あなたの言う通りよ。あんなに優れた人間をリンチして殺すなんて、劣等感に苛まれた猿の仕業。人間がやる事じゃないわ」

ポーラ「そう...私達がやってることは害獣駆除なんです。提督を殺した害獣は、私達人間が責任を持って駆除するべきです...」

ローマ「そうね...一匹たりとも逃してはならないわ...」

ポーラ「提督...全てが終わったら私もそちらへ行きます...そちらに行ったら一緒にお酒を飲んで、私を褒めてください...」

少し立て込んでて書けてませんが今週中にまた投稿します
生存報告だけ

突然現れた海外艦に感情移入ができないと言うコメントがありました
ほならね、書けばいいんでしょ?私はそう言いたい。
ーーーーーーーー
出会い編 ローマ

ローマ「(はぁ...この私がこんな極東の僻地へ飛ばされる事になるなんて...)」スタスタ

ローマ「(ちょっと戦争に連勝したからって調子に乗った島国なんかと同盟なんて組むんじゃないわよ...全く...)」スタスタ

ローマ「(ここが司令室...どんなイエローモンキーがいるのかしら)」スッ

ローマ「Mi scusi Battleship Roma,(失礼、戦艦ローマよ)」フフッ

コンコン

「prego(どうぞ)」

ローマ「!?」ガチャッ

提督「Piacere di conoscerti.Battleship Roma,(お会いできて光栄です。戦艦ローマ)」スッ

ローマ「Capisci l'italiano?(イタリア語が分かるの?)」

提督「...ハハ、すまない。挨拶しか出来ないんだ。初めまして戦艦ローマ。改めてよろしく。私はこの鎮守府の提督だ」

ローマ「フフ、頑張ったのね。なかなか良い発音だったわよ?こちらこそよろしく」スッ

ギュッ

提督「ほんとか!?ネイティヴにそう言ってもらえるとすごく嬉しいよ!ありがとう!」

ローマ「ええ、あなたセンスあるわ。私が特別にイタリア語を教えてあげてもいいわよ?」

ソレハゼヒオネガイシタイナー マカセナサイ

ローマ「(なんだ、聞いてたよりずっと知的で紳士じゃない。アジア人が劣ってるなんて所詮は噂ね...)」

ーーーーーーーー

オイゲン

オイゲン「(はぁーーー...なんで私が劣等民族の国に来なきゃいけないの!?金髪碧眼...完璧なアーリア人であるこの私がどうして...)」ブツブツ

オイゲン「Guten Morgen, Stirb!(おはよう、死ね!)」コンコンガチャッ

提督「Guten Morgen, Wie geht es Ihnen?(おはよう。ご機嫌いかがかな?)」ニコッ

オイゲン「(ヤバッ!ドイツ語分かる系か...!?)」アセアセ

オイゲン「わ!びっくりした!私、ドイツ生まれの重巡、プリンツ・オイゲン...」

提督「うん。よろしく」スッ

オイゲン「(ば、バレてない?)」

オイゲン「は、はい!よろしくお願いします!」スッ

ギュッ

提督「ところでさ...」

オイゲン「は、はいぃ!」ビクッ

提督「私のさっきのドイツ語、変じゃなかったかな?ドイツ語話者が周りにいないから発音が合ってるのか分からなくて...」

オイゲン「えっ!誰にも教えてもらわずにあれなんですか!?」

提督「え?あ、あぁ」

オイゲン「なんていうか...悪くはなかったですよ///」

提督「そ、そうか...良かった...」

オイゲン「(わ、私のためにわざわざ練習してたのかな!?さっきまで猿にしか見えなかったのに急に人間に見えてきちゃった///)」

提督「言語も文化も違う異国までやってきて心細いと思うが、君のことは全力でサポートする。困ったことがあったらなんでも言ってくれ」ニコッ

オイゲン「は、はい///」

オイゲン「(頼れる人がこの人だけだと思ったら急に頼もしく思えてきた///私って結構チョロいのかなぁ...///)」

ーーーーーーーー

ポーラ

ポーラ「はぁ~。もうど~でもいぃ~」

ポーラ「この私がこんな所に飛ばされてぇ~。飲まなきゃやってられないで~す」グビグビ

ポーラ「ポーラですぅ!!着任しましたぁ!!!」ドンドンドンドン

ポーラ「入りますよ~」ガチャッ

提督「Pi,Piacere di conoscerti...(お、お会いできて光栄です...)」

ポーラ「へ...」ガシャン

提督「ど、どうした!?大丈夫か!?」

ポーラ「もう二度と聞くことはないと思ってたイタリア語...」

提督「え?あぁ...せっかくイタリアから遥々来てくれたんだから、挨拶くらいはちゃんとしてあげたいと思ってな...」

ポーラ「て、提督ぅ...」ギュッ

提督「大丈夫か?」ギュッ

ポーラ「提督はぁ...いい人ですねぇ...」

提督「ん?どうしたんだいきなり...まさか酔っ払ってるな?」フフッ

ポーラ「違います...提督、改めまして。ザラ級重巡洋艦の三番艦、ポーラです。よろしくお願いします」スッ

提督「おぉ、急にシラフに...こちらこそよろしく」ギュッ

ポーラ「提督、まだ私はあなたの一部しか知りませんが、あなたには期待しています。どうか今後もよろしくお願いしますねっ」ニコッ

これは完全に番外編です。
思いつきで書いたので続きの予定は特にない。あんまり脱線すると本編が進まないしね

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蒼龍殺されてんじゃんってツッコミは我ながらある
ーーーーーーーー
二航戦room

飛龍「聞いた?あの話...」

蒼龍「海外艦の子達の事だよね...」

飛龍「事件に関わった艦娘を全員殺すっていきり立ってるらしくて...」

ドンドンドンドン

蒼龍「ッ!?」ビクッ

飛龍「は、はい!」

「早く開けてください。お猿さんだからドアの開け方が分からないんですか?」

飛龍「す、すぐ開けるから...」カチャ

バンッ

飛龍「キャッ!」ドサッ

蒼龍「ひ、飛龍!」

オイゲン「ドアの前に立ってたら危ないじゃないですか」ケラケラ

蒼龍「危ないのはそっちでしょ!!飛龍がドアの前にいた事くらい分かってた癖に!」

飛龍「もういいよ蒼龍...」

オイゲン「飛龍さんはお話が分かる人でよかったです」ニコッ

蒼龍「...で、何の用なの...」ムスッ

オイゲン「何の用?」

オイゲン「あなた達こそ何の用があってまだ生きてるんですか?」

飛龍「え...」

オイゲン「私達の愛する提督をリンチして。殺して。それでも何故あなた達はのうのうと生きているんですか?」

蒼龍「それを言いにわざわざここまで来たの...」

オイゲン「はい。あなた達がこの鎮守府にいる事自体許せないですから」

蒼龍「あとから来た分際で...」ボソッ

オイゲン「は?」

飛龍「もういいってば!言われなくても死ぬつもりだからほっといて!」

オイゲン「あ、そうだったんですね!それならよかったです!」

蒼龍「本気なの...飛龍...」

飛龍「本気だよ。明石さんから自決用の薬も貰ったし...」

オイゲン「え?」

飛龍「な、何よ」

オイゲン「まさか楽して死ぬつもりなんですか!?」

蒼龍「人の死に方にケチつけないでよ」

オイゲン「聞きましたよ。二人とも、提督を羽交い締めにして目をえぐり出したんですって?提督をそんな目に合わせておきながら、自分は楽して薬で死のうと?」

飛龍「ならどうすればいいのよ!」

オイゲン「自分で考えることも出来ないなんて...あなた本当に提督と同じ人種なんですか?いや、提督が私達の血がどこかで混じってたのかも...」ブツブツ

蒼龍「人種人種ってなによ...気持ち悪い...」

オイゲン「あぁ、話が逸れちゃいましたね。どうすればいいかでしたっけ?」

飛龍「えぇ...不本意だけど、どうすれば提督に償えるのかあなたの意見も聞いてみようかしら」

蒼龍「...」

オイゲン「簡単ですよ。提督にやったことを自分にやればいいんです」

飛龍「提督にした事を...自分に?」ゾクッ

蒼龍「ひ、飛龍!こんな奴の言うことなんか聞かなくていいよ!」

オイゲン「楽に死ぬも償って死ぬもご自由に。それじゃあ私はこれで」ヒラヒラ

バタン

ーーーーーーーー

蒼龍「飛龍...あんな奴の言うことなんか間に受けちゃダメだよ?」

飛龍「...」スッ

蒼龍「飛龍...?」

飛龍「...」カチャカチャ

蒼龍「ね、ねぇ!何してるの!?そこスプーン置いてるとこだよね!?」

飛龍「私は...オイゲンちゃんの言う通りだと思う...」スッ

蒼龍「え...?」

飛龍「ごめんね。蒼龍ッ!」グイッ

グリュッ

蒼龍「へ!?痛い!痛いよ飛龍!!やめて!!やめて!!」バタバタ

飛龍「暴れるとちゃんと出来ないから!落ち着いて!!」グッ

蒼龍「いだい!!!いだいよぉ!!」

飛龍「大丈夫!大丈夫だから...ッ!」

ブチッ

蒼龍「いやぁぁぁぁぁぁ!」バタッ

飛龍「ごめんね...ごめんね蒼龍...」

蒼龍「右!右目が見えないよぉぉ!!なんで!?なんでこんなことするの!?」

飛龍「私も...」グッ

飛龍「く...」グリュッ

ブチッ

飛龍「はぅっ...」クラッ

飛龍「そ、蒼龍...これ、薬...もう楽になっていいんだよ...」ボタボタ

蒼龍「や、やだ!私死にたくない!!」

飛龍「ダメだよ!!!償わなきゃ!!」グイッ

蒼龍「やだ!やだっ!」ジタバタ

飛龍「ほらッ!噛んで!」グググ

蒼龍「くぅ ...」ボリッ

飛龍「即効性のある毒だから、すぐに楽になれるからね...」

蒼龍「や...だ...」ポロポロ

飛龍「私もすぐに逝くから...」パクッ

飛龍「...」ボリッ

飛龍「蒼龍、あっちに行っても、一緒だからね...」ギュッ

蒼龍「...」

飛龍「...」

ーーーーーーーー

前明石書いたの忘れててもう一回書いてた...
ーーーーーーーー
焼却炉

青葉「...」サッ

パラパラ

青葉「...」サッ

パラパラ

天龍「よう、何してんだ?」

青葉「天龍さん...」

天龍「ひでえ顔だな。今にも死にそうな顔してる」

青葉「あはは、天龍さんだって...目に光がないですよ?」

天龍「バカ、俺のことはいいんだよ。それ、青葉が撮った写真だろ?なんでそんな大切なもの燃やすんだよ」

青葉「こんな物、大切じゃありませんよ...」

天龍「折角皆が写ってる写真なんだからやめろよ!!もうここにはいない連中ばっかりなんだぞ!」グイッ

青葉「ダメです!見ないでください!」

天龍「あ...」

青葉「...だから燃やしてるんですよ」サッ

パラパラ

天龍「あぁぁぁぁぁ...」ガクガク

青葉「皆が笑顔で提督を傷つけてる写真なんて...」

天龍「ち、違う...俺はやってない...あれは俺じゃなくて俺の中の何かが勝手に...」ガクガク

青葉「これは提督が燃やされる写真...」

青葉「こっちは提督が的にされた写真...」

青葉「ゴミを食べる提督の写真...」

青葉「皆、ほんといい笑顔だなぁ...」

青葉「これが最後の一枚...」サッ

ヒラヒラ

青葉「天龍さん、今までありがとうございました」

天龍「チガウオレハヤッテナイ...」ガクガク

青葉「聞こえてないか...」

青葉「怖いなぁ...熱いんだろうなぁ...」

青葉「でも、提督と同じ思いができる...それって提督と一緒になったのと同じ事ですよね...」

青葉「提督、青葉に勇気をください」シャシンギュッ

青葉「ッ!」ダッ

ボワッ

キャァァァァァァァ

天龍「ま、またこの声だ!!もうやめてくれぇ!!!」ガタガタ

ーーーーーーーー

残り天龍と天城
正直死ぬにしてもマンネリ感があるのは否めないから、早く終わらせて提督生存ルートを書きたいから今日中に提督死亡verは書き終えます

すごく変な文になった
マンネリ感があるのは否めないから今日中に提督死亡verは終わらせる。
早く提督生存ルートを書きたい気持ちもあるからねと言いたかった

軽巡寮

龍田「天龍ちゃん、あーん」

天龍「いらねぇよ...」

龍田「もう、ちゃんとご飯は食べないとダメよ~」グイッ

天龍「いらないって言ってんだろ!」バシッ

龍田「キャッ!?」

バシャッ

龍田「あ...ご飯が...」

天龍「~~ッ!」バキッ

龍田「いっ!」ドサッ

天龍「そんな顔すんじゃねえ!お前が無理矢理食わせようとしたのが悪いんだろ!?」

龍田「そ、そうよね...ごめんなさい...」

天龍「謝るな!」グイッ

龍田「い、痛いよ天龍ちゃん...」

天龍「お前は何も悪くないだろ!?なんで謝るんだよ!!」

龍田「ご、ごめ...」

天龍「これ以上俺を惨めにさせないでくれ...」ポロポロ

龍田「天龍ちゃん...」ギュッ

天龍「龍田...この鎮守府、後は任せた」

龍田「へ...?」

天龍「今この鎮守府は全く機能してない。このタイミングで深海棲艦の攻撃があればここにいる奴らは全員おしまいだ」

龍田「ちょっと待って!話が掴めないよ!」

天龍「敵の中心部に特攻を仕掛ける。混乱が起きれば万が一鎮守府への攻撃を画策していたなら引き伸ばせるからな」

龍田「と、特攻!?それじゃ天龍ちゃんも死んじゃうのよ!?」

天龍「龍田、俺の命なんか最初からないんだよ」ニコッ

天龍「俺だって最初は軍人らしく...いや、それを言い訳にさっさと自殺するつもりだった。けど、お前に当たり散らしながら何とか生きてきて思ったんだ」

龍田「...?」

天龍「俺は、提督が残したこの鎮守府を守りたい。死ぬにしても敵陣に攻撃を仕掛けた方が、償いにもなるだろ?」

龍田「私は天龍ちゃんがいればそれでいいの!」ポロポロ

天龍「じゃあな、龍田...」トスッ

龍田「てんりゅ...ちゃ...」パタッ

母港

天龍「ありったけの弾薬に爆雷...これだけありゃ姫級でも吹き飛びそうだな」

天龍「クッ...重い...」

天龍「(すまない龍田...)」

ーーーーーーーー

サーモン海域

天龍「何とか中心あたりまでは来たが...敵はどこだ?」

ヒュゥゥゥゥゥ

天龍「上ッ!?」

ドカーン

天龍「クソッ!航空機からの攻撃か!どこにいやがる!?」

ヲ級「...」

天龍「いたっ!」

ヲ級「哀レナ艦娘...」

天龍「喰らえッ...!?」

ズルッ

天龍「カハッ...」

天龍「(あれ...?俺の下半身がどうして目の前に...?)」

ヲ級「大丈夫...1度私達ノ所へ来レバ助カル...」

天龍「(油断してた...敵海域なんだから...囲まれていて当然か...)」

ヲ級「サァ、コチラへオイデ...」

ーーーーーーーー

睡魔には勝てなかったよ...
寝ます

まさか>>525を書いてから永遠の眠りに……なんてことはないよな

>>534
亀更新になってて本当に申し訳ない
週末にはまた書きます

天城「(あれからどれだけの時間が経ったんだろう...鎮守府は既に再建不可能なレベルまで落ちてしまった...)」

スッ

天城「(提督がくださったネックレス...)」ギュッ

天城「提督...」

ーーーーーーーー

司令室

天城「最後は...提督と一緒に...」カチャカチャ

天城「提督...今まで本当にありがとうございました...」グッ

天城「ッ...」

天城「...」

ーーーーーーーー

鎮守府前

新提督「ここが新しい配属先か...前任の提督は自己都合退職...何も問題のないところなら良いが...」

新提督「にしても人気がないな...」スタスタ

オイゲン「どちら様ですか?」

新提督「!?」ビクッ

オイゲン「ここは動物園じゃないですよ?関係のない方は出て行ってくださいね」

新提督「なっ、なんだと貴様!私はここに新しく配属された提督だ!」

オイゲン「提督...私達の提督はあのお方ただ一人です」

新提督「...まぁまだ認められていないのは構わん。司令室に案内してくれ」

オイゲン「はぁ...」ユビサシ

新提督「...?」

オイゲン「またそのマヌケヅラ...あそこが司令室ですからどうぞ勝手に行ってください。それじゃ」スタスタ

新提督「お、おい!待て!」

新提督「クソッ!とにかくあの部屋が司令室か。すぐに全員召集して状況を把握するべきだな...」

ーーーーーーーー

司令室前

新提督「ここが司令室かな...?」カチャ

グッ

新提督「なんだ?何かがぶつかって開かないぞ?」

グッ

新提督「この...!」グイグイ

新提督「ちょっとだけ開いたな...」

ツン

新提督「なんだ...?この鼻をつく臭いは...」

新提督「少し乱暴だが...フンッ!」ドカッ

新提督「もう少し...!」ドカッ

新提督「次で...!」ドカッ

ドサッ

新提督「クッ...いててて...!?」

新提督「し、死体!?ドアノブで首を吊って...!」

新提督「は、早くここから出ないと...」ガタガタ

新提督「~~」パタッ

大本営

元帥「新提督君が倒れた?」

大将「はい。憲兵隊の調査報告によると、所属していた殆どの艦娘の死亡が確認されており、新提督はその遺体を見たショックで倒れたと...」

元帥「由々しき事態だな...鎮守府の存続は?」

大将「もはや不可能なレベルであると。あの島にまわす余剰人員もいません」

元帥「あの島...いや、あの海域一帯を放棄せざるを得ないということか...」

大将「...」

ーーーーーーーー

数週間後、日本本土はかつてない深海棲艦の大艦隊に襲撃を受け焦土と化した。
日本メディアが最後に捉えた映像には、深海棲艦に混じり、所謂海外艦も攻撃に参加していたという。

ほんとにすまねぇ...
これで死亡ルートは終わりだから次からが生存ルートです

生存ルートにおける提督の対応を安価とります

①完全にトラウマになっている(設定)で接する
②ショックで記憶を失っているが身体は恐怖を覚えている

↓5までの多数決で

既に1のが多いので1でいきます
>>145から再スタートになりますが、もう一つだけ安価とります

①提督にヒロポンを打つ
②打たない

途中送信しちまった
↓3まで

明石「(いや、これを使うのは最後の手段...提督はまだ死ぬって決まったわけじゃないもの...)」スッ

提督「ッ!?」

明石「て、提督!大丈夫ですか!?」

提督「大丈夫なわけないだろう...痛みがひどいと気絶してても意識が戻るんだな...」

明石「す、すみません...」

提督「謝るくらいなら治療をして欲しいんだけどな...」

明石「流石にそんな傷の治療は分からなくて...」

提督「まぁいいさ。この調子だともうすぐにでも殺されそうだ。今更治療した所で...」

明石「そ、そんなことありません!提督はまだ死ぬって決まったわけじゃ...!」

提督「もういいんだ...それより明石、次は誰なんだ?」

明石「次は...↓1です...」

①空母
②間宮
③七駆

提督生存ルート

医務室

提督「七駆か...ハハ...殺されに行ってくるよ」フラフラ

明石「ッ!」ポロポロ

明石「(提督、すみません。例え命令に背いたとしても、やっぱりあなたを死なせたくありません...!)」

明石「(今ならまだ間に合う...)」ガチャッ

明石「もしもし、大本営でしょうか。実は...」

ーーーーーーーー

提督「入るぞ...」

ガチャッ

曙「あら、許可もしてないのに入るなんていい度胸してるのね?」

提督「(もうない命だ...どう振る舞ったって変わらない...)」

漣「シカトですかぁ~?」

潮「...」スタスタ

スッ

朧「潮?どうしたの?」

潮「ッ!」グサッ

提督「グッ!?」

曙「あら、もう殺しちゃうの?」

漣「でもハサミなんかじゃちゃんと刺さらないんじゃない?」

曙「なら手伝ってあげるわよ♪」グリュッ

提督「ぐあぁぁぁ!?」

朧「もう少し深く刺さないと心臓には届かないよ...ッ!」グッ

提督「ぐ...ぐ...」ドクドク

ーーーーーーーー

...

......

.........

提督「(ゲームスタートだ...)」ニヤッ

潮「へ...?」

曙「は...?え...?あ、あんた何して...」

漣「ち、ちが!」

朧「そ、それより早く提督を!」

提督「(切れ味の鈍いハサミとはいえかなり深く刺したな...)し...死ぬ...」カヒュッ

曙「喋っちゃダメ!だ、大丈夫よ!絶対助かるから!」

漣「ご主人様!漣の目を見てください!気を確かに!!」

潮「わ、私はなんで...」ガクガク

朧「私明石さんを呼んでくる!!」ダッ

曙「提督...提督...」ポロポロ

ーーーーーーーー

医務室

朧「明石さん!!!」バンッ

明石「どうしたの!?」ビクッ

朧「て、提督がぁ!!」ポロポロ

明石「(意識が戻ってる!?じゃあもう提督は...)」

朧「提督が胸を刺されて!で、でも!心臓には達してないから助かりますよね!?」

明石「それは本当!?」

朧「は、はい!」

明石「(きっと到達する前にスイッチの効果が解除されたのね!それならまだ望みが...!)」

明石「すぐに手術を始めるわ!朧ちゃんはこの担架に提督を乗せて手術室へ!絶対に揺らさないように!」

朧「わ、分かりました!!」

ーーーーーーーー

...
......
.........

医務室

提督「ん...」パチッ

明石「提督、お目覚めですか?」

提督「明石...」

明石「すみません...助けてしまって...」

提督「こっちへおいで...」

明石「は、はい」ビクッ

提督「明石...」

ナデナデ

明石「へ!?」

提督「俺のわがままに付き合ってくれてありがとう」

明石「い、いえ!そんな!提督のお手伝いができるなら私なんでも...!」

提督「ならもう少しだけ付き合ってもらってもいいかな?」

明石「提督が死なない内容なら...」

提督「死ぬ寸前で助けられてもっといいことを思いついたんだ」

明石「...?」

提督「俺は彼女達のことがトラウマになった事にして接する。君もそれに付き合って欲しいんだ」

明石「...」

提督「明石と俺だけの秘密だ」

明石「私と提督だけの秘密...」

提督「そう、俺とお前だけのな」

明石「分かりました」

提督「ありがとう。本当に明石はいい子だなぁ」ニコッ

明石「///」

明石「(サイテーな人だって分かってるのに、この人の笑顔には逆らえないなぁ...)」

明石「あ...」

提督「どうした?」

明石「私、憲兵さんに通報しちゃいました...」

提督「何!?それはいつだ!?」

明石「き、昨日の夜です...」

提督「マズイな...計画が台無しになる...」

明石「すみません...」

提督「よし、俺が直接上と話す。電話を貸してくれ」

ーーーーーーーー

大本営

元帥「て、提督君!!!無事だったか!!」

元帥「な、何?殺人未遂は誤報...?」

元帥「し、しかしそれでは憲兵も納得せんぞ...」

元帥「分かった...君がそこまで言うなら私がもみ消しておくが...」

元帥「提督君、私は君の味方だ」

元帥「君に何かあれば艦娘は皆殺しにする。いいね?」

ガチャン

提督「ケッ、ヤンホモジジイとか需要ねぇんだよ」ペッ

提督「ともあれ、問題はこれでクリアだ」

提督「それじゃあ始めるぞ。準備はいいな?」

明石「はい」

今日はここまで

コテハン違うけどこっそり全く別ジャンルの艦これss書いてました(小声)
【艦これ】デレデレ霞ちゃん - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1517682436/)
艦娘に殺されたい時と甘やかしたい時があるんや...
ここの人達には生温くてヘドが出るかもしれんが暇つぶしによければ

医務室前

ガチャッ

明石「ふぅ...」

榛名「明石さん!!」バッ

明石「あ、榛名さん」

榛名「て、提督は!?一体何がなんだか...!」

明石「安心してください。提督は妖精さんが治療してくれました。今はぐっすり眠ってます」

榛名「そうですか...無事なんですね...」ヘナヘナ

明石「あの...他の皆さんは?」

榛名「他の方はその...殆どがショックで部屋に篭ったりしてます...」

明石「そうなんですね...榛名さんは大丈夫だったんですか?」

榛名「私もショックで何度も吐いちゃいましたよ...けど、私は提督のお嫁さんですから」ニコッ

明石「(榛名さんの弱々しい笑顔に心が痛くなるなぁ...)」

榛名「あ、あの!一目でいいんです!提督の顔を見せていただけませんか!?」

明石「そ、それは...」

榛名「お願いします...」ドゲザ

明石「分かりました...」

ガチャッ

榛名「ありがとうございます!!」ダッ

明石「私は部屋の前で待ってますね」

榛名「はいっ!」

ーーーーーーーー

医務室

提督「(榛名が来たか)...」

榛名「提督...」

提督「ん...」ピクッ

榛名「て、提督!!」サワッ

提督「ッ!?うわぁぁぁぁぁ!!」ビクッ

榛名「提督!?は、榛名です!!落ち着いてください!!」

提督「頼む!!殺さないでくれ!!い、命だけは...」ガクガク

榛名「そんな事しませんから!大丈夫ですからぁ!」ギュッ

提督「やめろぉぉぉ!!離してくれぇぇ!!」ジタバタ

榛名「キャッ!?」ドサッ

提督「こ、殺される...ここから早く逃げないと...」フラフラ

榛名「提督...待ってください...」フラッ

榛名「うっ...」ドサッ

榛名「(足が動かない...提督に拒絶されて身体中が震えてる...)」ガクガク

榛名「提督ぅ...」ポロポロ

ーーーーーーーー

医務室前

ガチャッ

明石「提督、どうでした?」

提督「とりあえず突き飛ばして逃げて来た。榛名には後でたっぷり絶望を味わわせるさ」

明石「ほんとクズですね...」

提督「聞こえない聞こえない。ところで明石、車椅子頼む。流石に動くのも辛いんだ」

明石「はいはい。ちょっと待っててくださいね」

ーーーーーーーー

提督「よし。車椅子に座ったおかげで余計に痛々しい見た目になったな」ニヤッ

明石「ところで、今からどうするんですか?」

提督「うーん、まぁわざとらしく皆の前に現れるとするか」ニヤニヤ

明石「はぁ~...ちなみにどの子のところへ?どうせ連れてけっていうんでしょ?」

提督「そうだなぁ...まずは↓1かな」

ーーーーーーーー

既に話に出ている艦娘でお願いします

提督「二航戦かなぁ。そうだ!あたかも偶然会ってしまったかのようにできないか!?」カラカラ

明石「そんな高度な要求しないでくださいよ...」カラカラ

提督「あいつらなら弓道場の周りを練り歩いてれば会えそうなんだけどなぁ...あ...」

飛龍「蒼龍、弓道だけでもちゃんと続けないと...もし急襲でもあったら対応できなくなっちゃうよ?」

蒼龍「今は何もやる気が起きないよ...」

明石「あ...」

提督「まさかこんな早く見つかるとはな」

明石「まだ気づかれてませんね」

提督「明石、俺今からぶっ倒れるから起こしてくれ」

明石「...へ!?ちょっ!」

提督「うぐっ!?」バタッ

飛龍「!?」

蒼龍「提督!?」ダッ

飛龍「う、嘘!提督!!」ダッ

提督「明石、近づけさせるな」ボソッ

明石「...」コクッ

明石「止まってください!!」

蒼龍 飛龍「ッ!?」ビクッ

明石「提督?大丈夫ですか?」ダキアゲ

提督「だ、大丈夫だ...」

蒼龍「あ、あの!」

提督「...」

飛龍「提督...その...」オドオド

提督「明石、出してくれ」

明石「はい」

蒼龍「ま、待ってください!!」

提督「...なんだ?」

蒼龍「あの...その...もうなんて言っていいのか自分でも分かりません...けど、その...すみませんでした!!」ドゲザ

飛龍「わ、私からも!!すみませんでした!!」ドゲザ

提督「話はそれだけか?」

提督「なら二度と俺の目の前に現れないでくれ」

蒼龍「ぇ...」ビクッ

飛龍「...」

明石「提督、行きましょう」

提督「あぁ」

蒼龍「うぅ...」グスッ

飛龍「蒼龍...」ギュッ

蒼龍「提督をあんな目に合わせて...拒絶されて...私これからどうしたらいいの...?」

飛龍「蒼龍...」

飛龍「死んで償うしかないのかな...」

提督「あー二人とも」

蒼龍 飛龍「ッ!!」

提督「俺から最初で最後の命令だ。自傷及び自殺は絶対に許さない。以上」

飛龍「うぅ...」ポロポロ

明石「接触も禁止。自傷も自殺も禁止って...償う方法を全て奪うなんて流石ですね」ヒソヒソ

提督「だろ?」ニヤニヤ

明石「褒めてないですから」

提督「次は↓1のとこなんてどうだ?」

明石「分かりました」

明石「ところで提督、提案があるんですが」

提督「ん?」

明石「今から姉妹艦皆に会うんじゃなくて、一人一人に会っていきませんか?」

提督「というと?」

明石「ほら、例えばさっきならお互いに慰め合う事によって、心の余裕がどこかに生まれちゃうじゃないですか?」

提督「ふむ」

明石「そこで一人で居るところを狙えば、頼る相手もいなくてより絶望させることが出来ると思うんです!」フンス

提督「なるほど...にしてもやけにノリノリだな」

明石「だって、提督が死なずにすみましたから///」

提督「(デレた明石も何かに使えそうだな...)それはありがとう」ハハハ

提督「あぁ、あと司令室へ向かってくれないか?俺が生きてる事を放送する」

明石「ラジャー!」

ーーーーーーーー

司令室

提督「久々の司令室だな...長いこと檻に入れられてたから懐かしいなぁ」スッ

カチッ

提督「マイクテス、生存報告。以上」

明石「えっ雑すぎません?」

提督「ハハ、普通あんな目に遭わされてタラタラと放送しないだろ」

明石「そ、そうかなぁ?」

コンコンコン

提督「早速獲物が一匹...」

明石「開けますか?」

「あ、あの!潮です!」

提督「潮か...明石、開けないで隠れておいてくれないか?」ヒソヒソ

明石「分かりました」サッ

「あの!提督!開けてもよろしいですか!?」

提督「...」

「し、失礼しますね」ガチャッ

潮「ていと...『来るなぁ!!!』!」

提督「そ、それ以上近づけば撃つぞ!!!」ガクガク

潮「ま、待ってください提督!!」ジリッ

提督「ち、近づくなと言ってるだろ!!」パンッ

潮「キャッ!?」

提督「次は当てるぞ...!」

潮「聞いてください提督!!私、どうかしてたんです!!!」

提督「あぁそうだろうなぁ!!お前達のせいで...俺は...俺は...」ポロポロ

潮「け、けど!今はもう提督に敵意はありません!これまで通り...お、お慕いしてます!!」ジリッ

提督「信じられるかぁ!!」パンッ

潮「ッ!」

提督「ほ、ほんとに次は無いぞ!次は絶対に当てる!!」

潮「お願いします...どうかもう一度だけチャンスをください!!」

提督「だったら↓1してみろ!!」

ーーーーーーーー
途中まで書いちゃったけど折角だしトラウマになりながらもどう対応するのか今後は安価とりたい
↓1のセリフは多少文脈と合わなくても改変するので大丈夫です

提督「だったら自力でコートを元どおりにしてみろ!!」

潮「そ、それは...」

提督「出来るわけないよなぁ!!あのコートは俺と一緒に燃やされたんだから!!」

潮「ッ...」ポロポロ

提督「ほら、見てくれよ?背中なんかこんなに爛れちゃったよ」スッ

潮「ッ...ごめん...なさい...」

提督「もういい。お前とこうやって話してるだけで震えが止まらないんだ。出て行ってくれ」

潮「待ってください!!私、こんな所で提督に嫌われたくないです!」ポロポロ

提督「出て行けと言ってるんだ!!」

潮「嫌です!!」ダッ

提督「なっ!?」

ガシッ

提督「(クソッ 足にしがみついてきたか)」

潮「お願いします...提督...私にもう一度だけチャンスをください...」

提督「チッ」パンッ

潮「痛いッ!?」

提督「艦娘といえどゴム弾は十分に痛いはずだ。これ以上接触を続けるなら解体も辞さないぞ」キッ

潮「(提督に...撃たれた...?)」フラッ

ドサッ

提督「気絶したか」

明石「ちょっと!大丈夫なんですか!?」ガバッ

提督「殺傷能力のない弾で撃ったから大丈夫だよ。俺に撃たれたショックで気したらしい」

明石「ていうか提督、後半から全く怯えてませんでしたよね」

提督「ハハ、ちょっと熱くなっちまったな」

明石「潮ちゃんは部屋に送っておきますね」

提督「あぁ。送るとなると、また誰かがこっちに来そうだな...準備しとくか」

ーーーーーーーー
↓1次の七駆
↓2提督の対応(怯えながらも強気でいくのか弱気でいくのか等より絶望を与えられそうな案があれば是非)

駆逐寮

漣「明石さん、潮ちゃんのことわざわざ送って頂いてすみません」

明石「気にしないで。それより大丈夫?」

漣「え?」

明石「漣ちゃんも凄いクマ...ちゃんと寝てるの?」

漣「ハハハ...流石は明石さん、お見通しですね...」

明石「...」

漣「そういえば、ご主人様は司令室ですか?」

明石「え?えぇ、そうだけど...」

漣「分かりました!今からご主人様にちゃんと謝って来ます!」

明石「だ、大丈夫なの?」

漣「ご主人様は、器のでっかい人ですから、きっと許してくれます...」

漣「じゃなきゃ...許してくれないと...いつまでもあの悲鳴がこびり付いて離れない気がするんです...」ポロポロ

明石「漣ちゃん...」

漣「それじゃあ行って来ますね!」ニコッ

明石「(目に涙を溜めた笑顔...)」

明石「(いいかも...)」ドキドキ

ーーーーーーーー

司令室

「ご主人様ー!漣です!入りますねー?」

提督「(来た...)」ニヤッ

ガチャッ

漣「あっ!いたいたご主人様!」ニコッ

提督「ななな何の用だ!」ガタガタ

漣「やだなー、そんな怯えないでくださいよ!」ウルッ

提督「ま、また俺を燃やしに来たのか!?それとも殺しに来たのか!?」

漣「そ、そんなことしませんから。ご主人様のそんな顔見ると余計意地悪したくなっちゃうじゃないですかー」フルエゴエ

提督「ま、待て!いや、待ってください!!もう痛いのは嫌なんです!!」ドゲザ

漣「ちょ、ご主人様!やめてください!」スッ

提督「うわぁぁぁぁぁ!!」ビクッ

漣「な、何もしませんから!落ち着いてください!!」

明石「どうしたんですか!?」ガチャッ

漣「明石さ『明石!!こ、殺される!!助けてくれ!!』」

漣「えっ!?」オロオロ

提督「さ、漣がまた俺に意地悪するって!!その後殴りかかろうとして来たんだ!」

明石「それは本当ですか?」ギロッ

漣「か、勘違いですよ!ご主人様!本当に違うんです!」

提督「た、頼む明石!助けてくれ!!」

明石「提督、後ろへ下がってください」サッ

漣「えっ?えっ?」

明石「もうあの異常事態は収まったと思ってましたが...まだ敵対者がいるとは...」ギリッ

漣「じょ、冗談ですよね?明石さん?」

明石「これが冗談を言ってる顔に見えますか?」

漣「...」ポロポロ

明石「提督をまた殺そうとした罪は償ってもらいますから...!」

漣「だから...漣はそんなこと...」

提督「明石、騙されないでくれ!奴はさっきまで笑いながら俺のところに来たんだぞ!?普通殺しかけたやつのところに笑顔で来ないだろ!!」

明石「憲兵隊への通報も考えたほうがよさそうですね...」

漣「うぅ...うわぁぁぁぁぁん!!」ダッ

明石「あっ!待ちなさい!」ダッ

提督「待て明石」ガシッ

明石「...なんて、フリですよフリ」

提督「ほう...」

明石「私の演技、どうでした!?」

提督「なかなか良いカバーだったぞ。これからもよろしく頼む」

明石「はいっ!」

提督「さて次は...」

明石「提督、実は一つ進言がありまして」

提督「ん?なんだ?」

明石「提督って割と上から好かれてますよね?」

提督「あー、まぁ嫌われてはないわな」

明石「そこで、上の人を利用するなんてどうでしょう?」

提督「ほう...というと?」

明石「私の方から、提督にも秘密でこの鎮守府に調査官を派遣するように大本営に掛け合います」

提督「ふむ」

明石「そして調査官が本当に異常がないか確認するんです。そしてもし」

提督「異常が確認されれば...」

明石「そういう事です」

提督「ならターゲットは霞や曙あたりか?」

明石「そうなりますね。外部の人間からすれば、上官をクズ、クソ呼ばわりは明らかな『異常』ですから」

提督「お前もなかなか分かってきたじゃないか」ニヤニヤ

明石「えへへ、ありがとうございます///」

提督「今から調査官を呼んだらどのくらいに到着するか分かるか?」

明石「おそらく本土からの派遣ですから...1週間前後ではないでしょうか」

提督「ふむ、ならそれまでは七駆と霞はターゲットから外すか」

明石「そうですね。なら次はどうしますか?」

提督「↓1のとこにするか」

明石「了解です!」

ーーーーーーーー

七駆及び霞はしばらくの間安価対象外となります。
↓2に提督の対応もお願いします

提督「天龍と龍田のところにするか」

明石「了解です!」

提督「...」

明石「どうしたんですか?」

提督「いやな、今回に限り例外的に天龍を許そうかと思うんだ...」

明石「えっ!?」

提督「いや、もちろん全部許して元どおり!とはしないぞ?ただ、天龍と龍田の扱いに差をつけるのもまた一興かなと」

明石「なるほど。今回はお試しって感じでやってみましょうか!」

ーーーーーーーー

軽巡寮

天龍「...決めた!」

龍田「...?」

天龍「俺、謝ってくる!」

龍田「そ、そんなの許してもらえるわけないよ...」

天龍「許してもらうもらわないじゃねぇんだ!龍田は許して貰えないなら謝らないのか!?違うだろ?たとえ許してもらえなくったって、誠意を見せることが大事なんだよ!」

龍田「私には無理だよ...」

天龍「...なら俺だけで行ってくるから。龍田はずっとそうしてろ」フンッ

龍田「ぁ...」

undefined

司令室

提督「(天龍...こういう時、お前が一番誠意ある対応をしてくれると信じてるぞ)」

コンコンコン

「天龍です!提督、入ってもよろしいでしょうか」

提督「(ほう)あぁ...」

ガチャッ

天龍「提督...」スッ

天龍「この度は大変な危害を加え、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」ドゲザ

提督「天龍...」

天龍「...」ドゲザ

提督「そんな事で許されると思ってるのか?」

天龍「いえ、一切思っていません」ドゲザ

提督「なら何故ここにきた?」

天龍「誠意を見せるのが筋だと思ったからです」

提督「しかし『見ててください』ッ!?」

スッ

提督「な、何をするつもりだ!!」

天龍「指を全部詰めます」

提督「やめろ!!俺はそんなこと望んでない!!」

天龍「ッ!!」ブンッ

提督「(天龍...お前がそこまでの誠意を見せてくれるなんて嬉しいよ)」

提督「(決めた。お前は絶対にこっち側に堕としてやる)」

提督「やめろっ!」ガバッ

天龍「お、おい!何してっ!離せ!」

提督「ハハ、口調戻っちゃってるじゃないか...」

天龍「あ、いや、これは」アセアセ

提督「天龍、お前の気持ちは十分伝わったよ」ギュッ

天龍「ぁ...」ポロポロ

天龍「うそ...なんで俺泣いて...」

提督「...」ナデナデ

天龍「許してもらえなくても構わないって...思ってたのに...」

提督「天龍、実はお願いがあるんだ」

天龍「なんだ?なんだって聞いてやるぞ?」グスッ

提督「しばらくの間、俺の用心棒になってくれないか?実はまだ俺に敵意を持った艦娘もいてな...」

提督「(嘘だけど)」

天龍「ッ!それほんとか!?」

提督「あぁ...実はさっきも襲撃を受けてな...」

天龍「許さねぇ...ぶっ殺してやる...」

提督「天龍が味方になってくれるなんてこんな心強い事はないなぁ」ナデナデ

天龍「なっ///なんたって世界水準超えてるからな///」

提督「ハハ、なんだそれ」

天龍「あ...そうだ提督」

提督「ん?」

天龍「これ、仲直りの印って訳じゃないけど、よかったら受け取ってくれないか?」スッ

提督「おいおい、眼帯外しちゃって大丈夫なのか?」

天龍「いや、俺はカッコいいと思ってつけてただけだから///」

提督「それならありがたくもらうよ。いつまでもこんな目晒すわけにもいかないしな...」

天龍「ッ...」

提督「どうだ?似合うかな?」

天龍「あ、あぁ!バッチリだぜ!」

提督「ありがとうな」ナデナデ

天龍「おう///」

コンコンコン

提督「ん?また誰か来たのか」

天龍「提督、下がってろ」サッ

提督「あ、あぁ」

「龍田です~ 入りますよ~?」

ガチャッ

龍田「あら、天龍ちゃんもまだいたのね」

天龍「あぁ...」

龍田「あれ?その眼帯...」ジッ

提督「あ、あぁ。天龍に貰ったんだ」

天龍「龍田、何の用があってきたんだ?要件を先に言え」ギロッ

龍田「や、やだなぁ...私も提督に一言謝ろうと思って...」

天龍「だったらよ...」スタスタ

ガシッ

天龍「その態度はおかしいよなぁ!?」グッ

龍田「い、痛いよ天龍ちゃん!!」グググ

天龍「俺は二度と提督を傷つけないって決めたんだ...お前のその態度は提督の尊厳を傷つける」

天龍「謝りに来たのにその言葉遣いは何だ?大体さっきよ、提督のこと睨んでたよな?」

龍田「言葉遣いの事はごめんなさい!けど、睨んでないもん!」

提督「い、いや!睨まれた!」

龍田「!?」

提督「俺は身に染みてるから分かるんだ...龍田だけが俺に明確な殺意を持ってたから...!あの目だった!!」

龍田「あの時の私はどうかしてたの!!た、確かにあの時は何度も提督を殺そうと思った...けど、今は違います!!」キッ

提督「ま、またその目だ!!天龍!そいつをここから連れ出してくれ!!」

天龍「龍田、残念だよ」グイッ

龍田「やだ!やめて!離してよ天龍ちゃん!!」ジタバタ

天龍「暴れんな!」バキッ

龍田「いたっ!」ドサッ

天龍「ほら、行くぞ」ガチャッ

龍田「やだ...こんなお別れ嫌だよ...」ポロポロ

パタン

提督「...ククク」

明石「あれでよかったんですか?」

提督「ん?」

明石「完全に天龍さんのこと許してましたよね?」

提督「あぁ。その方が今後も使えると思ったからな」

明石「使えるって...」

明石「(私もそう思われてるのかな)」ゾクゾク

ーーーーーーーー

天龍が仲間になりました

次のターゲット↓1(霞と七駆を除く)
提督の対応もお願いします

今読み直して気づいたんだけど天城に何もさせてなかった
天城にされた事を↓1で安価とります
欠損系は矛盾が生じるのでナシでお願いします

司令室

提督「ッ...」

明石「提督!?どうしました!?」

提督「何、少し腹の怪我がな...」

明石「天城さんにやられたとこですか?」

提督「あぁ。何気にあれも結構キツかったな...」

ーーーーーーーー

営倉

提督「zzz...」

ガチャッ

提督「ん...」パチッ

ドゴッ

提督「ッ!?」

提督「~~~!!」ゴロゴロ

天城「おはようございます、提督」ニヤッ

提督「あ...まぎ...どうしてここに...」

霞「私が開けたのよ。それじゃ天城さん、終わったら教えてね」

天城「はーい♪こんな夜中にありがとうね♪」

天城「さて、提督」クルッ

提督「なんだ...」

天城「何だじゃないですよね?」バキッ

提督「ぐっ...容赦ないな...」ドサッ

天城「あら、まだまだ容赦した方なんですけど?」ドゴッ

提督「~~~!!」ゴロゴロ

天城「あはは、お腹殴られるの、そんなに痛いですか?芋虫みたい」

提督「そりゃ...よかったな...」スッ

天城「誰がたっていいって言いました...ッ!?」ドゴッ

提督「クフッ...」ビチャッ

天城「あら、ダメじゃないですか。血で床を汚しちゃったら...」グッ

提督「離せ...!」グググ

天城「ほら、汚した所は自分で掃除しないと?」

提督「やめろ...!」

天城「うーん、やけに反抗的ですね」バキッ

提督「うっ...」ドサッ

天城「どっちの立場が上か、分からせないといけないみたいですね」ニコッ

ーーーーーーーー

天城「はぁ...はぁ...もう朝になっちゃいましたね...♪」

提督「も、もう許してください...」ガクガク

天城「じゃあ最後にもう一発だけ...!」ドゴッ

提督「~!?」フラッ

天城「あーあ、気絶しちゃいましたね...」

ガチャッ

霞「天城さん、まだやってたの!?」

天城「あら、おはよう霞ちゃん」

霞「床が血の跡ですごいことになってる...これ誰が掃除するのよ!」

天城「あらほんと...でも安心して霞ちゃん!全部自分で舐めとるように教育しておいたから!」

霞「本当かしら...まぁそれならいいけど...」

ーーーーーーーー

司令室

提督「なんてことがあってな。思い出したらイライラしてきたな」

明石「なら次のターゲットは...」

提督「天城だな」ニヤッ

甘味処 間宮

天城「(提督が一命を取り留めたという報告を先ほど聞いた...)」

天城「(私は一体どうするべきなんでしょうか...)」

コトッ

伊良湖「お待たせしました」ニコッ

天城「あっ、ありがとうございます」

伊良湖「いえ、それでは」

天城「あの!」

伊良湖「はい?」クルッ

天城「間宮さんは大丈夫ですか?姿が見えないので...」

伊良湖「あー...間宮さんは少し用事があるそうで...」

天城「そうですか...」

伊良湖「あ、そうだ...」タタタッ

天城「?」

伊良湖「天城さん、もしよろしければこの甘味、提督の所へ持って行って頂けませんか?明石さんから注文がありまして」

天城「提督の所にですか...」

天城「(でも、話すきっかけになるかも...)」

天城「分かりました!すぐに持っていきます!」ダッ

伊良湖「あっ!まだ自分のも食べてないのに...」

伊良湖「(本当に提督のことが大好きなんですね...)」クスッ

ーーーーーーーー

司令室前

天城「(緊張する...けど...)」

天城「(前に進まなければ始まらない...!)」コンコンコン

「どうぞー」

天城「し、失礼します!」ガチャッ

明石「あれ?天城さんが持ってきてくれたんですか?」

天城「は、はい!伊良湖さんがお忙しいようで!ところで提督は...?」

明石「提督は今お手洗いに行ってますよ」

天城「あ...そうなんですね」

明石「はい。あっ、私お茶汲みに行ってくるので、天城さんはもう部屋に戻って頂いて大丈夫ですよ!」タタタッ

天城「は、はい」

天城「...」スタスタ

天城「提督の机...」ナデナデ

天城「一時期秘書艦だった頃に、ここで一緒に仕事した事がありましたね...」ポロッ

ガチャッ

天城「ッ!?」クルッ

提督「あ...」

天城「提督...」スッ

提督「あ...あぁ...」ガタガタ

天城「て、提督!?」

提督「オエェェェ!!」ビチャビチャ

天城「提督!!」タタタッ

提督「く...るなぁ!!」

天城「ぇ...」ピタッ

提督「うぅぅ...」ガクガク

天城「(ど、どうすれば)」オロオロ

提督「た、頼む...」

天城「な、何ですか!?提督の為ならなんでも...!」

提督「もう俺の前に現れないでくれ...お前を見てると...吐き気と震えが止まらないんだ...うぅっ!」ビチャビチャ

天城「そんな...」ポロポロ

提督「頼む!早く出て行ってくれ!また...オェェェ!!」ビチャビチャ

明石「て、提督!?」

提督「あ...かし...」

明石「大丈夫ですか!?」セナカナデナデ

提督「あいつを...つまみ出してくれ...」

明石「天城さん、申し訳ありませんが早急に出て行ってください」キッ

天城「...失礼しました」ポロポロ

提督「...」

ガチャッ

天城「...」チラッ

明石「大丈夫ですか?提督...」

提督「明石...怖かったよ...」ギュッ

明石「もう大丈夫ですからね...」ナデナデ

天城「ッ...」ポロポロ

パタン

ーーーーーーーー

明石「どうでした?」

提督「敵意むき出しの表情、扉がまだ空いてることを把握した上での慰め。どれを取っても完璧だったぞ」

明石「えへへ、ありがとうございます///」

提督「にしても、そろそろ腹が減ったな」

明石「じゃあ食堂に行きましょうか」

提督「いや、間宮に行こう」

明石「...なるほど。了解です!」

ーーーーーーーー

とりあえずここまで
続きは今夜か明日か

undefined

甘味処 間宮

明石「こんにちはー」ガラガラ

伊良湖「はーい?」

明石「あ、伊良湖さん。先ほどはありがとうございました」ペコリ

伊良湖「いえいえ!ちょっと手が離せなくて直接伺えなくてすみません」

伊良湖「あ、ところでまた甘味のご注文ですか?」

明石「ううん。提督とここでご飯食べようって話になったので来ました」

伊良湖「て、提督がいらっしゃるんですか?」フラッ

明石「い、伊良湖さん!?」ダキッ

伊良湖「す、すみません...どんな顔して提督に会えばいいのか...私...」ポロポロ

ガラガラ

伊良湖「ッ!」

提督「いやー、遅くなってすまない」

明石「松葉杖もすっかり使えるようになったんですね」

提督「あぁ。案外腕のトレーニングになるんじゃないか?」ハハハ

伊良湖「ぁ...提督...」

提督「伊良湖...」

伊良湖「...」プルプル

提督「災難だったな...」ギュッ

伊良湖「え...?」

提督「明石から聞いたぞ?間宮に脅されてたんだってな?」

伊良湖「そ...」

伊良湖「そうなんです!!私、間宮さんに無理矢理あの料理を提督に食べさせるように言われて...逆らえなくて...」ギュゥゥ

提督「辛い思いさせてごめんな...?」

伊良湖「ほんとに怖かったです...」ポロポロ

提督「もう大丈夫だからな」ナデナデ

伊良湖「提督...」ポロポロ

明石「ところで間宮さんはどうしてるんですか?」

伊良湖「間宮さんは、あれから包丁が持てなくて...ずっと部屋に引きこもっていらっしゃいます...」

提督「ほぅ...」

伊良湖「...?」

提督「伊良湖、もしよかったら自分の店を持ってみないか?」

伊良湖「...へ!?そんな、私が自分の店だなんて!まだまだ早いです!!」

提督「そう謙遜するな。伊良湖の料理は間宮に引けを取らないくらい絶品だし、現にこうやって店を代わりに切り盛りしてるじゃないか?」

明石「そうですよ。伊良湖さんの最中もアイスに並ぶほど大人気じゃないですか!」

伊良湖「私が...自分の店を...」ゴクッ

提督「(あと一押しだな...)」

提督「間宮が心配か?」

伊良湖「ッ...」ビクッ

提督「心配するな。間宮には俺から話をつけておく。伊良湖に逆恨みがないようにするよ」

明石「提督お墨付きならトラブルの心配もありませんよ?」

伊良湖「(私の店...提督のお墨付き...)」

伊良湖「や、やります!」

提督「そうか、それはよかったよ」ニコッ

明石「じゃあ早速看板も変えちゃいましょうか」

伊良湖「えっ!?それはいくらなんでも早すぎでは!」

提督「いいじゃないか。間宮はもう退役だ。それじゃあ話をつけてくるから。明石、後は頼んだよ」

明石「はい!」

ーーーーーーーー

甘味処 伊良湖

明石「ふぅ。終わりましたよ!」

伊良湖「ありがとうございます...」

明石「どうしたんですか?浮かない顔ですね?」

伊良湖「あの...」

明石「はい?」

伊良湖「どうして私が脅されてたなんて嘘ついたんですか...?」

明石「...」

伊良湖「私にとっては渡りに船...まさに地獄に垂らされた一本の蜘蛛の糸のようでした。けど...」

明石「提督に許されたんだからそれでいいじゃないですか」

伊良湖「そ、それは...」

明石「確かに私があそこで助けを出さずに、伊良湖さんも提督に見捨てさせることは出来たかもしれません」

伊良湖「ッ...」

明石「けど」

伊良湖「?」

明石「伊良湖さんも間宮さんも許されないなら、どっちかが犠牲になって片方が許された方がいいじゃないですか?」

伊良湖「そ、そんな他人を踏み台にするようなことって...」ブルッ

明石「でも伊良湖さんも直ぐにその話に乗りましたよね?」

伊良湖「それは...」

明石「いいじゃないですか。素直でいるとどっちも救われないなら、嘘をついてでも自分だけが救われたって。お店まで持てたじゃないですか?」

伊良湖「明石さんは...悪魔ですね...」ポロッ

明石「悪魔の誘惑に乗ったのはあなたですけどね、伊良湖さん」

明石「(ま、本当の悪魔は提督なんだけどなぁ...)」

ーーーーーーーー

廊下

提督「(チッ...間宮は部屋にいないし、他の奴に聞こうにも誰も外を歩いてない...)」

マミヤサン!

提督「ん?」サッ

ーーーーーーーー

明石「間宮さん!このままじゃお店乗っ取られちゃいますよ!?」

間宮「そんな...伊良湖ちゃんが...どうして...」ガクガク

明石「実は私...聞いちゃったんです...」

間宮「な、何を!?」

明石「伊良湖さんが...全部間宮さんに命令されたって...」

間宮「そ、そんな指示してません!!」

明石「けど、提督はすっかりそれを信じちゃってて...」

間宮「許さない...!!」ダッ

明石「あっ!間宮さん!」

明石「...」

明石「ふふっ、提督、もう出てきて大丈夫ですよ」クルッ

提督「お前...なかなか出来るじゃないか」

明石「えへっ、提督の為ならなんだってしちゃいますよ?」デレデレ

提督「それで、これからどうするつもりだ?」

明石「おそらく怒り狂った間宮さんが店でひと暴れするのは確実ですから、頃合いを見て提督も入ってください」

提督「そこで一方的に伊良湖の肩を持てば...」

明石「そういう事です」ニコッ

提督「明石...」ギュッ

明石「へ?提督...?」

提督「愛してるぞ...」ボソッ

明石「ッ!?///」

明石「ま、待ってください!提督には榛名さんが!!///」

提督「指輪はもうない。指もだけどな」ハハハ

明石「わ、笑えませんよ///」

提督「これからも俺の為によろしく頼むぞ」

明石「はい...提督の為ならこの命も捧げます...」ギュゥゥ

ーーーーーーーー

undefined

甘味処 伊良湖

ガシャーン

伊良湖「な、何!?」

間宮「何よ...これ...」

伊良湖「ま、間宮さん...!!」

間宮「何...?甘味処伊良湖って...?」

伊良湖「こ、これは...」

ガシャーン

伊良湖「キャッ!?」ビクッ

間宮「テーブルの位置とか少しだけ模様替えしたのね...けど、ここのテーブルはこうした方がいいかな...ッ!」ブンッ

ガシャーン

間宮「ほら、全部外に出したら中が開放的になって素敵よ!」

伊良湖「ぁ...テーブル...窓もめちゃくちゃ...」

間宮「それで伊良湖ちゃん」

伊良湖「...」ビクッ

間宮「提督に色目使ったんですって?」

伊良湖「色目...?ち、違います!!」

間宮「おかしいなぁ...伊良湖ちゃんが私に無理矢理命令されたんだって涙ながらに抱きついて訴えたって聞いたんだけど...?」

伊良湖「抱きついたのは提督からで...!」

間宮「また人のせいにするの!?」バキッ

伊良湖「いたっ!」ドサッ

間宮「ふふ...まだ物は持てないけど、叩き料理くらいなら作れるかもしれないわね...」ユラッ

伊良湖「や、やめ...!」

提督「何をしている!!」

undefined

提督「間宮...貴様...伊良湖に命令を強制した挙句、この仕打ちか...」

間宮「こ、これは違うんです!!」

提督「何が違う!!これだけ店内を荒らして伊良湖を殴って...!言い訳はできんぞ!」

間宮「提督はこの子に騙されてるんです!私はそもそも命令すら出していません!」

提督「...どうなんだ?伊良湖。俺はお前を信じてるぞ...」

伊良湖「(こ、ここで本当のことを話せば提督に嫌われる...!店も失う...!それだけは!)」

伊良湖「提督...助けてください!先ほどお話ししたことが真実です!!このままじゃ殺されちゃいます!」ポロポロ

間宮「このっ!」

提督「止まれ!」チャキッ

間宮「ッ!?」ピタッ

提督「一歩でも動けば撃ち殺す。伊良湖、こっちへおいで」スタスタ

間宮「提督...信じてください...嘘をついてるのはその子なんです...」ポロポロ

提督「貴様には何度となく拷問を受けたが、伊良湖からはあの一度限りだ。どちらの意見が正しいかは自明だ」

伊良湖「提督...怖かったです...」ギュッ

明石「て、提督!!大丈夫ですか!?」タタタッ

提督「あぁ明石!丁度いい所に!こいつを営倉にぶち込んでおいてくれ!」

間宮「あ、明石ちゃん!!あなたからも提督に言ってちょうだい!!」

明石「何をですか?」

間宮「伊良湖ちゃんが提督に嘘をついてるってことよ!明石ちゃんが教えてくれたんじゃない!!」

明石「な、何のことですか...提督、この人ほんとにヤバくなってるかもしれないですね...」

間宮「ち、違っ!提督!!信じてください!!本当に伊良湖ちゃんは嘘をついてるんです!!それに明石さんがそう教えてくれたんです!!」

提督「だそうだが。明石?」

明石「提督、誓ってそのような事実はありません」

間宮「こ、このぉぉぉぉ!!」ダッ

明石「フンッ!」サッ

ドサッ

間宮「くぅっ!?」ガクッ

提督「綺麗な一本背負いが決まったな...」

明石「ありがとうございます。それじゃあ間宮さんは営倉へ入れておきますね」

提督「あぁ。よろしく頼んだ」

伊良湖「...」

提督「伊良湖、大変だったな」ナデナデ

伊良湖「う...うぅ...」ポロポロ

提督「もう大丈夫だからな...」ナデナデ

伊良湖「(違う...この涙は間宮さんを売って自分だけ幸せになった悲しみの涙...)」ポロポロ

伊良湖「(一生この罪を背負って生きていくなんて...私には無理です...)」ポロポロ

提督「大丈夫...大丈夫だぞ...」ギュゥゥ

ーーーーーーーー

次のターゲット↓1(霞と七駆除く)
提督の対応もお願いします

あと一つ意見を聞きたいんだけど、前急に出てきた海外艦に感情移入が出来ないって意見あったじゃん?
正直俺もその通りだと思うから他の艦娘との過去の話も別スレでも立てて書きたいと思ってるんだけど、どうだろうか
ここでやるには多分足りなくなっちゃうからやるとしたら新スレ建てるしか無いんだよね
余計な話書いてエタるの嫌だからやめろとかそういう意見も全然オッケーだから聞かせてほしい

ありがとう
皆の言う通り書き終わってからにする

司令室

提督「さーて、飯も食ったし執務でも...っと」

明石「なんかやることありましたっけ?」

提督「そうなんだよなぁ...鎮守府がこの状態だから出撃遠征演習はまず無理だし、上からもしばらく身体を休めるよう言われてるからなぁ」

明石「今日はこのまま休んじゃっていいんじゃないですか?」

提督「うーん...お、予定通りだと今日の秘書艦は鹿島なのか」

明石「昨日まであの状態だったのに、予定通り出勤なんてできるんですかね?」

提督「鹿島は真面目だからなぁ...」

明石「まぁでももうお昼ですし。来るならとっくに来てるはずですよ」

提督「それもそうだな」

「提督ー!入るぞー!」

ガチャッ

提督「おぉ天龍、どうした?」

天龍「鹿島が自殺未遂しやがったんだ!今医務室で治療受けてる!」

提督「何!?すぐに行く!天龍と明石は帰っていいぞ!」ヨロヨロ

天龍「お、おい...行っちまった...あの足じゃ不便だろうから連れてってやろうと思ったのに」

明石「提督なら大丈夫ですよ。それより命令通り私達は部屋にでも戻りましょう」

天龍「あ、あぁ」

ーーーーーーーー

undefined

医務室

提督「妖精さん、容体は?」

妖精さん「...」パクパク

提督「そうか、手首を浅く切っただけなら大丈夫だな。妖精さん、ありがとう。あとは俺が見とくから戻ってくれ」ナデナデ

妖精さん「...」コクコク

提督「さて...」

鹿島「ん...」パチッ

提督「...」ジッ

鹿島「て、提督さん!!」ガバッ

提督「お前は...」

鹿島「は、はい...」

提督「どれだけ俺に迷惑をかければ気がすむんだ?」

鹿島「ッ...」ビクッ

提督「お前は今回の反乱を主導し、挙げ句の果てに自殺未遂か。お前は俺をどうしたいんだ?殺したいのか?降格させたいのか?」

鹿島「ち、違います!そんなつもりはありません!!」

提督「なら...」

鹿島「それに、主導したのは私じゃありません!」

提督「話を遮るな。お前が主導したのは俺がよく分かってるんだ。楽しそうに司会してたもんな?」

鹿島「あ、あれは...何かに意識を乗っ取られてたんです!信じてください!」

提督「はぁ...話にならんな。俺は執務に戻る」スッ

鹿島「ま、待ってください!」ダキッ

提督「なっ...!離せ!」

鹿島「お願いします。もう少しだけ説明する時間をください!」ドゲザ

提督「...30秒で話せ」

鹿島「は、はい!提督さんに対して取り返しのつかないことをしてしまい申し訳ありませんでした!死んで償おうと自殺未遂してさらに提督さんにご迷惑をおかけしてすみませんでした!許して頂かなくても構いません...どうかもう一度だけチャンスをください!!提督さんへの誠意は、態度で見せます!!」

提督「...」スッ

鹿島「...」フルフル

提督「...はいこれ」チャキッ

鹿島「ぇ...?」

提督「死んで償うつもりだったんだろ?」

鹿島「うぅ...」ポロポロ

提督「どうした?口だけなのか?」

鹿島「た、確かに死んで償うつもりでした...けど、提督さんとお話ししたら、命が惜しくて...もっと提督さんのお側に居たいです...」ポロポロ

提督「はぁ...鹿島、お前の望みは大方分かってる。俺を消すことによってより上の環境へ行きたかったんだろ?お前は優秀だ。俺が消えれば欲しがる奴はたくさん居たはずだ」

鹿島「ち、違います!!」

提督「お前の望み通りにしてやる。俺もお前と仕事をする気は一切ない」

鹿島「待ってください!私は本当に主導なんてしてないんです!信じてください!」ポロポロ

提督「もう演技はいいぞ。それじゃあな」

鹿島「いや...提督さん...」グスッ

ーーーーーーーー

↓1次のターゲット 提督の対応も
鹿島のことはもう少し書くかも

戦艦寮

金剛「どうしてくれるんデスカ...」

榛名「...」セイザ

金剛「榛名のせいで私達まで嫌われたらどうしてくれるんデスカ!?」

霧島「お、お姉様!落ち着いてください!」

金剛「落ち着けるわけないデショ!?指輪は!?私達の気持ちを踏みにじって提督とケッコンしたのに、こいつは私達を裏切ったんデス!」

比叡「で、でも、榛名が嫌われることがあっても、私たちに飛び火することはないと思いますけど...」

榛名「...」ビクッ

金剛「比叡は甘いデス...榛名がケッコンしたおかげで、私達の提督との交流時間は激増シマシタ。それなのに一方的に指輪を捨てて、しかも提督の指をへし折ったなんてバレたら...」ゾクッ

霧島「...全ての責任は榛名にある」

比叡「え...?」

霧島「全ては私たちの認知しないところで起きた。私達は事実を知って榛名に制裁を加えた...」

金剛「...そんなstoryがあれば話は変わるカモネ...」

比叡「ちょ、ちょっと待ってください!いくらなんでも榛名一人に責任を押し付けるのは...!」

金剛「じゃあ私達に少しでも責任があるとでも言うんデスカ!?」

霧島「そうです。事実榛名は勝手に指輪を破棄したんですから」

比叡「それは...」

金剛「それじゃあ制裁...加えマスカ...」スッ

榛名「ッ...」ビクッ

霧島「そういえば榛名...しばらく生理が来てないって言ってなかった?」

榛名「そ、それは!」

金剛「へぇ...提督の赤ちゃんデスカ...きっと可愛いデス...」

金剛「けど、榛名の子供なんて見たくもありマセン」ガシッ

榛名「や...!離してください!!やめ!」

ドゴッ

榛名「~~~」ビクビク

金剛「Nice Punchダヨ霧島!」

霧島「えへへ、つい力が入っちゃいました」

比叡「(く、狂ってる...)」ダッ

金剛「あれ?比叡はどこへ?」

霧島「さぁ?まぁいいじゃないですか。さっさと堕胎しちゃいましょ」コキコキ

榛名「提督...助けて...」

ーーーーーーーー

司令室

バンッ

比叡「で、提督!!」

提督「うわっ!ビックリした...なんだいきなり...」

比叡「は、榛名を!榛名を助けてください!!」

提督「...榛名を?」

比叡「はい!!今金剛お姉様と霧島が、榛名に制裁だって...何度もお腹を殴ってるんです!!!」

提督「...」

比叡「お腹の中には、提督の赤ちゃんだっているのに...」ポロポロ

提督「...!それは本当か?」

比叡「はい...ずっと生理が来てないってこの前言ってたので、間違いありません...」

提督「分かった。すぐに行く」ヨロヨロ

比叡「提督...ちょっと失礼しますね!」ヒョイッ

提督「うわっ!?」オヒメサマダッコ

ーーーーーーーー

戦艦寮

霧島「ふふ、見事に股から血がドバドバと...」

金剛「これだけやれば流産は確実デスネ...」ニヤニヤ

ガチャッ

提督「貴様ら何をしている...」

榛名「て、提督...」プルプル

霧島「(マズイ...見られた...)」

金剛「あっ!提督ぅー!」タタタッ

金剛「提督に酷いことした榛名に、お仕置きしてマシタ!」

パシッ

金剛「...?どうして叩いたんデスカ...?」ヒリヒリ

霧島「お、お姉様は提督の為を思って...!」

提督「はぁ...お前達は比叡とは大違いだな...」

金剛「は...?」

提督「お前達は自分とこばっかりだ。もうウンザリなんだよ、お前達の利己主義に付き合うのは」

霧島「...」

提督「その点比叡はどうだ?お前達の話に乗って榛名をリンチするわけでもなく、俺に言い訳を並べ立てるでもなく、真っ先に榛名の心配だ。お前達に同じことができたか?」

比叡「ひ、ひぇぇ...」

提督「お前達二人は少し頭を冷やせ。榛名こっちにこい。治療してやる」

榛名「は、はい...」フラフラ

ーーーーーーーー

医務室

提督「全て内出血だから薬を塗るくらいしかしてやれんが...こんなもんだろう」

榛名「提督...すみませんでした...」

榛名「指輪を捨てたり...提督の指を折ったり...今度は赤ちゃんまで...私、全て守れませんでした...」ポロポロ

提督「...比叡、行こう」

比叡「えっ!?でも榛名が...」

提督「比叡...」ギュッ

榛名「ッ!」

比叡「え...?えっ!?」

提督「一番辛い思いをしたのはお前だろ?日常が突然壊されて...姉妹のいがみ合いまで見ることになって...お前は優しいから、溜め込んじまわないか心配なんだ...」ギュゥゥ

比叡「ダメです...榛名の前なんですから...」

提督「榛名の前じゃなきゃいいんだな?」

比叡「...」コクッ

提督「行こう...慰めてやる...」

比叡「...」チラッ

榛名「...」ポロポロ

ーーーーーーーー

司令室

明石「いやー、マジで慰めるだけだとは...」

提督「当たり前だろ。比叡だって最初からやましい気持ちなんてなかったよ。ただあぁ言えば榛名にとってはそうとしか取れないだろうな」

明石「まぁそうなんですけど...」

提督「もう夜か。そろそろ寝るかぁ...」

明石「そうですね。ていうか本当はしっかり身体休めないと行けないんですから、早く寝てください!」

提督「はいはい。おやすみ明石」チュッ

明石「お、おやしゅみなしゃい///」

ーーーーーーーー

次のターゲット↓1 提督の対応も
霞と七駆も指名可能です

寝ます 続きはまた明日

書き溜めてるのでまた貼ります

だめだ眠すぎる
最後まで書ききってから投稿しようと思ってたけどまた間空くと悪いので途中まで投下します

提督私室 朝

提督「ッ!?」ガバッ

提督「ハァ...ハァ...」ダラダラ

提督「(クソッ...俺の精神はなんともないが、身体自体はあの記憶がトラウマになってる...寝てる時ばかりは抗えんな...)」

提督「(ひどい汗だ...シャワーでも浴びるか...)」ヨロヨロ

ガチャッ

霞「あ...」

提督「ひぃっ!?」ビクッ

提督「(マズイ、あの夢の後だからつい素で...)」

霞「お、驚かせてごめんなさい...」トボトボ

提督「(...なんだったんだ?)」

ーーーーーーーー

風呂場

ザバッ

提督「いててててて!!!自分が大怪我したって完全に忘れてた!!」ジンジン

「提督ー。入りますよー」

提督「は!?待て!入るな!」

ガラガラ

明石「えへへ、来ちゃいました♪」

提督「来ちゃいましたじゃねえよ!帰れ!」サッ

明石「ちょっとちょっと!隠さないでいいですって!私が全部洗ってあげますから!」グイッ

提督「マジでいいって!俺の身体今超グロいし!普通に見ないで欲しいから!」

明石「私も提督のこと、あ...愛してますから///どんな提督でも受け入れますよ///」

提督「...お前なぁ」

提督「まぁ...分かった。お前がこの鎮守府で誰より俺を想ってるかはよく知ってるからな」

明石「提督...」

提督「それじゃ早いとこ洗ってくれるか?」

明石「あっ///はい///」

ーーーーーーーー

脱衣所

提督「はぁ...さっぱりした。ありがとうな明石」

明石「はい///」

提督「お、下着も全部変えてくれたのか?流石だな。気が利いてる」ニコニコ

明石「え...?」

提督「どうした?」

明石「私、変えてません」フルフル

提督「じゃあ一体誰が...」ゾクッ

明石「あの、もしよければ新しいの持って来ますけど...」

提督「すまないな、そうしてもらえるか?」

明石「はい。すぐにお持ちします」タタタッ

「...」ギリッ

ーーーーーーーー

司令室

提督「そろそろ朝飯にするかー」

明石「そうですね。食堂へ...はまだ行けないですよね?」

提督「そうだなぁ。全員の顔を一通り見るまではあまり人目につくとこには行きたくないかな」

明石「そもそも人がいませんけどね!」フフッ

提督「ハハハ!笑わせてくれるな...ほんと、お前の事好きだわ」ケラケラ

明石「ちょ、急にやめてくださいよ///」

提督「あ、飯だけど明石なんか作れる?手料理とか食べて見たいなぁ」

明石「え、私の手料理ですか...ちょっと自信ないんですけど...」

提督「クサいこと言うけど、お前が作ったものならなんでもいいよ」

明石「じゃ、じゃあ作って来ますね///」タタタッ

ガチャッ

ゴンッ

明石「ん?」

提督「どうした?扉に何かぶつかったか?」

明石「は、はい...これって...」

提督「ん?」ヒョコッ

美味しそうな料理「タベテ」

明石「い、伊良湖さんが置いてくれたんでしょうか?」

提督「(...霞か。盗聴器、隠しカメラはどこだ?)」チラッ

明石「提督...?」

提督「え?あぁ、気味が悪いから捨てちまおう。また毒でも入ってたら嫌だしな」パチッ

明石「(合図...演技はもう始まってるんですね。了解)」パチッ


明石「分かりました。そうですよね。私以外の人間が作った料理なんて、提督に食べさせられませんよ」

提督「あぁ。俺も明石以外の奴が作ったものは食べたくない」

明石「またそんなこと言う///じゃあちゃっちゃと作って来ますから、待っててくださいね///」

「...」ギリギリ

ーーーーーーーー

司令室 昼

ジリリリリ

提督「はい」ガチャッ

元帥『やぁ提督君、無事かね?』

提督「あぁ、お疲れ様です。お陰様で何事もなく過ごせております」

元帥『それは良かった...安心したよ』

提督「ご心配をおかけしてすみません...」

元帥『いやいや、とんでもない。それより調査官のことだがね』

提督「(来た!)」

元帥『予定より大幅に早く、今日到着する事になった』

提督「えっ!?今日ですか!?」

元帥『あぁ。ちょうど近くに憲兵隊が視察へ行っていてね。輸送機で直行させたんだ』

提督「それはどうも...ご迷惑をおかけしまして...」

元帥『迷惑だなんてよしてくれ。海軍としては君の安全が第一なんだ。君を失うわけにはいかないからね』

提督「はぁ...それで、時間はいつ頃...」

undefined

バンッ

明石「提督!」

提督「おぉ、明石か。どうした?」

明石「だ、大本営より調査官の方が派遣されて来ました!」ケイレイ

提督「元帥...今来たと...」

元帥『...予定より10分遅いな。この間に提督君が殺されていたらどうするつもりだったんだ?』

提督「まぁまぁ...結果的には無事なわけですし...」

元帥『フン、陸の奴らは信用ならんからね。ただ、その調査官にはウチの息がかかってるからなんでも伝えてくれ。必ず力になってくれるよ』

提督「ありがとうございます」

元帥『あぁ、最後に今入ってきた艦娘に代わってくれるかな?』

提督「明石ですか?分かりました」チョイチョイ

明石「?」

明石「はい、トラック泊地所属の工作艦明石です」

元帥『貴様、上官の会話中にドアを許可もなく勢いよく開けたか?』

明石「ぇ...」

元帥『貴様は提督君を舐めているのか?その場にいれば反逆罪で後頭部をぶち抜いてやりたい気分だ。以後気をつけろ。次は無いぞ』ガチャン

明石「は、はぃ...」チョロロッ

提督「なんだって?」

明石「て、提督によろしくと...」ガクガク

提督「そうか...それじゃ調査官の所に案内してくれるか?」

明石「あーーーっ!!!」

提督「なんだ?」

明石「へ、部屋の前で待たせてるんでした...」

提督「それを早く言え!」ヨロヨロ

ガチャッ

提督「す、すみません長らくお待たせし...ッ!?」

ガバッ

調査官(以下女)「提督君...」ギュッ

提督「うわ、女さんじゃないですか!なんでこんな所へ!?所属は海軍のはずじゃ...」

女「元帥の意向でね。私みたいに陸へ転向するスパイも多いのよ」

提督「せっかく海軍でのキャリアがあったのに...」

明石「あの...元々海軍の所属だったんですか?」

提督「あぁ。この人は俺が士官候補生だった頃の教官でな。めちゃくちゃ優秀な人なんだぞ?」

明石「へぇー」

女「ところであなたは?」ギロッ

明石「あ!申し遅れました!今提督の秘書艦...の代理を務めている明石です。よろしくお願いします!」

女「で...」

チャキッ

明石「ぇ...?」

女「こいつは例の件に関わったの?提督君、怖がらないで答えてちょうだい。もしそうならこの場で射殺してあげるから」ニコッ

提督「と、とんでもない!明石は唯一俺の治療にあたってくれた艦娘です!」

女「ほんとに?」

提督「本当です。俺の目を見てください」ジッ

女「...分かったから。もういいわ///」

提督「それで...今後のご予定は?」

女「サッと聞き取り調査をして終了ね。あなたは明石の報告は冗談であると伝えてきたでしょう?私達としては万が一の事を考え、明石の意見を信じてここへ来てるの。そうである以上、あなたが虐待を受けたという事実が確認できない事を確認しなければならないの。ややこしいわね...」

提督「とんでもないです。ご迷惑をおかけしてしまって...」

女「それじゃ私は聞き取りをしてくるから。あなたは通常通り業務を行って下さい」スタスタ

明石「...」

提督「はぁぁぁ...バレてないよな?」

明石「バレてたら私はもう殺されてますよ...」

提督「義眼に義指...って言うのか?見えるところの傷は全く分からなくなってるようだな」

明石「それより調査、大丈夫ですかね?」

提督「皆も素直に答えれば俺がここからいなくなることくらい分かってるだろうから大丈夫だ」

明石「そうですね。それじゃ次の作戦、行きますか」

提督「おう」ニヤッ

司令室

カキカキ

紙『以上が作戦内容だ』

明石「...」コクッ

提督「いくぞ...」ボソッ

明石「提督ぅ...」

提督「うわっ!なんだ急に!?」

明石「もう我慢できません...提督、お慕いしてます」ギュッ

提督「あ、明石...」

明石「提督...キスして下さい...」

ドゴッ

提督「(来た!)」

明石「な、なんの音ですか...?」

提督「分からんな...ちょっと様子を見てくる」ヨロッ

明石「提督は座ってて下さい!私が見て来ますから!」スッ

提督「あぁ...すまないな」

明石「すぐ戻りますから!」タタタッ

廊下

明石「おかしいな...誰かが扉を叩いたはずなんだけど...」キョロキョロ

ガチャン

明石「!?今誰かが司令室に!?」ダッ

明石「くっ!開かない!!」ガチャガチャ

明石「(ま、作戦通りなんですけどね)」クスッ

ーーーーーーーー

書き溜めたのはここまでです
おやすみなさい

すまん>>709が矛盾してる
↓が正しいです
ーーーーーーーー

調査官(以下女)「提督君...」ギュッ

提督「うわ、女さんじゃないですか!なんでこんな所へ!?所属は海軍のはずじゃ...」

女「元帥の意向でね。私みたいに陸へ転向するスパイも多いのよ」

提督「せっかく海軍でのキャリアがあったのに...」

明石「あの...元々海軍の所属だったんですか?」

提督「あぁ。この人は俺が士官候補生だった頃の教官でな。めちゃくちゃ優秀な人なんだぞ?」

明石「へぇー」

女「ところであなたは?」ギロッ

明石「あ!申し遅れました!今提督の秘書艦...の代理を務めている明石です。よろしくお願いします!」

女「で...」

チャキッ

明石「ぇ...?」

女「こいつは例の件に関わったの?提督君、怖がらないで答えてちょうだい。もしそうならこの場で射殺してあげるから」ニコッ

提督「と、とんでもない!あの通報は誤報でして...」

女「ほんとに?」

提督「本当です。俺の目を見てください」ジッ

女「...分かったから。もういいわ///」

提督「それで...今後のご予定は?」

女「サッと聞き取り調査をして終了ね。あなたは明石の報告は冗談であると伝えてきたでしょう?私達としては万が一の事を考え、明石の意見を信じてここへ来てるの。そうである以上、あなたが虐待を受けたという事実が確認できない事を確認しなければならないの。ややこしいわね...」

提督「とんでもないです。ご迷惑をおかけしてしまって...」

女「それじゃ私は聞き取りをしてくるから。あなたは通常通り業務を行って下さい」スタスタ

明石「...」

提督「はぁぁぁ...バレてないよな?」

明石「バレてたら私はもう殺されてますよ...」

提督「義眼に義指...って言うのか?見えるところの傷は全く分からなくなってるようだな」

明石「それより調査、大丈夫ですかね?」

提督「皆も素直に答えれば俺がここからいなくなることくらい分かってるだろうから大丈夫だ」

明石「そうですね。それじゃ次の作戦、行きますか」

提督「おう」ニヤッ

司令室

ガチャッ

霞「司令官...」

提督「霞...!?」ビクッ

霞「怯えないで...司令官を助けに来たの...」スッ

提督「は...?お前は何を言ってるんだ!?お前にされたことは忘れてないぞ!」

霞「あれは違うの!あの時の私は私じゃないわ!」

提督「お前...めちゃくちゃだぞ」

霞「司令官、あなたは明石さんに洗脳されてるのよ!大体おかしいじゃない!どうして明石さんだけがあなたに友好的に接し続けたの!?」

提督「(マズイな...それに関しては言い訳が思いつかない...)」...」

ドカッ

明石「ふぅ...やっと開きました...」

提督「あ、明石!!」

霞「チッ...もう入って来たの...」

明石「提督をお守りするのが私の役目ですから。提督、後ろへ」スッ

提督「すまないな...」

霞「このッ!!貴女だけは絶対に許さない!!」バキッ

明石「くっ...」ドサッ

霞「あら、この程度のパンチは避けれると思ったけど、工作艦には難しかったかしら?」ニヤッ

明石「フフ、こうすれば大義名分ができますからね...」

霞「...は?」

女「提督君、調査終わったよ...!?貴様!そこで何をしてる!」チャキッ

霞「ぁ...いや、これは!」アセアセ

提督「女さん!!良いところに!あいつが明石を殴ったんです!」

女「ほう...憲兵隊が滞在中の鎮守府で喧嘩とは勇気があるな」

霞「ち、違うの!提督は明石さんに洗脳されてて、それで私が...」

女「手を頭の後ろに回して跪きなさい。言い訳は取調室でたっぷり聞いてあげる」

霞「そんな...」ガクガク

ーーーーーーーー

提督「明石...ありがとう。助かったよ...」ギュッ

明石「提督がご無事で良かったです...」ギュゥゥ

明石「...」チラッ

霞「ッ...!」キッ

明石「フフッ」ニヤッ

霞「いつか殺す...」ボソッ

憲兵「行くぞ、早く立て!」

霞「チッ...指図さんじゃないわよ...」

女「提督君、君の言った通り虐待の事実は確認できなかったわ。これで私達は帰る...と言いたいところなんだけど、生憎帰路に嵐が発生してるらしくてね。あと1日はここに泊まらせてもらうわ」

提督「女さん、ありがとうございます。何もないとこですが、ゆっくりしていってください」ニコッ

ーーーーーーーー

最初の傷つけたいとは思わないってのが何処かにいってしまった

>>726
すまん、この傷つけたくないは殴る蹴るとかの物理的な攻撃で傷つけたくないって意味で書いた
いかに自分の手を汚さずに艦娘を苦しめられるかがこの提督の課題
ーーーーーーーー
司令室 夜

提督「もうこんな時間か...明石、頼んだ」

明石「はいっ」タタタッ

女「...?何を頼んだの?」

提督「食事です」

女「食事?食堂へは行かないの?仕事も片付いてるみたいだけど」

提督「恥ずかしながら、食事は明石と二人でって決めてるんです」

女「へぇ~、そりゃお熱いことで...」

提督「よかったら女さんもどうです?一緒に食べましょうよ?」

女「え?いいの?」

提督「女さんなら大歓迎ですよ」ニコッ

女「そ、それならお邪魔させてもらいます///」

ガチャッ

明石「提督、女さんの分もお持ちしたんですけど、大丈夫ですか?」

提督「おう、ナイスだ明石」

女「ふーん、貴女以外と気がきくのね。いいお嫁さんになるわ」

明石「えっ!?あ、ありがとうございます///」

提督「それじゃあ頂きましょう」

ーーーーーーーー

提督「ご馳走様でした。明石、ちょっといいか?」

明石「はい?」

提督「曙をここにけしかけてくれ」ボソッ

明石「分かりました」ボソッ

女「?」

ーーーーーーーー

駆逐寮

コンコンコン

明石「すみませーん、曙さんいますか?」

曙「何?」ガチャッ

明石「あ、提督が曙さんに用事があるそうで」

曙「て、提督が!?何の用事か言ってた!?」

明石「いえ、そこまでは...」

曙「そ、そう...けど、何か困ってるに違いないわ。私が行ってあげなくちゃ。全くクソ提督ったら...」ニヤニヤ

明石「調査官の方も一緒なので言葉遣いには気をつけたほうがいいですよー」

明石「って...聞こえてないか」ニヤッ

ーーーーーーーー

司令室

女「あーそこそこ...気持ちいい...」

提督「だいぶ凝ってますね...ちゃんと身体動かしてます?」

女「ぶっちゃけあんまり動かしてないのよねー...デスクワークの方が多くって...」

コンコン

提督「(来たか...)」

「クソ提督、入るわよ」

ガチャッ

提督「(ソファーに寝てる女さんはそこからじゃ死角だ...さぁ、楽しませてくれよ...)」ニヤッ

曙「あら、思ったより元気そうじゃない。全く、何の用なのよ?」

提督「いや『おい』!?」

女「お前所属と名前は?」

提督「(凄まじいスピードで起き上がりやがった...もう一言二言くらい罵倒させてやりたかったんだが...まぁいいか)」

曙「あ...調査官の...」ビクッ

女「聞こえなかったか?所属。名前。答えろ」

曙「だ、第七駆逐隊の曙です」

女「何ださっきの態度は?」

曙「あ、あれは普段からの対応で、その、反抗的な意味はないんです」

女「は?普段からあの態度なのか?」

曙「...」

女「答えろ。私も提督君の仕事部屋でお前の汚い脳髄をぶちまけたくないんだ」チャキッ

曙「普段からです...」

女「19時37分...抗命罪で現行犯逮捕だ」

曙「ぇ...?」

提督「あの...」

女「提督君、輸送機に憲兵が待機してるから連行するよう連絡してちょうだい」

提督「りょ、了解です」

ーーーーーーーー

憲兵「全く...1日に何人逮捕者が出るんだ?この鎮守府は...」カチャカチャ

憲兵「ほら、歩け」

曙「...嫌」

憲兵「...」バキッ

曙「ッ...」ドサッ

憲兵「提督さんは優しいからな...今まではそんな態度でも通用したかもしれんが、陸ではそうはいかんぞ?」

曙「提督に一言だけ言わせて...」ヨロッ

憲兵「ダメだ。行くぞ」

曙「...」

ーーーーーーーー

提督「あの、曙はどうなるんですか?」

女「さぁ?死刑じゃないか?」

提督「(それは困るな...死なんて今の彼女達には願っても無いことだろう...)」

提督「女さん...」ポロッ

女「ど、どうした!?もう君をコケにする奴はいない!大丈夫だ!」ギュッ

提督「違うんです...」ポロポロ

女「じゃあ一体...」オロオロ

提督「こんなこと言うと、まだまだ甘いって思われるかもしれません...けど、死刑だけは勘弁してやってください...」ポロポロ

提督「もう人が死ぬのは嫌なんです...」

女「そうか...君はご家族が...」

提督「...」チラッ

女「...分かった。君からの嘆願があったと上には伝える。流石にそれで死刑にはなるまい」

提督「ありがとうございます...」ギュゥゥ

女「いいんだ。私たちは君の為なら何でもしてやるからな...」

ーーーーーーーー

↓1次のターゲットと提督の対応

司令室 朝

提督「おはようございます。女さん」

女「あぁ。おはよう。ところで用とは何だ?」

提督「実は鹿島を異動させられないかと...」

女「...あの女に何かされたのか?」

提督「とんでもない!彼女はとても優れた秘書艦の能力を持っていまして、私の鎮守府では宝の持ち腐れなんです。彼女はより大規模な鎮守府でこそ輝く人材だと思うんです」

女「ふむ...君がそこまで言うなら考えてもいいが、鹿島は異動を望んでいるのか?」

提督「勿論です!彼女も自身のスキルを理解していますから、口にこそ出しませんが異動を強く願っているのはヒシヒシと伝わってきます」

女「...分かった。秘書艦という枠では直ぐには置いてやれないが、元帥のところではどうだ?ちょうど練習艦を欲しがっていてな」

提督「おぉ、元帥の所でしたら私としても安心です!どうかよろしくお願いします」ペコリ

女「...もうこんな時間か。帰りの輸送機が出る頃だ。それでは失礼する。鹿島も飛行場へ連れてきてもらえるか?」

提督「了解です!」

ーーーーーーーー

飛行場

提督「女さん、お疲れ様でした。こんな所までわざわざありがとうございました」ペコリ

女「なに、こちらこそもう少し君と話していたかったんだがな。報告書を作成する為にもう帰国することになってしまってすまない」

女「二人の処分に関しては、死刑は免れるよう掛け合っては見よう...」

女「所でこの女...これから異動だというのに何を呑気に寝てるんだ」

提督「鹿島は昨日も徹夜で書類整理をしてくれていましたから、悪く言わないでやってください」

提督「(ま、伊良湖が朝飯に睡眠薬混ぜたんだけど)」

提督「それではお気をつけて」ケイレイ

女「あぁ」ケイレイ

ーーーーーーーー

廊下

提督「ふぅ...何とか誤魔化せたな、明石」

明石「正直に話しちゃう子がいるんじゃないかって内心ヒヤヒヤしましたよ~」

提督「話してもないのに連行されたのが二人いるけどな」ケラケラ

明石「まぁ残念でもないし当然だと思いますけど」フッ

龍田「ぁ...」

提督「ん?(あ、演技演技)」

提督「ひぃぃ!!お、お前なにしにこんな所に!!」ビクッ

龍田「わ、私はただ食堂に行こうと...!」

明石「食堂は逆の方向ですけど...そんなこと知ってますよね?」

提督「ま、また俺のことを殺しに...」ガクガク

龍田「違います!!私は...私は...提督の顔が見たくて...」ポロポロ

天龍「どうしたっ!?提督の悲鳴が聞こえてきたぞ!」

提督「て、天龍!龍田がぁ...龍田がぁ!!」

龍田「ち、違うの天龍ちゃん!!私はただ提督の顔が見たくて...!」

天龍「提督にはもう近づくなって言わなかったっけか?」ガシッ

龍田「そ、そんなの無理だよ...」

天龍「何が無理なんだ?お前が近づくから提督はこんなに怯えてるんだぞ!?なぁ!」グッ

龍田「く...苦しいよ天龍ちゃん...」

天龍「提督はもっと苦しい思いしたんだぞ...?」ギュゥゥ

龍田「コヒュッ...」

明石「て、天龍さん...その位にしとかないと龍田さんが...」

天龍「こいつは何にも分かってないんだ。俺があれだけ提督には近づくなって教えてやったのに...」グググ

龍田「た...す...け...」ポロポロ

提督「天龍...」ヨロッ

天龍「提督!?大丈夫なのか!?」

提督「すまないが、龍田を離してなってくれ...」

天龍「...分かった」パッ

龍田「ぁ...」ドサッ

提督「龍田...」

龍田「提...督...ありが」

提督「この通りだ」ドゲザ

龍田「ぇ...?」

提督「もう俺の事を許してくれ。本当に龍田の事を見るだけで震えが止まらなくて...吐き気がして...頭も痛くなるんだ...もう...もう二度と関わらないでくれ」

龍田「...」ポロポロ

天龍「行くぞ、龍田」

龍田「...」コクッ

龍田「ていと『声も』」

提督「声も聞くだけで気分が悪くなるんだ...すまない...」

龍田「...」ペコリ

天龍「提督、悪かったな。また龍田が何かしでかしたら教えてくれ。龍田、次はないからな」ギロッ

龍田「...」コクッ

ーーーーーーーー

↓次のターゲットと提督の対応

リクエストあればなんでもどうぞ

番外編として書いてたけど丁度金剛のご指名があったのでそのまま使います
安価先は話に出てきた艦娘でお願いします。
残りは鳳翔さんと瑞鳳かな?まだいたらすまん
ーーーーーーーー

金剛「はぁー、ムカつきマス...」イライラ

比叡「すみません...」

霧島「比叡お姉様は悪くありませんよ...提督の言ってる事は一理あります...」

金剛「それにしても榛名は一番ムカつきマス。なんで榛名ばっかり贔屓されるんデスカ?」イライラ

比叡「提督が榛名を愛してたからだと思います」ボソッ

霧島「比叡お姉様!」シッ

金剛「...なら、徹底的に榛名から提督の存在を奪えばいいんデスネ」ニヤッ

比叡「...え?」

金剛「榛名は既に指輪、それを戻す提督の薬指、それに赤ちゃんまで失いマシタ...まだ奪えるもの、有りマスカ?」ニヤニヤ

比叡「お姉様...!」キッ

霧島「...実は心当たりが」

金剛「本当デスカ!?」

ーーーーーーーー

霧島「...という具合に、榛名は提督の写真や私物を沢山持っています」

金剛「それをこっこりと...」

霧島「いえ、堂々と頂きます」ニヤッ

金剛「why!?」

霧島「私もそうであるように、榛名はお姉様にだけは強く言えません。要は逆らえませんから」ニヤニヤ

金剛「ナルホド...流石は艦隊の頭脳デスネ!」

霧島「ありがとうございます!」

比叡「(付き合ってられない...)」スッ

ーーーーーーーー

司令室

提督「醜い姉妹争いだなー」ニヤニヤ

明石「提督、こんな監視カメラつけてたんですか...」ドンビキ

提督「うん。ところで明石、この状況利用するぞ」

明石「えっ!?唐突ですね...一体どうやって...?」

提督「比叡を堕とす」

明石「はぁ~」クソデカタメイキ

提督「なんだ、反対なのか?」

明石「普通昨日ケッコンしたばっかりの相手にそんなこと言います?」キラッ

提督「あー...すまない明石。俺が本当に愛してるのは君だけだ」キリッ

明石「(こんな棒読みのセリフで機嫌なるなんて本当に私って激チョロだなぁ...)」

明石「今夜も可愛がってくれたら許します///」

ーーーーーーーー

戦艦寮

榛名「(今日も指輪、見つからなかった...)」ボフッ

金剛「チッ...埃が立つからやめるデス...」

榛名「す、すみません...」ゴソッ

榛名「あ、あれ!?」アセアセ

霧島「どうしたの?」

榛名「枕の下に置いておいた提督の写真がないの!」

金剛「あー、それなら私が貰いマシタ」

榛名「ぇ...?」

金剛「榛名だけ提督の写真を持ってるなんてズルいデス!夫婦なんだから新しい写真くらい用意できマスヨネ?」ニヤニヤ

榛名「今の榛名には無理ですよ...」ボソッ

霧島「あ、そうそう、私はコート貰ったから!」スッ

榛名「そ、それは提督が初めてのデートで買ってくださった...!」

霧島「えへへ、どうしても欲しくって。代わりに私のコート入れといたから!交換よ交換」

榛名「ッ...」ギュッ

金剛「え?何デスカ?その顔。私達、姉妹なのにこんな事も許して貰えないんデスカ?」

榛名「いえ...」

霧島「なーんだ!よかった!」

金剛「流石は榛名ネー!そうだ、提督から貰ったもの、全部下サイ!」

榛名「ぇ...えっ!?」

金剛「榛名と提督は夫婦なんだからいつでも提督のグッズなんて手に入るデショ?お姉ちゃんにも分けて下サイ!」

霧島「いいですね!姉妹同士共有しましょう!」

金剛「NO!榛名は提督を共有させてくれないんだから、グッズも共有させてあげマセン!」フフン

霧島「一理ありますね。といえことで榛名、ありがとうね」ニコッ

榛名「ぃ...ぇ...」ポロポロ

司令室

明石「提督、扉の前の隠しカメラに比叡さんの姿が...」

提督「来たか。すまんが少し隠れていてくれ」

明石「了解です」

「すみません提督!比叡です!」

提督「どうした?入っていいぞ」

比叡「提督...度々すみません...榛名を助けてあげて下さい」ペコリ

提督「何があったんだ?」

比叡「私...もう見てられなくて」グスッ

提督「お、おい...大丈夫か?」ギュッ

比叡「うぅ...うぇぇぇぇん...」ポロポロ

ーーーーーーーー

提督「落ち着いたか?」

比叡「はい...」

提督「一体榛名は何をされてるんだ?」

比叡「もうめちゃくちゃです...赤ちゃんまで奪われたのに...今度は私物まで取られてて...」

提督「そうか...」

比叡「提督、どうか榛名を助けて下さい!!」

提督「俺は...」

比叡「...」ジッ

提督「俺は...榛名が怖いんだ...」

比叡「...」

提督「助けても、また何か大切なものを奪われて...指を折られて...そんな気がするんだ...」

比叡「そ、そんなこと...」

提督「ないと言い切れるのか?」

比叡「ッ...」

提督「俺が榛名から暴行を受けたのだって、つい数日前のことなんだぞ?そう簡単に心を許せないよ...」

比叡「提督は...榛名を愛していたんじゃないんですか...」

提督「愛してたよ...あぁなる前までは」

明石「榛名さんの自業自得なんじゃないですか?」

比叡「!?」クルッ

明石「あ、急にすみません。けどそうですよね?一方的に提督を虐げたのは榛名さんなんですよ?」

比叡「それは...」

明石「大体榛名さんが今酷い目にあってるのも、榛名さんのせいで提督から嫌われるんじゃないかっていう内輪揉めですよね?榛名さんのせいじゃないですか」

比叡「あなたね...!」

提督「明石、その辺にしてやってくれ」

明石「...はい」

提督「比叡...榛名を助けてやることはできない」

比叡「そんな...」

提督「けど、金剛と霧島を躾けてやることはできる」

比叡「そ、それなら!」

提督「間接的にだが...榛名を助けられる」

比叡「け、けど一体どうやって?」

提督「作戦はまた考える。取り敢えず今日のところは引いて貰えないか?」

比叡「分かりました...」

ーーーーーーーー

明石「一体どうするつもりなんですか?」

提督「直ぐに金剛達のとこへ向かうぞ」ヨロッ

明石「え?作戦はまた明日だって...」

提督「フリだよフリ。あの様子ならすぐに比叡にも飛び火しそうだからな」

明石「なるほど...」

ーーーーーーーー

戦艦寮

比叡「ただいま戻りました...」

金剛「おかえりー」

霧島「お帰りなさい」

榛名「...」ポタポタ

比叡「は、榛名!?どうしてそんなに濡れてるの!?」ダッ

金剛「あー、榛名の紅茶の淹れ方が下手だから返しただけダヨ」

比叡「な、なんてことするんですか!!」

榛名「いいんです...」

比叡「よくないよ!!熱くない!?大丈夫!?」フキフキ

金剛「そんな大声出さなくても聞こえるヨ...最近は比叡も反抗的でお姉ちゃん悲しいデス...」

霧島「比叡お姉様...謝った方が...」ボソッ

比叡「悪いのはどう考えても金剛お姉様です!お姉様こそ榛名に謝ってください!」

金剛「なっ!?」

榛名「ひ、比叡お姉様!やめてください!」

金剛「...」スッ

霧島「お姉様...何を...」ビクッ

ガチャッ

提督「...」ソッ

榛名「...!」

提督「(よし、気づいてるのは榛名だけだな...)」ソーッ

金剛「比叡まで榛名の肩を持って...ちょっと許せないデス...」

比叡「お、お姉様!やめてください!!危ないです!!」

金剛「今更遅いデス!!」ブンッ

グサッ

比叡「ッ...」

ポタポタ

比叡「...?」チラッ

提督「ぐ...」ポタポタ

金剛「嘘...どうして提督が...」フラッ

比叡「て...提督!!!」ガバッ

提督「大丈夫...腕にフォークが刺さっただけだ...」

金剛「ぁ...あぁ...」ガクガク

霧島「金剛お姉様...なんて事を...」

金剛「ち、ちが...」

提督「比叡...無事だったか...?」ナデナデ

比叡「こんな時まで私の心配なんてしないで下さい!」ポロポロ

提督「俺は医務室に行ってくる...榛名と比叡もこい。金剛と霧島の処分は追って伝える」

霧島「処分...?どうして私までなんですか!?刺したのはこの女なのに!!」

金剛「嘘デス...私が提督を刺すなんて嘘デス...」ブツブツ

比叡「榛名...行こう...」

榛名「...」コクッ

ーーーーーーーー

提督「いてて...」

比叡「すみません...軟膏塗って包帯巻く位しか出来なくて...」

提督「いいんだよ。手術するほどでもないし」ナデナデ

比叡「あの...どうして助けてくれたんですか?」

提督「...お前が大切だからだよ」

比叡「~~~!?///」

榛名「...」ビクッ

比叡「け、けど提督には榛名が!!」

提督「その事なんだがな...榛名」

榛名「は、はい!」ドキッ

提督「俺と...別れてほしい」ドゲザ

榛名「ぇ...?」

比叡「そ、そんな!」

提督「まずは話を聞いてくれ」

比叡「...」

提督「榛名。俺は君を間違いなく愛していた。これは神に誓える。けどな...あの日時折笑顔を見せながら私を殴り、蹴り...君との誓いの証である指輪を捨てられ...指を折られ...あんな事があって、流石に君を愛し続けることはできないんだ...」

榛名「...」ポロポロ

提督「ここ通りだ。別れてほしい。君の純潔を奪った責任はとる。慰謝料もいくらでも払う。君の今後を助ける事も約束する。だから、別れてくれ」

榛名「お金なんて...いりません...」

榛名「提督、今までありがとうございました。短い間でしたが、榛名は提督のお嫁さんになれて幸せでした」ポロポロ

提督「あぁ...また何か困った事があったら言ってくれ...比叡を通して...」

比叡「あ、あの」オロオロ

榛名「それでは...失礼します」ペコリ

比叡「榛名...」

ーーーーーーーー

比叡「あの...提督...」

提督「ん?」

比叡「助けていただいて、ありがとうございました...」

提督「あぁ」

比叡「あの『なぁ比叡』」

提督「愛してる。俺とケッコンしてほしい」

比叡「え!?」

提督「君のまっすぐで綺麗な心に惚れたんだ」

比叡「だ、ダメですよ!榛名と別れたばっかりなのに!」

提督「榛名の話は今はやめてくれ。俺は君に言ってるんだ」

比叡「そんな...」オロオロ

提督「比叡...」ギュッ

比叡「ぁ...」

提督「もうこれ以上痛い思いはしたくなかったのに、あの時とっさに庇えたのは君だからだ。比叡」

比叡「...」

提督「君が俺を変えてくれたんだ」

比叡「私が...」

提督「そうだ」

比叡「じゃ、じゃあ...私が一緒なら提督はまだまだ変われますよね...?」

提督「...そうかもな」

比叡「その...お受けします。け、けど!あくまで提督に変わってもらうためです!私は榛名とヨリを戻してもらうつもりですからね///」

提督「ふふ、俺は素直な比叡に惚れたんだけどなぁ」ニヤニヤ

比叡「こ、これが私の素直な気持ちですから///」

提督「(どうせ扉の向こうで聞いてるんだろ?榛名)」ニヤッ

ーーーーーーーー

榛名「...」ポロポロ

↓次のターゲットと対応

そろそろマンネリ感あるから終わらせるか迷い中
見たい展開とかリクエストあればどうぞ

番外編 鹿島

鹿島「んぅ...」パチッ

元帥「ようやく起きたか」ジッ

鹿島「ぇ...?あれ!?げ、元帥!?」

元帥「提督君から異動を熱望していると聞いて受け入れたが...やる気はあるのか?」

鹿島「私が異動を熱望...?」

「お前は優秀だ。俺が消えれば欲しがる奴はたくさん居たはずだ」 ??「お前の望み通りにしてやる。俺もお前と仕事をする気は一切ない」

鹿島「ぁ...」

元帥「...?」

鹿島「(もうこれ以上...提督にご迷惑をおかけしたくない...)」

鹿島「先ほどは大変失礼致しました。トラック泊地より異動してきた練習艦、鹿島です!よろしくお願いします」ニコッ

元帥「うむ。それではヒトフタマルマルに執務室へ来てくれ」クルッ

鹿島「はい...」ポロポロ

ーーーーーーーー

終わらせるなら次は地獄篇とかして欲しいなあ
自殺編で地獄に行った艦娘ら
地獄行きが当然だと思ってたが閻魔大王から真実を知る
でも自殺は罪は罪だと言われて地獄行き
地獄の責め苦の中で絶望と提督への怨嗟の声を上げる艦娘ら

>>781
地獄(苦笑)
閻魔大王(失笑)

今回の死亡と生存からの崩壊 この2パターンを超えていくものを作るとなるとそれはそれで大変だろうな

提督私室 夜

明石「提督...」

提督「なんだ?」ナデナデ

明石「その...天龍さんの事なんですけど」

提督「天龍?天龍がどうしたんだ」スッ

明石「あ、撫でるのやめないでください」

提督「す、すまん」ナデナデ

明石「天龍さん、最近いきがり過ぎててウザいなぁ...なんて...」

提督「ウザいってお前なぁ...」

明石「いやーだって、俺は提督に許されたんだー!ってよく分からないお墨付きがあるせいであっちこっちで暴れてるんですよ?知ってました?」

提督「...いや、それは初耳だ」

明石「間宮さんなんて、もう何も持てないのを知ってて生の食材と調理器具だけ与えられてるんですよ?」

提督「天龍がそんな事を?」

明石「はい。おまけに自傷防止に包丁も石で出来たものですし...流石に泣きながら生の野菜かじってる間宮さん見た時は...」

提督「時は...?」

明石「ちょっと興奮しました」

提督「おい」

明石「と、とにかく!天龍さんがそうやって威張り散らすのは違うと思うんです!そういうことは提督がやってなんぼなんですよ!」

提督「つってもなぁ...どうやって天龍にお仕置きすんだよ...」

明石「その為の私じゃないですか?」

提督「お前ほんとに都合のいい女だよなぁ...そういうとこほんと好き...」チュッ

明石「じゃ、じゃあもう一回夜戦を///」サワサワ

提督「...覚悟しろ」ガバッ

ーーーーーーーー

廊下 昼

明石「提督、そろそろ天龍さんが通る頃です」

提督「よし、やるか」

ーーーーーーーー

天龍「~♪」

明石「やだもー!提督ったら何言ってるんですか!」ケラケラ

バシッ

提督「いてて!背中はまだ治ってないんだから叩くなよ!」

天龍「!」

明石「またまたー!昨日は結構良くなって『おい』」

提督「(うわー...明石が言ってた通りだな...こんな事で絡んでくるとは)」

明石「あ、天龍さん。どうかしました?」

天龍「お前今なんで提督のこと叩いたんだ?火傷してんだぞ?」

明石「す、すみません...」

天龍「すみませんじゃねーよな!?なんでそんなことすんだよ!?」

明石「(私が提案したからでーす)」

提督「(俺が指示したからでーす)」

天龍「聞いてんのか...?」グイッ

提督「天龍!やめろ!」

天龍「提督!ここで止めなきゃまた調子に乗るやつらが出てくるんだぞ!」

明石「苦し...」

提督「やめろって言ってるだろ!!!」バシッ

天龍「ぇ...?」ジンジン

提督「大丈夫か!?明石!」

明石「ケホッ...だ、大丈夫です...」

提督「お前...俺の妻になんて事するんだ!!」

天龍「は...?妻...?」チラッ

明石「...」キラッ

天龍「そ、そんな!すまねぇ!二人が結婚してたなんて知らなかったんだ!」

提督「...もういい。行ってくれ...」

天龍「ほんとにごめん...」シュン

明石「天龍さん、この際だから言わせてもらいますけど」

天龍「な、なんだ?」

明石「最近調子に乗りすぎですよ。どれだけの覚悟があって提督に謝罪したのか知りませんが、それで許されたからってつけあがりすぎです」

天龍「ぅ...」

明石「提督から直接指示がない限りは勝手な行動は慎んでください。それでは」

天龍「ごめん...」

ーーーーーーーー

司令室

提督「まぁあんなもんで勘弁してやってくれ。許すって言っちゃった以上今更過去の事も持ち出せんしな」

明石「ちぇっ...折角天龍さんを叩き潰すチャンスだと思ったのに...」

提督「なら↓1のとこでも行くか。明石的にもストレス発散になるんじゃないか?」ニヤッ

明石「...いいですね」

ーーーーーーーー

↓1次のターゲットと提督の対応

明石「漣ちゃんの涙目、すごく興奮したんですよねぇ...」

提督「分かる」

明石「どうせなら徹底的に追い詰めませんか?」

提督「それは構わないが...どうするつもりだ?」

明石「漣ちゃんに関する悪い噂を流すんですよ...」ニヤッ

ーーーーーーーー

駆逐寮

漣「(ぼのたんは逮捕...潮ちゃんは壊れた...朧ちゃんも冷静に振舞ってるけどすごく辛そう...)」

漣「(ほんとに何であんな事しちゃったんだろう...もう全てがめちゃくちゃ...)」ポロッ

ガチャッ

漣「ッ!」ゴシゴシ

朧「ただいま...」

漣「おかえり!」ニコッ

朧「あの...さ」

漣「んー?どったの?」

朧「また...提督の事殺そうとしてるってほんとなの...?」

漣「...は?」

朧「さ、さっきね...廊下を歩いてる時に聞こえちゃったの...」

ーーーーーーーー

「七駆の漣が提督に報復を考えてるんだって...」

「それほんと!?この期に及んでまだそんなこと企てる子がいたなんて...」

「ちょっと許せないですね...」

朧「(す、すぐに漣を止めないと!)」タタタッ

明石「...ふぅ。どうですか提督?この変声期」

提督「流石明石だな...こんなものが作れるとは...」

明石「えへ、もっと褒めてください///」

ーーーーーーーー

漣「そ、そんなの知らない!!」

朧「ごめんね漣...信じたいけど...万が一の事があるから...」

漣「なん...で?なんで誰も漣の事信じてくれないの!?どうして朧ちゃんまで私を疑うの!?」グイッ

朧「ちょ、離してよ!」

漣「訂正してよ!!私のこと信じてよ!!私は報復なんて微塵も考えてないよ!!」グッ

朧「...」

漣「ねぇ!!」グググ

朧「離してってば!」ドンッ

漣「キャッ!?」ドサッ

朧「ごめんね。私まで何か言われたくないから、しばらく漣には会わない。じゃあね」スタスタ

ガチャッ パタン

漣「...」

漣「うぅ...どうして私ばっかりなの...?」ポロポロ

漣「こんなのおかしいよ...」ポロポロ

漣「助けて...ご主人様...」ポロポロ

ーーーーーーーー

司令室

明石「へー、それでも提督に助けを求めるんですね...」

提督「俺らが事件を引き起こした張本人なのにな」ケラケラ

明石「漣ちゃんもご主人様がモニター越しに見守ってくれてるなんて夢にも思ってないでしょうねぇ」

提督「そういやお前がさっき言ってた話なんだが、間宮さんが気になるから見に行ってくる」

明石「え?あぁ、食事のことですか?」

提督「あぁ。流石に餓死されたら困るからな」

明石「分かりました。気をつけてくださいね」フリフリ

提督「任せろ」

ーーーーーーーー

営倉

間宮「...」ボロッ

ガチャッ

間宮「...」

提督「入るぞ」

間宮「ッ!?て、提督!?」ガバッ

提督「...天龍がめちゃくちゃやってたと聞いてな...すまなかった」

間宮「そ、そんな...私にはふさわしい罰です...」

提督「...俺の気持ちは分かったか?」

間宮「...いえ」

提督「...」ジッ

間宮「この程度で提督の気持ちを味わうなんて生温いです...私はもっと酷いことを提督にしましたから...」ポロポロ

提督「...間宮さん」

間宮「は、はい!」

提督「俺はまだ貴女を許しちゃいない...けど、気持ちは伝わりました」

間宮「そ、そんな...勿体ないお言葉です...」

提督「これ、食事です。長い間ロクな物を与えられずにすみませんでした」ペコリ

間宮「あ、ありがとうございます!!」スッ

間宮「ッ...」プルプル

提督「まだ持てませんか?」

間宮「はい...」

提督「...食べさせてあげますよ」

間宮「えっ!?」

提督「ほら。口開けて」スッ

間宮「ぁ...」パクッ

提督「美味しいですか?」

間宮「はい...とても...」ポロポロ

提督「はい、あーん」スッ

間宮「ん...」パクッ

ーーーーーーーー

間宮「ご馳走様でした...本当に...」

提督「いえ。それでは」スッ

間宮「あ、あの!」

提督「はい?」

間宮「伊良湖ちゃんに...ごめんなさいと伝えていただけませんか?それと...頑張ってと...」

提督「(この間宮の感情変化は今後に使えそうだな...)」

提督「間宮さん」

間宮「は、はい...」

提督「本日付で釈放します。さぁ出てください」

間宮「え...!?い、いいんですか!?」

提督「貴女は変わった。それが分かりましたから」

間宮「そんな...なんと言ったらいいか...」

提督「伊良湖にはこちらから話をつけておきますから、今日のところは自室で休んでいて下さい。食事はまた明石に運ばせます」

間宮「提督...ありがとうございます...」ドゲザ

ーーーーーーーー

司令室

明石「提督、体裁上とはいえ間宮さんまで許しちゃってよかったんですか?」

提督「間宮も分かってると思うが、許しちゃいないぞ?ただあの様子であれば間宮は相当使えると見込んだまでだ」

明石「まぁ確かに提督の崇拝まで始めそうな勢いではありましたね」

提督「とことん追い詰められてからのアメの甘さは相当なもんだろうよ」ニヤッ

ーーーーーーーー

今思えば鹿島って本人的には不幸かもしれんが、
実際は地獄から唯一まともに脱出できたんだよなあ

>>801
逃げた先が元帥の所だからあまり安心もできないけどな

スレも終盤だからそろそろずほが見たい
仲直りの玉子焼きを笑顔で受け取って
ずほが見てないところ(実は影から見てる)でゴミ箱に捨ててほしい

食べようとして口元まで持っていったところで吐瀉のほうがきつくね?

>>802 好き その内容で書きます

コンコンコン

提督「ん?」

明石「誰でしょう?」

提督「お、瑞鳳だ。ほらここに映ってる」

明石「どうします?」

提督「とりあえず入れてくれ」

明石「はい」タタタッ

ガチャッ

瑞鳳「こんにちは...提督...」

提督「あ、あぁ...」

瑞鳳「これ...良かったら。あれから一度も食堂で提督を見てないから、栄養が心配で...」スッ

提督「た、卵焼きか...」

瑞鳳「うん。焼き立てだから美味しいよ...?」

提督「あ、ありがとう」ヒキツリ

瑞鳳「(提督...無理して笑ってくれてる...)」

瑞鳳「そ、それじゃあ私は部屋に戻るから!」クルッ

明石「...」ペコリ

瑞鳳「...」ペコッ

カチャッ

提督「明石、扉は少しだけ開けてるな?」ヒソヒソ

明石「はい。モニターにも部屋を覗く瑞鳳さんが映ってます」ヒソヒソ

提督「よし」ボソッ

提督「卵焼きか...」

瑞鳳『...』

明石「嬉しくないんですか?」

提督「卵焼きは嬉しいが、瑞鳳が作ったものだからな...何が入ってるか分かったもんじゃないよ」

瑞鳳『そんな...』

明石「そんなこと言って...折角作ってもらったのに」

提督「卵焼きには申し訳ないが...」ポイッ

グチャッ

瑞鳳『ぁ...』ポロポロ

明石「あーあ...」

提督「明石が作った卵焼きなら食べたいんだけどなぁ...」チラッ

瑞鳳『...』

明石「も、もう///急に変なこと言わないで下さい!ちょっと待ってて下さいね///」

提督「何だかんだすぐ作ろうとしてくれる明石、好きだよ」

明石「もう///」

瑞鳳『は、早くここから移動しないと』タタタッ

ーーーーーーーー

ずほかわいそう。でも卵焼きよりまずは謝罪が先だよね?
>>804
ずほに「お願いだから一口だけでも食べて」と懇願されて嫌々食べようとして吐くシチュか
えげつない事を考えおるわ…

>>804のリクエストが多いので
ーーーーーーーー
食堂 夜

提督「あれ以来初めて来たなぁ」

明石「わざわざ時間をずらしたので誰もいませんね。ササっと済ませちゃいましょ」

提督「悪いんだけどまた卵焼き作れるか?昼間食べたのが美味くてな...」

明石「わ、分かりました///」

「あの...」

提督「ッ!?」ビクッ

明石「ず、瑞鳳さん?どうしてこんな時間に...」

瑞鳳「もしよかったら、また卵焼き作らせて欲しいなぁ...なんて...」

明石「えーと...それは...」チラッ

瑞鳳「あ、あの!提督!」

提督「...なんだ?」

瑞鳳「この前は本当にすみませんでした...順番がめちゃくちゃでごめんなさい...」

提督「...」

瑞鳳「償いとか...そんなのじゃないけど、また提督に私の卵焼き、食べて欲しいんです...」ポロッ

瑞鳳「提督が美味しいって...あの笑顔が見たいんです...」ポロポロ

提督「(明石)」パチッ

明石「(了解)」コクッ

明石「あの、瑞鳳さん...」

瑞鳳「...はい」

明石「私の代わりに、作ってもらってもいいですか?」ニコッ

瑞鳳「ほ、ほんとですか!?」パァァ

明石「ね?提督?私も見ときますから!」

提督「明石がそこまで言うなら...」

瑞鳳「ッ...」ズキッ

瑞鳳「そ、それじゃあ作ってくるね!」

ーーーーーーーー

調理場

明石「私も何か手伝えることはありますか?」

瑞鳳「大丈夫!明石さんは見てて!」カチャカチャ

明石「卵4つに生クリームと牛乳が大さじ一杯、塩少々ですか」

瑞鳳「うん。程よい甘みがあって美味しいんだ」

明石「私も後で少しいただいていいですか?」

瑞鳳「是非是非!」

...

......

瑞鳳「できた!」

明石「わぁ、見た目もふっくらしてて美味しそう...」ジュルッ

瑞鳳「だ、ダメですよ!?まずは提督からです」フフッ

明石「わ、分かってますよ///」

食堂

提督「(そろそろか...)」スッ

プシュッ プシュッ

提督「(よし、霧吹きでいい具合に冷や汗が再現できてるな...)」

瑞鳳「提督!お待たせしました!」スッ

提督「あ、あぁ...」

瑞鳳「さ、食べて?」

提督「...」カチャッ

明石「提督、大丈夫ですよ。瑞鳳さんもしっかり作ってましたから」

提督「あぁ...」プルプル

瑞鳳「(提督...明らかに無理してる...)」ズキズキ

提督「い、頂きます...」パクッ

瑞鳳「ど、どう?」

提督「う...」

瑞鳳「...」ドキドキ

提督「うぅ...オエッ!」ビチャビチャ

瑞鳳「提督!?」スッ

提督「さ、触るなぁ!!」バシッ

瑞鳳「キャッ!?」

提督「もういい...部屋に戻る...」スタスタ

瑞鳳「そんな...提督...」

卵焼き「ゲロマミレ」グチャッ

瑞鳳「うぅ...うわぁぁぁぁぁ!!」ポロポロ

明石「ごめんなさい...瑞鳳さん...」ギュッ

瑞鳳「どうして...どうしてなの!?」

明石「提督は食が特にトラウマになってて...私が作った物以外は食べられないんです...」

瑞鳳「そんな...」ポロポロ

明石「ごめんなさい...提督に食事を届けないといけないので、私はこれで...」

瑞鳳「うぅ...」ポロポロ

ーーーーーーーー

司令室

提督「どうだった?」

明石「めちゃくちゃ泣き叫んでましたよ...鼓膜破れるかと思いました」

提督「いやぁ、瑞鳳もだが卵焼きには悪いことしたなぁ...」

明石「あ、それなんですけど...」

提督「ん?」

明石「食堂出るときにちらっと見たら、泣きながらあの卵焼き食べてましたよ...」

提督「えぇ...俺のゲロがかかった卵焼きだぞ...」

明石「流石に私もドン引きでしたよ...けどもう正常な判断もできなくなってるんでしょうね...」

提督「ある意味一番壊れたのは瑞鳳かもな...」

ーーーーーーーー

↓次のターゲットと提督の対応
あと出てないのって鳳翔さんだけかな?

週末までss書く時間がないので更新遅れます
すまん

KBTIT「はぁ…」
KBTIT「おじさんのこと本気で怒らせちゃったね」
バキイン!!
KBTIT「おじ↑さん↓だとふざけんじゃねぇよお前!
お兄さんだろォ!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

すまん
昨日インフルエンザに罹って死にかけてるのでまた投稿まで長引きそう...ほんとに申し訳ない

一度ここで一区切りという事で話終わらせたいんだけどいいかな?
投げやりな内容じゃなく元々考えてたオチなんだけどここで終わらせていいかまだ引き伸ばすかアンケート取りたい

最後まで一気に投下します

提督「さ、残ったターゲットもあと少しだな」

明石「早かったですねぇ...ところで次は誰を?」

提督「鳳翔さんかな。昨日の今日だから鎖骨折れたまんまだしな。傷があるうちに行っておきたい」

明石「なるほど!それで、一体どうやって?」

提督「罪悪感を責め立てていってやるんだ」ニヤッ

ーーーーーーーー

弓道場

鳳翔「...」グググ

シュパッ

鳳翔「(また外れた...)」

スッ

鳳翔「(提督...)」グググ

シュパッ

鳳翔「ぁ...また...」

鳳翔「(ダメ...どうしても提督の事がよぎって集中できない...)」スタスタ

鳳翔「(間宮さんが営業再開したそうだし、休憩しようかしら...)」

「イテテ...」

鳳翔「(外から提督の声??)」

「提督、大丈夫ですか?」

「弓道場の近くを通ると傷が疼くんだ...身体が痛みを覚えてるらしい」

「私がついてるから大丈夫ですよ。もう提督を傷つけさせたりしませんから!」

鳳翔「ッ...」

ーーーーーーーー

甘味処 間宮

鳳翔「こんにちは...」

間宮「あら鳳翔さん。いらっしゃいませ」

鳳翔「アイスを一つお願いします...」

間宮「はい...あの、鳳翔さん?」

鳳翔「はい...?」

間宮「大丈夫ですか?すごくお疲れの様ですが...」

鳳翔「...」

「提督、本当に奢ってもらっていいんですか?」

「おう、いつも世話になってるからな」

鳳翔「(提督??)」ビクッ

提督「間宮さん、アイス二つお願いします」

間宮「あら、いらっしゃいませ。アイス二つですね。ちょっと待っててください」ニコッ

明石「間宮さん、すっかり元気になりましたね」

提督「そうだな...」チラッ

鳳翔「ぁ...」

提督「...」スッ

鳳翔「(目...逸らされた...?)」

明石「どこに座ります?ここでいいですか?」

提督「いや、一番奥に行こう」

明石「はーい」

鳳翔「(席も離された...?)」ポロッ

間宮「お待たせしました...鳳翔さん?どうしました?」

鳳翔「い、いえ!なんでもありません。ありがとうございます」ニコッ

間宮「ごゆっくり」ニコッ

「提督、お待たせしました」

「おー、美味しそうだな」

「早速頂きましょう!」

鳳翔「...」ポロポロ

ーーーーーーーー

弓道場

鳳翔「...」ボーッ

鳳翔「(ダメ...やっぱり何も考えられない...)」

鳳翔「(謝ろう...)」グッ

「あの、鳳翔さんいらっしゃいますか?」

鳳翔「誰ッ!?」スッ

青葉「あ、ごめんなさい!勝手に入っちゃって!」ビクッ

鳳翔「青葉ちゃん...」

青葉「実は、大切なお話があって...」

鳳翔「...その話、本当なんですか?」

青葉「はい」コクッ

青葉「ずっと...ずっとおかしいと思ってたんです!それで調査をしていたら...」

鳳翔「そう...」

青葉「鳳翔さん...何卒力を貸して頂けませんか...」ペコリ

鳳翔「...分かりました。それで、一体どうすれば...」

ーーーーーーーー

司令室

提督「なんだ?マイクの調子が悪いのか?」

明石「提督?どうしたんですか?」

提督「いやな、青葉と鳳翔が何かを企んでいる様だから話を聞こうと思ったんだが、急に音を拾いにくくなってな」

明石「...」

提督「明石、二人の動向に気をつけるように」

明石「はい、分かりました」

ーーーーーーーー

提督私室 夜

提督「(あの二人、一体何を企んでいるんだ...)」

提督「クソッ...何でこんなに気になるんだ...」

明石「眠れないんですか?」

提督「あぁ... 」

明石「大丈夫ですよ...何があっても私がついてますから...」

提督「明石...フフ、いつもは演技だったが、今日は本当に頼もしく思えるな」ギュッ

明石「ありがとうございます」テレテレ

提督「安心したら眠くなったよ。おやすみ明石」チュッ

明石「はい、おやすみなさい。提督...」

ーーーーーーーー

廊下

明石「ヒトサンマルマル。そろそろ目標が到着します」

提督「了解...」

鳳翔「...」スタスタ

提督「う、うわ!鳳翔!」

鳳翔「...」ジッ

提督「ま、また俺に何か「提督」」

鳳翔「提督。演技はもうやめてください」

提督「ッ!?」ビクッ

鳳翔「明石さんも出てきてください」

明石「...」スッ

提督「チッ...ここじゃなんだ。司令室に行こうか」

鳳翔「...はい」

司令室

提督「鳳翔、お前は解体だ。明日から民間人だ。名誉除隊とし退職金も満額支給としよう」

鳳翔「...」

提督「不満か?」

鳳翔「明石さん、いつまで続けるつもりなんですか?」

明石「...は?」

鳳翔「提督を洗脳したのはあなたですよね?」

提督「...フフ、笑わせてくれるな。明石は俺の道具だ。道具が持ち主を洗脳するのでも?」

明石「提督...」ゾクゾク

鳳翔「提督、あなたはそんなことを言う人じゃありませんでした」

提督「あぁそうだな。お前達の前で俺の本性を隠すのは大変だったよ」

青葉「その本性は作られたものなんですよ」

明石「!」

鳳翔「青葉ちゃん!」

青葉「鳳翔さん、遅れてすみません...証拠揃えるのに手間取っちゃって...」

提督「お前も真実を知ったクチか。青葉、お前も解体だ。よろこべ。明日から民間人だぞ?これを機にジャーナリストにでもなったらどうだ?」

青葉「...」カチッ

「明石!やめてくれ!」

提督「...?」

「ふふ、大丈夫ですよ提督...私達は元々結ばれる運命だったんです...」カチッ

提督「なんだこれは?」

青葉「すみません...本当は全然違う目的で盗聴してたんですけど、とんでもないものが取れてたのに気付いたんです」

明石「...」

青葉「...ダンマリですか」

鳳翔「青葉ちゃん、続きを」

青葉「はい」カチッ

「あぁ...俺はなんてことを...」

「提督...凄く気持ちよかったですよ...」

「榛名...ごめん...本当にごめん...」

「提督、泣かないでください。私まで悲しくなっちゃいます」

「明石...お前、何をしたんだ...」

「えへへ、このスイッチを押すと理性が吹き飛んじゃうんです。本能のままに目の前にいるメスを貪るようになるんですよ?」

「貸せっ!そんな物を持たせとくわけにはいかない!」

「ダメに決まってるじゃないですか!あっ...」

「こんなものっ!」

ガンッ

「私の発明品...」

「そ、そんな顔したってダメだ!こう言うことは2度としないでくれ!いいな!」ダッ

「提督...」

司令室

青葉「...司令官、覚えはありますか?」

提督「アホらしい。合成した声で作った茶番劇を聞かせたかったのか?」

明石「提督、時間の無駄です。すぐに解体しましょう」

鳳翔「させません!」ダッ

明石「なっ!?」ドサッ

鳳翔「手荒な真似を許してください...けど、あなたを自由にはさせられないんです」グググ

明石「クッ...提督!逃げてください!こいつら、私達を殺すつもりです!!」

提督「...」

明石「提督!!」

提督「らしくないぞ明石。殺すつもりならとっくにやってるだろう。いいぞ。くだらん茶番劇をもう少しだけ静聴してやる。終わったら明石を解放してとっとと失せろ」

青葉「ッ...」カチッ

「えへへ、提督!見てください!」

「あ、明石...今度は何を企んで...」

「また新しいスイッチ作っちゃったんです!」

「!」

「このスイッチを押すと、提督の性格が真逆になっちゃうんです」

「俺の性格が...真逆に...?」

「はい。今の提督はみんなの笑顔を見るために努力を惜しまない素晴らしい方です。おかげで鎮守府も笑顔が絶えませんよね?」

「...」

「ところがこのスイッチを押すと!艦娘の悲しむ顔、苦しむ顔を見るためなら努力を惜しまない提督になっちゃうわけです!」

「なっ!?」

「えへ、押しちゃおうかな~?」

「や、やめてくれ!それだけは本当にやめてくれ!何でもする!何が望みだ!?」

「提督の必死な顔、本当に可愛くて大好きです...さようなら。優しい提督さん」ポチッ

司令室

提督「...は?」ダラダラ

青葉「司令官...これが真実なんです。司令官のその感情も!明石さんが作ったスイッチの産物なんです!」

提督「そ、そんなはず!」

鳳翔「ならその汗は何なんですか!提督の身体は覚えてるんです!この女がした事を!」グッ

明石「グッ...提督...信じちゃダメ...」

提督「明石が...した事...」

青葉「司令官!」

提督「ぁ...」ポロポロ

鳳翔「提督!!」

提督「俺...なんて事...」ガクガク

明石「ッ!このっ!」ガシッ

鳳翔「キャッ!?」グググ

明石「動かないでください!」スッ

青葉「それは!?」

明石「また皆が提督に殺意を抱いちゃうスイッチです。一個しかないとでも思いました?」

鳳翔「卑怯者!」

明石「なんとでも言ってください」

青葉「ッ...」

明石「...そしてこれ。使いたくなかったんですけどね。提督が私を盲信するスイッチです。私の手にかかれば何でも作れちゃうんですよ」ニコッ

提督「や、やめ...」

カチッ

明石「提督!!騙されちゃダメです!」

提督「ッ!あ、あぁ!すまない!取り乱してしまった!」

鳳翔「提督...」

明石「提督!この鎮守府から逃げましょう!このままでは私達の身も危険です!」

提督「わ、分かった!」

青葉「司令官!待ってください!」ガシッ

提督「離せ!」バンッ

青葉「いっ!?」

明石「(ゴム弾とはいえ何のためらいもなくゼロ距離射撃ですか...流石に艦娘でも効きますね...」

鳳翔「あ、青葉ちゃん!!」

提督「明石、行こう!」

明石「はい!」

ーーーーーーーー

海上 船艇

提督「はぁ...まさか鎮守府を放棄することになるとはな...」

明石「まぁ、仕方ないですね...」

提督「それで、これからどうしたらいい?」

明石「...」

提督「明石?」

明石「はぁ...」

提督「...?」

明石「あのスイッチ、使うんじゃなかったなぁ...自分で考えずに他人に意見を求めるロボットになっちゃった...」

提督「あ、明石?何を言って...」

明石「工作艦明石が命じます!提督はここで死んでください!」

提督「あぁ。分かった」チャキッ

バンッ

明石「ふふ、一回やってみたかったんですよね」

明石「あーあ、折角理想の提督と会えたと思ったのに...」

ーーーーーーーー

鎮守府近海

明石「提督、そろそろお別れですね」

明石「提督との生活、楽しかったですよ」

明石「次はどんな鎮守府に保護されるのかなぁ」

カチッ

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極秘報告書

先のトラック泊地所属「提督」の失踪事件について
トラック泊地では数日前から提督との連絡が取れず、憲兵隊が急行した。
その結果提督と秘書艦の明石が失踪していることが判明した。
一部艦娘の証言によると、明石が提督になんらかの洗脳をし、鎮守府外への逃亡を図ったとの事だが、提督及び明石が失踪前に残したと思われる証拠物品から暗殺の可能性が濃厚。
実際に鎮守府近海にて鎮守府から持ち出されたとみられる船艇の破片が発見されており、本海域で何者かに爆殺されたと思われる。

大本営

元帥「...」プルプル

大将「...元帥」

元帥「分かっている...」

憲兵長「...」

元帥「処刑だ。提督君を殺した犯人は確実にトラック泊地にいる。そいつを止めなかった仲間も全員同罪だ」

大将「全員処刑と言うことですか?」

元帥「そうだ」

憲兵長「元帥、所属が違うなか非常に申し上げにくいのですが、それではあの海域の戦力維持が...」

元帥「今我が国が総力を挙げて開発している兵器がある。その実験場にすればいい」

大将「凄まじい爆発を生き残っても、原因不明の病に侵されて倒れると言う、アレですか...」

鹿島「(原子力爆弾...)」

元帥「そうだ。海域ごと生き物が住めないようになれば、深海棲艦の脅威もなくなる」

大将「名案ですね...」

元帥「鹿島、弔い合戦だ。直ちに新型兵器をトラック泊地に投下するよう伝えなさい」

鹿島「し、しかし...」

元帥「そういえば君も元はトラック泊地だったね...憲兵長くん、彼女を拘束しなさい」

憲兵長「は、はい!」ガシッ

鹿島「え!?」

元帥「大将君、後は任せていいかな?彼女は新型兵器に括り付けて一緒に投下するように伝えておいてくれ」

大将「分かりました」ニヤッ

鹿島「うそ...」

大将「行くぞ。一人だけ生きていられると思うな」グイッ

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最終報告書

O月O O日 ヒトフタマルマル
トラック泊地及び近海に新型兵器を6発投下
爆発によりトラック泊地の完全消滅を確認
なお原因不明の「汚染」により海域には近づけず、これ以上の調査は打ち切りとなった。

以上

くー疲
愉悦に浸ってるつもりが自分も騙されてた
こんな話もっと増えるといいな

ID変わらないうちにコテハン変えます
前のは単純すぎたので同じコテハンの別人が多かったので
次回作からはこの名前?になります

提督死亡ルートでは自殺までしたのに、情緒不安定な明石だなw

>>877
明石こそが自分の命をかけて演技してたということで(震え)

スレ落とす前に1つだけ
次回作を書くとしたらこの話の過去編(幸せだった頃の話)か、提督「艦娘に殺されたい」の新パートどちらを見たいか教えてください
それではありがとうございました

朝 提督私室

ドンドンドン

「提督!!」

ドンドン

提督「ん...?騒がしいな...」ムクッ

榛名「ふぁぁ...朝から何なんですか...」ムスッ

提督「どうした?」ガチャッ

霞「大変なの!!波止場に人が漂着してて!!」

提督「何だと!?どこだ!」

霞「こっち!早くきて!!」ダッ

ーーーーーーーー

波止場

霞「あそこ!」

提督「なんてこった...大丈夫か!君!」

「...」

提督「クソ!呼吸が止まってる!脈は...弱いがあるな。霞、大人を一人呼んできてくれ!担架も頼む!」

霞「わ、分かった!」ダッ

提督「君、聞こえるか!?大丈夫だからな!必ず助けてやる!」

提督「(まずは人工呼吸を...)」スゥゥゥゥゥ

提督「(次は心臓マッサージ...!)」グッグッ

提督「(頼む...どうか助かってくれ...)」スゥゥゥゥゥ

提督「(もう人が死ぬところは見たくないんだ...!)」グッグッ

「けほっ...」

提督「ッ!大丈夫か!?俺の声が聞こえるか!?」

「はぃ...」

提督「よかった...」ヘナヘナ

榛名「提督!!担架持ってきました!」

提督「ありがとう!」

榛名「担架に乗せますから、気をつけてくださいね。提督は足をお願いします」スッ

「...」コクッ

提督「よし、すぐに医務室へ!」

榛名「はい!」

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誤爆だしなんでHTML依頼3回も出してるのにまだ残ってるんだ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年01月11日 (木) 05:18:48   ID: xZfmDNk7

提督の幸せの為に付き合わされた艦娘がとにかく可哀想なss
だからおもしろい

2 :  SS好きの774さん   2018年01月23日 (火) 10:38:14   ID: 7pDY9A52

凄く面白い!個人的に榛名の話が短いのと、他の金剛姉妹が無いのが残念です。もっと苦しめ!と思ってしまった。続き待ってます♪

3 :  SS好きの774さん   2018年01月24日 (水) 20:06:20   ID: 25_ZoHk9

提督が死ぬ直前に憲兵に助けられるバージョンも見て見たい

4 :  SS好きの774さん   2018年01月31日 (水) 19:39:56   ID: ZWGBzgzI

デレマスで似たような作品あったよなー、あれはバットエンドとハッピー?エンドがあったけど。

正直艦これでこうゆう作品凄く望んでた、出来たら死ぬ直前で助かるルートも見たいな

5 :  SS好きの774さん   2018年08月21日 (火) 01:08:55   ID: dsNklY7I

ゴミ
そこらの小学生でもこれより面白いssを書けるだろうよ
恥ずかしくならないのだろうか?作者は

6 :  SS好きの774さん   2018年08月22日 (水) 20:10:53   ID: t0mEeUNb

>>4モバP「親しい異性に嫌われる薬?」ってやつだろ?あれも好き。

7 :  SS好きの774さん   2019年01月10日 (木) 14:30:34   ID: 0llQW4u7

嫌われ系ssの上澄みって感じでつまらん、44で読むのやめたわ
原因が提督ってはっきりしてるからか、いくら提督がやめろやめろ!と騒いでも絶望感を感じない
提督が犯人って事せめて中盤以降に書いた方が面白いと思うわ

8 :  SS好きの774さん   2019年08月10日 (土) 13:39:58   ID: P5PebKi7

>>7
最後までちゃんと読もうね!
早漏かな?

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