黒井「今日から私が765プロのプロデューサーだ!」 (293)


社員 「社長、会社を空けて何をしにいくんですか?」

黒井 「ウィ、まぁセレブの暇潰しと言ったところだ」

社員「ゴージャスな店でゴージャスなお食事とかですかね?(この人のことだからまた繁華街とかライブハウスでスカウトしにいくんだろうなあ)」

黒井「違うなあ!超ゴージャスな店で超ゴージャスのお食事をしにいくのだよ!」



黒井 「(高木が拾ってきたという三流アイドル…ククク、酒のツマミとしては打ってつけだな、どんな馬の骨共か見ものだな)」


次の日


765プロ

黒井「高木ィ!」ガチャ!

高木 「く、黒井?なぜ君がここに?一応アイドルの事務所なんだぞ、彼女達と鉢合わせたらパニックどころか…

黒井「そのアイドルに用があってここにきた!」

高木 「???」

黒井「お前が雇ったここのアイドル、全員私に譲ってくれ!」

高木 「……話が飛躍しすぎてリアクションも取れないのだが一体どういう風の吹きまわしだい?」

黒井「本来ならお前に頼みごとなど死んでもせん!しかし!しかしだ!」

黒井 「なんなんだお前のところのアイドル達は!?ダイヤの原石どころではないぞ!?一人で国一つが買えるレベルで価値がある!」

高木「フフフ、君がそこまで言うとは…私の目に狂いはなかったようだ」

黒井「頼む!ゴージャスな私がいくらでも払おう!なんなら私の会社をやろう!」

高木 「私にはこの小さい事務所でのんびりとアイドル達を育てる方が性に合っているのでね。」

黒井 「グヌヌ…」

高木「律子君も本格的にプロデューサーとしての道を進み始めたし、そろそろもう一人プロデューサーを雇おうと思っているところなんだ。そろそろ重い腰を上げて…

黒井 「私がなろう…」

高木 「え?」



黒井 「今日から私が765プロのプロデューサーだ!」


※キャラ崩壊有り
アイマスSSは初めてですので「ちょっと待って!?そこおかしいぞ!」と言うところはご指摘あれば嬉しいです。





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ざわざわ

春香 「どうやら今日は新しいプロデューサーさんが来るらしいですよ!」

真 「ホント!?やったあ!これで僕達も本格的に仕事ができるんだね!」

伊織 「はあ…お気楽ねあんた達は、プロデューサーが何人入ってこようと私達が無名なことに変わりはないの、せいぜい律子の仕事が少し減るだけよ」

律子「私からすれば大分嬉しいことなんだけどね、ライバルもできたことだし頑張らなくちゃ!」

やよい 「うっうー!律子さんやる気ですー!」

響 「自分達も律子に負けないくらい頑張るさー!」

ガチャ

亜美 「キタキタキタキタ!」

真美 「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」

美希 「美希的にその擬音はおかしいと思うな」



黒井 「ほう、朝から全員集合とは、規律はちゃんと躾けられているようだな」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



美希 「訂正、擬音は真美のであってたの」

全員「(それにしても…)」



全員 「(この人怖い…!)」

黒井「(ファーストコンタクト時に彼女達の規律の良さを褒める…ククク、第一印象は完璧だろう)」

雪歩 「」

真 「ああ!?雪歩がプレッシャーで倒れた!?」

あずさ 「あらあらぁ」

貴音 「面妖な…」







千早 「貴方が新しいプロデューサーですか?」

黒井「ウィ、如何にも」

亜美「ねー亜美ー何て呼べばいいと思うー?兄ちゃんー?おっちゃんー?」

真美 「んーおっちゃんだとバカにしてるみたいだしここはおじちゃんでいこうよー」

律子「あまり変わらないわよ」

伊織 「そんなことどうでもいいわよ!ねぇ!あなたちゃんと働けるの?その歳でプロデューサー?会社をリストラされてお情けで社長に拾ってもらったとかじゃないでしょうね!?」

春香 「ちょっと伊織…!」

黒井「ククク…水瀬伊織…その態度を忘れるな」

伊織 「……?」

黒井 「王者たるもの何者にも屈せず気高く孤高にそびえ立つもの、それくらいの気合いでもまだ生温い!」

黒井「君以外の全てを蹴り落とす、例え同じ事務所のアイドルとてだ!それくらいの気合がないと足りん!」

伊織 「…フン!上等よ!」

黒井 「今まで高木に甘やかされたようだが、私は違う!今日から君たちには覇道を進んでいってもらう!」

黒井「それでは昼からの面談でまた会おう、アデュー」



全員「……」


響 「めっちゃ怖い人がプロデューサーになったな…」

貴音「響、かんさいべんとやらになっていますよ」

真「僕ちゃんとやっていけるかな…ちょっと不安だよ、雪歩も目覚めないし」

雪歩 「あんな人…たまに家に来る…」ブツブツブツブツ

あずさ 「あらあらぁ、うなされているわね」

亜美 「覇道って言ってたし一人以外は全員捨てられちゃうの?りっちゃん?」

律子「私に言われても…」

千早 「私はあれくらい厳しい方がいいわ、あれだけ包み隠さず喋るもの、信頼できる」

美希 「千早さんはすごいのー美希なんてこれからめんどくさいこと沢山起きそうでナイーブなのに」

春香 「千早ちゃんの言う通り新しいプロデューサーさんは信頼できる人ですよ!私達のこと褒めてくれましたし!」

真美 「えー?『規律は躾けられているな』のところ?あれで褒め言葉ならツンデレにも程があるよーー!」



黒井「私があの子達全員に覇道を歩ませてやろう…ワーハッハッハッ!賑やかな覇道になりそうだ!」



ツンデレでした










黒井「さて、彼女達を知るために早々個人面談をするわけだが…」

ガチャ

黒井 「来たか」

誰?
安価↓1


春香 「改めてこんにちはプロデューサーさん!」

黒井「この業界ではいつであろうと挨拶は『おはようございます』だ。」

春香 「はっはい!おはようございます!プロデューサーさん!」

黒井「ウィ、活気のあるあいさつだ」

春香「(褒められた…のかな?)」

黒井 「………」

春香「………」

春香 「あのー…」

黒井「どうした?」

春香「何かこう質問とかはないんですか?『今まではどうしてきたのか?』とか『これからはどうしたい?』とか」

黒井「何故私が質問しなければいけない」

春香「え?」

黒井「君は他人に突かれなければ出ない程中身がないのか?」

黒井「アイドルたるものどこでも常に自分を出せるようにしなさい」

春香「は…はい…」

春香「………」ズレてたリボンを整える

黒井「?」

春香 「天海春香17歳!昔見たアイドルに憧れて私も皆を笑顔にできるようにとこの道を選びました!」

黒井「(ほう…)」

春香「大きい仕事小さい仕事関係ありません!歌にダンスにバラエティにエトセトラ!なんでも全力で頑張ります!」

黒井「ククク、随分欲張りだな、二足の草鞋では足りなさそうだ」

春香「はい!その時は足を増やします!」

黒井「(それは気持ち悪いな…)」

黒井「春香、君の意気込みはわかった。しかし君の意気込みには具体性を感じられない」

黒井「それではいくら努力しようがただの絵空事で終わるだろう」

春香「……」

黒井「しかしその君の夢にレールを敷くのがプロデューサーの仕事だ。」

春香「ということは?」

黒井「君は今までのように元気良く自分の覇道を進むといい、与えられた仕事を全力でやり遂げろ、そうすれば気付けばトップアイドルだ。」

春香「本当ですか!?私頑張ります!」

黒井「しかし私の用意する仕事はベリーハードばかりのものだ、耐えられるか?」

春香「はい!頑張ります!」

黒井「ククク、その意気だ、それでは君との話し合いはこれで終わりだ、次の娘を呼んできてくれ」

春香「はい!ってうわあ!」ドンガラガッシャーン!

黒井「(何も無いところでコケるのは天然なのか?それとも計算してなのか?)」


次は誰?
安価↓1






伊織 「どうだった?プロデューサーは?」

春香「厳しいのか優しいのか定まっていない感じかな」

伊織「???」

伊織「まあいいわ、話を聞けばわかるだろうし」

ガチャ

伊織「ねぇさっきのことなんだけど…

黒井「ほう、ドアを開ける時にノックせず挨拶もしないとは、流石『水瀬財閥』のじゃじゃ馬娘と言ったところか?」

伊織「あのねぇ!今それは関係ないじゃない!」

黒井「『今』?それではいつかは頼るのかい?水瀬財閥に?」

伊織「違う!そうじゃなくて…

黒井「君は家族の方々に認めてもらいたくてアイドルを目指したようだが」

黒井「本当に頼らずにいられるのか?」

黒井「有らぬ疑いをゴシップに書かれても他会社の圧力で仕事がドタキャンになったとしても」

黒井「君の友達が困った時にもだ」

伊織 「……」

黒井「君はこの事務所で一番努力を認められない人間になる」

黒井「全て水瀬財閥のおかげ、テレビに出れるのも売れたのも全て水瀬財閥のおかげ!はたまた765プロが売れようともそれは水瀬財閥のバックがあったからと…

伊織 「やめてよ!」机バン!

伊織 「なにそれ!なんなのよそれ…努力が認められない…?」

黒井「(伊織ちゃん、この世界は甘くない…これくらいで挫けるようならここで…)」

伊織「だったらそんな所を見てもらわないで結構!上等じゃない!伊織ちゃんの可愛さでそんな有象無象蹴散らしてくれるわ!」

伊織「水瀬財閥?くだらない!『伊織ちゃんランド』でも作って水瀬財閥なんて潰してやるわ!」

黒井「(君の家なんだけど…)」

伊織「私は例え血反吐を吐こうが仲間を踏み台にしようが頂点を獲る!」

伊織「アンタ!私にこれだけ言わしたんだから責任持ってビシバシ仕事持ってきなさいよ!全て完璧な伊織ちゃんがこなしてあげるから!」

伊織 「それじゃあ次の娘呼んでくるわね」ドアガチャ

黒井「(水瀬伊織…意欲は充分過ぎる程あるな、しかし…)」

黒井「仲間を踏み台云々の部分は口に出すのを躊躇っていたな、本人にその気はさらさらないのだろうが」



黒井 「それでは次は…」

誰?
安価↓1

undefined


雪歩「伊織ちゃん…プロデューサーさんどうだった?」

伊織「すっっっごい!!嫌な奴よ!」

雪歩「ふぇぇぇ!?どうしよう…」

雪歩「……」ドアの前で突っ立ってる

黒井「ん?(次は雪歩ちゃんのはずだが)」

コンコン

黒井「入りたまえ」

シーーーーーン

黒井「……入ってきていいのだよ?」

雪歩「プロデューサーさん…」

黒井「ん?」

雪歩 「ドア越しでもいいですか…?」

黒井「……それは粋なジョークとして捉えていいのかい?」

雪歩「本気ですぅ」

黒井「(男性恐怖症と聞いていたがまさかここまでとは…それなら…)」

黒井「まぁドア越しでもいい、それより君の詩の話なんだが…」

雪歩「!?」

黒井「中々味がある。メルヘンをメインにしているがどことなく現実感もある。その歳であの詩を書くのは…

雪歩「ちょっと!!」ドアバタン!



雪歩「なんでプロデューサーさんが私の詩を知っているんですか!?」

黒井「当たり前のことを聞くんじゃない、君のラジオを聴いた以外に方法があるか?」

雪歩「ラジオなんて数分間で数回しか出てないのに」

黒井「プロデューサーならそれくらい把握するのは当然だ」

雪歩「ニッチな放送枠だったのに…リアルタイムで聴いたんですか?」

黒井「いや、録音したものを聴いた」

雪歩「よく手に入りましたね」

黒井「なに私の力を使えば放送局から引っ張ってくるなど容易い」

雪歩「私の力…?」

黒井「ちっ、違う!友人の力を借りて借りたのだ!(危ない…ここでは961プロの社長であることを隠しているのを忘れるところだった)」

雪歩「あのぅ…さっきの話の続きなんですけど…」

黒井「ん?感想ならもう言ったが」

雪歩「私は詩を書き続けてもいいんですか?」

黒井「…どうしてそう思う」

雪歩 「私一応アイドルだし、本業サボって詩を書くなんて…

黒井「大いに結構」

雪歩「え?」

黒井「詩の中では君はイキイキしている。詩を書く時間ぐらい作ってやる。それにだ」

黒井「単に私が君の詩を望んでいるのだよ」

雪歩「!」

黒井「アイドルたるもの一人でもファンの期待に応えるのは大切なことだ、これではサボってることにはなかろう」

雪歩「あ、ありがとうございますぅ!プロデューサーさん!」

黒井「何、お礼なら死ぬ程働いてこのオンボロ事務所をゴージャスな事務所に建て替えてもらうだけでいい」

雪歩「はい!穴掘って地下に練習スタジオも作ります!」

黒井「フフフ、それは楽しみだ」

黒井「(趣味の話で距離を縮める作戦大成功だ。このまま自信を持ってアイドル業に励めば化けるぞ、しかし…)」

黒井「(私はそれ程甘くはないがな)」


次は誰?
安価↓1




やよい「雪歩さーん、プロデューサーさんはどうでした?」

雪歩「凄い良い人だよ!」

やよい「そうなんですか!うっうー!頑張るぞー!」

コンコン

黒井「入りたまえ」

やよい 「失礼しますー!」ぺこり

トコトコ

やよい「……」ソファの前で突っ立ってる

黒井「座りなさい(見た目の割にはしっかりしているな)」

やよい 「はい!」

黒井「うむ」

やよい「うむ?」首傾け

黒井「(アカン、可愛い)」

黒井「(これは売れるぞ…素でこれならスタッフにもその他諸々色々な人から好かれて勝手に仕事が入ってくるだろう)」

やよい「あのープロデューサーさん」

黒井「どうしたんだいやよいちゃん」

やよい「私売れますかね?」

黒井「それは君次第だ。どんな物でも磨けば一応光る(売れる…か、『人気になる』『トップを獲る』ではなくその表現を選ぶということは…)」

やよい「ホントですかー!うっうー!だったら私頑張るので一杯磨いて下さい!」

黒井「あ…ああ…」

やよい「私の家ビンボーで私がお金を稼がないと弟達に美味しい物を食べさせてあげれないから…あ!でも昨日はもやしパーティで豪勢でした!」

やよい「長介には新しいバットとグローブを!かすみにはぬいぐるみを買ってあげたくて後…

黒井「…もういい…」

やよい「?」

黒井「君と喋って売り出す方向性は決まった…だから次の娘を連れてきてくれ…」

やよい「はい!わかりました!これからよろしくお願いします!」ぺこりー

やよい「失礼しましたー」

ドアバタン

黒井「危ない…危うくこの私が人前で涙を見せてしまうところだった…なんて健気なんだ…どんな手を使っても売れっ子にしてあげよう」

次は…
安価↓1








少し間を空けます
感想やご指摘などあれば嬉しいです。


貴音「やよい、プロデューサー殿はどうでした?」

やよい「たくさん磨いてくれるって言ってくれました!」

貴音「成る程…あの方なら沢山磨いてくれるかもしれませんね」

ガチャ

貴音「失礼します」

黒井「座りなさい」

貴音「お言葉に甘えて」

貴音「……」

黒井「……」

貴音「……」

黒井「何か言うことはないのか?」

貴音「それはこちらの台詞です。」

黒井「……」

貴音「……」

黒井「何も言わなければこれで終わりでも…

貴音「構いません」

黒井「!?」

貴音「トップアイドルを目指すたる者言葉はいりません。ただあなた様を信じ全力を投じこの身を捧げる。それ以外に必要でしょうか?」

黒井「その通りだ、しかし言葉にしないと伝わらないこともある。君はファンの前までも沈黙を続けるのか?」

貴音「言葉というものは言霊に憑かれて発するもの、言いたいことがあるなら自然と口は動きます。」

黒井「……それじゃあ今言いたいことは?」

貴音 「特にございません」

黒井「(これは時間が掛かりそうだな…)

次は?
安価↓1
残り3人でカットしようかなってー…

基本765プロの皆だけでお願いします。


響 「どうだった貴音?」

貴音「フフ、私達のことをよく考えてくれていることがわかりました」

響「?(良い人なのかな…)」

コンコン

黒井「入りたまえ」

響「し…失礼します~」いそいそ

響「す…座ってもいいか…ですか?」

黒井「……座りたまえ」

響「はい」

黒井「……」

響「……」

シーン…

響「(貴音~全然優しくないぞ~!ずっ~と無言なんだけど!)」

黒井「何故君は出し惜しみをする?」

響「へ?」

黒井「今の君をプロデュースするなら確実にこの事務所でドベになるだろう」

響「(えぇ!?それって自分才能ないのか?完璧じゃないのか?)」シュン

黒井「(やめて響ちゃん!泣きそうにならないないでぇ!)」

ハム蔵 「ジュッ!ジュッ!」響の胸元からヒョコり

黒井「ん?(ハムスター?)」

響「成る程そういうことか!」

響「ゴメンなさい!プロデューサー!自分プロデューサーにビビって自分を出せてなかったぞ!」

黒井「(フフ、それでいい)」

響「自分ダンスが得意だけど完璧だからたことは全部こなしてみせるぞ!」

黒井「ほう全部か」

響「う…うん…全部だぞ!」

黒井「失礼」携帯を取り出す

響「?」

黒井 「もしもし律子か?響ちゃんは明日から練習量を三倍にしてもらってくれ」

響「ギャー!!プロデューサー厳しすぎるぞー!」


次は?
残り二人
安価↓1



響「自分ダンスが得意だけど完璧だからたことは全部こなしてみせるぞ!」

響「自分ダンスが得意だけど完璧だから言われたことは全部こなしてみせるぞ!」

訂正です。
安価は>>28

千早


響「まさか練習量が三倍になるなんて…トホホ…」

響「でも頑張るぞ!」

千早「我那覇さん、プロデューサーどうだった」

響「千早ァ…ハッ…!」

千早「?」

響「(千早の練習量が三倍?ただでさえ歌上手いのに練習量が三倍ってことは三倍上手くなるから…)」

ハム蔵「(その理屈はおかしい)」

弾けたら「千早はホントに歌姫になってしまうかもしれないぞ!」

千早「???」


千早「失礼します」ガチャ

黒井「ウィ」

千早「あの我那覇さんが歌姫が云々って言っていたんですけどどういうことですか?」

黒井「歌姫…?私はそんなことは一言も言っていないが」

千早「そうですか…(我那覇さんなりの励まし方だったのかしら?」

黒井「君は歌姫になりたいのかい?」

千早「はい、出来れば」

黒井「出来ればではない、なるんだ」

千早「しかしここでは…」

黒井「不満かね?」

黒井「もっと歌中心にレッスンに励みたいか?ビジュアルもダンスのレッスンも削って?」

千早「……はい、可能ならそれを所望します」

黒井「フッ、三流だな」

千早「どういうことですか?」ギラ

黒井「君は歌がどういうものかを理解できていないらしい」

千早「それじゃあ答えに…!」

黒井「貴様がこの意味を理解できる日がくれば教えてやろう、まあ永遠にないだろうがな、もう出ていっていいぞ」

千早「……ッ!失礼しました…」

ドアバタン!

黒井「(千早ちゃんはストイックだからな、これくらいキツめの方が刺激になるだろう」

次は?
最後の一人
安価↓1








弾けたら「千早はホントに歌姫になってしまうかもしれないぞ!」

響「千早はホントに歌姫になってしまうかもしれないぞ!」

弾けたらって誰やねん…
訂正です。


真美 「千早お姉~どうだった~」

千早「最悪の気分よ」

真美「うへー真美が一番苦手そうな空気だなあ」

黒井「さて次は…」

ガチャドーン!

真美「おいっーーす!」

黒井「ドアを開ける時はだな…

真美「そんなことよりも黒ちゃん!私は亜美真美どっちだと思うー?」

黒井「(黒ちゃん…?しかし髪を下ろすと本当に似てるな)」

黒井「フフフ、私が見破られないとでも思ったか”亜美”」

真美「……」

黒井「……」

黒井「(しまったー!!待て!待ってくれ!ちゃんと君達姉妹の区別などできる!まさか名前を呼び間違えるとは!私としたことが!)」

黒井「コホン、これはだな…」

真美「まあ仕方ないよ、真美達双子でクリソツだし、間違えられるなんてザラだし」

黒井「……」

真美「だから黒ちゃんは亜美とは違う真美の良いところをいっーーぱい引き出してね!もちろん亜美ともお仕事したいけどね!」

黒井「ああ…ああ!約束しよう!姉より優れる妹など存在しないことを証明しよう!」



黒井「ところで私の名前は誰から聞いた?」

真美「社長からだよー」

黒井「高木ィィィィィィィ!」










ということで面談イベントはこれで終わりです。

亜美「誰だー!大体真美と同じ内容になるからカットされたって言った奴はー!」

真「うぅ…結構プロデューサーとの会話盛り上がったのに…」

あずさ 「真ちゃん元気出してこれからよ」

美希「美希はめんどくさいからこれでよかったのー」スヤスヤ

需要があれば書きます


美希 「えーめんどくさいのー」

美希 「真美ーどんな感じだったー?」

真美「良い人だったよー!ミキミキも頑張ってね!」

ーーーーーー

美希 「あふぅ、良い人なら面談くらいドタキャンしていいよね」回れ右

黒井「どこへ行こうというのだね?」ゴゴゴゴゴゴ

美希 「ゲッ、黒い人…」

黒井「黒い人ではない、プロデューサーだ」

美希「あのね美希は眠たいの、だから面談はパスしたいかなーって」

黒井「だったらお前の仕事場はずっとソファの上になるがそれでもいいのなら…

美希 「それでいいの」

美希 「美希は楽してキラキラしたいの、練習なんて疲れるだけだもん」

黒井「そう言えるのは一握りの天才だけだ」

美希 「天才だよ?美希」

黒井「……(自分で言うか…)」

美希 「授業で寝ててもテストはいつも良い点だしダンスも歌も練習してないけど皆より上手い自信があるよ?」

黒井「ならさらに高みを目指さない?頂点は良い物だぞ」

美希 「頂点?頂点ってキラキラしているの?」

黒井「ククク、キラキラどころではない!どんな景色もそこからなら見渡せれる!」

美希 「!」

黒井「今君が見ている光景なぞ馬の糞のようなものだ。それ程頂点からの景色は良い」

美希 「黒い人は頂点まで登ったことあるの?」

黒井 「フフッ、君が頂点まで登ってきたら教えてらんでもないぞ」






黒井「ならさらに高みを目指さない?頂点は良い物だぞ」

黒井「なら何故さらに高みを目指さない?頂点は良い物だぞ

黒井「フフッ、君が頂点まで登ってきたら教えてらんでもないぞ」

黒井「フフッ、君が頂点まで登ってきたら教えてやらんでもないぞ」

訂正です


亜美「ミキミキー!どうだったー!」

美希 「うーんとね」

美希「美希達は馬のお尻しか見てないらしいの」

亜美「何それ?なぞなぞ?」

ーーーーーーーーーーーー

ガチャドーン!

亜美「おいっーーす!」

黒井「(登場の仕方が姉と同じ…しかも…」

亜美「黒ちゃーん!私は亜美真美どっちかわかるー?」

黒井「(やってくることも同じとは…流石双子と言ったところか、まあここは意地悪をして…)」

黒井「当たり前だ、君は双海”真美”だ」

亜美「……」

黒井「……(さて、ここからの反応も同じなのだろうか)」

亜美「いやー黒ちゃんそれはないっしょー、さっき真美の面談してたじゃーん!さては黒ちゃん亜美をからかおうとしたな!?謀ったなシャア!」

黒井「私はシャアでもなければ赤くもない、黒井だ」

亜美「ヒュー!黒ちゃんノリ良いぃ!そこに痺れる憧れるぅ!」

黒井「(比べてみると亜美ちゃんの方が天真爛漫で真美ちゃんの方が落ち着いているな、やはり姉妹でも差は出るな)」

亜美「で、黒ちゃんー何を話すのー?」

黒井「いや、もう用は済んだ」

亜美「ええー!?それはないっしょ!せっかくの面談なんだから楽しまないと!」

黒井「面談はそういうものじゃ…

亜美「はーい!双海亜美!黒ちゃんのプロデューサー就任を祝って一発芸しまーす!」

この後10分程亜美ちゃんの面談?に付き合わされた


真「亜美ーどうだった?プロデューサーさん怖かった?」

亜美「いやー黒ちゃん強すぎっしょー亜美のギャグに全然笑ってくれないんだもん」

真「えーそれは嫌だなあ…ってなんで面談でギャグお披露目してるの!?」

ーーーーーー

真「失礼しまーす」

黒井「ウィ」

真「よいしょっと」ソファに座る

黒井「……」

真「……」

真「あのープロデューサー…」

黒井「どうした」

真「やっぱり僕はフリフリ着れないんでしょうか…」

黒井「フリフリ?」

真「僕こんな見た目だからいつもボーイッシュな服装ばかりで…僕も可愛い服着たいのに…」

黒井「君を売り込むとするならその路線の方が売れるだろう、適材適所というやつだ」

真「そうですよね…」シュン

黒井 「しかし君は可愛い」

真「え、え?///」

黒井 「まず顔立ちが良い、とてもバランスが良く綺麗だ」

黒井「それに体つきの方も申し分ない。これならボーイッシュ路線で売った後にギャップを狙い色々な路線を目指すことができオールジャンル制覇も夢ではない」

真「も、もう!///可愛いだなんて!プロデューサーったら口が上手いんだから!僕をおだてても何も出ませんよ!」

黒井「いや私は君の素質を…

真「そうかー僕可愛いのかー帰りに雪歩と一緒に服でも買いに行こうかなー」デレデレ

黒井「……(この娘ちょろいな…変な男に騙されないように守ってやらねば…)」





あずさ「あらあらぁ、嬉しいそうね真ちゃん」

真「エヘヘーあずささん僕って可愛いですかー?」

あずさ「ええ真ちゃんは可愛いわよ」

真「今日は思い切ってフリフリの服を買いに行くぞ!」ピュー!

あずさ「あらあらあらあらぁ」

あずさ「私変なこと言ってないわよね?」

コンコン

あずさ「失礼します」

黒井「ウィ」

あずさ「よっこらしょっと」

黒井「………」

あずさ「……」

黒井「……」

あずさ「……」

15分後

黒井「何故何も言わない?」

あずさ「えぇ?『声出しちゃいけないゲーム』かと思って、もしかして違いました?」

黒井「違う!はあ…何かこの私に所望することはないのか?」

あずさ「所望…?そうですねえ、そうだ美味しいカステラがあるので一緒に食べませんか?」

黒井「いやそういうことでは…」

あずさ「そうですね、お茶も必要ですよね、ごめんなさい雪歩ちゃんがさっきお茶作っていたので私もらってきますね」

黒井「だからそういうことでは…」

ドアバタン

黒井「……」

黒井「これは千早ちゃんと貴音ちゃんよりも強敵かもしれん…」

その後食べたカステラは美味しかった(お茶も)



数週間後

練習スタジオ

天海「プロデューサーさんが集まれって言ってたけど何するんだろう」

真「また前みたいな話し合いなんじゃないかな?仕事もちょこちょこ増えてきたしこれからの事務所の方針とか」

真美「でもまだ皆集まっていないよー?」

響 「セーーフ!間に合ったぞ!」ガチャ

やよい「響さーん?どこいってたんですか?」

響「ん?早朝練習だぞ」

雪歩「本当に三倍の量練習しているんだね…」

響「そうだよー!プロデューサー無茶苦茶すぎるよー!」

春香「(ちゃんとこなせる響も大概無茶苦茶だよ…)」

響「貴音はもう少し練習したいって言ってたから遅れてくると思うぞ」

春香「千早ちゃんも練習で遅れるみたい」

やよい「伊織ちゃんもらしいですー」

亜美「ひゃー黒ちゃんと気が合ってない組は気合い満々だねー」

律子「亜美、人ごとじゃないの、あんたも頑張りなさいよ」

亜美「はーい」

ガチャ

黒井「ウィ、おはよう諸君」

春香「おはようございます!プロデューサー!」

黒井「ウィ、良い挨拶だ」

黒井「千早と貴音と伊織はまだか、まあいい」

黒井「君たちに朗報だ、仕事を11個取ってきた」

真美「流石黒ちゃん!真美達にできないことを平然とやってのける!」

黒井「今回の仕事は一つにつき一人で行なってもらう。私からすればまだまだ豆粒のように小さい仕事ばかりだが君たちには身分相応と言ったところだ」

律子「(良い仕事が取れてきたのか、貶しているのかわかりずらい人ねえ…)」

真「ん?11?ひーふーみーにええっと千早達も足したら…」

響「12人!プロデューサーもまだまだだな!取ってくる仕事が一つ少ないぞ!」

黒井「あえてそうした」

響「え?」



黒井「今回の仕事は君たちで奪い合ってもらう」




ざわざわ

あずさ「奪う合うってどういうことですか?」

亜美「まさかバトルロワイアルで生き残ったものだけが仕事を…!?」

雪歩 「えぇ…!?バ…バトルゥ?そんなの嫌ですよぉ…」

春香「いやいやそんな訳…

黒井「その通りだ」

黒井「おい」指パッチン

ガチャ

律子「プロデューサーこの人達は?」

黒井「私の友人達でね、ボーカル、ダンス、ビジュアル面でのスペシャリストだ」

黒井「今から君たちには擬似オーディションを受けてもらう、そして彼らが君たちに順位をつける」

律子「そんな…!事務所内で順位を付けるなんて…」

黒井「酷いか?売れ始めれ遅かれ早かれ彼女達は事務所内での格差を経験する。それが今で何が悪い?」

律子「……」

やよい「あわわわ、大変なことになりましたー…」

美希「んーじゃあ美希が降りるのー」

黒井「ほう?」

美希「バトル~なんてめんどくさいし勝ってももらえるのはお仕事でしょ?だったら美希がパスしたってことでいいよ」

黒井「ククク、甘いな星井美希、私が君を逃す訳ないだろう」

美希「?」

黒井「言い忘れていたがとってきた内の一つは他の豆粒とは比べものにならないくらいデカイ仕事でな」

黒井「今回の一位にその仕事を任そうと思うのだが…」

美希「!」

黒井「ククク、さぞキラキラできるだろうなぁ」

美希「訂正、美希やるの」

黒井「よし、グータラ娘もやる気を出したことだ。オーディションの順番はこちらで決めさせてもらう」

黒井「最終確認だがドベが仕事なし、一位には私からゴージャスな仕事をプレゼントしよう」

響「2~11位の仕事の内訳はどうなるんだー?」

黒井「中途半端な順位の奴には興味はない、似たような豆粒の仕事をテキトーに分配するだけだ」




数十分後

千早「そんなことがあったのね」

春香「いきなりオーディションなんて私緊張しちゃって…」

千早「まあ抜き打ちテストみたいなものだしね」

春香「でも皆で仕事の奪い合いなんて…ちょっと嫌だなあ…」

千早「仕事の奪い合いなんて私たちの見えてないところで沢山してるわ、それを視覚化して私たち自身でもぎ取れるチャンスをくれただけまだ有難いわ」

春香「(千早ちゃんはメンタル強いなあ)」

千早「(必ず一位を取る!)」

ーーーーーー

貴音「ほう、そんなことが」

響「うぎゃー!いきなりオーディションだなんて!自分さっきの練習でクタクタなのに大丈夫かなあ」

貴音「響、アイドルたるものいついかなる場合でも想定外のことに対処できるように努めるものです」

響「(アイドルってなんだ…?)」

ーーーーーー

伊織「ふん上等!一位はこのスーパーアイドルの伊織ちゃんよ!」

やよい「うっうー!伊織ちゃん頑張ってください!」

伊織「あんたも頑張るのよやよい!」

やよい「うー…私はドベを回避するのも危ういかなーって」

伊織「始まる前からそんな弱気でどうするの!私の友達でいたいなら一位以外は許さないわよ!」

やよい「でも一位は伊織ちゃんが…

伊織「私が一位!あんたが二位でワンツーフィニッシュよ!」

やよい「……うん!伊織ちゃん私頑張るね!」

ーーーーーー

律子「プロデューサー大丈夫でしょうか」

黒井「安心したまえ律子、こんなことで挫けるような彼女達ではない」

黒井「彼女達には高木のオンボロ事務所を私の会社と同じくらいデカくしてもらうくらいはやってもらわないと」

律子「(プロデューサーって社長とどういう関係なんだろう?)」


オーディション終了

結果は?

一位 安価↓1

最下位位 安価↓2


黒井「ウィ、ご苦労だった。それでは早速だが結果発表から始める」

黒井「一位は…」

ざわざわ…

黒井「菊地真」

真「ええー!?僕!?」

春香「おめでとう真!」

雪歩「すごいよ真ちゃん!」

やよい「おめでとうございます真さん!」

真「まさか僕が一位なんて…」

亜美「審査員もまこちんの格好良さにメロメロだったんだよー!」

黒井「(素直に仲間の勝利を喜ぶ者)」

真美「(真美大丈夫かなー…)」

響「(自分失敗してないよね!?ドベはないよね!?)」

黒井「(不安でそれどころではない者)」

貴音「流石ですわ真、完敗です。」

伊織「真!今日は負けたけど次は絶対に負けないんだからね!」

黒井「(素直に敗北を認める者)」

千早「……」

美希「……」

黒井「(敗北を認めれない者…まあ大体思っていたように分かれたな)」

あずさ「あらあらぁ」

黒井「(例外はいるが…)」

黒井「盛り上がっているところ申し訳ないが次はドベの発表だ」

真美「…!」

響「……!」

黒井「ドベは…」



黒井「星井美希」








美希「え…?」

黒井「以上でオーディションは終了だ。仕事の内訳は後で説明する。それでは各自かいさ…

美希「ちょっと待つの!」

黒井「どうした星井美希」

美希「どうして美希が最下位なの!?納得いかないの!」

黒井「そういう結果だからだ」

美希「そんなことを聞いているんじゃないの!美希的には真にも負けていなかったの!」

黒井「そりゃ君の主観だけでなら君が一番だろう」

美希「屁理屈なんて聞きたくないの!」

黒井「私も負け犬の遠吠えは聞きたくないがね」

美希「ッ…!」

春香「ちょっとプロデューサーさん!美希!」

黒井「だったらはっきり言ってやろう」

黒井「まずビジュアル面、観てる人をまるで意識していない。」

黒井「ビジュアルとは生まれ持って得た美貌のことを言うのではない、どれだけ今の自分を最大限に観客に伝えるかだ」

黒井「今日の君は終始目が泳いでた。必死に振りと歌詞を思い出そうとしていたとのだろう」

美希「……」

黒井「次にダンス、一見ちゃんと踊れているように見える。しかしだ」

黒井「軸がブレている。軸がブレていればどれだけ高度なダンスを踊ろうがイカが踊ってるようにしか見えん。」

黒井「次にボーカルだが…

美希「もういいの!」

黒井「ほう、どうした?まだまだ大量に言うことは残っているんだが?感謝するがいい星井美希、この私から指南してもらえるなど中々ないことだ」

美希「アイドル…やめるの…」

真「え…美希今なんて…」

美希「アイドルなんてめんどくさいのやめるの!」

黒井「どうぞご勝手に」

美希「ッ……!」

黒井「どうした?鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、まさか止めて欲しかったのか?ハーハッハッハッ!今の貴様にそんな価値があるわけなかろう!鳩は鳩らしくどこにでも飛んでいくんだな!」

美希「……黒い人のバカ!」ドアバタン

ダッダッダッ

律子「美希!」

黒井「行かなくていい」

律子「しかし…!」

黒井「彼女は今素晴らしい経験をしているところなんだ。止めるのは勿体無い。」

律子「???」






黒井「さて星井美希は放っておいて何人かに話掛けてみようか」

誰に話し掛ける?
安価↓1


やよい「あのープロデューサーさん…」

黒井「どうしたやよいちゃん?」

やよい「私のお仕事美希さんにって思って…」

黒井「どうしてそう思うんだい?」

やよい「だって美希さんの方が上手かったかなーって」

黒井「やよいちゃんは自分を過小評価し過ぎのようだな」

黒井「確かにやよいちゃんはダンスと歌はまだまだだがビジュアル面で言えば上位に食い込んでいたぞ」

やよい「本当ですか!?」

黒井「ああ」

やよい「うっうー!それは良かったです!でも美希さんは…」

黒井「やよいちゃん一つ教えておいてあげよう」

黒井「アイドルの世界で同情程人を侮辱することはない」

やよい「そ…そんな侮辱なんて私は…」

黒井「わかっている、しかしやよいちゃんが善意で言っているからこそ相手はより傷つくのだよ」

やよい「???美しい薔薇には棘があるってことと同じですか?」

黒井「それは違う」

次は誰に話し掛ける?
安価↓1

美希は真くん呼びだった気がする

>>52
ご指摘ありがとうございます。以後訂正します。


黒井「浮かない顔をしているな千早」

千早「プロデューサー…」

千早「今日の私何がダメだったんでしょう…」

黒井「まあ一言でまとめると肩に力が入り過ぎていたな」

黒井「鬼気迫るのは良いことだが迫りすぎるのは最悪だ。今日の君の顔はまるで鬼だったぞ」

千早「鬼…」

黒井「歌は君がダントツで一位だったがそれでも点数を付けるならば85点だ、ノビが足りなかった」

千早「それでは私は一体どうすれば…」

黒井「仕方ない、この私が一つアドバイスをしてやろう」

千早「アドバイス…?」



黒井「如月千早、歌を歌うということは楽しいものなんだよ」



次でラストです
安価↓1



真美「黒ちゃんーミキミキは大丈夫なの?」

黒井「知らん、あいつが勝手に決めることだ」

真美「そんなー黒ちゃん厳しすぎるっしょー」

黒井「とこで真美、今日は君らしくなかったな」

真美「へ?」

黒井「いつもの元気一杯の君が見られると思っていたんだがな、緊張のしすぎだ。」

真美「いやーあんなにマジマジ見られると緊張するでしょ」

黒井「それは君の改善すべきところだ」

真美「はーい…」

黒井「しかしダンスは良かったぞ、上位陣に喰らいついていた


真美「まこちんとひびきんに!?やったー!」

黒井「(成績を発表しなくともダンス面ではその二人が二強なのか明白か)」

真美「よーし!じゃあ今から喜びのダンスを踊るねー!」

亜美「なにそれ真美!亜美も亜美も!」

黒井「……」やれやれ





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河原

美希「……」

黒井「やはりここか」

美希「…!どうしてここに?」

黒井「君がここでよく暇を潰しているのは把握済みだ」

美希 「フフッ、黒い人ストーカーさんみたいなの」

黒井「ストーカーでもなければ黒い人でもない。私は君のプロデューサーだ」

美希「違うよ、だって美希はアイドル辞めたんだもん」

黒井「辞めるのは勝手だが手続きはしてもらうぞ。死ぬ程めんどくさいがな」

美希「えぇ…黒い人プロデューサーなんでしょ?それくらいやっておいてよ。」

黒井「断る」



黒井「ところでだ星井美希」

美希「?」

黒井「君は今日程涙を流したことはあったかい?」

美希「…!な、泣いてなんかないもん!」

黒井「目元を見ればわかる」

美希「……」

黒井「悔しかったろう、真が賞賛されている中自分は憐れみの目を向けられたことを」

美希「……」

黒井「あの時の真は君にどう映った?」

美希「あの時の真君すごいキラキラしていたの」

黒井「どうしてキラキラしていたと思う?」

美希「それは真君が勝ったから…

黒井「違うな」

黒井「真がキラキラしていたのは菊池真自身がキラキラしていたからだ」

美希「??? どういうことなの?」

黒井「教えておいてやろう、人はスポットライトを浴びるからキラキラするのではない、キラキラしているものにスポットライトを向けるのだ」

黒井「星井美希、君がキラキラしたいなら自分自身を輝かす他手はない」

美希「輝く方法は?」

黒井 「レッスン以外なかろう」

美希「うへー…」

黒井「今日のようになりたければ別に今のままでも構わないが」

美希「それは嫌!」

黒井「だったら頑張るしかない」

美希「ねえ黒い人ううんプロデューサー」

黒井「どうした?」

美希「頑張れば本当に美希はキラキラできる?」

黒井「前にも言っただろうキラキラどころか色々なものを見せてやると」

美希「ホントだね!言ったからね!ゆびきりげんまんだからね!」

黒井「ああ約束しよう」

美希「あ、そうだ」

黒井「?」

美希「怒らないでねプロデューサー、私が売れっ娘になって他の皆が自信をなくしても!」

黒井「フッ」


黒井「良い心意気だ」







数日後

真「あのー…プロデューサー…」

黒井「どうした真?」

真「超ゴージャスな仕事をくれるって言いましたよね?」

黒井「ああ、君には不相応な舞台だろ?」

真「ええそうですね…って!」



真「これモノホンのオーディションじゃないですか!」



黒井「オーディションもアイドルにとっては重要な仕事だろう」

真「もう!屁理屈ばっかり!」

黒井「それになんださっきからその態度は?まるでもう負けが決まったような言い草だな」

真「だってこんなに大規模のオーディションなんですよ、よくテレビに出てるアイドルはたまた俳優さんも…」

黒井「はあ…勝てると思っているのは私だけか?」

真「!」

黒井「君はあの765プロの中で一位をもぎ取ったのだ、もう少し自信を持て」

真「……はい!僕頑張ります!」

ダッダッダッ

黒井「(ああ言ったもののまだ真ちゃんにはこのステージは早い、トップを取った褒美にトップ層の厳しさを叩き込む。フフッ、我ながら粋な計らいだ。)」

五時間後

アナウンス「一位はエントリーナンバー251 菊池真」


黒井「あれ?」



今日はこの辺で
感想ご指摘等あれば嬉しいです。

細かいけど菊地真な


>>70
ご指摘ありがとうございます!

数週間後

春香「あ、また真が出てる!」

千早「あれからずっと引っ張りだこね」

亜美「よ!人気アイドル菊地真ちゃん!」

真「もう!からかわないでよ!」

律子「まさかあのオーディションで受かるとはね、流石の手腕ですねプロデューサー」

黒井「真ならあれくらいは造作ない(受かるとは思っていなかったけど)」

黒井「皆集まりたまえ」パンパン

黒井「今確かにこの事務所では真が一番売れている。それはテレビや雑誌を見てもらえばわかるだろう…しかし!」

黒井「こんなもので満足されては困る!私にとって今の真の位置などC+が良いところ」

伊織「妙にリアルな数字出さないでよ…」

黒井「しかし君たちからしたら今の真の位置はさぞ羨ましかろう」

黒井「『自分ももうすぐ真と同じ位置に立てるんじゃないか?』と思っていないか?甘ーーい!」

黒井「それほどアイドルというものは優しくない。自分がベストコンディションで人生で一番踊れていたと思う日でもオーディションに落とされることはある。周りに褒められないことはある」

黒井「真が受かってから少々事務所の空気がフワついていてな、私はどうもこの空気が好かん。そこでだ」

黒井「同じ規模のオーディションの枠を一つ持ってきた」

黒井「もう出る者はこちらで決めてある。謂わば皆にアイドルの厳しさを教える生贄だ」

雪歩「い、生贄…」

律子「ちょっとプロデューサー!さすがにやりすぎでは」

黒井「黙っていろ律子」

誰?
安価↓1



千早


数日後

千早「……」

黒井「どうした千早」

千早「……」

黒井「フッ、まあ華々しく散ってくるがいい」

千早「何言ってるんですかプロデューサー」

黒井「ウィ?」

千早「私は勝ちますよ」

黒井「ハーハッハッハッ!何をほざくかと思えば勝つ!?笑わせるな如月千早!今日はお前が絶対に受からないようにとダンサブルなオーディションを持ってきた!『マリオネットの恋』で貴様の実力が発揮できるわけなかろう!」

千早「私はあなたに言われたことを私なりに考えてみました」

千早「歌は喉だけを使って歌うものではない、身体全体を使って歌うものだと」

黒井「それでは70点だ」

千早「!」

黒井「”心”でもだ。それは君が一番理解しているはずだ。」

千早「…は、はい!」

黒井「わかったなら無様に散ってくるがいい」

千早「フッ、私が合格したらゴージャスなお食事に連れて行ってくださいね」

黒井「フフッ強く出たな如月千早、いいだろう。」

千早「それじゃあ行ってきますね」

ダッダッダッ

黒井「……」

トゥルルルル



黒井「私だ、ゴージャスな席で二席予約しておいてくれ」






数日後

高木「いやあそれにしても君が来てから絶好調だ。流石と言ったところかな?」

黒井「馴れ馴れしいぞ高木!私はお前の為に働いているのではない!彼女達のために働いているのだ!」

高木「そしてその利益が私に、いやぁ黒井様々だねぇ」

黒井「一々ムカつくやつだ…」

黒井「彼女達が961プロにいるならとっくに彼女達はトップアイドル手前なのに…!貴様のところのオンボロ設備のせいで…」

高木「ああいうのもたまにはいいだろう?」

黒井「言いわけなかろう!彼女達には広々としたスタジオに最高級の機材!最高級のコーチを付けるべきだというのに!」

高木「スタジオと機材はともかくコーチは金のタマゴだったろう?」

黒井「グッ…確かにお前が雇っているコーチ共はまだ若いくせに押さえるところはキチンと押さえてある。いずれ大物になる」

高木「ハハハ!そうだろ黒井!私の審美眼も捨てたものじゃないだろう!」

黒井「その審美眼がありながら貴様はその逸材をこんなところで腐らせて…!」

ガヤガヤガヤガヤ!

小鳥「またやってるわね」やれやれ

律子「小鳥さん、プロデューサーと社長は何言い合っているんですか?」

小鳥「え!?ええと千早ちゃんも受かったことだし私の給料を上げてくれ~って直談判しているんですよ!」アセアセ

律子「成る程、そういうことですか」

小鳥「(私だけに黒井社長のことを打ち明けるなんて社長~!小鳥は持ちそうにありませんよ~!)」


次の日

律子「それにしてもプロデューサーは沢山仕事持って来ますよね」

黒井「プロデューサーだからな」

律子「よく真と千早があのレベルのオーディションが受かると見抜いていましたね」

黒井「私は落とすつもりだったんだ。あいつらが勝手に受かっただけだ」

律子「フフッ、嘘ばっかり」

律子「もしかしてプロデューサー、裏で何かしていませんよね?」

黒井「…!」ギクッ!
↑前科持ち

律子「?」

黒井「い、いや私は真っ向からウチの事務所のアイドルの魅力を伝え売っているだけだ」

黒井「(嘘は付いていない!765に来てからは裏工作ができんように高木に見張られているからな…営業の時なんてわざわざ『黒井オーラ(顔を覆ってるアレ)』を外しているのだぞ!)」

律子「その魅力を伝えるのが難しくて…」

黒井「律子、君はまだ若い、焦らなくていい」

律子「でも…」

黒井「若さの武器というのは何事にも恐れず前に進んでいけるタフさだ。」

黒井「君が良いと思った仕事、企画は遠慮なく持ってくるがいい。尻拭いなら私がしてやる」

律子「プロデューサー…」

黒井「しかし私は貴様のような餓鬼に負ける気はさらさらないがなあ!今月は君の100倍仕事を持ってきてやろう!ハーハッハッハッ!」

律子「(励ましてくれてるのか宣戦布告されてるのか…)」

律子「クスッ…」

律子「プロデューサー!私もあなたには負けません!」

黒井「フッ、絵空事を」

黒井「ところでだ律子」

律子「? どうしたんですか?」

黒井「仕事云々で思い出したんだが何故か書類審査の仕事だけやけに通りが悪い、何故なんだ…?」

律子「え、プロデューサー宣材写真見てないんですか?」

黒井「宣材写真など目を通す必要など…アイドルにとっての証明写真のようなものだぞ」

律子「どうぞ」

黒井 宣材写真拝見中

黒井「……」


黒井「高木ィィィィィィィィィ!」


黒井社長をちゃんと黒井社長として動かしていきたいので練習がてらに『黒井社長と誰々のこういうイベント書いてくれや』というのがあればリクエスト受け付けます。リクエスト来た次第5~7つくらい書いていこうかなと思います。

>>72
そのレス番で千早とはなかなかやるな


ある日のいつか

黒井「ウィ、もしもし私だ」

黒井「何ィィィィ!?あずさが現場に来ないだと!?」

黒井「いや、君はそこで待機だ。あずさは私が探しに行く。」

黒井「これで一体何回目だ!」

ーーーーーーーーーーーー

おばあさん「わざわざありがとうねえ」

あずさ「いえいえ、結構ですよ」

あずさ「……あらぁ?」

あずさ「ここはどこかしら?」

黒井「現場から5キロも離れた隣町だ」

あずさ 「あらプロデューサーさん?どうしてここに?もしかしてプロデューサーさんが私の運命の人…

黒井「何を馬鹿言ってる、早く乗れ」

あずさ「助手席でもいいですか?」

黒井「勝手にしろ」

ブロロロロロロ

あずさ「どうしてプロデューサーさんは私を見つけることができたんですか?」

黒井「お前はよくフラフラするらしいからな、携帯にGPS機能を付けておいた」

あずさ「あらあらぁ…機械仕掛けの赤い糸…温もりを感じられないわ」シュン

黒井「携帯を置いてどこかに行く真似だけはするなよ…」

あずさ 「もう!私がそんな迷惑掛けそうに思えますか?」プンプン

黒井「ある」

あずさ「あらあら即答…」

黒井「私がお前をこうやって探しに来たのは何回目だ。答えてみろ」

あずさ「……ええと、たくさん?」

黒井「12回だ」

あずさ「あらぁ」

黒井「まったくいつもいつも迷惑を掛けおって、お前でなければとっくの前に見捨てているところだぞ」

あずさ「『お前でなければ?』ということはプロデューサーさんは私を大事にしてくれているんですね」ニコニコ

黒井「ち、違う!貴様が単に金の成る木であるから育てているまでだ!搾り取ったら見知らぬ地に捨ててやるからそれまで精々頑張って働くんだな!」

あずさ「でもまた見つけてくれるんでしょ?」

黒井「……」

黒井「ほら、着いたぞ」

あずさ「ありがとうございます。プロデューサーさん」

ガチャ バタン

黒井「(どうしても彼女相手ではペースを狂わせられるな…)」




またまたある日のいつか

黒井「さて帰るか」

玲音「あれ?社長さん?」

黒井「なっ…!?玲音!?なぜ君がここに!?」

玲音「アタシがいつ日本に帰ってきてもいいでしょう?こっちではトップを取ったんだから次は世界へ翔けって言ってくれたのは社長さんでしょ?」

黒井「そうだが…」

玲音 「それよりも社長さんの方こそこんなところで何してるの?765プロの前で」

黒井「…ゴホン、これはだな玲音!」

黒井「君がそろそろ退屈してそろそろ日本に戻ってくると踏んで君に相応しいライバルを用意しているのだよ!」

玲音「アタシのライバル…?」

黒井「ああ!君が日本にいた頃のアイドル界などベリーイージーだったからな、君の実力に合わせて難易度ナイトメアのアイドルを揃えているところだ」

玲音「へえ…ナイトメアね…社長さんは?」

黒井「私がバックにいては勝って当然だろう?あえて私は765プロ側につく」

玲音「アタシのためにそこまで…流石だね」

黒井「その高飛車な態度ももう時期できんくらいに打ちのめしてくれよう」

玲音「フフッ楽しみにしてるよ、次会う時はステージの上でだね」

黒井「私はステージの上ではないがな」

玲音「細かいことは嫌いでね、じゃあ」

スタスタ

黒井「まさか玲音が戻ってくるとは…」

黒井「世界に揉まれ成長した玲音をプロデュースしたいところだが彼女はもう自分で輝ける…」

黒井「なら私が765プロを育て玲音にブツけ切磋琢磨させお互いに磨きをかける…」

黒井「ハーハッハッハッ!我ながら素晴らしい作戦だ!これは伝説のアイドルを大量に生産してしまうかもしれん!」


子供「ねーおかあさーん、あの人なに言ってるの?」

母「シッ!見ちゃいけません!」


またまたまたある日のいつか

やよい「うっうー!お疲れ様でしたー!」

黒井「待て、やよい」

やよい「?何か用ですかー?」

黒井「今日は君の初テレビ出演を祝って私が食事に連れていってやろう」

やよい「えーーー!?いいんですかー!?」

黒井「構わん」

やよい「でも待ってください…私今日は長介達にご飯作ってあげないと…」

黒井「連れてこい」

やよい「え?」

黒井「連れてくれば問題なかろう」

やよい「いいんですか?」

黒井「餓鬼が何人増えようがセレブの私にダメージはない」

やよい「ありがとうございます!」

ーーーーーーーーーーーー

黒井「やよい…」

やよい「…なんでしょうかー?ってコラ長介!勝手にプロデューサーの車に乗っちゃいけないでしょう!かすみー、浩三のオムツもってきたー?浩太郎はちゃんと鍵閉めてきたー?」

黒井「(アイドル業をこなしながらこの娘達の面倒も見ているのだな…彼女にはマッサージの時間を今の倍増やすべきだな)」

黒井「それでは今日はこのセレブな私がゴージャスな店に連れていってやろう!光栄に思うがいい!」

高槻家「「「ハーーーーイ!」」」





たかーーーーいビル

長介「おいおい外見てみろよかすみ!めちゃくちゃ高いぞ!めっちゃ高いぞ!」

かすみ「フッもう子供なんだから」

浩太郎「姉ちゃん、それ僕に浩三任せて窓ガラスに張り付きながらピョンピョン跳ねて言う台詞じゃないよ」

やよい「こら!そんなにうるさくしたら他の人に迷惑でしょ…ってあれ?他の人は…」

黒井「貸し切った。だからやよい、気兼ねなく食事を楽しめ」

やよい「はい!」

オーナー「(さっきまで普通にオープンしていたんだけどなあ…あんな額渡されたら従うしかないよ…)」

ーーーーーーーーーーーー

長介「おいすげぇぞかすみ!この肉父ちゃんの靴と同じくらいデケェぞ!」

かすみ「まっはふ、そうふけはほほなね(まったく、長介は子供ね)」

浩太郎「姉ちゃん、肉頬張りながら言う台詞じゃない」

浩司「うーん上手い!」

浩太郎「子供らしい良い反応!」

黒井「浩太郎、貴様が一番まともに見えるが私に浩三を任せて一番おかわりしているではないか!」

浩三「ダァー!」

黒井「コラ!浩三!私のオーラに触れるではない!闇に飲まれるぞ!」

やよい「みんな楽しそう…」

黒井「フフッ、貴様がトップアイドルになれば毎日こんな飯にありつけるぞ」

やよい「いえご飯も美味しいんですけど…」

黒井「ん?」

やよい「こうやってプロデューサーと兄妹が仲良くしてるの見たら微笑ましくて、だから私もっと頑張らないなーって思って」

やよい「プロデューサー、私頑張りますからまた弟達と遊んでくださいね!」

黒井「フッ、私のレンタル料は高いぞ!」

やよい「えぇ…どうしよう…」オロオロ

黒井「(いやホントは300円くらいでいいんだけど)」

長介「姉ちゃん、出世払いってやつで10回分くらい先に黒井のおっちゃんをレンタルしておこうよ」

やよい「じゃあそのしゅっせばらいって奴でお願いします!」

黒井「(やよいの弟なだけ逞しいな…)」





やよい「こうやってプロデューサーと兄妹が仲良くしてるの見たら微笑ましくて、だから私もっと頑張らないなーって思って」

やよい「こうやってプロデューサーと兄妹が仲良くしてるの見たら微笑ましくて、だから私もっと頑張らないとなーって思って」

>黒井「コラ!浩三!私のオーラに触れるではない!闇に飲まれるぞ!」

蘭子「!?」シュバババ

今日はこの辺で
感想ご指摘あれば嬉しいです。

久々に良いアイマスSSを見た

ジュピターや外伝系のキャラ達は出るのかな?


黒井「前のお礼ということでやよいに家に招待されたが一人で行くのはな…」

黒井「仕方ない、今事務所にいる二人も連れて行くか」

誰?
安価↓1と2

これだけ安価で募集しておきます
まだまだ「こういうのやってくれや」とリクエストお待ちしてます。

>>95
ジュピターは良きライバルですので出そうかなと
346やSideMは書けるほど詳しくないので出ない方が可能性高いです…すいません…


響「なるほどな~ここで高音を意識するのか~」

千早「サビから意識しても遅いからBから徐々に上げていく感じよ」

響「うんうん!じゃあ次は自分がダンス教えるね!」

黒井「おい千早、響、付いて来い」

響「??? どこに行くんだ?」

黒井「高槻家だ」

響「やよいの家か~行きたいけど今千早とダン…

千早「行きます!」ガタッ!

響「ち、千早!?」

千早「我那覇さん早く支度して!プロデューサーも早く!」

ダッダッダッ!

シーン…

響「……これも千早を奮起させるための何か?」

黒井「……」





高槻家

やよい「うっうー!いらっしゃいですー!あ、響さんに千早さんも!」

長介「おいおいかすみ!モノホンのアイドルだ!」

かすみ「もう長介ったら、お姉ちゃんもアイドルでしょ」

浩太郎「姉ちゃん、それサインせがみながら言う台詞じゃないよ」

浩司「アイドルー!」

浩三「ダァー!」

響「はいかすみちゃん!サイン書けたぞ!次は千早…

千早「なんやここは…ここが天国なんか…そうなんやろうな…だって今ウチ幸せやもん…」

響「もしかして今日はずっとこのままなのか…」

やよい「さあみなさん上がってください!」

千早「高槻さんの家に上がりこむ!?私消滅しないかしら…」

響「するわけないぞ…」上がり込もうとする

黒井「フッ、質素な家だな」

響「ちょっとプロデューサー…!」

黒井「しかしやよいが頑張ればこんな家など私がゴージャスに…

千早「はあ…何もわかっていませんねプロデューサーは」

黒井「なっ…!どういうことだ!」

千早「フッ、高槻さんの健気さに一番合う家が質素な家だともわからないとは…プロデューサー失格ですね」

黒井「貴様ッ…!そこまでいうか!」

千早「本当のことを言ったまでです」

黒井「なら貴様がどれだけやよいについて熟知しているか教えてもらおうか!」

千早「望むところです…!」

ガヤガヤガヤガヤ


やよい「あのー…千早さんとプロデューサー何やっているんですか?」

響「めんどくさいから考えない方がいいと思うぞ…」




時は流れ

やよい「それではもやし祭り開催ですー!」

高槻兄妹「「イェーイ!!」」

響「うーん!美味しいぞ!なっ?ちは…

千早「アカン…高槻さんの作ったご飯食べるなんて…絶対バストアップするやん…あずささん越えてまうやん…」

響「もやしにそんな効果はないし千早がプルンプルンになったら違和感しかないぞ」

千早「…我那覇さん!それは一体どういう意味…!」

響「やよいで考えてみてよ!やよいがプルンプルンだったら嫌でしょ?」

千早「……!確かに…ゴメンナサイ我那覇さん…私が悪かったわ…」

黒井「(春香より千早の扱い方上手いんじゃないのか?それよりもだ…)」

やよい「プロデューサー?どうしたんですかー?もやしなくなっちゃいますよ?」

黒井「あ…ああ…」

黒井「(私がこんな貧相なものを食べることになるとは…!しかしやよいちゃんが作ったのだ…食べないわけには…)」

パク

黒井「…!これは…!」

黒井「ゴージャスではなく質素だがこれはこれで…!」ムシャムシャ

黒井「長介!おかわりだ!」

長介「あーい、黒井のおっちゃん」

なんだかんだ楽しんだ
響は千早とこれからどう接すればいいか少し戸惑っていた



またまたまたまたまたある日のいつか

プルルルルルルルル

黒井「はい、もしも…

社員「助けてください社長!もう限界です!」

黒井「何かと思えば私の影武者を頼んだ…

社員「あのですね!この際はっきり言いますけどあなたの影武者なんて普通できませんからね!アンタ社長のくせにどんだけ働いていたんですか!その傍らアイドルをスカウトしに行ってたと思うと恐ろしいですよ!」

黒井「(だいぶヤキが回ってるな…)」

社員「黒いオーラを会得するのが一番大変でしたよ!何ですかあれ!?前見えないですよ!ってそんなことじゃなくて!」

社員「社長お願いします!今日だけ戻ってきてください!私にジュピターのアイドルランク昇格LIVEは荷が重すぎます!どうか社長の采配を…!」

黒井「まあお前も頑張っていることだ…」





黒井「久しぶりに戻るか、961プロに」






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ライブ会場

翔太 「いやぁーこれに勝てば僕たちもトップアイドルの仲間入りだね」

北斗「そうだな、俺たちもついにここまで来たんだな」

冬馬「ヘッ、何言ってやがる、そういうことは勝ってから言いやがれ。相手はあの国民的アイドルユニットだぞ」

翔太「約50人いるしね、でも彼女達って正直握手券で人気を得ているようなもの…

? 「それで何が悪い」

冬馬「…!アンタは…!」

北斗「社長…!」


黒井「まさか貴様らは相手が大人数だから個々の実力は自分達より劣っている…なんて思っていないだろうな?」

黒井「彼女達はグループの中でもセンターを争い、メンバー入りを争い日々アイドルの厳しさを味わっている」

黒井「彼女達程アイドルの世界の嚴しさを知り、勝ちに貪欲な
者もいないだろう」

黒井「そんな彼女達が弱いわけなかろう」

冬馬「だったらどうするんだよ!俺たちより強くて多いなら勝ち目なんてねえじゃねえか!」

黒井「カリスマだ」

冬馬「は?」

黒井「どれだけ素晴らしい歌を踊ろうがダンスを踊ろうがビジュアルが良かろうが圧倒的に惹きつけられるカリスマの前では無力だ。」

黒井「彼女達の弱点は大人数故にカリスマ性がないことにある。多人数ではカリスマは出せん」

黒井「しかし貴様らは3人だ。圧倒的なパフォーマンスを見せてやってこい。例え100人で挑んでも貴様らには勝てないと思う程のことをステージの上で披露してこい。そうすれば勝てる」

翔太「ちょーっと黒ちゃん。カリスマ云々の話してそれらしい対策方法を教えてくれてように見えるけど結局相手より良いパフォーマンスしてこいってことじゃん」

黒井「その通りだ」

北斗「しかし社長の言う通りだ。俺たちはランク昇格に目が行きすぎて相手のレディ達と向き合ってなかったな」

冬馬「ああそうだ!あいつらも強いんだ!俺たちも全力でぶつかろうぜ!」

ジュピター「「「おう!!」」

黒井「肩の力を抜いて挑め、例え負けても奴らの弱みを全て握っている私がなんとかしてやる」

冬馬「え…マジかよそれ…」

黒井「ジョークだ。肩の力が抜けたろう?」

冬馬「ったく、アンタが言うとシャレに聞こえないんだよ」

ダッダッダッ


黒井「実際18人程度しか知らないしな」



ーーーーーー

社員「ありがとうございます社長!無事にジュピターはトップアイドルの仲間入り!玲音も戻って来て961プロはこれで安泰です!」

黒井「そうか、じゃあ私は765に戻るぞ」

社員「ちょーーーーっと!社長!」

黒井「なんだやかましい」

社員「戻ってきてださいよ!もう私では手に負え…

黒井 「やる」

社員「え?」

黒井「私が育てた765プロのアイドルに玲音とジュピターをぶつける。それでお前が勝った場合この会社をやる」

社員「………マジですか?」

黒井「普通自分の会社を放っていけるわけないだろう。全て右腕の貴様を信頼してできたことだ」

社員「しゃ…社長!」

黒井「お前は優しすぎる、私が全て教えてやっただろう。この世界で頂点を取りたければ私のように黒に染まれと」

社員「……」

黒井「私がいない間961プロは任せる。私の良き相手になれるように…

社員「ククク」

黒井「?」

社員「ハーハッハッハッ!自ら自分のポストを放棄するとはな黒井ィ!もう二度とその席には座れないと思っておけ!」

黒井「おい、いきなり…」

社員「良き相手だと?ノンノンノンノン!貴様など私にとってはアリのようなものよ!うっかり踏み潰されないように気をつけるんだな!」

黒井「(『私のように』と言ったが私に寄せすぎだろう…)」

社員「おい!」パチン

屈強な男達 「…」

社員「そこの汚いハエをつまみだせ!」

屈強な男達「ハッ…!」

黒井「(完全に私だ…)」

社員「これからは私がセレブだ!私がゴージャスだ!ハーハッハッハッ!」



数日後

黒井「ほう、竜宮小町とな」

律子「はい、しっかり者の伊織に、おっとり系のあずささん、天真爛漫の亜美をメンバーに選びました。」

黒井「ユニット名は名前からもじったのか、良いセンスだ」

律子「ありがとうございます。」

黒井「まあ春香と真美と響が拗ねるだろうがな」

律子「春香と真美はわかるんですが響もですか?」

黒井「『だー!海なら自分が一番慣れ親しんでいるのにー!』と駄々こねるのが目に見える」

律子「フフッ、思いの外似てますね」

黒井「や…やかましい!」

黒井「コホン…話を戻すがユニットか…どれ、私も手始めに組んでみようとするか」

律子「え?もうメンバーは決めてあるんですか?」

黒井「ああ、それはだな」

安価↓1どれ2と3

書き始めます。


律子「その3人ですか…」

黒井「ウィ?何か不服か?」

律子「いえ、個人的にそのグループの中に春香はどうなのかなと」

律子「美希はいつもはあんな感じだけど映える曲はクール系です。千早も言わずもがな。春香はどちらかと言うとポップ寄りですしクール系が似合うとは思えません。それなら真か響を入れた方が…

黒井「フフフ、甘いな律子」

黒井「私が一ジャンルに絞る程セコイ人間だと思うか?」

黒井「私が狙っているのは頂点!すなわち王者のみ!7それを目指すにはこのメンバーが打ってつけなのだよ」

黒井「たしかに響を入れるという手もあった。しかし響も美希と同じオールラウンダー型だ。一つのユニットに二人を入れてはもったいない。それにだ…」

黒井「このユニットは春香がメインとなってくる」

律子「春香をセンターに置くんですか?」

黒井「そういうことではない。要になるということだ。」

律子「あの子がですか…」

黒井「まあ君が春香がどれ程凄いか知らないのも無理ない、私も最近その片鱗に気づいたからな」






undefined


遡ることオーディション時

亜美「ミキミキすごーい!」

真美「全然練習していないのにあれだけ踊れるなんて!クッソー!天才は違いますなー」

美希「エッヘン!美希が本気を出せばこれくらい楽勝なの」

黒井「(まるで基本がなっていないな…これはドベは決まったか…ん?)」

天海「………」

黒井「(どうした…?いつも明るい春香ちゃんの顔が曇ったぞ…)」

律子「はい!次は真!」

真「はい!」

真 オーディション中

黒井「ほう…これは…」

天海「………!」

黒井「(さっきとは打って変わって目を輝かせているな…まさか…)」

オーディション終了してから少し経って…

黒井「春香」

春香「はい、何の御用ですか?ハッ…!?まさかお説教!?」

黒井「違う、春香、今日君がオーディションを見ていてあの順位に不服はあったか?」

春香「……そうですねぇ」

春香「私なんかが上から目線で何言ってるんだ!ってなるかもですけど一位が真で最下位が美希、これは仕方ないと思います。」


黒井「何故そう思う?」

春香「まず美希については練習不足でしょうか。プロデューサーさんが言ってた通り軸がブレていたと思います。それに忘れた振り付けはオーバーなアクションで誤魔化していたようにも見えました。」

春香「次に真に関してですけどこれは不動の一位でしょう。見た瞬間敗北を感じました。」

黒井「技術の差でか?」

春香「それもありましたけど真が一番のびのびしていたと思います。ダンスも歌も芯が通っていて練習の成果を120%引き出せていたように思えます。」

春香「伊織と千早ちゃんは本調子じゃなかったし、響は疲労のせいでここぞという場面でアピール不足、貴音さんはいつも通りでしたけど新たなことを模索していたように見えました。それに…

黒井「もういい、君の意見は参考になった。」

春香「ハッ…!私ったら夢中になってつい!プロデューサー!このことは皆に黙っていてください!」

黒井「ほう?私を買収するつもりか?高くつくぞ」

春香「クッキー焼きますから!」

黒井「ふん、そんなもので私が揺らぐわけなかろう」

春香「チョコケーキも作ってきます!」

黒井「仕方ない…今日だけだぞ」

春香「ありがとうございます!ってああ!私この後予定あったんだ!すいませんプロデューサーお先失礼します!」

ダッダッダッ

黒井「天海春香…思っていたよりも…」



律子「春香が一番アイドルというものを理解している?」

黒井「ああ、アイドルというものを本質から理解している。意識の高さで言えば伊織と貴音よりも上だろう。」

律子「まさかあの娘が…」

黒井「彼女も意識してはやっていないのだろう。多分無意識的に。だがそれに実力はまだ付いていってないがな」

黒井「美希も千早も殻を一つ破ったと言ってもまだまだ発展途上だ。それを支えれるのは春香くらいしかいない。」

黒井「一方で春香は他の二人に比べて実力がやや劣る。それは彼女もわかっているだろう。しかしそこで挫けるような奴ではない。必ず喰らいつく。彼女の性格ならな」

律子「成る程…三人を成長させるためにこの三人で組ませたんですね」

黒井「ウィ、その通りだ」

律子「この三人を組ませた理由はわかりました。ところでプロデューサー」

黒井「ん?」

律子「ユニット名はどうするんですか?あっ、よく考えれば『天』に『月』に『星』…空にちなんだ名前にするんですか?」

黒井「まあ竜宮小町を意識して私も名前からと思ってな」


黒井「『幾千もの星が天から降り注ぐ』、そんな珍しく素晴らしい光景を見たのと同じくらいファンを感動させるという意味を込め付けた名前は」



黒井「『メテオシャワー』だ」



律子「メテオシャワー…流星群のことですか」

黒井「そうだ、流星群だと名前がイカついからな」

律子「メテオシャワーも充分イカついですけどね」

黒井「スターやムーンやヘヴンなどの言葉をユニット名につかってしまうと使われた名前の者がリーダーみたいになってしまうからな」

律子「確かにスターなんちゃらって名前にすると美希がリーダーみたいになっちゃいますもんね」

黒井「メテオシャワーは三人で一つなのだ。際立たせて一人を目立たせようとは思わん」

律子「それにしても私が竜宮小町を提案したと思ったらメテオシャワーですか…やっとプロデューサーを出し抜けると思ったのに!」

黒井「私を出し抜こうとするなど100万年早い。今日からはユニットでの仕事も取り合いということになる」

律子「早速災難が降りかかってきたなあー」

黒井「メテオシャワーと掛けているのだろうが上手くないぞ律子」



竜宮小町とメテオシャワーなどのユニットの話は明日書いていこうと思います。そこで亜美真美のプロデュースの話も書いていきたいと思います。

「こういうの書いてくれや」というリクエストあれば喜んでお応えします。息抜きに今日いくつか書きたいなと思います。


ある日のいつか

春香「プロデューサーさんクッキーです!食べてみてください!」

黒井「ん」

ムシャムシャ

黒井「30点」

春香「えーー!辛酸すぎますよー!」

黒井「甘過ぎだ、砂糖を入れればどうにかなるものではない」

春香「絶対いつか美味しいって言わせて見せますからね!」

黒井「その前に死なぬよう気をつけるよ」

雪歩「プロデューサーさん、お茶入りました。」

黒井「ん」

黒井「(芳醇な香りに、適度な温度、雪歩のお茶はいつ飲んでもさいこ…ん…!?)」

雪歩「ど、どうかしましたか!?プロデューサーさん!?」

黒井「雪歩…お茶の葉を変えただろう?」

雪歩「え、ハイ…」

黒井 「馬鹿者!こんな大衆受けだけが良い葉を使っても50点が良いところだぞ!私はいつもの渋めの葉顔好みなのだ!」

春香「それでも私のクッキーより高いんだ…」

雪歩「す、すいません~!急いで新しいお茶作ってきます~!」

黒井「ったく!早くいつもの180点のお茶を飲ましてくれ」

春香「(180点って何…?)









黒井 「馬鹿者!こんな大衆受けだけが良い葉を使っても50点が良いところだぞ!私はいつもの渋めの葉顔好みなのだ!」

黒井 「馬鹿者!こんな大衆受けだけが良い葉を使っても50点が良いところだぞ!私はいつもの渋めの葉が好みなのだ!」

訂正です


またある日のいつか

黒井「最近知ったが貴音」

貴音「なんでしょうか」

黒井「ラーメンというものは美味しいのだな」ズルズル

貴音「らぁめんの良さを今まで知らずに生きてきたとは、可哀想な方ですね」ズルズル

黒井「私がまだゴージャスじゃなかった頃のラーメンなど全て水に漬けて食べてたようなものばかりだったからな」

貴音「その頃に私が生まれていたら私は…私は…!」

黒井「想像しただけでそこまで動揺するか普通」

黒井「で、今回はそのラーメンの話なんだが」

貴音「? 今日も奢ってくれるのですか?」

黒井「奢るのは奢ってやる、しかしだ!」


黒井「ラーメンの食べる量を減らしたらどうだ?」

貴音「!!!」ズルズル

黒井「ラーメンを啜りながらシリアスな顔をされても緊迫感は出んぞ」

貴音「貴方様、らぁめんとは私にとって命なのです…らぁめんがないと私は…私は…」

黒井「ならば聞こう、君は週に何回ラーメン屋に訪れる?」

貴音「4~5回、多い時は8回ですね」

黒井「一度店に入って頼むラーメンの量は?」

貴音「約12杯分ですね」

黒井「それが問題なのだ!」

貴音「???」キョトン

黒井「トボけても無駄だ!それだけラーメンを食べていたら体調を崩すぞ」

貴音「私の身体はそんなにヤワじゃ…

黒井「健康面での話をしているのだ、とにかく今日からラーメンは一日一杯だ」

貴音「!!!!」

その日から貴音のスランプは始まった


今日はこの辺で
貴音スランプ編 旅行編 雪歩の家に訪れる編は明日以降にしたいと思います。旅行編が長くなりそうなので気長にお付き合いください

避暑旅行編では二チームに分かれてなんやかんやしようと思っているので6人安価お願いします。
選ばれた方をAチーム、選ばれなかった方をBチームとします。りっちゃんと黒井社長は監督にしようと思っているのでりっちゃんは除外でお願いします。

安価↓1~6

遅れました。書き始めます。


数週間後

響「なあープロデューサー…」

黒井「要件は察した、貴音だな?」

貴音「らぁめん…らぁめん…」メソメソ

響「あんなメソメソしてる貴音見たことないぞ!この頃ずっとあの調子なんだよぉ!」

黒井「態度が変わるだけならまだいい」

響「え?」

黒井「仕事での度重なる失敗、オーディションでも負け知らずだったのに前はメッタメタにやられた…」

響「あの貴音が!?」

黒井「まさかラーメンを制限するだけでああもスランプに陥るとは…健康面では良くなっているはずなのに…」

響「いっそのこと制限解いたらどうなんだ?」

黒井「愚か者!前のような食生活に戻してみろ!いつか貴音は身体を壊すぞ!」

響「じゃあどうするのさー!」

黒井「クソォ…私がゴージャスなラーメン屋に連れて行っても『これやない』と跳ね除けられたからな…」

響「(なんで関西弁…?)」

黒井「クソォ…!どうすれば…!」

響「単純に12杯食べるのがダメなんでしょ?」

黒井「そうだ!1日で食べる量ではない!」

響「それでいきなり1杯に制限したらそれはちょっと極端すぎない?」

黒井「何を言ってるんだ響!普通はラーメン屋に入って頼むのは一杯だけだろう!」

響「プロデューサーこそ何言ってるんだ」

黒井「?」


響「貴音が普通なわけないじゃん」




黒井「……たしかに」






ラーメン屋

黒井「1日に塩、醤油、豚骨の味を味わいたいだと?」

貴音「はい、量はさほど関係ないのです。1日にこの3つの味を楽しみ力をちゃあじしたがったのです。」

黒井「それでは三杯食べれればよかったのか」

貴音「12杯というのは最高記録です。流石の私もそれだけ食べ続けていればらぁめんが嫌いになります」

黒井「本当か?」

貴音「嘘です。どんなことがあろうとらぁめん大好きです。」

黒井「それにしても悪かったな貴音、君のことを考えてした行動がまさか君を苦しめる結果になるなんて…」

貴音「いいのですよ、貴方様が嫌がらせで私にらぁめんを制限したなんて思いません。それに制限したお陰で今日のらぁめんは格別に美味しいです。」

黒井「初めて会った時にも言っただろう『言葉にしないと伝わらないこともある』と、これからはちゃんと頼むぞ」

貴音「今回の件で肝に命じました。それでは早速プロデューサー…」

黒井「ん?」

貴音「らぁめんのおかわりよろしいですか?」

黒井「構わん!おいマスター!塩ラーメンを彼女に一つだ!支払いは私持ちでいい!」

貴音「貴方様、ここはBARではないのですよ?」






ある日の残業

黒井「ウィ、小鳥君はまだ上がらないのか?」

小鳥「はい、まだ少々仕事が残っているので…」

黒井「どれ」グイッと小鳥のパソコンを覗き込む

黒井「これくらいなら私がまとめといてやる。さっさと家に帰れ」

小鳥「いえいえそんなの悪いですよ黒井社長!」

黒井「ここでは黒井プロデューサーだ」ギロッ

小鳥「は、はい!」

黒井「ほら終わったぞ」

小鳥「いやいやいやいや、今の二言くらいの会話で終わるような作業じゃ…っていう終わってる!?」

黒井「30秒も掛からなかったな」

小鳥「一体どうなってるんですか!?魔法ですか!?」

黒井「まあそんな細かいはいいではないか小鳥君」

小鳥「(私の事務員としてのアイデンティティが崩れさったような…)」

黒井「いつも頑張ってる褒美だ。私がゴージャスな店に連れていってやる」

小鳥「えぇ!?」



ゴージャスなお店

黒井「……」

小鳥「聞いているんですかプロデューサー?」

黒井「どうしてこうなった…」

小鳥「??? 何いってるんですかプロデューサー早く次のワイン頼みましょうよ~!」

小鳥「おーい頭!新しいドンペリもう一杯!ヒック、あぁ!?全然酔ってねえよ!夜はこれからだぞ!っていうか頭じゃなくてマスターか!ギャハハハハハ!」

黒井「(まさか小鳥君がここまで酒癖が悪いとは…)」

黒井「おい小鳥君…明日も仕事はあるのだぞ…そろそろやめた方が…

小鳥「うるせぇ!」

パリィン!

黒井「ヴェネチア!」ガハァ!

マスター「ギャー!!お客様!黒井社長にワインで殴りかかるなんて何してるんですか!」

小鳥「次の奴持ってこいって言ってんだろ!早くしろ!」

黒井「マスター…私は大丈夫だ…早く新しいドンペリを…」ピクピク

マスター「ええ!?本当に大丈夫なんですか!?ピクピク言ってますけど…!?」

小鳥「ところでぇ~プロデューサーはどの掛け算が一番お好きですか?ゆき×まこですか?それとも王道に春×千ですかぁ?」

黒井「(ゆきまこ?はるちは?そもそも掛け算とはなんだ…?考えろ…早く言わないとまた殴られる気がする…)」

黒井「(わかった!好きなアイドル達のデュエットということか…!流石私…!)」

黒井「そうだな…今試したいのは響と真美のダンスコンビを…

小鳥「馬鹿野郎!一番良い絡みは律×美希に決まってんだろう!」

パリィン!

黒井「そげぶ!」

黒井「」チーン…

マスター「社長ーー!」

よく覚えてないが何故かマスターに今日はタダで言いと言われた。しかし今度は一人で来るように念押しされた。小鳥君に関しては次の日に猛烈に謝られたがいかんせん昨日何があったが覚えていなかったので許した。











よく覚えてないが何故かマスターに今日はタダで言いと言われた。しかし今度は一人で来るように念押しされた。小鳥君に関しては次の日に猛烈に謝られたがいかんせん昨日何があったが覚えていなかったので許した。

よく覚えてないが何故かマスターに今日はタダでいいと言われた。しかし今度は一人で来るように念押しされた。小鳥君に関しては次の日に猛烈に謝られたがいかんせん昨日何があったか覚えていなかったので許した。

訂正です。

遅れました。23時半頃から書き始めます


ちゃん付けで呼んでしまった時の反応集

春香の場合

黒井「おい春香ちゃん、次の仕事だが…」

春香「春香ちゃん?」ニヤニヤ

黒井「おい春香、ちゃんと次の仕事はこなせるんだろうな?」

春香「ズルイですよそれ!私の扱い悪!」

千早の場合

黒井「千早ちゃん、さっきのLIVEでの反省点だが…」

千早「……」

黒井「……」

黒井「(しまった~!ちゃん付けで呼んでしまった~!見てみろ千早の顔を!ドン引きしてるではないか!)」

千早「千早ちゃん…って…その…フフッ…そんな真面目なかおで…」クスクス

千早「アハハッ!おかしいですよプロデューサー!アハハハハ!」

黒井「結果オーライなのか…?」

美希の場合

黒井「美希ちゃん、中々良くなって来たぞ」

美希「美希ちゃん?」

黒井「……」やってしまったの顔

美希「うーん、美希的には美希ちゃんより呼び捨ての方がいいなあ、恋人みたいで!」

黒井「恋人…!?何をふざけたことを…!」

美希「じゃあ美希はハニーって呼ぶねー!ハニー!」

黒井「Nooooooooooooo!」





真の場合

真「おはようございますプロデューサー」

黒井「ウィ、おはよう真ちゃん」

真「……」

黒井「……」またまたやってしまったの顔

真「真ちゃんかあ…今日の僕って女の子っぽいですかあ~?」デレデレ

黒井「あ…ああ可愛いぞ…(誤魔化そう)」

真「あーやっぱりそうですか~?昨日リンスを変えたんですよね~」デレデレ

黒井「それは可愛さに関係するのか…」

雪歩の場合

雪歩「プロデューサーお茶ですぅ」

黒井「いつもありがとう雪歩ちゃん」

雪歩「……」

黒井「いや…今のはだな…」

雪歩「……」ガタガタガタガタ

黒井「え…?」

雪歩「すいません~許してくださいぃ…」ガタガタガタガタ

黒井「何を言ってるんだ…私は怒ってなど…」

雪歩「『グヘヘ~雪歩ちゃん~今日は何して遊ぼうか~?』的な展開ですかぁ?許してくださいぃ…」

黒井「雪歩、貴様昨日何を読んだ」

やよいの場合

黒井「やよいちゃん行くぞ」

黒井「あっ…(ちゃん付けしてしまった~!)」

やよい「はいプロデューサー!今行きます~!」

黒井「(無反応か、それもそうか、たまにやよいちゃんって呼んでるし)」





響の場合

黒井「響ちゃん、レッスンの方はどうだ?皆の度肝を抜いてやるあの策は…」

響「三倍も大分慣れてきたぞ!これならあの策も…って響ちゃん?」

黒井「……」

響「プププ!響ちゃんだって!プロデューサーもお茶目なところあるぞ!ねえ~?プロデューサーちゃん~?」

黒井「明日からレッスンの量は五倍だ」

響「Nooooooooooooooooo!」

貴音の場合

貴音「それではごきげんよう」

黒井「また明日貴音ちゃん」

貴音「……?」

黒井「今のは忘れてくれ…」

貴音「貴方様それは…」

グイッと黒井社長の顔に顔を近付ける

黒井「な…なんだ…」

貴音「私はこれからそのようなきゃらで売り出した方がいいのでしょうか?」

黒井「(嫌味で言ってるいるのかマジで判断がつかん…!)」

伊織の場合

黒井「伊織ちゃん、昨日の仕事のことで…」

伊織「伊織ちゃん…?」

黒井「いや…いまのはだな…」

伊織「今日は大雨ね、傘差して外でなきゃ」ニコニコ

黒井「ああ、大雨らしいぞ…」

伊織「じゃあ傘が必要ね、プロデューサー傘貸して」ニコニコ

黒井「ほれ」

伊織「ちょっと何よこれ!?大阪のおばちゃんが差してそうな傘じゃない!?こんなのこの伊織ちゃんが差せるわけないじゃない!」

黒井「生憎それしか今持っていなくてな、ほら外は雨だぞ差さないと濡れるぞ?」

伊織「何言ってるの今日は快晴…」

黒井「大雨なんだろう?”伊織ちゃん”」ニヤニヤ

伊織「キィィィィィィィ!覚えてなさい!」





黒井「(嫌味で言ってるいるのかマジで判断がつかん…!)」

黒井「(嫌味で言ってるいるのかマジか判断がつかん…!)」

訂正です


あざささんの場合

黒井「あずさちゃん、これからのスケジュールだが…」

あずさ「あずさちゃん…?」

黒井「いや…今のは…」

あずさ「あらあらぁ…ちゃん付けで呼ばれたなんていつ振りかしら、ねえ?プロデューサー?」

黒井「え、いやまあ…」

あずさ「も し か し て」

あずさ「嫌味とかじゃないですよね?」ニコニコニコニコニコニコ

黒井「……ごめんなさい(嫌味じゃないけど謝らないと大変なことになると私の第六感が言っている…!)」ガタガタ

亜美真美の場合

黒井「真美ちゃん!亜美ちゃん!事務所では暴れるなと何回言えば?」

真美「真美ちゃん?」

亜美「亜美ちゃん?」

真美「聞きましたか亜美殿」

亜美「ええ聞きましたとも真美殿」

真美「このネタで黒ちゃんを揺すれば沢山お菓子を買ってもらえるかもしれませんぞ」

亜美「いやいや、一生遊び相手になってくれるかもしれんぞ真美殿」

真美「おぉ!なんと悪どい考えを…!流石亜美殿…お主も悪よのぅ…」

亜美「いえいえお代官様程ではございませんよ…」

亜美真美「「オーホッホッホ!」」

黒井「亜美真美の来月の仕事はなしと…」

亜美真美「「Noooooooooooooooooo!!」」

りっちゃんの場合

黒井「りっちゃん、先に帰れ後の仕事は私がやっておこう」

律子「りっちゃん…?」

黒井「い…いや…!今のはだな…!」

律子「フフッ、仕事で疲れている私に気を遣ってジョークですか?」

律子「お気遣いありがとうございます」ニコッ!

黒井「(あぁ…りっちゃんが一番天使なんやなって…)」

ちゃん付けで呼んでしまった時の反応集

おしまい







少ないですが今日はこの辺で


番外編

小鳥さんの場合

小鳥「それではお先ですプロデューサー」

黒井「あぁ、夜道には気をつけるんだぞ小鳥ちゃん」

小鳥「小鳥ちゃんって…私ももう良い歳ですよ」

黒井「私からすればまだまだ年端もいかないガキだ」

小鳥 「フフッ、そうやって今まで何人口説いてきたんですか?」

黒井「私が口説くのはアイドルになって欲しい娘達だけだ。」

小鳥「じゃあ私も今からアイドルになってみようかなあ」

黒井「フフッ悪い冗談だ」

小鳥「ちょっとそれどういう意味ですか!」プンプン

黒井「(ホントに売れそうで怖い)」

高木社長の場合

黒井「悪いがそれは絶対にない」





黒井「順二朗ちゃん」

小鳥「グヘヘ・・・」


一週間後

黒井「ハッ…!とても長い時間寝ていたような…」

春香「サボっていたの言い訳しないでください」

黒井「ち、違うぞ春香!私は断じてサボっていたわけではないぞ!別にステラステージをプレイするためにPS4が必要だからと言って血眼になって働いていたわけではないぞ!」

春香「(プロデューサーの話だよね…?)」

黒井「そんなどうでもいいことは置いといてだ春香」

春香「はい?」

黒井「行くぞ」

春香「え?お仕事ですか?」

黒井「何を言っているんだ」



黒井「雪歩の家にだ」







雪歩の家

春香「あのー…プロデューサー…」

黒井「どうした春香?」

春香「ここって…」

怖~い人達「「「黒井様!天海春香様!いらっしゃいませ!!!雪歩様と旦那様は奥で待っています!!!」」」

春香「雪歩の家…ですよね?」

黒井「? 何を言っているんだ春香、当たり前だろう」

春香「いや…でももうここ家じゃなくてお屋敷…」

黒井「雪歩の家はお金持ちだからな、私とは比べものにはならんが」

春香「お家に家族じゃない人沢山いますよね?」

黒井「召使いだろう」

襖の向こう

男の声「さあさあ!丁か半!どっちだ!」

春香「賭け事しているんですけど!」

黒井「モノポリーだろ」

春香「……」

黒井「おい来たぞ」ガラガラ

雪歩父「おう、いらっしゃったか」

春香「(いやいやいやいや…!完全にアレだよ!出てくるよ!龍が如くに出てくるよ!それもラスボス級に怖いよ!龍が如く極2好評発売中!」

黒井「何を言っているんだ春香」

春香「はっ…!口に出ていましたか…!?」

雪歩父「ほう…これがウチの娘となかようしてるアイドルちゃんかいな」

春香「(アカン…殺される…)」



雪歩父「いやあー!めんこいのう!」



春香「……え?」






雪歩父「ウチの雪歩程じゃないがお嬢ちゃんも随分可愛いのう!」

春香「え、あ、ありがとうございます…」

雪歩父「これは萩原家定期ライブに雪歩とデュエットで出て欲しいくらいじゃ!」

春香「定期ライブ…?」

雪歩父「月に1回この家の宴会場所で雪歩にライブもしてもらっとるんや!」

春香「えーと…お客さんは…」

雪歩父「そんなもんワシらに決まっとるがの!なあ?」

怖~い人達「「「はい!!!」」」

怖~い人1「雪歩のお嬢のライブは俺たちにとって憩いの時間ですからね、サイリウムがいくつあっても足りません」

怖~い人2「コールは完璧に覚えてるしな」

春香「(なんで雪歩が男の人苦手か段々わかってきたような気がする…)」

黒井「おい、今日はそんな話を聞きにここに来たんじゃないんだ貧乏人」

雪歩父「相変わらず口が悪いな守銭奴」

春香「ちょっとちょっと!プロデューサー!」

黒井「今日は雪歩の衣装について話にきたんだろう」

雪歩父「そうだったな」




春香「???」






雪歩父「月に1回この家の宴会場所で雪歩にライブもしてもらっとるんや!」

雪歩父「月に1回この家の宴会場所で雪歩にライブをしてもらっとるんや!」

訂正です


黒井「だから私は黒を基調にしたドレスをだな…」

雪歩父「馬鹿!雪歩はピンクでフリフリした服が似合う決まってるじゃろ!」

怖~い人1「頭!口開けばそればっかじゃないですか!お嬢の服ピンクだらけになっちまいますよ!」

怖~い人2「じゃあ俺はチャイナ服を希望で!」

怖~い人3「お前!思い付きで言うもんじゃ…!」

黒井「いや、それいいかもしれないな」

怖~い人1「ええ!?」

ガヤガヤガヤガヤ

春香「どうなってるのこれ…」

雪歩「春香ちゃん…」ソロリ

春香「雪歩!」

雪歩「ゴメンね、プロデューサーさんがウチに来たらいつもこんな感じなの…」

春香「ええと…プロデューサーと雪歩のお父さんってどういう関係なの?」

雪歩「仕事仲間らしいよ?」

春香「仕事仲間?」

雪歩「なんでもプロデューサーの仕事をお父さん達が裏で…

黒井「おい貴様!雪歩にどこまで話した!」

雪歩父「何を言っている!お前とワシが仲良いことしか教えておらん!」

黒井「嘘をつくな!深淵まで教えただろう!」

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

春香「私たちが仕事している裏で何も起こってないよね…?」

少し業界の闇に触れた春香であった


それから少しして

事務所

黒井「集まったな」

亜美「黒ちゃーん!ひびきんがまだ練習から帰ってきていませーん!」

黒井「まあいい、先に始める」

千早「(プロデューサーって我那覇さんにだけやたら厳しくない…?)」ヒソヒソ

伊織「(響のことだしなんか余計なことでも言ったんでしょ)」ヒソヒソ

律子「今日はユニットの話があって皆を呼んだの」

真「ユニット!?それってつまり!」

貴音「本格的にアイドル界になぐりこみをしにいくと言うことでしょうか?」

律子「いやいやそこまで物騒なものじゃ…

黒井「その通りだ貴音」

黒井「大したこともないのにデカイ顔をしているアリどもを本格的に潰しにいこうと思ってな」

黒井「そこで殴り込むユニットは二組、合計6人が選ばれる」

真美「ええーー6人だけーー?半分は補欠ってことーー?」

黒井「そういうことになる」

真美「えー…旅行から帰ってきたと思ったらいきなりサバイバルだよー…」

黒井「まあ選ばれたからといっていい気になれるとは思うな、成果が出なければすぐに解散させる」

あずさ「あらあらぁ…厳しいわねえ」

黒井「それでは発表する」



律子「まずは私がプロデュースするユニットから」

律子「あずささん、亜美、そしてリーダー伊織」

伊織「!」

真美「えー亜美ー?真美はー」

亜美「フッフッフッ、妹に勝る姉などいないのだよ」

真美「なにをー!亜美の代わりに絶対に替え玉で出てやるからなー!」

黒井「(実際騙せそうなのが怖い)」

あずさ「あら、選ばれちゃった」

やよい「うっうー!おめでとうございますあずささん!」

あずさ「ありがとうやよいちゃん、でもあの二人にならやよいちゃんの方が合いそうなのにどうして私なのかしら?」

美希「……」

あずさ ドタプーン

美希「大人成分補給の為だって思うな」

あずさ「?」

真「やったじゃないか伊織!リーダーだよリーダー!」

春香「真!それ私のセリフ!」

伊織「……」

真「…?伊織…?」

伊織「や………た」

春香「伊織…?」

伊織「やったわーー!!」

伊織「やっと伊織ちゃんの可愛さに皆気付いたってわけね!」

伊織「見てなさいよ真!今はアンタの方が上かもしれないけどすぐに抜いてやるんだから!」

真「う…うん」

春香「(凄い喜びようだね)」ヒソヒソ

真「(やっと認められたみたいなもんだからね、僕もうかうかしてられないよ)」ヒソヒソ

23時半から書くの再開します。遅れてマジで申し訳ありませんでした。


黒井「名前は『竜宮小町』らしいぞ」

律子「ちょっとプロデューサー!それは私が言うべき台詞でしょう!」

真「竜宮小町…海をモチーフにしたんですね!」

黒井「まあな」フフン

律子「考えたの私!」

あずさ「それで名前が海に関係する人達を選んだわけですね」

黒井「そうだ」

律子「だから私!」

真美「えー!それなら真美だって付いてるじゃん!海ってバリバリ付いてるじゃん!」

春香「それを言えば私だって!」

美希「亜美、真美、春香でユニット組んだらユニット名が『海』になってジジ臭いの」

雪歩「それに亜美ちゃん、真美ちゃんの中に春香ちゃんが入っただけになるからね」

伊織「そ・れ・で律子ぉ~、どうして伊織ちゃんをリーダーに選んだわけ?」ニコニコ

真「満面の笑みだ…」

春香「理由聞きたいんだろうね」

伊織「まあ私がリーダーをするのは当たり前だけど、せっかく選んでくれたんだし理由くらいは聞いてあげるわ!」フフン

黒井「ダーツでだぞ」

伊織「え?」

黒井「ダーツ」

伊織「嘘でしょ?」

黒井「お前を一番小さい的にしたんだがな、運悪く刺さってしまった」

伊織「ちょっと待ちなさいよ!嘘でしょ律子!?」

律子「……」目逸らしー

伊織「ええ!?本当にダーツで決めたの!?」

黒井「私は最後まであずさがリーダーがいいと言ったんだけどな、律子がどうしてもと言うからダーツに…」

伊織「……」

黒井「まあ運で勝ち取ったといえリーダーはリーダーだ。精々恥をかかないように…

伊織「なによそれ!絶対自他認めるスーパーリーダーになってやるんだからね!そうなった時はアンタに土下座させてやるんだから!!」

黒井「ほう、おもしろい」フフッ

律子「(またプロデューサーは伊織を触発するようなことを提案して…まあ伊織なら乗り越えてくれるでしょ)」

貴音「スーパーリーダー?スタースクリームでしょうか?」

春香「それを言うならニューリーダー病…ってわかる人いないよ貴音さん…」






黒井「さて次に私が企画したユニットだが…」

真美「うへー…選ばれたいけど黒ちゃん全面プロデュースだと血反吐吐くまで練習させられそうだよー…」

黒井「そんなわけないだろう真美」

真美「だよねー!そこまでは…

黒井「させられそうではない」

真美「え…?」

千早「つまりそういうことよ真美」

真美「……」

黒井「それでは発表する」

黒井「千早、美希、そしてリーダーは春香」

美希「やった!選ばれたの!」

千早「ユニット…さらにレベルアップを…!」

春香「おめでとう美希!千早ちゃん!」

千早「春香、あなたはリーダーよ」

春香「……」

春香「私がリーダー!!??」

美希「でもなんか春香がリーダーってしっくりくるって思うな」

千早「そうね、私たちの中じゃ春香が一番適任よ」

伊織「私と春香の間で凄い差を感じるんだけど…」

やよい「そんなことないよ伊織ちゃん!だって伊織ちゃんは神様に選ばれたんだよ!」

伊織「それってつまりダーツで決まったってことじゃない!」

春香「私がリーダー…」

黒井「不安か?」

春香「不安でいっぱいです…」

黒井「なら降りるか?」

春香「いいえ!降りません!だって!」

春香「不安は沢山あるけどそれ以上に楽しみなんです!千早ちゃんと美希と一緒にやっていくことが!」

黒井「ほう」

春香「私二人より劣っていますけど頑張ります!血がなくならないように輸血パックも持っていきます!」

黒井「(どれだけ血を吐くつもりだ…怖いからやめて…)」





美希「それでハニー!ユニット名は?」

黒井「その呼び方はやめろと言っているだろう…ユニット名は『メテオシャワー』だ」

真「メテオシャワー…流星群!」

やよい「お星様沢山で綺麗ですー!」

亜美「亜美達に対抗しねはるるん達はお空をモチーフにしたってわけだね」

千早「少しいかついけどね」

春香「そうだね、強そう…」

美希「えー美希は好きだよメテオシャワー、お星様いっぱいキラキラしているように美希達もキラキラするの!」

千早「そう言われてみれば…」

春香「よしメテオシャワー始動!頑張ろうね!」

ガヤガヤガヤガヤ

黒井「まあ竜宮小町は海の藻屑にメテオシャワーは宇宙の塵となるんだがな」

律子「プロデューサー、本当に彼女達に受けさすんですか?」

黒井「当たり前だ、その程度のレベルで優勝できなれば即解散だ」

律子「即解散というのは…徐々に人気を伸ばしていけば…」

黒井「律子…徐々にではダメだ。それではスターは生まれぬ」

黒井「竜宮小町は私の請け負っているユニットではないから別に解散はさせなくてはいいがメテオシャワーは解散させる」

律子「……」

黒井「遠慮せず潰しにこい、私も全力で叩き潰しにいく」

律子「いいんですか?潰しにいって…?」

黒井「まるで本気を出せば潰せるような言い草だな」

律子「当たり前です、私元アイドルですから」

黒井「フフッ、楽しみにしているよ」















黒井「(各自仕事に戻ってもらう前に何人かに話しかけてみるか)」

誰に?安価↓1


響「遅くなったぞ!」ガチャ!

黒井「もう終わったぞ」

響「ええーーー!!??せっかく飛ばしてきたのに!」

黒井「内容はだな…」

かくかくしかじか

響「じゃあ竜宮小町とメテオシャワーが新しくできたってことなんだね」

黒井「そうだ、お前には関係ない話だ」

響「うぎゃー!そんなに突き放さなくてもいいじゃん!自分ちゃんとプロデューサーから言われたメニューこなしているんだぞ!褒めてよ!」

黒井「結果が残せたら褒めてやる」

響「言ったぞー!絶対に褒めちぎってもらうんだからな!」

千早「(犬みたいで可愛い)」

春香「(3倍の時点で凄かったのに5倍のメニューもこなしているの地味どころか凄いよね?悟空みたいに急に強くならないよね??)」




黒井「さて次は…」

安価↓1



黒井「おい真美」

真美「なにー黒ちゃーん?真美は今ショッキングな気分なんだよー」

黒井「亜美は選ばれたのに自分は選ばれていないからか?」

真美「……」

黒井「悔しいか?」

真美「んー…悔しいというよりも亜美と遊べる時間が減って悲しいなって」

黒井「遊べるぞ」

真美「え!?ホントに!?どうやって!?」

黒井「お前が亜美と同じくらい人気になればいい」

真美「??? どういうこと?」

黒井「人気になれば私が亜美との仕事を取ってきてやろう」

真美「そんなことできるの?」

黒井「人気が釣り合う双子を持って来ればどこでも使ってくれるだろう」

黒井「しかし私はお前達を双子で売っていく気はさらさらない。お前達二人にはちゃんと個性がある。まずはそれを二人には磨いてほしい」

真美「黒ちゃん…」

黒井「ユニットで動く亜美に比べてお前は一人で動くことが多くなるだろう。つまり…」

真美「つまり…?」

黒井「真美の方が個性を主張しやすい」

真美「!」

黒井「亜美が竜宮小町の一人というブランドをぶら下げるなら真美、君は亜美と対峙する際、双海真美というブランドをぶら下げれるくらいまで成長しなさい」

真美「そんなこと真美にできるかな…」

黒井「兄に勝る弟などいない」

真美「…! 姉に勝る妹もいない!」

黒井「その意気だ真美、君ならできる」

真美「う、うん!真美頑張るよ!」




竜宮小町

亜美「ハァハァ…」

あずさ「ふぅ…」

伊織「ハァハァ…さあ律子!もう一回よ!」

律子「あのね伊織、アンタは大丈夫でも後ろはクタクタなの、少し休憩を…」

伊織「ダメよ!こんなんじゃ勝てない!もっともっと練習しないと!」

律子「どうしてそこまでヤケになって…」

伊織「この伊織ちゃんが一番のスーパーアイドルでありリーダーであることをアイツに思い知らせるためよ!」

律子「伊織…」

亜美「亜美なら大丈夫だよりっちゃん!もう一度やろうよー!」

あずさ「私も大丈夫です律子さん、伊織ちゃんのやる気に負けていられないもの」

律子「亜美…あずささん…」

伊織「さあもう一度…!」

律子「(今回は裏目に出そうです…プロデューサー…)」

メテオシャワー

春香「キャッ!」

ドタン!

千早「だ、大丈夫!?春香!」

黒井「助けなくていい」

千早「しかし…!」

黒井「この程度でダウンするなら用済みだ。布団でも敷いてやろうか?そのまま寝ていいぞ」

春香「ハァハァ…すいません…大丈夫です…」

黒井「春香に比べて美希、お前は随分良くなった。」

美希「エッヘン!美希この頃はちゃんと練習してるもんね!」

黒井「それでいい、春香もこれくらいは踊れるようにはなれ」

春香「はい…」

千早「……(こんな状態で大丈夫かしら…)」





練習スタジオ

伊織「……」

春香「あ、伊織ー!」

伊織「春香…」

春香「どうしたの?伊織らしくないよ?」

伊織「…春香はどう?」

春香「どうってユニットのこと?」

伊織「うん…」

春香「うーん…私は千早ちゃんと美希に付いていくのがやっとだなー」

伊織「……」

春香「二人とも凄いから私も負けてちゃダメだなって思って!だからいつも練習後に二人に自主練見てもらったりアドバイスもらったりしてるの!」

春香「私ってできないことが多いからできないことができた時はとても嬉しいの!やったー!って飛び跳ねるくらいに!」

春香「だから毎日大変だけど毎日楽しいよ!」

伊織「……」

春香「でもこのままじゃ二人に迷惑かけっぱなしだしもっと頑張らないといけないなーって…

伊織「いいよね春香は」

春香「伊織?」

伊織「私はそんな前向きになれない!なんで私がリーダーになったのか意味わからない!ただ運で決まっただけなのに!」

伊織「春香はいいわよ!アイツにもメンバーにもリーダーになった時から認められていて!」

春香「……」

伊織「私もリーダーだから頑張ろうって!運で決まったとしてもリーダーだから頑張らないとって思って!でも頑張ろうと思うといつも空回って二人に迷惑かけて!私…!私…!」

春香「伊織!」

伊織「…なによ」



春香「私も怖い!」




伊織「…え?」

春香「だって私のメンバー千早ちゃんと美希だよ?私のヘマで失敗したら目立つこと必至だよ」

伊織「……」

春香「リーダーなんてやったことないから不安でいっぱいだしプレッシャーに押しつぶされそうになる。」

春香「けどそういう時は自分に言い聞かせているの」

春香「私は私だって」

春香「私は千早ちゃんじゃないから歌は上手くないし」

春香「美希みたいに要領が良いわけじゃないからダンスも歌詞も覚えるのも時間がかかる」

春香「それでも私は私、天海春香、きっと私にしかできないこともあるはずなの」

伊織「……」

春香「こんな大それたこと言ってるけどまだ見つかっていないんだけどね…」エヘヘ

春香「つまり伊織は伊織なんだから自信持ちなよ!伊織にしかできないことがある!伊織にしかない良さがある!」

伊織「春香…」

春香「それに一つ勘違いしてるようだけど」

伊織「?」

春香「伊織がリーダーになったのは運じゃないよ」

伊織「え…?どういうこと…?」

春香「前にプロデューサーさんが口を滑らしててね」

黒井『お前達!そんなヘナチョコの完成度で竜宮小町に勝てると思っているのか!竜宮小町には私と律子がリーダーに認めた伊織ががいるんだぞ!』

春香「って言っていたし」

伊織「……!」

春香「だから伊織は伊織らしく…」

伊織「フン!別に落ちこんでなんかいないんだからね!」

伊織「別にアイツに認められていてもまったく嬉しくなんてないんだから!」

伊織「私が落ち込んでいたのも春香の同情を誘って負けさせようって思っただけ!本気で落ち込んでなんかいないんだから!」

伊織「精々オーディションで恥をかかないように頑張るように!じゃあね!」

伊織「……ありがと」

タッタッタッ

春香「伊織節炸裂だったなあ…いやテンプレツンデレなだけだったけど」

春香「……さてと!」

春香「私も頑張らなくちゃ!」



今回はこの辺で


数日後

竜宮小町

律子「凄い…!完璧よ!」

亜美「当たり前じゃん!亜美たち頑張ったからね!」フフン

伊織「いいやまだよ!」

亜美「ウェ?」

伊織「サビに入る前亜美ちょっとズレてたでしょ」

亜美「ゲゲッ!いおりんそこまで見てて…」

伊織「律子の目は誤魔化せても私の目は誤魔化せないんだから!サビは凄い良かったんだからもう一回よ!」

亜美「ういっす!」

律子「(がむしゃらさが抜けて部分的に訂正するように…フフッ、リーダーらしくなったじゃないの。後一応最後のは褒めているのかしら…?)」

あずさ「褒めているんですよ」

律子「心の中を読まないでください!」

メテオシャワー

黒井「よし!大分良くなったな」

美希「美希が日々良くなっているからね!」フフン

千早「確かに美希を主張する部分は結構良い感じよね」

美希「千早さんの間奏後のソロパートも美希は凄い良いなって思うよ!」

千早「ありがとう、でもあれプロデューサーの言う通りにしただけよ」

美希「流石ハニー!」

黒井「ああ、当たり前だ(どっちも春香が提案した案なんだが手柄はもらっておこう、なぜなら…)」

美希「この調子なら優勝どころかドン勝できるよ春香!」

春香「意味は一緒だよ美希!」

千早「いえ、本当に私達ドンドンできるかもしれないわ」

春香「ドンドンってもう擬音だからね千早ちゃん!?」

黒井「(春香を中心によく回っている、一見リーダーに向いていなさそうだが良い雰囲気を作れているのは春香のおかげだ)」

黒井「(上に立つリーダーではなく、下から皆を支えるリーダー…私がまだ出会ったことのない類だ…春香、これからが楽しみだ)」

春香「よし!じゃあもう一回合わせてプロデューサーさんにお寿司連れて行ってもらおう!」

黒井「誰が奢ると言った!」

春香「え?プロデューサーさんゴージャスなのに奢ってくれないんですか?」

黒井「グッ…!」

春香「残念だなあ…じゃあ社長に頼んでみよ…

黒井「待て!仕方がない!ゴージャスな私がいくらでも奢ってやろう!」

美希「やったー!お寿司なの!」

千早「サーモン…早くやりましょ春香!」

黒井「(春香…私の扱い方まで上手くならんでいい…)



そして本番当日

律子「いやあ…それにしてもプロデューサー…」

黒井「ウィ、どうした律子」

律子「こう空気が凄いというか…パナいって言うか」

亜美「りっちゃんがあまりの規模のデカさに混乱してるよ!」

千早「私が出たオーディションよりも凄い…」

黒井「規模で言えば真と千早が出たやつなど比べものにならないからな」

あずさ「これでドンドンできれば紅白確実と言われるくらい凄い大会だもの」

春香「(ドンドン流行ってるの…?)」

美希「今日はあずさ迷子にならなかったんだね!」

あずさ「流石に今日迷子になるわけにはいかないわ」

黒井「さっきまで正反対のコーナーにいたのはどこのどいつだ」

あずさ「……響ちゃんです」

亜美「酷い風評被害」

? 「おーおーこれはこれは!弱小プロダクションがのこのことよくこの場に来れたものだな!」


黒井「貴様は…」

社員「久しぶりだな黒井!貴様が育てたアイドルなんぞ私の育てたジュピターで踏み潰してくれる!」

黒井「いや私が育てたんだが」

社員「フン!過去のことを掘り返してくるとは女々しいものよ!」

黒井「(誘導されたよね…?)」

伊織「ちょっと、誰よこいつ?」

黒井「961プロの社長だ」

千早「961プロの社長?あの下劣で外道で人間味のカケラもないと言われてるあの?」

黒井「あ、ああ…(耳が痛い…)」

社員「この大会は我がジュピターでさえ難しいと言われているんだぞ!貴様らのアイドルが勝てるわけなかろう!」

黒井「フフッ、貴様にも教えてやっただろう、圧倒的王者の前では全てが無力だと、ジュピターはまだ青い」

社員「ハン!ほざきよって!こんな小娘どもが王になれるわけなかろう!」

黒井「それはどうかな?」

社員「大会が終わった頃にはそのムカつく顔をしかめっ面にしてやるからな!それではアデ

黒井「待て」

社員「なんだ!去り際くらいクールに決めさせろ!」

黒井「玲音はどうした、ジュピターよりあいつの方がアイドルとしては成熟しているだろう」

社員「あいつなら今回審査員だぞ、クソ!あいつが選手ならドンドン確実だったのに!」

黒井「(それそっちでも流行ってるの?)」







観客席

社長「いやあ私の事務所のアイドルがまさかこの大会に出るなんて、感無量だね」

小鳥「でも大丈夫でしょうか?まだあの娘達には早すぎたんじゃ…」

社長「アイツが何も策なしにこの大会には出んだろう、あの娘達と黒井を信じよう」

別の観客席

真「うわあ…こんなところで春香達は踊って歌うのか…僕まで緊張してきちゃったよ…」

やよい「春香さん達なら大丈夫ですよー!それにお祭りみたいで私は楽しいですー!」

雪歩「有名な人達もこの大会に出るから世間ではフェスみたいな扱いだしね」

真美「こんなデッカいドーム借りてるのにAブロックとBブロックで分かれているし超ヤバヤバだよー」

貴音「野外でのオーディション会場Bブロックにも行きたいのですが…」

真美「お姫ちんがBブロックに行きたいのは売店目的でしょー?」ジロー

貴音「ち、違います!私はテイサツとやらを…」

真美「ホントー?ヨダレ垂れながら言う台詞じゃないよー?」ニヤニヤ

貴音「どうして私がこのような弄られ役を!このような役回りは本来響のはず…!」

やよい「響さんならいませんよ」

雪歩「また練習だと思いますぅ」

真「(響の冷遇っぷりが凄い)」


竜宮小町本番前

伊織「私達はやれることはやってきたわ、それに…」

伊織「あれだけのお客さんがいるもの!全員虜にして帰るわよ!」

亜美「イエス!ボス!」

あずさ「私も頑張らなくちゃ」ドタプーン

伊織「ちょっとあずさ!それは反則よ!」

あずさ「???」

律子「頑張ってきなさい、あなたたちならきっと大丈夫よ」

伊織「任せなさい律子!明日から出演依頼の電話が鳴り止まなくなるから今の内に寝ておきなさい!」

竜宮小町本番中

客1「おいおいここのアイドルどこ所属だよ!すげぇいいじゃねぇか!」

客2「765プロってところらしいぜ!ほら千早ちゃんと真君がいるところだよ!」

客1「あそこか!おいおいどんだけ765はすげぇアイドル達持ってんだよ!」

客3「いおりんの笑顔マジサンシャインが嫉妬!」

客4「おい!もう洗礼を受けている奴がいるぞ!」

ガヤガヤガヤガヤ

本番終了後

真「凄い盛り上がりだったね」

雪歩「でも伊織ちゃん達凄かったよ…圧倒されちゃった…」

貴音「あそこまで磨きをかけるとは…私も負けていられません」

真美「むうー亜美の奴あんなにカッコよくなって!今回は褒めてあげるんだから!」

やよい「真美、伊織ちゃんみたい!」


メテオシャワー本番前

春香「伊織達凄かったね…」

美希「デコちゃんがあれだけキラキラしているんだから美希達はもっとキラキラできるの!」

千早「根拠は?」

美希「デコちゃんがデコで全部光を吸収しちゃった分私達の方がキラキラできるの!」

千早「なwwにwwそwwれww」プルプル

春香「ちょっと千早ちゃん本番前なのにバカ笑いはズルイよ!私だってww」プルプル

美希「アハハ!すっごい楽しい気分で臨めそうだね!」

千早「ホントに、美希のおかげで緊張がほぐれたわ」

春香「よし!私達も負けないように頑張ろう!」

黒井「負けないようにじゃない、負けるな、負ければ…

春香「解散!分かっていますよ!だから負けません!」

黒井「ほう、ならば全力を出して負けてこい」

春香「どっちなんですか!ってあわわ!もう出なくちゃ!それじゃあプロデューサーさん行ってきます!」



黒井「……次に会った時は笑っているのか、泣いているのか…どっちだろうな」



本番中

客1「おいあそこのアイドル達はどこだ!まさか…」

客2「765だよ!すげぇ!すげぇよ!」

客1「765プロ最高!頑張れメテオシャワー!」

客3「閣下ーーー!!俺だーー!!結婚してくれーーー!!」

客4「また洗礼受けてるってお前影響受けすぎなんだよ」


本番終了後

貴音「これはどちらが勝つのか…」

雪歩「わからなくなりましたね…」

真「あー伊織達も春香達も凄いな!僕も出たくなってきたよ!」

真美「まこりん初めは緊張していたくせにー」

真「あんなの見せられてウズウズしない方がおかしいよ!」

真美「ごもっとも!凄かったぞー!メテオシャワー!竜宮小町ー!」

やよい「あっ!Aブロック結果発表らしいですよ!」








司会「それでは結果発表です!ベストスリーで発表していくぞお!」

伊織「……」ドキドキ

春香「……」ドキドキ

司会「それではまず第三位!」

ダカダカダカダカダカダカダカダカ

司会「エントリーナンバー1254!メテオシャワー!」

イエー!フーフー!よかったぞー!

千早「三位…優勝はできなかったわね…」

美希「落ち込まなくていいの!美希達今日すっごいキラキラしていたの!美希はすっごい良かったって思うな!」

春香「……」涙ツー

千早「春香…」

春香「……」頭ブンブン

春香「そうだね!美希の言う通りだよ!私もすっごい楽しかった!だから胸を張ろう!一緒にやれて楽しかったよ美希!千早ちゃん!」涙を拭いながら

千早「春香…!」涙を零しながら

美希「うん!美希も楽しかったの!」

司会「それでは第二位の発表だあ!」

ダカダカダカダカダカダカダカダカ

司会「エントリーナンバー1230!竜宮小町!」

伊織「……」

亜美「いおりん…」

あずさ「伊織ちゃん…」

伊織「あんた達しゃんとしなさい!取った賞は取った賞!胸張りなさい!」

亜美「えー…いおりんに張るくらいの胸あるのー?」ジロー

伊織「身体的なことじゃなくて精神的な意味でよ!」

あずさ「はーい!」ドタドタプーン

伊織「ちょっと!アンタが張るとホントにシャレにならないから!順位覆るから!」

ガヤガヤガヤガヤ

観客席

社長「負けはしたが随分楽しそうだね」

小鳥「はい!あれがあの娘達の良いところです」

社長「優勝はできなかったが2位と3位だ!明日から忙しいぞ小鳥君!」

小鳥「ひいいいいいいい!!!」



司会「それでは栄えある第一位!」

ダカダカダカダカダカダカダカダカ

司会「エントリーナンバー640!ジュピター!」

イエー!よかったぞー!ジュピターが一位!?ふざけんな!竜宮小町を一位にしろー!

翔太「やったね冬馬君!」

冬馬「当然だ」フッ

北斗「冬馬、子供みたいに飛び跳ねながら言うことではないぞ」

観客席

真「あー!惜しかったなあ…!でもよかったぞーーー!メテオシャワー!竜宮小町ー!」涙ボロボロ

雪歩「ちょ…ぢょっど真ぢゃん…泣ぎすぎだよぉ…」涙ボロボロ

真美「ゆきぴょんだって泣いてるじゃん!」

貴音「真美、貴方もですよ」

やよい「貴音ざんば鼻水出でいまずよぉ!」鼻水と涙タラー

違う観客席

社員「フーハハハハハ!よくやったぞジュピター!どうだ黒井!私の勝ちだ!」

黒井「何を言っている、まだAブロックを勝ち上がったにすぎん、Bブロックの1位との勝負が残っているだろう」

社員「ハッ!今のジュピターなら誰にも負けはせん!優勝はいただきだ!」

黒井「はあ…さっきも言っただろう」

司会『おおっと!ここでBブロックの一位の方が決まったらしいです!』

社員「さっき言った?ハッハッハッ!負け惜しみのことか!?」

司会「エントリーナンバー831!」




司会「我那覇 響 !!!」






黒井「圧倒的王者の前では全て無力だとな」








今回はこの辺で夜に暇があれば書きます

少し前俺「響冷遇しすぎだろタヒね」

手首に油補充俺「さっすが響!信じてたぜ!」テノヒラクルー


社員「なっ…!?我那覇響だと…!?あいつは竜宮小町やメテオシャワー…いや他の765プロの者よりも目立っていなかったはず…!何故…!?」

黒井「この日の為に研ぎ澄ましてきたからな」

黒井「彼女には仕事はほぼ渡していない、私がプロデューサーになってからずっと練習続きだったからな」

黒井「私のナイトメアの練習メニューによく着いてこれたものだ。しかも五倍で」

社員「五倍…!?貴様自分のアイドルを潰すつもりか…!?」

黒井「潰れん、彼女の体力と精神力を見込んでのことだ」

黒井「普通のアイドルならもう少し時間が掛かったんだがな、響は765プロの中でも有数のオールラウンダー、王者として育てるには相応しかった」

社員「じゃあ今日は…!」

黒井「ああ、我那覇響を王にするためにここにきた」

社員「竜宮小町は…!?メテオシャワーは…!?あいつらがお前の本命ではなかったのか…!?」

黒井「彼女達はユニットを経て成長させる予定だったからな、勝とうが負けようがどちらでもいい」

黒井「強いて言えば真と千早の件で勝ちが続いていたからここで敗北を味わっていてほしかった。彼女達は敗北から強くなるタイプだ。そういうタイプを今回のメンバーにしている。」

社員「全てお前の計画通りというわけなのか黒井…!」

黒井「いやいや計画通りではないよ影武者君」

黒井「ジュピターくらいならもうひねり潰せると思ったんだがやはり私が育てたアイドル…私が去る前と同じ力量ではなかったというわけだ」

社員「前のジュピターになら勝てていたと?」

黒井「その通りだ。もっと言えば…」



黒井「今のジュピター相手でも響なら100%勝利する」



エントリーナンバーは「ハイサイ」かな?

>>235
気づいてくれてありがとうございます! その通りです!

響のバストサイズじゃなかったのか


観客席

真「お疲れ様皆!」

やよい「皆さんすっごいかっこよかったですー!」

春香「ありがとう、それにしてもまさか響が…」

貴音「響の練習度合いからしてそろそろ開花すると思っていましたがまさかここまでとは…」

千早「しかもユニットでの参加が主流の中一人で…凄いってレベルじゃないわよ…」

雪歩「皆さん大変ですぅ!」

亜美「どうしたのゆきぴょん、真美?」

真美「Bブロックの方に行って色々聞いてきたんだけど!」

雪歩「響ちゃん圧倒的だったらしいですぅ!」

あずさ「あらあらぁ、響ちゃん凄いのねぇ」

伊織「でも相手はあのジュピターよ!勝つのは結構難しいんじゃ…!」

美希「いや、響は勝つって思うな」

伊織「どうして?」

美希「だって響一人でキラキラ独り占めしてるんだもん、あの人達じゃ勝てないよ」



司会「優勝は…!!!」


司会「我那覇 響ィィィィィ!!!」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

冬馬「まさか俺たちが負けるなんて…」

北斗「仕方ない冬馬…圧倒的だ…実力なら玲音と並ぶかもしれない」

翔太「僕たち玲音ちゃんにはまだ歯が立たないからねー」

冬馬「クソッ!まさか765プロにあんなやべえ奴がいるなんて!」

観客席

律子「あ…圧倒的…ですね…」

黒井「フハハハハハハ!新しいスターの誕生だ!」


数日後

響「ねえプロデューサー…」

黒井「どうしたチャンピオン」

響「いやそれが問題なんだぞ…」

黒井「チャンピオンが問題?ほう、まだその地位では足りないというわけか」

響「いやいやそういうことじゃなくて!」

雑誌バン!

『新たな女王誕生!アイドル界を”響かせる”響姫!』

『「自分の力はこんなもんじゃない」大会でも力をセーブ!我那覇響の底が知れない!』

『我那覇響!トップアイドル玲音に「大したことない」と堂々宣戦布告!アイドル戦国時代突入か!?

響「自分にまったく合わない見出しで沢山なんだけど!」

黒井「それはお前が優勝インタビューであんなことを言ったからだろう」

響「いやいや自分いつも通りだったよ!?いつも以上にハイサイしてたよ!」

黒井「まぁ多少の脚色は仕方なかろう」

響「いやいやいやいや!言ってないことも沢山あるぞ!自分玲音に宣戦布告なんてしてないぞ!」

遡ること大会の日







ちなみにここの響ちゃんはめちゃんこ強いぞ!

どれくらい強いかと言うと「アイドルマスター2」での序盤のライバル役であった竜宮小町を一人で完封する冬馬君(OFAでは単体でBランク)率いる(OFAでは)Sランクのジュピターを響ちゃん一人で完封できるってことはとんでもないってことなんだぞ!

響ちゃんを強くしすぎて少し困っているぞ!

司会「というぐらい響さんは凄いらしいです!」

響「それが自分の説明でいいのかな…」

司会「さてこの栄えある大会に優勝したわけですが!この気持ちを誰に伝えたいですか?」

響「そうだなあ、プロデューサーはもちろん、いつも励ましてくれた貴音に気持ちを伝えたいぞ!」

司会「なるほど!『私の尊敬する人は私にとって貴音の存在』その人に気持ちを伝えたいわけですね!」

記者「この大会の優勝者である響さんが貴音の存在と思う人!?一体どんな人に師事されていたんだ…!』

ざわざわざわざわ

響「(あれ?なにか違うような…でも大体合ってるからいっか)」

司会「その人はどのような人なんですか?」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

響「うーん…そうだなあ、貴音はいつも何考えてるかわからないけどとっても優しいお姫さまみたいなんだ!」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

司会「なるほど…私のことは”響姫”と呼べと…」

響「いやいや!そんなこと自分言ってないぞ!」

司会「はっ!すいません響姫!」

響「だー!そっちじゃなくてー!!

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

響「…!」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

響「(そうか…客席が凄い盛り上がってて司会の人聞き取りづらいんだな、だったら多少の間違いくらいは…)」

この考えが我那覇響からかけ離れたキャラクター、『響姫』というキャラで固定してしまうことになるとはこの時の響は知る由もない


響「うーん…そうだなあ、貴音はいつも何考えてるかわからないけどとっても優しいお姫さまみたいなんだ!」

響「うーん…そうだなあ、貴音はいつも何考えてるかわからないけどとっても優しくて上品でお姫さまみたいなんだ!」

訂正です。

インタビュー編?まだ続きます。

深夜暇ならまた続き書きます

この考えが我那覇響からかけ離れたキャラクター、『響姫』というキャラで固定してしまうことになるとはこの時の響は知る由もない

この考えが我那覇響からかけ離れたキャラクター、『響姫』というキャラで世間に認知されてしまうことになるとはこの時の響は知る由もない

訂正です

響は完璧だなあ

undefined


司会「それでは響姫!今回の大会について一言お願いします!」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

響「(響姫って…違和感ありありだぞ…)」

響「そうだなあ…プロデューサーが練習中に『お前の力は本番でこそ発揮する。お前の力はこんなものじゃない』って言われたからすっごい良いパフォーマンスができるように今日は頑張ったんだぞ!」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

司会「『自分の力はこんなものではない』!?大会でも尚力をセーブしていたと言うことですか!?」

響「いやそうじゃなくて…

記者1「あのパフォーマンスでも力をセーブしているなんて…なんて恐ろしい娘なんだ…」

記者2「これは新たな王者の誕生だぞ!」

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ!

響「………」

? 「アハハ、ここで勝つと何を言っても過剰評価されるの、アタシの時みたいにね」


響「あ!テレビで見たことあるぞ!確か…」

玲音「玲音って気軽に呼んでね、響」

響「おお!生で見る玲音は一段とこう…凄いぞ!」

玲音「アハハ、アタシもただの女の子だよ」

司会「これは審査員を務めていたトップアイドル玲音と響姫の対峙!オーラが!オーラが凄いぞ!」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

響「いやいや玲音に比べたら自分なんてまだまだ大したことないぞ」

玲音「あんなライブを観せてよく言うよ」フフッ

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

司会「大したことない?おおっと響姫!玲音に宣戦布告だぁ!」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

玲音「ワオ、凄い盛り上がりだね」

響「ちょっと待ってよ!自分宣戦布告なんてしてないぞ!」

玲音「いいじゃない、そういうことにしてた方がきっと楽しいことが起きるよ」

響「でも…」

司会「この大会がここまで盛り上がったことがあったか!否ないだろう!これからのアイドル界が楽しみだあー!!!」

ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!

司会「それでは響姫!最後の締めお願いします!」

響「ええ!?自分が!?」

玲音「いいじゃない、かましてやりなよ響」

響「ええ…ええと…」




響「自分は完璧だからな!いつか玲音も超えて自分がトップアイドルになってやるぞー!!」




ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワ!ワー!ワー!ワー!ワー!

律子「……」

黒井「……」

律子「完全にノリで言っちゃいましたね…」

黒井「響らしいと言えば響らしいがあれはどう聞いても宣戦布告にしか聞こえないだろうな」

玲音「うん、日本に戻ってきて正解だったね」

響「(やっちゃったような気がする…)」



時は戻り…

黒井「で、今に至ると」

響「そうだぞ…響姫響姫って…お姫さまは貴音だけで十分だぞ!」

黒井「亜美と真美は『お姫ちんが二人に増えちゃったよ!?』って言って混乱していたぞ」

響「いや前みたいにひびきんで…」

黒井「小鳥に関してはお前の仕事とメテオシャワー、竜宮小町の仕事が増えて泡吹いて倒れていたぞ」

響「いや!それは自分のせいじゃ!」

黒井「お前のせいだろう」

~~~~~~~~~~~~~

宣戦布告?した後

響『プラスアルファ!これからも竜宮小町とメテオシャワーをよろしくね!』

~~~~~~~~~~~~~~

黒井「あんなことを王者に言われた手前解散させるわけにはいかなくなったからな、無駄な仕事を増やされていい迷惑だ」

響「えー!だって自分外でライブしてたから竜宮小町もメテオシャワーも観てなかったんだもん!それくらいはいいじゃん!」

黒井「うるさい、練習量を10倍にするぞ」

響「えー!?ここはデレてよ!?褒めてよ!よく考えたら自分褒められていないぞー!」


王者でも黒井社長には頭が上がらない模様

ここで一区切り、次は少し遡って旅行編です。
久しぶりに書いているので旅行編に入る前にリハビリでいくつかお話を書きたいので「こういう話を書け」「こういうシチュを見せろ」とリクエストあれば3つ程書きたいと思うのでお願いしたいです。


北海道

車の中

亜美「海だー!」

真美「夏だー!」

亜美真美「「沖縄だーー!!」」

黒井「山だし冬だし北海道だぞ」

亜美「わかってるよー黒ちゃーん、ノリ悪いなあー」

真美「そうだよ!久しぶりに亜美とのお仕事なんだから!」

黒井「ちゃんと仕事の内容は把握できているのか?」

亜美「あったりまえだよ!北海道の色々なものを食べ歩くんだよね!」

真美「つまりただ飯だね!超ハッピーだよ!」

黒井「自費だぞ」

真美「ええ!?経費では…?」

黒井「落ちません」

真美「Noooooooooooooo!」


本番中

真美「さてさて次は北海道ラーメンだよー!」

亜美「おお!でもすごい行列!待ってる間どうしようかな?」

真美「あ!真美!ジンギスカンキャラメルあるよ!」

亜美「ジンギスカンキャラメル?」

真美「ジンギスカンの味を再現したキャラメルらしいよ!」

亜美「ええ!そんなの絶対おいしいに決まってるじゃん!」

ディレクター「いや…確かジンギスカンキャラメルって…」

黒井「いや…続けさせてくれ」

亜美「おじさん!ジンギスカンキャラメル2つ!」

おじさん「え?ジンギスカンキャラメル食べるのかい?テレビでの罰ゲームか何か?」

真美「いやいやいやいや食べ物食べるので罰ゲームってことはないっしょー青汁じゃないんだし!」

おじさん「いや…青汁よりも…」

黒井「(構わん、売ってくれ)」アイコンタクト

おじさん「(非道すぎる…)」

おじさん「はい…ジンギスカンキャラメルだよ」

真美「おお!匂いはジンギスカンだよ!食べたことないけど!」

亜美「絶対に美味しいに決まってるよ!これはラーメン食べる前に満足して帰っちゃうかもねー!」

亜美真美「「いただきまーす!」」

後のことは言わずもがな
食べた瞬間阿鼻叫喚と化し二人とも「死ぬかと思った…」と冗談好きの二人がマジで答えていた。悶絶してる姿がアイドルから掛け離れていた(お笑いに特化しすぎていた)のでもちろんカットされた。ディレクター陣は爆笑していた。気に入られたのでよかったとしよう


※ジンギスカンキャラメルは個人的な意見ですがめちゃくちゃマズイです。




とあるいつか

真「プロデューサー」

黒井「ウィ、どうした真」

真「プロデューサーって小鳥さんと随分仲良さそうですけどどういってた関係なんですか?」

雪歩「もしかしてそういう関係ですかぁ!?」

黒井「違う!そんな訳なかろう!」

やよい「じゃあどういった関係なんですかー?」

黒井「仕事柄、彼女のことを昔から知っていただけだ」

雪歩「小鳥さんの過去!?私気になります!」

真「僕も気になります!」

黒井「そうだなあれは五年前くらいになるか…」


真「プロデューサーって小鳥さんと随分仲良さそうですけどどういってた関係なんですか?」

真「プロデューサーって小鳥さんと随分仲良さそうですけどどういった関係なんですか?」


とあるどこかのオーディション

黒井「フーハハハハハ!高木の事務所のアイドルが出ると聞いたからオーディションに出てみたものの単なる雑魚だったようだな!私のアイドルの前では馬の糞のようなものよ!」

黒井「秋月律子…ウチに来れば輝けるというのに…高木!やはりあいつのプロデュース方針は間違っている…!」

黒井「さて帰ると…」

小鳥 黒井の前を通り過ぎる

黒井「……!おいそこの君!」

小鳥「…?私ですか?」

黒井「君は音無と言う名前ではないか?」

小鳥「はあ…そうですけど…(誰?まさかストーカー!?」

黒井「私は君の母をプロデュースをしていた黒井だ」

小鳥「ああ…母をプロデュース…黒井…961プロ…」

小鳥「ってええ!?あの961プロの黒井社長ですかぁ!?」

黒井「ああ、そうだ」

小鳥「その黒井社長が私にどのようなご用件で?」

黒井「君の母は一流だった、まるで光る原石だった。しかしまだ私が未熟だった故トップアイドルの一歩手前まで到達させるのが精一杯だった。」

小鳥「いやそれでも充分…母も満足してアイドルを引退…

黒井「それでは私が満足できんのだ!だからだ音無jr!」



黒井「アイドルにならないか?」






黒井「961プロ専属のアイドルだ。待遇もしよう!」

小鳥「ええ!?私が!?無理ですよ!」

黒井「君なら大丈夫だ!母の良いところを全て受け継いでいる!君ならトップアイドルに…!いや!私が君を…!」

小鳥「う~ん…」

黒井「私のところに来ればこんなところで燻らずに済む!もっと輝かすことができる!悪い条件ではないだろう?」

小鳥「いえ、私アイドルじゃないですよ?」

黒井「ウィ?」

小鳥「私事務員やっているんです。アイドルの」

黒井「なっ…!?君が事務員だと…!?ふざけるな!宝の持ち腐れにも程がある…!」

小鳥「いや~黒井社長はすっごい評価してくれてるんでしょうけど私歌とかダンスとか苦手で」

小鳥「たまに歌ってストレスを発散させるくらいが私にはちょうどいいです。それに…」

小鳥「私誰かの為に働くのが好きなんです。今は律子ちゃんの為に働くのが一番楽しいんです」

黒井「……」

小鳥「せっかくのお誘いですがすいません。お断りさせてもらいます。」

黒井「……」

黒井「……たまに来い」

小鳥「え?」

黒井「961プロに来たら私の名前を出せ。それで中に入れる」

黒井「歌は苦手でも歌は好きなんだろう?人前で歌えるくらいにはしてやる」

小鳥「それは黒井社長に迷惑ですよ!」

黒井「私が君の歌を聴きたいだけだ。それなら問題なかろう」

小鳥「…!はい!ありがとうございます!」

黒井「気が向いたらアイドルになってもいいんだぞ」

小鳥「フフッ、気が向いたら、ですか」

黒井「それじゃあアデュー音無jr」

小鳥「ってちょっと待って下さい!」

黒井「どうした」

小鳥「その音無jrってどうにかならないんですか?私は音無小鳥です!」

黒井「音無小鳥か…」



黒井「母に似て良い名だ」



時は流れて…

小鳥「黒井社長!ウチの事務所の娘達凄いんですよ!一度観に来てください!」

黒井「私も忙しいんだ。そんな時間あるわけなかろう」電話ガチャ

社員 「社長、会社を空けて何をしにいくんですか?」

黒井 「ウィ、まぁセレブの暇潰しと言ったところだ」




そして今に

真「成る程、そういうことがあったんですね」

やよい「だから小鳥さんってあんなに歌上手かったんですね!」

雪歩「んーでもなんだか思っていたような関係じゃなかったのが少し残念ですぅ」

黒井「小鳥と私に色恋沙汰があるわけなかろう。小鳥のことだ、きっと今では良い相手が…」

真「あっ…(察し)」

やよい「あっ…(察し)」

雪歩「あっ…(察し)」

黒井「ウィ?」

小鳥「プロデューサーさん?」ニコニコ

黒井「なんだいたのか小鳥、どうし

小鳥「今日飲みに行きましょうね?」

黒井「いや君と飲みは遠慮…

小鳥「行 き ま し ょ う ね ?」

黒井「はい…」

ーーーーーーーーーーーー

やよい「プロデューサーさん引っ張られていきましたね」

真 「まあ地雷踏んだプロデューサーの自業自得だよあれは」

雪歩「あれは仕方ないよねって…ねぇ真ちゃん…?」

真「どうしたの雪歩?」



雪歩「…961プロの社長ってどういうこと?」




彼女たちの口封じをするのらまた別のお話





彼女たちの口封じをするのらまた別のお話

彼女たちの口封じをするのはまた別のお話


訂正です


美希「えー響と仕事ー?美希嫌だよー」

響「酷いぞ美希!せめて自分がいないところで言ってよー!」

黒井「そういう問題なのか…?」

美希「美希、響は大好きでも響姫は嫌いだよーいつもの響と全然違うし!」

響「仕方ないじゃないか!そっちの路線で売れちゃったんだから!」

貴音「そうですよ美希、響はファンの皆に楽しんでもらえるように響姫という人物を演じているのですよ。私たちも見習うべきです。」

響「そうだぞー!自分頑張っているんだぞー!」

美希「ハニー、指パッチン」

黒井「ん」パチン

響「私と同じステージに立つんだからアンタ達も全力で自分に喰らいついてきなよ、振り落とされても知らないから」

美希「……」

響「貴音、アンタも巷じゃ姫って呼ばれているらしいけどそんなものは空想」

貴音「いいえ、私も貴女と同じところまで登りつめますよ響姫」

響「フッ、面白いね」

響「でも覚えていて、自分こそがアイドル界の姫、トップに相応しい…貴女の席はないよ」

美希「……もういいよハニー」

黒井「ん」パチン

響「だあー!プロデューサー!仕事以外の時は鳴らさないでよ!身体が勝手に反応してモード入っちゃうじゃないかー!」

黒井「すまんな美希が指示したものだから」

響「美希もイタズラでやめてよねー!貴音も乗らなくていいからー!」

貴音「すみません、つい」フフッ

美希「ねぇハニー…」

黒井「どうした美希、もう一度鳴らせばいいのか?」





美希「響変わりすぎだよ!!もはや別人だよ!!」






美希「全然いつもの響と違うの!語尾の『ぞ』は!?活発な響は!?どこにいってしまったの!?」

響「? ここにあるぞ」

美希「うん!今は!今はあるんだけど指を鳴らせば…」

黒井 指パッチン

響「そんなことで騒ぐなんて、美希もまだまだ子供だね」

美希「遥か彼方に飛んでいったの!何処かに行ってしまったの!」

黒井 指パッチン

響「だあー!プロデューサー!だから…」

美希「おかえり…響…」涙タラー

響「??? た、ただいまだぞ…」

貴音「美希行けませんよ、美希の本来のポジションは『ボケ』、ツッコミをメインにしては…」

美希「知らないよ!美希は765プロの中でも常識人枠なの!」

貴音「うーん…そんなに違和感を感じますか?」

美希「違和感しかないの…貴音がキャピキャピするのと同じくらい違和感あるの…」

貴音 スッ…

美希「ダメ!それはホントにダメだから貴音!美希の中の貴音が崩れるから!美希765プロにいられなくなるから!」

響「じゃあ響姫は…」

美希「ダメなの!!!」

黒井「こうも拒絶反応が強いと仕事に差し支えてしまうな…」

響「まぁ自分もあんまり好きじゃないけどなあ響姫」

黒井「まんざら嫌でもないくせに何を言っている」

響「ち、違うぞ!///響姫の時の自分に酔ってるとかちょっと楽しいなって思ったりなんて全然してないぞ!」

貴音「響、全て口に出していますよ」

黒井「うーん…ネットでは『響派vs響姫派!どっちが人気!?』と響本来の性格がバレつつあるからな…そろそろここでネタバレを…」

美希「うん!絶対その方がいいの!」

黒井「それでは次の特番で…」

貴音「いえプロデューサー、響姫は響が努力して得たキャラクター、それをみすみす捨てるのはいささか勿体無いと思います」

黒井「ふむ…それも一理あるな…どうしようか」


これから響をどういう風に売り出す?

A S寄りの響ちゃんが見たいからこのままで

B 活発な響ちゃんが一番!ハイサイな響ちゃんで!

安価
↓1~3
多い方を採用にします





安価かよタイトルに書いとけ

>>276
安価はちょこちょことやっていますので安価メインではないかと思ってタイトルからは外しました。誤解を招いてしまって申し訳ございません…


そして当日

アナウンサー「さて今日もやってきましたWステのお時間です!」

司会「今日もやっていきましょう」

ワー!ワー!ワー!ワー!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

司会「それでは次の方達です。」

アナウンサー「今人気絶頂中の響姫を筆頭にメテオシャワーの美希さん、そして765プロ第二の姫と名高い貴音さんの今夜限りのユニット『プロジェクト・フェアリー』です!」

ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!

響「ハイサイ!自分頑張るぞ!」

美希「やったー!響と貴音とWステ!幸せなの!」

貴音「こらこら美希、あまりはしゃぐのではないですよ」

ネットの反応

『あれ?響姫ってあんな感じだったっけ?』

『いや、もっと凛としてただろ』

『俺は信じてた響姫はキャラ、響派の勝利』

『情弱乙www響姫は元気の良い美希ちゃんに合わせているだけだから』

『それだと貴音ちゃんも美希ちゃんみたいになっていないと辻褄が合わんのだが?』

『↑お姫ちんとお呼びしろ』

『っていうか今日の美希ちゃんめちゃくちゃテンション高くね?』


プロジェクト・フェアリー出番前

司会「いやぁそれにしても響ちゃん、今日は随分雰囲気違うね」

響「これが本当の自分なんだぞ!」

響「注目され始めた時皆が強くてカッコイイ自分を望んでいたからなってみたんだけど…」

響「自分には合わないと思って…」

司会「成る程、それで今日本来の響ちゃんをお披露目と」

響「そうだぞ!TVの前の皆!今まで騙していてごめんなさい!そのぶん皆に応援してもらえるように頑張るからこれからもよろしくお願いします!」

美希「響なら大丈夫なの!響姫の時の1000倍はファンの人が増えるの!」

響「ホントに美希は響姫嫌いなんだな」

美希「大嫌い!だって全然響が響してないもん!だから今の響は大好きだよ!」

響「み、美希///恥ずかしいぞ///」

貴音「こらこら二人とも、もうすぐ出番ですよ」

アナウンサー「それではプロジェクト・フェアリーの皆さん、準備お願いします。

ネットの反応

『響 派 大 勝 利』

『この娘絶対クール系の方が合うと思ってたけど元気系の方が合うのな』

『まあ正直玲音の二番煎じだったからなあ』

『↑屋上』

『僕達を騙していたなんて響姫には失望しました。響ちゃんのファンになります。』

『そんなことよりもこれは美希×響でok?』

『響姫×美希だろjk』



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