ココア「滅びのココア」 (271)

はじめに

・とある実在しない漫画をごちうさでやっただけのSS
 (しかもその漫画名で検索してみるとあたかもあるかのようになってる)

・もちろん設定おかしい

・案の定の劣化SS

・脳内白紙のまま立てたのでかなりの遅筆




私はある日、右腕にとんでもない力を持ってしまった・・・
その力であらゆる物質をボロボロにしてしまう禁断の能力だ・・・
いいや、あれは呪いだよ。だってそんな力欲しくないだもん。
私の意思で手にした力じゃないんだもん。
その呪われた力のせいで友達もいなくなり。
大好きなお姉ちゃんやお兄ちゃんたちにも見捨てられ。
ここにいることもできなくなった・・・
どうして私がこんな目に・・・
どうして私の右手に触れたものは全て消えてなくなっちゃうの?
もちろん私にその強すぎる呪いの力を制御することなんてできない。
これじゃ誰とでも仲良くなれないし・・・
そうしてさまよい歩き続けたその時・・・

ココア「あ、村だ。でもこの右手でまたみんなを傷つけてしまいそうだし・・・」

ボオッ

ココア「あ~また右手が・・・
    何とかして制御しないと・・・
    おなかもすいたし何か食べるものもらおう」

ココア「お願い・・・おとなしくしていて、私の右手・・・」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510663487

木組み族の村

マヤ「あ、見慣れない人、さすらい人かな?」

メグ「でもあの人表情暗いよ。どうしたのかな?」

ココア「・・・・・」

マヤ「ようこそ、木組み族の村へ」

ココア「お願いだから私に近づかないで。死んじゃうよ」

マヤ「おい、それどういうことだよ?」

メグ「マヤちゃん!!お姉さんの手から・・・」

マヤ「うおおっ!」

マヤ「うお、こいつの右手が燃えている!」

マヤ「・・・・・」

マヤ「この炎は本物か?」

ココア「来ないで!!」

マヤ「あっちゃああっ!!」

メグ「マヤちゃん!」

ココア「あ、ごめん!大丈夫!?」

ココア「って、ええっ!?この子、あらゆるものをボロボロにする力を受けていながら
    軽い傷を負っただけで済んでいる・・・いいや、よくないんだけど・・・」

マヤ「・・・・・」

マヤ「メグ。こいつ面白いぞ。右手から強烈な炎を出すことができるんだぜ」

メグ「でもマヤちゃん、やけどは大丈夫?」

マヤ「メグもこの前半魚人との戦いで私と共に負傷しただろ?
   その時に比べればへっちゃらさ」

メグ「それはそうだけど・・・」

ココア「えっと・・・マヤちゃん、メグちゃんだっけ?」

マヤ「お、もう名前を覚えたのか」

メグ「他人に聞こえるような声で何回も名前を言ってたら普通に覚えるよ」

ココア「私はココア、よろしくね、マヤちゃん、メグちゃん」

マヤ「ココアだな、覚えたぜ」

メグ「ココアちゃん、よろしくね」

ココア「今日から私の妹だよ」

メグ「ええっ!?」

マヤ「も~!調子に乗っちゃってさ~」

ココア「こんなおねえちゃんでも親しく接してくれるなんて嬉しいよ」

ココア「だってこの力を持って以来みんなが私のこと避けるようになっちゃって・・・」

ココア「私自身もこの右腕でみんなを殺してしまうんじゃないのかと思って
    みんなのことを避けていたよ。でも私がその力を誤って使った時・・・」

ココア「マヤちゃんは消えなかった」

マヤ「そんなの当たり前じゃん」

マヤ「だってこの程度のものでくたばってちゃ
   私もメグも半魚人に一秒足らずで殺されてるぜ」

メグ「この村にも大量の半魚人が現れるようになって
   戦いだらけの毎日になってるよ・・・」

ココア「その半魚人がこの村の平和を乱しているんだね・・・」

ココア「だったら私も戦うよ!村の平和を乱すなんて許さない!」

ガサッ

マヤ「うお!言ってるそばから向こうに大量の半魚人が・・・!」

メグ「あっちには確かチノちゃんが・・・!」

ココア「チノちゃん?マヤちゃん、メグちゃんのお友達?」

マヤ「そうだよ」

メグ「あ、早く行かないと・・・!」

ココア「あー!そうだった!」

そして

半魚人「ギャギャギャアアア・・・!」ドシャア!

チノ「・・・・・」

チノ「ふぅ、これで全滅ですね」

マヤ「チノーーー!」

チノ「あの声はマヤさんですね」

チノ「メグさんもいます。・・・知らない人を連れていますね・・・
   間違いなくこの木組み族の人ではありません」

チノ「それに・・・この気持ちは何でしょう・・・」

ココア「あれがチノちゃんかな?可愛い」

ココア「チノちゃん!大丈夫だった!?ぎゅ~っ!」

チノ「な、なんですか!?いきなり・・・」

チノ「っていうか抱きしめるのはやめてください」

マヤ「半魚人はもう全滅してやがる」

メグ「チノちゃんが倒したのかな?」

マヤ「チノはああ見えてすごく強いしな」

マヤ「ってかココア、初対面の人にいきなり抱きつくなよ」

メグ「どうかと思うよ」

チノ「・・・やれやれです」

こういった感じで書いていきます。
今日はここまでにします。
それにしてもごちうさSSってディスりネタ結構あるな・・・
(いろんなのディスってんのはほぼラビットハウス勢だけだが。
 例えばAKBおたくとか鉄道おたくとか24時間テレビとか・・・)

ボオッ

ココア「わあっ!」

チノ「きゃっ!」

マヤ「あ、またか・・・」

メグ「ココアちゃんその力を制御できないんだね・・・」

チノ「いきなり右手から炎が出たのですが・・・」

ココア「ごめんね、私呪いでこんな風になってるの」

チノ「実は私もそれと似たような力を使えますが
   危険ですので素手で戦っています」

ココア「ええっ!?」

チノ「その魔力で早逝した母親を生き返らせようとしましたが
   大失敗し、それ以来魔法を使うことを避けています」

ココア「そうだったの?」

メグ「でもチノちゃん、この前避けていたはずの魔法を使っていたよね?」

マヤ「でもあの時は使ってなかったら私達が危なかったぞ。
   わけのわからない罪を着せられてさ」

チノ「あの時は初めての友達だったマヤさんとメグさんを
   助けようとしたまでです。
   それにマヤさんとメグさんに無実の罪をかけた人たちも許せません」

ココア「マヤちゃんもメグちゃんもそんなことがあったんだね・・・」

ココア「私だったらその人をこの右腕でボロボロにしているよ。
    呪いで受けたあらゆるものをボロボロにする力を
    使うとしたらその時かな?でも制御できるかどうかが不安だよ・・・」

マヤ「ココアだったらあの半魚人にも対抗できると思うよ。
   勝つ保証はないとしても」

ココア「ちょっとマヤちゃん?その言い方はないよ~」

メグ「そう?私は頼りになると思うよ。ココアちゃんが」

チノ「ココアさんですか?」

ココア「そうだよ。私がココアだよ。よろしくね、チノちゃん」

チノ「どうして私の名前を?」

ココア「だってマヤちゃんとメグちゃんが教えてくれたんだもん」

マヤ「教えたつもりはなかったんだけどな」

マヤ「あ、そうだ。チノ、今日も家に泊めて」

メグ「だったら私も」

チノ「またですか?ですが一人は嫌ですし・・・
   いいですよ、あと・・・ココアさんも・・・」

ココア「いいの!?ちょうどよかった。私何も食べてなかったんだよね」

チノ「欲張るのはやめてください」

メグ「家に入ろう」

マヤ「ココア、案内は私がするよ」

ココア「うん。よろしくね」

家の中で

ココア「いただきま~す」

マヤ「私達の料理の味をいざ」

チノ「私以外ほぼ何もしていませんでした・・・」

メグ「うまくできたかな?」

少しした後で

ココア「ねえチノちゃん」

チノ「なんですか?」

ココア「チノちゃんって一人暮らしなの?
    お母さんが亡くなってからずっと一人で暮らしてたの?
    お父さんはどうしたの?」

チノ「お母さんが亡くなってからは
   父やおじいちゃんと一緒に暮らしていましたが
   父は私がこの村の村長であり、映画監督でもあるタテター・ツンさんから
   映画の出演オファーがかかった時から突然姿を消してしまいました・・・」

チノ「おじいちゃんは亡くなってはいるものの
   魂はティッピーというまんまるでうさぎには見えない
   アンゴラうさぎの姿で生きています」

チノ「そのティッピーも父と同時に姿を消したのですが・・・」

マヤ「タテター・ツン!?」

メグ「あ、私も村長の映画大好き」

マヤ「だよな、あの村長は名監督だよな」

ココア「そういえば私もオファーを受けたよ。
    でも映画のオファーを受けようとしたその時なんだよね・・・
    この呪いの力を持ってしまったのは」

チノ「ココアさんも映画のオファーがきっかけで悲劇が起きたのですね。
   結局その悲劇のせいで私は映画の出演を拒否しました」

ココア「私もだよ!だってこの姿で映画なんか出られないよ」

マヤ「あ~あ、なんでチノには来て私には来ないんだろうな」

メグ「私も大好きな監督の映画に出たかったな~」

マヤ「この村、実は映画の製作がさかんなんだ。
   特に実写映画に精を出しているんだ」

今日はここまで。

あ・・・亡くなった母を生き返らせる術に失敗って・・・
ハガレンじゃないかwww

マヤ「私は実写版怪盗ラパンが好きだったな」

メグ「私はうさぎ姫七変化が好きだよ」

チノ「ですがあの監督、村長の仕事がそっちのけになってる感じがします・・・」

チノ「それにこの前マヤさんとメグさんと一緒に鑑賞したその2作品・・・
   あからさまに別の作品になってる気がします」

チノ「原作と変わりすぎてるんじゃないのですか?」

メグ「え~?そんなことないと思うよ」

マヤ「基本的にあの監督の作品は
   映画版オリジナルの場面が結構多いんだよね」

ココア「私はそのタテター・ツンって人知らなかったんだけど
    そこまですごい人だったんだね」

マヤ「あの人のすごさはそれだけじゃないぞ」

マヤ「あの人自身も半魚人らと戦ってるのさ」

メグ「村長さんとっても強いんだよ」

マヤ「戦闘スタイルもど派手で憧れるよ」

マヤ「私もあんなのが使えたらな~」

メグ「華麗に舞い、そしてくるくるっと・・・」

チノ「メグさんのは特に自分がその力使えたらってことですよね?」

チノ「でもその力、何回でも使えるほどの代物ではない気がします・・・」

マヤ「これだけ大きな技は体力の消耗も激しいとか言われてるよな」

チノ「問題はそこじゃない気がしますが・・・」

20分後

マヤ「おかわり!」

チノ「4人分しか作ってませんのでおかわりはないですよ」

マヤ「ちぇ~」

ココア「久しぶりの食事で生き返った気分だよ」

さらにしばらくして

ココア「お片付け完了」

チノ「ほぼ私とメグさんしかやっていなかった気がします」

メグ「あはは・・・」


ドオオン!!


ココア「え!?」

メグ「向こうから聞こえたよ」

マヤ「何があったんだ!?」

チノ「行ってみます!」

ココア「私も行くよ!」

マヤ「ちぇ、じゃあやっぱここでお邪魔しました」

メグ「チノちゃん、お泊りの件なしね」

チノ「いいえ、むしろその方がいいです・・・」

ココア「え~?どうして?」

チノ「賑やかなのはちょっと・・・」

チノ「って、そんなこと言ってる場合じゃないです!」

ココア「あー!そうだった!」

外に出ると

ビカビカビカア!!

マヤ「この光は・・・!あっちだ!」

チノ「まさか村長自身が戦っているのでしょうか?」

ココア「こっちだ!」

マヤ「いいや、こっち行ったらここだよ」

チノ「ココアさん、この村初めてなのに地形が分かるはずもないじゃないですか・・・」

そして

ココア・チノ・マヤ・メグ「あっ!」

タテター・ツン「はああっ!!」

バアアアン!!

ビイイイン!!

半魚人「ギャギャギャアアア!!」

タテター・ツン「この私の映画の新作の制作中止の恨みを思い知ったか!」

マヤ「村長!」

メグ「やっぱり戦い方がかっこいい・・・円陣とかビーム技とか・・・」

ココア「あの人がタテター・ツン村長だね」

タテター・ツン「おや?君達は?」

タテター・ツン「どうして映画の出演を断ったの~?せっかくのいい機会だったのに」

チノ「・・・その出演依頼のせいで家庭が崩壊してしまいました」

ココア「あなたが依頼主だったのですか!?」

タテター・ツン「そうだよ、君達のようなかわいい子は今度の作品の主役にふさわしいのに・・・」

ココア「私もあの出来事がなければ出るつもりでいたよ」

ココア「でも・・・」

ボオッ

タテター・ツン「その炎は何だね?君も能力使いだったのかね?」

ココア「好きでそうなったんじゃないんです!」

メラメラ

チノ「ココアさん、炎が大きくなってきています」

ココア「あっ!」

シュウウ・・・

ココア「何とかおさまった・・・」

タテター・ツン「その力、使いこなすことができれば
          きっとこの世界の英雄になれると思うよ」

ココア「!」

ココア「そうですか!?」

チノ「ココアさん切り替えが早すぎです・・・」

チノ「それと・・・」

チノ「村長、やっぱり映画の出演の話は無しにしてもらいます」

ココア「私もそうする、だってみんなに迷惑かけたくないし・・・」

マヤ「私が代わりに出るというのはどうですか?」

メグ「マヤちゃんだけずるい!私も!」

メグ「私達、村長の作品が大好きで・・・」

タテター・ツン「・・・おっと、村長としての仕事が残ってた。
          悪いけどしばらく制作は無しにするよ。ここで失礼するよ」

チノ「村長の仕事を優先してください」



タテター・ツン(くっ、あの2人を起用すれば今度の新作も大ヒット間違いなしだったのに・・・)

タテター・ツン(せっかくかわいい子を見つけたというのに・・・
          あいつらの家族め・・・!私の邪魔をしおって・・・!)

ココア「あっ!」

半魚人「ギャギャギャア!」

ココア「あっちにも半魚人の群れが・・・!」

チノ「今度は私達だけで倒しましょう」

マヤ「よっしゃ!」

メグ「あまり無茶しないでほしいんだけど・・・」

その頃・・・

リゼ「・・・・・」

リゼ「半魚人を大量に出すのにも出費が大きいな・・・」

リゼ「だがこの村の残滅をジュンタク様のためにも
   成し遂げなければな・・・」

リゼ「お、あれは確か・・・」

明日は事情により続きを書けません。
また明後日Dear my sister観に行って
家に帰り。少し休んだのち、続きを書きます。
接続ができないなんてことにならなきゃいいけど・・・

タテター・ツン「む!?誰かいるのか!?」

リゼ「・・・っ!気づかれたか!」

リゼ「なら仕方がない!」チャッ!

バンッ!

タテター・ツン「・・・・・」

ガキン!

リゼ「なにっ!?」

タテター・ツン「はあっ!」

ドオオン!

リゼ「くっ!よけきれなかったか・・・!
   油断した・・・!木組み族の村の村長自らが一人でほっつき歩いてるのが
   チャンスとばかり思ってたが・・・!」

タテター・ツン「外敵に対する備えがないとでも思ったのか?」

タテター・ツン「しかし私の攻撃をろくに受けないとは、

          君はサークアイの手の者だな?
          君は確かサークアイの部下のジュンタクの手下だったな」

タテター・ツン「しかし半魚人を呼び出さないとは大した自身だな」

リゼ「・・・・・」

リゼ「・・・!」シュッ

タテター・ツン「む!?銃だけではなく手榴弾も使うのか!?だが・・・!」

バアン!

ドオオン・・・

リゼ「くっ!バリアを張ったか・・・!だがバリアを張れる時間は相当短い・・・」

タテター・ツン「甘いぞ!」ビーーーン!

リゼ「があっ!バリアを解除と同時にビームか・・・!」

リゼ「くっ!ここは退く!」

リゼ「だが・・・!このストーム・ボムなら・・・!」

リゼ「はっ!!」

ボオオン!!

ビュウウウ!

タテター・ツン「うぐっ・・・!げほげほ・・・」

タテター・ツン「砂嵐を起こして煙幕がわりとしたか・・・!」

リゼ「タテター・ツン!お前の技は魔力にも資源にもコストがかかる!
   それを惜しまず使い続けていつまでも持つと思うな!」

リゼ「」ピュー!

タテター・ツン「くっ・・・!取り逃がしたか!」

そして

リゼ「ジュンタク様に合わせる顔がないな・・・
   だがまだ半魚人は残っている・・・」

リゼ「帰る前に甘兎族の村の泉でのどの渇きを癒すか、
   甘兎の泉の水は何もかもを癒すしな。
   しかし千夜の奴・・・左眼の力を使うたびに
   何をするかが分からなくなるんだよな・・・」

リゼ「千夜・・・お前は一体誰の味方なんだ?」

とりあえず今日はここまで。
しかし映画館めっちゃ混んでたな・・・
おかげで朝のが完売により観れなくて午後のを観ることになったよ・・・
僕が観た午後上映のも満席だったぜ

その頃

半魚人「ギャアア!」

ザクッ!

ココア「くうっ!」

ココア「でも私はやられないよ!!」

メラッ

ゴーーー!

半魚人「グギャギャアア!!」

チノ「ココアさんも半魚人たちを全滅させましたね」

ココア「何とか倒したよ、でも数が多かったよ・・・
    この呪いの力が今だけ持ってよかったと思ったよ」

ココア「最初はこんな自分が嫌だったけど
    その力が人のために使うことができるなんて・・・」

ココア「痛っ、肩の痛みがまだ収まっていなかった・・・」

チノ「ココアさん、戦う時にはきちんと全方向を見ないと
   正面以外の敵にやられますよ」

チノ「大きな力を得たばかりの人は特にそうなりやすいので気を付けてください」

ココア「チノちゃん無傷で勝ったんだ、すごいな~」

チノ「油断さえしなければこんなものです・・・」

ココア「・・・!」

ココア「チノちゃん!後ろ!!」

チノ「えっ!?」

半魚人「クキャーーー!!!」

ダガッ!

チノ「うっ・・・!」

ドタ

ココア「チノちゃん!!」

半魚人「シャー!」

ザバッ!

ココア「きゃあ!!」

ドテッ!

ココア「横にもう一体いたなんて・・・!」

半魚人「グギャアー!」

半魚人「シャアア!!」

ココア「二体いたの!?」

ココア「どいて!!」

ボオオ!!

半魚人「グアアアア!!」ジュウウウ・・・

ココア「あっ!!」

ココア「チノちゃんが・・・!」

ココア「チノちゃんを離して!!」

ココア「・・・っ」ヨロ

ココア「あ・・・はぁ・・・もう!さっきの二体の半魚人のせいで
    チノちゃんが連れ去られちゃったよ!」

ココア「チノちゃん・・・ごめん・・・」

ココア「この痛み・・・今の痛みよりも痛いよおっ!」

ココア「半魚人から受けた攻撃による痛みなんか
    この心の痛みに比べればっ・・・!」

ココア「」タタタ

ココア「チノちゃん・・・!絶対に・・・絶対に助けてあげるからね!」

ココア「私は必ずチノちゃんを半魚人から助け出して見せるよ!」

少ししか書けなかったけど今日はここまで

その頃

リゼ「残った半魚人はこれだけか・・・」

半魚人「グギャ・・・」

リゼ「お、お前も戻ってきたか。しかも誰か捕らえてきたのか」

チノ「」グター

リゼ「よく見たらチノじゃないか、
   よりによって私に因縁を持っている奴連れてくるとは・・・」

リゼ「私達に逆らった罪で処刑しようとしたところを邪魔してくれたものだな・・・」

半魚人「ギャーギャ!」

リゼ「待て!殺すな!」

リゼ「なぜかチノは殺せないんだよな・・・」

リゼ「とりあえず地下牢につないでおけ!
   そのあとはお前達は地下牢に入るなよ」

そしてココアは

ココア「はぁ・・・はぁ・・・道に迷っちゃったよ~」

ココア「勢いで木組み族の村を飛び出したのはいいけど・・・」

ココア「それにこの力、制御できてるのかな?」

ココア「さっきの戦いではできてたし大丈夫だよきっと」

ボオ!

ココア「おおお!!」

ココア「っとおおおお!」

ココア「・・・制御できてませんでした」

ココア「なんとか炎を止めたけど・・・」

ココア「!?」

グルウウオオアアア!!

ココア「わあっ!獣がいっぱいいるよおっ!」

ココア「ん?」

ココア「あの獣たち何かによってたかってるような・・・」

ドオオオン!!

モンスター「グギャアアアア!!」

ココア「!!」

ココア「獣たちがやられちゃった・・・
    それにあの強すぎる力の持ち主は誰だろう?」

ココア「!!」

キシャアアアア!!!

ココア「わわっ!まだいたの!?しかも今までよりも大きいよおっ!」

ココア「こうなったら行くしかない!!」

ココア「」メラ

ココア「あれ?動きが止まってる、チャンス!!」

ボオオオオ!

ココア「倒したっ」

ココア「でもどうして巨大な半魚人の動きが止まったんだろう・・・」

ココア「あ、よく見たら他のものの動きも止まってる」

ココア「風が止まったにしては枝の葉が動かなすぎるんだけど・・・」

ココア「もしかして時間が止まってる?」

シャロ「あ~あ、またやりすぎちゃった・・・」

ココア「??」

ココア「もしかして君が周りの動きを止めたの?」

シャロ「そうだとしたら?」

ココア「あ、風が吹いてきた」

シャロ「当然よ、だって時間を止められるのはほんのわずかだけなんだから」

ココア「じゃあやっぱり君だったんだ。時間を止めていたのは」

シャロ「そういうあんたもあの巨人を倒したんでしょ?」

ココア「だって危なかったんだもん」

ココア「本当はこの力使いたくなかったんだよ」

シャロ「私もよ、時間を止めたり飛んできたものを跳ね返す能力のせいで
    辛い思いをし続けたんだからね」

ココア「あっ、それ私と似ている」

ココア「」ボオ!

ココア「」シュウウ・・・

ココア「・・・っ・・・うあっ・・・」

ココア「この右手は呪いでね・・・あらゆるものをボロボロにしてしまうの・・・」ポロッ

ココア「そしてついには・・・」ぐすっ・・・ぐすっ・・・

ココア「友達にも家族にも見捨てられて
    ひとりぼっちになっちゃったんだよお!」うわあ~ん!

ココア「わああ!うああわああん!」

ココア「もうベーカリー族の村に戻れないよお!!」

シャロ「ちょ、泣くのはやめなさいよ、
    私だってひとりぼっちでラパン族全ての人から
    鬼のように恐れられて味方が誰もいなかったんだからね」

ココア「ううっ・・・同士だね・・・」

ココア「ねえええ!どもだぢになろお゛お゛お゛!!」

ココア「ひどりでざみじいんでじょおお!」

シャロ「何よ。境遇が同じだからと言って・・・」

シャロ「というよりいい加減泣き止みなさい」

今日はここまで

ココア「うん・・・」

ココア「ううっ・・・」

ココア「君の名前は何?」

シャロ「えっ?」

ココア「私はココア、君は?」

シャロ「ココアね、覚えたわ」

ココア「うん、よろしくね」

シャロ「・・・・・」

ココア「あれ?」

ココア「ねえ、君の名前は?」

シャロ「・・・・・」

シャロ「シャロ」

ココア「え?」

シャロ「・・・シャロ」

ココア「シャロちゃん、よろしくね」

シャロ「こちらこそ、同族の親近感ってものかしら?」

シャロ「・・・って、別に親近感なわけないんだからね!」

ココア「そんなぁ・・・」

ガサ・・・

シャロ「!」

ガサガサガサ!

ココア「え!?なに!?」

ココア「わあ!木が動いたあ!」

シャロ「木がモンスターに!?」

シャロ(千夜のせいね・・・)

シャロ「もう!千夜~~!!」

ココア「え?千夜って・・・シャロちゃんのお友達?」

シャロ「そんなこと聞いてる場合じゃないわよ!」

ココア「わわわ!シャロちゃん!この木の動きを止めて!」

シャロ「偉そうに命令しないでよ」

ザク!

ココア・シャロ「きゃああっ!」

シャロ「・・・あ~もう!分かったわよ!」

シャロ「これ以上やられるわけにもいかないし」

ココア「わわ!何か飛んできた!」

シャロ「・・・!」

ガキン!

ココア「わあ、攻撃を跳ね返した」

ココア「シャロちゃんが頑張るなら私も・・・」

ココア「」メラ・・・

ココア「」ボオ!

ココア「はあっ!」

クギャクギャアア!!

ドオオン

シャロ「今回はココアにとどめを刺させるつもりだったからね」

シャロ「できれば時間を止めたかったけど
    さすがの私もいつでもは使えないわよ」

ココア「そうだったんだ・・・」

シャロ「当たり前でしょ、強力な力使うのにどれだけ気力を消耗すると思ってるのよ」

ココア「私はそんなこと考えたことないなぁ・・・」

シャロ「何よもう!」

シャロ「・・・でもまだまだ疲れ切ってるわけじゃないし」

今日はここまで

ギイン!

ココア「え!?なになに!?」

シャロ「千夜~~!」

ココア「あの人が千夜ちゃん?」

シャロ「暴走しちゃってる!」

ココア「ええっ!?」

シャロ「千夜の左眼には気をつけて!」

千夜「侵入者かしら?甘兎族の村には手出しさせないわ!」

ココア「わわわ・・・」

シャロ「千夜!私が見えないの!?ほら!私よ!」

千夜「侵入者は即排除よ!」

ギイン!

ココア「やばいよ!どうしよう・・・!」

千夜「・・・・・」

シャロ「あっ」

千夜「」シュウウ・・・

千夜「シャロちゃん!?」

千夜「わわわ・・・」

千夜「私はなんてことをしていたのかしら?」

シャロ「ようやく正気に戻ったのね。
    ってかどいつもこいつも自分の力を制御できない人ばかりなんだから!」

千夜「私が娘に手をかけようとしてたなんて・・・
   私は母親失格だわ!」

シャロ「誰が娘で誰が母親よ!」

シャロ「行き場のなかった私を拾ったからといって
    年は私と変わっていないでしょ」

ココア「え?千夜ちゃんって・・・シャロちゃんのお母さんなの?」

千夜「うっうっ・・・」

シャロ「違うわよ!」

シャロ「ココア、あんたさっきの話聞いてた?」

ココア「シャロちゃんは私と同じく家族に捨てられたんだよね?」

シャロ「言っておくけど千夜は私の2人目の母親なんかじゃないからね」

シャロ「ってか千夜、変な思い込みはもうやめなさいよ」

千夜「シャロちゃん・・・この子はシャロちゃんのお友達かしら?」

シャロ「お友達というよりは同じ境遇に同情して一緒にいるだけよ」

シャロ「ココアは別に友達じゃないからね」

ココア「え~?私とシャロちゃんはお友達だよ」

千夜「じゃあ私とも友達になりましょう、ココアちゃん」

ココア「うん、よろしくね、千夜ちゃんのことはシャロちゃんから聞いたよ」

シャロ「今は友達でも千夜の左眼の超能力で
    この世界の魔王、サークアイ軍の性になったり
    甘兎族の性になったりするから
    その力の制御ができないことに困っているのよ」

千夜「シャロちゃんごめんね・・・」

ココア「私も呪いで受けた滅びの力の制御ができないから同じだよ」

ココア「千夜ちゃん、一緒にその力を制御できるようになろうね。
    そして早くその力から解放されようね」

千夜「私の超人的な力も呪いのせいなのかしら・・・」

ココア「ところでシャロちゃん、サークアイ軍って誰?
    あの半魚人を操る人たちのこと?」

今日はここまで

シャロ「そうよ、最近世界中に現れる半魚人は全てサークアイ軍が操っているのよ。
    まあ私は別にこの世界のことなんてどうでもいいけど・・・」

ココア「よくないよ!どうでもいいなんて言わないで」

シャロ「どうでもいいも何も魔王が何だか知らないけど
    魔王の支配なんてどう考えても長く続かないじゃない。
    力だけの支配なんてその人死んじゃえば全てが終わるわよ」

シャロ「とか言って千夜もリゼ先輩もサークアイ軍に所属してるけどね」

千夜「甘兎族全体がサークアイ軍に従属してるの。
   もうすぐ甘兎の泉の水をサークアイ軍に分けなければ・・・
   でもココアちゃんには手出ししないわ。
   ただサークアイ軍には逆らえないの」

シャロ「リゼ先輩も魔王軍にいるにしては甘すぎなのよね。
    でも独りぼっちだった私に一番よくしてくれた素敵な人なの。
    だから私はリゼ先輩がサークアイ軍だろうと・・・」

ザッ

リゼ「シャロ、千夜、いるか?」

千夜「噂をすれば」

シャロ「リゼ先輩」

ココア「あれがリゼなの?」

シャロ「リゼ先輩はサークアイ軍でも私達の味方なのよ」

ココア「へ~、そうなんだ」

リゼ「ん?ここにいるのは誰だ?」

ココア「私、ココアっていうんだ。友達になろう。リゼちゃん」

リゼ「初対面の人にいきなりそれ言うか!?」

リゼ「まあ・・・なってやろうかな?・・・」

ココア「ありがとう、よろしくね、リゼちゃん」

リゼ「友達とは認めてないぞ」

ココア「そんな~」

ココア「あ!ずっと忘れてたことがあった!」

ココア「シャロちゃんのおかげでチノちゃんをさらった組織の名前が分かったよ」

ココア「サークアイ軍にチノちゃんはさらわれちゃったんだよね・・・」

ココア「サークアイ軍は半魚人を使って木組み族の村を支配しようとした・・・」

ココア「チノちゃん・・・私は仲間と一緒に
    チノちゃんを助けに行くよ!」

ココア「って!みんなどこ~!?」

ココア「先に行っちゃった!?」

ココア「みんな待ってよ~!!」

ココア「置いて行かないで~」

タタタタタ

甘兎の泉

リゼ「その水を我らに分けてくれ」

シャロ「その前にここの水を飲ませてください」

リゼ「私もその水が欲しいんだ」

千夜「では、飲みましょう。ここの水は全てを癒すわ」

そして

リゼ「ああ、生き返った気分だ」

リゼ「ここの泉は再生力が強く
   数千の人数で水を汲んでも
   数時間後には元に戻る魔法の泉だな」

リゼ「しかもそこらじゅうの湧き水よりも美味い」

千夜「サークアイ様にこの水の半分以上を差し出すのね」

リゼ「ああ、頼む」

千夜「なら・・・」

千夜「」ギン!

リゼ「お前にはそういう力があるしな」

シャロ「わわ、泉が動いた」

千夜「」ポーン!

ソソソソソッ

リゼ「巨大なバケツを呼び出したか」

モンスター化した泉「ガアアアア」トクトクトク

モンスター化したバケツ「フオオオ」

モンスター化したバケツ「」スタスタ

千夜「そろそろ泉を元に戻すわ」

千夜「」ギイン!

シュウウ・・・

リゼ「ああ、助かった」

千夜(それにしても最近水の要求量がだんだん大きくなってきてるわ・・・)

リゼ(ジュンタク様もサークアイ様もあの水を大切に使ってくれるのだろうか・・・)

リゼ(最近無駄遣いが多くなってきてる・・・私が所属する軍団は大丈夫だろうか・・・)

今日はここまで

そろそろ>>1の『実在しない漫画なのにその漫画名で検索するとあるかのようになってる』が
何なのかを明かします。実在しないものなのに検索するとまるで本当にあるかのような漫画。
それは・・・・・そう。『滅びのレッカ』です

シャロ「あれ?ココアは?」

千夜「どこに行ったのかしら?」

リゼ「・・・まさかとは思うがサークアイ軍のアジトに向かったなんてことはないよな?」

千夜「ええっ!?」

シャロ「一人で突っ切るとか何考えてるのよあいつ」

リゼ「追いかけるぞ」

シャロ「私はサークアイの仲間ではないけど
    リゼ先輩がいるのなら一緒に行きます」

シャロ「そういえばココアの故郷のベーカリー村を
    何者かが売り渡したという話を聞きました」

リゼ「私はその人を信用しないぞ。
   どうせ強さでくっついてるだけなんだろ」

千夜「不利になればまた裏切るという可能性もあるわね・・・」

リゼ「あ、私は先に行ってるぞ」

リゼ「」ダッ

シャロ「リゼ先輩。どうしたのですか?」

千夜「状況を報告しに行ったのね、リゼちゃん」

そして

ジュンタク「リゼ、何をしていたのだ?」

ジュンタク「遅いぞ!」

リゼ「ジュンタク様、申し訳ございません」

ジュンタク「それよりも甘兎の泉の水は手に入ったか?」

リゼ「用意はしました」

ジュンタク「ほう?」

ジュンタク「なるほど、これの中に水があるのだな」

リゼ「はい」

ジュンタク「・・・これではすぐに底がつきるではないか」

リゼ「ならば惜しまずに使わなければいいだけです」

ジュンタク「木組み族の村人は今なお抵抗を続けておる!
       奴らを従わせるためなら資源を惜しんではいられん!」

ジュンタク「タテター・ツンも我らへの抵抗を試みて
       資源を惜しまずに使っている頃だろう」

ジュンタク「サークアイ様を侮辱するような作品を作った
       あいつだけは許せんのだ!」

半魚人「ギャーギャ!!」

ジュンタク「なに!?どうしたのだ!?」

半魚人「ギャギャギャーギャ!!」

リゼ「なに!?侵入者だと!?」

ジュンタク「戻るぞ!!」

リゼ「はっ!」

しばらくして

半魚人「クキャクキャ!」

ジュンタク「そうか、侵入者はもう排除したのか」

リゼ「命知らずがいたものだ・・・」

リゼ(まさかココアのことじゃないよな?)

リゼ「・・・排除された奴をこの目で見てみたい」

リゼ「早くアジトに戻りましょう」

ジュンタク「そうだな、サークアイ様も待っている」

タタタ

リゼ「何奴!?」チャキ!

リゼ「・・・誰かと思えばタカヒロさん」

リゼ「・・・・・」チャッ

ジュンタク「リゼは知らなかったのか?この者は
       ついさっき我らに寝返ったタカヒロだ」

タカヒロ「まさかここでジュンタク様とリゼ君に会うとは・・・」

リゼ「そうとは知らず武器を突き付けて申し訳ありませんでした!」

タカヒロ「過ぎたことはもういいぞ。

      タテター・ツンの散財癖に愛想をつかして
      サークアイ軍に入る決意をした」

タカヒロ「あいつには映画製作よりもするべきことがあるのに・・・」

タカヒロ「私はそんなあいつが嫌いだった」

タカヒロ「よりによって私の娘にくそみたいな映画の出演を依頼するとは・・・!」

タカヒロ「その話に乗っかる娘が異常に腹立だしかった」

リゼ「・・・・・」

リゼ(その娘を私の手下がアジトの地下牢に放り込んだことは黙っておこう)

リゼ「・・・その首は何ですか?侵入者の首を取ったのですか?」

タカヒロ「ふっ・・・」

ゴロン

タカヒロ「その通りだ」

タカヒロ「侵入者の排除を買って出たのだ」

タカヒロ「私もやるときはやるぞ?」

しばらくして

リゼ「なんだかんだでタカヒロさんと別れたんだが・・・」

半魚人「グギャギャグギャ!」

リゼ「ジュンタク様、侵入者がまた出たそうです」

半魚人「グアーグア!!」

ジュンタク「なに!?次の侵入者は前の奴とは違う!?」

リゼ(今度こそあいつだな・・・)

今日はここまで

いずれ誰かがココアかチノのどっちかの名前入れて
「実写化映画ってさ・・・」というようなスレタイの
SSスレ立てていそうだな・・・

日本語もまともに話せないのかな?

サークアイ軍本拠地

半魚人「ギャアー!!」

ココア「出たな、半魚人たち!」

ココア「チノちゃんを返してもらうよ!」

半魚人「クキャクキャアア!!」

ココア「」メラ・・・

半魚人「ギャー!!」

ドオン!

ココア「!!!」

ココア「わあ!すごい衝撃!」

ココア「・・・っと」

ココア「早く体勢を・・・」

半魚人「グアー!!」

ザク!ザク!

ココア「があっ!」

ココア「炎を出す隙もないよ・・・」

半魚人「クキャアー!!」

ココア「やっぱり数が多いよ!」

ココア「でもね・・・!」

ココア「」ボオ!

ココア「引き下がるわけにはいかないんだよ!!」

ボオオオオ!

半魚人「ググギヤアアアア!!」

>>82
それゆえ外国人だと思われることもしばしばです・・・

ココア「チノちゃんのためなら・・・!」

半魚人「グアアア!!」

ココア「わあっ!」

ココア「まだいたんだ・・・」

ココア「しかも5体も・・・」

ココア「でもね・・・チノちゃんを助け出すためなら・・・!」

ボオ!!

ココア「何匹来たって負けない!!!」

半魚人「ギャギャギャアア!!!」

ココア「はぁ・・・はぁ・・・何とか全滅させた・・・」

ココア「はぁ・・・はぁ・・・」

ココア「だめだ・・・ちょっと休もう・・・」

ココア「」ガク・・・

ココア「」ボオ!

ココア「あっ!」

ココア「しまった!!滅びの力で・・・!」

バガーーーン!

ココア「床に穴開けちゃった~~~!!!」

ピューーーーー!

今日はここまで

設定変えようがココアならこういうヘマするはず・・・

地下牢

チノ「誰も来てくれません・・・
   私はいつまでこの牢屋の中にいなきゃいけないのでしょうか?」

チノ「ですがリゼさんのことですから
   地下牢には半魚人を見張らせていないはずです」

チノ「半魚人が私に手出しすることを危惧しているようですが・・・」

チノ「リゼさんにはサークアイ軍としての悪役らしさがありません。
   そこをうまく利用すればと思いましたが
   そこのところの抜かりはないようですね・・・」

チノ「こんな場所に一人で取り残されるのも怖いです・・・」

チノ「私の力をもってしてもあの鉄格子を壊せませんしどうしましょうか・・・」

バキバキバキ!!

チノ「・・・なんか嫌な音がします」

チノ「上で何があったのでしょうか?」

「わあああああ!!!」

チノ「・・・!」

チノ「この声・・・」

チノ「ココアさん、来てくれたのですね」

チノ「・・・声がだんだん大きくなってきてます」

チノ「近づいているのでしょうか?」

チノ「だとしたら・・・」

チノ「落とし穴に落ちたのかもしれません」

チノ「っと、こうしてはいれません。恐らく落下先は・・・」

ドシャアアア!!

ココア「わああっ!」

チノ「痛いっ!!」

チノ「・・・キャッチ失敗です」

ココア「ったった・・・」

ココア「チノちゃん」

チノ「ココアさん、一体何してたのですか?」

ココア「やだな~、私はチノちゃんを助けにここに来たんだよ」

チノ「ココアさんはどうして上から降ってきたのですか?」

ココア「・・・・・」

ココア「まだ自分の力を制御できてないみたい」

チノ「どういうことですか?」

ココア「私ね、右手の炎で床をボロボロにしちゃったの」

ココア「そして落ちてここに着いたってわけ」

ココア「もしかしてチノちゃんが受け止めてくれたの?」

チノ「そのつもりでしたがキャッチ失敗でした・・・」

チノ「おかげで転んで頭と背中とお尻を痛めました・・・」

チノ「怪我したとまでは言いませんよ」

ココア「大丈夫?」

チノ「大丈夫です。痛くて動けないというほどではありません」

チノ「というよりココアさんがしっかりしてください・・・」

チノ「床に穴開けるなんてことのないようにしないと心配です・・・」

ココア「チノちゃんごめん・・・」

ココア「あ、そうだ」

メラ・・・

ココア「この鉄格子も・・・」

ボオ!

ココア「チノちゃん!これで抜け出せるよ!」

チノ「はい、ありがとうございます」

チノ「ですがまだ安心はできませんよ」

今日はここまで

ココア「この階段を上っていけばいいんだね」

チノ「だった気がします」

チノ「私、連れ去られた時の記憶があまりありませんので・・・」

チノ「ですがここから先は一本道じゃないですか?」

ココア「そうかもしれないよ」

チノ「・・・・・」

チノ「そしたら敵に見つかった時逃げ場がないじゃないですか・・・」

チノ「私は逃げませんけど・・・」

ココア「チノちゃんが逃げないんだったら私も逃げないよ!」

チノ「ココアさん、声が大きいです・・・」

ココア「あ・・・」

ココア「あ、そうだ。私、道を作ることもできるようになったんだ」

チノ「本当ですか?」

ココア「うん」

チノ「・・・あてにならなそうです」

チノ「まさか壁を壊して通り道にするというんじゃないでしょうね?」

チノ「それしか考えられませんが・・・」

ココア「あ~、その通りだね・・・」

ココア「チノちゃんにはまる分かりなんだね」

チノ「私じゃなくても分かるのですが・・・」

ココア「じゃあこの壁を壊すよ」

チノ「変なところに脱出させないでください」

ココア「」メラ・・・

ココア「」ボオ!

バラバラバラ

ココア「ここは少しずつ掘っていくよ」

ココア「傾斜がきつくて登れないなんてことにならないようにね」

チノ「うまくいくのでしょうか?」

ココア「大丈夫だって」

そして

ココア「脱出~!」

チノ「ですがここはどこでしょうか?」

ココア「」キョロキョロ

ココア「サークアイ軍のアジトからはなるべく遠くまで掘ったはずなんだけど・・・」

チノ「あ、もしかしてここ甘兎族の村の人気のない裏道じゃないのですか?」

ココア「チノちゃんこの場所知ってるの?」

チノ「あんまり詳しくはないのですが・・・」

かなり短かったけど今日はここまで

その頃

ジュンタク「なに!?甘兎の泉がよそ者に使われているだと!?」

半魚人「ガ-ギャー!」

リゼ「また引き返すのですか?」

ジュンタク「・・・・・」

ジュンタク「やむを得ん!」

ジュンタク「だとしたらあの泉はもういらん!」

ジュンタク「我らのためだけに使わぬとすれば・・・」

リゼ「まさか・・・?」

ジュンタク「」フウウウウ!!

ジュンタク「」パアアアア!!

リゼ「ジュンタク様・・・」

リゼ「この重機を使ってあの泉を埋め立てる気ですか!?」

リゼ「それにこの重機・・・予算が・・・」

ジュンタク「重機よ!!あの泉を埋め立てよ!!」

ドドドドド!!

そしてココアとチノは

ドドドドド

チノ「あれは何でしょうか!?」

ココア「行ってみよう!」

チノ「はい」

すると

ココア「あっ!泉が・・・!」

チノ「あの機械で泉を埋め立てようとしていたのですね」

タタタタタ

ココア「あっ!千夜ちゃん!」

チノ「泉の危機に駆けつけたのですね」

千夜「あっ!ココアちゃん!チノちゃん!」

千夜「お願い!!一緒に甘兎の泉を救って!」

ココア「うん!」

千夜「」ギン!

千夜「大木よ!あの重機を止めよ!」

ゴオオオ!

大木「ガアア!!」

バキッ!

大木「ガア・・・」バラバラバラ・・・

千夜「う、嘘・・・」

チノ「千夜さんの呼び出したモンスターが・・・」

ドドドドド

千夜「やめて!!泉を埋めないで!!」

ココア「」タタタタタ!

ココア「」メラ・・・!

ココア「」ボオ!

ココア「機械とやら兵器とやらなんてどうでもいい」

ココア「甘兎の泉を埋め立てようなんて絶対にさせない!!」

ココア「」バアアン!!

バラバラバラ・・・

ココア「ヴァアアア!」

バラバラバラ・・・

ココア「あと一機・・・!」

今日はここまで

ココア「一つ残らず壊してやるよ!」

ココア「この泉に害をなすのなら・・・!」

ココア「」バアアン!!

バラバラバラ・・・

ココア「全滅させたよ・・・」

千夜「ココアちゃん・・・」

チノ「あっ・・・!」

ココア「」フラ・・・

ココア「わわわっ!」

ココア「あああーーー!!」

バシャーン!

チノ「・・・・・」

チノ「仕方がないですね・・・」タタタ

千夜「ココアちゃん泉に落ちちゃったのね・・・」

ココア「この泉・・・結構深いんだね・・・」

ココア「げぼげぼ・・・!土で汚れた水が口に!」

ココア「・・・なんとか陸まで着けた。あとは」

チノ「ココアさん!つかまってください!」

ココア「チノちゃん、いつの間に」

ココア「」パシ

チノ「いきます!」

そして

ココア「チノちゃんありがと~」ぎゅ~

チノ「あんまりぎゅっとしないでください・・・」

シャロ「あんた達何してたのよ・・・」

チノ「シャロさん、来てたのですか?」

シャロ「何よあれ!?誰かが大量の土を投棄したのかしら!?」

千夜「サークアイ軍がこの泉を埋め立てようとしてたの」

シャロ「えっ!?何でよ!?」

シャロ「サークアイ軍はこの泉の水を必要としてたはずでしょ!?」

千夜「それが・・・」

千夜「他の村の人にも水を恵んでいたことがばれて・・・」

千夜「巨大兵器で甘兎の泉が埋め立てられそうになったところを
   ココアちゃんが阻止してくれたの」

千夜「ココアちゃんがいなかったら今頃この泉は・・・」

シャロ「ひどい話ね」

千夜「ココアちゃん・・・ありがとう・・・」ポロポロ

千夜「甘兎の・・・泉を・・・守ってくれて・・・」ポロポロ

千夜「・・・・・」

千夜「サークアイ軍に泉の水を恵んだ私が馬鹿だったわ・・・!」

千夜「もうこの泉は彼らにはもう用済みなのね・・・!」

ココア「うん!サークアイ軍絶対に許さないよ!」

チノ「私も同じ思いです」

シャロ(この事実をリゼ先輩にも伝えなきゃ・・・!)

今日はここまで

ガサッ!

半魚人「グアアアギャアア!」

半魚人「ギャーギャーギャ!!」

ココア「出たな半魚人の群れ!」

チノ「行きます!」

千夜「今度は私の番ね」チャッ

チノ「千夜さん、その薙刀はどこから持ってきたのですか?」

チノ「!!!」

チノ「襲ってきました!」

千夜「迎え撃つわ!」

シャロ「きゃあ!一匹私に向かってきた!」

シャロ「何よもう!」

シャロ「」ガン!

半魚人「グギャ!」

シャロ「跳ね返してやるわよ」

千夜「!!」

千夜「私に向かって襲ってきたわね・・・」

千夜「」ズバ!ズバババ!!

チノ「」ドガッ!

チノ「半魚人には負けません!」

ココア「あとは私が・・・!」

シャロ「ココア!危ない!」

ココア「え!?きゃあっ!」

半魚人「グギャア!」

ココア「っ・・・!いつの間に側面に・・・」

シャロ「仕方ないわね・・・」

シャロ「」ドーン!

半魚人「グアアア!!」

ココア「シャロちゃんありがとう」

そして

チノ「全滅させました」

シャロ「この前よりは強くなっていたけど
    私達の相手じゃなかったわね」

千夜「シャロちゃん標的自分に向けられた時慌ててたくせに」クスッ

シャロ「しょうがないでしょ。突然のことだったんだし!」

ココア「みんな無傷だったんだね」

チノ「ダメージ受けてたのはココアさんだけでした」

ドギュン!!

ココア「!」

チノ「銃声ですか?」

千夜「何が起きたのかしら?」

シャロ「あっ、もしかして・・・」

シャロ「こっちの方だわ!」タタタ

千夜「あっ!シャロちゃん待って~!」タタタ

チノ「あの音はリゼさんの・・・」

チノ「」タタタ

ココア「チノちゃん、私と一緒に行こう」

ココア「私がチノちゃんを守るよ」

チノ「ココアさんは周りを見なさすぎです・・・」

チノ「だから半魚人に不意を突かれたりしたんじゃないのですか?」

ココア「あっ・・・!」

チノ「これは・・・」

続きは早ければ明後日書きます

ジュンタク「ぐうっ・・・!おのれ・・・!」

ジュンタク「この・・・裏切り・・・者・・・があ・・・!」

リゼ「これで分かったのだ!お前達とタテター・ツンは同じ穴の狢だってことをな!」

チノ「あれはサークアイの部下のジュンタクです」

ジュンタク「」ドサッ

リゼ「む?ココア、チノも来てたのか。
   もしかしてココアがチノを牢獄から救出したのか?」

ココア「そうだよ」

チノ「リゼさんが私を牢獄に入れた張本人ですけど・・・」

チノ「ですがそのリゼさんが今サークアイ軍を裏切りました」

シャロ「千夜もサークアイ軍を裏切ったけどね」

シャロ「このままサークアイ軍についていたら
    泉の水が持たないしね。おまけに泉を埋め立てられかけたし」

千夜「リゼちゃんもサークアイ軍を裏切る決意をしたのね」

リゼ「ん?『も』だと?」

リゼ「おお千夜、お前もサークアイの
   傾国的なやり方に愛想をつかしたのか」

千夜「私は間違っていたわ、最もそれは甘兎族の村中の全ての人が思ってることだけど。
   今回の件でサークアイ軍からの独立を決めたわ」

千夜「それと、木組み族の村長だけじゃなかったのね、
   無限の力を得るために国を傾けていたのは」

ココア「え!?タテター・ツンさんが国を傾けているってどういうこと!?」

チノ「私もうすうすそう思っていたのですが・・・」

ココア「?」

シャロ「あの人相当の浪費家なのよね
    村長の仕事もほぼほったらかしだし」

ココア「え!?そうなの!?」

リゼ「あの村長を追い出す前にやらなきゃいけないことがあるぞ」

千夜「サークアイ軍を倒すことね」

リゼ「ああ、サークアイとタテター・ツンがこの国最大の害虫だ」

ココア「そんな・・・」

ココア「マヤちゃんとメグちゃんはこの事実を知っているのかな?」

チノ「それは分かりません」

ココア「あとお姉ちゃんも・・・」

ココア「お兄ちゃんたちも・・・」

ココア「そしてベーカリー村のみんなも・・・」

リゼ「ベーカリー村?」

リゼ「ベーカリー村は今サークアイ軍の領土となってるぞ」

ココア「えええ~~~!?」

シャロ「何者かがあの村を売り渡したみたいよ」

ココア「売り渡した人許さないよ」

ココア「私の生まれた村を・・・!」

リゼ「木組み族からもサークアイ軍に寝返った奴がいたな」

リゼ(あえてココアにはその人の名を伏せておこう)

今日はここまで

ガサガサガサ

リゼ「む!?」

チノ「また出てきましたか!」

リゼ「迎え撃つぞ!」

ココア「うん!」

シャロ「リゼ先輩にいいとこ見せないと」

千夜「半魚人の大群はまだいたのね」

そして

チノ「全滅させました」

シャロ「ここで体力を削られると辛いわね・・・」

リゼ「奴らも私と千夜の裏切りで本気になったな」

ココア「どこかで休みたいね」

チノ「しかし休める場所とかあるのでしょうか?」

千夜「このまま甘兎族の村にいるのも危険ね」

リゼ「その通りだ」

ココア「ベーカリー村には行けないし・・・」

シャロ「私がいたらラパン族の村にも行けないわよ」

ココア「木組み族の村は・・・」

チノ「そこも今は危険ですよ」

ココア「そうだよね」

リゼ「・・・少し遠いがマッチス族の住んでる村がある」

シャロ「私もこの村の人たちにはよくしてもらえたわ」

シャロ「ラパン族とは大違いだったのよ」

千夜「私は名前しか知らないから行くなら案内よろしくね」

ココア「私もマッチの村だっけ?そこに行くのは初めてだよ」

チノ「マッチスです。その言い方は名前も知らないのですね?」

チノ「私もココアさんと同じで名前も場所も知りません」

少ししか書けなかったけど今日はここまで

リゼ「なら私とシャロで道案内するぞ」

チノ「よろしくお願いします」

千夜「さっきリゼちゃんが言ったように遠いのよね・・・」

シャロ「そこしか今の私達の休む場所がないのよ」

ココア「途中で半魚人がやってきそうだけど
    気合い入れて乗り越えていこう」

リゼ「それ言わずもがなだから」

チノ「言う必要もありません」

そして

ココア「結構険しいんだね・・・」

チノ「まだ半分も行ってないのでしょうか?」

シャロ「マッチスはまだまだ先よ」

リゼ「まだ休む場所はないぞ、ココア、チノ、千夜」

千夜「はぁ・・・はぁ・・・」

シャロ「ここで休むのは危険よ」

千夜「モンスターとか出てきそうだしね・・・」

さらにしばらくして

ココア「道ここで合ってるの?」

シャロ「合ってるわよ」

リゼ「道を外れてはいないぞ」

千夜「私達初めてだから・・・」

チノ「案内役がココアさんだったら
   確実にここで道に迷っていましたね・・・」

ココア「あっ」

ココア「ここで休憩できそうだよ」

リゼ「ダメだ。マッチスに着いたらゆっくりと休めるぞ」

チノ「リゼさん厳しいです・・・」

シャロ「私だって疲れているわよ。
    疲れてるのあんた達だけだと思わないで」

千夜「マッチスはもうすぐかしら?」

シャロ「そうよ」

ココア「よーし、もう少しの辛抱だよ」ゼエゼエ・・・

チノ「その調子で言われても説得力がありません・・・」

今日はここまでにします

マッチス族の村

ココア「やっと着いた~」

チノ「ここがマッチスですか」

シャロ「泊まれる場所を探さなきゃ」

千夜「私、もうくたくた・・・」

リゼ「宿屋が向こうにあったはずだ。
   幸い私はみんなが泊まれるだけの金を持っている」

シャロ「リゼ先輩、ありがとうございます」

リゼ「しかしこれだと一泊しかできんぞ」

リゼ「一晩でどれだけ体を休めることができるかだな」

ココア「早く泊まりに行こう」

リゼ「よし、今日は宿で休憩だ」

リゼ「明日からは覚悟を決めてもらうぞ」

チノ「もう一度サークアイのアジトへ向かうのですね」

リゼ「ああ」

宿に泊まる

ココア「きちんと5人分用意してあるんだね」

チノ「ココアさん、2人で同じベッドで寝るというのは無しですよ」

シャロ「ん?」

千夜「すぅ・・・」

シャロ「千夜もう寝てるわね」

リゼ「私達もいったん休むぞ」

少しした後で

リゼ「まだ夜になってないな・・・」

リゼ「しかし仮眠のつもりが時間を使ってしまったな・・・」

リゼ「・・・・・」

リゼ「各々の持っている能力を使いこなせるかどうか・・・」

リゼ「己を磨かせる必要があるな」

リゼ「よし」

リゼ「お前ら!起きろ!」

ココア・チノ・シャロ・千夜「」ビク!

ココア「わあ!リゼちゃんどうしたの?急に大きな声を出して・・・」

リゼ「いったん出かけるぞ!」

ココア「え?」

チノ「どこにいくのですか?」

リゼ「人気のないとこで修行を始めるぞ」

シャロ「修行ですか?」

千夜「サークアイ軍を倒すためにもっと強くなる必要があるわね」

今日はここまで

そして

リゼ「この辺りがいいだろう」

シャロ「リゼ先輩、ケルベロスが潜んでいます」

リゼ「なに!?」

グルルルル・・・

シャロ「任せてください!」

ピタッ

シャロ「はあっ!」ガラガラガラ!

ガ・・ル・・・

シャロ「倒しました」

ココア「シャロちゃん!リゼちゃん!後ろに岩男がいるよ!」

シャロ「って、千夜が岩をモンスターに変えただけじゃない!」

リゼ「しかも襲ってきたぞ!」

千夜「っ・・・!」ガキン!チャキン!

チノ「千夜さん、援護します」

ココア「ここは・・・」

ココア「」メラ・・・

ココア「チノちゃん!千夜ちゃん!助けに行くよ!」

ココア「」ボオオ!!

ガアアアア!

ココア「よし」

ボオオ!

ココア「わあ!解除ができないよ~!」

チノ「ええっ!?」

千夜「ココアちゃんを止めなきゃ・・・!」

シャロ「」バシャア!

ジュウウウ・・・

ココア「シャロちゃん、助かったよ」

ココア「でも服がびしょびしょだよ・・・」

チノ「シャロさんっていろんな能力を使えるのですね」

千夜「シャロちゃんは修行がなくても大丈夫ね」

シャロ「ばっ、馬鹿言ってんじゃないわよ。
    リゼ先輩の修行はやるに決まってるでしょ!?」

シャロ「もし肝心な時に失敗したらどうするつもりよ?」

千夜「油断してたわ・・・修行のつもりで
   石を実体化したらこんなことに・・・」

リゼ「ココアと千夜は自分の力を
   コントロールできていない時が一番危険だな」

シャロ「もう、本当にそうよ・・・」

チノ「私ももう一度魔法に挑戦したいですね・・・」

チノ「今まで魔法技を避けて物理技だけで
   いろいろと戦ってきましたが・・・」

チノ「千夜さんもこの状態では薙刀だけで戦った方がよさそうです」

リゼ「さて、気を取り直して修行をやるぞ!」

今日はここまで

少しした後で

ココア・チノ・シャロ・千夜「はぁ・・・はぁ・・・」

リゼ「これくらいで音を上げるくらいじゃ
   明日からの決戦で先が知れてるぞ」

チノ「リゼさんは相も変わらずの鬼です・・・」

シャロ「練習では失敗無しだったけど
    本番だとどうかしら・・・」

千夜「いったん休ませて・・・」

リゼ「修行が終わったらいくらでも休めるぞ」

リゼ「まだ休んでる暇はないぞ!」

ココア「もう無理・・・」

リゼ「弱音吐かない!」

リゼ「」ビュオオ!

ココア「わあ!」

リゼ「少し狙いをそらした。
   次は本当に当てるぞ」

ココア「すみませんすみません!」

しばらくして

リゼ「攻撃を全発当てれるようになったな。
   そして味方を巻き込むこともなくなった」

千夜「鬼教官と言われてるだけはあるわ・・・」

チノ「やっと・・・終わりました・・・」

シャロ「決戦の時もこうであってほしいけど・・・」

リゼ「さて、宿に戻って休むぞ」

ココア「待って・・・」

シャロ「ここで横になってたら風邪をひくし危ないわよ」

千夜「一歩も動けないわ・・・」

リゼ「しょうがない奴らだな・・・」

ココア・チノ・千夜「」グダー

リゼ「私は先に戻ってるぞ」

シャロ「あ、リゼ先輩。待ってください」タタタ

ココア「あ~待って~」

チノ「置いて行かないでください」

千夜「みんな待って~」

リゼ「・・・こいつら歩く気力思いきり残ってるじゃないか」

今日はここまでにします

宿に戻って

ココア「さて、体を洗って休もう」

チノ「私が先に入ります」

リゼ「・・・追加で修行させるか?」

ココア「いいやいいや・・・」

チノ「遠慮しておきます・・・」

シャロ「この浴室一人用なのよね・・・」

千夜「いろいろと残念だわ」

リゼ「・・・まさかと思うが誰かと一緒に入りたかったと思ってないか?」

ココア・シャロ・千夜「」ギク

シャロ「まあいいわ、一人用じゃなかったら
    千夜と一緒になってただろうし」

千夜「あらあら、シャロちゃんはリゼちゃんと一緒がいいのね」

千夜「・・・・・」

千夜「私のどこがいけないのかしら?」

ココア「あれ?チノちゃんは?」

リゼ「先に入ったぞ」

翌日

リゼ「さて、サークアイ軍のアジトに向かうぞ」

シャロ「来た道を戻ればいいんですね」

リゼ「ああ」

ココア「水戸の利は覚えているよ」

チノ「それを言うなら『道のり』です・・・」

その途中で

ガルウウオアア!!

リゼ「む!?この前の獣か!」

ココア「」ボオ!

ココア「下がってて!」

ボワア!

グラアアア!!

ココア「」シュウウ・・・

リゼ「お、ココアここまで自分の力を制御できるようになったのか」

千夜「!!」

千夜「ここにもいるわ!」

グルルルル

千夜「」ギン!

リゼ「さて、左眼の力で人が変わらないかどうかだな」

チノ「今度は茂みを生き物に変えましたか」

ガアア!

今日はここまでにします

グガア!!

チノ「やられましたね・・・」

ココア「千夜ちゃん、大丈夫なの?」

千夜「」ブン!!

グルアア・・・!

千夜「うまく注意を逸らせたようね」

チノ「そういうことですか」

チノ「あれはおとりだったのですね」

チノ「結局最後は薙刀で倒したのですが・・・」

チノ「・・・!」

ココア「わっ!チノちゃんの真後ろにモンスターが!」

チノ「」ドゴ!!

チノ「今こそ進化した煉獄突きを見せてやりましょう」

ゴオ!

チノ「・・・まだいましたか」

チノ「今まで避けていましたが」

チノ「久しぶりに魔法技を使いましょう」

チノ「カフェラテ・カフェモカ・カプチーノ!」

パアア!

グガア・・・!

リゼ「これで全滅か?」

シャロ「そのようです」

ココア「今までよりも力の制御ができるようになったよ」

チノ「ですが油断大敵です」

リゼ「チノの言う通りだぞ、ココア」

ココア「うん、分かってるよ」

千夜「あっ、今までずっと忘れてたことが・・・」

ココア「え?」

千夜「最初からこうすればよかったの」

千夜「」ギン!

ヒヒーン!

リゼ「木を馬に変えたか」

シャロ「ただの木馬じゃなさそうね」

ココア「大きなお馬さんだね」

チノ「・・・・・」

千夜「これなら5人乗れるわ」

チノ「だったら最初からそうしてください」

シャロ「無駄な体力使ってしまったわ・・・」

リゼ「千夜って馬をも操れるのか?」

千夜「ええ、遠い距離を駆け回ることはできないけど・・・」

ココア「みんな、馬に乗ろうよ」

リゼ「これだとしっかりつかまる必要があるな」

シャロ「いくらこの馬の背中が大きいからといって
    5人で乗って大丈夫なの?」

千夜「あとは私が何とかするわ」

チノ「その言い方だと信用できません・・・」

今日はここまで

そして

ココア「うおっ!」

リゼ「結構速いな・・・」

シャロ「千夜って結構馬術得意なのよね」

リゼ「そうなのか」

シャロ「私一回だけこれとは違う馬に乗ったことがあるんです」

シャロ「もちろん千夜の作ったものなのですが」

しばらくして

シュン!

一同「わあっ!」

ドシャア!

ココア「いったった・・・」

リゼ「まさか馬が消えるとはな・・・」

千夜「ここで私の魔力の効果が切れるなんて・・・」

シャロ「この前もそうだったよね?」

チノ「え?」

千夜「私もまだまだだったわね・・・」

シャロ「そういうことよもう!」

シャロ「私はこれで2回目だからね」

チノ「千夜さんはまたやらかしたのですか?」

千夜「そうみたい」

リゼ「だがサークアイ軍のアジトまでかなり近づくことができたぞ」

ココア「うん、そうみたい」

リゼ「だがまだ痛みがひいてない・・・」

リゼ「この状態で敵に出くわしたら最悪だな」

チノ「・・・まだ痛いです」

シャロ「もう!千夜~!」

千夜「こうなるんだったら甘兎の泉の水で傷を洗うべきだったわ・・・」

千夜「こうなることは想定外だったの」

シャロ「私はこうなると思ったわよ」

ココア「このまま歩くのも痛いだけだし
    いったんここで休もう」

チノ「はい」

リゼ「敵の来襲にも備えろよ」

シャロ「私も一緒に見張ります」

千夜「シャロちゃん頑張るわね」

シャロ「誰のせいで休むことになったと思ってるのよ!」

しばらくして

ココア「」zzz・・・

千夜「」zzz・・・

チノ「ココアさんと千夜さん寝ています・・・」

千夜「はっ!いつの間に寝ていたの?」

チノ「そうです」

ココア「おはようみんな・・・」

シャロ「相当寝ぼけているみたいね・・・」

リゼ「2人とも今目覚めたところか・・・」

リゼ「む!?」

今日はここまで

リゼ「親父!そして部下まで来たな」

リゼ「サークアイを裏切ったことで私を始末しに来たな!?」

ココア「え!?あの人がリゼちゃんのお父さん?」

リゼの父「察しがいいな、リゼ」

部下A「サークアイ様に盾突くとは愚かだな」

部下B「いくらお嬢だろうと裏切りは認めない」

リゼ「お前達!よく聞け!」

リゼ「サークアイとタテター・ツンは同じ穴の狢だ!」

リゼ「だから私はサークアイ軍を抜けた!」

リゼ「財力で得た資源を力に変えて世界を歪ませる気か!?」

リゼ「もしもそうならお前達もサークアイもただでは済まないぞ!!」

部下A「世界が歪む?」

部下B「何を言うか」

部下A「」サッ!

部下B「こっちもお嬢のせいで立場がやばいんでね」ダッ!

シャロ「リゼ先輩!危ない!」

リゼ「」ヒョイ

リゼ「っ!問答無用ってことか」

リゼ「ならこっちも容赦しないぞ!」

リゼ「」ビュオオ!

リゼの父「ストーム・ガンで挑んだか」

リゼの父「なら」

リゼの父「」ビュウウ!

リゼ「トルネード・ガンか?」

リゼ「どちらかが飛ばすか飛ばされるかになったな」

ココア「わあ!すごいことになってるよ」

チノ「・・・っ!近づけないです」

シャロ「リゼ先輩!何とかして援護します!」

シャロ「」ゴロゴロドドド!

千夜「あっ!」

シャロ「しまった!岩が吹き飛ばされた!」

ココア「あ~・・・」

今日はここまで

ドゴッ!

部下A・B「ぎゃあ!」

リゼの父「む?とんだ邪魔が入ったか」

リゼ「シャロナイス」

リゼ「お前の岩攻撃をこの嵐でうまく利用させてもらったぞ」

シャロ「そうですか?」

シャロ「リゼ先輩のお役に立ててよかったです」

リゼ「親父!!これで私の勝ちだ!!」

ゴオオオ!!

リゼの父「なんの!まだまだ!」

ドオオン!!

リゼ「・・・・・」

リゼ「もらった!」

リゼの父「なに!?」

リゼ「親父の技!見切った!」

リゼの父「何だとお!?」

リゼ「ストーム・ボム!」

リゼの父「・・・・・」

リゼの父「何をするかと思えばストーム・ボムか」

ドオオン!

リゼの父「煙幕で姿を隠すつもりか」

リゼの父「だが・・・!」

リゼの父「お前のことは見えているぞ!」

リゼの父「そこだ!」

リゼ「」ドギュン!

リゼの父「ぐうっ!」

リゼ「油断したな、親父」

リゼの父「何だと・・・」

リゼ「私の目的は目くらましではなかった」

リゼの父「・・・っ!」

リゼ「作戦を一つ見抜いたその時に
   親父は油断をしていたのさ」

リゼ「私はそれを見逃さなかったんだ」

リゼ「油断を誘おうとしたがこれほどうまく行くとはな」

リゼ「・・・・・」

リゼ「親父!!私の勝ちだ!!」

今日はここまで

ボオオ!

リゼ「がっ!」

リゼの父「何があった?」

シャロ「リゼ先輩!」

リゼ「シャロ・・・!来るな・・・!危ない・・・!」

ドオオン!

シャロ「きゃあああっ!」

リゼ「だから言ったのに・・・」

千夜「シャロちゃん!」

チノ「一体誰が・・・?」

ココア「あっ!」

チノ「邪魔が入りましたね・・・」

ココア「お姉ちゃん!お兄ちゃんまで・・・」

チノ「!?」

千夜「この3人はココアちゃんのお姉さんとお兄さん?」

シャロ(そういえばこの3人だったよね・・・
    ベーカリー族の村をサークアイに売り渡した人って・・・)

モカ「何を寄り道してるのと思ったら
   ずいぶんと押されてるみたいだね」

リゼの父「すまん・・・そんなつもりは・・・」

ココアの兄A「大丈夫だって、次は僕らが相手だよ」

ココアの兄B「あとは俺達に任せろって」

リゼ「くっ・・・!形勢逆転か・・・!」

リゼ「邪魔をするな!!」

ビュオオ!

モカ「っと・・・」

モカ「先制攻撃のつもりかな?」

モカ「」メラ・・・!

ボオオ!

リゼ「なんだと!?」

千夜「あれって・・・」

リゼ「こうなったら・・・!」

リゼ「っ!手榴弾がボロボロで使えない!」

リゼ「なら!」

ガシャ・・・

リゼ「くそ!拳銃もやられてる!」

リゼ「まさか・・・!」

モカ「この右手で封じさせてもらったよ」

シャロ「その力・・・ココアの持ってる能力と一緒よ」

シャロ「っと、リゼ先輩を助けなきゃ!」

ピタ!

モカ「!?」

モカ「何が起きたの?まるで金縛りみたいに・・・」

ココアの兄A「動きを止めることができるの?あの子・・・」

ココアの兄B「・・・・・」

シャロ「リゼ先輩に手出しさせない!」

ドオオオン!

パラパラパラ・・・

シャロ「えっ!?」

今日はここまで

ココアの兄B「動きを止められるのって一人だけなんだな?」

ココアの兄A「僕達は動けるんだけど?」

シャロ「!!」

シャロ「しまった!」

モカ「あら、もう金縛りはおしまいなのかな?」

シャロ「!!」

チノ「私達も見てる場合じゃありません」

千夜「ええ、シャロちゃんとリゼちゃんを・・・」

ココア「お兄ちゃん!お姉ちゃん!私の友達を傷つけないで!」

モカ「あの人たちはココアの友達だったのね」

モカ「うらやましいな。ココアったらまた別の人と仲良くなっちゃって」

モカ「ところで・・・」

モカ「どうしてあの時あのクソみたいな映画の出演を引き受けたのかな?」

ココア「え?クソみたいなってどういうこと!?」

チノ「私もその映画の出演を引き受けたのですが・・・」

モカ「私原作ファンなんだよ。原作を汚す作品はクソに決まってるよ」

モカ「だからタテター・ツンが憎くてしょうがないの」

モカ「それにココアの心はもうあの4人の方にいっているのね」

ココア「・・・・・」

モカ「それに私達と違ってあの力を持ってても理解者がいるってこと」

モカ「お姉ちゃんとってもうらやましいよ」

モカ「でもね、原作汚しの映画出演の話を受けたときは失望しちゃった」

モカ「私の妹が私の大好きな作品を汚すなんて・・・」

モカ「同じく原作を愛しているサークアイと
   私の村の人達も木組み族の村が憎いの」

モカ「でもその力を持ってでもココアは好かれるんだね」

ココア「お姉ちゃん・・・」

ココア「・・・・・だったんだね・・・・!」

モカ「あれ?どうしたのかな?そんなに怖い顔しちゃって」

ココア「お姉ちゃんだったんだね!」

ココア「ベーカリー村を売り渡したのも
    私に滅びの力を与えたのも・・・!」

ココア「そしてベーカリー村から私の居場所を奪ったのも!」

ココア「お兄ちゃんたちも同じだよ!
    お姉ちゃんと同じ意思を持っていたんでしょ!?」

ココアの兄A・B「・・・・・」

ココアの兄A「僕達に勝ってるところあるね」

ココアの兄B「ココアは変なところで勘がいいんだな」

千夜「!」

チノ「ココアさんの思ったことは全て当たっていましたね・・・」

チノ「ココアさんのお姉さん、お兄さんに言います」

チノ「サークアイとタテター・ツンは全く一緒です!
   サークアイ軍にいたリゼさんがそれに愛想をつかして
   サークアイ軍を抜けています!」

ココアの兄A「なるほど」

ココアの兄B「あいつは裏切り者の始末のためにここに向かってたわけだな」

チノ「もしかしてあいつとはリゼさんのお父さんのことですか!?」

モカ「誰でも分かると思うよ」

今日はここまで

ココア「」メラ・・・!

ココア「お姉ちゃんたちのせいで私は孤立したんだよ!
    挙句の果てには私が生まれた村を売り渡すなんて・・・!」

ココア「お姉ちゃんもお兄ちゃんも絶対に許さない!!」

モカ「っ」

チノ「ココアさん・・・!」

千夜「今までにないほど強力な力を感じるわ」

ココア「」ボオオ!!

モカ「それが滅びの力なのかな?」

ココア「!」

チノ「!」

千夜「全く効いてない・・・!」

モカ「さてと、ココアには私達以外いらないもんね」

モカ「今度は私の番ね」

ボオオ!

ココア「!!」

ココア「チノちゃん!千夜ちゃん!リゼちゃん!シャロちゃん!」

ココア「」タタタタタ

モカ「いけない!このままじゃココアを巻き込んでしまう・・・」

ココアの兄A「自分から飛び込んでいったな」

ココアの兄B「もう手遅れかもな・・・」

ドオオン!

モカ「・・・おかげで仕留めそこなったけど
   しばらくは目を覚まさなそうだね」

モカ「5人とも・・・」

モカ「さて、ココアを安全なところに運び終わったらこの4人にとどめを刺しましょうか」

ココアの兄A「ん?」

タカヒロ「モカ」

ココアの兄B「タカヒロさん」

モカ「どうしたの?」

タカヒロ「大変な事実を知った」

タカヒロ(とはいっても親父から知らされたことだがな)

ティッピー(何を信じればいいかわからんわい・・・)

タカヒロ「実はな・・・(中略)・・・だったんだ」

モカ「なんですって?」

タカヒロ(向こうで倒れているのはチノか?)

ティッピー「チノには悪いことをしたの」

タカヒロ「そのようだな・・・」

タカヒロ「っと、こうしてはいられない、
      奴もあの場所へ向かったというし・・・」

モカ「でも好都合、あの冒涜者は私自身の手で倒したいもの」

ココアの兄A「ココアを置いていくことにはなるが・・・」

ココアの兄B「時間がない、行くぞ!」

タタタタ

今日はここまで

しばらくして

ココア「う、うう・・・」

リゼ「ココア、無事だったんだな」

シャロ「せん・・ぱい・・・」

ココア「リゼちゃん、シャロちゃん」

ココア「無事でよかったよ」

リゼ「死にかけたけどな」

シャロ「チノと千夜はまだ目が覚めてないわね」

ココア「わわわ・・・まさかチノちゃんと千夜ちゃんは・・・!」

チノ「うう・・・う・・・」

ココア「わああん!チノちゃん!死んじゃいやだよお!」ユサユサ

チノ「ああ・・・ココアさん・・・私生きてます・・・」

ココア「よかったあ!チノちゃん無事でええ!」

チノ「苦しいです・・・」

シャロ「千夜、千夜」

リゼ「大丈夫か!?」

千夜「シャロちゃん・・・リゼちゃん・・・」

千夜「2人とも無事だったのね」

リゼ「ああ」

千夜「ココアちゃんとチノちゃんは?」

シャロ「すぐそこにいるわよ」

千夜「ココアちゃん・・・チノちゃん・・・」

ココア「千夜ちゃん・・・みんな無事だったんだね」

千夜「よかった・・・よかったよかった・・・」

ココア「こっちこそよかったよお・・・」

リゼ「しかしあいつらは強かった・・・
   かつてないほどの敗北だったな・・・」

ココア「あ、そうだ。お姉ちゃんたちを追わないと」

シャロ「はあ?」

今日はここまでにします

シャロ「何言ってんの?私達圧倒的な力の前に負けたのよ?」

リゼ「何の考えもなしに追いかけては前と同じだぞ」

チノ「全く歯が立ちませんでした・・・」

千夜「だけどこのまま彼らを放っておいたら・・・」

リゼ「それなんだよな・・・」

ココア「だとしたら私は行くよ!どんなに無謀でも・・・」

ココア「お姉ちゃんは私を殺せないもん。
    私なら命までは取られないよ」

チノ「ココアさん、危ないですよ」

タタタ

チノ「誰か来ます」

リゼ「む!?何者だ!?」

ココア「あっ」

マヤ「お、ココア、チノ」

メグ「この3人はお友達?」

チノ「マヤさん、メグさん」

ココア「そうだよ」

マヤ「よく見りゃリゼもいるじゃん」

リゼ「マヤとメグだったな、木組み族の村の・・・」

マヤ「リゼもココア達と一緒にいるのはなんでだ?」

リゼ「私はサークアイ軍を抜けた。ある理由でな」

マヤ「そういうことだったんだ」

ココア「ところでマヤちゃんとメグちゃんはどうしてここに?」

メグ「私たち?」

メグ「村長さんがあっちの方へ向かったからついて行こう
   ってマヤちゃんが言うから村長さんを追ってるの」

リゼ「なんだと!?」

リゼ「あっちって・・・サークアイ軍のアジトだぞ!?」

シャロ「確かタテター・ツンって名前だったよね。
    まさか自らサークアイと戦う気で!?」

リゼ「やっぱりサークアイのアジトへ向かう!
   あいつとサークアイをぶつからせたら危ない!急げ!!」

マヤ「え!?」

ココア「急ぐよ!」

タタタタ

メグ「待ってえ~!」

しばらくして

マヤ「ぜえ・・・ぜえ・・・」

メグ「疲れた~」

リゼ「もうすぐ目的地だぞ」

マヤ「もしかして村長は自ら魔王を倒しに向かったのか?」

メグ「そうかも」

チノ「・・・・・」

チノ「マヤさん、メグさん、重大なお知らせがあります・・・」

メグ「えっ?」

マヤ「重大なお知らせ!?」

チノ「私達の村の村長さんは自分の立場を利用し、
   浪費を繰り返す木組み族の村の悪党です。
   もっともそれを知ったのはついさっきのことですが・・・」

マヤ「なんだって!?」

メグ「そんな・・・」

リゼ「サークアイも同じだ。
   やばいぞ!浪費の末手にした魔力の源と
   魔力の源をぶつからせたら世界が傾いてしまう!」

シャロ「もしかしたらあの人、
    自分でサークアイを倒して
    村人の信頼をより強力なものにしようとしてるかもしれないわ」

ココア「村人たちを騙しているんだね・・・!」

リゼ「とにかく急げ!」
   

サークアイ軍のアジト付近で

チノ「あっ・・・!」

タカヒロ「くっ・・・!」

チノ「お父さん!ティッピーも・・・」

ココア「お姉ちゃん!お兄ちゃん!」

モカ「近づけない・・・!」

ココアの兄A「くそ!間に合わなかったか・・・!」

ココアの兄B「このままじゃ世界が崩壊するぞ」

ドオオオン!

タテター・ツン「見たか!ありのままの資源を得て手にした私の力を!」

サークアイ「なんの!それはこっちも同じことよ!」

ドオオオン!!

タテター・ツン「おっと」ギイン!

サークアイ「ぬぬぬ・・・しぶとい奴め・・・!」

今日はここまで

バシイイイ!!

ギイイイイン!!

リゼ「やばい!」

チノ「止めようにもこれでは・・・」

リゼ「!!」

ココア「あっ!」

ゴオオオ!

シャロ「なんなのよあれ!?」

千夜「空が・・・」

マヤ「ブラックホールの出現だあ!」

メグ「大げさすぎるよ、マヤちゃん・・・」

ビュウウ!!

サークアイ「!」

タテター・ツン「!!」

サークアイ「わああ!!」

タテター・ツン「うおああ!!」

ココア「わあ!吸い込まれる~!」

千夜・シャロ「きゃああああ!!」

チノ「このままじゃ・・・!」

リゼ「くっ!わああ!!!」

シイイイイン!!

そして

ココア「あれ?ここどこ?真っ暗だよおっ!」

リゼ「この声はココアか?」

リゼ「何かと足場が悪いな・・・」

シャロ「いたいっ。何かにぶつかった!」

千夜「ここは箱の中かしら?」

チノ「・・・・・」

チノ「壁に触れました。千夜さんの言う通りここは箱の中ですね」

シャロ「」トントントン

シャロ「私達段ボールの中に入れられてるんじゃないの?」

チノ「・・・・・」

チノ「外はどうなってるんでしょうか・・・」

チノ「ふん!」バキ!!

リゼ「お、光が見えたぞ」

ココア「じゃあチノちゃんが開けた穴を大きくしよう」

ココア「」メラ・・・

リゼ「おいやめろ!箱ごと燃えてしまうぞ!」

ココア「あ、そうだった」シュウ・・・

そして

千夜「みんな出られたわね」

シャロ「って、どうなってんのよこれ!?」

チノ「!?」

リゼ「これはいったい・・・」

ココア「あれ!?マヤちゃんとメグちゃんは!?」

リゼ「いなくなってる・・・!」

ココア「そして・・・」

ココア「セカイが段ボールになっちゃった~~!?」

今日はここまで

千夜「建物まで段ボールになってるわ」

リゼ「見たところ私達の持ってるもの以外段ボールだぞ」

ココア「マヤちゃんとメグちゃん無事かなぁ・・・」

チノ「探してみましょう」

シャロ「モンスターが出ないかどうかが心配だけどね」

リゼ「これじゃそれぞれの能力も使えないな・・・」

リゼ「だってそうだろ?」

リゼ「無闇に超能力なんて使えば
   建物ごと吹き飛んでしまうだろ?」

千夜「厄介な状況ね・・・」

ココア「それにここってどこだろう?」

ココア「お姉ちゃんたちも行方が分からないし・・・」

少しして

チノ「一体段ボールがいくつあるのでしょうか?」

リゼ「他には何もない世界だな・・・」

リゼ「サークアイめ・・・タテター・ツンめ・・・!」

リゼ「これがお前らの望む世界か!?」

リゼ「人々のことも考えず自分のことばかり・・・!」

リゼ「国を傾け、人々の生活はこれほどにないまでに苦しんでる」

シャロ「先輩!モンスターです!」

千夜「あれはホーネットと言われる生物ね」

リゼ「なに!?ホーネット!?わああ!!来るなあ!!!」

ビュオオオ!!

ココア「あっ!」

チノ「リゼさん・・・!」

シャロ「先輩、私達もストームに巻き込まれるところでしたよ」

チノ「ホーネットは撃退できましたが周りは・・・」

ココア「向こうの建物もボロボロだよ・・・」

リゼ「なに!?すまない!」

ココア「リゼちゃん自分で超能力も使えない状況だと言っていたのに・・・」

千夜「あとであの住み人に謝らないとね」

シャロ「リゼ先輩は見かけただけで驚くほど虫が苦手なんです」

リゼ「それは言うな」

シャロ「だからさっきのようなのもう出ないでほしいんだけど・・・」

今日はここまでにします

ココア「あっ!」

チノ「あの家の壁も家主の服もお隣さんに食べられてしまいました・・・」

シャロ「それほど食べるのにも困ってるのね・・・
    私の生活もあれほどではなかったわ」

シャロ「私も段ボールが主食になりかけた時があったけど・・・」

千夜「シャロちゃんもラパン族の人々から村を追い出された時
   似たような境遇になっていたわね」

シャロ「あの状況は私の時よりひどいわよ。
    だって段ボールを唾液で濡らして食べることでしか
    食べられない状況なのよ」

リゼ「私達は近づかない方がいいかもな。
   人が人を食らう可能性もある中で
   唯一服装が段ボールじゃない私達が
   彼らのところに来たら間違いなく
   争いに巻き込まれるぞ」

チノ「どこからどこまでが段ボールの世界なのでしょうか?」

千夜「・・・・・」

千夜「あっ」

千夜「私の村も段ボールになってないかどうかが心配だわ」

ココア「ベーカリー族の村のことも心配になってきたよ」

チノ「少なくとも木組み族の村全体が段ボールになってしまったようです」

シャロ「まずはこの村を出ましょう」

リゼ「だな」

ココア「でも・・・木組み族の村のみんな・・・」

ココア「必ず段ボールだらけの村を元に戻して見せるよ!」

そして

ココア「まだまだ段ボールしか見えてないよ・・・」

チノ「世界全体が段ボールと言うのは信じたくありません」

ココア「世界が段ボールになっちゃったと思ってたけど
    段ボールになってたのは木組み族の村だけだよ」

シャロ「そうみたいね」

ココア「シャロちゃんも気づいたんだね」

シャロ「そうよ、だってあの山は段ボールじゃないもの」

リゼ「あ、本当だ」

千夜「見てなかったわ」

千夜「でも私の村は・・・」

チノ「千夜さんはそんなに心配の様子です」

チノ「甘兎族の村に行きましょう」

今日はここまで

その途中で

チノ「向こうから先は段ボールではないのですね」

千夜「よかった・・・もし段ボールになってたら・・・」

リゼ「恨むならタテター・ツンとサークアイを恨め」

千夜「そうしていたわ・・・」

ココア「先に進んでみよう」

甘兎族の村

シャロ「村自体は無事のようね」

リゼ「・・・・・」

千夜「あ、そうだ。泉はどうなったのかしら?」

シャロ「あっ・・・」

リゼ「どうやらそうでもないみたいだぞ」

リゼ「嫌な予感がする。争いの予感が・・・!」

泉へ向かうと

リゼ「思った通りだな」

チノ「木組み族の人たちがその場を埋め尽くしています」

ココア「木組み族と甘兎族が争ってるよ」

千夜「大変!止めないと!それに泉が危ない!」

リゼ「甘兎の泉はよく考えてみれば
   誰かに悪用されやすい。
   なぜなら何もかもを癒やすんじゃ
   そこら中の人が黙っちゃいないしな」

木組み族1「通せええ!!どけええ!!」

木組み族2「わしらにはあの泉の水が必要なんじゃああ!!」

木組み族3「俺らには段ボールしかねえんだあ!」

甘兎族1「通すわけにはいかん!」

甘兎族2「これ以上汲まれたら泉が持たん!」

甘兎族3「何としてでも守り通せ!」

ココア「・・・・・」

千夜「ココアちゃん、どうしたの?」

ココア「あのね、みんな、私思ったんだ」

チノ「え?」

シャロ「どうしたのよ」

リゼ「何を思ったんだ?」

ココア「・・・・・」

ココア「ここは仮想世界かも知れないんだ」

チノ・シャロ・千夜・リゼ「えっ!?」

ココア「タテター・ツンとサークアイが  
    時空をゆがめて創り出した世界・・・」

シャロ「ちょっと、何言ってんのよ!?」

リゼ「いくらなんでもそれはないだろ」

今日はここまで

ココア「確かあの泉への道のりはここだけじゃなかったよね?」

シャロ「そうよ」

チノ「見たじゃないですか・・・」

千夜「ココアちゃん!?あの人たち放っておくの!?」

リゼ「それしかないと思う、
   安易に超能力を使えば・・・」

千夜「あっ・・・」

ココア「」タタタタ

千夜「ココアちゃん!」

チノ「ココアさん、待ってください」

そして

ココア「みんないる?」

シャロ「みんないる?じゃないわよ」

リゼ「ココアはすぐいなくなるよな・・・」

チノ「待ってほしいです・・・」

千夜「どこから泉に向かうの?」

ココア「・・・・・」

ココア「ここから行けるよ」

千夜「そっちの方が近いんじゃないのかしら?」

シャロ「あっ・・・」

チノ「・・・・・」

リゼ「誰かいるな」

千夜「じゃあココアちゃんの言った通りの行き先で」

千夜「村人たちに振り向かれたら
   私達も巻き込まれそうだし」

ココア「そうだよ」

ココア「今からこの戦いを終わらせるんだけど
    これは村人たちに気づかれたらダメなんだ」

リゼ「お、おい・・・」

ココア「どうしたの?」

リゼ「言ってるそばから、向こう!気づかれてるぞ!」

ココア「ええっ!?」

千夜「大変!水が汲まれちゃう!」

千夜「早くしないと・・・!」タタタ

ギュッ

シャロ「ちょっと千夜・・・」

千夜「シャロちゃん、一緒に・・・」

千夜「」ズルッ

千夜「きゃあああっ!」

シャロ「いやあ!!私も道連れ~~!?」

ドボーン!

シャロ「急いで岸に・・・!」

シャロ「と言いたいところだけど
    千夜はあまり泳げないんだった!」

千夜「シャロちゃん!シャロちゃん!」

シャロ「ちょ、くっつかないで!く~る~し~い~!」

リゼ「千夜!シャロ!大丈夫か!?助けるぞ!」

チノ「仕方ないですね・・・前はそうしてココアさんを助けましたが・・・」

チノ「リゼさん、足元にこぶしサイズの石があります!危ない!」

リゼ「なに!?」

ガツ!

リゼ「うわあ~!」

チノ「私も道連れですか!?」

ドボーン!

シャロ「もう!何してんのよ・・・がばがば!千夜~!離れて~!」

チノ「リゼさん・・・」

リゼ「おいチノ!首にしがみつくな!」

リゼ「くそ!ココア!みんなを助け・・・」

リゼ「って、おい!」

チノ「こ、ココアさん・・・」

リゼ「チノは首から離れろ」

シャロ「千夜も私の首から離れてよ」

千夜「シャロちゃん、シャロちゃん・・・」

シャロ「ココアー!どこいくのよー!」

ココア「」タタタタタ

ココア「」メラ

ココア「」ゴオオオ!

リゼ「おいココア!何考えてるんだ!?
   こんなの正気の沙汰じゃないぞ!!」

シャロ「ココア!?・・・あ~もう!千夜はもうパニック状態!!」


甘兎族1「お、おい!あれを見ろ!」

木組み族1「あいつの手から炎が出とる!」

木組み族2「やばい奴かもしんねえ。早く止めに行くぞ!」

甘兎族2「泉を守れ!」

ココア「みんな!!しっかりつかまって!!
    これが私最後の滅びの力だよ!!」

ココア「」ドオオオオオン!!!

木組み族・甘兎族「わあああ!!逃げろー!!大濁流だああ!!」

リゼ「わあああ!!」

千夜・シャロ・チノ「きゃああ!!」

ココア「わああっ!!」

ドドドドドド・・・・

しばらくして

ココア「みんなは・・・大丈夫かな・・・」

ココア「災いの元凶と化した甘兎の泉は全て無にできたのかな?」

ココア「ここって確か・・・思いだせない・・・」

マヤ「おいメグ、一人起きたぞ」

メグ「目を覚ましたのはココアちゃんが先だね」

ココア「あ、マヤちゃん、メグちゃん」ガバッ

ココア「探してたよ~」

ココア「どこに行ってたの?」

マヤ「段ボールの世界だよ」

メグ「お洋服も段ボールになっちゃって・・・」

ココア「マヤちゃんとメグちゃんもあの世界にいたんだ!?」

マヤ「でも何かの災害の後に全て元通りになってさ」

メグ「木組み族の村が元に戻ってよかったね」

メグ「あっ」

メグ「ココアちゃん、倒れてる他のみんなはどうするの?」

ココア「あ~っ!忘れてた!」

ココア「って、お姉ちゃん、お兄ちゃんもいる」

ムク

ココア「あ、起きた」

モカ「ココア、無事だったのね。よかった~」ギュ~

モカ「どこ行ってたの~?異次元に吸い込まれた後
   姿がなかったから心配したんだよ~?」

ココアの兄A「うう・・・」

ココアの兄B「む!?」

ココアの兄B「なに!?滅びの力が・・・と思ったらただの鳥か」

ココアの兄A「滅びの力がどうかしたって?僕もやってみるよ」

ココアの兄A「・・・・・」

ココアの兄A「姉さん」

モカ「あ、起きてたんだね、二人とも」

ココアの兄A「僕達の持つ力がなくなってるよ」

モカ「えっ?」

ココア「本当?」

少しして

ココア「やったあ!私も元に戻れたんだ!」

モカ「私達はその力に苦しめられてきたから・・・」

ココア「私の場合はお姉ちゃんのせいだよ」

モカ「あの時はごめんね」

ココア「これで私もベーカリー村に帰れるよ」

ココア「あ、そうだ。みんなー!」

リゼ「ん?」

シャロ「なんなの?」

チノ「どうしたのですか?」

千夜「ココアちゃん」

ココア「あ、全員起き上がってたのね・・・」

千夜「ココアちゃん、見て!木組み族の村が」

ココア「もう見たよ」

チノ「村人たちも段ボール生活から解放されて大喜びです」

リゼ「まさかとは思うがそれが狙いだったとはな・・・」

ココア「そうだよ」

リゼ「都合のいいことを・・・みんなをヒヤヒヤさせておいて・・・」

シャロ「ココアならそういうと思ったわ」

チノ「・・・・・」

ココア「え~?何?そのリアクション」

千夜「木組み族の村が元に戻ったのはいいけど私の村の泉が・・・」

ココア「甘兎の泉が役に立ったんだよ。
    私が甘兎の泉を失くしたのは
    悪い人たちに甘兎の泉の力を悪用されないようにするためだよ」

リゼ「タテター・ツンもサークアイも
   この世界から追放されたが
   この先どうなるのかは分からないしな」

千夜「ココアちゃん、リゼちゃん・・・」

リゼ「千夜、私は今後甘兎の泉の力無しで
   いろいろなことをしてみたい。
   もちろんストームの力無しでもな」

千夜「うん、じゃあ私も今はもう使えない特殊能力なしで生きていくわ」

シャロ「私もよ。なんかラパン族の村に帰りたくなくなっちゃったじゃない」

ココア「大丈夫だよ。私もシャロちゃんももう忌み子じゃないんだし」

マヤ「チノー、今日は一緒に遊ぼうぜー」

メグ「チノちゃんも一緒にいこうよ」

チノ「もちろんです」

ココア「みんなが幸せになれたね」

千夜「私もうれしいわ」

リゼ「そうかもな・・・」

シャロ「ココアも千夜もご都合主義OKなのね」


271レス以内に無理矢理ハッピーエンド


おまけ

タカヒロ「へっくし!!」

リゼの父「何で俺達は段ボールのままなんだあ~~!!?」


終わり

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