※キャラの口調が多少おかしいかもしれませんが、ご了承ください!
スネ夫「やあ、皆! フェアリーズストーリー3、やってみない?」
ジャイアン「おぉ~、フェアリーズストーリーっつったら、俺様が三度の飯より好きな奴じゃねぇか!?」
しずか「あら、でも「3」って明日、発売じゃなかったの?」
スネ夫「パパの会社がフェアリーズストーリーを作ってるゲーム会社「イーグルジャンプ」のスポンサーの一人だから、特別にね!」
ジャイアン「おぉ、やるやる! 「1」と「2」はもうクリアして…ちょうど新作がやりてぇ所だったんだよ!」
のび太「なになに、何の話?」
スネ夫「チェッ、のび太か…。」
ジャイアン「お前には関係ない話だよ!」
のび太「えぇ~~!!」
しずか「もぅ、そんな意地悪しないの! あのね、スネ夫さんがフェアリーズストーリー3のソフトを貰ったみたいで、皆でやりましょうって誘ってくれたのよ!」
のび太「あぁっ、それ知ってる~♪ 面白いよね、フェアリーズストーリー!!!」
スネ夫「悪いけど、このゲームは三人用なんだ。のび太にはやらせられないよ!!」
ジャイアン「そういうこった。残念だったな、のび太~!! ははははははっ」
のび太「くぅ~~~/////」
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しずか「そうやっていつものび太さんを仲間外れにして~! そんな意地悪するなら、私も帰るわ!」
のび太「しずかちゃ~~んっ///」
スネ夫「えぇっ!? しずかちゃんまで帰るなんて、それはないよっ!?」
しずか「行きましょう、のび太さん?」
のび太「うん♪」
スネ夫「いいもーーーんだ! 二人で楽しくやるから~~」
ジャイアン「行こうぜ、スネ夫!!」
……………………………………………
のび太「まったくスネ夫とジャイアンめっ!! あったまに来るよっ!」
しずか「まぁまぁ…」
のび太「そうだーー!! [たぬき]に頼んで、フェアリーズストーリー3を出して貰うおうか!」
しずか「えっ?」
~野比家~
のび太「という訳で、ドラえも~ん! フェアリーズストーリー3を出してよーー!!」
ドラえもん「そんなのないよっ!!」
のび太「えぇっーーー!?」
しずか「ドラちゃんに「3」を出してもらうなんて無茶よぉ、のび太さん」
ドラえもん「大体、のび太くんはなんで「3」を出してなんて言うんだい? 明日、発売なんだから、明日まで待って買えばいいのに」
のび太「実はスネ夫の奴が……カクカクシカジカ」
ドラえもん「なんだってぇっーーー!? スネ夫の奴が、フェアリーズストーリー3をもう手にしただってぇーーー!!??」
のび太「そうなんだよ! パパの会社がスポンジとかでぇ~…」
ドラえもん「スポンジ?」
しずか「スポンサーの事よ! スネ夫さんのお父さんの会社があのイーグルジャンプのスポンサーだそうで、その関係で発売日前に手に入れたそうなのよ」
ドラえもん「成る程…。それでいつものようにスネ夫は「3」を自慢しながらプレイしないかと誘ったが、いつもの通りのび太くんは仲間外れにされた訳か…」
しずか「私は意地悪が嫌だから、断ったけど」
のび太「だから、ドラえもん、何とかしてよぉ~~~!!!!」
ドラえもん「何とかしてって言われてもねぇ…そうだ!」
のび太「何かいい事でも思い付いた?」
ドラえもん「タイムマシンで明日まで遡って、買ってくればいいんだよ!」
のび太「あっ、そっかぁ!!」
しずか「あらっ、そんな事が出来るの?」
ドラえもん「タイムマシンだからね、もちろん可能だよ!」
~しばらくして~
ドラえもん「はい、お待たせ!」
「フェアリーズストーリー3」
のび太「わぁぁっーーー、待ってましたーーー!!
しずか「本当に買ってきたのねっ!」
ドラえもん「でも、のび太くん…やりたいって言った割に出したおこづかいは少なかったよね…」←ゲームを買うのに払ったお金の大半はドラえもんのおこづかいから出された。
のび太「あははっ、ごめ~ん。今月は漫画とかに使っちゃってさぁ……。それより、せっかく買えたんだからさ。しずかちゃんも一緒にやろうよ!」
しずか「え、えぇ。そうね」
ドラえもん「買ってきてお金を出したものボクなんだから、ボクにもやらせてよ!!」
~プレイ後~
のび太「あぁ~、楽しかったーー♪」
しずか「ほんとね♪」
ドラえもん「1や2をプレイした時以上に楽しめたよね~♪ これもイーグルジャンプのスタッフの頑張りあってのものだよ!」
のび太「スタッフかぁ……。ねぇ、ドラえもん?」
ドラえもん「なんだい? また変なことじゃないだろうね?」
のび太「フェアリーズストーリーを作った、そのスタなんとかって人に会いたいなぁ~?」
しずか・ドラえもん「「えぇーっ!?」」
のび太「ねぇ、いいでしょう~、ねぇ~?」
しずか「のび太さん、それはいくら何でも無茶なんじゃ!?」
ドラえもん「まったく君はこれだから困るんだよ。」
のび太「いいじゃん、減るもんじゃないし! ねぇ、お願い、お願い、お願い!!」
ドラえもん「無理なもんは無理だよ! それに一般人がゲーム会社に行って、スタッフに会いたいなんて言ったって会わせてくれるわけないだろ!?」
しずか「そうねぇ…。普通は門前払いよね?」
のび太「でも、気軽に中に入れる道具があるでしょ? オールマイティパスとかさ?」
しずか「あの、見せれば好きな場所に出入りが可能になるあれのことね?」
のび太「そう♪」
ドラえもん「オールマイティパスはないよ。今、点検に出してるからね…」
のび太「えぇっ~~~!?」
のび太「そんなぁ~~」
しずか「仕方ないわよ、のび太さん。「3」が出来ただけでもありがたいと思わなくちゃ!」
スネ夫「おーーーーーーーい、のび太ーー!!」
しずか「あらっ、この声はスネ夫さんだわ」
のび太「何の用だよ!! 僕は今!!」
ドラえもん「まぁまぁ、ちょっと外に出て見たら…」
…………………
のび太「何の用だよ! さっきの事はもう…」
スネ夫「実はさっき…スポンサーのパパを通じてイーグルジャンプのお偉いさんから見学も兼ねて遊びに来て下さい、なんて招かれちゃってさぁ!!」
のび太「えぇっーー!?」
しずか「本当なのっ!?」
スネ夫「今からジャイアンと一緒に行く所なんだよ! 羨ましいだろ~?」
のび太「べ、別にぃっ///」
スネ夫「そんな事言っちゃってーー!! あっ、しずかちゃんも一緒にどう? あちらさんから友達も一緒にどうぞって言われてるんだ!」
しずか「あらぁっ、そんな、悪いわぁっ…」
スネ夫「しずかちゃんなら大歓迎さ♪ あっ、のび太はダメな!」
のび太「ふ、ふぅんだぁ~!!//」
しずか「スネ夫さん、意地悪しないの! 実はのび太さんもイーグルジャンプに行ってスタッフさんに会いたいって言っていたところだったの…。だから、お願い、スネ夫さん…。のび太さんも一緒に、ね?」
スネ夫「えぇ……でも…」
しずか「スネ夫さん!」
スネ夫「わ、分かったよ…。のび太も特別に連れて行けばいいんでしょ!」
のび太「やったぁーーー♪」
しずか「良かったわね、のび太さん!」
スネ夫「ただし、僕の言う条件を飲んでくれたらね!」
のび太「えっ?」
……………………
ドラえもん「なにぃっ、今度、ボクの秘密道具から好きなものを一つ、しばらくスネ夫に貸せだとっー!?」
のび太「そうなんだよ! スネ夫が僕をフェアリーズの会社に連れて行く代わりとかでさぁ……」
ドラえもん「まったく君はそんな勝手な事を!!!」
のび太「お願いだよ~~。僕もフェアリーズストーリーのスタに会いたいんだよ~~、お願いーーー!!」
ドラえもん「はぁ~…。まったくしょうがないなぁ……」
のび太「ありがとう~、ドラえもん♪」
ドラえもん「その代わりにスネ夫に伝えて…僕も♪」ニヤリ
のび太「えっ?」
~イーグルジャンプ前~
しずか「これがあのフェアリーズストーリーで有名になったゲーム会社「イーグルジャンプ」なのね…」
ドラえもん「流石に大きいね…。」
のび太「そんな事より早く入ろうよ! どんな人がいるんだろう♪」
ジャイアン「おい、スネ夫! なんでのび太とドラえもんがいるんだよっ!?」
スネ夫「仕方ないよ…。のび太はしずかちゃんから一緒に連れてってほしいって頼まれちゃって…。さっきの「3」の時みたいに意地悪してって言われて、またしずかちゃんが外れちゃったら大変だからさ…」
ジャイアン「ドラえもんの方はなんだよ?」
スネ夫「のび太に連れて行く代わりにドラえもんの道具、好きなものを一つしばらく貸す事って言ったら、逆にドラえもんから、「ボクも連れてけ」ってうるさくてさ!」
スネ夫「それで…無理だって言ったら、一つじゃなくて二つ貸すって条件を出されて…もし断るようなら貸さないって言われたから…「じゃあ、本当に二つ貸してくれるね?」って事で…仕方なく」
ジャイアン「そういう事かよ!!」
~イーグルジャンプ社内~
青葉「えっ、見学っ!?」
コウ「そう。来るのはうちのスポンサーになっている、ある会社の息子だってさ!」
ゆん「息子さん、ですか?」
りん「葉月さんがご招待なさったそうよ。それと息子さんだけじゃなくて、お友達もご一緒だそうよ」
はじめ「へぇ~、という事はその息子さん、というのは…」
コウ「まだ小学生だって話だぜ」
ひふみ「小学生……可愛い…ね」
りん「そうね♪」
ゆん「でも、葉月さんも唐突ですねぇ~」
コウ「まぁ、そこはあの人の判断だからね」
青葉「小学生の見学者、なんてまるで遠足か、社会科見学ですね!」
はじめ「その響き、懐かしいなぁ!」
りん「あっ、そろそろ着く頃ね。」
ひふみ「りんちゃん……案内役?」
りん「えぇ。じゃあ、行ってくるわね!」
のび太「ねぇ、まだ入らないの?」
スネ夫「あぁ、うるさいな!! これから案内の人が来てくれるから、その人の案内でようやく入れる事になってるんだよ」
のび太「あっ、そうなの…」
ジャイアン「まったくのび太の奴、ちっとは落ち着けないのかよ…」
しずか「まぁまぁ。緊張しているのはのび太さんだけじゃないんだから」
ドラえもん「ボクもだよ!」
ガチャッ♪
りん「お待たせしてごめんね♪」
スネ夫「あっ、どうも、今日はお招き頂きありがとうございます! よろしくお願いします!」
りん「あらっ、礼儀正しい子ね♪ 初めまして、私は遠山りんと言います。よろしくね♪」
のび太(遠山さんかぁ……綺麗な人だなぁ~/////)
ドラえもん(のび太くん…その顔だと「綺麗な人だな」って思ってるようだね…。でも、綺麗な人だなっていうのはボクも同感だよ)
しずか「初めまして。遠山さんって綺麗ですね!!」
りん「えっ/// あ、ありがとね♪///」
ジャイアン「俺、タイプだぜ///」
りん「えっ!?」
スネ夫「あっ、いえ、なんでも!? ジャイアン、いきなりはマズいよっ!」
ジャイアン「なんだとっーー!!」
スネ夫「ジャイアン、怒るのは…暴力は今、反対!?」
りん「まぁっ!!」
のび太「初めまして、野比のび太です。」
スネ夫「のび太の癖に先に自己紹介するなんて…おっと、ゴホン! 僕は骨川スネ夫と言います」
しずか「源静香です。今日はよろしくお願いします」
ジャイアン「俺様は剛田武。だけど、皆からは「ジャイアン」って呼ばれてます!」
りん「のび太くん、スネ夫くん、しずかちゃん、武くんね♪ 改めてよろしく!」
りん「それと……」
ドラえもん「初めまして、ボクドラえもんです♪」
りん「タヌキっ!? しかも今、喋って!!??」
ドラえもん「ボクはタヌキじゃなーーーい!! ボクは22世紀からやって来たネコ型ロボットです」
りん「えっ? 22世紀、ロボット??」
しずか「遠山さんが混乱してるわ…!」
のび太「見慣れないから、無理はないのかも!」
ジャイアン「おうおう、このロボットの事はひとまず置いておこうぜ!」
スネ夫「そうそう♪ どうせ説明しても伝わんないし!!」
ドラえもん「バカにするなぁ~~!!/////」
りん「それで…ここが…」
スネ夫「わぁ~、ここでゲームの企画の話を!?」
しずか「はい。遠山さん、質問いいですか?」
りん「なに、しずかちゃん?」
しずか「遠山さんのここでの役職はなんですか?」
りん「私はAD及び背景班リーダーを兼務しているのよ」
のび太「ADって?」
ジャイアン「何も知らねぇ奴だな! いいか、ADって言うのはテレビで…」
ドラえもん(絶対に違うと思う…)
スネ夫「そのADじゃないよ! いい、ADはアートディレクターの事を指すんだよ!」
りん「あらっ、スネ夫くんは物知りなのね!」
スネ夫「はい。色々と勉強しましたので」
のび太(いつの間に…)
りん「それでね、ここが我がイーグルジャンプのグラフィックチームが仕事をしているブースよ! 別名キャラ班とも呼ばれているわ!!」
のび太「グラフィッカー? ブース?」
スネ夫「分からないのに、いちいち反応するなよ!」
りん「そうだ! せっかくだから、皆にもキャラ班の全員を皆に紹介しようかしら♪」
スネ夫「えっ?」
ジャイアン「マジで!?」
しずか「緊張するわね…」
のび太「遂にスタッフと対面ってやつだね!」
ドラえもん「どんな風、なんだろうね?」
りん「それとタヌキくん…」
ドラえもん「だから、タヌキじゃ!」
りん「今はペットとして特別に入る事が許されてるから、あまり皆を怖がらせたりしちゃダメよ?」
ドラえもん「ペット……」
スネ夫・ジャイアン「「あははははーーー、ペット(笑)!!」」
しずか「ちょっとぉ、あまり笑うとドラちゃんが可哀想よ!?」
のび太「あのぅ…?」
りん「なにかしら?」
のび太「ペットっていいんですか、ここにいても?」
りん「う~ん。というか、私の上司に葉月しずくさんって人がいてね…その人が社内に「もずく」って名前の猫を放し飼いにしててね。」
スネ夫「あっ、葉月さんって、僕を誘ってくれた人だっ!?」
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