浜田「松本さんはペンシルバニアに留学されていたそうですが」 (25)


浜田「どんな留学生活を送っていたんですか、と質問が来てますけど」

松本「あー、確かに行きましたねぇー」

浜田「えっ、松本さん留学されてたんですか?」

松本「ええ、行きましたねーペンシルバニア。いえ正確に言うとですね」


松本「ペンスルヴェ~~~ニア~~、なんですけどね」

浜田「・・・」

松本「・・・」


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浜田「で、松本さんはそのペンシルバニアに・・・」

松本「ちょっと浜田さん違いますって。ちゃんと発音して下さいよ」

浜田「え?いいじゃないですか別に」

松本「いえちゃんと言ってください。失礼ですよ住んでる皆さんに」

浜田「・・・」

松本「・・・」

浜田「・・・何で留学しようと思ったんですか、そのペンスルヴェ~~~ニア~~に」

松本「ンッハッハッハ!」


松本「・・・ええそうですね、英語を学ぼう思ていきましたね。そのペンシルバニアにはね」

浜田「おい!」

松本「ンッハッハッハ」

浜田「ペンスルヴェ~~ニア~って松本さんが言ったんじゃないですか」

松本「ンッフッフッフ、ええ、確かに言いましたけど・・・アッハッハッハ」


浜田「笑ってないで話を進めてくださいよ」

松本「ンッフッフ・・・え?何の話をですか?・・・ンッフッフッ」

浜田「それですよ。松本さんの留学してた」

松本「ンッフッフ・・・え?僕の留学してた?」

浜田「その、ペンスルヴェ~~~ニア~~の」

松本「ンッハッハッハッハ!」


松本「ハッハッハ・・・。ハァー、アカン、もー笑てまう、次行って次・・・」

浜田「それじゃあ次行きますよ」

松本「はい・・・あー、アカン」


浜田「では、松本さんは現在故郷を遠く離れて暮らしてるそうですが」

松本「ウン!はい」

浜田「松本さんの生まれ故郷の」

松本「はい」

浜田「ペンシルバニアについて詳しく教えて下さい」

松本「ンッハッハッハ!」


松本「アッハッハッハ!・・・はぁー、おい、お前ちょっとええかげんにせぇよ!」

浜田「ンフッ、何をですか」

松本「絶対仕込んだやろお前!」

浜田「いやたまたまですって。仕込んでませんよそんな」

松本「ウソつけお前ホンマに」


浜田「ウソじゃありませんて。ちゃんとこうして質問が届いてるんですから」

松本「ホンマかー?」

浜田「いや本当ですって。とにかく質問に答えてあげてくださいよ」

松本「なーんか、騙されたみたいでシャクに触るなぁ」


浜田「じゃあ改めまして。松本さんって、ペンシルバニア出身なんですか?」

松本「ンフフッ・・・。ええまぁ、そうですね」

浜田「そこって、どんな所なんですか?」

松本「えーとですね。世界中のエンピツを作ってますね」

浜田「え?エンピツをですか?」

松本「ええ。ペンシルだけにね」

浜田「・・・ああ、ペンシルだから」

松本「・・・」

浜田「・・・」

松本「ンフハハハハ」

浜田「ンハハハハハ」


浜田「・・・そんじゃあ、バニアって何なんですか」

松本「え?何ですか?」

浜田「ペンシルバニアのバニアの方ですよ」

松本「ああそれはですね。ウチのオトンですね」

浜田「え!?松本さんのオトン!?」

松本「はいそうですね」


浜田「えっ、それじゃ松本さんのお父さんはバニアさんって言うんですか?外人さんですか?」

松本「ええそうですね。僕の生まれ故郷はペンシルバニアですからね。まぁ、正確にいうと」

松本「ペンスルヴェ~~~ニア~~なんですけどね」

浜田「・・・」

松本「・・・」

浜田「・・・はい」

松本「ンフフッ・・・」


浜田「それじゃ、松本さんのお父さんはフルネームで何ていうんですか」

松本「ああ、バニア・M・松本ですね」

浜田「ほぉー。バニア・M・松本さんですか」

松本「あ、間違えました。バニア・N・松本ですね」

浜田「そんな変わってへんやんけ」

松本「ンフフッ・・・」


浜田「えっ、じゃあ松本さんのお父さんは偉いんじゃないですか?」

松本「えっ、何でですか?」

浜田「ペンシルバニアのバニアの方なんですよね?」

松本「ええそうですね。ペンシルバニアのバニアの方ですね」

浜田「国の名前の一部じゃないですか。偉いんじゃないんですか?」

松本「いえいえいえとんでもない」

浜田「え?そうなんですか?」

松本「ええ。まーったく、そんな事ありません」


浜田「ちなみにお父さんは何をされてるんですか?」

松本「僕の父ですか?ええ、干物屋やってましたね」

浜田「えっ、干物屋さんってペンシルバニアにもあるんですか?」

松本「ンフッ…。ええまぁ、ありますね」

浜田「何の干物があるんですか?」

松本「え?何のって言うと?」

浜田「いえですから、アジとかサバとか」


松本「ああ、干物の種類がってことですね」

浜田「ええ。どんな干物があるんですか?」

松本「えーと、エンピツの干物ですね」

浜田「え?エンピツの干物?」

松本「ええ、ペンシルだけにね」

浜田「ああ、ペンシルやからね」

松本「・・・」

浜田「・・・」

松本「ンフハハハハ」

浜田「ンハハハハハ」ベシ


浜田「じゃあちなみに、エンピツの干物ってどんななんですか?」

松本「え?何の干物ですか?」

浜田「いえ、松本さんの仰ってたそのエンピツの干物は」

松本「ああ、エンピツの干物ですか?」

浜田「ええ。それどうやって作るんですか?」


松本「ああそれはですねー、何かこうちょっと説明し辛いって言うか」

浜田「え?そうなんですか?」

松本「ええ。まぁ一応説明しますとですね」

浜田「はい」


松本「まずですね、海からこう魚を取ってきてですね」

浜田「えっ、はい」

松本「それをこう、ちょっと頭とかを落ちょいととしてね?」

浜田「はい」

松本「それから、何やー内臓やら何やら綺麗に出してね?」

浜田「・・・」

松本「それから、日の当たる所にちょいと干してね?」

浜田「ちょっと、松本さん」


松本「それを、猫が狙ってンニャ~オ、ンニャ~オ」

浜田「・・・」

松本「ンニャ~~オ」

浜田「ちょっと、松本さんて」

松本「はい?何ですか?」

浜田「それ、普通の魚の干物の作り方じゃないですか」

松本「そうですけど何か?」

浜田「いや、そうですけど何かじゃなしに」


浜田「エンピツの干物の作り方を教えて下さいよ」

松本「あ、エンピツの干物の作り方のほうですか」

浜田「そうですよ。さっきそう言ったじゃないですか」

松本「いやー、勘違いしてましたね僕」

浜田「ええ。じゃはい、エンピツの干物の作り方を皆さんに教えてあげて下さいよ」


松本「えーと、まずですね」

浜田「はい」

松本「エンピツを筆箱からこう、ちょいと出してね?」

浜田「はい」

松本「それをこう、ちょっと頭とかをちょいと落としてね?」

浜田「・・・」

松本「それから、内臓やら何やら綺麗に出してね?」

浜田「・・・」

松本「それから、日の当たる所にちょいと干してね?」

浜田「・・・」


松本「それを、猫が狙ってンニャ~オ、ンニャ~オ」

浜田「・・・」

松本「ンニャ~~オ・・・」

浜田「・・・」

松本「・・・」

浜田「・・・」

松本「・・・」

浜田「フッ・・・」

松本「ンフッ・・・」


松本「ペンスルヴェッ・・・フフフッ」

浜田「アハハハ!」


終わり

以上でした
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