【モバマス】藍子「事務所で」茜「宝探し!」未央「ゲーム!」 (22)


藍子「未央ちゃん誕生日おめでとうございますっ」

茜「おはようございます! 私たちもプレゼントを用意しましたよ!」

未央「わー! 二人ともありがとー!」

茜「というわけで! さっそくプレゼントを探しに行きましょう!」

未央「プレゼントを、探しに……?」

藍子「はいっ。プロデューサーさんの許可をいただいたので事務所のいろいろな場所に置いてきました」

未央「それはまた面倒なことをしたね」

茜「プレゼントを置いたのは私と藍子ちゃんだけじゃないですよ!」

藍子「事務所のみなさんもプレゼントを用意してくれました」

未央「おおー。みんなありがとー」

茜「ちなみに私と藍子ちゃんは自分たちのプレゼントしか場所はわかりませんからね!」

藍子「私たちも見つけたら教えますよ」

未央「ありがとー。ちなみに、置いてあるのは事務所内だけ? 外のカフェとかには?」

茜「範囲は事務所の敷地内です!」

藍子「けどカフェには置いてません。お仕事の邪魔になっちゃいますから」

未央「なるほどなるほど」

茜「あとプレゼントは箱に入ってますよ!」

未央「箱かー。どんなのか気になるけど、とりあえず探しに行こっか」

藍子「はい。プレゼントを用意してくれた人のリストはあるので、どれが誰のかもその都度教えますね」

茜「それでは出発です!」

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未央「と、さっそく探しに行くわけだけど」

藍子「どうかしましたか?」

未央「まずはこの部屋を探さないとね」

茜「なるほど! スタート地点と油断させておいて隠してあるパターンですね!」

未央「怪しい場所は全部探さないと!」

藍子「でも……それらしい箱なんて見かけませんでしたよ?」

未央「そりゃ隠してあるからね。これ、机の中とかも探していいの?」

茜「使ってない机なら大丈夫です!」

未央「ふむふむ。……んー、見つかんないねー」

茜「こっちのソファーにもありません!」

藍子「事務所も広いですから、他を探しませんか?」

未央「この部屋にあると思うんだけどなー」

茜「そうなんですか?」

未央「たぶんあると思う。ね、あーちゃん?」

藍子「ええっ!? あ、あるかも知れませんねー……」

茜「ほんとですか藍子ちゃん!」

未央「ちなみにあかねちんはあーちゃんが隠した場所って知らないの?」

茜「知りません! 逆に藍子ちゃんも私が隠した場所を知らないです!」

藍子「はっ、はいー……」


未央「あーちゃんもう少し演技の練習した方が良いんじゃない?」

藍子「まっ、まだここにあるとは決まってませんっ」

未央「むっ。まだ隠し通すつもりかー」

茜「というよりプレゼントなんですし見つけてもらえた方が良いのでは?」

藍子「……あっ」

未央「ぷっ……」

藍子「み、未央ちゃんっ。笑わないでよーっ」

未央「あははっ。ごめんごめん。あかねちんの言うとおりだなーって思って」

茜「私が何か言いましたか!?」

未央「ううん。なんでもないよあかねちん」

藍子「はい。茜ちゃんは何もおかしなことは言ってません」

茜「それならよかったです!」

未央「おかしいのはプレゼントを隠し通そうとしてるあーちゃんだもんね?」

藍子「もうーっ!」

未央「あははっ」

藍子「いじわるな未央ちゃんにあげるプレゼントなんてありませんっ」

未央「あーちゃんごめんー。ねっ?」

藍子「むぅー……」

茜「大丈夫ですよ未央ちゃん! 藍子ちゃんは未央ちゃんのことが大好きなのでそんな意地悪はしません!!!」

未央「………………」

藍子「………………」

未央「ぷっ」

藍子「ふふっ」

未央「知ってるから大丈夫だよー、あかねちん」

茜「それなら良かったです!」


藍子「未央ちゃんが私をいじるなんて珍しくて嬉しくなっちゃいましたっ」

未央「あははっ。あーちゃんドMみたい」

藍子「それは怒りますよ未央ちゃん?」

未央「おおうっ。マジトーンは怖いぞあーちゃん」

藍子「……はぁ。未央ちゃん、花瓶のある棚の引き出しを開けてください」

未央「ん? あぁ、あの棚ね」

藍子「そこにプレゼントがありますから」

茜「確かにそこは探してなかったですね!」

未央「花瓶があるとゆーみんのスペースって感じがするもんね。……おっ、これかな?」

藍子「それです。その箱の中に私からのプレゼントが入ってます」

茜「私が入れた箱よりも大きいですね!」

未央「ん、箱によっても大きさがバラバラなのか。あーちゃん、開けてもいい?」

藍子「いいですよー。今の時期にはピッタリのはずですっ」

未央「ふむふむ。……えっとこれは、ブランケット?」

藍子「着る毛布ですっ。暖かくなるかなって」

茜「暖かそうですねー!」

未央「うんっ。それに手触りも良くて使うのが楽しみだね」

藍子「気に入ってもらえて良かったです」

未央「あーちゃんありがとー!」

藍子「どういたしまして」

茜「藍子ちゃんらしいプレゼントですね!」

未央「そうだねー。さて、次のプレゼントを探しに行こー!」

藍子「私もあとは探すだけなので楽しみですっ」


未央「次に探すのはここ!」

藍子「屋上ですか」

茜「障害物もないので見つけやすそうですね!」

藍子「でもさすがに屋外に置く人はいるんでしょうか?」

未央「あえて裏をかいたって人もいるかも?」

茜「何かと人がいるときも多いですからね!」

未央「盗まれる心配もなさそうだし。……って、明らかに分かりやすい場所に箱が置いてあった」

藍子「花壇のプランターの横ですね」

茜「開けてみましょう!」

未央「オープン! ……缶コーヒーだ」

藍子「ええっと、缶コーヒーはー……飛鳥ちゃんのプレゼントです」

茜「確かにいつもコーヒー飲んでますもんね!」

未央「プレゼントだからあんまり文句は言えないけど、ぬるくなってるよあすあす……」

藍子「入れたときは温かったのかも?」

茜「温めますか!?」

未央「あとでお願いするね」

茜「わかりました!」

藍子「……あれ? こっちにも箱がありますよ?」

未央「ほんとだ。もう一人用意してくれたのかな?」

茜「となると飛鳥ちゃんと仲が良い子でしょうか!」


未央「開けちゃおー。んー、猫のぬいぐるみと、あっ、手紙がある」

藍子「猫のぬいぐるみは……蘭子ちゃんですね」

未央「ほんとだ。手紙が難しい漢字ばっかり」

茜「漢文ですね!!!」

未央「いやいや熊本弁だよ」

藍子「日本語ですよ?」

未央「翻訳アプリ通さないといけないね」

茜「あれは便利ですよね!」

藍子「逆翻訳もできるようになって蘭子ちゃんとも意志疎通できますし」

未央「一番驚いたのはらんらんも使ってるってところだよね」

藍子「人工知能なんでしょうか?」

未央「いつかは人間も機械に支配されー……次行こっか」

藍子「ちょっと身体が冷えてきましたね」

茜「私の出番ですか!」

藍子「寝ちゃいますから手を繋ぐくらいで」

未央「日野マフラーはあーちゃんがおやすみ3秒しちゃうから」

藍子「あったかーいぃ……」

茜「未央ちゃんも繋ぎますか!」

未央「私は大丈夫だよ。というかプレゼント持ってるからね」

藍子「いったんロッカールームによりますか?」

未央「それがいいかもねー。誰か気を効かせてロッカーの近くに置いてくれてるかもしれないし」

茜「では行きましょう!」


藍子「今日は天気がいいからー」

未央「あかねちんが暖かくてあーちゃんがポカポカしてる」

藍子「右手にカメラ持って」

茜「走りましょう!」

未央「お散歩ランニングかな?」

藍子「お昼寝してるネコ」

茜「おはようございます!!!」

未央「ビックリして跳ね起きるよ?」

藍子「そよ風が」

茜「ボンバー!」

未央「それ台風だよ」

藍子「ロッカールームに着きましたー」

茜「ほんとですね!!!」

未央「またゆるふわ空間に迷い混んでたかー」

藍子「誰もいませんねー」

未央「みんなも暇じゃないからねー」

茜「ここも探しますか!」


藍子「そうですねー。隠せそうなところといえばロッカーの上くらい?」

未央「あっても椅子に立たないと取れないね?」

茜「私は椅子に立っても届きません!!!」

藍子「私は届くけどちょっと怖いかなー」

未央「ちょっと待ってて。先にロッカーに入れて……うわぁっ!!!」

茜「プレゼントが雪崩のように!!!」

藍子「未央ちゃん大丈夫!?」

未央「っててー。私は大丈夫だけど……もはやこれはテロだよ……」

茜「ロッカー開けた瞬間にたくさん落ちてきましたからね!」

藍子「みなさん未央ちゃんのロッカーに直接入れたんですねー」

未央「もうちょっと安全にしてほしかったかなー」

茜「マンガみたいでしたね!」

藍子「カッコいいキャラクターのバレンタインでしょうか?」

未央「こんなの経験したのは初めてだけど」

茜「とりあえず整理するところからですね!」

未央「うん。二人とも手当たり次第開けちゃっていいよー」

藍子「はーい」

茜「開けますよー!」


未央「んー、これくらいかな?」

藍子「もう閉じてる箱はないですねー」

茜「全部開けました!」

未央「にしても、肩たたき券にお煎餅。メガネに本に化粧品にドーナツにいっぱいだね……」

藍子「いくつか誰からか言わなくても分かりますね」

未央「そうだね。……というか肩たたき券にいたっては島村卯月のって書いてあるよ」

茜「卯月ちゃん似合いそうですね!」

未央「絶対しまむーのお父さんにあげるプレゼントと同じだと思うなー」

藍子「今度改めてプレゼントもらえるんでしょうか?」

未央「そうだといいけど。さすがに肩たたき券は寂しいよ」

茜「私も肩を揉みましょうか!」

未央「何対抗心燃やしてるのさ」

藍子「……あっ、未央ちゃん。ロッカーの上にも箱がありませんか?」

未央「おっ、ほんとだ。やっぱり誰か置いてたのかな」

茜「さっきは見えなかったのに不思議ですね!」

藍子「開けたときの衝撃とか?」

未央「かもしれないね。……よっと」

茜「いいジャンプです!」

未央「中身すごい軽かった」

藍子「いったい誰のでしょうか?」


未央「んーと……うん。しぶりんだね」

茜「見ただけでわかるんですか!」

未央「だってすごく青いし」

藍子「ラッピングも青いなんて凛ちゃんらしいですねー」

茜「肝心のプレゼントはなんですか!」

未央「えーっとね、アクセサリーかな。結構カッコいい感じのデザイン」

茜「それも青いですね!」

藍子「メモに書いてある凛ちゃんのプレゼントも蒼いアクセサリーでした」

未央「しぶりんはぶれないなー」

茜「ニュージェネのお二人は個性的ですね!」

未央「あかねちんがそれ言う?」

藍子「あははっ。茜ちゃんも個性的ですよ」

茜「ありがとうございます!!」

未央「……まあいいか。それより、まだあかねちんのプレゼント見つけてないんだけど」

藍子「さすがに事務所内は広すぎましたね」

茜「答えいいましょうか?」

未央「最終手段と言いたいところだけど、陽も沈んできてるしヒントだけもらおうかな」

茜「ヒントですね! ……未央ちゃんが毎回見てる場所です!」

未央「私が見てる場所?」

藍子「未央ちゃんが見てる場所ですかー」

茜「あっ! 未央ちゃん以外も見ますよ! 私も藍子ちゃんも卯月ちゃんも凛ちゃんも!」

未央「となるとスケジュールとか?」

藍子「でしたらプロデューサーさんの事務室でしょうか?」

未央「とりあえず行ってみよー」


未央「プロデューサー! プレゼントをよこせー!」

P「ないぞ」

未央「ええー!? 今日は未央ちゃんの誕生日だよ!?」

P「それを理由にこの前収録後にスイーツねだったのは誰だ」

藍子「そんなこともありましたねー」

未央「それはそれ、これはこれでしょー!?」

P「誕生日プレゼントの代わりでいいって言ったのはどこのどいつだよ」

茜「未央ちゃんが言ってましたね!」

未央「そんなー……」

P「というわけでプレゼントは用意してません!」

未央「そこをなんとか!」

P「ダメです」

藍子「それよりも未央ちゃん。ここに来たのは茜ちゃんのプレゼントを探しに」

未央「……そうだった!」

茜「みんなが見るところですよ!」

P「ん? 茜がここにプレゼント置いてたのか?」

藍子「かもしれないので探しに来たんです」

未央「ついでにプロデューサーからプレゼントをせしめようと」

茜「前借りしたのでは?」

P「ふーん。どうしても欲しいって言うならしっかりと態度をだな……」

未央「さて探すぞー!」

P「はぁ……」


藍子「プロデューサーさんは今日ずっとここでお仕事を?」

P「そうだよ。企画書作らないといけないからずっとパソコン触ってた」

茜「お疲れ様です!」

P「ありがとな。もう少しで終わりそうなのが救いかな」

未央「あかねちんどこに隠したのー?」

茜「言いませんよ!」

未央「牛丼一杯でどう?」

茜「………………」

藍子「未央ちゃんっ。食べ物で釣っちゃだめですよっ」

未央「大盛りとおかわりも許可しよう!」

茜「この部屋にはないです!!!」

藍子「茜ちゃん……」

茜「はっ!?」

未央「というか、そもそもここじゃないんだ……」

藍子「となるとどこでしょう?」

未央「事務室内でみんなが見るとこでしょー?」


茜「もっとヒントを言うならみんなが通る場所です!」

藍子「通路?」

未央「階段とかエレベーター……なら流石に気づくよね」

藍子「あっ、わかったかもー」

未央「おっ?」

藍子「未央ちゃんも前に使ってたところだよね?」

茜「あっ! そうですね! 藍子ちゃんが考えてるところで合ってるかと!」

未央「私が使ってるとこ?」

茜「はい! 探すのが大変でしたね!」

未央「探す? ……あぁっ!」

茜「わかりましたか!」

未央「エントランスね! 確かにみんな見るだろうし通るね!」

藍子「それに茜ちゃんの誕生日のときに未央ちゃんが隠した場所ですね」

未央「まさか同じ場所に隠されるとは」

茜「未央ちゃんへのお返しです!」

未央「これは一本取られたよ。それじゃ、プレゼントが何なのか気になるから取りに行こっか」

茜「期待しててください!」

藍子「私も気になるなー」

未央「あかねちんはいったい何をくれるのか……!」


未央「………………」

藍子「……あっ、茜ちゃん」

茜「どうですか!これからの季節にピッタリですよ!」

未央「……確かにそうだろうけどさ。プレゼントがパンツって」

茜「毛糸のパンツです!」

藍子「とっても暖かそうです……けど」

茜「私だと思って使ってください!」

未央「いやいやいや!? パンツをあかねちんだと思うのは難易度高くない!?」

藍子「肌に身につけるものですし、ね?」

茜「日野マフラーと同じです! さしずめ日野パンツでしょうか!」

未央「これは断じて日野マフラーではないし、あかねちんはパンツにはなれないよ」

藍子「それを言ったらマフラーにも……」

未央「……この話題はやめようか」

藍子「そうですね……」

茜「もしかして気に入りませんでしたか!?」

未央「ううん。気に入らなかったというより、驚いたっていう方が強いかな」

茜「サプライズ成功ですね!」

未央「あかねちんがおかしくなったかと私は思ったけどね」


藍子「でも、実用的ですし良いんじゃないでしょうか?」

未央「そうだね。毛糸のパンツって履いたことないけど、意外と良いかもしれないし」

茜「私はよく履きますよ!」

藍子「茜ちゃんっ。そういう話はここではっ」

未央「そうだよ! ……とりあえず場所変えよ!」

茜「わかりました!」

藍子「……えっと、茜ちゃんので全員分確認できたかな?」

未央「おっ、それならプロデューサーのところに戻ろっか」

茜「プロデューサーのところにですか?」

藍子「何か用事でもありましたか? ……あっ、プレゼント?」

未央「それは貰えないからねー。お仕事もうすぐ終わるみたいだからご飯でも誘おうかなって」

茜「いいですねー! 疲れた後のご飯は美味しいです!!」

未央「それに誕生日とかって相手にお返ししたくなるものだし。プロデューサーにも日頃の感謝をしないとね!」

藍子「未央ちゃん……偉いですねっ」

未央「そんなことないと思うけど、二人にも感謝してるから!」

茜「私も未央ちゃんといると楽しいですよ!!」

藍子「はいっ。これからもよろしくお願いしますっ」

未央「やっぱり毎日楽しくなくっちゃね! ……さて、プロデューサー掴まえてご飯に行きますかー!」

茜「おー!」

藍子「おーっ」



終わり


ここからおまけ


未央「あーちゃん、あかねちん。ばいばい」

茜「お疲れ様でした!」

藍子「気をつけて帰ってくださいね。プロデューサーさんも駅までですけど未央ちゃんをよろしくお願いします」

P「うん。二人も近いとはいえ気をつけて帰れよ」

未央「あかねちん、しっかりあーちゃんを守るんだぞ」

茜「任せてください! 藍子ちゃんのためなら痴漢も撃退してみせます!!」

P「そこはお願いだから悲鳴あげたり、普通に逃げてくれ」

藍子「わかりました。それじゃあ茜ちゃん、帰りましょうか」

茜「はい! お疲れ様でした! 明日もよろしくお願いします!」

未央「また明日ー」

藍子「お疲れ様でした」

未央「……ふぅ。私たちも帰ろっか」

P「そうだな。今日は遅いし地元ついたら親に迎えにきてもらえよ?」

未央「わかってるって。もう、心配性だなー」

P「担当アイドルなんだし気を配るのは普通だろ」

未央「そこは可愛い担当アイドルを喜ばせるために良いこと言う場面でしょー」

P「なに、なんか褒めて欲しいの?」

未央「そうだねー。たまには未央ちゃんも素直に褒めてほしかったり?」

P「そうか。そうだなー、その服……」

未央「…………」

P「その服、寒くないか?」

未央「……は?」


P「タイツ履いてるとはいえ、見てるだけでこっちが寒い」

未央「はあ!? 寒いの我慢してオシャレしてるのに言うのはそれ!?」

P「もっと暖かそうな格好してくれ。藍子みたいにモコモコしたやつとか」

未央「確かにあーちゃんは暖かそうな格好してるけど! ……いま褒める話の流れだったよね!?」

P「褒めようとしたけど、寒そうだったし」

未央「……はぁ。これだからプロデューサーは。だったらそのコート貸してよ」

P「なんで」

未央「このままじゃ可愛い担当アイドルが風邪引いちゃうよ?」

P「お前……。しょうがないな、ほれ」

未央「いえーい。んぅー、あったかーい。……けど、でかいね?」

P「当たり前だろ。ってか俺が寒いんだけど」

未央「私は暖かいもーん。たまにはプロデューサーも我慢しよ」

P「……駅ついたら返せよ?」

未央「うん!」

P「……さむっ」


未央「…………」

P「…………」

未央「プロデューサーってマフラーとか手袋使わないの?」

P「んー、雪降るくらい寒かったら使うぞ」

未央「なにそのこだわり」

P「俺も知らん」

未央「はぁ……コートは暖かくても手袋してないと寒いねー」

P「そうだな。俺はコート追い剥ぎされたからもっと寒いけど」

未央「仕方ないなー。……はいっ」

P「急に手出してどうした?」

未央「手、繋ごっ。そうすれば寒くないでしょ?」

P「スキャンダルになることは控えてください」

未央「追い剥ぎしてる時点で手遅れじゃない?」

P「…………」

未央「隙あり!」

P「あっ、おい」

未央「えへへっ。プロデューサーの手、暖かいね」

P「俺の手が暖かいんじゃなくて。……わかった、駅までだぞ」

未央「えへへ、ありがと。ねえねえ、こうしてるとまるで私たちってさ……」




今度こそ終わり


未央誕生日おめでとう!

誕生日前日に限定SSRも来て運営も祝ってくれてますね。

みなさんはお迎えできましたか?

私は何回かやっていたら、神様が未央をスカウトできるチケットくれました。

大人っぽさを前面に押し出した未央の姿は必見ですよ。

今すぐお迎えしましょう!

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

これからも未央のプロデュースを続けていきましょう。







過去作とか


【モバマス】茜「世界に一つの!」未央「日野ストーブ」藍子「奈緒ちゃんもいますよ」

【モバマス】未央「ポジパの」藍子「トリック」茜「オアー!」

【モバマス】未央「探せ!」藍子「プレゼントを」茜「置いてきた?」

【モバマス】藍子「年に一度の」茜「藍子ちゃんの」未央「誕生日♪」

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