女「男くんごめんね、私この人のモノになったの……」 (109)

チャラ男「ということwwww悪いなwwww」

女「ごめんね……」

男「なっ…!」


男(なんだこいつらいきなり出てきて……)

男(確か隣の隣のクラスの奴らだったよな?)

チャラ男「へへっwww」

女「……」

男「そ、そうですか」


チャラ男「悪いなwwww」

男「いやいや、幸せそうで何より」

男「……」

男「じゃ、バイトあるから」

チャラ男&女 ポツーン



男「なんだったんだ…」

翌朝 男の自宅

チュンチュン

男「ふぁーあ……ねむっ……」

カーテン シャッ

窓の外の女「男くんごめんね……」


男「うぉおおおおおおっ!!!???」ビクゥッ

はよ


はよ

チャラ男「この娘いただいちゃいましたー♪」

男「人ん家で何やってんだてめえら!!!!ベランダだぞ!!!!」


女「ごめんね男くん…結構登るのキツかった……」


男「知らねえよ!!!!!」

女「ごめんね男くん…結構登るのキツかった……」

女「男くんには悪いけど私、この人のモノだから…」

男「だからなんだよ!!!!勝手にベランダ来んな!!!」

チャラ男「へへっw」ガクガクブルブル

男「へへっじゃねえよお前膝震えてんじゃねえか高所恐怖症だろ」

男「はぁ…朝からごちそうさまでした!」シャッ

高校

先生「はいここで淀君は徳川家康の手によってぶっ殺されます」


男「……」カキカキ

男(隣の隣のクラスのカップルは何がやりてえんだよ……てかなんで俺の家知ってんだ)

男(はぁ…次は体育か…だりいな…)チラッ

男(うわっ今日長距離かよっ……うん?)

校庭

女&チャラ男


男(……あいつらだ)


男(てかなんでみんな走ってるのに先生あいつら注意しねえんだよ)

女 ピョンピョン


男(ん??)

女 パクパク

男(口パク?)


男(お、と、こ、く?、ん、ご、め、)

男「あーもうしょうもないしょうもない」

どういうことなの・・・

放課後 下駄箱

男「あーあ、バイト休みてえなぁ。変な奴らのせいで疲れた…」

ガチャ ハラリ

男「ん? 手紙だ」

男「男くんへ……っ!?///」

男(ラブレターか!!??) ピラッ



男「えーと、

私2年C組の女です。私は同じクラスのチャラ男君とお付き合い…して…い…」


男「ぬがあああああああッッ!!!!!!」ビリビリビリ

周り「!!??」ビクゥッ

男「付き合ってるからなんじゃぁぁあぁぁ!!!!!自慢かぁぁぁぁぁ!!!!!」 ウホウホー!!!!

男「あいつら腹立つぅ!!!」ゼェゼェゼェ


女「男くんごめんね…」ヌッ

チャラ男「うーっすwww」


男「ふふっ…」

男「ハッハッハッwww」

チャラ男「はっはっはっwww」

チャラ男「も"がっ!」

男「いいカップルさんで羨ましいですなぁ」クチツカミー

チャラ男「ほはえほほんはほっひはっへわ男「何ぃ?……」グギィイイ

チャラ男「ひいいいいい!!」

男「おい女さんよ……」

女「うん…」

男「次現れたらこの彼氏さんの口縫っちまうからな」

女「……」

男「ったく…てかチャラ男なんつってたんだ…」





チャラ男「………はぁぁ」

女「うーん中々好感触ねぇ」

チャラ男「女さぁん…やっぱ違う気がするんすけどぉ…」

女「何が?」

NTRちゃら男モノでは『はるはる堂』が好き

NTRキモオヤジモノでは『めくじら』が好き

チャラ男「作戦名なんでしたっけ…」

女「美少女高校生・女、チャラ男に寝取られて男くん大嫉妬・愛のむきだし大作戦」


チャラ男「……」

チャラ男「女さんと男くんて恋人なんすか?…」

女「いや?」

チャラ男「え」

女「違うけど?」

チャラ男「えぇ…」

チャラ男「えっ、じゃあ恋人じゃないのにNTR大嫉妬作戦やってたんすか!」

女「そうだけど?」

チャラ男「ええ…じゃ、デートとかは?…」



女「一緒に帰った事があるわ」

チャラ男「健全異性交遊ぅぅ……」

チャラ男「…一緒に帰っただけですか?」

女「小学校の頃だったわ…」

チャラ男「小学校!!???」

女「ええ」

チャラ男「な、何がキッカケで好きになったんすか…」


女「当時わたしは転校生、しかも美少女、しかも金持ち、しかも美少女ときて浮いてたの」

チャラ男「他の理由だ……」

女「そんな私が下校途中話掛けてくれたのが男くん。それからずっとお慕いしております」


チャラ男「クレイジー…」ボソッ

女「あん?」

チャラ男「なんでもないす」

すげぇw

女「そんな男くんを片思いし続けて、何のイベントも無し…」

女「そうしたら男くんの嫉妬を起こさせてめでたくゴール…イン!!!!」ニヘヘ

チャラ男「あ、あのー…」

女「はい」

チャラ男「そ、それって両想いか、恋人以上恋人未満じゃあなあと成り立たないんじゃ……」

女「両想いよ。だって話掛けて来たんですもの…」

チャラ男「ピュアぁぁ……そして病んでるぅ……」

チャラ男「じゃ、もう俺は用無しみたいなんでそれじ(ry

ヒュン カッ

女「ダメよ。この恋愛、成就するまで付き合って貰うわよ」



チャラ男「へっ、へぇ~シャーペンて本気で投げりゃ壁刺さるんすねぇ」ガクガク

コンビニ

男「こちら温めますか?、はい! はっ…あ、タバコ2番ですね」

男「ありがとうございましたー」

男(そろそろあがる時間か…疲れたなぁ…)

ウィン

男「いらっ…しゃ…」

チャラ男 ピーヒョロローピヒョー♪

女「……」

男「なんで和服なん?なんで笛吹いてんだよ」

女「…」

チャラ男「……」

男「てか横笛無かったのかよリコーダー強引に横で吹いてんじゃねえか」

謎の絵師が出現して草を禁じ得ない

チャラ男 ピヒョッ

男「笛で返事すんな腹立つな」

女「わびぬれば」


男「…え?」

女「わびぬれば 今はたおなじ 難波なる
 みをつくしても 逢はむとぞ思ふ」

男「……」

チャラ男「えー、おほん…会えないのなら、私はもう死んだも同じです。
   それならいっそ、難波潟にある澪標(みおつくし)のように
   身を尽してもいいので、あなたにお会いしたいのです って意味です」

男「いや会ってんじゃねえか隣同士」

チャラ男 ピヒョッ

男「ピヒョッじゃねんだよ」



女「……では」

チャラ男 ピーヒョロローピヒョー♪


男「んだてめえら!!!!2度と来んなぁ!!!!!」

俺「インチキおじさん!中に出すぞ!」ピーヒャラピーヒャラ 

ふとこれを思い出した

夜の公園

チャラ男「違う…違うんすよねえ…!!なんか違うと思うんすよ!!」

女「こんなの完璧でしょうこれ。ズッキューン来たでしょうこれ」

チャラ男「これアレっすよね。平安時代の人って短歌作って告白してたって奴」

女「想いは全部乗ってたわよ?」

チャラ男「俺居なかったら意味不明っすよ…やってる事も意味不明なのに…」


女「よし、次はこの作戦で行きましょう。チャラ男、リハーサルよ」

チャラ男「ま、まだやるんすかぁ……」

女「言っとくけど断ったらシャーペン手裏剣47連打行くわよ?」シャキン

女「あとチャラ男が実は家でブラj チャラ男「よっしゃあああああ!!!!男のハートもぎ取ったりましゃあっ!!!!!!

女「いいわねー気合い入ってきたわねー」

チャラ男「もう気合い満点猪木闘魂フルMAXすよ!!!!!だから女さん!!!!あの事はくれぐれも学校で言わないで下さいね!!!!!」グオオオ

女「持つべきものは友と人の弱みねー」


チャラ男「もう女さんの気が済むやりましょう!!!!」

男「お疲れーっす…」


男「あー寒っ…流石に夜は冷えるなぁ」

スタスタ

電柱の陰

女「キタキタキタキタ!」

チャラ男「シーッ!聞こえちゃいますよ!」

女「いい?リハーサルどうりやるのよ?」

チャラ男「うーっす……」

女「いやあああ!!助けてえええ!!」

チャラ男「ぐへへへ!!もう逃げられないぜ!!」

女「助けてー!襲われるう!!エロ漫画みたいに!!」

チャラ男「襲うぞ~エロ漫画にみたいに襲うぞ~」



男「……」スタスタ

女「何がダメなのよっ!!!!」ヒュン

チャラ男「危なっ!!!!シャーペン投げないで下さい!!」

女「普通助けるでしょ普通…」

チャラ男「こんなクソ脚本じゃ無理すよ…なんすかエロ漫画みたいにって…」

チャラ男「てか設定じゃ俺たち付き合ってるんですから振り向く訳ないじゃないすか…」

女「男くぅん…なにゆえ~…」

チャラ男「接点作らなきゃダメですよ…」

チャラ男「まず正攻法で自分はフリーだってアピールしてみたらどうすか?」

女「ふーむ……分かった……作戦変更よ!!」

翌日 男の自宅

男「zzz……」

チャラ男「起きろぉ!!!!!!!」

男「うおおおおおおおっ!!!????」

女「男くん…ごめんね…」カチャカチャ


男「何してんだお前ら!!!!てか何朝飯食ってんだよ!!!??」

チャラ男「おら!お前も食うんだよ!!」

女「男くんごめんね…今日の味噌汁中々おいしい…」

チャラ男「ああ、こりゃ絶品だ」

男「てめえら空き巣と一緒だぞ!!何しに来たんだ!?」

女「男くん…私…伝えたい事あって…」

チャラ男「ゴフッ!!ンフッ!!ゲフン!!」

男「味噌汁むせてんじゃねえよ」

女「私…この人のモノだけど……心までは違うから!!!!」

チャラ男「だとよ!泣けるねい!!」

男「いや心まで奪っとけよ」

女「ね!!」

男「ね、じゃねえよ」

チャラ男「な!」

男「な!じゃねえよ嫉妬しとけよ」

女「とにかく!そういうことだから!!」

男「どういうことだよ…」

女「もっとこう…グイグイ来ても大丈夫だから!!」

チャラ男「やったれ男!!」


男「てめえらがグイグイずかずか来てんだろが!!!!」

公園

女「集合」

チャラ男「なんで正直に言わなかったんすか…」

女「恥ずかしいじゃない」

チャラ男「人の家ピッキングして入るくらい行動力ある癖になんでそこ乙女なんすか……」

女「あとやっぱり嫉妬されてそっからもうめちゃくちゃにされて……」

チャラ男「ダメだこの人…」

男「はぁ…朝からマジで疲れた…なんなんだあいつら…」

男「ってか遅刻じゃねえか!走らねえと!」

タッタッタッタッ


男「遅刻だ~…」



「遅刻遅刻ぅ~!」

ネタが…

ドン!!!!!

女「いったぁ~…いたたちょっとどこみてんのよ!!」

女(NTRがダメなら、王道のベッタベタ路線で行くしかないでしょう!!)

女(曲がり角でぶつかったのは美少女!!それをきっかけに始まる恋!!しかもその子は小学校時代によく遊んだ【一度一緒に帰っただけ】女の子だった!!!!)

女(もーベッタベタ!!ハチミツ並みのベタり加減!!チャラ男なんか要らなかったんだわ!!)

女「って…」

ボクっ娘「あ、ああ…!!だ、大丈夫!?」

男「痛てぇ…大丈夫だよ…」

ボクっ娘「う、あ、あ、ぼ、ボクがよく見て無かったから…」

男「大丈夫だよこんなの…うわ、すげえ血だ…口ん中切ったな…」ペッ

ボクっ娘「あ、あああ…!ごめんハンカチ!!」フキフキ

男「あ、 ありがと…」

ボクっ娘「ほ、本当にごめんね!?お、お医者さんとか…」

男「医者?てかそれよりもお前も擦りむいてんじゃねえか」

男「こん時の為に絆創膏持ってて良かったわ」ペタペタ

ボクっ娘「あ、あ、ありがと…君もけ、怪我してるのに…」

男「オトコってのは頑丈に出来たんだよ。気をつけろよ!じゃあな!」

ボクっ娘「あ、あ…///」




女「私は?」

C組

チャラ男「……」

女「あの女腹立つぅぅぅぅ!!!!」キシャアアア

女「チャラ男!?聞いてるの!?」

チャラ男「俺戦力外通告なんじゃ…」

女「撤回!!!!あのボーイッシュ気弱ガールに取られそうなのよ!!!!」


チャラ男(圧倒的に不利なのは明白だ……)

チャラ男「どうやらそのボーイッシュ気弱っ娘は転校生らしいっすよ」

女「な!?」

チャラ男「しかも男くんのクラスに転入、もうこれ勝負あったんじゃ……」


女「チャラ男?このUSBにはチャラ男が家でブラジ チャラ男「男ぉおおおお!!!!女という婚約者がいながrrrrるああああ!!!!!」

周り ザワザワ…

男「まさかさっきの子でビビったわ」

ボクっ娘「さっきは本当にごめんね…あの…絆創膏…」

男「ああ、別になんでもねえよ」

ボクっ娘「う、うん…///」ドキドキ


ボクっ娘(この人僕の事好きなのかな?
じゃないと初対面で絆創膏とか貼ってくれないもんね。初対面の人になんかそんな構ってあげないもんね。
しかも、別の女の子も倒れてたのに見向きもしないで僕にだけ心配してくれたもんね?もうそうだよね?好きなんだよね?僕も好きだし男くんも好きなんだよ。
まだ初めて会ったばかりだけどああいう出会い方も運命って奴なんだなぁ。しかも男くんの隣の席。これはもう運命としか思えないよ。)

夜あたりやります

昼休み

男「…っと今日は売店で買うか」

スタスタ

ボクっ娘「……」テクテク


売店

男「やべっ、財布家に忘れた…」

ボクっ娘「はい」スッ

男「え?いや、いいよ」

ボクっ娘「お互い様でしょ?」

男「じ、じゃ……でも財布ごと渡すのはアレじゃねえか?」

ボクっ娘「ふふっ、ボクが居ないとダメみたいだね…」

教室

男「……」モソモソ

ボクっ娘「……」ジーッ


男「…なぁ」

ボクっ娘「何?」

男「その…他の女子と喋ってみたりとかあるんじゃねえか?」

ボクっ娘「ふふっ、ボクは君と一緒にお昼食べたいから」

男「そ、そうか…」


チャラ男「あちゃー……あの子も中々アレだなぁ…」

女「ぬごぁああああ!!!!」ハンカチビリイッ

チャラ男「…………」

女「……………」

男「…………」

ボクっ娘「………」

男「なんだそのリヤカー」


女「ごめんね男くん……売店の商品全部買い占めちゃった……」

チャラ男「全部俺持ちなんだぜ?」ウルウル

男「全部買ったのかよ!!???」

女「男くん何が好き?……」ガサガサガサ

チャラ男「今月の小遣いが……」ヒッグエグッ

男「いらねえよ!!!!チャラ男泣いてんじゃねえか!!!!」

女「メロンクーヘン食べる……?」

男「いらねえよ!!!てめぇ清楚な感じなのに鬼貢がせてんじゃねえか!!!!」


ボクっ娘「誰この人……」ギュッ

女「ああああ!!!!!!!腕なんて組んだことないのにいいいい!!!!」

ミス

女「ああああ!!!!!!!腕なんて組んだ事ないのにいいい!!!!」

ボクっ娘「ふん」ギュウウウ

男「ちょちょちょ…」


チャラ男「男くぅぅぅぅん………」アシニスガリ

男「すがるな!!!お前あっちだろが!!!!」


男「てかお前らカップルなんでこのクラスに来たんだよ!!!!」

女「この買い占めちゃった売店の商品おすそ分けしようかなって…」

男「クラスで分けろや!!!!」

チャラ男「5まーん……」グスグス

男「クソ高えじゃねえか!!!!」

ボクっ娘「君たちカップルなの?」

女「むっ……」

女「カップルというか…」

チャラ男「……」

女「奴隷とその主人?」

チャラ男「ひ、ひでぇ……」ガーン

男「チャ、チャラ男…」


ボクっ娘「僕は彼氏を奴隷扱いなんかしないよ?」

ボクっ娘「僕がそばにいれば何でもやってあげるんだもの…」

ボクっ娘「ね?」


男「え、いや、知らん」

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