おにぎりソムリエ【ミリマスSS 】 (15)


美希「知っての通り、おにぎりは別名おむすびとも言うの。」

美希「このおむすびという名前はね、古事記に登場する『ムスビノカミ』という山の神さまに由来するそうなの。神さまの力にあやかろうと山の形に見立てて三角形にむすんだのが始まりなんだって。」

美希「おむすびはお結びとも書く事もあるの。これはお米同士を結び付けるからこう呼ぶんだけど、同時に人と人との結びつきに繋がる大切な食べ物という意味も含まれているんだね。」

美希「一方おにぎりは鬼切りとも書くの。ここでいう鬼とは悪い事、つまり厄除けの力のある食べ物とされていたの。」

美希「おにぎりの場合、形は三角形である必要はないの。要は『握って』おけばオッケー、そこがおむすびとの違いだね。」



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千鶴「はあ、博識というか。あなた、本当におにぎりが好きなんですのね、百合子も顔負けの知識量ですわ。」

美希「ありがとうなの。ここまで話せばミキが何を言いたいか、千鶴はもう分かってるよね?」

千鶴「わたくしはこれからレッスンです、食べたいならコンビニにでも行ってらっしゃい。」

美希「むー。おにぎりを作る時間くらい、あるんじゃないの?」

小鳥「美希ちゃん、わがまま言わないの。ほら、おにぎりなら私が作ってあげるから。」

美希「ありがとうなの!小鳥のおにぎりも美味しいから大好きなんだよね。」

千鶴「いいんですの音無さん、お仕事中なんでしょう?」

小鳥「これくらいなら平気ですよ…はい出来たわ、どうぞ召し上がれ。」


美希「わーい、いただきますなの…うん!小鳥のおにぎりは本当に美味しいの。」

小鳥「ふふ、どうもありがとう。」

美希「なんてゆーか、小鳥のおにぎりって人に食べさせてる味なの。」

小鳥「ん、何それ?」

千鶴「ああなるほど、うまい表現ですわね。」

小鳥「どういうことですか?」


千鶴「料理とは食べてもらう相手がいないと腕が落ちてしまう、と聞いたことがありますわ。
つまり、毎日誰かに食べさせるというのは上達する一番の近道でもあるわけですわね。」

小鳥「なるほど、私はたまに遅くなったアイドル達にご飯作ったりしてますからね。美希ちゃんの高評価はそのおかげというわけですか。」

美希「小鳥とかあずさ、あと美奈子あたりのおにぎりは本当に美味しいの。それに比べると莉緒やこのみの握ったおにぎりは…」

千鶴「本人達に直接言ってはなりませんわよ、いいですわね?」



(翌日)
千鶴「ごきげんよう。」

美希「おはようなの千鶴。今日は時間あるよね、今朝こそおにぎりを握ってもらうの。そのために朝ごはん抜いてきたんだからね?」

千鶴「そこまで気合いを入れる必要あるんですの!?と、言いたいところですけど。」

千鶴「はいどうぞ。そんなこともあろうかと、シェフに頼んで作ってもらっておきましたわ。」

美希「炊きたてが食べたかったけどまあいいの、それじゃあいただきます…」

千鶴「いかが?」

美希「…美味しい!これはとびっきりなの、星三つなの!」


千鶴「あなたの好みに合うよう色々考えたわたくしの、もといシェフの自信作ですもの、当然ですわね。おーっほっほ!…ゲホゴホッ。」

美希「本当に美味しいの。あ、小鳥も食べてみて?」

小鳥「あらいいの、じゃお一つ…わあ本当、すごく美味しいわ。千鶴さん、どうもありがとうございます。」

千鶴「どういたしまして。シェフにもよくやったと伝えておきますわ。」

美希「ね。このシェフさんはまだ結婚してないの?」

千鶴「へ?さ、さあ。どうだったかしら…どうしてですの?」

美希「ミキ的には、このシェフさんまだ独身だと思うの。けど、こんな美味しいおにぎりを作れるんだから、いいお母さんになれるだろうなって。」

千鶴「お、お母さん!?あの、シェフが女性だなんてひとことも言ってませんわよ?」

美希「女の人で間違いないの。きっと、いつもみんなの事をよく見てる、気配りの出来る素敵な人だって思うな。」


千鶴「そ、そうですの…」

千鶴(どういう意味かしら。もしかして美希、わたくしの事を遠回しに褒めてる…?いやいや、考えすぎですわよね。)

美希「あ、そーゆーイミでは小鳥もいい奥さんになれるのかな?」

小鳥「あはは、どうもありがとう。あいにく今の所アイドルにしか食べさせてないけどね。」

千鶴「あら、おとぼけですの?音無さんが毎日食べさせてるのはアイドル達にじゃなくて、プロ…」

小鳥「(小声)千鶴さん、ストップストップ!駄目ですよ、美希ちゃんとか十代の子達には内緒にしてるんですから。」


千鶴「(小声)そうなんですの?それは失礼しましたわ。けど何でまた。」

小鳥「(小声)そりゃ、恋愛御法度のアイドル達の前で裏方同士が付き合ってます、だなんてあんまりよくは思わないでしょうし。」

千鶴「(小声)別にそんなこと思いませんわよ、気にしすぎではなくて?」

美希「どうしたの二人とも?」

小鳥「な、何でもないわ。それより美希ちゃんは今日レッスンあるでしょ、食べ過ぎないようにね?」

美希「分かってるの。千鶴、残りは持って行ってもいい?お昼にもこれ食べたいの。」

千鶴「どうぞ、かまいませんわよ。」

美希「どうもありがとうなの。ミキ、レッスンの準備してくるね。あ、それと。」


美希「小鳥のおにぎりを毎日食べられるプロデューサーはシアワセものなの。じゃ、行ってくるね!」

小鳥「」

千鶴「…バレバレじゃありませんの。」

小鳥「みたいですね。はあ、やっぱり美希ちゃんに下手な隠し事は出来ないか…」

千鶴「普段は能天気そのものなのに、いざって時は本当に鋭い子ですわね、さすがですわ…」

千鶴(あれ?という事は、先程わたくしに言ったのって、やっぱり…?)


(レッスン室)
美希「プロデューサー、レッスンお疲れ様。休憩していいの?じゃ、お昼ご飯にするね。」

美希「いただきます…うん、やっぱり千鶴が握ってくれたおにぎりは美味しいの!」

以上です、お目汚し失礼致しました。一応美希の誕生日記念のつもりでしたが過ぎてしまいました。

引き続き『アイドルマスター ミリオンライブ!』と

『ミリオンライブ ドラマシアター』を

どうぞよろしくお願い致します。

さすが美希鋭い
乙です
>>1
星井美希(15)Vi/An
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>>2
二階堂千鶴(21)Vi/Fa
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音無小鳥(2X)Ex
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