２

大会で優勝すると言ったら周囲に笑われて怒って店を退散するシーン


ガヤ「あばよー！二度と来んじゃねーぞ！」


沙織「…」グス


みほ「…」


優花里「…」




ミカ「戦いに確実なものなんてないさ」ﾎﾟﾛﾛｰﾝ


沙織「！」


ミカ「ここのチェリーパイはやっぱり最高だ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


沙織「あなたは…さっきの」


ミカ「何を悔しがるんだい、今の戦いは君らの勝ちさ」


沙織「え？」


ミカ「君の啖呵も大したものだ。なかなかきもったまのすわった子だ」ﾎﾟﾛﾛｰﾝ


みほ「…」


ミカ「あの人たちの言う戦車道ってのはダメだね」


ミカ「乙女が夢を見る時代が終わるって？」


ポロローン


ミカ「人の夢は終わらない！！」ドン


みほ「！」


ミカ「そうだろう！！」

ガヤ「おいおいお前何言い出すんだ！」


ミカ「人を凌ぐってのも楽じゃないさ」


ガヤ「何言ってんだてめえ脳みそ溶けちまったのか！？」


ミカ「笑われていこうじゃないか。高みを目指せば狙う標的の見えない試合もあるってもんさ」


優花里「…行きましょう」


沙織「…う、うん」


みほ「…」


沙織「みぽりん」


ミカ「邪魔したようだね。勝てるといいね大会」ﾎﾟﾛﾛｰﾝ

３


みほがアンツィオに誘拐されて代わりにカルパッチョとペパロニを人質にして交換取引のさい揉めるシーン


優花里「取引には私一人で応じます。邪魔をしないでください」


河嶋「邪魔？それはどういう意味だ」


沙織「…」ｽｯ


沙織「行きなよゆかりん。ここは私たちが止める」


河嶋「正気か？理解できないぞ」


華「こうしていても時間の無駄です。私がどかせます」


ペパロニ「…」ｷﾞﾘｯ


ペパロニ「本当に理解できないっすか」


ペパロニ「秋山がなぜ取引に一人で応じようとしているのか武部がなぜお前らをためようとしているのか」


ペパロニ「お前たちの隊長を取り戻したいって気持ちが仲間を取り戻したいって気持ちが本当に理解できないことなんすか！！」


カルパッチョ「ペパロニ…」


華「助かりたいからって必死ですか」


ペパロニ「自分のために言ってるんじゃない！取り消せ！！」

華「好き勝手ごちゃごちゃと…もう吹き飛ばします」


麻子「…五十鈴さんもうそのへんにしときな」


華「！？あなたまで何を」


麻子「会長私たちにとって最悪のケースってのはなんだ」


杏「んー西住ちゃんが既にやられていてこの二人にまんまと逃げられるかな」


華「そうはさせません」


河嶋「こいつらは逃がさない」


麻子「そもそもそれが間違いなんだよ」


河嶋「あ？」


麻子「私たちにとって最悪のケースってのは私たち全員がやられて大洗が死ぬことだろ」


麻子「それに比べれば会長のいったケースなんて屁みたいなもんだ…違うか」


杏「それはそうだね」


麻子「理由はどうであれお前らどっちにしろ西住さんにより過ぎだぞ。その結果このまま私たちが致命的に崩壊してみろ」


麻子「それが西住さんに対する裏切りだろうが。このまま揉めてたらそうなりかねんぞ」


麻子「いいじゃないか好きにさせてこのまま西住さんが戻らなきゃ買収されてる奴全員追放して大洗洗車道再生だ」


麻子「簡単なことだ」ﾆﾔ

逸見ァ！

洗車だけに水に流してやり直せ

1ミリも面白さが分からないんだがクロスか？
クロスならクロスと書いてほしいわ

４


麻子「沙織お前がもしも結婚するとして友人代表に呼ぶのは誰だ」


沙織「それはもちろん麻子だよ。決まってるじゃない」


麻子「そういうと思って代表スピーチを書いてきたんだ」


沙織「気が早いよ。でも聞かせてみせてよ」


麻子「沙織、優花里結婚おめでとう」


沙織「待ってなんでゆかりんと私が結婚してるの？！」


麻子「いや売れ残ったもの同士くっつくかなと」


沙織「せめて男の人にしてよ！」


麻子「淳五郎？」


沙織「なんでゆかりんのお父さん？よく名前覚えていたね」


麻子「まあ気を取り直して…こんなめでたい日に素っ裸でごめん」


沙織「まってなんで素っ裸なの？！」


麻子「サプライズ的な」


沙織「友人代表が素っ裸のサプライズっておかしいよ」

麻子「それ本気で言ってるのか？」


沙織「本気だよ！そんなの絶対おかしいよ」


麻子「ちょっと何言ってるのかわからないな」


沙織「だから友人代表が素っ裸はおかしいって服着てよ！」


麻子「わかった靴は履くよ」


沙織「全部着なよ。なんでちょっとマニアックなのよ」


麻子「いちいち突っ込まないでくれよ話が進まない」


沙織「そっちもいちいちボケないでよ」


麻子「沙織、優花里…慣れない呼び方だとスピーチがうまくいきそうにないのでいつもの呼び方でいく」


麻子「秋山さん、ゼクシィ…」


沙織「ちょっと何ゼクシィって」


麻子「お前のあだ名だぞ」


沙織「呼ばれたことないんだけど」


麻子「それはみんな裏で呼んでるからな。西住さんもそう呼んでるぞ」


沙織「みぽりんも！？地味にショックだよ！」

麻子「実は沙織と秋山さんにあったのは今日が初めてではない」


沙織「当たり前だよ。初対面の人が代表な訳無いじゃん」


麻子「小学生の頃弁当を忘れた時そっとエビフライをくれたこと」


沙織（そんなことあったっけ？）


麻子「体育の時間体操服を忘れた私にねちょっと体操服を貸してくれたこと」


沙織「ねちょっとって何よ使用済みみたいじゃん！」


沙織「というかさっきから身に覚えがないんだけど」


麻子「それはそうだぞ香織の話だもんな」


沙織「誰それ！？私の話してよ」


麻子「…それもそうだな」ﾆｶｯ


沙織「なんの笑顔よ」

麻子「昔から結婚したいだのモテたいだの行っていたお前がまさか女と結婚するとは」


麻子「人間なら誰でもいいんだな」


沙織「言い方言い方ドン引きだよ！」


麻子「結婚生活とは長い会話である」


オレンジペコ「ニーチェの言葉ですね」


沙織「おおいい言葉…ってペコちゃん！？」


麻子「夫婦とは結婚したふた組の男女のことである」


オレンジペコ「金田一京助の言葉ですね」


沙織「それ辞書だから！というかなんで普通にペコちゃんが…あ、帰っていった」


麻子「結婚には大事な袋が３つある」


沙織「うんうん」


麻子「ちなみに牛の胃袋は４つある」


沙織「その豆知識今必要！？」


麻子「一つ目が膨れりゃ四つ目が腹減る」


沙織「何の話よ」

麻子「まあそんな感じで二人で頑張れ」


沙織「なんでそこ適当なの」


麻子「遅れたが二人の友人の冷泉麻子だ」


沙織「遅すぎるよ！」


沙織「麻子さっきからふざけすぎ！」


麻子「ゼクシィ！」


沙織「その名前で呼ばないで！」


麻子「沙織、秋山さん、ゼクシィ」


沙織「三人になっちゃったよ！」


麻子「今日は本当におめでとう…以上秋山さんの元カノより」


沙織「え！？」

>>8

1にパロネタって書いてあるだろ

５


みほ「そういえば私が勘当された理由って戦車道のことって思われがちだけど本当は違うんだよね」


優花里「え、そうなんですか？」


みほ「本当はあの大会の後に起こったあの事件が原因なんだよ」



～回想～


しほ「戦車道大会の決勝戦のことですがフラッグ車を努めるものとしてみほのとった行動はとても褒められたことではありません。」


まほ「…」


エリカ「…」


しほ「ですが、勝負よりも人命を優先する行動は一人の人として称賛にあたいします。親として誇らしいです。みほがそういう子に育ってくれて誇らしいです。」



エリカ「ホッ」


まほ「ホッ」


しほ「ですがそういう時こそ周りの人がそれをフォローするのが仲間として当然です。」


エリカ「ビクッ」


しほ「ですがそれは終わったことです。大会はまた来年あります。」


まほ「来年は優勝します」


しほ「今日は無礼講です。逸見も楽にしなさい」


エリカ「は…はい」


エリカ（西住家の大会反省会に私も呼ばれるとは…気まずい）

しほ「ところでみほはまだですか？」


まほ「まだ時間が掛かるようです。」


しほ「それなら先に見せたいものがあります。」


まほ「見せたいもの？」


しほ「あっと驚く主婦の味方です。」



全自動卵割り機　　ドーン


まほ「」


エリカ「」



しほ「先日露天で公演販売しているものを買ったのです」


しほ「使い方は、ここに卵を入れて…このレバーを引く」


しほ「パンツァー・フォー！」ｶﾞﾁｬ


卵「パカーン」


まほ「」


エリカ「」

まほ「そ…その掛け声は」


しほ「販売員の方がやっていました。」


まほ「そ…そうですか」


エリカ（帰りたい）


しほ「そして先ほどこの機械を使って作ったのがこの卵焼きです。」ﾄﾞﾝ


しほ「試食してください」


まほ「は…はあ」


エリカ「モグモグ」


まほ「モグモグ」


エリカ（ふ…）


まほ（普通だ…）


しほ「…」


エリカ（か…感想を求めていらっしゃる）


まほ（え…エリカ何か感想を）


エリカ（え、ちょ隊長そんな）


まほ（ほら何かあるだろほら）


エリカ（ええええ…もう）


エリカ「 びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛」


まほ「！？」


しほ「！？」

まほ（エリカどうしたんだ！？）


エリカ（そんな…隊長が感想を言えと）


まほ（エリカそれは感想じゃなくてリアクションだ）


しほ「ま…まあ美味しいということはわかりました。」


エリカ（引かれた…。）


まほ「やっぱり機械で作った卵焼きは一味違いますね」


エリカ（あ、ずるい）



みほ「ただいまー」



エリカ（帰ってきた。…こんなに副隊長の事が恋しくなったのははじめて）


みほ「ごめんね遅くなっちゃった。」


しほ「構いません」


みほ「あ、卵焼きだ」ﾋｮｲﾊﾟｸ


まほ「みほ、はしたないぞ」


みほ「えへへへ、…これおいしー！」


しほ「！…これは」

みほ「そういえば卵といえばさっき面白いもの見つけてね」


みほ「なんでも卵を割る機械『全自動卵割り機』！」


まほ「」


エリカ「」


みほ「手で割ったほうが絶対早いのにｗｗｗｗｗｗわざわざｗｗｗｗｗひとｗｗｗｗｗてまｗｗｗ」ﾌﾟｸｸ


まほ（みほ…おまえそんな風に笑うのか）


みほ「しかもｗｗｗｗレバー引くときｗｗｗｗｗパンｗｗｗパンツァｗｗｗｗフォォォォォォォ！！！」ﾌﾞﾌｫｫ


しほ「…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


みほ「買う人ｗｗｗｗｗ絶対ｗｗｗｗ卵触ったことｗｗｗｗｗｗない人ｗｗｗｗｗｗブウワォフォ！！」


まほ（こんなに笑うみほは小学生の時以来だな）


みほ「ふう…ふう…ん、それは」


全自動卵割り機　　ババーン


みほ「」


しほ「…」ｶﾁｬ


しほ「パンツァー・フォー！」ｶﾞﾁｬ


卵「パカーン」


みほ「」


しほ「どうしたんですか。さっきみたいに笑いなさい」

みほ「え…えーっとこういうものもたまには」


みほ「いずれ一家に一台くるときがくるかも」


しほ「…パンツァー・フォー」ﾎﾞｿｯ


みほ「ブフォ！！」


しほ「みほ、あなたは勘当です」


みほ「」



～回想終わり～


みほ「ということがあったんだよ」


華「それは…なんとまぁ」


沙織「聞きたくなかったかも」


優花里（…うちにもあるとは言えません）


麻子（一番の被害者は黒森峰の現副隊長だな）


みほ「大会で優勝してなんとか敷居を跨ぐことを許されたんだけど…この間帰った時家にあったかつお節削る機械で笑ったら…」


みほ「仕送りが打止められちゃった…」

６


エリカ「イッツミーエリカ！」

７

※百合系


杏（私はある戦車道メンバーと関係を持ってしまった。）


杏（それは…）


みほ「あ、会長おはようございます。」


杏（この子、西住みほちゃんだ）


杏（プラウダ戦の後くらいだったか関係を迫られて、無理矢理戦車道をさせてしまったことの罪悪感からそれを受け入れてしまった。）


みほ「会長今日いいですよね。」


杏「う…うんいいよ」


みほ「今日で２０回目ですね。なにかお祝いでもしますか？」


杏「んーそうだねー」


杏（この子はこんな可愛い顔をして私との夜を数えている）


杏「ねー西住ちゃんもうこんなことやめにしないかい。私たち友達でいいじゃ…」


みほ「…ん」ﾁｭ


杏「…んぅ」ﾑｸﾞ


みほ「…んむ」ﾁｭﾊﾟｧ


杏「プハァ」


みほ「…いつもの場所で待ってますね」

杏（何度かやめようと思った。でもあの子と交わるたびにあの子の心の扉の奥に隠したものを見つけられるような気がした。）


杏（見つけてあげることが私なりの罪滅ぼしだと思った。）




杏（それからさらに数週間後わたしはみほちゃんに胸元の大きく空いた服をプレゼントした。）


みほ「杏さん、これ…わたしに？」


杏「うん、みほちゃんに似合うと思ってね」


杏（プレゼントしたのは着せたいからじゃなくて、いやらしく脱がせたいだけなんだよね）ﾋﾋﾋ


みほ「杏さん、これどうですか？似合いますか」


杏「…あ」


みほ「杏さん？」


杏「う…うん。すごく似合ってるよ！」


杏（…なんでだろう。みほちゃんを直視できない）

杏（気が付けばわたしはこの関係を楽しんでいた）


杏（…それでもこんなことは間違っている。このままじゃわたしはみほから離れられなっちゃう）


杏（もう…終わりにしよう。）





杏（二人で過ごす最後の夜。みほは何も言わず私に抱きしめられて朝を迎えた。）



みほ「それじゃ…杏。さよなら」


杏「うん…さよなら。もういつもの関係に戻るから」


杏「わたしは生徒会長で西住ちゃんは戦車道隊長で…」


みほ「はい…今までありがとうございます」


みほ「…会長」


杏（西住ちゃんの取り繕った笑顔に涙の跡があった）


杏（ごまかすつもりなら…もう少しうまく嘘ついてよ）






杏（一人きりの夜の方が好きだったはずなのに、気が付くとわたしはみほの感触を探してた）


杏（あの子の心の扉はかくして開くことはなかった。）

８


小梅「みほさん。わたしひよこを飼い始めたんですよ」


みほ「そうなんだ」


小梅「これです」ﾋﾟﾗｯ


みほ「写真？…かわいい！」


小梅「裏を見てください」


みほ「うら？」


ミホ


小梅「このひよこの名前です！」


小梅「いつかこのひよこがニワトリになって卵を産んだら人間の方のみほさんに一番に食べてもらいますね！」



エリカ「」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

小梅「みほさん！わたし妹ができたんです！」


みほ「そうなんだ。おめでとう！」


小梅「紹介しますからこっちに来てください」


みほ「うん」



小梅「あれがわたしの妹、塀梅です！」


壁のシミ


小梅「よく一緒にキャッチボールをしてるんですよ！」




エリカ「」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ