紗枝めし!【小早川紗枝と餃子編】 (61)

モバマスSSです

紗枝はんとモバPが飯食うだけです

何!?季節の変わり目は風邪をひきやすいのか!?


言葉遣い間違ってても堪忍してや

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512246310

仁奈「お仕事無事に終わったでごぜーますよ!」

モバP「そいつぁ重畳。何事も無いのが一番良い事だ」

紗枝「ほんまにねぇ。うちらの所はとらぶる続きやったしなぁ」

撮影時間長引いたり、あとから注文色々付けられたりで大変やったなぁ……

モバP「言うんじゃあない。まだある程度予想できてたトラブルなんだから」

仁奈「あ、紗枝おねーさん!お疲れ様でごぜーます!」

紗枝「はい、お疲れ様どす」

お仕事疲れもあるやろうに仁奈はんは元気やなぁ

若いってことやろか?

……いやうちも若いですけど

モバP「んじゃ帰るかー。あ、仁奈は今日はママさんが遅くなるらしいから俺と一緒にご飯だ。何が食べたい?」

仁奈「ん~……悩み所でごぜーます」

モバP「今日は何でもいいぞ。好きなだけ頼め」

仁奈「えっ!?何でもいいでごぜーますか!?」

モバP「良いぞ。おかわりもある」

キラキラした目ぇして悩んではんなぁ

ほんまにかいらしぃわぁ♪

うちにもこないな子が妹におったらなぁ

仁奈「……!プロデューサー。本当に何でもいいでごぜーますか?」

モバP「え?あんまり壮大なのは止めてくれよ。晩鐘が俺の財布を指し示さない程度には」

紗枝「あら?何でもええ言うたんはプロデューサーはんやあらへんの?」

モバP「勘弁してくれ」

仁奈「餃子が食べてーでごぜーます」

モバP「餃子か……近くに佐竹飯店ってのがあったな……」

仁奈「ちげーでごぜーますよ。作って食べてーでごぜーます」

紗枝「手作り?」

仁奈「そうでごぜーます!一緒に作ってくだせーますか?」

モバP「作るのは構わないがそうなるとうちのキッチンだと手狭だな」

紗枝「せやったら女子寮の食堂はどないやろか?」

調味料、食器、調理道具完備やさかいなぁ

作ろう思たら何でも作れるんとちゃうやろか?

モバP「あんまり俺が女子寮に入るのも……今更か」

プロデューサーはん顔ぱすやさかいなぁ

ほんまに今更やと思うわぁ

モバP「んじゃあ紗枝、送って行く前に買い物寄っていいか?」

紗枝「あ、せやったらうちもご一緒してええ?」

モバP「いいぞ。その代わりに手伝って貰うけどな」

仁奈「紗枝おねーさんも一緒に作りやがるでごせーますか?」

紗枝「うちも餃子作るんは初めてやさかい色々教えてな♪」

仁奈「仁奈は作ったことごぜーますから色々教えるでごぜーますよ!」

紗枝「頼もしいわぁ♪あんじょう頼みますわぁ」

仁奈「仁奈に任せやがりませ!」

モバP「(定番の焼き餃子……折角だから水餃子も作るか……となると豚ひき肉とキャベツとニラと……ニンニクも入れたら美味いんだが女の子2人だからそれは入れずに……中華スープの素が多分あったはずだから……)」

仁奈「みーぎてでワンチャーン」

仁奈「ひだりてにサイコガンを持った男」

モバP「ヒュー!」

紗枝「遊ぶんもよろしいけどそろそろ準備せな間に合わへんよ?」

モバP「お、そうだな。じゃあやろうか仁奈よ」

仁奈「はいでごぜーます!今日はありがとうごぜーますですよ!」

紗枝「仁奈はんは作ったことあるみたいやけどいつ作りはったん?」

仁奈「前にパパとママと一緒に作ったでごぜーますよ」

モバP「ほう」

仁奈「でも今はパパもママも忙しいでごぜーますから……」

モバP「……」

紗枝「……」

空気が重たい……

モバP「仁奈……」

仁奈「?別に寂しくはねーですよ?」

仁奈「今は皆が遊んでくれやがりますから!(ペカー!)」

モバP「(ブワッ)」

紗枝「仁奈はん、いつでも遊びに来てええからね」

仁奈「はいでごぜーますですよ!」

モバP「(ゴシゴシグスッ)……んじゃ作るか!まずは野菜のみじん切りだな。仁奈は危ないから駄目だぞー」

仁奈「仁奈はまだ動く時ではないでごぜーますか」

モバP「そうだな。ここは紗枝と俺にお任せだ」

紗枝「材料切ったらええのん?」

モバP「ああ。キャベツの芯は固いから念入りに」

なんやこういうのええなぁ……

モバP「切った材料と豚ひき肉とエビのすり身に中華スープの素を入れて……」

モバP「仁奈先生出番です!」

仁奈「おぉ!今こそ仁奈が動く時が来たでごぜーますか!」

モバP「この具材を手で混ぜ合わせてくれ」

仁奈「粘土捏ねるのは仁奈はプロ級でごぜーます!」

紗枝「あら、期待してええのん?」

仁奈「任せやがるでごぜーます!」

モバP「で、具材を混ぜたら皮に包んで……」

紗枝「水を折り目に付けて包む……」

モバP「皮に具材置いてから机を叩いた衝撃で吹き飛ばしてから握り込むッッ!!って出来れば楽だけど出来ないから普通にっと……」

仁奈「仁奈は餃子作る道具がごぜーます!」

挟むと折り目付けて餃子の形に……

普段餃子なんて作らへんけど便利そうやなぁ

モバP「片方は焼いて片方は水餃子で頂こうか」

モバP「油を引いたフライパンに敷き詰めて」

モバP「羽根つきにしたいから小麦粉を溶かした水を入れて蓋をする」

紗枝「あっ、ええなぁ♪あのぱりぱりしたの」

仁奈「仁奈も大好きでごぜーます!」

出来上がりが楽しみやわぁ

モバP「水餃子茹でてるから2人は皿とか出しててくれ」

仁奈「わかりやがりました!」

紗枝「お茶碗とかお皿こっちの棚に入っとるさかい……落とさんように大丈夫?」

仁奈「大丈夫でごぜーますよ!……うんしょ!」

モバP「(微笑まし……ん?)」

モバP「げ……!」

紗枝「?どないしはったん?」

モバP「やっちまった……」

紗枝「?」

開いた餃子「(さよなら天さん……)」

紗枝「あら~、きちんと閉じれてへんかったんやね」

モバP「中身全部出ちゃったか……」

仁奈「?どうしやがりましたかー?」

モバP「!?な、なんでも無いぞ」

どないしたんやろ?

そない慌てることあらへんと思うけど……

モバP「(これな……仁奈が包んだやつなんだよ)」(ヒソヒソ)

紗枝「(あぁ、なるほどなぁ)」(ヒソヒソ)

作ったもんが失敗やったら仁奈はんも落ち込むやろなぁ

モバP「(というわけだ。俺がなんとかするからちょっとこっちを見ないようにしておいてくれ)」

紗枝「(そらかまへんけどどないしはるん?)」

モバP「(大丈夫だ。私にいい考えがある)」

モバP「仁奈ちゃんに新しいお仕事があるぞー♪」

仁奈「おぉ!何でも任せやがりませ!」

モバP「向こうで紗枝と一緒にちょっと大根おろしを作って来てくれ」

大根おろし?

そないなもん何に使うんやろ?

仁奈「わかりやがりました!」

モバP「おう!じゃあ紗枝、ケガしないようにちょっと見張っててくれ」

紗枝「はーい。仁奈はん一緒にしよか♪」

仁奈「はいでごぜーます!」

モバP「(さぁてこっちは大忙しだ)」

モバP「(俺の本当の力を見せてやる!)」

モバP「……疲れた」

紗枝「はばかりさんどす。ほとんどお任せしてしもてすんまへんなぁ」

モバP「いいよ。それに紗枝が仁奈の面倒見てくれたおかげである程度はスムーズに行けたから」

そう言うて貰うと助かります

紗枝「それにしても……」

仁奈「すげー豪華でごぜーます!!」

モバP「気合い入れて作ったからな」

作り過ぎやあらへん?

うちも仁奈はんもそない食べへんよ?

それに……

紗枝「今日餃子やあらへんかったん?ハンバーグなんていつの間に作りはったん?」

モバP「それ餃子の中の餡の余り。おろし醤油の和風餃子バーグ」

さっきの大根おろし……

まさかこないな風に使われるとは思わへんかったわぁ

仁奈「これなんでごぜーます?」

モバP「ん?あぁそれは餃子の皮を切って揚げたものにあんかけをかけたもんだ」

あ、これさっきの水餃子やあらへん?

仁奈「仁奈の作った餃子はどれでごぜーます?」

モバP「この見事な焼き餃子だ。流石仁奈先生……ッ!」

仁奈「(ドヤァ)」

紗枝「ふふっ、仁奈はんは餃子作りの名人はんやなぁ♪」

嘘も方便……

仁奈はんが笑顔やったらそれでええんや

モバP「では冷めないうちに食うか」

紗枝「せやねぇ」

仁奈「仁奈もお腹ぺこぺこでごぜーます」

3人「「「いただきまーす」」」

まずは焼き餃子から……ふーっ……ふーっ……

紗枝「あふっあふっ……」

ぱりゅっぱりゅっ!

紗枝「美味しい!」

羽の部分はぱりぱりで皮の部分はもっちりとやらこうて

中からじゅわぁってお肉のお汁が出て来てにらときゃべつの食感もええ感じ

今度はたれにちょんちょんっと……

はふはふっ……

ん……ちょっとらー油入れ過ぎたやろか?

あ、せやけどご飯と一緒に……はふっ……

ちょっと多いかと思たけどこれすぐ食べきってしまいそうやわぁ

ご飯にめっちゃ合うんやもん……

仁奈「はふっはふっ……うめぇです!」

モバP「いっぱい食え。おかわりもあるぞ」

仁奈「おかわりでごぜーます!」

紗枝「ほなよそってくるな」

モバP「上手にメシヨソイ出来るかな?」

仁奈「大盛りでおねげーします!」

紗枝「大盛り食べれるん?」

仁奈「いっぱい食べて大きくなるでごぜーます!紗枝おねーさんもすぐ追い越してやるですよ!」

紗枝「あら、そら楽しみやわぁ♪」

……うちももうちょっと食べた分だけでも大きいならへんかなぁ?

こっちの皮のあんかけはどないやろな?

プロデューサーはんが任しといてとか言うくらいやさかい……

あむっ……ぱりゅっかりゅっ……

あ、美味しい!

揚げた餃子の皮がぱりっぱりでとろ~っと中華風のお出汁の効いたあんかけが絡まって……

あんかけにもお野菜とかお肉やちゅるんとしたわんたんみたいな餃子の皮が入っとってぼりゅーみーやわぁ

モバP「くっくっく、このあんかけをな……こうやってご飯にかけてだな……」

モバP「美味い!!」(テーレッテレー)

仁奈「???」

モバP「おのれジェネレーションギャップ!!」

紗枝「ふふっ」

仁奈「ハンバーグうめ……うめ……」

はむっ……

お醤油と大根おろしの効いたやらかいお肉

あ、大葉も入っとる!

ちょっと濃い味が続いたとこにさっぱりした味のハンバーグはあかんなぁ

ご飯……無くなってしもたわぁ……

仁奈「紗枝おねーさんもおかわりでごぜーますか?」

紗枝「どないしよかなぁ?」

あんまし食べ過ぎるんも何やしなぁ

モバP「じゃあ俺は遠慮なくO☆KA☆WA☆RI☆DA」

紗枝「あぁっ!う、うちも!!」

仁奈「……何だか2人共パパとママみてーでごぜーます」

モバP「けふっ!?」

紗枝「に、仁奈はん!?(///)」

紗枝「はぁ……お腹ぱんぱんやわぁ……」

モバP「本当ならチーズとトマトを詰めた餃子とか皮に餡子とバター乗せてトースターで焼いたのとか色々作る予定だったんだがな」

紗枝「あかんて。そないなん全部食べたら絶対肥えてしまうさかい……」

仁奈「仁奈……なんか眠くなってきたでごぜーます」

仁奈「プロデューサー……ご本読んでくだせー」

モバP「いいぞ。じゃあ片付け終わったら……」

紗枝「あ、せやったらうちが片付けしとくさかい」

モバP「そうか?じゃあ本は……これでいいか」

モバP「むかーし昔、あるところにお爺さんとお婆さんが居ました」

何やろ?桃太郎やろか?

モバP「お爺さんは山へ隣の芝刈りに」

あ、これ桃太郎やな

モバP「お婆さんは川へ味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられた」

お婆はん!?

モバP「ギルガメス軍の一兵士キリコ・キュービィーは……」

お婆はんは!?

仁奈「スヤァ……」

モバP「ウド編でリタイアか」

紗枝「ふふっ、かいらしい寝顔やわぁ」

モバP「子供はこれくらいよく動いて、よく食べて、よく寝るんでいいんだよ」

紗枝「うちにも子供おったらこないな感じなんやろか?」

モバP「誰との?」

紗枝「…………」

紗枝「……やらしいわぁ(///)」

モバP「なんで!?」

モバP「んじゃ俺は仁奈送って来るから」

紗枝「もう夜遅いさかい気ぃつけてな」

モバP「あいよ……うおっ寒ッ!」

紗枝「……」

紗枝「ちょっと待っとって」

モバP「?」














紗枝「はい」

モバP「マフラー?」

ほんまやったらもうちょっと後で渡す予定やったんやけどなぁ

まぁ最近寒いさかい丁度ええやろ

……千枝はんに教わりながらやけど上手に出来とるやろか?

モバP「これは……手編み?」

紗枝「……」

紗枝「(コクリ)」

モバP「そっか、ありがとな(顔赤いの隠せてない……)」(ナデナデ)

紗枝「(///)」

モバP「んじゃ、お休み」

紗枝「はい、お休なさい。また明日な~」

紗枝「嫌やわぁ……」

紗枝「こない寒いのに」

紗枝「……」

紗枝「……顔熱い……汗びっしょりやわぁ(///)」



おわり?

決してPC版のデュエルリンクスで遊んでたから書くの遅くなったわけではない(震え声)

ということで一旦寝るのでおまけは夜にでも

おまけ1 紗枝めし!箸休め【トライアドプリムスと三角チョコパイ】




凛「それじゃ、ライブ成功と加蓮のドラマ撮影終了お疲れ様。乾杯」

奈緒 紗枝「「かんぱーい♪」」

加蓮「(チーン)」

紗枝「……なぁ加蓮はん大丈夫なん?なんやあんまし動きはらへんけど」

凛「まぁ一応大丈夫ではあるかな?ちょっとエネルギー切れみたいな感じだし」

奈緒「おーい、かーれーん?生きてるかー?」

加蓮「(チーン)」

ほんまに大丈夫なんやろか?

奈緒「まぁこういう時はナゲットのバーベキューソースを付けたポテトを口元に……」

奈緒「ほーれ加蓮、芋だぞー。数か月ぶりの芋だぞー」

加蓮「(ピクッ)」

凛「あ、奈緒気を付けてね」

奈緒「え?」

加蓮「(パクッ!)」

奈緒「ひゃああ!?」

加蓮「(もにゅもにゅ……)」

奈緒「や、やめろぉ!!私の指はポテトじゃなーい!!」

加蓮「(もむもむ)」

紗枝「か、加蓮はんほんま大丈夫?なんや見たことあらへん目ぇしとるけど」

凛「まぁ加蓮は大丈夫として奈緒の指が心配かな?」

奈緒「見てないで助けろよ!!」

加蓮「(モッモッモッモッ)」

奈緒「食われるかと思った……」

凛「プロデューサーも酷なことするよね。加蓮にドラマ撮影終わるまでジャンクフード禁止とか」

紗枝「あぁそういえばそないなことあったなぁ……」

とれーなーはんに連れて行かれた後のことは知らへんかったけどこないなことなっとるとはなぁ

加蓮「(ヒュゴゥ)」

加蓮「(モグモグ)」

加蓮「(ゴックン……)」

加蓮「ふぅ……」

奈緒「復活ッッ!!北条加蓮復活ッッ!!」

加蓮「うるさいよ、奈緒」

奈緒「酷くね?」

ぽてとのLさいずが4つ共無くなってしもた……

よー食べはるわぁ

加蓮「いやー!生き返った気分。やっぱりこれがないとね」

紗枝「はぁ……」

ほんまに大丈夫なんやろか?

凛「じゃ、3人共お疲れ」

加蓮「お疲れー♪」

紗枝「お疲れさまどす」

奈緒「お疲れ。まぁ何はともあれ無事で良かった良かった……アタシの指も」

加蓮「美味しかったよ」

奈緒「そんな感想いらねーよ!!」

紗枝「ふふっ、3人共仲良しやなぁ」

凛「……まぁ相手を食べるってのは愛情表現の一種だし私は気にしないから」

奈緒「若干引いてんじゃねぇか!」

加蓮「凜も美味しそう♪」

凛「やめてね」

うちも食べられるんはちょっと……

加蓮「紗枝ちゃんそれだけでいいの?」

紗枝「あんまり食べると晩御飯入らへんようなってしまうさかい」

加蓮「え?これって晩御飯じゃないの?」

え?これ晩御飯なん?

凛「加蓮もすぐそんなことするから今回みたいに禁止されるんだよ」

加蓮「えー!いいじゃん!美味しいよハンバーガーとかポテトとか」

紗枝「そればっかりはあきまへんってことどす」

加蓮「ちぇー」

紗枝「ほんで奈緒はんはさっきから何してはるん?」

奈緒「ふぇ!?」

凛「ふふっ、奈緒はここの新作のおまけフィギュアがずっと気になってたんだよね」

奈緒「し、しょうがねぇだろ!魔法少女エターナルカナデン限定フィギュア!この細部まで作り込まれたフォルム……!」

凛「奏の方は最後の最後まで渋ってたみたいだけどね」

奏はん……

奈緒「(ピラッ)……中も過激だ」

加蓮「紗枝ちゃんもナゲット食べる?(モグモグ)」

いつの間にかぽてとの数増えてへん?

紗枝「ほな一つだけ……」

あむっ……

こってり酸味のあるばーべきゅーそーす?が効いてて美味しい

ほんのりサクッとしとってふんわりした衣に淡泊なお肉やさかいそーすのお味がよー分かるなぁ

加蓮「奈緒」

奈緒「ほい」

加蓮「ん……(ピトッ)……ぷはぁ、やっぱバーベキューソースにポテト付けて食べるのいいなぁ」

凛「タバコ吸ってるんじゃないんだから」

紗枝「ほんま好きなんやねぇ」

うちも自分の食べよ……

白と黒迷ったさかい凛はんと半分こずつ

まずは白い方は……

ざくっ……

あま~い♪

さっくさくのぱいに濃厚な甘さのちょこれーと

こってりした甘さやけどどことなくあんまり食べたことあらへん味やなぁ?

まぁほわいとちょこそないに食べる機会あらへんさかいなぁ……あむっ

あ、ぱいが服にこぼれてしもた……これがあるさかいなぁ

どないかして上手に食べれへんもんやろか?

黒い方は……さくっ

ん~♪こっちはほんのりほろ苦いびたーなちょこれーと味

このほろっと苦い味が甘さを引き立てるっちゅうんやろか?

ちょっと奥深い大人の味いうんやろか?

凛「紗枝はどっちが好き?」

紗枝「ん~?悩むなぁ。どっちもええとこあるしなぁ」

凛「ふふっ、そうだね」

加蓮「あ~!二人共何それ!」

凛「今頃?新作のパイだよ」

加蓮「アタシも頼もっかな?」

奈緒「まだ食うの?」

加蓮「大丈夫大丈夫。アタシ太んないし」

それはほんのちょっとうらやましいわぁ

うちもお腹やのうて他の部分にお肉付いて欲しいんやけどなぁ

凛「そろそろお開きかな?」

紗枝「あんま遅ぉなってもあかんさかいな」

凛「紗枝は寮だっけ?門限とかあるの?」

紗枝「一応は。せやけどまだそない気にする時間でもあらへんよ」

加蓮「じゃあさ!カラオケいこっ!カラオケ!」

奈緒「お、久々に聞けるか?加蓮の毒茸伝説」

加蓮「いいけどその代わり奈緒はアニソン禁止で恋愛ソングだけね」

奈緒「なんでだよっ!」

凛「ふふっ」

紗枝「ふふっ」

<クダケトビチッタカケラバラバラバラニーナルー

ピッ

凛「プロデューサーからだ」

加蓮「ん?何々?」

奈緒「え~っと……ライブお疲れ様。加蓮のドラマの次回作が決まったので本人には言ってるが加蓮がまたジャンクフードを食べないように見張っててくれ?」

凛「……加蓮?」

加蓮「(ダラダラダラダラ)」

紗枝「加蓮はん?」

奈緒「(ジー)」

加蓮「…………てへ☆」

凛「トレーナーさんに連絡しておくね」

加蓮「ほんっとごめん!!それだけは!!それだけは勘弁して!!!!」

紗枝「まぁまぁ、今日くらいかまへんのとちゃいます?」

最初みたいにぐったりされても可哀想やし

凛「ハァー、今日だけだよ」

加蓮「モウアノジゴクハミタクナイ」

加蓮「あ~あ、こんなことならもっと食べておくんだった」

紗枝「食べ過ぎどす」

加蓮「凛も奈緒もプロデューサーも心配し過ぎなんだよねぇ」

奈緒「だってすぐ体調崩すだろ」

凛「まぁ心配だよね」

加蓮「昔より全然元気になったじゃん」

凛「まぁそれでも心配なものは心配だよ」

奈緒「過保護なのは否定しないけどな」

加蓮「まぁ……ありがと」

加蓮「……あ~あ、カラオケって気分じゃなくなっちゃったな」

凛「じゃ、今度こそお開きだね」

加蓮「そだね。明日もレッスンあるし」

紗枝「せやね。ほな、また明日」

奈緒「じゃあなー!」

~翌日~


加蓮「(チーン)」

紗枝「もうこないなことなっとるけど?」

奈緒「昨日の反動だな」

凛「やっぱりプロデューサーに言ってちょっとだけなんとかしてもらおっか」

※この後二週間に一度通うことを許可された


おまけ1おわり

実はじゃがいもはナスの仲間

ということでもう一つのおまけは明日(仕事疲れで寝て無ければ)

いくつかある中でどれ書こうか悩み中

おまけ2 紗枝めし!箸休め【棟方愛海とプリン】




愛海「う~寒い寒い……」

モバP「お~、愛海お帰り。ロケどうだった?」

愛海「うん!良かったよ!!他の事務所の人のお山が凄くてね」

モバP「……相手さんにやるなよ?」

愛海「……やんないよ」

モバP「なんで言い淀んだ」

愛海「そろそろ限界だよぉ!!お山揉みたいよぉ!!!」

モバP「(声のトーンがマジだ)」

モバP「声と言えば愛海」

愛海「何?」

モバP「声変わりしたか?ちょっと声に違和感を感じるが」

愛海「え?あ~あ~……そうかな?」

モバP「この時期風邪ひきやすいから気を付けろよ。今温かい飲み物出してやるから」

愛海「わぁい!ありがとー!」

モバP「(こうしてると普通に可愛い女の子なんだがなぁ)」

愛海「ねぇプロデューサー」

モバP「ん?」

愛海「ちひろさんのお山じゃダメかな?」

モバP「攻撃力1万で跡形もなく消し飛びたいならどうぞ」

愛海「攻略法が見つかるまで我慢しまーす」

愛海「ところで紗枝ちゃんは~?」

モバP「俺がいつも紗枝と一緒にいると思うなよ。今は別の現場で撮影中だ」

愛海「ふ~ん、でもいっつも一緒に居るよね?」

モバP「まぁそうだな」

愛海「……付き合ったりしてるの?」

モバP「なぁこんな格言を知ってる?」

モバP「好奇心は猫をも殺す」

愛海「ちょ、ちょっと気になっただけじゃん!」

モバP「今淹れるお茶に練りからしを入れるくらいわけないんだぞ?」

愛海「本当に止めて!というかなんでそんなにムキになるの!」

モバP「……軽はずみな言葉一つが噂になってそれが広がり……それで追い詰められた人間を何人も見て来た」

愛海「うん、ごめんなさい。もう言わないから」

モバP「理解の早い子は良い子だ。俺も言い過ぎたからとっておきの菓子を出してやろう」

愛海「何々?プロデューサーのお菓子って毎回美味しいから楽しみ!!」

モバP「くっくっく、こっそり後で食べようと思ってたとっておきの切り札だぁ……」

モバP「見るがいい!!これが我が切り札!!!」

チョーン!!

愛海「大袈裟に言った割りにはちっちゃい!!」

モバP「美味しい名店の瓶プリンよ!!」

あ、でも美味しそう……

あたしプリンって大好物なんだよね

愛海「(ジュルリ)」

モバP「誰にも言うなよ。数がもうねぇんだから」

愛海「うん、分かった!」

モバP「よろしい。今お茶を淹れてきてあげよう」

モバP「おっしゃ!食うか」

愛海「あ、ちょっと待ってプロデューサー」

モバP「どうした?」

愛海「こうやって二つ並べて……」

愛海「撮影」

愛海「……うひひっ」

モバP「おうこら、何想像した」

愛海「このサイズだと光ちゃん辺りかな?」

モバP「誰かは言わんでよろsって……え?マジで?」

愛海「うん、多分最近また成長してる」

モバP「……」

モバP「コホン」

モバP「食うか」

愛海「そだね」

お~……しっかりギュッと詰まったこの手触り!

いいね!ふわふわぷるぷるも好きだけどプリンはやっぱりこっちの濃厚な方が好き

あ~んっ!

うっわ美味しい!甘くて濃厚!!

適度な硬さのプリンが舌の上で跳ねながら溶けてく感じ!

何だろこれ!何だろ!たまに食べるプリンを何倍も濃縮したような卵の風味!

カラメルソースを絡めて食べると……ん~♪

愛海「……幸せ」

モバP「そこまで喜んでもらえるとは出してよかったよ」

愛海「今あたしは極上のお山を味わってる」

モバP「そこまでいけとは言ってない」

愛海「今あたしは光ちゃんの」

モバP「言わせねぇよ」

愛海「いやっ、でもこれっ……うん、美味しい」

モバP「ついに語彙力が低下し始めた」

愛海「美味しいよ、光ちゃん」

モバP「光じゃなくて生産者に言え」











~その頃~


光「ックシュン」

麗奈「うわっ!何?風邪?」

光「ん?そんなこと無いと思うけど」

麗奈「この麗奈様にうつさないでよ!ほら、マフラー貸してあげるから!」

光「ありがとう。麗奈は優しいな」

麗奈「ばっ!?うっさい!!(///)」

愛海「余計にお山に登りたくなった」

モバP「お?幸子チャレンジのロケに幸子と一緒に行くか?次は確かK2に挑むんだったな」

愛海「もうこの際それでもいいや」

モバP「重症だな。仕方ねぇな」

愛海「え?何?誰紹介してくれるの?」

モバP「まぁ今度のロケに行けば分かるだろ」

~ロケ当日~



モバP「よろしくお願いします」

愛海「……」

うどん職人の女性(87)「はい、よろしく。綺麗な子やねぇ……わたしの孫を思い出すよ」

愛海「……ねぇプロデューサー」

モバP「女の人と仕事したかったんだろ?良かったじゃないか。しっかり立派なうどん職人にしてもらえ」

愛海「よくもあたしを騙したなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

職人「はいはい、元気はいいけど始めるよ?まずは塩水と粉混ぜ合わせて……」

コネコネ……

あ、これちょっと楽しい!お山揉んでるような感触!

職人「……足で体重をかけながら踏んで」

ヘレンさんのマッサージより簡単!

職人「…………寝かせた生地を広げて」

なだらかな中に柔らかさを持つお山を撫でるように……

職人「(チョンチョン)」

モバP「ん?何ですか?」

職人「わたしこの子を弟子にしたい」

愛海 モバP「「ええっ!?」」

~○○年後~




乃々「ほっほっほっ……その時出来上がったのがこの棟方製麺の〝お山盛りうどん゛なんですけどー」

近所の子供「ヘー!スゲー!」




おわり

本来書く予定だったキャラを急遽変更!愛海ボイスおめでとうございます!

晴ちんと愛海がボイス確定でさてPaは誰になるだろうか?

と気になるところで見てくださった方々 楽しみにしてくださってる方々ありがとうございます

次回は……不動遊s……じゃなくてカニだよ!!

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