幼馴染「彼女いないんだー?可哀想だから…」 (8)

幼馴染「僕が可哀想なその人生…終わらせてあげるよ」

剛ッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!

そういった次の瞬間、男の腹部を鉄をも切り裂く足刀が容赦なく襲う

疾く、鋭く、そして精密。
まともに食らえば並の人間などひとたまりもない。
幼馴染を中心に出来上がったクレーター。
犬小屋を残し全て灰燼に帰した隣り合わせの互いの自宅。
その中心、その惨憺たる光景を創り出した張本人。

幼馴染の前に、その男は立っていた。
脆弱な制服は完全に吹き飛んだ。
しかし男は仁王立ちで幼馴染を見下ろす。

その姿は神々しくさえあった。

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男「朝から元気だな、幼馴染ッ!!」

幼馴染は男の爽やかにして豪快な挨拶をまともに食らった。

食らってしまった。

不覚と呼ぶにはあまりに遅く、致命的であった

そのまま学校に激突する。

偶然か必然か、そこは2人のクラスの教室であった。

幼馴染「おはようございます!」

遅刻であった

後悔したときには遅かった。

男との会話にかまけ、登校時間を見 忘れていたこと。

自らの足刀の風圧で制服が四散し、全裸だったこと。

どちらも重大な校則違反である。

幼馴染は、恐る恐る担任の教師の顔を窺い見る。

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