てくてくてくてー

少女「………」

海未（泣き止んではくれましたが、ずっと黙っちゃっていますね。なんとか元気を出してあげられないでしょうか？
）

海未（見たところ5歳くらいですかね。服装から察するに幼稚園児でしょうか…。）

海未（もしかしたら初めてあったばかりの私のことを少し警戒しているのかもしれませんね…。この年齢なら人見知りなのかもしれません）

海未（それなら馴染みやすいように明るそうな雰囲気で話しかけた方がいいかもしれませんね、穂乃果や凛のように）

海未（口調ももっとフレンドリーな感じの方がいいかもしれないですね…それなら…///）

海未「ね、ねぇねぇ！あなた、お名前はなんて言うの？」

少女「わたし…？わたしは〇〇…」

海未「〇〇ちゃんっていうの？〇〇ちゃんは好きなことってある？」

少女「好きなこと…アイドルとか…」

海未「本当！？実は私、スクールアイドルやってるんだよ！μ'sってグループで活動してるの！」

少女「えっお姉ちゃんアイドルなの！？すごい！いっぱいお話ししてもいい！？」

海未「いいよ！どんどん聞いて！」

海未（なんとか心を開いてくれたようですね…///少し恥ずかしいですが、この娘のためにももう少しこの口調を続けましょうか）

海未「それでねー、私達は廃校を防ぐためにスクールアイドルをしてるの！」

少女「すごい！お姉ちゃんたちかっこいいね！」

海未（なんとか元気になってくれましたね…後はこの娘の母親が見つかれば良いのですが）

少女「ところでお姉ちゃんってアイドルのときはどんな感じなの？見せてよっ！」

海未「え、ここで！？う、うーんちょっと恥ずかしいかなー」

少女「えー、いいじゃーん私以外誰も見てないしさーおねがーい！」

海未「で、でも…」

少女「おねがいっ！少しだけでいいからっ！」

海未（この娘、少し穂乃果に似てますね…このタイプは一度言うと言うこと聞きません…仕方ない）

海未「み、みんなのはーとっ！撃ち抜くぞー♡ラブアローシュート！///」

少女「………」



海未（…///）



少女「…すっごいかわいい！お姉ちゃんかわいい決めゼリフもってるじゃーん！」にこにこ

海未「そ、そうかな？ありがとねー」

海未（良かった…なんとか喜んでくれたようですが…///ずっとこんな調子じゃ身が持ちません！早くお母さんを見つけなくてば…おや？）

少女母「〇〇…どこへ行ったのかしら…？」オロオロ

少女「！おかーさーん！！」だだだっ

少女母「〇〇！どこへ行ってたの！本当に心配したんだから…！」もぎゅー

少女「うぅ…ごめんなさい…。でもね！このお姉ちゃんがいっしょにママを探してくれたの！」

少女母「そうだったの？すみませんこの娘のために時間を割いていただいて…」

海未「いえいえっ！お母様を見つけられて本当に良かったです！それでは私はこれで…」

少女「ありがとね！かわいいお姉ちゃん！ライブ観に行くねー！」手ふりふり

海未「っ！//ありがとう！楽しみに待ってるねー！」手ふりふり

海未（とりあえず解決して良かったです…。それにしてもかわいいだなんて…///やはり明るいキャラの方がかわいく見えるのでしょうか）

ぽわぽわ～お

海未「みんなー！、海未ちゃんだよー？」

海未「今日はみーんなのはーとっ！撃ち抜いてあげるから、覚悟してよーっ！」

海未「撃ち抜かれても、ちゃんと海未のこと見ててね？」

～～～～～～～

海未（ってまたこんなこと考えて！こんなこと本当にしたら恥ずかしくて死んでしまいますっ！）

海未（もう早く帰らないと…ハッもうこんな時間じゃないですか！急いで帰らなければ明日の練習に支障が出てしまいます！）

海未（キャラのことなんて考えてないで帰って早く寝ましょう…）

ちゅんちゅん、次の朝

海未（結局、昨日は床に就くのが遅くなってしまいました。まだ頭がぼーっとします…。）ぽけー

ことり「おはよー海未ちゃん、なんだか眠そうだね？」

海未「ああ、おはようございますことり。実は昨日…」

穂乃果「おっはよー！海未ちゃん！ことりちゃん！今日も元気にやっていこう！」

ことり「穂乃果ちゃん、今日はいつにもまして張り切ってるねー」

穂乃果「昨日はいっぱい寝たからね！元気100倍だよー♪」るんるん

海未（穂乃果はいつもどおり元気ですね…今でもこどものころのようです…）ぼー

穂乃果「今日はなんでもできそうな気がする！らんららー…」つるっ

ことり「穂乃果ちゃん！」

海未「っ！穂乃果！」がしっ

穂乃果「あ、あぶなーいコケるとこだったよ…ありがとう海未ちゃん」

海未「もう！気をつけなきゃダメだよ？穂乃果？」

穂乃果「えっ」

海未「あっ」

ことり「！」

海未「ちっ違うんです今のは！//昨日のことでつい…///」

穂乃果「海未ちゃんのタメ口久しぶりに聞いたなー、かわいいっ！」

ことり「かわいい」

海未「なっ///かわいくないです！からかわないでください！」

穂乃果「もー照れちゃって、もっかい昔みたいにタメ口で喋ってよー海未ちゃーん」

ことり「かわいい」

海未「いやです！恥ずかしいです！もう言わないです！」

穂乃果「そんなこと言わないでさー、かわいい海未ちゃんを見せてほしいなー？」

海未「いやったらいやです！ーーーーやっぱり私は敬語が1番ですっ！！！」

ことり「かわいい」

おしり