【モバマス】モバP「世界レベルへの挑戦」 (15)

(メトロノームの音)

ヘレン「......」

モバP「......」

トレーナー「......」

(メトロノームの音)

トレーナー「......始めっ!」カッ

ヘレン「!」ザッ

モバP「!」ダッ



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トレーナー(まずは静かな動きだし...だが)

(メトロノーム音)

ヘレン「...ふっ、....ハッ」ダン、ダン

モバP「.....、......」スッ、スッ

トレーナー(基礎の中に熟練した技のキレ、これが...)

メトロノーム「カッ、カッ、カッ、カッ(チーン)」

トレーナー(いや、まだこれは田舎レベル。言うなれば....)

トレーナー(栃木っ!)

ヘレン「ヘーイ!」ダンッ!

モバP「ヘーイ!」ダッ!

メトロノーム「カッ、カッ、カッ、カッ(チーン)」
ステップ音「ダッ、ダッ、ダッ、ダッ(ターン)」

トレーナー(二人のステップ音がシンクロし、もはやパーカッションの鼓動を生み出している。そこに胎動するパッション。交わされる魂のディスカッション)

ヘレン「ヘーイ!ヘーイ!」

モバP「.....スッ、.....ヤァッ!」

メトロノーム「カッ、カッ、カッ、カッ、カッ、カカッ、カッカ、チーン!」
ステップ音「ズン、ズン、ズン、ズン、ズン、ズン、ズン、ズン」

(メトロノームの音)
(ステップオブパーカッション)

トレーナー(様子見は終わりといったところか。空気が引いて行く。嵐の前の静けさ、互いにこれから仕掛ける仕草....)

ヘレン「ヘーイ!ヘーイ!.....」キュッ

ステップ音「ズン、ダァン、ズッタ、タカタカヅンチャダムドン」(タムタム)

トレーナー(!?ヘレンが先手か!!)

モバP「......ヘーイ!」(サスペンドシンバル)

トレーナー(モバPが続いた!)

ヘレン「ヘーイ!(ダンダン)フーッ!(ズンズン)」

トレーナー(田舎を飛び出す。この圧力でまだ地方レベル....)

トレーナー(そう、ここからは.....)

トレーナー(北関東!)

(ドラムソロ)

メトロノーム「カカカッ、カカカッ、カッ、カカ、カカカ」
ドラム「ドゥン、ドゥカッ、ドゥン、ドゥカッ」

トレーナー(妙だ。静かすぎる。助走が長い。冗長な序章、上級な状況、しかし、準備は上々!)

モバP「ヘーイ!ハァァアアアア!」ダンダン

(ドラムロール)

モバP「ッ、フゥッ!ヘーイ!フーッ!」

トレーナー(プロデューサーが仕掛けたか!なんて見事な横ステップ....ッ!そのまま地方を置き去りにさらなるステージへ!ここからは都市、いや、一足跳びに南へ!!首都圏上陸、まさにこれは.....)

トレーナー(T O K Y O !!!)

モバP「ヘーイ!」

(激しいメトロノームのビート)
(荒れ狂うドラム)
(産声を上げるパーカッション)


(クレイジーメトロノーム)
(スクリームパーカッション)
(ドラム)

モバP「フゥッ!ヘーイ!フゥッ!ヘーイ!」

トレーナー(隙がない。ここで決めるつもりかプロデューサー!)

トレーナー(世界を阻むプロジェクト、防戦続けるプログラム....どう出る、ヘレン!)

ヘレン「.....フッ」

トレーナー(わ、笑った....ッ!)

ヘレン「ヘーイ!ヘーイ!ヘイヘイ!ヘーイ!」

トレーナー「動きを合わせたっ!」

トレーナー「そうか!プロデューサーは立ち塞がっていたのではない!待っていたのか!!」

トレーナー「一人では、羽ばたけない、足りぬ翼を広げ、求める風を待って、今得られる真のパートナー!そして飛び出す通過点!!」

トレーナー「これが....っ!」

メトロノーム「カッ、カッ、カッ、カッ(チーン!)」

プロデューサー「往くぞ!」

ヘレン「オゥケェイ!」

(ファンファーレ)

モバPヘレントレーナー「アジア!!!!!」

トレーナー(これが、アジアレベル...まだ世界にすら届いていないというのに、私にはもはや理解が追いつかない....)

トレーナー(日本を飛び出した二人の脚はもはやこの地を踏んでいないというのに、スタジオが、空気が、そして私の心が震えるほどのパーカッション、オブザビート。捉えられない、一瞬たりとも見逃したくないはずのこの躍動が、私では.....)

トレーナー「己が未熟がこんなにも苦しいと感じたことはない....」膝をつく音

ベテラントレーナー「この場になんてネガティヴな音を響かせている」

トレーナー「ね、姉さん!」

ベテラン「今は、まだ分からなくてもいい。しかし、諦めるな。感じるんだ。二人の躍動を」

モバP「ヘーイ!」

ヘレン「ヘーイ!」

ベテラン「これこそが、この二人が体現する表現こそが....」

マスタートレーナー「そう!」

ヘレンモバP「「ダンサブル!」」

ベテラン「フフッ、そんなことを言っているうちにまた一つ上のステージへと旅立ってしまったようだ」

マスター「二人のステップはアジアを結び、一つの文化をつなぎ、輝く古の道を形成!」

『シルクロード!』

ベテラン「やがて全てを巻き込む大きな風となり大地を掴む!」

『ユーラシア!!』

マスター「ついてこれるか?ここからは言葉すら超え」

『オセアニア』

ベテラン「フフッ、私もどうやらこのレベルまでらしい...世界にはまだ届かない」

『ヨーロッパ!!!!!』

マスター「そして、七つの大陸全てを巻き込み、ここからがようやく本番だ」

モバPヘレン「「ヘーイ!」」

_人人人人人人人人人人人人人人人_
> 世 界 レ べ ル <
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ヘレン「腕を上げたわね、プロデューサー。ここからは世界レベル。生半可な気持ちではとても歩めない、覗くことすら許されない領域。褒めてあげるわ。ヘーイ!」

モバP「ヘーイ!お前らのプロデューサーがこの程度もできなくてどうする!しかし、今日はもはやプロデューサーではない。一人の男としての、いや、ダンサブルとしての矜持をぶつける!」

置き去りにされたステップ音「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ」

モバP「ついてこい!これが、俺のたどり着いたその先ッ!」

二人に追いついたメトロノーム「チッ、チッ、チッ、チッ(ヘーイ!)」

マスター「ま、まさか!」

モバP「宇 宙 レベル!!!」

ビッグバン「ヘーイ!」爆誕

ヘレン「面白いじゃない!」

マスター「....フッ、完敗だな。私ですら捉えるのがやっとだとは....」

ベテラン「もはやスターの輝き。これ以上は近づくほどに燃え尽きる憧れの煌めき」

トレーナー「あれは、彗星?いや、違う。彗星はもっとこうバーって.....」

モバP「ヘーイ!」

ヘレン「ヘーイ!」

モバP「ヘーイ!」

ヘレン「ヘーイ!」

モバP「ヘーイ!」

ヘレン「ヘーイ!」

宇宙レベルに順応し始めたBGM「バンッ、ツァ!VOU!!ヘーイ!ミミミン!」電車で向かえば1時間の情熱

モバP「フフッ、フハハは!ここからは気力の勝負。互いが宇宙を維持できなくなった時が決着。スタドリの力で並みのブラック企業がホワイトに見える業務をこなしてきた俺の体力に負けはない」

ヘレン「.....ヘーイ!」

モバP「勝った!燃え尽きる星の定め!世界レベル、ヘレンの座はこの俺が戴く!」

ヘレン「.....(ニヤリ)」

モバP「笑った、だとこの状況で!バカナッ!!」

飛鳥『プロデューサー、キミは勘違いをしているようだ』

モバP「この声は....飛鳥!飛鳥なのか!!」

飛鳥『キミは理解していないのさ。宇宙をその先を』

モバP「理解、していない?俺が?!」

飛鳥『宇宙はね、存在そのものの証明に過ぎないよ。そう....その先のまだ先ですらちっぽけなボクらの』

ヘレン『ご褒美に見せてあげる。先のその先』

飛鳥『そう、全てそのものである、セカイの!』

ヘレン飛鳥『「世界レベルを!!!!」』

モバP「ば、バカな!くそっ、燃えろ!燃えろ俺の小宇宙!!連れて行ってくれセカイへ!!!」クロックアップ

世界レベル「ヘーイ!」

モバP「これが、世界.....」光になって消える音

メトロノーム「カッ、カッ、カッ、チーン」耐えきれず壊れる音

(メトロノームの音)

トレーナー「.....勝者!ヘレン!」

ヘレン「ふぅ、いいダンサブルだったわ」

モバP「ふぅ、ふぅ、へへ、ヘレンには敵わないか.....」

ベテラン「素晴らしいものを見せてもらった」

マスター「あぁ、全くだ」

トレーナー「いいか、お前たち。これを参考にこれからも励んでくれ!」

一同「「「「......」」」」

全員「「「「無理だよ!」」」」

END

終わりです。HTML出してきます

体を動かすのは楽しいけど、運動し始めるまでが一番大変んだなって気持ちで書きました。わかってもらえると思います

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