モバP「どらごんくえすと」 (16)

一同「……」てくてく…

早苗(武闘家)「…ついに魔王のいるダンジョンまでたどり着いわねっ!!」

拓海(魔法使い)「よしっ!ちゃっちゃとケリ着けに行こうぜっ!!」

杏(遊び人)「魔王のいるダンジョンなんて危ないよ。帰っておやすみしようよ」

あい「しかし、モンスターの気配を感じないな…」

あい「罠かもしれない…みんな気を引き締めて…」

一同「……」

あい「…?何故、みんなして黙るんだ?」

杏「すらいむがあらわれた」

あい(すらいむ)「な、なにぃっ!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375962806

あい「わ、私がすらいむだって…!?」

杏「すらいむはなかまになりたそうにこちらをみつめている」

あい「現時点で仲間ですらないのかい!?」

拓海「こいつ、どうすんだ?」

早苗「シメる♪」

あい「あなたは武闘家じゃなくて武闘派の間違いじゃないか!?」

あい「(しかし私が勇者では無いとすると一体誰が…?)」

里奈(勇者)「チョリーッス☆今日からキミは、すらりんだ♪」

あい「軽いな、勇者!!」

あい「しかし仲間にしてもらえるのはありがたい…」

あい「必ずやキミたちの力に…」

早苗「キミ、レベルいくつなの?」

あい「……」

早苗「……」

あい「…1」

拓海「ニフラム!!」

あい「容赦無さ過ぎやしないかい!?」

拓海「しかしMPが足りねぇ」

あい「……」

里奈「拓海なりの冗談だから許してぴょん♪」

あい「冗談が過ぎるよ!!」

ヒョウくん(馬車うま)「……」

杏「でも魔王のいるダンジョンでレベル1は危ないよ」

杏「杏と一緒に馬車の中で世界の終わりを待とうよ」

あい「…キミはよくここまで付いてきたね」

あい「(しかしレベル1だと足手まといが現実…)」

あい「(仕方ない…ここは大人しく馬車の中に…)」

みちる(ばくだんいわ)「フゴ?」もぐもぐ…

あい「……」

杏「仲間モンスターのろっきーだよ」

みちる「フゴ!フゴゴ!」もぐもぐ…

みちる「フゴゴゴゴゴゴ…!」もぐもぐ…

みちる「…フゴッ!?」も…

杏「はじけてちからつきた…」

あい「パンがのどに詰まっただけだろう!?」

「勇者達よ、よくここまで来たわね」

拓海「へっ…ついに魔王のヤツが姿を現しやがったか…」

あい「唐突過ぎる!?」

川島(魔王)「私が魔王川島よ。わかるわね?」

早苗「ねぇ、魔王ちゃん。どうして世界を滅ぼそうとするわけ?」

川島「わからないわ」

あい「気まぐれだと!?」

里奈「そんな理由で世界滅ぼされるとかマジおこぷん!!」

川島「わかるわ」

あい「共感するぐらいなら世界を滅ぼすのをやめたまえ!!」

拓海「そんなぶざけた理由で世界を滅ぼされてたまるかってんだ!!」

拓海「くらいやがれ!!ベキラゴンっ!!!」

あい「(ベキラゴンか…)」

あい「(MP消費が高いわりには威力の低い魔法だが…)」

アッキー(ベキラゴン)「くぅ~ん…」

あい「……」

拓海「がんばれ、ゴン!」

あい「魔法をペット化するんじゃない!!」

拓海「人のペットを魔法扱いしてんじゃねぇよ、このすらいむ!!」

あい「魔法使いなら、そこは魔法と言い張れ!!」

拓海「くそっ…今のでMPが無くなっちまった…!!」

あい「実はキミ、魔法使いじゃないだろう!?」

あい「(しかし、こちらにはまだ勇者に武闘家に遊び人もいる…)」

あい「(勝負はまだまだこれからだ…!)」

里奈「拓海のMPが足りないとかマジつらたん…」

あい「メンタル弱すぎやしないか!?」

早苗「あーしんど…すらりん、ちょっとマッサージしてぇ…」

あい「すでに満身創痍だと!?」

杏「…zzz」

アッキー「くぅ~ん…」

ヒョウくん「……」

みちる「み、みず…」

あい「……」

あい「(終わりだ…)」

あい「(まともに戦える者はいない…)」

あい「(そして私はレベル1のすらいむ…)」

あい「(このまま指をくわえて魔王が世界を滅ぼしていくのを…)」

川島「あら、もうこんな時間なのね」

川島「夜更かしはお肌の大敵ね」

川島「早く帰ってアンチエイジングしなきゃ」すたすた…

あい「……」

あい「(…宝箱を落としていったね)」

あい「(あれだけもらって帰るとするか…)」

仁奈(みみっく)「世の中そんなに甘くねーですよ!!」

あい「おぉぉぅ!?」

仁奈「セーブデータが消えた時の気持ちになるですよ!!」

あい「…絶望ってことだね」

杏「ぜんめつした…」

あい「起きていたなら助けたまえ!!」

おわり
むしゃくしゃして書いた
そろそろ落ち着こうと思う

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom