[ミリマス]真美「仮に、仮にだよ」雪歩「うん」 (28)

※百合注意
※キャラ崩壊注意
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真美「仮に、ゆきぴょんが女の子が好きだとするじゃん?」

雪歩「え?男の人はまだちょっと苦手だけど別に女の子が好きなわけじゃ」

真美「仮にだってば。それで、仮に女の子が好きだとして、年上と年下どっちが好き?」

雪歩「ええと…、ちょっと答えられないかな」

真美「…わかってるよ。ゆきぴょん」

雪歩「真美ちゃん、変なこと聞いてるってわかってくれたの」

真美「本当は年下って答えたいけど、素直に言えなかったんだよね。わかってるよ」

雪歩「ええ!?」

真美「ゆきぴょんは17歳だもんね。年下って言ったらまだ中学生ばっかりでリモコン扱いされるのが怖かったんだよね」

雪歩「それを言うならロリコン、いやロリコンでもないよ!」

真美「大丈夫。真美はわかってるから。大丈夫だよゆきぴょん」

雪歩「うぅ、絶対わかってないよ」

貴音「そうですよ、真美」

雪歩「し、四条さん!」

真美「うげ、お姫ちん。いつから聞いてたの?」

貴音「ふふ、とっぷしいくれっとです。それで雪歩が年下の女の子好きというのは間違っています」

雪歩「四条さん、説得しちゃってください」

貴音「任せなさい、雪歩。いいですか、真美?雪歩は年下の女の子好きではありません。なぜなら雪歩が好きなのは年上の女性だからです」

雪歩「」

真美「お姫ちん、何を言ってるんだい?」

貴音「聞きなさい、真美。先程貴方は雪歩に年上と年下どちらが好きかを聞きました。それに対して雪歩ははっきりと答えませんでした。なぜか、それは雪歩は年上の女性が好きだからです。それをはっきり言ってしまえば目の前にいる年下の真美が悲しむと思い、言葉を濁したのです。そうですよね、雪歩?」

雪歩「ええと、違いますぅ」

真美「違うってさ、お姫ちん」

貴音「ふふ、照れているだけですよ」

真「ふたりして何を言ってるのさ」

雪歩「真ちゃん!」

真美「出たな、まこちん」

真「出たなって、そんな怪物みたいな。…それで、ふたりの言ってることは間違ってるよ」

雪歩「そうだよ。言ってあげて真ちゃん」

真「雪歩が好きなのは同い年の子だよ」

雪歩「」

真「いい?真美はさっき年下か年上どっちがいいか聞いた。雪歩はそれに答えなかった。なぜならその質問じゃ雪歩の答えにはたどり着かないからさ。雪歩は同い年の子が好き。だから真美の質問にははっきり答えなかった。そうだよね、雪歩?」

雪歩「違いますぅ」

真美「違うってさ」

真「照れてるんだよ」

桃子「みんなして雪歩さんを囲んでさっきから何おかしなこと言ってるの?」

雪歩「桃子ちゃん!」

真「おかしなこととは聞き捨てならないなぁ」

桃子「だってそうでしょ?だいたい雪歩さんがはっきり言わないのもいけないんです」

雪歩「ご、ごめんね桃子ちゃん」

桃子「謝らなくてもいいよ。…桃子が代わりに言ってあげるね。雪歩さんは年下の女の子が好き。当たり前でしょ」

雪歩「」

真美「いいぞ、ももーん。その調子だ」

桃子「別に真美さんのためじゃないよ。ねえ、雪歩さん、桃子ほかにも聞きたいことがあるけどいい?」

雪歩「まず前提が間違ってる気がするけど、いいよ。なあに桃子ちゃん?」

桃子「雪歩さんは自分より背が高い女の子と背の低い女の子どっちが好き?」

貴音「それは興味深いですね。周防桃子が出した間違った結論は置いておくとしても」

雪歩「ええと…、それもちょっと答えられないかな」

桃子「…わかってる。わかってるよ、雪歩さん」

雪歩「この流れはまずいですぅ」

桃子「雪歩さんは本当は自分より背の低い子が好きだよね。でも今雪歩さんの周りにいる真美さんも真さんも貴音さんも雪歩さんより背が高いから、みんなに気遣ってはっきり言わなかったんだよね。全く雪歩さんは優しすぎるんだから。でも、桃子はちゃんと雪歩さんのことわかってるからね」

雪歩「ちっともわかってくれてないですぅ」

真「あはは、桃子面白いこと言うね。雪歩が同い年の自分より背が高い人が好きってことは揺るぎない事実だって言うのに」

貴音「いえ、年上の自分より背の高い女性です」

真美「いーや、違うね。ゆきぴょんが好きなのは年下の自分よりも背が低い女の子だよ」

千鶴「さっきから何を騒いでるんですの?」

雪歩「千鶴さん!」

千鶴「全く雪歩ちゃんの迷惑を考えなさいな。雪歩ちゃん大変だったでしょう?」

雪歩「いえ、べ、別に迷惑とか大変だったわけじゃ」

千鶴「雪歩ちゃんは優しすぎますわ」

貴音「ですね」

真美「天使だからちかなたないね」

千鶴「全く…。いいですこと、私がこのくだらないお話に終止符を打ちますわ。安心しなさい雪歩ちゃん」

雪歩「なんだかやな予感ですぅ」

千鶴「よく聞きなさいまし。雪歩ちゃんが好きなのは年上の自分よりも背の高い年上の女性。これは揺るぎのない事実ですわ」

貴音「さすがは二階堂千鶴。話がわかっています」

千鶴「褒められるのは嬉しいですけど、お話は最後まで聞きなさいまし。実は雪歩ちゃんの好きな女性像にはもう一つ条件があるのですわ。そうですわよね、雪歩ちゃん?」

雪歩「もうどうにでもなれですぅ」

千鶴「雪歩ちゃんも賛成してくださいましたわ。こほん、いいですこと?その条件とは髪が茶色であることですわ」

真「な、なんだってー、とはならないよ。千鶴、さっきから変なこと言ってばかりだよ」

千鶴「へ、変なこととはなんですか」

真「だって雪歩が好きなのは黒髪の女の子だよ。千鶴の言ってることは間違ってるよ」

貴音「いいえ、ふたりとも違います。雪歩が好きなのは銀色の髪をした女性です」

雪歩「あ、あのみんな…?」

真美「じゃあ、今までの話を全部まとめるとゆきぴょんが好きなのは、年下の自分より背の高い、茶色の髪の女の子ってことだねぃ」

貴音「何を聞いていたのです、雪歩が好きなのは年上の、自分より背の高い、銀髪の女性ですよ」

真「違うよ、雪歩が好きなのは同い年の自分より背の高い、黒髪の女の子だよ」

桃子「違うよ、雪歩さんが好きなのは年下の自分より背の低い、茶色の髪の女の子だよ」

千鶴「違いますわ。雪歩ちゃんが好きなのは年上の自分より背の高い、茶色の髪の女性ですわ。そうですわよね雪歩ちゃん?」

雪歩「答えられないですぅ」

真美「ゆきぴょん!今度のゆきぴょんの誕生日なんだけどさ、真美、舞浜にある有名テーマパークのペアチケット持ってるんだ。一緒に行こう?誕生日だといいことあるっぽいよー」

貴音「雪歩、来たる雪歩の誕生日、くりすます限定の特別な歌劇があるそうです。運良くチケットが二枚ありますので、一緒に観に行きましょう。きっと素敵な夜になりますよ」

真「雪歩の誕生日なんだけどさ、夜景の素敵なレストラン予約してあるんだ。それに誕生日だと…ってこれは内緒にしておいた方がいいかな。とにかく、今までで一番幸せな誕生日にしてあげるよ。楽しみにしててね」

桃子「雪歩さん、クリスマス限定のテディベア展のチケットあるんだけど、一緒に行こう?それにその近くにとっても美味しいお茶とパンケーキだす和風喫茶があるらしいからふたりで行きたいな?」

千鶴「雪歩ちゃん!誕生日の夜は最高級のステーキを味わえるお店にご招待いたしますわ。セレブ御用達のお話おもてなし、きっと雪歩ちゃんも気にいると思いますわ。オーホッホ、ゲホッゲホ」

雪歩「ええとお誘いは嬉しいですけど、私は一人しかいないので、その」

真美「だから真美を選んでほしいわけっしょー。めっちゃ楽しくしてあげるよー」

貴音「良い思い出をつくりましょう」

真「幸せにするよ」

桃子「桃子、雪歩さんと一緒がいい」

千鶴「雪歩ちゃん、素敵なクリスマスにいたしますわよ」

雪歩「選ばなくちゃダメですか?」

真美貴音真桃子千鶴「さぁ、選んで」

雪歩「………や、やっぱり選べません。私、みんなでパーティーしたいですぅ!それじゃダメですか?」
真美貴音真桃子千鶴「………」

真美「ゆきぴょんはそう言うと思ってたっしょー」

貴音「仕方ありません、観劇のチケットは爺やにでも送っておきましょう」

真「まだキャンセル間に合ったはずだしね」

桃子「テディベア展のチケットは育にあげようかな」

千鶴「最高級ステーキは皆で食べるといたしますか」

雪歩「み、みんな。すごく嬉しいですぅ」

真美「でもさ、6人で入れるホテルってあるのかなー」

雪歩「…え?」

桃子「桃子が入ってもおかしくないとこじゃないと」

貴音「せれぶな千鶴嬢なら知っているのでは?」

千鶴「わ、私ですか?と、当然知っていますわよ」

雪歩「え、えと何の話ですか?」

真「何ってパーティーの後の話だよ」

真美「ゆきぴょんがみんな相手するって言うから」

桃子「雪歩さんの体力持つのかな」

貴音「ふふ、それはそれでまた趣きが」

雪歩「まさか、まさかですよね」

千鶴「まさかって、クリスマスのデートの後といえばおきまりのことじゃないですの」

真「雪歩、幸せな誕生日にしてあげるからね」

雪歩「こ、こんなオチってないですぅー」

終わりです。もうすぐ雪歩の誕生日です。皆さまも盛大に祝う準備をお願いします。

お目汚し失礼しました。

HTML化依頼出してきます。

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