【モバマス安価】P「アイドルたちの相談に乗る」 (254)

P「どうもここ最近アイドルたちの元気がない」

P「笑顔も作ってる感じで、このままだと仕事にも支障が出そうだ」

P「プロデューサーとして何かしてあげたい。ということで今から話をしに行こう」

P「まずは↓2だ」


↓2 アイドル一人 コンマが悩みの深刻度

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511674358

村上巴の相談 深刻度:92


巴「……」

P(見るからに落ち込んでるな)

P「巴」

巴「ん、プロデューサーか……うちに何の用じゃ?」

P「最近元気がないだろ? どうしたのかと思って」

巴「はは、隠しきれてなかったか。さすがはプロデューサーじゃ」

P「何があったんだ。もしよかったら相談に乗らせてくれないか」

巴「いや、これはうちの問題じゃけん。心配はいらん」

P「巴の問題は俺の問題でもある。気にせず頼って欲しいんだ」

P「もしかしたら俺にどうこうできる問題じゃないかもしれないけど」

巴「プロデューサー……」

巴「なら、話だけでも聞いてくれ」


↓2 巴の悩みとは

巴「実は……ありすのいちごパスタの味が落ちたんじゃ」

P「え?」

巴「料理の味は、料理人の心の状態も関係してくるものだと思うんじゃが」

巴「ありすの中で何らかの変化があったのか、あまり美味くない」

巴「どうしたものか」

P「……それでこんなに悩んでるのか?」

巴「そうじゃ」

P(てっきり身内の事件絡みかと)

巴「なあプロデューサー、うちはどうしたらいい?」

P「え」

巴「この事をありすに伝えるべきか。味が戻るまで放っておくか」

巴「どちらもプラスに働くかもしれんし、マイナスに働くかもしれん」

P(そもそもありすが悩んでるとは限らないよな)

巴「この際じゃ、プロデューサーの意見に従うことにする」

巴「どうか答えてくれんか」


↓2 悩みの解決策 コンマを深刻度からマイナス

92-62=30


P「きっぱりと伝えよう」

巴「きっぱりと、か」

P「そもそもありすが悩んでるとは限らないし」

P「悩んでいたなら、一緒になって考えてあげればいい」

巴「じゃがそれが余計だったら…」

P「悩んで困ってる時に誰かから心配されたら、巴はどう思う?」

巴「……嬉しい」

P「ありすもきっとそうだよ」

巴「そうか……そうじゃな。ユニットも組んだ仲なんじゃ」

巴「ありすの悩みはうちの悩みでもある。プロデューサーが言ってくれたように」

巴「早速行ってくる!」スタタタッ

P(これで前に進んでくれるといいが)

P(……てかよく考えたら)

P(いちごパスタが美味しくないって、逆に美味しくなってるってことなんじゃ……)



――数十分後――


巴「プロデューサー!」スタタタッ

P(お、きたか)

P「ありすと話し合ったのか?」

巴「プロデューサの言うとおりにな。で、その結果を伝えようとここに来たんじゃ」


↓2 コンマ判定 30からマイナスして0になると解決 1でも残っていたら未消化

中身あるならともかく、コンマだけなら直下がいいと思う

はい、あとちなみ00は0と100どっち?

>>16
確かにその通りですね
次から直下にします

>>17
00は100でお願いします

30-84=0 悩み《解決》


P「どうだった?」

巴「プロデューサーの言うとおりにしてよかった」ニコッ

巴「ありすに何を悩んどるのか聞いたら、いちごパスタのアレンジを模索とったらしいんじゃ」

巴「そこでうちは言ってやった。そのままでいいんじゃと! いちごパスタに小細工は必要ないと!」

P(望みが潰えたか)

P「な、なるほど」

巴「するとありすは笑顔になった。いちごパスタの味は守られたんじゃ。礼を言わせてくれ!」

P「解決してよかったよ」ハハ

巴「ところで、今からありすがいちごパスタを用意してくれるらしいんじゃが」

巴「プロデューサーもどうじゃ?」

P「いや、俺はいい」

巴「そう言わずに来てくれんか。何かしないと気がすまんのじゃ」グイグイ

P「ちょ、ちょっと……!」


――――

P「うっぷ……すごい味だったな……」

P「ありすのアレンジしたものはどんな味だったんだろうか」

P「さて、次は誰のところに行こう」


↓2 アイドル一人 コンマが深刻度

すみません、早耶というキャラに罪はないのですが
このキャラを扱って安価スレで荒れてしまったことがあるので
非常に申し訳ないのですが、再安価をとせていただきます

↓2でお願いします

大原みちるの相談 深刻度:44


みちる「……」

P「みちる」

みちる「プロデューサー? あたしに何か用ですか?」

P「元気がないなと思って話しかけたんだ。パンも食べてないし」

みちる「四六時中食べてると思ったら大間違いですよ!」プンプン

みちる「まあ、元気がないのはアタリですけど……」

P「悩み事か」

みちる「……」

P「もしよかったら話を聞くぞ」

みちる「いいんですか?」

P「うん」

みちる「それじゃあ……」


↓2 みちるの悩み

みちる「パン絡みなんですけど」

P「うん」

みちる「実は今ちょうど食べようとしてて」

P(やっぱり食べてたのか)

みちる「その瞬間、誰かに奪われたんです」

P「……は?」

みちる「詳しく説明すると、美味しそうなパンの袋をこうして開けてですね」クイッ

みちる「まずは匂いを堪能して、『いただきまーす!』って、かぶりつこうとした……その時」アーン

みちる「誰かが凄い勢いで目の前を通過して、パンを奪って走り去っていくんですよ」カクカク

P(ジェスチャー混じりだと分かりやすい)

みちる「特定しようと目で追った時には、既に角を曲がっていて……」

P「すごい速さだな。本当に誰だか分からないのか」

みちる「はい……おかげでお腹がぺこぺこですよ」

P「まさか一日三食食べてない?」

みちる「食べてるに決まってるじゃないですか」

P「そのパンは盗まれないのか?」

みちる「はい、オヤツだけです」

P「……」

P(なら別にいいんじゃないかとも思うけど)

P(人が買ったものを盗むのはな)

P「よし、俺に任せろ」

みちる「手伝ってくれるんですか?」

P「そんなことする奴を見過ごすわけにはいかないだろ」

みちる「ありがとうございます!」

みつる「で、どうするんですか?」

P「そうだな」

P(俺がそばにいて見守るか? それともアイドルに聞き込みをするか)

P(それとも……)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス

44-69=0 悩み《解決》


P「……1人でパンを食べて奪われてしまうならば」

みちる「ならば?」

P「2人でパンを食べれば奪われるんじゃないか」

みちる「なるほど! ……ん? どういうことですか?」

P「つまりだな」

ヒソヒソ

みちる「……!?」

みちる「な、ななっ……何を考えてるんですか!?」カァァ

P「そうすれば隙間もないし奪われないだろ」

みちる「でもそれ一時的な対処法ですよね! もっと他に方法があるでしょう!」

P「まあまず試してみよう。何か新しいことが分かるかもしれない」

みちる「本当に何か分かるんですか? うう、分かりました。やってみましょう」

みちる「あの、一応聞きますけど、これっていやらしい感情とか入って…」

P「ない。至って真面目だ」

みちる(確かに真剣な顔してるけど)

みちる(……プロデューサーって、天然?)

>>38
一部誤字してました…
セリフの下から四番目、みちるです


――――

みちる「仕様するパンはこれです。オヤツに最適なスティックパン」

P「学生の時によく食べたよ」

P「よし、始めよう。俺はこっち側で、みちるはこっち側だ」

みちる「はい……」

P「まずは俺から」パクッ

みちる「……」ドキドキ

P「ほうひは?」(どうした?)

みちる「うー……いただきます!」

みちる「はむっ」パクッ

みちる(か、顔が近……!)

スタタタッ

P「!!」

P(誰かが走ってくる音。そして……)

みちる「あっ」

P・みちる(パンが獲られた!)

>>44
誤字が多くてすみません、セリフの上から三番目

P「2人でパンを食べれば奪われないんじゃないか」です

>>46
仕様× 使用○ です



ガッ


???「!?」


ステーーーンッ!!


???「痛っ……!!」

みちる(私たちの間を抜けようとして転んだ!)

P(こんなつもりはなかったんだが……って)

P「!?」


↓2 パンを盗んでいた犯人

P「お前は……真尋!」

真尋「いたたた……バレちゃったね」

みちる「真尋さん? どうして!」

真尋「……」

P「立てるか?」スッ

真尋「ありがとうPさん」ギュッ

P「こんなことした理由、教えてくれるな?」

真尋「うん……」

真尋「ごめんねみちるちゃん。まず謝らせて」ペコリ

みちる「何であたしのパンを?」

真尋「んーと……この前、私が注意したこと覚えてるかな?」

みちる「?」

真尋「ほら、オヤツにパンを食べてるみちるちゃんを見て、『そんなに食べたら太るよ』って」

みちる「あ、覚えてます」

真尋「でもみちるちゃんは『大丈夫です』って食べ続けたよね」

真尋「それがすごく心配になってさ。体型のこともそうだし、体調を崩さないかって」

真尋「それから何度注意しても聞いてくれなかったから」

P「犯行に移ったと」

真尋「ごめんなさい! みちるちゃんからしたらお節介だし、人のものを盗むなんて最低だよね……」

真尋「もう絶対こんなことしないから」

みちる「それで、パンはどうしたんですか?」

真尋「それは……ごめん、私が食べた! やり場が私のお腹の中すかなかったし……お、美味しそうでつい」

真尋「その分のお金はちゃんと払うから」

みちる「……そっか」

みちる「美味しかったなら、それでいいですよ」ニコッ

真尋「え……」

みちる「あたしのためを思っての行動なんですよね。嬉しいです」

みちる「でも本当に心配無用なんです。太らない体質なので」

真尋「え? そ、そうなの?」

みちる「それに健康診断もバッチリですよ!」

真尋「……」ポカーン

P「すごいよな、あれだけ食べてるのに」

みちる「それより真尋さんっ」ギュッ

真尋「!」

みちる「パンの魅力、分かりつつあるみたいですね。これから一緒に買いに行きませんか?」

真尋「今から?」

みちる「はい! 今まで盗んだパンのお代は、そこで払ってくれればいいですから」ニコッ

真尋「そんな、悪いよ。それに私は太る体質だから、これから減らさないと……」

みちる「今日くらいいいですよ!」

みちる「それじゃあプロデューサー、あたしたちはこれで! 相談に乗ってもらってありがとうございました!」

P「食べ過ぎには気をつけるんだぞ」

みちる「大丈夫です!」


スタスタ

チョットマッテ! イイカライイカラ!


P「……俺はみちるに付き合わされる真尋の心配をしてるんだけど」

ちひろ「あ、いたいた! プロデューサーさん、お話があるんですけど」

P「ちひろさん、何でしょうか?」


――――

P「仕事の話だった」

P「よし、次は……」


↓2「はぁ……」


P(すぐ前にため息をついてるアイドルがいた)

P「こんなところで何してるんだ?」


↓2 アイドル1人 コンマが深刻度

小日向美穂の相談 深刻度:48


美穂「あっ、ぷ、プロデューサーさん」

P「窓から外の景色を見てたけど」

美穂「いえ、ずっと上の空で……」

P「何か困ってるのか?」

美穂「だ、大丈夫です。何でもないですから」

P(大丈夫そうに見えない)

P「俺でよければ話し相手になるよ」

美穂「本当に大丈夫です!」

P「そうか……まあ何かあれば言ってくれ。できるだけ力になるよ」

スタスタ

美穂「……ま、待ってください!」ギュッ

P「?」

美穂「あっ、ごめんなさい。手を握っちゃって」カァァ

美穂「お話、聞いて欲しいです……」


↓2 美穂の悩み

美穂「えっと、プロデュ……じゃなくて」

美穂「私、クマのぬいぐるみを持ってるんですけど、その目が無くなってしまったんです」

P「目だけ?」

美穂「はい、部屋中探したんですけど見つからなくて」

美穂「どうしよう……はぁ……」

P「なるほど、分かった。俺も一緒に探そう」

美穂「えっ」

P「お前の部屋で無くなったのか?」

美穂「そ、そうですけど、私の部屋まで来るんですか」

P「……それもそうだ。デリカシーがなかったよ、ごめん」

美穂「いえ」

美穂(プロデューサーさんが私の部屋に来るなんて……恥ずかしすぎて……)カァァ

P「美穂、ぬいぐるみの目が無くなった時の状況を話してくれないか」

美穂「あ、はい」

美穂「3日前、いつものようにプロ……ぬいぐるみを抱いて寝てたんですけど」

P(抱いて寝てるのか)

美穂「朝が来て起きた時にはまだあったんです」

美穂「でも家を出てお仕事して、帰ってきたら……」

P「無くなってた」

美穂「はい。部屋の隅から隅まで探しても無くて」

美穂「他の子にも手伝ってもらったんですけど」

P(そういえば女子寮住みだったな)

美穂「ぬいぐるみの目はちゃんと固定されてたので」

美穂「自然に落っこちることはないと思うんですけど」

P「となると考えられるのは、誰かの仕業」

美穂「そんなこと、できれば考えたくないです……」

P「うーん……」

P(ぬいぐるみの目だけを。そんなことする奴いるのか?)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス

48-6=42


P「とりあえず、無くなった目は新しく買ってつけることにしよう」

美穂「そうですね……落ち込んでても仕方ないですし、一旦諦めることにします」

P「けど、仮に誰かが目をどうこうしたのだとしたら」

P「また同じ被害に遭う可能性もある」

美穂「そんな……! どうすれば……」

P「んー」

P(部屋を監視でもできればいいんだけど)

P(そんなことしたら美穂が恥ずか死にしそうだ)

P「……」ジー

美穂「あ、あの……そんなに見つめられると……」モジモジ

P「あ、ごめん」

美穂「何か良い考えが浮かんだんですか?」

P「いや、これはダメだ」

美穂「言ってください」

P「だってプライバシーにも関わってくるし」

美穂「ええ!? ……ううん、どんなことでもいいです」

美穂「原因を突き止められるなら!」

P「……」

――――

ちひろ「こんな犯罪じみたことするの、今回限りですよ?」

P「すみません」

ちひろ「というか、こんなことしなくたってアイドルたちに聞いて回ればいいじゃないですか」

P「アイドルが犯人とは限らないですし、こっそりやった奴が素直に白状するとも思えません」

P「こうすれば一発で分かるでしょう。何もないならそれでいいんですから」

ちひろ「まさか、いやらしい気持ちが湧いてないですよね」

P「当たり前ですよ」

ちひろ「ふーん」

ちひろ(そりゃ普段は真面目でキッチリしてるイメージだけど……怪しいなぁ)

ちひろ「お仕事もここでするんですよね?」

P「はい」

ちひろ「じゃあ私は戻りますから」

ガチャ

P「……やっぱり疑われるよな」

P(でも監視するのは美穂が部屋を去ってからだし、生活模様は見ないから大丈夫)

――――

P「さて、そろそろ美穂が家を出る時間か」チラッ

P「……!?」

P「な、何で今着替えてるんだ! 寝坊したのか!?」ササッ

――――

P「はぁ……疲れた。見なかったことにしよう……」

P「後はジッと監視するだけ。何でも来い」

P「……しかし可愛い部屋だな。美穂らしい」


――――

P「異常なし」モグモグ

P「こうしてると張り込みの刑事みたいだな。小さい頃の夢だったんだよな」フフ

P「……」モグモグ

――――

P「……」カタカタ

P「いつもの机じゃないからか仕事が捗らない」ッターン

P「部屋は……異常なし」

――――

P「そろそろ昼だな。カップ麺を作りつつ」

P「変化はないな」

P「ま、何もないのが1番だ」

――――

P「……」カクン カクン

P「zzz……zzz……はっ!?」ビクッ

P「危ない、寝る寸前だった」

P「部屋の様子は……!?」

P「こ、これは!」


↓2 監視カメラに映ったもの

P「確かこの猫は、雪美が飼ってるペロ!」

P「クマのぬいぐるみに近づいてる。もしかして犯人は……!」

スタタタッ

――――

ガチャ

P「ペロ? どこだ?」

ペロ「ニャー」

P「!!」

P(いた。ベッドの上だ)

P(そしてそのすぐ近くに……ぬいぐるみ)

P「おいでー、ほーら」チョイチョイ

ペロ「……」

P(刺激しないように)

P「ペロー、こっちだよー」チョチョイ


↓1 コンマ判定 42からマイナス

42-57=0 悩み《解決》


ペロ「ニャーォ」スタスタ

P「そうそう、こっちこっち」

ペロ「ニャー」

P「ニャー、ニャー」チョイチョイ

ペロ「ニャー……」スリスリ

P「よーし良い子だ」

――――

美穂「え? 犯人はペロちゃん?」

P「ああ、雪美に自室を確認してもらったら出てきたよ。その目が」

P「きっと散歩してたら偶然美穂の部屋に行き着いて、ぬいぐるみの目に興味を示して」

P「遊んでるうちに目が取れてしまったんだろう」

美穂「そんなことできるんですね……器用」

P「確信はないけどな」

P「雪美も謝ってたし許してやってくれないか」

美穂「はい、目も戻ってきましたし」

美穂「ネコさんのすることなら許しちゃいますよ」エヘヘ

P「よかった」

美穂「ありがとうございますプロデューサーさん。おかげで解決しました」

P「いいんだよ。ぬいぐるみを大切にな」

美穂「はい!」

――――

ちひろ「監視カメラの映像、一応確認しとかないと」

ちひろ「あっ、着替えが映ってる。プロデューサーさん見てないでしょうね」

ちひろ「……ん?」

P『ペロー、こっちだよー』

ちひろ「……」

P『そうそう、こっちこっち』

P『ニャー、ニャー』

P『よーし良い子だ』

ちひろ「……」

ちひろ「これは使える」


――――

P「ちひろさんに美穂の着替えを見てないか問い詰められた」

P「チラッとだけど、見てしまったことを正直に言ったのがよかったのか」

P「すぐに許してくれた」

P「なんか嫌な予感がするけど……」


↓2「……」


P「ん? あれは……」


↓2 アイドル1人 コンマが深刻度

今日はここまでにします

大体10人くらいで終わる予定です

桃井あずきの相談 深刻度:39


P(あずきだ。顎に手を添えて唸ってる)

P(そんなに大事ではないみたいだけど。いや、聞いてみないことには……)

あずき「うーん……あ! プロデューサーいいところに!」

あずき「相談に乗って欲しいことがあるんだけどいいかな?」

P(あずきの方から来てくれた)

P「俺でよければ聞かせてくれ」

あずき「ありがとう! あのね」


↓2 あずきの悩み

あずき「2ヶ月くらい前に、プロダクション関係の人たちで旅館に止まったことがあったでしょ?」

P「あったなぁ」

あずき「その時、Pさんすっごく酔っ払ってすぐに寝ちゃったよね」

P「聞いた話だとそうらしいな。恥ずかしながら記憶にないんだ」

あずき「でね? 実はあずき、プロデューサーさんとこっそり添い寝大作戦を実行したんだ」

P「ええ、何してるんだよ……それで?」

あずき「それで……それ以来、アレが来ないの」

P「アレ?」

あずき「あと吐き気や頭痛もして」

P「……」

P「……なあ、あずき。今俺の予想しているものと違うなら、違うと言って欲しいんだけど」

P「というか、どうか間違いであって欲しいんだけど」

P「アレっていうのは……もしかして、女性の……」

あずき「うん……お月様」

P「」

P「え、ちょっと待て。いや、え? あの」

あずき「慌てすぎだよプロデューサー」

P「お前は何でそんなに落ち着いてるんだよ」

P「ええっと、確認させてくれ。俺たちは旅館に泊まったな」

あずき「泊まった」

P「俺はその時に酔って、みんなより先に寝てしまった」

あずき「寝ちゃった」

P「で、お前はその俺と添い寝を……したのか?」

あずき「そう」

P「で、その後は覚えてるのか?」

あずき「うん、プロデューサーの顔見てるうちに寝ちゃったんだ」エヘヘ

P「何だ……じゃあ何の間違いも犯してないな」

あずき「分からないじゃん。あずきが寝てる間にプロデューサーが勝手にしちゃったのかもしれないし」

P「いや、酒の力や睡眠薬を飲んだならまだしも、普通に寝てるだけじゃ違和感に気づくだろ」

あずき「そうかなぁ?」

P「そうだよ、っていうか本当に何でそんなに落ち着いてるんだ」

P「もしそうなら大事なんだぞ。俺はあずきに頭を下げなきゃいけない。そしてあずきはアイドルをやめなきゃいけなくなる」

あずき「やっぱそうなんだ……驚いてないのは、あんまり実感ないからかな」

あずき「どうしよう?」

P「そうだよな……っていうかまだ体に宿ってるとは限らないんだし」

P「それを考えた上でどうするか……」


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス

39-95=0


あずき「そういえば事務所にこれがあったんだけど」スッ

P「検査薬!? 何でこんなものがあるんだ」

あずき「これを使えばハッキリするよね?」

P「そ、そうだな……慌てふためくのはそれからでも……」

――――

P(それから報告を受けるまで俺は何も手がつかなかった)

P(どうか陰性であってくれと、強く願った)

P(そしてついに結果が出る)

P「どうだった、あずき」ゴクリ

あずき「……」

P「あずき?」

あずき「……陽性だった」

P「!!!!」

P「ほ……本当なのか」

あずき「うん」

P「そうか……俺は、とんでもないことをしてしまったんだな」

P「ごめん、ちょっとちひろさんに電話をさせてくれないか」

P「ちゃんと後で頭を下げるから」

あずき「いいよ」ニコッ

P(手が震えて上手く押せない)

プルルル プルルル

P「もしもし、ちひろさんですか」

――――

スタタタッ

ちひろ「プロデューサーさん! あずきちゃん!」

P「ちひろさん……俺はとんでもないことを……」

ちひろ「冗談じゃないんですね?」

P「はい。あずき」

あずき「これ見てください。陽性の結果が出てます」スッ

ちひろ「!!」

ちひろ「嘘、本当に……ん?」

ちひろ「ちょっとよく見せてください」

あずき「どうぞ」

P「くそっ、俺はなんて最低な人間なんだ! 何がプロデューサーだ!」

P「アイドルを輝かせる仕事をしているのに……!」

ちひろ「これ、ひょっとして事務所で見つけましたか?」

あずき「何で分かったんですか?」

P「くそ! くそ! 時間を巻き戻せるなら巻戻して――」

ちひろ「やっぱり。これ偽物ですよ」

あずき「えっ?」

P「……は?」

ちひろ「ジョークグッズです。印もちゃんとついてますし」

P「……」

あずき「じゃああずき、妊娠してないんですか?」

ちひろ「それは分からないですね。市販のものを買って確かめてみましょう」

ちひろ「プロデューサーさん、私が面倒を見るので待っていてください」

P「は、はい。すみません」


――――

P(そうか、ホッとした。まさか偽物だったなんて)

P(でもまだセーフとは限らないんだ。頼む)

P(……汗で手がベトベトだ……)

ガチャ

P「!!」

P「ちひろさん」

ちひろ「……」スタスタ

P「あの、結果は……どうだったんですか」

ちひろ「私もホッとしましたよ」

P「じゃ、じゃあ……!」

ちひろ「はい、陰性でした」

P「よかった! よかった……!」

あずき「じゃあ2ヶ月も空いたのは?」

ちひろ「あることですよ。心配しないでください」

ちひろ「でも体の調子が悪いなら、ちゃんとお医者さんへ行ってくださいね」

あずき「はい!」

あずき「プロデューサー、迷惑かけてごめんなさい!」ペコリ

P「いや、元はといえば俺が酔いすぎたのがいけないんだ。ごめん」

あずき「ううん! あずきがこっそり添い寝したのがいけなかったんだよ」

ちひろ(添い寝!?)

あずき「でも……プロデューサーとならそういう関係になってもいいかなって、思いかけてたんだけど……」ボソッ

P「?」

あずき「あっ、そういえば。どうして検査薬の偽物が事務所にあったんですか?」

ちひろ「ああ、それは……」

ちひろ(一部のアイドルが色々目論んでる姿を目撃したこと、プロデューサーさんの前で言っていいのかしら)

P「どうして俺を見るんです?」

ちひろ「何でもないです。私も分かりかねますね」

P「そうですか」

ちひろ(まあ、彼女たちも面白半分で話してましたし、大丈夫ですよね?)


悩み《解決》


――――

P(さっきのあずきの悩み、仕事でのストレスが原因になってるんじゃないだろうか)

P(本人は楽しそうにやってるんだが……しばらくの間、調整した方がいいかもしれないな)


スタスタ

ドンッ


↓2「あ、ごめんなさい」

P「いえ、こちらこそすみま…」

P「って誰かと思ったら」


↓2 アイドル1人 コンマが深刻度

十時愛梨の相談 深刻度:19


P「愛梨か」

愛梨「ちょっと考え事してて、前を見てなかったです。すみません」

P「はは……俺と同じだな」

愛梨「プロデューサーさんもですか? 私でよければ相談に乗りますよ」

P「ありがとう。でも大丈夫だよ」

P「愛梨はどうなんだ? よかったら話相手になるぞ」

愛梨「私も大丈夫……とは言えないですね」

P「そんなに悩んでるのか」

愛梨「いえ、スケール自体は大きくないですよ」

愛梨「けどずっと頭に引っかかってて。聞いてくれますか?」

P「もちろん」


↓2 愛梨の悩み

愛梨「昨日、服を買ったんですよ」

P「ほう」

愛梨「衝動買いってやつで、あまり深く考えずに思い切っちゃって」

P「サイズが小さかったのか?」

愛梨「いえ、ピッタリでした。ピッタリなんですけど」

愛梨「脱ぐのが難しくて、1人じゃ厳しいんですよね」

愛梨「脱ぎたい時になってもなかなか脱げないってなると……」

P(脱ぎたい時なんて家に帰ってからの1回くらいだろ)

P「頭に引っかかってるってそういう意味だったのか」

愛梨「あ、本当ですね! 上手いこと言いました!」エヘヘ

愛梨「とにかく難しいんですよ! どうすればいいですか?」

P「どうしろと言われても……」


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス

19-45=0 悩み《解決》


愛梨「あ、そうだ! プロデューサーさんがそばにいれば、手伝ってくれますよね!」

P「え」

愛梨「どうしてももう1人必要なんですよ。お願いします♪」

P「いやいや無理だって! そんなことしたら誤解されるし」

愛梨「そうですか? んー、じゃあどうしよう」


愛海「あたしの女の子レーダーが巨大な反応!」スッ

P「うわ!? 愛海、いつの間に?」

愛海「女の子絡みで何か困ってる感じがしたんですよ!」

愛梨「当たってる! そんなこと分かるんだ」

愛海「愛梨さん!? これは……確かに巨大」ジー

P「邪な目をしてるのが気になるけど、まあいいか」

P「愛梨が服を買ったらしいんだけど、1人で脱ぐのが困難らしくて」

愛海「はい! ぜひ手伝い係として、あたしを呼んでください!」キラキラ

P「話を理解するどころか立候補してきた……」

愛梨「そんな、いいの? 迷惑かけちゃうよ?」

P(何で俺にはそう言ってくれなかったのか)

愛海「気にしないでください。連絡してくれれば駆けつけますから!」フンス

愛海「あ、そういえば連絡先知らないですよね?」

愛梨「そうだね。交換しよっか」ニコッ

愛海「はい!!」

愛海(っしゃあ!)

P(やっぱり邪な目をしてる。不安だ)

P「愛梨、何かあったらすぐ俺に相談してくれよ」

愛梨「え? はい」

愛海「うひひ♪」


――――

P「愛海のやつ、『指の運動をしっかりしておきます』とか言ってたけど」

P「意味深すぎる。愛梨からの連絡がすぐに来そうな気がする」

P「……やっぱり心配だ。俺じゃないにしても他の誰かをつけた方がいいような」

P「と言っても誰に頼むかなんだよな……」


↓2「あ」

P「ん?」



↓2 アイドル1人 コンマが深刻度

今日はここまでで
このレスはノーカウントしてください

説明不足でした、すみません
もし安価をとってしまったらノーカウントです
なので千枝で進めていきます

佐々木千枝の相談 深刻度:94


千枝「プロデューサーさん……あの……」

P「どうした?」

千枝「……ご、ごめんなさい。やっぱり何でもないです!」スタタタッ

P「千枝!」

P(何やら思いつめた顔をしてたな。追いかけよう)スタタタッ

――――

千枝「……はぁ」

P「ここにいたのか」

千枝「!」

千枝「プロデューサーさん、何で……」

P「心配になって追いかけてきたんだよ」

P「俺に言いたいことがあったんじゃないか?」

千枝「……」

P「違う?」

千枝「当たってます」

千枝「千枝、すごく悩んでることがあるんです」

P「気にせず話してくれ。どんな話でも聞くぞ」

千枝「プロデューサーさん……ありがとうございます」


↓2 千枝の悩み

千枝「千枝、アイドルになってから毎日が楽しいんです」

千枝「最初は怖かったり緊張したりでドキドキしてたんですけど」

千枝「ステージで歌って、踊って、お客さんが笑顔になってくれる姿を見て」

千枝「とっても嬉しくて。もっとアイドルとして成長して、喜ばせたいって思って」

P「すごく良いことだ」

千枝「でも……一つだけ不安なことがあって」

P「アイドルのことで?」

千枝「違います。学校でのお話なんです」

千枝「同じクラスの男の子の……視線が怖いんです」

千枝「目がギロギロしてて、千枝と話してる時もあまり楽しそうじゃなくて」

千枝「少しイタズラされたりもしてるんです」

P「……」

P(子供間でありがちなことだ。大抵その男の子が千枝に好意を持ってたりするんだろうけど)

P(アイドルになったのがきっかけにもなったんだろうな)

千枝「お友達が庇ってくれるんですけど、その度に喧嘩にもなっちゃったり」

千枝「プロデューサーさん、どうすればいいんでしょうか」

P「うーん……そうだな……」


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス

94-69=25


P「その男の子と2人きりで、じっくり話してみたらどうかな」

千枝「えっ?」

P「話し合いは大切なことだよ。ずっと放っておいたら前に進めないだろ?」

P「千枝にとったら怖くて不安だと思うけど、勇気を出してみよう」

P「アイドルの世界に飛び込んだ時みたいに」

千枝「!」

千枝「……そうですよね。怖くて動けないままじゃ何も変わらない」

千枝「分かりました。千枝、やってみます」

P「うん。応援してるぞ、頑張れ千枝」

千枝「はい!」


――――

キーンコーンカーンコーン


男の子B「……」ジー

男の子C「……」

千枝(うう、やっぱり見られてる)

男の子A「……」

千枝(特にあの子に)

女の子A「千枝ちゃん、これからお仕事?」

千枝「ううん、今日はちょっと遅いの」

女の子A「じゃあ一緒に帰ろうよ!」

千枝「いいよ。でもその前に」スッ

千枝(勇気を出そう)スタスタ

男の子A「! な、何だよ……」

千枝「お話があるの。いいかな?」

男の子A「え?」


↓1 コンマ判定 25からマイナス

25-93=0


――――

P(千枝、どうなったかな)

P(仲良くなれてるといいんだけど、そこまでは難しいかな)

スタタタッ

千枝「プロデューサーさんっ」

P「千枝!」

P(表情は明るい。ということは)

千枝「プロデューサーさんの言うとおり、今日男の子とお話しました」

P「で、どうだった?」

千枝「ちゃんと伝えました。『何でいつも千枝のこと見るの? 何でイタズラするの?』って」

千枝「そしたら、千枝が可愛いからって言われました」

P「おお」

千枝「いつもテレビで見てるし、頑張ってる姿が好きって言われました」

P「おお!」

P(頑張ったな、その男の子も)

P「それで、なんて返事をしたんだ」

千枝「ありがとうって言いました! 千枝、もっとアイドルとして頑張るから」

千枝「ずっと千枝のファンでいてねって!」

P(え?)

千枝「嬉しさで飛び上がっちゃって。男の子と握手もしたんです」

千枝「そしたら男の子も笑顔になってくれて。ずっと応援するって!」

P「……」

千枝「プロデューサーさんのおかげで仲良くなれました! ありがとうございます!」

P(なんかズレてるような。現場を見てないから、男の子が告白したと断言はできないけど)

P「力になれてよかったよ。でも乗り越えたのは千枝自身だからな、よく頑張った」ナデナデ

千枝「あっ……えへへ……」

千枝「って、そうだ! これからレッスンがあるんです!」

千枝「今日もたくさん頑張ってきます!」

P「行ってらっしゃい」

スタタタッ

P(……千枝が恋愛に触れるのは、まだ先かな……)


悩み《解決》


――――

P「ってことがあったんですよ」

ちひろ「ふふ、小学校あるあるですね。私もいじめられたなぁ」

P「ちひろさんも?」

ちひろ「はい。プロデューサーさんは、女の子いじめてませんでした?」

P「俺は大人しかったので、そういうタイプじゃなかったですね」


↓2「……」


ちひろ「あれ? あれって……」

P「↓2ですね。ベンチに座って何してるんだろう」


↓2 アイドル1人 コンマが深刻度

白坂小梅の相談 深刻度:82


小梅「……」

P「ちょっと行ってきます」

ちひろ「はい」


スタスタ


P「小梅?」

小梅「あ……プロデューサーさん、どうしたの」

P「暗い顔してるから気になったんだよ。何かあったのか?」

小梅「相談に乗ってくれるの……?」

P「俺でよかったら」

小梅「ありがとう。じゃあ隣に座って……あっ、待って」

小梅「ごめんね。ちょっとどいて欲しいな」

P(誰と話してるんだ……)

小梅「はい、もういいよ。後ろにいるけど気にしないでね」

P「……お邪魔します……」スッ

小梅「あ、ダメだよプロデューサーさんに触ったら。大人しくしてて」

P(触られてるのか今!?)

小梅「ごめんね、怖がらせちゃった」

P「いいんだ……そ、それで? 暗い顔の理由を教えて欲しいな」

小梅「うん、実はね」


↓2 小梅の悩み

小梅「これ、プロデューサーさんだから話せることだからね」

小梅「他の人には内緒だよ」

P「小梅がそう言うなら」

小梅「……私の右眼」

P「右眼?」

小梅「事務所のどこかに落としちゃったの」

P「!?」

P「な、何言ってるんだよ……」

小梅「早く見つけないと。使われたらかなり危ないことになっちゃう」

P「小梅、さっきから意味が分からないんだけど」

P「もしかして蘭子や飛鳥みたいな方向を目指してるのか?」

小梅「……信じてくれないよね」

小梅「もういいよ。1人で探すから」スッ

P「あっ、待ってくれ!」

P「分かった。俺も一緒に探そう!」

小梅「無理しないで」

P「俺は本気だ! 力にならせてくれ」

小梅「……」

小梅「うん。じゃあ手伝って」

P(危うく蘭子や飛鳥の時と同じ間違いを犯すところだった)

P「それで心当たりは?」

小梅「分かんない。とりあえず私が通ってきた道を辿ろうと思ってるんだ」

小梅「そこで一つ約束して欲しいことがあるんだけど」

P「?」

小梅「私から絶対に離れないで。右眼を探してるってすぐに知られると思うから」

小梅「あいつらが追いかけてくると思う」

P「あ、あいつらって?」

小梅「……じゃあ行こっか」スタスタ

P「おい! 説明してくれよ怖すぎる!」スタタタッ


――――

小梅「……」スタスタ

P「小梅、どこに向かってるんだ」

小梅「プロダクションの中ってね、結構気が淀んでるところがあるんだ」

小梅「そこに落ちてるかもしれないから」

P「なるほど」

P(結局何も分からないまま移動してるんだけど)

P(なんかさっきから寒気がするような……気のせいかな)

小梅「着いた。まずはここ」


↓2 プロダクション内の場所一つ

ちひろ「プロデューサーさんに小梅ちゃん。どうしたんですか?」

P「あはは……ちょっと色々ありまして」

P「小梅、本当にここなのか? ちひろさんの仕事してるデスクだぞ」

小梅「うん、だって今も机の下に……」

ちひろ「え? 何ですか? え?」

P「すみませんちひろさん、小梅が探し物をしてるんですよ」

P「もしかしたらちひろさんの机の下にあるんじゃないかと」

ちひろ「こ、小梅ちゃんが……私のデスクの下を……?」

小梅「女の人がいる」

ちひろ「ひっ!?」ギュッ

P「大丈夫ですよちひろさん。小梅がいますから」

小梅「あのね? 探し物をしてるんだけど」

小梅「私の右眼、知らない?」

小梅「うん……うん、そっか。ありがとう」

ちひろ「プロデューサーさん、小梅ちゃん何を言ってるんですか? 何なんですか?」

P「俺にもよく……」

小梅「違うって。ここにはないみたい」

P「そうか」

小梅「ちひろさん、女の人には違うところで休むように言ったから」

小梅「安心して仕事してね」

ちひろ「……」

小梅「行こうプロデューサー」

P「あ、ああ……ちひろさん、失礼しました」

ガチャ

ちひろ「……無理に決まってるじゃないですかぁ……」

ちひろ「他の場所で仕事しよう。デスクの位置も後で変えて」

――――

小梅「さっきの女の人、ちひろさんのこと好きみたい」

小梅「多分家にもついていってるよ」

P「それ本人には絶対言わないようにな」

P「次はどこに行くんだ?」


↓2 プロダクション内の場所一つ コンマを深刻度からマイナス

82-74=6


P「いや、ここにはさすがに入れない」

小梅「離れちゃダメだからついて来て」

小梅「大丈夫。他の女の子に見つかっても小梅が上手く言い訳するから」

P「……頼むぞ……」

小梅「あ」

P「え?」

小梅「ちょっと待って。一気に喋らないで」

P「……」

P(そんなに大勢……?)

小梅「うん、そうなの。うん」


↓1 コンマ判定 6からマイナス

6-50=0


小梅「……本当に? ありがとう」

スタスタ

P「小梅? どこ行くんだ」

小梅「もう大丈夫、この個室にあるから」ガチャ

P「見つかったのか!」

小梅「うん。ここの人たちが守ってくれてたみたい……よいしょ」

小梅「元に戻った。みんなありがとう」ニコッ

P(そんな簡単に戻るのか!?)

P「はは……よ、よかったな」

小梅「うん。ありがとうプロデューサーさん」

――――

P「なあ小梅。俺が一緒にいる意味ってあったのか」

小梅「あったよ。目で見えないものって、生命力があるものには近づいて来ないの」

小梅「私とプロデューサーさんの2人で行動したから防げる可能性はグッと上がったんだよ」

P「防ぐって、何を?」

小梅「……。それじゃ、私はレッスンしに行くね。本当にありがとう」スッ

P「だから説明してくれ! 怖いんだよ!」

小梅「大丈夫だよ。もう大丈夫」ニコッ

スタタタッ

P「……そう言われてもな……」


悩み《解決》


――――

P「結局何も分からないまま終わったな」

P「小梅の手助けはできたみたいだから良かったけど」

P「ちひろさん……大丈夫かな」

ツンツン

P「うわっ!?」

P「び、ビックリした……誰かと思ったら……」


↓2 アイドル1人 コンマが深刻度

森久保乃々の相談 深刻度:10


乃々「そ、そんなに驚かなくても……」

P「ごめん。ちょっと小梅と色々あってな」

P「俺に用が?」

乃々「はい……いえ、用と言うほどではないんですけど……」

乃々「ちょっとだけ困ってることがあって……思い切って相談しようかなと……」

P「ぜひ話してくれ。何なら手助けもするぞ、できる範囲内で」

乃々「ありがとうございます……」


↓2 乃々の悩み

ここまでにします
小梅の解決策安価のやり方とか呼称間違ってた…すみません

早めに始めます

乃々「私の髪のクルクルしてる部分なんですけど……」

乃々「どんどん鋭利になってるんです……」

P「どういうことだ?」

乃々「ほら、ここです……このクルクル、触ると危ないんです……」

乃々「最終的に自分自身も傷つけてしまいそうで……どうしよう……」

P「触ってみてもいいか?」

乃々「えっ、だ、ダメです……っ! 危険ですから……!」アタフタ

P「ちょっとだけだよ」スッ

P「痛っ」

乃々「あぅ……だから言ったじゃないですか……」

P「冗談かと思ったら本当みたいだな。疑って悪かった」

P「しかし何でこんなことになったんだ?」

乃々「分からないです……1週間くらい前に異変に気づいて」

乃々「気のせいだと思って放っておいたら、ここまで鋭く……」

乃々「もりくぼ、どうすればいいんでしょうか……」

P「どうすればいいんだろうな……こんな現象見たことはもちろん聞いたこともないし」

P「ところで、風呂に入ったり寝る時には、もちろん髪のセットを解くんだろ?」

乃々「はい……お湯につけると柔らかくなります……」

乃々「でも朝起きるとクルクルが50%くらい進行してて……」

P「軽いホラーだな」

P(何とかしてやりたいけど……)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス

10-38=0 悩み《解決》


P「ごめん、俺じゃ力不足だ」

乃々「そ、そうですよね……こんなヘンテコな悩み……」

P「……あ、そうだ」

P「クルクルの悩みは同じクルクル仲間に聞いてみる、というのはどうだろう」

P「例えばみちるとか」

乃々「みちるさん……あのよくパンを食べてる人ですか……?」

P「そうだ。まあ神頼みに近いけど、ものは試しだ。行ってみよう」

乃々「……」

――――

みちる「あたしに聞きたいこと?」

P「うん、乃々が悩んでることがあって」

乃々「……」コソコソ

P「ほら、俺の後ろに隠れてないで」

乃々「うぅ……むーりぃー……プロデューサーさんお願いします……」

P「人見知りしてる場合じゃ…」

乃々「むりです、むりくぼです……ごめんなさい……」

P「分かったよ」

P「実はな、こういうことがあって……」

――――

P「というわけだ」

P「同じクルクル仲間のみちるなら何か知ってるんじゃないかと思って聞きにきたんだけど」

みちる「……」

P「その顔を見るに、やっぱり知ってるわけ…」

みちる「知ってます」

P「え? 本当か!?」

みちる「はい! 乃々ちゃん、1週間前に志希さんのお部屋の前を通りませんでしたか?」

乃々「あ……通りました……」

みちる「その時色んな実験してたみたいで、部屋からガスが漏れてたらしいんですよ」

みちる「あたしは直に嗅いでしまって、クルクルがドリルみたいになって……」

P(どんな実験してたんだ)

みちる「でもすぐに志希さんに治してもらったんです」

P「なるほど。じゃあ志希のところにいけば」

みちる「治してもらえますよ!」

P「そうか! よかったな乃々!」

乃々「はい……あの……」

乃々「みちる、さん……ありがとうございます……」

みちる「ううん、気にしないで」ニコッ

――――

乃々「わ……元通りです……いつものもりくぼヘアーです……」

P「本当か?」

乃々「……触ってみますか……?」

P「いいのか。それじゃあ」スッ

P「おお、サラサラツヤツヤだ」

乃々「さ、触りすぎです……」

P「ごめん。でも解決してよかったよ」

乃々「プロデューサーさんのおかげです……」

乃々「ありがとうございます……」ペコリ

P「いいんだよ。また何か困るようなことがあったら声をかけてくれ」

P「いつでも相談に乗るから」

乃々「はい……」

――――

P「ふと思ったけど、髪の毛が鋭利になったら」

P「ちょっとどころの悩みじゃない気がする。乃々はそこまで気にしてなかったってことか」

クイクイ

P「!」

P(今度は袖を引っ張られた。誰だ?)


↓2 アイドル1人 コンマが深刻度

白菊ほたるの相談 深刻度:25


ほたる「……」

P「ほたるじゃないか。どうした?」

ほたる「プロデューサーさん、乃々ちゃんの相談に乗ってあげてました」

P「見てたのか」

ほたる「偶然見かけて……。あの……もしご迷惑でなければ、私の相談にも乗っていただけないでしょうか」

P「迷惑なんてとんでもない、もちろんだよ」

P「俺でよければぜひ話してくれ」


↓2 ほたるの悩み

ほたる「最近346の株価が、一気に下落しましたよね」

P「何でそんなこと知ってるんだ……」

ほたる「時々調べてるんです。それで……それってもしかして私のせいじゃないかと思ってて」

P「いやいや、考えすぎだよ」

ほたる「だって、ここに来る前に私が所属したプロダクションのいくつか、倒産してしまってるんですよ」

ほたる「私が不幸を呼び寄せてしまってるんじゃないかって、ずっと思ってて……」

P「大丈夫だよ、ほたるは何も悪くない。気にせず楽しくアイドル活動を続けてくれ」

ほたる「……」

P(落ち込んでるな。この子は何でも自分のせいだと思い込んでしまう癖があるからな)

P(どうにかして元気つけてあげないと)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス

31-86=0 悩み《解決》


P(仕方ない、あのことを言うか)

P「ほたる。実はな」

ほたる「?」

P「ちひろさんが空売りで大儲けしたんだ」

ほたる「からうり?」

P「詳しいことは調べ……いや、調べても分からないかもしれないけど」

P「とにかく、346プロは大丈夫だよ」

P「ここは倒産したりなんかしない。だからほたるは沢山レッスンして、歌やダンスも上手くなって」

P「ステージで披露して、お客さんを幸せにしてあげてくれ」

ほたる「お客さんを……幸せに……」

P「ああ。それは同時にほたるの幸せでもあるだろ?」

P「お客さんを笑顔にして、アイドルとしてどんどん成長して」

P「いつかはトップアイドルになるんだ」

ほたる「トップアイドル……私の目指す幸せ……」

P「うん。ほたるは誰も不幸になんてしない。幸せにする力を持ってるし、幸せになれる」

P「自信を持って」

ほたる「……はい」

ほたる「私、頑張ります。とってもとっても頑張って……」

ほたる「いつかお客さんも、私も、幸せにできるように」

P「俺もサポートするからな」

ほたる「はいっ……ありがとうございます」

ほたる「けどよかったです。また会社が倒産するんじゃないかって思って」

ほたる「昨日眠れなくて……」

P「睡眠不足はよくないからな。今日はちゃんと眠れるな?」

ほたる「はい」ニコッ

ほたる「じゃあ私、レッスンに行ってきます」

ほたる「本当にありがとうございました」ペコリ

スタタタッ

P「……」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「! ちひろさん、見てたんですか」

ちひろ「はい、1人の女の子が一つ成長する姿を」

P「いえ、まだこれからですよ。乗り越えなきゃいけない壁は沢山ありますから」

P「その度にくじけそうになると思います」

ちひろ「でも、乗り越えられると信じてるんですよね」

P「ええ」

P「……ところでちひろさん」

P「空売りの件って…」

ちひろ「セーフです」ニコッ

P「……」

ちひろ「何度も言いましたよね? セーフです」

P「……はい」


――――

P「あー怖かった……」

P「まああの人は嘘をつくような人柄じゃないしな」

P「大丈夫だよな……うん」


ジー


P(ん? なんか視線を感じる)


↓2 アイドル1人 コンマが深刻度

渋谷凛の相談 深刻度:92


凛「……」

P「凛? そこで何してるんだ」

凛「悩み」

P「へ?」

凛「アイドルの悩み、聞いて回ってるんでしょ?」

P「ああ、うん」

P(何で知ってるんだ)

凛「私の悩み、聞いてもらってもいい?」

P「いいよ」

凛「ありがとう……」

P(暗い顔になった。これはなかなかの悩みなんじゃないか)

P(まずは話だけでも聞こう)


↓2 凛の悩み

凛「私、すごく好きな人がいるんだけどさ」

P「ほう」

凛「その人ちっとも振り向いてくれないから」

凛「露出多めの服着て誘惑したり、精力剤飲ませたり」

凛「催淫剤を食べ物に盛ったり、理性が吹き飛ぶ薬(脱法)を入れたりしてるんだけど」

凛「まるで効果がないんだよね」

P「お前ヤバいことしてるな」

凛「その人もヤバいよ、何で襲ってこないの? あれだけやってるのにおかしいよ」

P「お前もおかしいよ」

凛「とにかく、どうすればいいかな? どうしてもその人に振り向いてもらいたいんだけど」

P(振り向かせるどころか襲わせようとしてるのはいかがなものか)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス

92-56=36


P「そうだな……そういう時は引いてみたらいいんじゃないかな」

凛「なるほど。押してダメなら引いてみろ、だね」

凛「早速やってみるよ」

スタスタ

P「……やれやれ」


――3日後――


凛「プロデューサー」

P「ん?」

凛「引いても何も変わらないんだけど」

凛「おかげで寂しさと愛おしさが募るばかりだったんだけど」

P「マジか。なかなか手強い奴だな」

凛「本当にね」

凛「ねえ何で? 何であの人は振り向いてくれないの?」

P「んー……ひょっとして、凛にそういう気持ちを抱かないんじゃないか?」

凛「!!」

凛「つまり、私のこと嫌いってこと? それとも無関心?」

P「いやいやそうは言ってない! 例えば、そうだな」

P「凛とは良い友達というか……仕事仲間というか……」

凛「……ふーん……」

凛「でも私は諦められないんだよね。違う攻め方をしようと思うんだ」

凛「絶対に落としてみせるから。覚悟しといて」

スタスタ

P「……」


↓1 コンマ判定 36からマイナス

36-22=14 悩み《未消化》


――その日の夕方・会社の屋上――


スタスタ

P「……」

凛「来てくれたんだ、プロデューサー」

凛「今までずっと回避されてたから、理由をつけて来ないと思ってたよ」

P「そんな酷いことはしないよ」

凛「どうだか。私の気持ちを知っててスルーしてたじゃん」

P「そりゃ精力剤だの催淫剤だの飲まされようとしたら危機を感じるだろ!」

P「あの時は匂いが変だと思って、志希に調べてもらってよかったよ」

凛「飲んでなかったんだ。合点がいった」

P「お前が引いた時は、あれで反応しなければ諦めてくれると思ったから…」

凛「言ったよね? 諦めないってさ」

凛「私は……私はプロデューサーのことが、本当に好きなんだから」

P「……」

凛「犯したいくらいに」

P「その一言は余計だったな」

凛「お願いプロデューサー、私どうしようもなく好きなんだ」

凛「付き合ってください」

P「……ごめん」ペコリ

P「お前に限らず、アイドルたちのことを恋愛対象として見れないよ」

凛「じゃあアイドルとしてじゃなく1人の人間として見て」

P「それができないんだよ、アイドルである以上はな。分かってくれ」

凛「……そっか」

凛「じゃあせめて最後にこの薬を飲んで」スッ

P「何でそっちに行くかな」

凛「やっちゃえばこっちのものだから」

P「お前本当にアイドルなんだよな?」

凛「プライベートではどう扱ってもらっても構わないよ。例えば…」

P「もうそれ以上は何も言うな……とにかくダメなんだ」

凛「そう……じゃあ悩みは解消できないね」

P「……なあ凛」

P「その代わりと言ってはなんだけど、行きたいところとか何かしたいことはあるか?」

P「カラオケへ行って思いっきり歌うとか。それで少しでも気分転換できれば…」

凛「プロデューサーと付き合いたい」

P「そういうことじゃなくて……」

凛「分かったよ。どこでもいいの?」

P「ただし性に関わることはNG」

凛「……じゃあ」


↓2 凛のやりたいこと または行きたい場所


――――

凛「ここ覚えてる? プロデューサーが私をスカウトしてくれた場所」

P「もちろんだ。あの時凛を見て、『この子は良いアイドルになれる』と直感が働いたんだ」

凛「私は何この人って思ったよ。アイドルなんて無理だって思ってた」

凛「でも名刺を受け取って、プロダクションに所属して、アイドルになって」

凛「大きなステージにも立って。誘ってもらえてよかったって思えたんだ」

凛「でも……今だけは、本当によかったのかなって」

P「!」

凛「普通の女の子だったら、プロデューサーは1人の女の子として見てくれるでしょ?」

凛「もしかして付き合えてたかもしれない」

P「……」

凛「……なんてね」

凛「ごめん、こんなこと言っちゃって。私はプロデューサーに誘ってもらえてよかったって、ずっと思ってるから」

凛「今までも、これからもね」

P「凛……」

凛「っていうかさ、良いこと思いついたんだ」

凛「もしいつか私がアイドルをやめるって時が来たら」

凛「その時は異性として見てくれるんでしょ?」

P「え?」

P「まあ……どうだろうな……?」

凛「じゃ、その時にまたアタック仕掛けるから」

凛「今度は逃げないでね」ニコッ

P「……分かった。でもそんなに簡単にアイドルをやめないで欲しい」

凛「うん、30過ぎてもアイドルとして頑張ってる人だっているし」

凛「やれるとこまでやりたいと思ってるから」

P「そうか」

凛「……あ、プロデューサー喉渇かない?」

凛「よかったらこれ飲んで」スッ

P「隙あらばだなお前」


――――

P「はぁ……全く凛の奴は。いつからあんな風になったんだろう」

P「アイドルとして仕事してる時は真剣なのに」

スタスタ

ちひろ「プロデューサーさん」

P「ちひろさん、お疲れ様です」

ちひろ「アイドルのお悩み相談、頑張ってるみたいですね」

P「知ってるんですか」

ちひろ「だって、アイドルたちの間で噂になってますよ?」

ちひろ「『プロデューサーさんがどんな悩みも解決してくれる』って」

P「えぇ……尾ヒレついてますね」

ちひろ「大人気でいいじゃないですか。今からも相談に乗ってくるんですよね?」クスクス

P「いや、さすがにそればっかりやるのは……プロデューサーとしての仕事もあるので」


???「プロデューサーさん!」スタタタッ


ちひろ「ほら、噂をすれば」

P「はは……まあ悩み相談とは決まってないですけど」

P「行ってきます」スタスタ

ちひろ「はい」


P「どうした?」

???「実は……」


おわり

お付き合いありがとうございました

またいつかスレ立てするので、よろしくお願いします

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