ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」(999)

1スレ目、リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」
リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1387721339/)
2スレ目、ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」
ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1393766145/)
3スレ目、リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」
リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1399643095/)
4スレ目、ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」
ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1406120445/)
5スレ目、リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1415881553/)
6スレ目、ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」
ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1427978790/)
7スレ目、リヴァイ「いつまでも」ハンジ「戯れよう」
リヴァイ「いつまでも」ハンジ「戯れよう」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1441112985/)
8スレ目、ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」
ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1463146389/)
9スレ目、リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」
リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1485956035/)


の続き。10スレ目とか。短編の様なモノでリヴァイとハンジ(女)がただいちゃいちゃしてるだけという説明は果たして必要なのか

とにかく時系列やなんやらかんやら無視しながら思いつきで書いていく。その為サ○エさん時空化
まれにR18エロ有り。ないかもなので期待はしないでくれ。〆の後に∫や∬がついたら次の話がR18というお知らせ

月刊とかのネタバレとかあったりする。なるべく分からないように紛れ込ませるつもりだがどうなるか分からない
おまけの記憶喪失ネタが入る予定。予定は未定
スレのURLの所為で1レスが余計に長い。日付ネタでやってる。日にちは11月だった気もするが大体12月から。では


【意味ありげ】


――食堂前――


ワイワイガヤガヤ……

ハンジ「新兵で賑わってるなぁ」

ハンジ「! リヴァイじゃないか。今からお昼かい?」

リヴァイ「ああ。お前もか」

ハンジ「まぁね。新兵達がびっくりするかもね」ニシシ

リヴァイ「俺が来るだけでびっくりされてもな」


ハンジ「確かに」

ヒョオォォオオ…ガタガタ

ハンジ「今日は寒いねぇ。風も強くて窓が鳴いてるよ」

リヴァイ「すきま風が寒ぃな」

ハンジ「そうだね」ジッ…ウズッ

リヴァイ「?」

ハンジ「……」ジー…ウズウズ))

リヴァイ「……食堂、入るぞ」

ハンジ「うん」



【新兵たち】


――廊下――

ハンジ「はぁー食べた食べた」

リヴァイ「そんな満足するほどではなかったと思うが」

ハンジ「たいしたものでなくても食べると少しは温まるね。食物を消化吸収して熱を作ってるんだろうね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「しかし、リヴァイが入ってきた瞬間のあの子達の顔」クスクス

リヴァイ「食堂に来ただけでなんだってんだ」

ハンジ「有名人の宿命だね。一人立ち上がったらみんな立って敬礼してさ」アハハ

リヴァイ「あぁ……注意はしたからもうしねぇだろ」ゲンナリ

ハンジ「今度はエルヴィンが来たときにしそうだね」


リヴァイ「チッ、そっちも言っておくべきだった」

ハンジ「まぁまぁ、それは本人にさせておこうよ」

リヴァイ「そうだな。同じ目にあってもらうか」

――食堂――

調査兵士達「「「エルヴィン団長!!」」」ガタガタガタッ!!

エルヴィン「…………。楽にしてくれ。食堂での最敬礼は必要ない」

調査兵士達「「「ハッ!」」」ザッ!

エルヴィン「……」

ミケ「……」スンッ

エルヴィン「ミケ、笑うな」

ミケ「……」スンスンッ

エルヴィン「全く……」



【温もり】


ハンジ「もう休憩終わりだねー」

リヴァイ「そうだな。まだ誰も戻っていないが……寄っていくか?」ガチャッ

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「……もういいのか?」カツンッ

ハンジ「? 何が?」

リヴァイ「寒かったんだろ?」

ハンジ「え? うん。でも食べたから……」

リヴァイ「あのとき、何を我慢していた? 食堂の前で」

ハンジ「……」


リヴァイ「寄るだろう?」スッつ

ハンジ「~~~~っ!/// あなたって!」カツッ! バタンッ

リヴァイ「なんだ」


ハンジ「時々ずるい!」ギュッ!
リヴァイ「そうか」


ハンジ「でも、くそっ」ギュー
リヴァイ「おい、クソとはなんだ」


ハンジ「やっぱり温かい」スリッ
リヴァイ「……お前もな」ギュッ




【良い所悪い所】


ハンジ「寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い」

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「んだよ、この寒さは」

リヴァイ「知らん」

ハンジ「冬はこれだから」

リヴァイ「夏は夏でこれだからと言うんだろ」

ハンジ「おうよ!」

リヴァイ「文句を言っても寒さも暑さも変わらねぇが」


ハンジ「ストレスが少しは発散できる」

リヴァイ「そんなもんか」

ハンジ「周りにストレスが振り撒かれるけど」

リヴァイ「ならやめろ」

ハンジ「でも寒いんだよー」

リヴァイ「知らん」

ハンジ「全くもう……あ!!」

リヴァイ「今度はなんだ」

ハンジ「雪だ! さすがは冬! 綺麗だ!」

リヴァイ「手のひら返しが早いな」



【視線】


壁||ンジ「……」ジッ

リヴァイ「……」

壁||ハンジ「…………」ジー

リヴァイ「……何か用があるのか?」

壁||ハンジ「!? 何故いると分かった!?」

リヴァイ「お前は阿呆か」

ハンジ「阿呆じゃないよ。失礼だな」スッ

リヴァイ「それで、何の用だ」


ハンジ「んーいやぁー」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「明日、誕生日だろ?」

リヴァイ「……あぁ、そうだったか」

ハンジ「相変わらず無頓着だね」

リヴァイ「お前もだろう」

ハンジ「以前よりは気にしてると思うけどね」

リヴァイ「……まぁ、そうだな」

ハンジ「リヴァイもか」フフッ



【もじもじ】


リヴァイ「それで?」

ハンジ「あ、うん……当日は仕事だし、次の日は出張だろ?」目線→

リヴァイ「ああ」

ハンジ「夜は飲み会だし……」目線↓

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「時間取れそうにないよね」

リヴァイ「まぁ、そうだな」

ハンジ「だから、その……今日、行ってもいいかい?」チラッ


リヴァイ「……ああ」

ハンジ「良かった!」ホッ

リヴァイ「……」

ハンジ「いやぁ、私も立て込んでて予定立てられなかったでしょ? 空いてなかったらどうしようかと」アハハ

リヴァイ「あぁ、それで」

ハンジ「じゃあ、夜に!」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「良かった良かった」スタスタスタ…

リヴァイ「…………」



【言質確保】


――リヴァイ自室――


ハンジ「リヴァイ早めの誕生日おめでとーう!」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「はい、プレゼント。紅茶と砂糖だよ」

リヴァイ「砂糖か」

ハンジ「沢山ってわけじゃないけどさ」

リヴァイ「いや、ありがとう」

ハンジ「どういたしましてー。他にして欲しいこととかある? できる範囲ならやるよ?」

リヴァイ「そうだな……」フム

ハンジ「何なに?」

リヴァイ「お前の誕生日にやらされたことでもしてもらおうか」


ハンジ「はい?」

リヴァイ「言え」

ハンジ「……何を?」

リヴァイ「分からねぇふりはするな」

ハンジ「……お膳立てされると言いにくいんですが」

リヴァイ「そうかもな」

ハンジ「コノヤロウ」

リヴァイ「言え」

ハンジ「……告白でいいかい?」

リヴァイ「まぁ、そうだな」

ハンジ「……ふふふふ、よし来た」

リヴァイ「あ?」



【だって照れ臭いじゃないか】


ハンジ「リヴァイは本当に潔癖だしお母さん過ぎる」

リヴァイ「……おい」

ハンジ「人類最強過ぎて羨ましいときもあるよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「そんな奴が口うるさいお母さんとかちょっとウケるよね」

リヴァイ「おい、さっきからなんだ。俺がやらされたことと言っただろうが」

ハンジ「告白でいいって言ったじゃないか」

リヴァイ「告白の意味をねじ曲げるな」

ハンジ「んで、色々と私の行動に文句言うしさー。寝ろとか食えとか」

リヴァイ「……当然の注意だな」


ハンジ「自分だってそこそこないがしろなくせに」ブー

リヴァイ「……」フイッ

ハンジ「ふふっ」

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」ハァー

ハンジ「……好きだよ」

リヴァイ「!」

ハンジ「好きだよ、リヴァイ。……愛してる」

リヴァイ「――っ、……クソが」

ハンジ「ふふっ」



【アフターケア】


――朝――

ハンジ「ん……」…パチッ

ハンジ「……リヴァイ?」

シーン……

ハンジ「仕事に行ったのか」

ハンジ「……身体は……清められてるね。さすが」

ハンジ「眼鏡は近くにあるし着替えも畳まれて置いてあるし……ん?」カチャッ ←眼鏡をかけた


*机に水差しとコップ*

ハンジ「……水も用意されてる」クスッ

ハンジ「至れり尽くせりってやつだね」ギッ

ハンジ「? 書き置き……」カサッ

ハンジ「“食堂で食え”」

ハンジ「……温かいものを食えってことかな?」

ハンジ「置いてたら冷めちゃうからねぇ。あとあれか。ちゃんと食えってのもあるか」

ハンジ「ふふっ…………あなたもね」カサッ


すんごく遅くなりましたが戯れ始めました。これからもよろしくです


12月25日、リヴァイ誕生日


幾星霜:長い年月とかそういう意味
リヴァイ兵長おめー!

あーペトラの誕生日すっとばしちゃったな……すまんよ、ペトラ
次は木曜……かな? もしくは年末か……なんか今年忙しいのよ
ではまたーノシ

始まったか


【こそこそ】


モブリット「……」スタスタ

ハンジ「モブリット、モブリット!」ヒソッ

モブリット「ハンジ分隊長! 何して――」

ハンジ「うわぁ! シー! シー!! 大声出さないで!」

モブリット「今はあなたの方が声大きいですよ」

ハンジ「うおっ!? しまった」パシッ! ←口を両手で


モブリット「どうしたんです? こんな物陰で……ほっかむりして」

ハンジ「……リヴァイから逃げてるんだ」

モブリット「あぁ、大掃除からですね」

ハンジ「あいつ厳しすぎだよ!!」

モブリット「リヴァイ兵長ー!! 居ましたよー!!」

ハンジ「!? 裏切者がぁぁあぁぁ!!」ダッ!

モブリット「…………甘いですねぇ」ニヤリッ



【四面楚歌】


ハンジ「くっそ! まさかすでに敵の手に堕ちていたとは……!」タタタッ

ハンジ「しかし愚かな。敵のいる方向に声を掛けるなんて……」タタッ

リヴァイ「甘い」ガシッ

ハンジ「ぬがっ!?」

リヴァイ「よくも……」

ハンジ「な、なんで」

リヴァイ「ほぅ? 賢いはずの頭がクソにでもなったのか?
モブリットがあっさり味方(リヴァイ)の場所を教えるとでも?」

ハンジ「はっ!?」

リヴァイ「……俺から逃げ仰せようとはいい度胸だ……」ゴゴゴゴ

ハンジ「そ、そうだろう? そこでそれに免じて減刑という提案をしたいんだが……」


リヴァイ「却下だ。とっとと掃除をしろ」

ハンジ「無理! むーりー! あんな魔窟掃除できるか!」

リヴァイ「お前の部屋だろうが」

ハンジ「あれが心地好いんだよ」

リヴァイ「魔窟だと言ったじゃねぇか」

ハンジ「魔窟が我が住み処なり」

リヴァイ「よし、まずはその頭を掃除する」

ハンジ「頭もがれる!!」

モブリット「あぁ、捕まりましたか」

ハンジ「モ、モブリット! リヴァイに頭もがれちゃう!!」

モブリット「掃除をすればいいでしょ」

ハンジ「孤立無援!!」



【裏切者は誰だ】


モブリット「さぁ、もう覚悟を決めてください」

ハンジ「掃除してる暇があるなら研究したーい!!」ズルズル ←引きずられてる

リヴァイ「今は特に何もねぇと聞いたが」ズルズル ←引きずってる

モブリット「一段落ついてますから耳を傾けなくて良いですよ」

ハンジ「裏切者ぉぉおお!!」

モブリット「先に裏切ったのは貴女でしょうに」

ハンジ「へ?」


モブリット「研究室の大掃除」

ハンジ「あーいやぁ、それはぁ」

モブリット「せめて自室はご自分でどうぞ」

ハンジ「手伝ってくれないの!?」

モブリット「研究室、まだ終わってないんですよ。そちらからやりますか?」

ハンジ「……リヴァイ、行こうか」キリッ

リヴァイ「本当にお前はクソメガネだな」



【さも親切のように】


――大晦日:飲み会――


ハンジ「なんてことがあって年末バタバタしたよ」ハッハッハッ

ナナバ「いや、自分の所為だよね?」

ハンジ「あそこでモブリットが裏切らなければっっ」クッ!

ナナバ「先に逃げたのはあんただよね?」

ハンジ「ともかく全て綺麗に片付いて爽やかに飲みか……新年を迎えられるよ!」グビグビー

ナナバ「全部自分の身から出た錆なのにこいつは」

リヴァイ「もう相手にするな。頭が腐る」グビッ

ミケ「辛辣だな」

ハンジ「そうだよ! 酷いな!」

リヴァイ「結局俺がほとんどしただろうが。後でモブリット達が来なかったら今頃お前は窓の外にぶら下がっている」


ハンジ「怖っ! この寒空に吊るすなんて!」

ナナバ「寒くなきゃいいのかね」

ミケ「部下が来ても何もしなかったのか」

リヴァイ「いや、モブリット達が見張ってくれていた。お陰で俺はカビの殲滅に集中できた」

ミケ「……そうか」

ハンジ「あれ? エルヴィンは?」

ミケ「最後の締めをしている。もうすぐ来るだろ」

リヴァイ「ギリギリまで仕事か」

ナナバ「団長は忙しいね」

ミケ「この酒は開けないでおいてやろう」

ハンジ「肉も残しておこう」

リヴァイ「……元々それはエルヴィンの分だ」



【わちゃわちゃ】


エルヴィン「随分遅れてしまった」

ハンジ「おっそいぞー!」ヒック

リヴァイ「本当に遅かったな。ギリギリだ」

エルヴィン「書類が溜まっていたんだ。おや、これは」

ミケ「残しておいてやったぞ。好きだろ、コレ」つ酒

エルヴィン「ああ。ありがとう」

ハンジ「はい、お肉ー」

エルヴィン「ありがとう」

リヴァイ「だからそれは」

ナナバ「まぁまぁ、いいじゃない。乾杯しよう」


ミケ「エルヴィン」

エルヴィン「うむ。皆、一年間よく生きていてくれた。感謝している」

ミケリヴァイハンジナナバ「「「「…………」」」」

エルヴィン「来年も宜しく頼む。乾杯」

ミケリヴァイナナバ「「「乾杯」」」

ハンジ「かんぱーい!!」ガチャーンッ!

リヴァイ「てめぇ、力一杯グラスをぶつけるんじゃねぇ。割れるだろうが」

ハンジ「力加減はしてるよ。細かいなぁ」

リヴァイ「細かくねぇ。てめぇが大雑把すぎるんだ」

ハンジ「えぇー細かいよ……あ、酒が漏れてきた」

リヴァイ「割れてんじゃねぇか。クソメガネ」

ハンジ「勿体無い勿体無い……」


リヴァイ「やめろ。割れたグラスを舐めようとするな。おい、コラクソメガネ!」

ナナバ「ギリギリまで騒がしいったらないね」

エルヴィン「いつも通りで何よりじゃないか」グビッ

ミケ「これが日常か……」

エルヴィン「賑やかでいいだろう?」ニッコリ

ミケ「……胡散臭い笑顔だな」

エルヴィン「失礼だぞ」

ナナバ「そろそろ明けるよ」

ハンジ「お! リヴァイと戯れてる場合じゃなかった!」

リヴァイ「戯れてねぇ。躾だ」

ハンジ「もうカウントダウン始まったから、躾もお開き! はい、10、9、8……」

リヴァイ「……クソメガネ」チッ


ナナバ「今年最後のクソメガネだね」

エルヴィン「舌打ちもな」

ミケ「何もめでたくはないな」

ハンジ「……2、1、ハッピーニューイヤー!!」

「「「「「ハッピーニューイヤー!!!」」」」」

リヴァイ「……うるせぇ」

エルヴィン「初うるせぇだな」

ミケ「やはり何もめでたくはないな」

ナナバ「リヴァイで遊ばない。明けましておめでとう」

エルヴィンミケ「「おめでとう」」

リヴァイ「あぁ」

ハンジ「おっめでとーう!!!」


レスありがとうございます。まだ見てくれるなんてありがたさでいっぱい
そして年末になってすまぬ

12月13日、煤払い
12日31日、大晦日


来れたら明日。そうでなくても三が日には
ではよいお年をーノシ

あけおめー


【どういうことだ】


エルヴィン「ん?」


リヴァイ『……』

エルヴィン「あれはリヴァイか。中庭を見つめて何を……」

『きゃーははははは!』

エルヴィン「子供……?」

『おかあさん、これなぁに?』

ハンジ『これはね、バッタだよ』

『ばった』

ハンジ『バッタはバッタ目・バッタ亜目 に分類される昆虫の総称なんだ。
イナゴも含まれるけど、地域などによってはバッタとイナゴを明確に区別する所もあるね。
これはショウリョウバッタといって、飛ぶときにキチキチ音を鳴らすからキチキチバッタと呼ばれたりする。
ちなみに食べられるんだよ』


リヴァイ『オイオイオイオイ、まだ一桁前半のガキに何を話してやがる』

『……食べていい?』

リヴァイ『お前も食べたがるんじゃねぇ』

エルヴィン「……おかあさん?」

ハンジ『リヴァイは細かいねぇ。あぁ、食べるにしても火を通さないとダメだよ』

『わかった』

リヴァイ『わかったじゃねぇ。食うな』

『おとうさんのぶんもつかまえるよ!』

リヴァイ『食べたいわけじゃねぇ。オイ、捕まえるな、やめろ』

エルヴィン「おとうさん……」



【むず痒い】


エルヴィン(リヴァイとハンジに子供……あぁ、そう、だったか……?)

リヴァイ『おい、お前ら、あまり汚すなよ』

ハンジ『お!? あれは何だ!?』

『おっきーい! おっきいばっただよ!』

ハンジ『それ捕まえろー!』

『きゃーははははは!』

リヴァイ『…………』シワー

エルヴィン「……大変そうだな?」

リヴァイ『エルヴィン……手伝え』


エルヴィン「何故俺が」

リヴァイ『お前にも責任がある』

エルヴィン「覚えがないが」

リヴァイ『てめぇがあれを甘やかしてるのは知っている』

エルヴィン「……甘やかしたとして、今この状況で俺に責任はないと思うが」

リヴァイ『…………いや、ある。手伝え』

エルヴィン「無理矢理だな。一人では手に負えないか」クスクス

リヴァイ『…………チッ』

エルヴィン「まぁ、いいさ。手伝おう」

リヴァイ『……助かる』

エルヴィン「おーい、○○……」


――――
―――
――

エルヴィン「!」ハッ

チュンチュン……

エルヴィン「…………夢、か」ムクッ…

エルヴィン「……………………なんとも珍妙な」ガシガシ

エルヴィン「………………」

エルヴィン「……」フッ



【正夢でありますように】


――食堂――


ハンジ「あ、エルヴィンおはよー。あけおめー」

リヴァイ「遅かったな」

エルヴィン「まぁ、たまにはな。明けましておめでとう」

ハンジ「いい夢見れたー? 私はリヴァイに叱られながら掃除する夢だったよ」

リヴァイ「それは正夢になるな」

ハンジ「させてなるものか」


リヴァイ「お前次第だな」

エルヴィン「……」

ハンジ「エルヴィン? どうかした?」

エルヴィン「あぁ、いや。……まぁ、いい夢を見れたと思うよ」

ハンジ「へぇ、どんな夢だったの?」

エルヴィン「……あまり覚えてはいないが幸福な夢だった気がするよ」

ハンジ「それは良かったねぇ」

エルヴィン「そうだな」フッ



【退屈しない】


リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ! どうしたの? 窓の外じっと見て」

リヴァイ「寒ぃと思ったら……」

ハンジ「あ、雪だ!」

リヴァイ「雪の中の立体機動はあまり好きにはなれねぇな」

ハンジ「雪の中の立体機動っていいよね!」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」


リヴァイ「寒いだろ」

ハンジ「雪綺麗だよ」

リヴァイ「前が見づれぇだろ」

ハンジ「まぁ、壁外では困りものだけど演習中はいい気分で翔べるよ」

リヴァイ「……演習に集中しろ」

ハンジ「まぁまぁ、休憩中とかだから大目に見てよ」

リヴァイ「…………妙なところに楽しみを見つけるもんだな」



【理由なき】


ハンジ「リーヴァイ!」ドーンッ!

リヴァイ「なんだ」ビクトモ ←ソファに座ってる

ハンジ「理由はない!」ギュッ

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「寒いよねー」ギュゥー

リヴァイ「理由あるじゃねぇか」

ハンジ「気にすんなー」サワサワ

リヴァイ「やめろ」

ハンジ「あー、温かい温かい」

リヴァイ「服の下に手を入れるな、冷たてぇだろうが」


ハンジ「そのうち温まるから」ナデナデ

リヴァイ「チッ……腹を撫でるな」

ハンジ「ふふー? 変な気分になっちゃったー?」ニヤニヤ

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「あはは! シワ!」

リヴァイ「チッ」ガシッ

ハンジ「は」グルンッドサッ

リヴァイ「……責任とれ」

ハンジ「ふふふ、仕方無いなぁ」

リヴァイ「始めからそのつもりか」

ハンジ「さて、ね?」クスクス


レスありがとうございます
あけおめーことよろー


1月2日、初夢・姫はじ……ゴホンッ


2018年か……
あ、キチキチバッタはエビの味がするらしい。食べたくはないが
食べるならよく焼いて自己責任で
次は日曜に。ではまたーノシ


父親のリヴァイがケニーに似てきてるのがなんかグッとくる

「」と『』なのはなんでかと思ったけど、エルヴィンの一人称視点の夢なのか


【疲れてる】


ハンジ「はぁー」デレーン

リヴァイ「だらけすぎだろう」

ハンジ「休みの最中だけど休みボケだよ」

リヴァイ「ボケるな。シャキッとしろ」

ハンジ「午後から頑張る」

リヴァイ「そういうのは大抵頑張らずに終わる」

ハンジ「しつれーなー」デレーン

リヴァイ「説得力がなさすぎる。早く顔を上げろ」


ハンジ「そーかそーかぁーそんなに私の顔が見たいのかー」

リヴァイ「……その減らず口ねじ切るぞ」

ハンジ「こえー、あー……そろそろシャキッとしないとかーあー……」デレーン

リヴァイ「おい」

ハンジ「……30分経ったら起こして」

リヴァイ「……クソメガネ」

ハンジ「うん……」ウトウト

リヴァイ「ボケすぎだ」ポンッ

ハンジ「」スゥー



【ハンジ分隊長とは】


――立体機動演習中――


ハンジ「目標をしっかりと見据えろ! 操作にばかり集中しているとやられるぞ!」キリッ

調査兵1「ハンジ分隊長ってああしてるとキリッとしててカッコいいよな」

調査兵2「まぁ、確かにな」

ハンジ「は、」

調査兵1・2「「?」」

ハンジ「ぶえっくしょーい!!」

ハンジ「あ゙ー」スズッ

調査兵1・2「「……」」


調査兵1「い、いや、まぁ、かわいいよな」

調査兵2「あ、ああ、まぁ、な」

リヴァイ「おい……クソメガネ、何してやがる」

ハンジ「いや、すんごい鼻水垂れてきてさ」タラー

リヴァイ「だから?」シワー

ハンジ「ちり紙もハンカチも持ってないし、このまま落として自然に返そうかと」

リヴァイ「クソか、お前は」シワシワー

ハンジ「あ、そのヒラヒラ貸してくれるのでもいいけど」

リヴァイ「削がれろ」

調査兵12「「…………」」

調査兵1「やっぱハンジ分隊長はハンジ分隊長だな」

調査兵2「ああ」



【優しさ】


オルオ「……」ソワソワ

ペトラ「何そわそわしてるの?」

オルオ「いや」ソワソワ

エルド「もうすぐ誕生日だからだろ」

グンタ「ああ、実家に帰るんだっけか?」

オルオ「ああ」ソワソワ

ペトラ「あー……」

エルド「なんだ、引きずってるのか」ニヤニヤ

ペトラ「エルドの笑顔が鬱陶しい」ムスッ

グンタ「ペトラは早めに実家に帰って、兵長は出張でペトラがこっちに戻って5日後に帰ってきたんだったか?」


エルド「そうそう。結果、誕生日から1週間後くらいに贈り物を貰ったんだと」

ペトラ「兵長に迷惑かけちゃって申し訳なかったよ」ハァー

エルド「兵長はそんなこと気にするような人じゃないだろ」

ペトラ「贈り物をずっと預かってもらってたみたいなものだからさー。誰かに預けてくださっててもよかったのに」

グンタ「直接渡すことに意味があったんだろ」

ペトラ「!」

エルド「お祝いは直接のほうがいいしな」

ペトラ「……リヴァイ兵長」ジーン

グンタ「今頃気づいて感動か」ハハッ

オルオ「……」ソワソワ

エルド「オルオは完全に上の空だな」



【素直でも】


ペトラ「オルオはいつ実家に帰るの?」

オルオ「誕生日前日だな。当日には戻る」

ペトラ「ええ? もう一日くらい居たらいいのに」

オルオ「いや、年始の休みもあったからな。そんなに休むわけにはいかなくてよ」

エルド「妙なところで真面目だよな」

グンタ「ああ」

ペトラ「ふぅん……まぁ、当日はこっちで飲み会でもしようか」

オルオ「!」

エルド「そうだな。飲み屋にするか? 食堂にするか?」

グンタ「次の日は仕事だから食堂のほうがいいだろう」

エルド「そうだな、そうするか」


オルオ「な、なかなかペトラもわかってるじゃねぇか」

ペトラ「何その上から目線。素直に嬉しがればいいのに」

エルド「オルオだからなー」

グンタ「オルオだもんなー」

ペトラ「オルオのくせに」

オルオ「…………ありがとう」

ペトラ「オルオが素直に!?」

エルド「マジか!?」

グンタ「うおっ、鳥肌が!?」

オルオ「なんでだよ!?」



【言葉の意味を深く理解】


リヴァイ「おい、オルオ」

オルオ「はい!」

リヴァイ「ほら」ポスッ

オルオ「!! あ、ありがとうございましゅっ!!」

リヴァイ「ああ」スタスタ

ハンジ「おや、今度は忘れずに渡せたみたいだね」

オルオ「ヒャッホーイ!!」

ペトラ「オルオ、ウルサイ!!」

リヴァイ「……」


ハンジ「ペトラの時、『しまった』って言ってたものねぇ」クスクス

リヴァイ「うるせぇな」

ハンジ「いやまぁ、私も渡し忘れてたんだけどさ」

リヴァイ「……渡さなくていいのか」

ハンジ「オルオに? もう渡したよ。ミニ巨人ぬいぐるみ」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「討伐数をまた増やしてたからその祝いも兼ねて!」

リヴァイ「ありがた迷惑とはこういうことを言うのか」フムフム

ハンジ「深く頷きすぎじゃないかな」


レスありがとうございます


1月6日、オルオ誕生日(12月6日、ペトラ誕生日)


ペトラの誕生日の穴埋めみたいな言い訳みたいなものが……オルオおめ
次は木曜あたりに。ではまたーノシ


【絶対だぞ】


ハンジ「~~なんだよね」

リヴァイ「!」スッ

ハンジ「!? な、何?」

リヴァイ「……荒れてるな」ツッ…

ハンジ「あ、ああ、最近忙しかったからね。いきなり唇触るからびっくりしたよ」アハハ

リヴァイ「ああ、悪い。つい、な」

ハンジ「いや、いいんだけどさ。保湿しとかないとねー」


リヴァイ「乾燥も激しいからな。あまり籠るなよ」

ハンジ「無茶はするなって言われてもなー」

リヴァイ「干からびねぇ努力くらいはしろ」

ハンジ「水分補給と栄養補給には気をつけるよ」

リヴァイ「ならいいが…………」シワー

ハンジ「……信用してくれよ」

リヴァイ「……したからな」

ハンジ「念入りだなぁ」



【吃驚】


ハンジ「リヴァイ!」

リヴァイ「ハンジか。引きこもりは終わったのか」

ハンジ「研究の報告書は終わったよ」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「ちゃんと飲んで食べて補給は怠らなかったよ!」エッヘン

リヴァイ「……」ジー

ハンジ「ほら、唇だってガサガサしてないよ!」ズイッ

ガシッ

ハンジ「ん?」



リヴァイ「――――」
ハンジ「んぅ!?」


リヴァイ「――――」ペロッ
ハンジ「~~っ!?!??」ビクッ!


リヴァイ「……は」

ハンジ「――――」ポカンッ

リヴァイ「…………確かに」

ハンジ「――……な、な、」

リヴァイ「?」

ハンジ「なんっちゅー確かめ方するんだよ!!///」



【お互いに】


ハンジ「ほんっと、びっくりした!!」

リヴァイ「お前が以前したことだろうが」

ハンジ「は?」

リヴァイ「覚えてねぇのか」

ハンジ「………………………………ああ!」ポムッ=3

リヴァイ「思い出したか」


ハンジ「確かに以前唇の荒れが治った時に私から確かめさせたけども!」

リヴァイ「今回もそうしただけだ」

ハンジ「…………毎回、そうやって確かめなくていいからね」

リヴァイ「睡眠も取るよう努力するなら考えてやる」

ハンジ「それはあなたに言われたくないなー」

リヴァイ「……俺はいい」

ハンジ「ズルイぞ!」



【今更】


ハンジ「おや」


リヴァイ「……」


ハンジ「あんな人気の無さそうな所で何を……」

ハンジ「!」


リヴァイ「……、……」


ハンジ「……女性兵士、か」

ハンジ(また告白でも受けてるのかね)

ハンジ(憧れから恋愛感情へは移行しやすいからね……そうでなくても……)


ハンジ(危機的状況で助けられたり、実は優しいとか知ったらね)

ハンジ(本当にモテる奴だな)

ハンジ「…………」

ハンジ「ねぇ…………私でいいの?」ポソッ

ハンジ「…………」

ハンジ「なんってね!」

ハンジ「今更今更」ハッハッハッ

ハンジ「………………」

ハンジ「本当、今更だよ」



【出てねぇよ】


――リヴァイ自室――


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……」

ハンジ「…………」ジー

リヴァイ「…………」

ハンジ「………………」ジーー

リヴァイ「……穴が開く」

ハンジ「大丈夫、埋め戻す」

リヴァイ「全く大丈夫じゃねぇ。なんだ」


ハンジ「リヴァイをただ見てるだけのクソメガネです」

リヴァイ「何か言いたいことがあるなら口で言え」

ハンジ「特にないよ。見てるだけ」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「……」

リヴァイ「何かあったのか?」

ハンジ「…………ううん、本当に特にないんだよ。ただ……」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「なんとなくだよ。鼻毛でも出てないかなって」

リヴァイ「……クソメガネ」


次は日曜あたりに。ではまたーノシ

リヴァイ班がかわいい
尊い


【見つめ返す】


リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「……」

リヴァイ「…………」ジー

ハンジ「…………」

リヴァイ「………………」ジーー

ハンジ「穴が開きそう」


リヴァイ「埋め戻せばいいんだろう?」

ハンジ「何なんだよ、私の真似して」

リヴァイ「ただ見ているだけだ」

ハンジ「言いたいことがあるなら…………」グッ

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「なんでもない」

リヴァイ「そうか」ジー

ハンジ「うぬぅ……」



【更に】


リヴァイ「……」ジー

ハンジ「…………」

リヴァイ「…………」ジーー

ハンジ「…………私でいいのかなって」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ふっと思っただけだよ」

リヴァイ「おい……」


ハンジ「大丈夫! 分かってる! くだらないことだよ」

リヴァイ「くだらねぇことだとは思わねぇが」

ハンジ「……そう?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「…………え? もしかして? えっ?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「えっ? リヴァイ?」

リヴァイ「…………察しが良すぎるのも考えものだな」チッ!



【ほーほー】


ハンジ「そうなの? リヴァイもそういうこと思うんだ?」

リヴァイ「……うるせぇ」

ハンジ「マジか。マジでか」

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「ほー、ほほー」

リヴァイ「うるせぇ。フクロウか」


ハンジ「……梟といえばあの鳥」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「口から骨や羽毛とか消化できなかったものを口から出すんだって。
ちょっと巨人に似てるよね。巨人は全部吐き出すけど」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「で、首が上下左右180度回転することができるんだけど限界までだと270度も回るらしいよ」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「お? リヴァイフクロウ発見」



【誰にでも起こりうる】


ハンジ「話を逸らすのは良くないよね」

リヴァイ「逸らしたのはお前だ」

ハンジ「でもリヴァイがそう思うなんて思ってもみなかったな」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「いや、なんとなく」

リヴァイ「お前こそそういうことを考えるとは思わなかったがな……いや、時折そういったことを言っていたか?」

ハンジ「言ってたかもね」

リヴァイ「かもしれねぇがそういう性質には見えねぇが」


ハンジ「そうだねぇ。自分でも思わなかったよ。
恋愛事ってちょっとしたことでも不安になるとは聞いたことあるけどまさかねぇ」チラッ

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「口に出しても言ってもいいのかい?」

リヴァイ「黙れ」

ハンジ「聞いたくせにー」クスクス

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「本日4回目のうるせぇだね」

リヴァイ「数えるな」



【伝える】


ハンジ「ま、たまに不安になってもこうやって解消していけばいいことだよね」

リヴァイ「さっさと吐いていればもっと早く済む」

ハンジ「そんな尋問みたいな」

リヴァイ「…………」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「……他の女は目に入らん」

ハンジ「は」

リヴァイ「お前だけだ」

ハンジ「――――っ!!///」

リヴァイ「…………」シワー


ハンジ「くぅっ!/// そうやっていきなりぶっ込んでくるからあなたは性質が悪……って眉間のシワ凄いよ」

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「5回目」

リヴァイ「黙れ」

ハンジ「2回目」

リヴァイ「クソメガネ」

ハンジ「私が言ったの含めて3回目」

リヴァイ「数えるのをやめろ」

ハンジ「言った後で恥ずかしくなったの?」

リヴァイ「……やめろ」

ハンジ「ふふふっ」クスクス


レスありがとうございます


次は木曜辺りに来れたら。無理そうならその旨連絡するということで
ではまたーノシ

乙ありがとうございます

ごめん……無理だったonz
土曜に。すまぬ


【相談】


ハンジ「ふぅむ…… 」

ニファ「あれ? ハンジ分隊長、まだいらしたんですか?」

ハンジ「やぁ、ニファ。もう戻るよ。君はなんでまだここに?」

ニファ「今日は鍵当番なので。資料を片付けて戻ったところですよ」

ハンジ「あぁ、そうなのか」

ニファ「さぁさ! 出てってくださいな。鍵が閉められません」グイグイ

ハンジ「わわっ、押さないでくれよニファ」


ニファ「無理にでも追い出さないといつまでも根を張ってしまうじゃないですか」グイグイ

ハンジ「はいはい。もう帰るよ」クスクス

ニファ「明日はお休みですから、来ちゃダメですよ?」

ハンジ「大丈夫だよ。リヴァイと出掛ける予定だから……」ハッ!

ニファ「あぁ、それなら安心……」

ハンジ「ニファ!!!」ガシッ

ニファ「ふぁっ!?」ビクッ!

ハンジ「頼みがある!」

ニファ「は、はい?」



【お任せあれ!】


ニファ「な、なんでしょう?」

ハンジ「女らしい格好ってスカートだけでいいかな?」

ニファ「はい?」

ハンジ「いや、その、たまにはこう、女性らしく、綺麗なというかなんというか」モジモジ

ニファ「…………つまり」

ハンジ「ん?」

ニファ「リヴァイ兵長の為におしゃれをしたいってことですね!?」ズイッ


ハンジ「えっ、あ、ああ、そう」

ニファ「キレイ系ですか!? かわいい系ですか!? カッコいい系ですか!? カッコかわいい系ですか!?」

ハンジ「えっ、ちょっ、意味が、ちょっと」

ニファ「キレイ系かカッコかわいい系ですよね!?
いや、大人っぽくするだけでハンジさんはとてもキレイになりますよ!!」キラキラ+

ハンジ「ニ、ニファが輝いている」

ニファ「とにかく服を見ましょう!! とっとと鍵かけて行きましょう!!」

ハンジ「お、おう」



【熱くなる!】


ニファ「むぅー! スカートもあんまりないし、上も……」

ハンジ「あー、うん」

ニファ「この赤煉瓦色のスカートはいいですね。これにしましょう!」

ハンジ「う、うん」

ニファ「ハンジさんは赤とか、黄色とか暖色系が合うと思うんですよ」

ハンジ「そ、そうかな?」

ニファ「はい! あぁ、でもドレスは青とか深い緑とか落ち着いた色が似合いますよね」


ハンジ「えーっと」

ニファ「今回はこのスカートと……淡い黄色のニットがあるといいんですけど」

ハンジ「ない……かな」

ニファ「……ナナバさんの所にいきましょう!」

ハンジ「えっ!? いや、何もそこまで」

ニファ「せっかくハンジさんがおしゃれをしたいと相談してくださったんです! 全力を出さずしてどうしますか!?」

ハンジ「いや、程々でいいんだけど」

ニファ「さぁ! 行きますよ!」ガシッ、ズンズン

ハンジ「お、おう」ズルズル



【大盛り上がり】


ナナバ「そうだねぇ、こっちの淡い青でもいいんじゃないか?」

ニファ「暖かみのある色がいいじゃないでしょうか?」

ナナバ「上で引き締めて下でふわりと暖かみを出すのもいいと思うんだけど」

ニファ「!? 確かに。それもいいですね。ならば上はぴったりしたハイネックのニットがいいかと」

ナナバ「あるよ。あるある」ガサゴソ

ハンジ「…………」


ニファ「髪はどうしましょうか?」

ナナバ「うーん、下ろした方がいいだろうね」

ニファ「ゆるく巻くといいん感じですよね!」

ナナバ「そうだね。巻くやつある?」

ニファ「ありますよー! 毛先だけ巻いておきましょう!」

ナナバ「それがいいね」

ハンジ「……口をはさめない…………」



【驚きすぎて】


――街――


リヴァイ(またわざわざ待ち合わせか)

リヴァイ(何を企んでいるんだか)

ハンジ「リ、リヴァイ、お待たせ」

リヴァイ「あぁ、ハン……」

ハンジ「ええっと、その」キラキラ

リヴァイ「…………」

ハンジ「どう、かな?」

リヴァイ「……何かあったのか?」


ハンジ「何かって」

リヴァイ「何故わざわざそんな……」

ハンジ「いや、たまにはいいかなって」ヘヘッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「……なんでそんな小難しい顔してんの?」

リヴァイ「今日は何かあったか? 覚えていないが……」

ハンジ「いや、何もないよ」

リヴァイ「だがその格好は……」

ハンジ「うん、たまにはいいかなって」

リヴァイ「…………」

ハンジ「だから! たまには着飾ってリヴァイと出掛けたいなって思っただけだよ!
もう! ダメなら着替えて――!!」


リヴァイ「いや、行こう」

ハンジ「――くるよ!! って、えっ?」

リヴァイ「行くぞ」

ハンジ「う、うん」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「うん?」

リヴァイ「…………悪くねぇ」

ハンジ「ーーっ!」

リヴァイ「行くぞ」スッ
§
ハンジ「うん」ギュッ


うあー遅くなってすまぬ
映画をだね、見ててだね、色紙をだね、うん

次は明日と言いたいがきっと水曜か木曜に。ではまたーノシ

3日前くらいにこのスレ見つけて今1から読んでるよーイチャコラいいねー
乙応援してるよ


【きっとおかしなことになる】


リヴァイ「で、どういった心境の変化だ?」

ハンジ「なんとなくだよ、なんとなく」

リヴァイ「なんとなく、な」

ハンジ「なんだよ」

リヴァイ「まだ引きずってやがるのかと思ってな」

ハンジ「う」

リヴァイ「冗談のつもりだったんだが」

ハンジ「……時々はこういうのも必要かと思ってさ」

リヴァイ「……」


ハンジ「努力は必要なことだろ?」

リヴァイ「まぁな。だが」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「程々にしておけ」

ハンジ「分かったよ」

リヴァイ「でねぇと恐らくとんでもねぇことになる」

ハンジ「どういうことだよ」

リヴァイ「お前だからな」

ハンジ「だからどういうことだ!」



【笑顔】


ハンジ「こういうの嫌なのかい?」

リヴァイ「悪くねぇと言ったはずだが」

ハンジ「なんだか止められてばっかりだからさ」

リヴァイ「あぁ……悪かった。たまにはいい」

ハンジ「そうかい?」パァッ

リヴァイ「……それも悪くねぇな」

ハンジ「? 何が?」

リヴァイ「何も」



【説明開始】


リヴァイ「そもそもお前はどう思ってそういう真似をしているんだ?」

ハンジ「ん? 女らしい方がよくないかい?」

リヴァイ「ハンジよ」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「俺の女は誰だ?」

ハンジ「な、なんだよいきなり」

リヴァイ「答えろ」

ハンジ「わ、わた、し、だね」

リヴァイ「何故しどろもどろだ」

ハンジ「自ら言うのが照れ臭いからだよっ!///」

リヴァイ「そういうものか」


ハンジ「そういうものだよ。もう、一体なんなんだよ」

リヴァイ「俺の女になる前にお前は女らしくしたことがあったか?」

ハンジ「うーーん、夜会ぐらい? っていうか随分失礼な質問じゃないかい?」

リヴァイ「気にするな。それを俺は自分の女にしているんだが」

ハンジ「そうだけど……それが?」

リヴァイ「分からねぇか?」

ハンジ「??」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「眉間のシワなんか挟めそうだね」

リヴァイ「少し考えてみろ」

ハンジ「えっ? 何を挟めるか?」

リヴァイ「……クソメガネが」



【説明終了】


リヴァイ「つまりだ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「俺は元々のお前を自分の女にしている」

ハンジ「うん、ありがとう」

リヴァイ「だからお前の言う女らしさとやらにこだわってはいない」

ハンジ「こだわりがないのは知ってるけど……でもほら、らしくないよりらしい方がいいだろ?」

リヴァイ「……元々のお前は騒がしく、巨人に夢中の奇行種で何日も風呂に入らねぇクソメガネだ」


ハンジ「分かってるよ。だから少しは……」

リヴァイ「…………俺が惚れたのはそういう普段のお前だ」

ハンジ「――――」

リヴァイ「分かったか?」

ハンジ「…………///」

リヴァイ「おい、分かったのか?」

ハンジ「……わ、かった、よ///」

リヴァイ「ならいい」



【ちょっと嬉しかった】


ハンジ「……そうか、普段のままでいいのか」

リヴァイ「あぁ。だが勘違いはするなよ? 巨人に夢中過ぎるのや風呂に入らねぇのが良いわけじゃねぇからな?」

ハンジ「分かってるよ」

リヴァイ「特に部屋はダメだ。あんな埃まみれのくちゃぐちゃな部屋は」シワシワー

ハンジ「思い出し説教と思い出しシワはやめてくれよ」

リヴァイ「…………だが」

ハンジ「?」

リヴァイ「たまには悪くねぇとも言ったからな」

ハンジ「――――」


リヴァイ「……いつまでも話し込むのもよくねぇ。行くぞ」

ハンジ「…………ふっ」

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「いや……」クスクス

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「ほらほら、シワ寄せない。行こう」スッ ←腕をとった

リヴァイ「…………あぁ」

ハンジ「また気が向いたらめかし込んでみるよ」

リヴァイ「あぁ……」ジッ

ハンジ「うん」

ハンジ(楽しみにしてるって顔だな)クスクス


乙、レスありがとうございます
なんと3日前とな? すんごい長いのにありがとうございます
よろしくです

遅くなった
次は日曜あたりに。ではまたーノシ


【ごねごね】


モブリット「ハンジ分隊長! もう休んでください!」

ハンジ「もうちょっと! もうちょっとだけ!」

モブリット「ダメです!」

ハンジ「ダメじゃない!」

ニファ「ハンジ分隊長……」ウルウル

ハンジ「な、泣き落としもダメだからな!!」

ニファ「むぅー」

アーベル「んー……最終兵器をお呼びしようか?」

ケイジ「うーん、どうだろうな? もうちょい俺達でどうにかしようぜ」

アーベル「そうだな」

リヴァイ「…………」


アーベル「うおぁっ!? リ、リヴァイ兵長!!」ビクッ!

ケイジ「け、気配感じなかったですよ」ドキドキ

リヴァイ「びっくりさせて悪い。またクソメガネはごねてやがるのか」

ケイジ「い、いえ、大丈夫です。ハンジ分隊長は見ての通りいつもの状態です」

リヴァイ「そのようだな」

アーベル「まだ我々でどうにかできる状況だと思いますので」

リヴァイ「ついでだ」スッ

アーベル「あ……」

ケイジ「あーあ、ついてないな、ハンジさん」

アーベル「……」

ケイジ「どうした? アーベル」

アーベル「…………聞かれたと思うか? 最終兵器」

ケイジ「さぁな」



【みんな保護者】


リヴァイ「おい、クソメガネ」

ハンジ「げっ! リヴァイ!」

リヴァイ「随分なご挨拶だな」

ハンジ「あーいや、あははははは。なんの用だい? 書類? すぐに書くよ」

リヴァイ「目を通してサインすりゃ終わる。また休んでねぇのか」ペラッ

ハンジ「まだ2日なんだけどねぇ」スッつ

リヴァイ「1日でも徹夜する方がおかしいと気づけ」

ハンジ「そうかなぁ」カリカリ


モブリット「そうです。徹夜を当たり前にしないでください」

ハンジ「そんなにしてないだろ。ここに寝泊まりすることはよくあるけど」

モブリット「それもおかしいんです」

ケイジ「今日はもう定刻で終わりましょうや、ハンジ分隊長」

アーベル「しっかり夕飯も食べてくださいよ」

ニファ「お風呂で温まって寝てくださいね」

モブリット「夜更かししちゃダメですからね」

ハンジ「あんたらは私のお母さんかっ!!」



【ホッとしたような……】


リヴァイ「お前らはもう行っていいぞ」

モブリット「リヴァイ兵長、すみません」

リヴァイ「かまわん」

ニファ「片付けは済んでますので、施錠だけお願い致します」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「いつのまに」


ハンジ班「「「「それでは、失礼します」」」」

ハンジ「みんな、お疲れ様ー」フリフリ

リヴァイ「お疲れだな、お前の所為で」

ハンジ「悪かったよ」

リヴァイ「……心配せずとも元に戻ったな」

ハンジ「何が?」

リヴァイ「いや、お前らしいと思ってな」

ハンジ「??」



【一緒にいるために】


――ハンジ自室――


ハンジ「なんで部屋までリヴァイが付き添うんだよ」

リヴァイ「見張りだ」

ハンジ「見張らなくたってちゃんと休むよ」

リヴァイ「お前のこれまでの事を胸に手を当てて思い返してみろ」

ハンジ「………………」

リヴァイ「……」

ハンジ「ちゃんと大丈夫!」グッb

リヴァイ「腐れメガネが」

ハンジ「ここまで来たら大丈夫だって」

リヴァイ「どうだかな」ボスッ ←ソファに


ハンジ「ん? すぐに戻らないんだ?」

リヴァイ「追い返したいのか?」

ハンジ「そういうわけではないけれど」

リヴァイ「やはり研究室に戻る気か」

ハンジ「戻らない戻らない。ここに居てくれる時間があるんだなと思って」フフフ

リヴァイ「……ああ、ある」

ハンジ「朝まで居れるの?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「あ、無理な感じ?」

リヴァイ「……いや、なんとかなる」

ハンジ「無理はしないでいいよ」

リヴァイ「…………多少の無理はする」

ハンジ「――っ。そ、そう、へへっ」



【ねだる】


ハンジ「でも、本当に無理はしないでよ?」

リヴァイ「そんなに追い返したいか」

ハンジ「違う違う! 無理されて支障が出たら嫌だからさ」

リヴァイ「弁(わきま)えてはいる」

ハンジ「そうだね、リヴァイだもんね」

リヴァイ「……」

ハンジ「?」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「……!」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「――っ」ソワッ


リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「…………」モジモジソワソワ

リヴァイ「…………ハンジ」

ハンジ「…………ん」スッ


ハンジ「――――」
リヴァイ「……」


ハンジ「っ……これでいい?」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「~~~~/// 分かったよ」スッ

リヴァイ「……」


ハンジ「ん……」
リヴァイ「……」


ハンジ「ふ、ん…………」
リヴァイ「……っ」



ハンジ「は、」スッ

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「……ふふっ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「いや、なんでもないよ」クスクス

リヴァイ「笑ってんじゃねぇか」

ハンジ「言ったら怒るし」

リヴァイ「言え」

ハンジ「言わない」

リヴァイ「クソメガネ」

ハンジ「ふふふっ」


突然のアーベル呼びだがヒゲゴーグルさんの名前です。やっと判明したよ
ソースは劇場版公式サイトのパンフレットの誤植訂正のお知らせから


ねだるって強請ると書くんだがいつもゆすると読んでしまいそうなる
次は木曜あたりに。ではまたーノシ


最早ヒゲゴーグルで浸透してたよな

レスありがとうございます
ヒゲゴーグルを愛称にしてほしいくらいだなww

すまんonzどうにもならんかった
明日か明後日にはっではまたーノシ


【起こそうと思ったのに】


――朝――


ハンジ「ん……」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(うおっ)

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(あぁ、そっか。一緒に寝たんだっけ)

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(……あどけないなぁ)クスッ

ハンジ(リヴァイより先に目を覚ますって中々ないんだよね)


ハンジ(たまには起こす側になるのもいおよねぇ)スッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(……でも待てよ)ピタッ

ハンジ(まだ早い時間だ。せっかく寝てるのを起こすのもなぁ)

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」

ハンジ(もうちょっとだけ)モソモソ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(あー……リヴァイってば温かいなぁ)ヌクヌク

ハンジ(気持ちいい……)ウトウト

ハンジ「」…スースー


―――
――


リヴァイ「おい、起きろ」

ハンジ「んぁ?」

リヴァイ「朝だ」

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「くっそ! せっかく!!」

リヴァイ「寝起きにうるせぇ」



【不在のあいつ】


ハンジ「こーんにちはー」

ペトラ「あ、ハンジ分隊長」

オルオ「書類ッスか?」

ハンジ「うん。リヴァイいる?」

グンタ「先ほどエルヴィン団長に呼ばれまして……預かっておきますよ?」

ハンジ「助かるよと言いたいところなんだけどこれ機密だからさ」ペラッ

グンタ「あぁ、そうでしたか。多分すぐに戻られるとは思いますが」

ハンジ「じゃあ、待たせてもらおうかな? あれ?」


ペトラ「どうしました?」

ハンジ「一人足りないね」

オルオ「エルドの奴は……ふっ、アレですよ」フワサッ ←前髪を

ペトラ「方向性が違いすぎ。それ誰の真似よ」

グンタ「誕生日休暇……みたいなもんです」

ハンジ「あぁ、そういやそうだったね」

グンタ「あいつ自分からは取らないから俺達とリヴァイ兵長とで無理矢理取らせたんですよ」

オルオ「頑固なんだよな」

ペトラ「よくリヴァイ兵長の補佐をするから余計使命感に溢れてるんだよね」


グンタ「俺達もいるのにな」

ペトラ「それ! 信用してくれてもいいのに」

オルオ「“頼んだぞ?”って念押しもしていきやがったよな」

ペトラ「そうそう!」

グンタ「それ、お前達に喧嘩するなっていう忠告の後じゃなかったか?」

ペトラ「……信用してくれてもいいのに!!」

オルオ「いいのにな!」

ハンジ「信用、ねぇ」

グンタ「喧嘩しないわけがないですよね」



【不在のあの人】


リヴァイ「戻った……ぞ」

ハンジ「でさ、そんときリヴァイが音も無く現れてほんっとびっくりしたよ!」

ペトラ「確かに気配を消すのが上手いですよね」

オルオ「常に気配を消すのは当たり前だ」フフンッ

ハンジ「いやいや、そうでもないよ。いつもはそれなりに気配出してるよ」

グンタ「それはわざとなんですかねぇ?」

ハンジ「どうだろうね? 消すのはクセかもしれないね」

ペトラ「クセ、ですか?」


ハンジ「そうそう、昔のゴロ……」

リヴァイ「おい」

ペトラグンタ「「リ、リヴァイ兵長!?」」ビクッ

オルオ「リ、リヴァイ兵ひょお!?」

リヴァイ「何サボってやがる」

ペトラグンタオルオ「「「す、すみません!!!」」」ガタタッ

ハンジ「彼等は私に付きあってただけだよ」

リヴァイ「分かっている。今のはお前に言った」

ハンジ「あ、私か」

ペトラグンタオルオ「「「な、なんだ」」」ホッ



【冷静】


リヴァイ「他の奴等を巻き込むんじゃねぇ」

ハンジ「わざわざ巻き込まれてくれたんだよ。優しいよね」

リヴァイ「お前は……」

ペトラ「あぁ、でも! 自ら手を止めていたのは事実なのですみません!」

グンタ「すみません」

オルオ「すいませんでしたーー!!」ブシュッ

グンタ「オルオが舌を噛んだぞ!?」

ペトラ「あぁあ! もう、バカ! とりあえずタオル突っ込んで止血!!」ズボッ

オルオ「ふぐっ!? ふぐぐぐぐ!!!」

ペトラ「おとなしくしなさい!」グッ

グンタ「おい、さすがに死ぬぞ!?」


ペトラ「だよね!? 出血多いし、血止めないと!」

グンタ「いやいや! 窒息する!!」

オルオ「」ピクピクッ

ペトラ「きゃああぁぁ!! ごめん! オルオーー!!」スポンッ

オルオ「」グッタリ

ペトラ「オルオーー!! あ、血は止まってる」

グンタ「おい、起きろ! オルオ!!」ペチペチ

オルオ「――――っはっ!?」

グンタ「良かった、生きてたか」

ペトラ「あ、危うくとんでもないことに……」

リヴァイ「騒がしい」

ハンジ「あの騒ぎを見てその感想ってことはよくあるんだね、ああいうの」

リヴァイ「…………たまにな」



【復活】


ハンジ「機密の書類だから置いておく訳にもいかなくてね。すぐ戻るかもって話だったし」

リヴァイ「あぁ、わざわざ悪いな」

ハンジ「いーえー。でさ、さっきの続きなんだけどね?」クルッ

ペトラ「えっ!?」

グンタ「ハンジ分隊長……」

オルオ「ハ、ハンジさん!?」

リヴァイ「おい、クソメガネ」ガシッ

ハンジ「お?」


リヴァイ「サ・ボ・る・なと言った」ギリギリ

ハンジ「あだだだだだ!!! 言ってない! サボるなとは言ってないよ!!」ジタバタ

リヴァイ「……何サボってやがると言っただろうが。サボるなと同義だ」ギリギリ

ハンジ「分かってるけど穴を見つけたらとりあえず突っ込む主義だから!」

リヴァイ「嘘を吐け。案外慎重だろうが」

ハンジ「そりゃ危険がありそうなら気をつけないと」

リヴァイ「危険だと思わなかったのか」

ハンジ「ペトラ達がいるならいけるかなって」

リヴァイ「いかねぇ。巻き込んだ分躾が重くなるだけだ」


ハンジ「うっは、そりゃヤバイね! 逃げるが勝ちだね! じゃね、みんな!!」スルッ、ダッ!!

リヴァイ「! おい、てめぇ!」

バタバタバタバタバタ……

リヴァイ「……チッ」

グンタ「……後で捕まるんじゃないか?」

ペトラ「多分……」

オルオ「今追いかけないのは後で捕まえる自信があるからだな。お前らには分からなかったかもしれんが」フフンッ

ペトラ「分かってるから。分かっての会話だから」

グンタ「まぁ窒息死寸前から生き返って何よりだな」


間に合わなかった……すまない

明日は無理かな……次は木曜辺りに
ではまたーノシ


オルペトかわいいよオルペト


【信用ならないので】


ハンジ「ぶぇっくしょい!!」

リヴァイ「風邪か?」

ハンジ「うんや、ちょっとクシャミ出ただけだと……へっくしょい!」

リヴァイ「用心しておけよ」

ハンジ「うーん、用心って言ってもねぇ。これから少し籠るんだけど」

リヴァイ「延期しろ」

ハンジ「延期はー」


リヴァイ「出来るだろうが」

ハンジ「いやぁ、今どんどこやる気が溢れてるのにさー」

リヴァイ「それで倒れたら無駄に時間が掛かるだけだ」

ハンジ「うっ」

リヴァイ「今日は定時だ。いいな?」

ハンジ「うー」

リヴァイ「班員には伝えておいてやる」

ハンジ「くっ、根回しか」



【日常過ぎる光景】


ニファ「あ、ハンジ分隊長ー、時間ですよ!」

ハンジ「あー、うん。もうちょっと……」カリカリ

モブリット「ここで一区切り付きますよね? はい、おしまい」ヒョイッ

ハンジ「ぬあっ!? ペン返せ」つ

モブリット「ダメです」ヒョイッ

ハンジ「ぬぐぐ、このぉ、リヴァイの回し者め!」

アーベル「リヴァイ兵長の指示が無くても止めてます。クシャミ結構してるじゃないですか」

ケイジ「早く戻って温かくして寝てください」


ハンジ「だからお母さんかよ」

モブリット「母親になりたくないので言うこと聞いてください」

リヴァイ「あまりによく見る光景だな」

ニファ「リヴァイ兵長」

リヴァイ「お前は何度目だ」ガシッ

ハンジ「あたた、頭掴まないでよ。まぁ、数えきれないよね」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「分かった。分かったよ。今日は終わる。というか最近結構早く終わらせてたけどなぁ」

リヴァイ「体調の問題だ」


ニファ「今、凄く風邪流行ってるんですよ? 掛かると長引くみたいです」

ハンジ「そうなんだ」

モブリット「お知らせ回ってきましたけどね」

ハンジ「あー、なんか見た気がする」

リヴァイ「この時期はよく流行る。気をつけろ」

ハンジ「はーい。じゃ、みんな片付けて終わろうか」

ニファ「あとは仕舞うだけですし戻られて大丈夫ですよ」

ハンジ「そうか、じゃあ、頼めるかい?」

ニファ「はい!」



【お互い様】


――ハンジ自室――


ハンジ「そんなに見なくても寝るってば」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「少し熱があるだろう?」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「飯は食ったから温かくして寝れば大丈夫だと思うが」

ハンジ「あぁ、頭掴んだ時か」


リヴァイ「自覚あったのか?」シワー

ハンジ「いやいや、ないよ。感覚的には普通だしね。そうか、熱あるのか」

リヴァイ「寝ろ」

ハンジ「寝るよ。リヴァイは部屋に戻りなよ? 移るといけない」

リヴァイ「大丈夫だ」

ハンジ「いやいや、ダメでしょう」

リヴァイ「いいから寝ろ」

ハンジ「熱、大したことないよ?」

リヴァイ「用心するに越したことはない」

ハンジ「それならリヴァイは部屋に戻らないと」


リヴァイ「お前は何故俺を追い返したがる」

ハンジ「心配してるんだよ」

リヴァイ「それは俺も同じだ」

ハンジ「うっ……逆の立場だったら追い返すだろ?」

リヴァイ「逆の立場なら無理矢理看病するだろ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……マスクしといて。私もする」

リヴァイ「あぁ、できるだけ移らないよう気をつける」



【寝るまで】


リヴァイ「……38.6℃か」

ハンジ「熱上がっちゃったね……」ハァハァ

リヴァイ「寝不足が祟っているんだろう。休めば大分違うと思うが」ナデ…

ハンジ「リヴァイの手、気持ちいい」ホゥ

リヴァイ「濡れタオルを持ってくる。少し待ってろ」

ハンジ「うん……」

リヴァイ「眠いなら寝ていろ」

ハンジ「うん……戻ってくる?」


リヴァイ「あぁ、当たり前だ」ナデナデ

ハンジ「ん、まってる」

リヴァイ「寝て待て」ポンポン

ハンジ「うん……」トロンッ

リヴァイ「……」ナデナデ…

ハンジ「……」…スゥ

リヴァイ「…………」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「…………少し、待っていろ」ナデナデ



【心配故に】


ハンジ「…………ん」

ハンジ「……くらい」パチッ

ハンジ「まだ夜……リヴァイ?」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「椅子で……前にも見たような光景だね」

リヴァイ「……」パチッ

ハンジ「あ、起こした? せめてソファで寝ないかい?」

リヴァイ「いや、いい。それより具合はどうだ?」


ハンジ「大分いいよ。熱も……下がってるんじゃないかな?」


リヴァイ「どれ」ピトッ ←おでこを
ハンジ「ん」


リヴァイ「……さっきよりはいいな」

ハンジ「今何時?」

リヴァイ「深夜だな。もう少し寝ていろ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「寒くねぇか?」

ハンジ「大丈夫」


リヴァイ「そうか」ナデナデ

ハンジ「…………」

リヴァイ「なに笑ってやがる」

ハンジ「ううん、別に」クスクス

リヴァイ「笑ってんじゃねぇか」

ハンジ「うん、リヴァイが優しいからさ」ニッコリ

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「照れても眉間にシワ寄せるよね」

リヴァイ「黙って寝ろ」


レスありがとうございます


前に書き忘れた
1月30日、エルド誕生日(本人居なかったけど)


インフル流行ってるから気をつけてな
次は日曜に。ではまたーノシ

あかんね、間に合わんわ。んー、出来次第更新しやす
最近こんなんばっかやなぁあかんなぁ

乙ありがとうね


【身から出た錆】


モブリット「ハンジ分隊長、出てこられて大丈夫なんですか?」

ハンジ「大丈夫、大丈夫。熱も下がってるし」

モブリット「もしかして、リヴァイ兵長の許可もなしに抜け出してきたんじゃ……」シワッ

ハンジ「いやだなぁ、リヴァイみたいに眉間にシワ寄せないでくれよ」

モブリット「ハンジ分隊長?」ジロッ

ハンジ「ちゃんと許可は貰ったよ。っていうかなんでリヴァイの許可が必要なんだよ」

モブリット「上官だからです」

ハンジ「私とリヴァイに上下はないよ」

モブリット「そうですが、表向きは上官です」

ハンジ「実質が違うだろ」

モブリット「では、恋人だからです」


ハンジ「――っ! こ、恋人は関係ないだろ」

モブリット「ありますよ。人一倍心配するじゃないですか」

ハンジ「で、でも許可は」

モブリット「必要ないですが、心配させたままにするんですか?」

ハンジ「ぐっ」

モブリット「まぁ、許可は得られているようなのでこの話は終わりにしましょうか」

ハンジ「ぐぬぬ」

モブリット「でも無理は禁物ですからね!」ビシッ

ハンジ「分かったから指はささないでくれ。リヴァイにも言われてる」

モブリット「さすが兵長」

ハンジ「保護者が多すぎないか……?」

モブリット「足りないくらいですが?」

ハンジ「えぇー……」



【大事な言葉選び】


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……」

ハンジ「…………」ジー

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「次はリヴァイが風邪引く番かなと思ってたんだけど」

リヴァイ「生憎だな」フンッ

ハンジ「無理矢理キスでもしておいてやればよかった」

リヴァイ「菌を撒き散らすな」

ハンジ「撒くのはあなたにだけだよ」

リヴァイ「……誰に、という問題じゃねぇ。移したくなかったんじゃねぇのか」

ハンジ「まぁね。でも弱ってるリヴァイの面倒を見るのは嫌いじゃないんだ」


リヴァイ「そうそう弱らねぇよ」

ハンジ「だから嫌いじゃないんだよ。滅多に面倒見れないからね」

リヴァイ「弱ってほしいのか」

ハンジ「いいや。私が弱ってるあなたの面倒見たいと思っているだけなのが理想だね」

リヴァイ「……俺もそうしたいがな」

ハンジ「そりゃごめん。これからも」

リヴァイ「お前……」

ハンジ「なるべく気をつける。病気にはかからないようにする」

リヴァイ「徹夜の過労も無くせ」

ハンジ「あー、うーん……うーーん」

リヴァイ「ウンコメガネが」

ハンジ「まだクソの方がマシに聞こえるのはなんでだろうね?」



【穴】


ハンジ「うーん……」トントン…

ナナバ「書類を指で叩いて何を悩んでいるんだい?」

ハンジ「新しい捕獲作戦についてちょっとね」

ミケ「あぁ、この間言っていたな」

ハンジ「うまく纏まらなくてねぇ」トントン

エルヴィン「まだ時間はある」

ハンジ「そうだけど、そう思ってたらいつの間にか時間って無くなってるからねぇ」トントン

リヴァイ「トントンうるせぇ。指で机に穴でも空ける気か」

ハンジ「穴空ける間に巨人が来ちゃうから落とし穴は無理かなぁ」トントン

リヴァイ「誰が捕獲作戦の話をした」

ハンジ「落とし穴っての有効だけど時間かかるしねぇ」トントン

リヴァイ「まともに話を聞いちゃいねぇな」



【ツボにはまる】


ハンジ「やっぱり捕獲機のここはこうするしかないのかなぁ」ウーン

リヴァイ「ああ? これはこうすりゃいいだろ」カリカリ

ハンジ「!?」

リヴァイ「いや、これは……」

ハンジ「リヴァイ!」ガタッ

リヴァイ「あぁ、ダメだな、これは」

ハンジ「いやいや、お陰で閃いたよ!」

リヴァイ「あ?」


ハンジ「さっすがリヴァイ!」ガシッ ←顔を両手で

リヴァイ「おい?」

ハンジ「ありがとう!! んーまっ!」チュッ

リヴァイ「!?」

エルヴィンミケナナバ「「「!?」」」

ハンジ「じゃあ纏めてくるよ!!」スタスタ

リヴァイ「……」

ナナバ「……」

ミケ「……」

エルヴィン「……」フルフル


ナナバ「……」チラリッ

リヴァイ「…………」…ガタッ

ミケ「……」

リヴァイ「…………」スタスタスタスタ

ナナバ「……リヴァイ、何も言えずに去っていっちゃったね」

エルヴィン「余程……ぶふっ、驚い、ぐふっ、たんだろう、ぶふふっ」フルフル

ミケ「……ツボにハマったか」

ナナバ「こんなに大笑いしてるエルヴィンも珍しいね」

エルヴィン「――っ、――っ」ブルブル



【やらかしたのはそっちじゃない】


――ハンジ研究室――


バターンッ!

リヴァイ「……」

ハンジ「それで、これが……」ガリガリ

リヴァイ「……おい、クソメガネ」

ハンジ「で、」ガリガリ

リヴァイ「……」チッ

ハンジ「うーん……」ガリガリ

リヴァイ「…………」

ハンジ「……」ガリガリ

リヴァイ「……………………」フゥ

ハンジ「……」ガリガリ

ハンジ「……」ガリガリガリ


ハンジ「……」ガリガリガリガリ

……コトッ

ハンジ「!」

リヴァイ「飲め」

ハンジ「紅茶……リヴァイ、いつの間に来たの?」

リヴァイ「……さっきだ」ズズズズ

ハンジ「さっき……あれ? ランプが点いてる」

リヴァイ「あぁ、点けた」

ハンジ「もしかして暗くなってるの私気づかなかった?」

リヴァイ「放っておけば真っ暗になって気づいただろうな」

ハンジ「ははっ、またやっちゃったか」

リヴァイ「……チッ」


遅くなりました

次は土曜辺りに……ではまたーノシ

続き待っています。いつも見ています。


【興奮してたので】


ハンジ「本当はもっと前に来たんじゃないのかい? 待たせてごめんよ、リヴァイ」

リヴァイ「……別件を謝ってほしいところだがな」

ハンジ「別件?」

リヴァイ「……それを、書く前の」

ハンジ「書く前?」

リヴァイ「…………あいつらがいる前で」

ハンジ「あいつら………………………………」

ハンジ「!!?」


リヴァイ「気づくの遅ぇな」チッ

ハンジ「ふ、ふぉあ!?/// やっべぇ! 何してんだ私!?」ガシガシッ!

リヴァイ「本当にな」

ハンジ「あー、うん、でもやっちゃったもんは仕方ないね。忘れよう」

リヴァイ「おい、忘れんじゃねぇ」

ハンジ「反省だけはしとく。もうしない」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「疑いの眼差ししかないね」

リヴァイ「あっさりしすぎてな」

ハンジ「いや、まともに考えると穴に埋まりたくなるから反省だけして忘れたいんだよ」


リヴァイ「……あいつがからかってこねぇことを祈るだけだな」

ハンジ「あー……素知らぬふり出来るように頑張ろうぜ」bグッ

リヴァイ「お前な」

ハンジ「それともいっそもっとやってみる?」

リヴァイ「断る」スパッ

ハンジ「うはは! 賛成されたらどうしようかと思ったよ」

リヴァイ「もう二度とやるなよ」

ハンジ「いや、本当、どうかしてた。やらないよ」

リヴァイ「ならいいが」



【物足りない】


――風呂――

ハンジ「はぁー」チャプンッ

ハンジ「久しぶりのお風呂は気持ちいいねぇ」

ハンジ「しかも一人風呂」

ハンジ「…………」

ハンジ「いや、一人で入るって大浴場とかじゃない限り当たり前じゃないか」

ハンジ「ふぅー」チャプッ

ハンジ「あーリヴァイ、頭洗っ」

ハンジ「…………いねぇよ」

ハンジ「今リヴァイここにいないから」

ハンジ「風呂場にいるのが当たり前になってるって問題だね」


ハンジ「…………」

ハンジ「一人風呂がちょっと寂しいとかかなりヤバいな」

ハンジ「しばらくリヴァイお断りでいくか」

ハンジ「……」

ハンジ「いかないだろうなぁ。無理矢理ぶち込まれるだろうし」

ハンジ「……髪洗うの面倒だなぁ」

ハンジ「仕方無いかぁ」ワシャワシャ

ハンジ「泡立たない」

ハンジ「2、3回洗わなきゃいけないんだっけ?」

ハンジ「はぁー、やっぱリヴァイ欲しいな」ワシャワシャ

ハンジ「便利屋扱いするなとか言われそう」クスクス

ハンジ「…………お風呂出たら部屋に行こうかな」



【結果はぶち込まれる】


――リヴァイ自室――

ハンジ「というわけで来たよ」

リヴァイ「何も言ってねぇだろ。何が『というわけ』だ」

ハンジ「かくかくしかじかで許してくれない?」

リヴァイ「説明になってねぇ。なんだ、かくかくしかじかってのは。まぁ、どうでもいいが」

ハンジ「いいんだ」

リヴァイ「まぁな。酒か?」

ハンジ「んや、紅茶がいいかな」

リヴァイ「分かった」カチャッ

ハンジ「……あなたがいないとさー」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「お風呂がつまらないんだよね」


リヴァイ「…………風呂につまるもつまらねぇもねぇだろ」カチャ、カチャカチャ

ハンジ「まぁ、水が詰まることも無くはないけど」

リヴァイ「いちいちうるせぇ野郎だな」

ハンジ「冗談だよ。髪洗うの面倒でさ」

リヴァイ「俺は洗い屋じゃねぇ」

ハンジ「あ、そうきたか」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「いや。リヴァイに洗ってもらうと気持ちいいんだよ」

リヴァイ「…………そうか。ほら」カチャッ

ハンジ「お、ありがとう」ズズッ

リヴァイ「俺が入れなきゃ入らねぇとか寝言はほざくなよ」

ハンジ「大丈夫大丈夫。そんなこと言わない。言わないけど結局そんな感じになるよね」

リヴァイ「本当にお前はクソだな」



【反省の色なし】


ハンジ「リーヴァーイ!!」タタタッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「この間アドバイスもらったやつ! うまくいったよー!!」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「リヴァイ! ありがとーーう!!」ガバッ

リヴァイ「……」ヒョイッ

ハンジ「のわっ!?」スカッ

リヴァイ「……」

ハンジ「ちょっ、避けるなよ」

リヴァイ「抱き着いてくるな」

ハンジ「感謝の意を表明しようとしたのに!」


リヴァイ「いらん。自重しろ」

ハンジ「自重?」

リヴァイ「お前、反省も忘れてやがるじゃねぇか」

ハンジ「……ああ!」ポムッ

リヴァイ「感謝の意は受け取った。さっさと戻れ」シッシッ

ハンジ「また犬猫を追い払うみたいに。今周りに誰もいないじゃないか」

リヴァイ「誰がいつ来てもおかしくねぇだろうが」

ハンジ「んー……」キョロキョロ

リヴァイ「おい?」

ハンジ「今だ!!」ガバッ、チュッ

リヴァイ「!?」

ハンジ「よっしゃあ!! してやったり! じゃあねぇ!」タタタッ

リヴァイ「………………あのクソメガネ」



【チャンス!】


――リヴァイ自室――

ハンジ「リヴァイ、はいこれ」スッ

リヴァイ「? なんだ?」ガサガサ

ハンジ「紅茶。無くなりかけてただろ?」

リヴァイ「あぁ、よく知ってたな。助かる」

ハンジ「まぁね」エッヘン

リヴァイ「!」

ハンジ「? どうかした?」

リヴァイ「……感謝の意を表明しねぇとな」

ハンジ「え」

ガシッ



リヴァイ「――――」
ハンジ「!!?!?」


リヴァイ「――――」
ハンジ「――っ! ――っ!!」


リヴァイ「――――」
ハンジ「!!!」バシバシッ


リヴァイ「……は」

ハンジ「はっ、はぁはぁ、あのね」

リヴァイ「お前がしたことを真似しただけだ」

ハンジ「長いし深いよ!!」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「そうかじゃねぇよ!!」


リヴァイ「もっとやってやっても良かったが」

ハンジ「どこまでやるつもりだったんだ」

リヴァイ「そうだな……」

ハンジ「あー、やっぱ言わなくていいよ、予想はつく」

リヴァイ「ほう?」

ハンジ「この前の仕返しかい?」ハァー

リヴァイ「……いや、なんとなくだ」

ハンジ「な」

リヴァイ「やりたくなっただけだ」

ハンジ「そ、そんなのやりたくならないでくれよ」

リヴァイ「俺ばかり驚かされてたまるか」

ハンジ「やっぱり仕返しじゃないか!」


レスありがとうございます
あー……メール欄には何も書かないか、sageと書くだけにしておいたほうがいいよ
できれば名前欄も何も書かないほうが
それと出来るだけ早くメルアドの変更をおすすめする
冗談で書いてることを切に願う。レスは嬉しかったよ


次は木曜辺りかなぁ?ではまたーノシ

優しいな>>1


【真面目なのかなんなのか】


ヒュオオォォ……

ハンジ「うひゃあー戻り寒波ってやつだね。さっむ!」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「巨人達は寒さに震えているのだろうか?」

リヴァイ「どうでもいい」

ハンジ「どうでもいいとはなんだ! 寒さに震えるのなら付け入る隙もあるってもんだろ!」

リヴァイ「あぁ、そういう意味か」

ハンジ「そして、ぷるぷる震えている彼らもきっとかわいいんだろうねぇ」キラキラ

リヴァイ「やっぱりそっちの意味じゃねぇか」



【手早く暖を】


ハンジ「寒いし早く部屋に戻ろう。こんな日は書類仕事に限るよ」

リヴァイ「こんな日だからこそ身体を動かした方が暖まると思うがな」

ハンジ「筋肉馬鹿発言はよしてくれよ。いや、そりゃ暖まるけどさ」

リヴァイ「誰が筋肉馬鹿だ」

ハンジ「馬鹿みたいな筋肉してるじゃないか」

リヴァイ「意味を変えんじゃねぇ」


ハンジ「ほらほら、いいから早く部屋に入って入って」グイグイ

リヴァイ「おい、押すんじゃねぇ」

――バタンッ

リヴァイ「部屋に入ってすぐ暖まるわけじゃねぇだ――」


ハンジ「はぁー、やっと暖まれるよ」ギュッ
リヴァイ「……これが目的か」


ハンジ「そう。廊下でやってもよかったけど気兼ねなくやるなら部屋だよね」ギュー
リヴァイ「……一応は気を使ったか」



【べたー】



ハンジ「部屋が暖まるまでこうしておく」ギュー
リヴァイ「動きづれぇ」スタスタ


ハンジ「早く火ぃ入れてぇー」ズルズル
リヴァイ「お前の所為で入れにくいんだろうが。どけ」スッ ←しゃがんだ


ハンジ「退く気などあろうものか」ガシッ
リヴァイ「火を入れにくい」シュッ


ハンジ「頑張れ頑張れー」
リヴァイ「馬鹿か」


ハンジ「少し暖かくなってきたねぇ」
リヴァイ「いい加減退きやがれ」



ハンジ「リヴァイの背中から離れがたい」ノッシー
リヴァイ「邪魔だ」


ハンジ「そう言いながら退かそうとはしないよねぇ」クスクス
リヴァイ「……うるせぇ」


ハンジ「悪態にも切れがないなー」
リヴァイ「……チッ」ガッ


リヴァイ「黙れ」ガシッ
ハンジ「のわっ!?」グルンッ


リヴァイ「鬱陶しいクソメガネが」ギリギリ
ハンジ「首! 首絞まるぅーー!!」ジタバタ



【お前も】


ハンジ「はー、暖まってきたねぇ」

リヴァイ「ようやく離れたか」フゥー

ハンジ「最後はリヴァイの方がくっついてきたくせにぃー」

リヴァイ「首締めただけだろうが」

ハンジ「すげぇ物騒だな」

リヴァイ「紅茶、淹れるが」

ハンジ「飲む!!」

リヴァイ「分かった」

ハンジ「暖かいリヴァイの部屋でリヴァイが淹れた温かい紅茶を飲む。贅沢だぁー」

リヴァイ「お前の贅沢は易(やす)いな」コトッ

ハンジ「ありがとう。そうでもないさ」ズズッ

リヴァイ「そうか?」ズズズズ


ハンジ「そこには必ずあなたがいないと成立しないんだよ」

リヴァイ「……易いじゃねぇか」

ハンジ「あなたは自分の価値を安く見積もっていると思うよ?」

リヴァイ「それはお…………」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……高く見積もりすぎだ」

ハンジ「お高く?」クスクス

リヴァイ「噛んだだけだ」チッ

ハンジ「あれ? オルオが移った?」

リヴァイ「もういい、黙れ」

ハンジ「ふふっ、やっぱり贅沢な時間だなぁ」

リヴァイ「……そうかもな」



【猫目線】


黒猫「……」ペロッゴシゴシ

黒猫「!」


ハンジ「だからさー、巨人捕獲の」スタスタ

リヴァイ「エルヴィンの許可を貰えと言ってるだろうが」スタスタスタスタ


黒猫「……」タシッタシッ ←しっぽ

茶トラ猫「ニャッ」

黒猫「ニア」

茶トラ猫「!」



ハンジ「リヴァイが全面的に手伝うって言えばさー」スタスタ

リヴァイ「吐かなくていい嘘は吐かねぇ主義だ」スタスタスタスタ

ハンジ「リーヴァーイー!!」スタスタ

リヴァイ「うるせぇ」スタスタスタスタ


茶トラ猫「ニャー」フッ

黒猫「ニァッ」


ハンジ「リーヴァー、! 猫だ」スタスタ…

リヴァイ「誰が猫だ」

ハンジ「違う違う。あそこ」

リヴァイ「あぁ」



黒猫「……」スリスリ
茶トラ猫「ニャ~」スリスリ


ハンジ「相変わらず仲が良いねぇ」

リヴァイ「……寒いんだろ」

ハンジ「でさ!」ガシッ

リヴァイ「チッ」

ハンジ「協力をさー」

リヴァイ「しねぇ」

ハンジ「リヴァイー!!!」


黒猫「……」ゴロゴロ
茶トラ猫「……」ゴロゴロ


レスありがとうございます
ほ、褒めたってなんも出ないんだからね!ありがと


2月22日、猫の日


次は日曜に。ではまたーノシ

時たまの猫に癒される日々

いちゃラブたまらない
規制でいつも書き込めない…書き込めてたら嬉しい
おつです


【いつもの事?】


ハンジ「ん?」


リヴァイ「…」

「…」

ハンジ「あれはリヴァイ……と、女性兵士?」

ハンジ「……また、かな?」



女性兵士「では、よろしくお願いいたします!」ペコッ

リヴァイ「あぁ……おい」

女性兵士「はい」

リヴァイ「この事は誰にも話すな」

女性兵士「はい! 分かりました! それでは失礼します!」タタッ

リヴァイ「……」


ハンジ「? 何か……いつもと様子が違ったような?」

ハンジ「…………気の所為、かな?」



【気にする】


リヴァイ「……」ガチャッ

ハンジ「お、リヴァイ、お帰りー!」

リヴァイ「……人のベッドで何寛(くつろ)いでやがる」

ハンジ「リヴァイのベッドは寛ぎやすいよね」

リヴァイ「同じもんだろうが。何か用か?」

ハンジ「別に」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「あ、そうだ。今度の休みに出掛けるじゃない? その時さー」

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「ん?」


リヴァイ「悪いがその日はダメになった」

ハンジ「そうなの?」

リヴァイ「あぁ、すまん」

ハンジ「用ができたなら仕方無いよ」

リヴァイ「穴埋めはする」

ハンジ「そんな気にしなくてもいいよ。私も時々やるし」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「いや、すまん」

ハンジ「変なリヴァイだねぇ」

リヴァイ「……」



【目撃】


――休日:街――


ハンジ「いやぁー良い本が手に入った!」ホクホク

「どうぞーいらっしゃいませー!」

ハンジ「!」

ハンジ「美味しそうな焼き菓子だな」

ハンジ「ふむ、紅茶のお供に良さそうだ」

ハンジ「夕方には帰ってくるだろうし買って帰ろうかな。すみませーん」

店員「はい、いらっしゃいませ!」


ハンジ「これください」

店員「ありがとうございます!」

ハンジ「ふふっ、夕食のあとリヴァイの所にお茶しに行くか」ニコニコ

ガラガラガラガラ…

ハンジ「ん?」

ハンジ「!」


リヴァイ「……」


ハンジ「リヴァイ?」



女性「リヴァイ兵長、この馬車です」

リヴァイ「あぁ」ギッ ←馬車に

女性「っ」ギッ

リヴァイ「……ほら」スッつ

女性「すみません」スッつ

リヴァイ「ああ」グッ、グイッ

ギッ、ガタンッ、ガラガラガラガラ…


ハンジ「――――」

ハンジ「あの時の……女性兵士?」

ハンジ「二人で、馬車で、どこに?」



【不安と】


――リヴァイ自室――


ハンジ「……」←ベッドの上

ハンジ(どこに、行ったんだろう)

ハンジ(馬車で、ということは結構遠い場所だ)

ハンジ(予定を変更してまであの子と遠くまで出掛けなければいけない事があった……)

ハンジ(それだけの事だ)

ハンジ「…………」

ハンジ(それはどんな理由で?)


ハンジ(私に、直接言えない事?)

ハンジ(二人でなければならない事って?)

ハンジ「…………」

ハンジ「はぁー」ボスッ

ハンジ「やだなぁ……こういうの」

ハンジ「こんなの……」

ハンジ「…………」

ハンジ「こんな……」

ハンジ「……」



【残り香】


――夜――


リヴァイ「……」ガチャッ

ハンジ「おかえり」

リヴァイ「……いたのか」

ハンジ「うん。遅かったね」

リヴァイ「ああ、少し遠くまで行っていた」フゥー

ハンジ「疲れてるね」

リヴァイ「いや……」カサッ

リヴァイ「! あぁ、そうだ。これを」スッ


ハンジ「? 何?」カサッ

リヴァイ「焼き菓子だ。貰った」

ハンジ「……貰った」

リヴァイ「美味いらしい。夕飯は食ったのか? 紅茶を淹れるが」

ハンジ「うん、食べた」

リヴァイ「そうか。淹れる」スタスタ

ハンジ「うん……」

フワッ……

ハンジ「!」

ハンジ(この匂いは……)


レスありがとうございます。本当にマジで


次は木曜辺りに。ではまたーノシ


【おかしな二人】


リヴァイ「ほら」コトッ

ハンジ「ありがとう……」

リヴァイ「? どうかしたか?」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「何か様子がおかしい」

ハンジ「そう? 特になんでもないけど」

リヴァイ「ならいいが」

ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「?」

ハンジ「何か……私に言う事ってあるかい?」

リヴァイ「……いや、無いが」


ハンジ「……そう」

リヴァイ「? お前、本当に何もないのか?」

ハンジ「あぁいや、なんか話題あるかなーって」ハハッ

リヴァイ「……」

ハンジ「無いならいいや。お菓子、美味しかったよ。もう行くね」

リヴァイ「泊まらねぇのか」

ハンジ「あー、今日はちょっと、ね」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「それじゃまたね」

リヴァイ「ああ」

バタンッ

リヴァイ「…………」



【隠し事】


ハンジ「……」カツンッカツンッ

ハンジ(隠された)

ハンジ(リヴァイが、私に、隠し事をした)

ハンジ(全く隠し事が無いとは言わないが、これは何でもなければ隠すことじゃないはずだ)

ハンジ(“何か”があるから隠した)

ハンジ「…………」

ハンジ(まずは一番考えられる可能性を探る)

ハンジ(これはリヴァイならエルヴィンに伝えているはずだ)

ハンジ「あの匂い……消毒薬の匂いだった」

カツンッカツンッ……



【エルヴィンに相談だ】


ハンジ「エルヴィン、まだいるね?」ガチャッ

エルヴィン「やぁ、ハンジ。ノックくらいはしてくれ」

ハンジ「ごめんよ、つい。こんな時間まで仕事かい?」

エルヴィン「その台詞を君に言われると妙な気分だな」

ハンジ「耳が痛いね。ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

エルヴィン「いいさ。なんだ?」

ハンジ「リヴァイから……何か病気とか怪我してるとか聞いてないかい?」

エルヴィン「病気……? 怪我? いいや、何も聞いていないな」

ハンジ「そう……」

エルヴィン「そういったことなら必ず俺に報告しに来るとは思うが……何かあったのか?」


ハンジ「……ちょっと、様子が変で」

エルヴィン「そうなのか? 重くなっては問題だ。早めに医者に掛かるように言っておいてくれ」

ハンジ「あぁ、いや、エルヴィンに報告が無いのなら何でもないんだろう。ごめん、邪魔したね」

エルヴィン「……ハンジ」

ハンジ「ん?」

エルヴィン「俺で良ければ相談に乗るが?」

ハンジ「ありがとう。もう少し一人でやってみるよ」

エルヴィン「そうか。長引くようなら早めにな」

ハンジ「ははっ、まるで風邪の予防みたいだね」

エルヴィン「拗らせて肺炎にでもなられては困るからな」

ハンジ「……大丈夫さ」


エルヴィン「そうならいいんだがな」

ハンジ「じゃあ……あ、これ夜食にでもして」スッ

エルヴィン「お菓子、か」

ハンジ「ちょっと余っちゃってね。残り物で悪いけど」

エルヴィン「封も開いてないが」

ハンジ「2つ買って1つ余ったんだよ。じゃあね」

エルヴィン「ああ、おやすみ」

ハンジ「おやすみ」

バタンッ

エルヴィン「……」

エルヴィン(何が起きているのやら……拗れなければ良いが)



【目を逸らす】


――エルヴィン執務室前――


バタンッ

扉||ハンジ「…………」

ハンジ(エルヴィンも知らない……ということはきっと病気なんかじゃない)

ハンジ(そしてもう1つの可能性…………病気ではなかったとしたら)

ハンジ(それは、私との約束を反故してまで彼女と出掛ける必要があったということ)

ハンジ(それが病気でないなら……それは…………)

ハンジ(…………いや、例え病気であっても)

ハンジ(エルヴィンでも……私でもなく)


ハンジ(彼女にだけ教えたってことだ)

ハンジ(彼女だけが知っている)

ハンジ「……」

ハンジ(一先ず、病気かそうでないかだけは確認しないと)

ハンジ(エルヴィンに教えていないならそうではないと思うけど念の為……)

ハンジ「……」

ハンジ(今日はもう遅い)

ハンジ(寝よう)フラッ

スタスタスタスタスタ…

壁||「…………」



【それは俺しか知らない……】


――朝:食堂――


リヴァイ「……アイツ、まだ寝てやがるのか?」キョロッ

調査兵士1「ハンジ分隊長が……」

リヴァイ「!」

調査兵士2「マジかよ」

調査兵士1「マジマジ。俺見たんだよ」

リヴァイ「……」

調査兵士1「深夜にエルヴィン団長の執務室から出てくるところ」

リヴァイ「……」


調査兵士2「いや、あるだろ。あの人たちなら」

調査兵士1「俺もそう思うけどさ、そん時のハンジ分隊長の顔が違ったんだよ」

調査兵士2「顔?」

調査兵士1「悲しげな、寂しげな……あれだ! 切ないって感じだ」

調査兵士2「切ない、ねぇ」

調査兵士1「こう言うのもあれかもしんねぇけど“女”って顔してた」

リヴァイ「!」

調査兵士2「…………ハンジ分隊長って男じゃなかったっけ?」

調査兵士1「は? 女だろ?」

調査兵士2「ええ?」

調査兵士1「えー?」

リヴァイ「…………」

リヴァイ(女の……顔)


乙ありがとうございます


次は日曜に。ではまたーノシ


【訪問】


――リヴァイ自室前――


ハンジ「すぅー、はぁー」

ハンジ「よしっ」

コンコンッ

リヴァイ「ハンジか」ガチャッ

ハンジ「おう、ビックリした」

リヴァイ「足音がしたからな」

ハンジ「そっか。ちょっと話したいんだけどいいかな?」

リヴァイ「ああ」


ハンジ「ありがとう」

リヴァイ「何か飲むか?」

ハンジ「んー、いや、いいや」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「……あのさ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「その、どこか、調子の悪いところがあったりする?」

リヴァイ「あ? 別に無いが」

ハンジ「……そう」

ハンジ(本当になんともなさそうだ)

ハンジ(だとすると……)



【黙っておけなかった】


ハンジ「……」

リヴァイ(黙りこくってやがる。どうしたんだ)

リヴァイ(脈絡なく人の体調聞いてきやがって。本題から逸らしたように感じたが……)

リヴァイ「……何かあったのか?」

ハンジ「…………」

リヴァイ「ハンジ?」

ハンジ「……」

リヴァイ(だんまりか)

リヴァイ(本当に何かあった、のか?)

リヴァイ「……」


リヴァイ「…………深夜に……」

ハンジ「?」

リヴァイ(クソ、言うつもりはなかったんだが……)

リヴァイ「……エルヴィンの所に行ったらしいな? 何かあったのか?」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「噂が立っている」

ハンジ「ええ? 深夜にエルヴィンの所に行くなんてたまにあることじゃないか」

リヴァイ「そうだが……出てきたお前が…………」

ハンジ「私が?」

リヴァイ「……女の顔をしていた、と」

ハンジ「はぁ!?」



【隠し事】


ハンジ「なんだよ、女の顔って」

リヴァイ「覚えはないのか?」

ハンジ「覚えって言ったって……あ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「あ、ああ、いや」

リヴァイ「……チッ、なんだと言っている。言えないことなのか?」イラッ

ハンジ「な」ムカッ

リヴァイ「何か隠したいことでもあるんじゃねぇのか?」

ハンジ「はぁ?」カチンッ

リヴァイ「俺の体調を気にしたそぶりだったが本題はそこじゃねぇんだろ?」


ハンジ「!」ギクッ

リヴァイ「チッ、当たりか」

ハンジ「そ、それは」

リヴァイ「隠し立てするんじゃねぇ」

ハンジ「! 隠し事してるのはリヴァイだろ!」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「この間の休日! 私との約束を反故して何してた?」

リヴァイ「! それは……」

ハンジ「なんで、言い淀(よど)むのさ」

リヴァイ「……」

ハンジ「隠し立てしてるのはリヴァイじゃないか……」



【聞きたいけど】


リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「吐けよ! あの日、何してたんだ!」

リヴァイ「……」

ハンジ「消毒薬の匂いがした。でも身体を悪くしてるわけじゃない。じゃあ、何?」

リヴァイ「!」

ハンジ「あの子と……二人でどこに行ってたんだ?」

リヴァイ「!! お前、何故」

ハンジ「見たんだよ。二人で馬車に乗るところを」

リヴァイ「――チッ!」

ハンジ「なんの舌打ちだよ」

リヴァイ「……できれば言いたくはなかったが」

ハンジ「……は?」ドキッ


リヴァイ「ハンジ……」

ハンジ「――っ! き、聞きたくない!!」

リヴァイ「……あ?」

ハンジ「やだ!」ペチーンッ ←耳を塞いだ

リヴァイ「おい」

ハンジ「なんか嫌な話な気がする!」

リヴァイ「……」フゥー

リヴァイ「…………聞け」ガシッ

ハンジ「いーーやーー」

リヴァイ「恐らくお前は勘違いをしている」

ハンジ「……へ?」

リヴァイ「聞こえてんじゃねぇか」



【いやなこと】


ハンジ「聞こえてない聞こえてない」

リヴァイ「いいから聞け」ガシッ

ハンジ「待って待って! 覚悟するから!」

リヴァイ「なんの覚悟だ。いらねぇよ」ベリッ ←耳から手を剥がした

ハンジ「ああ! この馬鹿力!」


リヴァイ「聞け」グッ ←耳そば
ハンジ「や!?」ゾクッ


リヴァイ「あれは見舞いに行っただけだ」
ハンジ「いやだ! 待ってリヴァ――へっ?」


リヴァイ「見舞いだ」スッ

ハンジ「みまい……誰の?」

リヴァイ「あの兵士の祖父だ」

ハンジ「……ん? 何故に??」

リヴァイ「……それを、説明したくなかった」シワー

ハンジ「??」


次は木曜に。ではまたーノシ


ドキドキする展開だ

うおぉぉぉごめんーー_O⌒Ι_(土下寝)
平日あかんなぁ
明日か明後日にノシ


【呼び出し】


女兵士『リヴァイ兵長。あのこんなことお願いしては、とは思うのですが……』

リヴァイ『なんだ』

女兵士『――祖父の』

リヴァイ『あ?』

女兵士『私の祖父のお見舞いに来てくれませんか?』

リヴァイ『…………あ?』

女兵士『妙なお願いだとは重々承知しています。ですが、その』

リヴァイ『……なんだ』

女兵士『祖父は、リヴァイ兵長のファンで…………』

リヴァイ『……………………あ?』



【断りにくい話】


女兵士『その! 元々調査兵士を目指していたんです! でも身体を悪くして……』

女兵士『壁外調査では犠牲も出ますから手放しでというわけにはいきませんが……』

女兵士『リヴァイ兵長の活躍をいつも楽しみにしていました』

女兵士『この間帰省したときにお見舞いに行ったのですが……お医者様が言うにはもう……長くはない、と』

女兵士『ですから、一度だけでも会わせてあげたくて』

リヴァイ『…………』

女兵士『こんなお願いを聞いていたら切りがないとは思いますがどうかお願いします!!』

リヴァイ『…………分かった』

女兵士『えっ?』


リヴァイ『見舞いに行く。いつだ?』

女兵士『あ、ありがとうございます!! 急で申し訳ないですが5日後です』

リヴァイ『!』

女兵士『その日しか休みが取れなかったもので』

リヴァイ『……分かった。5日後だな』

女性兵士『はい! では、よろしくお願いいたします!』ペコッ

リヴァイ『あぁ……おい』

女性兵士『はい』

リヴァイ『この事は誰にも話すな』

女性兵士『はい! 分かりました! それでは失礼します!』タタッ

リヴァイ『……』



【もうひとつ】


リヴァイ「――――というわけだ」

ハンジ「それがあの日……」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「なんで言ってくれなかったのさ」

リヴァイ「言いたくなかったと言っただろうが」

ハンジ「なんで――あぁ、自分のファンがとか言いたくないよね」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「でも見舞いに行くくらい説明してくれても良かっただろ。変な勘繰りしちゃったじゃないか」

リヴァイ「変に勘繰りするようなことでもねぇと思った」

ハンジ「約束を反故して他の女の子と一緒なの見たらおかしいと思うでしょうが」

リヴァイ「…………知られることはねぇかと思った」


ハンジ「口止めはその為?」

リヴァイ「それもあるが他に来られても、な」

ハンジ「あぁ、なんやかや来そうだもんね」

リヴァイ「……」

ハンジ「はぁーもう、なんだ……そうだったの」ガシガシ

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「ああ、うん、ごめん。疑ってごめん。本当にごめんなさい」

リヴァイ「そうじゃねぇ。言わなかった俺も悪ぃ。それよりだ」

ハンジ「いやいや、すぐに聞いていれば良かったことなんだ。情けない私が悪いよ」

リヴァイ「……ハンジ、聞け」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「今度はこっちの番だ」



【誤解解消後】


リヴァイ「エルヴィンの所で深夜に何をしていた」

ハンジ「……リヴァイのこと相談してた…………」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「私に隠し事したし、消毒薬の匂いはするし、病気を疑ったんだ」

リヴァイ「……何故それでエルヴィンだ」

ハンジ「あなたのことだから身体に異変があったら真っ先にエルヴィンに報告するだろ?」

リヴァイ「……」

ハンジ「私に黙っていたとしてもエルヴィンになら言っているだろうと思ってさ」


ハンジ「エルヴィンが知らないなら重い病気ではないと……でも、そうなると……」

リヴァイ「それで“女の顔”か」

ハンジ「……なんか疑ってた?」

リヴァイ「深夜に男の部屋から出てきた女がそういう顔をしていたと聞いたら妙に思うだろ」

ハンジ「それは、確かに」

リヴァイ「まぁ、それは今解消されたからいい。だが……」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「噂はどこまで広がるか、だな」

ハンジ「あ」



【確認】


ハンジ「リヴァイも疑うくらいだから色んな臆測が飛び交いそうだねぇ」

リヴァイ「どうするんだ」

ハンジ「放っておくしかないだろ。下手な言い訳は信憑性を高めてしまうこともある」

リヴァイ「だが」

ハンジ「人の噂も七十五日というだろ? そのうち収まるさ。聞かれれば尤もらしいことを言えばいい」

リヴァイ「……」

ハンジ「いやぁ、しかし肝が冷えたなぁ」アハハ

リヴァイ「浮気と思ってか?」

ハンジ「あはは……はは……………………うん」


リヴァイ「しねぇよ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「……」ガシッ、ワシャワシャ

ハンジ「…………リヴァイも?」ボサボサ

リヴァイ「……」ピタッ

ハンジ「リヴァイも肝が冷えた?」

リヴァイ「…………少し、な」

ハンジ「そっか。しないよ?」

リヴァイ「ああ」


ハンジ「ふふっ」ギュッ
リヴァイ「……」ポンポンッ


>>229
レスありがとうございます
お待たせしております

昨日は来れなくて申し訳ない
なんか急用がわっさり
次は一応木曜に。ではまたーノシ


年度末は何かと忙しいな


【気分】


ハンジ「さ! これで解決解決!」

リヴァイ「…………」

ハンジ「? どうかした?」

リヴァイ「……何も」

ハンジ「嘘だろ?」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「言いたくない事かな?」

リヴァイ「……俺の気分の問題だ。気にするな」


ハンジ「うーん……エルヴィン」

リヴァイ「……」ピクッ

ハンジ「ほう」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「うーん……噂になるのが嫌かい?」

リヴァイ「…………気分はよくねぇな」

ハンジ「まぁ、そりゃそうか。でも消えるまで待つしかないよ」

リヴァイ「ああ、分かっている」

ハンジ「彼らも調査兵だ。分かっているだろうからそう大きくならないと思うよ」

リヴァイ「……だといいが」



【イラッ】


ハンジ「うーん…………」

調査兵士A「……」チラッ

調査兵士B「……」チラッ

ハンジ「いやぁ、視線が痛いね」アハハハ

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「ざわざわではなくさわさわって感じだね」

リヴァイ「なんだそりゃ」

ハンジ「大きく広がってはいないんだろう。幾人かが気にしてるようだ」

リヴァイ「あの時、口止めしておけばよかったか」

ハンジ「信憑性が高まってたかもしれないから言わなくて正解だったんじゃないの?」

リヴァイ「どうだか」



【ほぼ嘘じゃない】


ハンジ「しかしこれ以上妙な噂が流れ続けるのは困るね」

ナナバ「どうかしたの?」

ハンジ「お、ナナバ。丁度いいところに。力貸してよ」

ナナバ「内容によるけどなんだい?」

ハンジ「実はさー」

ナナバ「あぁ、それね。聞いた聞いた。聞いた瞬間噴き出して大笑いした」

ハンジ「そこまで?」

ナナバ「だってありえなさすぎてさ。リヴァイが許すわけないじゃないか」


リヴァイ「どういう意味だ」

ナナバ「そんなことが本当にあったら、今ハンジここにいないんじゃないの?」

ハンジ「えっ、何それ? どういう意味だよ」

ナナバ「浮気して無事でいられると思ってるの? しかもリヴァイだし」

リヴァイ「……」

ハンジ「ナニソレコワイ」

ナナバ「まーそれについては私がてきとーに嘘ついておいたよ。納得してくれてたからそのうち消えるでしょ」

ハンジ「ありがとう!」

ナナバ「いいえ、どういたしまして」


ハンジ「ちなみにどんな嘘?」

ナナバ「巨人捕獲作戦を却下されて巨人を弄れない悲しさからそんな顔をしてたんだろうって」

ハンジ「…………」

リヴァイ「……」

ハンジ「ハッ!? もしやこのさわさわとした視線は!?」

リヴァイ「巨人相手にあんな表情をってことか」

ハンジ「うおあぁぁ! なんたる誤解! でもインパクトあるからそれで消えるかもしれない! でもでも!」

リヴァイ「誤解……か?」

ナナバ「いつものハンジの事じゃんね」



【色んな意味で】


ハンジ「いくらなんでも巨人相手にそんな顔するかよ!」

ナナバ「いやいや、してるって」

リヴァイ「……」

ヒソヒソ

リヴァイ「!」

「エルヴィン団長の……」

「ハンジ分隊長が……」

リヴァイ「…………」


ハンジ「うーん、納得いかないけどそれで広めるしかないか。ね、リヴァイ」

リヴァイ「あ? あぁ」

ハンジ「どうかした?」

リヴァイ「いや。いつものことだったとすぐに収まるだろ」

ハンジ「リヴァイまでそんな風に見てたのか!!」

リヴァイ「お前はもう少し客観的に自分を見たほうがいいんじゃねぇか?」

ナナバ「ねぇ?」

ハンジ「ひっでぇ!!」



【もやっ】


――数日後――

リヴァイ「……」スタスタ

「ハンジ分隊長……」

リヴァイ「!」

「――がまた巨人捕獲却下されて落ち込んでたらしいぞ」

「しかも深夜に団長の所に押し掛けたらしいな」

「あの人らしいっちゃらしいがなぁ」

リヴァイ「……」フゥー

リヴァイ「…………」


リヴァイ「……チッ」

リヴァイ(馬鹿か俺は)

ハンジ「リーヴァーイ!!」ガシッ!

リヴァイ「!?」

ハンジ「隙だらけだな。どうしたんだい?」

リヴァイ「何もねぇ。どけ」

ハンジ「リヴァイに協力してほしいことがさー」

リヴァイ「断る」

ハンジ「聞いてから断りやがれ!」

「うわぁ……次はリヴァイ兵長が」

「あの人本当にすげぇよな」


レスありがとうございます
なー、残業とかしたくないわー


次は日曜に。ではまたーノシ

おつー


【消えない噂】


リヴァイ「……」スタスタ

「……ただの噂だったろ?」

「でもよ、結構お似合いだよな」

リヴァイ「!」

調査兵士A「まぁ、確かにな」

調査兵士B「たまに夜会行くだろ?
その時のエルヴィン団長とハンジ分隊長が絵に描いたようにしっくりくるんだよなぁ」

調査兵士A「あぁ、着飾ったハンジ分隊長は綺麗だよな」

調査兵士B「あながちあの噂も……」

リヴァイ「おい」

調査兵士AB「「リ、リヴァイ兵長!?」」ビクッ

リヴァイ「くだらねぇことを話してやがったな?」


調査兵士A「す、すすすみません!!」

調査兵士B「すみませんでした!!」

リヴァイ「……余計な噂話は格好の豚のエサになる。気をつけろ」

調査兵士AB「「!!」」

調査兵士A「大変申し訳ありませんでした」

調査兵士B「考えるべきでした。申し訳ありません」

リヴァイ「ああ……」スタスタ…

調査兵士A「……」

調査兵士B「あーやっべぇ。なんにも考えなかったわ。せめて場所くらい考えるべきだったな」

調査兵士A「……案外リヴァイ兵長とも…………」

調査兵士B「ん?」

調査兵士A「いや。ただでさえあちこちから睨まれてるんだ。余計な噂流すのはよくないよな」

調査兵士B「だな」



【考え事】


リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「おーい。おいおい、ちょっと待ってよ」

リヴァイ「……ハンジか」

ハンジ「何? 考え事? 珍しいね」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「またシワ寄せて。何かあった?」グリグリ


リヴァイ「…………」

ハンジ「……指を払わないとか本当に珍しいね。どうしたのさ」グリグリ

リヴァイ「……なんでもない」ペシッ

ハンジ「なんでもないわけないだろうに。まぁいいさ、言いたくないのなら」

リヴァイ「悪い」

ハンジ「その代わり、機嫌は直してもらわないと困るよ。紅茶でも飲むかい?」

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「じゃあ、とりあえず食堂にでも行こうか」グイッ
§
リヴァイ「ああ」



【穏やかな時】


ハンジ「でさ、その本屋良い物ばっか揃えてあってさ!」

リヴァイ「そりゃさぞかし人の出入りが少ねぇんだろうな」ズズズズ

ハンジ「どういう意味だよ」

リヴァイ「お前好みの本だらけだったんだろう?」

ハンジ「人の趣味が悪いみたいな言い方はやめろ」

リヴァイ「違うのか?」

ハンジ「人より少しばかり横ちょに逸れてるだけだろ」


リヴァイ「やはりもう少し自分を客観的に見たほうがいいと思うぞ」ズズズズ

ハンジ「失礼なこと言ってるよね?」

リヴァイ「さぁな」

調査兵士B「!」

調査兵士A「あ、リヴァイ兵長とハンジ分隊長」

調査兵士B「……やっぱりお似合いだよなぁ」

調査兵士A「は?」

調査兵士B「いや、なんでもない」



【相談未満】


――酒場――

ザワザワザワ…

ハンジ「最近リヴァイがなんか変なんだよねぇ」

ナナバ「どんな風に?」グビッ

ハンジ「うーん……なんとなく」グビッ

ナナバ「なんとなくじゃわからないよ」コトッ

ハンジ「どことなく」

ナナバ「ハ、ン、ジ」

ハンジ「いやごめん。どう言えばいいのか分からなくてさ」コトッ

ナナバ「雰囲気ってこと?」


ハンジ「うん。なんとも言えない空気がたまに漂うんだよね」

ナナバ「なんとも言えないねぇ。それじゃこっちもなんとも言えないよ」

ハンジ「そりゃそうだね。どうしたものかなぁ」

ナナバ「原因に心当たりは?」

ハンジ「無いね」スパッ

ナナバ「じゃそれが始まった頃に何かなかった?」

ハンジ「始まった頃…………うーん、あるとしたら……」

ナナバ「何?」

ハンジ「あの噂。エルヴィンとの」

ナナバ「あぁ。でもスピード解決したじゃない」

ハンジ「うん、異様なほどスピード解決だったね。即行で巨人に乙女な顔する女ってことで収まったね」

ナナバ「本当の事だからね」


ハンジ「くそが」

ナナバ「ほらほら旦那の良くない口癖が移ってるよ」

ハンジ「一緒にいたら友人でも口癖くらい移るさ」

ナナバ「話が逸れちゃうね。それ以外には無いの?」

ハンジ「うーん……いや、思いつかないな」

ナナバ「直接聞くしかないんじゃないの?」

ハンジ「話したくなさそうなんだよねぇ。あっちもこっちも困ってるわけでもないし。気になるだけで」

ナナバ「気になってるならそのままってわけにもいかないでしょ」

ハンジ「まぁねぇ」

ナナバ「憂さ晴らししたいだけなら付き合うよ」パチッ☆←ウインク

ハンジ「ありがとう。そいじゃ、呑むか」

ナナバ「了解」



【酔っ払い】


「リヴァイリヴァイこのやろう開けろ」ドンドンッ

リヴァイ「……夜中になんだ、ナナバ」ガチャッ

ナナバ「はい、これあげる」トンッ

リヴァイ「!」ガシッ

ナナバ「なんかよくわかんないけど話せるなら話してあげなよ。ちょっとしたすれ違いは別れの元だよ」


ハンジ「うーん」
リヴァイ「……泥酔してんじゃねぇか」



ナナバ「明日にでも話してあげなよ」


ハンジ「あ、りばいだぁー。りばいー」ギュー
リヴァイ「……」


ナナバ「そんじゃあねぇー」フラフラ


ハンジ「ななばまたねぇ」
リヴァイ「おい、お前は大丈夫なのか?」


ナナバ「大丈夫大丈夫。ミケの部屋近くでしょ? ミケに送ってもらうーじゃあねぇ」フラフラ


ハンジ「みけによろしくー」
リヴァイ「……夜中だぞ」



レスありがとうございます


次は木曜に。ではまたーノシ


ウインクするナナバさんとかイケメン

すまん、あかん、耐えられんくらい眠気が半端ない。ので、素直に倒れることにする
明日……は厳しいので明後日、土曜に
ではまたーノシ


【感情の起伏】


リヴァイ「ほら、水だ」スッ

ハンジ「ありがと」ゴクゴク

リヴァイ「全く、飲みすぎだ」

ハンジ「なんかどんどん進んじゃってぇ」ヘヘヘー

リヴァイ「酒臭ぇが仕方ねぇ。ベッドは譲ってやる。寝ろ」

ハンジ「ベッド普段使わないくせにー」

リヴァイ「いいからとっとと寝ろ」

ハンジ「うーん」ジー

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「どうかしたの?」コテンッ ←首かしげ

リヴァイ「あ?」


ハンジ「なにかおかしい」

リヴァイ「おかしいのはお前だろうが。寝ろ」

ハンジ「エルヴィンとのことなの?」

リヴァイ「……」

ハンジ「解決してないの? リヴァイの中で」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ごめんね、ものわかりのいいふりしたけど気になってしまって……」

リヴァイ「……いや」

ハンジ「……ぐすっ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「うおあぁぁん! ごめーーん!!」ウェェン

リヴァイ「……この、酔っ払いが」ハァー



【誘導尋問?】


ハンジ「ぐすっ」

リヴァイ「落ち着いたか?」

ハンジ「うん、ごめん」スズッ

リヴァイ「一度寝ろ。でねぇとまともな話もできねぇだろうが」

ハンジ「だいじょぶ」

リヴァイ「全く大丈夫じゃねぇ」


ハンジ「なにが気になったままなの?」

リヴァイ「続けるのか」

ハンジ「リヴァイが嫌な思いしたままなんて嫌だよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「嫌な思いなんだね?」

リヴァイ「チッ」

ハンジ「嵌めたわけじゃないよ?」

リヴァイ「……分かってる」シワー



【慰めてない】


リヴァイ「…………」

ハンジ「……」

ハンジ(これこれどれだけ時間過ぎたかな?)

ハンジ(余程言いたくないことなのかな……?)

ハンジ(だったら、聞くのは良くないことだよな……でも……)

ハンジ(私はダメな奴だな……放っておくという優しさを持っていない……)フゥー

ハンジ(理想は放っておいても大丈夫な人だったはずなのに)フッ

リヴァイ「? どうした」

ハンジ「ううん、私はダメな奴だなぁって思って」

リヴァイ「お前の風呂を忘れ、寝食をおろそかにし、奇行を繰り返す以外のどこがダメなところなんだ?」

ハンジ「それ人としてかなりダメだよね?」



【自信】


リヴァイ「様子をおかしく感じたのなら気にするのは当たり前だろう。俺がうまく隠せなかっただけだ」

ハンジ「でも……言いたくないって分かってるのに私は聞きだそうとしてる」

リヴァイ「お前は好奇心の塊だからな」ポンッ、ワシャッ

ハンジ「……ごめん。でも聞くことをやめられない」

リヴァイ「分かっている。……そうだな、簡単に言えば少し自信を無くしたのかもしれねぇな」ナデナデ

ハンジ「リヴァイが? 自信を?」ビックリ


リヴァイ「人を自信の塊みてぇな目で見るな」

ハンジ「いやまぁ、リヴァイも人の子だしねぇ」

リヴァイ「くだらねぇ噂で、しかも根も葉もねぇことなんだがな」

ハンジ「リヴァイ……」

リヴァイ「女々しいとは思っている。情けねぇ」チッ

ハンジ「いやいや。あー、でもそれ少しでも味わってくれて私としては感無量というか」

リヴァイ「あ?」



【再び誘導?】


リヴァイ「どういうことだ」

ハンジ「私、結構しょっちゅうだからね? そういうの」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ああ、もちろん兵士として誇りはあるし別に自分を下げすぎてるってわけでもないんだけど
事、恋愛に於いてはねぇ。あなたのモテっぷりを見るとさ」

リヴァイ「別に……」

ハンジ「モテてねぇとか言ったらしばらくあなたの二つ名は嘘吐きリヴァイだからね」

リヴァイ「……」


ハンジ「そんなわけで私もその事で自信無くすことはあるよ。
でもあなたが選んだのは私だし。そして誰よりも好きだと胸張って言えるからあなたの傍は私のものだ」

リヴァイ「………………」シワー

ハンジ「照れない照れない」

リヴァイ「……照れてねぇ」

ハンジ「嘘吐きリヴァイって二つ名でいいのかな?」

リヴァイ「……」

ハンジ「そこで黙っちゃったら肯定したも同然だよ?」

リヴァイ「! チッ!」

ハンジ「あはははは!」


>>266レスありがとうございます


宣言通りに来れない日々が続くのう
忙しいってやーね
次は木曜辺りに。ではまたーノシ


無理せず休むのも大事だよ


【これは】


ハンジ「いやぁ、だけど本当恋愛って面倒臭いよねぇ」

リヴァイ「おい」

ハンジ「いやいや、面倒な事があっても離れるなんてこれっぽっちも考えられないところが面倒臭いなぁって」

リヴァイ「……」

ハンジ「まぁ、考える人もいるだろうし一時的に迷うこともあるだろうけど、
やっぱりみんな基本は一緒にいたいと思っているだろう」


ハンジ「そういう気持ちがあるから付き合っているわけだし…………ふむ、」

リヴァイ「? ハンジ?」

ハンジ「面倒だけれど、迷うけれど、基本は一緒にいたくて、
可愛く思うこともあり、それから離れるなんてこれっぽっちも考えられない……これってなんだか」

リヴァイ「おい」

ハンジ「巨人の研究に似てるよね!?」キランッ*

リヴァイ「……酔っ払いクソメガネが」



【甘えっ子】


ハンジ「おーい、リヴァイー」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイってばー拗ねないでよー」

リヴァイ「誰がだ。酔っ払いを相手にすることがどれだけバカバカしいか気づいただけだ」

ハンジ「おー、またひとつ知識が増えたねぇ」

リヴァイ「馬鹿にしてんじゃねぇ、クソメガネ」

ハンジ「うははははー」ノッシー

リヴァイ「重ぇ」ズッシリ


ハンジ「んっふふふふーリヴァイの匂いー」スリスリ

リヴァイ「嗅ぐな。ミケか」

ハンジ「リヴァイあったかいなー」ギュー

リヴァイ「お前もな」フゥー

ハンジ「んふふふふふふ」

リヴァイ「何が面白ぇんだ」

ハンジ「嬉しいんだよ」クスクス

リヴァイ「わけが分からねぇな」ハァー

ハンジ「ふふふ」



【ぐるぐる】


ハンジ「自信無くすリヴァイとか照れるリヴァイとか貴重なリヴァイが見られて満足だ」ウンウン

リヴァイ「照れてねぇ」

ハンジ「うんうん」

リヴァイ「聞いちゃいねぇな」

ハンジ「ところでなんで自信無くしたの? エルヴィンとの関係を噂されただけなのに」

リヴァイ「分かって話してたんじゃねぇのか」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「そういや酔っ払いだったな。しっかり話してやがるからちょくちょく抜け落ちるな」

ハンジ「何が? 髪?」

リヴァイ「唐突にハゲ疑惑を持ち出すな」

ハンジ「いやぁ、リヴァイは大丈夫じゃないかなー? 根拠はないけど」

リヴァイ「ねぇのか」


ハンジ「でもあなた何かにつけて眉間にシワよせてるからねぇ。ストレスでヤバそうだよね」

リヴァイ「そっちだけ根拠を持ち出すな。それにストレスっつったらエルヴィンの方がやべぇだろ」

ハンジ「あーそこに回帰しちゃうかぁ」

リヴァイ「主にお前の所為だがな」

ハンジ「なんで私だよ」

リヴァイ「自覚がねぇとは言わせねぇぞ? 奇行種が」

ハンジ「奇行種かわいいじゃん」

リヴァイ「そう思うのはてめぇだけだ」

ハンジ「えー? そうかなぁ。動きとか予測できなくてかわいらしいじゃないか」

リヴァイ「かわいくねぇ。ああ、クソがっ。酔っ払いだった」ガシガシ

ハンジ「頭掻き毟ったら禿げるよ」

リヴァイ「……そこに戻るか」ハァー



【甘やかし】


リヴァイ「もういいから寝ちまえ」ガシッ、ボスッ

ハンジ「わっ!! ぶっ!!」

リヴァイ「明日はシーツ洗わねぇと」

ハンジ「リヴァイ、死ぬ、死ぬ!」ジタバタ

リヴァイ「死なねぇよ」パッ

ハンジ「はぁー、ふふっ」

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「いいの? ここで寝て」


リヴァイ「そう言った」

ハンジ「ふふ、くくく、あははは!」

リヴァイ「何がおかしい……嬉しいのか?」

ハンジ「うん、嬉しい」クスクス

リヴァイ「よく分からねぇな」ガシッ、ナデナデ

ハンジ「リヴァイは結構、私に甘いよねぇ」クスクス

リヴァイ「ああ?」

ハンジ「だって」

リヴァイ「てめぇの女甘やかして何が悪ぃんだ」

ハンジ「リヴァイが…………へ?」


リヴァイ「おしゃべりはもういいだろ、寝ろ」

ハンジ「――――」

リヴァイ「……おい? 寝たのか?」

ハンジ「はっ!? 息するの忘れた!!」

リヴァイ「馬鹿か」

ハンジ「誰の所為だよ!」

リヴァイ「なんで俺の所為だ」

ハンジ「あーもう! 無自覚たらしかっ!!」ガシガシ

リヴァイ「禿げるぞ」



【酔っ払いの戯れ言】


リヴァイ「これはどういう状況だ」


ハンジ「リヴァイを甘やかそうとしている状況だ」ガシッ
リヴァイ「抱き枕にされているだけだろ」


ハンジ「違う。甘やかしてるの」ナデナデ
リヴァイ「そうか」ハァー


ハンジ「今、酔っ払いの言うことはよく分からないと思っただろう?」
リヴァイ「……」


ハンジ「酔ってないから」
リヴァイ「それは大嘘だな」


ハンジ「意識ははっきりしてるから!」ギュー!
リヴァイ「ぐっ、はっきりしてねぇし力加減もできてねぇ。腕を緩めやがれ」


ハンジ「私にはねぇ、リヴァイだけだから」ソッ


リヴァイ「……話が飛んだな」

ハンジ「男としてはリヴァイしか欲しくないから」

リヴァイ「……」

ハンジ「それ以外だと巨人かな」

リヴァイ「巨人と同列にするなと言っているだろうが」

ハンジ「気持ちの差があるんだってば」

リヴァイ「そうか。寝ろ」

ハンジ「もう! 信じてないだろ!」

リヴァイ「信じた。寝ろ」

ハンジ「リヴァイが優しくなーいー」

リヴァイ「そろそろ絞めるか」

ハンジ「寝ます。意識を落とすのはやめてください」

リヴァイ「分かればいい」


……_○⌒|_(土下寝)
黙って更新しなくてすまんです

>>278レス感謝です
ありがとうありがとう。言われたそばからこれとは……

次は木曜に……来れるはず。ではまたーノシ

どんまいどんまい
全然へーき

あったかくなってきたからそろそろ全裸で待機しようかな


【実は限界だった】


ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「寝ろと言っているだろうが」

ハンジ「明日また言うからね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「明日また告白する」

リヴァイ「……」

ハンジ「楽しみにしてて」ニヒッ

リヴァイ「…………しねぇよ」


ハンジ「しーろーよー」

リヴァイ「分かった」

ハンジ「よし! 寝る!」

リヴァイ「ああ、寝ろ」ハァァー

ハンジ「んふふふー」モゾモゾ

リヴァイ「……」

ハンジ「うん、ここ」ピタッ

リヴァイ「落ち着いたか」

ハンジ「」スー

リヴァイ「…………一瞬か」



【記憶の彼方】


――朝――

ハンジ「…………」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……リヴァイがいる」

ハンジ「違う。私がリヴァイの部屋にいるのか」

リヴァイ「……すぐ横で一人言を言うな」

ハンジ「蚊の鳴くような声で囁いたのに」

リヴァイ「こんだけ密着していれば聞こえるだろうが」

ハンジ「リヴァイを抱き枕にしてたのか」

リヴァイ「やっぱり抱き枕じゃねぇか」

ハンジ「はい?」

リヴァイ「しかも覚えてねぇときたか」



【これだから酔っ払いは】


ハンジ「私なんかしたかね?」

リヴァイ「まぁ、色々とな」

ハンジ「うわっ、気になる。何したの?」

リヴァイ「気にするな」

ハンジ「するっての。……なんか迷惑かけた?」

リヴァイ「迷惑なのはいつもだろうが」

ハンジ「いや、そういうんじゃなくてさ……」

リヴァイ「もう様子はおかしくならねぇから安心しろ」


ハンジ「!? っかぁぁぁ! それ聞いちゃったかぁぁ」ガシガシ

リヴァイ「禿げるぞ」

ハンジ「禿げねぇよ。ごめん、リヴァイ」

リヴァイ「何がだ」

ハンジ「それは聞くべきことじゃなかった」

リヴァイ「そうでもねぇだろ」

ハンジ「そ、そうなの?」

リヴァイ「気づかれた俺が間抜けなだけだ」

ハンジ「いやいや…………で、どういうことだったの?」

リヴァイ「……また言わされるのか」



【少し期待していた】


リヴァイ「二度は言わねぇ」

ハンジ「えぇー!! リヴァイのけちぃー!!」

リヴァイ「ケチじゃねぇよ。知りてぇなら思い出せ」

ハンジ「無理だよ。深酒の記憶って本当に朧気(おぼろげ)だし」

リヴァイ「前は思い出しただろ」

ハンジ「前?」

リヴァイ「お前が夜這いに来たときだ」


ハンジ「よばっっ!? あ、あれか。付き合う直前のやつか」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「あん時と同じように思い出せるか分からないじゃないかー!」

リヴァイ「知らん」

ハンジ「もうー。でもまぁ、すっきりしてるみたいだし解決したのならいいさ」

リヴァイ「ほう? 珍しく諦めがいいな?」

ハンジ「あなたの憂いが無くなったのならそれでいいんだよ」フフッ

リヴァイ「……そうか」



【不意打ち】


ハンジ「さーてと! 今日も仕事だ。そろそろ起きないとね」

リヴァイ「チッ、いつもより遅ぇ時間だ」

ハンジ「いやいや、結構早いけども。あなたいつも何時に起きてるのさ」

リヴァイ「日が昇る頃には」

ハンジ「何それ。お日様と勝負でもしてんの?」

リヴァイ「してねぇ」

ハンジ「まぁ、普段のあなたって座って寝てて睡眠浅そうだもんね」

リヴァイ「まぁな」

ハンジ「たまにはちゃんと寝ないとね」


リヴァイ「お前が言うか」

ハンジ「お互いに」

リヴァイ「……ああ、そうだな」

ハンジ「さて、一旦着替えて……このまま立体機動のベルト装着すればいいか」

リヴァイ「おい待て、酒の匂い撒き散らしながら仕事する気か。風呂入ってから着替えろ」

ハンジ「えぇー」

リヴァイ「叩き込んでやろうか?」

ハンジ「了解だ。リヴァイ。風呂に行く」

リヴァイ「当然だ」

ハンジ「まぁーったく、リヴァイは細かいんだから」スタスタ


リヴァイ「細かくねぇ。お前が大雑把過ぎるだけだ」

ハンジ「そうかなぁ……あ、そうだ」

リヴァイ「?」

ハンジ「リヴァイ、私にはあなただけだからね」

リヴァイ「――――」

ハンジ「あー、えーっと、なんか言わなくちゃいけない気がして……その、またあとでね!」ガチャッ、バタンッ!

リヴァイ「お……」

リヴァイ「…………」

リヴァイ「…………チッ」ガシガシ

リヴァイ「クソメガネが」ハァー


レスありがとうございます
本当に、ありがとう
全裸かぁ。そろそろそういう季節かねぇ


次は日曜あたりに。ではまたーノシ


季節で納得すんなw


【突然の来訪】


――リヴァイ自室――

コンコンコンッ

リヴァイ「……ハンジか、入れ」

リヴァイ「……」

リヴァイ「…………?」

リヴァイ「……」スタスタ

ガチャッ

リヴァイ「おい、ハン――」

ドンッ

ハンジ「……」ギュッ
リヴァイ「……ハンジ?」



ハンジ「なんか、疲れた」
リヴァイ「……また研究が詰まったか?」


ハンジ「研究は大体詰まり気味だよね。サンプルがないと」スリッ
リヴァイ「とりあえず中に入れ」


ハンジ「うん」ギュッ
リヴァイ「離れる気はねぇ、か」カツッ ←後ろに下がった


ハンジ「うん」ズルズル
リヴァイ「……まぁ、いい」カツッ、カツッ


ハンジ「リヴァイ」スリッ
リヴァイ「少し待て」バタンッ、カチッ


ハンジ「ん」ギュッ
リヴァイ「……」



【素直】



ハンジ「……」ギュー
リヴァイ「どうした」


ハンジ「リヴァイ……」
リヴァイ「なんだ」


ハンジ「リヴァイ」ギュー
リヴァイ「……ハンジ」ナデ…


ハンジ「はぁ」ギュー
リヴァイ「疲れてんな」ナデナデ



ハンジ「うん」
リヴァイ「風呂には入ったのか」サラッ


ハンジ「汚いままだと追い出されても文句言えないからね」スリッ
リヴァイ「疲れている奴を追い出す気はねぇが」


ハンジ「追い出さなくても風呂に投げ込むよね、あなた」スッ

リヴァイ「当たり前だろう」

ハンジ「当たり前かよ」

リヴァイ「何かあったかと思ったがただ疲れていただけか」

ハンジ「うん。なんかリヴァイに会いたくなったから来たの」

リヴァイ「……そうか」



【お誘い】



ハンジ「はぁー、リヴァイに抱きついてると落ち着くよ」ギュッ
リヴァイ「抱き枕になった気分だな」


ハンジ「抱きぬいぐるみのリヴァイくまには体温がないからさー」
リヴァイ「あぁ、あったな。あれ」


ハンジ「やっぱり体温がないと」スリスリ
リヴァイ「今日はもう寝ろ」ポンポン


ハンジ「やだ」スッ

リヴァイ「おい、考察云々を聞きてぇ気分じゃねぇぞ」


ハンジ「違うよ。そういうことをしに来たんじゃないよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「体温を感じたいんだよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「ね? リヴァイ……」

リヴァイ「“そういうこと”をしに来たのか」

ハンジ「おや? 嫌なのかい? なら帰るけど?」

リヴァイ「誰が帰すか」

ハンジ「ふふっ、そうこないと」クスクス

リヴァイ「お前は……たまにえらく女だな」ナデ…



【どちらも認めて】


ハンジ「たまに女ってなんだよ」ブー

リヴァイ「いつもは兵士だからな」サラッ

ハンジ「! ははっ、そうだね」


リヴァイ「飽きねぇ女だ……」グイッ
ハンジ「ん……」


リヴァイ「……」ヌルッ
ハンジ「ふ、ん……」



リヴァイ「……は」

ハンジ「はぁ……」

リヴァイ「……物欲しそうなツラしやがって」ナデ……

ハンジ「当たり前だろ……欲しくて来たんだから」サラッ、ナデ…


リヴァイ「あぁ、そうだったな」グッ
ハンジ「んんっ」


リヴァイ「――――」クチュッ
ハンジ「ん、」


リヴァイ「っ……ちゃんとくれてやる」

ハンジ「はぁ、それは楽しみだね」フフッ



【さて、はじめようか】



リヴァイ「――――」ヌチュッ
ハンジ「んん……」


リヴァイ「……」
ハンジ「ん、くっ」


リヴァイ「……は……」クチュッ
ハンジ「はぁ、ん!」


リヴァイ「…………」ジッ
ハンジ「ん、ん、んん」


リヴァイ「は、」

ハンジ「は、はぁ、はぁ。な、長すぎ」

リヴァイ「そうか?」


ハンジ「そうかじゃねぇし」ハァハァ

リヴァイ「まぁ、そう焦るな」ツー…

ハンジ「――っ」ビクッ

リヴァイ「まだ首と肩を撫でただけだろう?」

ハンジ「――っ、そう、だけど」

リヴァイ「えらく反応がいいな。何を考えてやがる?」

ハンジ「そ、れは」

リヴァイ「夜這いに来たんだ、大体分かるがな」

ハンジ「なら聞くなよ、ばか」フイッ

リヴァイ「お前をより満足させてやるためだ……目を逸らすな」グイッ

ハンジ「――っ、それは、サービスがいいね」


リヴァイ「ああ。お前にだけな」グッ
ハンジ「ん――」


〆∫

レスありがとうございます
いやまぁ(テレッ)しかしそういう季節かと思ったけどまさかの雪があちらこちらで……4月なのに


∫にしてるけど予定です。いや、どう考えてもなだれ込むけど
一応木曜あたりにと思うけどちょいと気合いがいるので土日になるかもわからんね
ではまたーノシ


全裸でも全然ツラくないんで、土日までこのまま待ってます
濃いの一丁よろしく


【本日のメニューは】


リヴァイ「……」ツー…

ハンジ「――っ」ピクッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「……ね、リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「うん……」モジッ

リヴァイ「……何もねぇなら続けるぞ」サワッ

ハンジ「あ……」

リヴァイ「…………」ナデ…

ハンジ「ん……」ピクッ

ハンジ(さっきから……)


リヴァイ「……」スルッ

ハンジ(また……触ってほしい所を微妙に外してきやがるっ)

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「――っ」

ハンジ(しかも様子をずっと見ながら……どういうつもりだ)

リヴァイ「……なんだ? 言いたいことがあるなら言え」

ハンジ「え? えっと」

ハンジ(あー何て言えばいいんだよ。……ちゃんと触って、かな?)

リヴァイ「なぁ、ハンジよ。何をどうされたい?」

ハンジ「!」

ハンジ(分かった……コイツ)

リヴァイ「言え、ハンジ」

ハンジ(いろいろ言わせたいのか!)



【それならそれで】


リヴァイ「どうした」

ハンジ「その手には乗らないからね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「む」←手で自ら口を塞いだ

リヴァイ「……」

ハンジ(変なこと言わせようとしてるなんてお見通しだ)フフンッ

リヴァイ「なるほど。てめぇから抱かれに来たくせにその態度か」


ハンジ「それとこれとはまた別だろ」←手を離した

リヴァイ「てめぇから来たんだ。ねだってみせろ」

ハンジ「ぐ」

リヴァイ「してぇんだろ?」

ハンジ(コノヤロウ、楽しそうにしやがって)

リヴァイ「まぁ、言わねぇって言うんならそれでもいいがな」スルッ

ハンジ「あっ」

リヴァイ「どこまで耐えられるか試すだけだ。好きだろう? 実験」

ハンジ「!?」



【壊れかけた理性】


ハンジ「あ、ん……」ハァ

リヴァイ「……」サワッ

ハンジ(も、う、ツラい。早く……ちゃんと触ってほしい)ハァハァ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ(あぁ……その目……綺麗だな)スッ

リヴァイ「……」ピクッ

ハンジ「リヴァイ……」ナデ…

リヴァイ「……なんだ」


ハンジ「キス、して」

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「ん」

リヴァイ「これでいいか?」

ハンジ「ちがう。リヴァイ」ウルッ


リヴァイ「……分かった」スッ
ハンジ「ん……」ハァ


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん、ふ、」ヌチュッ


リヴァイ「…………」フッ



【嬉々】


リヴァイ「……なぁ、ハンジ。何をしてほしい?」

ハンジ「はぁ……触って、ほしい」

リヴァイ「どこを?」

ハンジ「……ここ」グイッ

リヴァイ「ここ、か」フニッ

ハンジ「んっ」ピクッ

リヴァイ「これでいいか?」フニフニ

ハンジ「あ、んん……ちゃんと、」

リヴァイ「ちゃんと?」

ハンジ「――っ」

リヴァイ(まだ理性が勝ってるか。言い淀んでやがるな)


ハンジ「……っ」

リヴァイ(こっちもツラい。早く堕ちちまえ、ハンジ)

ハンジ「………………さ、先も……っ」

リヴァイ「……ここか」クリッ

ハンジ「あ! はっ」ビクッ

リヴァイ「まだ、足りねぇが……まぁいい、褒美だ」スッ

ハンジ「リヴァ……あっ!」

リヴァイ「……」ヌロッ、チュッ

ハンジ「あ、あぁっ!!」ビクッ

リヴァイ「ちょっと吸われただけで良い反応だな」

ハンジ「だ、ってリヴァイ、がっ」

リヴァイ「……」カリッ

ハンジ「ひぁうっ!!」ビクンッ


リヴァイ「……俺が?」レロッ

ハンジ「ふ、くっ、リヴァイが、焦らす、からっ」

リヴァイ「お前が素直じゃねぇからだ」

ハンジ「だって……恥ずかしいじゃないか」

リヴァイ「今更」

ハンジ「こういうのはそんなにないよ」プイッ

リヴァイ「そっぽは向くな」グイッ

ハンジ「なんだよ」

リヴァイ「見てろ。逸らすなと言ったはずだ」

ハンジ「……横暴」

リヴァイ「諦めろ」クッ

ハンジ「ホントに、楽しそうにしやがって」



【焦らし】


ハンジ「ん、ぁ」

リヴァイ「……」レロッ、サワッ

ハンジ(くそっ、胸は触るようになったけどさっきから足を触るだけで……っ)

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ(くっ、あーくそっ! それも言えってか!)

リヴァイ「……」レロリッ

ハンジ「あっ、んっ」ビクッ

ハンジ(見せつけるように舐めやがったっ)

ハンジ(自分だって限界なのか擦り付けてくるくせに本当に言うまで進めないつもりなの?)ジッ


リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「――っ」

ハンジ(そのつもりだ)

ハンジ(マジでそのつもりだ、コイツ。私がねだるまで……)

リヴァイ「ハンジ……」ナデ…

ハンジ(くっ、やたら優しく頬を撫でてくるし声も……ううぅ)

リヴァイ「……」サワッ

ハンジ「あ」ピクッ

ハンジ(つけ根は触るくせにすぐソコを避けて……もうっ!!)

リヴァイ「ハンジ」


ハンジ(……ねだれって目でねだられてる。本当にどういう状況だよ……バカリヴァイ)

ハンジ「リヴァイ……ねぇ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ(分かってるくせに)

ハンジ「ココ…………っ」

ハンジ(――っあぁ、もうどうにでもなれ)

ハンジ「さ、わって…………?」

リヴァイ「……ほう?」クッ

ハンジ(本っ当に楽しそうだなっ!!)


レスありがとうございます
本当に、嬉しく思っておりやす


遅々として進まない。ねっとり進まない。続くんだよ
次も土日で……ごめんよ、いろいろあって繁忙期なんだ。ではまたーノシ

乙~
ねっとり最高


【煽る】


リヴァイ「ここか?」クチュッ

ハンジ「あっ!」ビクッ

リヴァイ「いい反応だ」クチッ

ハンジ「ん、ぁ」ピクンッ

ハンジ(ううぅあぁー! コイツ!! 触ってはいるけど本当に触る程度だ!!)

リヴァイ「どうした、ハンジ?」

ハンジ「ふ、んっ」ピクッ


ハンジ(コノヤロウっっ! それもか! それも言えってのか!!)

リヴァイ「……」キュッ

ハンジ「は! あっ!」ビクンッ!

リヴァイ「ココ、好きだな。まぁ、当たり前か」クチュッ

ハンジ「やっ、そんなに、ソコ、弄らないで」ピクピクッ

リヴァイ「なら、どうされたい?」

ハンジ「はぁ、はっ……」

ハンジ(ううぅぅぅ、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいっっ!!)

リヴァイ「…………」ジッ



【妥協しない】


ハンジ(今夜は全部言わされるのか? うぅ、嫌だなぁ)

ハンジ(……でも)チラッ

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ(言わなきゃ絶対先に進まないだろうなぁ……困った人だよ、全く)

ハンジ「……」スゥゥ、ハァァ

リヴァイ「……」

ハンジ「リ、リヴァイの」

リヴァイ「……ん?」

ハンジ「ゆ………………び」

リヴァイ「指がなんだ?」


ハンジ「――――を、」

リヴァイ「を?」

ハンジ「い、…………れて」ポソッ

リヴァイ「どこに?」

ハンジ「――っ!!」

ハンジ(それも? それも言わなきゃダメ?)チラッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ(マジか!? 言えってか!)

ハンジ(うわぁぁ! 嫌だぁぁ! それは恥ずかしすぎるぅぅ!!)

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ(うぅ、コイツ、明日覚えてろよ)



【我慢もそろそろ】


リヴァイ「どうした? どこに入れてほしいんだ?」

ハンジ(このエロオヤジがっ)

リヴァイ「反抗的な目付きだな。止めるか?」スッ

ハンジ「あ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ(コイツっ、コイツコイツコイツっ!!!)

ハンジ(あーー!! もうっ!! 分かった! 負けた! くそがっ!)


ハンジ「――っ、コ、コ……」スッ

リヴァイ「……」

ハンジ「ココ、に、リヴァイの指、を……」

リヴァイ「…………っ」

ハンジ「い、入れ、て?」

リヴァイ「――っ、分かった」グチュッ

ハンジ「!! あぁぁっ!!」ビクンッ!

リヴァイ「……まだイくなよ?」ハァ…



【さわらせて】


ハンジ「あ、あっ、あぁ、や、ぁ」ビクッ

リヴァイ「……っ」グチュッグチュッ

ハンジ「リ、ヴァ……」スッ

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「ツラい、でしょ?」サワッ

リヴァイ「――っ!」ビクッ

ハンジ「あ……すごっ」ナデ…


リヴァイ「やめ、ろ」ガシッ

ハンジ「なんで?」

リヴァイ「なんででもだ」

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「?」

ハンジ「私だけ気持ちいいなんて……リヴァイも……ね?」

リヴァイ「……」

ハンジ「ひとりでだなんて嫌だよ」

リヴァイ「…………ああ」



【ようやく】


ハンジ「あ、リヴァイ、おっきい」ナデ…

リヴァイ「――っ、いちいち言うな」

ハンジ「さっきまで逐一言わせてたくせに」キュッ、ヌチッ

リヴァイ「――クッ、うる、せぇ」ビクッ

ハンジ「ふふっ、リヴァイ、気持ちいい?」ヌチッヌチッ

リヴァイ「……っ、はぁ、調子に、乗るなよ?」グチュッ!

ハンジ「ひゃ! あぁっ!!」ビクンッ

リヴァイ「はぁ、なぁ、ハンジよ」グチュッグチュッ

ハンジ「ふ、あっ、あ」ビクッビクッ

リヴァイ「さっきまでお前が握ってたこいつをどうしてほしい?」ハァ、ハァ

ハンジ「ん、は、はぁ……」チラリッ

リヴァイ「…………」


ハンジ「はぁはぁ」ゴクッ

リヴァイ「ハンジ……」

ハンジ「……リヴァイの、その、固くて」

リヴァイ「……っ」

ハンジ「おっきいの…………」トロンッ

リヴァイ「…………」ゴクリッ

ハンジ「私、の」スッ

リヴァイ「……っ」

ハンジ「ココ、に……」クチッ

リヴァイ「――――」

ハンジ「い……れて」

リヴァイ「――っ!!」ズチュッ!

ハンジ「――っあぁっ!!」ビクンッ!!


レスありがとうございます


ふむ、ねちっこい
これナニしてるか擬音と会話でわかるだろうか……想像力を駆使してくれ
さて、もうちょい続く予定じゃよ、すまぬよ
次も土日やなーではまたーノシ

妄想は任せろ

最後の2話だけ∬じゃない


【囁き】


リヴァイ「ふっ、は、」ズチュッズチュッ

ハンジ「あ、あっ!」

リヴァイ「――っ」ギリッ

ハンジ「ん、あっ、激っ、しああっ!!」ビクッ

リヴァイ「はぁっ、ハンジっ」ズチュッズチュッ

ハンジ「あんっ、あ、リ、リヴァっ」

リヴァイ「ハンジ、よ」ハァハァ

ハンジ「ん、ぁ……?」

リヴァイ「――――」ボソッ

──どこに出されたい?──

ハンジ「!?」


リヴァイ「なぁ、ハン、ジよ?」ハッハッ

ハンジ「す、好きに、しなよっ」

リヴァイ「あぁ、そりゃナカでいいってことか?」

ハンジ「そ……」フイッ

リヴァイ「逸らすなと言ったろう?」グッ

ハンジ「――っ、いじわる」

リヴァイ「今日は特別だ」

ハンジ「一体、何があな――ああんっ!!」ビクンッ

リヴァイ「答え、ろ」ズチュッズチュッ!

ハンジ「はっ、あっあっ! ん、はっああっ!!」

リヴァイ「は、まともに口も聞けねぇか」ズチュッ



【拗ねた声】


ハンジ「あっ、あん、んあっ!」

リヴァイ「……」スッ、チュゥッ

ハンジ「――っ! あ、あと、つけた」

リヴァイ「ああ? 少しくらいいいだろ」

ハンジ「! ――ふっ」

リヴァイ「何笑ってやがる」


ハンジ「ううん、別に。ねぇ」スルッ、ギュッ

リヴァイ「ん?」

ハンジ「さっきの、こたえ」

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「――――」ヒソッ

──あなたの、ナカに、ちょうだい?──

リヴァイ「――――っ! あぁ……くれてやる」…ズチュッ!

ハンジ「は、あぁぁっ!!」ビクンッ



【果て】


リヴァイ「はっ、はっ、」ズチュッズチュッズチュッ!!

ハンジ「あ、あっ、リヴァ、もう……」ビクッビクッ

リヴァイ「あぁ、っ、俺、もだ」グチュッ!!

ハンジ「はぁっ! お、く、」ビクンッ

リヴァイ「――っ」グチュッグチュッ!!

ハンジ「はっ、んっ、ああっ」ビクッビクッ

リヴァイ「ハンジっ」グチュッ!!

ハンジ「リ、ヴァ、ああぁ、――っ!!」ビクンッ!!

リヴァイ「――っ!」ビクッ

ハンジ「――あ、あ……」

リヴァイ「――――っ」グリッ

ハンジ「ああっ!?」ビクンッ


リヴァイ「――っ、おい」

ハンジ「ん、ん?」ピクンッ

リヴァイ「どこまで搾り取るつもりだ」ハァ

ハンジ「!! リヴァイがっ! いつまでも入ってるからでしょっ、やんっ!」ビクッ

リヴァイ「――っ、馬鹿が。腹に力入れんじゃねぇ」

ハンジ「あ、あなたが、押し付けてるくせにっ」

リヴァイ「あぁ、まぁな」

ハンジ「分かってんじゃないか、もう」

リヴァイ「……ハンジ」クイッ

ハンジ「ん? ん……」


リヴァイ「――――」
ハンジ「…………ん」




【理由はなぁに?】


ハンジ「んーもう、何があなたをこうさせたのさ」ダラーン

リヴァイ「あ?」マッタリ

ハンジ「やたらねちっこいというか、いろいろ言わせてきたりさー」グッタリ

リヴァイ「……気持ち良くさせてやったんだろうが」

ハンジ「いや、うん、まぁ、それはそうなんだけど、いつもは言わせて悦んだりしないじゃないか。
なんのスイッチが入ったのかなって」

リヴァイ「…………お前が」

ハンジ「うん?」

リヴァイ「自らねだることはそうないからな」

ハンジ「ん?」


リヴァイ「…………」

ハンジ「んーー……あ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「これサービスのつもりか」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「あ、違うな。いや、違わないか? 滾ったってやつ?」

リヴァイ「………………まぁ、そうなるか」

ハンジ「私にねだられて嬉しかったのかい?」ニヤニヤ

リヴァイ「…………チッ、その巫山戯たツラをやめろ」

ハンジ「そういうことなら許してやろう」ニヤニヤ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「いやいや、こっちの話」クスクス



【後始末】


リヴァイ「もうだいぶ落ち着いたな? 風呂に行くぞ」ムクッ

ハンジ「えぇぇーマジで? もう疲れたよー寝たいよー」

リヴァイ「汗だくで気持ち悪ぃだろうが」

ハンジ「私はいい。リヴァイだけ行っておいでよ」

リヴァイ「そういうわけにいくか」ヒョイッ

ハンジ「おわっ!? あはははは! 運んでくれるんだ?」


リヴァイ「ああ。ついでに洗ってやる」スタスタ

ハンジ「変なことは無しでお願いね」スルッ、ギュッ

リヴァイ「………………」

ハンジ「いや、いやいや、ホント悪いけどこれ以上はキッツイよ?」

リヴァイ「……」ジットリ

ハンジ「ほら、やたら責めてきたもんだからあちこち変な力入って痛いんだよ」

リヴァイ「……………………善処はしよう」

ハンジ「あ、これはダメなやつですね」


レスありがとうございます
任せた!!


次は木曜いけそう。連休万歳
PVイェーガーッッ!!(意味不)
ケニー最高リヴァイ最高ハンジもうちょっと見たかった
王政編はもうな、絡みが多いからな、今からわくわくだ。ではまたーノシ


【地雷】


リヴァイ「……」ワシャワシャ

ハンジ「んー、軽く流すだけかと思ったんだけど」

リヴァイ「足りてねぇ」ワシャワシャ

ハンジ「えっ? 何が? 髪の洗いが?」

リヴァイ「ああ」ワシャワシャ

ハンジ「リヴァイはカラスの行水なのにしっかり洗えてるよねぇ」

リヴァイ「髪の量が違う」

ハンジ「あぁ、身体の面せ」

リヴァイ「…………」ガッシガッシ!

ハンジ「イッテテテテ!!! おいこら! やめろ! 力加減!!
剥げるから! 禿げるじゃなくて頭皮が剥げるから!!!」

リヴァイ「……」フンッ



【同情】


リヴァイ「しかし……」ワシャワシャ

ハンジ「んー? 何?」

リヴァイ「結構抜けるな」

ハンジ「下ネタ?」

リヴァイ「馬鹿か。髪だ」

ハンジ「あぁ。そこそこ長いから多く見えるだけじゃない?」

リヴァイ「それにしてもな」

ハンジ「抜ける本数は人によって違うらしいけど一日に少なくて数本、多くて250本くらい抜けるらしいよ」

リヴァイ「差が激しいな」ザバー


ハンジ「ぷはっ。まぁね」

リヴァイ「禿げねぇのか」

ハンジ「生えてくるからね」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「まぁ、でも加齢だったりストレスで禿げちゃうこともあるからねぇ」

リヴァイ「…………」

ハンジ「どうしたの?」

リヴァイ「……キースはそれで…………」

ハンジ「完全に否定はできないけどあの人退団するときまだ髪あったからね?」



【大事】


リヴァイ「仕舞いだ。湯船に浸かれ」ペシッ

ハンジ「あてっ。洗ったんならもう出ようよ。眠い」

リヴァイ「ちゃんと温まって出ろ」

ハンジ「いつもカラスの行水の人に言われたくないんだけど」

リヴァイ「……うるせぇな。いいから入れ」

ハンジ「はいはい。リヴァイが一緒に入るなら入るよ」

リヴァイ「ああ」


ハンジ「リヴァイが背もたれになるって最高だね」チャプンッ

リヴァイ「そうか。お前の身体が温まってるのは悪くない」

ハンジ「……私の身体が冷えてるのあんまり好まないよね」

リヴァイ「女が身体を冷やすのは良くねぇ」

ハンジ「うーん、まぁねぇ」

リヴァイ「違ってたか?」

ハンジ「違わないよ。というか人間は身体冷やさない方がいいんだけどね」

リヴァイ「ならいい。温まっておけ」

ハンジ「ふふっ、ありがとう。リヴァイもね」

リヴァイ「ああ」



【ここは湯船の中】


ハンジ「……」チャプンッ

ハンジ(女が身体を冷やさない方がいいと言われる理由に身籠るためというのもある)

ハンジ(内臓は冷えに弱いから。勿論ココも)ナデ… ←お腹を

リヴァイ「……」

ハンジ(まぁ女は筋肉が付きにくいから身体が冷えやすいってのもあるんだけど)

ハンジ(リヴァイは心配性だな)フフッ

リヴァイ「何笑ってやがる」


ハンジ「温かいなーって思ってさ」

リヴァイ「……そりゃそうだろ。ゆっくり浸かれ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「……ココも、冷やさねぇようにな」ナデ… ←腹を

ハンジ「!」

リヴァイ「良くねぇんだろ? 冷やすのは」ナデ…

ハンジ「……うん。ツラくなるときもあるからね」

リヴァイ「しっかり温めておけ」

ハンジ「うん、ありがとう」



【ただの誘惑】


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「やっぱいい筋肉してるよねぇ」サワサワ

リヴァイ「いきなりなんだ」

ハンジ「男ってずるいなぁ」サワサワ

リヴァイ「何がだ」

ハンジ「女は身体を冷やすなってのはさ筋肉が付きにくいってのもあるんだよ」サワサワ

リヴァイ「……ほう」

ハンジ「男は筋肉付きやすいからね。だからずるいなぁって話」サワサワ


リヴァイ「どうしようもねぇ話だな。もっと鍛えろとか尚の事冷やすなとしか言えん」

ハンジ「確かに。羨んでも仕方のないことだね」サワサワ

リヴァイ「いつまで触ってやがる」

ハンジ「いいなぁ」サワサワ

リヴァイ「羨んでも仕方ないと言ったそばからか」

ハンジ「いいものはいい。仕方ない」サワサワ

リヴァイ「……勘弁してやろうと思っていたが気が変わった」ムニッ

ハンジ「ひゃうっ!」ビクッ

リヴァイ「てめぇから誘ったんだ。覚悟しとけ」ムニムニッ

ハンジ「あ、ちょっ、ちがっ、や、あんっ」ビクンッ


間に合わなかった……

次は日曜に。ではまたーノシ

おつー

おつありがとうございます

ダメだ。休みボケだ。明日あたり来ます……

ボケられる位休めたなら良かった
ちゃんと休むのも大事


【安心で落ち着く】


――風呂上がり――


ハンジ「あーもう、キツいって言ったのにぃ」グッタリ

リヴァイ「お前が悪い」

ハンジ「んーいや、まぁ触りまくったのは悪かったけど」トロン

リヴァイ「眠ぃんだろ。もう寝ろ」ナデナデ

ハンジ「うん……リヴァイも」

リヴァイ「ああ」


ハンジ「うーん」ゴソゴソ

リヴァイ「……」

ハンジ「うん」ギュッ

リヴァイ「落ち着いたか」

ハンジ「うん……おやすみ…………リヴァイ」

リヴァイ「ああ……おやすみ」

ハンジ「」スヤスヤ

リヴァイ「……」ナデナデ…



【なんとなくの感想】


エルヴィン「~~~~」

ミケ「スンッ」

リヴァイ「……」


ハンジ「…………」

ナナバ「どうしたのさ。旦那見つめて」


ハンジ「旦那じゃねぇし。三人見てるし」

ナナバ「で、どうかしたの?」

ハンジ「いやね、エルヴィンとミケと一緒にいるリヴァイ、三人が一緒にいるとさー」

ナナバ「ん?」

ハンジ「リヴァイが埋もれる」

ナナバ「あんた……仮にも自分の旦那に」

ハンジ「旦那じゃないから仮ですらないから」



【無意識】


――立体機動演習――


リヴァイ「……」パシュッ!


ハンジ「うーん、さすがリヴァイだねぇ」

モブリット「ええ、あの速さを出せる人はいませんね」

ハンジ「いっぺんに2体も3体も削げるのはリヴァイくらいだからねぇ」

モブリット「あぁ、あれは凄いですよね。目の当たりにしたときは何が起きたか一瞬分かりませんでした」


ハンジ「だよねぇ」ウンウン

モブリット「…………」

ハンジ「ん?」

モブリット「いえ、そろそろ私たちも準備しないといけませんね」

ハンジ「そうだね! リヴァイに負けてられないね!」フンスッ!

モブリット「ええ」

モブリット(…………あれって惚気(のろけ)られたんだろうか……?)



【巨人がやったら、と同じ】


ハンジ「ナナバ」

ナナバ「なんだい?」

ハンジ「えらいことに気づいた」

ナナバ「えらいこと?」

ハンジ「リヴァイがたまにかわいい」

ナナバ「……とうとうイカれたかい? いや、もともとイカれてたからな……」

ハンジ「失礼な。正常だよ。いやね、この前準備体操をしてたんだけど」

ナナバ「まぁ、聞こうか」


ハンジ「飛んで、手足を開いて、飛んでって部分あるじゃない?」

ナナバ「うん、あるね」

ハンジ「その次の体操に移るタイミングをちょっと逃したみたいで足を開いた状態からピョンって直立に戻ったんだよ」

ナナバ「ふーん?」

ハンジ「かわいくない?」

ナナバ「えぇぇ? ごめん、よく分からない」

ハンジ「えぇぇえぇ? 分からないかなー? ピョンって飛んだのかわいかったんだけどなぁ」

ナナバ「うーん……ペトラとかニファとかがやってたらそりゃ可愛いけどもさー」

ハンジ「リヴァイがやるから意外で可愛いんじゃないか」

ナナバ「あ、これあれか。惚気か」



【ズバリこの人だろう?】


リヴァイ「お前、あちこちで妙なことを言っているらしいな」

ハンジ「妙なこと? どれのこと? あれのこと? それのこと? これのこと? なんのこと?」

リヴァイ「心当たりがありすぎるのか」

ハンジ「いろいろやってるからね」

リヴァイ「威張ることじゃねぇ」

ハンジ「で? 結局どういうことなの?」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「眉間のシワで語られても分からないよ」

リヴァイ「お前ならイケるかと思ったが」

ハンジ「さすがにちょっと」

リヴァイ「冗談だ」ハァー


ハンジ「本当に何なのさ」

リヴァイ「……何か、誉めていた? らしいが」

ハンジ「? 誰を?」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「あなたを?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「…………」ウーン

リヴァイ「……」

ハンジ「誉めた、というとモブリットから聞いたのかな?」

リヴァイ「モブリットにも何か言いやがったのか」

ハンジ「あれ?」


レスありがとうございます
あれなー、見てくれてる人が優しすぎて癒されるわー


次は日曜になりますな……ではまたーノシ


GW明けに元気もらったわ


ラジオ体操やってるのか調査兵団ww


【言いづらいが】


ハンジ「モブリットじゃないのなら何なんだい?」

リヴァイ「ナナバやミケだ」

ハンジ「ナナバ……ミケ……あ、エルヴィンもじゃない?」

リヴァイ「……あいつからはまだ聞いてない」

ハンジ「そうなんだ? 準備体操の話でしょ?」

リヴァイ「詳しくは聞いていない。ただ…………」

ハンジ「何?」

リヴァイ「………………惚気ていた、と」

ハンジ「――――」

ハンジ「…………」

ハンジ「……は?」



【気になってた】


ハンジ「いやいやいやいや、惚気た覚えはないんだけど!?」

リヴァイ「だが、そう言っていた」

ハンジ「か、からかわれたんじゃないの?」

リヴァイ「それも考えたが……見た限りそうでは無いようだった」

ハンジ「え、えぇー?」

リヴァイ「お前、何を話したんだ?」


ハンジ「いや、大した話じゃないよ? 体操中のあなたのある仕草が可愛かったって話だし」

リヴァイ「……………………」

ハンジ「えっと、リヴァイ?」

リヴァイ「それでか」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「お前が体操中にやたら見てやがったのは」

ハンジ「今そっち?」



【だからそう言ったじゃん】


リヴァイ「ジロジロ見てやがるからタイミングがずれた」

ハンジ「あ、あれ私の所為か」

リヴァイ「何をそんなに見ていやがったんだ」

ハンジ「リヴァイは準備も切れっ切れなのかなぁって思ってさ」

リヴァイ「……馬鹿か」

ハンジ「まぁ、前にいたからなんとなくなんだけど」

リヴァイ「まぁいい。何を見て……そう思った」

ハンジ「そのタイミングずれたやつ」

リヴァイ「…………お前の所為じゃねぇか」



【あの時】


リヴァイ「で、お前、モブリットには何を言ったんだ?」

ハンジ「え? 立体機動が相変わらずすげぇって話だよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「いやぁ、リヴァイの飛ぶ姿は本当に見ていて気持ちがいいからねぇ」シミジミ

リヴァイ「……」

ハンジ「本当に自分の思うままに、好きな速さでって感じでさ!
いっぺんに2体も3体も削いだりするだろ? 本当に凄いよ!」


リヴァイ「…………」

ハンジ「? どうかした?」

リヴァイ「いや……初めて会った時を思い出した」

ハンジ「初めて……あなたがみんなの前で不遜な挨拶かました時?」

リヴァイ「違ぇ。秘訣か何かを教えろと壁外で迫ってきた時だ」

ハンジ「あぁ」ポンッ



【見つめる目】


ハンジ「あの時リヴァイ、刃物握りしめてたよね」

リヴァイ「!」

ハンジ「ふっふっふー、気づいてないと思ってた? 殺気も漏れてたよー?」

リヴァイ「………………」

ハンジ「……そんな顔しないでくれよ。昔のことだろ? あの時は仕方ないことだった。そうだろ?」

リヴァイ「……」

ハンジ「まだ周りを警戒してたからね。そこへ軽々しく近づいて来られたらそうなるだろ。気にしてないよ」


リヴァイ「…………悪い」

ハンジ「だから、気にするなっての。もう、この話は止めよう」

リヴァイ「……あの時」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「下手な真似をしなくて良かった」スッ…

ハンジ「……リヴァイ?」

リヴァイ「…………本当に」ナデ…

ハンジ「――――っ///」


レスありがとうございます
こちらこそやで
準備運動大事、うん


遅れてしまった……
最後の話、なんか書いたような気がすると書いた後で思った
ネタかぶりしてたら、なに同じ話をさも今初めてしましたみたいに話してんだこいつらと思ってもらえればww
次も日曜に。結局週一になってんな
ではまたーノシ

季節が何度も巡っているパラレル時空なのでへーきへーき


【それなりに事実だぞ】


ハンジ「あなたのそういうところ、ちょっとズルい」

リヴァイ「何がだ」

ハンジ「急に素直? なところ」

リヴァイ「馬鹿言え、俺は元々素直だ」

ハンジ「嘘吐け」

リヴァイ「口が悪いだけだ」

ハンジ「言い張るか、コノヤロウ」

リヴァイ「事実だからな」

ハンジ「んーまぁそういうことにしておくよ」

リヴァイ「……事実なんだがな」



【似つかわしくない表現】


リヴァイ「そういやその体操の時のやつ、なんでまたいろんな奴等に話してたんだ?」

ハンジ「だって理解してくれなかったんだよ!」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ピョンッて飛んだのかわいかったのにさー」

リヴァイ「……」シワッ

ハンジ「やっと理解してくれたのがエルヴィンだったんだよ」ハァー

リヴァイ「…………」シワー

リヴァイ(あの野郎、てきとうに話し合わせやがったな? いや、助かったが)

ハンジ「ミケとか正気か?って熱計ってくる勢いだったし」

リヴァイ「……そりゃそうだろうな」

ハンジ「あれ!? まさかの本人からも理解されてない!?」

リヴァイ「してたまるか」



【壊れてる神経】


リヴァイ「かわいいわけねぇだろうが」

ハンジ「えぇー? あなたかわいかったよ?」

リヴァイ「……ハンジよ」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「かわいいと言われて喜ぶ男はいない」

ハンジ「たまにはいるよ」

リヴァイ「……俺は違う」

ハンジ「むー」

リヴァイ「とにかく、その話はもうするなよ? お前の神経が疑われる」

ハンジ「どういうことだよ」

リヴァイ「そのままの意味だ。まぁ元々疑われちゃいるだろうが今以上に疑われるのは面倒だろう」

ハンジ「ほんっと、どういうことだよ!!」



【惚れた欲目】


ハンジ「リヴァイを誉めた? だけなのになぁ」ρイジイジ

リヴァイ「疑問符がついてんじゃねぇか」

ハンジ「リヴァイがかわいかっただけなのに……」ρイジイジ

リヴァイ「だからかわいくあってたまるか」

ハンジ「私はそう思ったんだよ」ρイジイジ

リヴァイ「…………」

ハンジ「思っただけなんだけどなぁ」ρイジイジ

リヴァイ「…………」ハァー

ハンジ「誰も……エルヴィンしか分かってくれない」ρイジイジ


リヴァイ「……分かった。悪かった。イジイジするのをやめろ」

ハンジ「だってさー」ρイジイジ

リヴァイ「思うのはいい。周りに同意を求めるな。理解されん」

ハンジ「なんでさー」ρイジイジ

リヴァイ「……それは…………なんででもだ」

ハンジ「なんだよそれー。まぁいいや、エルヴィンは理解してくれるからエルヴィンに報告することにする」ρイジイジ

リヴァイ「……やめろ。そしていい加減俺の頭のてっぺんをイジイジするのもやめろ」

ハンジ「ここ下痢のツボとか言うよね」ρグリグリ

リヴァイ「クソメガネがっ」ペシッ



【かわいいやつら】


リヴァイ「エルヴィン」

エルヴィン「やぁ、どうした?」

リヴァイ「お前ハンジの話にてきとうに合わせやがったな?」

エルヴィン「なんの話のことかな?」

リヴァイ「体操のやつだ」

エルヴィン「あぁ、あれか」

リヴァイ「お前が同調してくれたお陰であれ以上広まらなかった。助かった」

エルヴィン「なんだ、礼だったのか。文句でも言われるのかと思ったよ」

リヴァイ「話がお前で止まった。それに…………」


エルヴィン「ん?」

リヴァイ「アイツも理解してもらえて、落ち着いたみたいだからな」

エルヴィン「……」

エルヴィン(理解されてハンジが嬉しそうだったから、が本心だろうか?)フム

リヴァイ「巨人に対するそれと似たようなもんだろうし、理解されねぇものだろうに」

エルヴィン「巨人のそれとは違うだろうよ」

リヴァイ「あ?」

エルヴィン「それを話しているときの彼女の様子は違っていたからな」

リヴァイ「……」


エルヴィン「微笑ましかったよ。それこそかわいらしかった」クスッ

リヴァイ「あ?」

エルヴィン「惚れた相手の自慢話をするハンジはな」クスクス

リヴァイ「…………」

エルヴィン「相手をかわいく思うのは言うなれば惚れた欲目だろう。ハンジにしか分からないことだろうが」クスクス

リヴァイ「…………」シワー

エルヴィン「その様子だとお前もそう思っていたみたいだな?」クックックッ

リヴァイ「……クソマユゲ」チッ

エルヴィン「……その呼び方はやめてほしいんだがな」


レスありがとうございます
せやね、サザ○さん時空だもんな!


次も日曜で……ではまたーノシ


【なるほど少しはわかる】


エルヴィン「そういえば、リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

エルヴィン「お前は惚気ないのか?」

リヴァイ「ああ?」

エルヴィン「そう威嚇するな。たまにはハンジを自慢したいんじゃないかとおもってな」

リヴァイ「威嚇してねぇ。…………自慢……? アイツをか?」

エルヴィン「ああ。類い稀なる頭脳の持ち主の彼女を」

リヴァイ「類い稀なる奇行種の間違いだろ」


エルヴィン「そんな彼女をかわいく思っているだろうに」

リヴァイ「……誰がだ」シワッ

エルヴィン「リヴァイが、だ」

リヴァイ「…………思ってねぇ」フイッ

エルヴィン「ほう?」

リヴァイ「なんだ」

エルヴィン「いや?」

リヴァイ「そのふざけたニヤけヅラを止めやがれ」

エルヴィン「いや、かわいいもんだと思ってな」クスクス

リヴァイ「ああ?」ゾワッ



【全て】


エルヴィン「たまには惚気ていいんだぞ?」

リヴァイ「しつけぇな。何なんだてめぇは」

エルヴィン「いやいや、惚気るリヴァイというのもまた見物……いや、見てみたいなと」

リヴァイ「あまり変わらねぇ言い草だろうが」

エルヴィン「……本当は色々言いたくて堪らないんじゃないか?」

リヴァイ「ねぇな」

エルヴィン「そうか?」


リヴァイ「俺の女の俺しか知らねぇところをわざわざ他人に教えてやるほどお人好しじゃねぇ」

エルヴィン「…………なるほど」

リヴァイ「俺だけのものだからな…………」ボソッ

エルヴィン「ん?」

リヴァイ「もう行く。邪魔したな」

エルヴィン「ああ」

ガチャッ、バタンッ

エルヴィン「…………」

エルヴィン「……これはまた最大級の惚気だな」クッ



【そうかそれは惚気か】


ハンジ「リヴァーーイ!!!」バターンッ!!!

リヴァイ「なんだ、うるせぇな。埃が舞うだろうがクソメガネ」シワー

ハンジ「あ、あ、」パクパク

リヴァイ「死にかけの魚みてぇに口パクパクさせやがってどうした」

ハンジ「あなた、エルヴィンに惚気――」

リヴァイ「てめぇは少し学習しろ。そりゃエルヴィンのからかいだろうが」

ハンジ「は!? そ、そっか、からかい……」


リヴァイ「ったく」

ハンジ「そっか…………リヴァイは惚気てないのか」

リヴァイ「?」

ハンジ「い、いやぁ、エルヴィンから
『自分以外の者に君の可愛いところを知られたくないそうだ』
なんて言われてさー。そうだよねぇ、あなたがそんなこと言うわけないもんねぇ」アハハー

リヴァイ「…………」

ハンジ「あれ? いきなりうつむいて頭抱えてどうしたの?」



【嘘頭痛】


ハンジ「ねぇ、本当にどうしたんだい?」

リヴァイ「なんでもねぇ、頭痛がしただけだ」チッ

ハンジ「頭痛? どんな風に痛むんだい? キリキリ? ぎゅっと絞られるような感じ?」

リヴァイ「…………もう治った。問題ねぇ」

ハンジ「いやいや、頭だろ? 大事になったらどうするのさ」

リヴァイ「ならねぇ類いの頭痛だ」

ハンジ「? どういうことだよ」

リヴァイ「うるせぇ、納得しとけ」

ハンジ「まぁ、平気ならいいけども」



【ひとりじめ】


ハンジ「用はこれだけだし、もう戻るよ」

リヴァイ「…………ハンジ」

ハンジ「? なんだい?」

リヴァイ「ソファに座れ」

ハンジ「うん?」ポスッ

リヴァイ「……」ゴロンッ ←膝に

ハンジ「??」

リヴァイ「少しくらいいいんだろ?」

ハンジ「え? うん。休憩かい?」ナデ…


リヴァイ「ああ」

ハンジ「本当に大丈夫なのかい? 頭、もう痛くない?」ナデナデ

リヴァイ「ああ。それは関係ねぇ」スッ

ハンジ「ならいいけど……ふふっ」

リヴァイ「なんだ」ナデ…

ハンジ「頬撫でられてるのがくすぐったくて」クスクス

リヴァイ「そうか」ナデナデ

ハンジ「うん」ナデナデ

リヴァイ「ハンジ」グイッ


ハンジ「あ…………ん」
リヴァイ「――――」



ハンジ「ん…………っ!」
リヴァイ「――――」ヌルッ


ハンジ「ん…………」
リヴァイ「…………は」


ハンジ「っ……その体勢で苦しくないの?」ハァ

リヴァイ「別に」ナデ…

ハンジ「そ、そう」

リヴァイ「…………教えるわけねぇよな」ナデナデ

ハンジ「はい?」

リヴァイ「こっちの話だ」


次も日曜……うん、ではまたーノシ

乙~。
月曜の荒んだ心がこのスレで癒されてるぜ


【世話焼き】


リヴァイ「! おい、メガネ」

ハンジ「ん? なんだい? リヴァイ」

ガシッ

リヴァイ「てめぇ、また風呂サボりやがったな」ギリギリ

ハンジ「あだだだだ!! 頭蓋骨が砕けるっっ!!」

リヴァイ「砕けるか。さっさと入れオオグソメガネが」


ハンジ「オオは付けないでくれよ! なんかすげぇ嫌だ!!」

リヴァイ「なら入れ」

ハンジ「分かったよ、もう」シブシブ

リヴァイ「不貞腐れることじゃねぇだろうが。あぁ、ちゃんとしっかり頭洗えよ」

ハンジ「はいはい」

リヴァイ「それと風呂から出て薄着するんじゃねぇぞ? 髪も濡れっぱなしにしやがったら削ぐぞ」

ハンジ「分ーかったよ!! あなたは私のお母さんかっ!?」

モブリット「お母さんは削がないと思います…………」



【納得していいものやら】


――数日後――


ハンジ「正直リヴァイが過保護だと思うんだがどう思うかね?」

モブリット「過保護、ではありませんね。貴方に関しては」

ハンジ「どういう意味だ」

モブリット「そのままの意味ですよ。
ならざるを得ないというか、普通の事をしてくださらないので口に出すしかないですし」

ハンジ「失礼な! まるで普通の事が何一つできないみたいな言い種だな!」

モブリット「まずお風呂に入らないですよね」

ハンジ「……何日か抜かしたっていいだろうよ」

モブリット「5日は異常かと。あと食事を忘れることもありますね」


ハンジ「お、お腹空かなかったからね。空いたら食べてるし」

モブリット「具合が悪いとき以外はできるだけ一食も抜かさないでください。できますよね?」

ハンジ「…………はい」

モブリット「睡眠も取らないことがしばしばありますね」

ハンジ「研究が捗ったり、構想が捗ったり、滾ったり…………」

モブリット「寝てください」

ハンジ「…………」

ニファ「……人としてやらなきゃいけない行為ばかりなのですが……」

ケイジ「いやまぁ、そうだが」

アーベル「ほら、ハンジさんだから」

ニファ「……ハンジさんだから…………」



【うん、知ってる】


ハンジ「……」ブー

モブリット「リヴァイ兵長が過保護に見える理由が分かりましたね?」

ハンジ「う……そういうけどアイツも大概じゃないか!!」

モブリット「……うーん、お風呂以外はそうなんですが……
いや、食事はそれなりに摂っているようですから心配なのは睡眠だけですね」

ハンジ「む」

モブリット「それにリヴァイ兵長はご自身でしっかり管理しているように見えますから
口に出して注意、ということはないですね」


ハンジ「“見える”ってのがマズいんだけどね……」

モブリット「……お分かりだとは思いますが地下では寝首をかかれないために浅い眠りである必要があったのでしょう」

ハンジ「!」

モブリット「長い間に培ったものです。それを容易く覆すことは難しい。
それに恐らく、短時間で最低限の回復ができるのでしょう。そうとしか思えない」

ハンジ「……」

モブリット「それでも、限界もあるでしょうからたまにはお二人でゆっくり休まれてくださいね?」

ハンジ「……」ピクリッ

モブリット「ハンジさんと一緒におられるときの兵長はとても安らいでいるように見えますから……」

ハンジ「…………」



【なんて恐ろしいことを】


モブリット「あ、そうだ。兵長といえば、このところかなりお忙しかったらしく疲れているようでした。
今日はここまでにしませんか?」

ハンジ「…………」シワッ

モブリット「? どうされました?」

ハンジ「いや……よく観察してるなってさ。私でも今のリヴァイの体調なんて分からなかったよ」

モブリット「最近あなたも忙しくてお互いまともに会っていないじゃないですか。
私は書類の受け渡しやらでちょくちょく会ってますから」

ハンジ「にしてもよく周りを見てるよね、モブリットって」

モブリット「…………あなたの所為じゃないですか」ドンヨリ

ハンジ「何その絶望したような表情」

モブリット「あなたの天然教育の賜物ですよ」フッ

ハンジ「なんだよ、それ」


モブリット「周りに目もくれず巨人に向かうあなた。
実験中に巨人に突っ込んで行くあなた。
集中するとお風呂、食事、睡眠を放り投げ、書類の山が崩れるのも厭わないあなた。
用意した食事にも目に入れず勢いで徹夜してしまうあなた」ウツロ

ハンジ「――っ」

モブリット「そりゃあ、周りをよく見るようになるってもんですよ」フフフ

ハンジ「モ、モブリット……」

モブリット「先回りして書類を押さえたり、集中してタイミングを見計らい、巨人から引き剥がしたり……」フフフフフフ

ハンジ「あ、あの、その、」

モブリット「本当にあなたは目が離せませんから……」

ハンジ「……なんか口説き文句みたいだね」

モブリット「やめてください。削がれますよ? 私が」



【前代未聞】


――はたまた数日後――


リヴァイ「…………」ハァー

ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「ハンジ」ガシッ

ハンジ「! ……リヴァイ」

リヴァイ「もうやめておけ」

ハンジ「あー…………」

『ハンジ分隊長』


ハンジ「!」

モブリット『リヴァイ兵長が過保護に見えるのはそれだけ心配して口を出している、ということです』

モブリット『たまにはすんなり言うことを聞かれても良いのではありませんか?』

ハンジ「……」

リヴァイ「? ハンジ?」

ハンジ「分かったよ。もうやめる。お風呂入って休むよ」

リヴァイ「!?」

ハンジ「……なんだよ、そんなに驚くことないだろ」

リヴァイ「熱でもあるんじゃねぇのか?」ピタッ ←額に手

ハンジ「…………そこまで珍しいか」


レスありがとうございます
癒されてくれているなら何より……ありがたやー


次も日曜で。ではまたーノシ


【出待ちしてました】


リヴァイ「……出たか」

ハンジ「見張ってなくても今日はちゃんとするよ」ホカホカ ←風呂上がり

リヴァイ「いや、見張っているわけではないが」

ハンジ「……待ってたの?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………ふふっ」

リヴァイ「なんだ」チッ

ハンジ「ううん、嬉しいなぁって。それだけ」ギュッ

リヴァイ「……」ナデ…


ハンジ「たまには言うこと聞くのもいいね」スリッ

リヴァイ「たまに、な」

ハンジ「う」

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「ハイ、ナンデショウ」

リヴァイ「髪、濡れすぎだ。ちゃんと乾かせ」バサッ、ワシャワシャ

ハンジ「わっぷ!!」

リヴァイ「風邪ひくぞ」ゴシゴシ

ハンジ「あはっ、はははっ、うん、ごめん」

リヴァイ「…………」ゴシゴシ



【一緒がいい】


リヴァイ「もう寝ろよ」

ハンジ「寝るってば」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「すげぇ疑われてるな」

リヴァイ「ことこれに関してはな」

ハンジ「ぬぅ。…………ねぇリヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「帰るの?」

リヴァイ「……」


ハンジ「…………ね、」ソッ…

リヴァイ「……疲れてるんじゃねぇのか?」スッ

ハンジ「普通の疲れかな?」ギュッ

リヴァイ「ツラくならねぇか?」ソッ

ハンジ「そりゃあなた次第だね」フフッ

リヴァイ「こっち任せか、クソメガネ」ギュッ

ハンジ「私の力じゃ止められないし」

リヴァイ「…………できるだけ自重する」

ハンジ「うん、お願い……」ギュッ



【寝ぐずり】


――朝――

ハンジ「ん……」

リヴァイ「起きたか」

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「まだ早い。寝てていいぞ」ナデ…

ハンジ「ん……起きる」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「ん」スッ ←両手を伸ばした

リヴァイ「?」

ハンジ「起こして」

リヴァイ「……なんだそりゃ」

ハンジ「起こして」


リヴァイ「……おらよ」グイッ

ハンジ「ん」ポフッ、ギュッ

リヴァイ「おい」

ハンジ「んー」ギューグリグリ

リヴァイ「何やってる」ポンポンッ

ハンジ「んー↓」

リヴァイ「寝惚けてんのか」ナデナデ

ハンジ「んー……」スヤァ

リヴァイ「おい、起きるんじゃねぇのか?」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「…………」フゥー

リヴァイ「……動けねぇじゃねぇか」ナデ…

ハンジ「スースー」



【滅多にではなくありえないレベル】


ハンジ「おはよー」

モブリット「おはようございます。ちゃんとリヴァイ兵長の言うこと聞かれたようですね」

ハンジ「まぁ、たまにはね」

モブリット「……いつも聞いてくださいよ」

ハンジ「そういや素直に言うこと聞いたら病を疑われたんだけど」

モブリット「……まぁ、仕方ないと言うか…………」

ハンジ「なんだよ鬼の霍乱レベルかよ」

モブリット「石に花咲くレベルじゃないですか?」

ハンジ「そこまでかよ」



【気分が変わる時】


ザー……

リヴァイ「……雨か」

リヴァイ(雨の日は埃が舞いにくく掃除しやすいが……気分はよくねぇな)

ハンジ「リヴァーイ!!」バターンッ!!

リヴァイ「うるせぇ、なんだ」

ハンジ「うるせぇと言いつつ聞いてくれる姿勢を取ってくれるところが素敵だと思うよ」

リヴァイ「いきなりおだてからか。何を聞かせる気だ」

ハンジ「きょ」

リヴァイ「帰れ」


ハンジ「早ぇし!!」

リヴァイ「このジメジメした日にてめぇの巨人話なんざ聞けるか」

ハンジ「きょ、にゅうの話かもしれないだろ!?」

リヴァイ「ほぅ?」ジッ

ハンジ「……視線がおかしくないかい?」

リヴァイ「お前の言う話題ならおかしくねぇだろ」

ハンジ「くそっ!! 失敗した!!」

リヴァイ「……いつでもうるせぇ奴だな」


乙ありがとうございます


次も日曜で。ではまたーノシ


きょにゅうの話をしよう


【早朝から聞きたくない】


――旧調査兵団本部――


ハンジ「おっはよー! 皆さん!」バターンッ!!

リヴァイ「うるせぇのが来たな」ズズズズ

ハンジ「いきなりご挨拶だねぇ」ガタンッ

ペトラ「随分とお早いですね、ハンジ分隊長」コトッ

ハンジ「あ、ありがとう……ってこれ君の分の紅茶じゃないのかい?」


ペトラ「おかわりの準備もしてましたから大丈夫ですよ」

ハンジ「そうかい? なら遠慮なく」ズズゥ

リヴァイ「……で? 何しに来た」

ハンジ「何しにってエレンに会いに来たんじゃないか」カチャッ

リヴァイ「実験の日じゃなかったはずだが?」

ハンジ「普段の様子も見ておきたくてね。あとこの間巨人の話が途中だったし」

リヴァイ「……やめてやれ」



【あと少しの安眠】


ハンジ「ところでさ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「エレンはどこだい?」キョロキョロ

エルド「そういえば……そろそろ来てもいい頃ですが」

グンタ「ここまで遅いのは珍しいな」

オルオ「ちっ、仕方ねぇな。俺が」

ハンジ「じゃあ、私がちょっと行ってくるよ! 丁度用事もあるわけだし」ガタンッ、スタスタ

リヴァイ「おい待て。てめぇが行ったら最悪の目覚めだろうが」ガタンッ

ハンジ「失礼だね。起こし方くらい心得てるよ」スタスタ

リヴァイ「何をどう心得てるんだか」スタスタ


オルオ「……」

グンタ「……まぁ、任せた方がいいんじゃないか?」

エルド「止められないしな」

ペトラ「……でも、目覚めたらあのお二人が目の前にって…………」

リヴァイ班「「「「…………」」」」

リヴァイ班((((エレン、御愁傷様))))チーンッ



――地下室――

エレン「うーん……かあさん……とうさん…………」ムニャムニャ



【お見通し】


――地下室――


カツーン、カツーン……

ハンジ「別にリヴァイまで来なくていいのに」

リヴァイ「お前だけにしておくと何をしでかすか分かったもんじゃねぇ」

ハンジ「また随分と信用のないことで」

リヴァイ「巨人が関わると暴走しがちなてめぇを呪え」

ハンジ「そう言われるとなんと言い返したらいいやら」


リヴァイ「言い返せるようになりやがれ、クソメガネ」

ハンジ「はいはい、着いたよ。鍵は?」

リヴァイ「これだ……」チャラッ

ハンジ「開けて開けて」

リヴァイ「…………お前」カチッ

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「俺が着いてくるのも織り込み済みか」ガチャッ

ハンジ「さてね」



【悪夢が迫る】


エレン「」スヤスヤ

ハンジ「おーよく寝てる」

リヴァイ「警戒心はどうしたんだ、エレン」

ハンジ「昨日は訓練だったんだろ? しごき過ぎじゃないのかい?」

リヴァイ「普通だ。あれで音を上げていたら壁外でくたばるぞ」

ハンジ「じゃ、少し気が緩んだのかな?」

リヴァイ「緩むような状況じゃねぇだろ。躾し直しか」

ハンジ「まだ間に合う時間じゃないか。私たちが早すぎたんだよ」

エレン「」スヤスヤ

リヴァイ「……にしても起きねぇな」

ハンジ「一応声を抑えて話はしてるけど……起きないもんだね」

エレン「」スヤスヤ



【天国地獄】


リヴァイ「……起こすぞ」

ハンジ「そうだね。エレーン、起きてー」ユサユサ

エレン「う、うーん」パチパチ

ハンジ「おはよう、エレン」

エレン「ん……はよ、母さん……」ボー

ハンジ「……ん?」

リヴァイ「……」


エレン「……父さん…………」ボー

ハンジ「ん?」チラッ

リヴァイ「…………」

エレン「?…………………………!?」ビクッ!

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……」

エレン「あ、あ、あわ、あわわわ、うわああぁぁぁ!!!!」

ハンジ「おう!?」ビクッ

リヴァイ「……」


エレン「す、すすすすすいません!!! その、あの、寝ぼけてて!!!!!」

ハンジ「あ、うん、だろうね」

リヴァイ「……」

エレン「は!? い、今何時で……お二人が来てるということはあああぁぁあぁぁ!!!」

ハンジ「なんだか忙しいね、エレン」

リヴァイ「……」

エレン「すすすすすいませんでしたーー!! ね、寝坊をしてしまいましたーーーーー!!!!!」

ハンジ「うん、まだ大丈夫な時間だけどね。だからそんなに頭下げなくてもいいんだけどもね」

リヴァイ「……」


レスありがとうございます
すまない、きょにゅうの話は駆逐されてしまった

次も日曜に。ではまたーノシ

まぁぶっちゃけ進撃世界って巨乳キャラ居ないしな
諫山氏の中ではそれなりにランク分けされてたりするんだろうか


【お手上げ】


――旧調査兵団本部:食堂――


エレン「うぅ……」グッタリ

エルド「お疲れだな、エレン」ポンッ

エレン「エ、エルドさぁん……」

グンタ「ははっ、災難だったな」ポンッ、ワシャワシャ

エレン「ううぅ……」

ハンジ「なんだか私たちがとてつもなく非道なことをしたみたいな感じになってないかい?」ヒソッ

リヴァイ「……目覚めてすぐてめぇの顔があるんじゃそう間違いでもねぇだろ」


ハンジ「リヴァイ、それ自分も攻撃してるからね?」

リヴァイ「…………俺はお前の後ろにいた」

ハンジ「…………“目覚めてすぐ私の顔”」ポソッ

リヴァイ「………………あいつは俺じゃねぇ」

ハンジ「おや? ということは目覚めてすぐ私の顔があったら幸福ってことなのかな?」

リヴァイ「話が飛躍しすぎだ。……幸福というか降伏だな」

ハンジ「失礼な変換したね? 今」

リヴァイ「そうでもねぇ」



【我等兵長親衛隊】


エレン「ううぅ……」

ペトラ「朝、兵長に起こしてもらえる、か…………羨ましい…………」ボソッ

オルオ「あぁ、全くもって同意だ」

エルド「……俺はあんまり」

グンタ「兵長に起こされるって余程だろうしな」

エレン「すんげぇビビりますよ。心臓止まるかと思いました」

ペトラ「止まったって構わないっ!」

オルオ「そうだ! 構わねぇ!!」

エレン「………………」

エルド「あいつらバカだから気にするな、エレン」

グンタ「今日はまた一段とバカだな」



【ニチジョウサハンジ】


ハンジ「さて! 今日は巨人の話をしようと思って来たんだよ!」

エレン「え」

リヴァイ「却下だ、クソメガネ。一日潰れるだろうが」

ハンジ「そのために来たってのに今日何しろってのさ!」

リヴァイ「庭の草でもむしってろ」

ハンジ「またどうせ伸びるものをむしるなんて非効率だね」

リヴァイ「別に非効率じゃねぇし伸びなくなるもんもある」

ハンジ「…………髪とか?」

リヴァイ「お前今、誰を思い浮かべた」

ハンジ「あーーー…………ネスだよ」

リヴァイ「……本当か? それは本気で言ってんのか?」


ハンジ「なんでそこに食いつくんだよ」

リヴァイ「てめぇが嘘くせぇ顔しやがるからだ」

ハンジ「昨日はお風呂入ったし臭くはないと思うんだけどなぁ」クンクンッ

リヴァイ「嗅ぐな。このクソメガネ」

ハンジ「とりあえずクソの臭いはしないよ」

リヴァイ「当たり前だ。そんな臭いしてたまるか」

ハンジ「リヴァイが言ったんじゃないか」

リヴァイ「言ってねぇ」

エレン「えっと……」

エルド「気にしなくていいぞ」

グンタ「そのうち治まるからな」



【察する】


ペトラ「ハンジ分隊長は朝食は摂られましたか?」

ハンジ「ううん、まだだよ」

ペトラ「じゃあ、準備しますね」

ハンジ「ありがとう」

リヴァイ「突然来て飯まで食っていくのか」

ハンジ「何もしていない同僚の飯を抜くきかい?」

リヴァイ「食うの忘れてしょっちゅう抜けてんだろ」

ハンジ「それとこれとは別の話ですぅ。ねぇ、エレン?」

エレン「は!? えっ!?」ビクッ!


ハンジ「リヴァイ父さんが無体なことを言うんだよ、酷いよねぇ」

エレン「!?」

エルド「……父さん?」

リヴァイ「おい、メガネ……」

ハンジ「ハンジ母さんは悲しいよ」ヨヨヨ

グンタ「母さん?」

エレン「あ、や、やめっ、やめてくださっ」アワアワ///

ハンジ「母さんの飯を抜くなんて実に嘆かわしいことだと思わないかい?」フゥーヤレヤレ

エレン「あ、あう」///

エルドグンタ((あぁ……寝惚けたのか))

リヴァイ「…………やめろ、クソメガネ」チッ



【お言葉に甘えて】


リヴァイ「とりあえず今日の予定を立て直す。ハンジ、来い」ガタッ

ハンジ「はいはーい」

スタスタスタスタスタ……

エルド「それじゃ、その間お茶でもしておくか」

エレン「いいんですか?」

グンタ「すぐに終わるだろうさ。だから指示をしていかなかったんだよ」

エレン「あぁ、なるほど」

オルオ「俺にはわかっていたぜ? でもな、そこは敢えて今言わなかった」

ペトラ「死ぬほどどうでもいいし、言わない意味もわからないから死ぬほどどうでもいい」

オルオ「今二回言ったな? 死ぬほどどうでもいいって二回も言ったな?」

エルド「お前ら、くだらない言い合いしてないでお茶の準備してくれ。お茶当番だろ」


―――
――


リヴァイ「おい、午後には帰るんだろうな?」スタスタ

ハンジ「多分」スタスタ

リヴァイ「忙しいんじゃねぇのか」

ハンジ「書類は持ってきた」

リヴァイ「てめぇ、居座る気か」

ハンジ「明日は実験の日だろ? 待ちきれなくてっ!」

リヴァイ「明日来いクソメガネ」

ハンジ「一昨日来やがれってこと?」

リヴァイ「…………お前何日寝てない」

ハンジ「2日……いや、3日かな」


リヴァイ「寝ろクソメガネ!」

ハンジ「せっかく来たんだぞ!? 寝てられるか!!」

リヴァイ「寝不足で明日の実験をダメにする気か」

ハンジ「だ、ダメにはならないよ」

リヴァイ「ほぉ?」

ハンジ「うぐ」

リヴァイ「……母親気取るならそれなりに自分の身体も気遣え、クソメガネ」

ハンジ「…………じゃあ、リヴァイは父親気取りで私を寝かそうとしてるのかな?」

リヴァイ「お前相手で父親はねぇだろ」

ハンジ「確かに。……ベッド貸してくれる?」

リヴァイ「勝手にしろ」

ハンジ「うん、勝手にするよ。ありがとう、リヴァイ」ニッコリ

リヴァイ「……クソメガネが」


レスありがとうございます
そういうの描くの恥ずかしくて苦手だって何かで言ってた気がするな

遅くなった……すまぬ
次も日曜で。ではまたーノシ

おつー


【通訳の不在】


ペトラ「リヴァイ兵長、お戻りになりましたか……ハンジ分隊長はどうしたんですな?」

リヴァイ「寝た」

エルド「…………何日徹夜してここに来られたんたですか?」

リヴァイ「自称3日だ」

グンタ「もっといってそうですね」

オルオ「お茶、どうぞ」コトッ


リヴァイ「ああ。正直に吐いたと思いてぇがな」カチャッ、ズズズズ

エレン「今日、ハンジ分隊長はお休みということですか?」

リヴァイ「明日はお前を弄くらなきゃならねぇからな。寝惚けたままだと削がなくていいところまで削ぎかねん」

エレン「そ、そうですか」ゾッ

リヴァイ「…………まぁ、巨人化して暴走しなければブレードを使う必要もねぇがな」ズズ、カチャンッ

エレン「が、頑張ります」

リヴァイ「……」



【巻き込まれるぞ】


ハンジ「いやぁ、ごめんね。前日入りしたというのに惰眠を貪ってしまった」

リヴァイ「正午を過ぎたところだが」

ハンジ「エレン! 本当は今日君に巨人の話して、あわよくばちょっとした実験をしようかと思っていたんだけど」

リヴァイ「ふざけるな、クソメガネ。許可しねぇ」

ハンジ「えぇーいいじゃんよー。ちょこっとだけだからほんのちょこっとだけだから」

リヴァイ「てめぇはまだ睡眠が足りてねぇようだな。眠らせてやろう」ペキペキッ


ハンジ「うん? 指をペキペキするのって寝かせる手つきではないよね? それでどうするつもりなのかな?」ズッ

リヴァイ「寝かせる」ガタッ

ハンジ「意識を落とすの間違いだろ!」

リヴァイ「然程変わらん。行き着く先は一緒だ」ポキポキッ

ハンジ「全っっ然違うね!! 気絶と寝入るでは全く違うね!!」

エレン「えっと」

グンタ「黙って見守っておくほうが無難だぞ」



【翻訳機能発揮】


ハンジ「もう充分寝たよー」

リヴァイ「うるせぇ。てめぇが寝惚けたままだと巨人化したエレンを削がなくていいところまで削ぎかねねぇだろうが」

ハンジ「そんな心配しなくたって大丈夫だって。削ぐような実験しないよ」

リヴァイ「だが」

ハンジ「暴走しても大丈夫なように井戸でやるんだし、エレンを不必要に傷つけたりしないって」

リヴァイ「……」

ハンジ「そんな顔で念押しするなよ。分かってるって」

リヴァイ「ならいいが」

エレン「…………」

エレン(さっきのあれって脅しじゃなくてオレの身を心配しての言葉だったのか)



【みんな納得ハンジ分隊長】


ペトラ「結局休んでいらっしゃるんですか? ハンジ分隊長」

リヴァイ「ウロつかれちゃ迷惑だ」

ペトラ「はは……」

エルド「ですが、起きて何かしらしてそうですがね」

リヴァイ「……書類でも捌いてんだろ」

オルオ「書類持って来てんですか!?」

リヴァイ「居座るつもりのようだ」

グンタ「様子を見に来ただけかと思ってましたよ」

リヴァイ「クソメガネだからな」


エレン(ハンジさんだからってどういう…………)

エルド「ああ、確かに」

グンタ「そうですね」

ペトラ「ハンジ分隊長ですもんね」

オルオ「仕方ないですね」

エレン(まさかの全員一致同感!?)

エルド「! エレン、ハンジ分隊長はそういう人なんだ」キリッ

エレン「えっ」

グンタ「そういうことだ」

エレン(…………よく分からないけど変わった人ってことで問題ないのかな?)



【台無し】


ペトラ「夕食に降りてこられませんね」

リヴァイ「大方没頭して我を忘れてやがるんだろ」

ペトラ「お食事持っていったほうがいいですかね?」

リヴァイ「どうせ俺の机を使ってやかがるだろう。準備するだけでいい」

ペトラ「でも、兵長」

リヴァイ「いい。持っていくだけじゃあのクソメガネは気づかねぇだろうしな」

ペトラ「あぁ……。すみません、お願いします」

リヴァイ「ああ」


エレン「いつもそうなんですか?」

エルド「ああ。実験やら研究やらで没頭してると寝食風呂を忘れるってので有名なんだ」

グンタ「それだけ集中力がすげぇってことなんだが、なぁ」ハァー

オルオ「基本的に良い人なんだけどなぁ」ハァー

ペトラ「巨人が絡むとちょっとね。でも優しい人だから」

エレン「はぁ」

リヴァイ「少し……いやだいぶ変人なだけだ」

リヴァイ班((((なんのフォローにもなっていません、兵長!!))))


おつありがとうございます


次の日曜に。ではまたーノシ


リヴァイ班の家族感すき


【図星】


――旧調査兵団本部:リヴァイ自室――


リヴァイ「おい、飯だ」

ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「案の定か」カチャンッ

ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「おい、クソメガネ」グイッ

ハンジ「うおあっ!?」

リヴァイ「飯だ」

ハンジ「首いて……へ? あれ? もうそんな時間?」

リヴァイ「とっくにな。とりあえず食え」


ハンジ「お、持ってきてくれたんだ。ありがとう」ガタッ

リヴァイ「……書類は終わりそうなのか?」

ハンジ「にゃんとかひぇ」モグモグ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「んぐっ、なんとかね」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「呼びに来てくれたら良かったのに」モグモグ

リヴァイ「お前が何をしてるか分からなかったからな」

ハンジ「? 別に実験とかはここではやれないし、書類仕事しか…………あぁ」

リヴァイ「……」

ハンジ「寝てたら起こしたくなかった?」ズズゥー

リヴァイ「…………」



【脈絡がない】


ハンジ「寝てても起こしてくれていいんだよ。一応今日も私は非番ではないんだし、休んではいられない」

リヴァイ「時間にすれば必要以上に働いている気がするがな」

ハンジ「好きでやっていることだ。その為に業務を怠るわけには行かないさ」

リヴァイ「まぁ……そうだが」

ハンジ「……」

リヴァイ「……何をニヤついてやがる」シワー

ハンジ「ううん、あなたのこと好きだなぁって」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「美味しかった。ごちそうさま!」パンッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「何怪訝な顔してんの?」

リヴァイ「怪訝にもなるだろ」



【用意周到】


ハンジ「あなたが優しいから唐突に言いたくなっただけだよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「あ、でも職務中なんだから甘やかしはダメだよ?」

リヴァイ「…………もしお前が連絡もなしに来たらとモブリットから手紙を渡されていた」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「長々と謝罪と礼と頼み事が書き連ねてあったが、要約すると“お前を寝かせつけてくれ”ということだった」

ハンジ「…………」

リヴァイ「その時は仕事のことは問題の無いようにしておく、とも書いてあった」

ハンジ「…………モブリット、超凄くね?」

リヴァイ「恐ろしいくらいだな」



【安眠道具】


ハンジ「でも仕事持ってきちゃってたしね」

リヴァイ「それも織り込み済みなんだろ」

ハンジ「…………確かに難しいような書類じゃない」ジッ

リヴァイ「…………? まて、だとしたらお前なんであんなに没頭してやがった」

ハンジ「エレンの実験でやりたいことを書き連ねてたら、
気づいたこととかこういったことはどうだろうとか
この前の捕獲で思い付いたこととかあれは何故あそこまで出来なかったんだろうとか
考えたり書いたりまとめてたりしてたからかな?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「? 何?」

リヴァイ「寝てりゃいいものを」


ハンジ「こんな状況で寝てたらありがたすぎて涙で目が溶けちゃうよ」

リヴァイ「まぁいい。今日はちゃんと休め。そう寝てはいねぇから寝れるだろう?」

ハンジ「んー、なんとか」

リヴァイ「手伝ってやってもいいが」

ハンジ「申し訳ないがそれは遠慮させていただく。明日は実験だからね」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「でも一緒に寝たいかな?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ダメ、かな?」

リヴァイ「…………構わねぇが」

ハンジ「やった! リヴァイを抱き枕にすると落ち着くんだよねー」

リヴァイ「…………」シワシワー



【かわいかっただけ】


ハンジ「うん、やっぱ落ち着く」ギュッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「なに?」

リヴァイ「いや」

ハンジ「あ、分かった。ムラムラしちゃう?」フヒヒ

リヴァイ「そうだと言ったらどうにかしてくれんのか?」

ハンジ「うっ、いや、その、えっと……///」

リヴァイ「……冗談だ。寝ろ」グッ

ハンジ「はい……スミマセンデシタ」ギュッ

リヴァイ「バカなやつだな」ナデナデ

ハンジ「なんだよソレ」ムー


リヴァイ「いいから寝ろ」ナデナデ

ハンジ「うん……」ジッ

リヴァイ「…………」スッ


ハンジ「ん……」
リヴァイ「…………」


ハンジ「…………ふふっ」

リヴァイ「…………」フッ

ハンジ「!」

リヴァイ「寝ろ」ポンポンッ

ハンジ「…………うん。おやすみ」ギュッ

リヴァイ「あぁ……」ナデナデ



【してやられた】


ハンジ「ん……」パチッ

リヴァイ「起きたか」

ハンジ「おはよう、リヴァイ。もう支度したの? 早いね」ムクッ

リヴァイ「あぁ」

ハンジ「ん。んんーーー」ノビー

リヴァイ「…………」ギシッ

ハンジ「んん?」



リヴァイ「…………」スッ
ハンジ「!?」


リヴァイ「っ…………支度しろ、下りるぞ」

ハンジ「……」ポカンッ

リヴァイ「惚(ほう)けるな。早くしろ」

ハンジ「あ、あなたが惚けさせたんじゃないか!」

リヴァイ「いいから早くしろよ」

ハンジ「――っ、くそっ」


レスありがとうございます
リヴァイ班は今でも惜しいなと思ってしまう……


また日曜に。ではまたーノシ

あれ?間違って6話投下しちゃってたwwまぁいいかwwwではノシ

>>481
今劇場版見てたら改めてそう思ったわ…
オルオさんかっこE

あ、乙


【不快感には勝てない】


ハンジ「…………あづい」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「リヴァイ、太陽――」

リヴァイ「削げねぇ」

ハンジ「じゃ、溶かして」

リヴァイ「できるか」


ハンジ「あーもう、水被ってくる!」

リヴァイ「ちゃんと風呂場でやれよ」

ハンジ「井戸の水のほうが冷たい」

リヴァイ「心臓麻痺起こすぞ」

ハンジ「はーい。風呂場いってきまーす」ノロノロ

リヴァイ「……」

パタンッ

リヴァイ「……夏は勝手に風呂に行くから楽だな」



【それなりに幸福】


ハンジ「リヴァイ!!」バターンッ!!

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「水被ってたらちょっと思いついてさ!」ポタポタ

リヴァイ「髪から水が滴ってんじゃねぇか。床が汚れる。拭け」

ハンジ「それどころじゃなくてさ!」

リヴァイ「てめぇ、よく見りゃ服も濡れてんじゃねぇか。まさかその格好でうろちょろしやがったのか?」シワー


ハンジ「風呂場とここを往復しただけだよ! でさ!」

リヴァイ「チッ、充分うろちょろしてんじゃねぇか。こっち来て座れ。拭いてやる」グイッ

ハンジ「いやぁ、それがだね! あれをこうすれば……!!」ストンッ

リヴァイ「ああ、そうか」ゴシゴシ

ハンジ「それで、――で、――――なら」

リヴァイ「そうか」ゴシゴシ

ハンジ「――だろ? ――――が」

リヴァイ「…………」ゴシゴシ



【そこは適さない】


ザーザー

ハンジ「うわぁ、せっかく散歩にでも行こうかと思ってたのに」

リヴァイ「特に用がなければ諦めるんだな」

ハンジ「うーーん、そうだね。でもこんな天候だからこそ行く意味があるかもしれない」

リヴァイ「…………どこへ散歩に行くつもりだった」

ハンジ「壁の上」

リヴァイ「散歩が中止になって何よりだ」



【なら仕方ない】


ハンジ「…………」ザリザリ

リヴァイ「……」

ハンジ「…………」ザリザリ

リヴァイ「…………何してやがる」

ハンジ「暇だからリヴァイの刈り上げ撫でてる」ザリザリ

リヴァイ「他にやることねぇのか」


ハンジ「あるけど禁止するじゃん」ザリザリ

リヴァイ「休みの日まで巨人共の研究をしすぎだ」

ハンジ「私の仕事だし」ザリザリ

リヴァイ「休む時は休め」

ハンジ「うん。分かってるからあなたの刈り上げを撫でているんだ」ザリザリ

リヴァイ「………………休まるのか」

ハンジ「うん。なんとなく」

リヴァイ「そうか……」



【妙な色気】


ザバァ……

リヴァイ「……ふぅ」ポタポタ

ハンジ「あ!!」

リヴァイ「あ?」ポタポタ

ハンジ「リヴァイ、ずるい!」

リヴァイ「何がだ」ポタポタ

ハンジ「私には井戸で水被るなって言うくせに!」

リヴァイ「当たり前だ」ゴシゴシ

ハンジ「なんでだよ!」

リヴァイ「…………分かってねぇわけじゃねぇだろうが」ギロッ


ハンジ「………………ずるい」

リヴァイ「ああ?」

ハンジ「私だって…………モニョモニョ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「…………私のを見たいやつなんていないんだしいいだろ」

リヴァイ「ふざけんな。俺が嫌だろうが」

ハンジ「私だって嫌なのに」ボソッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「なんでもありませんー! 変なもん振り撒きやがって!」

リヴァイ「時々お前が何を言ってやがるのか分からねぇ」シワー


レスありがとうございます
オルオさんはすげぇよ。憧れてるからってそうそう強くなれる訳じゃねぇのにさ
本当オルオさんマジオルオ

もうすぐアニメが始まるなー楽しみだ
が、何故土曜にしてくれないんだ……
ではまた日曜に―ノシ


王政編のリヴァハンはかっこよくて好きなんだが、拷問シーンとかどの程度やるんだろな
NHKだし…


【ケンカ】


ハンジ「あーもう! なんだってそんなに横暴なんだ!!」

リヴァイ「ああ? てめぇが片付けねぇのが悪ぃんだろうが!!」

ハンジ「だからって勝手に物を動かしたりするなよ! 分からなくなるだろ!?」

リヴァイ「そのままにしてたらどっかにいっちまうだろうが!」

ハンジ「私には分かってるだってば!!」

リヴァイ「てめぇだけ分かってても困るだろうが!」

ハンジ「あーもういい! とにかく出てけ!! しばらく来るな!!」

リヴァイ「クソメガネ! 誰が来るか!!」


バタンッ!!

ハンジ「全く、もう」ハァー

モブリット「……随分激しい喧嘩でしたね」

ハンジ「…………」

モブリット「分かりやすい位置に片付けてくださってましたよ?」

ハンジ「分かってるさ。でもそれは一般的に分かりやすい位置だろ? 実験の手順で並べてあったりするんだ」

モブリット「それはそうですが……」

ハンジ「分かってる。分かってるよ。少し八つ当たりだった」

モブリット「仲直り、してくださいね」

ハンジ「……ごめん。ありがとう」



【少し疲れた】


――リヴァイ自室――

バタンッ!

リヴァイ「チッ!」バサッ←上着を投げ捨てた

リヴァイ「クソが」ドサッ

リヴァイ「…………」ハァー…

リヴァイ(……ただアイツの虫の居所が悪かっただけだ。分かっている)

リヴァイ(――にしてもだ。掃除して怒られる意味が分からねぇ)

リヴァイ(できるだけ分かりやすく片付けたつもりだが…………)


リヴァイ「…………」

リヴァイ(何かマズイもんでも動かしちまったか?)

リヴァイ(…………よく分からねぇもんはそのままにしておいた方がいいのか?)

リヴァイ(だとしても、あそこまで怒ることはねぇだろ)

リヴァイ「…………」ハァー

ミーンミンミンミンミー……

リヴァイ「蝉か……」

リヴァイ(暑いな……。何をしていなくても体力を削がれる)

リヴァイ(…………少し休むか)



【救いの手】


…………!

…………き!

…………にき!

『兄貴!!』

リヴァイ「…………イザベル?」

イザベル『こんなに寝こけるなんて兄貴にしちゃ珍しいな』ケラケラ

ファーラン『疲れてんだろ。無理に起こすなよ』

イザベル『けどさ、姉貴とケンカしてるみたいだったからさ』

ファーラン『ああ……こいつ意外とその辺不器用だよな……その辺だけじゃねぇか』

イザベル『む、今兄貴をバカにしたか?』

ファーラン『するかよ。できるか。殺される』


イザベル『で、兄貴、なんで姉貴とケンカしたんだ?』

リヴァイ「…………くだらねぇことだ」

ファーラン『その“くだらねぇこと”を放置しちまうとこじれるぞ。アイツがこじらせたら面倒だぞ?』

リヴァイ「分かっちゃいるが」

イザベル『だから何したんだってば』

リヴァイ「……研究室を勝手に掃除した」

イザベル『……いいことじゃねぇのか? そりゃ兄貴の掃除はこだわりがすげぇけど……
もしかして兄貴、掃除しすぎて何か壊したとか?』

ファーラン『お前じゃねぇんだ。そんなヘマしねぇだろ』

イザベル『ああ?』

リヴァイ「……そんなヘマをしたこともあるが今回はそうじゃねぇ」

ファーランイザベル『『あんのかよ!?』』

リヴァイ「……チッ、うるせぇ」



【手管】


イザベル『兄貴でもそんなヘマするんだなぁ』ヘー

リヴァイ「目を丸くしすぎだ、イザベル」シワー

ファーラン『リヴァイもただの人だからな、そういうこともあるだろ。特にハンジに関しては、な?』ニヤニヤ

リヴァイ「ファーラン、今すぐその巫山戯たツラをやめろ。削ぐぞ」シワー

ファーラン『やっべぇ、怖ぇ』ケラケラ

リヴァイ「チッ、笑ってんじゃねぇか」


ファーラン『まぁまぁ、とにかく謝って機嫌取れよ。機嫌取っておけば大概の女はそれで収まるだろ?』

イザベル『ファーラン、女嘗めてんのか? それは女が仕方なく許してやってるだけだぞ?』

ファーラン『…………お前がそういうことを言うとはな』

イザベル『バカにすんな! 地下街のねーちゃんが言ってたんだ。
“そうやって男を許してあげると機嫌が良くてあとが楽なのよ”ってな!』フフン

ファーラン『……それ“男”というより“客”へのあしらいじゃねぇのか』ボソッ

イザベル『なんか言ったか?』

ファーラン『いいや』



【意固地】


リヴァイ「……機嫌云々(うんぬん)を他所に置いたとしてもアイツはそんなことで誤魔化されねぇだろ」

ファーラン『確かに。何について謝ってるのか答えろとか言われそうだな』

イザベル『結局、何して怒らせたんだよ』

リヴァイ「片付け方が悪かったらしい。順番か何かがあったんだろう」

ファーラン『あーまぁ、研究室だしな』

イザベル『ふぅん? でもそれならやっぱり謝ればいいんじゃないのか? 姉貴、ふところ狭くないだろ?』


ファーラン『ふところは浅いか深いかのような気がするが。まぁいい、そのとおりだと思うぞ』

リヴァイ「……言われなくても分かっている」

イザベル『なら決まりだな!』

リヴァイ「…………」

ファーラン『意固地か? 一人で行きづらいなら一緒に謝りに行ってやろうか?』ニヤニヤ

リヴァイ「チッ、いらねぇ」

ファーラン『……じゃあ、行ってこいよ』

イザベル『おう、仲直りしねぇとな!』

リヴァイ「……ああ。行ってくる」



【素直に謝る】


リヴァイ「――――」パチッ

リヴァイ「………………」キョロッ

リヴァイ「…………」

リヴァイ「…………お節介焼きか、お前ら」ハァー

ハンジ「何がだい?」

リヴァイ「!」ビクッ

ハンジ「お、リヴァイがビクッとした」

リヴァイ「…………いやらしい言い方だな」

ハンジ「なんでそういう方面で捉えるんだよ!? どういう聞き方してんだ!」


リヴァイ「気配を殺して侵入とはどういうことだ」

ハンジ「驚かそうかと思って。でも気配を消してたとはいえこの暑い中、
私に気づかずによく寝てたね。疲れてる?」

リヴァイ「……多分な」

ハンジ「熱中症には気をつけてくれよ。命に関わる」

リヴァイ「ああ、分かっている」

ハンジ「ならいいけど」

リヴァイ「…………ハンジ」

ハンジ「うん?」

リヴァイ「悪かった」


ハンジ「何がかな?」

リヴァイ「物を勝手に弄った」

ハンジ「うん、手順通りに並べて置いたものがあったんだ」

リヴァイ「……悪い」

ハンジ「私も悪かった。普段が普段だからね。本当は勝手に片付けられても文句は言えないし説明すればよかったんだ」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ちょっと暑すぎて沸点が低くなっていたかもしれない。すまない。……本当にごめん」

リヴァイ「いや、今度は気をつける」

ハンジ「あ、今度があるんだ」

リヴァイ「当たり前だろうが」


レスありがとうございます
拷問もそうだがザックレーのあれもなぁ。NHKがいろいろ目を瞑ってくれるといいが


今回は一話多めで。話数合わせに時々増やすかもしれん
余談。この間紅茶を買いに行ったらダージリンでマグノリアって名前を付けられたものを見つけ、
次の店で見つけた紅茶はフレーバーティーでイザベルと名付けられいて、
こりゃイザベル出さないといけないなと勝手に思った結果の話だった

今日はアニメの日!ヤッフゥーー!!
ではまた日曜に―ノシ

おつー
アニメOP爽やかすぎワロタ


【夢の話】


ハンジ「それで、さっきのお節介焼きって何?」

リヴァイ「別になんでもねぇ」

ハンジ「なんでもないってことはないだろう」

リヴァイ「……夢の話だ」

ハンジ「夢?」

リヴァイ「夢で世話を焼かれただけだ」

ハンジ「ふーん? リヴァイが?」


リヴァイ「……夢の話なんぞどうでもいいだろう」

ハンジ「いやいや、たかが夢なんて言えないんだよ?
その時々の深層心理やオカルト的にはお告げみたいなのもあるんだよ」

リヴァイ「どうでもいいな」

Σハンジ「はっ!?」

リヴァイ「……なんだ? 何を思いつきやが……いや、帰れ」

ハンジ「巨人は夢を見るのだろうか!?」クワッ

リヴァイ「帰れ」



【戦利品で贈り物】


エルド「おう! グンタ! 実家に帰るんだって?」

グンタ「あぁ。じいちゃんの様子を伺いにな」

オルオ「ほら、これ持っていけよ」ポスッ

グンタ「? これは?」

ペトラ「プレゼント。誕生日でしょ?」

グンタ「あぁ、ありがとう」

ペトラ「これもね」ズイッ

グンタ「酒……? いや、桃のジュースか?」


エルド「珍しいだろ? 兵長からのだ」

グンタ「え!? これ高いだろ!」

エルド「戦利品とか言ってたぞ」

ペトラ「戦利品で悪いがって」

グンタ「いやいや、戦利品でもありがたいが……戦利品?」

エルド「誰かと賭けでもしたのかもな」

グンタ「そうか……ありがたいな。なかなか口にできるものでもないしな」

オルオ「故郷の母ちゃんやじいちゃんに飲ませてやれよ」

グンタ「あぁ、そうする。ありがとう」



【勝負】


リヴァイ「……コールだ」

ミケ「…………フォールド」パラッ

エルヴィン「では、ショーダウン」パサッ

ミケ「! フォーカード……」

リヴァイ「……」

エルヴィン「リヴァイ、手札を」

リヴァイ「……」パラッ


エルヴィン「!?」

ミケ「ロイヤル……」

エルヴィン「…………リヴァイ、やったな?」

リヴァイ「何がだ」

エルヴィン「しらばっくれるな」

リヴァイ「知らねぇな。例えやっていたとしても見抜けねぇならやってねぇも同義だろ」

ミケ「エルヴィン、調べても証拠は出ないと思うぞ?」

エルヴィン「……ふぅ、仕方ない……俺の負けだな」



【これは丁度いい】


リヴァイ「賭け品のコレは貰っていく」ゴトッ

エルヴィン「せっかくナイルからせしめたんだがなぁ。そこまで欲しがるとは……リヴァイ、桃好きだったか?」

リヴァイ「いや、グンタにやる」

ミケ「グンタに?」

リヴァイ「もうすぐ誕生日だからな。帰省すると言っていたから家族への土産にもなるだろ」

ミケ「賭けたものをやるのか」

リヴァイ「……何も思いつかなかった」

エルヴィン「これが丁度いいと思ったのか」クスッ

リヴァイ「……」コクッ

エルヴィン「まぁ、そういうことなら悔しくもないな」

リヴァイ「そうか」

ミケ(嬉しそうだな)



【たぬき屍】


エルヴィン「もう一戦やるか?」

リヴァイ「やってもいいが……」

ミケ「…………おい、ハンジ。生きてるか?」

ハンジ「」チーン

ミケ「ダメだ。屍と化している」

リヴァイ「調子に乗って勝負まくるからだ」

ハンジ「」

リヴァイ「おい、メガネ」

ハンジ「」

リヴァイ「……クソメガネ」

ハンジ「」


リヴァイ「屍メガネ」

ハンジ「」

リヴァイ「…………ハンジ」

ハンジ「」

ミケ「…………これはダメだな。まぁ、あれだけ瞬殺されたらな」

エルヴィン「仕方ない、お開きだな。飲むか? いいのが手に入ったんだ」ガタッ

リヴァイ「それを賭けろよ」

エルヴィン「皆で飲んだ方が楽しめると思ってな」コトッ

ハンジ「うっひょー!! これ10年物じゃん!! これ飲んでいいの!?」

リヴァイ「一瞬で復活しやがった」

ミケ「現金なやつだ」スンスンッ


レスありがとうございます!


7月30日、グンタ誕生日

ああぁぁ!!ごめんなさいっ!
遅れまくり……寝ちゃってて起きたら12:30でアニメ見ちゃってまた寝た……
すまぬ……変態作画のリヴァイめっさかっこよかったわ
また日曜に。ではーノシ


作画神がかってたな
キャスト欄にトラウテさん居ない!?と思ったら苗字での出演だった


【かわいく甘えろ】


ハンジ「多少さー、手加減ってものをしてくれてもいいんじゃないのー?」ヒック

リヴァイ「クソが。飲み過ぎやがって」

ミケ「今日は絡み酒か」スンスンッ

エルヴィン「余程悔しかったんだろうな」グビッ

ハンジ「ねぇ、聞いてる?」

リヴァイ「手加減なんざしたらてめぇ怒るだろうが」

ハンジ「あったり前じゃん!」


ミケ「理不尽だな」

エルヴィン「あれがハンジの甘え方なんだろう」

リヴァイ「クソ程迷惑な甘え方だな」シワー

ハンジ「大体、イカサマしてるでしょー? 分かんなかったけど」

リヴァイ「分からなければイカサマじゃねぇ」

ハンジ「ずっりぃー!!」ゲラゲラ

エルヴィン「やはりしていたのか」

リヴァイ「……さてな」フイッ



【好きなところ】


――リヴァイ自室――


ドサッ

ハンジ「うーん……」

リヴァイ「結局潰れちまいやがって」フゥー

ハンジ「んー」

リヴァイ「…………」ナデ…

ハンジ「んふふ」

リヴァイ「起きてんのか?」

ハンジ「んー、今ね」

リヴァイ「起こしたか。悪い」

ハンジ「いーや。そんなに眠かったわけじゃないから」

リヴァイ「そうか」ナデナデ

ハンジ「んふふ、リヴァイの手、好きだよ」


リヴァイ「……手だけか?」

ハンジ「んー? さぁ、どうだろうね?」クスクス


リヴァイ「チッ、言ってろクソメガネ」クイッ
ハンジ「ん」


リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ「……ふ、んん…………」


リヴァイ「……は」

ハンジ「はぁ……リヴァイ」

リヴァイ「…………途中で寝るなよ?」ギッ

ハンジ「うーん、それはあなた次第かな?」フフッ

リヴァイ「口が減らねぇな」フッ

――ギシッ



【かわいく甘えた?】


ハンジ「……はぁ」

リヴァイ「疲れたか」ナデ…

ハンジ「まぁね。ちょっとお邪魔するよ」ノシッ

リヴァイ「何してやがる」


 ハンジ「あなたの胸筋の上で寝かせて」ノッシリ
リヴァイ「重ぇ」


 ハンジ「失礼だな」
リヴァイ「上に乗られて重くねぇわけねぇだろ」


 ハンジ「そりゃそうだ。寝入ったら横に転がしてくれていいから。寝入るまで、ね?」
リヴァイ「……好きにしろ」


 ハンジ「ふふ、ありがとう」ギュッ
リヴァイ「……」ナデナデ



【込められた想いの問題】



 ハンジ「うーん、やっぱり良い胸筋してるよねぇ」ナデナデサワサワ
リヴァイ「やめろ、くすぐってぇ。寝るんじゃねぇのか」


ハンジ「いやぁ、つい。触りたくなるんだよね」アハハ
リヴァイ「さっさと寝やがれクソメガネ」


 ハンジ「……」ムー
リヴァイ「……なんだ」



 ハンジ「……二人っきりの時にクソメガネって言われるのわりと不本意なんだけどなぁー」ブー
リヴァイ「…………」スッ、ポンッ


 ハンジ「ん?」ヒョイッ ←顔だけ上げた
リヴァイ「…………」ナデナデ


 ハンジ「?」
リヴァイ「……クソメガネ」フッ


 ハンジ「…………そんな表情で言うなよ。反則だろ」ムゥー///
リヴァイ「知らねぇな」ポンポンッ




【余裕かな?】



 ハンジ「もう! 寝るからな!」ペトッ
リヴァイ「ああ」


ハンジ(リヴァイばっか余裕かよ)ムムッ


 ハンジ「…………?」
リヴァイ「…………」ナデナデ


 ハンジ「!」
リヴァイ「…………どうかしたか?」


 ハンジ「……ドキドキしてる」
リヴァイ「…………」


 ハンジ「ちょっと早いね」フフッ
リヴァイ「…………」


 ハンジ「激しい運動したから?」ニヒッ
リヴァイ「………………」ナデナデ



 ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「…………」ナデナデ


 ハンジ「? ねぇ、リ……」
リヴァイ「……………お前を抱いたからだ」


 ハンジ「――っ!?」ビクッ
リヴァイ「おい、暴れるなよ」グッ


 ハンジ「あ、あなたが恥ずかしいこと言うから!」ジタバタ
リヴァイ「そうか?」ギュッ


 ハンジ「そうだよ! くそ! 離せ、ばか!」ジタバタ
リヴァイ「暴れるな」グッ


 ハンジ「~~~~っ! もう……」ヘナッ
リヴァイ「さっさと寝ろ」



【答えは】



 ハンジ「もう、寝付きにくくなっちゃったじゃないか。誰の所為だよ」ハァー
リヴァイ「お前だろ」


 ハンジ「…………そうだっけ?」
リヴァイ「そうだ」ナデナデ


 ハンジ「なんか違う気がするんだけど」
リヴァイ「納得しておけ。寝ろ。でねぇといつまでもお前を乗せておかなきゃならねぇだろうが」


 ハンジ「…………リヴァイって律儀だよね」
リヴァイ「…………なんでそうなる」


 ハンジ「ふふっ、まぁいいや。おやすみ」ポフッ
リヴァイ「……よく分からねぇが寝るならいい」ポンポンッ


 ハンジ「……ね、リヴァイ」
リヴァイ「だから寝るんじゃねぇのか。なんだ」



 ハンジ「好きだよ。あなたの全てが」
リヴァイ「……」


 ハンジ「ふふふっ、鼓動早い」ギュッ
リヴァイ「…………」グイッ


 ハンジ「わ、リヴァっんんっ」
リヴァイ「――――」


 ハンジ「ん……」
リヴァイ「……は」


 ハンジ「はぁ……」
リヴァイ「……寝ろ」ギュッ


 ハンジ「うん……おやすみ」
リヴァイ「……ああ」ナデ…


レスありがとうございます


アレなシーンは飛ばされました。そして今日は6話投下
明日も仕事だがきっと見てしまうだろう(予言)
次も日曜に。ではまたーノシ

乙~。
アニメオリジナルのリヴァハンシーン突っ込まれてたな萌え
アニメも原作もきつい所だからこのスレが糖分多めで嬉しい


【自慢】


ハンジ「最近雨降らないねぇ」

リヴァイ「お陰で暑くてたまらん」

ハンジ「夕立ちくらいあればいいんだけど」

リヴァイ「で、お前は何をしてる」

ハンジ「川に行く準備」

リヴァイ「……水着で川まで行く気か」ジロッ


ハンジ「川まではちゃんと着るよ。その前にリヴァイに見せようと思って」

リヴァイ「わざわざ見せに来なくていい」

ハンジ「だってリヴァイは今日来れないでしょ? 川に」

リヴァイ「…………」

ハンジ「書類山積みだもんね?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「私は余裕だからいってきます☆」

リヴァイ「クソが」



【世話焼き係】


――近くの森にある川――

ニファ「冷た~い!」パシャッ

ハンジ「ねぇ? 気持ちいいよねぇ」

ニファ「はい! もう暑くて汗ベタベタで不愉快極まりなかったですよ~」

ハンジ「うんうん、ニファが喜んでくれて嬉しいよ」ナデナデ

ニファ「えへへー」


アーベル「……なんだな、俺は今少し幸せな気分だ」ホッコリ

ケイジ「奇遇だな、俺もだ」ホッコリ

モブリット「俺も。だけど兵長も来たかっただろうなとも思ってる」

ケイジ「お前、本当に苦労性だよな」

アーベル「世話焼きは今忘れとけ」

モブリット「兵長いないから気をつけないといけないし」

アーベル「あ、兵長にいてほしかったってのも込められてたのか」

ケイジ「……モブリット、お前いい性格してるよな」



【高速うなずき】


ペトラ「ハンジ分隊長の班の方、川遊びに行ったんですか?」

リヴァイ「ああ」

エルド「最近暑いですもんねぇ」

グンタ「訓練ともなると特にきついよな」

オルオ「ふんっ、何をたるんでやがるんだ。訓練ごときでそんな」

ペトラ「うわっ、暑苦しい。オルオ寄らないで」


オルオ「ああ!?」

ペトラ「あー、でもいいなぁ。川遊び。涼しそう」

リヴァイ「…………悪いな」

ペトラ「え? あ! ち、違います!! 今すぐどうこうというわけではなく、今度行こうと思っただけで!!」

リヴァイ「そうか」

ペトラ「そうです! そうです!!」コクコクコクコクコクコクコクコク!

リヴァイ「……首が取れるぞ」



【勝手に浮かぶあの人】


――近くの森にある川――

ハンジ「……」パシャッ…

ハンジ(今も書類とにらめっこしてるのかな?)

ハンジ(暑くても結構きっちり着込んでるしなぁ、あの人)フッ

ハンジ「…………」

ハンジ(いや、以外とそうでもないか?)

ハンジ(でも兵服だとちゃんとしてるか)

ハンジ「……ふぅ」パシャッ


ニファ「どうしました?」

ハンジ「ん? いや、たまにはのんびりもいいなと思ってね」

ニファ「……兵長のこと考えてたんじゃないですか?」フフッ

ハンジ「なっ!? そ、そんなことは」

ニファ「んふふー。表情が違いましたから」

ハンジ「ひょ、表情って」

ニファ「なんて言いましょうか……優しい顔をされてましたよ」

ハンジ「…………そ、そう」

ニファ「一緒に来たかったですね」

ハンジ「…………うん、そうだね」



【はしゃぐ】


――川――

ハンジ「ちょっと一休みー」ザバッ

ハンジ「よっと」ストンッ

アハハハハ! バシャッバシャッ

ハンジ「あーみんなは元気だねぇ。若いねぇ」

リヴァイ「年寄りじみてるな」

ハンジ「いやぁ、もう結構な年だか…………」

ハンジ「!!?」バッ

リヴァイ「何を呆けたツラしてやがる」


ハンジ「い、いやいや! そんなツラにもなるでしょうよ。どうしたの!? 書類は!?」

リヴァイ「終わらせたに決まってんだろ」

ペトラ「わーい! 川だーー!!」

オルオ「おいおい、はしゃぐんじゃねぇ。こういうときに準備体操を忘れるとだな」

ペトラ「えいっ」ドンッ

オルオ「のわっ!?」

バシャーンッ!!

オルオ「ぶはっ!! おい! この! ペトラ!!!」

ペトラ「あはははは! 油断大敵ー」

エルド「おいおい、本当に危ないぞ」

ペトラ「ごめーん。準備体操先にしてたみたいだからつい」


グンタ「ついって。まぁ、オルオだから大丈夫だろ」

バシャッ!!

エルドグンタペトラ「「「!?」」」ビッショリ

オルオ「俺だからってなんだってんだ!」

ペトラ「ちょっ! まだ水着になってないのに!!」

オルオ「服のままの俺を突き落としたお前が言うか!?」

グンタ「帰りの着替えどうすんだよ」ポタポタ

エルド「どう考えても俺はトバっちりだよな……?」ビッショリ

リヴァイ「………………あいつら」

ハンジ「あはは! 楽しそうで何よりだね!」


レスありがとうございます
アニオリで入っててよかった。いい感じのやつだったしww
しかし仕方ないとはいえ、いくつか絡みがカットされてる……(泣)
あとで出てきたりしないだろうか……


本当は最新巻で出てきたオニャンさんを出したかった……いずれ出すけどよ
そんじゃ日曜に。ではまたーノシ

リヴァイ班とハンジ班がキャッキャしてるとか楽園かよ


【ほんわか】


――川遊び中――

ペトラ「どうもー、お邪魔しまーす」ペコリ

ニファ「どうぞどうぞー、お邪魔してくださーい」ニッコリ

ペトラニファ「「あははははは!」」

アーベル「………………いいな」

エルド「ああ、いいな」

ケイジ「お前ら怪しいぞ」

グンタ「エルド、奥さんにつげ口するぞ」

エルド「やめてください」


アーベル「なんだよ、女の子たちがきゃっきゃっしてんのかわいいだろ」

ケイジ「こいつやべぇぞ」

アーベル「お前らが邪な目で見すぎてんだよ!」

モブリット「まぁまぁ。楽しそうにはしゃいでるの見たらこっちも楽しくなるってことだよ」

アーベル「そう、それ!」

ケイジ「子供を見る目かよ」

アーベル「それ以外のなんだと思ってんだよ」

ケイジ「いやぁ、それは……なぁ? グンタ」

グンタ「は!? 俺!? あ、いや、だってペトラたちは子供じゃないだろ」

アーベル「そうだけど、そういうことじゃなくてな」


モブリット「まぁ、もういいじゃないか。俺たちも川遊びしよう」

ケイジ「そうだな」

エルド「そういや、オルオは…………と?」

オルオ「……」ジー

ペトラ「えーい!」バシャッ

ニファ「きゃっ! やったね? お返しだー!」バシャッ!

オルオ「………………………………いい」

みんな「「「「「……………………」」」」」

エルド「…………あいつが一番やばいな」



【夏の思い出】


ハンジ「あはは、みんな楽しそうだね」

リヴァイ「そうだな」ストッ ←隣に座った

ハンジ「あなたは混ざらないの?」

リヴァイ「いない方がいいだろ」

ハンジ「また、そんなこと。混ざってくれた方が楽しいんじゃない?」

リヴァイ「……それはねぇな」

ハンジ「そうかなぁ? 私は楽しいけど」


リヴァイ「お前があいつらに混ざるのと俺が混ざるのとは違ぇよ」

ハンジ「違う違う。私はあなたと遊ぶと楽しいってことだよ」

リヴァイ「…………お前とあいつらとは違ぇだろ」

ハンジ「そりゃ、そうだけどさ。遊んでるあなた、面白いのに」

リヴァイ「遊んだことあったか?」

ハンジ「あるよ。スイカの種飛ばしとかしたじゃん」

リヴァイ「…………黙ってろ」

ハンジ「はいはい。あれは知られない方がいいね」クスクス

リヴァイ「……」チッ



【まるで祖父のよう】


ペトラ「あ、ほら! そこ! オルオ、捕まえて!!」

オルオ「おりゃっ!!」バシャッ

ペトラ「あー、逃げられたー」

オルオ「素手で魚捕るのはさすがに無理があるぞ」ハァハァ

ペトラ「そこは討伐数がずば抜けてるオルオなら!」

グンタ「こんなときばっかり持ち上げてるな」

エルド「女……いや、ペトラの恐ろしいところだな」

ニファ「アーベル、捕まえられる?」

アーベル「は?」

ニファ「できそう?」キラキラ

アーベル「ぐっ」


ケイジ「…………」ソーッ

ニファ「ケイジも協力したらイケるよね!!」クルッ

ケイジ「くっ、見つかった」

モブリット「一人が追い立ててもう一人が待ち構えてたらイケるかもね」

ニファ「お、いいですねー!」

ケイジ「あいつ、ちゃっかりと」

アーベル「兵長が来てくれたから解放されたとばかりに楽しんでやがるな」

ケイジ「……仕方ねぇっちゃ仕方ねぇか」

アーベル「ハンジ分隊長のことは任せまくってるからなぁ」

モブリット「……」ニコニコ

ケイジ「……だけど、お二人を見ながらニコニコしてんのはちょっと怖ぇな」

アーベル「まぁ、確かに」



【いたずら】


ハンジ「私たちもちょっとは川遊びしようか。さ、行こう」ガシッ、グイッ

リヴァイ「ああ? おい」

ハンジ「飛び込むよー!!」

リヴァイ「おい待て、クソメガ」

ザパーンッ!!

ゴポゴポゴポ.。o○……

リヴァイ(あの、クソメガネ。いきなり)シワー

ハンジ(……)ニッ

リヴァイ(てめぇ……)ゴポッ

――グイッ


リヴァイ「!!」
ハンジ「――――」チュッ



リヴァイ「――――」

ハンジ「……」ニィッ

リヴァイ(お前――――)

ハンジ「……」ザッ↑

リヴァイ(……チッ)ザッ↑

ハンジ「ぷはっ!! はぁー!」バシャンッ

リヴァイ「――はっ」バシャンッ

モブリット「ハンジさん! いきなり飛び込むからびっくりしましたよ!」

ハンジ「あはは! ごめんごめん。この辺り深かったから飛び込んでみたかったんだ」

モブリット「ああもう、貴女って人は!」

リヴァイ「…………」



【倍返しだ!】


モブリット「全く、兵長まで巻き込んで!」

ハンジ「リヴァイなら大丈夫だって! ね?」

リヴァイ「…………ああ、そうだな」

ハンジ「ほらね?」

リヴァイ「だが」ガシッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「いきなり落とすんじゃねぇクソメガネ!」ガッ↓

ハンジ「ガボゴボゴボボ!!!」

モブリット「あーもう、言わんこっちゃない」


リヴァイ「…………クソメガネが」ザブンッ↓

モブリット「え」

ハンジ(ちょっ、より深く押し込んできやがった! いい加減放せ、リヴァ――――)

リヴァイ(……仕返しだ)ゴポッ

ハンジ(えっ)


リヴァイ「――――」
ハンジ「!?」


リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ(!? こいつ! 舌まで!!)


リヴァイ「――――」ニッ

ハンジ「!!?」


リヴァイ(上がるぞ)クイッb

ハンジ「――――」ポカンッ

リヴァイ(……何を呆けてやがる)ガシッ

ハンジ「!」

リヴァイ(世話の焼ける)ザッ↑

ハンジ「――――」ザッ↑

リヴァイ「――はっ、クソメガネ、自分で上がれ」

ハンジ「ゴホッ、あなたの、所為でしょうに」


レスありがとうございます
一時の楽園でも……とか言うと壁の王様みたくなっちゃうなww


今更だがアニメが社会人に優しくねぇ。いや、もう少ししたら学生にもだが
とにかく毎月曜が寝不足じゃないかっ
※見ないという選択肢は削がれた
次も日曜に。ではまたーノシ


【仲が良いほど】


リヴァイ「人の所為にしてんじゃねぇ」

ハンジ「リヴァイが妙なことするからだろ」

リヴァイ「てめぇがやったことをやり返しただけだろうが」

ハンジ「(いろんな意味で)深すぎるだろうが!!」

リヴァイ「返しは倍だからな」

ハンジ「うっわ、リヴァイ心狭っ」

リヴァイ「ああ?」


ケイジ「…………モブリット、放っておいていいのか?」

モブリット「少しびっくりしたけどあれなら放っておいてもよさそうだから」

アーベル「そうか? 喧嘩してるぞ」

モブリット「…………犬も食わないってやつだよ」ボソッ

ケイジアーベル「「……あぁ」」

ハンジ「リヴァイのバーカ」

リヴァイ「てめぇが馬鹿だ、クソメガネ」

モブリット(…………あんたら子供ですか)



【安心する場所】


ハンジ「みんなー! そろそろ帰るよー!!」

みんな「はーい!!」

リヴァイ「ガキの引率か」

ハンジ「あはは! みんなそんな歳じゃないけどね」

リヴァイ「怪我はしてねぇだろうな?」

みんな「大丈夫です!!」

リヴァイ「ならいい」

ハンジ「忘れ物しないようにね」


みんな「了解です!!」

ハンジ「あははは! 本当に引率してる先生みたいだ。みんなの準備ができたら帰ろうか」スッ

リヴァイ「待て、ハンジ」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「お前が忘れ物してどうする」つメガネ

ハンジ「あ、眼鏡」

リヴァイ「てめぇの一部、いや、むしろてめぇ自身だろうが」

ハンジ「眼鏡は自身じゃないよ。勝手に眼鏡を本体にしないでくれ。
ああ、でもありがとう。大変なことになるところだった」カチャッ


リヴァイ「眼鏡無しじゃ見えねぇくせに忘れんじゃねぇ」

ハンジ「ははっ、リヴァイがいたからつい油断してしまったよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「…………油断してんじゃねぇ」

ハンジ「ふふっ、そうだね。気をつける」

リヴァイ「…………」チッ

ハンジ「あ、みんな準備できたみたいだね。じゃあ、帰るよー!!」

みんな「はーい!!」



【金髪三兄弟】


ナナバ「エルヴィン、これ、ミケから」

エルヴィン「ああ、ありがとう」

ハンジ「! ……」ジッ

リヴァイ「何を見てやがる」

ハンジ「うーん、いや、ちょっとね」

リヴァイ「?」

ハンジ「ねぇ、エルヴィン」

エルヴィン「うん?」

ハンジ「そのままそこにいて。ナナバ、エルヴィンの隣に立ってみて」

ナナバ「いきなりなんだい?」スタスタ


リヴァイ「何がしてぇんだ」

ハンジ「うーん、こうやって並ぶと兄妹みたいじゃない?」

リヴァイ「金髪碧眼なら兄妹か? なら俺とケイジなんかも兄弟になるんじゃねぇか?」

ハンジ「ぶっは!! 背丈が逆すぎるだろう!? ケイジが兄なの? 年齢逆だけど!!」ゲラゲラ

ドゲシッ!!

ハンジ「ぶへっ!!」ビタンッ

リヴァイ「クソメガネ、てめぇの背骨引っこ抜く。大人しくしてろ」

ハンジ「ぐえっ! 大人しくできるか!! 足下ろせ! くそリヴァイ!!」ジタバタ

ナナバ「……この特徴で兄妹ならミケも兄妹だね」

エルヴィン「そうだな」



【凄い嫌そうな顔されるだろ】


ミカサ「エレン、何か付いてる」ヒョイッ

エレン「ん? ああ、悪ぃ」

ミカサ「ほこり……」

エレン「さっき掃除してたからな」

ミカサ「…………あいつ」

エレン「いや、自主的だからな? 自分の部屋だし」

ミカサ「…………そこまで綺麗好きじゃなかった」ムスッ

エレン「部屋の掃除は普通だろ。どうしたんだよ」


ミカサ「それは……」

アルミン「リヴァイ兵長に似てきてるのが嫌なんじゃない?」クスクス

ミカサ「…………似てない」ムッスー

エレン「いやー、あそこまではさすがになぁ。なんとか許しを貰えるくらいだしなぁ」

ハンジ「…………」ジッ

リヴァイ「何ガキ共を観察してやがる」

ハンジ「リヴァイ、ミカサの隣に」

リヴァイ「行かねぇからな」



【多分ミカサも鳴らす】


――それからしばらく経って――

ハンジ「リヴァイとミカサが似てるのって同じアッカーマンだったからなんだねぇ」

リヴァイ「似てねぇ。そもそも遠縁だろ。近縁とは思えん」

ハンジ「そうかなぁ?」

リヴァイ「あいつはどっちかと言えば東洋の色が濃いだろ」

ハンジ「その東洋がよくわからないからなぁ」


リヴァイ「あまり見ねぇ顔だろ」

ハンジ「まぁ、そうかな? でもなぁ」チラッ

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「ケイジよりかは兄妹っぽいと思うよ」

リヴァイ「………………」シワー

ハンジ「背丈は逆だけど」

リヴァイ「やはり背骨を引っこ抜かれたいらしいな」ペキポキッ

ハンジ「抜かれたくないしその手をペキポキ鳴らすのもやめろ!」


アニメで謝罪シーンがあってご満悦ですわ
次も日曜に。ではまたーノシ


リヴァハン幼児化はやったので、リヴァイ班ハンジ班を軽率に幼児化させよう

アニメはザックレーに全部持ってかれたww


【油断大敵】


ハンジ「あー暑ーい」

モブリット「中々暑さが和らぎませんね」

ハンジ「ここ最近雨があんまり降らないからねぇ」

リヴァイ「おい、ハンジ」

ハンジ「やぁ、リヴァイ。どうかしたのかい?」

リヴァイ「どうかしたじゃねぇだろ。このクソ暑い状況で何日風呂に入ってねぇんだ」

ハンジ「水浴びくらいはしてるよ」

リヴァイ「……ちゃんと洗え」シワー

ハンジ「いやぁ、最近立て込んでてさ。そろそろ入ろうとは思っていたんだよ、うん」

モブリット「ん? ちょっと曇ってきましたね」

ハンジ「夕立でも降るのかな? 降ってくれるといいけど」

リヴァイ「! おい、お前」


ポツ、ポツ、ポツ…

ハンジ「雨だ! 降ってきた!」ガタッ!

リヴァイ「待て! クソメガ――!!」

モブリット「ハンジ分――!!」

ダダダダダダ…

リヴァイ「クソッ!」ダッ

ダダダダダダ…

モブリット「……素早すぎますよ、分隊長」ハァー

ニファ「あの……副長」

モブリット「うん、タオルを用意しておこうか。ニファは着替えを持ってきてくれる?」

ニファ「了解しました」

モブリット「あと、悪いんだけど――」



【何度でもやる】


ザァァァァ……

ハンジ「わっひょーい!」バシャッ

リヴァイ「おい! このクソメガネ!!」ガシッ、グイッ

ハンジ「おっと、放してくれよ。ほら、リヴァイこれで」

リヴァイ「一石二鳥じゃねぇんだよ」

ハンジ「おや、よく分かったね」

リヴァイ「てめぇ、前にもやっただろうが」

ハンジ「そうだっけ?」

リヴァイ「頭良いくせに記憶力がねぇのか」


ハンジ「いやー覚えてるけどさ」

リヴァイ「普通に風呂に入れ」ハァー

ハンジ「変わった入り方も面白いかなって」

リヴァイ「風呂に面白さを求めるな」シワー

モブリット「リヴァイ兵長」スッつタオル

リヴァイ「あぁ、助かる」スッ、バサッ

ハンジ「わっぷ! そんなに濡れてないよ」

リヴァイ「少し飛び出したときに頭が濡れただろうが」ガシガシ

ハンジ「今からお風呂に突っ込まれるんだろ? どうせ濡れるんだから拭かなくても」

リヴァイ「廊下を汚すな」

ハンジ「あぁ、なるほど」



【用意周到】


リヴァイ「ハンジ、そのままタオルは被ってろ。夏とはいえ冷える」

ハンジ「はいはい」

リヴァイ「今から風呂の準備を――」

モブリット「あぁ、それなら今ニファに準備させています」

リヴァイ「……そうか」

モブリット「着替えも頼んでいますので」

リヴァイ「助かる」

ハンジ「さすが私の副官!」エッヘン!

リヴァイ「部下に迷惑かけて威張るな、クソメガネ」



【お誘いでした】


ハンジ「あー極楽極楽」パシャッ

リヴァイ「だったら普通に入れ」ワシャワシャ

ハンジ「んー、なんとなく?」

リヴァイ「クソメガネ」バシャー!

ハンジ「ぶはっ!!」

リヴァイ「頭は洗った。あとは自分でやれ」ペシッ

ハンジ「あいてっ。はーい」

リヴァイ「……」グイッ

ハンジ「ん?」



 リヴァイ「――――」
ハンジ「ん……」


リヴァイ「っ…………今夜、部屋に来い」

ハンジ「……りょーかい」フッ

リヴァイ「精々(せいぜい)磨けよ」ワシャッ

ハンジ「はーい」

スタスタスタスタ……パタンッ

ハンジ「…………しっかり磨いておかないとねぇ」クスクス



【少しでも長く】


ハンジ「あー、さっぱりした」

ニファ「でしたら普通に入ってください」

ハンジ「さっきも聞いたなーそれ」

ニファ「いろんな人に言われないようにしてください」

ハンジ「ごめんごめん」

ニファ「もう。今から夕食、食べに行きますよ」

ハンジ「はーい……ってもしかしてリヴァイに言われた?」

ニファ「一人にしておくと食べずにまた何かを始めるかもしれないから食べるまで見張っておけ、と」

ハンジ「Oh」

ニファ「そして食べ終わったらリヴァイ兵長のお部屋に放り込め、と」

ハンジ「――――リヴァイ!! アノヤロウ!! なんてことをニファに頼んでんだ!!!」


ニファ「? 寝るまで見張るためじゃないんですか?」

ハンジ「う、いや、うん。見張られなくても寝るし、自室でいいし」

ニファ「寝ないですよね?」

ハンジ(うぅ……睡眠に関して信用がない)

ニファ「……リヴァイ兵長、一緒にいたいんじゃないですかね」

ハンジ「え?」

ニファ「このところ立て込んでましたし」

ハンジ「……」

ニファ「本当は食事もご一緒されたかったんでしょうけど仕事が終わってないそうで」

ハンジ「……そっか」

ニファ「兵長のお部屋で、待っててあげてください」

ハンジ「うん、そうするよ」


レスありがとうございます
二人で子育てやなwwエルヴィンにミケ、ナナバも参戦させたら楽しそうだな
ザックレーのあれは民衆に晒さないでほしい逸品です


次は水曜予定。来れるかな……いや、来る。なんとか
ではまたーノシ


【はいはいこっちこっち】


――食堂――

ガヤガヤ……

ハンジ「ん? なんだか賑やかだね」

ニファ「そうですね。まだ早い時間だからですかね」

ナナバ「こっちこっち!」

ハンジ「ナナバ」

ナナバ「夕食も置いてあるから」

ハンジ「ええ? …………リヴァイに頼まれたりした?」

ナナバ「んー、まぁ、ある意味」


ハンジ「どういうこと?」

ナナバ「ま、とりあえず座って」

ハンジ「うん……」ガタッ

ネス「ほらよ、ハンジ」ゴトッ

ハンジ「ん? 酒? ちょっと、夕食から酒って……」

ナナバ「さて!」

ハンジ「はい?」

ナナバ「主役が来たよ! せーの!」

「「「「「誕生日おめでとうございます!!」」」」」

ハンジ「は……?」



【譲れないもの】


ネス「おめでとう、ハンジ」

ハンジ「え、ええ?」

ニファ「おめでとうございます」ニッコリ

ハンジ「……う、へぇぇ!? 何このサプライズ! ありがとー!!」

ナナバ「あんた、完全に忘れてたね?」

ハンジ「いやぁ」

ナナバ「全く」

ネス「そんじゃ乾杯すんぞー! カンパーイ!!」

ハンジ「ちょっ、早っ」

「「「「「カンパーイ!!!」」」」」

ハンジ「ただ飲みたいだけだろ」


ナナバ「まぁ、いつもそんなもんでしょ」

ハンジ「そうだけど」

ニファ「兵長も参加される予定ではあったんですけど」

ハンジ「あれ? でも部屋に放り込めって……」

ニファ「それは、兵長が来られないようでしたら頃合いを見て引き上げさせろとのことでした」

ハンジ「長く居座って潰れるなってことか。部屋で待っててあげろってのは」

ニファ「兵長がどうやら無理そうなので……ちゃんと切り上げて兵長の所に行ってあげてくださいね」

ナナバ「……あいつ、どうしても仕事が終わらないんだってさ」

ハンジ「だったら私をお風呂に入れなきゃよかったのに」

ニファ「そこは譲れないと仰ってました」

ハンジ「……あ、そー」



【酔っ払いばっかり】


ワイワイガヤガヤ…

リヴァイ「……出来上がってんな」

モブリット「あ、へーちょー!」

リヴァイ「……モブリット」

モブリット「ハンジさんがぁー、ちょっとあれなのでー、行ってください」グイグイ

リヴァイ「おい、押すな」

ニファ「あ、へいちょう! すみません、タイミングを逃してしまいましたぁ」グスッ

リヴァイ「……ニファ、気にするな」

ニファ「はい!」ニッコリ


リヴァイ「…………」

ナナバ「リヴァイ、来たばっかりで悪いんだけど回収してくれる?」

ハンジ「んー」

リヴァイ「寝てんのか?」

ナナバ「寝かけてるってところかね」

リヴァイ「飲みすぎたのか」

ナナバ「うーん……どうかな?」

リヴァイ「とりあえず、連れていく」

ナナバ「うん、お願いね」



【急いている】


リヴァイ「おい、クソメガネ。起きろ」

ハンジ「うー……やだ」

リヴァイ「嫌じゃねぇ。立て。部屋で寝ろ」

ハンジ「むーりぃー。リヴァイ運んで」

リヴァイ「ふざけるな、クソメガネ」ペシッ

ハンジ「あいてっ。叩くことないじゃないかぁ」

リヴァイ「戻るぞ」

ネス「おいおい、飲まずに戻る気か? 飲んでいけよ」ズイッ

ナナバ「それ、結構強いやつじゃないか」


ネス「リヴァイならこれくらいイケるだろ」

ナナバ「ネスあんたね……」


調査兵1「えっ? あれキツいだろ」

調査兵2「俺だったらちびちびしかいけねぇよ」


リヴァイ「…………」ガシッ

ネス「お?」

ナナバ「!」

リヴァイ「……」ゴクゴクゴク…ダンツ!

「「「「「おおおおお!!」」」」」

ネス「イッキ飲みかよ」

リヴァイ「……多少の余興にはなっただろ」

ネス「……まぁ、な」



【乗り遅れた】


リヴァイ「もういいな? コイツは連れていくぞ」グイッ

ハンジ「うー……」グデーン

ネス「……まぁ、いいんじゃねぇか?」

リヴァイ「腕を肩に乗せろ。おい、少しは自分で立て」

ハンジ「いーやー」デローン

リヴァイ「クソが」

スタ、スタ、スタ、スタ、スタ……パタンッ

ニファ「…………リヴァイ兵長ってハンジ分隊長に甘いですよね」

ナナバ「あれは甘いと言うか」


ネス「どっちかってぇと独占欲じゃねぇか?」

エルヴィン「そうだな」

ネス「うおっ、エルヴィン。今来たのか?」

エルヴィン「ちょっと前だな。ハンジを祝えなくて残念だ」

ナナバ「明日でもいいんじゃない? 今日はもう無理でしょ」

エルヴィン「あとで祝いに行こうかと思ったんだが」

ナナバ「うわっ、分かってて言ってるね?」

ネス「馬に蹴られるぜ?」

エルヴィン「それは痛そうだ。やめておくよ」

ナナバ「白々しいったら」



【ほぼ周知の事実】


ミケ「しかしあいつら、一応隠しているんじゃなかったのか?」

ナナバ「ん?」

ミケ「周りをよく見てみろ」


「なぁ、さっきのリヴァイ兵長とハンジ分隊長って」

「いや、潰れたから連れていっただけだろ」

「でもハンジ分隊長、甘えてるように見えなかったか?」


「グデグデになってただけだろ」

「いやぁ、あれはあやしいだろ」

「あの空気でむしろ何もねぇってのがおかしいくらいだろ」


エルヴィン「良い感じで話が進んでいるな」

ネス「エルヴィン、楽しんでやがるな?」

エルヴィン「滅相もない」

ナナバ「うっそくさ」

ミケ「……もう隠す意味がないだろ、あいつら」



【演技】


――リヴァイ自室――

リヴァイ「おい、着いたぞクソメガネ」

ハンジ「んー……ベッドまで運んでー」ノッシリ

リヴァイ「体重掛けんじゃねぇ。動きづれぇだろうが」

ハンジ「……んふふふ」グイッ


リヴァイ「あ? ――っ!?」
ハンジ「んー」


リヴァイ「……っ、おい……」


ハンジ「部屋で待ってあげられなくてごめんよ」ナデ… ←頬を

リヴァイ「…………お前、そんなに酔ってねぇな?」

ハンジ「潰れるなってニファに伝言してただろ?」

リヴァイ「……」

ハンジ「本当はあなたが来る前に引き上げるつもりだったんだけどその前に来ちゃったから」

リヴァイ「あぁ、わりと早く終わった」

ハンジ「エルヴィンとミケが助けてくれた?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ははっ! いやに急いで連れ出すなと思ったら、二人が来る前に出ていきたかったんだね?」クスクス

リヴァイ「…………チッ」



【あなたから聞きたい】


ハンジ「二人には舌打ちじゃなくてお礼を言わないとねぇ」

リヴァイ「もう言った」シワー

ハンジ「……! その時にからかわれたんだね?」

リヴァイ「…………」シワシワー

ハンジ「ふ、ははははは! またからかわれると思って急いでたのか。そっか、あははは!」

リヴァイ「うるせぇ、クソメガネ!」

ハンジ「あはは、ごめんごめん」

リヴァイ「……チッ」


ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」ムスッ

ハンジ「そんな顔しないでくれよ。聞きたい言葉があるんだ」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「……おめでとう、ハンジ」


ハンジ「うん! ありがとう!」ギュッ
リヴァイ「……ああ」



乙ありがとうございます


ハンジさん誕生日おめ!!!
ケニーvsリヴァイのアニオリ良かった!
次は日曜に。ではまたーノシ

ハンジさんおめでとう
アニメの戦闘シーン格好良かった


【これで機嫌でもとっておけ】


リヴァイ「…………」スタスタ…

エルヴィン「やぁ、リヴァイ」

リヴァイ「…………」シワー

エルヴィン「眉間の皺で挨拶とは新しいな」

リヴァイ「何か用か」

エルヴィン「ハンジは一緒じゃないのか?」

リヴァイ「……まだ寝てる」

エルヴィン「まぁ、朝早いからな。一人にしたのか?」

リヴァイ「紅茶を入れる」

エルヴィン「なるほど」フッ

リヴァイ「……ハンジに用か?」


エルヴィン「昨日、祝いの言葉を言いそびれてしまったからな。誰かがさっさと連れ去ってくれた所為で」

リヴァイ「…………」シワー

エルヴィン「今日は休みになっていたが……昼には言えるか?」

リヴァイ「……多分な」

エルヴィン「ならそうしよう。……程々にしておけよ、今更だが」ポンッ

リヴァイ「……」

エルヴィン「ああ、そうだ。これを」スッ

リヴァイ「?」

エルヴィン「蜂蜜だ。紅茶に合うだろ?」

リヴァイ「ああ」

エルヴィン「直接渡したかったが今が最適だと思ってな。ではな」スタスタ…

リヴァイ「…………助かる」

エルヴィン「……」ヒラヒラ



【甲斐甲斐しい】


ハンジ「…………ん」モゾッ

リヴァイ「…………起きたか?」ギシッ…ナデ…

ハンジ「……リヴァ……イ?」

リヴァイ「紅茶、飲むか?」

ハンジ「ああ……いいね。飲みたい」

リヴァイ「分かった。準備する。その間に顔洗っておけ」ポンポンッ

ハンジ「ん」

スタスタスタスタ…

ハンジ「ふぅー…………」ギシッ


ハンジ「…………」グッ

ハンジ「…………きっつ」

ハンジ「もう、また朝までとか」

ハンジ「身体もたないよ」ハァー

リヴァイ「お前もねだったじゃねぇか」ヒョイッ

ハンジ「一人言聞くなよ。紅茶できたの?」

リヴァイ「蒸らし中だ。早く顔洗ってこい」

ハンジ「さっき気づいたんだけど、身体痛い」

リヴァイ「……水とタオル、持ってきてやる」

ハンジ「ありがとう」クスッ



【役に立った】


リヴァイ「ほら」カチャッ

ハンジ「ありがとう。良い香り」

リヴァイ「……」

ハンジ「ふぅー、おいし。蜂蜜?」

リヴァイ「エルヴィンから貰った。お前にだ」コトッ

ハンジ「へー、甘くてホッとする。疲れもとれそう」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「後でお礼言わないとね」フフッ

リヴァイ「……そうだな」



【身内の言い方】


ハンジ「ふわぁぁー」ノビー

ハンジ「昼までうだうだしちゃって身体が鈍りそう」コキコキ

エルヴィン「ハンジ」

ハンジ「エルヴィン。おは……こんにちは?」

エルヴィン「ははっ、こんにちは。リヴァイはどうした?」

ハンジ「休みでも訓練は欠かさないんだよ」

エルヴィン「一緒に行かなかったのか?」

ハンジ「軽い運動くらいはしたけどね。ああそうだ、蜂蜜ありがとうね」

エルヴィン「どういたしまして。遅れたが誕生日おめでとう」

ハンジ「あはは、ありがとう」

エルヴィン「我々を待たずにさっさと君を連れ去って行くものだからこんなに遅れてしまった」


ハンジ「あー……あの人をからかったでしょ?」

エルヴィン「んー……礼を言われてつい、な」

ハンジ「全く、だからさっさと姿を消したかったみたいだよ」クスクス

エルヴィン「それはしまったな。食堂に戻ってからにしておけばよかった」

ハンジ「やめてあげてよ」クスクス

エルヴィン「……」

ハンジ「ん?」

エルヴィン「いや、昨日を休みにできなくて悪かったな。今日一日ゆっくりするといい」

ハンジ「二人揃って休みをくれること自体がありがたすぎるくらいだよ。ありがとう、エルヴィン」

エルヴィン「ああ、ではな」

スタスタスタスタ…

エルヴィン「…………"あの人"、か」クスッ



【ごろごろ】


リヴァイ「……」ガチャッ

ハンジ「あ、おかえり」

リヴァイ「まだゴロゴロしてるのか」

ハンジ「さっきまで散歩してた。どっか行く?」

リヴァイ「いや……」

ハンジ「じゃあ、ゴロゴロしようよ」スッ

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「へへっ」グイッ

リヴァイ「…………」ドサッ

ハンジ「おっも」グエッ

リヴァイ「…………」


ハンジ「えっ? ちょっと、退く気無し?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「いや、引き寄せたのは私だけどさ。全体重かけられるとくっそ重いんだけど」

リヴァイ「…………」

ハンジ「おーい、リヴァーイ?」

リヴァイ「…………」ギュッ

ハンジ「……うーん、これリヴァイ流の甘えか」

リヴァイ「誰がだ、クソメガネ」モゴモゴ

ハンジ「あっは! ちょっと、そこで喋らないでよ。くすぐったい」クスクス

リヴァイ「くだらねぇこと言うからだ」

ハンジ「これお仕置き?」クスクス

リヴァイ「さぁな」


レスありがとうございます


板がちょっと危ない感じ? しばらく様子見かな
次も日曜に。ではまたーノシ


深夜はなんとかなりそう?けどヒヤヒヤする
リヴァイのヒストリア恫喝シーンはカットか
まぁ十代の女の子を三十路のオッサンが掴み上げて怒鳴り付けるっつー絵面は流石に可哀想かw


【疲れた声】


――ハンジ研究室――

モブリット「ハンジ分隊長、これを」

ハンジ「ああ……ちっ、許可は得られなかったか」

モブリット「掛け合ってみたのですが……」

ハンジ「気難しい人だからね。何度か交渉しないといけないだろう」

モブリット「捕獲に必要な器具を作ってほしいと言ってもなかなか難しいでしょうね」ハァー

ハンジ「自ら壁内に巨人を引き入れる手伝いをしているように感じるだろうからね」


モブリット「器具の一部分なんですがね」

ハンジ「それでも、さ。今まで使っていた物でも及第点ではあるんだが、この人の物が最高なんだよね」

モブリット「そうですよねぇ。頑張ります」

ハンジ「ははっ……頼むよ」

モブリット「はい」



リヴァイ「…………」||扉

リヴァイ「……」スッ

リヴァイ「…………」カッカッ…



【分かりにくいおねだり】


――お休みの日――

リヴァイ「……涼しくなったな」

ハンジ「うん? ああ、風が冷たくなったね」

リヴァイ「散歩するには持ってこいだな」

ハンジ「そうだねぇ…………」


リヴァイ「…………」

ハンジ「…………」

ハンジ(散歩、行きたいのか)

ハンジ「ゴロゴロしてるのも勿体ないし、外行く?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「……ふふっ」

リヴァイ「? なんだ」

ハンジ「なんでもないよ。行こうか」

リヴァイ「ああ」



【じっと見る】


――街――

ハンジ「あー、気持ちいいね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「たまには街をゆっくり見て回るのもいいね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「あ、サンドイッチ売ってるよ。買ってその辺で食べようか」

リヴァイ「そうするか」

ハンジ「よっしゃ。サンドイッチくださーい」

店員「はいよ」

リヴァイ「……」



【労い】


――丘――

ハンジ「はい、サンドイッチ」

リヴァイ「ん」

ハンジ「飲み物も買ったからね。あと付け合わせにポテト」

リヴァイ「ん」

ハンジ「ここ、いい感じの丘だよねぇ。風の通りもいいから気持ちいい」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「凄く贅沢な時間を味わってる気分だよ。いや、味わってるね」

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「リヴァイのお蔭だよ」


リヴァイ「あ?」

ハンジ「リヴァイが散歩に行こうって言わなかったら部屋でゴロゴロしてただけだからね」

リヴァイ「散歩に行こうと言ったのはお前だ」

ハンジ「外に行こうって言ったんだよ」

リヴァイ「意味は同じだ」

ハンジ「散歩するには持ってこいってのは散歩に行こうってのと意味は同じでしょ?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ありがとうね、リヴァイ」

リヴァイ「……礼を、言われることは何もしていない」フイッ

ハンジ「私は言いたかったんだよ」

リヴァイ「…………そうか」

ハンジ「そうだよ」フフッ



【穏やかな時間】


そよそよ……

ハンジ「はぁー、こんだけ気持ちいいと眠くなっちゃうね」

リヴァイ「別に構わんぞ」

ハンジ「ええー? でも」

リヴァイ「少しくらいならいいだろ」

ハンジ「うーん……」

リヴァイ「起こしてやる」

ハンジ「ううーん……じゃ、ちょっとね」ポスッ ←リヴァイの膝に

リヴァイ「ああ」ナデ…


ハンジ「ふふっ、気持ちいい」

リヴァイ「そうか」ナデナデ

ハンジ「うん。安心する……」ウトウト

リヴァイ「そうか……」ナデナデ

ハンジ「」スゥー…

リヴァイ「…………」ナデナデ

そよそよ……

リヴァイ「…………」

ハンジ「」スヤスヤ

リヴァイ「…………あぁ、悪くねぇな」ナデ…


レスありがとうございます
まぁ、順番入れ替えてたからあれで恫喝すると変だからねww仕方ない
あの場面がありそうで良かったってことで
板、大丈夫そうで一安心


穏やかに過ごす二人を書きたかった
単品誕生日SSを遅れてでもやろうと試みてるが締め切りを過ぎてしまうと焦らなすぎて進まねぇ
9月中にはなんとかしようという宣言で追い込んでみる……
次も日曜に。ではまたーノシ


原作のハンジさんつらそうだからね…


【これはマズイ】


ハンジ……

あ……んぅ……

はぁ……

リ、ヴァイ

ハンジ……いいか?

うん……きて…………





ハンジ「は!?」パチッ!

ハンジ「!?!!?」カバッ!!

ハンジ「はぁ、はぁ」キョロキョロ

ハンジ「リ、リヴァイ……?」


シーン……


ハンジ「は…………いるわけないじゃないか……」


ハンジ「~~~~っ!!」

ハンジ「なんっっって夢!!!!」ガシガシッ!!

ハンジ「くぅぅ」ボフンッ

ハンジ「……あ゙ー…………淫夢ってやつか」

ハンジ「なんでこんな…………はぁぁぁ」

ハンジ「…………」

ハンジ「起きるか」ノロノロ



【奇行が後を絶たない】


リヴァイ「…………」トントントントン

ミケ「……」スンッ

リヴァイ「…………」トントントントン

エルヴィン「…………リヴァイ」

リヴァイ「あ? なんだ?」トントントントン

エルヴィン「机を指でとんとん叩くのをやめないか?」

リヴァイ「……」トントン…

ミケ「無意識か」

リヴァイ「…………チッ」

エルヴィン「何かあったのか?」

リヴァイ「……クソメガネが…………」


ミケ「ハンジが?」

リヴァイ「……」

エルヴィン「また何かしたのか?」

リヴァイ「…………」シワー

ミケ「そこまで言っておいて隠すのか?」

リヴァイ「………………分かっているだろう」

エルヴィン「さて? 原因は分からないが」

リヴァイ「俺も分からねぇんだよ」シワシワー

ミケ「喧嘩したんじゃないのか?」

リヴァイ「覚えがねぇ」

エルヴィン「なら何故ハンジはお前を避けているんだ?」

リヴァイ「だからそれが分からねぇって言ってんだ」シワシワシワー



【かけこみでら】


ナナバ「あんた何やらかしたの?」

ハンジ「なんでやらかしたってなるんだよ」シワッ

ナナバ「リヴァイから逃げ回ってるでしょ?」

ハンジ「……逃げてるわけじゃ」モニョモニョ

ナナバ「逃げてるでしょ」

ハンジ「ハイ」

ナナバ「そんなことしてたらどうなるか分かってるでしょうに」

ハンジ「あー……もうちょっと大丈夫、かな?」


ナナバ「いや、そろそろダメだと思う」

ハンジ「マジか」

ナナバ「マジで」

ハンジ「うおー! だってさー!」バタバタ

ナナバ「いきなり暴れないでよ。そろそろ自分の部屋に戻ってくれない?」

ハンジ「そんなぁー」

ナナバ「ここは私の部屋。あいつが来て痴話喧嘩をやられても困るの。さ、戻った戻った」グイグイ

ハンジ「ナナバが冷たい~~」

ナナバ「どうせ大したことじゃないんでしょ?」

ハンジ「うーん……まぁ、そう、かな?」


ナナバ「ならさっさと会ってきなよ。リヴァイ寂しそうにしてたよ」

ハンジ「え? そ、そうなの?」

ナナバ「うん(嘘)」シレッ

ナナバ(どちらかといえばイライラしてたが正しいけど)

ハンジ「そっか……それはダメだね」

ナナバ「うん」

ハンジ「とりあえず、部屋に戻るよ……」

ナナバ「そうしな。大丈夫だから」

ハンジ「ありがと、ナナバ」



【犬も食わないじゃない】


バタンッ

ハンジ「ふぅー……」

ハンジ「そろそろヤバいか……1週間? いや、10日?」

ハンジ「さすがにちゃんと話さないとな……」

ハンジ「…………」

ハンジ「明日に」

リヴァイ「……クソメガネ」

ハンジ「ひょっ!?」ビクッ!

リヴァイ「てめぇ、何を考えて――」

ハンジ「ごめん! 明日ね!!!」ダッ!

リヴァイ「あ゙あ゙!? ふざけるな! クソメガネ!!!」ダッ!!

ダダダダダダダ…





……ガチャッ

ナナバ「……」ヒョコッ

ナナバ「行ったか」フゥー

ナナバ「全く、騒がしいったらないよ」ハァー

ナナバ「…………本当に」クスッ



【ホラー】


ハンジ「――っ!?」

ハンジ「しまった! 行き止まり……!!」ハァ、ハァ

カツンッ……

ハンジ「!!」ビクッ!

カツンッ……

ハンジ「……はぁ……はぁ」

カツンッ……

ハンジ「――っ」ゴクッ


――――カツンッ

リヴァイ「……よう、クソメガネ」

ハンジ「リ、リヴァイ……」

リヴァイ「覚悟はいいか?」カツンッ

ハンジ「なんの覚悟だよ! どんな恐怖だよ! あなたはどこの悪党だ!」

リヴァイ「元は悪党だ。間違っちゃいねぇ」カツンッ

ハンジ「いやいや、あなたは初めから悪党なんかじゃないよ。環境が悪かっただけだ」

リヴァイ「環境の所為にする気はねぇ」カツンッ

ハンジ「私だって地下街にいたらそりゃあ」


――――ドンッ!

リヴァイ「話を逸らそうとするな、クソメガネ」

ハンジ「そ、そこは足じゃなくて手で壁にドンッてやるところじゃないのかなー?」ダラダラ

リヴァイ「あ゙?」

ハンジ「か、顔の角度も見事に威嚇のそれだね」アハハ…

リヴァイ「……ハンジよ」

ハンジ「ハイ……」

リヴァイ「さぁ……話してもらおうか?」

ハンジ(ど、どう見ても拷問前の尋問にしか見えないな)ゴクリッ


レスありがとうございます
だよな……


次も日曜に。ではまたーノシ

リヴァイさんが笑うシーンはやっぱり切ない
アニメだと根性試しみたいなノリで殴られてたけど


【勇気がいります】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「で、一体なんだってんだ?」フンゾリ

ハンジ「いやぁ、そのぅ」セイザッ

リヴァイ「あ゙」

ハンジ「メンチの切り方が素晴らしいですね」→

リヴァイ「あ゙あ゙?」

ハンジ「はい、すみません」→


リヴァイ「遊びはいいから答えろ、クソメガネ」

ハンジ「あー、うーん……とてつもなく言いたくない」→

リヴァイ「あ゙!?」シワー

ハンジ「あ、うん、ごめん。逃げてたのはごめん。なんとかするから理由は聞かないで」→

リヴァイ「今すぐ何とかして見せろ。まともに目も合わせてねぇじゃねぇか」

ハンジ「あー……ちょっと、ちょっとだけ待って」スゥーハー、スゥーハー…

リヴァイ「…………」

ハンジ「よし!」ガバッ↑

リヴァイ「…………」


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………ぅ」ジー

リヴァイ「……?」

ハンジ「うおぉぉぉ! ダメだぁぁぁ!!」ベターンッ!

リヴァイ「!?」ビクッ

ハンジ「うおぉぉぉぉぉぉ!」ゴロゴロゴロゴロ

リヴァイ「…………とりあえず、転がるのはよせ」



【耐えられません】


ハンジ「うぅ……」

リヴァイ「なんだってんだ」ハァー

ハンジ「う」

ハンジ(そんな風に髪掻きあげないでくれよ……なんだってそんな……タメ息吐きながらとか)チラッ

リヴァイ「?」

ハンジ(……クラバットしてるけど首、結構太いんだよね……鎖骨とか綺麗だし)ジッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ(……目、も綺麗)ジー

ハンジ(唇も……案外柔らかくて……)ジー

ハンジ(腕も胸板も固くて……)ハァ


リヴァイ「おい」グイッ

ハンジ「は? え?」

リヴァイ「なんだ、そのツラ」シワー

ハンジ「え、な、なんかメンチ切ってた?」

リヴァイ「切ってねぇ。……ねぇが」ジッ

ハンジ「――っ」ビクッ

リヴァイ「……チッ」ヒョイッ

ハンジ「おわっ!? 抱えて……ちょっと、どこ行くつもり?」

リヴァイ「黙ってろ」ドサッ

ハンジ「わ! ベッド……ってリヴァイ!」

リヴァイ「クソが、物欲しそうなツラしやがって」チッ!



【堪えます】


ハンジ「なんで、こうなった……?」グッタリ

リヴァイ「そりゃあ、てめぇの所為だろう」ナデ…

ハンジ「ちゃっかりケツ撫でんな」ペシッ

リヴァイ「チッ……」

ハンジ「あー、うーん、でもこれが正解だったかもね」

リヴァイ「正解?」

ハンジ「まぁ、ちょっとあなたを見るとこう……何て言うかそういう目で見てしまうと言うか」

リヴァイ「前にもなかったか?」

ハンジ「あったかもね。でもちょっと違うんだよ」


リヴァイ「何がだ?」

ハンジ「より具体的と言うか……見たままあなたを裸に剥いてるみたいな……」

リヴァイ「……ほぅ?」

ハンジ「!」ハッ!

リヴァイ「つまり、近くに寄ると視姦――」

ハンジ「わー! わー! わー!! 言うな! 言うなぁぁ!!」ペシッ

リヴァイ「むがっ……」

ハンジ「ああもう! 恥ずかしい!」

リヴァイ「……っ」ガシッ、グイッ

リヴァイ「……恥ずかしいなんざ今更だ」


ハンジ「そうだけどさ」

リヴァイ「……なぁ、ハンジよ」スッ

ハンジ「……なんだい?」

リヴァイ「何も言わず逃げるのはやめろ」サラッ…

ハンジ「……」

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「うん……ごめん」

リヴァイ「分かりゃあいい」グイッ、ポスッ

ハンジ「うん」ギュッ



【気持ちは分かります】


リヴァイ「で」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「今、まっ裸なわけだが見なくていいのか?」

ハンジ「もう! 言うなって言っただろ!」ペシッ!

リヴァイ「なんだ、服の上から想像するのがいいのか」

ハンジ「リ~ヴァ~イ~~」シワッ


リヴァイ「……悪かった」

ハンジ「もう」

リヴァイ「まぁ、気持ちは分からんでもない」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「――っ」

リヴァイ「……服の上からというのは考えたことなかったな」

ハンジ「~~~~っ! ばか!!」



【調子に乗りました】


エルヴィン「なんだ、まだ仲直りしていないのか?」

リヴァイ「……」

ミケ「とにかく捕まえて話せと言っただろう」

リヴァイ「話しはした。ついでに仲良くもした」

ミケ「そこまで聞きたくはなかったな」

エルヴィン「仲直りしたのか。なら何故またハンジは逃げ回っているんだ」

リヴァイ「……それは俺の所為だな」


ミケ「何したんだ」

リヴァイ「まだ何もしてねぇ」

エルヴィン「する予定か」

リヴァイ「する予定もねぇが、あいつがされるんじゃねぇかと警戒してやがるだけだ」

ミケ「……なんの事かは分からんし分かりたくもないが早くなんとかしろ」

リヴァイ「…………また捕獲か」ハァー

エルヴィン「今回はお前が原因なんだろう? 身から出た錆だ」クッ

リヴァイ「…………チッ」シワー


レスありがとうございます
ケニーがいいキャラだった。声優さんがぴったりだった


今日のアニメ中止なんだって……
次も日曜に。ではまたーノシ


おのれチャーミー…


【対処法を見つけた】


リヴァイ「おい、ハンジ」

ハンジ「やあ、リヴァイ」

リヴァイ「逃げるのはやめたのか?」

ハンジ「やめた。なんか疲れるし」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「視姦されかかったら目ぇ潰せばいいしね」ウインクbグッ

リヴァイ「良い顔で物騒なこと言ってんじゃねぇ」



【スイッチ】


リヴァイ「普段の生活の中で視姦なんざするか。お前じゃあるまいし」

ハンジ「ちょっと! 私もしてないから! 未遂だから!!」

リヴァイ「しかけたんだろうが」

ハンジ「見事な腹筋や大胸筋、背筋してるリヴァイが悪い!」

リヴァイ「……何言ってんだお前」

ハンジ「服着てると分かりづらいけどムッキムキだよね! 腕も以外に太いしあちこち固くてさ!」

リヴァイ「おい」

ハンジ「羨ましいくらいだよ! 一体どういう鍛え方をしたらそんなになるんだい?」

リヴァイ「おいおいおいおい、待て。待ちやがれ。てめぇ瞳孔開いてんぞ」

ハンジ「大殿筋や大腿筋も素晴らしい! 1回皮剥いで見てみたいくらいだよ」ハァー


リヴァイ「……とんでもねぇこと言ってんじゃねぇ」

ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「断る」

ハンジ「まだ何も言ってないよ」

リヴァイ「少し皮剥げとでも言うつもりだろう?」

ハンジ「まさか! 無闇矢鱈に傷つける事なんてしないよ!」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「うわ、めっちゃくちゃ信用できないって顔してるね」

リヴァイ「今のてめぇは研究者のツラしてやがるからな」

ハンジ「なんだよ、ちょっと脱いでもらいたかっただけなのに」

リヴァイ「誰が脱ぐか」



【問題無いだろう】


リヴァイ「とりあえず、てめぇに視姦は無理だって事は分かった」

ハンジ「?」

リヴァイ「いつのまにかただの観察になりやがる」ハァー

ハンジ「おや? そういえばそうだね」フム

リヴァイ「だからもうやめろ。ベッドの上でまでやられたらかなわん」

ハンジ「し、しないよ!」

リヴァイ「いいや、あり得る」


ハンジ「無いよ、無い! そんなスイッチ入らないから」

リヴァイ「…………どんなスイッチが入るんだ?」

ハンジ「どんなってそれは」

リヴァイ「それは?」

ハンジ「………………分かってて聞いてるね?」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「意地悪でムッツリな奴だよ、リヴァイは」

リヴァイ「自分の女に対してムッツリで何が悪ぃんだ」

ハンジ「――っ!/// そういうとこ! ずるいよね、あなたは!!」



【許容するとき】



ハンジ「はぁー、ちょっぴり寒くなってきたよね」ノッシリ ←背に乗ってる
リヴァイ「邪魔だ」スタスタ


ハンジ「つれないなぁ。リヴァイカイロの出番なのに」ピットリ
リヴァイ「やめろ、鬱陶しい」グイッ


ハンジ「あ、もう。せっかく暖かったのにー」ブー

リヴァイ「俺はカイロじゃねぇ。行くぞ」

ハンジ「はーい」

ガチャッ



ハンジ「ふおっ!? 風冷たい」ノシッ
リヴァイ「……」


ハンジ「やばいなぁ、上着着てくればよかった」ノッシリ
リヴァイ「……」スタスタ


ハンジ「…………ねぇ、リヴァイ」ズルズル
リヴァイ「あ?」


ハンジ「乗っかってるのになんで何にも言わないの?」
リヴァイ「……」


ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「…………」


ハンジ「そっか! リヴァイ寒かったんだね! 予想外に外が寒かったんだね!」
リヴァイ「うるせぇ。耳傍で叫ぶな」スタスタスタスタ




【べしゃべしゃ】


ハンジ「今日は暑いなぁ」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「この時期は気温が上がったり下がったりするからね。着るものに困るよ」

リヴァイ「上着を持ち歩いておけ」

ハンジ「それしかないかぁ」

リヴァイ「風が冷たいのは救いだな」

ハンジ「そうだねぇ。水を被ると風邪引きそうだ」


リヴァイ「訓練後は被る奴もいるな」

ハンジ「あー注意しといた方がいいかもね。すぐに拭いて乾かすように」

リヴァイ「ああ、風呂上がりもちゃんと乾かせよ」

ハンジ「私かい」

リヴァイ「いつもべしゃべしゃのまま俺の所に来るじゃねぇか」

ハンジ「リヴァイに拭いてもらうのが一番いいんだよ。乾くの早いし、気持ちいいし」

リヴァイ「俺を便利道具扱いするんじゃねぇ。第一俺の所に来るまでに冷えるだろうが」

ハンジ「お風呂出て直でリヴァイの所に来てるし……今度は冷えないように頭にタオルをぐるぐる巻きにして来るよ」

リヴァイ「……せめてある程度拭ってから来い」


レスありがとうございます
また台風でダメかと思ったが今日はアニメがある!


次も日曜に。ではまたーノシ


【忙殺で忘却】


ハンジ「エルヴィン!」

エルヴィン「ん?」

ハンジ「今日は飲み会開くからね、忘れないでよ?」

エルヴィン「飲み会か……間に合えば行くよ」

ミケ「主役が間に合えば行くというのはダメだろう」

エルヴィン「主役?」

ハンジ「ダメだこりゃ。忘れちゃってるよ」ヤレヤレ

リヴァイ「お前も人の事言えねぇだろ」

エルヴィン「? 話が見えないが」

ミケ「お誕生日会と言えば分かるか?」

エルヴィン「………………あぁ」

ミケ「やっとか」クッ



【みんなでからかう】


ハンジ「いやぁ、でも忙しいと忘れちゃうよね」

リヴァイ「さっきは自分を棚に上げて呆れてやがったくせに」

ハンジ「う、うっさいな!」

ミケ「夫婦喧嘩はそこまでにしろ」

エルヴィン「困った夫婦だな」クックックッ

ハンジ「夫婦じゃないから!」

リヴァイ「夫婦じゃねぇな」


ミケ「まだ、な」

エルヴィン「まだだな」

ハンジ「ミケ! エルヴィン!!///」

リヴァイ「…………そうだな、まだだ」フム

ミケ「……ほう」ニヤニヤ

エルヴィン「ほほう」ニヤニヤ

ハンジ「リヴァイ!!!///」



【お祝いは楽しく】


「「「エルヴィン団長、おめでとうございまーす!!! かんぱーい!!」」」

エルヴィン「乾杯が早いな」

ミケ「まぁ、そんなもんだろ」グビッ

リヴァイ「何かに託(かこ)つけて飲みてぇだけだからな」グビッ

ハンジ「お祝いの気持ちもあるから!」グビッ

エルヴィン「気持ちはありがたいよ」グビッ

ゲルガー「だんちょー! おめでとーござーます!」

エルヴィン「ありがとう」

リーネ「ちょっと! もう酔っ払って! すみません、団長」

エルヴィン「いいさ」クッ


ネス「エルヴィン、おめでとさん!」

エルヴィン「ああ、ありがとう」

ハンジ「あはは! 忙しいねぇ」

エルヴィン「…………」

ハンジ「? エルヴィン?」

エルヴィン「……いや、ありがたいな」

ミケ「……」スンッ

リヴァイ「クソみてぇな事考えてんだろ」

エルヴィン「そうでもないさ」

リヴァイ「はっ、どうだか」

ハンジ「じゃ、そのクソみてぇな事を忘れて飲んだ飲んだ!」トポトポ


エルヴィン「おっと」

リヴァイ「てめぇ、注ぎすぎだ。クソメガネ」

ハンジ「これくらいイケるって」

リヴァイ「イケるイケねぇじゃねぇ。零れるだろうが」

ハンジ「少しくらい零れてもいいじゃないか。全く潔癖なんだから」

リヴァイ「勿体ねぇ」

ハンジ「そっちか!」

エルヴィン「ふっ、騒がしいな」

ミケ「いつもの事だ」

エルヴィン「そうだな」フッ



【だいすき】


「うう……もう飲めねぇ」

「くごー」

「」チーン

ナナバ「死屍累々って感じだね」

リヴァイ「その中にメガネが混じってやがるのが問題だ」

ハンジ「うーん、もう飲めない」ペッショリ

ミケ「途中で飲み合いやってたな」

エルヴィン「勝ってたな」


リヴァイ「クソメガネが」

ハンジ「あー、りばいだぁーりばいー」ウヘヘー

リヴァイ「…………」

ハンジ「ねぇねぇ、りばいー」

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「ええっとね、ふふふふー」

リヴァイ「酔っ払いは要領得ねぇな」

ハンジ「もちょっとこっちに来てよ」オイデオイデ

リヴァイ「はぁー、なんだ」ズイッ


ハンジ「あのね、…………」ヒソヒソ

リヴァイ「……………………」

ハンジ「……ふひひっ」

リヴァイ「…………チッ、クソメガネっ」

ナナバ「……いちゃついてるねぇ」

ミケ「いちゃついてるな」

エルヴィン「俺の誕生日だというのに見せつけてくれるな」

リヴァイ「……うるせぇ」

ハンジ「んっふふふふふー」



【堂々とあまあま】


リヴァイ「戻る」グイッ

ハンジ「ふにゃー」

ナナバ「んー、気をつけて」

ミケ「途中で落とすなよ」

エルヴィン「部屋まで届けろよ」

リヴァイ「当たり前だろうが」

エルヴィン「どうだかな」ニヤニヤ

リヴァイ「クソ気持ち悪ぃツラしやがって」チッ

エルヴィン「元々こういうツラだよ」

リヴァイ「言ってろ。おら、ハンジ、立ちやがれ」


ハンジ「むーりー。おんぶー」グンニャリ

リヴァイ「クソが。乗れ」スッ

ハンジ「んー」ノシッ

リヴァイ「じゃあな」

ハンジ「じゃあねぇー」

ナナバミケエルヴィン「「「…………」」」

ナナバ「飲み会の度にあんな感じね」

ミケ「公然といちゃついてるな」

エルヴィン「まぁ、一応周りが飲み潰れてるのを確認しているようだがな」

ナナバ「妙なところで冷静だね」

ミケ「俺達には見せつけてるのか」

エルヴィン「本当に困った夫婦だ」


乙ありがとうございます


エルヴィン誕生日おめでとーう!
アニメ今日で一旦終わりやな、確か
次も日曜に。ではまたーノシ


アニメEDの演出鳥肌モノだった
そしてギャグもキレッキレだったなw


【応援】


――壁外調査――


ドドドドドドド……


エルヴィン「くっ、全員着いてきているか?」

ミケ「少し隊列が伸びているな」

エルヴィン「……もう少しで壁に着く」

ミケ「見渡す限りでは巨人はいないが……」スンッ


エルヴィン「どうだ?」

ミケ「殿(しんがり)付近がヤバそうだ」

エルヴィン「殿……リヴァイか」

ミケ「奴の事だから大丈夫だとは思うが……」チラッ

エルヴィン「…………行ってくれ。無理はするな」

ミケ「了解だ」ガッ!

馬「ヒヒーンッ!」

エルヴィン「………………頼んだ」



【まさか】


――壁内:調査兵団駐屯地――


ガヤガヤ……イテェ、クソッ、オイ!ダレカコイツヲ!……


ハンジ「…………」キョロッ

ハンジ(今回、殿(しんがり)が巨人に襲われたと聞いた……)

ハンジ(リヴァイ……)

ハンジ「…………いや」フルフルッ

ハンジ「心配なんていらないさ。そうさ、彼なら大丈夫………………」

ハンジ「…………」

ハンジ(…………そんな保障、どこにあるって言うんだっ!)ギリッ


ハンジ「……リヴァイ、どこにいるんだ」キョロキョロ

ネス「おい、ハンジ」

ハンジ「ネス! 無事だったんだね! 良かった。ねぇ、リヴァイを知らないかい?」

ネス「――っ、怪我をしたと聞いてるが……」

ハンジ「!!」

ネス「詳しい事は聞いてねぇ。向こうに運ばれたら――」

ハンジ「!」ダッ!

ネス「あ、おいっ!」

ハンジ「教えてくれてありがとう!!」

ネス「……おう」



【無事?】


ハンジ「リヴァイ!!?」バタンッ!

ミケ「しっ!」

ハンジ「――っ」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「リヴァイ……?」

ミケ「薬が効いて寝ている。ついさっき寝入ったばかりだ」

ハンジ「……怪我、したって」


ミケ「ああ。巨人が……捕まえた兵士を投げた。それに別の兵士がぶつかってリヴァイの方へ飛んだ」

ハンジ「奇行種?」

ミケ「多分な」

ハンジ「……」

ミケ「…………飛んできた兵士はリヴァイが助けたがそいつのブレードがかすってな。傷はそう深くはないが縫った」

ハンジ「そう」ソッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ミケ「念の為、薬も飲ませたんでな。それで寝ているだけで命に別状はない」

ハンジ「……うん」ナデ…



【よかった】


ミケ「……ハンジ、ここを任せていいか?」

ハンジ「えっ? でも」

ミケ「ある程度処理を終えたからここに来たんだろう? 俺は処理がまだだ。ここを頼む」

ハンジ「……ん、分かった」

ミケ「じゃあな」

パタンッ


ハンジ「…………」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「リヴァイ……」スッつ

……トクントクントクン……

ハンジ「……心臓、動いてる」ホゥ…

ハンジ「……………………った……」ハァ

リヴァイ「」スゥスゥ



【微笑む夢の中】


リヴァイ「――…………ん……」

リヴァイ「……」パチッ

リヴァイ(……天井)

リヴァイ(あぁ、確かブレードが……しくじったな)チッ

リヴァイ(傷を縫って、それから……ミケの野郎に無理矢理薬を飲まされたんだったか)

リヴァイ(せめて自室に移動するべきだったな)

リヴァイ「…………」

リヴァイ「片手が生温ぃな」

ハンジ「」スースー、ギュッ


リヴァイ「…………」

リヴァイ(ずっといたのか? 手を握ったまま……)

ハンジ「」スースー

リヴァイ「…………」

ハンジ「」スースー

リヴァイ(ひでぇ顔してやがる)スッ

ハンジ「……ん」

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……心配かけた。悪かったな」ナデナデ

ハンジ「…………ん」スースー…


レスありがとうございます
EDぼんやり聞いてたからマジでビビったわww
しかし来年4月かーまぁ、4月だとは思ってたけどさ。次はえらい所だし楽しみだ


次も日曜に。ではまたーノシ


4月まで長いな…でもこのスレがあるから大丈夫


【先程までの彼女はいない】


ハンジ「――はっ」パチッ

リヴァイ「起きたか」

ハンジ「リヴァイ!!」

リヴァイ「暴れるな、埃が立つ」シワー

ハンジ「あぁ、良かった。リヴァイだ」

リヴァイ「どういうことだ」

ハンジ「怪我、どうだい?」

リヴァイ「大したことはねぇ」


ハンジ「本当に?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「そっか、良かった」ハァー

リヴァイ「……」

ハンジ「で!」ズイッ

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「どんな子(奇行種)にあったの!?」キラキラ+

リヴァイ「…………あぁ……お前はやっぱりハンジだな、ハンジ・ゾエだ」ハァー

ハンジ「? 当たり前じゃないか。何を言っているんだい?」



【あーん、する?】


ハンジ「ほうほう、そんな子かぁ」フンフンッ

リヴァイ「…………」ハァー

リヴァイ「……ハンジよ」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「もう夜だ」

ハンジ「おわ!? 本当だ! いつの間に!」

リヴァイ「お前が目を覚ました時にはすでに暗かったな」

ハンジ「ご飯! リヴァイはちゃんと食べないと!!」

リヴァイ「俺は、じゃねぇ。てめぇもちゃんと食え」

ハンジ「待ってて! 食堂行ってくる! 持ってくるから!」


リヴァイ「いい。動ける。行くぞ」

ハンジ「縫ったばかりだろ?」

リヴァイ「激しく動かさなければどうということもない」

ハンジ「でも」

リヴァイ「大丈夫だ」

ハンジ「……分かった。違和感でも感じたら言ってくれよ?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「…………」ウーン

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「ご飯、私が食べさせた方がいい?」

リヴァイ「…………いらん。手は動く」



【隠せない】


ミケ「…………」スンッ

ミケ「……」

ハンジ「あ、ミケ!」

ミケ「ハンジ」

ハンジ「警戒しなくても風呂には入ってるよ」

ミケ「そうだな」スンッ

ハンジ「もう分かってるとは思うけど食堂に集合ね」

ミケ「ああ」

ハンジ「じゃね」

ミケ「…………」スンッ

ミケ「毎年、有り難いことだな」フッ



【スンスンッ】


「「「ミケ分隊長(さん)、おめでとうございまーす!!!」」」

ミケ「……」スンッ

ハンジ「おいおい、鼻で返事しないで口で返事しなよ」クスッ

リヴァイ「そんなもんだろ、こいつは」

エルヴィン「これでも凄く喜んでるぞ、ミケは」

ミケ「……」スンッスンッ

ハンジ「おや? ミケの翻訳者かな?」

エルヴィン「ははっ、そんなものになった覚えはないが長い付き合いだからな」


リヴァイ「長い付き合いじゃなくても今のは分かるだろ」

ハンジ「男同士の繋がりってやつかい?」

リヴァイ「お前には分かんねぇってのか?」

ハンジ「いや? 分かるけど」

リヴァイ「お前男か」

ハンジ「それ自分に返ってくるからね」

リヴァイ「……」

ミケ「……」ススンッ

リヴァイ「普通に笑え、ミケ」シワー

ミケ「……」スススンッ



【飲み比べ】


ダンッ!

リヴァイ「はっ、やるじゃねぇか」

ダンッ!

ミケ「まぁ、な」

ハンジ「おー、やれやれー」

エルヴィン「あまり焚き付けるなよ、ハンジ。後始末が大変だ」

ナナバ「っていうかリヴァイと酒飲み対決とか不利じゃないの」

エルヴィン「リヴァイはザルだからな」

ハンジ「ザル通り越して枠しか残ってなさそうだよね」


ナナバ「ミケも相当強いけど……」

エルヴィン「リヴァイ相手では分が悪いな」クスッ

ナナバ「笑ってる場合じゃないでしょ」

ミケ「――っ、くそっ……ここまで、か」ガクッ

リヴァイ「落ちたか」

「「「リヴァイ兵長の勝ちだ!!」」」ウオォォ!

ナナバ「あれは賭けてたね」

ハンジ「賭けないわけがないよね。はい、リヴァイに賭けてた奴はどいつだー!」

エルヴィン「胴元はハンジか」

ナナバ「あの子は……」ハァー


レスありがとうございます
なにやら照れますな


11月1日、ミケ誕生日


早めにミケさん誕生日おめでとう! まだちょっと続くけど
次も日曜に。ではまたーノシ

ミケさんおめー


【軽率】


エルヴィン「しかし……」

ミケ「」グガー

エルヴィン「リヴァイ、責任持ってくれよ?」

リヴァイ「…………俺一人でか?」シワー

エルヴィン「お前が潰したんだ」

リヴァイ「どうせ雑魚寝する奴等で溢れるだろ。転がしておけばいい」フンッ

エルヴィン「誕生日だぞ?」

リヴァイ「…………飾り付けでもすりゃいいのか?」


ハンジ「それいいね!!」

リヴァイ「!」ビクッ

ハンジ「ミケ飾り付けちゃえ! よし、そこの賭けに負けた君たち!」ビシッ!

「「「は、はい!!」」」

ハンジ「ミケをそっちに運んでくれ!」

「「「はい!」」」

リヴァイ「…………」

ナナバ「あーあ」

エルヴィン「明日、謝っておけよ」

リヴァイ「………………チッ」



【犯人は】


ミケ「……ん」パチッ

ミケ「ここは……食堂、か」

ミケ「あぁ……昨日は……リヴァイに負けたんだったか」ガシガシ

リヴァイ「ミケ」

ミケ「うおっ、いたのか」

リヴァイ「片付けていたところだ」

ミケ「あぁ」

リヴァイ「……それから」


ミケ「?」

リヴァイ「すまん」

ミケ「……何がだ?」

リヴァイ「……とにかく、謝ったからな」

ミケ「あ? おい」

スタスタスタスタ…

ミケ「いっちまいやがった……一体何の謝罪………………」

ミケ「…………………………」

ミケ「なんだこれは」

ハンジ「やぁ、おはよう、ミ……ケ……ぶふぉ!!」


飾り付けられミケ「ハンジ……」

ハンジ「あ、頭に、リボン付いてるよ! あははは!」

ミケ「…………」ムシリッつリボン

ハンジ「めっちゃくちゃ飾り付けられてる! あははは!」

ミケ「…………犯人は誰だ」

ハンジ「あははは……はー、さぁ? 私あんまり記憶にないからなぁ」ヒィー

ミケ「…………」

ミケ(……おそらくだが、こいつだな)

ハンジ「?」



【詫び請求】


ミケ「で、俺は誕生日にも拘わらず飾り付けられた上に床に転がされていたわけか」

リヴァイ「……」

ミケ「飾り付けはハンジがやったんだろう?」

ハンジ「覚えてないです」

ナナバ「ハンジだよ」

ハンジ「ナナバ!」

ナナバ「事実だからねぇ。ま、リヴァイが発端だけどね」

リヴァイ「……軽口を叩いただけだ」

ミケ「まぁいい。大通りの角にある酒店の一品で手を打ってやる」

リヴァイ「!」

ハンジ「げっ、あれ高いじゃん」


リヴァイ「チッ、足下見やがって。止めなかった奴も同罪だろ」

ミケ「そうだなぁ……」

ナナバ「ミケ、私ミケの溜まった書類片付けてくるよ。じゃ!」ガタガタッ

ハンジ「あ、逃げた! ズルい!!」

リヴァイ「エルヴィンさえ捕まえられればそれでいい。ナナバはミケがどうにかするだろ」

ハンジ「エルヴィン捕まるかなぁ?」

ミケ「あいつなぁ。無理じゃないか?」

リヴァイ「金出さねぇならハンジが執務室を飾り付けると脅す」

ハンジ「え!? 私!?」

ミケ「脅すのか」



【一癖も二癖も】


ミケ「…………」

エルヴィン「……」カリカリ

ミケ「…………脅しに屈しなかったのか」


*飾り付けられた執務室*


エルヴィン「さっきまで頭にリボンが着いてたぞ」カリカリ

ミケ「…………そこまでされて黙っていたのか」


エルヴィン「面白いかと思ってな」

ミケ「エルヴィン……お前」ハァー

エルヴィン「実際面白かったぞ? ビビりながら様子を窺いつつリボンを着けるハンジは」

ミケ「…………ここ、どうするんだ?」

エルヴィン「リヴァイが片付けに来るだろ」カリカリ

ミケ「……」

ミケ(結局遊ばれたのか、あいつら)スンッ



【回収】


ハンジ「酷い目にあった」グッタリ

リヴァイ「とんだとばっちりだ」

ハンジ「いやいや、リヴァイは当事者でしょ」

リヴァイ「飾り付けしろとは言ってねぇ」

ハンジ「言っただろ、エルヴィン飾り付けろって」

リヴァイ「……そっちか」

ハンジ「ミケの事言ってたの? 酒はまぁ祝いのひとつって事でさ」

リヴァイ「贅沢な奴だ」

ハンジ「あはは! 二回も祝いの贈り物貰ってるからね」

リヴァイ「……お前の酷い目ってのはエルヴィンの方か」


ハンジ「エルヴィンにリボン着けるだなんて狂気の沙汰だよ」ハァー

リヴァイ「あぁ……あれは無い」

ハンジ「リヴァイがやれっつったんだろうが!」

リヴァイ「にしてもあれは無い」

ハンジ「……うん、確かにあれは無い」

リヴァイ「……」ガタッ

ハンジ「? どっか行くの?」

リヴァイ「エルヴィンの執務室を片付ける」

ハンジ「え」

リヴァイ「あのままにしておけるか。汚れる」スタスタ

ハンジ「……そだね」

ハンジ(自ら仕掛けて自ら片付けるのか……いやまぁ、偉いよね)


レスありがとうございます
しかもミケさんの誕生日に!


次も日曜に。ではまたーノシ


1【前方不注意】


ハンジ「でさ! 巨人を固定したあと、」クルッ

リヴァイ「ちゃんと前を見て歩け」

ハンジ「リヴァイが先に行けば問題無しだよ」スタスタ ←後ろ向き

リヴァイ「お前がさっさと行くからだろうが」

ハンジ「……リーチの差か」フム

リヴァイ「てめぇ、足削ぐぞ」

ハンジ「うっは! 怖――――」ガクンッ

リヴァイ「ハンジ!!」ガシッ…


ハンジ「! 階段……っ」グラッ

リヴァイ「――っ!」グラッ

リヴァイ(しまった! 体勢を崩した。このままでは……)


リヴァイ「チッ!」グイッ、ギュッ
ハンジ「リヴァイ!?」


ドタタタタタタ!!


「リヴァイ兵長!?」

「ハンジ分隊長!?」


 ハンジ「」
リヴァイ「」



【ここは?】


リヴァイ「…………っ」

エルヴィン「リヴァイ、目が覚めたか」ホッ

リヴァイ「……エルヴィン? ここは……?」

エルヴィン「病院だ。階段から落ちたんだ」

リヴァイ「階段……? ――っ!」ズキッ

エルヴィン「さすがと言うべきか打撲だけで骨に異常はない。……ハンジもな」

リヴァイ「ハンジ? 誰だ、そいつは」

エルヴィン「!! まさか……お前もなのか?」

リヴァイ「俺“も”?」


…ダダダダダ! バターンッ!!

ハンジ「リヴァイ!!」

リヴァイ「!」

エルヴィン「ハンジ?」

ナナバ「ごめん! 止められなかった!」

ハンジ「君も階段から落ちたそうだね! 大丈夫だったかい!?」ズカズカ

リヴァイ「…………あぁ……思い出した」

エルヴィン「!」

リヴァイ「このところ犬っころみてぇに俺を追いかけ回してる変態メガネか」

エルヴィン「…………そこからか」ガックリ



3【約3、4年】


エルヴィン「どうやらお前達は記憶を失っているようだ」フゥー

ハンジ「マジか」

リヴァイ「……」

エルヴィン「ああ。困ったな」

ハンジ「記憶喪失だなんて一生に一度も無いかもしれないことだよ!! 貴重な体験だ!!」

リヴァイ「うるせぇ。喜ぶことじゃねぇだろ」

エルヴィン「二人とも身体は大したことは無いようだが、どこまで覚えている?」

ハンジ「ねぇ、リヴァイ。私が隅々まで診てあげるよ!」

リヴァイ「医者が診た。てめぇは必要ねぇ。近づくな、変態メガネ」

ハンジ「いいじゃないか。ちょっとだけだから! ねぇ、いいよね!?」ハァハァ

リヴァイ「いいわけあるか。気持ち悪ぃ、近づくんじゃねぇ」

エルヴィン「……なるほど、その辺りか」



4【ふりだし?】


ナナバ「エルヴィン、すまないね。リヴァイもいると言ったらすっ飛んで行っちゃって」

エルヴィン「いや、いずれは会わせなければならないしな。それに止められんだろう。気にするな」

ミケ「エルヴィン、様子はどうだ?」ヒョコッ

リヴァイ「!!」

エルヴィン「ああ、ミケ。それがだな…………」カクカクシカジカ

ミケ「……そうか、それで俺は睨まれているのか」

リヴァイ「……」ジロリッ

ハンジ「リヴァイ、ダメだよ。仲間なんだから。泥水にぶち込まれたからっていつまでも根に持つのは良くないよ?」


リヴァイ「うるせぇな、クソメガネ」

ハンジ「子供じゃないんだから」ジリッ

リヴァイ「微妙に近づいてくるんじゃねぇ! おい、そこのデカヒゲ男」

ミケ「……俺のことか」

リヴァイ「この変態女捕まえておけ。そうしたら許す」

ミケ「許すも何もなぁ」ガシッ

ハンジ「そう言いながら首根っこ掴まないでよ!!」ジタバタ

エルヴィン「ハンジ、リヴァイは君を庇って下敷きになった。
彼は丈夫だが君よりは怪我をしている。大人しくしてくれ」

ハンジ「ぐっ……分かったよ」



5【今ある目の前の問題】


ミケ「おっと、そうだ。これを持ってきたんだ。ほら」スッ

リヴァイ「?」ガサガサ

ミケ「見舞品だ」

リヴァイ「……紅茶か」ホウ

ミケ「お前が気に入っていると言っていたやつだ」

リヴァイ「……」

ミケ「それで手打ちにして睨むのはやめてくれ」

リヴァイ「もう睨んでねぇ。それにお前に対してどうこうもない」

ミケ「睨んでおいてか」

リヴァイ「……記憶が混乱していた。今はそうじゃないことは思い出した」

ミケ「そうか」フッ


リヴァイ「……これは、ありがたくいただいておく」

ミケ「どういたしまして」

リヴァイ「しかし、記憶もそうだが目下の問題は……あいつだ」チラッ


ハンジ「ああー、リヴァイを調べたいよー! 弱っている今なら」

エルヴィン「弱っているところを漬け込むんじゃない」

ハンジ「あ、そうだ! 私もこの部屋に一緒に――」

エルヴィン「駄目だ」

ハンジ「えぇー?」

ナナバ「いや、えぇー?じゃないから」


ミケ「…………確かにな」スンッ

リヴァイ「クソメガネが」チッ


記憶喪失はじめました(超絶遅い)二話目に2て入れ忘れた
あれやな、もう見たいって言ってた人はほとんどいなくなってるよな。すまないことをした……
あれから何年経ってんだ……年単位かよ。ふざけすぎてんだろ…………すんませんでしたーー!!!

これから多分不定期で更新する予定。二、三日に一回くらい? 
週一だと誕生日に間に合わない。誕生日までに終わ……れるかな? 終わらす、うん
まぁ、日曜に来てくれれば更新されているかと。それではまたーノシ


二人同時になったら面白そうだとリクエストした者だが、書いてくれて嬉しい。ありがとう


6【戯れとは】


ハンジ「君の方が怪我は重かったはずなのに退院は一緒なんだね」

リヴァイ「鍛え方が違う」

ハンジ「鍛え方でなんとかなるものなの? やっぱり調べ……」ハァハァ

リヴァイ「気持ち悪ぃ……」ゲンナリ

ミケ「リヴァイの方が重いとはいえ元々打ち身の度合いだけだったからな」

ナナバ「入院も検査の為だしね」

ハンジ「ダメかい? ねぇ、ねぇねぇねぇ」ハァハァ

リヴァイ「うざってぇ」ゲンナリ


エルヴィン「お前達、戯れ合うのはそこまでにしろ。本部に戻るぞ」

リヴァイ「お前の目は節穴か。どこが戯れて見える」

ハンジ「よし、戯れてみようか」ガシッ

リヴァイ「触るな、クソメガネ」ベシッ

ハンジ「いってぇ、女性は優しく扱うものだよ?」

リヴァイ「お前のどこが女だ」

ハンジ「エルヴィン、リヴァイが物凄く失礼だ」

エルヴィン「兵士として優れていて凄いと言っているんだろう」

ハンジ「なるほど」ポムッ

リヴァイ「言ってねぇ。耳にクソが詰まってんじゃねぇのか」



【話どころじゃない】


ハンジ「へぇ! エルヴィンが団長、リヴァイが兵士長で私が分隊長か」

リヴァイ「……」

エルヴィン「ああ。だから思い出せないのであれば覚え直してもらわねばならないことが――――」

ハンジ「リヴァイすんごいね!! やっぱり強いもんね! ねぇねぇ、その筋肉さ!」

リヴァイ「うるせぇ、クソメガネ! よだれ垂らして近づくんじゃねぇ!!!」

エルヴィン「…………」

ハンジ「いいじゃないかぁー減るもんじゃなし」

リヴァイ「減る。何かが減る」

エルヴィン「ふぅー…………」


リヴァイ「エルヴィン、こいつを止めろ」

ハンジ「エルヴィン、リヴァイの研究に許可を!」

リヴァイ「ふざけんな! 変態メガネ!!」

ハンジ「ねぇ、エルヴィン!!」

リヴァイ「エルヴィン!」

エルヴィン「……今、君達は恋人同士なのだからあとで思う存分互いに研究し合うといい」ニッコリ

ハンジ「――――」

リヴァイ「――――」

エルヴィン「さて、今後の話なんだが……」

ハンジリヴァイ「「はぁ!!?」」



8【小さな暗雲】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「ここが俺の部屋か」キョロッ

リヴァイ「ようやく一人になれた」フゥー

リヴァイ「……」

リヴァイ(幾人か紹介されたが見覚えのねぇ奴等がごろごろいた)

リヴァイ(なのに親しげな目を向けてきやがる)

リヴァイ(落ち着かねぇ)


リヴァイ「……」

リヴァイ(兵士長……そんなよく分からねぇもんになってんのか)

リヴァイ「…………」

リヴァイ(とりあえず俺は巨人を削げばいい。それが仕事だ)

リヴァイ(覚えなければ……覚え直さなければいけねぇもんが多いのは難点だが……それより)

リヴァイ「………………」シワー

リヴァイ(あのクソメガネが俺の女だと?)

リヴァイ(たった数年で頭がイカれたのか? 俺は)

リヴァイ(あの金髪野郎の出任せかとも思ったがミケも、あのナナバとかいう女もそうだと言いやがった)


リヴァイ「……」ハァ

リヴァイ(今日は驚いたからか奴は何もしてこなかったが落ち着いたら何をしでかすか分かったもんじゃねぇ)

リヴァイ(ただでさえ面倒臭ぇ状況だってのに)チッ

リヴァイ(とにかく、金髪野郎を盾にするか)

リヴァイ(奴の言うことなら聞くようだからな)モヤッ

リヴァイ「……?」

リヴァイ(なんだ? 今の感覚は……?)

リヴァイ「……」

リヴァイ(まぁ、どうでもいいか)



9【混乱】


――ハンジ自室――


ハンジ「ふぅ……」

ハンジ(ここが今の私の部屋か)

ハンジ「わりかし片付いてるじゃん」(※リヴァイのお蔭)

ハンジ「……」

ハンジ(紹介された部下に知らない子もいた)

ハンジ(なのに……親しげに話をされる。妙な感覚だ)

ハンジ(…………それに)


ハンジ「…………」

ハンジ「……」ブンブンッ

ハンジ「……今日はもう寝よう」スタスタ

ハンジ(そういや、エルヴィンの爆弾発言は驚いたな)

ハンジ(まぁ、恐らく私を大人しくさせる為の嘘だと思うけど)

ハンジ(…………いや、ミケやナナバ達も肯定してたけど……)

ハンジ(でも有り得ないだろ。だって私とリヴァイだぞ?)

ハンジ(あんなに調べられるのを嫌がってけんもほろろな彼と――――)ハッ

ハンジ「え……………………」


ハンジ「ナンダコレ」

*ベッドにリヴァイくま*どーんっ

ハンジ「う」

エルヴィン『……今、君達は恋人同士なのだから――――』

ハンジ「うああああぁぁぁ!!!///」ガシガシ!!

ハンジ「なにこれぇぇぇ!!!」

ハンジ「え? 何? あれマジだったの!? そんで私どんだけリヴァイ好きなの!?」

ハンジ「なんなの!? なんでくまのぬいぐるみ!?」

ハンジ「意っ味分かんねぇ!!」



10【さらっと進入】


――――バンッ!!

ハンジ「とりあえず水でも飲んで落ち着こう」ハァハァ

リヴァイ「うるせぇぞ、クソメガネ」

ハンジ「うっひょおぉぉう!?」ビクッ!

リヴァイ「だからうるせぇ」シワー

ハンジ「リリリリリリリヴァイ」

リヴァイ「……鳴くな。お前は虫か何かか」

ハンジ「あ、生憎と人間だけども。どうしたの?」

リヴァイ「ドタバタ騒がしい上に奇声がうるせぇ」


ハンジ「え? そんな音や声してた? 何も聞こえなかったけど」

リヴァイ「発生源はてめぇだ。しらばっくれてんじゃねぇ」

ハンジ「あ、私か」

リヴァイ「……何を騒いでやがったんだ」

ハンジ「いや、それが……………………なんでもない」

リヴァイ「今の間はどう考えてもなんでもなくねぇだろ」

ハンジ「いやいや、何かあったとしても君には関係のないことだよ。気にしないでくれ」

リヴァイ「あ?」イラッ

ハンジ「今から水でも飲みに行こうかと思ってね」

リヴァイ「……部屋で何かあったのか?」チラッ

ハンジ「! なん、でもないさ。さ、部屋に戻りなよ。今日は疲れただろう? 早く休みなよ」ササッ ←扉の前に


リヴァイ「休もうとした矢先にてめぇの所為で起こされた。俺には騒がしい原因を知る権利があるだろ」

ハンジ「騒がしい原因は私。そしてその私は水を飲んだら寝るつもりだ。ほら、問題解決だよ」

リヴァイ「………………」ジトッ

ハンジ「な、何かな?」

リヴァイ「部屋に何がある?」

ハンジ「だ、だからなんでもないって言ってるだろ! 何かあっても君には関係ないよ!!」

リヴァイ「……それは見てみねぇと分からねぇな」スッ、クイッ

ハンジ「えっ?」ヨロッ…クルンッ

リヴァイ「……」ガチャッ

ハンジ「ええっ!? ちょっ、嘘、なんで!? 今目の前にいたのに!?
なんで入れ替わってんの!? あ、ちょっと待てリヴァイ!!!!」


二、三日に一回といいながら四日が経ちました。なんということでしょう
しかもまた一個番号書き漏らした

レスありがとうございます
ああぁいてくれたのか。年単位で待たせてすまん……ありがとう


次は多分日曜かなー? そのあたりで。ではまたーノシ


【心の内は?】


リヴァイ「ほう、意外と片付いているな」キョロキョロ

ハンジ「リヴァイ! 勝手に入るなよ!」

リヴァイ「で? 原因はなんだ?」

ハンジ「何がだよ」

リヴァイ「てめぇが騒いでいた原因だ。それを排除するなりなんなりすりゃ大人しくなるんだろ?」

ハンジ「…………あれ?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「もしかして、心配してくれたの?」

リヴァイ「ああ?」


ハンジ「物音と私の奇声……もとい、のっぴきならない声?を聞いて気にしてくれたんだろ?」

リヴァイ「………………」

ハンジ「沈黙もまた答えと言うけれどその沈黙は肯定かな?」

リヴァイ「うるせぇ。原因はなんだ」シワー

ハンジ「ふふ、あはははは! 否定しないから答えになっちゃってるよ!
君良い奴だなぁ! 知ってたけどさ!」

リヴァイ「…………」ガシッ

ハンジ「……は?」

リヴァイ「げ・ん・い・ん・は・な・ん・だ」ギリギリ

ハンジ「あいだだだだだ!!! この馬鹿力!! 頭を離せ! いたたたた!!」



【躊躇なし】


リヴァイ「で?」

ハンジ「いったいなぁ、もう」ワシャワシャ

リヴァイ「いったい何を騒いでいやがったんだ」

ハンジ「……ある物を見て驚いただけだ。君が見る必要はないよ」

リヴァイ「いいから見せろ」

ハンジ「やだよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「プライベートまで晒さなければならない謂れはないよ」フイッ


リヴァイ「…………ほぅ?」

ハンジ「な、なんだよ」

リヴァイ「さんざん人のプライベートまで追いかけ回した挙げ句、便所にまでついていこうとしたてめぇが言うのか」

ハンジ「う」

リヴァイ「何を見た」

ハンジ「………………言いたくない」

リヴァイ「ああ?」

ハンジ「いくら私でもあなたの寝室まで進入してないだろ」

リヴァイ「寝室か」ガチャッ

ハンジ「うっぎゃあああぁぁぁ!!!」



【焦りと自虐と演技】


リヴァイ「なんだ? これは」

ハンジ「ちょっと! 君、信じられないな!!!」

リヴァイ「ベッドに何を置いてやがる。いやにシーツが盛り上がっているが」

ハンジ「!!」タッ!

リヴァイ「?」

ハンジ「こ、これは、その……」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「…………ぬいぐるみ、なんだ」ポソッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「い、今の私はぬいぐるみなんて置く趣味なんてないんだけど、未来の私は持っているらしくて……」モジモジ

リヴァイ「……」


ハンジ「その、私がぬいぐるみなんて、似合わない、だろ?」チラッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「だから、恥ずかしくて、ね。とりあえずシーツで覆ったんだ」ハハッ

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「こんなことで騒いでしまってすまない。もう騒がないから」

リヴァイ「なんのぬいぐるみだ?」

ハンジ「!? そ、そこまで暴かなくてもいいだろ?
今でもすっごく恥ずかしいんだ! 原因も見せたんだからもう出ていってくれよ」グイッ

リヴァイ「! おい」

ハンジ「いつまで女性の寝室に居座る気だい? さぁ、出ていった出ていった!」グイグイ

リヴァイ「……チッ、出ていくから押すな」

ハンジ(よし! 誤魔化せた!!)



【本人からの?】


バタンッ

ハンジ「……はぁぁぁー」

ハンジ(まさか寝室にまで入ってくるとは)

ハンジ(いやまぁ、私もトイレにまでついていこうとしたこともあったけどさ)ポリポリ

ハンジ(でもさすがにこれは見せられないよなぁ)パサッ

*リヴァイくま*

ハンジ「…………」


ハンジ「ふふっ、変なの」クスクス

ハンジ「こんなおっきなぬいぐるみどうしたんだろう?」ツンッ

ハンジ「自分で買うとは思えないけど……誰かからの贈り物?」

ハンジ「だとしてもなんでリヴァイに似せてるんだろう?」

ハンジ「いくらリヴァイが……こ、恋人だと」

ハンジ「ごほんっ! いくらそうだとしても貰ったものをこんな風にするなんて…………」

ハンジ「…………」

ハンジ「もしかして……? いや、いやいやいや、まさか。…………まさか、ね?」



【優しい人だから】


――朝――

ハンジ「あー疲れてたのかちゃんと寝ちゃった」ノビー

リヴァイ「ちゃんと寝るのが悪いみてぇな言い種だな」

ハンジ「うおっ! リヴァイ!」ビクッ!

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「気配消して近づくのやめてくれよ。心臓に悪い」ハァー

リヴァイ「そりゃ悪かったな」

ハンジ「それ癖なの? どうやってるの? 常にそうできるって凄くない? 
どれだけやったら通常でもそうできるの?」


リヴァイ「…………うるせぇクソメガネだな」

ハンジ「あ、つい。ごめんごめん」アハハー

リヴァイ「…………昨日は」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……………………すまなかった」

ハンジ「――――」ビックリ

リヴァイ「……なんだ」シワー

ハンジ「いや、素直に謝罪してくるとは思わなかったから」

リヴァイ「ああ?」

ハンジ「あはは! 気にしなくていいよ。何事もなかったし。本当、君良い奴だよね」ニッコリ

リヴァイ「チッ」


ハンジ「まぁ、私の方が色々やってたからねぇ。人の事を強くは言えないし」

リヴァイ「それは確かにそうだ。少しは自重しろ」

ハンジ「はいはーい」

リヴァイ「ちっとも聞いてねぇな」シワシワー

ハンジ「聞いてる聞いてる」

リヴァイ「……チッ」シワー

ハンジ「…………」

ハンジ(あのぬいぐるみ、やっぱりリヴァイがくれたのかな?)

ハンジ「……」ウーン

ハンジ(……うん、きっとそうだ)クスッ

リヴァイ「?」


乙ありがとうございます

不定期ッス。ではまたーノシ

乙!

ウンウン
次が楽しみだ~


16【リヴァイ:部下達】


――数日後:リヴァイ執務室――

エルド「こちらが資料です」

リヴァイ「……ああ」

グンタ「お茶でも淹れましょうか? ペトラが淹れますが」

ペトラ「グンタ、あのね」

オルオ「ふっ、ペトラよりも俺の方が美味い茶を淹れられる」

ペトラ「舌を噛み切れ」

エルド「お前ら、騒がしいぞ」

リヴァイ「…………今はいらん」

グンタ「そうですか。いつでも言ってください」

リヴァイ「ああ」

リヴァイ「…………」



17【ハンジ:部下達】


――ハンジ執務室――

モブリット「ハンジ分隊長、こちら出来ました。確認をお願いします」

ハンジ「うん」

ニファ「ハンジ分隊長、そろそろお茶にしましょう!」

ハンジ「うん? ああ、そうだね。少し休憩しようか」

ニファ「はい!」ニッコリ

ハンジ「……」

ケイジ「どうかしましたか?」

ハンジ「ん? いや、覚え直すことが多くて書類が進まなそうだなと思ってね」


アーベル「そのための俺らですよ。好きに使ってください」

ハンジ「頼もしいね。ありがとう」

ニファ「お茶入りましたよー! ついでに貰い物ですがちょっとしたお茶菓子付き!」

ケイジ「お、気が利くな」

ニファ「まーね!」

モブリット「ああ、これ美味しいよな」

アーベル「ハンジさんの好きなやつだな」

ハンジ「……うん、そうだね。ありがとう、ニファ」ニッコリ

ニファ「いえいえー」ニコー

ハンジ「…………」



18【憧憬の目】


――リヴァイ自室――

リヴァイ「…………」

リヴァイ(よく分からんが疲れたな)

リヴァイ(今のところ何も思い出せん)

リヴァイ「…………」

―――
――


エルド『本日より補佐に任命されました、エルド・ジンと申します。事情はお聞きしております』

グンタ『同じく、グンタ・シュルツです』

ペトラ『ペトラ・ラルです』

オルオ『お、お、オルオ・ボザドでふゅ!』

ペトラ『オルオ……』

リヴァイ『……悪いな』

エルド『いえ、出来るだけサポートさせていただきます』

グンタ『何でも仰ってください』

リヴァイ『ああ……助かる』


―――
――


リヴァイ「…………どいつもこいつもよく分からねぇ目で見やがる」

リヴァイ「…………」

リヴァイ(あいつは……何か思い出せたんだろうか)



【訪問】


――コンコンコンッ

ハンジ「はーい」

リヴァイ『俺だ』

ハンジ「リヴァイ?」ガチャッ

リヴァイ「寝てたか?」

ハンジ「いや、まだ早いしね。どうかした?」


リヴァイ「いや、どんなもんかと思ってな」

ハンジ「? んーー、記憶のこと?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「まぁ、入りなよ」スッ

リヴァイ「ああ………………」コツッ、ピタッ

ハンジ「?」

リヴァイ「おい……これは」



20【どういうことだ】


リヴァイ「確か退院してすぐ来た時はこんなに荒れていなかったと思うんだが……」

*散らかったハンジ自室*

リヴァイ「なんだこのゴミ溜めは」

ハンジ「ゴミじゃないよ、宝だよ」

リヴァイ「どう見てもゴミ山じゃねぇか。片付けろ」

ハンジ「片付けなくてもどこに何があるか私には分かる! むしろ片付けたら分からなくなるよ!」

リヴァイ「ほぅ? だったらこの資料の下にある資料は何の資料か分かるんだな?」

ハンジ「それ早口言葉みたいだね」


リヴァイ「分からねぇのか?」

ハンジ「わ、分かるよ! えっと、あの、あれだよ!」

リヴァイ「分かってねぇじゃねぇか」

ハンジ「記憶無くしてるんだから知らない資料があっても仕方ないだろ!?」

リヴァイ「だったら尚の事片付ける必要があるだろうが」

ハンジ「うぐっ……くそっ! リヴァイに言い負かされるとは……!!」

リヴァイ「それだけお前に非があるということだ。片付けろ」

ハンジ「うへぇ」


レスありがとうございます


不定期ってなんだろう。そして毎回のごとくひとつは数字を付け忘れる
やばいっすね。頑張ろう
ではまたーノシ


二人同時だと仲間意識みたいなもんが生まれるわけか


【愚痴】


ハンジ「明日は休みだってのになんだってこんな時間に片付けを……」グッタリ

リヴァイ「ざっくりで終わらせてやっただろうが。本格的には明日やる」

ハンジ「明日もやんのかよ」

リヴァイ「やる」

ハンジ「あーそう。ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「ねぇねぇねぇリヴァイリヴァイリヴァイリヴァイー」

リヴァイ「なんだと言っただろうが。うるせぇ」

ハンジ「つーかーれーたー」

リヴァイ「ふざけるな。片付けたのはほとんど俺だろうが」


ハンジ「そっちじゃなくて、いや、それも慣れない事して疲れたけど」

リヴァイ「お前な」

ハンジ「そうじゃなくて……思い出す作業に疲れた」

リヴァイ「……ああ?」

ハンジ「つーかーれーたーよー」

リヴァイ「…………お前の前には何が見える?」

ハンジ「大量の資料だね」

リヴァイ「全て頭に叩き込むのにどれだけかかる?」

ハンジ「うーん……1ヶ月……いや、2ヶ月かかるかもしれない」

リヴァイ「これだけの膨大な情報が頭に戻って来た方が楽だろう?」

ハンジ「一気にってこと? 何それ、味わいたい」

リヴァイ「ならせいぜい思い出す作業に精を出すんだな」



【現状確認】


リヴァイ「それで、何か思い出せたか?」コトッ

ハンジ「わぁ! 紅茶だ。ありがとう」

リヴァイ「ついでだ」

ハンジ「――ん~美味しい! こんな特技があったんだね」

リヴァイ「……普通だ」

ハンジ「いやいや、普通じゃないよ。美味しいよ。香りもいいし」

リヴァイ「…………そうか」ズズッ

ハンジ「うん!」


リヴァイ「……………………で?」カチャッ

ハンジ「ん? 紅茶美味しいよ?」

リヴァイ「違ぇ。何か思い出せたのかって言ってんだ」

ハンジ「あぁ、いやぁ、さっぱりだね」

リヴァイ「そうか……」

ハンジ「リヴァイは?」

リヴァイ「同じくだ」

ハンジ「そっか。まぁ、そんな簡単にはいかないよね」

リヴァイ「そうだな……」



23【これはいつものこと】


――次の日――

ハンジ「マジでガチ掃除に来るとは」

お掃除リヴァイ「やると言っただろうが」

ハンジ「完璧掃除スタイルだし」

お掃除リヴァイ「当たり前だ」

ハンジ「休みに人の部屋の掃除とか酔狂だね」

お掃除リヴァイ「お前の部屋が汚すぎるのが悪い」

ハンジ「ええ? 私の所為なの?」

モブリット「あれ? リヴァイ兵長」

ハンジ「モブリット」

ニファ「ハンジさんのお部屋の掃除ですか。いつもお疲れ様です!」

リヴァイハンジ「「……」」



24【これもいつものこと】


ハンジ「……モブリットどうかしたのかい?」

モブリット「昨日お渡しした資料に抜けがありましたのでお持ちしました」

ハンジ「あぁ、ありがとう」

お掃除リヴァイ「お前、休みに資料を読むつもりだったのか」

ハンジ「うん、少しでも知識を付け直しておかないとと思ってね」

お掃除リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「……何か言いたげだけど」

お掃除リヴァイ「休みは休めと言ったのはお前だ」

ハンジ「んん?」

お掃除リヴァイ「覚えてねぇのか、そこまでの記憶がねぇのかどっちだ」

ハンジ「そう言われても」

お掃除リヴァイ「休みは好きなことでもなんでもしてちゃんと休めとお前は言った」


ハンジ「んー……あ、言った気がする」

お掃除リヴァイ「てめぇがちゃんと休んでねぇじゃねぇか」

ハンジ「“これ”も好きなことだし」

お掃除リヴァイ「仕事のひとつじゃねぇか」

ニファ「ふふっ」

リヴァイハンジ「「?」」

ニファ「あ、すみません。いつものお二人だなぁってちょっと嬉しくなってしまって」

モブリット「お二人で行動された方が思い出しやすいかもしれませんね」

ハンジ「!」

モブリット「それでは私達はこの辺で。行こうか、ニファ」

ニファ「はい。では失礼します」

ハンジ「うん……」

リヴァイ「…………」



25【いつもじゃないいつものこと】


リヴァイ「…………ふぅ」

ハンジ「うっわぁ……すんげぇキレイ」

*ピカピカのハンジ自室*

リヴァイ「まずまずだな」

ハンジ「これで!?」

リヴァイ「休むか。紅茶を淹れてやる」

ハンジ「やった! 待ってる!」

―――
――


ハンジ「あー美味しい」ハァー

リヴァイ「……あいつら」カチャッ

ハンジ「ん? モブリットとニファかな?」

リヴァイ「ああ。あいつらも以前の俺達の関係を知っているんだな」ズズッ

ハンジ「……そうだね」

リヴァイ「…………だが」

ハンジ「今の私達はそうじゃない」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「なんというか……そういう扱いをされるとその、」

リヴァイ「戸惑うな」

ハンジ「……うん」


レスありがとうございます


また番号が……ボロボロやんけ
二、三日に一回って嘘やな。そのうち更新早まるよ、うん多分
ではまたーノシ

1のリヴァハンを
2014年から読んでおりますことを
今ここで白状しておきます(苦笑)

乙です


26【何を考えた?】


ハンジ「……」フム

ハンジ(私がリヴァイと、か)

ハンジ(ん~……言葉は悪いけど基本的に心配してくれたりしてるだけっぽい)

ハンジ(潔癖みたいだけどやれと言うわりになんだかんだ掃除してくれるしな)

ハンジ(聞いた話だと研究をやり過ぎて倒れかける寸前で寝かしつけに来るとか)

リヴァイ「……」カチャッ

ハンジ(何て言うか、世話焼きだなぁ)クスッ

リヴァイ「?」


ハンジ(見目も悪くはないよね。目付きと眉間のシワはよろしくないけど)ジッ

リヴァイ「??」ズズズズ

ハンジ(よく見ると整った顔してるし)

ハンジ(ちょっと分かりづらいけど気遣ってくれているみたいだし、文句言いながらも心配してくれる)

ハンジ(優しいよな。良い奴だ。立体機動も凄くて強くて。綺麗に翔ぶんだよなぁ)

ハンジ(うーん……そう考えると惚れるってのも有り得なくないのか?)

ハンジ「…………っ」

ハンジ(いや、いやいやいやいや)ブンブン

リヴァイ「???」カチャッ

ハンジ(有り得ないって)



27【何を考えてんだ】


リヴァイ「……」

リヴァイ(こいつが俺の……か)

リヴァイ(風呂によく入らねぇと聞いた。部屋も汚ぇ。その上奇行種ときたんもんだ)

リヴァイ(どこに惚れる要素があるってんだ)カチャッ

ハンジ「……」クスッ

リヴァイ(? 何笑ってやがんだ)

リヴァイ(…………まぁ、笑った顔は悪くねぇな)

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ(?? よく分からんが観察されてるな。奇行の目立つやつだ)ズズズズ


ハンジ「!」ブンブン

リヴァイ(??? ……何か考えてやがるのか?)カチャッ

リヴァイ(目の離せねぇ奴だな。世話も焼ける)フゥ

リヴァイ(…………だが)

リヴァイ(一緒にいて気が楽ではある。こういう状況でというわけでもなく。前からだ)

リヴァイ(それに……他の奴等と違って初めから妙な目で見ずに“俺達”に話し掛けて来やがったな)

リヴァイ「…………」

リヴァイ(その後も、こいつがチョロチョロうろつくようになっていろんな奴等に話し掛けられることも多くなった)

リヴァイ(そいつらと話す度にあいつは喜んでやがったな)

リヴァイ(おかしな奴だ。それらを恩着せがましくもなくやってのけやがる)


リヴァイ(なんでも自分の知らないことや気になったことに迷いもなく突っ込んで行きやがる)

リヴァイ(相手がどんな奴でもだ)

リヴァイ(…………そういうところは悪くねぇ。行き過ぎるのは問題だが)

リヴァイ「…………」チラッ

ハンジ「……」ズズッ

リヴァイ(……大人しくしてりゃ見目もそう悪くねぇ。性格も悪くねぇ)

リヴァイ(そう考えると有り得なくはない、のか?)

リヴァイ「…………っ」

リヴァイ(いや、だからと言ってだ)

リヴァイ(有り得ねぇだろ)



28【数年前の話】


ナナバ「まだ思い出せないんだね」

ハンジ「うん」

ナナバ「難儀だね。大変じゃない?」

ハンジ「んー……多少は。覚え直すのが一番大変だね」

ナナバ「だろうね」

ハンジ「中身はまぁ興味深いものだから楽しく読めてはいるけどね。本も色々新しいのが出てて楽しいし」

ナナバ「ならまだマシかね」

ハンジ「あ、本といえばナタリーに本返さなきゃいけなかったな」

ナナバ「!」

ハンジ「長いこと借りっぱなしで……」

ナナバ「…………」

ハンジ「…………これ、数年前の記憶だね」

ナナバ「……うん」


ハンジ「あはは! 時々現在(いま)と記憶が擦り合わなくてさ」ヘヘッ

ナナバ「あんたにしてみれば数年前が昨日今日だもんね」

ハンジ「全く、こんがらがっちゃうよ。そろそろ立体機動の演習だね。行かないと」

ナナバ「…………」

ナナバ「……」スッ

ハンジ「ん?」


ナナバ「……」ギュッ
ハンジ「…………」


ナナバ「……」ポンポンッ
ハンジ「…………大丈夫だよ。ナナバ、私は大丈夫」


ナナバ「うん……」ポンポンッ
ハンジ「……」スリッ



29【壁外のあいつ】


リヴァイ「……」スタスタ

窓||リヴァイ「!」

リヴァイ(立体機動の演習か)


ハンジ「よっしゃ! やるぞー!!」


リヴァイ(やたら張り切ってやがるな)

リヴァイ(そういや、あいつ壁外だとぶっ壊れてやがったよな。確か)

―――
――


ハンジ『うああぁぁぁ!!』ザシュッ!

ハンジ『はぁ、はぁ、はぁ…………ねぇ』

ハンジ『人間って美味しいの?』ザシュッ

ハンジ『ねぇ、なんで食べるの?』ザシュッ

ハンジ『ねぇ、答えなよ』ザシュッ

ハンジ『ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ、ねぇ!!』ザシュザシュザシュッ

ハンジ『答えろよっ!!!』ザシュッ!!

巨人『』シュウゥゥゥ

ハンジ『はぁ、はぁ…………くそっ!』

ハンジ『蒸発してんじゃねぇよ』

ハンジ『くそったれめ!』


―――
――


リヴァイ「…………」

リヴァイ(今のあいつはアレが治まってるのか?)

リヴァイ(しかも壁外調査のあとは死んだような目をしてやがったな)

リヴァイ「…………」

リヴァイ(いや……俺には関係のないことだ)



30【深夜の徘徊】


――深夜――

リヴァイ「…………」

リヴァイ「………………」

リヴァイ(……眠れねぇ)

リヴァイ「……チッ」

リヴァイ(茶でも飲むか)ガタッ

リヴァイ(……水を汲まねぇといけねぇな)

リヴァイ「…………」フゥ

リヴァイ(散歩がてら行くか)ガチャッ


―――
――


スタスタスタスタ……

シーンッ……

リヴァイ(……静かだな。当たり前か)スタスタ

リヴァイ「!」

リヴァイ(食堂に明かり? 誰かいるのか)ソッ


ハンジ「…」


リヴァイ(ハンジ?)

リヴァイ(何してんだ。こんな時間に)


レスありがとうございます
2014年!はじめの方からやな。4年も見てくれてるのか。ありがたやー
しかしなげぇな……思えば遠くに来たもんだ……


名だけ名有りモブがいますが捏造です。名無しではいまいちだったので敢えて付けた
ではまたーノシ


二人して似たようなこと考えてるのかわいいな

セールスレディ ましろ はるか seiholadynokokoroe.com ローション エロい 兎我野町
部下 ひなの 風俗 契約 くるみ 心得 梅田
生保レディ オナクラ お礼 みう https://www.seiholadynokokoroe.com/ 生胸タッチ ましろ
手コキ フェチ はるか 兎我野町 エロい ひなの seiholadynokokoroe.com
パンスト ローション 契約 心得 風俗 くるみ ましろ
生保レディ無料券
https://www.cityheaven.net/osaka/A2701/A270101/seiholady_kokoroe/


31【行き掛かり】


ハンジ「…」


リヴァイ(……またあの目でボーッとしてやがる)

リヴァイ(まぁ、俺には関係ないが……)スッ

リヴァイ(関わると面倒だ。戻るか)スタスタ

リヴァイ「…………」スタスタ…

リヴァイ「………………」ピタッ

リヴァイ「……チッ」クルッ



ハンジ「…………」ボー

ガタンッ

ハンジ「……」

リヴァイ「クソメガネ」

ハンジ「……やぁ、リヴァイ」ヘラッ

リヴァイ「……気色の悪ぃツラしやがって」

ハンジ「元からだよ」

リヴァイ「そんなツラが元からでたまるか。……壁外調査の後でもねぇのになんだ」

ハンジ「壁外の私の方がいいかい?」

リヴァイ「壁内じゃそっちの方が迷惑だが、今の辛気臭ぇお前も迷惑だ」

ハンジ「ふふっ、辛辣だねぇ」



32【大切な事】


リヴァイ「…………」

ハンジ「…………」

リヴァイ「……どうかしたか」

ハンジ「うん……私達、本当に記憶を失っているんだなって」

リヴァイ「そう言われてただろうが」

ハンジ「そうだね。でも実はみんなでからかってるんじゃないかって少し思ったりもしてたんだ」

リヴァイ「どれだけ暇だ」

ハンジ「……時々感じてはいたけれどちょっと実感したことがあって」

リヴァイ「?」

ハンジ「目を逸らしてたんだけど逸らしちゃいけないことだって気付いて……」

リヴァイ「……何を言いたい」


ハンジ「いるはずの人がいない。ううん、いたはずの人がいない……きっと、もう、いない」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……忘れるって罪だと思わないか?」

リヴァイ「…………思わねぇよ」

ハンジ「そう?」

リヴァイ「忘れたくて忘れたわけじゃねぇ。取り戻そうともしている。罪であってたまるか」

ハンジ「――――ふっ」

リヴァイ「?」

ハンジ「あはは、やっぱりあなたは良い奴だ。それに優しい」

リヴァイ「ああ?」

ハンジ「うん、そうだね。思い出す。……絶対だ」

リヴァイ「……」



33【借りたいもの】


ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「ありがとう」

リヴァイ「…………別に、何もしてねぇ」

ハンジ「うん、ありがとう」

リヴァイ「…………チッ、礼を言うなら泣くんじゃねぇよ」

ハンジ「えっ? あ……」ツー…

リヴァイ「……」ガシッ

ハンジ「?」


リヴァイ「……」ワシャワシャ

ハンジ「……」

リヴァイ「……」ワシャワシャ

ハンジ「……ね、リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「胸、貸してよ」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「触りまくったりしないから」

リヴァイ「…………」


――グイッ

ハンジ「わっ」


リヴァイ「……」
 ハンジ「……」


リヴァイ「……」
 ハンジ「……」ギュッ


リヴァイ「……」
 ハンジ「…………ふっ、うっ」


リヴァイ「…………」ナデ…
 ハンジ「うぅっ…………」ギュゥッ



34【同じ気持ち】


リヴァイ「……」ナデナデ
 ハンジ「…………」グスッ…


リヴァイ「……」ナデ…
 ハンジ「…………」サワッ…


リヴァイ「…………」
 ハンジ「……」サワサワッ


リヴァイ「……クソメガネ、引っ張っぱたくぞ」ベシッ
 ハンジ「いてっ! もう引っ張たいたじゃないか!」


リヴァイ「うるせぇ」グイッ

ハンジ「せっかくなので筋肉調べようかと思ったのに」

リヴァイ「クソが」


ハンジ「……はぁ、すっきりした」

リヴァイ「チッ、汚れた」

ハンジ「それっくらい大丈夫だろ? ちっさいなー」

リヴァイ「てめぇ、人にメソメソ縋っておきながらなんだ、その言い草は」

ハンジ「うっ、ごめん。いやぁ、それよりさ、君も感じてるだろ? 周りの雰囲気」

リヴァイ「……」

ハンジ「彼らは今の私達じゃなくて先の私達を見てる。悪気がないことは分かってるよ? でも、ちょっとね」

リヴァイ「……仕方のねぇ事だ」

ハンジ「分かってる……分かってるさ。でもたまに耐えられない気分になることもある」

リヴァイ「……まぁ、分からなくもねぇ」

ハンジ「! そう? そっか……」フフッ



35【覚えのある事】


ハンジ「あ、そうだ。私今ちょっとだけ思い出したことがあるよ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「さっき借りた胸に覚えがある」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「感触とか体温とか匂いとか……鼓動とか。凄く安心できた」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「そんな嫌そうな顔しなくてもいいじゃないか」

リヴァイ「いや……そういうわけじゃねぇ」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「俺も、抱き心地に覚えがあった」

ハンジ「――っ!?」


リヴァイ「髪の感触も……おい、どうした」

ハンジ「い、言い方が///」

リヴァイ「言い方?」

ハンジ「抱き心地って……///」

リヴァイ「……っ、他にどう言えってんだ」

ハンジ「そ、そうだね。もう、戻るよ。おやすみ」

リヴァイ「あ、ああ」

スタスタスタスタスタ…

リヴァイ「……」

リヴァイ「なんだってんだ、アイツ……赤くなりやがって……」

――ハンジ『抱き心地って……///』

リヴァイ「――っ」

リヴァイ「クソッ、何なんだ」


レスありがとうございますですよ


そろそろヤバス。急ぎたい気持ち。気持ちだけ
ではまたーノシ


36【意識】


――次の日の朝――

リヴァイ「……! おい、ハンジ」

ハンジ「!?」ビクッ!

リヴァイ「? ハンジ?」

ハンジ「おおおおおおおはよう、リヴァイ」

リヴァイ「お前、どうした」

ハンジ「な、なんでもないよ! いい朝だね!」

リヴァイ「……雨だが」

ハンジ「恵みの雨って言うだろ! じゃあ、また!」スタスタスタスタ…

リヴァイ「…………なんだ、あいつ」



37【奇行】


ハンジ「……」スタスタスタスタ

ハンジ「…………」スタスタ…ピタッ

ハンジ「ぬぐおぉぉぉぉ!!」ガシガシガシガシ!

ハンジ(私は、私は一体何をしているんだ!)

ハンジ(物凄い不自然だったじゃないか!)

ハンジ(うわぁぁぁ! でも! リヴァイの前で平静でいられない!!)


ハンジ(だって昨夜の食堂! 冷静になってみるとめっちゃくちゃ恥ずかしいじゃないか!)

ハンジ(本当に一体何をしているんだぁぁぁぁぁ!)ガシガシガシガシ

モブリット「…………ハンジ分隊長、そこで何してるんですか」

ハンジ「モ、モブリット」

モブリット「奇行は程々にして、研究室に行きますよ」

ハンジ「あ、うん。今行くよ」

ハンジ(とりあえず、資料読んで落ち着こう)



38【お触り厳禁】


――コンコンッ

ハンジ「はーい! 開いてるよ」

リヴァイ「ハンジ、この書類なんだが……」

ハンジ「おおぉ、リヴァイ」

リヴァイ「…………この部分がよく分からなくてな」

ハンジ「あぁ、ここね。ここはこうすればいいんだよ」カリカリ

リヴァイ「あぁ……助かった」

ハンジ「いえいえ、どういたしまして」カサッ

リヴァイ「! ハンジ」スッつ

ハンジ「!?」


リヴァイ「……」ツッ…

ハンジ「~~~~」ギュッ ←目を瞑った

リヴァイ「……髪に何付けてんだ。葉っぱ?」

ハンジ「あ……あ、それ、さっき巨人目線で見たら何か閃くかもって木に登った時に付いたんじゃないかな?」アハハ

リヴァイ「……あ?」シワー

ハンジ「どんなふうに見えてるのかなーって思ってさ」

リヴァイ「…………壁内で木から落ちて怪我でもしたらいい笑いもんだぞ、クソメガネ」

ハンジ「ふははは、確かに。気を付けるよ。木だけに」

リヴァイ「とりあえず殴っていいか?」

ハンジ「いいわけないだろ!」

リヴァイ「!」ツッ、クイッ

ハンジ「!!?」


リヴァイ「テメェ、頤(あご)の下のところ怪我してんじゃねぇか」シワー

ハンジ「あ、あ///」

リヴァイ「本当にクソメガネだな」

ハンジ「て、手」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「て、はなして///」

リヴァイ「…………」スッ

ハンジ「い、いきなり頤触らないでくれよ。びっくりするだろ」

リヴァイ「……そりゃ悪かったな」

ハンジ「全くだよ! もう! ほら、用は済んだんだろ? 行った行った。忙しいんだ」

リヴァイ「ああ。じゃあな」

リヴァイ「…………」



39【もしや】


リヴァイ「…………」スタスタ

ミケ「リヴァイ、どうした?」

リヴァイ「ミケ」

ミケ「何やら悩んでるように見えたが?」

リヴァイ「メガネの様子がおかしいと思ってな」

ミケ「メガネの様子…………あぁ、ハンジか。いつもの事だろう」


リヴァイ「いや、あれは…………なるほど」

ミケ「なんだ? 一人で納得して」

リヴァイ「なに、少しばかり面白い事を思い付いただけだ」

ミケ「面白い事、なぁ。ハンジに関してか」

リヴァイ「追いかけ回された仕返しみたいなもんだ」

ミケ「何をするのか分からんが程々にしてやれよ」

リヴァイ「あいつ次第だな」

ミケ「…………やれやれ」



40【確かめる】


リヴァイ「おい」

ハンジ「リ、リヴァイ、何か用事かい? 生憎と今からエルヴィンの所に行かないといけないんだ」

リヴァイ「ほう…………浮気か」

ハンジ「な!? 何を言ってるんだよ! そんな仲じゃないだろ!」

リヴァイ「そんな仲だったはずだろ?」

ハンジ「い、今は違うだろ!! 記憶、ないんだから!」

エルヴィン「大声でどうしたんだ?」


ハンジ「エルヴィン! リヴァイがおかしい!」

リヴァイ「失礼なこと言うんじゃねぇ」

エルヴィン「リヴァイ、何をしたんだ」

リヴァイ「別に何も。ちょっと面白い事を思い付いて実行しただけだ」

ハンジ「!? からかったな!!? このくそが!!」

エルヴィン「……リヴァイ、何をしたか分からないが遊ぶんじゃない」

リヴァイ「ついな」

ハンジ「こんの……極悪目付き男がぁぁぁ!!」


乙ありがとうございます

あごは顎と頤があって頤は下あごを指すそうな
今は顎しかほとんど使われてないらしいがせっかくなのでww

ふむ、無理だな
一回元の時間軸に戻るかもしれないし、このまま誕生日を迎えるかもしれない
不恰好で申し訳ない
ではまたーノシ

>>1のスレなのだから自由に書いたら良いじゃない

おとがいの方か、漢字で見るとなんだか厳めしい

――――――――――――――――――――――
↓ここからこのスレ通常の時間軸






.


【妙にねじるな】


ハンジ「ねぇ、リヴァイ。何がほしい?」

リヴァイ「いきなりなんだ」

ハンジ「誕生日だよ。雑巾とホウキで迷ってるんだけど」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「冗談だって」

リヴァイ「せめて紅茶にしてくれ」

ハンジ「紅茶ねぇ。何が捻りがほしい」

リヴァイ「いらねぇ。貰うのは俺だ」

ハンジ「仕方ない。ホウキの先に紅茶をぶら下げて……」

リヴァイ「普通に渡せ、クソメガネ」



【ちょっと期待した】


ハンジ「おお、かっこいい暖炉だね」

リヴァイ「何を暖炉におべっか使ってやがる」

ハンジ「とても美しい造形をしているね。薪も沢山くべれそうで言うこと無しだよ」

リヴァイ「…………本当に使うな」

ハンジ「まぁ、それはともかく。はい、リヴァイ! 誕生日おめでとーう!!!」ズイッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「あれ? 気に入らなかった? 雑巾と紅茶」


リヴァイ「一緒くたにするんじゃねぇ、このクズメガネが」

ハンジ「ごめんごめん、冗談だって! これ雑巾じゃないから! タオルだから!」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「一部を雑巾風に縫ってみただけ。簡単にほどけるよ」

リヴァイ「…………縫ったら雑巾じゃねぇか」

ハンジ「まぁ、大体は古びた布を縫って作るから似たようなもんだけど、ほら、これほどけるから」シュルッ

リヴァイ「そうか」

ハンジ「……」

ハンジ(おや? もしかして雑巾ちょっと嬉しかったのか?)



【喜ぶ顔】


――翌々日――

ハンジ「リヴァイ、これあげるよ」ポンッ

リヴァイ「?」

ハンジ「雑巾だよ。布余ってたから」

リヴァイ「!」

ハンジ「年末の掃除に必要だしね」


リヴァイ「ああ、ちょうど足りねぇと思っていたところだ」

ハンジ「そっか。作ってよかったよ」

リヴァイ「助かる」

ハンジ「どういたしましてー」

ハンジ(しかし……なんだか誕生日プレゼントより喜ばれているようで複雑だな)

リヴァイ「…………」フム

ハンジ「……」

ハンジ(でも嬉しそうだからまぁ、いっか)



【あれは二人きりだった】



「「「リヴァイ兵長! おめでとうございまーす!!! カンパーイ!」」」


ミケ「……今日は何日だ?」

ナナバ「27日じゃなかったっけ?」

ミケ「随分遅れたな」

ナナバ「リヴァイが休暇取ってたからね」


ミケ「あぁ……飲み会くらいできただろうに」

ナナバ「どっかに泊まったらしいよ」

ミケ「泊まり? …………ハンジも休暇取ってたか?」

ナナバ「研究室に籠城って噂を流した上でね」

ミケ「…………面倒臭い奴らだな」

ナナバ「全くだよ」



【それは印】


ミケ「……しかし」

ナナバ「何?」

ミケ「次の日でもよかったんじゃないか? 一泊だけだったんだろう?」

ナナバ「…………ミケ、嗅がないと察しが悪くなるの?」

ミケ「?」

ナナバ「多分、昼か夕方までまともに動けなかったんじゃない? ハンジが」

ミケ「…………」

ハンジ「二人とももっとこっちに来なよ」

ナナバ「んー? リヴァイにはもうしばらくしてから祝いの言葉を言うよ。どうせ今揉みくちゃだろ?」

ハンジ「揉みくちゃまではないけど次々に酒を注がれてるみたい。それをふっつーに飲んでる」

ナナバ「リヴァイならではだね」


ハンジ「“てめぇも飲め”って言って周りに飲ましてもいるみたい」

ミケ「それは潰す気だな」

ハンジ「そうそう。リヴァイの周りにゴロゴロ転がってるよ。酔いつぶれたのが」

ミケ「すでに遅かったか」

ハンジ「無謀だよね、リヴァイに絡もうなんて」

ナナバ「……ねぇ、ハンジ」

ハンジ「ん?」

ナナバ「ボタン、上まで止めといた方がいいよ」

ハンジ「え?」

ナナバ「絶妙な所に…………」ゴニョゴニョ

ハンジ「!!!?///」

ミケ「……」スンッ

ハンジ「~~~~っ! あのクソリヴァイっ!」


レスありがとうございます
自由にしてみた


ではまたーノシ

今日は無理っぽい。すまぬ
とりあえず明日来るノシ


【タイミング】


ハンジ「雪降ってる」

ナナバ「ああ、本当だ」

ハンジ「もうすぐ今年も終わりだねぇ」

ナナバ「そうだね。来年まで持ち越さないようにしなよ」

ハンジ「何が?」

ナナバ「リヴァイ」

ハンジ「うっ」

ナナバ「ちょっと見えそうな所に跡付けられたからっていつまで拗ねてんの」

ハンジ「拗ねてないよ。ただ……」

ナナバ「何?」

ハンジ「タイミングとか……」


ナナバ「バカだねぇ」

ハンジ「だってなんか引っ込みつかなくて」

ナナバ「分かったから今すぐ仲直りしておいで」ポンッ

ハンジ「今すぐ!?」

ナナバ「善は急げだよ。さぁ、行った行った」グイグイ

ハンジ「ちょっ、押さないでくれよ。行く、行くから!」

ナナバ「はい、いってらっしゃい」ポンッ

ハンジ「……ナナバ」

ナナバ「ん?」

ハンジ「ありがとう」

ナナバ「どういたしまして」ニッコリ



【見える首もと】


ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「あーそのぅ」モジモジ

リヴァイ「とりあえず座れ」

ハンジ「あ、ありがとう」ストンッ

リヴァイ「……かくれんぼはおしまいか?」ドサッ

ハンジ「あー……うん」ポリポリ


リヴァイ「……悪かった」

ハンジ「うん、それは気を付けてほしい。困るし」

リヴァイ「つい調子に乗った」

ハンジ「私もこんなに避けなくても良かったことだった。ごめん」

リヴァイ「いや」

ハンジ「……今日はもうクラバットしてないんだね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ふぅん」

リヴァイ「?」



【沸き上がる衝動】



ハンジ「リヴァイ」ガバッ
リヴァイ「!?」


ハンジ「ごめんね。会いたかったよ」
リヴァイ「…………会ってはいただろう」


ハンジ「二人きりでだよ」
リヴァイ「……そうか」ポンポンッ


ハンジ「…………」ニヤッ
リヴァイ「……」ポンポンッ


ハンジ「――――」チュー!
リヴァイ「!?」ビクッ



ハンジ「――っぷは! お、やった、付いた!」

リヴァイ「あ? てめぇ、いきなり首に……っ!」ガタッ

ハンジ「ふはは!」

鏡|| リヴァイ「! ……チッ」

ハンジ「ちゃんとクラバットしてないと丸見えだからね! キスマーク」

リヴァイ「てめぇ」

ハンジ「困る? 困るだろう?」クスクス

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「これでチャラだ。いいだろ?」

リヴァイ「……分かった」ハァー


ハンジ「ふふふ。好きだよ、リヴァイ」ギュッ
リヴァイ「てめぇは……はぁ」ポンポンッ




【察する】


ネス「なんだ、酒の席だってのにそのヒラヒラ付けてんのか」

リヴァイ「……寒ぃしな」

ネス「あぁ、確かにな。ってそれ防寒具かよ」

リヴァイ「ついでだ」

ネス「ははは! なんじゃそりゃ」ケタケタ

リヴァイ「……」グビッ

ナナバ「…………ハンジ」

ハンジ「ん? 何?」

ナナバ「あんたもしかして仕返ししたの?」


ハンジ「んー? なんのことかな?」

ナナバ「どうやって仲直りしていいか分からなかったからってあんた」アキレ

ハンジ「いや、仲直りは普通にしたんだけどなんか悪戯心が」

ナナバ「ますます呆れる」

ハンジ「まぁまぁ」

ナナバ「まぁ、仲直りしたんならいいさ」

ハンジ「……うん」グビッ

ナナバ「…………あぁ、仕返しの仕返しは食らったんだね」グビッ

ハンジ「!」ギクッ



【最近の恒例】


わはははは! ギャハハハ!!


ハンジ「…………」

リヴァイ「何ぼんやりしてやがる」ガタッ

ハンジ「あれ? 解放されたの?」

リヴァイ「空の酒瓶に説教はじめる奴も現れたからな。抜けてきた」

ハンジ「あはは! それネスでしょ?」

リヴァイ「あいつはいつもああなのか」

ハンジ「そういうわけじゃ……いや、そうかな?」

リヴァイ「それで、ぼんやりしてどうした」

ハンジ「その話続いてたんだ」アハハ


リヴァイ「まぁな」

ハンジ「いやね、みんなとまた年越せて良かったなぁって」

リヴァイ「年寄り臭ぇな」

ハンジ「酷いな」ケラケラ

リヴァイ「……まぁ、少しは分からなくもねぇが」

ハンジ「リヴァイ年寄り臭い」

リヴァイ「クソメガネ」

ミケ「リヴァイ、置いていくな」ノッソリ

リヴァイ「逃げ遅れる奴が悪ぃ」

ハンジ「ミケ! リヴァイ置いてきたの?」

エルヴィン「徐々にミケの影に隠れて席を立ってたな。ミケ、隣座るぞ」ガタッ

ミケ「リヴァイ、お前……」


リヴァイ「ちょうど良かったんでな」

ミケ「仲間に裏切られた気分だ」ハァー

ナナバ「おや、集まってるね」

ハンジ「ナナバ! いらっしゃーい!」

ナナバ「いらっしゃいましたよ」ガタッ

エルヴィン「結局集まったな」クスッ

ミケ「まぁ、上官同士集まるのは仕方ないな」グビッ

ナナバ「みんな酒も強いからねぇ」

ハンジ「あ、あと5秒だ」

ナナバ「ちょっ、早っ」

リヴァイ「バタバタだな」


ミケ「気づいたら明けてたって事もあるしな」

エルヴィン「楽しく過ごせているならいいじゃないか」グビッ

ナナバ「まぁ、そうだけど」

ハンジ「明けたー! おめでとーう!」

おめでとうございまーす!! カンパーイ!!

ナナバ「うわっ、あいつらまだ飲む気だ」

ミケ「毎度のことだ」

エルヴィン「明日ギリギリに帰省すると言っていた連中は寝坊しなければいいがな」

リヴァイ「ここで潰れる奴らは朝叩き起こす。掃除の邪魔だからな」

ハンジ「うーん、どっちがいいんだろうねぇ。寝坊で馬車に遅れるのとリヴァイに叩き起こされるの」

ミケ「究極だな」


先に書くの忘れたwwまだ時間軸は通常。年明けて二回目くらいから記憶喪失は再開しやす

今年最後の更新
まだ見てくれてる人本当にありがとうな
良いお年をお迎えください

ではまた来年ノシ


【後に感謝】


ハンジ「ふわぁー。今朝も寒いなぁ」スタスタ

ハンジ「気がついたら部屋のベッドの上だったな」

ハンジ「リヴァイいなかったけど運んだのリヴァイだよね」

ハンジ「本人は……」ヒョコッ

――食堂――

お掃除リヴァイ「……」モクモク

ハンジ「うわぁ……新年早々」

お掃除リヴァイ「! 散らかしに来たなら帰れ」

ハンジ「お茶飲みに来たんだよ。ってかもう終わるんじゃないの?」

リヴァイ「まぁな」パサッ


ハンジ「みんな叩き起こしたの?」

リヴァイ「ああ。叩き出した」カチャッ

ハンジ「……ふふっ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「みんな馬車には間に合っただろうね」

リヴァイ「…………」カチャカチャッ

ハンジ「全く分かりづらいんだから」

リヴァイ「知らん」コトッ

ハンジ「ありがとう」

リヴァイ「ついでだ」

ハンジ「うん、ありがとう」

リヴァイ「……」



【雰囲気に酔った】


ナナバ「あーいたたた……二日酔いだよ」

ハンジ「ナナバ、あけおめー」

ナナバ「んー、おめ。マスター、二日酔いに効くやつないかい?」ガタンッ

リヴァイ「誰がマスターだ。紅茶しかねぇよ」

ナナバ「それでいいや。ちょーだい」

リヴァイ「あ?」


ナナバ「それ“が”いいです。ください」

リヴァイ「……チッ」ガタッ

ナナバ「あったまいたい」ウゥ

ハンジ「珍しいね」

ナナバ「なんか飲みすぎたよ。飲みまくるあいつらにつられた」

ハンジ「あー、楽しそうだったもんね」

ナナバ「うー」



【アールグレイはベルガモットの香り】


ミケ「ん? どうしたナナバ」ガタンッ

ハンジ「つられて飲みすぎたんだってさ」

ナナバ「二日酔いに効く香りってない? ミケ」

ミケ「それなら確か……」

リヴァイ「ほらよ」コトッ

ナナバ「あ、ありがと」

ミケ「……」スンスンッ

ミケ「アールグレイか」

ハンジ「そういえば私のもそうだね」


リヴァイ「……」カチャッ

ミケ「俺のか?」

リヴァイ「いらねぇなら引っ込めるが」

ミケ「いただく。ありがとう」

リヴァイ「……」

ナナバ「はぁ、美味しい。で、二日酔いに効く香りって?」

ミケ「あぁ、ペパーミントや柑橘系の香りだな」

ナナバ「…………」

ハンジ「なるほど、アールグレイね」

リヴァイ「……」



【未来予想図】


エルヴィン「なんだ、みんなして集まってるのか?」

ハンジ「お、エルヴィンおめー」

エルヴィン「ああ、おめでとう。紅茶か?」

リヴァイ「……」ガタッ

ミケ「座っていれば出てくるぞ、紅茶」

エルヴィン「ここはお任せオーダーの紅茶屋なのか」ガタンッ

ナナバ「多分そう。マスターは目付きの悪い人類最強。気は利いてるよ」ズズッ

エルヴィン「? そうなのか?」

ハンジ「ふふっ、まぁね」

リヴァイ「ほら」カチャッ

エルヴィン「ああ、ありがとう。アールグレイか」スゥー

エルヴィン「良い香りだな」


リヴァイ「……」

ミケ「ベルガモットは柑橘系の香りだ。二日酔いに良い」

エルヴィン「そうか、なるほどな。ありがとう、リヴァイ」

リヴァイ「…………」ズズズズ

ハンジ「あ、ついでに自分のおかわりしたな。私にもちょーだい」

リヴァイ「まとめて作っておいた。そこに置いてあるから勝手に飲め」

ハンジ「もーらいー」

ナナバ「ハンジー、私にもー」

ハンジ「はいはーい」

ミケ「俺も頼めるか?」

ハンジ「はいよー」

エルヴィン「……給仕はハンジか。夫婦経営といったところか」フム

リヴァイ「てめぇは何を言ってやがんだ」



【幸せな話】


ミケ「ハンジが給仕係か。なら俺は仕入れだな」

ナナバ「私は経理でもしようかな」

ハンジ「えー? 給仕手伝ってよ」

ナナバ「じゃ、ハンジも経理手伝ってよ」

ハンジ「そんじゃ、私らは経理兼給仕係ね。エルヴィンは?」

エルヴィン「マスターはリヴァイだからな。経営者にでもなっておこうか。
リヴァイには紅茶に集中してもらおう」

ハンジ「あー、そうだね。さらっと実権握ったけどそれがいいかもね」


ミケ「茶葉の仕入れ値や入れる茶葉の種類で揉めそうだな」

ナナバ「そこはミケが間に入らないと」

ミケ「俺か」

リヴァイ「…………」ズズズズ

ハンジ「リヴァイに異論はないみたいだよ。クッキーとか色々置きたいよね」

ナナバ「そうだね。軽食とか」

ハンジ「いいね! ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「…………」

ナナバ「エルヴィンには給仕も手伝ってほしいところだね」

エルヴィン「何故だ?」


ハンジ「客寄せじゃない? 女性客が来そう」

エルヴィン「裏に引っ込んでつまみ食いでもしておきたいが」

リヴァイ「つまみ食いすんじゃねぇよ」

ナナバ「エルヴィンとハンジは奥には来させないようにしよう」

ハンジ「え!? 私も!?」

ミケ「調理場は手伝うか」スンッ

リヴァイ「……無駄に具体的になってきやがったな。どうするんだ、これ」

エルヴィン「まぁ、いいじゃないか。たまには」ズズッ

リヴァイ「…………別にいいが」ズズズズ


あけましておめでとうございます


次から記憶喪失に戻ろうかね
ではまたーノシ

あけおめ乙
なんか大人がこういう計画で盛り上がるの良いな

なにそれ、その店行きたい

↑禿同

この4人
BARの店員とかも似合いそう

――――――――――――――――――――
↓ここから記憶喪失話

あらすじのようなナニカ
ひょんなことでリヴァイを意識してしまったハンジ
それに気づいたリヴァイがからかって遊んだ
ハンジがお怒り


41【敗北】


リヴァイ「おい」

ハンジ「…………」ペラッ ←本読んでる

リヴァイ「おい、クソメガネ」

ハンジ「…………」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「…………」ペラッ


リヴァイ「…………」

ハンジ「…………」

リヴァイ「………………」ハァー

ハンジ「…………」ペラッ

リヴァイ「…………悪かった」ボソッ

ハンジ「分かればよろしい」パタンッ

リヴァイ「……チッ」



42【あらぬ誤解が】


ハンジ「またあんなイタズラしたら本気で怒るからな」

リヴァイ「分かった」

ハンジ「私が本気で怒ったら兵舎中散らかりまくるからな!」

リヴァイ「分かったと言っている……いや、兵舎中はやめろ。他の奴らの迷惑だろうが」

ハンジ「リヴァイの所為だー! って叫びながら散らかすからな」

リヴァイ「お前な」

ハンジ「リヴァイが私を辱しめたからだーって」

リヴァイ「やめろ」



43【近況報告】


エルヴィン「それで、記憶の方はどうだい?」

リヴァイハンジ「「さっぱりだ」」

エルヴィン「……仲が良いことだ。何か方法はないものかな?」

ハンジ「うーん、結構試してみたんだけどね。頭ぶつけてみたりとか」

エルヴィン「余計に記憶が無くなりそうだからやめておけ、ハンジ」

ハンジ「集めた文献や自分の書いた?物やらも読んでみたりしたけど全くだよ」

エルヴィン「リヴァイは?」


リヴァイ「同じく、だ」

エルヴィン「……そうか」

ハンジ「他に方法あるかなー?」

エルヴィン「…………ある」

ハンジ「えっ! 何なに!?」

エルヴィン「リヴァイ、ハンジ、お前たちはしばらく恋人として過ごせ」

ハンジリヴァイ「「――――――」」

ハンジリヴァイ「「はぁ!?」」



44【指示】


ハンジ「なんだってそんなことになるんだよ」

エルヴィン「試せるものは全て試しておかなければな。何、てきとうにいちゃついてみればいいだけだ」

ハンジ「いちゃ……いや、無理だから」

エルヴィン「他に手立てはもうないんだろう?」

ハンジ「う……」

エルヴィン「まぁ、とりあえず二人で行動してみろ。デートにでも行ってくるといい」

ハンジ「でーと…………似合わねぇ」

リヴァイ「……」

エルヴィン「そうでもないがな。休みが合えばよく一緒に出掛けていたぞ?」


ハンジ「そんなこと言われても今の私たちは――――」

エルヴィン「今の記憶の頃から結構二人で出掛けていなかったか?」

ハンジ「――――ん?」

リヴァイ「…………」フム?

ハンジ「…………あれ?」

エルヴィン「行きつけがあるなら二人で行ってみるといい。何か発見があるかもしれんぞ」

ハンジ「…………んー、まぁ、一理あるね。行く? リヴァイ」

リヴァイ「……紅茶が切れそうではある」

ハンジ「んじゃ決まりだね。私は本屋ねー」

リヴァイ「本屋は最後に行くぞ」


ハンジ「えぇぇ!!」

リヴァイ「最初に行ったら動かねぇだろうが」

ハンジ「むー」

エルヴィン「…………」フッ

ハンジ「そんじゃま、出掛けてみるよ」

エルヴィン「あぁ、明日は二人とも休みにしておくよ」

ハンジ「マジで!? ありがとう! エルヴィン!」

エルヴィン「いや、礼には及ばんよ。その代わり……」

ハンジ「え?」

リヴァイ「……」



45【でーと】


――次の日――


リヴァイ「…………」

リヴァイ(同じ兵舎にいながらなんだって待ち合わせしなければならねぇんだ)

リヴァイ(しかも遅ぇ)キンッ ←懐中時計

リヴァイ(何してやがんだ)カチンッ

ハンジ「…………リ、リヴァイ、お待たせ」

リヴァイ「やっと来たか。てめぇ、遅…………」

ハンジ「…………」キラキラー+


リヴァイ「――――」

ハンジ「いや、あの、なんか、ほら! エルヴィンが支度はナナバとか、ニファとかに頼めって言ってたでしょ?
そしたらその、寄ってたかって……」モジモジ

リヴァイ「……」ジー↓ジー↑

ハンジ「ス、スカートとか久しぶり過ぎてなんかスースーするし、髪もまとめられちゃって」ハハッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「軽く化粧まで……やりすぎだよね」アハハー

リヴァイ「…………」

ハンジ「あの……リヴァイ?」

リヴァイ「……まぁ…………悪くねぇ」フム


ハンジ「えっ?」

リヴァイ「行くぞ」

ハンジ「あ、う、うん」

ハンジ(えっと、あれ? 今の誉められたのかな?)

ハンジ(誉め、られたんだよね?)ムズッ

ハンジ「~~~~」ニヘー

ハンジ(ふはっ、やばい顔がゆるむ)ヘヘッ

リヴァイ「…………」チラッ

ハンジ(戻さないと)ムニムニ

リヴァイ「…………何やってんだ」


レスありがとうございます
Barって言うと表紙思い出すな、あれ普通の酒場だけど
幹部組めっちゃ似合いそうだな、Bar


長らくすみません……まぁ、何かとアレコレで……申し訳ない
多分日曜か火曜あたりで。ではまたーノシ


46【でーと開始】


リヴァイ「……遅くなったのはそれが原因か?」スタスタ

ハンジ「えっ? あぁ、うん、そう。ちょっと抵抗しまくったからね」

リヴァイ「しまくったんならちょっとじゃねぇだろ」

ハンジ「だってさー、スカートはともかく、化粧って必要?
いらないって言っても『いーや、必要だ!』って許してくれなくてさ」

リヴァイ「…………でーと、とやらだからだろう」


ハンジ「わーお、君からでーとなんて言葉が聞けるとは」

リヴァイ「うるせぇな」チッ

ハンジ「でーとで舌打ちはご法度じゃないかな?」

リヴァイ「クソメガネ、いいから行くぞ」

ハンジ「でーとの相手に向かってクソメガネとはね」ヤレヤレ

リヴァイ「本当にうるせぇクソメガネだな」チッ

ハンジ「うるせぇ、クソメガネ、舌打ちとフルコースで来たね」ケタケタ

リヴァイ「…………」



47【紅茶屋】


「いらっしゃいませー」

ハンジ「前に来たことあるね、ここ」

リヴァイ「あぁ、紅茶を売っている所はねぇかと聞いたらここを案内された。お前に」スッつ紅茶缶

ハンジ「そうそう、そうだった。“地図だけ書け、一人で行く”って不遜だったよねー」

リヴァイ「…………」

ハンジ「一人で行ったら怖がられるってのに」

リヴァイ「余計なお世話だ」


ハンジ「本当にあなたって目付きで損してるよね。優しい人なのに」

リヴァイ「…………」

ハンジ「お? 照れた?」ヒョイッ

リヴァイ「照れてねぇクソメガネ」ガッ

ハンジ「ぬおっ! 顔掴むなよ、化粧が剥げるだろ」

リヴァイ「あぁ、悪ぃ」スッ

ハンジ「ふっ、素直」クスクス

リヴァイ「…………」



48【思い出の店】


ハンジ「あ、ここ、ここ」

リヴァイ「あぁ……この飯屋か」

ハンジ「“生きて帰ったら奢る”を遂行した店だね」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……入ろうか」

リヴァイ「あぁ」

「らっしゃーい!!」

ハンジ「いつ来ても活気があるねぇ、ここは」


リヴァイ「そうだな」

ハンジ「これとそれとあれお願いねー」

「はいよ!」

リヴァイ「おい、勝手に決めるな」

ハンジ「ここに来たら大抵これ頼んでたじゃん」

リヴァイ「? …………あぁ、そうだったな」

ハンジ「でしょ?」

リヴァイ「………………」シワー

ハンジ「どしたの? 眉間にシワ寄ってるけど」


リヴァイ「その記憶は今思い出した」

ハンジ「ん? その?」

リヴァイ「“いつも頼んでいるもの”だ」

ハンジ「あ、そう……だね。さっきまでここは奢った場所だったね……うん、あなたと何度も来てる」フム

リヴァイ「あぁ、お前と外に出ると大抵はここに食いに来る」

ハンジ「おお! 凄いよ、リヴァイ! ちょっと前進だよ!!」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「さすがエルヴィンだね! 言うことを聞くもんだ!」

リヴァイ「…………」シワー



49【指摘できなかった】


ハンジ「ほんでふぁ、つひにひふところが」モグモグ

リヴァイ「口の中のもん飲み込んで喋ろ。汚ぇ」

ハンジ「んぐっ、そんでさ、次に行く所が本屋でいいよね?」

リヴァイ「本屋、な」

ハンジ「なんだよ、行くって言ったろ?」

リヴァイ「行くには行くが…………。!」スッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……」ナデ…


ハンジ「!」ドキッ

リヴァイ「ガキかてめぇは」ゴシッ

ハンジ「あ、ああ、口の端に付いてた?」

リヴァイ「バカが」ペロッ

ハンジ「!!?」

リヴァイ「?」

ハンジ「――――」ポカンッ

ハンジ(えっ? 今、指で拭ってそれ舐めた……よね?)

ハンジ(な、なんで? しかも口の端に付いてたのを……潔癖、のはずなのに……)


ハンジ(…………恋、人だから?)

ハンジ「――――っ!」ガタッ

リヴァイ「? なんだ、いきなり口許抑えやがって……吐くのか?」

ハンジ「ち、違っ、」///フイッ

リヴァイ「??」

ハンジ(無意識かよっ! くそっ、私だけ動揺するとか腹立つ!)

リヴァイ「吐くなら便所に行け」

ハンジ「…………いや、吐かないから。食事中に便所とか言わないでよ」

リヴァイ「食事中に巨人の実験話する奴に言われたくねぇな」モグモグ



50【優しさ】


ハンジ「わっひょーい!! 本だ本だーー!!」

リヴァイ「騒ぐな暴れるな奇行種クソメガネ」

ハンジ「だってなかなか来れなかったからさー」

リヴァイ「今持っている本は把握しているのか?」

ハンジ「んーまぁ、大体」

リヴァイ「同じもの買うなんて間抜けなことするなよ」

ハンジ「大丈夫大丈夫。引き取ってくれる所知ってるから」

リヴァイ「それは大丈夫とは言わねぇ」

ハンジ「あ! これ続刊出てたんだぁ」ペラペラ

リヴァイ「…………もう聞いちゃいねぇな」ハァ

ハンジ「お、これは……」

リヴァイ「……」


―――
――


「…………ジ」

「おい、ハンジ!」ガシッ

ハンジ「はっ!?」ビクッ

リヴァイ「いい加減、買うものを決めろ」

ハンジ「あ、ごめんごめん。夢中になってしまった。これとこれにするよ。待ってて」タタッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………お待たせー」

リヴァイ「本当に待った」


ハンジ「そこはそんなに待ってないって言うところだよ」

リヴァイ「うるせぇ」グイッ

ハンジ「あ、自分で持てるよ?」

リヴァイ「てめぇはこっちを持ってろ」スッ

ハンジ「……紅茶」

リヴァイ「本を持たせたら読みながら歩きかねん」スタスタ

ハンジ「…………そんなことしないけど」

リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「…………なんかムズムズしちゃうよ」ポソッ

リヴァイ「おい、行くぞ」


ハンジ「あ、うん」スタスタ

リヴァイ「……」

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「ありがとうね」フフッ

リヴァイ「…………何もしてねぇ」

ハンジ「私はありがたく思うところがあったんだよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「うん」ニコニコ

リヴァイ「………………そうかよ」スタスタ


次はまた日曜あたりかね
ではまたーノシ


51【おねだり】


ハンジ「もう帰らないとねー」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「帰ったらそれ飲むの?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ふぅん?」ジー

リヴァイ「…………なんだ」

ハンジ「いやぁ、私もその紅茶の味に興味があるなぁ」

リヴァイ「素直に飲みてぇと言えねぇのか」

ハンジ「飲みてぇ。飲ませろ」

リヴァイ「急に上からか」


ハンジ「飲ませてください、お願いします、リヴァイ様」

リヴァイ「……次は卑屈か」

ハンジ「どう言えばいいんだよ」

リヴァイ「普通に言え」

ハンジ「私も飲みたい!」

リヴァイ「勝手にしろ」

ハンジ「それ返事?」クスクス

リヴァイ「嫌なら来るな」

ハンジ「行きますー飲みますー」

リヴァイ「……勝手にしろ」

ハンジ「うん、勝手にする」ニコッ

リヴァイ「…………」



52【密着】


ハンジ「また一緒に出掛けようね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「だって、ほんの少しだけど思い出せたじゃないか!」

リヴァイ「あぁ……確かにな」

ハンジ「さすがはエルヴィンだよねぇ」

リヴァイ「……」

ハンジ「言うことを聞いてればなんとかなる気がするよ」

リヴァイ「……言うこと聞くだけってのもどうなんだ」

ハンジ「そりゃ自分でだってちゃんと考えるさ。負担ばかり掛けたくないからね」


リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「ん? なんだか不機嫌かい? 眉間にシワ」プスッ

リヴァイ「指すな」ペシッ

ハンジ「ははっ、指したら伸びるかなと思ってさ」

リヴァイ「伸びるか」

ハンジ「まぁまぁ――わっ」ガクッ

リヴァイ「!」ガシッ

ハンジ「あぁ、ごめ――――」


リヴァイ「地面と仲良くしてぇのか」グイッ
 ハンジ「――――っ」



リヴァイ「? おい、ハン――――」

バッ!

ハンジ「ご、ごめん。ありがとう」

リヴァイ「…………」

ハンジ「あはは、まさかなんにもない所で転びそうになるなんてね」

リヴァイ「……普段履かねぇような靴履いてるからじゃねぇか?」

ハンジ「あぁ、そうかも。服も慣れないしね」

リヴァイ「……」

ハンジ「さ、早く帰ろう。リヴァイの淹れた紅茶が飲みたいよ」

リヴァイ「……ああ」



53【無意識の】


エルヴィン「やぁ、おかえり」

ハンジ「ただいま、エルヴィン!」

リヴァイ「…………」

エルヴィン「楽しかったか?」

ハンジ「うん。それに少しだけど思い出せたよ!」

エルヴィン「ほぅ?」

ハンジ「どうやら行きつけになっているらしい店で、いつも頼む料理を無意識に頼んでいたんだ」

エルヴィン「ふむ」

ハンジ「リヴァイとその店に行くと同じような料理を毎回頼んでたって思い出せたんだ!」

エルヴィン「…………」


ハンジ「リヴァイとはちょくちょく一緒に出掛けてたみたいだね!
エルヴィンが言ったとおり試してみて良かったよ!」

リヴァイ「…………」

エルヴィン「……そうか、役に立てたようで良かったよ」

ハンジ「今から今日買った紅茶をご馳走してもらうんだ! ね? リヴァイ」クルッ

リヴァイ「…………ああ」

ハンジ「それじゃね、エルヴィン」スタスタ

エルヴィン「ああ」

リヴァイ「…………」スタスタ

エルヴィン「…………」

エルヴィン「あれは惚気られたのかな?」



54【紅茶の淹れ方】


ハンジ「はー、これだよこれ! 美味しいねぇ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「リヴァイは紅茶を淹れる天才だね」

リヴァイ「手順を守れば誰でもできる」

ハンジ「えー? そうかなぁ?」

リヴァイ「…………お前は」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「何なに? どうしたの?」

リヴァイ「いや、お前は自分で淹れないのか?」

ハンジ「淹れることはあるけどこんなに美味しくはならないかな?」


リヴァイ「どうせ蒸らす間に何かに囚われて蒸らし過ぎてんだろ」

ハンジ「あー、それもあるけどリヴァイみたいに時計で計ったりしないせいかもね」

リヴァイ「ちゃんと見ていれば美味くなる」

ハンジ「今度頑張ってみるよ」

リヴァイ「絶対やらねぇな」

ハンジ「やるってば、やだなぁ。じゃあ今度お茶する時は私が淹れるよ」

リヴァイ「ほぅ?」

ハンジ「女に二言はないよ!」

リヴァイ「せいぜい美味く淹れろよ」

ハンジ「ふふふ、任せろ! やるときはやるんだからな!」

リヴァイ「そりゃ期待できそうだな」

ハンジ「おう、期待しとけ!」



55【そのモヤモヤは】


――夜――

リヴァイ「…………」


ハンジ『さすがエルヴィンだね! 言うことを聞くもんだ!』

ハンジ『さすがはエルヴィンだよねぇ』

ハンジ『エルヴィンが言ったとおり試してみて良かったよ!』


リヴァイ「…………チッ」


リヴァイ(バカの一つ覚えみてぇにエルヴィン、エルヴィンと)

リヴァイ(人と出掛けておいて…………)

リヴァイ「…………馬鹿か」シワー

リヴァイ(何を考えてんだ、俺は)ハァ

リヴァイ「…………」

リヴァイ「…………本当に馬鹿だな、俺は」


乙ありがとうございます


次も日曜あたりに。ではまたーノシ

記憶喪失やばいな
恋愛初期再びな感じでドキドキする


56【目的は】


ハンジ「お」

モブリット「どうしました?」

ハンジ「いや、これリヴァイのサインが無くてさ」

モブリット「本当ですね。もらってきますよ」

ハンジ「そうだね……いや、私が行くよ」ガタッ

モブリット「ですが」

ハンジ「気分転換しようと思ってたところだからさ」

モブリット「そうですか」

ハンジ「ついでに紅茶飲んでくる」スタスタ

モブリット「それが目的ですか……」



57【美味しい】


ハンジ「ふんふふーん♪」

ハンジ(あ、そういや今度お茶淹れるって約束してたっけ)

ハンジ(まぁ、今日は飲ませてもらおう)ウン

ハンジ(お休みの日にでも淹れてあげようかな)

ハンジ「お? 扉が開けっぱなしだ。空気の入れ換えかな?」

ハンジ「リー……」ヒョコッ


ペトラ「はい、兵長」コトッ

リヴァイ「ああ」…ズズ


ペトラ「ど、どうでしょうか?」

リヴァイ「? あぁ、悪くない」

ペトラ「良かったです」ニッコリ

エルド「ペトラの淹れる紅茶は美味いよな」

グンタ「ああ。きっちり時間も見てて頑張ってるよな」

オルオ「確かに。だが、俺の方がまだ」

ペトラ「じゃ、飲まなくていい」スッ

オルオ「待て。悪くない」

ペトラ「今すぐそのしゃべり方やめて」ゴゴゴゴ


ハンジ「…………」



58【飲みに来た】


リヴァイ「! ハンジ」

ハンジ「あ、やぁ」

リヴァイ「何の用だ?」

ハンジ「これ、サインがもれてたから」ペラッ

リヴァイ「あぁ……悪い」

ペトラ「ハンジ分隊長、今ちょうどお茶を淹れたところなんです。飲んでいかれませんか?」

ハンジ「うん! 戴くよ!」

リヴァイ「……わざわざお前が持ってきたのはその為か」

ハンジ「いやいやー、みんな忙しくてね」

リヴァイ「その中のトップのお前が暇とはどういうことだ」

ハンジ「暇じゃないよ。息抜き息抜き」


ペトラ「はい、どうぞ。ハンジ分隊長」コトッ

ハンジ「わぁ、ありがとう、ペトラ」

ペトラ「いえ」ニッコリ

ハンジ「ん~、可愛い子が淹れたお茶は格別だねぇ。美味しいよ」

ペトラ「い、いえ、そんな///」

ハンジ「本当に美味しいよ」ニコッ

ペトラ「ありがとうございます」エヘッ

リヴァイ「書いたぞ。帰れ」ペラッ

ハンジ「まだ飲んでますー」

リヴァイ「忙しいんじゃねぇのか」

ハンジ「少しは大丈夫」

リヴァイ「……好きにしろ」

ハンジ「好きにしますよー」



59【信用できない】


モブリット「おかえりなさい、ハンジ分隊長」

ハンジ「うん、ただいま」

ニファ「どうかしましたか?」

ハンジ「え?」

ニファ「なんだか少しお疲れのように見えますが」

ハンジ「……そうかい?」

ニファ「ええ」

モブリット「今日は定時で上がりましょうかね」

ハンジ「えええええ!」

モブリット「えええ、じゃないですよ」

ハンジ「まだまだ目を通さないといけないものがっ!」


モブリット「焦らずゆっくりいきましょう。休むのも大事ですよ」

ハンジ「……資料の幾つかは持っていくよ」

モブリット「ハンジ分隊長…………」ハァー

ハンジ「本の代わりに読むんだよ」

モブリット「せめて本を読んでくださいよ」

ハンジ「徹夜はしないと約束しよう」

モブリット「絶対ですよ?」

ハンジ「絶対!」

モブリット「…………」ジトー

ハンジ「……絶対」

モブリット「……わかりました」

ハンジ「よし!」

モブリット(……後でリヴァイ兵長に頼んでおこう)



60【お互い様?】


コンコンコンッ

ハンジ「はーい」

リヴァイ『俺だ』

ガチャッ

ハンジ「リヴァイ、こんな時間にどうしたの?」

リヴァイ「モブリットの言うとおりか」

ハンジ「モブリット??」


リヴァイ「こんな時間まで資料読んでやがるな?」

ハンジ「う」ギクッ

リヴァイ「早く寝ろ」

ハンジ「まだ眠くないんだよ」

リヴァイ「横になってりゃ眠くなる」

ハンジ「……なんかリヴァイには言われたくないなー」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「リヴァイ椅子で寝るじゃん」

リヴァイ「…………」


レスありがとうございますですよ


日曜に。ではまたーノシ


61【強行手段】


リヴァイ「確かに椅子だが休まない訳じゃねぇ」

ハンジ「えー? リヴァイもベッドで寝ろよー」ニヤニヤ

リヴァイ「うるせぇな、いいから寝ろ」

ハンジ「やーだねー」

リヴァイ「…………チッ」ガッ

ハンジ「ん?」

グイッ

 ハンジ「ぬわっ!? ちょ、降ろせ!」
リヴァイ「…………」スタスタ


 ハンジ「この、力に飽かせやがって――――待って!!」
リヴァイ「暴れるな、クソメガネ」


 ハンジ「待ってってば!」
リヴァイ「待たねぇよ」


 ハンジ「えーっと、えーっと、そうだ! ねぇ、紅茶淹れてよ!」
リヴァイ「いきなりなんだ」


 ハンジ「いいいからいいから! 飲んだら眠れそうだし」
リヴァイ「むしろ目が覚めるだろ」


 ハンジ「飲んだらベッドに行くからさー」
リヴァイ「……チッ、分かった」スッ


ハンジ「やった!」

リヴァイ「待ってろよ」

ハンジ「りょーかーい!」



62【美味しく淹れられる人】


ハンジ「はぁー、やっぱりあなたの淹れた紅茶は美味しいね」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「あなたの淹れる紅茶が一番美味しいよ」ズズッ

リヴァイ「…………今度はお前が淹れるんだろうが」

ハンジ「……ああ、そんなこと言ったっけね」

リヴァイ「淹れろよ」

ハンジ「うーん……私が淹れなくてもいいんじゃないかなぁ?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「美味く淹れられる人は沢山いるだろうしさ」ズズッ


リヴァイ「…………何を拗ねてんだ?」

ハンジ「ぶほっ!!」

リヴァイ「汚ぇな」シワー

ハンジ「ごほっ! ごほっ! 変なこと言うからだろ!」カチャッ

リヴァイ「拗ねてただろ」スッつハンカチ

ハンジ「拗ねてないよ」スッ、ゴシゴシ

リヴァイ「なら何故渋る」

ハンジ「…………別に」

リヴァイ「拗ねてんじゃねぇか」

ハンジ「拗ねてないっての」



63【びっくり】


リヴァイ「訳の分からねぇ野郎だな。とにかく俺に紅茶淹れろよ」

ハンジ「…………ハンカチ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「洗って返す」

リヴァイ「いい。自分で洗う」スッ…

ハンジ「洗って返して……お茶淹れるから」

リヴァイ「……」ピタッ

ハンジ「……もう寝るよ」

リヴァイ「…………」フッ


ハンジ「!!?」

リヴァイ「分かった」ポンッワシャワシャ

ハンジ「――――」

リヴァイ「これは片付けておく」カチャッ

ハンジ「……あ、うん」

リヴァイ「じゃあな」ガチャッ

ハンジ「……うん」

パタンッ

ハンジ「……………………」

ハンジ「いま…………笑った?」



64【どきどき】


――数日後の夜:食堂――


ハンジ「淹れるよ!」

リヴァイ「そんなに気合いがいるか?」

ハンジ「黙ってて」

リヴァイ「……」

ハンジ「茶器は温めておいて、茶葉入れて、沸騰させたお湯を注いですぐ砂時計をセット!」カタンッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「よし……」ジー→砂時計

リヴァイ「…………」


ハンジ「…………」ジー

リヴァイ「……」

ハンジ「よし!!」

リヴァイ「…………」

ハンジ「できたよ! リヴァイ!」カチャッ

リヴァイ「ああ」スッ

ハンジ「どう? どうかな?」

リヴァイ「…………ああ、悪くねぇ」

ハンジ「! やった! 良かったぁー」ホッ

リヴァイ「…………」



65【バレてた】


ハンジ「あー本当だ。ちゃんと淹れられてる」ズズッ

リヴァイ「嘘は吐かねぇよ」

ハンジ「うん、良かった」ニコー

リヴァイ「……練習の甲斐があったか」

ハンジ「うん! …………な、なんで」ガタッ

リヴァイ「ここ最近紅茶がよく出てくるとお前の班員が溢していた」

ハンジ「ぐっ」

リヴァイ「ペトラにも聞いたらしいな?」

ハンジ「うぐっ///」


リヴァイ「……」

ハンジ「うー……」ワシャワシャ

リヴァイ「髪を捏ねるな。ぐちゃぐちゃじゃねぇか」スッ

ハンジ「……だってさ、どうせなら美味しい紅茶飲んでもらいたいじゃないか」ポツリ

リヴァイ「それが悪いと言ってる訳じゃねぇよ」ナデナデ

ハンジ「そ、そう」

リヴァイ「美味かった」ポンッ

ハンジ「! 本当に?」

リヴァイ「ああ、よくやった」

ハンジ「ふ、へへ、良かった」ニヘー

リヴァイ「…………」


日曜に。ではまたーノシ

おつー


66【これは提案だが】


ハンジ「うん、美味しい」ズズー

リヴァイ「……なぁ、ハンジよ」

ハンジ「なんだい?」カチャンッ

リヴァイ「エルヴィンの言う方法をちゃんと試してみねぇか?」

ハンジ「エルヴィンの言う方法?」

リヴァイ「恋人として過ごす」

ハンジ「え、いや、この前デートしたじゃん?」


リヴァイ「ああ。それで思い出せたことがあったな」

ハンジ「……あったね」

リヴァイ「ってことは、だ」

ハンジ「まだ試してみる価値があるってことかい?」

リヴァイ「そういうことだ」

ハンジ「……そうは言うけどどうするんだい?」

リヴァイ「そうだな……とりあえず……」スッ

ハンジ「え?」



67【問題無し】


ハンジ(こ、これは一体どういう状況なのだろう?)
リヴァイ「…………」ギュッ


ハンジ(リ、リヴァイに抱き締められてかれこれ1、2分? ……どうしたらいいんだ)
リヴァイ「…………」


ハンジ(リヴァイの体温暖かいなぁ)ホゥ
リヴァイ「……何か思い出せたか?」


ハンジ「は? あ、いや、これといって……」
リヴァイ「そうか、俺もだ」スッ



ハンジ「あ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「いや、なんでも」

リヴァイ「まぁ、この程度は前にもやったな」

ハンジ「ああ、そう、だね」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「な、なんだい?」

リヴァイ「……試してみるか」

ハンジ「何を?」

リヴァイ「“恋人らしいこと”を、だ」スッ


ハンジ「は? って、ちょっと近いよ!」

リヴァイ「近づけてんだ、当たり前だろ」

ハンジ「え、ちょっと、リヴァイどうしちゃったのさ!」

リヴァイ「……色々と考えてみたんだがな」

ハンジ「え? う、うん」

リヴァイ「問題は無いらしい」

ハンジ「……ごめん、リヴァイ。話が見えない」

リヴァイ「お前が俺の女だということに俺自身は問題が無いらしい」

ハンジ「……………………………………なんで他人事なんだ」



68【無いだろ?】


ハンジ「なんでそういう結論に至ったかはわからないけどちょっと早急過ぎないかな?」

リヴァイ「早く記憶を取り戻せるならそれに越したことはねぇだろ」

ハンジ「あーうん、まぁそうだけど。私の意思は無視なのかな?」

リヴァイ「問題あるのか?」

ハンジ「あるよ! あるある大有り!」

リヴァイ「どういう問題だ」

ハンジ「え、えーっと、それは……」

リヴァイ「早く言え」

ハンジ「急かすなよ! ええーっと!」

ハンジ(…………あれ? 問題ってどこにある?)

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「はい?」


リヴァイ「俺と話すのは嫌か?」

ハンジ「そんなわけないじゃないか。面倒そうにしながらもちゃんと聞いてくれているし」

リヴァイ「俺と出掛けてつまらなかったか?」

ハンジ「凄く楽しかったよ」

リヴァイ「俺に触られるのは嫌か?」

ハンジ「…………安心する」

リヴァイ「……俺が嫌いか?」

ハンジ「そんなわけないだろ……」

リヴァイ「ハンジ」スッ

ハンジ「――――っ」

リヴァイ「何か問題はあるか?」

ハンジ「………………無い、ね」

リヴァイ「そうか」フッ



69【耐えられない】


ハンジ「あーもう! 何なんだよ、いきなり。なんかすげぇ悔しい」

リヴァイ「言っただろ、考えてみたと」

ハンジ「……有り得ないと思ってただろうになんでそうなったんだよ」

リヴァイ「色々だな。エルヴィンに言われ、お前と出掛けて、
お前と一緒にいて、部屋にそれらしき痕跡を見つけて」

ハンジ「それらしき痕跡?」

リヴァイ「お前の着替えが置いてあった」

ハンジ「は!?」

リヴァイ「まぁ、恋人だったというのなら当然と言えば当然なんだろうが。始めは然程気にしなかった」

ハンジ「いや、気にしろよ」


リヴァイ「仕込みかと思ったしな」

ハンジ「どういう仕込みだよ」

リヴァイ「お前の代わりに洗濯したやつかとも思った」

ハンジ「あー」

リヴァイ「それにそういう気持ちも無かったしな」

ハンジ「…………」

リヴァイ「……そんなツラをするな」ナデ…

ハンジ「どんなツラもしてない」フイッ

リヴァイ「そうか。この間出掛けただろう?」

ハンジ「話があちこちに飛ぶね」

リヴァイ「その時お前があまりにエルヴィンエルヴィンと言うものだから苛ついた」


ハンジ「は?」

リヴァイ「馬鹿みてぇだなと切り捨てようとしたんだが……」

ハンジ「……」

リヴァイ「お前は無駄に俺といて楽しそうにしやがるし、やたらと俺のために紅茶の練習をしやがる」

ハンジ「うぐ///」

リヴァイ「だから諦めた」

ハンジ「諦めたって」

リヴァイ「お前を無しだと思うことを諦めた。もともと、無しではなかっただけだが」

ハンジ「――――っ///」バンッ

リヴァイ「……机に突っ伏すのはいいが今痛くなかったか?」

ハンジ「……痛かった」



70【観念しろ】


ハンジ「あーもう! リヴァイが変だっ!」

リヴァイ「そうでもない」ポンッ、ナデナデ

ハンジ「そうでもあるよ。なんなんだよ、この状況」

リヴァイ「分からねぇか?」

ハンジ「?」

リヴァイ「本当に、分からねぇか?」

ハンジ「リ、リヴァイ?」

リヴァイ「今の状況はな、」スッ

ハンジ「ちょっ」

リヴァイ「俺が、お前を、口説いている最中だ」ボソッ

ハンジ「ーーっ!?///」ビクッ、ガターンッ!


リヴァイ「ーーと、危ねぇな。いきなり起き上がるんじゃねぇよ」

ハンジ「み、耳しょばっ、そばでっっ!!///」

リヴァイ「なんだ、耳弱ぇのか?」

ハンジ「し、知らないよっ!!」

リヴァイ「まぁ、追い追い知るなり思い出せばいいことだ。なぁ、ハンジ」

ハンジ「な、なんだよ?」

リヴァイ「問題はねぇんだろ?」スッ

ハンジ「そ、れは」

リヴァイ「ハンジ」スルッ

ハンジ「――っ」ビクッ


リヴァイ「お前も諦めろ」グッ
ハンジ「リヴァ――――んぅっ!?」



乙ありがとうございます


今日って日曜だったっけかな……すまんです。休み多いとなんかいろいろ狂う
アニメのPV上がってたな!いろいろかっこよかったわ
えーっと一応日曜に。ではまたーノシ

こういう初々しいやり取りをもう一回見れるの最高だな


71【それはそれは】



リヴァイ「――――」
ハンジ「ん、んん……」


リヴァイ「…………ハンジ」

ハンジ「は、」

リヴァイ「目は全力で瞑らなくていい」

ハンジ「!? う、うるさいっ」

リヴァイ「こういうことに免疫ねぇのか」

ハンジ「だからうるさい! だ、大体、ここ食堂だよ!」

リヴァイ「うるせぇのはお前だ。それに俺達は付き合ってんだろ? なら問題ねぇはずだ」

ハンジ「問題あるだろ……誰か来るかもしれないし、一部の人しか知らないって話だし」


リヴァイ「…………もう深夜だ。誰も来ねぇ」

ハンジ「いや、万が一ってことがだね」

リヴァイ「なら俺の部屋に来るか?」

ハンジ「そ、れはちょっと……」

リヴァイ「なんだ? しょっちゅう来てただろうが」

ハンジ「確かにそうだけど…………あれ?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「今のって」

リヴァイ「あ? …………あぁ、今思い出した記憶だな」

ハンジ「…………………………」

リヴァイ「…………なるほど」

ハンジ「待った!! ちょっとたんま!!」



72【黙れ】


ハンジ「い、いい、言いたいことは何となく分かる! だけど待って!!」

リヴァイ「うるせぇな。誰かが来たらどうするんだ」

ハンジ「あ」

リヴァイ「それにさっき問題はねぇと言っただろうが」グッ

ハンジ「う、うわぁぁ!! 近いから!!」ガッ

リヴァイ「近くて当たり前だろうが」ガシッ

ハンジ「だ、だって、くっついちゃう!」

リヴァイ「もうくっつけただろ」

ハンジ「え…………」

ハンジ「――――!?」


リヴァイ「おい?」

ハンジ「…………あ、あ……あぅ///」パクパク

リヴァイ「…………」

ハンジ「な、なん、で、あん、な///」

リヴァイ「……もう一回聞きてぇのか」

ハンジ「ふぁ!? いい! 言わなくていい!!!」

リヴァイ「…………だからうるせぇ」グイッ

ハンジ「! リ――」


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん、んぅ!?」



73【思い出した、○○】


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん…………」

ハンジ(な、なにこれなにこれ)


リヴァイ「……は、」
ハンジ「ふ、は」


リヴァイ「――――」クチュッ
ハンジ「――っ!?」

ハンジ(し、舌、が!?)


リヴァイ「――――」チュクッ
ハンジ「! んくっ」ビクッ

ハンジ(な、に、これ……頭がふわふわする)


リヴァイ「はぁ……――――」ヌルッ
ハンジ「あ、はぁ……んんっ」

ハンジ(あ……ダメだ……やっぱりクラクラする。リヴァイに、されると…………)


リヴァイ「――――」
ハンジ(…………される……と!?)クワッ!


グイッ!


リヴァイ「――っ、おい」

ハンジ「はっ! はぁはぁ、長い!」

リヴァイ「そうか?」

ハンジ「そうか?って……! いや、それは後でいい」

リヴァイ「…………なんだ」シワー

ハンジ「また思い出したんだよ!」キラキラ+

リヴァイ「ほぅ……何をだ?」

ハンジ「あなたの舌の感しょ………………く…………」

リヴァイ「ほう?」



74【天然か、そうか】


リヴァイ「舌の感触、な」

ハンジ「――っ! ちがっ、違う! そうじゃなくて!!///」

リヴァイ「何が違ぇんだ。良かったじゃねぇか。思い出せて」

ハンジ「うぐっ///」

ハンジ(くそっ! すっげぇ、意地悪そうな顔してやがる)

ハンジ「そ、そうじゃなくて、その、そういうことされるとふわふわって言うか
クラクラっていうかそんな感じになるって知ってるみたいで、
ってことは“それ”を知ってるってことだなって……ああもう!!///」ガシガシ!

リヴァイ「――――」

ハンジ「ん?」

ハンジ(あれ? なんか目ぇ見開いてる。驚いてんの? 何に?)

リヴァイ「……そう、か」

ハンジ「??」



75【抜けるし逃すし】


ハンジ「と、とにかく! こんな所でやるようなことじゃないし!」ガタッ

リヴァイ「おい……」

カクンッ、ポスンッ

ハンジ「――! あれ?」

リヴァイ「? どうした」

ハンジ「………………」

リヴァイ「ハンジ?」

ハンジ「…………た」


リヴァイ「?」

ハンジ「たてない」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「う…………こし、ぬけた、みたい…………///」プイッ←

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………///」ムゥ←

リヴァイ「……………………クッ」

ハンジ「!!?/// ちょっと! 今笑ったね!? 笑いやがったな!?」

リヴァイ「いや…………っ」


ハンジ「う、く、ぬぅぅぅ///」

ハンジ「――――ってあれ? 笑う? リヴァイが?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「え、ちょっ、もう一回! もう一回笑ってよ!! 見逃した!!!」ガシッグイッ

リヴァイ「おい、やめほ」ムニィー

ハンジ「あはははは! 変な顔!」ムニムニ

リヴァイ「やめろ」ガシッ

ハンジ「あ、じゃなくて、リヴァイが笑えよ! 私じゃないだろ!」

リヴァイ「テメェ、恐ろしく自分本意だな」


レスありがとうございますですよ


次も日曜に。ではまたーノシ



そろそろレス数1000だけど
次スレ期待してもいいのかな?笑

1がキツくなければだけど

すまん明日


76【その行く先】


ハンジ「……なんでこうなった」
リヴァイ「テメェが腰抜かすからだろうが」スタスタ


ハンジ「だ、だからって肩に担ぐことないだろ! これ苦しい」グェ
リヴァイ「脱力しすぎだろうが」


ハンジ「どうしろってんだよ」
リヴァイ「腹に力入れろ、腹に」


ハンジ「えぇー、腹が筋肉痛になるよ」
リヴァイ「鍛え方が足りねぇんだよ」チッ


ハンジ「リヴァイじゃないんだから」
リヴァイ「なんだそれは」



ハンジ「一回腹筋したら一個割れるんでしょ?」
リヴァイ「……百回もやったら気持ち悪ぃことになりそうだな」


ハンジ「もはや細胞分裂だね」
リヴァイ「着いたぞ」ガチャッ


ハンジ「あぁ、ありが――って、リヴァイの部屋じゃないか!!」
リヴァイ「なにか問題でもあったか?」スッ


ドサッ

ハンジ「うわっと!」

リヴァイ「お前の部屋はまた汚れてんだろ」

ハンジ「いやぁー」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「…………ハイ」



77【急く】


リヴァイ「まぁ、お前の部屋は後日掃除するとして」

ハンジ「するのか」

リヴァイ「放置できるか」

ハンジ「うへぇ」

リヴァイ「俺の部屋でだけでやるつもりか」

ハンジ「えぇー…………な、何を?」

リヴァイ「ナ」

ハンジ「ストップ!!! おっさんか!!」

リヴァイ「な、しか言ってねぇ」


ハンジ「言いたいことは分かったから言わなくていい」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「ところでねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「断る余地はあるのかな?」

リヴァイ「無いな」

ハンジ「ねぇのかよっ! なんでだよっ!!」

グイッ

ハンジ「!?」

リヴァイ「お前、嫌がらなかっただろう?」ナデ…

ハンジ「――っ」


リヴァイ「…………どこまで思い出した」

ハンジ「…………付き合ってる記憶はないよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「…………あなた、は?」

リヴァイ「……さてな」

ハンジ「ずるいだろ」

リヴァイ「…………付き合ってはいねぇな」

ハンジ「そう……なのに、こんなことするの?」

リヴァイ「結果が分かっているなら飛ばしても構わねぇだろ」

ハンジ「構えよっ!」



78【言いたくない】


ハンジ「あのね、リヴァイ、ちょっと落ち着いてもらえるかな?」カチャッ ←眼鏡を

リヴァイ「俺は落ち着いているが」

ハンジ「手順は必要だと思うんだよ」

リヴァイ「そうか?」

ハンジ「そうだよ。なんでこんないきなり」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……何か理由があるんだね?」

リヴァイ「別に」フイッ

ガシッ、グイッ

リヴァイ「!」

ハンジ「な・ん・な・の?」

リヴァイ「……………………」



79【話を逸らす】


リヴァイ「……そんなことはいいだろ」スッ

ハンジ「ダメ」ベシッ ←唇押さえた

リヴァイ「…………」

ハンジ「だんまりなら私このまま帰るからね」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……あ、そう。じゃあね」グッ…

リヴァイ「待て」ガシッ

ハンジ「言う気になった?」

リヴァイ「……それは、言えばこのままここにいるということか?」

ハンジ「ぐっ」

リヴァイ「ハンジ」


ハンジ「あー…………それは……ちょっと、ハードルが高いかな……?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「あの、いや、その、さっきの、もよく知らないくらいだから……///」

リヴァイ「?」

ハンジ「うー///」

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………」モジモジ

リヴァイ「!」

ハンジ「分かったね! 分かったなら黙」

リヴァイ「お前処」

ハンジ「わあぁぁぁ!!! 今私黙れって言ったよねぇ!? ねぇ!? 言ったよねぇぇえぇぇ!?」

リヴァイ「あ、ああ」



80【翻訳機】


ハンジ「はい! それより!」

リヴァイ「おい」

ハンジ「さっきの話は終わり!! いきなり関係を立体機動ばりに先に進めようとした理由は!?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………ただ、し、したかっだけとか言わな」

リヴァイ「違う」

ハンジ「そ、そう」

リヴァイ「その、なんだ」


ハンジ「何?」

リヴァイ「本来、お前は俺の女のはずだ」

ハンジ「は?///」

リヴァイ「そうだろう?」

ハンジ「う、あ、うん、そうみたい、だね?」

リヴァイ「なのに、だ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「記憶を失っている間にだ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「……………………」

ハンジ「え、そこで止まっちゃうの?」

リヴァイ「…………早く思い出せればと思った」


ハンジ「……うーん、文章が繋がってないけど…………」フム

ハンジ(“自分の女が記憶を失っている間に”と“早く思い出せればと思った”)

ハンジ(失っている間に、ほにゃららだから早く思い出せればと思った)

ハンジ(そのほにゃららのために早く思い出せないといけないと思ったってことか)

ハンジ(ほにゃらら……記憶を失っている間に……無くしてしまうかもしれないから?)

ハンジ(何を………………)

ハンジ「!?///」

リヴァイ「? どうした?」

ハンジ「いや、ごめん。あなたが急いでる理由が私がらみだったりしてーと、か……?」

リヴァイ「――――」

ハンジ「…………え?」


レスありがとうございます
うん、まぁこれ次スレ行くね、うん。リヴァイの記憶喪失やってないし
ってか下手するとこの話がスレまたぐよね。Oh……onz
期待してくれるってありがてぇなぁ……ありがとう

昨日はすまんかった
日曜に。ではまたーノシ


次スレも楽しみ


81【膠着】


ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ(……なんだろう、この沈黙)

ハンジ(いや、話を進めちゃうととても恥ずかしいことになりそうで進められないだけなんだけど)

ハンジ(まぁ、私を口説こうとしてたんだから私がらみなのは当たり前っちゃ当たり前の話だった……)

ハンジ「――っ」

ハンジ(そう、だった。コイツ口説くとか言ってた。ってことは、だ)

ハンジ「っ~~~~///」

リヴァイ「? ハンジ?」

ハンジ「な、なに?」


リヴァイ「いや……」

ハンジ「あの! さ!」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「その、言わなきゃいけないことがあるんじゃないかな?」

リヴァイ「……」

ハンジ(ぬあっ!! 話を進めちゃった!)

ハンジ(い、いや、このまま膠着状態で朝を迎えるのはきついし)

リヴァイ「…………」シワシワー

ハンジ「…………」

ハンジ(眉間にシワがすごいな)プスッ

リヴァイ「おい」ガシッ

ハンジ「あ、ごめん、つい」



82【自身の気持ち】


リヴァイ「…………」

ハンジ(……うーん、手を捕んだまま動かないな)

ハンジ(口説いてるとか結構恥ずかしいこと言ってたくせに直接的な言葉は言えないのか)

リヴァイ「…………」

ハンジ(…………かわいい奴)クスッ

リヴァイ「……」シワー

ハンジ(あ、眉間にシワ寄っちゃった)

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「う、うん」ゴクリッ


ハンジ(なんかめっちゃ危機迫ったような空気なんだけど)

リヴァイ「…………」

ハンジ(あ、また黙った)

リヴァイ「…………」

ハンジ(うーん、これは私から言ってあげた方がいいのかな?)

ハンジ(ん?)

ハンジ(私……から?)

ハンジ「――っ///」ブワッ

リヴァイ「?」

ハンジ(ああ、くそっ! そうか、いや、分かってたけど! ああ、もう!!)

リヴァイ「??」



83【攻守一転】


ハンジ「はぁ」

リヴァイ「ハンジ?」

ハンジ「……とりあえず、ちゃんと話をしないかい?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ね?」

リヴァイ「分かった」スッ

ハンジ「それで、言いたくないことなのかな?」

リヴァイ「………………」


ハンジ(ふむ、目が泳いでる。珍しい)

ハンジ(…………なんか……こう)ウズッ

ハンジ(もっと追い詰めたくなるような……いやいや、そんなことしたらダメだろ、うん)チラッ

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ(…………もしかしてこれ恥じらってる、とかなんだろうか……?)ウズウズ

ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「……あ?」

ハンジ「ちゃんと言ってよ」

リヴァイ「――っ」


ハンジ(お、怯んだ。珍しいなぁ)ニッ

リヴァイ「! てめぇ」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「……」グッ

ハンジ(顰めっ面だけど拗ねてるみたいに見える)クスッ

リヴァイ「…………」シワシワー

ハンジ(かわいいなぁ)フフッ

リヴァイ「――チッ! クソがっ! 分かれ、クソメガネ!!」ガシッ!

ハンジ「えっ? わっ! ちょっと!!」ドサッ



84【まだ手は緩めない】


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん、ふぅ……」


リヴァイ「……は、……」ヌチュッ
ハンジ「んんっ……」


ハンジ(コイツ……実力行使してきやがった)ハァ…

ハンジ(ずるい奴……)

リヴァイ「っ…………」スッ

ハンジ「はぁ……リヴァイ?」

リヴァイ「ハンジ……」ナデ…

ハンジ(ああ……そんな表情、初めて見る)


リヴァイ「……お前も、同じなんだろう?」

ハンジ「え……?」

リヴァイ「俺を拒んでいない。だから、そういうことなんだろう?」

ハンジ「…………その、」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「…………ずるいなぁ」

リヴァイ「……」

ハンジ「でもまぁ、口説くとか言ってるわりに照れ屋さんのようだから……」

リヴァイ「…………」

ハンジ「いきなり事を進めようと思った原因を教えてくれたら許してあげる」

リヴァイ「……………………」



85【どういう誤解だ】


ハンジ「…………」ジッ

リヴァイ「……」

ハンジ「…………」ジー

リヴァイ「……」

ハンジ「…………リヴァイ」

リヴァイ「……」

ハンジ「ちゃんと言ってくれる方でもいいんだけど」

リヴァイ「…………」

ハンジ「リーヴァーイー?」

リヴァイ「…………言っただろう」ボソッ

ハンジ「うん?」


リヴァイ「お前が、エルヴィンエルヴィンと言うからだと」ボソボソ

ハンジ「……うぅん?」

リヴァイ「だから、早く思い出せればと……」

ハンジ「…………」

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………ぷはっ!」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「あははははは! あなた、記憶を失っている間に私がエルヴィンに惚れると思ったのかい?」アハハ

リヴァイ「…………」シワシワー

ハンジ「ああ、ごめんごめん。シワ寄せないで」ナデナデ

リヴァイ「眉間を撫でるな」ガシッ

ハンジ「エルヴィンは尊敬している上司であり同志だ。あなたもそうだろ?」


リヴァイ「……」

ハンジ「ふふっ、そっか、そうかぁ」クスクス

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「おんなじだよ、リヴァイ」

リヴァイ「……あ?」

ハンジ「私も嫉妬してたよ」ニッコリ

リヴァイ「――――っ」

ハンジ「おんなじだ」フフッ

リヴァイ「…………ハンジ」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「俺にそのケは……」

ハンジ「違う、そうじゃない」


レスありがとうございます


本当にスレまたぎそうだなぁ……仕方ないか
日曜に。ではまたーノシ

ワロタ

期待

1はマジで天才


86【びっくり】


リヴァイ「びっくりしたじゃねぇか」

ハンジ「それ私の台詞だから。なんでそうなるんだよ」

リヴァイ「おんなじと言うからだろうが」

ハンジ「そのまま受け取らないでよ。嫉妬したことが、嫉妬だけがおんなじってこと」

リヴァイ「…………誰に嫉妬したんだ?」

ハンジ「ペトラだよ」ハァー


リヴァイ「? 何故ペトラだ?」

ハンジ「いや、紅茶誉めてるの見ていいなぁーみたいな」

リヴァイ「?? だからといって何故だ?」

ハンジ「何故って……ペトラかわいいじゃないか」

リヴァイ「子供じゃねぇか」

ハンジ「は?」

リヴァイ「あ?」



87【見方】


ハンジ「子供……?」

リヴァイ「子供だろ」

ハンジ「…………」

リヴァイ「?」

ハンジ「えーっと、確かペトラは10代……17? 18? くらいか」ブツブツ

ハンジ「んで、リヴァイは30くらい……差は12か13か……」ブツブツ

ハンジ「ありっちゃありな年齢差だけどあまりない年齢差ではあるし人によるか……」ブツブツ

リヴァイ「ブツブツうるせぇな。潰すぞ」

ハンジ「ブツブツ潰したら悪化すると思うよ。ちゃんと治療しないと」

リヴァイ「……」



88【ずれていく】


ハンジ「あー、うん、リヴァイ目線だとそうなんだね」

リヴァイ「兵士として認めてはいる」

ハンジ「それは見ていて分かるよ。だから子供と認識していたとは思わなかった」

リヴァイ「…………新兵の頃から知っているからかもしれねぇが」

ハンジ「あー……、まぁ分からなくもないかな、それは」

リヴァイ「最近はだいぶ成長した。補佐役は申し分ねぇ」


ハンジ「うんうん、確かに。特にオルオとの連携は素晴らしいね」ウンウン

リヴァイ「オルオか。あいつはなかなかだな」

ハンジ「お、それオルオが聞いたら咽び泣いて喜ぶよ」

リヴァイ「?」

ハンジ「おいおい、分からないのかよ」

リヴァイ「分からん。それよりなんの話をしていた」

ハンジ「あれ?」



89【好き勝手】


リヴァイ「話を戻すぞ。嫉妬、というにはそういうことだと思って間違いねぇんだな?」

ハンジ「あー……」

リヴァイ「おい」

ハンジ「えっと、そう……デス」

リヴァイ「……そうか」フッ

ハンジ「――――」

ハンジ「あ、う、」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「――ぬあぁあぁぁぁ!!」ガバッ


リヴァイ「!?」
ハンジ「くっそ恥ずかしい!!」ギュー


リヴァイ「おい……」
ハンジ「ごめん、今無理。しばらく待って」ギュゥゥ


リヴァイ「……」
ハンジ「うう……」


リヴァイ「まぁ……構わんが…………」スッ、サワッ…
ハンジ「!?」ビクッ


リヴァイ「こっちも勝手にさせてもらう」サワサワ
ハンジ「ウヒャッ!? ちょっ、ちょっと! お、お尻! お尻撫でてるよね!?」



リヴァイ「いちいち触られてる所を知らせてんじゃねぇ」サワサワ
ハンジ「ひゃうっ! だから、ちょっと待っ――やんっ!」ビクッ


リヴァイ「……ほう、イイ声出せるじゃねぇか」
ハンジ「う、ううるさいばか! エッチ! むっつりスケベ!!」


リヴァイ「うるせぇな」グイッ

ハンジ「わっ、待ってって――」


リヴァイ「――――」
ハンジ「んうっ!?」


リヴァイ「……っ、諦めろと言っただろうが。いい加減観念しろ」

ハンジ「リヴァ……っ」



90【逃がさない】


ハンジ「ん……」

リヴァイ「……ハンジ…………」

ハンジ「リヴァイ……ねぇ、その、」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「今、じゃなきゃダメ?」

リヴァイ「……」

ハンジ「だ、だって、気持ちが通じたばっかりで、その」

リヴァイ「俺は今がいい」ナデ…

ハンジ「う……」

リヴァイ「何が不安だ?」

ハンジ「えっと、は、はじめて、だから」


リヴァイ「?…………あぁ……そうか、記憶」

ハンジ「うん……って思い出したの?」

リヴァイ「いや、ヤることはヤってるだろうと思っただけだ」

ハンジ「やっ!?/// そ、そうかもしれないけど」

リヴァイ「……ダメか?」

ハンジ「あ、う……」

リヴァイ「ハンジ……」ナデ…

ハンジ「う」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「~~~~っ、ずるいよ……」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「……本当に、ずるいよ」フッ


レスありがとうございます
なんかすごい誉められた。身に余る光栄ありがとう


あーいろいろ考えるとここで終わらないといけないか
となるとえろ的なもので次スレ始まるのか……うわぁ
中途半端で今スレ終わってすまない。付き合ってくれてる方本当にありがとう……ありがとうばっか言ってるなw語彙力ねぇww
リストはやれたら後日

日曜に次スレ立てる予定、ではある。ではまたーノシ


次のスレも応援してる

まさかの11スレめw

応援

本誌が残酷な世界過ぎるのでこのスレで癒されている
いつもありがとう


〈リスト〉


◆1【意味ありげ】>>2-3 ◆2【新兵たち】>>4-5 ◆3【温もり】>>6-7 ◆4【良い所悪い所】>>8-9 ◆5【視線】>>10-11

◆6【もじもじ】>>12-13 ◆7【言質確保】>>14-15 ◆8【だって照れ臭いじゃないか】>>16-17 ◆9【アフターケア】>>18-19 ◆10【こそこそ】>>22-23

◆11【四面楚歌】>>24-25 ◆12【裏切り者は誰だ】>>26-27 ◆13【さも親切のように】>>28-29 ◆14【わちゃわちゃ】>>30-33 ◆15【どういうことだ】>>36-37

◆16【むず痒い】>>38-40 ◆17【正夢でありますように】>>41-42 ◆18【退屈しない】>>43-44 ◆19【理由なき】>>45-46 ◆20【疲れてる】>>50-51

◆21【ハンジ分隊長とは】>>52-53 ◆22【優しさ】>>54-55 ◆23【素直でも】>>56-57 ◆24【言葉の意味を深く理解】>>58-59 ◆25【絶対だぞ】>>61-62

◆26【吃驚】>>63-64 ◆27【お互いに】>>65-66 ◆28【今更】>>67-68 ◆29【出てねぇよ】>>69-70 ◆30【見つめ返す】>>73-74

◆31【更に】>>75-76 ◆32【ほーほー】>>77-78 ◆33【誰にでも起こりうる】>>79-80 ◆34【伝える】>>81-82 ◆35【相談】>>86-87

◆36【お任せあれ!】>>88-89 ◆37【熱くなる!】>>90-91 ◆38【大盛り上がり】>>92-93 ◆39【驚きすぎて】>>94-96 ◆40【きっとおかしなことになる】>>100-101

◆41【笑顔】>>102 ◆42【説明開始】>>103-104 ◆43【説明終了】>>105-106 ◆44【ちょっと嬉しかった】>>107-108 ◆45【ごねごね】>>110-111

◆46【みんな保護者】>>112-113 ◆47【ホッとしたような……】>>114-115 ◆48【一緒にいるために】>>116-117 ◆49【ねだる】>>118-120 ◆50【起こそうと思ったのに】>>124-126

◆51【不在のあいつ】>>127-129 ◆52【不在のあの人】>>130-131 ◆53【冷静】>>132-133 ◆54【復活】>>134-136 ◆55【信用ならないので】>>139-140

◆56【日常過ぎる光景】>>141-143 ◆57【お互い様】>>144-146 ◆58【寝るまで】>>147-148 ◆59【心配故に】>>149-151 ◆60【身から出た錆】>>155-156


◆61【大事な言葉選び】>>157-158 ◆62【穴】>>159 ◆63【ツボにはまる】>>160-162 ◆64【やらかしたのはそっちじゃない】>>163-164 ◆65【興奮してたので】>>167-169

◆66【物足りない】>>170-171 ◆67【結果はぶち込まれる】>>172-143 ◆68【反省の色なし】>>174-175 ◆69【チャンス!】>>176-178 ◆70【真面目なのかなんなのか】>>181

◆71【手早く暖を】>>182-183 ◆72【べたー】>>184-185 ◆73【お前も】>>186-187 ◆74【猫目線】>>188-190 ◆75【いつもの事?】>>194-195

◆76【気にする】>>196-197 ◆77【目撃】>>198-200 ◆78【不安と】>>201-202 ◆79【残り香】>>203-204 ◆80【おかしな二人】>>207-208

◆81【隠し事】>>209 ◆82【エルヴィンに相談だ】>>210-212 ◆83【目を逸らす】>>213-214 ◆84【それは俺しか知らない……】>>215-216 ◆85【訪問】>>218-219

◆86【黙っておけなかった】>>220-221 ◆87【隠し事】>>222-223 ◆88【聞きたいけど】>>224-225 ◆89【いやなこと】>>226-227 ◆90【呼び出し】>>231

◆91【断りにくい話】>>232-233 ◆92【もうひとつ】>>234-235 ◆93【誤解解消後】>>236-237 ◆94【確認】>>238-239 ◆95【気分】>>242-243

◆96【イラッ】>>244 ◆97【ほぼ嘘じゃない】>>245-247 ◆98【色んな意味で】>>248-249 ◆99【もやっ】>>250-251 ◆100【消えない噂】>>254-255

◆101【考え事】>>256-257 ◆102【穏やかな時】>>258 ◆103【相談未満】>>259-262 ◆104【酔っ払い】>>263-264 ◆105【感情の起伏】>>268-269

◆106【誘導尋問】>>270-271 ◆107【慰めてない】>>272 ◆108【自信】>>273-274 ◆109【再び誘導?】>>275-276 ◆210【これは】>>279-280

◆111【甘えっ子】>>281-282 ◆112【ぐるぐる】>>283-284 ◆113【甘やかし】>>285-287 ◆114【酔っ払いの戯れ言】>>288-289 ◆115【実は限界だった】>>294-295

◆116【記憶の彼方】>>296 ◆117【これだから酔っ払いは】>>297-298 ◆118【少し期待していた】>>299-300 ◆119【不意打ち】>>301-303 ◆120【突然の来訪】>>306-307


◆121【素直】>>308-309 ◆122【お誘い】>>310-311 ◆123【どちらも認めて】>>312-313 ◆124【さて、はじめようか】>>314-315 ◆125(R18)【本日のメニューは】>>318-319

◆126【それならそれで】>>320-321 ◆127(R18)【壊れかけた理性】>>322-323 ◆128(R18)【嬉々】>>324-326 ◆129(R18)【焦らし】>>327-329 ◆130(R18)【煽る】>>332-333

◆131(R18)【妥協しない】>>334-335 ◆132(R18)【我慢もそろそろ】>>336-337 ◆133(R18)【さわらせて】>>338-339 ◆134(R18)【ようやく】>>340-341 ◆135(R18)【囁き】>>345-346

◆136(R18)【拗ねた声】>>347-348 ◆137(R18)【果て】>>349-350 ◆138【理由はなぁに?】>>351-352 ◆139【後始末】>>353-354 ◆140【地雷】>>356

◆141【同情】>>357-358 ◆142【大事】>>359-360 ◆143【ここは湯船の中】>>361-362 ◆144【ただの誘惑】>>363-364 ◆145【安心で落ち着く】>>369-370

◆146【なんとなくの感想】>>371-372 ◆147【無意識】>>373-374 ◆148【巨人がやったら、と同じ】>>375-376 ◆149【ズバリこの人だろう?】>>377-378 ◆150【言いづらいが】>>382

◆151【気になってた】>>383-384 ◆152【だからそう言ったじゃん】>>385 ◆153【あの時】>>386-387 ◆154【見つめる目】>>388-389 ◆155【それなりに事実だぞ】>>392

◆156【似つかわしくない表現】>>393 ◆157【壊れてる神経】>>394 ◆158【惚れた欲目】>>395-398 ◆159【かわいいやつら】>>397-399 ◆160【なるほど少しは分かる】>>401-402

◆161【全て】>>403-404 ◆162【そうかそれは惚気か】>>405-406 ◆163【嘘頭痛】>>407 ◆164【ひとりじめ】>>408-410 ◆165【世話焼き】>>413-414

◆166【納得していいものやら】>>415-416 ◆167【うん、知ってる】>>417-418 ◆168【なんて恐ろしいことを】>>419-420 ◆169【前代未聞】>>421-422 ◆170【出待ちしてました】>>424-426

◆171【一緒がいい】>>427-428 ◆172【寝ぐずり】>>429-430 ◆173【滅多にではなくありえないレベル】>>431 ◆174【気分が変わる時】>>432-433 ◆175【早朝から聞きたくない】>>436-437

◆176【あと少しの安眠】>>438-439 ◆177【お見通し】>>440-441 ◆178【悪夢が迫る】>>442 ◆179【天国地獄】>>443-445 ◆180【お手上げ】>>448-449


◆181【我等兵長親衛隊】>>450 ◆182【ニチジョウサハンジ】>>451-452 ◆183【察する】>>453-454 ◆184【お言葉に甘えて】>>455-457 ◆185【通訳の不在】>>460-461

◆186【巻き込まれるぞ】>>462-463 ◆187【翻訳機能発揮】>>464 ◆188【みんな納得ハンジ分隊長】>>465-466 ◆189【台無し】>>467-468 ◆190【図星】>>471-472

◆191【脈絡がない】>>473 ◆192【用意周到】>>474 ◆193【安眠道具】>>475-476 ◆194【かわいかっただけ】>>477-478 ◆195【してやられた】>>479-480

◆196【不快感には勝てない】>>484-485 ◆197【それなりに幸福】>>486-487 ◆198【そこは適さない】>>488 ◆199【なら仕方ない】>>489-490 ◆200【妙な色気】>>491-492

◆201【ケンカ】>>495-496 ◆202【少し疲れた】>>497-498 ◆203【救いの手】>>499-500 ◆204【手管】>>501-502 ◆205【意固地】>>503-504

◆206【素直に謝る】>>505-507 ◆207【夢の話】>>510-511 ◆208【戦利品で贈り物】>>512-513 ◆209【勝負】>>514-515 ◆210【これは丁度いい】>>516

◆211【たぬき屍】>>517-518 ◆212【かわいく甘えろ】>>521-522 ◆213【好きなところ】>>523-524 ◆214【かわいく甘えた?】>>525 ◆215【込められた想いの問題】>>526-527

◆216【余裕かな?】>>528-529 ◆217【答えは】>>530-531 ◆218【自慢】>>534-535 ◆219【世話焼き係】>>536-537 ◆220【高速うなずき】>>538-539

◆221【勝手に浮かぶあの人】>>540-541 ◆222【はしゃぐ】>>542-544 ◆223【ほんわか】>>547-549 ◆224【夏の思い出】>>550-551 ◆225【まるで祖父のよう】>>552-553

◆226【いたずら】>>554-555 ◆227【倍返しだ!】>>556-558 ◆228【仲が良いほど】>>560-561 ◆229【安心する場所】>>562-564 ◆230【金髪三兄弟】>>565-566

◆231【凄い嫌そうな顔されるだろ】>>567-568 ◆232【多分ミカサも鳴らす】>>569-570 ◆233【油断大敵】>>573-574 ◆234【何度でもやる】>>575-576 ◆235【用意周到】>>577

◆236【お誘いでした】>>578-579 ◆237【少しでも長く】>>580-581 ◆238【はいはいこっちこっち】>>584-585 ◆239【譲れないもの】>>586-587 ◆240【酔っ払いばかり】>>588-589


◆241【急いている】>>590-591 ◆242【乗り遅れた】>>592-593 ◆243【ほぼ周知の事実】>>594-595 ◆244◆【演技】>>596-597 245【あなたから聞きたい】>>598-599

◆246【これで機嫌でもとっておけ】>>602-603 ◆247【甲斐甲斐しい】>>604-605 ◆248【役に立った】>>606 ◆249【身内の言い方】>>607-608 ◆250【ごろごろ】>>609-610

◆251【疲れた声】>>613-614 ◆252【分かりにくいおねだり】>>615-616 ◆253【じっと見る】>>617 ◆254【労い】>>618-619 ◆255【穏やかな時間】>>620-621

◆256【これはマズイ】>>624-626 ◆257【奇行が後を絶たない】>>627-628 ◆258【かけこみでら】>>629-631 ◆259【犬も食わないじゃない】>>632-633 ◆260【ホラー】>>634-636

◆261【勇気がいります】>>640-642 ◆262【耐えられません】>>643-644 ◆263【堪えます】>>645-647 ◆264【気持ちは分かります】>>648-649 ◆265【調子に乗りました】>>650-651

◆266【対処法を見つけた】>>654 ◆267【スイッチ】>>655-656 ◆268【問題ないだろう】>>657-658 ◆269【許容するとき】>>659-660 ◆270【べしゃべしゃ】>>661-662

◆271【忙殺で忘却】>>665 ◆272【みんなでからかう】>>666-667 ◆273【お祝いは楽しく】>>668-670 ◆274【だいすき】>>671-673 ◆275【堂々とあまあま】>>674-675

◆276【応援】>>678-679 ◆277【まさか】>>680-681 ◆278【無事?】>>682-683 ◆279【よかった】>>684-685 ◆280【微笑む夢の中】>>686-687

◆281【先程までの彼女はいない】>>690-691 ◆282【あーん、する?】>>691-693 ◆283【隠せない】>>694 ◆284【スンスンッ】>>695-696 ◆285【飲み比べ】>>697-698

◆286【軽率】>>701-702 ◆287【犯人は】>>703-705 ◆288【詫び請求】>>706-707 ◆289【一癖も二癖も】>>708-709 ◆290【回収】>>710-711

◆291【妙にねじるな】>>816 ◆292【ちょっと期待した】>>817-818 ◆293【喜ぶ顔】>>819-820 ◆294【あれは二人きりだった】>>821-822 ◆295【それは印】>>823-824

◆296【タイミング】>>827-828 ◆297【見える首もと】>>829-830 ◆298【湧き上がる衝動】>>831-832 ◆299【察する】>>833-834 ◆300【最近の恒例】>>835-838

◆301【後に感謝】>>840-841 ◆302【雰囲気に酔った】>>842-843 ◆303【アールグレイはベルガモットの香り】>>844-845 ◆304【未来予想図】>>846-847 ◆305【幸せな話】>>848-850


≪記憶喪失≫

◆1【前方不注意】>>713-714 ◆2【ここは?】>>715-716 ◆3【約3、4年】>>717 ◆4【ふりだし?】>>718-719 ◆5【今ある目の前の問題】>>720-721

◆6【戯れとは】>>724-725 ◆7【話どころじゃない】>>726-727 ◆8【小さな暗雲】>>728-730 ◆9【混乱】>>731-733 ◆10【さらっと侵入】>>734-736

◆11【心の内は?】>>739-740 ◆12【躊躇なし】>>741-742 ◆13【焦りと自虐と演技】>>743-744 ◆14【本人からの?】>>745-746 ◆15【優しい人だから】>>747-749

◆16【リヴァイ:部下達】>>752 ◆17【ハンジ:部下達】>>753-754 ◆18【憧憬の目】>>755-757 ◆19【訪問】>>758-759 ◆20【どういうことだ】>>760-761

◆21【愚痴】>>764-765 ◆22【現状確認】>>766-767 ◆23【これはいつものこと】>>768 ◆24【これもいつものこと】>>769-770 ◆25【いつもじゃないいつものこと】>>771-772

◆26【何を考えた?】>>775-776 ◆27【何を考えてんだ】>>777-779 ◆28【数年前の話】>>780-781 ◆29【壁外のあいつ】>>781-784 ◆30【深夜の徘徊】>>785-786

◆31【行き掛かり】>>790-791 ◆32【大切な事】>>792-793 ◆33【借りたいもの】>>794-796 ◆34【同じ気持ち】>>797-798 ◆35【覚えのある事】>>799-800

◆36【意識】>>803 ◆37【奇行】>>804-805 ◆38【お触り厳禁】>>806-808 ◆39【もしや】>>809-810 ◆40【確かめる】>>811-812

◆41【敗北】>>856-857 ◆42【あらぬ誤解が】>>858 ◆43【近況報告】>>859-860 ◆44【指示】>>861-863 ◆45【でーと】>>864-866


◆46【でーと開始】>>868-869 ◆47【紅茶屋】>>870-871 ◆48【思い出の店】>>872-874 ◆49【指摘できなかった】>>875-877 ◆50【優しさ】>>878-881

◆51【おねだり】>>884-885 ◆52【密着】>>886-888 ◆53【無意識の】>>889-890 ◆54【紅茶の淹れ方】>>891-892 ◆55【そのモヤモヤは】>>893-894

◆56【目的は】>>897 ◆57【美味しい】>>898-899 ◆58【飲みに来た】>>900-901 ◆59【信用できない】>>903- ◆60【お互い様?】>>904-905

◆61【強行手段】>>907-908 ◆62【美味しく淹れられる人】>>909-910 ◆63【びっくり】>>911-912 ◆64【どきどき】>>913-914 ◆65【バレてた】>>915-916

◆66【これは提案だが】>>919-920 ◆67【問題無し】>>921-923 ◆68【無いだろ?】>>924-925 ◆69【耐えられない】>>926-928 ◆70【観念しろ】>>929-930

◆71【それはそれは】>>933-934 ◆72【黙れ】>>935-936 ◆73【思い出した、○○】>>937-939 ◆74【天然か、そうか】>>940 ◆75【抜けるし逃すし】>>941-943

◆76【その行く先】>>946-948 ◆77【急く】>>949-951 ◆78【言いたくない】>>952 ◆79【話を逸らす】>>953-954 ◆80【翻訳機】>>955-957

◆81【膠着】>>960-961 ◆82【自身の気持ち】>>962-963 ◆83【攻守一転】>>964-966 ◆84【まだ手は緩めない】>>967-968 ◆85【どういう誤解だ】>>969-971

◆86【びっくり】>>976-977 ◆87【見方】>>978 ◆88【ずれていく】>>979-980 ◆89【好き勝手】>>981-983 ◆90【逃がさない】>>984-985


本編合計 3245
記憶喪失 76+90
総合計 3411

応援感謝、そしてこちらこそいつもありがとう
リスト作りでいっぱいいっぱいになってしもた……すまぬが後日、長く延びても来週日曜までには来ます。ごめん
次のスレでもよろしくお願いいたしますノシ

3000てスゲェ

乙やで

ありがとうございますです
戯れ続いてます

リヴァイ「どこまでも」ハンジ「戯れてゆく」

ではではノシ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年12月29日 (金) 14:23:05   ID: cpnaYTvy

待ってた...嬉しい!

2 :  SS好きの774さん   2018年01月04日 (木) 00:19:32   ID: olLuisMr

10スレ目おめでとうございます‼神ssご馳走様です

3 :  SS好きの774さん   2018年07月25日 (水) 21:04:00   ID: 92Kf4ryo

毎回ありがとう
ここ数年あなたのssが生きがい

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom