タ級「加賀岬?」 (20)

指を絡めて 抱きしめたなら 炎の海も 怖くはないの♪

タ級「ン?ヲ級、何ヲ聞イテルンダ?」

ヲ級「加賀岬」

タ級「加賀岬?」

ル級「知ラナイノカ。今深海棲艦ノ間デ 密カナブーム ナンダゾ」

タ級「ソウナンダ……」

ヲ級「聞イテミル?」

タ級「ウム」

この手によせる 袱紗 朱の色 この目ひらいて その顔見れば ♪

~♪ ~♪

タ級「……イイ曲ダナ」

ル級「気ニ入ッタノカ?」

タ級「ウン、コノ曲ハ誰ガ歌ッテルンダ?」

ル級「空母加賀」

タ級「敵ヤン」

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ル級「敵ダロウト イイ曲ニハ 違イナイ」

タ級「ソウダケド……敵ノ歌ダゾ?港湾サンニ 怒ラレルノ デハナイカ?」

港湾棲姫「カガミ~サ~キィ~♪」

ル級「大丈夫ダ ノリノリダゾ」

タ級「アラッ」スカッ

ヲ級「デモ下手ダネ……」ヒソヒソ

ル級「港湾サン、音痴ダカラナ……」ボソボソ

北方棲姫「ネエネエ」

ヲ級「ア、ホッポサン」

北方棲姫「サインホシイ」フリフリ

タ級「サイン?」

港湾棲姫「ホッポチャン 加賀ノサイン 欲イ ミタイダ」

タ級「エェ……」

ル級「ムリデス。近ヅクマエニ 撃沈サレマス」

北方棲姫「白ハタ 白ハタ」ブンブン

タ級「ソンナ旗、無イデス」ナイナイ

ヲ級「フンドシ ヲ 棒ニ括リ付ケテハ ドウカナ」

ル級「フンドシ モ 無イッテ」ナイナイ

ヲ級「ジャア 白パンツデ」

ル級「マア、ソレナラ……港湾サン、ヨロシク」

港湾棲姫「ナンデ私」

ル級「今日 白パンツ 履イテマスヨネ?」

港湾棲姫「ナンデ知ッテルノ」

ル級「ホッポサン ガ 言ッテマシタ」

北方棲姫「昨日ハ黒」

タ級「ウワァ……」

港湾棲姫「ホッポチャーン!」

―翌日―

ヲ級「イマシタ!艦娘ノ加賀デス!」

ル級「ヨーシ!各員、白旗ヲ振ルノダ」

北方棲姫「エイシャオーラ エイシャオーラ」ブンブン



加賀「敵を発見。気をつけて、北方棲姫の姿が見えます」

北上「げっ。厄介な奴がいるね」

加賀「しかし、少し様子が……何かを振っているように見えます」

赤城「あれは、白パン……んんっ!下着が棒に括りつけられてますね……?」

北上「えっ。なにそれ」

加賀「白旗のつもりかしら?武装も解除しているように見えます」

赤城「まさか降伏……?接近してみたほうが良いかしら……」

北上「えー、危ないよ。あっち大物いるし、絶対に罠だよ」

電「で、でも本当に白旗のつもりかもしれないのです。話し合いが出来るなら、した方が良いと思うのです!」

那珂「そうだよ。那珂ちゃんのサインが欲しいのかもしれないし!」

北上「それはないわー」

赤城「……わかりました。私が警戒態勢のまま接近します」

加賀「赤城さん、それなら私が……」

赤城「大丈夫、私に任せて。皆さんは何かあった時のためにここで警戒をして下さい」スィー

加賀「赤城さん……心配だわ……」オロオロ



ヲ級「来マシタ。艦娘ノ赤城ガ 単艦デ此方ニ ヤッテ来マス」

ル級「ドウヤラ ワレワレノ 意図ヲ 汲ミ取ッテ クレタラシイ」

タ級「良カッタナ」

赤城「あの……」

ヲ級「ドウモ、コンニチハ」フリフリ

赤城「あ……こ、こんにちは。それは白旗……ですか?」

ヲ級「ハイ。私達ニ攻撃ノ意思ハナイデス」

赤城「……信じても良いのですね?」

ル級「騙スツモリ ナラ トックニ 攻撃ヲ シテイル」

タ級「武装モ、コノ通リ解除シテイル」

ヲ級「勿論、伏兵モ居マセン」

赤城「……わかりました。貴方達を信じます」

北上「あ、なんか合図してる……ダ、イ、ジョ、ウ、ブ」

加賀「本当に降伏しているようね。良かった……」ホッ

那珂「やっぱり那珂ちゃんのサインが欲しいのかも!」

大井「ねーよ……こほんっ。それじゃ、私達も行きましょうかー」スィー


北方棲姫「皆コッチニクル」

ヲ級「攻撃シナイデネ」ウネウネ

赤城「貴方達が騙し討ちをしないのであれば、私達も手を出しません。安心してください」

ル級「白旗ヲ掲ゲテイルノニ 疑リ深イナァ……」

北上「ねーねー。なんでパンツ振ってるの?」スィー

タ級「白旗ガ無イカラ、代用デ……」

大井「んふっ!だからってパンツて……!」ブルブル

赤城「貴方達に攻撃の意志がないのはわかりました」

ル級「信ジテクレテ 私達モ ウレシイ」

北上「で、何が目的なのー?」

ヲ級「アナタノ部隊ニイル 艦娘ノサインヲ 貰イニ来マシタ」

赤城「まちゃっ」スカッ

那珂「やっぱり!那珂ちゃんの言ったとおりだね!」

北方棲姫「サインクレ」色紙フリフリ

那珂「深海棲艦の間でも那珂ちゃんは艦隊のアイドル!」キャピ☆

大井「うっざ……」ボソ

那珂「サインしてあげるから、一列にならんでねー☆」

ル級「オマエジャナイ」フリフリ

那珂「えっ」

ヲ級「用ガアルノ 加賀サン加賀サン」ウネウネ

加賀「え……。わ、私……?」

北方棲姫「ウン。サインクレ」色紙フリフリ

那珂「ねぇねぇ?那珂ちゃんも艦隊のアイドルだよ?那珂ちゃんのサインも欲しいよね?ね?」

ヲ級「アノ、スミマセン……アナタ邪魔デス……」ウネウネ

タ級「貴様ノハ 必要ナイ」フルフル

那珂「」

大井「ぶふっ!んふふふっwww」ブルブルブル

北上「ちょ、ちょっとwwwわ、笑っちゃだめだよ大井っちwww」ブルブルブル

大井「だ、だってwwwだってwww凄く恥ずかしい勘違いをしてるんですものwww」ブルブルブル

赤城「わ、わ、笑ってはダメ……!だ、だめですよ……北上さんwww大井さんwww」ブルブルブル

大井「もwwwうwwwだwwwめwww」バンバンッ

北上「ちょwww大井っち笑いすぎwww」バンバンッ

ル級「何デ アイツラハ 笑ッテルノダ?」

タ級「サア……艦娘ノ感性ハ不可解ダ……」

加賀「こ、これでいいかしら……」サラサラ

北方棲姫「ヤッタ!」ムフー

ル級「良カッタデスネ」

ヲ級「イイナァ。私ニモ、頂戴」ウネウネ

加賀「い、いいけれど……」

ル級「ア、ジャア私ニモクレ」

タ級「ア、我モ」

ハ級「ナラ僕モ」

ロ級「俺モ俺モ」

ホ級「皆ズルイ。俺ニモクレ」

カ級「ゴボゴボ」

イ級「イー」

魚雷艇群「キュウー!」

沿岸砲台「シャウシャウ」

北上「こいつらどっから湧いてきたの」

加賀「わ、わかったわ……。でも順番よ。ちゃんと一列に並びなさい」

リ級「ハーイ!」

ロ級「オイ、押スナ押スナ」

ワイワイ ウジャウジャ

電「加賀さん大人気です!凄いのです!」

北上「まるでアイドルみたいだねー」

大井「ええ、本当に。どこかの自称・アイドルさんと違って、本物のアイドルみたい」

北上「ブフォッ!やwwwめwwwてwww」ブルブル

大井「艦隊のアイドル(笑)」

赤城「んふっ……!だ、だめよwwwそんなこと言ってはwww」ブルブル

大井「ナカチャンダヨー」

北上「www」バンバンッ

那珂「」

加賀「これで全部かしら……サインするのって結構疲れるのね」

ル級「アリガトウ」

ロ級「コレデ皆ニ自慢デキルゼ」

北方棲姫「歌モ聞キタイ」ブンブン

加賀「こ、ここで……!?」

ヲ級「マイクマイク」ウネウネ

北上「いいじゃーん、歌ってあげなよ」

加賀「し、しかし……。さすがにここでは恥ずかしいわ……」

ル級「ジャア、会場ヲ用意シヨウ」

タ級「料理モ用意シヨウ」

赤城「まるでライブショーですね……」

北上「じゃあ、もう鎮守府でやっちゃいましょー」

北方棲姫「ワーイ」ブンブン

ヲ級「ジャア皆デ行コウネ!」ウネウネ

赤城「えぇ……」

―鎮守府―

赤城「提督、ただいま戻りました」

提督「うむ。皆、無事で何よりだ」

赤城「はい。それで一つ、大事な報告が……」

龍驤「た、た、た、大変やー!」バーン

提督「うわっ!びっくりした……。何だノックもせずに」

龍驤「て、て、て、て、敵の大群がここに集まって来とるでぇ~!」

提督「何だと!?くそ、ついに奴等の襲撃が始まったか……!」

赤城「あの、提督!」

提督「解かっている!今すぐ鎮守府の守りを固めて友軍に援軍要請を出すぞ!赤城は俺について……」

赤城「いえ、その、これは襲撃ではなくて」

提督「襲撃ではない?そんなバカな話が……」

龍驤「あ、ホンマや……。皆、白旗ふっとるでぇ……」

提督「えっ」

―港―

ロ級「マダカナー」フリフリ

リ級「早ク早クー!」フリフリ

イ級「イー!」フリフリ

ソ級「ゴボゴボ」

ヲ級「今、会場準備中ミタイダカラ 大人シクシテヨウネ」ウネウネ

提督「なにこれ」

赤城「さっきより増えてる……」アゼン

ヲ級「ア、ドウモコンニチハ」

提督「あ、はい」

ヲ級「私達ニ攻撃ノ意志ハアリマセン」

提督「あ、そうですか……ってオイ!信じられるか!何で我々の鎮守府にやってきた!目的は何だ!?」

北方棲姫「加賀岬ヲ聴キニ来タ」フリフリ

提督「加賀岬……え? 加賀が歌ってるあの歌……?」

ヲ級「ハイ。北上サンガ コノ鎮守府デ、ライブショー ヲ 開イテクレルッテ 言ッテタノデ……」

提督「あの三つ編みおさげぇぇえええー!」



―パーティールーム―

ル級「コノ料理ハアソコデ」

タ級「ウム」

北上「あ、そのテーブルはそっちねー」

ヲ級改「ハーイ」

提督「北上ぃいいいー!」バーン

北上「あら提督」

提督「あらじゃねーよ!お前何勝手なことしてんだ!?」

北上「まーまー、別にいいじゃん」

提督「よくねーし!?お前らも何当たり前のように会場の用意してんだ!?」

大井「北上さんの言うことなのでつい……」

電「え、えっと……皆、楽しみにしているみたいなので……」

提督「いやいや……」

ル級「オイ、邪魔ダカラ、アッチイッテテクレ」

タ級「提督ノ貴様ニハ、特等席ヲ用意シテヤルカラ」

提督「えぇ……」

ネ級「準備デキマシタ」

北上「じゃあ、そろそろ始めましょーか。皆つれてきて~」

ヲ級改「ハーイ!」

ヌ級「待チクタビレタゼ」

リ級「ホントヨネー」

ロ級「ツイニ生演奏ガ聴ケルンダネ!」

ワイワイガヤガヤ

龍驤「うわぁ……パーティールームが深海棲艦だらけや……」

提督「本部に知れたら首が飛ぶわ……」

北上「はーい、皆お待たせ~!ノってるかーい?」

イエーイ!アギャアギャ!キュウー!

提督「一歩間違えれば、聖飢魔IIのライブみたいだな……」

北上「ではお待ちかね、加賀さんの登場で~す!」

ワー! パチパチパチ キャーカガサーン!

提督「うわぁ、凄い人気だ……。ところで那珂の奴はなんで落ち込んでるの?」

大井「自分が人気者だと勘違いをしてサインしようとしたんですよ。見向きもされてませんでしたけどね。艦隊のアイドル(笑)」

龍驤「んふwww」

提督「お、おいwww笑ってやるなよ龍驤www」

龍驤「司令官も笑っとるやんwww」

提督「オホンッ!いや、さすがに落ち込んでる奴を笑うのはイカンぞ」

大井「ナカチャンダヨー!アイドルダヨー!」

龍驤「www」

提督「おいバカwwwやめろwww」

那珂「」

ピューピュー カガサーン!カーガ!カーガ!

加賀「ど、どうも……」

提督「さすがに加賀も動揺しているな……」

ワー ワー コッチミテー!

加賀「想い焦がれて振り向けば、赤城の山の朧月。慕いし艦のいる海へ超えた波濤は何万里。
   一隻の艦娘の情念を 航空母艦・加賀が歌い上げます。 それでは参りましょう、加賀岬」

ウオオオー! ワー! イイゾー!

提督「動揺してなかった。ノリノリだった。前口上まで用意してやがる」

デデン♪

提督「うわ、しかもミラーボール……派手だなオイ。ていうかどこから用意した」

大井「ル級がどこからともなく用意してましたね」

提督「何でそんなもん奴等が持ってんだよ……」

かくして加賀ライブは大成功を収める。
ライブ後はサイン会まで行われた。

ホ級「オレ装甲ニ書イテ貰ラッタ」

ト級「私モ私モ」

イ級「イー」

ヲ級改「艦載機ニ書イテクレタ!」ニコニコ

ヌ級改「私モ私モ」

レ級「私ハ服ニシテモラッタ~」

ワ級「補給物資ニシテモラッタヨ~」

明石「はい、深海棲艦さんの皆様!今、人気絶頂の加賀さんのグッズはこちらですよ~!」

提督「加賀グッズってお前」

明石「こんなこともあろうかと、密かに作っておいたんですよ。ちなみにフィギュアはボーキ500です」

提督「すごい事態を想定していたなお前。ていうか資源交換かよ。そんな上手く売れ……」

ホ級「フィギュアクレー!」

リ級「私ハ ヌイグルミ」

ヲ級「茶碗クダサイ」

明石「はい、まいどどうもー」

提督「買ってやがる……。何考えてんだこいつら……。ん?待てよ。ということは……」

龍驤「す、すごいで司令官!資材がホックホクや!」

提督「うおお、本当だ!まさか加賀にこんな使い道があるとは!よし、この後は握手会も開こう!」

龍驤「せやなー、10秒で50ボーキとかええんやない?」

提督「そりゃいいアイデアだ!レコードも販売してそれに握手券をつけよう」

明石「加賀写真集とかどうです?」

提督「いいねいいね~。おっと、本部の奴等には内緒だからな!資材は我が鎮守府が独り占め……」

トントン

提督「何だ?……ゲッ!」

本部の人「随分と楽しそうだね。提督くん。深海棲艦相手に商売とは、キミは一体何を考えているのかな?」

提督「こ、これはこれは本庁の司令官殿!あの、これはその……」

本部の人「うんうん。わけは檻の中で話そうじゃないか、さあ連れていきたまえ」

憲兵「うーっす」

提督「待って!誤解であります!私は深海棲艦との間に交友を深めてこの争いを無くそうと……」

本部の人「うん、うん。わかった。話は後でじっくりと聞こう。さあ一緒いこうね」

提督「あああああああ!いやだぁ~!!」ズルズル

かくして数日後には、加賀レコードが深海棲艦の間で爆発的な人気となり、
争いなんてどうでも良くなった深海棲艦達は人を襲うこともなくなりこの世は平和になった。

♥ハッピーエンド♥

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