和「それで相手は誰なのですか?」

京太郎「うーん・・・・言って良いのかな」

和「言いなさい、早く」ｷﾞﾛｯ

京太郎「分かったよ、言うって」

レズって怖い、ノンケの咲が可哀想だな

京太郎「南って言うらしい」

和「南・・・・?」

優希「聞いた事ないじぇ」

京太郎「咲が言うには和が住んでいる場所に昔住んでいたみたいだ」

和「・・・・・・・」

そんな奴の居た場所に私が住んでいたなんて・・・・

京太郎「そいつの凄いところは・・・・・2chって知っているか?」

和「知ってますよ、気持ち悪い連中の巣窟ですから」

京太郎「咲もやっているぞ」

和「好きです、2ch」

京太郎「帰ってから南 f3qvfwtohszuで検索してみろ・・・・恐ろしいから」

和「?」

夜、私はインターネットを早速始めた

和「確か・・・・南 f3qvfwtohszu」

カチッカチッ

和「・・・・・え、何コレ」

和「池沼言わないでさー?」

和「しょうがい者を差別しないでください?」

和「マルチを愛して下さい?」

気持ち悪すぎる・・・・何この固定ハンドル

和「これが咲さんの好きな人・・・・」

コレのどこが良いの?

次の日

先生「えーっと、今日から転校生が来るのでみんな仲良くするように」

咲「・・・・」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

南「はいさーい、初めまして南さー」

京太郎「プッ」

咲「/////」

南「好きな物は生命、嫌いな物は生命です。自分と共にしょうがい者の居ない未来を作ろう」

咲「//////」

京太郎「完全に雌の顔になっている・・・・」

南「・・・・・」ﾆｺｯ

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

女子生徒１「ねぇ南君」

南「なんなのさー」

女子生徒１｢南君って好みのタイプとかある?｣

女子生徒２「私も聞きたい聞きたい」

京太郎「すっげー人気だな、顔が良いって事は便利だな」

咲「うん・・・・」

京太郎「男子なんてみんな嫉妬してるぞ」

男子１｢ブツブツ｣

男子２「ブツブツ」

南「好きなタイプはマルチ」

女子生徒１｢えっ｣

南「だからマルチを愛して下さい」

女子生徒２「・・・・じゃあ好きな音楽とかは」

南「生命のココロがあるような歌なら大半」

女子生徒１｢・・・・・・｣

南「特にマルチ」

京太郎「マルチマルチしか言ってねぇな」

咲「だってマルチ好きだもん南君」

南「そんなことより、しょうがい者差別には興味ありませんか?」

女子生徒２「ん・・・障害者差別?」

南「世の中はしょうがい者の差別で溢れています。道を歩いてもすぐみんなしょうがい者に対して
　　偏見と差別で接し、挙げ句の果てには差別用語を連発して差別を助長する。」

南「そんな世の中はいけないと思わないですか?しょうがい者が平等に学校に通えなくて養護学校とか言う
　　隔離施設に通わされたり・・・・しょうがい者を病院で隔離したり・・・・」

女子生徒１｢ちょっとキモい｣

南「ほらっ、そうやって逃げる。生命界の現実から逃げようとしても無駄だよ、生命の罪から逃げられない」

京太郎「うわぁ・・・・」

咲「カッコイイ・・・・」

京太郎「・・・・」

女子生徒２「行こう」

女子生徒１｢ええ｣

ﾀｯﾀｯﾀ

南「ﾁｯこれだから差別主義者は困るさー」

南「嫌になるぞ」

咲「南君!!!」

南「咲ちゃん久しぶり、元気にしてた?」

咲「うん☆」

咲「もう６年ぶりで会いたかったよ」

南「2chでいつも会ってるさー」

咲「でも実際に会いたいよ」

南「苦労したんだよ、長野に戻ってくるのに・・・・」

咲「・・・・・・」

南「長野に帰ってから言うつもりだった事がある」

咲「?」

南「宮永咲さん・・・・自分と付き合って下さい!!!」

京太郎「おぉ、告白タイム」

男子１｢え・・・・｣

男子２「咲たんが・・・・オーケーするな、オーケーするな」

咲「・・・私も大好きだよ!!!!」

南「しゃあぁぁぁぁぁぁぁ見たか生命、見たか生命!!!!やった!!!」

咲「/////」

京太郎「WWWWWW」

それから放課後までずっとはしゃいだ

放課後

咲「南君は部活とか入らないの?」

南「放課後はすることがいっぱいあるからなぁ～」

咲「もし良かったら麻雀部に入ろうよ。私も入っているよ」

南「麻雀部かぁ・・・分かった。咲さんの美しい嶺上開花が見られるから入る」

咲「////」

京太郎「って事はついに男子が２人になる!!!」

咲「良かったね京ちゃん」

南「よろしくお願いします、京太郎さん」ﾍﾟｺﾘｯ

京太郎「おう、任せろ任せろ」ﾄﾞﾔｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

久「ようやく来たわね」

咲「こんにちは」

京太郎「うっす」

南「失礼します」ﾍﾟｺﾘｯ

久「貴方が咲の彼氏の南君ね・・・結構カワイイわね」

咲「手を出さないで下さいよ～」

久「わかっているわ」

和「・・・・・・」ｷﾞﾛｯ

南「・・・・・・」

さっきから鬼瓦みたいな人が居る・・・・

南「今日から入ります南です。麻雀経験はあんまりありませんがよろしくお願いします。」

和「・・・・・」

優希「よろしくだじぇ」

まこ「よろしくじゃのう」ﾜｶﾒｯ

和「・・・・・」

咲「あ、この人和ちゃんであの有名な中学校チャンピオンなんだよ」

南「・・・・・うーん」

京太郎「もしかして知らないのか?」

南「はい・・・・」

優希「和を知らない人がいるなんて驚きだじぇ」

和「別にこんな人に知ってもらいたくはありません」ﾎﾞｿｯ

京太郎「え?何か言った?」

和「いえ何でもありません」

南「・・・・・・」

今何か言われたよなぁ・・・もしかして知らないって言ったのが不味かったのかな
麻雀なんて全然見てないからなぁ・・・帰ってから勉強しよう

久「では早速打って貰うわ、相手は咲と優希と和」

咲「よろしくね、南君」

優希「よろしくだじぇ」

和「殺す・・・」ﾎﾞｿｯ

南「よろしくお願いします」ﾍﾟｺﾘｯ

今殺すって聞こえた、絶対殺すって

まこ「ちなみに麻雀の経験はどれくらいじゃ?」

南「対戦はあんまり無いですね。大概は１人で４人打ちしています」

優希「それってぼっちだじぇ」

咲「違うよ!!!それは違う」

和「・・・・・・・」ｸｽｯ

１人で４人打ちとか馬鹿がする行為、この人馬鹿ですか?

和「リーチ」

ﾊﾞﾝｯ

咲「３巡目でリーチなんて早いよ」

優希「こっちもリーチだじぇ」

ﾊﾞﾝｯ

南「カンッ」

和「え・・・・」

親リーでカンするなんてこの人馬鹿ですか?

南「よしっ」

咲「２人とも何で上がりか怖いなぁー」

ﾊﾞﾝｯ

南「それもカンｯ」

久「ほぅ・・・」

まこ「よっぽど自信があるんじゃろ、カンするって事は」

和「調子が乱れる・・・」

何なのですか・・・・さっきから・・・

優希「また違う牌だ」

南「カンッ」

咲「凄い、さっきからずっとカンしてる」

和「・・・・・」ｲﾗｲﾗ

京太郎「さっきから和がｲﾗｲﾗしてないか」

まこ「当たり前じゃろ、自称プロはああいうのは嫌いじゃからな」

和「・・・・・・」ｲﾗｲﾗ

ﾊﾞﾝｯ

優希「ロン」

和「え・・・・」

優希「すごいじぇ、ドラがいっぱい乗ってる」

久「数え役満、48000点」

京太郎「すっげぇ48000なんて初めて見た」

咲「惜しかったね」

まこ「南はテンパイしているのか?」

南「いえ・・・してません」

和「は?」

久「プッ」

和が激しく怒っている・・・・やっぱり来ると思った

和「ふざけないで下さい!!!」

ﾊﾞﾝｯ

南「え・・・」

和「してもいないのに適当にカンして、ドラ乗せて・・・・麻雀をなんだと思っているのですか!!」

南「遊び、麻雀は遊びだと思うよ」

和「出て行って」

南「え」

和「出て行きなさい」

ﾋｭｰ

南「痛っ」

優希「麻雀牌を投げたじぇ」

京太郎「いくら春夏秋冬が使わないからってそれはやり過ぎだ」

和「出て行って」

南「・・・・ごめんなさい」ﾍﾟｺﾘｯ

ﾊﾞﾀﾝｯ

咲「・・・和ちゃん、今のはいくらなんでも最低だよ」

和「・・・・・・」

咲「和ちゃんなんて嫌い」

久「あちゃー」

まこ「終わったな」