魔王「我が国は深刻なエネルギー危機に陥っているのだ」(3)

魔王「幹部の諸君、この忙しい時期に揃って呼び出して、すまなかったな」

火幹部「なぁに、発電の効率が少し落ちるだけっすよ!きにしないでくだせぇ!」

水幹部「暑苦しいぞ火幹部・・・。だが、その通りです、魔王様。我々の部下は優秀ですので、いつでもお呼びください」

風幹部「で、結局呼び出しは何のようなんだよ」

魔王「うむ。実はな、例の鉱山の事なんだが・・・」

光幹部「確か、旧魔族時代に様々な鉱物が取れたとして、当時の財源の中核を担っていた鉱山ですな。しかし、それが何か?」

魔王「その奥でな・・・未知の物質を発見したのだ」

火幹部「マジっすか!?」

闇幹部「その鉱物、如何なる物なのでしょうか」

魔王「まぁ待て。・・・これがその物質だ」

水幹部「これは・・・黒くて、硬くて、よくわかりませんね」

風幹部「だが、俺たちを呼び出すほどのものとは思えないが」

魔王「まぁ、見ていろ。試しに魔力を込めてみると・・・ハアッ!」

火幹部「うおー!スッゲー!光ってる!めっちゃ光ってる!!」

水幹部「うるさいっての」

光幹部「これは・・・」

闇幹部「物質の中で、魔力が高められている・・・!」

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