【バンドリ】紗夜「パイオツカイデー…?聞いたことがない言葉ね」 (26)

以下のSSの続きになります。

1作目
紗夜「ノンケ…?聞いたことがない言葉ね」
【バンドリ】紗夜「ノンケ…?聞いたことがない言葉ね」 - SSまとめ速報
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2作目
紗夜「バブみ…?聞いたことがない言葉ね」
紗夜「バブみ…?聞いたことがない言葉ね」 - SSまとめ速報
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日菜「お姉ちゃーん」

紗夜「どうしたの?」

日菜「この間イヴちゃんがね、『チサトさんだってスタイルいいです!パイオツカイデーです!』って言ってたんだ」

紗夜「『パイオツカイデー』…?聞いたことがない言葉ね」

日菜「うん、何かの略語だと思うんだけど…」

紗夜「それを言われた白鷺さんはどうしたの?アイアンクロー?」

日菜「さすがにイヴちゃんにはしなかったよ。顔真っ赤だったけど」

紗夜「なるほど…恥ずかしいほど照れるような誉め言葉なのかしらね?」

日菜「あっ!でもでも、やり取りを聞いて爆笑してた彩ちゃんと麻弥ちゃんにはアイアンクローしてたよ!」

紗夜「…ということは白鷺さんにはあまり言われないであろう言葉なのかしら?」

日菜「う~ん、難しいよね。もしかしたら何かを逆さから読んでる言葉なのかもって思ったんだけど…」

紗夜「『デイカツオイパ』…?全く意味が通らないわね」

日菜「『day活オイパ』で『日課のオイルパーティ』とか!」

紗夜「日菜、あなた天才?」

日菜「でしょ!これ正解なんじゃないかな!」

紗夜「ええ、かなり濃厚だわ。一応調べてはみるけど今回は答え合わせになりそうね」

日菜「やったー!楽しみだな~!るんっ♪ってしてきちゃった!」

紗夜の部屋


紗夜(さて、シンキングタイムね)

紗夜(今回は日菜がほぼ答えを出したようなものだけど、いくつか疑問が残るわ)

紗夜「日課のオイルパーティーって言われて顔を真っ赤にして照れるものかしら?」



紗夜(そのあとの2人へのアイアンクローは、趣味を笑われて怒ったのだと捉えることはできるけど)

紗夜(そもそもオイルパーティーってなんなの?)

紗夜「1人で考えてると何もわからなくなってきたわね…」


紗夜(となるとまずはオイルパーティ―とは何か)

紗夜(日菜が意味を知っていたことから『アロマオイルパーティー』かしら?みんなで自分のアロマオイルを持ち寄ってパーティー…)

紗夜「めっちゃオシャレじゃない。羨ましいわ」


紗夜(私も今度は参加させてもらいたいわ。そのことも含めてここは白鷺さんに電話しましょう)

PPP…



千聖「もしもし、千聖です」

紗夜「もしもし、紗夜です」

千聖「紗夜ちゃん…この間はごめんなさい。見苦しいところを見せてしまったわね」

紗夜「いえ、気にしないでください。私も配慮が足りていませんでした」

千聖「そんなことはないわよ。ちゃんと私がノンケだってわかってくれればそれでいいの」

紗夜「え?」

千聖「ん?」

紗夜「いえ、なんでもありません。白鷺さんは確かにノンケでしたね」

千聖「そうよ、わかってもらえて嬉しいわ」

紗夜(深く突っ込んではいけないということは流石に私も察せるわ)

千聖「今日はどうしたの?」

紗夜「いえ、日菜がまたよくわからないことを言っていたので」

紗夜(前回の反省を活かして直接的に聞かずに…)

紗夜「なんでも白鷺さんがパイオツカイデーしているので自分もやりたいと」

千聖「グッハァ!!!!!」

紗夜「白鷺さん!?」

千聖「い、いえごめんなさい。取り乱したわ…続けて」

紗夜「は、はい。それで白鷺さんのパイオツカイデーについて聞きたいと思いまして」

千聖(なになになになに!?私のパイオツカイデーについて聞いてどうすんのよ!?別に特別でかくも小さくもないでしょ!!)

千聖(それとも背丈の割にはありますよねみたいに言いたいの!?はいはいどうもありがとうございます!!)

千聖「え~と、たぶん日菜ちゃんからイヴちゃんとその話をしたときのことを聞いたのよね?」

紗夜「そうですね。それで日菜が興味を持ったとのことで」

千聖(興味ってなに!?興味はどこに!?私の胸に!?)

紗夜「私も機会があれば参加させていただきたいので詳しくやり方を教えていただければと」

千聖「えっっっっっっ!!!!!!!!?????」

千聖(参加!?参加ってなに!?揉んだら大きくなるとかいうアレ!?氷川姉妹が??私の胸を???は??????)

千聖「いや…それはちょっと…さすがに勘弁してもらいたいというか…」

紗夜「…?もしかして身内のかたとの集まりでしたか?そういえば妹さんもいらっしゃいますものね」

千聖「いやいやいやいやいやいやいやいやいや」

千聖(妹に揉んでもらってるとか私をなんだと思ってんのよ!!いやでも日菜ちゃんだったら「お姉ちゃんのおっぱい揉む~!」とか言う!!ごめん嘘やっぱり言わない!!)

紗夜「…?何か参加するには必要なものがあるのですか?」

千聖「あのね…100歩譲ったとして、いくらなんでも誰でもいいわけはないでしょう。私はしたいとは思わないけど、大きくしたいとしてもそういうことを頼むなら旧知の仲の人間以外には頼めないわよ!?」

紗夜「瀬田さんのような?」

千聖「そうそう!薫にだったら揉まれてもいいかしら!」

千聖(ガッッッッッッッッッッデム!!!!!!!!ファッキンマイマウス!!!!!!!!!!!!!!!!!)

紗夜「…イマイチ話が噛み合わなかったような気がしますね」

紗夜(また白鷺さんが興奮してしまったため電話は打ち切り。前回に比べて本題に入れただけ私も成長したわね)




紗夜「話が噛み合わなかったということはもしかすると『day活オイパ』ではないと見るべきかしら」

紗夜(今回は早とちりが過ぎたわね…今まで調子がよかったぶん、焦りすぎてしまったわ。反省しなくては)

紗夜「やっぱりこういうときは羽沢さんに聞くのが一番ですね」

PPP…



つぐみ「はいつぐみです!紗夜さん、こんにちは♪」

紗夜「こんにちは、羽沢さん。この間はお店のほうじゃなく家のほうに招いてもらってありがとうございます。とても楽しかったわ」

つぐみ「いえ!こちらこそ来てもらってありがとうございます…変じゃなかったですか?」

紗夜「そんなことないわ。ギターを持ち込んで住みたいくらいよ」

つぐみ「あっ!それじゃあ今度、うちでお泊り…なんて…///」

紗夜「是非とも行かせてもらうわ。Roseliaの練習が休みの日の前日がいいわね…あとで空いてる日をまとめておくわ」

つぐみ「ありがとうございますっ!楽しみにしてますね!」

紗夜「ええ、私も楽しみです」

紗夜「そうだわ、今回も羽沢さんに聞きたいことがあるんです」

つぐみ「はい!私にわかることなら!」

紗夜「『パイオツカイデー』って何のことか知ってるかしら?」

つぐみ「!!!???!?!?!?!??!?!?!?!??!!??!?」

紗夜「羽沢さん?聞きとれませんでしたか?」

つぐみ「い、いえ…大丈夫です…ちょっと驚いてしまって…」

紗夜「今回も日菜が仕事場で聞いてきた言葉なんです。けっこう難しい言葉なのかしら?」

つぐみ(もう絶対変態がいるよ!!パスパレの周りかパスパレの内部に絶対変態がいる!!イヴちゃんに聞きだしておかないと!!!)

つぐみ「えっと…その…ひまりちゃんみたいな人…って言いますか…」

紗夜「上原さんのような?明るい人ということでしょうか?」

つぐみ「ああ、えっと…性格的なことじゃなくて、身体的なことと言いますか…」

紗夜(……?羽沢さんにしては歯切れが悪いわね)

つぐみ「その…胸が…///」

紗夜「胸?」

つぐみ「胸が、大きいことを…『おっぱいでかい』を可笑しくした言い方が…その…///」

紗夜「!!!」

紗夜(羽沢さんがおっぱいって言った)

つぐみ「で、ですから…えっと…///」

紗夜「大丈夫よ、羽沢さん。しっかりと伝わりました」

つぐみ「そ、そうですか…?ちょっと恥ずかしかったので、伝わってよかったです///」

紗夜(意味がわかったことよりも、羽沢さんの『おっぱい』発言で鼻血が垂れてきてしまって集中ができないわ)

紗夜「ええ、とりあえず早急に日菜に意味を伝えないと大惨事が起こってしまうから伝えてくるわね」ダラー

つぐみ「それは本当に急いだほうがいいと思います」

紗夜「ありがとう、おっぱいの話は…改めてお泊りのときに。それじゃ」ダラー

つぐみ「えっ!!!!??///」

ピッ




つぐみ(ど、どうしよう…///そういうことなのかな…///用意するものとか着るものとか考えておかなきゃ…)

つぐみ(うう…こんなこと誰に相談すればいいんだろ…)









紗夜(電話の切り際に何を言ったか全く覚えてないわね…)

氷川家 リビング


日菜「あっははははは!!!おっぱいでかいって意味なんだ!!!あ~おかし~!!」

紗夜「私も驚いたわ。白鷺さんだって恥ずかしいわよそれは」

日菜「さっきイヴちゃんに電話したんだけど、イヴちゃんも意味はよく知らなかったんだって」

紗夜「そうなの?」

日菜「そうそう!彩ちゃんと麻弥ちゃんに『誉め言葉だから千聖さんに言ったら喜ぶ』って言われただけなんだって」

紗夜「あの2人、白鷺さんで遊んでないかしら?」

日菜「千聖ちゃん反応すっごい面白いからね~!あたしも気持ちはわかるよ!」

紗夜「日菜は白鷺さんに迷惑かけないようにするのよ。誰が相手でもからかうのはほどほどに」

日菜「は~い!お姉ちゃんのパイオツカイデー!」だきっ

紗夜「ひゃっ!やったわね日菜!」

日菜「キャー!お姉ちゃんに襲われる~!」

紗夜「人聞きの悪いことを言うんじゃないの!待ちなさい!」

日菜「あはははは!お姉ちゃんもおもしろ~い!!」

ショッピングモール



千聖「ここ最近振り回されることが多いわ…日菜ちゃんみたいにアロマオイルでも買ってリラックスを…」

薫「やぁ千聖!奇遇だね」

千聖「…………」

薫「どうしたんだい、そんなに見つめて?何かあったのかい?」

千聖(こいつのせいで~~~~~~!!!///)ガシッ!!!!!

薫「いだっ!!?な、なにするのちーちゃん!?いきなり顔を掴んd痛い痛い痛い痛い!!」

千聖「あなたのせいでこっちは大変なのよッ!!!!!!」ギリギリギリギリ

薫「どういうことなの痛い痛い痛い!!で。でも…これも…ああ、儚いたたたたたたたた」

おわり

とりあえず書き溜めてたぶんは放出しました。見てくださった方、ありがとうございます。
今後もネタが浮かび次第続きものとして、ちまちま投下していこうと思います。
(この形式でいくか、さよつぐのお泊りとかを重点的に書くかはまだ未定です)

あと1作目で日菜の一人称を間違えたのと、2作目で燐子の「子」が抜けてました。大変申し訳ありませんでした。

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